JP2003534610A - 布地ケア製品の販売、流通、及び供給の方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 第１クライアントシステムの管理下で、消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データを収集するステップ、及びそのデータをサーバシステムに送信するステップによって、布地ケア製品を推奨する方法。その後、サーバシステムの管理下で、第１クライアントシステムからデータを受信し、消費者の個人データに基づいて１つ またはそれ以上の布地ケア製品の推奨を決定する。次いで、その推奨を第１クライアントシステム、第２クライアントシステム、 またはその両方に送信する。推奨は、消費者が布地ケアの使用及び購入を決定する際に役立たせることができ、自動購入も実現することができる。これらの方法を実行するための装置についても開示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （産業上の利用分野） 本発明は、布地ケア製品の販売、流通、及び供給を促進 する、コンピュータ
方法及び装置に関する。本方法は、インターネット、 または他の消費者対話型
インターフェース、例えば、家庭用コンピュータやキオスクなどで実施すること
ができる。布地ケア製品は、一般に流 体、顆粒、ペースト、 または錠剤の形で
ある。さらに布地ケア製品は、シート製品などの不活性基材に吸収された形など
、他の形で提供することができる。

【０００２】 （発明の背景） 布地ケア製品の選択及び購入は、各消費者の個々のニーズ及び習慣に強く依
存するプロセスである。例えば、同世帯員 の年齢、人数、及び性別は、世帯員
に使用される 布地ケア製品のタイプ及び量に多大 な影響を及ぼす。着用される
衣類のタイプもまた布地ケア製品の選択に影響を及ぼす。綿が多く含まれている
衣装及び絹の布地は、主にポリエステルを含む衣装とは異なる手入れを必要とす
る。また、消費者が布地物品の手入れをする頻度は様々である。

【０００３】 大部分の布地ケア製品は、個々の製品を使用する方法に関して、消費者にわ
かりやすい説明書を提供する。また、ある種の洗濯洗剤組成物は、特定の布地柔
軟剤組成物の使用を提案する場合もある。しかし、これらの制限的な説明書及び
提案を超えて、消費者にはどの布地ケア製品を購入すべきか、 の最良の判断は
自分自身に残されている。多くの消費者が直面する、購入及び使用に関する決定
は、布地ケア製品の数及びタイプの急速な増加によってさらに複雑なものになっ
ている。普通の洗剤及び布地用洗濯仕上げ剤（選択範囲がいっそう増加している
）に加えて、布地の染み処理剤、前処理剤、しわの低減及び除去剤、漂白剤、着
色防止剤、静電気防止剤などに関する様々な新しい組成物が存在している。消費
者が購入し使用できる様々な製品の 組み合わせの数は、実に途方もなく大きい
。消費者がこれらの様々な製品を最良の方法で評価し使用することは難しい。

【０００４】 さらに、洗濯洗剤、布地柔軟剤、染み抜き組成物などの布地ケア製品は、従
来は他の家庭用製品が販売される店で消費者に販売されてきた。食料品店、薬局
、金物店などが、布地ケア製品を購入する最も一般的な場所である。しかし、１
つ またはそれ以上の特定の布地ケア製品が十分にないときに、いつも店まで行
くのはしばしば不便である。また消費者が関連製品を使い切る前に、ある製品を
使い切ることは非常によくあることである。そ の結果、個々の製品を購入する
ために店に何度も行くことになる。もちろん消費者が店に行く回数を最小限に抑
えるために製品を大量に備蓄 または購入することができるが、これは保管の問
題を生み、備蓄している製品の劣化を引き起こし得る。

【０００５】 消費者が布地ケア製品の購入をカスタマイズできるようにすることによって
、前述の問題の全てに対処することができる。また、消費者固有のニーズに基づ
いて、多数かつ様々な利用可能な布地ケア製品に対しカスタマイズされた使用説
明書 または用量を提供することによっても対処することができる。したがって
、様々な布地ケア製品の購入及び使用時に、消費者 を支援する方法及び装置が
必要とされる。これらの方法は、家にいるか買い物中か車でドライブ中かに関わ
らず、消費者が容易に利用可能であるべきである。

【０００６】 （発明の概要） 一実施形態において、本発明は、布地ケア製品を推奨する方法に向けられて
いる。この方法は、第１クライアントシステムの管理下で、消費者の布地ケアの
ニーズ及び習慣に関する個人データを収集するステップと、そのデータをサーバ
システムに送信するステップとを含む。サーバシステムの管理下で、第１クライ
アントシステムからデータを受信し、消費者の個人データに基づいて１つ また
はそれ以上の布地ケア製品の推奨を決定する。最後に、この推奨を、第１クライ
アントシステム、第２クライアントシステム、 またはその両方に送信する。１
つ またはそれ以上の布地ケア製品の推奨を第１クライアントシステムによって
受信し、任意で表示することが好ましい。

【０００７】 本発明の他の態様では、消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人デ
ータを消費者とのやりとりによって収集する。具体的には、第１クライアントシ
ステムの管理下で、１つ またはそれ以上のクエリーを表示する。消費者による
１つ またはそれ以上の動作に応答して、１つ またはそれ以上のクエリーに対す
る回答をサーバシステムに送信する。個人データが、消費者の布地ケアのニーズ
及び習慣を含むことが好ましい。特に好ましくは、消費者の布地ケアのニーズ及
び習慣に関する個人データが、消費者の世帯の人数、年齢、及び性別；消費者
または消費者の世帯員が布地ケア処理を実施する頻度；手入れする布地のタイプ
及び色；及びそれらの 組み合わせから成る群から選択される。

【０００８】 本発明のさらに別の態様では、購入 または使用のための布地ケア製品を推奨
する方法が提供される。この方法は、対話型ユーザーインターフェースの管理下
で、消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データを収集するステップ
を含む。その個人データを、布地ケア製品、推奨用量、使用説明書、及びそれら
の 組み合わせから成る群から選択される布地ケアデータを含むデータリポジト
リと比較する。この比較に基づいて布地ケアの推奨を作成する。対話型ユーザー
インターフェースが、データリポジトリに接続されたコンピュータアセンブリ、
表示装置、及び入力装置を備えることが好ましい。さらに好ましくは、布地ケア
の推奨を表示装置上に表示することである。

【０００９】 本発明は、また布地ケアの推奨を提供する装置にも向けられている。上記装
置は、布地ケア製品、推奨用量、使用説明書、及びそれらの 組み合わせから成
る群から選択される布地ケアデータを含むデータリポジトリを備えることが好ま
しい。さらに好ましくは、上記装置が消費者からのユーザー入力を受信する入力
装置；及びデータリポジトリに接続されたコンピュータアセンブリ、をさらに備
える。上記コンピュータアセンブリは、ＣＰＵ、及び布地ケアの推奨を表示する
表示器を備える。

【００１０】 本発明の方法及び装置は、布地ケア製品の消費者に多くの利点を提供する。
例えば、この方法は、コンピュータ またはインターネットの助けにより様々な
都合のよい場所で実施することができる。インターネットにアクセスする多くの
コンピュータ及び装置を、本方法を実施するために使用することができる。コン
ピュータ及びデータ転送装置の携帯性が高まったことによって、本方法は、例え
ば家、車、 または商店街等、ほとんどいかなる場所でも実施することができる
。これらの方法は、消費者に個人的な布地ケア推奨、使用説明書、及び用量の提
案を提供することができる。さらに本方法は、実際の購入が与えられた推奨に基
づくか、 または消費者が自分自身で選択するかに関わらず、布地ケア製品の購
入を促進 することができる。

【００１１】 本発明の装置は、消費者の個々のニーズに基づいて最適な布地ケア製品を推
奨するために、必要なツールを提供することによって、消費者にさらなる利便性
を与える。またこれらの装置は、好ましくは、消費者 または１つ 以上の布地処
理機械に製品を供給するために使用することができる。

【００１２】 新しい布地ケア製品が絶えず無数に取り入れられており、かつ既存の製品が
定期的に修正されているので、本発明は消費者に実質的な利益を提供する。具体
的には、本方法及び装置は、時間も費用の掛かる実験の必要もなしに、消費者の
布地ケア製品の選択及び使用を最適化するのに役立つことができる。

【００１３】 （発明の詳細な説明） 本発明は、消費者に１つ またはそれ以上の布地ケア製品をカスタマイズして
推奨するための対話型方法と、その方法を実施するための装置を提供する。「消
費者」とは、布地ケア製品を使用するどのような人、いずれの業務、 またはい
ずれの機関でも あり得る。さらに「消費者」は、布地ケア製品を使用する、ま
たは布地ケア製品の購入決定に参画するどのような人でもあり得る。

【００１４】 ここで図面を参照すると、図１は、本発明にかかる一方法の概略図であり、
サーバシステム２０に通じる第１クライアントシステム１０、及び任意の第２ク
ライアントシステム３０を示す。より詳細には、第１クライアントシステム１０
の管理下で、消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データ１２を収集
し、伝送手段１４を介してサーバシステム２０に送信する。サーバシステム２０
の管理下で、第１クライアントシステム１０からデータ１４を受信し、例えばサ
ーバエンジン２２で処理する。サーバシステム２０の管理下で、布地ケアの推奨
２６を作成する。次いで、布地ケアの推奨の伝送手段２８を介して、布地ケア推
奨２６を第１クライアントシステム１０、第２クライアントシステム３０、 ま
たはその両方に送信する。

【００１５】 入力個人データ１２は、消費者１００によってクライアントシステム１０に
入力することができる。消費者１００によって入力された個人データ１２に加え
て、 または代えて、クライアント履歴データ４６、サーバ履歴データ４２、 ま
たは外部履歴データ５４を、個人データ２４として使用することができる。クラ
イアント履歴データ４６は第１クライアントシステム１０に結び付けられ、例え
ば第１クライアントシステム１０の管理下でコンピュータアセンブリのメモリに
記憶させることができる。同様に、サーバ履歴データ４２はサーバシステム２０
に結び付けられ、例えばサーバシステム２０の管理下でコンピュータアセンブリ
のメモリに記憶させることができる。外部履歴データ５４は、任意の外部システ
ム、例えば第２クライアントシステム３０に結び付けられる。入力データ１２、
クライアント履歴データ４６、サーバ履歴データ４２、及び外部履歴データ５４
は、クエリー４０、４８、及び５０に応答して作成することができる。第１クラ
イアントクエリー４８は第１クライアントシステム１０によって作成され、サー
バクエリー４０はサーバシステム２０によって作成され、外部クエリー５０は外
部ソース、例えば第２クライアントシステム３０によって作成される。外部クエ
リー５０及び外部履歴データ５４は、伝送手段５６を介して、サーバシステム２
０ または第１クライアントシステム１０に伝送することができる。同様に、サ
ーバクエリー４０及びサーバ履歴データ４２は、伝送手段４４を介して、第２ク
ライアントシステム３０ または第１クライアントシステム１０に伝送すること
ができる。

【００１６】 個人データ２４は、消費者１００の布地ケアのニーズ及び習慣に関する入力
データ１２及び履歴データ（例えば４２、４６、及び５４）の蓄積であることが
好ましい。消費者が、多くの人々、例えば消費者の世帯 員、 または消費者の業
務の顧客の布地ケアの責任を負い得ることが 理解される 。本明細書で使用する
とき、用語「世帯」は、家族の人員、居住空間を共有する人、業務 または機関
（例えばホテル、病院、レストラン、学校など）の顧客などを含むことを意図す
る 。したがって、世帯とは、一般に同 世帯の他の人員の布地物品と共に手入れ
される布地物品を有する人の、いかなる集合で もあり得る。

【００１７】 消費者の個人データ２４は、所与の消費者が手入れする全ての布地物品に関
する情報を考慮することが好ましい。特に好ましくは、個人データが、消費者の
世帯の人数、年齢、及び性別；消費者 または消費者の世帯 員が布地ケア処理を
実施する頻度；手入れする布地のタイプ及び色；及びそれらの 組み合わせから
成る群から選択される。布地ケア製品の選択及び推奨に有用な他のどのデータも
、個人データの定義下に含まれるものとする。前述のように、この個人データは
、消費者が入力することもでき、 または特定の消費者、特定の消費者と同様の
世帯をもつ消費者、 または一般の消費者データに関する情報の１つ またはそれ
以上のデータベースから得ることもできる。特定の消費者によって入力されたデ
ータは、同じ消費者が新しい推奨を要求するたびに再呼び出しされる履歴データ
（前述の任意のシステムのうちで ）として保管することができる。特定の消費
者が新しい布地ケア推奨を要求するたびに、その消費者は自分の 履歴データを
更新 または訂正する機会が与えられるべきであることが理解される 。

【００１８】 本発明の方法は、１つ またはそれ以上の布地ケア製品に対する推奨の作成及
び伝送を含む。推奨は、消費者の使用、購入、 または単に一般的な教育のため
のものとすることができる。すなわち推奨は、推奨された布地ケア製品を買い、
または使用する義務を消費者に課するものではない。例えば推奨は、個人デー
タ２４に基づいて、サーバシステム２０のサーバエンジン２２で作成することが
できる。推奨２６は、 第１クライアントシステム１０、第２クライアントシス
テム３０、またはその両方に伝送される前に、サーバシステム２０内に伝送され
る。 本発明の好ましい一態様では、推奨された布地ケア製品は少なくとも１つ
の共通の特性を有し、その共通の特性は、香料、製品色、包装色、及びそれらの
組み合わせから成る群から選択される。そのような布地ケア製品の例について
は、ノブヒコ・ホンマ（Nobuhiko Honma ）らの名前で出願された、 布地製品の
処理及びそのためのシステムを供給する方法（「A METHOD FOR CARING FOR A FA
BRIC ARTICLE AND FOR PROVIDING A SYSTEM THEREFOR 」）、及びジョン・グレ
ゴリー・シュローダー（John Ｍ Gregory Schroeder ）らの名前で出願された
、布地製品の処理のためのキット（「A KIT FOR CARING FOR A FABRIC ARTICLE
」）と称する、 共に２０００年５月１９日出願された同時係属出願に見ること
ができる。ホンマ（Honma ）らと シュローダー（Schroeder ）ら の出願の両方
の開示全体を、参考として本明細書に組み入れる。

【００１９】 図１に示すように、 伝送手段２８を介して推奨を第１クライアントシステム
に送信する。本発明の他の態様では、第１クライアントシステム１０に加えて、
または代えて、推奨を第２クライアントシステム３０に送信する。１つ または
それ以上の布地ケア製品に対する布地ケアの推奨２６を、第１クライアントシス
テム１０によって受信し、かつ任意で表示することが好ましい。第１クライアン
トシステムは通常消費者の管理下のシステムであり、サーバシステムは例えばイ
ンターネットウェブページであってよく 、第２クライアントシステムは、例え
ば布地ケア製品の小売業者、卸売業者、配給業者、 または製造業者の管理下の
システムとすることができる。推奨を第２サーバシステムに送信する利益とは、
布地ケア製品の購入を支援し、将来の推奨及び布地ケア製品の販売に役立つ履歴
データベースを作成し保持することである。第２クライアントシステムとのやり
とりについて、図２の説明と併せ次 にさらに詳細に説明する。推奨の伝送２８
が、第１クライアントシステム１０によって受信され表示されることが好ましい
。

【００２０】 第１クライアントシステム１０、第２クライアントシステム３０、及びサー
バシステム２０が、インターネット、モデム、直接伝送回線、 または任意の他
の電子通信方法を介してつながれた個々のコンピュータアセンブリであることが
好ましい。クライアントシステムおよびサーバシステムは当該技術分野では周知
であり、例えば１９９９年９月２８日にハートマン（Hartman ）らに発行された
米国特許第５，９６０，４４１号 を参照されたい。このハートマン（Hartman
）ら の特許の開示全体を、参考として本明細書に組み入れる。さらに好ましく
は、サーバシステムがユーザーインターフェースを有するカスタムウェブサイト
を備え、ユーザーインターフェースがウェブサイトにアクセスする各消費者独自
の消費者識別データを含み、その消費者識別データがデータリポジトリに保存さ
れ、 各消費者に関する消費者識別データに対応する消費者独自のプロフィルを
作成するために使用される。 消費者識別データを使用して、所与の消費者と消
費者履歴データ（例えば４２、４６、及び５４）とを関係付けることができる。
電子通信及び商取引の技術分野では周知のように、インターネットは通信リンク
を通じて結合された膨大な数のコンピュータ及びコンピュータネットワークを含
む。結合されたコンピュータは、電子メール、ゴーファー（Gopher ）、および
ワールドワイドウェブ（「ＷＷＷ」）など、様々なサービスを使用して情報を交
換する。ＷＷＷサービスによって、サーバコンピュータシステム（すなわち、ウ
ェブサーバまたはウェブサイト）は、遠隔地のクライアントコンピュータシステ
ムに画像ウェブページ情報を送信することができる。その結果、遠隔地のクライ
アントコンピュータシステムは、ウェブページを表示することができる。ＷＷＷ
の各リソース（例えばコンピュータ またはウェブページ）は、ユニフォーム・
リソース・ロケータ（「ＵＲＬ」）によって一義的に識別可能である。特定のウ
ェブページを表示するために、クライアントコンピュータシステムは、要求され
たウェブページに対するＵＲＬ（例えばハイパーテキスト・トランスファー・プ
ロトコル（「ＨＴＴＰ」）要求）を指定する。その要求は、そのウェブページを
サポートするウェブサーバに転送される。ウェブサーバが要求を受け取ると、ク
ライアントコンピュータシステムにウェブページを送信する。クライアントコン
ピュータシステムがウェブページを受け取ると、通常ブラウザを使用してウェブ
ページを表示する。ブラウザは、ウェブページの要求および表示を行う特殊用途
のアプリケーションプログラムである。

【００２１】 現在、ウェブページは、通常ハイパーテキスト・マークアップ言語（「ＨＴ
ＭＬ」）を使用して定義される。ＨＴＭＬは、ウェブページ がどのように表示
されるべきかを定義するタグの標準の組を提供する。使用者がブラウザにウェブ
ページを表示させる指示を出すと、ブラウザはサーバコンピュータシステムに、
ウェブページを定義するＨＴＭＬドキュメントをクライアントコンピュータシス
テムに転送するように要求を発信する。要求されたＨＴＭＬドキュメントがクラ
イアントコンピュータシステムによって受信されると、ブラウザはＨＴＭＬドキ
ュメントによって定義されたウェブページを表示する。ＨＴＭＬドキュメントは
、テキスト、画像、コントロール、及び他のフィーチャの表示を管理する様々な
タグを含む。ＨＴＭＬドキュメントが、そのサーバコンピュータシステム また
は他のサーバコンピュータシステム上で利用可能な他のウェブページのＵＲＬを
含んでもよい。

【００２２】 ここで図２を参照すると、図２は本発明による他の方法の概略図を示し、消
費者１００が第１クライアントシステム１０を使用して１つ またはそれ以上の
布地ケア製品に対する購買要求１６を送信する。購買要求１６は、推奨（例えば
２６）に基づくことが好ましいが、 消費者個人の要望に単に基づく購買要求で
もよい。いずれにせよ購買要求１６は、サーバシステム２０、第２クライアント
システム３０、 またはその両方に伝送される。購買要求１６は、所望の布地ケ
ア製品のタイプ、及び購入する所望の各製品の分量の両方を含むことが好ましい
。本発明の特に好ましい方法では、サーバシステム２０は、購入用に推奨された
１つ またはそれ以上の各布地ケア製品に対して推奨される分量を計算し、その
推奨を第１クライアントシステム１０に送信する。１つ またはそれ以上の各布
地ケア製品に対して推奨された分量は、個々の用量、予め定められた複数の個々
の用量、消費者が選択した複数の個々の用量、及びそれらの 組み合わせから成
る群から選択することができる。消費者１００からの購買要求１６は、サーバシ
ステム２０よって推奨されたものとは異なる布地ケア製品および異なる分量に対
するものとすることができることを理解するべきである 。

【００２３】 第１クライアントシステム１０がインターネットを介してサーバシステム２
０に通じているときには、 消費者固有の命令情報 のために消費者１００に命令
を完了させる命令ウェブページを 消費者１００に示すことができる。そのウェ
ブページには、消費者１００が以前の購買要求を行ったときに消費者１００が提
供した情報を予め記入しておいてよい。その後サーバシステム２０によってその
情報が有効であることを確認し、命令を完了する。

【００２４】 布地ケア製品の購買要求１６をサーバシステム２０、第２クライアントシス
テム３０、 またはその両方に送信し、前述のように消費者固有情報が有効であ
ることを確認し 、購入用に選択された布地ケア製品を識別し、包装し、消費者
に届ける。具体的には、布地ケア製品を全ての消費者が容易に入手可能なものと
することができ、または消費者１００に対し布地ケア製品を個々に調製し包装す
ることができる。布地ケア製品は、消費者１００に直接供給１１２することがで
き、 または布地処理機械１２０、例えば、布地洗濯機、布地乾燥装置、布地の
前処理剤、布地用アイロン、およびアイロン台などに自動供給１１４すること
ができる。 ディスペンサー３２は、サーバシステム２０、第２クライアント
システム３０、 または図３と組み合せて次 に述べるように、装置２００のコン
ピュータアセンブリ２０２の管理下と なしうることは 理解 されるべきである
。布地処理機械用の自動供給装置は、当該技術分野では既知であるが、一般に消
費者に 布地ケア製品および用量 の選択 を要求する。本発明の方法は、個々の
布地ケア製品の実行用量を提供することができる。布地処理機械１２０は、通常
消費者１００の管理下にあるが、その通りである必要はない。

【００２５】 購入用に選択された布地ケア製品１１０は、例えば消費者の家、 または業務
の場所などのどのような便利な場所においても、消費者に届けることができる。
あるいは、消費者１００は布地ケア製品１１０を店 または他の流通センターで
受け取ることもできる。推奨及び購買情報は、店 または流通センターから離れ
た場所で作成することができ、 または店 または流通センター内で作成すること
もできる。本発明の方法を、布地ケア製品を販売 または流通させる店内でもっ
ぱら実施することが想定される。すなわち、消費者が本明細書に記載したような
布地ケア製品に対する推奨を受け取れるように、店 または流通センター内にコ
ンピュータ端末を備えることができる（そのような装置については次 に説明す
る）。消費者は、この推奨を、布地ケア製品を買う際に役立てることができ、
または任意で、この推奨に 基づいて購入する１つ またはそれ以上の布地ケア製
品を選択することができる。購入する１つ またはそれ以上の布地ケア製品を選
択した後、消費者１００は供給機械３２から直接布地ケア製品１１０を受け取る
ことができ、 または布地ケア製品１１０を後で適時に消費者１００に届けるこ
ともできる。例えば、消費者のために布地ケア製品を調製し包装する間、 布地
ケア製品１１０のために待つ必要がある場合には、消費者１００が購入した製品
及び分量を確認するために 領収書３４を発行することが好ましい。本発明の特
に好ましい実施形態では、電子伝送ビーコン３６を領収書３４が含むか または
領収書３４の一部とすることによって、これらの店内取引が支援される。したが
って消費者１００の位置を電子伝送ビーコン３６の助けによって電子的に特定で
き、それにより消費者１００は買い物を続け、車で待ち、 または近くの喫茶店
に行くことができる。消費者１００の位置を電子伝送ビーコン３６の助けによっ
て特定した後は、布地ケア製品１１０を直接消費者に届けることができる。この
ような電子伝送装置は当該技術分野では既知であり、例えば１９９８年１２月１
日にエスランボルキ（Eslambolchi ）らに発行された米国特許第５，８４４，４
０５号の囲まれた地域での実用伝達を位置付けるための方法及び装置（「METHOD
AND APPARATUS FOR LOCATING UTILITY CONVEYANCES IN AN ENCLOSED AREA 」
）を参照されたい。エスランボルキ（Eslambolchi ）ら の特許の開示全体を、
参考のため本明細に組み入れる。

【００２６】 ここで図３を参照すると、図３は本発明による装置２００の概略図を示す。
具体的には、本発明による布地ケアの推奨を提供する装置２００はデータリポジ
トリ２１２を備え、このデータリポジトリ２１２は、布地ケア製品、推奨用量、
使用説明書、及びそれらの 組み合わせから成る群から選択される布地ケアデー
タを含む。データリポジトリ中の布地ケア製品は、洗濯洗剤 、布地用洗濯仕上
げ組成物、しわ除去組成物、漂白剤 、漂白剤活性化剤 、染料固定剤 、染み抜
き剤 、静電気防止組成物、乾燥剤添加シート製品、及びそれらの組合せから成
る群から選択されることが好ましい。

【００２７】 より好ましくは、装置が、消費者１００からのユーザー入力を受け取る入力
装置２１４、及びデータリポジトリ２１２に接続されたコンピュータアセンブリ
２０２をさらに具備する 。コンピュータアセンブリ２０２は、ＣＰＵ２１０及
び画像装置２１６を具備する 。画像装置２１６は、例えばモニタ またはプリン
タなどとすることができる。より好ましくは、装置２００が、コンピュータアセ
ンブリ２０２用のコンピュータ実行命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体をさ
らに具備す る。入力装置２１４は、キーパッド、手動式 ポインティング装置、
またはキーボードなどを具備する ことができる。また、装置２００がユーザー
キオスクであり、入力装置２１４がキオスクに 結合することが好ましい。

【００２８】 装置２００のコンピュータアセンブリ２０２が、消費者１００ または布地処
理機械１２０に布地ケア製品１１０を供給する供給装置３２に接続されているこ
とが好ましい。コンピュータアセンブリ２０２は、実行される供給要求２２８を
介してディスペンサー３２に通じ、布地ケア製品１１０は、直接供給１１２を介
して消費者に、 または自動供給１１４を介して布地処理機械１２０に供給され
る。さらに、前述のように、任意で電子ロケータビーコン（ＥＬＢ）３６をさら
に備えることができる領収書３４を、布地ケア製品１１０より前に または布地
ケア製品１１０と同時に消費者１００に発行することができる。装置２００は、
消費者１００の個人データ２２４に基づく布地ケア製品の推奨２２０を消費者１
００に提供することができ、布地ケア製品の推奨２２０は布地ケア製品のリスト
、用量、及び使用説明書などを含む。この推奨は、データリポジトリ２１２で記
憶される消費者履歴データ２２６に基づくことができ、消費者１００は、クエリ
ー２２２に応答して履歴データ２２６を補足し修正することができる。入力装置
２１４を使用して、消費者１００がクエリー２２２に対する回答及び他の個人デ
ータ２２４を集合的に入力し、消費者１００が入力を確認できるようにそれを任
意 に表示する。前述のように、個人データ２２４及び履歴データ２２６は消費
者の布地ケアのニーズ及び習慣に関するデータの集合であることが好ましく、よ
り詳細には、データは消費者の世帯の人数、年齢、及び性別；消費者 または消
費者の世帯員が布地ケア処理を実施する頻度；手入れする布地のタイプ及び色；
及びそれらの 組み合わせ、から成る群から選択される。「世帯」については、
前に定義した。

【００２９】 次いで、布地ケア製品の推奨２２０を消費者１００が再現できるように画像
装置２１６に送信する。消費者１００は、入力装置２１４を使用して購入 また
は使用する特定の布地ケア製品１１０を選択することができる。次いで布地ケア
製品１１０を消費者１００ または布地処理機械１２０に供給する。布地ケア製
品１１０を供給する前に、 または供給するのと同時に、購入された製品及び分
量を消費者１００が確認するための領収書３４を 発行することが好ましい。本
発明の特に好ましい実施形態では、電子伝送ビーコン３６は、領収書３４に含ま
れるか またはその一部である。したがって、電子伝送ビーコン３６の支援によ
って消費者の位置を電子的に特定することができ、それにより消費者が装置２０
０の近くから離れて、後で布地ケア製品１１０ の受け取りのために に消費者の
位置を特定することができる。電子伝送ビーコン３６の支援によって消費者の位
置を特定した後は、布地ケア製品を直接消費者に届けることができる。このよう
な電子伝送装置は、当該技術分野では既知である。

【００３０】 布地ケア製品 「布地ケア製品」は、布地 または布地物品を処理するために使用されるいか
なる組成物とすることもできる。布地ケア製品は、液体、顆粒、 または錠剤な
どにすることができ、これらの製品は、溶解可能なポーチ中で提供することがで
き、不活性シート または他の不活性基材類に吸収させることができる。布地ケ
ア製品は、前処理組成物；洗剤 、漂白剤 、柔軟剤 、洗濯仕上げ剤 、臭気除去
剤 、抗細菌剤 など布地洗浄プロセスで使用するための組成物；柔軟剤 、静電
気防止組成物、しわ防止剤 など布地乾燥プロセスで使用するための添加剤 ；及
び、しわ除去剤 、糊類、アイロン補助剤 などの後処理組成物を含むものとする
。ある群の布地ケア製品は、洗濯洗剤 、布地用洗濯仕上げ組成物、しわ除去組
成物、漂白剤 、漂白剤活性化剤 、染料固定剤 、染み抜き剤 、静電気防止組成
物、乾燥剤添加シート製品、及びそれらの 組み合わせから成る群から選択する
ことができる。 ノブヒコ・ホンマ（Nobuhiko Honma ）らの名前で記録された、
布地物品の処理及びそのためのシステムを供給する方法（「A METHOD FOR CARIN
G FOR A FABRIC ARTICLE AND FOR PROVIDING A SYSTEM THEREFOR 」 ） 、及び
ジョン・グレゴリー・シュローダー（John Gregory Schroeder ）らの名前で記
録された、布地物品を処理するキット（「A KIT FOR CARING FOR A FABRIC ARTI
CLE 」）は、 共に２０００年５月１９日に出願された同時係属出願の布地ケア
製品で、 非限定的な例を見ることができる。ホンマ（Honma ）ら 及びシュロー
ダー（Schroeder ）ら の出願の両方の開示全体を、参考として本明細に組み入
れる。

【００３１】 本明細書で使用するための布地ケア製品及び成分のより具体的な情報につい
ては次に 説明する。例えば布地ケア製品は、好ましくは酵素安定化系と共に洗
浄性酵素；好ましくは、過ホウ酸のアルカリ金属塩類、過炭酸塩、及びそれらの
混合物から成る群から選択される無機過酸素漂白剤化合物；好ましくはノナノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸塩である漂白剤活性化剤を含むことができる。布地
ケア製品中の共通成分としては、 洗浄性界面活性剤類、洗剤ビルダー類、及び
他の洗剤成分が挙げられるが、もちろんそれだけに限らない。これらの成分につ
いては次 に説明するが、布地ケア製品中で使用するための前述及び他の成分に
ついてのさらなる情報は、１９９５年１１月１４日にパナンディケル（Panandik
er ）らに発行された米国特許第５，４６６，８０２号、１９８５年１０月２２
日にコナー（Connor ）に発行された米国特許第４，５４８，７４４号 、１９８
６年７月１日にヴァンダー・ミーア（Vander Meer ）に発行された米国特許第４
，５９７，８９８号、 及び１９９６年１０月１５日にワトソン（Watson ）らに
発行された米国特許第５，５６５，１４５号 に見ることができ、これらの全て
の特許を参照として本明細書に組み込む。

【００３２】 洗浄性界面活性剤 本明細で説明した布地ケア製品は、洗浄性界面活性剤類を含むことができる
。使用する洗浄性界面活性剤類は、陰イオン性、非イオン性、双極性、両性、
または陽イオン性のものとすることができ、 またはこれらのタイプの融和 性の
混合物を含むことができる。本明細書に有用な洗浄性界面活性剤については、米
国特許第３，６６４，９６１号（１９７２年５月２３日発行、ノリス（Norris
））、米国特許第３，９１９，６７８号（１９７５年１２月３０日発行、ラフリ
ン（Laughlin ）他）、米国特許第４，２２２，９０５号（１９８０年９月１６
日発行、コックレル（Cockrell ））、及び米国特許第４，２３９，６５９号（
１９８０年１２月１６日発行、マーフィー（Murphy ））に記載されている。こ
れらの全ての特許を参考として本明細書に組み入れる。すべての界面活性剤のう
ち、陰イオン性及び非イオン性の界面活性剤類が好ましい。

【００３３】 その他の好適な界面活性剤類としては、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類及び
アミンベースの界面活性剤類が挙げられ、１９９９年３月２５日公開の同時係属
ＰＣＴ出願ＷＯ９８／１４３００号、洗濯された布地に外観または全体的な利益
を供給するためにポリマーに基づく環状アミンを伴う洗濯洗剤組成物（「Laundr
y Detergent Compositions with Cyclic Amine Based Polymers to Provide App
erance and Integrity Benefits to Fabrics Laundered Therewith 」）と称さ
れ 、 １９９７年９月１５日にパナンディケル（Panandiker ）らの名前で出願
され 開示されている。パナンディケル（Panandiker ）ら の文献の開示全体を
参考として本明細書に組み入れる。

【００３４】 洗剤ビルダー 本明細で説明した布地ケア製品は、洗剤ビルダーを含むことができる。洗剤
ビルダーは当該技術分野では周知であり、例えばリン酸塩、並びに様々な有機及
び無機の無リンビルダー類を含むことができる。

【００３５】 本明細書で有用な水溶性無リン有機ビルダー類としては、様々なアルカリ金
属、アンモニウム及び置換型アンモニウムポリアセテート類、カルボキシレート
類、ポリカルボキシレート類、及びポリヒドロキシスルホネート類が挙げられる
。本明細書に用いるのに好適なポリカルボキシレート類は、１９７９年３月１３
日にクラッチフィールド（Crutchfield ）らに発行された米国特許第４，１４４
，２２６号 、及び１９７９年３月２７日にクラッチフィールド（Crutchfield
）らに発行された米国特許第４，２４６，４９５号 に記載のポリアセタールカ
ルボキシレートであり、この両方の特許を参照として本明細書に組み入れる。特
に好ましいポリカルボキシレートビルダー類は、米国特許第４，６６３，０７１
号（１９８７年５月５日発行、ブッシュ（Bush ）ら）に記載の、酒石酸モノコ
ハク酸塩及び酒石酸ジコハク酸塩の化合物を含有する、オキシジコハク酸塩及び
エーテルカルボキシレートビルダー組成物であり、この開示を参考として本明細
書に組み入れる。

【００３６】 好適な無リン無機ビルダーの例としては、ケイ酸塩類、アルミノケイ酸塩類
、ホウ酸塩類、及び炭酸塩類が挙げられる。特に好ましいのは、ＳｉＯ_２ のア
ルカリ金属オキシドに対する重量比が約０．５〜約４．０、好ましくは約１．０
〜約２．４である、炭酸、重炭酸、セスキ炭酸、４ホウ酸１０水和物、及びケイ
酸類のナトリウム及びカリウムである。また、ゼオライト類を含むアルミノケイ
酸塩類も好ましい。このような物質、及び洗剤ビルダーとしてのその使用につい
ては、コーキル（Corkill ）ら の米国特許第４，６０５，５０９号により詳細
に記載されており、その開示を参考として本明細書に組み入れる。また、米国特
許第４，６０５，５０９号は、本発明の洗剤組成物中での使用に好適な結晶性の
層状ケイ酸塩類について記載している。

【００３７】 任意の洗剤成分 界面活性剤類及びビルダー類に加えて、 または代えて、本明細書で説明した
布地ケア製品はいかなる数のさらなる任意成分も 含むことが できる。これらに
は、従来の洗剤組成物の成分である、酵素類及び酵素安定剤、泡増幅剤 または
泡抑制剤、色あせ防止剤及び耐食剤、漂白剤、汚れ懸濁剤、汚れ剥離剤、殺菌剤
、ｐＨ調整剤、非ビルダーアルカリ性源類、キレート化剤、有機及び無機充填剤
、溶媒、向水性物質、光学的光沢剤、染料、及び香料などが含まれる。

【００３８】 本明細書の洗剤組成物に組み込むのに好ましい任意成分は、漂白剤、例えば
過酸素漂白剤を含む。このような過酸素漂白剤は、事実上有機であっても無機で
あってもよい。無機過酸素漂白剤は、多くの場合、漂白剤活性化剤と組み合せて
使用する。

【００３９】 有用な有機過酸素漂白剤には、過カルボン酸漂白剤及びそれらの塩類が含ま
れる。この部類の剤類としての好適な例としては、マグネシウムモノ過オキシフ
タレートヘキサヒドレート、メタクロロ過安息香酸のマグネシウム塩、４−ノニ
ルアミノ−４−オキソ過オキシ酪酸及びジ過オキシドデカン二酸が挙げられる。
このような漂白剤 は、１９８４年１１月２０日にハートマン（Hartman ）に発
行された米国特許第４，４８３，７８１号 、１９８５年２月２０日に公開され
たバンクス（Banks ）らの欧州特許出願ＥＰ−Ａ−１３３，３５４号 、及び１
９８３年１１月１日にチャン（Chung ）らに発行された米国特許第４，４１２，
９３４号 に開示されている。きわめて好ましい漂白剤類には、１９８７年１月
６日にバーンズ（Burns ）らに発行された米国特許第４，６３４，５５１号 に
記載されている ６−ノニルアミノ−６−オキソ過オキシカプロン酸（ＮＡＰＡ
Ａ）も含まれる。

【００４０】 無機過酸素漂白剤類（例えば、過ホウ酸塩類、過炭酸塩類など）は漂白活性
剤類と組み合せることが好ましく、これによって漂白剤活性化剤に対応する過オ
キシ酸がその場で（つまり、布地を洗濯／漂白するために本明細書の組成物を使
用する際に）水溶液中に生成される。様々な活性化剤類の非限定的な例が、１９
９０年４月１０日にマオ（Mao ）らに発行された米国特許第４，９１５，８５４
号 、及び１９８３年１１月１日にチャン（Chung ）らに発行された米国特許第
４，４１２，９３４号 に開示されている。ノナノイルオキシベンゼンスルホン
酸塩（ＮＯＢＳ）及びテトラアセチルエチレンジアミン（ＴＡＥＤ）活性化剤類
が典型的であり好ましい。それらの混合物も使用することができる。本明細書で
有用な他の典型的な漂白剤類及び活性化剤類に関しては、前記で参照した米国特
許第４，６３４，５５１号も参照されたい。

【００４１】 本明細書の洗剤組成物中の他のきわめて好ましい任意成分は、洗浄性酵素成
分である。タンパク質由来、炭水化物由来、 またはトリグリセリド由来の汚れ
の基材類からの除去を含む様々な目的のため、布地の洗濯の際に遊離する染料の
付着を防止するため、並びに布地を修復するために、酵素を本洗剤組成物に含む
ことができる。好適な酵素としては、植物性、動物性、細菌性、真菌性、及び酵
母性物質など、任意の好適な物質由来の、プロテアーゼ類、アミラーゼ類、リパ
ーゼ類、セルラーゼ類、ペルオキシダーゼ類、及びそれらの混合物が挙げられる
。ｐＨ活性及び／ または安定性、最適熱安定性、及び洗剤類やビルダー類など
の活性物質に対する安定性といった要因を考慮して選択することが好ましい。こ
の点から、細菌性アミラーゼ類及びプロテアーゼ類、真菌性セルラーゼ類など、
細菌 または真菌性酵素類が好ましい。

【００４２】 本明細書で使用するとき、「洗浄性酵素」とは洗濯洗剤組成物中で、洗浄、
汚れの除去、 または他の有益な効果を有する任意の酵素を意味する。洗濯の目
的に好ましい酵素としては、これらに限るものではないが、プロテアーゼ類、セ
ルラーゼ類、リパーゼ類、アミラーゼ類、及びペルオキシダーゼ類が挙げられる
。

【００４３】 洗剤組成物の調製 本発明による洗剤組成物は、液体、ペースト、錠剤、 または顆粒の形にする
ことができる。このような組成物は、任意の従来の手段によって任意の好適な順
序で、必須成分及び任意成分を必要な濃度で合成することによって調製すること
ができる。

【００４４】 例えば顆粒状組成物は、一般に基剤の顆粒成分、例えば界面活性剤類、ビル
ダー類、水などをスラリーとして混合し、得られたスラリーを残留水分が低レベ
ルになるように（５〜１２％）噴霧乾燥することによって製造する。このような
凝塊生成プロセスについては、共にナッサノ（Nassano ）ら によって出願され
プロクター・アンド・ギャンブル社（Procter & Gamble Co ）に譲渡された、米
国特許第５，６９１，２９７号、及び同第５，４８９，３９２号に見ることがで
きる。米国特許第５，６９１，２９７号、及び同第５，４８９，３９２号の開示
全体を参考として本明細書に組み入れる。乾燥成分は、顆粒粉末状で噴霧乾燥し
た顆粒またはロータリーミキシングドラム中の凝集体と混合することができる。
流 体成分、例えば酵素類、結合剤類、芳香剤類の溶液を得られた顆粒に噴霧し
て、最終洗剤組成物を生成することができる。本発明による顆粒状組成物は「コ
ンパクトな形態」にすることもでき、すなわちそれは従来の顆粒洗剤（５５０〜
９５０ｇ／ｌ）よりも比較的高い密度を有してもよい。このような場合、本発明
による顆粒状洗剤組成物は、従来の顆粒状洗剤と比べて「無機充填剤塩」含有量
が少なく、典型的な充填剤塩類は、アルカリ土類金属の硫酸塩類及び塩化物類、
典型的には硫酸ナトリウムであり、「コンパクト」洗剤は通常充填剤塩を１０％
より多くは含まない。

【００４５】 液体 洗剤組成物は、その必須成分及び任意成分を任意の所望の順序で混合し
て必要な濃度の成分を含有する組成物を得ることによって調製することができる
。本発明による液 体組成物は「コンパクトな形態」にすることもでき、このよ
うな場合、本発明による液体洗剤組成物は従来の液体洗剤に比べて水分含有量が
少ない。

【００４６】 前記に開示した方法及び組成物は、顆粒状洗剤組成物中の顆粒状洗剤の一成
分として使用できる粒子を生成するにも適用することができる。

【００４７】 布地処理方法 布地ケア製品、より詳細には洗剤組成物は、布地物品を処理するために使用
されるものである。このような布地処理方法は、前述の洗剤組成物の有効な量か
ら生成された、 またはかかる組成物の個々の成分から生成された水性洗浄溶液
に布地を接触させる方法である。布地は一般に撹拌条件下で洗浄溶液に接触させ
るが、本発明の組成物を使用して、布地の洗浄及び処理をするために撹拌なしで
染み込む水性溶液を生成することもできる。

【００４８】 きれいに洗浄するためには洗濯機で撹拌することが好ましい。洗濯機内の水
性洗浄溶液中の高密度の液体 または顆粒状洗剤組成物の有効量は、好ましくは
約５００〜約７０００ｐｐｍ、より好ましくは約１０００〜約３０００ｐｐｍで
ある。

【００４９】 布地の洗濯仕上げおよび柔軟化 前述のように、布地ケア製品は、布地用洗濯仕上げ剤類及び柔軟剤類を含む
。これらの製品は、本明細書の洗剤組成物と 組み合せて、 または代えて使用さ
れ、本発明の洗剤組成物の実施形態の界面活性剤及びビルダー成分がない状態で
、布地及び繊維製品の処理及び洗濯仕上げのために使用される。したがって、例
えば前述の所望の洗濯仕上げ及び柔軟化利益を付与するために、従来の家庭用の
洗濯操作のすすぎのサイクル中に布地用洗濯仕上げ組成物を加えることもできる
。

【００５０】 好適な布地柔軟化剤については、１９９９年３月２５日公開の同時係属ＰＣ
Ｔ出願ＷＯ９８／１４３００号、洗濯された布地に外観または全体的な利益を供
給するためにポリマーに基づく環状アミンを伴う洗濯洗剤組成物（「Laundry De
tergent Compositions with Cyclic Amine Based Polymers to Provide Appeara
nce and Integrity benefits to Fabrics laundered Therewith 」）と称し、１
９９７年９月１５日に 、パナンディケル（Panandiker ）らの名前で出願され、
開示されている。パナンディケル（Panandiker ）他の文献の開示全体を、前述
で参考として本明細書に組み入れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による一方法の概略図である。

【図２】 本発明による別の方法の概略図である。

【図３】 本発明による一装置の概略図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 アナスタシア、ロザリオ、アリカヨス、バ ランガン フィリピン国カインタ、リザル、フェリッ クス、アベニュ、シーブイエス、ホーム ズ、ルビー、ストリート、206 (72)発明者 ジョン、グレゴリー、シュレーダー 兵庫県神戸市東灘区向洋町中５−15、ナン バー802 (72)発明者 エマニュエル、パンテリス、ファコウカキ ス 兵庫県神戸市東灘区住吉山手485 (72)発明者 スティーブン、ロバート、チューイ 兵庫県神戸市東灘区向洋町中５−15−1601

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 布地ケア製品を推奨するための方法であって、 第１クライアントシステムの管理下にあって、 消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データを収集するステップ
   ； 前記データをサーバシステムに送信するステップ； サーバシステムの管理下にあって、 前記第１クライアントシステムからのデータを受信するステップ； 前記消費者の個人データに基づいて１つまたはそれ以上の布地ケア製品の推
   奨を決定するステップ；及び 前記推奨を第１クライアントシステム、第２クライアントシステム、または
   その両方に送信するステップ、を含む方法。
2. 【請求項２】 第１クライアントシステムの管理下にあって、１つまたは
   それ以上の布地ケア製品に対する前記推奨を受信するステップをさらに含む、請
   求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 第１クライアントシステムの管理下にあって、 １つまたはそれ以上のクエリーを表示するステップ； 消費者による１つまたはそれ以上の動作に応答して、１つまたはそれ以上の
   前記クエリーに対する回答をサーバシステムに送信するステップ； によって前記消費者データが作成される請求項１に記載の方法。
4. 【請求項４】 前記消費者データが消費者の布地ケアのニーズ及び習慣を
   含む、請求項１に記載の方法。
5. 【請求項５】 前記サーバシステムの管理下にあって、 購入用に推奨された１つまたはそれ以上の各々の前記布地ケア製品に対して
   推奨される分量を計算するステップ； 購入の推奨と共に、前記推奨された分量を第１クライアントシステム、第２
   クライアントシステム、またはその両方に送信するステップ； をさらに含む、請求項１に記載の方法。
6. 【請求項６】 第１クライアントシステムの管理下にあって、 購入用に推奨された各々の前記布地ケア製品に対して前記推奨された分量を
   受信するステップをさらに含む、請求項５に記載の方法。
7. 【請求項７】 １つまたはそれ以上の各々の前記布地ケア製品に対して前
   記推奨された分量が、個々の用量、予め定められた複数の個々の用量、消費者が
   選択した複数の個々の用量、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請
   求項５に記載の方法。
8. 【請求項８】 前記サーバシステムがインターネットを介して第１クライ
   アントシステムに通じる、請求項１に記載の方法。
9. 【請求項９】 第１クライアントシステムの管理下にあって、 消費者による１つまたはそれ以上の動作により購入する１つまたはそれ以上
   の布地ケア製品が選択され、前記選択された布地ケア製品を購入するために要求
   をサーバシステムに送信するステップをさらに含む、請求項２に記載の方法。
10. 【請求項１０】 第１クライアントシステムの管理下にあって、 購入用に選択された布地ケア製品に対する購入量を選択するステップであっ
    て、推奨された分量とは異なる購入が可能であるステップ； 選択された布地ケア製品の選択された分量を購入するために、要求をサーバ
    システムに送信するステップをさらに含む、請求項６に記載の方法。
11. 【請求項１１】 前記布地ケア製品が、洗濯洗剤、布地用洗濯仕上げ組成
    物、しわ除去組成物、漂白剤、漂白剤活性化剤、染料固定剤、染み抜き剤、静電
    気防止組成物、乾燥剤添加シート製品、及びそれらの組合せから成る群から選択
    される、請求項１に記載の方法。
12. 【請求項１２】 購入用に選択された布地ケア製品を、確認し、梱包し、
    消費者に届ける、請求項９及び１０に記載の方法。
13. 【請求項１３】 購入用に選択された布地ケア製品を、直接消費者に供給
    し、または消費者の管理下で布地用洗濯装置または布地用乾燥装置に供給する、
    請求項１２に記載の方法。
14. 【請求項１４】 製品を消費者に供給する前に、購入用に選択された前記
    布地ケア製品を確認する領収書を消費者に発行する、請求項１２に記載の方法。
15. 【請求項１５】 購入用に選択された前記布地ケア製品を消費者のために
    調製または包装する、請求項１２に記載の方法。
16. 【請求項１６】 前記領収書が電子伝送ビーコンを備え、電子伝送ビーコ
    ンの支援によって消費者の位置を電子的に決定でき、消費者の位置を決定した後
    は前記布地ケア製品を直接消費者に届けることができる、請求項１４に記載の方
    法。
17. 【請求項１７】 購入用の複数の布地ケア製品が推奨され、前記推奨され
    た各々の布地ケア製品が少なくとも１つの共通の特性を有し、前記共通の特性が
    、香料、製品色、包装色、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求
    項１に記載の方法。
18. 【請求項１８】 消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データ
    が、消費者の世帯の人数、年齢、及び性別；消費者または消費者の世帯員が布地
    ケア処理を実施する頻度；手入れする布地のタイプ及び色；及びそれらの組合せ
    から成る群から選択される、請求項１に記載の方法。
19. 【請求項１９】 前記サーバシステムが、ユーザーインターフェースを有
    するカスタムウェブサイトを備え、前記ユーザーインターフェースが前記ウェブ
    サイトにアクセスする各消費者独自の消費者識別データを含み、前記消費者識別
    データをデータリポジトリに記憶し、前記消費者識別データを使用して、各消費
    者に関する消費者識別データに対応する消費者独自のプロフィルを作成する、請
    求項１に記載の方法。
20. 【請求項２０】 購入または使用のために布地ケア製品を推奨する方法で
    あって、 対話型ユーザーインターフェースの管理下にあって、 消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データを収集するステップ
    ； 前記個人データと、布地ケア製品、推奨用量、使用説明書、及びそれらの組
    合わせからなる群から選択される布地ケアデータを含むデータリポジトリとを比
    較するステップ； 布地ケアの推奨を作成するステップ、を含む方法。
21. 【請求項２１】 前記対話型ユーザーインターフェースが、前記データリ
    ポジトリに接続されたコンピュータアセンブリ、表示装置、及び入力装置を備え
    る、請求項２０に記載の方法。
22. 【請求項２２】 前記布地ケアの推奨を前記表示装置に表示する、請求項
    ２１に記載の方法。
23. 【請求項２３】 布地ケアの推奨を提供するための装置であって、 布地ケア製品、推奨用量、使用説明書、及びそれらの組合せから成る群から
    選択される布地ケアのデータを含むデータリポジトリ； 消費者からのユーザー入力を受信する入力装置； 前記データリポジトリに接続され、ＣＰＵを備えるコンピュータアセンブリ
    、を含む装置。
24. 【請求項２４】 前記布地ケアの推奨を表示する表示装置をさらに備える
    、請求項２３に記載の装置。
25. 【請求項２５】 前記コンピュータアセンブリに対するコンピュータ実行
    命令を含むコンピュータ可読の記憶媒体をさらに備える、請求項２３に記載の装
    置。
26. 【請求項２６】 前記入力装置が、キーパッド、手動式ポインティング装
    置、またはキーボードを備える、請求項２３に記載の装置。
27. 【請求項２７】 前記入力装置がユーザーキオスクと結びついた、請求項
    ２３に記載の装置。
28. 【請求項２８】 前記コンピュータアセンブリが、消費者に、または１つ
    以上の布地処理機械に、布地ケア製品を供給する供給装置に接続された、請求項
    ２３に記載の装置。
29. 【請求項２９】 前記布地ケアの推奨が布地ケア製品のリストを備え、前
    記入力装置を使用して消費者がリストから購入する布地ケア製品を選択し、その
    後、布地ケア製品を消費者に供給する、請求項２８に記載の装置。
30. 【請求項３０】 前記布地ケアの推奨が布地ケア製品のリストを備え、前
    記入力装置を使用して消費者がリストから布地ケア製品を選択し、その後、前記
    布地ケア製品を布地処理機械に供給する、請求項２８に記載の装置。
31. 【請求項３１】 前記データリポジトリ中の前記布地ケア製品が、洗濯洗
    剤、布地用洗濯仕上げ組成物、しわ除去組成物、漂白剤、漂白剤活性化剤、染料
    固定剤、染み抜き剤、静電気防止組成物、乾燥剤添加シート製品、及びそれらの
    組合せから成る群から選択される、請求項２３に記載の装置。
32. 【請求項３２】 前記供給装置が、布地ケア製品を供給する前に消費者に
    電子伝送ビーコンを供給し、前記電子伝送ビーコンの支援によって消費者の位置
    を電子的に特定でき、消費者の位置を決定した後は前記布地ケア製品を直接消費
    者に届けることができる、請求項２９に記載の装置。
33. 【請求項３３】 消費者の布地ケアのニーズ及び習慣に関する個人データ
    を消費者が入力し、そのデータが、消費者の世帯の人数、年齢、及び性別；消費
    者または消費者の世帯員が布地ケア処理を実施する頻度；手入れする布地のタイ
    プ及び色；及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項２３に記載の
    方法。
34. 【請求項３４】 前記布地ケアの推奨が、１つまたはそれ以上の布地ケア
    製品及び前記布地ケア製品の用量のリストを備え、消費者によって供給された前
    記個人データに基づいて前記布地ケアの推奨を作成する、請求項３３に記載の装
    置。