JP2003529068A - 放射熱を検出するための装置および該装置の製造方法並びに装置の適用 - Google Patents

放射熱を検出するための装置および該装置の製造方法並びに装置の適用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、放射熱を延期的な信号(4)に変換するための少なくとも1つの熱検出素子(2)を備えた放射熱(3)検出装置に関している。この装置は、放射熱を検出素子に集束する少なくとも1つの集束素子(12)を有している。この集束素子は、例えば珪素などの半導体材料からなるレンズである。有利には、この集束素子は半導体材料からなる、放射熱の検出ウインドウに集積化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、放射熱を電気的な信号に変換するための少なくとも1つの熱検出素
子を備えた放射熱の検出のための装置に関している。その他に本発明は、この装
置を製造するための方法と該装置の適用にも関している。
【0002】 前述した形式の装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出願 DE 196 45 036 A1
明細書から公知である。ここでは熱検出素子が、珪素からなる支持体(基板)に
接続されている。この検出素子は、焦電検出素子である。それは、2つの電極と
、該電極間に配設された焦電感応性材料を有する焦電層を備えた層構造を有して
いる。この材料とはジルコン酸チタン酸鉛(PZT)である。これらの電極は、
例えば白金または放射熱を吸収するクロムニッケル合金からなっている。
【0003】 本発明の課題は、放射熱の検出のための装置において、前記従来技法に比べて
既存の放射熱をさらに有効に利用できるように改善を行うことである。
【0004】 前記課題を解決するために、放射熱を電気信号に変換する少なくとも1つの熱
検出素子を有する放射熱検出装置が提案される。この装置は、放射熱を検出素子
上に収束させるために半導体材料を備えた少なくとも1つの収束素子が存在して
いることで特徴付けられる。
【0005】 この収束によって、検出すべき放射熱が集めら検出素子上に配向される。それ
により、検出素子の同じ基準面のもとで、従来技法に比べてより多くの放射熱が
検出素子に到達する。その結果として放射熱よりも大きな電気信号と共に大きな
感度も得られる。
【0006】 装置によって検出が可能な放射熱(赤外線ビーム)は、特に1μm以上の波長
を有している。有利には放射熱の波長は、5μm〜15μmの範囲から選択され
る。
【0007】 熱検出素子は、放射熱の形態の熱エネルギーを電気的エネルギーに変換するの
に用いられる。この熱検出素子は、例えばゼーベック効果または焦電効果に基づ
いてる。それに対する前提は、検出素子の相応の効果を引き起こすそれぞれの熱
感応性材料による放射熱の吸収である。この吸収は熱感応性材料によって直接行
われる。しかしながら放射熱を検出素子の電極によって吸収させることも考えら
れる。さらに放射熱を検出素子の直ぐ近くで吸収対象によって吸収させ、それに
よって受入れられた熱量を熱感応性材料への対流ないし熱伝導によって与えるこ
とも可能である。吸収対象は、エネルギ伝達部として機能する。
【0008】 収束素子は、放射熱が吸収のために検出素子および/または吸収対象に向けら
れるように考慮することを目的としている。この場合収束素子は、ミラーの形態
が考えられる。このミラーは、放射熱に対して高い反射作用を有する表面を有し
ている。
【0009】 特に有利な実施例によれば、収束素子は、レンズである。このレンズは、検出
素子の方向に、ないしは吸収対象の方向で放射熱に対して所定の透過率を有して
いる。この透過率は、可及的に高い。透過率は50%以上であり、特に有利には
70%〜ほぼ100%である。
【0010】 別の有利な構成例によれば、収束素子を有している検出ウインドウが検出素子
に放射熱を照射するために設けられている。この検出ウインドウは、放射熱が検
出素子および/または吸収対象へ入射できるように配慮するものである。収束素
子はさらに放射熱の収束にも寄与する。有利にはこの検出ウインドウが収束素子
と同じ透過特性を有する。この収束素子は、検出ウインドウに集積化されてもよ
いし、それ自体が検出ウインドウであってもよい。
【0011】 別の有利な実施例によれば、検出ウインドウおよび/または収束素子は、ゲル
マニウムおよび/または珪素のグループから選択された半導体材料を有している
。この材料は、放射熱に対して十分な透過率である5μm〜15μmの波長を有
している。この収束素子ないし検出ウインドウは、この半導体材料から直接形成
されている。
【0012】 さらに別の実施例によれば、収束素子を備えた検出ウインドウを有する支持体
および/または収束素子を備えた検出ウインドウを有する検出素子ケーシングが
設けられる。この検出ウインドウは、特にこの支持体に集積される。この場合こ
の支持体自体が検出ウインドウとして機能する。検出素子への照射は、この支持
体を貫通して行われる。それに対して代替的に検出素子の照射は、支持体とは反
対側の方向から行われる。それに対して支持体は例えばケーシング内に配設され
る。このケーシングは、検出ウインドウを備えた壁部を有している。このケーシ
ングは例えば、検出素子を外的影響から保護するための被覆を有している。この
外的影響とは、例えばほこりや湿気、検出素子を腐食させるような苛性の化学薬
品などである。このような外的影響によれば検出素子の機能性が損なわれる可能
性がある。
【0013】 特に有利な実施例によれば、熱検出素子は焦電素子である。この焦電検出素子
は、焦電性感応材料を有する焦電層からなっている。この材料は例えばセラミッ
ク、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO)やジルコン酸チタン酸鉛である。また
強誘電体ポリマー、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)も考えられる。焦
電性感応材料を備えた焦電層は、2つの相対向した側にそれぞれ少なくとも1つ
の電極層を有している。この電極層の電極材料としては、例えば白金や合金めっ
きが上げられる。またクロムニッケル合金や導電性酸化物、例えばストロンチウ
ム・ルテニウム(SrRuO)も考えられる。検出素子は、例えば辺の長さが25
μm〜200μmの矩形状の基準面を有している。
【0014】 特に有利な実施例によれば、多数の収束素子を備えた少なくとも1つの収束ア
レイが設けられる。有利には、多数の検出素子を備えた検出器アレイも同時に備
える。その際に収束素子ないし検出素子は、収束アレイないし検出器アレイのピ
クセルである。これらのアレイは、例えばそれらの素子の行列形状の配置構成に
よって表わされる。素子の行形状の配置構成のもとでは、これらの素子が一次元
的に1つの方向に分配される。行列形状の配置構成の場合には、二次元的な分配
が存在する。集束アレイおよび/または検出器アレイは、例えば20×20の個
々の素子からなる。その他にも素子の任意の配分やフラットな配分も考えられる
【0015】 検出器アレイを用いることによって放射熱の局所分解能を得ることが可能であ
る。特にその場合には、集束素子が正確に検出器アレイの検出素子に対応付けら
れる。放射熱は、集束素子によって検出素子に対してのみ集束される。それによ
り、高められた局所分解能が達成できる。その際検出素子には多数の集束素子が
対応付けられる。
【0016】 局所分解能の付加的な引き上げは、集束素子を放射熱に関して相互に絶縁させ
ることによって達成できる。例えば個々の集束素子の間にそれぞれ1つの不透明
な層、すなわち非透過性の層が配設される。この種の層は、例えば反射性の高い
金属層である。しかしながらその他にも収束素子を相互に分離させて配置するこ
とも考えられる。1つの収束素子から隣接する別の収束素子への放射熱の遷移の
際には少なくとも2つの位相の移行が存在する。すなわち1つの収束素子から他
の収束素子へ移行する放射熱の熱レベルが失われ、それに伴って放射熱の検出の
局所分解能は高まる。
【0017】 本発明の課題は既に前述したように放射熱の検出のための装置の製造方法によ
っても解決される。この方法によれば、半導体材料を有する検出ウインドウに検
出素子に放射熱を照射させるための、半導体材料を有する検出ウインドウに少な
くとも1つの収束素子が半導体材料と共に形成される。
【0018】 特に有利な実施例によれば、ゲルマニウムおよび/または珪素のグループから
選択された半導体材料が用いられる。特に珪素のケースでは、マイクロマシニン
グ技法から多岐に亘る電気回路の集積化のための構造化手段が公知である。例え
ば支持体内には、検出素子によって生成された電気信号の読出しと処理あるいは
転送のための読出し装置が集積化され得る。この読出し装置は、例えばCMOS
技法(Complementary Metalloxyde Semiconductors)から公知の方法によって製
造される。
【0019】 集束素子の製造のための方法は、特に以下の方法ステップを含んでいる。すな
わち、 a)フォトレジストを有するレジスト層を、半導体材料を有する検出ウインドウ
の表面に被着させ、 b)前記レジスト層のフォトリソグラフィ用の構造化を行い、その際フォトレジ
ストを備えた円筒状レジストが検出ウインドウの表面に生じ、 c)フォトレジストを備えた円筒状レジストをフォトレジストを備えた球冠状レ
ジストに変形させ、 d)フォトレジストと半導体材料のエッチングを実施し、その際集束素子は、球
冠状の形態が検出ウインドウでエッチングされるることによって生じる。
【0020】 フォトレジスト層の被着は、例えば検出ウインドウの表面へのフォトレジスト
の吹き付けまたは電気泳動塗装によって行われる。その際特に2μm〜100μ
mの領域から選択された層厚さのフォトレジストが用いられる。電気泳動的な構
造化は、例えば型板を用いた露光、あるいは集束性の光ビーム(例えばレーザー
ビーム)を用いた露光によって行われる。円筒状レジストは、例えば矩形の基本
面を有している。特に円筒状レジストの基準面は丸い。
【0021】 フォトレジストを用いた円筒状レジストの変形は、例えば円筒状シリンダの混
合によって行われる。その際フォトレジストは加熱され、通流可能な状態にもた
らされる。フォトレジストを有する球冠状部が生じる。この球冠状部は、部分的
に球状、つまり不完全な球状である。この球冠状部の直径は、例えば0.1mm
〜2mmの範囲で選択される。球冠状部の直径は有利には、対応する検出素子に
整合される。その際には検出素子上に収束され検出素子によって吸収もされ得る
放射熱の量が考慮される。この放射熱における量は、例えば検出素子の基準面に
依存する。
【0022】 エッチングのもとでは、フォトレジストも半導体材料も除去される。そして球
冠状部の形態が検出ウインドウに形成される。その結果として収束素子が0.2
mmから2mmの直径を有する。収束素子の高さは、そのように生成されるレン
ズの形態で例えば20μmである。レンズの実際の大きさは、例えば集束に必要
な集束位置に従う。エッチングは、特に等方性で行われる。しかしながら異方性
で行うことも可能である。
【0023】 本発明の別の観点によれば、前述した放射熱の検出のための装置の適用があげ
られる。この場合は、放射熱が集束素子に入射し、収束素子から伝送されて検出
素子上に収束され、検出素子において電気的な信号に変換される。この適用によ
れば、検出素子の照射は、支持体によってあるいは支持体に指示する側によって
行われる。支持体は支持体単体として機能するか、検出ウインドウと収束素子を
備えた支持体として機能する。当該装置は、検出器アレイを有しており、放射熱
の検出は、局所分解能で行われる。局所分解能は、例えば既存センサに対して有
利であり、それを用いて人物の存在が空間内で検出される。
【0024】 総合的にまとめると本発明によれば従来技法に比べて以下の利点に結び付く。
【0025】 :半導体材料を有する集束素子を用いて、放射熱の量を高めて検出素子にもたら
す。
【0026】 :集束素子は、簡単かつ低コストで放射熱を検出するための装置の検出ウインド
ウに集積される。
【0027】 ;その際大きな利点は、支持体内への集束素子の集積化である。それによって装
置のコンパクトな構造が可能となる。
【0028】 ;集束アレイと検出器アレイを用いることによりさらに高い局所分解能が得られ
る。
【0029】 以下では複数の実施例とそれに所属の図面に基づいて、放射熱の検出のための
装置を説明する。図面は概略図であって、縮尺的に忠実な写像を表すものではな
い。
【0030】 図面 図1は、検出素子を備えた放射熱の検出のための装置の断面図であり、 図2は、収束アレイと検出器アレイを備えた、放射熱の検出のための装置の断面
図であり、 図3は、収束アレイと検出器アレイを備えた、放射熱の検出のための装置の断面
図であり、 図4は、放射熱の検出のための装置の製造方法を表した図である。
【0031】 実施例 本発明による熱放出検出のための装置1は、行形状に配置された5つの焦電性
の検出素子2からなる検出器アレイ9を有している。検出素子2は、ジルコン酸
チタン酸鉛の層15からなっている(図1参照)。この層15の対向側には、そ
れぞれ1つの電極16,17が設けられている。これらの電極16,17は白金
からなっている。前記検出素子は、辺の長さが50μmの矩形状の基準面を有し
ている。この検出素子2は、半導体材料の珪素6からなる支持体5上に配設され
ている。この支持体5と検出素子2の間には、電気的および熱的な絶縁層8が設
けられている。この絶縁層8は、層状構造を有している。支持体5と検出素子2
の熱的絶縁のために、当該絶縁層8内には、支持体5に当接するように中空空間
18が存在している。この中空空間18は、真空でかつ検出素子2の基準面に亘
ってえん罪質得る。さらに絶縁層8は、中空空間18を支持するポリシリコンか
らなる支持層19を有している。これに対しては代替的に窒化珪素からなる支持
層19が設けられていてもよい。酸化珪素からなる層20は、絶縁層8の遮蔽な
いしは中空空間18および支持層19のカバーを形成している。さらに読取り装
置21が設けられており、この読取り装置21は、検出素子2の電気信号を増幅
している。増幅された信号は、この読取り装置21によって転送される。
【0032】 第1の実施例によれば、検出器アレイ9とは反対側にある支持体5の表面に、
5つの収束素子12を備えた収束アレイ13が配設されている(図2)。収束素
子12の各々は、珪素6からなるレンズである。これらの収束素子12は支持体
の一部でもある。熱放出3による検出素子の照射は、支持体5の側から行われる
。この実施例では支持体5自体は、収束素子12を有する検出ウインドウ7であ
る。各検出素子2には1つの収束素子12が対応付けされている。それぞれ放射
熱3の所定の部分は、収束素子12によってそれぞれ1つの検出素子12に収束
される。この場合放射熱3は、収束素子12に入射し、対応する検出素子2へ収
束され、そして検出素子2の内部で電気信号4に変換される。
【0033】 さらに別の実施例によれば、検出器アレイ9の保護のために当該検出器アレイ
を覆うケーシング10が設けられている(図3)。このケーシングは、検出ウイ
ンドウ7として機能する壁部を有している。検出ウインドウ7は、検出器アレイ
9に対向的に配設されている。検出ウインドウ7には集束アレイ13が集積化さ
れる。この集束アレイ13並びに検出ウインドウ7は珪素6からなっている。
【0034】 集束素子12の製造のために、検出ウインドウ7として用いられている1mm
厚さの珪素プレートの表面22に、20μmの厚さのフォトレジストからなるレ
ジスト層23が塗布される(図4の方法ステップ41)。このレジスト層23は
、フォトリソグラフィー手法で構造化される(方法ステップ42)。その際円筒
状レジスト24は、丸い基準面を有して形成される。さらなるステップでは円筒
状レジスト24の球冠形状25への変形が行われる(方法ステップ43)。その
後でこの球冠形状部のフォトレジストと珪素の等方性エッチング処理が行われる
(方法ステップ44)。その際には球冠状形状部の形態が珪素からなる検出ウイ
ンドウ7内へマッピングされる。各球冠形状部からはそれぞれレンズ12が形成
される。これらの各球冠形状部の直径は、、約200μm、高さは20μmであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 検出素子を備えた放射熱の検出のための装置の断面図である。
【図2】 収束アレイと検出器アレイを備えた、放射熱の検出のための装置の断面図であ
る。
【図3】 収束アレイと検出器アレイを備えた、放射熱の検出のための装置の断面図であ
る。
【図4】 放射熱の検出のための装置の製造方法を表した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 5/04 G01J 5/04 5/08 5/08 B H01L 37/02 H01L 37/02 (72)発明者 アクセル シューベルト ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ゾマーシ ュトラーセ 25 (72)発明者 ベルンハルト ヴィンクラー ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ラーヴェ ンスブルガー リング 28 Fターム(参考) 2G065 AA04 AB02 BA13 BA32 BA36 BB06 DA20 2G066 BA01 BA02 BA04 BA22 BA55

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射熱(3)を電気的な信号(4)に変換するための少なく
    とも1つの熱検出素子(2)を備えた、放射熱(3)検出のための装置において
    、 検出素子(2)上へ放射熱(3)を集束させるための半導体材料(6)を有し
    た少なくとも1つの集束素子(12)が設けられていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記集束素子(12)は、レンズである、請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記集束素子(12)を有する検出ウインドウ(7)が、検
    出素子(2)を熱ビームで照射するために設けられている、請求項1または2記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記検出ウインドウ(7)および/または集束素子(12)
    は、ゲルマニウムおよび/または珪素グループから選択された半導体材料(6)
    を有している、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 集束素子(12)を備えた検出ウインドウ(7)を有する支
    持体(5)および/または集束素子(12)を備えた検出ウインドウ(7)を有
    する、検出素子(2)ケーシングが設けられている、請求項3または4記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 多数の集束素子(12)を備えた少なくとも1つの集束アレ
    イ(13)が設けられている、請求項1から5いずれか1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 多数の検出素子(2)を備えた少なくとも1つの検出器アレ
    イ(9)が設けられており、前記集束アレイ(13)の集束素子(12)の各々
    は検出器アレイ(9)の検出素子(2)に対応付けられている、請求項6記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 検出素子(2)に放射熱(3)を照射するために、半導体材
    料を備えた検出ウインドウ(7)内に、半導体材料(6)を有する少なくとも1
    つの集束素子(12)が形成されるようにしたことを特徴とする、請求項1から
    8いずれか1項に記載の放射熱検出のための装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 ゲルマニウムおよび/または珪素グループから選択された半
    導体材料(6)が用いられる、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 集束素子(12)の製造手法が、以下の方法ステップを含
    み、 a)フォトレジストを有するレジスト層(23)を、半導体材料を有する検出ウ
    インドウ(7)の表面(22)に被着させ、 b)前記レジスト層(23)のフォトリソグラフィ用の構造化を行い、その際フ
    ォトレジストを備えた円筒状レジスト(24)が検出ウインドウ(7)の表面(
    22)に生じ、 c)フォトレジストを備えた円筒状レジスト(24)をフォトレジストを備えた
    球冠状レジスト(25)に変形させ、 d)フォトレジストと半導体材料のエッチングを実施し、その際集束素子(12
    )は、球冠状の形態が検出ウインドウ(7)でエッチングされることによって生
    じる、請求項8または9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記エッチングは、等方性に行われる、請求項10記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 放射熱が、 i)集束素子状に入射され、 ii)集束素子から伝達されて検出素子へ集束され、 iii)検出素子において延期的信号に変換される、ことを特徴とする、請求項1
    から7に記載の放射熱検出のための装置の適用。
JP2001571060A 2000-03-29 2001-03-21 放射熱を検出するための装置および該装置の製造方法並びに装置の適用 Withdrawn JP2003529068A (ja)

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