JP2015075282A - イオン送出装置 - Google Patents

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山本 明
Akira Yamamoto
山本  明
悠 林
Yu Hayashi
悠 林
漆崎 正人
Masato Urushizaki
正人 漆崎
宏彰 清原
Hiroaki Kiyohara
宏彰 清原
康孝 片岡
Yasutaka Kataoka
康孝 片岡
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Abstract

【課題】本体筐体の外面に設けられた本体筐体を支持する支持部における結露の発生を抑制することが可能なイオン送出装置を提供する。【解決手段】イオン送出装置1は、本体筐体2と、本体筐体2の下面2aに設けた吸込口4及び吹出口5を開口する天井パネル3と、吸込口4と吹出口5とを連通させる送風ダクト6と、送風ダクト6に気流を流通させる送風ファン7と、送風ダクト6を流通する気流にイオンを放出するイオン発生装置30と、天井パネル3の平面視四角形の各辺に対応する箇所各々に配置した4箇所の前記吹出口5と、隣り合う吹出口5の間に対応する箇所に配置された送風ダクト6の一部を4つに分岐させて4箇所の吹出口5に連通させる仕切り部16と、仕切り部16の内部に設けた空気室21と、空気室21の外側の本体筐体2の外面に設けた本体筐体2を支持する支持部11と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明はイオン送出装置に関する。
近年、放電によりイオンを発生させて空気中に放出するイオン送出装置や空気調和機が広く普及している。イオン送出装置や空気調和機を部屋に設置するための構造に係る従来技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来技術は天井埋込型の空気調和機に係る技術であり、装置の大半部分が部屋の天井より上方、すなわち天井裏に埋め込まれた形態をなす。この空気調和機は直方体状をなす本体筐体(ケーシング)がその外面に設けた支持部により吊り下げ支持される。
特許第3077306号公報
ここで、例えばイオン送出装置や空気調和機を天井裏に設置する場合、室内と天井裏とを断熱するために装置の本体筐体の外面を断熱材で覆うことがある。しかしながら、装置を支持するために本体筐体の外面に設けた支持部は通常金属片で形成されることが多く、断熱材で覆うことが困難であった。これにより、支持部の温度が低下して結露が発生し易くなり、その結露水が天井に滴下する可能性があるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、本体筐体の外面に設けられた本体筐体を支持する支持部における結露の発生を抑制することが可能なイオン送出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のイオン送出装置は、本体筐体と、前記本体筐体の一面に設けた吸込口及び吹出口を開口するパネル部と、前記吸込口と前記吹出口とを連通させる送風ダクトと、前記送風ダクトに気流を流通させる送風ファンと、前記送風ダクトを流通する気流にイオンを放出するイオン発生装置と、前記パネル部の平面視略多角形の各辺に対応する箇所各々に配置した複数の前記吹出口と、隣り合う前記吹出口の間に対応する箇所に配置された前記送風ダクトの一部を複数に分岐させて複数の前記吹出口に連通させる仕切り部と、前記仕切り部の内部に設けた空気室と、前記空気室の外側の前記本体筐体の外面に設けた前記本体筐体を支持する支持部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、本体筐体の内部において、複数の吹出口各々に接続する送風ダクトが仕切り部により区分される。そして、仕切り部の内部に設けた空気室の外側の本体筐体の外面に本体筐体を支持する支持部が配置される。したがって、空気室が支持部に対する断熱効果を高め、支持部の温度低下を抑制する。
また、上記構成のイオン送出装置において、前記仕切り部を断熱材で形成したことを特徴とする。
この構成によれば、支持部に対する断熱効果がさらに向上する。したがって、支持部の温度低下が一層抑制される。
また、上記構成のイオン送出装置において、複数の前記吹出口に隣接して配置され、隣り合う前記吹出口の間に対応する箇所も含め前記平面視略多角形状に連続するよう形成された風向板を備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数の吹出口から送出される空気が全体として所定の方向に導かれる。したがって、複数の吹出口から送出される空気が隣り合う吹出口の間に対応する箇所から意図しない方向に導かれることが抑制される。その結果、イオンが効率的に送出される。
また、上記構成のイオン送出装置において、前記パネル部の中央を挟んで対向する前記パネル部の外縁部に対応する2箇所に設けた前記本体筐体と前記パネル部とを連結するための連結部を備え、前記連結部が前記本体筐体または前記パネル部の一方に設けたネジと、他方に設けた前記ネジの頭が係合する係合部とを有し、2箇所の前記連結部のうち一方の前記係合部が外縁側から前記ネジの軸が挿通可能な前記ネジの頭より幅が狭いスリットからなり、他方の前記係合部が前記ネジの頭より大きさが大きい大径部と前記ネジの頭より大きさが小さい小径部とを接続した略瓢箪形孔からなることを特徴とする。
この構成によれば、本体筐体にパネル部を取り付ける際、2箇所の連結部のうち一方ではスリットにネジの軸を通してスライドさせ、他方では略瓢箪形孔にネジの頭を通してスライドさせる。したがって、略瓢箪形孔にネジの頭を通す作業が1箇所で済み、本体筐体へのパネル部の取り付けが容易になる。本体筐体へのパネル部の取り付けに係る作業効率が向上する。
本発明の構成によれば、本体筐体の外面に設けられた本体筐体を支持する支持部における結露の発生を抑制することが可能なイオン送出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るイオン送出装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るイオン送出装置の天井パネルを外した状態の下面図である。 本発明の第1実施形態に係るイオン送出装置の天井パネルを外した状態の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るイオン送出装置の構成を示すブロック図である。 図2に示すイオン送出装置のV−V線における垂直断面側面図である。 図2に示すイオン送出装置のVI−VI線における垂直断面側面図である。 図2に示すイオン送出装置のVII−VII線における垂直断面側面図である。 図3に示すイオン送出装置のVIII−VIII線における水平断面下面図である。 本発明の第1実施形態に係るイオン送出装置のイオン発生装置の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るイオン送出装置の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るイオン送出装置の第一連結部を示す部分拡大下面図である。 本発明の第2実施形態に係るイオン送出装置の第二連結部を示す部分拡大下面図である。 本発明の第2実施形態に係るイオン送出装置の本体筐体と天井パネルとの連結を説明するための部分拡大側面図である。 本発明の第2実施形態に係るイオン送出装置の本体筐体と天井パネルとの連結を説明するための部分拡大側面図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図14に基づき説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態に係るイオン送出装置について、図1〜図5を用いてその構成の概略を説明する。図1はイオン送出装置の斜視図である。図2及び図3はイオン送出装置の天井パネルを外した状態の下面図及び側面図である。図4はイオン送出装置の構成を示すブロック図である。図5は図2に示すイオン送出装置のV−V線における垂直断面側面図である。図4に描画した白抜き矢印はイオン送出装置による空気の流通経路及び流通方向を示している。
図1に示すイオン送出装置1は装置の大半部分が部屋の天井より上方、すなわち天井裏に埋め込まれた天井埋込型の形態をなす。イオン送出装置1は本体筐体2とパネル部である天井パネル3とを備える。
本体筐体2は外形が略直方体形状をなす箱形部材であり、具体的には図2に示すように下方から見た平面視が矩形の四隅を欠いた八角形の水平断面を有する。本体筐体2は下面2aが開口し、その下面2aを覆うように天井パネル3が取り付けられる。
天井パネル3は平面視略矩形の板状をなし、室内に臨むよう設けられる。天井パネル3はその中央部に開口する単一の吸込口4と、吸込口4より外縁側に開口する4箇所の吹出口5とを備える。
本体筐体2は、図2及び図5に示すようにその内部に送風ダクト6を備える。送風ダクト6は吸込口4と吹出口5とを連通させる。送風ダクト6の内部であって本体筐体2の上部には送風ファン7が配置される。送風ファン7の吸気口7aは下方を向き、吸込口4に対向する。送風ファン7の排気口7bは回転中心に対して径方向外側を指向する。送風ファン7は吸込口4から吸い込んだ空気を吹出口5に向かって流通させる。
送風ファン7の排気口7bの下方であって空気流通方向下流側にはイオン発生装置30が配置される。イオン発生装置30は送風ダクト6を流通する気流にイオンを放出する。また、また、イオン送出装置1は制御部8及び電源部9を備え(図7及び図8参照)、商用交流電源から電力の供給を受け、動作する。
続いて、イオン送出装置1の詳細な構成について、図1〜図5に加えて図6〜図9を用いて説明する。図6は図2に示すイオン送出装置1のVI−VI線における垂直断面側面
図、図7は図2に示すイオン送出装置1のVII−VII線における垂直断面側面図、図8は図3に示すイオン送出装置1のVIII−VIII線における水平断面下面図である。図9はイオン発生装置30の斜視図である。図9に描画した白抜き矢印はイオン送出装置による空気の流通経路及び流通方向を示している。
本体筐体2は、図2、図3及び図7に示すようにその外面に外部断熱材10及び支持部11を備える。外部断熱材10は本体筐体2の下面2aを除くすべての外面に対応する形状、大きさをなすシート状に形成され、それら外面に貼付される。支持部11は本体筐体2の平面視矩形の四隅を欠いた部分に対応する外壁面から略水平方向に外側に向かって突出するよう設けられる。支持部11は例えば薄板状の金属片からなる。イオン送出装置1は支持部11を介して設置対象となる部屋を構成する構造体に本体筐体2が支持される。
天井パネル3は、図1に示すように室内から見ることができる表示部12を備える。表示部12はイオン送出装置1が運転中であることやタイマーのON/OFF、清掃時期、イオン発生装置30の交換時期などを示すLED(Light Emitting Diode)等を備える。
本体筐体2と天井パネル3との電気的な接続は、図2に示すワイヤーハーネス13にて行われる。ワイヤーハーネス13は本体筐体2の平面視略矩形をなす内枠14の四隅のいずれの箇所にもその端部のコネクタ13aを配置することができるように配線することが可能である。すなわち、例えば図2ではコネクタ13aを右上隅に配置しているが、右下隅、左上隅または左下隅のいずれかにも配置することができる。これにより、本体筐体2の向きに関係なく、表示部12が所望の方向を向くように天井パネル3を回転させて本体筐体2に取り付けることができる。
4箇所の吹出口5は天井パネル3の中央に配置された単一の吸込口4を取り囲むように設けられる。図1に示すように、4箇所の吹出口5は天井パネル3の平面視四角形の各辺に対応する箇所各々に配置される。
4箇所の吹出口5各々に対する吸込口4側には、図1に示すように風向板15が取り付けられる。風向板15は4箇所の吹出口5に隣接して配置され、隣り合う吹出口5の間に対応する隣接箇所15aも含め平面視略四角形状に連続するよう形成される。風向板15の作用により、4箇所の吹出口5各々から吹き出される空気は天井パネル3の中央側、すなわち吸込口4側ではなく、天井パネル3の外縁側に向かって送出される。
送風ダクト6は、図1、図2及び図5に示すようにその空気流通方向上流部を構成する内枠14が吸込口4の箇所から上方向に送風ファン7の吸気口7aの箇所まで延びる。送風ダクト6は送風ファン7の排気口7bの箇所で本体筐体2の平面視略矩形の各辺に対応する四方に分岐するとともに水平方向外側に向かって延びる。さらに、四方に分岐した送風ダクト6は本体筐体2の外壁近くで下方向に延びて4箇所の吹出口5に至る。
隣り合う前記吹出口の間に対応する箇所、すなわち本体筐体2の内側の平面視略矩形の四隅に対応する箇所には、図2及び図6〜図8に示した仕切り部16が設けられる。仕切り部16は送風ファン7の排気口7bから延びる送風ダクト6の空気流通方向下流部を4つに分岐させて4箇所の吹出口5に連通させる。仕切り部16は例えば発泡スチロール等の合成樹脂発泡体などからなる内部断熱材17で形成される。
送風ファン7は例えばシロッコファンからなり、図5に示すファンモータ7c及び羽根車7dを備える。送風ファン7は、前述のように吸気口7aが吸込口4に対向し、排気口7bが回転中心に対して径方向外側、すなわち送風ダクト6の下流に位置する吹出口5の方向を指向する。ファンモータ7cによって羽根車7dが回転すると、送風ダクト6に気流が流通する。なお、本実施形態では送風ファン7をシロッコファンとしたが、プロペラファンやターボファン形式の送風ファンであっても良い。
イオン発生装置30は、図5に示すように4箇所の吹出口5に対して分岐した送風ダクト6各々の空気流通方向下流部であって、吹出口5に近接した箇所に配置される。イオン発生装置30は、図4及び図9に示すようにイオン発生器40、イオンセンサ50、リブ部60及び発光部70を備える。
イオン発生器40は、図9に示すようにイオンを放出するための放電に用いる放電電極43(43P、43N)やその他不図示の電子部品がハウジング41に設けられ、パッケージ化されている。イオン発生器40は不図示の放電回路部、正イオン発生部42P及び負イオン発生部42Nを備える。放電回路部は外部から電力供給を受けて高圧の電気パルスを生成する高圧電気発生回路を備える。
正イオン発生部42P及び負イオン発生部42Nは所定の間隔で並べて配置され、各々がイオン発生装置30の外面から送風ダクト6の空気流通空間に向かって突出して臨む。正イオン発生部42P及び負イオン発生部42Nは空気流通空間の空気流通方向と交差して略直角をなす方向に並ぶ。なお、正イオン発生部42P及び負イオン発生部42Nを総称してイオン発生部42と呼ぶことがある。
正イオン発生部42Pは正放電電極43Pを備え、負イオン発生部42Nは負放電電極43Nを備える。正放電電極43P及び負放電電極43Nは各々ハウジング41から外側に向かって突出する針状に形成される。正イオン発生部42P及び負イオン発生部42Nはともに同じ構造であり、各々の正放電電極43P、負放電電極43Nに高圧電気発生回路で生成された高電圧を供給して放電を発生させ、イオンを放出する。
ここで、イオン発生器40の正放電電極43P、負放電電極43Nには交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。正放電電極43Pには正電圧が印加され、コロナ放電による水素イオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成る正イオンを発生する。負放電電極43Nには負電圧が印加され、コロナ放電による酸素イオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成る負イオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。したがって、イオン発生器40はその外部を流通する空気に対して正放電電極43P及び負放電電極43Nで放電により発生させた正イオン及び負イオンを含ませるように放出することにより、例えば室内の殺菌や脱臭を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
なお、イオン発生器40によって正イオン及び負イオンを一緒に発生させても良いし、正イオンのみまたは負イオンのみを発生させても良い。
また、本発明において、イオンには帯電微粒子水も含むものとする。このとき、イオン発生器40は静電霧化装置からなり、静電霧化装置によってラジカル成分を含む帯電微粒子水が生成される。すなわち、静電霧化装置に設けた放電電極をペルチェ素子により冷却することで放電電極の表面に結露水が生じる。次に、放電電極にマイナスの高電圧を印加すると、結露水から帯電微粒子水が生成される。また、放電電極からは帯電微粒子水とともに空気中に放出される負イオンも発生する。
イオン発生器40は正イオンまたは負イオンのいずれかと、正イオンまたは負イオンの逆極性に帯電した微粒子水とを発生する静電霧化装置からなるものであっても良い。負イオン若しくは負に帯電した微粒子水が発生すると、室内の殺菌や脱臭に加えて、リラックス効果も生まれるとされる。
ここで、イオン発生装置1は図4に示すように計時部18、照度測定部19及び人感センサ20を備える。制御部8は計時部18から得られる時間情報に基づき昼間と夜間とを判別し、照度測定部19から得られる情報に基づき室内の明るさを識別し、人感センサ20から得られる情報に基づき室内に人がいるか否かを判別する。
そして、イオン発生装置1は夜間や室内に人がいないときに送風ファン7を通常より急速なモードにして動作させて室内のイオン濃度を増加させる。送風ファン7を急速モードで動作させると消費電力が高く、騒音が大きくなるが、夜間や室内に人がいないときにはその悪影響は小さい。夜間や室内に人がいないときに送風ファン7を急速モードで動作させることにより、室内の殺菌や脱臭に係る効果が向上する。
イオンセンサ50は、図9に示すようにイオン発生装置30の外部、送風ダクト6の空気流通空間に向かって露出する捕集電極51を備える。イオンセンサ50は捕集電極51にイオンが触れることにより生じる単位時間当たりの電荷を電流として検知する。そして、不図示の回路部に設けた積分器の容量を満たすことで捕集したイオン量に対応する電圧が得られる。この電圧を、捕集電極51をリセットしてから所定時間後に確認することによりイオン量の測定を行うことができる。
ここで、イオン発生装置30は一部に発泡スチロールなどからなる内部断熱材17を利用して形成した空気流通空間に臨んで配置される。発泡スチロールは一般的にプラスに帯電し易いことが分かっており、負イオンが発泡スチロール製の空気流通空間に付着し易くなる。このため、イオンセンサ50は正イオン発生部42Pの空気流通方向下流側に配置される。
リブ部60は、図9に示すようにイオン発生装置30の外面であって、正イオン発生部42Pの空気流通方向下流側に位置するイオンセンサ50の周囲に対応する箇所に配置される。リブ部60はイオン発生装置30の外面から空気流通空間に向かって突出する。リブ部60は正イオン発生部42Pが放出する正イオンのイオンセンサ50への流入に係る効率を向上させ、負イオン発生部12Nが放出する負イオンのイオンセンサ50への流入を阻止する複数のリブを備える。
発光部70は、図9に示すようにイオン発生装置30の外面であって、負イオン発生部42Nの空気流通方向下流側に配置される。発光部70は発光体として例えばLEDを搭載した光源基板71と、LED光を空気流通空間側に拡散させるための拡散レンズ72とを備える。発光部70はイオン発生器40が正常に動作していることが外部から容易に認識できるよう発光する。
ここで、イオン発生装置1は計時部18や照度測定部19を利用して夜間に発光部70を消灯させる。これにより、消費電力の低減を図ることができる。また、夜間に発光部70を消灯させることにより、例えばイオン発生器40の異常で発光部70が点滅していると、それに気づき易くなる。したがって、イオン発生装置1の異常に対して迅速に対応させることができる。
続いて、仕切り部16の周辺のさらに詳細な構成について説明する。
仕切り部16は、図2及び図6〜図8に示すように本体筐体2の内側の平面視略矩形の四隅に対応する箇所に配置される。4箇所の仕切り部16は本体筐体2の内部において、送風ファン7の排気口7bから4箇所の吹出口5各々に接続する送風ダクト6の空気流通方向下流部を4つに区分している。
仕切り部16は例えば発泡スチロール等の合成樹脂発泡体などからなる内部断熱材17で形成され、内部に空気室21を備える。空気室21は周囲の内部断熱材17により密閉された空間として形成される。そして、空気室21の外側の本体筐体2の外面には支持部11が設けられている。
上記のように、本実施形態に係るイオン送出装置1は、本体筐体2と、本体筐体2の下面2aに設けた吸込口4及び吹出口5を開口する天井パネル3と、吸込口4と吹出口5とを連通させる送風ダクト6と、送風ダクト6に気流を流通させる送風ファン7と、送風ダクト6を流通する気流にイオンを放出するイオン発生装置30と、天井パネル3の平面視四角形の各辺に対応する箇所各々に配置した4箇所の前記吹出口5と、隣り合う吹出口5の間に対応する箇所に配置された送風ダクト6の一部を4つに分岐させて4箇所の吹出口5に連通させる仕切り部16と、仕切り部16の内部に設けた空気室21と、空気室21の外側の本体筐体2の外面に設けた本体筐体2を支持する支持部11と、を備える。この構成によれば、空気室21が支持部11に対する断熱効果を高め、支持部11の温度低下を抑制することが可能になる。
また、仕切り部16を内部断熱材17で形成したことにより、支持部11に対する断熱効果をさらに向上させることができる。したがって、支持部11の温度低下を一層抑制することが可能になる。
そして、本発明の上記実施形態の構成によれば、本体筐体2の外面に設けられた本体筐体2を支持する支持部11における結露の発生を抑制することが可能なイオン送出装置1を提供することができる。
また、イオン送出装置1は4箇所の吹出口5に隣接して配置され、隣り合う吹出口5の間に対応する隣接箇所15aも含め平面視略四角形状に連続するよう形成された風向板15を備える。この構成によれば、4箇所の吹出口5から送出される空気を全体として所定の方向に導くことができる。したがって、4箇所の吹出口5から送出される空気が隣り合う吹出口5の間に対応する隣接箇所15aから意図しない方向、例えば吸込口4に向かって導かれることを抑制することができる。その結果、イオンを効率的に送出することが可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るイオン送出装置について、図10〜図14を用いてその構成を説明する。図10はイオン送出装置の斜視図である。図11及び図12はイオン送出装置の第一連結部及び第二連結部を示す部分拡大下面図である。図13及び図14はイオン送出装置の本体筐体と天井パネルとの連結を説明するための部分拡大側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付し、図面の記載及びその説明を省略するものとする。
第2実施形態に係るイオン送出装置1では天井パネル3が、図10に示すように連結部蓋3aを備える(図10の網掛け部)。連結部蓋3aを開放すると、図11及び図12に示す第一連結部81及び第二連結部82の2箇所の連結部80が現れる。連結部80及び連結部蓋3aは天井パネル3の中央を挟んで対向する天井パネル3の外縁部に対応する2箇所に設けられる。連結部80は本体筐体2と天井パネル3とを連結するために利用される。
2箇所の連結部80は各々、本体筐体2に設けたネジ83と、ネジ83の頭83aが係合する天井パネル3に設けた係合部84とを有する。
第一連結部81は、係合部84がスリット85からなる。スリット85は天井パネル3の中央部に対する外縁3b側からネジ83の軸83bが挿通可能となるように、その外縁3bから天井パネル3の中央部に向かって切り欠かれた形状、大きさをなす。そして、スリット85の幅はネジ83の頭83aより狭くなっている。
第二連結部82は、係合部84が略瓢箪形孔86からなる。略瓢箪形孔86はネジ83の頭83aより大きさが大きい大径部86aとネジ83の頭83aより大きさが小さい小径部86bとを接続して形成される。大径部86aはネジ83の頭83aより直径が大きい円孔からなる。小径部86bはネジ83の頭83aより幅が狭い長穴からなる。なお、小径部86bはネジ83の頭83aより直径が小さい円孔であっても良い。大径部86a及び小径部86bはスリット85が延びる方向に沿って並び、小径部86bが大径部86aよりも天井パネル3の中央部に対する外縁3b側に位置する。
本体筐体2と天井パネル3とを連結するとき最初に、図13及び図14に示すように第一連結部81では天井パネル3の外縁3bに接続するスリット85の開放端側から、第二連結部82では大径部86aから、係合部84にネジ83を通す。次に、第一連結部81におけるスリット85が延びる方向に、また第二連結部82における大径部86a及び小径部86bが並ぶ方向に、天井パネル3を本体筐体2に対して下面2aに沿ってスライドさせる。これにより、第一連結部81ではネジ83がスリット85に係合し、第二連結部82ではネジ83が小径部86bに係合する。
このようにして、本体筐体2に天井パネル3を取り付ける際、2箇所の連結部80のうち第一連結部81ではスリット85にネジ83の軸83bを通してスライドさせ、第二連結部82では略瓢箪形孔86にネジ83の頭83aを通してスライドさせる。したがって、略瓢箪形孔86にネジ83の頭83aを通す作業が1箇所で済み、本体筐体2への天井パネル3の取り付けを容易にすることができる。本体筐体2への天井パネル3の取り付けに係る作業効率を向上させることが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はイオン送出装置において利用可能である。
1 イオン送出装置
2 本体筐体
2a 下面
3 天井パネル(パネル部)
4 吸込口
5 吹出口
6 送風ダクト
7 送風ファン
11 支持部
15 風向板
16 仕切り部
17 内部断熱材(断熱材)
21 空気室
30 イオン発生装置
80 連結部
81 第一連結部
82 第二連結部
83 ネジ
83a 頭
83b 軸
84 係合部
85 スリット
86 略瓢箪形孔
86a 大径部
86b 小径部

Claims (4)

  1. 本体筐体と、
    前記本体筐体の一面に設けた吸込口及び吹出口を開口するパネル部と、
    前記吸込口と前記吹出口とを連通させる送風ダクトと、
    前記送風ダクトに気流を流通させる送風ファンと、
    前記送風ダクトを流通する気流にイオンを放出するイオン発生装置と、
    前記パネル部の平面視略多角形の各辺に対応する箇所各々に配置した複数の前記吹出口と、
    隣り合う前記吹出口の間に対応する箇所に配置された前記送風ダクトの一部を複数に分岐させて複数の前記吹出口に連通させる仕切り部と、
    前記仕切り部の内部に設けた空気室と、
    前記空気室の外側の前記本体筐体の外面に設けた前記本体筐体を支持する支持部と、
    を備えることを特徴とするイオン送出装置。
  2. 前記仕切り部を断熱材で形成したことを特徴とする請求項1に記載のイオン送出装置。
  3. 複数の前記吹出口に隣接して配置され、隣り合う前記吹出口の間に対応する箇所も含め前記平面視略多角形状に連続するよう形成された風向板を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のイオン送出装置。
  4. 前記パネル部の中央を挟んで対向する前記パネル部の外縁部に対応する2箇所に設けた前記本体筐体と前記パネル部とを連結するための連結部を備え、
    前記連結部が前記本体筐体または前記パネル部の一方に設けたネジと、他方に設けた前記ネジの頭が係合する係合部とを有し、2箇所の前記連結部のうち一方の前記係合部が外縁側から前記ネジの軸が挿通可能な前記ネジの頭より幅が狭いスリットからなり、他方の前記係合部が前記ネジの頭より大きさが大きい大径部と前記ネジの頭より大きさが小さい小径部とを接続した略瓢箪形孔からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のイオン送出装置。
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