JP2004040786A - スケジューリング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この方法において、伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングを通信システム内で優先順位付けする。複数のユーザの間の次のデータ伝送を、優先順位付けされたスケジューリングに基づいて割り当てる。すなわち、本発明の方法及び装置は、伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングに優先順位を付け、そして、優先順位付けされたスケジューリングに基づいて複数のユーザ間で次のデータ伝送を割り当てる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的に次世代のワイヤレス通信システムに関する。更に詳細には、本発明はこれらのユーザに伝送データを割り当てるために通信システムにおけるユーザをスケジューリングすることに関する。
【0002】
【従来の技術】
新たな技術的挑戦は、純音声サービスを提供する第2世代システムから音声とデータが混合されたサービスを提供する第3世代システムに進化する電気通信システムとして出現する。データサービス要求を満たすには、データ性能を最適化するために、新たな性能測定規準及びアルゴリズムが定義されなければならない。
【0003】
CDMA3G−1xエボルーション・データ・オンリー(1xEVDO又はハイ・データ・レートとして知られている)はcdma20003G−1xシステムのエボルーションシステムであり、モバイルユーザにデータサービスを提供するための純データシステムである。1xEVDOでは、1台以上のモバイルからのチャネル品質フィードバックに基づくシステム・リソースの高速スケジューリング又は管理を提供するために、スケジューラー又はスケジューリング機能が基地局コントローラに設けられている。一般的に、スケジューラは所定のタイム・インスタントで伝送用モバイルを選択し、そして、適応変調と符号化が、モバイルにより検索された現在のチャネル条件のための適当なトランスポート・フォーマット(変調と符号化)の選択を可能にする。
【0004】
IS−95の通信システムのような第2世代ワイヤレス通信システムでは、アプリケーションは一般的に、音声系通信スキームを使用する。この場合、基地局とモバイルとの間の接続は専用接続である。これらは本質的に固定接続なので、システムによりサービスされているアクティブ・ユーザ(アクティブ・ユーザは現在のタイム・インスタントで伝送するためのデータを有するユーザである)に伝送する順番を優先順位付けする必要性が無い。しかし、CDMA−2000スタンダード・システム及び1xEVDOのような第3世代ワイヤレスデータ通信の出現により、システム・リソースの管理は重要である。なぜなら、データの特性は音声の特性と著しく異なるからである。例えば、データ伝送は音声伝送と異なり、必ずしも連続的である必要は無く、例えば、基地局とモバイルとの間のバースト伝送又は断続タイプの伝送として具体化することができる。従って、第3世代システムにおける基地局は、無線リソースを各伝送ユーザに割り当てることによりデータユーザの巨大な集団を管理しようとする。一般的に、これは基地局コントローラ内のスケジューラにより制御される優先順位付けスキームを利用することにより行われる。従来の優先順位付けスキームでは、遊休モバイルにはデータ伝送中のモバイルよりも低い優先順位が割り当てられる。
【0005】
従って、スケジューラは通信システムの無線リソースを無駄にすることなく、こらら多数のユーザを管理できなければならない。この管理機能は、基地局がサービス品質(QoS)要件を満たそうとするのに応じて、更に一層重要になっている。QoSは多数の異なる要件を示す一般的な用語ある。基本テナントとして、QoSはワイヤレス通信システムにおける保証性能(例えば、最小/最大データ網スループット、最小遅延要件、パケット紛失レート及びパケット・ダウンロード時間などのような性能)の提供を示す。
【0006】
現在、幾つかのスケジューラ・アルゴリズムが提案されている。或るアルゴリズムはプロポーショナル・フェア(比例公平性)(PF)・スケジューラ・アルゴリズムと呼ばれている。PFアルゴリズムの原理は、スループット率を平均化するように要求された最大データ転送速度チャネルによる伝送ユーザをスケジュールすることである。電気通信では、スループットは1秒毎の受信情報ビット数を意味する。システムにおけるユーザ感知スループットは1秒毎のユーザにより受信された平均情報ビット数として定義される。数式では、この比率は下記の数式1により表すことができる。
【0007】
【数1】
【0008】
前記の数式1において、DRCi(n)は、タイム・インスタントnにおけるユーザiにより要求されたDRC値である。DRCi assignedは、タイム・インスタントnにおけるユーザiに割り当てられたDRC値である。Ri(n)は、時定数Tを有するIIRフィルタにより平均化されたi番目のユーザのスループットである。時定数Tは平均スループットが測定される時間位取り(タイム・スケール)である。公平性プリンシパルも時定数Tに基づく。Tの選択は、フェーディング・チャネルの変動を平滑化し、かつ、ユーザにより感知される平均チャネル・コンディションを示すのに十分に大きいが、パケット遅延要件を満たすか又は越えるほど大きすぎてはならない。
【0009】
RFアルゴリズムは多数のユーザからの多重化利得を探査し、そして、同時に、“プロポーショナル・フェア(比例公平)”センスと呼ばれるものでユーザにサービスする。RFアルゴリズムは、ユーザ間のDRCi(n)/Ri(n)比率を等化する傾向がある。その結果、平均ユーザ・スループットは、要求したユーザ毎のDRCレートに“比例”する。すなわち、Ri∝DRCiである。換言すれば、良好なチャネル・コンディションを有するユーザは高いスループットを達成し、不良なチャネル・コンディションを有するユーザは低いスループットを達成する。更に、RFアルゴリズムは、システムにより賦課させることができるQoS要件を大切にしない包括的アルゴリズムである。また、RFアルゴリズムは多くの推測作業を必要とし、その結果、ユーザ・ダイバーシティについて完全に履行されない。
【0010】
一般化プロポーショナル・フェアネス・アルゴリズム又はG−フェア・アルゴリズムと呼ばれる別のアルゴリズムは、別のエキスプローラ・ユーザ・ダイバーシティに対して生成されたRFアルゴリズムの一般化バージョンである。このアルゴリズムは下記の数式2により定義することができる。
【0011】
【数2】
前記式中、DRCi(n)、DRCi assigned及びRi(n)は前記数式1で述べた定義と同じ定義を有し、DRCi avg(n)は、タイム・インスタントnにおけるユーザiの平均化DRC値であり、下記の数式3を用いて更新される。
【0012】
【数3】
【0013】
G−フェア・アルゴリズムにおける優先順位重み計算は、h(DRCi avg)/DRCi avg関数により元の重み値を多重化することによるRFアルゴリズムと異なる。関数h( )の5種類のバリエーションが存在する。これらは、G−フェア・アルゴリズムに関する下記の5種類の異なるオプションをもたらす。
オプション0:h(DRCi avg)=DRCi avg;
オプション1:h(DRCi avg)=2*DRCi avg;
オプション2:h(DRCi avg)=4*DRCi avg;
オプション3:h(DRCi avg)=1
オプション4:h(DRCi avg)=min(c*DRCi avg,d)
【0014】
オプション0〜4において、DRCi avgはi番目のユーザの150bpsの単位における平均DRC値であり、cは定数であり、dは256から16384の間の有効範囲を有する定数である。定数cは前記の数式3を単純化するために1に設定することができる。オプション0、オプション1及びオプション2はそれぞれ異なる形式であるが、これらは全て、これらの性能に置き換えてRFアルゴリズムをもたらす。なぜなら、全てのユーザの優先順位は同じ固定定数により評価され、そして、優先度の順位は未変化のままだからである。h()=1であるオプション3では、数式の右辺の定数“1”は、オプション3の性能に悪影響を及ぼすことなく、他の定数により置き換えることができる。オプション3におけるスケジューリング原理はRFアルゴリズムのスケジューリング原理と異なる。RFアルゴリズムにより示唆されるように、ユーザの要求に比例するユーザ・スループットを提供する代わりに、オプション3は時間中のユーザの要求の変化に比例するユーザ・スループットを提供する。
【0015】
オプション4はG−フェア・アルゴリズムの一般化形式である。オプション4は、小さなd値によりオプション3に退歩し、また、大きなd値によりオプション0、1及び2になる。オプション4の性能は2つのパラメータ(定数cと定数d)により規定されるが、これらの絶対値では規定されない。例えば、{c=1,d=256}の状況と{c=2,d=512}の状況を比較すると、それぞれ同じ性能を生じる。数式3を更に単純化するために、パラメータcは1(c=1)に正規化される。オプション4はG−フェア・アルゴリズムの他のオプションを包含するので、下記の説明では主にG−フェア・アルゴリズムのオプション4に焦点を当てて行う。
【0016】
図1は従来のスケジューラ・アルゴリズムの性能を示す。特に、G−フェア・アルゴリズムのオプション4のh関数は図1に示されるように、2つの直線断片からなる。d未満のDRCi avg値の場合、数式2による重み計算はRFアルゴリズムの数式1にまで低下する。d超のDRCi avg値の場合、h(DRCi avg)値はdで上限とされ、その結果、数式2で計算された重みはRFアルゴリズムで計算された値よりも小さい。このh関数の挙動は、低DRCi avg値を有するユーザを利するために、高DRCi avg値を有するユーザを阻止する制御メカニズムを提供する。適正に選択されたd値では、ユーザ感知スループットの動的範囲、最小スループットと最大スループットとの間の距離範囲も調整できる。
【0017】
G−フェア・アルゴリズムの性能を下記の表1に列挙された想定条件に基づいてシミュレートした。このシミュレーションでは、伝送するためのフル・バッファー・データを有する3kmphにおける20台の同時的アクティブ・モバイルを評価した。付加的ホワイト・ガウス・ノイズ(AWGN)、1−パス・レイリー・フェーディング(1−path Rayleigh fading)及び2−パス・レイリー・フェーディングからなる、3本の伝播チャネル・コンディションをシミュレートした。h関数におけるdパラメータの値は、対応する物理チャネルが38.4kbpsの倍数になるように、256の倍数として選択した。
【0018】
【表1】
【0019】
図2は、異なるユーザ・スループットに関する図1の従来技術のスケジューラ・アルゴリズムの性能を示す。特に、図2はユーザ・スループット及びセクター・スループットに関するG−フェア・アルゴリズムの性能を例証する。ユーザ・スループットはユーザ感知チャネル速度の特徴をなし、物理的にユーザにより成功裏に受信された総ビット数対セッション稼働時間の比率として表現される。セクター・スループットはセクター毎の集合体チャネル速度である。1つのBSにより管轄されるサービスエリアはセルと呼ばれる。セル内では、複数のセクターが存在し得る。代表的な構成は、1つのセル内に3つのセクターを有する。セクター・スループットは、総良好物理チャネル伝送ビット数対シミュレーション時間の比率として計算される。
【0020】
ユーザ・スループットの標準偏差は“フェアネス(公平性)”の尺度と見做すことができる。図2に示されるように、パラメータdの値が256〜16384の範囲内で変動するのに応じて、ユーザ・スループットの標準偏差は約0〜45kbpsの範囲内で変化し、セクター・スループットは約400〜1000kbpsの範囲内で変化する。ユーザ・スループットの標準偏差はパラメータdの値が低下するのに応じて減少する。小さなd値は、個々のユーザの異なるチャネル・コンディションに関係なく均一なユーザ・スループットを提供するために使用できる。しかし、d値の低下は二律背反的に、低セクター・スループットを生じる。なぜなら、スケジューラは幾つかのユーザにより見られる良好なチャネル・コンディションを完全には探査しないからである。スケジューラは、まるで全てのユーザが同じチャネル・コンディションを有していたかのように、これらユーザを処理する。しかし、パラメータdを適正に選択することにより、たとえ折衷的セクター・スループットでも、或る程度のフェアネスを達成できる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
前記のQoS要件のような一層の要件がワイヤレス・システムに賦課されるに応じて大幅な改変が必要ではあるが、G−フェア・アルゴリズム(PFアルゴリズムではあるが)は、汎用アルゴリズムである。例えば、最小又は最大速度QoS要件を賦課するために、スケジューラはQoS変数の関数である目的変数を定義しなければならない。現在提案されているスケジューラ・アルゴリズムには、スケジューラが第3世代ワイヤレス・システムの増大するQoS要件を処理できるメカニズムは存在しない。
【0022】
更に、G−フェア・アルゴリズム(PFアルゴリズムではあるが)であっても、簡単な先着順サービス待ち行列アルゴリズムよりも一層公平に、多数のユーザ間で通信リソースを割り当てることを試みている。しかし、このような割り当ては、全てのサービス・プロバイダー要件(QoS要件)を満たすために、データ伝送の全体にわたって十分な制御をワイヤレス通信サービスのプロバイダーに提供しない。例えば、ワイヤレス通信網に過度な要求を加える複数のユーザのデータ・スループットを拘束する問題が残っている。また、各ユーザが通信網で利用するアプリケーションの性質に基づくユーザ間の差異の問題も存在する。更に、各ユーザの支払いプランに基づく通信網ユーザ間の差異の問題も存在する。従って、データ伝送を割り当てる従来のスキーム(方式)はこれらの問題点及びその他のサービス・プロバイダー要件を取り扱うのに不適当である。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、本発明の、通信システム内の複数のユーザに伝送データを割り当てるために複数のユーザをスケジューリングする方法及び装置により解決される。本発明の方法及び装置は、伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングに優先順位を付け、そして、優先順位付けされたスケジューリングに基づいて複数のユーザ間で次のデータ伝送を割り当てる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の原理は汎用移動通信システム(UMTS)標準における周知の高速ダウンリンク・パケット・アクセス(HSDPA)仕様に基づくワイヤレス通信システムに特に好適であり、この実施態様に従って説明するが、ここに図示され、かつ記載された実施態様は単なる例証であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。更に、下記で使用される場合、「ユーザ」及び「ユーザ装置(UE)」という用語は、ワイヤレス通信網のような通信網における「移動局(モバイル・ステーション)」(また、場合によっては「遠隔局(リモート・ステーション)」と呼ばれることもある)という用語と同義語である。また、「基地局」及び「ノード−B」という用語も互換的に使用されることがある。
【0025】
或る実施態様では、システム内の全てのアクティブ・ユーザの平均ユーザ・スループットが計算され、各ユーザの実際のスループットを算出された平均スループットと比較する。この比較に基づいて、複数のユーザのスケジューリング(例えば、ユーザがデータ伝送を受信する順番のスケジューリング)が優先順位付けされる。
【0026】
この実施態様によれば、複数のユーザのスケジューリングを優先順位付けするために、各ユーザに適用されるべき優先順位調整係数が決定される。優先順位調整係数は、部分的に、更新関数に基づいて決定することができる。更新関数は、ユーザの実際のスループットと全アクティブ・ユーザの算出平均ユーザ・スループットとの間の算出差に比例する。更新関数の符号に基づいて、複数のユーザの各々は、基地局内のスケジューラのような装置により優先順位付けされる。優先順位調整係数は、更新関数の符号に基づいて増分されるか又は減分される。スケジューラは、最高優先順位ユーザとして決定されたユーザに現在のタイム・スロット内のデータを割り当て、かつ伝送すべきことを基地局に通知する優先順位情報を出力する。
【0027】
別の実施態様は、伝送データを受信するために複数のユーザをスケジューリングする方法に関する。この方法では、全てのアクティブ・ユーザにわたる平均ユーザ・スループットが計算され、そして、各ユーザに関する関数結果は算出平均ユーザ・スループットに基づいて、かつ、各ユーザのユーザ感知スループットに基づいて計算される。伝送データを受信するユーザのスケジューリングは関数結果に基づいて優先順位付けされる。
【0028】
前記の実施態様における方法を呼び出す装置は、例えば、基地局内のコントローラ、更に詳細には基地局コントローラの一部であるスケジューラであることができる。この説明における、「コントローラ」、「基地局コントローラ」及び「スケジューラ」という用語は互換的に使用される。なぜなら、これらは通信システム内でデータ伝送を受信するユーザをスケジューリングする例証的装置を指すからである。下記で一層詳細に示されるように、この装置は、全アクティブ・ユーザにわたる平均ユーザ・スループットを計算するフィルタ及び全アクティブ・ユーザにわたる平均ユーザ・スループットに基づいて伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングを優先順位付けする優先順位決定器を含む。
【0029】
この説明における、「平均サービス速度」及び「平均ユーザ・スループット」という用語は同義である。更に、「要求データ転送速度」という用語は、場合により、「データ転送速度要求」及び「要求サービス速度」と呼ばれることもある。更に、「優先順位調整係数」という用語も、優先順位を各ユーザに割り当てる方法を説明するために、「優先順位値」と呼ばれることもある。
【0030】
更に別の実施態様は、通信システム内のユーザに伝送データを割り当てるために複数のユーザをスケジューリングする方法に関する。この方法では、例えば、基地局コントローラ又は基地局内のスケジューラのような装置が各ユーザの平均サービス速度を決定し、そして、ユーザの要求サービス速度及びユーザの平均サービス速度の両方に基づく各ユーザの優先順位値を決定する。コントローラは、伝送データのユーザへの割り当てを制御するために、少なくとも一つの平均サービス速度及び少なくとも1人のユーザの優先順位値を変更する。
【0031】
更に別の実施態様は、ユーザに伝送データを割り当てるために、複数のユーザをスケジューリングする方法に関する。この方法では、複数のユーザの各々の平均サービス速度が変更される。変更平均サービス速度は複数のユーザのうちの1人の平均サービス速度に基づくことができる。変更平均サービス速度及びユーザの要求サービス速度の両方に基づいて、ユーザの優先順位値が決定される。データの次の伝送は、最高優先順位値を有するユーザに割り当てられる。
【0032】
更に別の実施態様では、複数のユーザの各々に関する平均サービス速度を決定し、そして、これを閾値と比較する。この比較に基づいて、データの次の伝送の割り当てに関するユーザの適格性(例えば、伝送速度を受信するための適格性)が決定される。
【0033】
図3は、本発明による装置のブロック図である。図3に示されるように、基地局コントローラ(図示されていない)はスケジューラ300を有する。スケジューラ300に入力するのに応じて、複数のアクティブ・ユーザは、データ転送速度チャネル(DRC)305を介して、データ転送速度要求を送信する。DRC305を介してユーザにより伝送された値はユーザの要求速度を示す。複数の要求データ転送速度はIIR(無限インパルス応答)フィルタ310により受信することができる。フィルタ310は、全アクティブ・ユーザにわたる要求データ転送速度を同化させ、そして、全アクティブ・ユーザの平均ユーザ・スループットを計算する。
【0034】
更に、各データ転送速度要求はレンジ計算機320に入力される。レンジ計算機320は、IIRフィルタ310により更新されるユーザ感知スループットに基づいて、平均ユーザ・スループット(「動的目標速度RDtarget」とも呼ばれる)を計算する。次いで、全ユーザの平均ユーザ・スループット及び最大及び最小ユーザ・スループット結果が優先順位決定器330に入力される。下記で更に詳細に説明するように、優先順位決定器330は、各アクティブ・ユーザをスケジューリングするデータ伝送の優先順位を決定するために、多数の関数を実行する。例えば、各ユーザのユーザ感知スループットと算出平均ユーザ・スループットとの比較などの関数を実行する。しかし、実行される機能はこれだけではない。各ユーザの優先順位の決定の一部として、優先順位決定器330は、更新関数に基づく優先順位調整係数を適用する。更新関数(スケジューリング・アルゴリズムに対する更新値の出力)は、ユーザの実際のスループットと平均ユーザ・スループットとの間の算出差に比例する。従って、優先順位決定器330は、各ユーザに適用された優先順位調整係数に基づいて、各ユーザに優先順位を割り当てる。これは各ユーザについて算出された更新関数の機能である。優先順位決定器330は、優先順位情報を出力する。この情報は、基地局に、現在のタイム・スロット内のデータを、最高優先順位ユーザとして識別されたユーザに伝送すること(例えば、データの特定の次の伝送を割り当てること)を通知する。
【0035】
図4は、本発明の実施態様による方法を例証する。図4を参照する。全てのタイム・インスタントにおいて、スケジューラ300は全アクティブ・ユーザ間の平均ユーザ・スループットを計算する(ステップS10)。平均ユーザ・スループットは時間中に変化するので、この値は「動的目標ユーザ・スループット」又は「RDtarget」と呼ぶことも出来る。ステップS20において、ユーザのスケジューリングは、各ユーザに関する各ユーザ感知スループットをRDtarget算出値と比較することにより優先順位付けされる。特に、この比較は各ユーザ感知スループットとRDtargetとの間の差を計算することを含む。
【0036】
更に詳細には、最大ユーザ・スループット(Rmax)、最小ユーザ・スループット(Rmin)及び平均ユーザ・スループット(RDtarget)の関数である更新関数(Fi d(n))を各タイム・インスタントnについて決定する。下記で詳細に説明するように、Fi d(n)はユーザのユーザ感知スループットとRDtargetとの間の差に比例する。
【0037】
ステップS20における比較結果に基づいて、スケジューラ300は全アクティブ・ユーザのスケジューリングを優先順位付けする(ステップS30)。下記の説明から明らかなように、この優先順位付けは、各ユーザに優先順位を割り当てるために、優先順位調整係数Fi(n)をスケジューラ・アルゴリズムに適用することに基づいて実行される。優先順位調整係数は各ユーザについて各タイム・インスタントにおいて決定された更新関数に基づいて計算される。各ユーザが優先順位付けされたら、優先順位決定器300により最高優先順位ユーザを選択する(ステップS40)。そして、優先順位決定器300はこの最高優先順位ユーザに関する識別情報を出力する(ステップS50)。この情報は、基地局に、このユーザに現在のタイム・スロット内のデータを伝送すること(データの次の伝送を割り当てること)を通知する。
【0038】
QoS要件により動機付けされた、本発明によるスケジューラ及びスケジューリング方法は、公平性(フェアネス)を提供するためと同様に、十分なセクター・スループット(すなわち、ワイヤレス通信網又はシステムのセクター内のユーザにより受信された1秒毎の情報ビット数)を維持しながら、最大及び最小制約をユーザ・スループットに据えるため開発された。全ユーザ感知スループットがRminとRmaxとの間の稼働範囲内に収まるように、スケジューラ・アルゴリズムを脚色することができる。更に、スケジューラ・アルゴリズムは、前記に概説したように、追加的パラメータである、Fi(n)、Fi d(n)、Rmin及びRmaxを導入する。従って、スケジューラ・アルゴリズムは下記の数式4により定義することができる。
【0039】
【数4】
【0040】
前記の数式4において、DRCi(n)及びRi(n)は前記数式1で定義したものと同一である。Fi(n)はユーザiの重み計算における優先順位調整係数であり、更新関数Fi d(n)により更新される。Rmax及びRminは、前記のように、各タイム・インスタントnにおける最大及び最小ユーザ・スループットを示す。Mは優先順位調整係数を増分するために使用される定数であり、Nはシステム内の所定のタイム・インスタントにおけるアクティブ・ユーザの人数である。
【0041】
更新関数Fi d(n)の挙動は図5に示される。図5を参照すると、ユーザ感知スループットがRminとRmaxの範囲内に存在するユーザの場合、更新関数はユーザ感知スループットと全アクティブ・ユーザの平均ユーザ・スループット(RDtarget)との間の差に比例する。従って、更新関数の符号は、RDtargetよりも大きなユーザ・スループットを有するユーザについては正である。ユーザ・スループットがRDtarget未満のユーザに関する符号は負である。
【0042】
ユーザ・スループットが動作範囲外であるアクティブ・ユーザの場合、更新関数は、ユーザ感知スループットとRmin又はRmaxとの間の差の指数関数である。従って、図5に示されるように、このシナリオでは、ユーザ感知スループットがRmaxよりも大きいユーザの場合、更新関数の符号は正であり、ユーザ感知スループットがRmin未満のユーザの場合、更新関数の符号は負である。これらの特性を使用し、優先順位決定器330は優先順位調整係数を増分又は減分することができる。そして、ユーザ感知スループットがRmin未満のユーザに高優先順位を割り当て、一方、ユーザ感知スループットがRmax超のユーザに低優先順位を割り当てることができる。最高優先順位を有するユーザは、数式4で示されるように、最大DRCi(n)/Ri(n)*Fi(n)を有するユーザである。
【0043】
図6は、異なるユーザ・スループットに関する本発明によりスケジューリング方法の性能を例証する特性図である。スケジューラ・アルゴリズムの性能を研究するために、下記の表2に示される想定条件下でシミュレーションを行った。
【0044】
【表2】
【0045】
表2におけるシミュレーション想定条件は、動作範囲に9.6kbpsの下限Rminと1MbpsのRmaxに設定された上限が付け加えられたこと以外は、前記のG−フェア・アルゴリズムに関するシミュレーション想定条件と類似している。優先順位調整係数F(n)の初期値は1000に設定した。また、定数M値はシステム・パラメータとして、1〜100の範囲内で変化する。図6に示されるように、セクター・スループットは約400kbps〜1000kbpsの範囲内である。定数Mが増大するのに応じて、ユーザ・スループットの標準偏差も増大する。換言すれば、小さいM値は、更新関数により生成された更新値により設計されるように、ユーザ・スループットの変動の全域で緊密な制御を行う。
【0046】
スケジューラは、特定の遅延要件を満たすために、最小及び最大ユーザ感知スループットの制御を提供する。更に、スケジューラはユーザ・スループットにおける変動を緊密に制御する。この制御は、現存するアルゴリズムの比例公平性を制限しないユーザ定義公平性を達成するために、探求することができる。
【0047】
図7、本発明の別の実施態様による通信システムの模式的ブロック図である。図7には、本発明の例証的実施態様による通信システム700が図示されている。通信システム700は、基地局712と、複数の遠隔局(ユーザ)(以下、「移動局714A〜714E」と呼ぶ)を含む。各移動局は基地局712と無線により通信する。更に、基地局712は例えば、公衆電話交換ネットワーク(PSTN)715とも通信することができる。
【0048】
基地局712は複数のトランシーバ716A〜716Dと、前記各トランシーバと接続されたアンテナ720と、前記各トランシーバ716A〜716Dに接続され、かつ、これらを制御するコントローラ722を有する。コントローラ722は例えば、図3に関して説明したような、スケジューラ300を有する。移動局714A〜714Eは互いに同一であるか又は本質的に類似している。従って、単一の移動局714Aについて説明すれば十分である。移動局714Aは、例えば、トランシーバ724と、該トランシーバに接続されたアンテナ728と、該トランシーバに接続されたコントローラ730からなる。
【0049】
複数の移動局714A〜714Eの各々は基地局712と通信し、そして、基地局712へ要求サービス速度(例えば、データ転送速度要求)DRC(n,i)を伝送する。ここで、nはデータの伝送のためのn番目のタイム・スロットを示し、iは要求サービス速度を伝送する移動局を示す。基地局712はn番目のタイム・スロットにおける次のデータ伝送を割り当てる。この割り当ては、複数の移動局714A〜714Eを優先順位付けするスケジューリング動作に従って行われる。その結果、コントローラ722により実行処理される場合、高いスループット制御がもたらされる。
【0050】
図8は本発明の別の例証的実施態様による方法を説明する流れ図である。スケジューリング動作は流れ図824により例証される。ブロック826で開始した後、ブロック828において、少なくとも1つの移動局714A〜714Eは、基地局712で受信される要求サービス速度を伝送する。ブロック830において、平均サービス速度R(n,i)がn番目のスロット(すなわち、次のデータ伝送について割り当てるべきタイム・スロット)に関するi番目の移動局について決定される。ブロック834において、要求サービス速度DRC(n,i)及び平均サービス速度R(n,i)に基づいて、優先順位値PV(n,i)(例えば、優先順位調整係数)がn番目のスロットのi番目の移動局について決定される。
【0051】
スループット制御を高めるために、少なくとも1つの移動局714A〜714Eの優先順位値を変更することもできる。従って、i番目の移動局の場合、優先順位値PV(n,i)は、i番目の移動局が、優先順位値が変更されるべき少なくとも1つの移動局のセットSのうちの移動局である場合、ブロック834において変更される。要求サービス速度を基地局712へ伝送する各移動局について、これらのステップはブロック836で反復される。従って、少なくとも1つの移動局714A〜714Eの優先順位値を変更することができる。
【0052】
各移動局714A〜714Eについて、どの移動局が最高優先順位値を有するかに関する決定がブロック838において行われる。ブロック840において、スケジューリング動作に従って決定されるような最高優先順位値に基づいて、次のデータ伝送が割り当てられ、その後、ブロック842において、スケジューリング動作は完了する。
【0053】
図9は、図8の流れ図の一部の別の実施態様によるステップの流れ図である。図9には、図8における流れ図824のブロック834における優先順位値PV(n,i)をシステム的に変更する実施態様の一例が示されている。この実施態様によれば、i番目の移動局の優先順位値はi番目の移動局の要求サービス速度DRC(n,i)に基づいて変更される。ブロック844において、優先順位値PV(n,i)の変更は、係数F(DRC(n,i))の決定を含む。この係数は、要求サービス速度DRC(n,i)の関数である。優先順位値PV(n,i)自体は、要求サービス速度DRC(n,i)及びi番目の移動局の平均サービス速度R(n,i)(例えば、平均サービス速度は数式1の平均ユーザ・スループットであり、ここではDRC(n,i)/R(n,i)として示される)に基づく。
【0054】
ブロック846において、優先順位値PV(n,i)は、優先順位値に係数F(DRC(n,i))を掛けることにより変更される。これは、要求サービス速度に基づく優先順位値の変更の直接的で効率的な方法を提供する。例えば、係数が要求サービス速度に逆比例して変化する場合(例えば、Fが連続的である場合、[dF(DRC(n,i))/dDRC(n,i)]<0)、変更結果は高要求サービス速度の効果を低下させ、そして、低要求サービス速度の効果を高める。
【0055】
優先順位値を増大させるか又は低下させるために代わる代わる使用できる連続関数又は離散関数の何れかに基づくその他の複数の乗法係数も存在する。更に、システム700は例えば、ルックアップ・テーブルに格納された1つ以上の係数を代わる代わる使用し、i番目の移動局の要求サービス速度が他の移動局の要求サービス速度よりも低いか又は高いかに応じて、優先順位値を増大させたり或いは低下させたりすることができる。
【0056】
例えば、このような変更は、幾つかの移動局が他の移動局よりも高いサービス速度を一貫して要求する場合に好都合である。例えば、一貫した高要求サービス速度は、多分、移動局に関連付けられた良好な無線周波数(RF)状態による、移動局の一層好都合な伝送及び/又は受信状態を反映する。高要求サービス速度の効果を低下させることにより、システムは、好都合な状態下の移動局により得られるスループット対悪い状態下の移動局により得られるスループットの小さな比率を達成する。
【0057】
図10は、図8の流れ図の一部の別の実施態様によるステップの流れ図である。更に別の実施態様において、通信システム700は、移動局の平均サービス速度R(n,i)に基づいて、i番目の移動局の優先順位値PV(n,i)を変更することができる。図10のブロック848において、優先順位値PV(n,i)の変更は、係数G(R(n,i))の決定を含む。ここで、Gは平均サービス速度R(n,i)の関数である。また、優先順位値PV(n,i)はここでも、要求サービス速度DRC(n,i)及びi番目の移動局の平均サービス速度R(n,i)に基づく。ブロック850において、優先順位値に係数G(R(n,i))を掛けることにより、優先順位値を変更することができる。
【0058】
従って、係数が平均サービス速度に逆比例して変化する場合(例えば、Gが連続的である場合に、dG(R(n,i))/dR(n,i)]<0)、優先順位値PV(n,i)に係数G(R(n,i))を掛けると、i番目の移動局の平均サービス速度が他の移動局の平均サービス速度よりも高い場合には優先順位値を低下させ、i番目の移動局の平均サービス速度が他の移動局の平均サービス速度よりも低い場合には優先順位値を増大させる。前記と同様に、連続関数又は離散関数に基づいて、要求サービス速度が高い場合には優先順位値を低下させるために、また、要求サービス速度が低い場合には優先順位値を増大させるために、どちらにも使用できる。
【0059】
更に一般的には、例えば、予め低サービス速度が割り当てられた移動局には有利に変更優先順位値を歪め、また、予め高サービス速度が割り当てられた移動局には不利に変更優先順位値を歪めるために、これらの係数を使用することができる。システム700は例えば、ルックアップ・テーブルに格納された1つ以上の係数を代わる代わる使用し、要求サービス速度が他のものよりも低いか又は高いかに応じて、優先順位値を増大させたり或いは低下させたりすることができる。
【0060】
図11Aは図8の流れ図の一部の更に別の実施態様によるステップの流れ図である。この実施態様では、通信システム700の少なくとも1つの移動局714A〜714Eの優先順位値PV(n,i)をQoSパラメータにより更に変更することができる。図11Aに示された実施態様によれば、ブロック834’において、係数F(DRC(n,i))は前記で説明したように決定することができる(ブロック844)。更に、ブロック852において、QoSパラメータX(i,j)は、n番目のスロットに対してi番目の移動局について決定することができる。ブロック853において、係数F(DRC(n,i))は、これにQoSパラメータX(i,j)を掛けることにより変更することができる。ブロック854において、i番目の移動局の優先順位値PV(n,i)は、係数F(DRC(n,i))とQoSパラメータX(i,j)との積と掛け算することができ、これにより、要求サービス速度に基づく係数とQoSパラメータの両方により変更された優先順位値が得られる。
【0061】
図11Bは図8の流れ図の一部の更に他の実施態様によるステップの流れ図である。図11Bに示されるような他の実施態様では、ブロック834’’において、係数G(R(n,i))は前記に説明したように決定することができる(ブロック848)。また、同様に前記に説明したように、ブロック852において、n番目のスロットに関するi番目の移動局について、QoSパラメータX(i,j)を決定することができる。ブロック853において、QoSパラメータを使用し、例えば、該パラメータと係数の積、すなわち、R(n,i)*X(i,j)を得ることにより係数R(n,i)を変更することができる。このようにして得られた積を使用し、ブロック855において、係数G(R(n,i))とQoSパラメータX(i,j)との積を先順位値に掛けることにより、i番目の移動局の優先順位値PV(n,i)を変更することができる。従って、優先順位値は、平均サービス速度に基づく係数とQoSパラメータの両方により変更される。
【0062】
例えば、QoSパラメータX(i,j)は基地局712が移動局iにサービス提供している支払スキームに基づかせることができる。従って、例えば、jは支払スキームに基づく幾つかの個別クラスのうちの一つを示すことができる。従って、パラメータが変更された時に、好ましい支払スキーム下の移動局が上昇された優先順位値を有するように、パラメータX(i,j)を選択することができる。
【0063】
別法として、QoSパラメータX(i,j)はi番目の移動局に割り当てられた優先順位クラスに対応させることができる。更に、QoSパラメータX(i,j)は、i番目の移動局がn番目のスロットにおいてサービス速度DRC(n,i)を要求するためのアプリケーションに基づかせることもできる。従って、例えば、X(i,j)に関して、jは移動局によりn番目のスロットで実行されるべき幾つかの個別的なアプリケーションのうちの一つを示すことができる。
【0064】
図12は本発明の更に別の実施態様による方法を例証する流れ図である。また、図13は図12のの流れ図の一部分の更に代替的実施態様を例証する流れ図である。図12及び図13を参照する。i番目の移動局の優先順位値PV(n,i)は、変更平均サービス速度R*(n,i)に基づいて決定することができる。前記に説明したように、優先順位値は、要求サービス速度対平均サービス速度の比率として定義することができる。従って、平均サービス速度を変更することにより、通信システム700は、しかるべく優先順位値に影響を及ぼすことが出来る。図12の実施態様は流れ図1256として説明される。この流れ図において、ブロック1258で開始した後、ブロック1260において、基地局712はn番目のスロットのi番目の移動局からのサービス速度DRC(n,i)に関する要求を受信する。ブロック1262において、1つ手前のスロットまでのサービスに関する平均サービス速度(すなわち、R(n−1,i))を計算することができる。次いで、ブロック1264において、変更平均サービス速度を、R(n−1,i))及び下記で詳細に説明するような付加係数fに基づいて計算することができる。
【0065】
一般的に、n番目のタイム・スロットにおけるi番目の移動局の平均サービス速度R(n,i)は次の数式に従って算出できる。R(n,i)=(1−(1/t))*R(n−1,i)+(1/t)*(ユーザiに関するスロットn−1におけるサービス提供速度)前記式中、tは平均化のために使用されたタイム・ウインドウにおけるスロットの個数である。ブロック1262において、この数式を用いて、スロットn−1に関する平均サービス速度R(n−1,i)を計算する。R(n−1,i)=(1−(1/t))*R(n−2,i)+(1/t)*(ユーザiに関するスロットn−2におけるサービス提供速度)として計算される。次いで、ブロック1276及び1278において、変更平均サービス速度を算出する。
【0066】
ブロック1276において、付加係数fは例えば、平均化ウインドウについて決定された昔のサービス提供速度に基づいて決定される(例えば、f(R(n,i))))。ブロック1278において、スロットnに関する変更平均サービス速度R*(n,i)を、付加係数とR(n−1,i)に基づいて、R*(n,i)=(1−(1/t))*R(n−1,i)+(1/t)*(1/f(サービス提供速度))(ユーザiに関するスロットn−1におけるサービス提供速度)に従って決定する。付加係数fは、i番目の移動局の平均サービス速度が、昔の他の移動局の平均サービス速度よりも高いか又は低いかに従って、R*(n,i)は高いか又は低いものであるように選択することができる。この選択は、f値が平均サービス速度と正比例的に変化するか又は反比例的に変化するかに応じて優先順位値を上昇させるか又は低下させる効果を有する。また、付加係数fは前記のようにQoSパラメータによっても更に変更することができる。
【0067】
図14は本発明の更に他の実施態様による方法を例証する流れ図である。この更に他の実施態様では、閾値条件を満たす通信システム700における移動局は、次のデータ伝送を割り当てる資格がある。この割り当ては図14に示された流れ図1480に従って行われる。ブロック1482で開始した後、ブロック1484において、i番目の移動局からのサービス要求は基地局712により受信される。ブロック1486において、i番目の移動局の平均サービス速度R(n,i)が決定される。ブロック1488において、閾値R_target(例えば、RDtarget)が決定され、ブロック1490において、平均サービス速度と閾値が比較される。平均サービス速度が閾値未満であると決定されると、3台の移動局が次のデータ伝送を割り当てる資格がある。資格があると決定された各移動局について、ブロック1492,1494,1496,1497において、優先順位値PV(n,i)を決定し、かつ、変更することができる。従って、ブロック1498において、変更された最高優先順位値に基づいて次のデータ伝送を割り当てることができ、その後、ブロック1499において、スケジューリング動作が完了する。
【0068】
移動局がn番目のスロットにおける考慮から除外されたとしても、平均サービス速度R(n,i)を何れの移動局についても更新することができる。従って、このような除外移動局について、前記の数式が平均サービス速度の決定に使用される場合、平均サービス速度R(n,i)はスロット毎に低下する。従って、時間を通して、除外移動局は考慮される高い見込みを有する。
【0069】
更に、閾値は移動局の総数に基づいても選択することができる。従って、例えば、閾値がユーザの人数と逆比例的に変化するように選択された場合、1台の移動局は通信システム700内の多数の移動局と見做される高い見込みがある。
【0070】
更に、閾値は全移動局平均サービス速度の平均値に基づいて決定することができる。例えば、R_targetは、iに関する全平均サービス速度の合計を移動局の総数Nで割った値として、R_target=[ΣR(n,i)]/Nに従って算出することができる。別法として、又は付加的に、閾値はQoSパラメータに応じて変化するようにさせることもできる。前記のように、QoSパラメータは、サービスが移動局に提供されている下の支払スキームに関連するか、又は移動局について実行されるべきアプリケーションに関連する。
【0071】
更に、閾値は、各移動局の伝送条件(例えば、RFコンディション)のようなファクターを考慮するように変更することができる。例えば、変更閾値は、R_targetに係数Kを掛けることにより得ることができる。例えば、Kが1よりも大きい場合、良好な伝送状態から利益を得ている移動局に、平均して他の移動局よりも大きなスループットが割り当てられる。従って、閾値をKで変更することは、他の移動局よりも良好な伝送状態の利益を有する移動局の利益になるように、閾値を歪ませる効果を有する。
【0072】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は様々に変更することができる。例えば、図3及び図7における論理ブロックはハードウエア及び/又はソフトウエアで実現することができる。ハードウエア/ソフトウエア実現は製造方法及び製品の組合わせを有することができる。製品は更に記憶媒体、方法を実行するプロセッサにより読み出される符号部分を有するコンピュータ読出可能媒体及び実行可能なコンピュータ・プログラムを含むこともできる。実行可能なコンピュータ・プログラムはこの方法内の前記動作を実行するためのインストラクションを包含する。コンピュータが実行可能なプログラムは、外部的に提供される伝播信号の一部としても提供することができる。
【0073】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号がある場合は、発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限するよう解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のスケジューラ・アルゴリズムの性能を示す特性図である。
【図2】異なるユーザ・スループットに関する図1の従来技術のスケジューラ・アルゴリズムの性能を示す特性図である。
【図3】本発明の例証的な実施態様による装置のブロック図である。
【図4】本発明の例証的な実施態様による方法の流れ図である。
【図5】本発明の例証的な実施態様による更新関数の挙動を示す特性図である。
【図6】異なるユーザ・スループットに関する図4の方法の性能を示す特性図である。
【図7】本発明の別の例証的な実施態様による通信システムの模式的なブロック図である。
【図8】本発明の別の例証的な実施態様による方法を説明する流れ図である。
【図9】図8の流れ図の一部の別の実施態様によるステップの流れ図である。
【図10】図8の流れ図の一部の別の実施態様によるステップの流れ図である。
【図11】(A)は図8の流れ図の一部の更に別の実施態様によるステップの流れ図であり、(B)は図8の流れ図の一部の更に別の実施態様によるステップの流れ図である。
【図12】本発明の更に別の例証的な実施態様による方法を説明する流れ図である。
【図13】図12の流れ図の一部の更に別の実施態様によるステップの流れ図である。
【図14】本発明の更に他の例証的な実施態様による方法を説明する流れ図である。
Claims (11)
- 伝送データをユーザに割り当てるために複数のユーザをスケジューリングする方法であって、
(a)伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングを優先順位付けするステップと、
(b)前記優先順位付けされたスケジューリングに基づいて複数のユーザ間で次のデータ伝送を割り当てるステップとからなる、
ことを特徴とするスケジューリング方法。 - 伝送データを受信するために複数のユーザをスケジューリングする方法であって、
(a)全アクティブ・ユーザに関する平均ユーザ・スループットに基づいて、伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングを優先順位付けするステップからなる、
ことを特徴とするスケジューリング方法。 - 前記優先順位付けステップは、
(c)各ユーザのユーザ感知スループット、全ユーザの平均ユーザ・スループット、各ユーザの最大ユーザ・スループット及び各ユーザの最小ユーザ・スループットに基づいて、関数結果を計算するステップと、
(d)前記算出関数結果に基づいて、伝送データを受信する複数のユーザのスケジューリングを優先順位付けするステップとを更に有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 - 前記優先順位付けステップは、
(e)平均ユーザ・スループット、各ユーザの最大ユーザ・スループット及び各ユーザの最小ユーザ・スループットのうちの少なくとも一つと比較されるような各ユーザ感知スループットの値に基づいて、前記計算ステップで使用する関数を2つ以上の関数群から選択するステップを更に有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 - (f)前記平均ユーザ・スループットを動的に計算するステップを更に有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 - 前記優先順位付けステップは、
(g)実際のスループットが最小ユーザ・スループット以下であるユーザに最高優先順位を割り当てるステップと、
(h)ユーザ感知スループットが最小ユーザ・スループットよりも大きいが、平均ユーザ・スループット以下であるユーザに次の最高優先順位を割り当てるステップと、
(i)ユーザ感知スループットが平均ユーザ・スループット以上又は動作範囲の最大値以上であるユーザに低優先順位を割り当てるステップを更に有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 伝送データをユーザに割り当てるために複数のユーザをスケジューリングする方法であって、
(a)複数のユーザの各ユーザに関する平均サービス速度を決定するステップと、
(b)各ユーザの要求サービス速度と前記決定された平均サービス速度に基づいて、各ユーザに関する優先順位値を決定するステップと、
(c)ユーザへの伝送データの割り当てを制御するために、平均サービス速度及び少なくとも1人のユーザに関する優先順位値のうちのすくなくとも一つを変更するステップとからなる、
ことを特徴とするスケジューリング方法。 - 前記変更ステップは、
(d)平均サービス速度及び、少なくとも一人のユーザの要求サービス速度、少なくとも一人のユーザの平均サービス速度及び少なくとも一つのサービス品質(QoS)パラメータのうちの少なくとも一つに基づく優先順位値を変更するステップを更に有する、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 伝送データをユーザに割り当てるために複数のユーザをスケジューリングする方法であって、
(a)複数のユーザの各々に関する変更平均サービス速度を決定するステップと、ここで、前記変更平均サービス速度は該ユーザの平均サービス速度に基づく、(b)前記変更平均サービス速度に基づいて、かつ、少なくとも一人のユーザの要求サービス速度に基づいて、少なくとも一人のユーザについて優先順位値を決定するステップと、
(c)複数のユーザのうちどちらのユーザが最高優先順位値を有するか決定するステップと、
(d)最高優先順位値に基づいて次のデータ伝送を割り当てるステップとからなる、
ことを特徴とするスケジューリング方法。 - 伝送データをユーザに割り当てるために複数のユーザをスケジューリングする方法であって、
(a)複数のユーザの各々について平均サービス速度を決定するステップと、
(b)各ユーザの平均サービス速度を閾値と比較するステップと、
(c)前記比較ステップに基づいて、ユーザが次のデータ伝送を割り当てる資格があるか否か決定するステップとからなる、
ことを特徴とするスケジューリング方法。 - (d)全ユーザ平均サービス速度及び少なくとも一つのサービス品質(QoS)パラメータのうちの少なくとも一つに基づいて閾値を決定するステップと、
(e)他のユーザよりも良好な伝送コンディションの利益を有するユーザの利益になるように閾値を歪めるステップを更に有する、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
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