JP2004020025A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定して負イオンの発生を行う。
【解決手段】空気調和機の吹出口近傍に備えたイオン発生部から室内に向けて負イオンを放出するものに於いて、前記空気調和機の樹脂製筐体内方に備えたイオン発生部は前記筐体または筐体に取り付けた樹脂製蓋体17に多数のスリット状長穴又は円形***から成る穴部19を設けると共に、この穴部19に対向して負イオン発生用の放射電極20を位置させ、少なくとも前記穴部19周囲の筐体または蓋体17を帯電防止性樹脂又は導電性樹脂にて形成し、前記穴部19周囲の筐体または蓋体17をアースするようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】空気調和機の吹出口近傍に備えたイオン発生部から室内に向けて負イオンを放出するものに於いて、前記空気調和機の樹脂製筐体内方に備えたイオン発生部は前記筐体または筐体に取り付けた樹脂製蓋体17に多数のスリット状長穴又は円形***から成る穴部19を設けると共に、この穴部19に対向して負イオン発生用の放射電極20を位置させ、少なくとも前記穴部19周囲の筐体または蓋体17を帯電防止性樹脂又は導電性樹脂にて形成し、前記穴部19周囲の筐体または蓋体17をアースするようにした。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は負イオンを発生するイオン発生装置を空気調和機に組み込んだ事に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より負イオンが人体に対して良い効果をもたらすことは知られており、生理作用の改善や医学療法等に利用されるものである。
また従来例として本出願人が先に出願した特開平11−72240号で示すように、空気調和機の筐体表面に備えた穴部の内側にイオン発用の針状放射電極を備え、この穴部から負イオンを室内に放出する空気調和機があり、また前記筐体が帯電して負イオンの発生量が減少する事を防止するために、筐体をアースするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例は筐体は通常の樹脂材料にて成形されており、放射電極とアースがかなり離れていたために、穴部周囲の電荷をスムーズにアースに流す事ができず、穴部の帯電状態によって室内に放出する負イオンの量にそれぞれの器具によってばらつきが発生する問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、空気調和機の吹出口近傍に備えたイオン発生部から室内に向けて負イオンを放出するものに於いて、前記空気調和機の樹脂製筐体内方に備えたイオン発生部は前記筐体または筐体に取り付けた樹脂製蓋体に多数のスリット状長穴又は円形***から成る穴部を設けると共に、この穴部に対向して負イオン発生用の放射電極を位置させ、少なくとも前記穴部周囲の筐体または蓋体を帯電防止性樹脂又は導電性樹脂にて形成し、前記穴部周囲の筐体または蓋体をアースするものである。
【0005】
これによって樹脂製の筐体又は蓋体の穴部周囲に発生する電荷をスムーズにバネ状の導通片からなるアースに導くことで放射電極から室内に充分な負イオンを安定的に発生することができるものである。
また蓋によって取付も簡単で感電や指先のケガを防止するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下この発明の一実施例を図面をもとに説明すれば、1はセパレート式空気調和機の室内機で、本体ケーシング2と前方の前面カバー3によって筐体を形成し、前記前面カバー3の中央から上部には横長スリット状の吸込口4を有するオープンパネル5を備えこのパネル5上部左右に設けた軸(図示せず)を支点として前面カバー3前方へ開閉自在に取付られ、前記吸込口4下方から前面カバー3底面には横長の吹出口6を設け、また前面カバー3上面には前記吸込口4で不足する開口面積を補うために上部吸込口7を設けている。
【0007】
前記吸込口4・7の内側には横長で上下方向には多段に屈曲されたフィンチューブ式の熱交換器8を設け、この熱交換器8の後部には送風用のクロスフローファン9を配置している。
前記熱交換器8の下方には樹脂の発泡材で一体成形されたドレーンユニット10を設け、結露水を受けると共にファン9の送風を吹出口6へ導くエアーガイドの機能を兼ねるものである。
【0008】
11は静電式の空気清浄ユニットで約+2kvの直流電源に接続されアルミ板に多数の穴12aを設けた放電対極12と、この穴12aの略中心に向かって針先を位置させた針状電極13aで形成され約−2kvの直流電源に接続された放電極13とで構成し、空気中の目に見えない塵やタバコの煙を前記放電極13で帯電し放電対極12にて捕捉するものであり、前記熱交換器8と前面パネル3の間の上部空間に取り付けられるものである。
【0009】
また前記吸込口4と熱交換器8、又は吸込口4と空気清浄ユニット11の間には樹脂製で網目状のプレフィルタ14を備え、空気中の比較的大きなホコリを捕捉する。
前記吹出口6の右側には空気調和機の運転状態をランプ等で表示する表示部15を設け、この表示部15の更に右側にはイオン発生部16を設けている。
前記表示部15は前面パネル3の蓋体17に設けた表示穴18をこの蓋体17の背面に対向して位置するランプ等によって運転停止等の表示を行うものであり、前記蓋体17及び前面カバー3はABS等の樹脂により形成される。
【0010】
前記イオン発生部16は蓋体17に設けた穴部19の背面に対向してイオン発生用の放射電極20を位置させこの穴部19より負イオンを放出するものであり、放出したイオンは吹出口6からの送風に乗って室内に拡散するものである。
前記放射電極20は針状で−8kv程の電位がかけられ負イオンを発生するもので、針先は鋭利で有るため誤って指先で触った場合は感電と共に指先に刺さりケガをする危険も有るが、前面の穴部19は一個一個が指先の入らない大きさに設けられているため、放射電極20に指先が接触するようなことはないものである。
【0011】
尚前記穴部19は指先が入らなければ良く、スリット状の長穴をたくさん設けたり、或いは円形の多数の***等その穴形状にはこだわらないものである。
前記放射電極20はイオン発生用の高圧ユニット22から穴部19に向かって3本設けられている。
【0012】
23は前記穴部19の近傍で蓋体17の背面に接触する導通片で、該蓋体17の内側をアースするために本体ケーシング2やプリント基板等の電気部品を収納する電装ボックス24に固定され蓋体17が前記前面カバー3に取り付けられた際に、そのバネ性で簡単に取り付けられると共に取り付け後には蓋体17内面に押しつけられるので確実に接触できるものである。
【0013】
また前記導通片23の他端はオス形の端子形状でリード線等により前記電装ボックス24内のアース端子(図示せず)や熱交換器8等に接続して、導通片23の電位を0Vにするものである。
【0014】
図7はABS樹脂への帯電防止剤の添加量の変化によって、成形された樹脂部品の表面固有抵抗値の変化の一例を示すグラフであり、ここで示した添加剤はABS樹脂に約15%添加することで、表面固有抵抗値が約100ギガオーム以下に低下して、帯電防止の性質を示すものである。
【0015】
前記蓋体17及び前面カバー3は通常の樹脂材料に帯電防止剤や導電性の薬剤を添加して成形された帯電防止性または導電性の樹脂であり、通常の樹脂材料で成形されたものが約10,000テラオームであるものに対して、1から100,000メガオームの導電性を呈する事で、前記穴部19周囲の電荷をスムーズにバネ状の導通片23からなるアースに導くことで放射電極20から室内に充分な負イオンを安定的に発生することができるものである。
【0016】
また前記蓋体17を通常の樹脂材料で成型した場合には、運転時間の経過と共に蓋体17全体が負の電荷を帯びて放射電極20との相対的な電位差が小さくなり負イオンが発生しにくくなるものである。
【0017】
図6をもとに制御回路のブロック図を説明すれば、25は空気調和機の運転、停止や前記イオン発生部16の制御を行うマイクロコンピュータ等の制御装置で、ワイヤレスリモコン(図示せず)等に設けた操作部26やイオンセンサ27、温度センサ28、湿度センサ29等が入力側に接続され、出力側は前記表示部15やファンモータ30や室外機の制御装置31や前記イオン発生部16の高圧発生回路32へ通じる電源をON−OFFするリレー33や空気清浄装置34の高圧ユニット35へ通じる電源をON−OFFするリレー36に接続されている。
【0018】
前記表示部15は運転停止ランプ37やタイマランプ38の他に多数のダイオードが棒グラフ状に配置されたイオンランプ39を備え前記イオンセンサ27にて測定された現在イオン量の大小を使用者にわかりやすく表示するものである。前記イオンランプ39はこの実施例では横長にダイオードが5個直線状に配置されたもので、ダイオード1個の点灯で前記イオンセンサ27周辺に於いて約2000個/ccのイオンの存在を示すもので、左側より5個連続して点灯した場合には約10000個/ccのイオンの存在を示すものである。
【0019】
前記イオン発生部16は交流100v50Hz又は60Hzの商用電源を直流約8kvに昇圧する前記高圧発生回路31に先尖状のアルミ板や針からなる前記放射電極20をこの放射電極20が約−8kvの電位になるように接続し、高圧発生回路32と電源の間に設けた前記リレー33によって制御装置25にてイオン発生部16の作動を制御するものであり、前記放射電極20は蓋体17によって保護され穴部19から負イオンが室内に放出されるものであるが、イオン発生部16運転の初期は良いのだが、穴部19は感電及びケガの防止のために約3mm程の隙間しかないために、通常樹脂材料で蓋体17を成形した場合は、アースであるバネ状の導通片23へスムーズにマイナスの電荷を流すことができなくなり、時間が経過すると蓋体17全体がマイナスの電荷を帯びて放射電極20との相対的な電位差が小さくなり負イオンが発生しにくくなる事を防止するために、穴部19の近傍の蓋体17を帯電防止樹脂又は導電性樹脂で成形し、蓋体17の内面にバネ状の導通片23設ける事によって、マイナスの電荷をスムーズにアースに落とすことで、安定して負イオンを発生すると同時に、感電や指先のケガを防止するものである。
【0020】
また前記空気清浄装置34は交流100vの電源を高圧ユニット35にて約+2kvと約−2kvの直流に変換して前記空気清浄ユニット11に供給するもので、前記高圧ユニット35と電源の間に設けた前記リレー36によって制御装置25にて運転、停止するものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、穴部周囲の電荷をスムーズにバネ状の導通片からなるアースに導くことで放射電極から室内に充分な負イオンを安定的に発生することができ、それぞれの器具によるばらつきも無くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜面図。
【図2】同概略断面図。
【図3】同空気清浄ユニットの概略断面図。
【図4】同要部の断面図。
【図5】同要部の正面図。
【図6】同制御回路のブロック図。
【図7】同帯電防止剤の添加量と表面固有抵抗値の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
4 吸込口
6 吹出口
9 ファン
15 表示部
16 イオン発生部
19 穴部
20 放射電極
23 導通片
【発明の属する技術分野】
この発明は負イオンを発生するイオン発生装置を空気調和機に組み込んだ事に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より負イオンが人体に対して良い効果をもたらすことは知られており、生理作用の改善や医学療法等に利用されるものである。
また従来例として本出願人が先に出願した特開平11−72240号で示すように、空気調和機の筐体表面に備えた穴部の内側にイオン発用の針状放射電極を備え、この穴部から負イオンを室内に放出する空気調和機があり、また前記筐体が帯電して負イオンの発生量が減少する事を防止するために、筐体をアースするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例は筐体は通常の樹脂材料にて成形されており、放射電極とアースがかなり離れていたために、穴部周囲の電荷をスムーズにアースに流す事ができず、穴部の帯電状態によって室内に放出する負イオンの量にそれぞれの器具によってばらつきが発生する問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、空気調和機の吹出口近傍に備えたイオン発生部から室内に向けて負イオンを放出するものに於いて、前記空気調和機の樹脂製筐体内方に備えたイオン発生部は前記筐体または筐体に取り付けた樹脂製蓋体に多数のスリット状長穴又は円形***から成る穴部を設けると共に、この穴部に対向して負イオン発生用の放射電極を位置させ、少なくとも前記穴部周囲の筐体または蓋体を帯電防止性樹脂又は導電性樹脂にて形成し、前記穴部周囲の筐体または蓋体をアースするものである。
【0005】
これによって樹脂製の筐体又は蓋体の穴部周囲に発生する電荷をスムーズにバネ状の導通片からなるアースに導くことで放射電極から室内に充分な負イオンを安定的に発生することができるものである。
また蓋によって取付も簡単で感電や指先のケガを防止するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下この発明の一実施例を図面をもとに説明すれば、1はセパレート式空気調和機の室内機で、本体ケーシング2と前方の前面カバー3によって筐体を形成し、前記前面カバー3の中央から上部には横長スリット状の吸込口4を有するオープンパネル5を備えこのパネル5上部左右に設けた軸(図示せず)を支点として前面カバー3前方へ開閉自在に取付られ、前記吸込口4下方から前面カバー3底面には横長の吹出口6を設け、また前面カバー3上面には前記吸込口4で不足する開口面積を補うために上部吸込口7を設けている。
【0007】
前記吸込口4・7の内側には横長で上下方向には多段に屈曲されたフィンチューブ式の熱交換器8を設け、この熱交換器8の後部には送風用のクロスフローファン9を配置している。
前記熱交換器8の下方には樹脂の発泡材で一体成形されたドレーンユニット10を設け、結露水を受けると共にファン9の送風を吹出口6へ導くエアーガイドの機能を兼ねるものである。
【0008】
11は静電式の空気清浄ユニットで約+2kvの直流電源に接続されアルミ板に多数の穴12aを設けた放電対極12と、この穴12aの略中心に向かって針先を位置させた針状電極13aで形成され約−2kvの直流電源に接続された放電極13とで構成し、空気中の目に見えない塵やタバコの煙を前記放電極13で帯電し放電対極12にて捕捉するものであり、前記熱交換器8と前面パネル3の間の上部空間に取り付けられるものである。
【0009】
また前記吸込口4と熱交換器8、又は吸込口4と空気清浄ユニット11の間には樹脂製で網目状のプレフィルタ14を備え、空気中の比較的大きなホコリを捕捉する。
前記吹出口6の右側には空気調和機の運転状態をランプ等で表示する表示部15を設け、この表示部15の更に右側にはイオン発生部16を設けている。
前記表示部15は前面パネル3の蓋体17に設けた表示穴18をこの蓋体17の背面に対向して位置するランプ等によって運転停止等の表示を行うものであり、前記蓋体17及び前面カバー3はABS等の樹脂により形成される。
【0010】
前記イオン発生部16は蓋体17に設けた穴部19の背面に対向してイオン発生用の放射電極20を位置させこの穴部19より負イオンを放出するものであり、放出したイオンは吹出口6からの送風に乗って室内に拡散するものである。
前記放射電極20は針状で−8kv程の電位がかけられ負イオンを発生するもので、針先は鋭利で有るため誤って指先で触った場合は感電と共に指先に刺さりケガをする危険も有るが、前面の穴部19は一個一個が指先の入らない大きさに設けられているため、放射電極20に指先が接触するようなことはないものである。
【0011】
尚前記穴部19は指先が入らなければ良く、スリット状の長穴をたくさん設けたり、或いは円形の多数の***等その穴形状にはこだわらないものである。
前記放射電極20はイオン発生用の高圧ユニット22から穴部19に向かって3本設けられている。
【0012】
23は前記穴部19の近傍で蓋体17の背面に接触する導通片で、該蓋体17の内側をアースするために本体ケーシング2やプリント基板等の電気部品を収納する電装ボックス24に固定され蓋体17が前記前面カバー3に取り付けられた際に、そのバネ性で簡単に取り付けられると共に取り付け後には蓋体17内面に押しつけられるので確実に接触できるものである。
【0013】
また前記導通片23の他端はオス形の端子形状でリード線等により前記電装ボックス24内のアース端子(図示せず)や熱交換器8等に接続して、導通片23の電位を0Vにするものである。
【0014】
図7はABS樹脂への帯電防止剤の添加量の変化によって、成形された樹脂部品の表面固有抵抗値の変化の一例を示すグラフであり、ここで示した添加剤はABS樹脂に約15%添加することで、表面固有抵抗値が約100ギガオーム以下に低下して、帯電防止の性質を示すものである。
【0015】
前記蓋体17及び前面カバー3は通常の樹脂材料に帯電防止剤や導電性の薬剤を添加して成形された帯電防止性または導電性の樹脂であり、通常の樹脂材料で成形されたものが約10,000テラオームであるものに対して、1から100,000メガオームの導電性を呈する事で、前記穴部19周囲の電荷をスムーズにバネ状の導通片23からなるアースに導くことで放射電極20から室内に充分な負イオンを安定的に発生することができるものである。
【0016】
また前記蓋体17を通常の樹脂材料で成型した場合には、運転時間の経過と共に蓋体17全体が負の電荷を帯びて放射電極20との相対的な電位差が小さくなり負イオンが発生しにくくなるものである。
【0017】
図6をもとに制御回路のブロック図を説明すれば、25は空気調和機の運転、停止や前記イオン発生部16の制御を行うマイクロコンピュータ等の制御装置で、ワイヤレスリモコン(図示せず)等に設けた操作部26やイオンセンサ27、温度センサ28、湿度センサ29等が入力側に接続され、出力側は前記表示部15やファンモータ30や室外機の制御装置31や前記イオン発生部16の高圧発生回路32へ通じる電源をON−OFFするリレー33や空気清浄装置34の高圧ユニット35へ通じる電源をON−OFFするリレー36に接続されている。
【0018】
前記表示部15は運転停止ランプ37やタイマランプ38の他に多数のダイオードが棒グラフ状に配置されたイオンランプ39を備え前記イオンセンサ27にて測定された現在イオン量の大小を使用者にわかりやすく表示するものである。前記イオンランプ39はこの実施例では横長にダイオードが5個直線状に配置されたもので、ダイオード1個の点灯で前記イオンセンサ27周辺に於いて約2000個/ccのイオンの存在を示すもので、左側より5個連続して点灯した場合には約10000個/ccのイオンの存在を示すものである。
【0019】
前記イオン発生部16は交流100v50Hz又は60Hzの商用電源を直流約8kvに昇圧する前記高圧発生回路31に先尖状のアルミ板や針からなる前記放射電極20をこの放射電極20が約−8kvの電位になるように接続し、高圧発生回路32と電源の間に設けた前記リレー33によって制御装置25にてイオン発生部16の作動を制御するものであり、前記放射電極20は蓋体17によって保護され穴部19から負イオンが室内に放出されるものであるが、イオン発生部16運転の初期は良いのだが、穴部19は感電及びケガの防止のために約3mm程の隙間しかないために、通常樹脂材料で蓋体17を成形した場合は、アースであるバネ状の導通片23へスムーズにマイナスの電荷を流すことができなくなり、時間が経過すると蓋体17全体がマイナスの電荷を帯びて放射電極20との相対的な電位差が小さくなり負イオンが発生しにくくなる事を防止するために、穴部19の近傍の蓋体17を帯電防止樹脂又は導電性樹脂で成形し、蓋体17の内面にバネ状の導通片23設ける事によって、マイナスの電荷をスムーズにアースに落とすことで、安定して負イオンを発生すると同時に、感電や指先のケガを防止するものである。
【0020】
また前記空気清浄装置34は交流100vの電源を高圧ユニット35にて約+2kvと約−2kvの直流に変換して前記空気清浄ユニット11に供給するもので、前記高圧ユニット35と電源の間に設けた前記リレー36によって制御装置25にて運転、停止するものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、穴部周囲の電荷をスムーズにバネ状の導通片からなるアースに導くことで放射電極から室内に充分な負イオンを安定的に発生することができ、それぞれの器具によるばらつきも無くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜面図。
【図2】同概略断面図。
【図3】同空気清浄ユニットの概略断面図。
【図4】同要部の断面図。
【図5】同要部の正面図。
【図6】同制御回路のブロック図。
【図7】同帯電防止剤の添加量と表面固有抵抗値の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
4 吸込口
6 吹出口
9 ファン
15 表示部
16 イオン発生部
19 穴部
20 放射電極
23 導通片
Claims (1)
- 空気調和機の吹出口近傍に備えたイオン発生部から室内に向けて負イオンを放出するものに於いて、前記空気調和機の樹脂製筐体内方に備えたイオン発生部は前記筐体または筐体に取り付けた樹脂製蓋体に多数のスリット状長穴又は円形***から成る穴部を設けると共に、この穴部に対向して負イオン発生用の放射電極を位置させ、少なくとも前記穴部周囲の筐体または蓋体を帯電防止性樹脂又は導電性樹脂にて形成し、前記穴部周囲の筐体または蓋体をアースすることを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002174332A JP2004020025A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002174332A JP2004020025A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004020025A true JP2004020025A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31173330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002174332A Pending JP2004020025A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004020025A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107826A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
JP2009204230A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
JP2012042072A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-01 | Toshiba Corp | 空気調和機の室内機 |
CN113587256A (zh) * | 2020-04-30 | 2021-11-02 | 大金工业株式会社 | 空调室内机及包括该空调室内机的空调器 |
CN113587217A (zh) * | 2020-04-30 | 2021-11-02 | 大金工业株式会社 | 空调室内机及包括该空调室内机的空调器 |
-
2002
- 2002-06-14 JP JP2002174332A patent/JP2004020025A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007107826A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
JP4701983B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2011-06-15 | パナソニック株式会社 | 空気調和機の室内ユニット |
JP2009204230A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
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CN113587256A (zh) * | 2020-04-30 | 2021-11-02 | 大金工业株式会社 | 空调室内机及包括该空调室内机的空调器 |
CN113587217A (zh) * | 2020-04-30 | 2021-11-02 | 大金工业株式会社 | 空调室内机及包括该空调室内机的空调器 |
WO2021221158A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機及び当該空調室内機を含む空調機 |
WO2021221155A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機及び当該空調室内機を含む空調機 |
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