JP2003526760A - 流体素子 - Google Patents

流体素子

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JP2003526760A JP2000586450A JP2000586450A JP2003526760A JP 2003526760 A JP2003526760 A JP 2003526760A JP 2000586450 A JP2000586450 A JP 2000586450A JP 2000586450 A JP2000586450 A JP 2000586450A JP 2003526760 A JP2003526760 A JP 2003526760A
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Abstract

(57)【要約】 成形された流体素子は、幅（Ｗ）を備えたパワーノズル（ＰＮ１、ＰＮ２）と、流体源（２２）を前記パワーノズル（ＰＮ１、ＰＮ２）に結合する連結通路と、を備えている。連結通路（２１）は、平坦な拡大部分と、前記拡大部分を横切るように配置された複数のポスト（２４−１、２４−２，．．．２４−Ｎ）とを有し、前記ポスト（２４−１、２４−２，．．．２４−Ｎ）の間の空隙（Ｓ）は、パワーノズル（ＰＮ１、ＰＮ２）の幅（Ｗ）より小さく、空隙（Ｓ）の合計は、幅（Ｗ）より大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に流体スプレーに適用される洗浄スプレーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１に示すような流体発振器は、公知であり、洗浄ノズルのような液体スプレ
ーに使用される。このような流体発振器は、通常、成形プラスチィックから製造
され、チップまたはインサート１３に成形された流体発振器回路ＯＣまたは輪郭
と、チップまたはインサート１３を押して挿入するキャビティ１１を備えたハウ
ジング１０とを有する。加圧された流体源が入口パイプまたは突起１２によって
流体発振回路ＯＣのパワーノズルＰＮに送られる。ハウジングの内面とチップま
たはインサートのかみあい面との間の密封を確実なものとするために注意が払わ
れる。このようなチップ及びハウジングを大量生産する際に、小さい遊離したプ
ラスティック粒子が液体流によって搬送され、流体回路の部分、すなわち出口を
つまらせ、それによって、流体（洗浄ノズルの場合洗浄液体）の流れをブロック
する。流体発振器の場合、これは、発振機能を阻害する。
【０００３】 これまで、流体回路の上流にスクリーンまたは独立したフィルタスクリーンを
配置する努力がなされてきた。したがって、本発明が解決しようとするか、取り
組む問題は、流体流が素子をつまらせる可能性である。本発明は、もし、汚れま
たは粒子がポストの間の１つまたは複数の通路または空隙をふさぐ場合には流体
が他の流通路を流れることができるように、主な流れ領域以外の領域にゴミまた
は遊離した粒子がつまるか捕捉されるように特別な場所、すなわち拡大部分と間
隔を置いたポストとを一体的に提供することによってこの問題を解決する。
【０００４】 本発明は、パワーノズルまたは主なジェット領域以外の領域にゴミを流すこと
を促進し停止するように特別に構成された領域に小さい輪郭を提供する。上述し
たような領域に間隔を置いたポストで一体的に形成された拡大部分を提供するこ
とによって、流体ノズルが拡大領域の上流に一部がつまっても機能し続ける。な
ぜならば、パワージェット溝が未だに完全に開放しているからである。本発明を
備えていない場合、通常、ゴミがパワーノズルまたはメインジェット領域に直接
流れ、素子に障害を生じる。
【０００５】 本発明は、幅Ｗを有するパワーノズルと流体源を前記パワーノズルに連結する
連結通路とを有する成形された流体素子に関する。連結通路は、拡大部分と当該
拡大部分を横切って間隔を置いた複数のポストとを備え、当該ポストの間の空隙
Ｓは、前記パワーノズルの幅より小さく、前記空隙Ｓの合計は、前記幅Ｗより大
きい。連結通路及びポストは、流体素子と一体的に成形される。前記連結通路、
前記平坦な拡大部分及び前記空隙Ｓの寸法は、異物粒子が前記ポストの間の１つ
の前記空隙を閉鎖するとき前記流体源から前記動力源への流体流速が実質的に影
響を受けないような大きさである。
【０００６】 この実施形態において、流体は、流体発振器であり、この発振器は、大気に流
体の小滴のファンスプレーを放出し、平坦な拡大部分及び空隙Ｓの寸法は、１つ
または複数の他の粒子が１つまたは複数の空隙に捕捉されるとき、ファンスプレ
ーに実質的に影響しないような寸法である。連結通路及びポストは、流体素子と
一体的に成形される。一体的な成形が挿入されるハウジング部材は、圧力下の液
体源に結合部分を有する。
【０００７】 本発明は、特に、液体が大気環境に放出されるとき、特に、車のガラスのよう
な洗浄すべき表面にスプレーされる洗浄液であるとき、成形された流体スプレー
ノズルで有利な使用法を有する。
【０００８】 本発明の利点は、次のようなものを含む。 １．ノズルを使用する素子の寿命を長くする。 ２．分離した部品を必要とし、フィルタを含む、またはフィルタを取り付ける
ために切断すべきホースを必要とするインライン型フィルタと比較してコストの
廉価なフィルタ機構を提供する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。 図２Ａ及び図２Ｂを参照すると、複数のパワーノズルのタイプの発振器２０で
あり、一対のパワーノズルＰＮ１及びＰＮ２が発振室ＯＣに流体（好ましくは液
体）ジェットを放出し、この室ＯＣには、発振する渦発生装置が設定され、発振
する渦発生装置は、出口開口ＯＡを通ってスイープジェットを大気に放出し、大
気において、液体ジェットが小滴に分解する。パワーノズルＰＮ１、ＰＮ２への
流体の供給は、流体源２２から平坦な通路２１によって構成される。通路２１は
、パワーノズルＰＮ１及びＰＮ２への液体の流れにおいて平坦な拡大部分である
。ハウジング１０′の一部が示されている。流体発振部材の種々の他の実施形態
は、1999年１０月１４日に出願され、フィードバックフリー流体発振器及び方法
と題された特許に開示されている。
【００１０】 複数のポストまたはピラー２４−１、２４−２．．．２４−Ｎが回路部材の本
体と一体的に成形されている。パワーノズルＰＮ１、ＰＮ２の各々が幅Ｗを有し
、ピラーまたはポスト２４−１、２４−２．．．２４−Ｎの間の空隙は、等しい
ことは必要ではないが、等しいことが好ましい。各ポスト２４の間の空隙Ｓは、
パワーノズルＷの幅より小さく、空隙Ｓの合計は、パワーノズルＷの幅より大き
い。上述したように、拡大部分は平坦であり、基本的には流体回路部材２０と同
一平面である。
【００１１】 図３Ａ及び３Ｂに示す実施例は、ポストまたはピラー２４′が弧状に配置され
ていることを除いて図２の実施形態と同様である。この実施形態において、流体
発振器の床Ｆは、出口ＯＡ′のスロートまで平坦であり、ここで断面図に示すよ
うな下方へのテーパがある（図３Ｂ参照）。この実施形態において、流体流は、
図３Ｂに示すように開口３０を通る部材の底部から流れるが、上部から流れるこ
ともできる。ハウジングの一部が図３Ｂに示されている。
【００１２】 図４に示す実施例において、異なる流体発振器ＦＯが示されている（1984年８
月７日にBrayに付与された米国特許第4,463,904号及び1987年２月２４日に付与
された米国特許第4,645,126号に示されたタイプである）。この実施例において
、ピラーまたはポスト２４″は、一列であり、流体送りＦＦは、ピラーまたはポ
スト２４″の前または上流にあることに留意すべきである。
【００１３】 図５に示す実施例において、ピラー５０−１、５０−２またはポストは、必ず
しも円形、丸形または矩形である必要はなく、種々の形状をとることができる。
この実施例において、流体発振器ＦＯ′は、1985年４月２日に発行されたStouff
erに示されたタイプである。各ケースにおいて、パワーノズルまたは液体の入口
の間の種々の複数の通路は空隙Ｓ及び図５に示す実施例を有する。空隙は変化す
ることができる。ポストの間の空隙Ｓ全部がパワーノズルの幅Ｗより小さく、空
隙の合計は、もし他の粒子がポストの間の１つまたは複数の空隙Ｓをつまらせる
場合には流体源からパワーノズルへの流体流が影響を受けないように幅Ｗより大
きい。
【００１４】 図６Ａ及び図６Ｂに示す実施例において、流体発振器は、1999年10月27日に出
願され、「反転室発振器」と題されたRaughuの特許出願に示されている。この実
施形態において、流体インサート６０は、流体または液体連結通路６１と、図６
Ｂに示された平面図に示された下半分に形成される間隔を置いたポスト６２との
２つの水準を有する。
【００１５】 図７に示されている実施例において、この発明の統合されたフィルタは、通常
に非流体の二重タイプのウインドシールド洗浄ノズルに使用されるように示され
る。この実施形態において、単一のポートノズル及び３つのポートノズルも使用
することができる。この場合において、通路の拡大部７１のポストまたはピラー
７０は、二重スプレーノズルＳＮ−１、ＳＮ−２より上流にあることに留意すべ
きである。
【００１６】 本発明を本発明の好ましい実施形態に懸連して説明したが、本発明の他の実施
形態、変形例は当業者に明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 従来技術の流体発振器またはインサート及びハウジングの分解図である。
【図２】 図２Ａは、本発明による流体発振器の好ましい実施形態を示し、図２Ｂは、線
２−２に沿った断面図である。
【図３】 図３Ａは、本発明の他の実施形態であり、図３Ｂは、線３−３に沿った断面図
である。
【図４】 他のタイプの流体発振器に応用される本発明のビルトイン型フィルタを示す図
面である。
【図５】 本発明を有するパワーノズルを備えた流体発振器である。
【図６】 この場合、２つの水準の本発明を組み込んだ流体発振器の回路図であり、図６
Ｂは、パワーノズルへの流れを示し、図６Ａは、図６Ｂの点線で示した入力パワ
ーノズル流れ、及びビルトインフィルタを示す流体発振器を示す。
【図７】 フィルタが二重ジェットタイプのウインドシールド洗浄ノズルに使用され、同
じ種類の単一の及び３つのノズルにつくることができる本発明によるビルトイン
型フィルタを示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第１９条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年５月３０日（２０００．５．３０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項７】 幅Ｗを有する少なくとも１つのパワーノズルと前記流体回路
の少なくとも１つのパワーノズルを加圧された液体源に接続する連結通路とを有
する射出成形された流体回路にフィルタを提供する方法であって、前記連結通路
に間隔を置いた複数のポストを備えた拡大部分を射出成形することであって、前
記ポストの間の空隙Ｓは、前記パワーノズルの幅Ｗより小さく、前記空隙Ｓの合
計は、前記少なくとも１つのパワーノズルと前記加圧された液体源との間の流速
に影響を与えることなく遊離した粒子を捕捉するようにＷよりかなり大きい、拡
大部分を射出成形することと、前記連結通路の１つの壁を有する成形されたハウ
ジングのキャブティに前記流体回路を挿入し、前記フィルタを完成することと、
を有するフィルタを提供する方法。
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１２月１５日（２０００．１２．１５）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１３】 図５に示す実施例において、ピラー５６−１、５６−２・・・５６−Ｎまたは
ポストは、必ずしも円形、丸形または矩形である必要はなく、種々の形状をとる
ことができる。この実施例において、流体発振器ＦＯ′は、1985年４月２日に発
行されたStoufferに示されたタイプである。各ケースにおいて、パワーノズルま
たは液体の入口の間の種々の複数の通路は空隙Ｓ及び図５に示す実施例を有する
。空隙は変化することができる。ポストの間の空隙Ｓ全部がパワーノズルの幅Ｗ
より小さく、空隙の合計は、もし他の粒子がポストの間の１つまたは複数の空隙
Ｓをつまらせる場合には流体源からパワーノズルへの流体流が影響を受けないよ
うに幅Ｗより大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，Ｃ Ａ，ＣＮ，ＪＰ，ＫＲ，ＭＸ (72)発明者 スリナス，ダーラプラマム・エヌ アメリカ合衆国メリーランド州21043，エ リコット・シティ，シンプキンズ・コート 5424 (72)発明者 コーラー，エリック アメリカ合衆国メリーランド州21163，ウ ッドストック，ポプキンズ・コート 10402

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 幅Ｗを有するパワーノズルと流体源を前記パワーノズルに連
    結する連結通路とを有する成形された流体素子であって、前記連結通路は、拡大
    部分と当該拡大部分を横切って間隔を置いた複数のポストとを備え、当該ポスト
    の間の空隙Ｓは、前記パワーノズルの幅Ｗより小さく、前記空隙Ｓの合計は、前
    記幅Ｗより大きいことを特徴とする成形された流体素子。
  2. 【請求項２】 前記流体素子は、成形された流体回路と、前記成形された流
    体回路が挿入されるキャビティを備えたハウジングと、を有する請求項１に記載
    の成形された流体素子。
  3. 【請求項３】 前記ポストの間の空隙Ｓは、ほぼ一様である請求項２に記載
    の成形された流体素子。
  4. 【請求項４】 前記拡大部分は平坦であり、前記連結通路、前記平坦な拡大
    部分及び前記空隙Ｓの寸法は、異物粒子が前記ポストの間の１つの前記空隙を閉
    鎖するとき前記流体源から前記動力源への流体流速が実質的に影響を受けないよ
    うな大きさである請求項２に記載の成形された流体素子。
  5. 【請求項５】 前記素子は平坦な発振器回路を有する請求項１に記載の成形
    された流体素子。
  6. 【請求項６】 前記拡大部分は平坦であり、前記連結通路、前記平坦な拡大
    部分及び前記空隙Ｓ全体の寸法は、１つまたは複数の異物粒子が前記ポストの間
    の１つの前記空隙を塞ぐとき実質的に影響を受けないような大きさである請求項
    ５に記載の成形された流体素子。
  7. 【請求項７】 前記流体が液体であり、前記流体発振器は大気へ前記液体の
    小滴のファンスプレーを放出し、前記平坦な拡大部分の寸法及び前記空隙Ｓは、
    １つまたは複数の異物粒子が１つまたは複数の前記空隙に捕捉されたとき前記フ
    ァンスプレーが実質的に影響を受けないような大きさである請求項５に記載の成
    形された流体素子。
  8. 【請求項８】 前記流体発振器、前記連結通路及び前記ポストは、一体成形
    物として成形され、前記一体成形物を挿入するハウジングを有する請求項５に記
    載の成形された流体素子。
  9. 【請求項９】 前記連結通路の寸法、前記平坦な拡大部分及び前記ポストは
    、異物粒子が１つまたは複数の前記空隙を塞ぐときに実質的に影響を受けないよ
    うな大きさである請求項８に記載の成形された流体素子。
  10. 【請求項１０】 成形されたハウジングと、当該ハウジングに挿入される成
    形されたインサートと、を備え、前記インサートは、端部に液体放出出口と、前
    記インサートの表面に形成されるとともに加圧された液体源に結合された液体流
    通路とを有する液体放出ノズルにおいて、 前記液体流通路に拡大部分と、前記液体流通路を複数個Ｎの小さい流通路に分
    割する複数の間隔を置いたポストとを有し、前記ポストの間の空隙は、前記液体
    流通路を通って流れる液体中に搬送された遊離した粒子を捕捉する大きさである
    液体放出ノズル。
  11. 【請求項１１】 幅Ｗを有するパワーノズルと、加圧された液体源に接続さ
    れた連結通路とを有する成形された流体素子にフィルタを提供する方法であって
    、間の空隙Ｓが前記パワーノズルの幅Ｗより小さく、前記空隙Ｓの合計が前記幅
    Ｗより大きい複数の間隔を置いたポストを備えた前記連結通路に、拡大部分を成
    形することと、前記流体回路を前記連結通路の１つの壁を有する成形されたハウ
    ジングのキャビテイ内に挿入し、前記フィルタを完成することと、を有するフィ
    ルタを製造する方法。
JP2000586450A 1998-12-10 1999-12-10 流体素子 Expired - Lifetime JP3977991B2 (ja)

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US11174598P 1998-12-10 1998-12-10
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US09/457,316 US6186409B1 (en) 1998-12-10 1999-12-09 Nozzles with integrated or built-in filters and method
US09/457,316 1999-12-09
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