JP2004050010A - シリンダー及びコーティング装置 - Google Patents

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Takahiro Ogawa
小川 孝廣
Akihiro Takizawa
滝沢 彰博
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Abstract

【課題】コーティング剤を供給する付けローラの微細な押圧調整を不要にしたシリンダーを提供する。
【解決手段】シリンダー11の周面部12にコーティング剤が塗付される塗付面部13が該塗付面部13以外の周面部12より径方向に突出した高さに形成され、周面部12の軸方向両側には塗付面部13とほぼ同じ高さを有し周方向に連続する突条部15が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、金属筒体の外側周面部にコーティング剤が供給され、該周面部に塗付されたコーティング剤をブランケット胴に転写するシリンダー及び該シリンダーを備えたコーティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフセット印刷機は、刷版が巻き付けられた版胴の版面にインキが塗付され、該インキ像がブランケット胴のブランケットに転写される。ブランケット胴と圧胴とのニップ部に搬送された被記録材にブランケットよりインキ像が転写される。
被記録材にインキ像が形成される前後の工程では、例えば被記録材となる被塗布材にインキが着き易くするためのプライマー液が塗布されたり、インキ像の上に仕上げとしてニス液が塗布されたりする。このようなプライマー液やニス液などのコーティング剤は、コーティング装置により塗布され、オフセット印刷機の一部若しくはオフセット印刷機と併設されて用いられる。
【0003】
以下、被塗布材にコーティング剤としてニス液を塗付するコーティング装置を例示して説明する。金属円筒状のシリンダーの外周面に、ニス液が塗付される部分のみ他の周面より径方向外側に突出した突面部が形成されている。ニス液が充填されたニス皿からニス液が付けローラを介して供給され、該付けローラと圧接する版胴の突面部のみにニス液が塗付される。そして、シリンダーの突面部からブランケットを介して被塗布材にニス液が塗付されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ニス液を供給する付けローラとシリンダーとのニップ圧、即ち、付けローラのシリンダーへの押圧調整が難しいという課題があった。付けローラの押圧が強すぎれば、シリンダーの突面部以外の周面にもニス液が塗付されて、ブランケット、被記録材、圧胴等にニス液汚れが転写するおそれがある。また、付けローラの押圧が弱すぎれば、突面部へのニス液供給量が不足して被記録材に塗付されるニス液が不足して仕上がりが悪くなる。
また、付けローラはシリンダーの突面部との押圧調整されることから、1回転する間に付けローラが突面部を外れた時の段差による衝撃でニス液がシリンダーの周面に飛散するおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、コーティング剤を供給する付けローラの微細な押圧調整を不要にしたシリンダー及び該シリンダーを備え被塗布材に常時一定量のコーティング剤を塗布することが可能なコーティング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
金属筒体の外側周面部にコーティング剤が供給され、該周面部に塗付されたコーティング剤をブランケット胴に転写するシリンダーにおいて、前記周面部にコーティング剤が塗付される塗付面部が該塗付面部以外の周面部より径方向に突出した高さに形成され、前記周面部の軸方向両側には前記塗付面部とほぼ同じ高さを有し周方向に連続する突条部が形成されていることを特徴とする。
また、前記塗付面部及び突条部は、金属筒体の胴部と一体に形成されていることを特徴とする。
また、前記塗付面部及び突条部は、前記金属筒体の周面部に巻き付けられる版に形成されていることを特徴とする。
また、前記塗付面部は、前記金属筒体の外側周面部に軸方向に単数又は複数箇所で形成されていることを特徴とする。
【0007】
また、コーティング装置においては、金属筒体の外側周面部のうち塗付面部にコーティング剤が供給される前記シリンダーと、該シリンダーの塗付面部が圧接することによりブランケットへコーティング剤が転写されるブランケット胴と、
前記ブランケット胴との間に形成されるニップ部へ送り込まれる被塗付材を支持する圧胴とを備え、前記ブランケット胴と圧胴との間に形成されるニップ部へ搬送された前記被塗付材にブランケットよりコーティング剤が塗付されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳述する。
以下の実施の形態は、被塗布材としてオフセット印刷後の被記録材にコーティング剤としてニス液を塗布するコーティング装置を例示して説明する。
図1(a)はシリンダーの正面図、図1(b)は図1(a)の矢印A−A断面図、図2(a)はシリンダーの側面図、図2(b)は図2(a)の矢印B−B断面図、図3はコーティング装置の概略構成を示す説明図である。
【0009】
先ず、図3を参照してコーティング装置の構成について説明する。コーティング装置は、オフセット印刷装置の一部として設けられている。オフセット印刷機の概略構成について説明すると、被記録材(名刺、カード、封筒などの紙葉類、プラスチック材など)にモノクロ印刷はもちろんカラー印刷が行えるようになっている。即ち、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)などの各色インキを各々供給して印刷する印刷部(版胴、ブランケット胴、圧胴など)が直列に設けられている。図示しないイメージスキャナにより各色毎に読み取られた画像データ或いはパーソナルコンピュータなどに描かれた画像データに基づいて各印刷部により各色毎に印刷が行われる。
【0010】
図示しないイメージスキャナにより読み取られた刷版の画像データ或いはパーソナルコンピュータなどに描かれた刷版の画像データに基づいて版胴にインキ像を形成し、該インキ像が版胴からブランケット胴に転写され、該ブランケット胴と圧胴とのニップ部に搬送された被記録材にインキ像が転写される。
【0011】
図3において、印刷部においてインキ像が形成された被記録材は見当装置1により搬送位置が調整されてコーティング装置2へ搬送される。以下、コーティング装置2の構成について説明する。3はニス皿であり、コーティング剤であるニス液が充填されている。ニス皿3に充填されたニス液は、ニス供給ローラ4、ニス送りローラ5を介して一定量のニス液が付けローラ6へ供給される。そして、付けローラ6よりシリンダー7の塗付面部へニス液が塗付されるようになっている。付けローラ6としては硬質のゴムローラ、樹脂ローラ等様々な材質のローラが用いられる。シリンダー7の塗付面部はブランケット胴8と圧入れ動作により圧接することによりブランケットへニス液が転写される。そして、ブランケット胴8と圧胴9との間の圧入れ動作により形成されるニップ部へ被塗布材である被記録材が送り込まれる。このとき、ブランケットに転写されたニスエリアとインキ像とが同期をとられてブランケット胴8が回転することにより、インキ像の上にニス液が塗付されるようになっている。ニス液が塗付された被記録材は排出装置10により乾燥機へ搬送される。
【0012】
次に、シリンダー7の構成に付いて図1及び図2を参照して説明する。
図1(a)(b)において、金属筒体であるシリンダー11の外側周面部12には、付けローラ6よりニス液が塗付される塗付面部13が突設されている。塗付面部13は周面部12より径方向に突出した高さで軸方向に2箇所に形成されている。2箇所に形成されているのは、被記録材(例えばカード)に対応して形成されたもので、単数であっても更に多くの箇所に設けられていても良い。また、シリンダー11は、アルミニウム等の金属材料を押出し成形により形成されており、軸方向に複数の貫通孔14が形成されて軽量化が図られている(図1(b)参照)。
【0013】
また、図2(a)(b)において、周面部12の軸方向両端側には、塗付面部13とほぼ同じ高さを有する周方向に連続する突条部(ベアラ)15が形成されている。塗付面部13及び突条部15は、例えば機械加工によりシリンダー11の周面部12を切削して形成される。
【0014】
シリンダー11には、突条部15が周方向に連続して形成されているため、付けローラ6がシリンダー11に押圧されても、一定の間隔でシリンダー7に押圧することができる。従って、塗付面部13に対して一定量のニス液を塗付することができる。また、シリンダー11が1回転する間に、付けローラ6と塗付面部13への押圧が解除されても、付けローラ6が周面部12に落ち込んで接触することが無いので、ニス液が飛散したり不要な部分にニス液が付着することが無い。よって、付けローラ6の押圧調整が不要であるので、シリンダー7との間で一定のニップを形成してニス液の塗付量を安定化させることができる。
【0015】
尚、塗付面部13及び突条部15は、シリンダー11の周面部に巻き付けられる版に形成されていても良い。即ち、金属薄板(例えば、ステンレス、銅、亜鉛、アルミニウムなど)、ゴムシート、プラスチックシート又はフィルムなどが用いられた支持体上に単層又は多層の液状感光性樹脂層(ネガ型感光性樹脂)が形成された版を、露光現像し未硬化樹脂樹脂層を洗浄除去することにより塗付面部13及び突条部15が形成された版を用いて、シリンダー11に巻き付けても良い。これにより、シリンダー11の機械加工が不要となるので、製造工程が簡略化できる。
【0016】
以上、本発明の好適な実施例について述べてきたが、本発明は上述した各実施例に限定されるのものではなく、例えば、コーティング剤はニス液に限らずプライマー液などであっても良い。また、シリンダー7に形成される塗付面部13の数は任意である等、法の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係るシリンダーは、上述したように、シリンダーの周面部にコーティング剤が塗付される塗付面部が該塗付面部以外の周面部より径方向に突出した高さに形成され、周面部の軸方向両側には塗付面部とほぼ同じ高さを有し周方向に連続する突条部が形成されているので、付けローラがシリンダーに押圧されても、一定の間隔で押圧することができる。従って、塗付面部に対して一定量のコーティング剤を塗付することができる。また、付けローラが塗付面部との接触が解除されても、周面部に落ち込んで接触することが無いので、コーティング剤が飛散したり不要な部分に付着することが無い。よって、付けローラの微細な押圧調整が不要であるので、一定のニップを形成してコーティング剤の塗付量を安定化させることができる。
また、上述したシリンダーを備えたコーティング装置においては、被塗布材に常時一定量のコーティング剤を塗付することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダーの正面図及び図1(a)の矢印A−A断面図である。
【図2】シリンダーの側面図及び図2(a)の矢印B−B断面図である。
【図3】コーティング装置の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 見当装置
2 コーティング装置
3 ニス皿
4 ニス供給ローラ
5 ニス送りローラ
6 付けローラ
7 シリンダー
8 ブランケット胴
9 圧胴
10 排出装置
11 シリンダー
12 周面部
13 塗付面部
14 貫通孔
15 突条部

Claims (5)

  1. 金属筒体の外側周面部にコーティング剤が供給され、該周面部に塗付されたコーティング剤をブランケット胴に転写するシリンダーにおいて、
    前記周面部にコーティング剤が塗付される塗付面部が該塗付面部以外の周面部より径方向に突出した高さに形成され、前記周面部の軸方向両側には前記塗付面部とほぼ同じ高さを有し周方向に連続する突条部が形成されていることを特徴とするシリンダー。
  2. 前記塗付面部及び突条部は、金属筒体の胴部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のシリンダー。
  3. 前記塗付面部及び突条部は、前記金属筒体の周面部に巻き付けられる版に形成されていることを特徴とするシリンダー。
  4. 前記塗付面部は、前記金属筒体の外側周面部に軸方向に単数又は複数箇所で形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のシリンダー。
  5. 金属筒体の外側周面部のうち塗付面部にコーティング剤が供給される請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシリンダーと、
    前記シリンダーの塗付面部が圧接することによりブランケットへコーティング剤が転写されるブランケット胴と、
    前記ブランケット胴との間に形成されるニップ部へ送り込まれる被塗付材を支持する圧胴とを備え、
    前記ブランケット胴と圧胴との間に形成されるニップ部へ搬送された前記被塗付材にブランケットよりコーティング剤が塗付されることを特徴とするコーティング装置。
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