JP2004048885A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス幅変調信号によって直流電圧から交流電圧を出力する電力変換装置において、スイッチングロスを抑えながら、高精度な電流制御を実現すること。
【解決手段】3相変調用の電圧指令値を計算する3相変調電圧指令値計算手段と、2相変調用の電圧指令値を計算する2相変調電圧指令値計算手段と、これらの3相変調用の電圧指令値と2相変調用の電圧指令値の何れかを選択する2相/3相変調電圧指令値選択手段とを備え、この2相/3相変調電圧指令値選択手段によって選択された電圧指令値と搬送波との比較出力から得られたパルス幅変調信号によって直流電圧から交流電圧を出力する電力変換装置において、2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流制御の精度が重視されるか、発熱を抑制することが重視されるかによって、2相変調用の電圧指令値を選択するか、3相変調用の電圧指令値を選択するかを選択指示する。
【選択図】   図1

Description

【特許請求の範囲】
【請求項1】3相変調用の電圧指令値を計算する3相変調電圧指令値計算手段と、2相変調用の電圧指令値を計算する2相変調電圧指令値計算手段と、これらの3相変調用の電圧指令値と2相変調用の電圧指令値の何れかを選択する2相/3相変調電圧指令値選択手段とを備え、この2相/3相変調電圧指令値選択手段によって選択された電圧指令値と搬送波との比較出力から得られたパルス幅変調信号によって直流電圧から交流電圧を出力する電力変換装置において、
前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流制御の精度が重視されるか、発熱を抑制することが重視されるかによって、2相変調用の電圧指令値を選択するか、3相変調用の電圧指令値を選択するかを選択指示することを特徴とする電力変換装置。
【請求項2】前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、発熱を抑える動作の場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する動作識別処理手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する電流値判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する熱的負荷判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項5】前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きく、かつ、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する電流値・熱的負荷複合判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項6】前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、精度が必要な動作を領域位置によって判定し、2相変調用の電圧指令値を選択するか否かを選択指示する領域位置判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項7】前記動作識別処理手段は、加工制御を指示するプログラムの内容から発熱を抑える動作を識別することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項8】前記電流値判定手段は、前記電流指令値の絶対値を移動平均化することを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項9】前記電流値・熱的負荷複合判定手段は、前記電流指令値の絶対値を移動平均化することを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、直流電圧からパルス幅変調を行い、電動機等の負荷に電力を供給する電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は、特開昭63−290170号公報(以下「従来技術」という。)記載の2相変調と3相変調とを切り替える電力変換装置のブロック図である。2相変調は、3相変調用に作成された各相への電圧指令値を、所定の計算処理によって変換し、2相変調用の電圧指令値として出力するものである。
【0003】
図16は、3相変調の相電圧指令値を2相変調用の相電圧指令値に変換する処理を示すフローチャートである。同図に示す変換処理では、電気角θが30°≦θ<150°のときには、U相の相電圧指令値を+側の電圧飽和値に固定し、150°≦θ<270°のときにはV相の相電圧指令値を+側の電圧飽和値に固定し、0°≦θ<30°および270°≦θ<360°のときには、W相の相電圧指令値を+側の電圧飽和値に固定する。また、これらの電圧飽和値から、電圧飽和値に固定する相の元の電圧指令値を引いた値を、電圧補正値ΔVとし、電圧飽和値に固定する相以外の夫々の相電圧指令値に前記電圧補正値ΔVを加えることで、各相の2相変調後の電圧指令値としている。
【0004】
図17は、図16の処理によって作成された電圧指令値の例であり、図17(a)は2相変調前の3相変調用の電圧指令値を示す波形図であり、(b)は2相変調後の電圧指令値を示す波形図である。なお、2相変調前の電圧指令値は振幅Eのsin波で、電気角をθ[deg]とし、U相はEsin(θ)、V相はEsin(θ−120°)、W相はEsin(θ−240°)とする。
【0005】
2相変調を行うことの主な効果は2つある。1つは、2相変調を行うことで、直流入力電圧に対する最大交流出力電圧の比(電圧利用率)が3相変調の場合より大きくなるという効果がある。例えば、ある相が3相変調の相電圧指令値によって電圧飽和値に達する場合でも、2相変調によって中性点をずらすことで飽和せずに出力することができる場合がある。もう1つの効果は、電圧飽和値に固定された相はスイッチングを行わないので、スイッチングロスによる発熱を抑えるという効果がある。
【0006】
しかしながら、スイッチング回路の前段階には、一対のスイッチング素子の同時オンによる短絡破壊防止のため、スイッチング素子へのオン信号を遅らせる短絡防止回路が通常存在するが、この回路によって2相変調補正後の低電圧出力において出力電圧波形が歪むという問題があった。この問題を解決するため、従来技術では、図15に示すように、3相変調の相電圧指令値を計算する手段と2相変調の相電圧指令値を計算する手段とにより、出力電圧の振幅値に基づいて3相変調と2相変調とを切り替える電力変換装置を開示している。これらの手段によると、出力電圧の振幅値が小さいときは3相変調を選択し、出力電圧の振幅値が大きい場合は2相変調を選択することで、出力電圧が小さい場合の2相変調による出力電圧波形歪みを防止し、出力電圧が大きい場合の電圧利用率の向上とスイッチング損失低減を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、出力電圧振幅値の大きい場合は2相変調を選択するが、出力電圧振幅が大きい場合でも、相電圧指令値が0をよぎる付近での波形が歪むことから、電流にリップルがのり、電流制御精度に影響を与える。工作機械の主軸モータにおいては、精度の必要な仕上げ加工時は高速で回転していることから周波数は高く、誘起電圧の影響を受けて高い電圧出力が必要となる。
【0008】
従来技術では、出力電圧の振幅値や周波数が所定値以上の場合に2相変調を選択するので、電流にリップルがのることで回転ムラが生じ、加工精度が悪くなる。また、工作機械の送り軸サーボ制御においても、最近の高速高精度の要求から、高速回転時の高い出力電圧において高精度な電流制御が必要となる。また、その一方でドライブユニットの小型化の要求からスイッチングロスの低減が求められており、同じ出力電圧であっても、加工を行っていない場合の位置決め動作時には、制御精度はそれほど求められず、スイッチングロスの低減が求められる。このように、従来技術では、高精度な電流制御とスイッチングロスの低減の要求に最適化された2相変調および3相変調の選択がされているとは言えなかった。
【0009】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、動作に適した2相変調/3相変調を選択することで、より効率的にスイッチングロスを抑えながら、高精度な電流制御が可能な電力変換装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる電力変換装置は、3相変調用の電圧指令値を計算する3相変調電圧指令値計算手段と、2相変調用の電圧指令値を計算する2相変調電圧指令値計算手段と、これらの3相変調用の電圧指令値と2相変調用の電圧指令値の何れかを選択する2相/3相変調電圧指令値選択手段とを備え、この2相/3相変調電圧指令値選択手段によって選択された電圧指令値と搬送波との比較出力から得られたパルス幅変調信号によって直流電圧から交流電圧を出力する電力変換装置において、前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流制御の精度が重視されるか、発熱を抑制することが重視されるかによって、2相変調用の電圧指令値を選択するか、3相変調用の電圧指令値を選択するかを選択指示することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流制御の精度が重視されるか、発熱を抑制することが重視されるかによって、2相変調用の電圧指令値を選択するか、3相変調用の電圧指令値を選択するかを選択指示することができる。
【0012】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、発熱を抑える動作の場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する動作識別処理手段を備えることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、動作識別処理手段は、発熱を抑える動作の場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示することができる。
【0014】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する電流値判定手段を備えることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、電流値判定手段は、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示することができる。
【0016】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する熱的負荷判定手段を備えることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、熱的負荷判定手段は、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示することができる。
【0018】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きく、かつ、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する電流値・熱的負荷複合判定手段を備えることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、電流値・熱的負荷複合判定手段は、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きく、かつ、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示することができる。
【0020】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記2相/3相変調電圧指令値選択手段は、精度が必要な動作を領域位置によって判定し、2相変調用の電圧指令値を選択するか否かを選択指示する領域位置判定手段を備えることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、領域位置判定手段は、精度が必要な動作を領域位置によって判定し、2相変調用の電圧指令値を選択するか否かを選択指示することができる。
【0022】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記動作識別処理手段は、加工制御を指示するプログラムの内容から発熱を抑える動作を識別することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、動作識別処理手段は、加工制御を指示するプログラムの内容から発熱を抑える動作を識別することができる。
【0024】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記電流値判定手段は、前記電流指令値の絶対値を移動平均化することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、電流値判定手段は、電流指令値の絶対値を移動平均化することができる。
【0026】
つぎの発明にかかる電力変換装置は、上記の発明において、前記電流値・熱的負荷複合判定手段は、前記電流指令値の絶対値を移動平均化することを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、電流値・熱的負荷複合判定手段は、電流指令値の絶対値を移動平均化することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電力変換装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である電力変換装置を示すブロック図である。この電力変換装置は、現在の動作が電流制御精度が重視される動作であるか発熱を抑えることが重視される動作であるかを判定し、2相変調を行うか否かを選択する手段を有している。
【0030】
図1において、電力変換装置は、ドライブユニット1と上位コントローラ11を備えている。また、ドライブユニット1は、電流検出器2、3相/2相変換手段3、電流制御器4、2相/3相変換手段5、搬送波6、コンパレータ7、短絡防止回路8、スイッチング回路9を備えている。電流検出器2は電流制御対象であるモータ20に流れる電流をモニタし、U相/V相電流を3相/2相変換手段3に出力する。3相/2相変換手段3は、これらのU相/V相電流をq軸電流(トルク電流)およびd軸電流(励磁電流)に変換し、電流制御器4にフィードバックする。電流制御器4は、3相/2相変換手段3からフィードバックされたq軸/d軸電流が、q軸/d軸電流指令に一致するように制御する。なお、この例では、同期電動機制御を考え、d軸電流指令は0としている。電流制御器4からの制御信号は、2相/3相変換手段5(特許請求の範囲でいうところの3相変調電圧指令値計算手段)で3相変調用の電圧指令値に変換され、同時に2相変調電圧指令値計算手段10で2相変調用の電圧指令値に変換される。上位コントローラ11の動作識別処理手段12は、加工プログラム13を解読して、処理に応じて最適な電圧指令値(3相変調用または2相変調用)を選択する。選択された2相変調用または3相変調用の電圧指令値は、搬送波6を用いコンパレータ7でパルス幅変調信号(PWM信号)に変換され、短絡防止回路8で各相を制御する一対のスイッチング素子が同時にオンにならないように修正される。スイッチング回路9は、これらの修正されたPWM信号で各相のスイッチング素子をスイッチンングし、モータ20を制御する。
【0031】
図1の2相変調電圧指令値計算手段10が行う補正計算は、図16のフローチャートに基づいて計算される。すなわち、電気角θに応じてある相の相電圧指令値を電圧飽和値とし、この電圧飽和値から、電圧飽和値に固定した相の元の電圧指令値を引いた値を電圧補正値ΔVとし、電圧飽和値に固定した相以外の夫々の相の電圧指令値に電圧補正値ΔVを足すことで、各相の2相変調補正後の電圧指令値としている。
【0032】
動作識別処理手段12は、各相の電圧指令値が電圧飽和値に達している場合には2相変調を選択するように制御し、電圧飽和による波形の歪みで電流制御が乱れることを防いでいるが、この制御とは別に、加工プログラム13に記述されている内容を解読して、最適な電圧指令値を選択するように制御する。図2は、加工プログラム13を解読したときの処理の一例を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、動作識別処理手段12は、加工プログラム13に記述してある命令から、切削動作か位置決め動作かを判別して、切削動作なら3相変調を選択し、位置決め動作なら2相変調を選択するように制御し、加工精度確保とスイッチングロス低減とのバランスを保っている。
【0033】
工作機械を制御する数値制御装置においては、あらかじめ加工用のプログラムが用意され、所要の精度を必要とする切削制御とそうでない位置決め制御とがプログラムの記述により指定できる。図3は、加工プログラムの一例を示す図であり、図4は、図3の加工プログラムによる動作軌跡を示す図である。図3の加工プログラムにおいて、“G00”は位置決め動作命令であり、“G01”、“G02”は切削動作命令である。これを利用して、加工プログラムの命令から上位コントローラ内の動作識別処理手段12にて、切削制御であれば精度が必要なので3相変調を選択し、位置決め制御であればスイッチングロス低減重視として2相変調を選択することができる。また、図5は、実施の形態1にかかる2相変調選択の動作例を示す図である。一連の動作の中で、精度をあまり必要としない位置決め動作に2相変調が選択されている。
【0034】
このように実施の形態1によれば、一連の動作の中で、切削加工のような精度が重視される動作か、位置決めのようなスイッチングロス低減が重視される動作かが、明白に分かる場合に、その情報を利用して選択的に2相変調を行うことで、精度重視と発熱低減の区別を確実にコントロールでき、使用動作に適した2相変調/3相変調選択を確実に行うことができる。
【0035】
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2である電力変換装置を示すブロック図である。この電力変換装置は、2相/3相変換の2相側の電流値を参照して2相変調を行うか否かを選択するように動作する。この実施の形態2においては、2相変調を行うか否かの選択を上位コントローラではなく、ドライブユニット1の電流値判定手段14で実施する。この電流値判定手段14は、q軸電流指令の絶対値を、時間trの期間で平均し、その出力値が基準値Ia以上であるときに2相変調を行うように動作する。なお、その他の構成については、図1と同様であり、同一部分には同一符号を付している。
【0036】
同図において、q軸電流の絶対値の平均値が、基準値Iaより小さいときは精度が重視される動作と判断し2相変調を選択せず、逆にIa以上であるときはスイッチングロスを抑えることが重視される動作と判断し2相変調を選択する。例えば、時間trは、5(msec)程度、基準値Iaは、スイッチング素子に流せる定格電流の50%程度とすればよい。
【0037】
例えば、工作機械のサーボモータを制御するような数値制御装置の電力変換装置の場合を考えると、電流が大きいときは、荒切削であったり、高速位置決めの加減速である場合が多く、その場合には、スイッチングによるロスを抑えることが要求される一方で精度はそれほど要求されない。また、電流が小さいときは仕上げ加工である場合が多く、スイッチングによるロスは元々小さいが、精度が要求される。このように、動作における電流値の大小によって、スイッチングによるロス低減が重視されるか、精度が重視されるかが判別でき、この電流値の大小を利用して、2相変調の選択を行うことが効果的である。
【0038】
前述したように、2相変調の選択を電流で判断する場合には、上位コントローラが不要である。したがって、2相変調計算とともに判断機構もドライブユニット側で実装でき、上位コントローラや加工プログラムにも依存しない、2相/3相変調の切換制御を実現できる。また、精度がそれほど要求されない荒切削と精度が要求される仕上げ加工とを区別でき、発熱抑制の効率を上げることができる。
【0039】
従来技術においては、電圧を基準に選択するものがあったが、モータが高速回転している場合は誘起電圧の影響を受けて、仕上げ加工のような小負荷の動作でも高い電圧を出力しているので、電圧の大小で判断してしまうと、仕上げ加工において間違って2相変調を選択してしまって精度に悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、より正確に判断するためには、電圧ではなく電流を参照して判断することが必要である。
【0040】
ところで、相電流を参照して判断してしまうと、q軸での出力が一定出力であっても、相電流はSIN波であるために、その瞬時値によって基準値を超えたと判断されたり基準値以下であると判断されたりする可能性があり、判断がばたつく可能性がある。動作がどのような動作であるかを判断するためには、トルク出力となるq軸電流を参照することが適している。切削のトルクは、仕上げ加工時はスイッチング素子に流せる定格電流の30%程度、粗加工時は50〜70%程度であり、位置決め加減速時のトルクは200%程度であるので、判断の境界基準値Iaは、スイッチング素子に流せる定格電流の50%程度が好適である。
【0041】
また、一つの纏まった動作として、位置決めの加減速は100msec程度であったり、切削動作も500msec程度以上の場合もあるので、ノイズを除去しつつ動作を判断するという意味でも、q軸電流を5〜10msec程度で移動平均化し、この移動平均値に基づき2相変調選択の判断を行ったほうが安定した判断となる。
【0042】
図7は、実施の形態2にかかる2相変調選択の動作例を示す図である。一連の動作の中で、電流の大きい荒切削において2相変調が選択されている。
【0043】
このように実施の形態2によれば、一連の動作において、電流値を基準に2相変調を選択することで、精度がそれほど要求されない荒切削と精度が要求される仕上げ加工とを区別して2相変調を選択することによって、発熱抑制の効率を上げることができるとともに、上位コントローラを変更することなく、エンドユーザの加工プログラム記述に依存することもなく、ドライブユニット側の変更だけで2相変調選択の実装ができる。
【0044】
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3である電力変換装置を示すブロック図である。この電力変換装置は、電流値の2乗を一次遅れ系に通した出力値を基準に2相変調を行うか否かを選択するように動作する。この実施の形態3においては、実施の形態2と同様に、2相変調を行うか否かの選択を上位コントローラではなく、ドライブユニット1の熱的負荷判定手段15で実施する。この熱的負荷判定手段15は、q軸電流指令の2乗値を一次遅れ系を通して出力された値が基準値Isqaより小さいときには2相変調を選択せず、Isqa以上であるときには2相変調を選択するように動作する。なお、その他の構成については、図1と同様であり、同一部分には同一符号を付している。
【0045】
図9は、実施の形態3にかかるスイッチング回路の発熱および放熱をモデル化する説明図である。同図に示すように、スイッチングパワー素子における発熱は電流の2乗にほぼ比例し、発生した熱の放熱は一次遅れ系でほぼ近似できるので、熱的時定数を事前に測定して記憶し、熱モデルの一次遅れ系を実装し、電流の2乗を一次遅れ系熱モデルに通した値を計算することで、熱的な負荷を推定することができる。熱的負荷が大きく熱的に厳しいときは、スイッチングによる発熱を抑えたいので、計算した熱的負荷の推定値が基準値Isqa以上である場合には2相変調を行う。一方、熱的負荷が小さく熱的に厳しくないときは、2相変調を選択する必要はなく、2相変調による弊害を極力抑えたいので、熱的負荷の推定値が基準値Isqaより小さい場合には2相変調を選択しない。熱的負荷はスイッチング素子に流せる定格電流の2乗までは耐えることができるので、定格電流の2乗の50%以上のときは発熱を抑えたほうがよいと判断でき、50%より小さいときは熱的にまだ余裕があると判断できる。よって、基準値Isqaは、スイッチング素子に流せる定格電流の2乗の50%程度とするのがよい。
【0046】
図10は、実施の形態3にかかる2相変調選択の動作例を示す図である。位置決め動作の加減速が頻繁に行われる場合や、荒切削などによって大きな電流が連続して出力される場合には、熱的負荷の推定値が徐々に増えてゆく。このため、熱的負荷の推定値が基準値Isqa以上となると発熱低減のため2相変調を選択するようにする。一方、停止している場合や、軽切削の場合で出力電流が小さいとき、熱的負荷の推定値は徐々に小さくなって行き、熱的負荷推定値が基準値Isqaより小さくなると、スイッチング素子の熱は厳しい状態でないと判断できるので、3相変調を選択するようにする。
【0047】
このように、実施の形態3によれば、一連の動作の中で、熱的負荷の推定値を基準に2相変調を選択することで、スイッチング発熱低減の必要性に応じたより最適な2相変調選択を行うことができ、発熱が厳しくない場合には2相変調を行わないことにより2相変調による弊害を極力抑えることができる。
【0048】
実施の形態4.
図11は、この発明の実施の形態4である電力変換装置を示すブロック図である。この実施の形態4では、2相変調を行うか否かの選択を上位コントローラではなく、ドライブユニット1の電流値・熱的負荷複合判定手段16で実施する。この電流値・熱的負荷複合判定手段16は、電流の絶対値を時間trの期間で平均した出力値が基準値Ia以上、かつ、q軸電流指令の2乗を一次遅れ系に通した値が基準値Isqa以上であるときに、2相変調を選択するように動作する。なお、その他の構成については、図1と同様であり、同一部分には同一符号を付している。
【0049】
電流の絶対値を時間trの期間で平均した出力値Ir1は、精度が必要な動作であるかの指標として利用できる。q軸電流指令の2乗値を一次遅れ系を通して出力された値Ir2は、パワーデバイス等の熱的な負荷状態の指標として利用できる。時間trは現在の動作状況を判断するものなので比較的短く、一次遅れ系の時定数Tは放熱特性から決まる時定数なので比較的長くなる。このことから、動作の判断と熱的な判断を分けることで、より正確に2相変調を行うか否かを判断することができる。
【0050】
図12は、実施の形態4において、2相変調を選択する場合の条件を領域で示した図である。Ir1およびIr2と夫々の基準値との大小関係をさらに分析すると、Ir2が基準値Isqaより小さく(Ir2≦Isqa)、パワーデバイスの温度が低い(Ir1≦Ia)場合には、スイッチングによる発熱低減の必要性は低いので、2相変調を選択しない。Ir2≧IsqaでIr1≧Iaのときは、熱的に苦しく、制御精度はそれほど要求されないと判断できるので、2相変調を選択する。Ir2≧IsqaでIr1<Iaのときは、現在の電流が小さくて熱は下がって行く方向であり、制御精度が要求される動作と判断されるので、2相変調を選択しない。Ir2≦IsqaでIr1≧Iaのときは、現在の電流は大きいが、熱的に余裕があるので、2相変調を選択しない。このような場合分けの結果、2相変調を選択する領域は図12のようになる。
【0051】
このように、実施の形態4によれば、一連の動作において、動作の判断と熱的な判断を併用することにより、より正確に2相変調が必要であるかが判断でき、より効率的にスイッチングロスによる発熱を抑え、精度が必要な動作においては高精度な電流制御を実施することができる。
【0052】
実施の形態5.
図13は、この発明の実施の形態5である電力変換装置を示すブロック図である。この実施の形態5においては、実施の形態2〜4と同様に、2相変調を行うか否かの選択を上位コントローラではなく、ドライブユニット1の領域位置判定手段17で実施する。領域位置判定手段17は、位置検出器60から位置情報を受領し、加工対象が指定位置範囲内にある場合には2相変調を選択せず、指定位置範囲外では2相変調を選択するように動作する。なお、その他の構成については、図1と同様であり、同一部分には同一符号を付している。
【0053】
例えば、工作機械においては通常、加工が行われる領域位置は決まっており、加工はその領域の中で行われる。加工以外の動作では、ワークを運んだりツールを交換するために、加工が行われる領域位置から出て位置決めを行うことが多い。
【0054】
図14はそのようなワーク搬入、加工、ワーク搬出を行う様子を示したものであるが、図14(a)はワークが搬入される位置を示した図であり、(b)はワークが加工される位置を示した図であり、(c)は加工されたワークが搬出される位置を示した図である。まず、図14(a)のように、この例では右側から加工前のワークがロボットによって搬入されてテーブルにセットされる。テーブルへのワークの固定が完了すると、加工領域内にテーブルが移動する。つぎに、同図(b)のように加工領域内にてワークが加工される。そして、同図(c)のようにこの例では左側にテーブルが移動し、左側のロボットにより加工後のワークが取り出される。このようなワーク搬入・搬出を伴う加工機の場合、安全のため、ワーク搬入搬出領域と加工領域とは位置的に分離していることが多い。この場合、加工領域以外の搬入・搬出の位置決め領域では特に精度は要求されないので、2相変調を選択してスイッチングによる発熱を抑えておくのが有利である。このことから、加工が行われる領域位置をあらかじめ記憶しておき、その領域位置の外では2相変調を行うことで位置決め動作でのスイッチングロスによる発熱を抑えることができる。また、加工領域内においては、実施の形態4などの手段によって2相変調選択を選択すればよい。
【0055】
このように、実施の形態5によれば、精度が必要な動作か否かを領域位置によって判断することができ、位置情報を利用することで、簡便かつ確実に2相変調を選択することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、電流制御の精度が重視されるか、発熱を抑制することが重視されるかによって、2相変調用の電圧指令値を選択するか否かを選択指示するようにしているので、一連の動作の中で、切削加工のような精度が重視される動作か、位置決めのようなスイッチングロス低減が重視される動作かが、明白に分かる場合に、その情報を利用して選択的に2相変調を行うことで、精度重視と発熱低減の区別を確実にコントロールでき、使用動作に適した2相変調/3相変調選択を確実に行うことができるという効果を奏する。
【0057】
つぎの発明によれば、発熱を抑える動作の場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示するようにしているので、スイッチング発熱低減の必要性に応じたより最適な2相変調選択を行うことができるという効果を奏する。
【0058】
つぎの発明によれば、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示するようにしているので、精度がそれほど要求されない粗加工と精度が要求される仕上げ加工とを区別して2相変調を選択することで発熱抑制の効率を上げることができるとともに、上位コントローラを変更することなく、エンドユーザの加工プログラム記述に依存することもなく、ドライブユニット側の変更だけで2相変調選択の実装ができるという効果を奏する。
【0059】
つぎの発明によれば、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示するようにしているので、スイッチング発熱低減の必要性に応じたより最適な2相変調選択を行うことができ、発熱が厳しくない場合には2相変調を行わないことにより2相変調による弊害を極力抑えることができる。
【0060】
つぎの発明によれば、電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きく、かつ、電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示するようにしているので、動作の判断と熱的な判断とを同時に判断することにより、2相変調の必要性を正確に判断することができ、より効率的にスイッチングロスによる発熱を抑えることができるという効果を奏する。
【0061】
つぎの発明によれば、精度が必要な動作を領域位置によって判定し、2相変調用の電圧指令値を選択するか否かを選択指示するようにしているので、より簡便かつ正確に2相変調を選択することができ、スイッチングによる発熱を抑えることができるという効果を奏する。
【0062】
つぎの発明によれば、加工制御を指示するプログラムの内容から発熱を抑える動作を識別するようにしているので、加工制御の指示が異なる場合でも、発熱を抑える動作を任意に識別することができ、スイッチング発熱低減の必要性に応じたより最適な2相変調選択を行うことができるという効果を奏する。
【0063】
つぎの発明によれば、電流指令値の絶対値を移動平均化するようにしているので、ノイズに左右されない安定した判定により、的確な2相変調を選択することができるという効果を奏する。
を実施できるという効果を奏する。
【0064】
つぎの発明によれば、電流指令値の絶対値を移動平均化するようにしているので、ノイズに左右されない安定した判定により、的確な2相変調を選択することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である電力変換装置を示すブロック図である。
【図2】加工プログラムを解読したときの処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】加工プログラムの一例を示す図である。
【図4】図3の加工プログラムによる動作軌跡を示す図である。
【図5】実施の形態1にかかる2相変調選択の動作例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2である電力変換装置を示すブロック図である。
【図7】実施の形態2にかかる2相変調選択の動作例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3である電力変換装置を示すブロック図である。
【図9】実施の形態3にかかるスイッチング回路の発熱および放熱をモデル化する説明図である。
【図10】実施の形態3にかかる2相変調選択の動作例を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態4である電力変換装置を示すブロック図である。
【図12】実施の形態4において、2相変調を選択する場合の条件を領域で示した図である。
【図13】この発明の実施の形態5である電力変換装置を示すブロック図である。
【図14】(a)はワークが搬入される位置を示した図であり、(b)はワークが加工される位置を示した図であり、(c)は加工されたワークが搬出される位置を示した図である。
【図15】特開昭63−290170号公報記載の2相変調と3相変調とを切り替える電力変換装置のブロック図である。
【図16】3相変調の相電圧指令値を2相変調用の相電圧指令値に変換する処理を示すフローチャートである。
【図17】(a)は2相変調前の3相変調用の電圧指令値を示す波形図であり、(b)は2相変調後の電圧指令値を示す波形図である。
【符号の説明】
1 ドライブユニット、2 電流検出器、3 3相/2相変換手段、4 電流制御器、5 2相/3相変換手段、6 搬送波、7 コンパレータ、8 短絡防止回路、9 スイッチング回路、10 2相変調電圧指令値計算手段、11 上位コントローラ、12 動作識別処理手段、13 加工プログラム、14 電流値判定手段、15 熱的負荷判定手段、16 電流値・熱的負荷複合判定手段、17 領域位置判定手段、20 モータ、60 位置検出器。

Claims (9)

  1. 3相変調用および2相変調用の電圧指令値を計算し、これらの3相変調用の電圧指令値と2相変調用の電圧指令値の何れかを選択する2相/3相変調選択手段を備え、この2相/3相変調選択手段によって選択された電圧指令値と搬送波との比較出力から得られたパルス幅変調信号によって直流電圧から交流電圧を出力する電力変換装置において、
    前記2相/3相変調選択手段は、電流制御の精度が重視されるか、発熱を抑制することが重視されるかによって、2相変調用の電圧指令値を選択するか、3相変調用の電圧指令値を選択するかを選択指示することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記2相/3相変調選択手段は、発熱を抑える動作の場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する動作識別処理手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記2相/3相変調選択手段は、トルク電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する電流値判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記2相/3相変調選択手段は、トルク電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する熱的負荷判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記2相/3相変調選択手段は、トルク電流指令値の絶対値が所定の基準値よりも大きく、かつ、トルク電流指令値の2乗値の一次遅れ系出力が所定の基準値よりも大きい場合に、2相変調用の電圧指令値を選択指示する電流値・熱的負荷複合判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 前記2相/3相変調選択手段は、精度が必要な動作を領域位置によって判定し、2相変調用の電圧指令値を選択指示する領域位置判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記動作識別処理手段は、加工制御を指示するプログラムの内容から発熱を抑える動作を識別することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  8. 前記電流値判定手段は、前記トルク電流指令値の絶対値を移動平均化することを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  9. 前記電流値・熱的負荷複合判定手段は、前記トルク電流指令値の絶対値を移動平均化することを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
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