JP2005091979A - 画像形成装置 - Google Patents

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聡 西田
Shigetaka Kurosu
重隆 黒須
Kazuteru Ishizuka
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Abstract

【課題】 像担持体の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジや画像カブリなどの汚れがない良好な可視画像を得ることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 画像形成装置は、像担持体に塗布剤を塗布する塗布手段、または中間転写体に塗布剤を塗布する塗布手段を具えてなり、塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式による画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した画像形成装置においては、通常、回転されるドラム状感光体よりなる像担持体上に形成されて、記録材に転写されたトナー像を、あるいは像担持体上に形成され、中間転写体を介して記録材に転写されたトナー像を当該記録材に定着させることにより、目的とする可視画像が形成される。
しかしながら、転写を行う工程においては、2成分現像剤の成分であるキャリアが像担持体と記録材との間、像担持体と中間転写体との間、または中間転写体と記録材との間に挟圧されることにより、像担持体または中間転写体に傷が発生し、画像不良の原因となることがあった。
而して、像担持体または中間転写体に、例えばステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤を塗布して、トナー像を保持する像担持体または中間転写体の摩擦係数が低下された状態とすることにより、クリーニング性の向上による画像品質の安定化および像担持体または中間転写体の長寿命化を図ることが行われている(例えば特許文献1〜特許文献3等参照)。
特開2001−282043号公報 特開平11−212398号公報 特開平11−219087号公報
しかし、像担持体または中間転写体に、潤滑剤であるステアリン酸亜鉛などの脂肪酸金属塩のみが塗布される構成の画像形成装置においては、画像不良が発生しやすく、良好な画像を確実に得ることができなかった。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、黒スジや画像カブリなどの汚れがない良好な可視画像を得ることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置と、像担持体に塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、像担持体に塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする。
上記の画像形成装置においては、複数の像担持体を有し、各像担持体から共通の中間転写体へ転写されたトナー像が、記録材へ一括して転写される構成とすることができる。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置と、像担持体に接触するよう設けられている、記録材を搬送する記録材搬送ベルトと、記録材搬送ベルトに塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、中間転写体に塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する、外周面に弾性体よりなる被覆層が形成されている転写ローラを有する2次転写装置と、2次転写装置の転写ローラに塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする。
上記の画像形成装置においては、複数の像担持体を有し、各像担持体から共通の中間転写体へ転写されたトナー像が、記録材へ一括して転写される構成とすることができる。
上記の画像形成装置においては、塗布手段は、塗布剤を塗布するブラシローラを有するものであることが好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、像担持体の表面に塗布される塗布剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなるものであることによって、例えば現像剤を構成するキャリアによって像担持体の表面に傷が生じた場合であっても、像担持体の表面上の傷を構成する凹部に研磨剤成分の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤成分により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となり、しかも、この塗布剤に特定の割合で研磨剤成分が含有されているため、像担持体の表面にフィルミング現象が発生することや像担持体あるいはクリーニング装置におけるゴムブレードが過度に摩耗されることなどの弊害を伴うことがない。
したがって、像担持体に塗布剤が塗布される構成の本発明の画像形成装置によれば、像担持体の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
また、本発明の他の画像形成装置によれば、中間転写体の表面に塗布される塗布剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなるものであることによって、例えば現像剤を構成するキャリアによって中間転写体の表面に傷が生じた場合であっても、中間転写体の表面上の傷を構成する凹部に研磨剤成分の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤成分により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となり、しかも、この塗布剤に特定の割合で研磨剤成分が含有されているため、中間転写体の表面にフィルミング現象が発生することや中間転写体あるいはこの中間転写体に当接されるクリーニング装置におけるゴムブレードが過度に摩耗されることなどの弊害を伴うことがない。
したがって、中間転写体に塗布剤が塗布される構成の本発明の画像形成装置によれば、中間転写体の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
以下、本発明について図面を用いて詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態においては、像担持体に塗布剤を塗布する構成を有する画像形成装置について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成の一例を示す説明図、図2は、図1の画像形成装置における塗布手段の詳細の構成の一例を示す説明図である。
この画像形成装置は、図1において矢印方向に回転される感光体ドラムよりなる像担持体10と、各々、この像担持体10の外周面に沿って、像担持体10の回転方向に従って並ぶよう配設された、像担持体10の表面を一様に帯電させる帯電装置11、像担持体10の表面を露光することにより潜像を形成する露光装置12、トナーを含む現像剤を用いて潜像を顕在化させることによりトナー像を形成するトナー像形成装置13、像担持体10上のトナー像を転写領域において記録材Pに転写する転写装置14、像担持体10に密着した状態にある記録材Pを分離させる分離装置15、塗布剤を像担持体10の表面に塗布する塗布手段30および像担持体10上に残存している未転写のトナーを除去するクリーニング装置20とを備えている。16は、転写領域より搬送される記録材P上の未定着トナー像を定着させて画像を形成する定着装置である。
像担持体10は、例えば、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層がドラム状金属基体の外周面に形成されてなる有機感光体よりなり、図1において紙面に対して垂直な方向に伸びる状態で配設されている。
帯電装置11は、例えば制御グリッドと帯電極とを有するスコロトロン帯電器よりなり、露光装置12は、例えばレーザ照射装置よりなる。
トナー像形成装置13は、例えばマグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ131および像担持体10とこの現像スリーブ131との間に直流および/または交流バイアス電圧を印加する電圧印加装置(図示せず)が設けられてなるものである。
転写装置14は、例えば図1に示されるコロナ転写方式のものや接触転写方式のものである。
分離装置15は、像担持体10に密着した状態にある記録材Pの電荷を除去することによりこの記録材Pを像担持体10から分離させるものであり、例えばコロトロン帯電器よりなるものが用いられる。
定着装置16は、例えば、内部に加熱源を備えた加熱ローラ161と、この加熱ローラ161に定着ニップ部が形成されるよう圧接された状態で設けられた加圧ローラ162とにより構成されてなる熱ローラ定着方式のものである。
クリーニング装置20は、例えば、先端部分が像担持体10の表面に当接した状態で、像担持体10の軸方向に伸びるよう設けられたウレタンゴムなどの弾性体よりなる板状のゴムブレード201を備えてなる方式のものが用いられており、ゴムブレード201の先端部分が、像担持体10との当接部分における当該像担持体10の回転による移動方向と反対方向に向く状態(カウンター状態)とされることが好ましい。このゴムブレード201は、例えば硬度が65〜80°(アスカーC硬度)、反発弾性が50%以上、像担持体10に対する当接荷重が0.98〜294mN/cm、当接角度が0〜40°であるものが用いられることが好ましい。
塗布手段30は、図2に示されているように、紙面に対して垂直な方向に細長く伸びた直方体形状を有する固形状の塗布剤により構成された塗布剤ストック302と、掻取領域30aにおいて塗布剤ストック302の表面と当接し、塗布領域30bにおいて像担持体10の表面と当接し、塗布剤ストック302の表面を摺擦することにより掻き取った塗布剤を像担持体10に塗布するよう回転駆動されるブラシローラ301と、塗布剤ストック302をブラシローラ301に対して押圧するよう支持するスプリングからなる押圧装置303とから構成される装置である。
ブラシローラ301は、例えば、ポリプロピレン樹脂やアクリル樹脂などの樹脂製のブラシ繊維が高密度に植設されてなる長尺の織布がローラ基体の周面に巻きつけられてロール状に形成されてなるものにより構成されたものであり、各々のブラシ繊維の太さが3〜7デニール、ブラシ繊維の毛長が2〜5mm、ブラシ繊維の電気抵抗率が1010Ω・cm以下、ブラシ繊維のヤング率が4900〜9800N/mm2 、ブラシ繊維の植設密度が50〜200k本/inch2 のものであることが好ましく、像担持体10に対する食い込み量が例えば0.5〜1.0mmとなる状態とされている。ここにおける「像担持体に対する食い込み量」とは、像担持体10が存在しなかったときの、ブラシ繊維の先端が像担持体10内へ入り込む最大値と定義される。
塗布剤ストック302を構成する塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、潤滑剤成分中に研磨剤成分を構成する微粒子が分散した状態のものである。
潤滑剤成分を構成する脂肪酸金属塩としては、例えばステアリン酸亜鉛が用いられ、また、研磨剤成分を構成する無機化合物の粉末としては、例えばマグネシウム、亜鉛、アルミニウム、コバルト、鉄、ジルコニウム、マンガン、クロムおよびストロンチウムから選ばれた金属の酸化物の粉末、またはチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウムおよびチタン酸バリウムから選ばれた金属化合物の粉末が用いられる。
特に、塗布剤は、潤滑剤成分がステアリン酸亜鉛よりなり、研磨剤成分がチタン酸ストロンチウムの粉末よりなるものであることが好ましい。
研磨剤成分の含有割合は、塗布剤100質量%に対して5〜35質量%であり、好ましくは10〜35質量%、より好ましくは20〜30質量%である。
研磨剤成分の含有割合が5質量%未満である場合には、潤滑剤成分の含有割合が過大となるため像担持体10の表面においてフィルミング現象が生じることに起因して、得られる可視画像に画像アレや画像ボケなどの問題が発生するおそれがある。一方、研磨剤成分の含有割合が35質量%を超える場合には、像担持体10が過度に摩耗されることによって帯電不良による画像カブリが発生したり、またクリーニング装置20におけるゴムブレード201が過度に摩耗されてトナーのすり抜けが発生するおそれがある。
ここに、「フィルミング現象」とは、潤滑剤成分が像担持体10の表面に付着して当該像担持体10の機能を低下させる現象をいう。
研磨剤成分を構成する無機化合物の粉末の粒径は、0.1〜0.8μmであることが好ましく、より好ましくは0.2〜0.5μmである。
具体的には、例えば研磨剤成分として用いられるチタン酸ストロンチウムの粉末の粒径は0.4μmである。
以上の画像形成装置においては、次のようにして画像形成動作が行われる。
すなわち、駆動源による動力が適宜の動力伝達手段により伝達されて像担持体10が回転駆動されると、像担持体10が帯電装置11によって所定の極性(例えば負極性)に帯電され、次いで、露光装置12によって露光されて照射箇所(露光領域)の電位が低下されることにより潜像が像担持体10上に形成され、トナー像形成装置13によって現像剤を構成する像担持体10の表面電位と同じ極性 (例えば負極性)に帯電されたトナーが像担持体10の潜像に付着して反転現像が行われ、これにより、トナー像が形成される。
次いで、転写装置14により像担持体10上のトナー像が記録材Pに転写された後、分離装置15により像担持体10と密着した状態にある記録材Pが分離され、その後、定着装置16によって定着処理が行われる。
一方、転写領域を通過して像担持体10上に残留する未転写のトナーがクリーニング装置20によって除去されるが、ゴムブレード201によるクリーニングが行われるに際して、塗布手段30によって、塗布剤が像担持体10の表面に塗布されると共に像担持体10上の未転写トナーの一部がブラシローラ301により掻き取られて除去され、実質上、未転写トナーの他の全部がゴムブレード201によって除去される。
以上の画像形成装置においては、像担持体10の表面に塗布される塗布剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなるものであることによって、例えば現像剤を構成するキャリアによって像担持体10の表面に傷が生じた場合であっても、像担持体10の表面上の傷を構成する凹部に研磨剤成分の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤成分により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となり、しかも、この塗布剤に特定の割合で研磨剤成分が含有されているため、潤滑剤成分の含有割合が過大であることにより像担持体10の表面にフィルミング現象が発生することや研磨剤成分の含有割合が過大であることにより像担持体10あるいはクリーニング装置20におけるゴムブレード201が過度に摩耗されることなどの弊害を伴うことがない。
したがって、像担持体10に塗布剤が塗布される構成の上記の画像形成装置によれば、像担持体10の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
以上においては、本発明がモノクロ画像形成装置に適用された場合について説明したが、カラー画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
図3は、本発明に係る画像形成装置の構成の別の一例を示す説明図である。
この画像形成装置は、複数の像担持体に形成される互いに異なる色のトナー像を共通の中間転写体に複数回(例えば4回)転写することにより当該中間転写体上で各色のトナー像を重ね合わせ、ここに形成されたカラートナー像を記録材に一括して転写することにより記録材上にカラートナー像を形成する、いわゆる中間転写方式のものである。
この画像形成装置について詳細に説明する。
1次転写装置14Y、14M、14C、14Kは、トナー像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kによって形成された像担持体10Y、10M、10C、10K上のトナー像を、矢印方向に循環移動する中間転写体17の表面に転写するものであり、2次転写装置14Sは中間転写体17上に転写されたトナー像を記録材Pに転写するものである。ここで、トナー像形成ユニット21Yは黄色のトナー像を形成し、トナー像形成ユニット21Mはマゼンダ色のトナー像を形成し、トナー像形成ユニット21Cはシアン色のトナー像を形成し、トナー像形成ユニット21Kは黒色のトナー像を形成するものである。17a、17b、17c、17d等は中間転写体17を支持する中間ローラであり、また、25は原稿画像の読み取りを行う画像読取装置である。
トナー像形成ユニット21Yにおいては、トナー像転写領域において中間転写体17が移動する方向にあわせて回転される感光体ドラムよりなる像担持体10Yが備えられていると共に、この像担持体10Yの外周面に沿って、像担持体10Yの回転方向に沿って並ぶよう配設された、像担持体10Yの表面を一様に帯電させる帯電装置11Y、画像読取装置25に読み取られた原稿画像情報に基づいて像担持体10Yの表面を露光することにより潜像を形成する露光装置12Yおよび像担持体10Yの表面に形成された潜像を現像するトナー像形成装置13Yが備えられており、1次転写装置14Yより下流側には塗布剤を像担持体10Yの表面に塗布する塗布手段30Yおよび像担持体10Yの上に残存している未転写のトナーを除去するゴムブレードよりなるクリーニング装置20Yが設けられている。
また、他のトナー像形成ユニット21M、21C、21Kの各々についても、上記のトナー像形成ユニット21Yと同様の構成とされている。
中間転写体17は、電気抵抗率が104 〜1012Ω・cmの半導電性の樹脂ベルトからなるものが好ましく、具体的には、例えばポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等の樹脂材料や、エチレン−プロピレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴム等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーが分散されてなるもの、あるいはイオン性の導電材料が含有されてなるもの等である。
また、1次転写装置14Y、14M、14C、14Kによってそれぞれ像担持体10Y、10M、10C、10Kから中間転写体17に転写されたトナー像が、2次転写装置14Sによって記録材Pへ一括して転写される構成とされている。
1次転写装置14Y、14M、14C、14Kおよび2次転写装置14Sは、転写ローラと、この転写ローラに接続された、定電流電源よりなる転写電流印加手段とによって構成されており、適正な大きさに制御された電流を転写電流印加手段によって転写ローラに印加して転写電界を形成することにより転写を行う、いわゆる接触転写方式によるものである。
転写ローラは、例えば、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に弾性体よりなる半導電性の被覆層が形成されて構成されている。被覆層を構成する弾性体としては、特に限定されるものではないが、例えばポリウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴム等のゴム材料にカーボンなどの導電性フィラーが分散されてなるもの、または当該ゴム材料にイオン性の導電材料が含有されてなるものなどを挙げることができる。
転写ローラは、その電気抵抗率が105 〜107 Ω・cm、ゴム硬度(アスカーC硬度)が20〜70°であるものが好ましい。
転写電流印加手段により転写ローラに印加される電流は、50〜200μAの範囲内において一定値に制御(定電流制御)されることが好ましい。
1次転写装置14Y、14M、14C、14Kおよび2次転写装置14Sの転写ローラは、可動式のものであり、画像形成動作が行われない場合には、中間転写体17または記録材Pより離間されて非接触状態となるものでもよい。また、1次転写装置14Y、14M、14C、14Kおよび2次転写装置14Sの転写ローラは、回転されるための駆動装置を持たないものでもよい。
像担持体10Y、10M、10C、10Kから中間転写体17へトナー像が転写される位置は、像担持体10Y、10M、10C、10Kが中間転写体17と接触する領域の中心から、中間転写体17の進行方向の上流側あるいは下流側に10mm以内の位置であることが好ましい。
また、中間転写体17から記録材Pへトナー像が転写される位置は、中間転写体17が記録材Pと接触する領域の中心から、記録材Pの搬送方向の上流側あるいは下流側に20mm以内の位置であることが好ましい。
中間転写体17の外周面に沿って2次転写領域より下流側の位置には中間転写体17上に残存している未転写のトナーを除去するゴムブレードを有するクリーニング装置20Sが設けられている。このクリーニング装置20Sとしては、図1の例におけるクリーニング装置20と同様のものが用いられる。
塗布手段30Y、30M、30C、30Kは、いずれも図2に示されている塗布手段30と同様の構成を有するものである。
このような構成の画像形成装置においては、像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面に塗布される塗布剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなるものであることによって、例えば現像剤を構成するキャリアによって像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面に傷が生じた場合であっても、像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面上の傷を構成する凹部に研磨剤成分の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤成分により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となり、しかも、この塗布剤に特定の割合で研磨剤成分が含有されているため、潤滑剤成分の含有割合が過大であることにより像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面にフィルミング現象が発生することや研磨剤成分の含有割合が過大であることにより像担持体10Y、10M、10C、10Kあるいはクリーニング装置20Y、20M、20C、20Kにおけるゴムブレードが過度に摩耗されることなどの弊害を伴うことがない。
したがって、像担持体10Y、10M、10C、10Kに塗布剤が塗布される構成の上記の画像形成装置によれば、像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、これにより、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
以上においては、第1の実施の形態に係るモノクロ画像形成装置およびカラー画像形成装置について説明したが、本実施の形態における画像形成装置には様々の変更を加えることができる。
例えば、像担持体に接触するよう設けられた、記録材を搬送するための記録材搬送ベルトを具え、転写装置としては、像担持体の表面に記録材搬送ベルトを介して押圧された状態で転写領域を形成する転写ローラを有する接触転写方式のものを用いることができ、塗布手段としては、この記録材搬送ベルトに塗布剤を塗布するものである他は図2に示される塗布手段30と同様の構成を有するものを用いることができる。
上記の記録剤搬送ベルトに塗布剤が塗布される構成の画像形成装置としては、モノクロ画像形成装置あるいはカラー画像形成装置のいずれのものであってもよい。
この画像形成装置においては、塗布手段によって記録材搬送ベルトに塗布剤が塗布されて、転写領域において当該記録材搬送ベルトが像担持体に接触されることによって記録材搬送ベルト上の塗布剤が像担持体上に転移されて塗布されるので、像担持体の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態においては、中間転写体に塗布剤を塗布する構成を有する画像形成装置について説明する。
第2の実施の形態の画像形成装置は、中間転写体17の表面に塗布剤を塗布するための塗布手段が、中間転写体17の回転方向において2次転写領域より下流側かつクリーニング装置20Sより上流側の位置に設けられている他は第1の実施の形態におけるカラー画像形成装置と同様の構成を有するものであり、当該塗布手段としては図2に示されているものと同様の構成を有するものが用いられる。
この例においては、像担持体10Y、10M、10C、10Kの各々にも塗布剤を塗布する塗布手段が設けられている。
中間転写体17に塗布される塗布剤は、研磨剤成分が塗布剤100質量%に対して5〜35質量%の割合で含有されてなるものである。
研磨剤成分の含有割合が5質量%未満である場合には、潤滑剤成分の含有割合が過大となるため中間転写体17の表面においてフィルミング現象が生じて、形成される可視画像に縦スジなどの問題が発生することや、小さいサイズの記録材に対する画像形成動作の直後にこの小さいサイズの記録材より大きいサイズの記録材に対して画像形成動作を行ったときに形成される可視画像に濃度差が発生するおそれがある。一方、研磨剤成分の含有割合が35質量%を超える場合には、中間転写体17やクリーニング装置20Sにおけるゴムブレードが過度に摩耗されてトナーのすり抜けなどの問題が発生するおそれがある。
以上の画像形成装置においては、中間転写体17の表面に塗布される塗布剤が、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなるものであることによって、例えば現像剤を構成するキャリアによって中間転写体17の表面に傷が生じた場合であっても、中間転写体17の表面上の傷を構成する凹部に研磨剤成分の微粒子が充填されるため、この傷に例えばトナーの外添剤の粒子や記録材に含まれるタルクのような付着物が堆積されることが抑制されると共に、この凹部の周囲における凸部が研磨剤成分により研磨されるために、前記凹部の周囲は平滑な面となり、しかも、この塗布剤に特定の割合で研磨剤成分が含有されているため、中間転写体17の表面にフィルミング現象が発生することや中間転写体17あるいはこの中間転写体17に当接されるクリーニング装置20Sにおけるゴムブレードが過度に摩耗されることが抑止されるなどの弊害を伴うことがない。
したがって、中間転写体17に塗布剤が塗布される構成の上記の画像形成装置によれば、中間転写体17の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、これにより、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができる。
第2の実施の形態における画像形成装置としては、様々の変更を加えることができる。
例えば、図4に示されるように、中間転写体17に直接塗布剤を塗布する塗布手段を用いる代わりに、2次転写装置14Sの転写ローラを介して中間転写体17の表面に塗布剤が塗布されるよう、当該転写ローラの表面に塗布剤を塗布するための塗布手段30Sを用いた他は上記のカラー画像形成装置と同様の構成を有するものであり、当該塗布手段30Sとしては図2に示される塗布手段30と同様の構成を有するものを用いることができる。
このような画像形成装置においては、2次転写装置14Sの転写ローラを介して中間転写体17の表面に塗布剤が塗布されるため、中間転写体17の表面に生じる傷が原因となって発生する画像不良が確実に抑止されることにより、黒スジや画像カブリなどの汚れのない良好な画像を得ることができるとともに、当該転写ローラに塗布剤が塗布されるため中間転写体17から転写ローラに未転写トナーが転移された場合に再び中間転写体17に戻すことによって除去することができ、しかも、この転写ローラが研磨剤成分によって過度に摩耗されることが抑制されることから、記録材Pの裏面に汚れが生じることを抑止することができる。
この例においては、2次転写装置14Sの転写ローラのクリーニングを行うクリーニング装置としては、電界クリーニング方式のものが用いられている。
これにより、当該転写ローラに転移した未転写トナーをより確実に除去することができ、したがって、記録材Pの裏面に汚れが生じることをより一層確実に抑止することができる。
〔現像剤〕
本発明の画像形成装置において用いられる現像剤は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤である。
キャリアの磁性粒子としては、鉄、フェライト、マグネタイト等の金属、それらの金属とアルミニウム、鉛等の金属との合金等の従来より好適に利用されている材料を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。
キャリアの磁性粒子は、その体積平均粒径が15〜100μmのものであることが好ましく、より好ましくは25〜80μmのものである。キャリアの体積平均粒径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
トナーは、下記〔a〕〜〔e〕に示されるように、特定の形状を有すると共に形状および粒径が揃ったトナー粒子により構成されてなるものであることが好ましい。このようなトナーによれば、トナー粒子間における帯電特性が実質的に均一になるため、トナーの帯電量分布を極めてシャープなものとすることができ、他のトナー粒子に比して帯電量が極めて高いまたは極めて低いトナー粒子や逆極性に帯電されたトナー粒子の割合が極めて小さいものとなり、一層確実に、塗布剤における潤滑剤成分の潤滑作用による転写特性向上効果およびクリーニング特性向上効果を得ることができ、これにより、像担持体に残留する未転写トナーを確実に除去することができる。また、潤滑剤成分の潤滑作用により、キャリアによる像担持体の表面における傷の発生を抑止することができ、傷が像担持体の表面に発生した場合においても、塗布剤における研磨剤成分による作用によりこの傷が原因となって発生する画像不良を確実に抑止し、黒スジなどの画像汚れがない良好な画像を得ることができる。
〔a〕 トナー粒子の形状係数の平均値が0.93〜1.00であるトナー。
〔b〕 トナー粒子の体積平均粒径をDv、個数平均粒径をDpとしたときに、1.3>(Dv/Dp)>1.0であるトナー。
〔c〕 角がないトナー粒子の割合が50個数%以上であるトナー。
〔d〕 トナー粒子の個数平均粒径が3〜9μmであるトナー。
〔e〕 個々のトナー粒子の粒径をD(μm)とするとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムにおける最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和(m1+m2)が70%以上であるトナー。
〔a〕 形状係数;
トナーは、トナー粒子の形状係数の平均値が0.93〜1.00であるものからなり、好ましくは0.950〜0.995であるものからなる。
トナー粒子の形状係数の値は、下記により定義される、トナー粒子の丸さの度合いを示す要素である。すなわち、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)を用い、トナー懸濁液中のトナー粒子をCCDカメラにより撮影し、得られたトナー粒子撮影像の周囲長mと、トナー粒子撮影像と同じ面積相当の円の周囲長nとを求め、nの値をmの値で割った商(n/m)として定義される。この形状係数の値は、トナー粒子が真球であれば1となり、トナー粒子の凹凸の度合いが大きくなるほど小さい値となる。
また、個々のトナー粒子の形状係数についての分布がシャープであること、具体的には、個々のトナー粒子の形状係数についての標準偏差が0.10以下であることが好ましく、下記式(1)により算出されるCV値が20%未満であることが好ましく、より好ましくは10%未満である。
式(1) CV値=(形状係数の標準偏差/形状係数の平均値)×100
〔b〕 粒度分布の比率;
トナーは、トナー粒子の体積平均粒径をDv、個数平均粒径をDpとしたときに、1.3>(Dv/Dp)>1.0であるものからなり、好ましくは1.2>(Dv/Dp)>1.1であるものからなる。
〔c〕 角がないトナー粒子の割合;
トナーは、トナー粒子の個数のうち、角がないトナー粒子の個数の割合が50個数%以上であるものからなり、好ましくは70個数%以上であるものからなる。
角がないトナー粒子とは、電荷の集中するような突部またはストレスにより摩耗しやすいような突部を実質的に有しないトナー粒子をいい、具体的には以下のトナー粒子を角がないトナー粒子という。すなわち、トナー粒子の長径をL、L/10を半径Rとする円で、トナー粒子の周囲線に対し1点で内側に接しつつ内側をころがした場合に、当該円がトナーの外側に実質的にはみださない場合を角がないトナー粒子という。実質的にはみ出さない場合とは、はみ出す円が存在する突部が1箇所以下である場合をいう。また、トナー粒子の長径とは、トナー粒子の平面上への投影像を2本の平均線ではさんだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅をいう。
角がないトナー粒子の測定は次のようにして行われた。まず、走査型電子顕微鏡によりトナー粒子を拡大した写真を撮影し、さらに拡大して15,000倍の写真像を得る。次いでこの写真像について前記の突部の有無を測定する。この測定を100個のトナー粒子について行い、角のないトナー粒子の個数の割合を算出した。
〔d〕 トナー粒子の個数平均粒径;
トナーは、トナー粒子の個数平均粒径が3〜9μmであるものからなり、好ましくは4.5〜7.5μmであるものからなり、より好ましくは5〜7μmであるものからなる。
〔e〕 個数基準の粒度分布;
トナーは、トナー粒子の粒径をDμmとするとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムにおいて、最頻階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に頻度の高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和(m1+m2)が70%以上であるものからなる。
前記の個数基準の粒度分布を示すヒストグラムは、自然対数lnD(D:個々のトナー粒子の粒径)を0.23間隔で複数の階級(0〜0.23:0.23〜0.46:0.46〜0.69:0.69〜0.92:0.92〜1.15:1.15〜1.38:1.38〜1.61:1.61〜1.84:1.84〜2.07:2.07〜2.30:2.30〜2.53:2.53〜2.76・・・・・・・・)に分けた個数基準の粒度分布を示すヒストグラムであり、このヒストグラムは、コールターマルチサイザーにより測定されたサンプルの粒径データを、I/Oユニットを介してコンピュータに転送し、当該コンピュータにおいて、粒度分布分析プログラムにより作成されたものである。サンプルは、電解液〔ISOTON R−11(コールターサイエンティフィックジャパン社製)〕50〜100mlに界面活性剤(中性洗剤)を適量加えて攪拌し、これに測定試料10〜20mgを加えたものを超音波分散機にて1分間分散処理することにより調製されたものである。
本発明の画像形成装置において用いられる現像剤を構成するトナーは、外添剤を含有するものであることが好ましい。
外添剤は、シリカ、チタニア、硫酸バリウム、高分子微粒子、滑材のうち5材料全てからなるもの、当該5材料のうち高分子微粒子を含まないもの、または当該5材料のうち硫酸バリウムを含まないものからなるものである。
より好ましくは、外添剤を形成するシリカまたはチタニアが粒径の異なる2種類の成分からなるものである。
更に好ましくは、外添剤は、粒径が10〜30nmで添加量が0.1〜0.3質量%のものである第1のシリカ成分と粒径が20〜100nmで添加量が0.5〜1.5質量%のものである第2のシリカ成分とが混合されたシリカと、粒径が10〜30nmで添加量が0.1〜0.5質量%のものである第1のチタニア成分と粒径が20〜100nmで添加量が0.1〜0.5質量%のものである第2のチタニア成分とが混合されたチタニアと、粒径が40〜200nmで添加量が0.1〜1質量%である硫酸バリウムと、添加量が0.1〜0.5質量%である高分子微粒子と、例えばステアリン酸金属塩からなり添加量が0〜0.4質量%である滑材とからなるものである。
以下に本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例3〕
図1の構成を有するモノクロ画像形成装置を製造した。具体的な構成は以下に示す通りである。
像担持体は、フタロシアニン顔料をポリカーボネートに分散させたものからなる感光層が、外径が60mmであるアルミ製のドラム状金属基体の外周面に形成されてなる、負帯電特性を有する有機感光体である。この像担持体の感光層の厚さは25μmであり、当該像担持体の回転速度は180mm/secである。
また、像担持体の非露光領域における表面電位は−760Vに、露光領域における表面電位は−100V以下に制御されている。
帯電装置は、正放電特性を有するスコロトロン帯電器である。
露光装置は、表面標準出力が300μWである半導体レーザ照射装置である。
トナー像形成装置は、2成分接触現像方式の現像器からなるものである。このトナー像形成装置の現像スリーブと像担持体との間には−600Vの直流バイアス電圧が印加されるよう設定されている。
転写装置は、コロナ放電方式のものであり、また、分離装置は、分離コロナ放電方式のものである。
クリーニング装置は、ウレタンゴムよりなる板状のゴムブレードを備えてなる方式のものであり、像担持体に対してカウンター状態で当接するよう設けられている。
ゴムブレードは、硬度が70°(アスカーC硬度)、反発弾性が50%であり、像担持体に対する当接荷重が196mN/cm、当接角度が20°に設定されている。
定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとにより構成されてなる熱ローラ定着方式のものであり、定着温度は200℃である。
塗布手段としては、図2に示される構成を有する装置を用いた。
ブラシローラは、ブラシ繊維が高密度に植設されてなる長尺の織布が、ローラ基体の周面に螺旋状に巻きつけられてロール状に形成されてなるものにより構成されたものである。
当該ブラシローラの外径は18mmであり、軸方向長さは335mmであり、ブラシローラの回転数は250rpmである。
また、ブラシ繊維としては、アクリル樹脂製の「SA−7」(東レ株式会社製)を用いた。このブラシ繊維の太さは6.25デニール、ブラシ繊維の毛長は5mm、ブラシ繊維の電気抵抗率は104 Ω・cm、ブラシ繊維のヤング率は9800N/mm2 、ブラシ繊維の植設密度は100k本/inch2 であり、像担持体に対する食い込み量は1.0mmである。
塗布剤ストックは、縦5mm、横8mm、軸方向長さ332mmであり重量が40gである固形状の塗布剤からなるものを用い、この塗布剤ストックのブラシローラに対する押圧力は882mNに設定した。
具体的に、塗布剤ストックとしては、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤成分と、チタン酸ストロンチウムの粉末「SW−100」(チタン工業株式会社製)からなる研磨剤成分とよりなり、表1に示すように、塗布剤100質量%に対する研磨剤成分の含有割合が、それぞれ、3質量%である塗布剤A、5質量%である塗布剤B、10質量%である塗布剤C、20質量%である塗布剤D、30質量%である塗布剤E、35質量%である塗布剤F、40質量%である塗布剤G、50質量%である塗布剤Hである合計8種の塗布剤よりなるものを用意した。
Figure 2005091979
現像剤としては、体積平均粒径が60μmであるフェライトキャリアと、粒子の形状係数の平均値が0.92であり、粒子の粒度分布の比率が1.26であり、角がない粒子の割合が88個数%であり、個数平均粒径が6.5μmであり、個数基準の粒度分布における最大頻度の相対度数(m1)と第二の頻度の相対度数(m2)との和(m1+m2)が80%であり、現像剤における濃度が4質量%であるトナーとからなるものを用意した。
製造した画像形成装置にそれぞれ塗布剤A〜塗布剤Hよりなる塗布剤ストックをセットして各々10万回の画像形成動作を行い、10万回の画像形成動作後における像担持体の表面電位を測定するとともに、下記の評価を行った。結果を下記表2に示す。
〔像担持体におけるフィルミング現象の発生についての評価〕
形成された可視画像において画像アレや高温高湿環境(気温30℃、湿度80%)における画像ボケの発生について目視にて確認を行い、画像アレや高温高湿環境における画像ボケが全く生じなかった場合を「◎」、画像アレや高温高湿環境における画像ボケが生じたが実用上問題がない場合を「○」、画像アレや高温高湿環境における画像ボケが顕著に発生した場合を「×」と評価した。
〔画像カブリの発生についての評価〕
形成された可視画像において画像カブリの発生について目視にて確認を行い、画像カブリが全く生じなかった場合を「◎」、画像カブリが生じたが実用上問題がない場合を「○」、画像カブリが顕著に発生した場合を「×」と評価した。
Figure 2005091979
実施例1〜実施例5に係る画像形成装置においては、良好な可視画像を得ることができ、特に、実施例2〜実施例4に係る画像形成装置においては、より良好な可視画像を得ることができた。
一方、比較例1に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過少である塗布剤が用いられているため、像担持体にフィルミング現象が発生して良好な可視画像を得ることができず、また、比較例2および比較例3に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過大である塗布剤が用いられているため、感光層が過度に摩耗されることによって像担持体の表面において帯電不良が生じて画像カブリが発生した。具体的に、比較例2に係る画像形成装置において、10万回の画像形成動作後に像担持体における感光層の厚さを確認したところ、性能保証限界の厚さである20μmを下回る18μmとなっていた。
〔実施例6〜実施例10、比較例4〜比較例6〕
図3の構成を有するカラー画像形成装置を製造した。このカラー画像形成装置においては、各色トナー像に係るトナー像形成ユニットとしては実施例1〜実施例5および比較例1〜比較例3に用いたモノクロ画像形成装置に係るものと同様の構成を有する装置を用い、中間転写体、1次転写装置および2次転写装置としては以下に示すものを用いた。
互いに隣接するトナー像形成ユニットにおける像担持体の回転軸の軸間距離を95mmに設定した。
中間転写体は、その長さが861mmであるポリイミド樹脂製ベルトからなり、電気抵抗率は108 Ω・cm、ベルトの張力は49Nである。
1次転写装置は、転写ローラによる接触転写方式である。転写ローラは、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に、カーボンがシリコーン樹脂に分散されてなる発泡スポンジ状態の半導電性ゴムからなる被覆層が形成されて構成されているものである。
転写ローラは、外径が20mmであり、電気抵抗率が1×107 Ω・cmであり、ゴム硬度(アスカーC硬度)が25°であり、像担持体に対する押圧力が4.9Nである。
転写電流印加手段により転写ローラに印加される電流値は30μAである。
2次転写装置は、転写ローラによる接触転写方式である。転写ローラは、ステンレス鋼よりなる円筒状の導電性芯金の外周面に、半導電性のソリッドゴムからなる被覆層が形成されて構成されているものである。
転写ローラは、外径が30mmであり、電気抵抗率が4×107 Ω・cmであり、ゴム硬度(アスカーC硬度)が67°であり、像担持体に対する押圧力が49Nである。
転写電流印加手段により転写ローラに印加される電流値は50μAである。
製造した画像形成装置にそれぞれ塗布剤A〜塗布剤Hよりなる塗布剤ストックをセットして各々10万回の画像形成動作を行い、10万回の画像形成動作後の像担持体の表面電位を測定するとともに、像担持体におけるフィルミング現象の発生についての評価および形成される可視画像における画像カブリの発生についての評価を行った。結果を下記表3に示す。
Figure 2005091979
実施例6〜実施例10に係る画像形成装置においては、良好な可視画像を得ることができ、特に、実施例7〜実施例9に係る画像形成装置においては、より良好な可視画像を得ることができた。
一方、比較例4に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過少である塗布剤が用いられているため、像担持体にフィルミング現象が発生して良好な可視画像を得ることができず、また、比較例5および比較例6に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過大である塗布剤が用いられているため、感光層が過度に摩耗されることによって像担持体の表面において帯電不良が生じて画像カブリが発生した。具体的に、比較例5に係る画像形成装置において、10万回の画像形成動作後に像担持体における感光層の厚さを確認したところ、性能保証限界の厚さである20μmを下回る18μmとなっていた。
〔実施例11〜実施例15、比較例7〜比較例9〕
中間転写体の回転方向において2次転写領域より下流側かつクリーニング装置の上流側の位置に、中間転写体の表面に塗布剤を塗布するための塗布手段を設けたことの他は実施例6〜実施例10および比較例4〜比較例6に用いたカラー画像形成装置と同様の構成を有するカラー画像形成装置を製造した。塗布手段としては、実施例1〜実施例5および比較例1〜比較例3に用いたモノクロ画像形成装置に係るものと同様の構成を有する装置を用いた。
製造した画像形成装置にそれぞれ塗布剤A〜塗布剤Hよりなる塗布剤ストックをセットして各々10万回の画像形成動作を行い、下記の評価を行った。結果を下記表4に示す。
〔中間転写体におけるフィルミング現象の発生についての評価〕
形成された可視画像における画像縦スジの発生について目視にて確認を行い、画像縦スジが全く生じなかった場合を「◎」、画像縦スジが生じたが実用上問題がない場合を「○」、画像縦スジが顕著に発生した場合を「×」と評価した。
〔トナーのすり抜けの発生についての評価〕
形成された可視画像においてトナーのすり抜けの発生について評価を行うために、クリーニング不良の発生について目視にて確認を行い、クリーニング不良が全く生じなかった場合を「◎」、クリーニング不良が生じたが実用上問題がない場合を「○」、クリーニング不良が顕著に発生した場合を「×」と評価した。
Figure 2005091979
実施例11〜実施例15に係る画像形成装置においては、良好な可視画像を得ることができ、特に、実施例13〜実施例14に係る画像形成装置においては、より良好な可視画像を得ることができた。
一方、比較例7に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過少である塗布剤が用いられているため、中間転写体にフィルミング現象が発生して良好な可視画像を得ることができず、また、比較例8および比較例9に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過大である塗布剤が用いられているため、トナーのすり抜けが発生した。
〔実施例16〜実施例20、比較例10〜比較例12〕
各像担持体に塗布剤を塗布するための塗布手段の他に、2次転写装置の転写ローラの回転方向における転写領域より20mm上流側の位置に塗布手段を設け、2次転写装置の転写ローラのクリーニングを行うクリーニング装置として電界クリーニング方式のものを採用したことの他は実施例6〜実施例10および比較例4〜比較例6に用いたカラー画像形成装置と同様の構成を有するカラー画像形成装置を製造した。
2次転写装置の転写ローラに塗布剤を塗布する塗布手段としては、ブラシローラの外形が27mm、軸方向長さが340mmでありブラシ繊維の植設密度が50k/inch2 であることの他は上記のモノクロ画像形成装置に係る塗布手段と同様の構成の装置を用いた。
また、ブラシローラの回転速度を2次転写装置の転写ローラの回転速度の1.2倍の大きさに設定した。
製造した画像形成装置にそれぞれ塗布剤A〜塗布剤Hよりなる塗布剤ストックをセットして各々10万回の画像形成動作を行い、下記の評価を行った。結果を下記表5に示す。
〔通紙領域と非通紙領域とのハーフトーン濃度差についての評価〕
小さいサイズの記録材(以下、「小サイズ記録材」という。)に対する画像形成動作の直後に当該小サイズ記録材よりも大きいサイズの記録材(以下、「大サイズ記録材」という。)に対して画像形成動作を行い、可視画像の形成された大サイズ記録材の表面において、小サイズ記録材の中間転写体における通紙領域と非通紙領域とのハーフトーン濃度差を測定した。ハーフトーン濃度差が0.1より小さく実用上問題がない場合を「◎」、0.1〜0.2の範囲内であり実用上問題がない場合を「○」、0.2より大きく実用上問題がある場合を「×」と評価した。
〔2次転写装置の転写ローラ汚れについての評価〕
記録材の裏面の汚れは2次転写装置の転写ローラの汚れにより発生するので、2次転写装置の転写ローラ汚れについての評価を行うために、可視画像が形成されて画像形成装置から排出された記録材の裏面の汚れについて目視にて確認を行い、全く汚れていなかった場合を「◎」、汚れが見られたが実用上問題がない場合を「○」、汚れが顕著に目立った場合を「×」と評価した。
Figure 2005091979
実施例16〜実施例20に係る画像形成装置においては、良好な可視画像を得ることができ、特に、実施例18〜実施例19に係る画像形成装置においては、より良好な可視画像を得ることができた。
一方、比較例10に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過少である塗布剤が用いられているため、大サイズ記録材の表面において小サイズ記録材の中間転写体における通紙領域と非通紙領域とのハーフトーン濃度差が大きくなり、また、比較例11および比較例12に係る画像形成装置においては、研磨剤成分の含有割合が過大である塗布剤が用いられているため、2次転写装置の転写ローラに汚れが顕著に発生した。
本発明に係る画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。 図1の画像形成装置における塗布手段の詳細の構成の一例を示す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の構成の別の一例を示す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の構成の更に別の一例を示す説明図である。
符号の説明
10、10Y、10M、10C、10K 像担持体
11、11Y、11M、11C、11K 帯電装置
12、12Y、12M、12C、12K 露光装置
13、13Y、13M、13C、13K トナー像形成装置
131 現像スリーブ
14 転写装置
14Y、14M、14C、14K 1次転写装置
14S 2次転写装置
15 分離装置
16 定着装置
161 加熱ローラ
162 加圧ローラ
17 中間転写体
17a、17b、17c、17d 中間ローラ
20、20Y、20M、20C、20K、20S クリーニング装置
201 ゴムブレード
21Y、21M、21C、21K トナー像形成ユニット
25 画像読取装置
30、30Y、30M、30C、30K、30S 塗布手段
301 ブラシローラ
302 塗布剤ストック
303 押圧装置
30a 掻取領域
30b 塗布領域
P 記録材

Claims (8)

  1. 像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置と、像担持体に塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
    塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
    塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、像担持体に塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
    塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
    塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 複数の像担持体を有し、各像担持体から共通の中間転写体へ転写されたトナー像が、記録材へ一括して転写されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置と、像担持体に接触するよう設けられている、記録材を搬送する記録材搬送ベルトと、記録材搬送ベルトに塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
    塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
    塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する2次転写装置と、中間転写体に塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
    塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
    塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 像担持体と、この像担持体上に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するトナー像形成装置と、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する1次転写装置と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録材に転写する、外周面に弾性体よりなる被覆層が形成されている転写ローラを有する2次転写装置と、2次転写装置の転写ローラに塗布剤を塗布する塗布手段とを具えてなり、
    塗布剤は、脂肪酸金属塩からなる潤滑剤成分と、無機化合物の粉末からなる研磨剤成分とよりなり、
    塗布剤における研磨剤成分の含有割合が5〜35質量%であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 複数の像担持体を有し、各像担持体から共通の中間転写体へ転写されたトナー像が、記録材へ一括して転写されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 塗布手段は、塗布剤を塗布するブラシローラを有するものであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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CN101423787B (zh) * 2007-02-01 2011-07-27 株式会社信科模具 高级脂肪酸锌块成形体及其制造方法
CN1916137B (zh) * 2005-08-18 2012-06-27 株式会社信科模具 高级脂肪酸锌块成型体及其制造方法

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