JP2004062155A - 露光ヘッド及び露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迷光の発生及び光効率の低下を生じさせることなく、被露光面を露光するビームスポットを所望のスポット径に調整する。
【解決手段】露光ヘッド166には、レンズ系54,58によるDMD50のマイクロミラーの結像面にマイクロフィールドレンズアレイ72が配置され、このレンズアレイ72には、マイクロレンズ74がDMD50における各マイクロミラーと対応するように2次元的に配列されている。第1マイクロレンズ74の後方焦点位置にはマイクロ結像レンズアレイ76が配置され、このレンズアレイ76には、マイクロレンズ78がレンズアレイ72における各マイクロレンズ74と対応するように2次元的に配列されている。露光ヘッド166では、第2マイクロレンズ78により結像された微小サイズのマイクロミラーの実像を、レンズ系80,82を介してビームスポットとして露光面56上へ投影し、露光面56を露光する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに応じて空間光変調素子により空間変調されたレーザビームにより感光材料等における露光面を露光するための露光ヘッド及び、この露光ヘッドを備えた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子を利用して、画像データに応じて変調された光ビームで画像露光を行う露光装置が種々提案されている。
【0003】
例えば、DMDとしては、制御信号に応じて反射面の角度が変化する多数のマイクロミラーが、シリコン等の半導体基板上に2次元的に配列されたミラーデバイスが用いられ、このDMDを用いた露光装置は、図18に示すように、レーザビームを出射する光源1、光源1から出射されたレーザビームをコリメートするレンズ系2、レンズ系2の略焦点位置に配置されたDMD3、DMD3で反射されたレーザビームを露光面5上に結像するレンズ系4、6から構成されている。なお、DMD3は反射型の空間光変調素子であるが、なお、図18では、説明を簡単にするため、レーザビームが偏向されることなくDMD3から露光面5側へ出射されるように示されている。
【0004】
この露光装置では、画像データ等に応じて生成した制御信号によって、DMD3のマイクロミラーの各々を図示しない制御装置でオンオフ制御してレーザビームを変調(偏向)し、変調されたレーザビームにより露光面を2露光している。ここで、レンズ系4、6は拡大光学系として構成されており、マイクロミラーが配置されたDMD3の表面部に対して露光面5での露光面積を拡大している。
【0005】
また、上記のような露光装置では、通常、DMDにおけるマイクロミラーと露光面56とが互いに共役とされ、レンズ系4、6によりマイクロミラーによる反射光像が露光面5へ結像され、この反射光像をビームスポットとして露光面5を露光する。
【0006】
しかし、レンズ系4、6によりDMD3の表面部の面積に対して露光面5に対する露光エリアの面積を拡大すると、その拡大率に応じて露光面5におけるビームスポットの面積(スポット径)も拡大するため、露光面5におけるMTF(Modulation Transfer Function)特性が露光面積の拡大率に応じて低下する。
【0007】
そこで、上記のような露光装置には、図19に示すように、レンズ系6と露光面5との間に複数のマイクロレンズ7をDMD3の各マイクロミラーに1対1で対応するように配置し、これらのマイクロレンズ7によりマイクロミラーにより反射されたレーザビームを縮小することで、露光面5におけるスポット径を所望のサイズに調整(縮小)するものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような露光装置では、通常、光源1におけるレーザー出射部がある程度の面積を有し点光源と見なせない。このため、図19に示すように、DMD3のマイクロミラーにより反射されたレーザビームも、レーザー出射部の面積に対応する一定の広がり角αsを有する。この結果、上記のような露光装置では、露光面5上におけるビームスポットのスポット径を縮小するためにマイクロレンズを用いた場合、所定のマイクロミラーにより反射されたレーザビームの一部が、迷光SLとして所定のマイクロミラーに対応するマイクロレンズ7以外のマイクロレンズ7に入射する。このような迷光SLは、多くの場合、マイクロレンズ7を通して露光面5上にゴースト像GIを形成し、露光面5にノイズ成分となる露光部分を生じさせる。
【0009】
また、上記のような露光装置では、マイクロレンズ7を用いずに、レンズ系6と露光面5との間に所要のビームスポットのスポット径に対応する開口径を有するアパーチャを配置し、このアパーチャにより露光面5上におけるビーム径を縮小することも考えられるが、このようなアパーチャを用いた場合には、レーザビームに対する縮小率が増加するに従ってアパーチャによる光量損失が増加し、光利用効率が著しく低下する。
【0010】
本発明の目的は、上記事実を考慮して、迷光の発生及び光効率の低下を生じさせることなく、露光面を露光するビームスポットを所望のスポット径に調整できる露光ヘッド及び露光装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る請求項1記載の露光ヘッドは、露光面を複数本のレーザビームにより2次元的に露光するための露光ヘッドであって、レーザー出射部からレーザビームを出射する照明手段と、制御信号に応じて光変調状態がそれぞれ変化する複数の画素部が2次元的に配列され、前記レーザー出射部から入射したレーザビームを前記画素部により露光状態及び非露光状態の何れかに変調する空間光変調素子と、前記空間光変調素子における各画素部の像をそれぞれ結像する第1光学系と、前記複数の画素部の像位置に、該像位置に形成される像サイズと同一ピッチで2次元的に配列され、前記複数の画素部により前記露光状態に変調されたレーザビームを集光する複数個の第1マイクロレンズと、
前記複数の第1マイクロレンズの後方焦点位置に配置され、前記画素部の実像を前記露光面上にそれぞれ結像する複数の第2マイクロレンズとを有し、前記第2マイクロレンズにより結像された前記画素部の実像をビームスポットとして前記露光面を露光することを特徴とする。
【0012】
上記請求項1記載の露光ヘッドでは、複数の第1マイクロレンズが、空間光変調素子における複数の画素部により前記露光状態に変調されたレーザビームを集光すると共に、これらの第1マイクロレンズの後方焦点位置に配置された複数の第2マイクロレンズが、画素部の実像を露光面上にそれぞれ結像することにより、露光状態に変調されたレーザビームを第1マイクロレンズにより集光し、この集光されたレーザビームを第2マイクロレンズへ入射できるので、露光状態に変調されたレーザビームがレーザー出射部の面積に対応する広がり角を有する場合でも、所定の画素部により露光状態に変調されたレーザビームの一部が所定の画素部に対応する第2マイクロレンズ以外の第2マイクロレンズへ迷光として入射することを防止できる。
【0013】
また請求項1記載の露光ヘッドでは、第2マイクロレンズの焦点距離を適宜設定することで、露光面上にビームスポットとして結像される画素部の実像のサイズを任意のサイズに縮小できるので、第1光学系として拡大光学系を用いて空間光変調素子のサイズに対して露光エリアの面積を拡大した場合でも、露光面におけるMTF特性の低下を防止できる。
【0014】
ここで、第1マイクロレンズ及び第2マイクロレンズは、それぞれ単一のレンズにより構成する必要は無く、色収差、球面収差等を改善するため複数のレンズを組み合せて構成するようにしても良い。また空間光変調素子は、レーザビームを非露光状態に変調した際に、必ずしもレーザビームを完全にマイクロレンズに対して遮断する必要は無く、強度が弱められたレーザビームをマイクロレンズに入射させるようにしても良い。
【0015】
本発明に係る請求項2記載の露光ヘッドは、請求項1記載の露光ヘッドにおいて、前記複数の第2マイクロレンズにより結像される前記画素部の像の集合である実像群を前記露光面上に結像する第2光学系を有することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る請求項3記載の露光ヘッドは、請求項2記載の露光ヘッドにおいて、前記複数の第2マイクロレンズにより前記画素部が結像される実像位置に、前記露光面におけるビームスポットのスポット径及びスポット形状に対応する開口径及び開口形状を有する複数のアパーチャをそれぞれ配置したことを特徴とする。
【0017】
上記請求項2記載の露光ヘッドによれば、第2マイクロレンズにより前記画素部が結像される実像位置に、露光面におけるビームスポットのスポット径及びスポット形状に対応する開口径及び開口形状を有するアパーチャを配置することにより、第2マイクロレンズから出射されたレーザビームにおける散乱光、回折光等のノイズ成分となる光をアパーチャにより遮断できるので、露光面に投影されるビームスポットを所要のスポット形状に精度良く整形でき、かつビームスポットの外側にノイズ成分となる光が投影されることを防止できる。
【0018】
本発明に係る請求項3記載の露光装置は、請求項1、2又は3記載の露光ヘッドと、前記露光ヘッドを前記複数個の画素部の配列方向が前記露光面に対する走査方向に対して傾くように支持すると共に、前記露光ヘッドを前記露光面に対する露光時に前記走査方向へ相対移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
【0019】
上記請求項3記載の露光装置によれば、走査方向に略直交する方向(行方向)に沿ってj個の画素部が空間光変調素子に配列され、走査方向に略対応する方向(列方向)に沿ってk個の画素部が空間光変調素子に配列されている場合、空間光変調素子の画素部の配列方向が走査方向に対して傾くように露光ヘッドを支持しつつ、露光ヘッドを走査方向へ相対移動させることにより、走査方向に対する画素部の配列方向の傾き角に応じてjの整数倍、すなわち(j×N)本のレーザビームにより露光面における同一走査線上のそれぞれ異なる位置を露光できるようになるので、画素部の配列方向の傾き角を適宜調整することで、露光面に形成される露光パターンの画素密度を所要の密度へ増加でき、また同一走査線上の略同一の位置(ドット)を空間光変調素子の同一列に配置されたk/N個の画素部により変調されたレーザビームによりk/N回の露光(多重露光)できるので、露光面に形成される露光パターンの解像度も向上できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[露光装置の構成]
本発明の実施の形態に係る露光装置142は、図1に示すように、シート状の感光材料150を表面に吸着して保持する平板状のステージ152を備えている。4本の脚部154に支持された肉厚板状の設置台156の上面には、ステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド158が設置されている。ステージ152は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されると共に、ガイド158によって往復移動可能に支持されている。なお、この露光装置142には、ステージ152をガイド158に沿って駆動するための図示しない駆動装置が設けられている。
【0021】
設置台156の中央部には、ステージ152の移動経路を跨ぐようにコ字状のゲート160が設けられている。ゲート160の端部の各々は、設置台156の両側面に固定されている。このゲート160を挟んで一方の側にはスキャナ162が設けられ、他方の側には感光材料150の先端及び後端を検知する複数(例えば、2個)の検知センサ164が設けられている。スキャナ162及び検知センサ164はゲート160に各々取り付けられて、ステージ152の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ162及び検知センサ164は、これらを制御する図示しないコントローラに接続されている。
【0022】
スキャナ162は、図2及び図3(B)に示すように、m行n列(例えば、3行5列)の略マトリックス状に配列された複数(例えば、14個)の露光ヘッド166を備えている。この例では、感光材料150の幅との関係で、3行目には4個の露光ヘッド166を配置した。なお、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドを示す場合は、露光ヘッド166mnと表記する。
【0023】
露光ヘッド166による露光エリア168は、走査方向を短辺とする矩形状である。従って、ステージ152の移動に伴い、感光材料150には露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。なお、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドによる露光エリアを示す場合は、露光エリア168mnと表記する。
【0024】
また、図3(A)及び(B)に示すように、帯状の露光済み領域170が走査方向と直交する方向に隙間無く並ぶように、ライン状に配列された各行の露光ヘッドの各々は、配列方向に所定間隔(露光エリアの長辺の自然数倍、本実施の形態では2倍)ずらして配置されている。このため、1行目の露光エリア16811と露光エリア16812との間の露光できない部分は、2行目の露光エリア16821と3行目の露光エリア16831とにより露光することができる。
【0025】
露光ヘッド16611〜166mn各々は、図4及び図5(A)に示すように、入射された光ビームを画像データに応じて各画素毎に変調する空間光変調素子として、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)50を備えている。このDMD50は、データ処理部とミラー駆動制御部とを備えた図示しないコントローラに接続されている。このコントローラのデータ処理部では、入力された画像データに基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の制御すべき領域内の各マイクロミラーを駆動制御する制御信号を生成する。なお、制御すべき領域については後述する。また、ミラー駆動制御部では、画像データ処理部で生成した制御信号に基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50における各マイクロミラーの反射面の角度を制御する。なお、この反射面の角度の制御に付いては後述する。
【0026】
露光ヘッド166には、図4に示すように、DMD50の光入射側に照明ユニット144が設けられている。この照明ユニット144には、光ファイバの出射端部(発光点)が露光エリア168の長辺方向と対応する方向に沿って一列に配列されたレーザー出射部を備えたファイバアレイ光源66、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光を補正してDMD上に集光させるレンズ系67、レンズ系67を透過したレーザ光をDMD50に向けて反射するミラー69がこの順に配置されている。
【0027】
DMD50は、図6に示すように、SRAMセル(メモリセル)60上に、微小ミラー(マイクロミラー)62が支柱により支持されて配置されたものであり、画素(ピクセル)を構成する多数の(例えば、600個×800個)の微小ミラーを格子状に配列して構成されたミラーデバイスである。各ピクセルには、最上部に支柱に支えられたマイクロミラー62が設けられており、マイクロミラー62の表面にはアルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。このマイクロミラー62の反射率は90%以上である。また、マイクロミラー62の直下には、ヒンジ及びヨークを含む支柱を介して通常の半導体メモリの製造ラインで製造されるシリコンゲートのCMOSのSRAMセル60が配置されており、全体はモノリシック(一体型)に構成されている。
【0028】
DMD50のSRAMセル60にデジタル信号が書き込まれると、支柱に支えられたマイクロミラー62が、対角線を中心としてDMD50が配置された基板側に対して±α度(例えば±10度)の範囲で傾けられる。図7(A)は、マイクロミラー62がオン状態である+α度に傾いた状態を示し、図7(B)は、マイクロミラー62がオフ状態である−α度に傾いた状態を示す。従って、画像信号に応じて、DMD50の各ピクセルにおけるマイクロミラー62の傾きを、図6に示すように制御することによって、DMD50に入射された光はそれぞれのマイクロミラー62の傾き方向へ反射される。
【0029】
なお、図6には、DMD50の一部を拡大し、マイクロミラー62が+α度又は−α度に制御されている状態の一例を示す。それぞれのマイクロミラー62のオンオフ制御は、DMD50に接続された図示しないコントローラによって行われる。ここで、オン状態のマイクロミラー62により反射された光は露光状態に変調され、DMD50の光出射側に設けられた結像光学系146(図5参照)へ入射する。またオフ状態のマイクロミラー62により反射された光は非露光状態に変調され、光吸収体(図示省略)に入射する。
【0030】
また、DMD50は、その短辺方向が走査方向と所定角度θ(例えば、0.1°〜0.5°)を成すように僅かに傾斜させて配置するのが好ましい。図8(A)はDMD50を傾斜させない場合の各マイクロミラーによる反射光像(露光ビーム)53の走査軌跡を示し、図8(B)はDMD50を傾斜させた場合の露光ビーム53の走査軌跡を示している。
【0031】
DMD50には、長手方向(行方向)に沿ってマイクロミラーが多数個(例えば、800個)配列されたマイクロミラー列が、短手方向に多数組(例えば、600組)配列されているが、図8(B)に示すように、DMD50を傾斜させることにより、各マイクロミラーによる露光ビーム53の走査軌跡(走査線)のピッチPが、DMD50を傾斜させない場合の走査線のピッチPより狭くなり、解像度を大幅に向上させることができる。一方、DMD50の傾斜角は微小であるので、DMD50を傾斜させた場合の走査幅Wと、DMD50を傾斜させない場合の走査幅Wとは略同一である。
【0032】
また、異なるマイクロミラー列により同じ走査線上における略同一の位置(ドット)が重ねて露光(多重露光)されることになる。このように、多重露光されることで、露光位置の微少量をコントロールすることができ、高精細な露光を実現することができる。また、走査方向に配列された複数の露光ヘッド間のつなぎ目を微少量の露光位置制御により段差無くつなぐことができる。
【0033】
なお、DMD50を傾斜させる代わりに、各マイクロミラー列を走査方向と直交する方向に所定間隔ずらして千鳥状に配置しても、同様の効果を得ることができる。
【0034】
ファイバアレイ光源66は、例えば、図9(A)に示すように、複数(例えば、6個)のレーザモジュール64を備えており、各レーザモジュール64には、マルチモード光ファイバ30の一端が結合されている。マルチモード光ファイバ30の他端には、コア径がマルチモード光ファイバ30と同一で且つクラッド径がマルチモード光ファイバ30より小さい光ファイバ31が結合され、図9(C)に示すように、光ファイバ31の出射端部(発光点)が走査方向と直交する方向に沿って1列に配列されてレーザー出射部68が構成されている。なお、図9(D)に示すように、発光点を走査方向に直交する方向に沿って2列に配列することもできる。このような光ファイバ31の出射端部の配列は、後述するように、露光面56に投影するビームスポットのスポット形状に基づいて決められる。
【0035】
光ファイバ31の出射端部は、図9(B)に示すように、表面が平坦な2枚の支持板65に挟み込まれて固定されている。また、光ファイバ31の光出射側には、光ファイバ31の端面を保護するために、ガラス等の透明な保護板63が配置されている。保護板63は、光ファイバ31の端面と密着させて配置してもよく、光ファイバ31の端面が密封されるように配置してもよい。光ファイバ31の出射端部は、光密度が高く集塵し易いため劣化し易いが、保護板63を配置することにより端面への塵埃の付着を防止することができると共に劣化を遅らせることができる。
【0036】
図9(B)の例では、クラッド径が小さい光ファイバ31の出射端を隙間無く1列に配列するために、クラッド径が大きい部分で隣接する2本のマルチモード光ファイバ30の間にマルチモード光ファイバ30を積み重ね、積み重ねられたマルチモード光ファイバ30に結合された光ファイバ31の出射端が、クラッド径が大きい部分で隣接する2本のマルチモード光ファイバ30に結合された光ファイバ31の出射端の間に挟まれるように配列されている。
【0037】
このような光ファイバは、例えば、図10に示すように、クラッド径が大きいマルチモード光ファイバ30のレーザ光出射側の先端部分に、長さ1〜30cmのクラッド径が小さい光ファイバ31を同軸的に結合することにより得ることができる。2本の光ファイバ30、31は、光ファイバ31の入射端面が、マルチモード光ファイバ30の出射端面に、両光ファイバの中心軸が一致するように融着されて結合されている。上述した通り、光ファイバ31のコア31aの径は、マルチモード光ファイバ30のコア30aの径と同じ大きさである。
【0038】
また、長さが短くクラッド径が大きい光ファイバにクラッド径が小さい光ファイバを融着させた短尺光ファイバを、フェルールや光コネクタ等を介してマルチモード光ファイバ30の出射端に結合してもよい。コネクタ等を用いて着脱可能に結合することで、クラッド径が小さい光ファイバが破損した場合等に先端部分の交換が容易になり、露光ヘッドのメンテナンスに要するコストを低減できる。なお、以下では、光ファイバ31を、マルチモード光ファイバ30の出射端部と称する場合がある。
【0039】
マルチモード光ファイバ30及び光ファイバ31としては、ステップインデックス型光ファイバ、グレーテッドインデックス型光ファイバ、及び複合型光ファイバの何れでもよい。例えば、三菱電線工業株式会社製のステップインデックス型光ファイバを用いることができる。本実施の形態では、マルチモード光ファイバ30及び光ファイバ31は、ステップインデックス型光ファイバであり、マルチモード光ファイバ30は、クラッド径=125μm、コア径=25μm、NA=0.2、入射端面コートの透過率=99.5%以上であり、光ファイバ31は、クラッド径=60μm、コア径=25μm、NA=0.2である。
【0040】
一般に、赤外領域のレーザ光では、光ファイバのクラッド径を小さくすると伝搬損失が増加する。このため、レーザ光の波長帯域に応じて好適なクラッド径が決定されている。しかしながら、波長が短いほど伝搬損失は少なくなり、GaN系半導体レーザから出射された波長405nmのレーザ光では、クラッドの厚み{(クラッド径−コア径)/2}を800nmの波長帯域の赤外光を伝搬させる場合の1/2程度、通信用の1.5μmの波長帯域の赤外光を伝搬させる場合の約1/4にしても、伝搬損失は殆ど増加しない。従って、クラッド径を60μmと小さくすることができる。
【0041】
但し、光ファイバ31のクラッド径は60μmには限定されない。従来のファイバ光源に使用されている光ファイバのクラッド径は125μmであるが、クラッド径が小さくなるほど焦点深度がより深くなるので、マルチモード光ファイバのクラッド径は80μm以下が好ましく、60μm以下がより好ましく、40μm以下が更に好ましい。一方、コア径は少なくとも3〜4μm必要であることから、光ファイバ31のクラッド径は10μm以上が好ましい。
【0042】
レーザモジュール64は、図11に示す合波レーザ光源(ファイバ光源)によって構成されている。この合波レーザ光源は、ヒートブロック10上に配列固定された複数(例えば、7個)のチップ状の横マルチモード又はシングルモードのGaN系半導体レーザLD1,LD2,LD3,LD4,LD5,LD6,及びLD7と、GaN系半導体レーザLD1〜LD7の各々に対応して設けられたコリメータレンズ11,12,13,14,15,16,及び17と、1つの集光レンズ20と、1本のマルチモード光ファイバ30と、から構成されている。なお、半導体レーザの個数は7個には限定されない。
【0043】
GaN系半導体レーザLD1〜LD7は、発振波長が総て共通(例えば、405nm)であり、最大出力も総て共通(例えば、マルチモードレーザでは100mW、シングルモードレーザでは30mW)である。なお、GaN系半導体レーザLD1〜LD7としては、350nm〜450nmの波長範囲で、上記の405nm以外の発振波長を備えるレーザを用いてもよい。
【0044】
上記の合波レーザ光源は、図12及び図13に示すように、他の光学要素と共に、上方が開口した箱状のパッケージ40内に収納されている。パッケージ40は、その開口を閉じるように作成されたパッケージ蓋41を備えており、脱気処理後に封止ガスを導入し、パッケージ40の開口をパッケージ蓋41で閉じることにより、パッケージ40とパッケージ蓋41とにより形成される密閉空間内に上記合波レーザ光源が気密封止されている。
【0045】
パッケージ40の底面にはベース板42が固定されており、このベース板42の上面には、前記ヒートブロック10と、集光レンズ20を保持する集光レンズホルダー45と、マルチモード光ファイバ30の入射端部を保持するファイバホルダー46とが取り付けられている。マルチモード光ファイバ30の出射端部は、パッケージ40の壁面に形成された開口からパッケージ外に引き出されている。
【0046】
また、ヒートブロック10の側面にはコリメータレンズホルダー44が取り付けられており、コリメータレンズ11〜17が保持されている。パッケージ40の横壁面には開口が形成され、この開口を通してGaN系半導体レーザLD1〜LD7に駆動電流を供給する配線47がパッケージ外に引き出されている。
【0047】
なお、図13においては、図の煩雑化を避けるために、複数のGaN系半導体レーザのうちGaN系半導体レーザLD7にのみ番号を付し、複数のコリメータレンズのうちコリメータレンズ17にのみ番号を付している。
【0048】
図14は、上記コリメータレンズ11〜17及びその取付部を正面から見たものである。コリメータレンズ11〜17の各々は、非球面を備えた円形レンズの光軸を含む領域を平行な平面で細長く切り取った形状に形成されている。この細長形状のコリメータレンズは、例えば、樹脂又は光学ガラスをモールド成形することによって形成することができる。コリメータレンズ11〜17は、長さ方向がGaN系半導体レーザLD1〜LD7の発光点の配列方向(図14の左右方向)と直交するように、上記発光点の配列方向に密接配置されている。
【0049】
一方、GaN系半導体レーザLD1〜LD7としては、発光幅が2μmの活性層を備え、活性層と平行な方向、直角な方向の拡がり角が各々例えば10°、30°の状態で各々レーザビームB1〜B7を発するレーザが用いられている。これらGaN系半導体レーザLD1〜LD7は、活性層と平行な方向に発光点が1列に並ぶように配設されている。
【0050】
従って、各発光点から発せられたレーザビームB1〜B7は、上述のように細長形状の各コリメータレンズ11〜17に対して、拡がり角度が大きい方向が長さ方向と一致し、拡がり角度が小さい方向が幅方向(長さ方向と直交する方向)と一致する状態で入射することになる。つまり、各コリメータレンズ11〜17の幅が1.1mm、長さが4.6mmであり、それらに入射するレーザビームB1〜B7の水平方向、垂直方向のビーム径は各々0.9mm、2.6mmである。また、コリメータレンズ11〜17の各々は、焦点距離f=3mm、NA=0.6、レンズ配置ピッチ=1.25mmである。
【0051】
集光レンズ20は、非球面を備えた円形レンズの光軸を含む領域を平行な平面で細長く切り取って、コリメータレンズ11〜17の配列方向、つまり水平方向に長く、それと直角な方向に短い形状に形成されている。この集光レンズ20は、焦点距離f2=23mm、NA=0.2である。この集光レンズ20も、例えば、樹脂又は光学ガラスをモールド成形することにより形成される。
【0052】
次に、露光ヘッド166におけるDMD50の光反射側に設けられた結像光学系146について説明する。図5(A)に示されるように、露光ヘッド166には、DMD50の光反射側に露光面56上に光源像を投影するための結像光学系146が設けられている。結像光学系146には、DMD50の側から露光面56へ向って順に、一対のレンズ系54,58、マイクロフィールドレンズアレイ72、マイクロ結像レンズアレイ76、一対のレンズ系80,82が配置されている。
【0053】
ここで、レンズ系54,58は拡大光学系として構成されており、DMD50のマイクロミラー62により反射される光線束の断面積を拡大することで、露光面56におけるDMD50により反射された光線束による露光エリア168の面積を所要の大きさに拡大している。マイクロフィールドレンズアレイ72は、照明ユニット144からの光を反射するDMD50の各マイクロミラー62に1対1で対応する複数の第1マイクロレンズ74が一体的に成形されたものであり、第1マイクロレンズ74は、レンズ系54,58を透過したレーザビームの光軸上におけるマイクロミラー62の結像面上に配置されており、その直径がマイクロミラー62の実像の像サイズと略同一径とされている。マイクロフィールドレンズアレイ76には、各第1マイクロレンズ74が像位置におけるマイクロミラー62の像サイズと同一ピッチで2次元的に配列されている。
【0054】
マイクロ結像レンズアレイ76には、マイクロフィールドレンズアレイ72における複数の第1マイクロレンズ74に1対1で対応する複数のアパーチャ(開口絞り)78が設けられると共に、各アパーチャ78の開口内に第2マイクロレンズ79が配置されている。この第2マイクロレンズ79のレンズ径はアパーチャ78の開口径と一致しており、第2マイクロレンズ79の光軸と第1マイクロレンズ74の光軸とは一致している。
【0055】
結像光学系146では、レンズ系54の焦点距離がf1とされ、レンズ系58の焦点距離がf2とされている。また第2マイクロレンズ79の焦点距離はf4とされている。マイクロ結像レンズアレイ72は、第1マイクロレンズ74の後方焦点位置に配置されている。またレンズ系80,82は、例えば、等倍光学系として構成されており、複数個の第2マイクロレンズ79によりそれぞれ結像されるマイクロミラー62の実像の集合である実像群を露光面56上に結像する。ここで、レンズ系80及びレンズ系82の焦点距離はf5とされている。なお、結像光学系146における各レンズ系54,58,レンズ系80,82は、図5において、それぞれ1枚のレンズとして示されているが、複数枚のレンズ(例えば、凸レンズと凹レンズ)を組み合せたものであっても良い。
【0056】
結像光学系146では、露光面56に結像されるビームスポットのスポット径及びスポット形状が、露光済み領域170に形成される露光パターンの解像度、露光ヘッド166の走査速度、DMD50の走査方向に対する傾き角の大きさ、感光材料150の特性等の設計事項に応じて決められる。一方、アパーチャ78の開口径及び開口形状は、露光面56に結像されるビームスポットのスポット径及びスポット形状に応じて設定される。
【0057】
図5を参照して、結像光学系146における第1マイクロレンズ74及び第2マイクロレンズ79の作用を説明する。拡大光学系を構成するレンズ系54,58は、DMD50により反射される光線束の断面積を拡大することで、露光面56における露光エリア168の面積を所要の大きさに拡大している。このとき、DMD50のマイクロミラー62により反射されたレーザビームも、レンズ系54,58を透過することで、そのビーム径がレンズ系54,58の拡大率に応じて拡大される。このことから、結像光学系146にマイクロレンズ74,79が配置されていない場合、図5(B)に示すように、露光面56に投影される各ビームスポットBSのスポット径が露光エリア168のサイズに応じて大きなものになる。このため、図8(A)に示すように走査露光しても、露光エリア168のMTF(Modulation Transfer Function)特性がレンズ系54,58の拡大率に応じて低下する。
【0058】
上記のようなMTF特性の低下を防止すると共に、マイクロミラー62により露光状態に変調されたレーザビームの一部が迷光になることを防止するため、結像光学系146には、レンズ系54,58によりマイクロミラー62の実像が形成される結像面に複数の第1マイクロレンズ74がDMD50の各マイクロミラー62に1対1で対応するように2次元的に配置され、且つ、これらの第1マイクロレンズ74の後方焦点位置にそれぞれ複数の第2マイクロレンズ79が2次元的に配置されている。
【0059】
ここで、図15に示すように、第2マイクロレンズ79は、マイクロミラー62の実像RIを縮小して、露光面56と等価となる仮想面である結像面85上に実像RIを形成する。これにより、図5(C)に示すように、露光エリア168がレンズ系54,58により高倍率で拡大された場合でも、ビームスポットBSのスポット径を要求されるサイズに縮小できると共に、露光面56におけるMTF特性の低下を防止できる。また第1マイクロレンズ74は、レーザビームを集光するフィールドレンズとして作用し、レーザー出射部68の光軸直角方向に沿った面積に応じた広がり角αsを有する1本のレーザビームを集光し、1個の第2マイクロレンズ79に入射させる。
【0060】
次に、第1マイクロレンズ74の焦点距離f3を設定する方法を具体的に説明する。図15に示すように、第1マイクロレンズ74の開口径2Rは、レンズ系58により結像されたマイクロミラー62の実像RIのサイズと一致している。また第1マイクロレンズ74の後方焦点位置に配置された第2マイクロレンズ79の開口径を(2R/n)に設定する。このとき、nは第1マイクロレンズ74の開口径に対する第2マイクロレンズ79の開口径の縮小率であり、このn(n≧1)は、ビームスポットBSのスポット径に基づいて決定される。
【0061】
第1マイクロレンズ74を透過した全ての光線束が理論的に第2マイクロレンズ79に、すなわちアパーチャ78へ入射する条件を考える。このとき、第1マイクロレンズ74から光源側へ向う光線束の広がり角をαsとすると、この広がり角αsは下記(1)式により求められる。
【0062】
αs=(R/n)/f3・・・(1)
(1)式からマイクロレンズ74の焦点距離f3は下記(2)式により求められる。
【0063】
f3=(R/n)/αs・・・(2)
第1マイクロレンズ74の焦点距離f3を上記(2)式による算出値に設定した場合、図15に示されるように、第1マイクロレンズ74を透過した光(レーザビーム)は、理論的には、アパーチャ78により遮られること無く、全量が1個の第2マイクロレンズ79に入射する。但し、第1マイクロレンズ74を透過した光には、第1マイクロレンズ74の収差による回折光、散乱による散乱光等のノイズ成分となる光が含まれ、このようなノイズ成分となる光がアパーチャ78により遮蔽されるため、実際にはアパーチャ78により僅かな光量損失が生じる。但し、(2)式により得られる焦点距離f3は、光量損失を最小化するための理論的な最適値である。このため、露光ヘッド166では、アパーチャ78によるビームスポットBSの整形性、ノイズ光の除去性等を考慮し、アパーチャ78及び第2マイクロレンズ79を第1マイクロレンズ74の後方焦点位置から微小距離前後へ配置することは許容される。
【0064】
なお、図16には、特に縮小率nが1とされ、第2マイクロレンズ79の開口径が第1マイクロレンズ74の開口径2Rに等しい場合を示している。
【0065】
ここで、結像面85は、レンズ系80,82を介して露光面56と互いに共役になっている。これにより、露光面56には、第2マイクロレンズ79により縮小されたマイクロミラー62の実像RIと同一サイズのマイクロミラー62の実像が結像する。露光装置142では、レンズ系80,82により結像されたマイクロミラー62の実像をビームスポットBSとして露光面56を露光する。
[露光装置の動作]
次に、上記露光装置142の動作について説明する。
【0066】
スキャナ162の各露光ヘッド166において、ファイバアレイ光源66の合波レーザ光源を構成するGaN系半導体レーザLD1〜LD7の各々から発散光状態で出射したレーザビームB1,B2,B3,B4,B5,B6,及びB7の各々は、図11に示すように、コリメータレンズ11〜17によって平行光化される。平行光化されたレーザビームB1〜B7は、集光レンズ20によって集光され、マルチモード光ファイバ30のコア30aの入射端面に収束する。
【0067】
本実施形態では、コリメータレンズ11〜17及び集光レンズ20によって集光光学系が構成され、その集光光学系とマルチモード光ファイバ30とによって合波光学系が構成されている。即ち、集光レンズ20によって上述のように集光されたレーザビームB1〜B7が、このマルチモード光ファイバ30のコア30aに入射して光ファイバ内を伝搬し、1本のレーザビームBに合波されてマルチモード光ファイバ30の出射端部に結合された光ファイバ31から出射する。
【0068】
各レーザモジュール64において、レーザビームB1〜B7のマルチモード光ファイバ30への結合効率が0.85で、GaN系半導体レーザLD1〜LD7の各出力が30mWの場合には、図9に示すように、アレイ状に配列された光ファイバ31の各々について、出力180mW(=30mW×0.85×7)の合波レーザビームBを得ることができる。従って、6本の光ファイバ31がアレイ状に配列されたレーザー出射部68での出力は約1W(=180mW×6)である。
【0069】
例えば、半導体レーザと光ファイバを1対1で結合させた従来のファイバ光源では、通常、半導体レーザとしては出力30mW(ミリワット)程度のレーザが使用され、光ファイバとしてはコア径50μm、クラッド径125μm、NA(開口数)0.2のマルチモード光ファイバが使用されているので、約1W(ワット)の出力を得ようとすれば、マルチモード光ファイバを48本(8×6)束ねなければならず、発光領域の面積は0.62mm(0.675mm×0.925mm)であるから、レーザー出射部68での輝度は1.6×106(W/m)、光ファイバ1本当りの輝度は3.2×106(W/m)である。
【0070】
これに対し、本実施の形態では、上述した通り、マルチモード光ファイバ6本で約1Wの出力を得ることができ、レーザー出射部68での発光領域の面積は0.0081mm(0.325mm×0.025mm)であるから、レーザー出射部68での輝度は123×106(W/m)となり、従来に比べ約80倍の高輝度化を図ることができる。また、光ファイバ1本当りの輝度は90×106(W/m)であり、従来に比べ約28倍の高輝度化を図ることができる。これにより、DMD50へ入射する光束の角度が小さくなり、結果として露光面56へ入射する光束の角度も小さくなるので、ビームスポットの焦点深度を深くできる。
【0071】
露光パターンに応じた画像データが、DMD50に接続された図示しないコントローラに入力され、コントローラ内のフレームメモリに一旦記憶される。この画像データは、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータである。
【0072】
感光材料150を表面に吸着したステージ152は、図示しない駆動装置により、ガイド158に沿ってゲート160の上流側から下流側に一定速度で移動される。ステージ152がゲート160下を通過する際に、ゲート160に取り付けられた検知センサ164により感光材料150の先端が検出されると、フレームメモリに記憶された画像データが複数ライン分ずつ順次読み出され、データ処理部で読み出された画像データに基づいて各露光ヘッド166毎に制御信号が生成される。そして、ミラー駆動制御部により、生成された制御信号に基づいて各露光ヘッド166毎にDMD50のマイクロミラーの各々がオンオフ制御される。
【0073】
ファイバアレイ光源66からDMD50にレーザ光が照射されると、DMD50のマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光は、レンズ系54、58により感光材料150の露光面56上に結像される。このようにして、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光が画素毎にオンオフされて、感光材料150がDMD50の使用画素数と略同数の画素単位(露光エリア168)で露光される。また、感光材料150がステージ152と共に一定速度で移動されることにより、感光材料150がスキャナ162によりステージ移動方向と反対の方向に走査され、各露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。
【0074】
スキャナ162による感光材料150の走査が終了し、検知センサ164で感光材料150の後端が検出されると、ステージ152は、図示しない駆動装置により、ガイド158に沿ってゲート160の最上流側にある原点に復帰し、再度、ガイド158に沿ってゲート160の上流側から下流側に一定速度で移動される。
【0075】
以上説明した露光装置142では、複数の第1マイクロレンズ74が、DMD50における各マイクロミラー62により露光状態に変調されたレーザビームを集光すると共に、これらの第1マイクロレンズ74の後方焦点位置に配置された複数の第2マイクロレンズ79が、マイクロミラーの実像を露光面上にそれぞれ結像することにより、露光状態に変調されたレーザビームを第1マイクロレンズ74により集光し、この集光されたレーザビームを第2マイクロレンズ79へ入射できるので、露光状態に変調されたレーザビームがレーザー出射部68の面積に対応する広がり角を有する場合でも、所定のマイクロミラー62により露光状態に変調されたレーザビームの一部が所定のマイクロミラー62に対応する第2マイクロレンズ79以外の第2マイクロレンズ79へ迷光として入射することを防止できる。
【0076】
また露光装置142では、第2マイクロレンズ79の焦点距離を所要のビームスポットBSのスポット径に応じて適宜設定することで、露光面56上にビームスポットBSとして形成されるマイクロミラー62の実像のサイズを任意のサイズに縮小できるので、レンズ系54,58により露光エリア168の面積を拡大した場合でも、露光面56におけるMTF特性の低下を防止できる。
【0077】
なお、本実施形態の露光装置142では、第1マイクロレンズ74及び第2マイクロレンズ79がそれぞれ単一のレンズにより構成されていたが、第1マイクロレンズ74及び第2マイクロレンズ79の一方又は双方をそれぞれ複数のレンズ(マイクロレンズ)を組み合せて構成するようにしても良い。このようにマイクロレンズ74,79を複数のレンズ(マイクロレンズ)を組み合することにより、色収差、球面収差等を効果的に改善できるようになる。
【0078】
また、図17に示すように、第2マイクロレンズの後方焦点位置付近に、露光面56におけるビームスポットBSのスポット径及びスポット形状に対応するアパーチャ88が設けられたアパーチャアレイ86を配置するようにしても良い。このように第2マイクロレンズ79の後方焦点位置付近に、露光面56におけるビームスポットBSのスポット径及びスポット形状に対応する開口径及び開口形状を有するアパーチャ88を配置することにより、第2マイクロレンズ79から出射されたレーザビームにおける散乱光、回折光等のノイズ成分となる光をアパーチャ88により遮断できるので、露光面56に投影されるビームスポットBSを所要のスポット形状に精度良く整形でき、かつビームスポットBSの外側にノイズ成分となる光が投影されることを防止できる。
【0079】
また、露光ヘッド166から露光面56までのクリアランスが十分に短い場合には、図20に示すように、レンズ系80,82(第2光学系)を結像光学系146から省略し、マイクロ結像レンズアレイ86の第2マイクロレンズ78により結像されたDMD50の各マイクロミラー62の実像をビームスポットBSとして直接、露光面56上に投影して感光材料150を露光するようにしても良い。
【0080】
また、本実施形態に係る露光装置142では、空間変調素子としてDMDを用いたが、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプの空間変調素子(SLM;Spacial Light Modulator)や、電気光学効果により透過光を変調する光学素子(PLZT素子)や液晶光シャッタ(FLC)等、MEMSタイプ以外の空間変調素子をDMD50に代えて用いた場合にも、結像光学系146として図5又は図19に示すものを用いれば、アパーチャ78による光量損失を抑制しつつ、露光エリア168におけるMTF特性下の低下を防止できる。
【0081】
なお、MEMSとは、IC製造プロセスを基盤としたマイクロマシニング技術によるマイクロサイズのセンサ、アクチュエータ、そして制御回路を集積化した微細システムの総称であり、MEMSタイプの空間変調素子とは、静電気力を利用した電気機械動作により駆動される空間変調素子を意味している。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の露光ヘッド及び露光装置によれば、迷光の発生及び光効率の低下を生じさせることなく、露光面を露光するビームスポットを所望のスポット径に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る露光装置の外観を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る露光装置のスキャナの構成を示す斜視図である。
【図3】(A)は感光材料に形成される露光済み領域を示す平面図であり、(B)は各露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る露光装置の露光ヘッドの概略構成を示す斜視図である。
【図5】(A)は図4に示す露光ヘッドにおける結像光学系の構成を示す側面図、(B)及び(C)は露光ヘッドによる露光エリアの平面図である。
【図6】デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)の構成を示す部分拡大図である。
【図7】(A)及び(B)はDMDの動作を説明するための説明図である。
【図8】(A)及び(B)は、DMDを傾斜配置しない場合と傾斜配置する場合とで、露光ビームの配置及び走査線を比較して示す平面図である。
【図9】(A)はファイバアレイ光源の構成を示す斜視図であり、(B)は(Aの部分拡大図であり、(C)及び(D)はレーザー出射部における発光点の配列を示す平面図である。
【図10】マルチモード光ファイバの構成を示す図である。
【図11】合波レーザ光源の構成を示す平面図である。
【図12】レーザモジュールの構成を示す平面図である。
【図13】図12に示すレーザモジュールの構成を示す側面図である。
【図14】図12に示すレーザモジュールの構成を示す部分側面図である。
【図15】図5に示す露光ヘッドにおける第1マイクロレンズ及び第2マイクロレンズの側面図であり、第2マイクロレンズの開口径を第1マイクロレンズよりも小さくした構成例を示している。
【図16】図5に示す露光ヘッドにおける第1マイクロレンズ及び第2マイクロレンズの側面図であり、第1マイクロレンズと第2マイクロレンズの開口径を等しくした構成例を示している。
【図17】図5に示す第2マイクロレンズの後方焦点位置にアパーチャを追加した場合の露光ヘッドの構成を示す側面図である。
【図18】従来の露光ヘッドの構成を示す光軸に沿った側面図である。
【図19】従来の露光ヘッドにマイクロレンズを適用した構成を示す側面図である。
【図20】図5に示す結像光学系から第2レンズ系を省略した場合の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
50   DMD(空間光変調素子)
54,58  レンズ系(第1光学系)
56   露光面
62   マイクロミラー(画素部)
68   レーザー出射部
72   マイクロレンズアレイ
74   第1マイクロレンズ
76   アパーチャアレイ
78   アパーチャ
79   第2マイクロレンズ
80,82  レンズ系(第2光学系)
86   アパーチャアレイ
88   アパーチャ
142  露光装置
144  照明ユニット(照明手段)
146  結像光学系
166  露光ヘッド

Claims (4)

  1. 露光面を複数本のレーザビームにより2次元的に露光するための露光ヘッドであって、
    レーザー出射部からレーザビームを出射する照明手段と、
    制御信号に応じて光変調状態がそれぞれ変化する複数の画素部が2次元的に配列され、前記レーザー出射部から入射したレーザビームを前記画素部により露光状態及び非露光状態の何れかに変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子における各画素部の像をそれぞれ結像する第1光学系と、前記複数の画素部の像位置に、該像位置に形成される像サイズと同一ピッチで2次元的に配列され、前記複数の画素部により前記露光状態に変調されたレーザビームを集光する複数個の第1マイクロレンズと、
    前記複数の第1マイクロレンズの後方焦点位置に配置され、前記画素部の実像を前記露光面上にそれぞれ結像する複数の第2マイクロレンズとを有し、
    前記第2マイクロレンズにより結像された前記画素部の実像をビームスポットとして前記露光面を露光することを特徴とする露光ヘッド。
  2. 前記複数の第2マイクロレンズによりそれぞれ結像される前記画素部の実像の集合である実像群を前記露光面上に結像する第2光学系を有することを特徴とする請求項1記載の露光ヘッド。
  3. 前記複数の第2マイクロレンズにより前記画素部が結像される実像位置に、前記露光面におけるビームスポットのスポット径及びスポット形状に対応する開口径及び開口形状を有する複数のアパーチャをそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の露光ヘッド。
  4. 請求項1、2又は3記載の露光ヘッドと、
    前記露光ヘッドを前記複数個の画素部の配列方向が前記露光面に対する走査方向に対して傾くように支持すると共に、前記露光ヘッドを前記露光面に対する露光時に前記走査方向へ相対移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする露光装置。
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