JP2004053892A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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西田 聡
Hiroaki Miho
三保 広晃
Shigetaka Kurosu
黒須 重隆
Hiroshi Morimoto
森本 浩史
Masashi Saito
齊藤 正志
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Abstract

【課題】像担持体または中間転写体の表面に生じる傷により発生する画像不良を抑止し、良好な画像を得ることができる画像形成装置および画像形成方法の提供。
【解決手段】像担持体または中間転写体に潤滑剤を塗布するブラシローラを有する画像形成装置において、潤滑剤が脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式による画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真方式の画像形成装置において、感光体ドラムよりなる像担持体上のトナー像を記録材や中間転写体に転写する方法としては、転写装置に高電圧を印加してトナーを転写させるチャージャー方式によるものや、記録材または中間転写体の背面から転写ローラ等を像担持体に押圧して電界により転写する接触転写方式によるものなどがある。接触転写方式では、チャージャー方式に比べて、オゾン排出量が少なく、また記録材の端部についてもトナー像を良好に転写できるというメリットがある。
【0003】
しかし、接触転写方式では、2成分現像剤の成分であるキャリアが像担持体と記録材との間、像担持体と中間転写体との間、または中間転写体と記録材との間に挟圧されることにより、像担持体または中間転写体に傷が発生し、画像不良の原因となることがあった。
【0004】
そこで、像担持体または中間転写体に、例えばステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤を塗布して、トナー像を保持する像担持体または中間転写体の摩擦係数が低下された状態とすることによって、クリーニング性の向上による画像品質の安定化および像担持体または中間転写体の長寿命化を図ることが行われている。
【0005】
しかし、像担持体または中間転写体に塗布される潤滑剤が、例えばステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩からなるものだけであったときは、画像不良が発生しやすく、良好な画像を確実に得ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、像担持体に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、像担持体の表面に生じる傷により発生する画像不良を抑止し、黒スジなどの汚れがない良好な画像を得ることができる画像形成装置および画像形成方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、中間転写体に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、中間転写体の表面に生じる傷により発生する画像不良を抑止し、黒スジなどの汚れがない良好な画像を得ることができる画像形成装置および画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔1〕 本発明の画像形成装置においては、
像担持体と、
この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置と、
像担持体に潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする。
【0009】
〔2〕 本発明の画像形成装置においては、
像担持体と、
この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、
中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、
像担持体に潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする。
【0010】
〔3〕 本発明の画像形成装置においては、
像担持体と、
この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、
中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、
中間転写体に潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする。
【0011】
〔4〕 本発明の画像形成装置においては、
像担持体と、
この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、
中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する、外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されている転写ローラを有する2次転写装置と、
2次転写装置の転写ローラに潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする。
【0012】
〔5〕 〔2〕〜〔4〕のいずれかに記載の画像形成装置においては、
中間転写体は、電気抵抗率が104 〜1012Ω・cmの半導電性の樹脂ベルトからなり、
1次転写装置および2次転写装置は、いずれも外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されており、電気抵抗率が105 〜107 Ω・cmである転写ローラを有してなり、
転写が行われる際に、1次転写装置および2次転写装置は定電流制御されることを特徴とする。
【0013】
〔6〕 〔2〕〜〔5〕のいずれかに記載の画像形成装置においては、複数の像担持体を有し、各像担持体から共通の中間転写体へ転写されたトナー像が、記録材へ一括して転写されることを特徴とする。
【0014】
〔7〕 〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の画像形成装置においては、潤滑剤成分は、ステアリン酸亜鉛からなることを特徴とする。
【0015】
〔8〕 〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の画像形成装置においては、研磨剤は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、コバルト、鉄、ジルコニウム、マンガン、クロムおよびストロンチウムから選ばれた金属の酸化物の粉末、またはチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウムおよびチタン酸バリウムから選ばれた金属化合物の粉末からなることを特徴とする。
【0016】
〔9〕 〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の画像形成装置においては、潤滑剤100質量部に対する研磨剤の割合が0.01〜20質量部であることを特徴とする。
【0017】
〔10〕 〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の画像形成装置を用いた画像形成方法においては、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤によってトナー像を形成することを特徴とする。
【0018】
〔11〕 〔10〕に記載の画像形成方法においては、2成分現像剤を構成するトナーは、トナー粒子の形状係数の平均値が0.93〜1.00であるものからなることを特徴とする。
【0019】
〔12〕 〔10〕または〔11〕に記載の画像形成方法においては、2成分現像剤を構成するトナーは、トナー粒子の体積平均粒径をDv、個数平均粒径をDpとしたときに、1.3>(Dv/Dp)>1.0であるものからなることを特徴とする。
【0020】
〔13〕 〔10〕〜〔12〕のいずれかに記載の画像形成方法においては、2成分現像剤を構成するトナーは、角がないトナー粒子の割合が50個数%以上であるものからなることを特徴とする。
【0021】
〔14〕 〔10〕〜〔13〕のいずれかに記載の画像形成方法においては、2成分現像剤を構成するトナーは、トナー粒子の個数平均粒径が3〜9μmであるものからなることを特徴とする。
【0022】
〔15〕 〔10〕〜〔14〕のいずれかに記載の画像形成方法においては、2成分現像剤を構成するトナーは、個々のトナー粒子の粒径をD(μm)とするとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムにおける最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和(m1+m2)が70%以上であるものからなることを特徴とする。
【0023】
【作用】
像担持体の表面に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、例えば現像剤を構成するキャリアによって像担持体の表面に傷が生じた場合であっても、像担持体の表面上の傷を構成する凹部に研磨剤の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となる。その結果、像担持体の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
【0024】
本発明の別の作用としては、中間転写体に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、例えば現像剤を構成するキャリアによって中間転写体の表面に傷が生じた場合であっても、中間転写体の表面上の傷を構成する凹部に研磨剤の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となる。その結果、中間転写体の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を用いて詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成の一例を示す説明図、図2は、本発明に係る画像形成装置の潤滑剤塗布装置30の詳細の構成の一例を示す説明図である。
【0026】
この画像形成装置は、図1において矢印方向に回転される感光体ドラムよりなる像担持体10と、各々、この像担持体10の外周面に沿って、像担持体10の回転方向に対して動作順に並ぶよう配設された、像担持体10の表面を一様に帯電させる帯電装置11、像担持体10の表面を露光することにより潜像を形成する露光装置12、トナーを含む現像剤を用いて潜像を顕在化させることによりトナー像を形成するトナー像形成装置13、像担持体10上のトナー像を転写領域において記録材Pに転写する転写装置14、像担持体10に密着した状態にある記録材Pを分離させる分離装置15、潤滑剤を像担持体10の表面に塗布する潤滑剤塗布装置30および像担持体10上に残存している未転写のトナーを除去するクリーニング装置20とを備えている。図1において、16は、記録材Pの搬送方向において転写領域より下流側の位置に設けられた定着装置である。
【0027】
像担持体10は、例えば、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層がドラム状金属基体の外周面に形成されてなる有機感光体よりなり、図1において、紙面に対して垂直な方向に伸びる状態で配設されている。
【0028】
転写装置14は、像担持体10の表面に押圧された状態で転写領域を形成するよう配設された転写ローラ141と、この転写ローラ141に接続された、定電流電源よりなる図示しない転写電流印加手段とにより構成されており、適正な大きさに制御された電流を転写電流印加手段によって転写ローラ141に印加することにより像担持体10上のトナー像を記録材Pに転写する、いわゆる接触転写方式のものである。
転写ローラ141は、例えば、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されて構成されている。被覆層を構成する弾性体としては、特に限定されるものではないが、例えばポリウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴム等のゴム材料にカーボンなどの導電性フィラーが分散されてなるもの、または当該ゴム材料にイオン性の導電材料が含有されてなるものなどを挙げることができる。
転写ローラ141は、その電気抵抗率が105 〜107 Ω・cm、ゴム硬度(アスカーC硬度)が20〜70°のものであることが好ましい。
転写ローラ141の像担持体10に対する押圧力は、1〜50Nであることが好ましい。
転写電流印加手段により転写ローラ141に印加される電流は、像担持体10の感光層の厚さや転写ローラ141の電気抵抗率の大きさによっても異なるが、50〜200μAの範囲内において一定値に制御(定電流制御)されることが好ましい。
像担持体10から記録材Pへトナー像が転写される位置は、像担持体10が記録材Pと接触する領域の中心から、記録材Pの搬送方向の上流側あるいは下流側に20mm以内の位置であることが好ましい。
【0029】
分離装置15は、適正な大きさに制御された分離電圧を放電部材に印加して分離電界を形成し、これにより、像担持体10に密着した状態にある記録材Pの電荷を除去することにより記録材Pを分離させる構成のものが用いられている。
分離装置15は、例えば、像担持体10の軸方向に伸びるよう配設された矩形枠状の外匣内に、金属ワイヤーよりなる放電部材が像担持体10の軸方向に伸びるよう像担持体10と対向して設けられてなるもの、あるいは、先端部分において、三角舌片状に突出した放電用尖頭部の複数が互いに離間して像担持体10の軸方向に並んだ状態で形成されてなる鋸歯状の電極板よりなる放電部材が、その基端部分が適宜の樹脂よりなる絶縁性ブロック体に固定されてなるもの等により構成される。
【0030】
定着装置16は、例えば、内部に加熱源を備えた加熱ローラ16Aと、この加熱ローラ16Aに定着ニップ部が形成されるよう圧接された状態で設けられた加圧ローラ16Bとにより構成されてなる熱ローラ定着方式のものである。
【0031】
クリーニング装置20は、例えば、先端部分が像担持体10の表面に当接した状態で、像担持体10の軸方向に伸びるよう設けられたウレタンゴムなどの弾性体よりなる板状のゴムブレード201を備えてなる方式のものが用いられており、ゴムブレード201の先端部分が、像担持体10との当接部分における像担持体10の移動方向と反対方向に向く状態(カウンター状態)とされることが好ましい。このゴムブレード201は、例えば硬度が65〜80°(アスカーC硬度)、反発弾性が50%以上、像担持体10に対する当接荷重が0.98〜294mN/cm、当接角度が0〜40°であるものが用いられることが好ましい。
【0032】
潤滑剤塗布装置30は、図2に示されているように、紙面に対して垂直な方向に細長く伸びた直方体形状を有する固形状の潤滑剤により形成された潤滑剤ストック30Qと、掻取領域30aにおいて潤滑剤ストック30Qの表面と当接し、塗布領域30bにおいて像担持体10の表面と当接し、潤滑剤ストック30Qの表面を摺擦することにより掻き取った潤滑剤を像担持体10に塗布するよう回転駆動されるブラシローラ30Pと、潤滑剤ストック30Qをブラシローラ30Pに対して押圧するよう支持するスプリングからなる押圧装置30Rとから構成される。
【0033】
ブラシローラ30Pは、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂製のブラシ繊維が高密度に植設されてなる長尺の織布がローラ基体の周面に巻きつけられてロール状に形成されてなるものにより構成されたものであり、各々のブラシ繊維の太さが3〜7デニール、ブラシ繊維の毛長が2〜5mm、ブラシ繊維の電気抵抗率が1010Ω・cm以下、ブラシ繊維のヤング率が4900〜9800N/mm2 、ブラシ繊維の植設密度が50〜200k本/inch2 のものであることが好ましく、像担持体10に対する食い込み量が例えば0.5〜1.0mmとなる状態とされている。ここにおける「像担持体に対する食い込み量」とは、像担持体10が存在しなかったときの、ブラシ繊維の先端が像担持体10内へ入り込む最大値と定義される。
【0034】
潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤成分に、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、コバルト、鉄、ジルコニウム、マンガン、クロムおよびストロンチウムから選ばれた金属の酸化物の粉末、またはチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウムおよびチタン酸バリウムから選ばれた金属化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであり、特に、潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤成分に、チタン酸ストロンチウムの粉末からなる研磨剤が添加されたものであることが好ましい。
【0035】
潤滑剤100質量部における研磨剤の割合は0.01〜20質量部であることが好ましく、より好ましくは潤滑剤100質量部における研磨剤の割合が0.01〜1質量部である。
【0036】
研磨剤の粒径は0.01〜5μmであることが好ましく、より好ましくは0.05〜0.1μmである。
【0037】
以上の画像形成装置においては、次のようにして画像形成動作が行われる。
すなわち、駆動源による動力が適宜の動力伝達手段により伝達されて像担持体10が回転駆動されると、像担持体10が帯電装置11によって所定の極性(例えば負極性)に帯電され、次いで、露光装置12によって露光されることにより、照射箇所(露光領域)の電位が低下されて原稿画像に対応した潜像が像担持体10上に形成され、トナー像形成装置13によって現像剤を構成する像担持体10の表面電位と同じ極性 (例えば負極性)に帯電されたトナーが像担持体10の潜像に付着して反転現像が行われ、これにより、トナー像が形成される。
次いで、転写電流がその大きさが制御された状態で、転写電流印加手段により転写ローラ141に供給されることにより、像担持体10上のトナー像が記録材Pに転写された後、分離電圧がその大きさが制御された状態で分離装置15における放電部材に供給されることにより像担持体10と密着した状態にある記録材Pが分離され、その後、定着装置16によって定着処理が行われる。
一方、転写領域を通過して像担持体10上に残留する未転写のトナーがクリーニング装置20によって除去されるが、ゴムブレード201によるクリーニングが行われるに際して、潤滑剤塗布装置30によって、潤滑剤が像担持体10の表面に塗布されると共に像担持体10上の未転写トナーの一部が掻き取られて除去され、実質上、未転写トナーの他の全部がゴムブレード201によって除去される。
【0038】
像担持体10の表面に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、像担持体10の表面上の微小な傷を構成する凹部に研磨剤の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材Pに含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となる。その結果、像担持体10の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの汚れがない良好な画像を得ることができる。
【0039】
以上においては、本発明がモノクロ画像形成装置に適用された場合について説明したが、カラー画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
図3は、本発明に係る画像形成装置の構成の別の一例を示す説明図である。
この画像形成装置は、複数の像担持体に形成される互いに異なる色のトナー像を共通の中間転写体に複数回(例えば4回)転写することにより当該中間転写体上で各色のトナー像を重ね合わせ、ここに形成されたカラートナー像を記録材に一括して転写することにより記録材上にカラートナー像を形成する、いわゆる中間転写方式のものである。
【0040】
1次転写装置14Y、14M、14C、14Kは、トナー像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kによって形成された像担持体10Y、10M、10C、10K上のトナー像を、矢印方向に循環移動する中間転写体17の表面に転写するものであり、2次転写装置14Sは中間転写体17上に転写されたトナー像を記録材Pに転写するものである。ここで、トナー像形成ユニット21Yは黄色のトナー像を形成し、トナー像形成ユニット21Mはマゼンダ色のトナー像を形成し、トナー像形成ユニット21Cはシアン色のトナー像を形成し、トナー像形成ユニット21Kは黒色のトナー像を形成するものである。17a、17b、17c、17d等は中間転写体17を支持する中間ローラである。
【0041】
トナー像形成ユニット21Yにおいては、トナー像転写位置において中間転写体17が移動する方向にあわせて回転される感光体ドラムよりなる像担持体10Yが備えられていると共に、この像担持体10Yの外周面に沿って、像担持体10Yの回転方向に対して動作順に並ぶよう配設された、像担持体10Yの表面を一様に帯電させる帯電装置11Y、画像読取部22の画像のデータに基づいて像担持体10Yの表面を露光することにより潜像を形成する露光装置12Y、像担持体10Yの表面に形成された潜像を現像するトナー像形成装置13Y、像担持体10Yの上に残存している未転写のトナーを除去するクリーニング装置20Yとが備えられている。
また、他のトナー像形成ユニット21M、21C、21Kの各々についても、上記のトナー像形成ユニット21Yと同様の構成とされている。
【0042】
中間転写体17は、電気抵抗率が104 〜1012Ω・cmの半導電性の樹脂ベルトからなるものが好ましく、具体的には、例えばポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等の樹脂材料や、エチレン−プロピレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴム等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーが分散されてなるもの、あるいはイオン性の導電材料が含有されてなるもの等である。
【0043】
1次転写装置14Y、14M、14C、14Kおよび2次転写装置14Sは、転写ローラと、この転写ローラに接続された、定電流電源よりなる転写電流印加手段とによって構成されており、適正な大きさに制御された電流を転写電流印加手段によって転写ローラに印加して転写電界を形成することにより転写を行う、いわゆる接触転写方式によるものである。
転写ローラは、例えば、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されて構成されている。被覆層を構成する弾性体としては、特に限定されるものではないが、例えばポリウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴム等のゴム材料にカーボンなどの導電性フィラーが分散されてなるもの、または当該ゴム材料にイオン性の導電材料が含有されてなるものなどを挙げることができる。
転写ローラは、その電気抵抗率が105 〜107 Ω・cm、ゴム硬度(アスカーC硬度)が20〜70°であるものが好ましい。
転写電流印加手段により転写ローラに印加される電流は、50〜200μAの範囲内において一定値に制御(定電流制御)されることが好ましい。
【0044】
1次転写装置14Y、14M、14C、14Kまたは2次転写装置14Sの転写ローラは、可動式のものであり、画像形成動作が行われない場合には、中間転写体17または記録材Pより離間されて非接触状態となるものでもよい。また、1次転写装置14Y、14M、14C、14Kまたは2次転写装置14Sの転写ローラは、回転されるための駆動装置を持たないものでもよい。
【0045】
像担持体10Y、10M、10C、10Kから中間転写体17へトナー像が転写される位置は、像担持体10Y、10M、10C、10Kが中間転写体17と接触する領域の中心から、中間転写体17の進行方向の上流側あるいは下流側に10mm以内の位置であることが好ましい。
また、中間転写体17から記録材Pへトナー像が転写される位置は、中間転写体17が記録材Pと接触する領域の中心から、記録材Pの搬送方向の上流側あるいは下流側に20mm以内の位置であることが好ましい。
【0046】
潤滑剤塗布装置30Y、30M、30C、30Kはいずれも、図2に示されているものと同様の構成を有するものである。
【0047】
このような構成の画像形成装置において、像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面上の微小な傷を構成する凹部に研磨剤の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材Pに含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となる。その結果、像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの汚れがない良好な画像を得ることができる。
【0048】
〔第2の実施の形態〕
本発明の画像形成装置は、図3に示される画像形成装置において、中間転写体17の表面に潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗布装置が、中間転写体17の回転方向において2次転写領域より下流側の位置に設けられているものであり、当該潤滑剤塗布装置は図2に示されているものと同様の構成を有するものである。このような構成の画像形成装置において、塗布される潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものである。
【0049】
本発明の別の画像形成装置は、図4に示される画像形成装置のように、2次転写装置14Sの転写ローラを介して中間転写体17の表面に潤滑剤が塗布されるよう、当該転写ローラの表面に潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗布装置が、転写ローラに当接する位置に設けられているものであり、当該潤滑剤塗布装置は、図2に示されているものと同様の構成を有するものである。このような構成の画像形成装置において、塗布される潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものである。
【0050】
中間転写体17の表面に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、中間転写体17の表面上の微小な傷を構成する凹部に研磨剤の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材Pに含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となる。その結果、中間転写体17の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの汚れがない良好な画像を得ることができる。
【0051】
〔現像剤〕
本発明の画像形成装置において用いられる現像剤は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤である。
【0052】
キャリアの磁性粒子としては、鉄、フェライト、マグネタイト等の金属、それらの金属とアルミニウム、鉛等の金属との合金等の従来より好適に利用されている材料を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。
キャリアの磁性粒子は、その体積平均粒径が15〜100μmのものであることが好ましく、より好ましくは25〜80μmのものである。キャリアの体積平均粒径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
【0053】
トナーは、下記〔a〕〜〔e〕に示されるように、特定の形状を有すると共に形状および粒径が揃ったトナー粒子により構成されてなるものであることが好ましい。このようなトナーによれば、トナー粒子間における帯電特性が実質的に均一になるため、トナーの帯電量分布を極めてシャープなものとすることができ、他のトナー粒子に比して帯電量が極めて高いまたは極めて低いトナー粒子、逆極性に帯電されたトナー粒子の割合が極めて小さいものとなり、一層確実に、潤滑剤の潤滑作用による転写特性向上効果およびクリーニング特性向上効果を得ることができ、これにより、像担持体に残留する未転写トナーを確実に除去することができる。また、潤滑剤の潤滑作用により、キャリアによる像担持体の表面における傷の発生を抑止することができ、傷が像担持体の表面に発生した場合においても、研磨剤による作用によりこの傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの画像汚れがない良好な画像を得ることができる。
【0054】
〔a〕 トナー粒子の形状係数の平均値が0.93〜1.00であるトナー。
〔b〕 トナー粒子の体積平均粒径をDv、個数平均粒径をDpとしたときに、1.3>(Dv/Dp)>1.0であるトナー。
〔c〕 角がないトナー粒子の割合が50個数%以上であるトナー。
〔d〕 トナー粒子の個数平均粒径が3〜9μmであるトナー。
〔e〕 個々のトナー粒子の粒径をD(μm)とするとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムにおける最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和(m1+m2)が70%以上であるトナー。
【0055】
〔a〕 形状係数;
トナーは、トナー粒子の形状係数の平均値が0.93〜1.00であるものからなり、好ましくは0.950〜0.995であるものからなる。
【0056】
トナー粒子の形状係数の値は、下記により定義される、トナー粒子の丸さの度合いを示す要素である。すなわち、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)を用い、トナー懸濁液中のトナー粒子をCCDカメラにより撮影し、得られたトナー粒子撮影像の周囲長mと、トナー粒子撮影像と同じ面積相当の円の周囲長nとを求め、nの値をmの値で割った商(n/m)として定義される。この形状係数の値は、トナー粒子が真球であれば1となり、トナー粒子の凹凸の度合いが大きくなるほど小さい値となる。
【0057】
また、個々のトナー粒子の形状係数についての分布がシャープであること、具体的には、個々のトナー粒子の形状係数についての標準偏差が0.10以下であることが好ましく、下記式(1)により算出されるCV値が20%未満であることが好ましく、より好ましくは10%未満である。
【0058】
【数1】
式(1) CV値=(形状係数の標準偏差/形状係数の平均値)×100
【0059】
〔b〕 粒度分布の比率;
トナーは、トナー粒子の体積平均粒径をDv、個数平均粒径をDpとしたときに、1.3>(Dv/Dp)>1.0であるものからなり、好ましくは1.2>(Dv/Dp)>1.1であるものからなる。
【0060】
〔c〕 角がないトナー粒子の割合;
トナーは、トナー粒子の個数のうち、角がないトナー粒子の個数の割合が50%以上であるものからなり、好ましくは70%以上であるものからなる。
【0061】
角がないトナー粒子とは、電荷の集中するような突部またはストレスにより摩耗しやすいような突部を実質的に有しないトナー粒子をいい、具体的には以下のトナー粒子を角がないトナー粒子という。すなわち、トナー粒子の長径をL、L/10を半径Rとする円で、トナー粒子の周囲線に対し1点で内側に接しつつ内側をころがした場合に、当該円がトナーの外側に実質的にはみださない場合を角がないトナー粒子という。実質的にはみ出さない場合とは、はみ出す円が存在する突部が1箇所以下である場合をいう。また、トナー粒子の長径とは、トナー粒子の平面上への投影像を2本の平均線ではさんだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅をいう。
角がないトナー粒子の測定は次のようにして行われた。まず、走査型電子顕微鏡によりトナー粒子を拡大した写真を撮影し、さらに拡大して15,000倍の写真像を得る。次いでこの写真像について前記の突部の有無を測定する。この測定を100個のトナー粒子について行い、角のないトナー粒子の個数の割合を算出した。
【0062】
〔d〕 トナー粒子の個数平均粒径;
トナーは、トナー粒子の個数平均粒径が3〜9μmであるものからなり、好ましくは4.5〜7.5μmであるものからなり、より好ましくは5〜7μmであるものからなる。
【0063】
〔e〕 個数基準の粒度分布;
トナーは、トナー粒子の粒径をDμmとするとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムにおいて、最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に頻度の高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和(m1+m2)が70%以上であるものからなる。
【0064】
前記の個数基準の粒度分布を示すヒストグラムは、自然対数lnD(D:個々のトナー粒子の粒径)を0.23間隔で複数の階級(0〜0.23:0.23〜0.46:0.46〜0.69:0.69〜0.92:0.92〜1.15:1.15〜1.38:1.38〜1.61:1.61〜1.84:1.84〜2.07:2.07〜2.30:2.30〜2.53:2.53〜2.76・・・・・・・・)に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムであり、このヒストグラムは、コールターマルチサイザーにより測定されたサンプルの粒径データを、I/Oユニットを介してコンピュータに転送し、当該コンピュータにおいて、粒度分布分析プログラムにより作成されたものである。サンプルは、電解液〔ISOTON R−11(コールターサイエンティフィックジャパン社製)〕50〜100mlに界面活性剤(中性洗剤)を適量加えて攪拌し、これに測定試料10〜20mgを加えられたものを超音波分散機にて1分間分散処理することにより調製されたものである。
【0065】
本発明の画像形成装置において用いられる現像剤を構成するトナーは、外添剤を含有するものであることが好ましい。
【0066】
外添剤は、シリカ、チタニア、硫酸バリウム、高分子微粒子、滑材のうち5材料全てからなるもの、当該5材料のうち高分子微粒子を含まないもの、または当該5材料のうち硫酸バリウムを含まないものからなるものである。
より好ましくは、外添剤を形成するシリカまたはチタニアが粒径の異なる2種類の成分からなるものである。
更に好ましくは、外添剤は、粒径が10〜30nmで添加量が0.1〜0.3質量%のものである第1のシリカ成分と粒径が20〜100nmで添加量が0.5〜1.5質量%のものである第2のシリカ成分とが混合されたシリカと、粒径が10〜30nmで添加量が0.1〜0.5質量%のものである第1のチタニア成分と粒径が20〜100nmで添加量が0.1〜0.5質量%のものである第2のチタニア成分とが混合されたチタニアと、粒径が40〜200nmで添加量が0.1〜1質量%である硫酸バリウムと、添加量が0.1〜0.5質量%である高分子微粒子と、例えばステアリン酸金属塩からなり添加量が0〜0.4質量%である滑材とからなるものである。
【0067】
【実施例】
以下に、本発明の効果を確認するために行った実施例について説明する。
【0068】
(実施例1)
図1の構成に従って本発明に係る画像形成装置を製造した。具体的な構成は以下に示す通りである。
〔1〕 像担持体は、フタロシアニン顔料をポリカーボネートに分散させたものからなる厚みが25μmの感光層が、外径が60mmであるアルミ製のドラム状金属基体の外周面に形成されてなる、負帯電特性を有する有機感光体である。当該像担持体の回転速度は180mm/secである。
また、非露光領域における像担持体の表面電位は−750V、露光領域における像担持体の表面電位は−50Vに制御されている。
〔2〕 帯電装置は、正放電特性を有するスコロトロン帯電器である。
〔3〕 露光装置は、表面標準出力が300μWである半導体レーザ照射装置である。
〔4〕 トナー像形成装置は、2成分現像方式の現像器からなるものである。
〔5〕 現像剤は、体積平均粒径が60μmであるフェライトキャリアと、粒子の形状係数の平均値が0.92であり、粒子の粒度分布の比率が1.26であり、角がない粒子の割合が88個数%であり、個数平均粒径が6.5μmであり、個数基準の粒度分布における最大頻度の相対度数(m1)と第二の頻度の相対度数(m2)との和(m1+m2)が80%であり、現像剤における濃度が4質量%であるトナーとからなる。
トナーは、粒径が12nmで添加量が0.2質量%のものである第1のシリカ成分と粒径が50nmで添加量が0.2質量%のものである第2のシリカ成分とが混合されたシリカと、粒径が20nmで添加量が0.1質量%のものである第1のチタニア成分と粒径が80nmで添加量が0.05質量%のものである第2のチタニア成分とが混合されたチタニアと、添加量が0.05質量%のものであるステアリン酸カルシウムとからなる外添剤を含有するものである。
〔6〕 転写装置は、転写ローラを有する接触転写方式である。転写ローラは、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に、カーボンがシリコーン樹脂に分散されてなる発泡スポンジ状態の半導電性ゴムからなる被覆層が形成されて構成されているものである。
転写ローラは、外径が20mmであり、電気抵抗率が106 Ω・cmであり、ゴム硬度(アスカーC硬度)が25°であり、像担持体に対する押圧力が19.6Nである。
定電流電源よりなる転写電流印加手段により転写ローラに印加される電流値は80μAである。
〔7〕 分離装置は、負放電特性を有するコロトロン帯電器からなる。
〔8〕 クリーニング装置は、ウレタンゴムよりなる板状のゴムブレードを備えてなる方式のものであり、像担持体に対してカウンター状態で当接する。
ゴムブレードは、硬度が70°(アスカーC硬度)、反発弾性が50%、当接荷重が176.4〜235.2mN/cm、当接角度が20°である。
〔9〕 定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとにより構成されてなる熱ローラ定着方式のものであり、定着温度は200℃である。
【0069】
潤滑剤塗布装置としては、図2に示される構成を有するものを用いた。
〔10〕 ブラシローラは、「SA−7」(東レ株式会社製)であり、具体的には、ポリプロピレン製の樹脂製のブラシ繊維が、高密度に植設されてなる長尺の織布がローラ基体の周面に螺旋状に巻きつけられてロール状に形成されてなるものにより構成されたものである。
当該ブラシローラの外径は18mmであり、軸方向長さは335mmであり、像担持体に対する押圧力は1.96Nであり、ブラシローラの回転数は250rpmである。
また、ブラシ繊維の太さは6.25デニール、ブラシ繊維の毛長が5mm、ブラシ繊維の電気抵抗率は104 Ω・cm、ブラシ繊維のヤング率は9800N/mm2 、ブラシ繊維の植設密度は50k本/inch2 であり、像担持体に対する食い込み量は1.0mmである。
〔11〕 潤滑剤ストックは、縦8mm、横10mm、軸方向長さ335mmの固形状の潤滑剤からなり、当該潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤成分100質量部に対し、0.1質量部のチタン酸ストロンチウムの粉末からなる研磨剤が添加されたものである。
【0070】
(実施例2)
図3の構成に従って本発明に係る画像形成装置を製造した。各色トナー像に係るトナー像形成ユニットの各々の具体的な構成は、以下に示されているもの以外は実施例1に係るものと同様の構成を有するものであり、中間転写体、1次転写装置、2次転写装置および潤滑剤塗布装置の具体的な構成は、以下に示す通りである。
【0071】
〔1〕 互いに隣接するトナー像形成ユニットにおける像担持体の回転軸の軸間距離は95mmである。
〔2〕 中間転写体は、ポリイミド製の半導電性の樹脂ベルトからなり、電気抵抗率は108 Ω・cm、ベルトの張力は49Nである。
〔3〕 1次転写装置は、転写ローラによる接触転写方式である。転写ローラは、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に、カーボンがシリコーン樹脂に分散されてなる発泡スポンジ状態の半導電性ゴムからなる被覆層が形成されて構成されているものである。
転写ローラは、外径が20mmであり、電気抵抗率が106 Ω・cmであり、ゴム硬度(アスカーC硬度)が25°であり、像担持体に対する押圧力が4.9Nである。
転写電流印加装置により転写ローラに印加される電流値は20μAである。
〔4〕 2次転写装置は、転写ローラによる接触転写方式である。転写ローラは、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に、カーボンがシリコーン樹脂に分散されてなる発泡スポンジ状態の半導電性ゴムからなる被覆層が形成されて構成されているものである。
転写ローラは、外径が30mmであり、電気抵抗率が5×107 Ω・cmであり、ゴム硬度(アスカーC硬度)が67°であり、像担持体に対する押圧力が49Nである。
転写電流印加装置により転写ローラに印加される電流値は80μAである。
〔5〕 トナー像形成ユニットの各々に係る潤滑剤塗布装置は、実施例1に係るものと同様の構成を有するものを用いた。
【0072】
(実施例3)
潤滑剤塗布装置を、各々のトナー像形成ユニットにおける像担持体の外周面に沿って配設すると共に、2次転写装置の転写ローラの回転方向における記録材との転写領域より20mm上流側に設けたことの他は実施例2に係るものと同様の構成を有する図4の構成に示されるような画像形成装置を製造した。
【0073】
2次転写装置の転写ローラに潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置のブラシローラは、下記のものを用いた。
〔1〕 ブラシローラは、「SA−7」(東レ株式会社製)であり、具体的には、ポリプロピレン製の樹脂製のブラシ繊維が、高密度に植設されてなる長尺の織布がローラ基体の周面に螺旋状に巻きつけられてロール状に形成されてなるものにより構成されたものである。
当該ブラシローラの外径は27mmであり、軸方向長さは340mmであり、像担持体に対する押圧力は1.96Nであり、ブラシローラの回転数は100rpmである。
また、ブラシ繊維の太さは6.25デニール、ブラシ繊維の毛長が5mm、ブラシ繊維の電気抵抗率は104 Ω・cm、ブラシ繊維のヤング率は9800N/mm2 、ブラシ繊維の植設密度は50k本/inch2 であり、転写ローラに対する食い込み量は1.0mmである。
【0074】
実施例1〜3における画像形成装置においては、合計20万枚の画像の形成が行われ、形成された画像に例えば黒スジや画像流れと呼ばれる欠陥は発生せず、常に良好な画像が安定して得られた。
【0075】
(比較例1)
潤滑剤が、研磨剤を添加しないステアリン酸亜鉛からなるものだけが用いられたこと以外は、実施例1に係るものと同様の構成を有する画像形成装置において、画像形成テストを行った。
【0076】
比較例1における画像形成装置においては、形成された画像の中に、黒スジや白ポチといった画像欠陥がみられた。
【0077】
上記のように、像担持体または中間転写体の表面に添加される潤滑剤が、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤成分にチタン酸ストロンチウムの粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、良好な画像形成が行われることが実施例および比較例から確認された。
【0078】
【発明の効果】
本発明において、像担持体に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、像担持体の表面に生じる傷により発生する画像不良を抑止し、良好な画像を得ることができる画像形成装置および画像形成方法を提供することができる。
【0079】
また、本発明において、中間転写体に塗布される潤滑剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることにより、中間転写体の表面に生じる傷により発生する画像不良を抑止し、良好な画像を得ることができる画像形成装置および画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の潤滑剤塗布装置の詳細の構成の一例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の構成の別の一例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の構成の別の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10Y、10M、10C、10K 像担持体
11、11Y、11M、11C、11K 帯電装置
12、12Y、12M、12C、12K 露光装置
13、13Y、13M、13C、13K トナー像形成装置
14 転写装置
141 転写ローラ
14Y、14M、14C、14K 1次転写装置
14S 2次転写装置
15 分離装置
16 定着装置
16A 加熱ローラ
16B 加圧ローラ
17 中間転写体
17a、17b、17c、17d 中間ローラ
20、20Y、20M、20C、20K クリーニング装置
201 ゴムブレード
21Y、21M、21C、21K トナー像形成ユニット
22 画像読取部
30、30Y、30M、30C、30K、30S 潤滑剤塗布装置
30P ブラシローラ
30Q 潤滑剤ストック
30R 押圧装置
30a 掻取領域
30b 塗布領域
P 記録材

Claims (15)

  1. 像担持体と、
    この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
    像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置と、
    像担持体に潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
    潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、
    この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
    像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、
    中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、
    像担持体に潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
    潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 像担持体と、
    この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
    像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、
    中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、
    中間転写体に潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
    潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 像担持体と、
    この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、
    像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、
    中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する、外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されている転写ローラを有する2次転写装置と、
    2次転写装置の転写ローラに潤滑剤を塗布するブラシローラとからなり、
    潤滑剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分に無機化合物の粉末からなる研磨剤が添加されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 中間転写体は、電気抵抗率が104 〜1012Ω・cmの半導電性の樹脂ベルトからなり、
    1次転写装置および2次転写装置は、いずれも外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されており電気抵抗率が105 〜107 Ω・cmである転写ローラを有してなり、
    転写が行われる際に1次転写装置および2次転写装置はいずれも定電流制御されることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 複数の像担持体を有し、各像担持体から共通の中間転写体へ転写されたトナー像が、記録材へ一括して転写されることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 潤滑剤成分は、ステアリン酸亜鉛からなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 研磨剤は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、コバルト、鉄、ジルコニウム、マンガン、クロムおよびストロンチウムから選ばれた金属の酸化物の粉末、またはチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウムおよびチタン酸バリウムから選ばれた金属化合物の粉末からなることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 潤滑剤100質量部に対する研磨剤の割合が0.01〜20質量部であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置を用い、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤によってトナー像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  11. 2成分現像剤を構成するトナーは、トナー粒子の形状係数の平均値が0.93〜1.00であるものからなることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 2成分現像剤を構成するトナーは、トナー粒子の体積平均粒径をDv、個数平均粒径をDpとしたときに、1.3>(Dv/Dp)>1.0であるものからなることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 2成分現像剤を構成するトナーは、角がないトナー粒子の割合が50個数%以上であるものからなることを特徴とする請求項10〜請求項12のいずれかに記載の画像形成方法。
  14. 2成分現像剤を構成するトナーは、トナー粒子の個数平均粒径が3〜9μmであるものからなることを特徴とする請求項10〜請求項13のいずれかに記載の画像形成方法。
  15. 2成分現像剤を構成するトナーは、個々のトナー粒子の粒径をD(μm)とするとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムにおける最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和(m1+m2)が70%以上であるものからなることを特徴とする請求項10〜請求項14のいずれかに記載の画像形成方法。
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