JP2004037687A - 画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法およびこの方法の実施に使用する同梱体並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法およびこの方法の実施に使用する同梱体並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタを交換させるようにする。
【解決手段】像担持体、廃トナー容器、トナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法であり、交換されるべき新品の像担持体20と新品のトナーフィルタFとを同梱した第1同梱体110と、交換されるべき新品の廃トナー容器93と新品のトナーフィルタFとを同梱した第2同梱体120とを個別に用意しておき、交換作業者に対して、像担持体20を交換する際には同梱のトナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージを、廃トナー容器93を交換する際には同梱のトナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージを提供する。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、そのトナーフィルタを交換させる方法およびこの方法の実施に使用する同梱体並びにプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いた画像形成装置は、外周面に感光層を有する感光体(像担持体の一例)と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により現像されたトナー像を転写対象である用紙等の記録材に転写させる転写手段と、転写後に感光体の表面に残留しているトナー(残留トナー)を除去するクリーニング手段とを有している。
また、転写手段としては、感光体上に形成されたトナー像が転写(一次転写)され、このトナー像をさらに転写対象である用紙等の記録材に転写(二次転写)する中間転写体(像担持体の一例)を用いたものが知られており、その中間転写体に対してもクリーニング手段が設けられている。
このような画像形成装置においては、クリーニング手段により除去されたトナー(廃トナー)の回収容量の増大化を図るために、クリーニング手段とは別の廃トナー容器を用いて、クリーニング手段により除去されたトナーを回収するようにすることが望ましい。
また、このような画像形成装置においては、装置内部の空気(熱気)を排出する排気系が設けられており、この排気系には、装置内部で発生した浮遊トナー等を装置外に排出させないためのトナーフィルタが設けられている。
以上のような画像形成装置は、通常、像担持体(感光体ないし中間転写体)が寿命に達したときにこれを交換できるように、また、廃トナー容器が廃トナーで満杯になったときにはこれを交換することができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
像担持体の寿命(交換時期)は、例えば、その累積回転数(画像形成枚数)を検知することによって決定することができる。また、廃トナー容器の交換時期は、例えば、容器内部に貯留された廃トナーの量を検知することにより決定することができる。
しかしながら、従来、トナーフィルタの交換時期については、これを決定する技術は採用されていなかった。
一般に、モノクロ画像形成装置にあっては、装置内部で発生する浮遊トナーの量が比較的少ないため、必ずしもトナーフィルタを交換する必要はなかった。
しかしながら、近年、カラー画像形成装置が普及するようになってきており、カラー画像形成装置の場合、複数色のトナー(例えばイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーの4色のトナー)を用いてカラー画像を形成することから装置内で発生する浮遊トナーも多くなり、トナーフィルタを長期間に亘って無交換状態にすると目詰まりが生じて排気系に悪影響がでるのではないかという問題が生じてきた。
【0004】
この発明の目的は、以上のような問題を解決し、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタを交換させるようにする(交換作業者(例えば画像形成装置のユーザー)に交換させるようにする)ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法は、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させる方法であって、
少なくとも、交換されるべき新品の像担持体と新品のトナーフィルタとを同梱した第1同梱体と、少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器と新品のトナーフィルタとを同梱した第2同梱体とを、個別に用意しておき、
交換作業者に対して、上記像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージを、上記廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージを提供することにより、トナーフィルタを交換させることを特徴とする。
請求項2記載の同梱体は、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
少なくとも、交換されるべき新品の像担持体と、新品のトナーフィルタと、像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体とが同梱されていることを特徴とする。
請求項3記載の同梱体は、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器と、新品のトナーフィルタと、廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体とが同梱されていることを特徴とする。
請求項4記載のプログラムは、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換作業者に交換させるためのコンピュータプログラムであって、
上記像担持体の交換時には、像担持体の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順を、上記廃トナー容器の交換時には、廃トナー容器の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順を、前記画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示させることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】
請求項1記載の画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法は、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させる方法であって、
少なくとも、交換されるべき新品の像担持体と新品のトナーフィルタとを同梱した第1同梱体と、少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器と新品のトナーフィルタとを同梱した第2同梱体とを、個別に用意しておき、
交換作業者に対して、上記像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージを、上記廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージを提供することにより、トナーフィルタを交換させる方法であるので、この方法によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、寿命に達した像担持体を交換すべく新品の像担持体を用意(例えば購入)した際、その新品の像担持体には新品のトナーフィルタが同梱されており、さらに、交換作業者に対しては、像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが提供される(例えば、画像形成装置の取扱説明書により提供される)ので、像担持体が交換される際にはトナーフィルタも一緒に交換されることとなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことが大いに期待される)。
また同様に、交換作業者が、廃トナーで一杯になった廃トナー容器を新たな廃トナー容器に交換すべく新品の廃トナー容器を用意(例えば購入)した際、その新品の廃トナー容器には新品のトナーフィルタが同梱されており、さらに、交換作業者に対しては、廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが提供される(例えば、画像形成装置の取扱説明書により提供される)ので、廃トナー容器が交換される際にはトナーフィルタも一緒に交換されることとなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことが大いに期待される)。
したがって、この方法によれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタが交換されることとなる。
【0007】
この点について、詳しく説明する。
前述した問題、すなわち、トナーフィルタを長期間に亘って無交換状態にすると目詰まりが生じて排気系に悪影響がでるという問題を解決するには、次のよう方策を講ずることも考えられる。
1.排気系に風量センサを設けて、風量が所定値以下になったときに、フィルタを交換させるようにする。
2.像担持体の累積回転数をカウントし、そのカウント値が所定値に達した時点で、フィルタも寿命に達したものと類推し、フィルタを交換させるようにする。
3.廃トナー容器が廃トナーで一杯になったことを検知するセンサを利用し、廃トナー容器が廃トナーで一杯になったときにはフィルタも寿命に達したものと類推し、廃トナー容器の交換と一緒にフィルタも交換させるようにする。
しかしながら、上記の方策1〜3には次のような難点がある。
方策1では、風量センサを設けなければならないので、装置が複雑、大型化するばかりでなく高価になってしまう。
方策2は、像担持体の累積回転数が所定値に達した時点で、フィルタが寿命に達したものと類推する方策であるが、フィルタの寿命と像担持体の累積回転数とは必ずしも1対1には対応しない。
すなわち、画像形成密度(1画像におけるトナーの密度)が大きい場合、装置内浮遊トナーも増加するので、像担持体の累積回転数が所定値に達する前に、フィルタが目詰まりしてしまうおそれがある。
また、フィルタ交換時から新たなカウントを開始する必要があるために、フィルタが交換されたことを検知する検知手段が必要になり、フィルタ(フィルタユニット)ないし装置本体が複雑化し、高価にもなる。
方策3は、廃トナー容器が廃トナーで一杯になったときにはフィルタも寿命に達したものと類推する方策であるが、フィルタの寿命と廃トナー容器が廃トナーで一杯になる時期とは必ずしも一致しない。
すなわち、画像形成密度が低い場合、像担持体上の残留トナーの量が低下するので、廃トナー容器が廃トナーで一杯になる前に、フィルタが目詰まりしてしまうおそれがある。
【0008】
上の説明からも分かるように、一般に、像担持体の寿命(交換時期)は、画像形成密度によって大きくは影響されず、その累積回転数(画像形成枚数)によって大きく影響される。一方、廃トナー容器の交換時期(廃トナーで一杯になる時期)は、画像形成密度によって大きく影響される。また、フィルタの寿命は、基本的には画像形成密度によって大きく影響されるが、画像形成枚数(像担持体の累積回転数)によっても影響される。
これに対し、請求項1の方法によれば、前述したように、基本的には、像担持体が交換される際にはトナーフィルタも一緒に交換され、また、廃トナー容器が交換される際にもトナーフィルタが一緒に交換されることとなるので、画像形成密度が大きく、したがって、廃トナー容器が短期間で廃トナーで一杯になったときには、像担持体の累積回転数が所定値に達していなくてもフィルタが短期間で交換され、また、画像形成密度が小さく、従って廃トナー容器が廃トナーで一杯にならない状態が長期間に亘っても、像担持体の累積回転数が所定値に達すれば、フィルタも交換されることとなる。
したがって、この方法によれば、トナーフィルタが目詰まりする前に確実にトナーフィルタが交換されることとなる。
しかも、上述した風量センサや、フィルタが交換されたことを検知する検知手段も不要であり、フィルタ(フィルタユニット)ないし装置本体を単純かつ安価に提供することができるようになる。
【0009】
請求項2記載の同梱体は、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
少なくとも、交換されるべき新品の像担持体と、新品のトナーフィルタと、像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体とが同梱されているので、この同梱体によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、寿命に達した像担持体を交換すべく新品の像担持体を用意(例えば購入)した際、その梱包体には新品の像担持体と新品のトナーフィルタが同梱されており、さらに、交換作業者に対して、像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体が同梱されているので、この表示体によってそのメッセージが交換作業者に確実に伝わりやすくなり、像担持体が交換される際には確実にトナーフィルタも一緒に交換されやすくなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことがより一層大いに期待される)。
したがって、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタがより確実に交換されやすくなる。
【0010】
請求項3記載の同梱体は、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器と、新品のトナーフィルタと、廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体とが同梱されているので、この同梱体によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、トナーで一杯になった廃トナー容器を交換すべく新品の廃トナー容器を用意(例えば購入)した際、その梱包体には新品の廃トナー容器と新品のトナーフィルタが同梱されており、さらに、交換作業者に対して、廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体が同梱されているので、この表示体によってそのメッセージが交換作業者に確実に伝わりやすくなり、廃トナー容器が交換される際には確実にトナーフィルタも一緒に交換されやすくなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことがより一層大いに期待される)。
したがって、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタがより確実に交換されやすくなる。
【0011】
請求項4記載のプログラムは、表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換作業者に交換させるためのコンピュータプログラムであって、
上記像担持体の交換時には、像担持体の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順を、上記廃トナー容器の交換時には、廃トナー容器の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順を、前記画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示させるプログラムであるので、このプログラムによれば次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、寿命に達した像担持体の交換時に、その交換手順を知るべくこのプログラムを起動させると、像担持体の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順が、画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示されることとなる。
したがって、このプログラムによれば、交換作業者が、寿命に達した像担持体を交換する際には確実にトナーフィルタも一緒に交換されることとなる。
また同様に、交換作業者が、廃トナーで一杯になった廃トナー容器を新たな廃トナー容器に交換しようとする際、その交換手順を知るべくこのプログラムを起動させると、廃トナー容器の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順が、画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示されることとなる。
したがって、このプログラムによれば、交換作業者が、廃トナー容器を交換する際には確実にトナーフィルタも一緒に交換されることとなる。
以上のように、このプログラムによれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタが確実に交換されることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るトナーフィルタを交換させる方法およびこの方法の実施に使用する同梱体並びにプログラムの一実施の形態を適用する画像形成装置の一例の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は、用紙の両面にフルカラー画像を形成することのできる装置であり、ケース10と、このケース10内に収容された、像担持体ユニット20と、露光手段としての露光ユニット30と、現像装置40と、中間転写体ユニット50と、定着ユニット60とを備えている。
【0013】
ケース10内には装置本体の図示しないフレームが設けられており、このフレームに各ユニットおよび各部材の駆動手段等が取り付けられている。
【0014】
像担持体ユニット20は、外周面に感光層を有し回転駆動される感光体(像担持体の一例)21と、この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ放電帯電器22とを有しており、この帯電手段22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光で選択的に露光して静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし、このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写体(中間転写ベルトであり像担持体の一例である)51に一次転写部T1で一次転写し、さらに、二次転写部T2で、転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
【0015】
ケース10内には、上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と、この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
ケース10の下部には、複数枚の用紙を積層保持する給紙トレイ18と、その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19とが設けられている。
【0016】
現像装置40はロータリ現像装置であり、回転体本体41に対して、複数の現像カートリッジが着脱可能に装着されている。この実施の形態では、イエロー用の現像カートリッジ42Yと、マゼンタ用の現像カートリッジ42Mと、シアン用の現像カートリッジ42Cと、ブラック用の現像カートリッジ42Kとが設けられていて、回転体本体41が矢印方向に90度ピッチで回転することによって、現像カートリッジ42の現像ローラ43を選択的に感光体21に対して接触させることなく近接させて対向させ、感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
【0017】
中間転写体ユニット50は、図示しないユニットフレームと、このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54,従動ローラ55,一次転写ローラ56、一次転写部T1でのベルト51の状態を安定させるためのガイドローラ57,およびテンションローラ58と、これらローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており、ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と一次転写ローラ56との間において前記一次転写部T1が形成されており、駆動ローラ54と本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは、前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり、接触した際に二次転写部T2が形成される。
また、上記ローラ55に対向させて、クリーニングユニット90が配置されている。クリーニングユニット90は、二次転写後に中間転写ベルト51の表面に残留しているトナーを除去するためのものであり、中間転写ベルト51の幅方向(図1の紙面と直交する方向)において、ベルト幅略全長に亘って設けられたユニットケース91と、このユニットケース91内において、回動可能に設けられ、中間転写ベルト51に対して接離可能なクリーニングブレード92とを備えている。また、ユニットケース91の下方には、クリーニングブレード92で除去された廃トナーを貯留する廃トナー容器93が設けられている。
【0018】
カラー画像を形成する際には、二次転写ローラ10bおよびクリーニングブレード92が中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され、その後、二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し、その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって用紙上にカラー画像(トナー像)が転写され、この二次転写後にクリーニングブレード92が中間転写ベルト51に当接して中間転写体51上の残留トナーが除去されることとなる。
トナー像が転写された用紙は、定着ユニット60の加熱ローラ対61を通ることでトナー像が溶融定着され、上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
【0019】
このような画像形成装置にあっては、コロナ放電帯電器22内にはオゾンが発生し、このオゾンが滞留すると感光体21表面に悪影響を及ぼして画像を劣化させるおそれがある。
また、現像装置による像担持体21上の像の現像がなされている際には、その現像部D(図2参照)においてしばしばトナーが霧状に飛散し、これを放置すると、このトナーによって装置内部が汚染されることとなる。
特に、上記のようなロータリ現像装置40の場合、回転体本体41の間欠回転により、複数の現像部材43(現像色)を切り換えて現像するから、その切り換え動作時にトナーが飛散しやすく、これを放置すると、やはり装置内が汚染される。
【0020】
そこで、この実施の形態では、図2および図4に示すように、現像部材43を、上述したように像担持体21に接触することなく隙間Dを隔てて現像動作を行う非接触型の現像部材で構成するとともに、コロナ放電帯電器22における、現像部材43側の壁面にオゾン排出送風口25aを設け、このオゾン排出送風口25aに対して前記隙間(現像部)Dを挟んで反対側に、トナー吸引口81を設けた構成としてある。
また、現像部材43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを像担持体の回転方向(時計方向)上流側(この実施の形態では下方)に、前記トナー吸引口81を像担持体21の回転方向下流側(この実施の形態では上方)に設けた構成としてある。
さらに、現像部材43を現像ローラで構成するとともに、この現像ローラ43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを現像ローラ43の回転方向(反時計方向)上流側(この実施の形態では下方)に、前記トナー吸引口81を現像ローラ43の回転方向下流側(この実施の形態では上方)に設けた構成としてある。
またさらに、現像部材43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aをロータリ現像装置40の回転体本体41の回転方向(反時計方向)上流側(この実施の形態では下方)に、トナー吸引口81を回転体本体41の回転方向下流側(この実施の形態では上方)に設けた構成としてある。
【0021】
80はトナー吸引ダクトであり、その先端部にトナー吸引口81が形成されている。
トナー吸引ダクト80はロータリ現像装置40を約半周に亘って覆う湾曲状(略半円筒状)に設けられている。
図3は、主としてトナー吸引ダクト80を示す平断面図である。
トナー吸引ダクト80の終端部には排気ファン83が設けられており、このファン83の作動で上記吸引口81から飛散トナーおよび帯電器22からのオゾンが共に吸引される。
【0022】
すなわち、図2および図4に示すように、コロナ放電帯電器22における、オゾン排出送風口25aに対して前記隙間Dを挟んで反対側に、トナー吸引口81が設けられているので、矢印a0,a0’,a0’’に示すようにオゾン排出送風口25aから前記隙間Dに向かい、さらにこの隙間Dを通って矢印a1,a2で示すようにトナー吸引口81へと向かう空気の流れが形成される。
このため、コロナ放電帯電器22内で発生したオゾンは、オゾン排出送風口25aから帯電器22外へ排出され、上記隙間Dを通ってトナー吸引口81から吸引されることとなる。
【0023】
一方、現像装置40による像担持体21上の像の現像がなされている際に、その現像部(符号D参照)においてトナーが霧状に飛散したとても、このトナーは、上記気流によって矢印a1,a2で示すようにトナー吸引口81から吸引されることとなる。
また、同様に、ロータリ現像装置40による現像色切り換え動作時にトナーが飛散したとしても、このトナーは上記気流によって矢印a1,a2で示すようにトナー吸引口81から吸引されることとなる。
このように、この画像形成装置によれば、コロナ放電帯電器22内で発生したオゾンと、飛散トナーとがともに上記気流によって良好にトナー吸引口81から吸引されることとなる。
【0024】
図2および図3に示すように、トナー吸引ダクト80の中間部には、画像形成装置前面(図1参照)から抜き差し可能(着脱可能)なフィルタユニットFが設けられており、上記吸引口81から吸引されたオゾンおよびトナーは、このフィルタユニットFで濾過され、きれいになった空気がファン83によって装置外部に排出される。
【0025】
前述したように排気ファン83の作動により、前述したような空気の流れが形成されるが、この実施の形態では、上記空気の流れをより円滑にするために、送風手段が設けられている。
図5は送風手段を示す図で、装置本体から取り外した像担持体ユニット20および送風ユニット70を示す斜視図である。また図6は画像形成装置のケース10を外した状態の背面図である。
【0026】
図5に示すように、送風ユニット70は、送風ファン71と、送風ダクト72とを備えており、送風ダクト72の送風口72cが像担持体ユニット20のケース23に形成された連結口24に連結されている。連結口24は帯電手段であるコロナ放電帯電器22の長手方向において帯電器22に向かって開口している。図4にも示したように、帯電器22におけるシールド板25の上記現像部D側(現像部材43側)には多数の開口(25a)が設けられており、この開口(25a)が前述したオゾン排出送風口25aを構成している。
したがって、送風ファン71が作動すると、送風ファン71からの空気が、ダクト72および上記連結口24を通って帯電器22に対してその長手方向から吹き付けられ、図4に示すように、シールド板25のオゾン排出送風口25aから矢印a0、a0’で示すように上記現像部D側に向けて空気が吹き出されるようになっている。
【0027】
なお、以上のような像担持体ユニット20および送風ユニット70は、装置本体に着脱可能に装着され、装着された状態では、図6に示すように、送風ファン71が図示のように配置される。
【0028】
以上のような画像形成装置においては、その像担持体(感光体21および中間転写ベルト51)には寿命があるので、その寿命(交換時期)を、その累積回転数を検知することによって決定するようになっている。
像担持体ユニット20(感光体21)は図1の紙面と直交する方向に抜き差しすることによって装置本体に対して着脱可能に構成されている。中間転写ユニット50(中間転写ベルト51)は、図1の紙面と直交する方向に抜き差しすることによって着脱できるように構成することもできるし、装置の上方から着脱可能な構成とすることもできる。
【0029】
また、この画像形成装置は、中間転写ベルト51のクリーニング手段90により除去されたトナー(廃トナー)の回収容量の増大化を図るために、前述したように、クリーニング手段90とは別の廃トナー容器93を用いて、クリーニング手段90により除去されたトナーを回収するように構成してある。
装置本体側には、廃トナー容器93内部に貯留された廃トナーの量を検知する図示しない検知手段(例えばフォトセンサ)が設けられており、この検知手段によって、廃トナー容器93が廃トナーで満杯(交換時期)になったことが検出される。
廃トナー容器93は、図1の紙面と直交する方向に抜き差しすることによって装置本体に対して着脱可能に構成されている。
【0030】
また前述したように、排気系を構成する排気ダクト80には、装置内部で発生した浮遊トナー等を装置外に排出させないためのフィルタユニットFが設けられており、このフィルタユニットFはユニットケースF1と、このケースF1内に組み込まれたトナーフィルタF2と、オゾンフィルタF3とを備えている。
フィルタユニットFは、図1の紙面と直交する方向に抜き差しすることによって装置本体に対して着脱可能に構成されている。トナーフィルタF2とオゾンフィルタF3は、フィルタユニットのケースF1に対して着脱可能に構成することもでき、フィルタユニットFを装置から取り出した状態で、トナーフィルタF2とオゾンフィルタF3のみを交換できるように構成することもできる。
【0031】
上述したように、像担持体の寿命(交換時期)は、その累積回転数を検知することによって決定することができ、また、廃トナー容器93の交換時期は、容器内部に貯留された廃トナーの量を検知することにより決定することができるが、従来、トナーフィルタの交換時期については、これを決定する技術は採用されていなかった。
一般に、モノクロ画像形成装置にあっては、装置内部で発生する浮遊トナーの量が比較的少ないため、必ずしもトナーフィルタを交換する必要はなかった。
しかしながら、例えば上記のようなカラー画像形成装置の場合、複数色のトナー(イエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーの4色のトナー)を用いてカラー画像を形成することから装置内で発生する浮遊トナーも多くなり、トナーフィルタを長期間に亘って無交換状態にすると目詰まりが生じて排気系に悪影響がでるという問題が生じてきた。
【0032】
そこで、この実施の形態では、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタを交換させるようにする(交換作業者(例えば画像形成装置のユーザー)に交換させるようにする)ために、図7(a)(b)に示すように、少なくとも、交換されるべき新品の像担持体(この場合像担持体ユニット20)と新品のトナーフィルタ(この場合フィルタユニットF)とを同梱した第1同梱体110と、少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器93と新品のトナーフィルタ(この場合フィルタユニットF)とを同梱した第2同梱体120とを、個別に用意しておき(例えば販売店において個別に販売し)、交換作業者に対して、上記像担持体ユニット20を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージを、上記廃トナー容器93を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージを提供することにより、フィルタユニットFを交換させるようにした。
【0033】
交換作業者に対する上記メッセージは、画像形成装置の取扱説明書に記述してある。また、上記メッセージを表示した表示体(例えば印刷物)を上記同梱体110,120に同梱する。すなわち、同梱体110には、像担持体ユニット20を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージを表示した表示体111を同梱し、同梱体120には、廃トナー容器93を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージを表示した表示体121を同梱する。なお、これらの表示は、同梱体の包装体(例えば袋)に直接表示してもよい(すなわち、「同梱」にはこのような直接表示も含まれる)。
【0034】
さらにこの実施の形態では、トナーフィルタ(この場合フィルタユニットF)を交換作業者に交換させるためのコンピュータプログラムを用意し、このプログラムを画像形成装置の制御部に組み込むとともに、別途CD−R〇M等の記録媒体に記録した状態(あるいはインターネットのホームページ)で画像形成装置のユーザーに提供して、その画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータにインストールできるようにしてある。
このプログラムは、像担持体ユニット20の交換時には、像担持体ユニット20の交換手順とともに、フィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはフィルタユニットFの交換手順を、廃トナー容器93の交換時には、廃トナー容器93の交換手順とともに、フィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはフィルタユニットFの交換手順を、画像形成装置におけるディスプレイ(このディスプレイは例えば装置本体ケース10の上面に配置されている)および/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示させるプログラムである。
【0035】
以上のような画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法、同梱体、ないしプログラムによれば次のような作用効果が得られる。
(a)上記トナーフィルタを交換させる方法は、表面にトナー像を担持する像担持体(感光体21あるいは中間転写体51)と、この像担持体(この実施の形態では中間転写体51)上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器93と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタ(この実施の形態ではフィルタユニットF)とを備え、上記像担持体、廃トナー容器93、およびフィルタユニットFがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該フィルタユニットFを交換させる方法であって、
少なくとも、交換されるべき新品の像担持体(この実施の形態では像担持体ユニット20)と新品のフィルタユニットFとを同梱した第1同梱体110と、少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器93と新品のフィルタユニットFとを同梱した第2同梱体120とを、個別に用意しておき(図7(a)(b)参照)、
交換作業者に対して、上記像担持体20を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージを、上記廃トナー容器93を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージを提供することにより、フィルタユニットFを交換させる方法であるので、この方法によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、寿命に達した像担持体ユニット20を交換すべく新品の像担持体ユニット20を用意(例えば購入)した際、図7(a)に示すように、その新品の像担持体ユニット20には新品のフィルタユニットFが同梱(110)されており、さらに、交換作業者に対しては、像担持体ユニット20を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージが提供される(例えば、画像形成装置の取扱説明書により提供される)ので、像担持体ユニット20が交換される際にはフィルタユニットFも一緒に交換されることとなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことが大いに期待される)。
また同様に、交換作業者が、廃トナーで一杯になった廃トナー容器93を新たな廃トナー容器93に交換すべく新品の廃トナー容器93を用意(例えば購入)した際、図7(b)に示すように、その新品の廃トナー容器93には新品のフィルタユニットFが同梱(120)されており、さらに、交換作業者に対しては、廃トナー容器93を交換する際には同梱のフィルタユニットFも一緒に交換すべき旨のメッセージが提供されるので、廃トナー容器93が交換される際にはフィルタユニットFも一緒に交換されることとなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことが大いに期待される)。
したがって、この方法によれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタが交換されることとなる。
【0036】
この点について、詳しく説明する。
前述した問題、すなわち、トナーフィルタを長期間に亘って無交換状態にすると目詰まりが生じて排気系に悪影響がでるという問題を解決するには、次のよう方策を講ずることも考えられる。
1.排気系(例えばダクト80)に風量センサを設けて、風量が所定値以下になったときに、フィルタを交換させるようにする。
2.像担持体(感光体21あるいは中間転写体51)の累積回転数をカウントし、そのカウント値が所定値に達した時点で、フィルタも寿命に達したものと類推し、フィルタを交換させるようにする。
3.廃トナー容器93が廃トナーで一杯になったことを検知するセンサを利用し、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になったときにはフィルタも寿命に達したものと類推し、廃トナー容器93の交換と一緒にフィルタも交換させるようにする。
【0037】
しかしながら、上記の方策1〜3には次のような難点がある。
方策1では、風量センサを設けなければならないので、装置が複雑、大型化するばかりでなく高価になってしまう。
【0038】
方策2は、像担持体の累積回転数が所定値に達した時点で、フィルタが寿命に達したものと類推する方策であるが、フィルタの寿命と像担持体の累積回転数とは必ずしも1対1には対応しない。
図8は、図1に示したような画像形成装置により、種々の画像形成密度(1枚の画像におけるトナーの密度)で多数枚(100K(=100×1000)枚)の画像を実際に形成した場合の、画像形成密度と、感光体21が寿命となる画像形成枚数(したがって像担持体の累積回転数)と、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になる画像形成枚数(寿命枚数)と、フィルタが寿命となる画像形成枚数(寿命枚数)との関係を示したグラフである。図中、破線が感光体21のグラフ、一点鎖線が廃トナー容器93のグラフ、実線がトナーフィルタのグラフである。
このグラフから分かるように、画像形成密度が大きい場合には、装置内浮遊トナーも増加するので、像担持体の累積回転数が所定値(寿命回転数(寿命枚数))に達する前に、フィルタが目詰まりしてしまうおそれがある。
具体的には、同グラフにおいて、例えば画像形成密度が10パーセントの場合に着目すると、感光体21の寿命枚数は約20K枚程度にあるのに対し、フィルタの寿命枚数は約18K枚程度である。
すなわち、方策2では、画像形成密度が大きい場合、感光体21の累積回転数が所定値に達する(寿命となる)前に、フィルタが目詰まりしてしまうおそれがある。
また、像担持体の累積回転数が所定値に達した時点でフィルタが寿命に達したものと類推する方策2では、フィルタ交換時から新たなカウントを開始する必要があるために、フィルタが交換されたことを検知する検知手段が必要になり、フィルタ(フィルタユニット)ないし装置本体が複雑化し、高価にもなる。
【0039】
方策3は、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になったときにはフィルタも寿命に達したものと類推する方策であるが、フィルタの寿命と廃トナー容器93が廃トナーで一杯になる時期とは必ずしも一致しない。
図8に示すグラフからも分かるように、画像形成密度が低い場合には、像担持体上の残留トナーの量が低下するので、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になる前に、フィルタが目詰まりしてしまうおそれがある。
具体的には、同グラフにおいて、例えば画像形成密度が3パーセントの場合に着目すると、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になる枚数は約60K枚程度にあるのに対し、フィルタの寿命枚数は約26K枚程度である。
すなわち、方策3では、画像形成密度が低い場合、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になる前に、フィルタが目詰まりしてしまうおそれがある。
【0040】
上の説明からも分かるように、また図8のグラフからも分かるように、一般に、像担持体の寿命(交換時期)は、画像形成密度によって大きくは影響されず、その累積回転数(画像形成枚数)によって大きく影響される。一方、廃トナー容器の交換時期(廃トナーで一杯になる時期)は、画像形成密度によって大きく影響される。また、フィルタの寿命は、基本的には画像形成密度によって大きく影響されるが、画像形成枚数(像担持体の累積回転数)によっても影響される。
【0041】
これに対し、この実施の形態の方法によれば、基本的には、像担持体が交換される際にはトナーフィルタも一緒に交換され、また、廃トナー容器93が交換される際にもトナーフィルタが一緒に交換されることとなるので、画像形成密度が大きく(例えば上記グラフにおける密度10パーセント)、したがって、廃トナー容器93が短期間(寿命枚数約15K程度)で廃トナーで一杯になったときには、像担持体の累積回転数が所定値(寿命枚数約20K)に達していなくてもフィルタがその寿命(約18K)に達する前に(廃トナー容器90の寿命枚数約15K)で交換され、また、画像形成密度が小さく(例えば上記グラフにおける密度3パーセント)、従って廃トナー容器93が廃トナーで一杯にならない状態が長期間に亘っても、像担持体の累積回転数が所定値(寿命枚数20K)に達すれば、フィルタもその寿命(約26K)に達する前に(像担持体の寿命枚数20Kで)交換されることとなる。
したがって、この方法によれば、トナーフィルタが目詰まりする前に確実にトナーフィルタが交換されることとなる。
しかも、上述した風量センサや、フィルタが交換されたことを検知する検知手段も不要であり、フィルタ(フィルタユニット)ないし装置本体を単純かつ安価に提供することができるようになる。
【0042】
なお、別言すれば、上記の画像形成装置は、画像形成密度と、像担持体が寿命となる画像形成枚数と、廃トナー容器が廃トナーで一杯になる画像形成枚数(寿命枚数)と、フィルタが寿命となる画像形成枚数との関係が、上述したような関係(例えば図8のグラフに示したような関係)となるように、像担持体と、廃トナー容器と、フィルタとが構成されているということである。
【0043】
(b)この実施の形態の同梱体110は、表面にトナー像を担持する像担持体(感光体21または中間転写体51)と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器93と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタFとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
少なくとも、交換されるべき新品の像担持体(この場合像担持体ユニット20)と、新品のトナーフィルタFと、像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体111とが同梱されているので、この同梱体110によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、寿命に達した像担持体20を交換すべく新品の像担持体20を用意(例えば購入)した際、その梱包体110には新品の像担持体20と新品のトナーフィルタFが同梱されており、さらに、交換作業者に対して、像担持体20を交換する際には同梱のトナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体111が同梱されているので、この表示体111によってそのメッセージが交換作業者に確実に伝わりやすくなり、像担持体20が交換される際には確実にトナーフィルタFも一緒に交換されやすくなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことがより一層大いに期待される)。
したがって、トナーフィルタFが目詰まりする前にトナーフィルタFがより確実に交換されやすくなる。
【0044】
(c)同梱体120は、表面にトナー像を担持する像担持体(感光体21または中間転写体51)と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器93と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタFとを備え、上記像担持体、廃トナー容器93、およびトナーフィルタFがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタFを交換させるための梱包体であって、
少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器93と、新品のトナーフィルタFと、廃トナー容器93を交換する際には同梱のトナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体121とが同梱されているので、この同梱体120によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、トナーで一杯になった廃トナー容器93を交換すべく新品の廃トナー容器93を用意(例えば購入)した際、その梱包体120には新品の廃トナー容器93と新品のトナーフィルタFが同梱されており、さらに、交換作業者に対して、廃トナー容器93を交換する際には同梱のトナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体121が同梱されているので、この表示体121によってそのメッセージが交換作業者に確実に伝わりやすくなり、廃トナー容器93が交換される際には確実にトナーフィルタFも一緒に交換されやすくなる(少なくとも一緒に交換されるであろうことがより一層大いに期待される)。
したがって、トナーフィルタFが目詰まりする前にトナーフィルタFがより確実に交換されやすくなる。
【0045】
(d)この実施の形態のプログラムは、表面にトナー像を担持する像担持体(感光体21または中間転写体51)と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器93と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタFとを備え、上記像担持体、廃トナー容器93、およびトナーフィルタFがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタFを交換作業者に交換させるためのコンピュータプログラムであって、
上記像担持体(この場合像担持体ユニット20)の交換時には、像担持体20の交換手順とともに、トナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタFの交換手順を、上記廃トナー容器93の交換時には、廃トナー容器93の交換手順とともに、トナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタFの交換手順を、前記画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示させるプログラムであるので、このプログラムによれば次のような作用効果が得られる。
すなわち、交換作業者(例えばユーザー)が、寿命に達した像担持体20の交換時に、その交換手順を知るべくこのプログラムを起動させると、像担持体20の交換手順とともに、トナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタFの交換手順が、画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示されることとなる。
したがって、このプログラムによれば、交換作業者が、寿命に達した像担持体20を交換する際には確実にトナーフィルタFも一緒に交換されることとなる。
また同様に、交換作業者が、廃トナーで一杯になった廃トナー容器93を新たな廃トナー容器93に交換しようとする際、その交換手順を知るべくこのプログラムを起動させると、廃トナー容器93の交換手順とともに、トナーフィルタFも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタFの交換手順が、画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示されることとなる。
したがって、このプログラムによれば、交換作業者が、廃トナー容器93を交換する際には確実にトナーフィルタFも一緒に交換されることとなる。
以上のように、このプログラムによれば、トナーフィルタFが目詰まりする前にトナーフィルタFが確実に交換されることとなる。
【0046】
(e)図1に示した画像形成装置は、回転駆動される像担持体21と、この像担持体21に対向配置され、像担持体21の外周面を帯電させるコロナ放電帯電器22と、このコロナ放電帯電器22により帯電させられた像担持体21の外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段30と、回転体本体41の間欠回転により、複数の現像部材43で選択的に像担持体21上の潜像にトナーを付与して現像するロータリ現像装置40とを備え、
現像部材43を、像担持体21に接触することなく隙間Dを隔てて現像動作を行う非接触型の現像部材で構成するとともに、コロナ放電帯電器22における、現像部材43側の壁面にオゾン排出送風口25aを設け、このオゾン排出送風口25aに対して前記隙間Dを挟んで反対側に、トナー吸引口81を設けた構成としてあるので、次のような作用効果が得られる。
すなわち、コロナ放電帯電器22における、現像部材43側の壁面に、オゾン排出送風口25aが設けられており、このオゾン排出送風口25aに対して前記隙間Dを挟んで反対側に、トナー吸引口81が設けられているので、上記オゾン排出送風口25aから前記隙間Dに向かい、さらにこの隙間Dを通ってトナー吸引口81へと向かう空気の流れが形成される。
このため、コロナ放電帯電器22内で発生したオゾンは、オゾン排出送風口25aから帯電器22外へ排出され、上記隙間Dを通ってトナー吸引口81から吸引されることとなる。
一方、現像装置40による像担持体21上の像の現像がなされている際に、その現像部(D)においてトナーが霧状に飛散したとても、このトナーは、上記気流によってトナー吸引口81から吸引されることとなる。
また、同様に、ロータリ現像装置40による現像色切り換え動作時にトナーが飛散したとしても、このトナーは上記気流によってトナー吸引口81から吸引されることとなる。
以上のように、この画像形成装置によれば、コロナ放電帯電器22内で発生したオゾンと、飛散トナーとがともに上記気流によって良好にトナー吸引口81から吸引されることとなる。
したがって、オゾンによる画像劣化が防止されると同時に、トナー飛散による装置内汚染も防止されることとなる。
【0047】
そして、フィルタユニットFは上述した方法ないし同梱体あるいはプログラムによって、適切に交換されるので、オゾンによる画像劣化防止およびトナー飛散による装置内汚染防止が確実に維持されることとなる。
【0048】
(f)上記画像形成装置は、現像部材43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを像担持体21の回転方向上流側に、トナー吸引口81を像担持体21の回転方向下流側に設けた構成としてあるので、さらに次のような作用効果が得られる。
現像時ないし現像色切り換え時に発生した霧状のトナーは、像担持体21の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流a1によって飛散されやすい。
これに対し、この画像形成装置によれば、上記隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを像担持体21の回転方向上流側に、トナー吸引口81を像担持体21の回転方向下流側に設けてあるので、オゾン排出送風口25aから前記隙間Dを通ってトナー吸引口81へと向かう空気の流れ(矢印a0’’、a1参照)と、像担持体21の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)とが同方向となる。
したがって、トナーをいたずらに飛散させることなく(仮に上記両気流a0’’、a1の方向が逆方向であったとするとトナーがいたずらに飛散するおそれがある)、トナーの飛散(拡散)を低減させつつ、トナーとオゾンとを効率よくトナー吸引口81から吸引することができる。
【0049】
そして、フィルタユニットFは上述した方法ないし同梱体あるいはプログラムによって、適切に交換されるので、オゾンによる画像劣化防止およびトナー飛散による装置内汚染防止が確実に維持されることとなる。
【0050】
(g)上記画像形成装置は、現像部材43を現像ローラで構成するとともに、この現像ローラ43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを現像ローラ43の回転方向上流側に、トナー吸引口81を現像ローラ43の回転方向下流側に設けた構成としてあるので、さらに次のような作用効果が得られる。
現像部材43を現像ローラで構成した場合、現像時ないし現像色切り換え時に発生した霧状のトナーは、現像ローラ43の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)によって飛散される。
これに対し、この画像形成装置によれば、現像ローラ43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを現像ローラ43の回転方向上流側に、トナー吸引口81を現像ローラ43の回転方向下流側に設けてあるので、オゾン排出送風口25aから前記隙間Dを通ってトナー吸引口81へと向かう空気の流れ(矢印a0’’、a1参照)と、現像ローラ43の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)とが同方向となる。
したがって、トナーをいたずらに飛散させることなく(仮に上記両気流の方向が逆方向であったとするとトナーがいたずらに飛散するおそれがある)、トナーの飛散(拡散)を低減させつつ、トナーとオゾンとを効率よくトナー吸引口81から吸引することができる。
【0051】
そして、フィルタユニットFは上述した方法ないし同梱体あるいはプログラムによって、適切に交換されるので、オゾンによる画像劣化防止およびトナー飛散による装置内汚染防止が確実に維持されることとなる。
【0052】
(h)上記画像形成装置は、現像部材43と像担持体21との隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aをロータリ現像装置40の回転体本体41の回転方向上流側に、トナー吸引口81を回転体本体41の回転方向下流側に設けた構成としてあるので、さらに次のような作用効果が得られる。
現像時ないし現像色切り換え時に発生した霧状のトナーは、ロータリ現像装置の回転体本体41の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)によって飛散される。
これに対し、この画像形成装置によれば、上記隙間Dに対し、オゾン排出送風口25aを回転体本体41の回転方向上流側に、トナー吸引口81を回転体本体41の回転方向下流側に設けてあるので、オゾン排出送風口25aから前記隙間Dを通ってトナー吸引口81へと向かう空気の流れ(矢印a0’’、a1参照)と、回転体本体41の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)とが同方向となる。
したがって、トナーをいたずらに飛散させることなく(仮に上記両気流の方向が逆方向であったとするとトナーがいたずらに飛散するおそれがある)、トナーの飛散(拡散)を低減させつつ、トナーとオゾンとを効率よくトナー吸引口81から吸引することができる。
【0053】
そして、フィルタユニットFは上述した方法ないし同梱体あるいはプログラムによって、適切に交換されるので、オゾンによる画像劣化防止およびトナー飛散による装置内汚染防止が確実に維持されることとなる。
【0054】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば、上記実施の形態では、フィルタユニットFを交換させるようにしたが、フィルタユニットFのユニットケースF1に対して着脱可能なフィルタ(トナーフィルタF2および/またはオゾンフィルタF3)のみを交換させるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法によれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタが交換されることとなる。
しかも、風量センサや、フィルタが交換されたことを検知する検知手段も不要であり、フィルタ(フィルタユニット)ないし装置本体を単純かつ安価に提供することができるようになる。
請求項2記載の同梱体同梱体によれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタがより確実に交換されやすくなる。
請求項3記載の同梱体によれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタがより確実に交換されやすくなる。
請求項4記載のプログラムによれば、トナーフィルタが目詰まりする前にトナーフィルタが確実に交換されることとなる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナーフィルタを交換させる方法およびこの方法の実施に使用する同梱体並びにプログラムの一実施の形態を適用する画像形成装置の一例の内部構造を示す概略正面図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】主としてトナー吸引ダクト80を示す平断面図。
【図4】図2の部分拡大図。
【図5】送風手段を示す図で、装置本体から取り外した像担持体ユニット20および送風ユニット70を示す斜視図。
【図6】画像形成装置のケース10を外した状態の背面図。
【図7】(a)は第1の同梱体110を示す概略平面図、(b)は第2の同梱体120を示す概略平面図。
【図8】画像形成密度と、感光体21が寿命となる画像形成枚数(寿命枚数)と、廃トナー容器93が廃トナーで一杯になる画像形成枚数(寿命枚数)と、フィルタが寿命となる画像形成枚数(寿命枚数)との関係を示したグラフの図。
【符号の説明】
F  フィルタユニット(トナーフィルタ)
20  像担持体ユニット(像担持体)
21  感光体(像担持体)
93  廃トナー容器
110  第1同梱体
111  表示体
120  第2同梱体
121  表示体

Claims (4)

  1. 表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させる方法であって、
    少なくとも、交換されるべき新品の像担持体と新品のトナーフィルタとを同梱した第1同梱体と、少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器と新品のトナーフィルタとを同梱した第2同梱体とを、個別に用意しておき、
    交換作業者に対して、上記像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージを、上記廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージを提供することにより、トナーフィルタを交換させることを特徴とする画像形成装置におけるトナーフィルタを交換させる方法。
  2. 表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
    少なくとも、交換されるべき新品の像担持体と、新品のトナーフィルタと、像担持体を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体とが同梱されていることを特徴とする同梱体。
  3. 表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換させるための梱包体であって、
    少なくとも、交換されるべき新品の廃トナー容器と、新品のトナーフィルタと、廃トナー容器を交換する際には同梱のトナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージが表示された表示体とが同梱されていることを特徴とする同梱体。
  4. 表面にトナー像を担持する像担持体と、この像担持体上に生じた残留トナーを回収する廃トナー容器と、装置内部の空気を排出する排気系と、この排気系に設けられたトナーフィルタとを備え、上記像担持体、廃トナー容器、およびトナーフィルタがそれぞれ交換可能な画像形成装置における当該トナーフィルタを交換作業者に交換させるためのコンピュータプログラムであって、
    上記像担持体の交換時には、像担持体の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順を、上記廃トナー容器の交換時には、廃トナー容器の交換手順とともに、トナーフィルタも一緒に交換すべき旨のメッセージおよび/またはトナーフィルタの交換手順を、前記画像形成装置におけるディスプレイおよび/またはこの画像形成装置が接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに表示させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016102907A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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