JP2004002517A - 生姜成分を含む石鹸の組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は生姜成分(ginger ingredient)を含む石鹸の組成物及びその製造方法に関するもので、全体組成物に対して0.1〜35重量%の生姜抽出物を含むことを特徴とする。
【効果】本発明によれば生姜のジンジべレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等で構成された精油成分とシトラール(citral),カンファー(camphene)等の方向成分により細菌に対する殺菌力及び体の臭いを取り除く能力が優秀であり、皮膚の皮脂を取り除いてにきび治療及び予防に効果的であり、頭皮の血液循環を促進するためふけを取り除いたり発毛促進に効果的である。
【効果】本発明によれば生姜のジンジべレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等で構成された精油成分とシトラール(citral),カンファー(camphene)等の方向成分により細菌に対する殺菌力及び体の臭いを取り除く能力が優秀であり、皮膚の皮脂を取り除いてにきび治療及び予防に効果的であり、頭皮の血液循環を促進するためふけを取り除いたり発毛促進に効果的である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は生姜成分(ginger ingredient)を含む石鹸の組成物及びその製造方法に関するもので、より詳しくは全体組成物に対して0.1〜35重量%の生姜成分を含むことにより体の臭いや皮膚の皮脂、頭皮のふけを取り除いたり発毛促進にとても効果的な石鹸を提供する。
【0002】
【従来の技術】
従来の石鹸の製造方法は油脂独特の匂いを取り除いて製品の独特な香りを表せるために石鹸に特有な香りを添加しており、添加の際に用いられる香りは組合香または天然物系統の香りである。
特にこのような自然植物系統の香りの中では昔から民間療法として皮膚美容に使われたきゅうり、人参、あんず、アロエ、よもぎ等の抽出物を添加するか又はこれらの香りを組み合わせて使って来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の従来の石鹸に使われている香りは製品の付加価値を高めるために使用する時、嗅覚に良い香臭のみを制限的に提供するだけで使い者に存在する体の臭い、皮膚の皮脂、頭皮のふけを取り除いたり発毛促進等の機能は提供できなかった。
【0004】
本発明は前記のような問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は殺菌、臭いの除去、血液循環の効果の優秀な生姜抽出物を含ませることにより、洗浄作用が優秀で、殺菌、抗菌、体臭特に脇の悪臭や食生活習慣により現れる悪臭を効果的に脱臭して、ふけを取り除いたり発毛促進に効果的な石鹸の組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は生姜成分を含む石鹸の組成物及びその製造方法に関するものである。
請求項1に係る発明は、石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至35重量%の生姜成分を含有する石鹸組成物である。
請求項2係る発明は、生姜成分が石鹸の組成物の総重量に対して0.5乃至10重量%の生姜成分を含有することを特徴とする請求項1記載の石鹸組成物である。
請求項3係る発明は、
(a)攪拌タンクに石鹸ベース、グリセリンなどを投入した後75乃至85℃の温度で20乃至35のrpmで攪拌する段階。
(b)生姜成分および色素を添加する段階;及び
(c)攪拌タンクを5のrpmで攪拌する段階を含む生姜成分を含有する石鹸の製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
生姜は熱帯アジア原産の多年生草本として、葉っぱは葉柄があり長い披針形で先が尖っていて、夏には黄緑色の小さな花が咲く。根茎を生姜と言い、アジア各地で栽培される。
生姜は殺菌、抗菌作用及び臭いの除去に主な効果を発揮して、血液循環の機能を持っており、前記の効果は生姜の2〜3重量%を占めるジンジベレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等で構成された精油成分とシトラール(citral),カンファー(camphene)等の方向成分により発生する。このような精油はチフス菌やコレラ菌など細菌に対する殺菌力を持ち、特にジンゲロン(gingerone)とショーガオール(shogaol)は種々の病院成菌に対する強い殺菌力を持っている。
【0007】
本発明による生姜成分を含む石鹸の調生物の製造方法は次の通りである。
本発明に使われる生姜成分は通常の方法により細かく切った生姜を下ろし濾過して製造した液汁やこれを乾燥させた粉末を使う。又は細かく切った生姜をエタノール等の有機溶媒を利用して通常の方法で抽出、濾過、濃縮した抽出液の形態を使うこともある。
生姜成分は50乃至200ワイヤーメッシュの大きさを使うが、粒子の大きさが50メッシュ以上になれば製造圧出機ワイヤーメッシュにかかり支えるため作業成が劣れることになり200メッシュ以上は製造するに難しいだけじゃなく粒子の大きさがあまりにも小さくて製造の時、粉塵を起こす要因となる等反って作業し難い。粒子の大きさは作業上60乃至150メッシュが適切であり、より好ましくは80乃至100メッシュの大きさが製品の作業成及び使用性を考慮したとき好ましく、更に前記のように生姜抽出液の形態をも使える。
生姜成分の使い量は石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至35重量%であることが製品の効果の側面で好ましく、より好ましくは0.5乃至10重量%を使う。
【0008】
石鹸ベースは通常的に化粧用石鹸に使われるベース(水分7乃至15重量%含む)を使う。例えばヤシ油から抽出した脂肪酸などを使い更に苛性ソーダなどのアルカリを添加させたりもする。
前記の石鹸ベースは石鹸の組成物の総重量に対して80乃至90重量%を使い、前記脂肪酸はCaprylic Acid(8%), Capric Acid(21%), Lauric Acid(25%),MyristicAcid(15%), Palmitic Acid(8%)及びStearic Acid(23%)等で構成されている。
更に、保湿などの目的でグリセリンを使うが、前記グリセリンは石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至2重量%を使う。
又、本発明の石鹸では通常的な方法で香料や色素などを含み製品化できるが、使用量は石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至1重量%である。
前記のように製造された石鹸は植物性原料のみで構成されていて水に溶解する時、容易く分解する。
【0009】
以下、本発明による生姜成分を含む石鹸の製造方法を詳しく説明すれば次の通りである。
攪拌タンク(用量3トン)に通常的に化粧用石鹸に使われるベース、即ち、ヤシ油から抽出した脂肪酸、グリセリンなどを投入した後、75乃至85℃の温度で攪拌して溶かす。この時、攪拌温度が85℃以上であれば化学的元素のカテゴリが***されて霧現象など逆反応が発生する問題点が生じる。
更に攪拌の過程の中impellerの回転rpmは20−35が適切であり、攪拌の時間は約1時間乃至1時間30分程度が適当である。攪拌の作業時rpmがあまりにも高ければ攪拌は行われなく石鹸ベースの内、比重が低いものは上に浮かび重いものは下に沈んで温度が低い場合比重の差により層が発生して、起泡剤による泡が発生して膜を形成するのでimpellerの回転速度が重要である。
前記のように石鹸ベース、グリセリンを溶かす1次工程が完了すれば生姜成分及び色素を添加する。
生姜成分及び色素を添加した後、高温により無秩序に***されている物質を安定化させる作業が重要だが、安定化させるためにはimpellerをとてもゆっくり回転しなければならない。この時のrpmは5位が適当であり、攪拌時間は約30分程度である。このような攪拌過程を経て透明度は勿論軽度もよくなり更に上層部位に浮かぶ起泡剤の泡膜がゆっくりと全部沈んでしまう。この時肉眼で見ればとても透明である。
前記のように石鹸ベース、グリセリン、生姜成分、色素などが添加されて反応が完了した液状の石鹸をPVCなどの容器に入れて成形してsoap−barを製造するのにPVCなどの容器に入れるまで70乃至80℃を維持すれば製品のqualityにおいて一貫性が保たれる。
固形化されるのに掛かる時間1時間程度であり、固形化された状態のsoap−barを適切な大きさで切った後、成形石鹸を包装材で包装すれば完成品になる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明を実施例でより詳しく説明するが、本発明が実施例により限定することではない。
<実施例1>
後述の製造方法に従って下記表1の組み合わせを有する生姜成分を含有する石鹸を製造した。
1)用量が3トンである攪拌タンクの温度を80℃で維持した後、化粧用石鹸に使われるベース(ヤシ油から抽出した脂肪酸など)、グリセリンなどを投入した後、これらを攪拌して溶かす。この時、impellerの回転rpmは25に調節して、攪拌時間は約1時間程度にした。
2)前記のように石鹸ベース、グリセリン等を溶かせる1次工程が完了すれば生姜汁及び色素を添加する。この時生姜汁は通常の方法によって細かく切った生姜を下ろし圧着濾過したものを使った。
3)生姜成分及び色素を添加した後、攪拌機のrpmを5位に調整する。約30分程度に攪拌を遂行したら透明度は勿論軽度がよくなり更に上層部位に浮かぶ起泡剤の泡膜がゆっくりと全部沈んでしまう。
4)前記のように石鹸ベース、グリセリン、生姜成分、色素などが添加されて反応が完了した液状の石鹸をPVCなどの容器に入れて成形してsoap−barを製造するのにPVCなどの容器に入れるまで75℃を維持する。容器に入れられた液状の石鹸は1時間程経過すれば固形化するが、このように製造されたsoap−barを適切な大きさで切った後、成形石鹸を包装材で包装すれば完成品になる。
【0011】
【表1】
【0012】
<実施例2,3>
前記の実施例1と同様な方法で前記表1の組成を有する生姜成分を含有する石鹸を製造した。
<比効例1>
前記の実施例1と同様な方法で前記表1の組成を有する生姜成分を含有する石鹸を製造した。
【0013】
<実験例1>
前記実施例1乃至3及び比効例1によって製造された生姜成分を含有する石鹸が皮膚の過敏反応を起こしたり皮膚を刺激するかを確認するために次の通りに実験を行った。
皮膚が弱くて鋭敏な10〜19才の女学生20名を対象として生姜成分が含有された石鹸をそれぞれ1g毎100mlの蒸留水に溶解させてその溶液0.1mlを皮膚の一定の部位に塗布して一辺の長さが3cmである正方形アルミニウム版で合成したテープを使って皮膚に密着接続させて30分後、50時間後および100時間後に現れる皮膚の反応を観察した。その結果、実験対象の女学生すべてが観察時間や生姜成分の含量に関係なく皮膚発赤、かゆみ、皮膚刺激感などいずれも現れなかった。因って、本発明の石鹸はアレルギー性及び過敏性皮膚にも幅広く使えることが証明された。
【0014】
<実験例2>
前記実施例1乃至3及び比効例1によって製造された石鹸の消臭程度、色合いの安定度、皮膚の安定度に対する実験を下記のように行ってその結果を表2に示した。
20〜40才の健康な人々60名を対象に石鹸を30日間使うようにして皮膚の安定度と悪臭をなくす程度を観察した。
消臭程度は本発明の実施例及び比効例によって製造された石鹸を30日間使うようして20名毎に無作為でグルプを分けてその効果を比効した(++ :とても優秀, + :優秀,± :良好, − :あまり差がない)。
【0015】
【表2】
【0016】
表2で色合いの安定値は初期色合いの安定値を100にして30日後の色合いの安定値を減じた値を表したもので、数値が小さい程、高い色合いの安定度を示す。
【0017】
上記のように本発明によって製造された石鹸は生姜汁に含有された殺菌、体の臭いを取り除くのにジンジべレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等で皮膚に存在する老廃物による臭いを取り除くことができて、皮膚の皮脂を取り除いてにきび治療に効果があり石鹸の本来の機能である洗浄効果以外に美容効果が期待できる。
【0018】
【発明の効果】
本発明による生姜成分を含有する石鹸は生姜に含まれたジンジべレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等の精油成分とシトラール(citral),カンファー(camphene)等の方向成分によりチフス菌やコレラ菌など細菌に対する殺菌力を持ち、更に、皮膚の皮脂を取り除いてにきび治療、殺菌及び悪臭除去に効果的であり、頭皮のふけを取り除いて発毛促進にも効果がある
【発明の属する技術分野】
本発明は生姜成分(ginger ingredient)を含む石鹸の組成物及びその製造方法に関するもので、より詳しくは全体組成物に対して0.1〜35重量%の生姜成分を含むことにより体の臭いや皮膚の皮脂、頭皮のふけを取り除いたり発毛促進にとても効果的な石鹸を提供する。
【0002】
【従来の技術】
従来の石鹸の製造方法は油脂独特の匂いを取り除いて製品の独特な香りを表せるために石鹸に特有な香りを添加しており、添加の際に用いられる香りは組合香または天然物系統の香りである。
特にこのような自然植物系統の香りの中では昔から民間療法として皮膚美容に使われたきゅうり、人参、あんず、アロエ、よもぎ等の抽出物を添加するか又はこれらの香りを組み合わせて使って来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の従来の石鹸に使われている香りは製品の付加価値を高めるために使用する時、嗅覚に良い香臭のみを制限的に提供するだけで使い者に存在する体の臭い、皮膚の皮脂、頭皮のふけを取り除いたり発毛促進等の機能は提供できなかった。
【0004】
本発明は前記のような問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は殺菌、臭いの除去、血液循環の効果の優秀な生姜抽出物を含ませることにより、洗浄作用が優秀で、殺菌、抗菌、体臭特に脇の悪臭や食生活習慣により現れる悪臭を効果的に脱臭して、ふけを取り除いたり発毛促進に効果的な石鹸の組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は生姜成分を含む石鹸の組成物及びその製造方法に関するものである。
請求項1に係る発明は、石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至35重量%の生姜成分を含有する石鹸組成物である。
請求項2係る発明は、生姜成分が石鹸の組成物の総重量に対して0.5乃至10重量%の生姜成分を含有することを特徴とする請求項1記載の石鹸組成物である。
請求項3係る発明は、
(a)攪拌タンクに石鹸ベース、グリセリンなどを投入した後75乃至85℃の温度で20乃至35のrpmで攪拌する段階。
(b)生姜成分および色素を添加する段階;及び
(c)攪拌タンクを5のrpmで攪拌する段階を含む生姜成分を含有する石鹸の製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
生姜は熱帯アジア原産の多年生草本として、葉っぱは葉柄があり長い披針形で先が尖っていて、夏には黄緑色の小さな花が咲く。根茎を生姜と言い、アジア各地で栽培される。
生姜は殺菌、抗菌作用及び臭いの除去に主な効果を発揮して、血液循環の機能を持っており、前記の効果は生姜の2〜3重量%を占めるジンジベレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等で構成された精油成分とシトラール(citral),カンファー(camphene)等の方向成分により発生する。このような精油はチフス菌やコレラ菌など細菌に対する殺菌力を持ち、特にジンゲロン(gingerone)とショーガオール(shogaol)は種々の病院成菌に対する強い殺菌力を持っている。
【0007】
本発明による生姜成分を含む石鹸の調生物の製造方法は次の通りである。
本発明に使われる生姜成分は通常の方法により細かく切った生姜を下ろし濾過して製造した液汁やこれを乾燥させた粉末を使う。又は細かく切った生姜をエタノール等の有機溶媒を利用して通常の方法で抽出、濾過、濃縮した抽出液の形態を使うこともある。
生姜成分は50乃至200ワイヤーメッシュの大きさを使うが、粒子の大きさが50メッシュ以上になれば製造圧出機ワイヤーメッシュにかかり支えるため作業成が劣れることになり200メッシュ以上は製造するに難しいだけじゃなく粒子の大きさがあまりにも小さくて製造の時、粉塵を起こす要因となる等反って作業し難い。粒子の大きさは作業上60乃至150メッシュが適切であり、より好ましくは80乃至100メッシュの大きさが製品の作業成及び使用性を考慮したとき好ましく、更に前記のように生姜抽出液の形態をも使える。
生姜成分の使い量は石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至35重量%であることが製品の効果の側面で好ましく、より好ましくは0.5乃至10重量%を使う。
【0008】
石鹸ベースは通常的に化粧用石鹸に使われるベース(水分7乃至15重量%含む)を使う。例えばヤシ油から抽出した脂肪酸などを使い更に苛性ソーダなどのアルカリを添加させたりもする。
前記の石鹸ベースは石鹸の組成物の総重量に対して80乃至90重量%を使い、前記脂肪酸はCaprylic Acid(8%), Capric Acid(21%), Lauric Acid(25%),MyristicAcid(15%), Palmitic Acid(8%)及びStearic Acid(23%)等で構成されている。
更に、保湿などの目的でグリセリンを使うが、前記グリセリンは石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至2重量%を使う。
又、本発明の石鹸では通常的な方法で香料や色素などを含み製品化できるが、使用量は石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至1重量%である。
前記のように製造された石鹸は植物性原料のみで構成されていて水に溶解する時、容易く分解する。
【0009】
以下、本発明による生姜成分を含む石鹸の製造方法を詳しく説明すれば次の通りである。
攪拌タンク(用量3トン)に通常的に化粧用石鹸に使われるベース、即ち、ヤシ油から抽出した脂肪酸、グリセリンなどを投入した後、75乃至85℃の温度で攪拌して溶かす。この時、攪拌温度が85℃以上であれば化学的元素のカテゴリが***されて霧現象など逆反応が発生する問題点が生じる。
更に攪拌の過程の中impellerの回転rpmは20−35が適切であり、攪拌の時間は約1時間乃至1時間30分程度が適当である。攪拌の作業時rpmがあまりにも高ければ攪拌は行われなく石鹸ベースの内、比重が低いものは上に浮かび重いものは下に沈んで温度が低い場合比重の差により層が発生して、起泡剤による泡が発生して膜を形成するのでimpellerの回転速度が重要である。
前記のように石鹸ベース、グリセリンを溶かす1次工程が完了すれば生姜成分及び色素を添加する。
生姜成分及び色素を添加した後、高温により無秩序に***されている物質を安定化させる作業が重要だが、安定化させるためにはimpellerをとてもゆっくり回転しなければならない。この時のrpmは5位が適当であり、攪拌時間は約30分程度である。このような攪拌過程を経て透明度は勿論軽度もよくなり更に上層部位に浮かぶ起泡剤の泡膜がゆっくりと全部沈んでしまう。この時肉眼で見ればとても透明である。
前記のように石鹸ベース、グリセリン、生姜成分、色素などが添加されて反応が完了した液状の石鹸をPVCなどの容器に入れて成形してsoap−barを製造するのにPVCなどの容器に入れるまで70乃至80℃を維持すれば製品のqualityにおいて一貫性が保たれる。
固形化されるのに掛かる時間1時間程度であり、固形化された状態のsoap−barを適切な大きさで切った後、成形石鹸を包装材で包装すれば完成品になる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明を実施例でより詳しく説明するが、本発明が実施例により限定することではない。
<実施例1>
後述の製造方法に従って下記表1の組み合わせを有する生姜成分を含有する石鹸を製造した。
1)用量が3トンである攪拌タンクの温度を80℃で維持した後、化粧用石鹸に使われるベース(ヤシ油から抽出した脂肪酸など)、グリセリンなどを投入した後、これらを攪拌して溶かす。この時、impellerの回転rpmは25に調節して、攪拌時間は約1時間程度にした。
2)前記のように石鹸ベース、グリセリン等を溶かせる1次工程が完了すれば生姜汁及び色素を添加する。この時生姜汁は通常の方法によって細かく切った生姜を下ろし圧着濾過したものを使った。
3)生姜成分及び色素を添加した後、攪拌機のrpmを5位に調整する。約30分程度に攪拌を遂行したら透明度は勿論軽度がよくなり更に上層部位に浮かぶ起泡剤の泡膜がゆっくりと全部沈んでしまう。
4)前記のように石鹸ベース、グリセリン、生姜成分、色素などが添加されて反応が完了した液状の石鹸をPVCなどの容器に入れて成形してsoap−barを製造するのにPVCなどの容器に入れるまで75℃を維持する。容器に入れられた液状の石鹸は1時間程経過すれば固形化するが、このように製造されたsoap−barを適切な大きさで切った後、成形石鹸を包装材で包装すれば完成品になる。
【0011】
【表1】
【0012】
<実施例2,3>
前記の実施例1と同様な方法で前記表1の組成を有する生姜成分を含有する石鹸を製造した。
<比効例1>
前記の実施例1と同様な方法で前記表1の組成を有する生姜成分を含有する石鹸を製造した。
【0013】
<実験例1>
前記実施例1乃至3及び比効例1によって製造された生姜成分を含有する石鹸が皮膚の過敏反応を起こしたり皮膚を刺激するかを確認するために次の通りに実験を行った。
皮膚が弱くて鋭敏な10〜19才の女学生20名を対象として生姜成分が含有された石鹸をそれぞれ1g毎100mlの蒸留水に溶解させてその溶液0.1mlを皮膚の一定の部位に塗布して一辺の長さが3cmである正方形アルミニウム版で合成したテープを使って皮膚に密着接続させて30分後、50時間後および100時間後に現れる皮膚の反応を観察した。その結果、実験対象の女学生すべてが観察時間や生姜成分の含量に関係なく皮膚発赤、かゆみ、皮膚刺激感などいずれも現れなかった。因って、本発明の石鹸はアレルギー性及び過敏性皮膚にも幅広く使えることが証明された。
【0014】
<実験例2>
前記実施例1乃至3及び比効例1によって製造された石鹸の消臭程度、色合いの安定度、皮膚の安定度に対する実験を下記のように行ってその結果を表2に示した。
20〜40才の健康な人々60名を対象に石鹸を30日間使うようにして皮膚の安定度と悪臭をなくす程度を観察した。
消臭程度は本発明の実施例及び比効例によって製造された石鹸を30日間使うようして20名毎に無作為でグルプを分けてその効果を比効した(++ :とても優秀, + :優秀,± :良好, − :あまり差がない)。
【0015】
【表2】
【0016】
表2で色合いの安定値は初期色合いの安定値を100にして30日後の色合いの安定値を減じた値を表したもので、数値が小さい程、高い色合いの安定度を示す。
【0017】
上記のように本発明によって製造された石鹸は生姜汁に含有された殺菌、体の臭いを取り除くのにジンジべレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等で皮膚に存在する老廃物による臭いを取り除くことができて、皮膚の皮脂を取り除いてにきび治療に効果があり石鹸の本来の機能である洗浄効果以外に美容効果が期待できる。
【0018】
【発明の効果】
本発明による生姜成分を含有する石鹸は生姜に含まれたジンジべレン(gingiberen),ジンゲロン(gingerone)及びショーガオール(shogaol)等の精油成分とシトラール(citral),カンファー(camphene)等の方向成分によりチフス菌やコレラ菌など細菌に対する殺菌力を持ち、更に、皮膚の皮脂を取り除いてにきび治療、殺菌及び悪臭除去に効果的であり、頭皮のふけを取り除いて発毛促進にも効果がある
Claims (3)
- 石鹸の組成物の総重量に対して0.1乃至35重量%の生姜成分を含有する石鹸組成物。
- 生姜成分が石鹸の組成物の総重量に対して0.5乃至10重量%の生姜成分を含有することを特徴とする請求項1記載の石鹸組成物。
- (a)攪拌タンクに石鹸ベース、グリセリンなどを投入した後75乃至85℃の温度で20乃至35のrpmで攪拌する段階。
(b)生姜成分および色素を添加する段階;及び
(c)攪拌タンクを5のrpmで攪拌する段階を含む生姜成分を含有する石鹸の製造方法。
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JP2002158973A JP2004002517A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 生姜成分を含む石鹸の組成物及びその製造方法 |
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Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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