JP2004044689A - 自動変速機のパーキング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とで部品共有化を図り、配置スペース及び部品点数の低減を図る。
【解決手段】セレクトレバーを操作してパーキング位置を選択すると、マニュアルシャフト31が回転して操作プレート34が揺動し、パーキングロッド35が軸方向に移動してスペーサ39のカム部39aがパーキングポール37の接触部37bに当接し、接触部37bを押し上げて爪部37aがパーキングギヤ19に噛み合う。同時に、操作プレート34に立設されたピン46を介してマニュアルバルブ50のロッドが駆動され、クラッチ及びブレーキ油路が切り換えられて前後進切換装置が空転状態となる。これにより、パーキング機構部32とマニュアルバルブ操作部33とで操作プレート34を共用化して配置スペース及び部品点数の低減を図ることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】セレクトレバーを操作してパーキング位置を選択すると、マニュアルシャフト31が回転して操作プレート34が揺動し、パーキングロッド35が軸方向に移動してスペーサ39のカム部39aがパーキングポール37の接触部37bに当接し、接触部37bを押し上げて爪部37aがパーキングギヤ19に噛み合う。同時に、操作プレート34に立設されたピン46を介してマニュアルバルブ50のロッドが駆動され、クラッチ及びブレーキ油路が切り換えられて前後進切換装置が空転状態となる。これにより、パーキング機構部32とマニュアルバルブ操作部33とで操作プレート34を共用化して配置スペース及び部品点数の低減を図ることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機におけるパーキング装置に関し、特にパーキング機構とマニュアルバルブ操作機構とを併有した自動変速機のパーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両に搭載される自動変速機では、車室内に設置されたセレクトレバーによって運転者がレンジ位置を選択することにより、そのレンジ位置に応じた自動変速動作が行われる。このレンジ位置としては、一般に、前進(D)、後進(R)、ニュートラル(N)、パーキング(P)の各レンジが設けられ、パーキングレンジでは、変速機内に設けたパーキングギヤの回転がロックされる。
【0003】
この場合、セレクトレバーのパーキング位置では、パーキングギヤのロックと同時に、前後進切換機構のクラッチとブレーキの油圧を切り換えるマニュアルバルブを制御する必要がある。このため、本出願人は、特開2000−104827号公報において、マニュアルバルブ操作機能をも兼ね備えた無段変速機のパーキング装置を提案している。
【0004】
このパーキング装置では、セレクトレバーと連動して回転するマニュアルシャフトの両端に、セレクトレバーのパーキング位置において無段変速機のセカンダリプーリの回転をロックするパーキング機構部と、無段変速機の油圧制御系のマニュアルバルブを切換操作するマニュアルバルブ操作部とを配設することで、部品点数を低減し、信頼性向上やコスト削減を図るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先に本出願人が提案したパーキング装置では、パーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とが完全に分離しており、両者がマニュアルシャフトの離れた位置に配設されている。このため、必然的にマニュアルシャフトの軸長をある程度長くせざるを得ず、配置スペースや部品点数の点で、改善の余地が残されていた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、パーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とで部品共有化を図り、配置スペース及び部品点数の低減を図ることのできる自動変速機のパーキング装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、レンジ位置を選択するセレクトレバーがパーキング位置のとき、パーキングギヤの回転をロックする自動変速機のパーキング装置であって、上記セレクトレバーと連動して回転するマニュアルシャフトと、上記マニュアルシャフトに固定されて上記マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートを有し、上記セレクトレバーのパーキング位置における上記操作プレートの揺動位置で上記パーキングギヤの回転をロックするパーキング機構部と、上記操作プレートの揺動により、上記自動変速機の油圧制御系のマニュアルバルブを切換操作するマニュアルバルブ操作部とを有することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記自動変速機は、入力軸に軸支されるプーリと出力軸に軸支されるプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機であることを特徴とする。
【0009】
すなわち、請求項1記載の発明は、セレクトレバーをパーキング位置にしたとき、マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートにより、パーキングギヤの回転のロックとマニュアルバルブの切換操作とを同時に行うことができ、部品共有化による配置スペース及び部品点数の低減を図ることができる。請求項2記載のように、自動変速機として、入力軸に軸支されるプーリと出力軸に軸支されるプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機に適用する場合、配置スペースの面で特に有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の一形態に係わり、図1は無段変速装置の動力伝達系を示す構成図、図2はパーキング装置の説明図である。
【0011】
図1において、符号1はエンジンであり、このエンジン1の出力軸2が、自動変速機を構成する無段変速部3、終減速部4を介して駆動輪5を支承する駆動軸6に連設されている。無段変速部3は、入力側からトルクコンバータ7、前後進切換装置8、無段変速機9で構成されており、エンジン1の出力軸2がトルクコンバータ7のインペラ7aに連設され、このトルクコンバータ7のタービン7bが前後進切換装置8のプラネタリ入力軸8aに連設されている。
【0012】
尚、符号10は変速機ケース、符号11は、トルクコンバータ7と前後進切換装置8との間に配設され、トルクコンバータ7のインペラ7aに軸着されるドライブスプロケットであり、このドライブスプロケット11に巻装されるチェーン11aを介して図示しないオイルパンに収容されるギヤポンプが駆動される。
【0013】
前後進切換装置8は、プラネタリギヤ12とフォワードクラッチ13とリバースブレーキ14とを内蔵し、フォワードクラッチ13とリバースブレーキ14とが共に開放状態にあるとき、ニュートラル状態となる。また、フォワードクラッチ13のみを係合させると、プラネタリギヤ12が一体回転して、トルクコンバータ7のタービン7bからの動力を無段変速機9へそのまま伝達する。一方、フォワードクラッチ13を開放し、リバースブレーキ14を係合させると、プラネタリギヤ12を介してトルクコンバータ7のタービン7bからの動力を逆転させた状態で無段変速機9へ伝達する。
【0014】
無段変速機9は、プライマリ軸9aに軸着されるプライマリプーリ15と、このプライマリプーリ15に対設されてセカンダリ軸9bに回動自在に支持されるセカンダリプーリ16と、両プーリ15,16に巻装される駆動ベルト17とを備え、セカンダリプーリ16が出力クラッチ18を介してセカンダリ軸9bに連設され、このセカンダリ軸9bが終減速部4のリダクションギヤ(ドライブギヤ及びドリブンギヤ)4aを介して、駆動軸6に軸着されているデファレンシャル装置4bに連設されている。
【0015】
プライマリプーリ15は、プライマリ軸9aに一体的に形成される固定シーブ15aと、この固定シーブ15aに対向して軸方向へ進退自在に係合される可動シーブ15bとからなり、可動シーブ15bの背面側に、プライマリ油圧室9cが形成されている。同様に、セカンダリプーリ16も、セカンダリ軸9bに一体的に形成される固定シーブ16aと、この固定シーブ16aに対向して軸方向へ進退自在に係合される可動シーブ16bとからなり、可動シーブ16bの背面側に、セカンダリ油圧室9dが形成されている。
【0016】
そして、オイルポンプの吐出圧を調圧したライン圧がセカンダリプーリ16に設けたセカンダリ油圧室9dに供給され、また、ライン圧を減圧したプライマリ圧がプライマリプーリ15に設けたプライマリ油圧室9cに供給される。その結果、各油圧室9c,9dに供給される作動圧により、可動シーブ16bを介してトルク伝達に必要な張力が駆動ベルト17に付与され、両プーリ15,16の溝幅が反比例状態に設定されて変速比が制御される。
【0017】
この場合、出力クラッチ18は、通常、接続状態にあり、急ブレーキの際等、駆動ベルト17に大きな負荷が印加される場合に開放動作させて駆動ベルト17の損傷を防止すると共に、急停車の際に開放動作させることで、停車時における無段変速機9のダウンシフト制御を可能とし、良好な再発進性を得る。
【0018】
また、終減速部4のリダクションギヤ4aには、ドリブンギヤ側にパーキングギヤ19が一体的に形成されており、このパーキングギヤ19にパーキング装置のパーキングポール37(図2参照)が噛み合うことで、出力クラッチ18の開放動作に対しても終減速部4をロック状態とする。以下、パーキング装置について説明する。
【0019】
図2に示すように、パーキング装置は、車室内のセレクトレバー20にケーブル21を介して連結される駆動アーム30、この駆動アーム30が端部に軸着されるマニュアルシャフト31、マニュアルシャフト31によって駆動されるパーキング機構部32及びマニュアルバルブ操作部33を備えて構成され、パーキング機構部32とマニュアルバルブ操作部33とで部品を共用化して部品点数を削減し、信頼性向上やコスト低減を図っている。尚、マニュアルシャフト31は、変速機ケース10内のマニュアルバルブ50の近傍に、上下方向に延在する形で回転自在に軸支されている。
【0020】
パーキング機構部32は、駆動アーム30と所定の間隔をおいてマニュアルシャフト31に固定された操作プレート34と、この操作プレート34に回転自在に取り付けられたパーキングロッド35と、パーキングロッド35を摺動自在に支持するサポート36と、パーキングロッド35に係合して「シーソー」運動し、リダクションギヤ4aと一体に形成したパーキングギヤ19と噛み合って終減速部4をロック状態とするパーキングポール37とを備えて構成される。
【0021】
操作プレート34は、パーキング動作とマニュアル操作との双方の作動を担うものであり、スプリングピン38を介してマニュアルシャフト31に固定されるボス部34aと、このボス部34aに固設される略扇形状の板からなるプレート部34bとを備えて構成される。そして、マニュアルシャフト31の回動と共に操作プレート34が揺動し、セレクトレバー20の選択レンジに対応した所定位置、例えば、P(パーキング),R(後進),N(ニュートラル),D(前進),Ds(スポーティドライブ)に対応した位置にプレート部34bが移動する。このプレート部34bについては、マニュアルバルブ操作部33の説明において、再度、後述する。
【0022】
操作プレート34のプレート部34bには、パーキングロッド35が回転自在且つ抜け止めされて取り付けられており、操作プレート34の揺動に従って、パーキングギヤ19の中心軸と直交する方向に進退移動する。すなわち、マニュアルシャフト31の回転運動は、操作プレート34とパーキングロッド35により並進運動に変換されることになる。
【0023】
パーキングロッド35の先端側には、小径部からテーパをつけて拡径したカム部39aを有する筒状のスペーサ39が軸方向に進退可能に取り付けられている。スペーサ39は、パーキングロッド35に嵌合しつつ、パーキングロッド35にカシメ等により突出形成されたスプリング受け35aに一端が支持されたスプリング40によってパーキングロッド35の先端側(図2において左側)に付勢されており、サポート36内で径方向の動きを規制されつつ軸方向に摺動自在に支持されている。これは、セレクトレバー20をパーキングレンジへ操作した時にパーキングポール37の爪部37aがパーキングギヤ19の歯19aに乗り上げた場合における所謂「パーキング待ち」機構を構成するものであり、その作用については後述する。
【0024】
パーキングポール37は、リダクションギヤ4aの中心軸と平行に変速機ケース10に取り付けられる回転軸41を中心として、パーキングギヤ19に噛み合う爪部37aと、スペーサ39のカム部39aに当接する接触部37bが反対端にそれぞれ形成されており、回転軸41に対して「シーソー」運動する。そして、パーキングポール37の爪部37aとリダクションギヤ4aに一体に設けたパーキングギヤ19とを噛み合わせることにより、終減速部4の動きを機械的にロックする。
【0025】
また、パーキングポール37には、爪部37aをパーキングギヤ19から引き離す方向に付勢するリターンスプリング42が装着されている。このリターンスプリング42は、その一端がパーキングポール37に係合される一方、他端側は変速機ケースの内壁に係合しており、パーキングレンジ以外では、パーキングポール37をパーキングギヤ19から引き離してストッパ43に当接させ、不整地等における車体挙動により爪部37aがパーキングギヤ19に不用意に噛み合ってしまうことを防止すると共に、爪部37aがパーキングギヤ19に急激に噛み合うことによるショックを低減する。
【0026】
一方、マニュアルバルブ操作部33は、マニュアルシャフト31に固定された前述の操作プレート34と、操作プレート34の動作を規制するディテントスプリング45とを備えて構成される。操作プレート34のプレート部34bには、パーキングロッド35の取付位置と所定間隔をおいて、前後進切換装置8のクラッチとブレーキの油圧を切り換えるマニュアルバルブ50のロッドに溝等を介して係合されるピン46が立設されており、マニュアルシャフト31の回転によりマニュアルバルブ50のロッドを軸方向に移動させることで、マニュアルバルブ50の切換動作を行う。
【0027】
更に、プレート部34bには、パーキングロッド35の取付位置とピン46の取付位置との間の扇形状の部分に、P,R,N,D,Dsの各レンジ位置に対応して切欠き溝34cが設けられており、ディテントスプリング45は、一端がサポート36と共に変速機ケース10に固定され、他端に、切欠き溝34cに係合するローラ47が取付けられている。すなわち、この切欠き溝34cにローラ47が係合することにより、操作プレート34の停止位置が所定間隔にて規制され、マニュアルバルブ50のロッドに係合するピン46が設定位置になるように規制される。
【0028】
次に、以上の構成によるパーキング装置の動作について説明する。セレクトレバー20を操作すると、その動きがケーブル21を介して駆動アーム30に伝達され、マニュアルシャフト31が回転される。これにより、操作プレート34が回転し、プレート部34bの切欠き溝34cとディテントスプリング45とにより、セレクトレバー20のレンジ選択に応じた所定位置に規定される。これにより、パーキングロッド35が軸方向に移動してスペーサ39がサポート36内をパーキングギヤ19の中心軸と直交する方向に移動すると共に、ピン46が移動してマニュアルバルブ50のロッドが所望の位置に制御される。
【0029】
この場合、パーキングレンジ以外では、スペーサ39のカム部39aとパーキングポール37の接触部37bとが当接する位置までパーキングロッド35が移動せず、従って、リターンスプリング42の付勢力によってパーキングポール37がストッパ43に当接して爪部37aがパーキングギヤ19から離れた状態で保持され、非ロック状態が維持される。
【0030】
このとき、マニュアルバルブ50は、D,Dsレンジでは、前後進切換装置8のクラッチ圧油路をフォワードクラッチ油路に接続すると共にリバースブレーキ油路をドレーン油路に接続する操作位置に切換えられ、Rレンジでは、クラッチ圧油路をリバースブレーキ油路に接続すると共にフォワードクラッチ油路をドレーン油路に接続する操作位置に切換えられる。
【0031】
その結果、D,Dsレンジでは、前後進切換装置8のフォワードクラッチ13が係合されると共にリバースブレーキ14が開放され、前後進切換装置8が一体回転してエンジン1の動力が無段変速機9に伝達される。また、Rレンジでは、リバースブレーキ14が係合されると共にフォワードクラッチ13が開放され、前後進切換装置8が逆転し所定に減速された動力が無段変速機9に伝達される。
【0032】
これに対し、パーキングレンジが選択されると、スペーサ39のカム部39aがパーキングポール37の接触部37bに当接してリターンスプリング42の付勢力に抗して接触部37bを押し上げ、図2に破線で示すように、反対側の爪部37aがパーキングギヤ19に噛み合い、終減速部4がロック状態となる。同時に、マニュアルバルブ50が前後進切換装置8のフォワードクラッチ油路とリバースブレーキ油路とを共にドレーン油路に接続する操作位置に切換えられ、フォワードクラッチ13及びリバースブレーキ14が開放されて前後進切換装置8が空転状態となる。
【0033】
この場合、パーキングポール37が作動したときに、爪部37aがちょうどパーキングギヤ19の歯19a上に乗り上げると、スペーサ39のカム部39aがスプリング40の付勢力に抗してサポート36内で待機し、所謂「パーキング待ち」状態となる。この「パーキング待ち」状態において、車両が少しでも動いてパーキングギヤ19が回転するとスプリング40の付勢力によってカム部39aがパーキングポール37の接触部37bを押し上げて爪部37aとパーキングギヤ19とが噛み合い、ロック状態となる。
【0034】
このように、本実施の形態においては、従来のようにパーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とを分離した位置に配設するすることなく、マニュアルシャフト31に固定した操作プレート34を共用部品としてパーキング機構部32とマニュアルバルブ操作部33とを近接して配置し、操作プレート34によりパーキング位置でパーキングギヤ19のロック動作とマニュアルバルブ50の切換操作とを行う。
【0035】
これにより、部品点数の低減と配置スペースの低減とを達成してコスト低減に寄与することができるばかりでなく、マニュアルシャフト31の軸長を短縮化して軽量化と剛性アップが可能となり、セレクトレバー20の操作に対する剛性感を向上することことができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、セレクトレバーをパーキング位置にしたとき、マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートにより、パーキングギヤの回転のロックとマニュアルバルブの切換操作とを同時に行うことができるので、部品共有化による配置スペースの低減と部品点数の低減とを図ることができ、コスト低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速装置の動力伝達系を示す構成図
【図2】パーキング装置の説明図
【符号の説明】
9 無段変速機
15 プライマリプーリ
16 セカンダリプーリ
17 駆動ベルト
19 パーキングギヤ
20 セレクトレバー
31 マニュアルシャフト
32 パーキング機構部
33 マニュアルバルブ操作部
34 操作プレート
50 マニュアルバルブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機におけるパーキング装置に関し、特にパーキング機構とマニュアルバルブ操作機構とを併有した自動変速機のパーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両に搭載される自動変速機では、車室内に設置されたセレクトレバーによって運転者がレンジ位置を選択することにより、そのレンジ位置に応じた自動変速動作が行われる。このレンジ位置としては、一般に、前進(D)、後進(R)、ニュートラル(N)、パーキング(P)の各レンジが設けられ、パーキングレンジでは、変速機内に設けたパーキングギヤの回転がロックされる。
【0003】
この場合、セレクトレバーのパーキング位置では、パーキングギヤのロックと同時に、前後進切換機構のクラッチとブレーキの油圧を切り換えるマニュアルバルブを制御する必要がある。このため、本出願人は、特開2000−104827号公報において、マニュアルバルブ操作機能をも兼ね備えた無段変速機のパーキング装置を提案している。
【0004】
このパーキング装置では、セレクトレバーと連動して回転するマニュアルシャフトの両端に、セレクトレバーのパーキング位置において無段変速機のセカンダリプーリの回転をロックするパーキング機構部と、無段変速機の油圧制御系のマニュアルバルブを切換操作するマニュアルバルブ操作部とを配設することで、部品点数を低減し、信頼性向上やコスト削減を図るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先に本出願人が提案したパーキング装置では、パーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とが完全に分離しており、両者がマニュアルシャフトの離れた位置に配設されている。このため、必然的にマニュアルシャフトの軸長をある程度長くせざるを得ず、配置スペースや部品点数の点で、改善の余地が残されていた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、パーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とで部品共有化を図り、配置スペース及び部品点数の低減を図ることのできる自動変速機のパーキング装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、レンジ位置を選択するセレクトレバーがパーキング位置のとき、パーキングギヤの回転をロックする自動変速機のパーキング装置であって、上記セレクトレバーと連動して回転するマニュアルシャフトと、上記マニュアルシャフトに固定されて上記マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートを有し、上記セレクトレバーのパーキング位置における上記操作プレートの揺動位置で上記パーキングギヤの回転をロックするパーキング機構部と、上記操作プレートの揺動により、上記自動変速機の油圧制御系のマニュアルバルブを切換操作するマニュアルバルブ操作部とを有することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記自動変速機は、入力軸に軸支されるプーリと出力軸に軸支されるプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機であることを特徴とする。
【0009】
すなわち、請求項1記載の発明は、セレクトレバーをパーキング位置にしたとき、マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートにより、パーキングギヤの回転のロックとマニュアルバルブの切換操作とを同時に行うことができ、部品共有化による配置スペース及び部品点数の低減を図ることができる。請求項2記載のように、自動変速機として、入力軸に軸支されるプーリと出力軸に軸支されるプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機に適用する場合、配置スペースの面で特に有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の一形態に係わり、図1は無段変速装置の動力伝達系を示す構成図、図2はパーキング装置の説明図である。
【0011】
図1において、符号1はエンジンであり、このエンジン1の出力軸2が、自動変速機を構成する無段変速部3、終減速部4を介して駆動輪5を支承する駆動軸6に連設されている。無段変速部3は、入力側からトルクコンバータ7、前後進切換装置8、無段変速機9で構成されており、エンジン1の出力軸2がトルクコンバータ7のインペラ7aに連設され、このトルクコンバータ7のタービン7bが前後進切換装置8のプラネタリ入力軸8aに連設されている。
【0012】
尚、符号10は変速機ケース、符号11は、トルクコンバータ7と前後進切換装置8との間に配設され、トルクコンバータ7のインペラ7aに軸着されるドライブスプロケットであり、このドライブスプロケット11に巻装されるチェーン11aを介して図示しないオイルパンに収容されるギヤポンプが駆動される。
【0013】
前後進切換装置8は、プラネタリギヤ12とフォワードクラッチ13とリバースブレーキ14とを内蔵し、フォワードクラッチ13とリバースブレーキ14とが共に開放状態にあるとき、ニュートラル状態となる。また、フォワードクラッチ13のみを係合させると、プラネタリギヤ12が一体回転して、トルクコンバータ7のタービン7bからの動力を無段変速機9へそのまま伝達する。一方、フォワードクラッチ13を開放し、リバースブレーキ14を係合させると、プラネタリギヤ12を介してトルクコンバータ7のタービン7bからの動力を逆転させた状態で無段変速機9へ伝達する。
【0014】
無段変速機9は、プライマリ軸9aに軸着されるプライマリプーリ15と、このプライマリプーリ15に対設されてセカンダリ軸9bに回動自在に支持されるセカンダリプーリ16と、両プーリ15,16に巻装される駆動ベルト17とを備え、セカンダリプーリ16が出力クラッチ18を介してセカンダリ軸9bに連設され、このセカンダリ軸9bが終減速部4のリダクションギヤ(ドライブギヤ及びドリブンギヤ)4aを介して、駆動軸6に軸着されているデファレンシャル装置4bに連設されている。
【0015】
プライマリプーリ15は、プライマリ軸9aに一体的に形成される固定シーブ15aと、この固定シーブ15aに対向して軸方向へ進退自在に係合される可動シーブ15bとからなり、可動シーブ15bの背面側に、プライマリ油圧室9cが形成されている。同様に、セカンダリプーリ16も、セカンダリ軸9bに一体的に形成される固定シーブ16aと、この固定シーブ16aに対向して軸方向へ進退自在に係合される可動シーブ16bとからなり、可動シーブ16bの背面側に、セカンダリ油圧室9dが形成されている。
【0016】
そして、オイルポンプの吐出圧を調圧したライン圧がセカンダリプーリ16に設けたセカンダリ油圧室9dに供給され、また、ライン圧を減圧したプライマリ圧がプライマリプーリ15に設けたプライマリ油圧室9cに供給される。その結果、各油圧室9c,9dに供給される作動圧により、可動シーブ16bを介してトルク伝達に必要な張力が駆動ベルト17に付与され、両プーリ15,16の溝幅が反比例状態に設定されて変速比が制御される。
【0017】
この場合、出力クラッチ18は、通常、接続状態にあり、急ブレーキの際等、駆動ベルト17に大きな負荷が印加される場合に開放動作させて駆動ベルト17の損傷を防止すると共に、急停車の際に開放動作させることで、停車時における無段変速機9のダウンシフト制御を可能とし、良好な再発進性を得る。
【0018】
また、終減速部4のリダクションギヤ4aには、ドリブンギヤ側にパーキングギヤ19が一体的に形成されており、このパーキングギヤ19にパーキング装置のパーキングポール37(図2参照)が噛み合うことで、出力クラッチ18の開放動作に対しても終減速部4をロック状態とする。以下、パーキング装置について説明する。
【0019】
図2に示すように、パーキング装置は、車室内のセレクトレバー20にケーブル21を介して連結される駆動アーム30、この駆動アーム30が端部に軸着されるマニュアルシャフト31、マニュアルシャフト31によって駆動されるパーキング機構部32及びマニュアルバルブ操作部33を備えて構成され、パーキング機構部32とマニュアルバルブ操作部33とで部品を共用化して部品点数を削減し、信頼性向上やコスト低減を図っている。尚、マニュアルシャフト31は、変速機ケース10内のマニュアルバルブ50の近傍に、上下方向に延在する形で回転自在に軸支されている。
【0020】
パーキング機構部32は、駆動アーム30と所定の間隔をおいてマニュアルシャフト31に固定された操作プレート34と、この操作プレート34に回転自在に取り付けられたパーキングロッド35と、パーキングロッド35を摺動自在に支持するサポート36と、パーキングロッド35に係合して「シーソー」運動し、リダクションギヤ4aと一体に形成したパーキングギヤ19と噛み合って終減速部4をロック状態とするパーキングポール37とを備えて構成される。
【0021】
操作プレート34は、パーキング動作とマニュアル操作との双方の作動を担うものであり、スプリングピン38を介してマニュアルシャフト31に固定されるボス部34aと、このボス部34aに固設される略扇形状の板からなるプレート部34bとを備えて構成される。そして、マニュアルシャフト31の回動と共に操作プレート34が揺動し、セレクトレバー20の選択レンジに対応した所定位置、例えば、P(パーキング),R(後進),N(ニュートラル),D(前進),Ds(スポーティドライブ)に対応した位置にプレート部34bが移動する。このプレート部34bについては、マニュアルバルブ操作部33の説明において、再度、後述する。
【0022】
操作プレート34のプレート部34bには、パーキングロッド35が回転自在且つ抜け止めされて取り付けられており、操作プレート34の揺動に従って、パーキングギヤ19の中心軸と直交する方向に進退移動する。すなわち、マニュアルシャフト31の回転運動は、操作プレート34とパーキングロッド35により並進運動に変換されることになる。
【0023】
パーキングロッド35の先端側には、小径部からテーパをつけて拡径したカム部39aを有する筒状のスペーサ39が軸方向に進退可能に取り付けられている。スペーサ39は、パーキングロッド35に嵌合しつつ、パーキングロッド35にカシメ等により突出形成されたスプリング受け35aに一端が支持されたスプリング40によってパーキングロッド35の先端側(図2において左側)に付勢されており、サポート36内で径方向の動きを規制されつつ軸方向に摺動自在に支持されている。これは、セレクトレバー20をパーキングレンジへ操作した時にパーキングポール37の爪部37aがパーキングギヤ19の歯19aに乗り上げた場合における所謂「パーキング待ち」機構を構成するものであり、その作用については後述する。
【0024】
パーキングポール37は、リダクションギヤ4aの中心軸と平行に変速機ケース10に取り付けられる回転軸41を中心として、パーキングギヤ19に噛み合う爪部37aと、スペーサ39のカム部39aに当接する接触部37bが反対端にそれぞれ形成されており、回転軸41に対して「シーソー」運動する。そして、パーキングポール37の爪部37aとリダクションギヤ4aに一体に設けたパーキングギヤ19とを噛み合わせることにより、終減速部4の動きを機械的にロックする。
【0025】
また、パーキングポール37には、爪部37aをパーキングギヤ19から引き離す方向に付勢するリターンスプリング42が装着されている。このリターンスプリング42は、その一端がパーキングポール37に係合される一方、他端側は変速機ケースの内壁に係合しており、パーキングレンジ以外では、パーキングポール37をパーキングギヤ19から引き離してストッパ43に当接させ、不整地等における車体挙動により爪部37aがパーキングギヤ19に不用意に噛み合ってしまうことを防止すると共に、爪部37aがパーキングギヤ19に急激に噛み合うことによるショックを低減する。
【0026】
一方、マニュアルバルブ操作部33は、マニュアルシャフト31に固定された前述の操作プレート34と、操作プレート34の動作を規制するディテントスプリング45とを備えて構成される。操作プレート34のプレート部34bには、パーキングロッド35の取付位置と所定間隔をおいて、前後進切換装置8のクラッチとブレーキの油圧を切り換えるマニュアルバルブ50のロッドに溝等を介して係合されるピン46が立設されており、マニュアルシャフト31の回転によりマニュアルバルブ50のロッドを軸方向に移動させることで、マニュアルバルブ50の切換動作を行う。
【0027】
更に、プレート部34bには、パーキングロッド35の取付位置とピン46の取付位置との間の扇形状の部分に、P,R,N,D,Dsの各レンジ位置に対応して切欠き溝34cが設けられており、ディテントスプリング45は、一端がサポート36と共に変速機ケース10に固定され、他端に、切欠き溝34cに係合するローラ47が取付けられている。すなわち、この切欠き溝34cにローラ47が係合することにより、操作プレート34の停止位置が所定間隔にて規制され、マニュアルバルブ50のロッドに係合するピン46が設定位置になるように規制される。
【0028】
次に、以上の構成によるパーキング装置の動作について説明する。セレクトレバー20を操作すると、その動きがケーブル21を介して駆動アーム30に伝達され、マニュアルシャフト31が回転される。これにより、操作プレート34が回転し、プレート部34bの切欠き溝34cとディテントスプリング45とにより、セレクトレバー20のレンジ選択に応じた所定位置に規定される。これにより、パーキングロッド35が軸方向に移動してスペーサ39がサポート36内をパーキングギヤ19の中心軸と直交する方向に移動すると共に、ピン46が移動してマニュアルバルブ50のロッドが所望の位置に制御される。
【0029】
この場合、パーキングレンジ以外では、スペーサ39のカム部39aとパーキングポール37の接触部37bとが当接する位置までパーキングロッド35が移動せず、従って、リターンスプリング42の付勢力によってパーキングポール37がストッパ43に当接して爪部37aがパーキングギヤ19から離れた状態で保持され、非ロック状態が維持される。
【0030】
このとき、マニュアルバルブ50は、D,Dsレンジでは、前後進切換装置8のクラッチ圧油路をフォワードクラッチ油路に接続すると共にリバースブレーキ油路をドレーン油路に接続する操作位置に切換えられ、Rレンジでは、クラッチ圧油路をリバースブレーキ油路に接続すると共にフォワードクラッチ油路をドレーン油路に接続する操作位置に切換えられる。
【0031】
その結果、D,Dsレンジでは、前後進切換装置8のフォワードクラッチ13が係合されると共にリバースブレーキ14が開放され、前後進切換装置8が一体回転してエンジン1の動力が無段変速機9に伝達される。また、Rレンジでは、リバースブレーキ14が係合されると共にフォワードクラッチ13が開放され、前後進切換装置8が逆転し所定に減速された動力が無段変速機9に伝達される。
【0032】
これに対し、パーキングレンジが選択されると、スペーサ39のカム部39aがパーキングポール37の接触部37bに当接してリターンスプリング42の付勢力に抗して接触部37bを押し上げ、図2に破線で示すように、反対側の爪部37aがパーキングギヤ19に噛み合い、終減速部4がロック状態となる。同時に、マニュアルバルブ50が前後進切換装置8のフォワードクラッチ油路とリバースブレーキ油路とを共にドレーン油路に接続する操作位置に切換えられ、フォワードクラッチ13及びリバースブレーキ14が開放されて前後進切換装置8が空転状態となる。
【0033】
この場合、パーキングポール37が作動したときに、爪部37aがちょうどパーキングギヤ19の歯19a上に乗り上げると、スペーサ39のカム部39aがスプリング40の付勢力に抗してサポート36内で待機し、所謂「パーキング待ち」状態となる。この「パーキング待ち」状態において、車両が少しでも動いてパーキングギヤ19が回転するとスプリング40の付勢力によってカム部39aがパーキングポール37の接触部37bを押し上げて爪部37aとパーキングギヤ19とが噛み合い、ロック状態となる。
【0034】
このように、本実施の形態においては、従来のようにパーキング機構部とマニュアルバルブ操作部とを分離した位置に配設するすることなく、マニュアルシャフト31に固定した操作プレート34を共用部品としてパーキング機構部32とマニュアルバルブ操作部33とを近接して配置し、操作プレート34によりパーキング位置でパーキングギヤ19のロック動作とマニュアルバルブ50の切換操作とを行う。
【0035】
これにより、部品点数の低減と配置スペースの低減とを達成してコスト低減に寄与することができるばかりでなく、マニュアルシャフト31の軸長を短縮化して軽量化と剛性アップが可能となり、セレクトレバー20の操作に対する剛性感を向上することことができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、セレクトレバーをパーキング位置にしたとき、マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートにより、パーキングギヤの回転のロックとマニュアルバルブの切換操作とを同時に行うことができるので、部品共有化による配置スペースの低減と部品点数の低減とを図ることができ、コスト低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速装置の動力伝達系を示す構成図
【図2】パーキング装置の説明図
【符号の説明】
9 無段変速機
15 プライマリプーリ
16 セカンダリプーリ
17 駆動ベルト
19 パーキングギヤ
20 セレクトレバー
31 マニュアルシャフト
32 パーキング機構部
33 マニュアルバルブ操作部
34 操作プレート
50 マニュアルバルブ
Claims (2)
- レンジ位置を選択するセレクトレバーがパーキング位置のとき、パーキングギヤの回転をロックする自動変速機のパーキング装置であって、
上記セレクトレバーと連動して回転するマニュアルシャフトと、
上記マニュアルシャフトに固定されて上記マニュアルシャフトの回転に伴って揺動する操作プレートを有し、上記セレクトレバーのパーキング位置における上記操作プレートの揺動位置で上記パーキングギヤの回転をロックするパーキング機構部と、
上記操作プレートの揺動により、上記自動変速機の油圧制御系のマニュアルバルブを切換操作するマニュアルバルブ操作部とを有することを特徴とする自動変速機のパーキング装置。 - 上記自動変速機は、入力軸に軸支されるプーリと出力軸に軸支されるプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機であることを特徴とする請求項1記載の自動変速機のパーキング装置。
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