JP2009224836A - 無線装置及び無線リソース割当方法 - Google Patents

無線装置及び無線リソース割当方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーション層が要求するQoS等、上位層の情報を考慮した無線リソース割当を行うことのできる無線装置及び無線リソース割当方法を提供する。
【解決手段】無線装置1は、物理層及びデータリンク層より上位の通信プロトコルレイヤに係る端末毎の指標に基づいて、無線リソースを割り当てる端末の順序を決定する制御部11を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線装置及び無線リソース割当方法に関する。
従来、ネットワークでは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの7層モデルによってプロトコルが多層化され、その層(レイヤ)毎にプロトコル設計が行われている。しかしながら、このレイヤ分割は、柔軟性のあるプロトコル運用ができない、という問題がある。
この問題を解決するために、7層にわかれている階層をまたいでネットワーク全体を最適化する手法(以下、クロスレイヤ最適化と呼ぶ)が提案されている。特に無線通信システムへの応用に向け、データリンク層と物理層のクロスレイヤ最適化の手法が検討されている。これは、無線通信では、物理層における無線伝播環境や干渉の影響により特性が大きく変化するため、その影響を一つ上のレイヤであるデータリンク層の無線リソース割当機能(スケジューリング機能)で吸収することが効果的であるためである。例えば、非特許文献1では、OFDMA(直交波周波数分割多重;Orthogonal Frequency Division Multiple Access)システムの下りリンク(基地局から端末方向のリンク)における物理層・データリンク層の情報を利用した無線リソース割当(スケジューリング)手法が提案されている。この手法では、システムスループット、ユーザ間の公平性を維持しながらデータリンク層のキュー状態情報に基づいたプロポーショナルフェアネススケジューリングにより無線リソース割当が行われる。
図4は、従来のスケジューリングの流れを示したフローチャートである。以下は一つの無線フレームnにおけるスケジューラの動作を示している。
まず、ステップS101では、スケジューラは、割当可能リソース量を更新する。つまり、スケジューラは、物理層の再送用のリソースやコントロールメッセージ用のリソースを除いた、データ送信用に割り当てることができるリソース量を算出する。次のステップS102では、更新した割当可能リソース量が0であるか否かを判定する。0であれば、処理を終了する。0でなければ、ステップS103へ進む。
次のステップS103では、スケジューラは、割当候補となるユーザを選定する。このとき、スケジューラは、データリンク層のデータ送信用バッファの蓄積量が0でないユーザを割当候補とする。データ送信用バッファには、ユーザに送信するためのデータが保持されている。次のステップS104では、スケジューラは、スケジューラアルゴリズムに基づいて選定した割当候補ユーザの割当順序を決定する。次のステップS105では、スケジューラは、各割当候補ユーザに割り当てるリソース量を決定して処理を終了する。具体的には、スケジューラは、ユーザ毎に必要なリソース量を割当順に割り当てていく。各ユーザの必要なリソース量は、データ送信用バッファの蓄積量と、CIR(Carrier−to−Interference Ratio)により決定されるパケットフォーマットに基づいて算出される。パケットフォーマットは周波数利用効率を表わす。
しかしながら、非特許文献1に記載された技術では、下位層(データリンク層・物理層)に閉じた最適化のみを行っており、上位層であるアプリケーション層が要求するQoS(Quality of Service)を満たすことができない、という問題がある。また、物理層とデータリンク層の情報によってスケジューリングを行っているが、その都度の情報に応じて物理層のパラメータの最適化を図れていない、という問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アプリケーション層が要求するQoS等、上位層の情報を考慮した無線リソース割当を行うことのできる無線装置及び無線リソース割当方法を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、下りリンクの無線リソースを端末に割り当てる無線装置において、物理層及びデータリンク層より上位の通信プロトコルレイヤに係る端末毎の指標に基づいて、無線リソースを割り当てる端末の順序を決定する制御部を備えることを特徴とする無線装置である。
また、本発明の一態様は、上記の無線装置において、前記制御部は、重要度に応じて各指標を正規化することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線装置において、前記指標は、アプリケーション層のQoSクラス又はトランスポート層のセグメント平均スループットであることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線装置において、前記制御部は、端末毎に、指標に基づいて各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線装置において、前記制御部は、アプリケーション層のQoSクラスに基づいて、各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線装置において、前記制御部は、CIRバックオフ、最大再送回数又は物理層再送遅延のパラメータを物理層にフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線装置において、前記制御部は、最大再送回数のパラメータをデータリンク層にフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、下りリンクの無線リソースを端末に割り当てる無線リソース割当方法において、物理層及びデータリンク層より上位の通信プロトコルレイヤに係る端末毎の指標に基づいて、無線リソースを割り当てる端末の順序を決定することを特徴とする無線リソース割当方法である。
また、本発明の一態様は、上記の無線リソース割当方法において、重要度に応じて各指標を正規化することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線リソース割当方法において、前記指標は、アプリケーション層のQoSクラス又はトランスポート層のセグメント平均スループットであることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線リソース割当方法において、端末毎に、指標に基づいて各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線リソース割当方法において、アプリケーション層のQoSクラスに基づいて、各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線リソース割当方法において、CIRバックオフ、最大再送回数又は物理層再送遅延のパラメータを物理層にフィードバックすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線リソース割当方法において、最大再送回数のパラメータをデータリンク層にフィードバックすることを特徴とする。
本発明によれば、制御部は、物理層及びデータリンク層より上位の通信プロトコルレイヤに係る端末毎の指標に基づいて、無線リソースを割り当てる端末の順序を決定するので、各レイヤの情報を無線リソース割当に反映することができる。これにより、アプリケーション層が要求するQoS等、上位層の情報を考慮した無線リソース割当を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による無線装置1の構成を示すブロック図である。
無線装置1は、制御部11と、無線部12と、ネットワークインタフェース13と、記憶部14と、を含んで構成される。本実施形態における無線装置1は、OFDMA(直交波周波数分割多重;Orthogonal Frequency Division Multiple Access)システムの基地局に具備される。図1には下りリンク(基地局から端末方向のリンク)に係る部分を示す。無線装置1は、ネットワークから受信したデータを無線通信により端末へ送信する。
制御部11は、下りリンクにおける無線リソース割当(スケジューリング)を行う。ネットワークインタフェース13は、各端末へ送信するデータをネットワークから受信する。無線部12は、無線通信により端末へデータを送信する。記憶部14は、ネットワークから受信したデータを一時的に保存する。
図2は、本実施形態における制御部11の概念図である。
本発明では、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの7つのレイヤの指標(情報)を用いて、最適化手法により各端末の割当順序を決定し、最適化した結果のパラメータを各レイヤにフィードバックする。各レイヤはフィードバックされた最適なパラメータを用いて、送受信を行う。本実施形態では、アプリケーション層の指標、トランスポート層の指標及び物理層の指標に基づき、多目的関数を用いて最適化を行う。また、最適化した結果のパラメータをデータリンク層及び物理層にフィードバックする。
[各レイヤの指標の定義]
まず、最適化に使用する各レイヤの指標の定義方法について説明する。
(1)アプリケーション層の指標「QoSクラス」の定義。
まず、制御部11は、端末に送信するデータを端末が使用しているアプリケーションの属性によってデータリンク層で別々にバッファリングする。例えば、制御部11は、データリンク層に、優先バッファと一般バッファを端末毎に設ける。そして、制御部11は、アプリケーションが遅延を重視するアプリケーション又はスループットを重視するアプリケーションの内重要なものだった場合には、端末に送信するデータを優先バッファにバッファリングする。遅延を重視するアプリケーションには、例えば、ビデオストリーミング、VoIP(Voice over Internet Protocol)などがある。スループットを重視するアプリケーションの重要なものには、例えば、メール、http(Hypertext Transfer Protocol)のメインオブジェクトがある。httpのメインオブジェクトには、例えば、WebページにおけるHTML(HyperText Markup Language)で書かれたテキスト(HTML文)などがある。一方、制御部11は、アプリケーションがその他のスループットを重視するアプリケーションだった場合には、端末に送信するデータを一般バッファにバッファリングする。その他のスループットを重視するアプリケーションには、例えば、httpのエンベデッドオブジェクトがある。httpのエンベデッドオブジェクトには、例えば、WebページにおけるHTML文から参照されている画像などがある。なお、優先バッファと一般バッファには、再送用と新規用がある。
無線フレームnにおけるユーザ(端末)iのアプリケーションのQoSクラスは、データリンク層の優先バッファと一般バッファの状態に基づいて、式(1)で定義される。Buffer遅延は、実際にスケジューリングを行う時点の無線フレームと、データリンク層のBufferの参照無線フレームの間の遅延無線フレーム数である。QoSクラスを指標にすることにより、端末が使用しているアプリケーションに応じたスケジューリングが可能になる。
Figure 2009224836
(2)トランスポート層の指標「セグメント平均スループット」の定義。
制御部11は、あらかじめ各端末からセグメントスループットを取得しておく。セグメントとは、トランスポート層のデータ単位(例えば、TCPパケット、いわゆる最大送信単位MTU: Maximum Transmission Unit)のことである。セグメントseg_idにおけるユーザiのセグメントスループットTsegは例えば式(2)で算出される。
Figure 2009224836
セグメントseg_idにおけるユーザiのセグメント平均スループットAsegは、Tsegを用いて式(3)で定義される。tは忘却係数である。セグメント平均スループットを指標にすることにより、各端末のセグメント平均スループットに応じてスケジューリングが可能になる。
Figure 2009224836
(3)物理層の指標「プロポーショナルフェアネス」の定義。
無線フレームnにおけるユーザiのプロポーショナルフェアネス指標Mは、式(4)で定義される。T(i,n)は、ユーザiの無線フレームnにおける平均周波数利用効率である。R(i,n−CIR遅延)は、ユーザiの無線フレーム(n−CIR遅延)のCIRにより決定された周波数利用効率である。CIR遅延とは、実際にスケジューリングを行う時点の無線フレームと、物理層のCIRの参照無線フレームの間の遅延無線フレーム数である。プロポーショナルフェアネス指標により、端末間の公平性を保つスケジューリングが可能になる。
Figure 2009224836
また、平均周波数利用効率Tは式(5)により更新される。tは忘却計数である。
Figure 2009224836
[最適化手法による割当順序の決定]
次に、各候補ユーザの割当順序の決定手順について説明する。候補ユーザとは、無線リソースを割り当てる対象となるユーザのことである。まず、制御部11は、各指標を正規化する。次に制御部11は、正規化した指標に基づいて、多目的関数を用いた最適化手法により各候補ユーザの割当順序を決定する。
以下、各指標の正規化について説明する。
(1)QoSクラスの正規化
QoSクラスは、[0〜WClass]に正規化される。ここで、WClassはQoSクラスを正規化した値fClassの重要度を示す定数である。制御部11は、無線フレームnにおける候補ユーザiのfClassを式(6)により算出する。
Figure 2009224836
(2)セグメント平均スループットの正規化
セグメント平均スループットは、[0〜W]に正規化される。ここで、Wはセグメント平均スループットを正規化した値fの重要度を示す定数である。AMSIDは候補ユーザを識別するIDの集合である。制御部11は、無線フレームnにおける候補ユーザiのfを式(7)により算出する。
Figure 2009224836
(3)プロポーショナルフェアネス指標の正規化
プロポーショナルフェアネス指標は、[0〜W]に正規化される。ここで、Wは、プロポーショナルフェアネス指標を正規化した値fの重要度を示す定数である。制御部11は、無線フレームnにおける候補ユーザiのfを式(8)により算出する。
Figure 2009224836
次に、多目的関数を使用した最適化手法による割当順序の決定方法について説明する。まず、制御部11は、候補ユーザ毎に多目的関数Uの値を算出する。無線フレームnにおける候補ユーザiのUは、式(9)で示される。
Figure 2009224836
次に、制御部11は、候補ユーザの割当順序をUの値の昇順とする。なお、Uの値が同じである候補ユーザについては、重要度の高い指標が大きい候補ユーザの順序を先にする。以下の例の場合、候補ユーザ1のU(1,n)=0.5、候補ユーザ2のU(2,n)=0.5となり、Uの値が同じになる。しかし、最も重要度の高いfの値は、候補ユーザ2の方が大きいので、候補ユーザ2の割当順が先になる。
(例)
Class=0.5、W=1、W=0
(候補ユーザ1)fClass(1,n)=0.5、f(1,n)=0.5、fseg(1,n)=0
(候補ユーザ2)fClass(2,n)=0、f(2,n)=1、fseg(2,n)=0
[各レイヤへのパラメータのフィードバック]
次に、パラメータをそれぞれのレイヤにフィードバックする方法について説明する。
(ア)物理層へのフィードバック
制御部11は、割り当てた候補ユーザのQoSクラスに基づいて、物理層でパケットフォーマットの決定に使用するCIRにバックオフ(Backoff)をフィードバックする。フィードバックされたBackoffは、パケットフォーマットの決定に使用するCIRに加算される。Qosクラスが1の場合には、Backoffの値は、Backoffpriorityである。一方、Qosクラスが0の場合には、Backoffの値は、Backoffnormalである。つまり、QoSクラスが1の場合には、CIRnew=CIRold+Backoffpriorityとなる。一方、QoSクラスが0の場合には、CIRnew=CIRold+Backoffnormalとなる。Backoffpriority及びBackoffnormalは定数である。一般的には、Backoffpriority≧Backoffnormalとなる。CIRnewは、フィードバック後のCIRである。CIRoldは、フィードバック前のパケットフォーマットの決定に使用するCIRである。
又、制御部11は、割り当てた候補ユーザのQoSクラスに基づいて、物理層の最大再送回数にパラメータGapをフィードバックする。フィードバックされたGapは、最大再送回数に加算される。Qosクラスが1の場合には、Gapの値はGappriorityである。一方、Qosクラスが0の場合には、Gapの値はGapnormalである。つまり、QoSクラスが1の場合には、最大再送回数new=最大再送回数old+Gappriorityとなる。一方、QoSクラスが0の場合には、最大再送回数new=最大再送回数old+Gapnormalとなる。Gappriority及びGapnormalは定数である。一般的には、Gappriority≧Gapnormalとなる。最大再送回数newは、フィードバック後の最大再送回数である。最大再送回数oldは、フィードバック前の最大再送回数である。
又、制御部11は、割り当てた候補ユーザのQoSクラスに基づいて、物理層のデータ転送用の物理層再送遅延にパラメータDiffをフィードバックする。フィードバックされたDiffは、物理層再送遅延に加算される。Qosクラスが1の場合には、Diffの値はDiffpriorityである。一方、Qosクラスが0の場合には、Diffの値はDiffnormalである。つまり、QoSクラスが1の場合には、物理層再送遅延new=物理層再送遅延old+Diffpriorityとなる。一方、QoSクラスが0の場合には、物理層再送遅延new=物理層再送遅延old+Diffnormalとなる。Diffpriority及びDiffnormalは定数である。一般的には、Diffpriority≦Diffnormalとなる。物理層再送遅延newは、フィードバック後の物理層再送遅延である。物理層再送遅延oldは、フィードバック前の物理層再送遅延である。
なお、Backoffpriority、Backoffnormal、Gappriority、Gapnormal、Gappriority及びGapnormalは負の数となることもありうる。
(イ)データリンク層へのフィードバック
制御部11は、割り当てた候補ユーザのQoSクラスに基づいて、データリンク層の最大再送回数にパラメータMACRTをフィードバックする。データリンク層の最大再送回数は、フィードバックされたMACRTになる。Qosクラスが1の場合には、MACRTの値はMACRTpriorityである。一方、Qosクラスが0の場合には、MACRTの値はMACRTnormalである。つまり、QoSクラスが1の場合には、最大再送回数=MACRTpriorityとなる。一方、QoSクラスが0の場合には、最大再送回数=MACRTnormalとなる。MACRTpriority及びMACRTnormalは正の定数である。一般的には、MACRTpriority≧MACRTnormalとなる。
図3は、本実施形態における制御部11によるスケジューリングの流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1では、制御部11は、割当可能リソース量を更新する。つまり、制御部11は、物理層の再送用のリソースやコントロールメッセージ用のリソースの除いた、データ送信用に割り当てることができるリソース量を算出する。次のステップS2では、更新した割当可能リソース量が0であるか否かを判定する。0であれば、処理を終了する。0でなければ、ステップS3へ進む。
次のステップS3では、制御部11は、割当候補となるユーザ(端末)を選定する。このとき、制御部11は、データリンク層の優先バッファまたは一般バッファの蓄積量が0でないユーザを候補ユーザとする。優先バッファまたは一般バッファには、端末に送信するためのデータが保持されている。次のステップS4では、制御部11は、上述した多目的関数を用いた最適化手法により候補ユーザの割当順序を決定する。
次のステップS5では、各候補ユーザのQoSクラスを用いて物理層及びデータリンク層にパラメータをフィードバックする。具体的には、QoSクラスが0だった場合には、制御部11は、CIRnew=CIRold+Backoffnormal、最大再送回数new=最大再送回数old+Gapnormal及び物理層再送遅延new=物理層再送遅延old+Diffnormalを物理層にフィードバックする。また、制御部11は、最大再送回数=MACRTnormalをデータリンク層にフィードバックする。一方、QoSクラスが1だった場合には、制御部11は、CIRnew=CIRold+Backoffpriority、最大再送回数new=最大再送回数old+Gappriority及び物理層再送遅延new=物理層再送遅延old+Diffpriorityを物理層にフィードバックする。また、制御部11は、最大再送回数=MACRTpriorityをデータリンク層にフィードバックする。
次のステップS6では、制御部11は、各候補ユーザに割り当てるリソース量を決定して処理を終了する。具体的には、制御部11は、候補ユーザ毎に必要なリソース量を割当順に割り当てていく。各候補ユーザの必要なリソース量は、データリンク層の優先バッファ及び一般バッファの蓄積量と、フィードバック後のCIRにより決定されるパケットフォーマットに基づいて算出される。
このように、本実施形態によれば、各レイヤの指標を用いて、多目的関数を用いた最適化手法によりユーザの割当順序を決定する。また、最適化した結果のパラメータを各レイヤにフィードバックする。各レイヤは、フィードバックされた最適なパラメータを用いて、送受信を行う。これにより、アプリケーション層が要求するQoS等、上位層の情報に考慮した無線リソース割当を行うことができる。さらに、各レイヤのパラメータを最適化することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、最適化した結果のパラメータを物理層及びデータリンク層にのみフィードバックしたが、他のレイヤにフィードバックしてもよい。
なお、本実施形態では、アプリケーション層、トランスポート層及びデータリンク層の指標を用いたが、他のレイヤの指標を用いてスケジューリングを行ってもよい。
なお、本実施形態では、OFDMAシステムの下りリンクに上述したスケジューリング手法を適用したが、他のネットワークシステムに適用してもよい。
本発明の一実施形態による無線装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態における制御部の概念図である。 本実施形態における制御部によるスケジューリングの流れを示すフローチャートである。 従来のスケジューリングの流れを示したフローチャートである。
符号の説明
1…無線装置 11…制御部 12…無線部 13…ネットワークインタフェース 14…記憶部

Claims (14)

  1. 下りリンクの無線リソースを端末に割り当てる無線装置において、
    物理層及びデータリンク層より上位の通信プロトコルレイヤに係る端末毎の指標に基づいて、無線リソースを割り当てる端末の順序を決定する制御部を備えることを特徴とする無線装置。
  2. 前記制御部は、重要度に応じて各指標を正規化することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記指標は、アプリケーション層のQoSクラス又はトランスポート層のセグメント平均スループットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線装置。
  4. 前記制御部は、端末毎に、指標に基づいて各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする請求項1から3いずれか1の項に記載の無線装置。
  5. 前記制御部は、アプリケーション層のQoSクラスに基づいて、各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする請求項4に記載の無線装置。
  6. 前記制御部は、CIRバックオフ、最大再送回数又は物理層再送遅延のパラメータを物理層にフィードバックすることを特徴とする請求項5に記載の無線装置。
  7. 前記制御部は、最大再送回数のパラメータをデータリンク層にフィードバックすることを特徴とする請求項5に記載の無線装置。
  8. 下りリンクの無線リソースを端末に割り当てる無線リソース割当方法において、
    物理層及びデータリンク層より上位の通信プロトコルレイヤに係る端末毎の指標に基づいて、無線リソースを割り当てる端末の順序を決定することを特徴とする無線リソース割当方法。
  9. 重要度に応じて各指標を正規化することを特徴とする請求項8に記載の無線リソース割当方法。
  10. 前記指標は、アプリケーション層のQoSクラス又はトランスポート層のセグメント平均スループットであることを特徴とする請求項8又は9に記載の無線リソース割当方法。
  11. 端末毎に、指標に基づいて各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする請求項8から10いずれか1の項に記載の無線リソース割当方法。
  12. アプリケーション層のQoSクラスに基づいて、各レイヤに最適なパラメータをフィードバックすることを特徴とする請求項11に記載の無線リソース割当方法。
  13. CIRバックオフ、最大再送回数又は物理層再送遅延のパラメータを物理層にフィードバックすることを特徴とする請求項12に記載の無線リソース割当方法。
  14. 最大再送回数のパラメータをデータリンク層にフィードバックすることを特徴とする請求項12に記載の無線リソース割当方法。
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