JP3768116B2 - ウインドウ・ウォッシャノズル及びノズル成形用金型装置 - Google Patents

ウインドウ・ウォッシャノズル及びノズル成形用金型装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄液をウインドウガラスへ噴射するウインドウ・ウォッシャノズル及びウインドウ・ウォッシャノズル等のノズルを成形するノズル成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車にはウインドウガラスを洗浄する目的でボンネット等にウインドウ・ウォッシャノズルが設けられている。
【0003】
このウインドウ・ウォッシャノズルは、例えばエンジンルーム等に設けられたウォッシャタンクにチューブ等によって接続されており、ウォッシャタンクには洗浄液が充填されている。この洗浄液は、ウォッシャポンプのポンプ作動等によってウインドウ・ウォッシャノズルに送られる。
【0004】
また、このウインドウ・ウォッシャノズルには水道が設けられると共に、水道の出口には噴射口が設けられており、ウインドウ・ウォッシャノズルに送られた洗浄液が水道を経て噴射口からウインドウガラスへ噴射されることで、ウインドウガラスが洗浄される。
【0005】
ここで、このウインドウ・ウォッシャノズルでは、噴射口からの洗浄液の噴射圧を向上させてウインドウガラスを良好に洗浄するために、ウインドウ・ウォッシャノズルの噴射口の口径を水道の径より小さくしている。
【0006】
しかしながら、このようなウインドウ・ウォッシャノズルでは、例えば洗浄液にゴミ等の異物が混入した場合には、噴射口に異物が残存して目詰まりを起こす可能性がある。
【0007】
また、ウォッシャタンクに洗浄液を充填する際に異物が混入した場合であれば、ウォッシャタンクとチューブとの接続部分に所謂ストレーナーを設けた構成とすることで、噴射口の目詰まりを防止することが可能である。ところが、このような構成としても、ストレーナーの破損等によりチューブ内の洗浄液に異物が混入した場合には、噴射口の目詰まりを防止するための具体的な方策はない。
【0008】
さらにまた、ウインドウ・ウォッシャノズルは、簡単な構成の金型で成形できることが望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、洗浄液に異物が混入した場合でも噴射口の目詰まりを防止できるウインドウ・ウォッシャノズル及び簡単な構成の金型でフィルタ部付きノズルを成形できるノズル成形用金型装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のウインドウ・ウォッシャノズルは、縦方向に略平行に設けられた縦水道と、前記縦水道に連通されると共に横方向に略平行に設けられた横水道と、前記横水道の出口に設けられた噴射口と、を備え、前記縦水道に供給された洗浄液を前記横水道を介して前記噴射口からウインドウガラスへ噴射することで前記ウインドウガラスを洗浄するウインドウ・ウォッシャノズルにおいて、前記縦水道と前記横水道との連通部位に設けられ、前記噴射口の口径より小さな寸法の間隙を有するフィルタ部を備えた、ことを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載のウインドウ・ウォッシャノズルでは、縦水道に供給されてフィルタ部を通過した洗浄液が横水道を介して噴射口からウインドウガラスへ噴射されることで、ウインドウガラスが洗浄される。
【0012】
ここで、フィルタ部が噴射口の口径より小さな寸法の間隙を有するため、ウインドウ・ウォッシャノズル(縦水道)に供給される洗浄液に異物が混入した場合でも、噴射口の口径以上の大きさの異物はフィルタ部に通過を阻止されて、噴射口の口径より小さな異物のみが噴射口に到達する。これにより、噴射口に到達する全ての異物が噴射口を通過でき、噴射口の目詰まりを防止できる。
【0013】
さらに、フィルタ部が縦水道と横水道との連通部位に設けられているため、横水道に至る前にフィルタ部で通過を阻止された異物は、自重で縦水道を降下する。このため、フィルタ部に異物が堆積してフィルタ部が目詰まりしてしまうことが防止される。
【0014】
請求項2に記載のウインドウ・ウォッシャノズルは、請求項1に記載のウインドウ・ウォッシャノズルにおいて、送流方向が縦方向から横方向へ転換される部位で洗浄液が前記フィルタ部を通過する、ことを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載のウインドウ・ウォッシャノズルでは、送流方向が縦方向から横方向へ転換される部位で洗浄液がフィルタ部を通過するため、フィルタ部を通過する洗浄液の通過圧を比較的小さくすることができる。このため、フィルタ部が良好に異物の通過を阻止することができる。
【0016】
請求項3に記載のウインドウ・ウォッシャノズルは、請求項1または請求項2に記載のウインドウ・ウォッシャノズルにおいて、前記フィルタ部は前記横水道の入口に対し所定の間隙を有して対向状態で設けられた対向壁を有し、前記間隙は、前記噴射口の口径よりも小さな寸法に設定されている、ことを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載のウインドウ・ウォッシャノズルでは、横水道の入口とこれに対向する対向壁との間隙が噴射口の口径より小さくされることでフィルタ部が構成されている。このため、対向壁を設けるのみでフィルタ部を構成でき、容易にフィルタ部を設けることができる。
【0018】
請求項4に記載のウインドウ・ウォッシャノズルは、請求項3に記載のウインドウ・ウォッシャノズルにおいて、前記対向壁の前記横水道入口との対向面以外の部位と前記縦水道の内周面とを接続する接続壁を備えた、ことを特徴としている。
【0019】
請求項4に記載のウインドウ・ウォッシャノズルでは、対向壁の横水道入口との対向面以外の部位と縦水道の内周面とを接続壁によって接続している。このため、対向壁が樹脂成形により縦水道と一体に設けられる場合でも、対向壁が成形時のヒケにより傾いて対向壁と横水道の入口との間隙に大きな寸法の変化が生じることを接続壁によって防止できる。これにより、対向壁と横水道の入口との間隙の寸法の安定を図ることができる。
【0020】
請求項5に記載のノズル成形用金型装置は、縦方向に略平行に形成された縦水道と、前記縦水道に連通されると共に横方向に略平行に形成された横水道と、前記横水道の出口に取り付けられる噴射口と、前記縦水道と前記横水道との連通部位に一体に形成され前記噴射口の口径より小さな寸法の間隙を有するフィルタ部と、を備え、前記縦水道に供給されて前記フィルタ部を通過した液体を前記横水道を介して前記噴射口から噴射するノズルを金型に樹脂を射出して前記縦水道、横水道及びフィルタ部を形成しつつ成形するノズル成形用金型装置において、前記金型は、前記ノズルの外形を形成する金型本体と、前記金型本体内に配置され、前記縦水道を形成する縦ピンと、前記金型本体内に配置され、前記横水道を形成する横ピンと、前記縦ピン及び横ピンの何れか一方または両方の先端部に設けられると共に、前記縦ピン及び横ピンが互いに当接配置されてその当接部位に前記フィルタ部を形成するフィルタ形成型部と、を備えたことを特徴としいている。
【0021】
請求項5に記載のノズル成形用金型装置によって成形されるノズルでは、横水道の出口に噴射口が取り付けられることで、縦水道に供給されてフィルタ部を通過した液体が、横水道を介して噴射口から噴射される。
【0022】
また、フィルタ部が噴射口の口径より小さな寸法の間隙を有するため、ノズル(縦水道)に供給される液体に異物が混入した場合でも、噴射口の口径以上の大きさの異物はフィルタ部に通過を阻止されて、噴射口の口径より小さな異物のみが噴射口に到達する。これにより、噴射口に到達する全ての異物が噴射口を通過でき、噴射口の目詰まりを防止できる。
【0023】
さらに、フィルタ部が縦水道と横水道との連通部位に形成されているため、横水道に至る前にフィルタ部で通過を阻止された異物は、自重で縦水道を降下する。このため、フィルタ部に異物が堆積してフィルタ部が目詰まりしてしまうことが防止される。
【0024】
ここで、ノズル成形用金型装置の金型は、ノズルの外形を形成する金型本体内に縦水道を形成する縦ピン及び横水道を形成する横ピンを配置し、かつ、フィルタ部を形成するフィルタ形成型部を縦ピン及び横ピンの何れか一方または両方の先端部に設けて縦ピン及び横ピンが互いに当接配置した構成とされている。これにより、縦水道と横水道との連通部位にフィルタ部を一体形成することができ、簡単な構成の金型でフィルタ部付きノズルを成形できる。
【0025】
また、縦ピン及び横ピンの何れか一方または両方の先端部にフィルタ形成型部を設けたことだけが従来のノズル成形用金型装置と異なる。このため、縦ピン及び横ピンの何れか一方または両方以外のノズル成形用金型装置の構成部品(金型本体等)を従来のノズル成形用金型装置と共用することができる。
【0026】
請求項6に記載のノズル成形用金型装置は、請求項5に記載のノズル成形用金型装置において、縦ピンの周面に複数の横ピンを当接配置した、ことを特徴としている。
【0027】
請求項6に記載のノズル成形用金型装置では、縦ピンの周面に複数の横ピンを当接配置したため、複数の横水道を形成できると共に、縦水道と各横水道との連通部位にフィルタ部を形成することが可能となる。これにより、1つの縦ピンのみで、複数の噴射口が取り付けられるフィルタ部付きノズルを成形可能となる。
【0028】
請求項7に記載のノズル成形用金型装置は、請求項5または請求項6に記載のノズル成形用金型装置において、前記横ピンを前記縦ピンの周面に当接配置すると共に前記金型本体に対し進退可能とした、ことを特徴としている。
【0029】
請求項7に記載のノズル成形用金型装置では、縦ピンの周面に当接配置する横ピンを金型本体に対し進退可能としたため、縦ピンを共通としたままで、横ピンの数を異ならせることが可能となると共に、縦水道と横水道との連通部位にフィルタ部を形成することが可能となる。これにより、縦ピンを共通としたままで噴射口の数が異なるフィルタ部付きノズルを成形可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル10の主要部が縦断面図にて示されており、図2には、ウインドウ・ウォッシャノズル10の主要部が横断面図(図1の2−2線断面図)にて示されている。さらに、図3には、ウインドウ・ウォッシャノズル10が側面図にて示されている。また、図4には、ウインドウ・ウォッシャノズル10等が正面図にて示されており、図5には、ウインドウ・ウォッシャノズル10等が分解斜視図にて示されている。
【0031】
本実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル10は、下側において略円筒状の円筒部12を備えている。円筒部12の周面には一対の取付突起14が設けられており、各取付突起14は円筒部12周面から上方へ向けて略L字状に突出している。ウインドウ・ウォッシャノズル10は、この一対の取付突起14によって自動車のボンネット(図示省略)等に取り付けられている。
【0032】
円筒部12の下部には、略L字状に屈曲された接続管16が取り付けられており、円筒部12は、接続管16及びチューブ(図示省略)等を介してエンジンルーム(図示省略)等に設けられたウォッシャタンク(図示省略)に接続されている。ウォッシャタンク内には液体としての洗浄液が充填されると共に、ウォッシャタンクにはモータによって駆動されるウォッシャポンプが設けられており、ウォッシャポンプのポンプ作動によって洗浄液がチューブ及び接続管16等を介して円筒部12内に送られる。
【0033】
円筒部12内には、略円柱状のチェックバルブ18が挿入されており、チェックバルブ18は、上側の樹脂プレート18Aと下側のゴム弁18Bとにより構成されている。チェックバルブ18は円筒部12内(後記頭部22)に係止された圧縮コイルスプリング20によって接続管16の出口に圧接されており、これにより、チェックバルブ18は、接続管16から円筒部12内への洗浄液の送流を許可する一方、円筒部12内の洗浄液が接続管16へ逆流することを阻止して、チューブ内を常に洗浄液で満たし迅速な洗浄液噴射を行得るようにすると共に、チューブ内の洗浄液が車両の加速度等によって後記噴射口40から意図せずにタレてしまうことを防止している。
【0034】
円筒部12の上側には、略半円錐状の頭部22が一体に設けられている。頭部22の中央部分には円柱状の縦水道24が形成されており、縦水道24は縦方向(重力方向)に略平行とされている。縦水道24は円筒部12内に連通しており、これにより、円筒部12内へ送流された洗浄液が縦水道24に供給される。
【0035】
縦水道24の上部、すなわち、縦水道24と後記横水道32との連通部位42(縦水道24と横水道32とが互いに接続される部位で水道が曲折状態とされる部位)には、フィルタ部26が一体に形成されている。フィルタ部26は、半円柱状の対向壁28及び板状の接続壁30を備えており、全体として平面視T字状とされている。対向壁28の曲面部分は横水道32の入口32A全体に対向しており、対向壁28と横水道32の入口32Aとの間隙44は、全ての部位において後記噴射口40の口径Wより小さい寸法Lに設定されている。また、対向壁28は縦水道24の上面24Aに接続される一方、接続壁30は縦水道24の上面24A、縦水道24の内周面及び対向壁28の横水道32入口32Aとの対向面以外の部位に接続されている。
【0036】
頭部22には略円柱状の横水道32が形成されており、横水道32は、縦水道24の上部周面に連通されると共に、僅かに傾斜されて(横方向(水平方向)に略平行とされて)入口32Aよりも出口が上方とされている。
【0037】
横水道32の入口32A近傍には、所定数の整流板34が一体に形成されている。各整流板34は横水道32と平行とされており、各整流板34によって横水道32内での洗浄液の乱流が整流される。
【0038】
横水道32の出口には、球状の保持孔36が一体に形成されており、保持孔36の径は横水道32の径より大きくされると共に、保持孔36は頭部22の外部に連通している。
【0039】
保持孔36内には、鉄製で球状とされたノズルジェット38が嵌入されており、上述の如く保持孔36の径が横水道32の径より大きくされることで、ノズルジェット38が横水道32に入ることが防止されている。ノズルジェット38には噴射口40が形成されており、噴射口40は所定の口径W(本実施の形態では0.8mm)とされている。噴射口40は横水道32内と連通しており、これにより、縦水道24に供給されて横水道32に至る前の連通部位42でフィルタ部26を通過した洗浄液が横水道32を介して噴射口40からウインドウガラス(図示省略)へ噴射される構成である。
【0040】
次に、上記ウインドウ・ウォッシャノズル10を成形するノズル成形用金型装置50の構成を説明する。
【0041】
図6には、ノズル成形用金型装置50の主要部が断面図にて示されている。
【0042】
ノズル成形用金型装置50は、金型52を備えており、上記ウインドウ・ウォッシャノズル10は、金型52に樹脂を射出することで成形される。
【0043】
金型52は、金型本体54を備えている。金型本体54は、円筒部形成型部56、頭部形成型部58及び隙間形成型部60等を有しており、円筒部形成型部56は、円筒部12の外形、取付突起14(先端部を除く)の外側形状及び頭部22の下面を形成し、頭部形成型部58は、頭部22の外形(下面を除く)を形成し、隙間形成型部60は、円筒部12と取付突起14と頭部22の下面とで形成される隙間及び取付突起14の先端部を形成する。
【0044】
円筒部形成型部56内の下面には円柱状の嵌入凹部(図示省略)及び板状の位置決め凹部(図示省略)が形成されており、嵌入凹部及び位置決め凹部は互いに連通している。
【0045】
金型本体54内(円筒部形成型部56内)には略円柱状のコア62が配置されており、コア62は円筒部12の内部形状を形成する。
【0046】
金型本体54内には、略円柱状の縦ピン64が配置されており、縦ピン64はコア62の中心を貫通している。縦ピン64の下端はコア62下面より下方へ突出しており、図7に示す如く、縦ピン64の下端には円柱状の支持台66が設けられると共に、支持台66には位置決めピン68が設けられている。支持台66は上記嵌入凹部に嵌入されると共に、位置決めピン68は上記位置決め凹部に嵌入されており、これにより、縦ピン64が回転位置を位置決めされた状態で円筒部形成型部56に支持されている。縦ピン64はコア62上面より上方へ突出しており、縦ピン64はこの突出部分によって縦水道24を形成する。
【0047】
縦ピン64の先端部(突端部)にはフィルタ形成型部70が形成されており、フィルタ形成型部70は、対向壁28及び接続壁30を形成してフィルタ部26を形成する。
【0048】
金型本体54内には、略円柱状の横ピン72が配置されている。図7に示す如く、横ピン72の先端は縦ピン64の外周面に対応した曲面状に凹んだ形状とされることで縦ピン64のフィルタ形成型部70に嵌合(当接)しており、これにより、横ピン72の先端側は横水道32を形成する。
【0049】
横ピン72の先端側には所定数の整流板形成型部74が形成されており、各整流板形成型部74は整流板34を形成する。
【0050】
横ピン72の基端側には球状の保持孔形成型部76が形成されており、保持孔形成型部76は保持孔36を形成する。
【0051】
横ピン72の基端にはスライド棒78が一体に設けられており、スライド棒78は頭部形成型部58に挿通されている。横ピン72は、スライド棒78と共に頭部形成型部58に対して進退可能とされている。
【0052】
ここで、ウインドウ・ウォッシャノズル10成形後は、先ず横ピン72を頭部形成型部58に対して後退させた後に頭部形成型部58を円筒部形成型部56から取り外し、そしてコア62に対して円筒部形成型部56と隙間形成型部60を移動させ、さらに、円筒部形成型部56側に設けられた押出ピン(図示省略)によってコア62からウインドウ・ウォッシャノズル10を押し出すことで、ウインドウ・ウォッシャノズル10を金型52から取り出すことができる構成である。
【0053】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0054】
以上の構成のウインドウ・ウォッシャノズル10では、縦水道24に供給されてフィルタ部26を通過した洗浄液が横水道32を介して噴射口40からウインドウガラスへ噴射されることで、ウインドウガラスが洗浄される。
【0055】
ここで、フィルタ部26(対向壁28)と横水道32の入口32Aとの間隙44が噴射口40の口径Wより小さいため、ウインドウ・ウォッシャノズル10(縦水道24)に供給される洗浄液に異物(例えば粉砕樹脂や石等の無機物)が混入した場合でも、噴射口40の口径W以上の大きさの異物はフィルタ部26に通過を阻止されて、噴射口40の口径Wより小さな異物のみが噴射口40に到達する。これにより、噴射口40に到達する全ての異物が噴射口40を通過でき、噴射口40の目詰まりを防止できる。
【0056】
さらに、フィルタ部26が縦水道24と横水道32との連通部位42に設けられているため、横水道32に至る前にフィルタ部26で通過を阻止された異物は、自重で縦水道24を降下する。このため、フィルタ部26に異物が堆積してフィルタ部26が目詰まりしてしまうことが防止される。
【0057】
また、フィルタ部26が横水道32の入口32A付近に設けられて、送流方向が縦方向から横方向へ転換される部位で洗浄液がフィルタ部26を通過するため、フィルタ部26を通過する洗浄液の通過圧を比較的小さくすることができる。このため、フィルタ部26が良好に異物の通過を阻止することができる。
【0058】
さらにまた、横水道32の入口32Aとこれに対向する対向壁28との間隙44が噴射口40の口径Wより小さくされることでフィルタ部26が構成されている。このため、対向壁28を設けるのみでフィルタ部26を構成でき、容易にフィルタ部26を設けることができる。
【0059】
さらに、対向壁28の横水道32入口32Aとの対向面以外の部位と縦水道24の内周面とを接続壁28によって接続している。このため、本実施の形態の如く、対向壁28が樹脂成形により縦水道24と一体に設けられる場合でも、対向壁28が成形時のヒケにより傾いて対向壁28と横水道32の入口32Aとの間隙44に大きな寸法の変化が生じることを接続壁30によって防止できる。これにより、対向壁28と横水道32の入口32Aとの間隙44の寸法Lの安定を図ることができる。さらに、接続壁30を形成するのは容易であるため、依然として容易にフィルタ部26を形成することができる。
【0060】
また、図2に示す如く、縦水道24の内周面と接続壁30との間には大きな隙間46があり、この隙間46から対向壁28と横水道32の入口32Aとの間隙44に洗浄液が侵入し易くなる。これにより、多量の洗浄液を横水道32を介して噴射口40から噴射することができる。
【0061】
またここで、ノズル成形用金型装置50の金型52は、ウインドウ・ウォッシャノズル10の外形を形成する金型本体54内に縦水道24を形成する縦ピン64及び横水道32を形成する横ピン72を配置し、かつ、フィルタ部26を形成するフィルタ形成型部70を縦ピン64の先端部に設けて縦ピン64及び横ピン72が互いに当接配置した構成とされている。これにより、縦水道24と横水道32との連通部位42にフィルタ部26を一体形成することができ、簡単な構成の金型52でフィルタ部26付きウインドウ・ウォッシャノズル10を成形できる。
【0062】
また、縦ピン64の先端部にフィルタ形成型部70を設けたことだけが従来のノズル成形用金型装置と異なる。このため、縦ピン64以外のノズル成形用金型装置50の構成部品(金型本体54や横ピン72等)を従来のノズル成形用金型装置と共用することができる。
【0063】
さらにここで、縦ピン64の周面に当接配置する横ピン72を金型本体54に対し進退可能としたため、縦ピン64を共通としたままで、横ピン72の数を異ならせることが可能となると共に、縦水道24と横水道32との連通部位42にフィルタ部26を形成することが可能となる。これにより、縦ピン64を共通としたままで噴射口40の数が異なる、言い換えれば1つの縦ピン64に連通する複数の横水道32を有するフィルタ部26付きウインドウ・ウォッシャノズル10を成形可能となる。
【0064】
次に、本実施の形態の実験例を示す。
【0065】
(第1実験例)
比較例のウインドウ・ウォッシャノズル(フィルタ部26がないことだけが本実施の形態のウインドウ・ウォッシャノズル10と異なるもの)と本実施の形態のウインドウ・ウォッシャノズル10に洗浄液を118kpaの流圧で10秒間送流した場合の洗浄液の流量を測定した。
【0066】
また、比較例のウインドウ・ウォッシャノズルにおける縦水道の直径及び本実施の形態のウインドウ・ウォッシャノズル10における縦水道24の直径は何れも3mmとされている。
【0067】
横水道の出口にノズルジェットを取り付けない場合の洗浄液の流量は、従来のウインドウ・ウォッシャノズルでは236ccとなり、対向壁28と横水道32入口32Aとの間隙44寸法Lが0.46mmとされたウインドウ・ウォッシャノズル10では212ccとなり、前記間隙44寸法Lが0.3mmとされたウインドウ・ウォッシャノズル10では191ccとなり、前記間隙44寸法Lが0.2mmとされたウインドウ・ウォッシャノズル10では洗浄液の流量が164ccとなった。
【0068】
一方、横水道の出口にノズルジェットを取り付けた場合の洗浄液の流量は、従来のウインドウ・ウォッシャノズルでは112ccとなり、対向壁28と横水道32入口32Aとの間隙44寸法Lが0.46mmとされたウインドウ・ウォッシャノズル10では109ccとなり、前記間隙44寸法Lが0.3mmとされたウインドウ・ウォッシャノズル10では104ccとなり、前記間隙44寸法Lが0.2mmとされたウインドウ・ウォッシャノズル10では100ccとなった。
【0069】
ここで、ノズルジェット38の横水道32への侵入を防止するために、横水道32の径は保持孔36の径(ノズルジェット38の径)より小さくする必要がある。しかし、縦水道24の径はノズルジェット38の径に制限されることなく大きくすることができるため、縦水道24にフィルタ部26を設けることによって上記測定結果の如く洗浄液の流量を充分に確保することができる。
【0070】
(第2実験例)
本実施の形態のウインドウ・ウォッシャノズル10の洗浄液噴射性能を、洗浄液に異物を混入する前と上記第1実験例と同様に洗浄液に異物を混入した後とで比較する実験を行った。洗浄液には、異物として粉砕樹脂や石を幅が0.5mmで長さが1mmのものから幅が1mmで長さが1.5mmのものまでの範囲内で全部で5個混入させた。
【0071】
ウインドウ・ウォッシャノズル10による洗浄液の噴射状態(拡散大きさ)及びウインドウ・ウォッシャノズル10により噴射された洗浄液の到達位置は、洗浄液に異物を混入する前と洗浄液に異物を混入した後とで変化がない。
【0072】
また、ウインドウ・ウォッシャノズル10における洗浄液の流量は、洗浄液に異物を混入する前が109ccである一方、洗浄液に異物を混入した後が102ccとなり、殆ど変化がない。
【0073】
(変形例)
次に、本実施の形態の変形例を説明する。
【0074】
図8には、本実施の形態の変形例に係るウインドウ・ウォッシャノズル(図示省略)を成形するノズル成形用金型装置90の主要部が斜視図にて示されている。
【0075】
本変形例に係るノズル成形用金型装置90は、上記実施の形態に係るノズル成形用金型装置50とほぼ同様の構成であるが以下の点で異なる。
【0076】
縦ピン64の先端部には、上記実施の形態と同様のフィルタ形成型部70が複数(本変形例では2つ)形成されている。また、複数のフィルタ形成型部70に対応して、金型本体54内には上記実施の形態と同様の横ピン72が複数(本変形例では2つ)配置されており、各横ピン72の先端は縦ピン64の各フィルタ形成型部70に嵌合(当接)している。さらに、各横ピン72の基端に設けられたスライド棒78は、それぞれ頭部形成型部58に挿通されている。
【0077】
このため、本変形例に係るウインドウ・ウォッシャノズル(図示省略)も、上記実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル10とほぼ同様の構成であるが以下の点で異なる。
【0078】
縦水道24の上部には、上記実施の形態と同様のフィルタ部26が一体に複数(本変形例では2つ)形成されている。さらに、複数のフィルタ部26に対応して頭部22に上記実施の形態と同様の横水道32が複数(本変形例では2つ)形成された構成である。
【0079】
ここで、本変形例に係るウインドウ・ウォッシャノズル及びノズル成形用金型装置90でも、上記実施の形態と同様の効果を得ることかできる。
【0080】
さらに、縦ピン64の周面に複数の横ピン72を当接配置したため、複数の横水道32を形成できると共に、縦水道24と各横水道32との連通部位42にフィルタ部26を形成することができる。これにより、1つの縦ピン64のみで、複数の噴射口40が取り付けられるフィルタ部26付きウインドウ・ウォッシャノズルを成形可能となる。
【0081】
なお、本変形例では、全ての横水道32にそれぞれフィルタ部26を付けた構成としたが、必ずしも全ての横水道32にフィルタ部26を付けた構成とする必要はない。すなわち、例えば、1つのフィルタ形成型部70に対向して縦ピン64の周面に所定数の横ピン72を当接配置することで1つのフィルタ部26で複数の横水道32のフィルタ機能を共有させる、または、フィルタ部26を有して既に配置された横ピン72の周面に他の横ピン72の先端を嵌合配置させることで横ピン72を追加した構成としてもよく、これによっても、1つの縦ピン64のみで、複数の噴射口40が取り付けられるフィルタ部26付きウインドウ・ウォッシャノズルを成形可能となる。
【0082】
また、上記第1の実施の形態及び変形例では、フィルタ部26の対向壁28を半円柱状として内周角を180°とした構成としたが、フィルタ部の対向壁の内周角は対向壁がフィルタ機能を果たせる限り何度であってもよく、例えば対向壁を円柱状とした構成としてもよい。
【0083】
[第2の実施の形態]
図9には、本発明の第2の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル100が破断した斜視図にて示されており、図10には、ウインドウ・ウォッシャノズル100を成形するノズル成形用金型装置102の主要部が斜視図にて示されている。
【0084】
本実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル100は、上記第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル10とほぼ同様の構成であるが以下の点で異なる。
【0085】
縦水道24の上壁面部(縦ピン64の突端面にフィルタ形成型部70を有しない)には対向壁28及び接続壁30が設けられておらず、縦水道24と横水道32との連通部分(境界部分)に略円盤状のフィルタ部104が一体に形成されている。フィルタ部104には、長方形状のフィルタ孔106が所定数形成されており、各フィルタ孔106は縦方向を長手方向としている。各フィルタ孔106の間隙(幅)は、全ての部位において噴射口40の口径Wより小さくされている。
【0086】
一方、ノズル成形用金型装置102も、上記第1の実施の形態に係るノズル成形用金型装置50とほぼ同様の構成であるが以下の点で異なる。
【0087】
縦ピン64の先端部には第1の実施の形態のフィルタ形成型部70が形成されておらず、縦ピン64の先端部周面に平面状の平面部108が形成されている。また、横ピン72の先端にはフィルタ形成型部110が形成されており、フィルタ形成型部110は縦方向に長い四角柱状のフィルタ形成柱112を所定数有している。フィルタ形成型部110は縦ピン64の平面部108に嵌合(当接)しており、これにより、フィルタ形成型部110の所定数のフィルタ形成柱112が所定数のフィルタ孔106を形成してフィルタ部104を形成する。
【0088】
ここで、本実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル100及びノズル成形用金型装置102でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることかできる。
【0089】
なお、本実施の形態では、1つの横ピン72により1つの横水道32を形成した構成としたが、複数の横ピン72により複数の横水道32を形成した構成としてもよい。この場合、縦ピン64の先端部周面に平面部108を複数形成して各横ピン72のフィルタ形成型部110を各平面部108に嵌合(当接)させるか、あるいは、縦ピン64の先端部周面の1つの平面部108に横ピン72のフィルタ形成型部110を嵌合(当接)させると共に既に配置された横ピン72の周面に他の横ピン72(必ずしもフィルタ形成型部110が設けられている必要はない)の先端を嵌合配置させることで横ピン72を追加すればよい。これにより、上記第1の実施の形態の変形例と同様の効果を得ることができる。
【0090】
また、本実施の形態では、フィルタ部104のフィルタ孔106を縦方向に長い形状とした構成としたが、フィルタ部のフィルタ孔の長手方向は何れの方向としてもよく、このようなフィルタ部の構成変更は、フィルタ形成型部のフィルタ形成柱の長手方向を変更することで実現できる。
【0091】
さらに、本実施の形態では、フィルタ部104のフィルタ孔106を長方形状とした構成としたが、これに限らず、フィルタ部のフィルタ孔は何れの形状(例えば円状や多角形状)であってもよく、この構成は、フィルタ形成型部の各フィルタ形成柱の形状を変更することで実現できる。
【0092】
[第3の実施の形態]
図11には、本発明の第3の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル150が破断した斜視図にて示されており、図12には、ウインドウ・ウォッシャノズル150を成形するノズル成形用金型装置152の主要部が斜視図にて示されている。
【0093】
本実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル150は、上記第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル10とほぼ同様の構成であるが以下の点で異なる。
【0094】
縦水道24の上部には、対向壁28及び接続壁30が設けられておらず、縦水道24と横水道32との連通部分(境界部分)に略円盤状のフィルタ部154が一体に形成されている。フィルタ部154には、四角形状のフィルタ孔156が所定数形成されており、各フィルタ孔156の間隙(径)は、全ての部位において噴射口40の口径Wより小さくされている。また、横水道32は、略四角柱状とされて、縦水道24の上面に連通されている。
【0095】
一方、ノズル成形用金型装置152も、上記第1の実施の形態に係るノズル成形用金型装置50とほぼ同様の構成であるが以下の点で異なる。
【0096】
縦ピン64の先端部には第1の実施の形態のフィルタ形成型部70が形成されておらず、縦ピン64の先端面(上面)にフィルタ形成型部158が形成されている。フィルタ形成型部158は四角柱状のフィルタ形成柱160を所定数有している。また、横水道32を形成する横ピン72の先端側は略四角柱状とされており、横ピン72の先端下面は水平に切り欠かれて水平面162が形成されている。フィルタ形成型部158は横ピン72の水平面162に嵌合(当接)しており、これにより、フィルタ形成型部158の所定数のフィルタ形成柱160が所定数のフィルタ孔156を形成してフィルタ部154を形成する。
【0097】
ここで、本実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル150及びノズル成形用金型装置152でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることかできる。
【0098】
なお、本実施の形態では、1つの横ピン72により1つの横水道32を形成した構成としたが、複数の横ピン72により複数の横水道32を形成した構成としてもよい。この場合、1つの横ピン72のみに水平面162を形成して水平面162をフィルタ形成型部158に嵌合配置しかつ既に配置されたその横ピン72の周面に他の横ピン72の先端を嵌合配置させればよい。これにより、上記第1の実施の形態の変形例と同様の効果を得ることができる。
【0099】
さらに、本実施の形態では、フィルタ部154のフィルタ孔156を四角形状とした構成としたが、これに限らず、フィルタ部のフィルタ孔は何れの形状(例えば円状や多角形状)であってもよく、この構成は、フィルタ形成型部の各フィルタ形成柱の形状を変更することで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズルの主要部を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズルの主要部を示す横断面図(図1の2−2線断面図)である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズルを示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル及び接続管を示す正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズル、チェックバルブ及び接続管等を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るノズル成形用金型装置の主要部を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るノズル成形用金型装置の縦ピン及び横ピンを示す斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の変形例に係るノズル成形用金型装置の縦ピン及び横ピンを示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズルを示す破断した斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るノズル成形用金型装置の縦ピン及び横ピンを示す斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るウインドウ・ウォッシャノズルを示す破断した斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るノズル成形用金型装置の縦ピン及び横ピンを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ウインドウ・ウォッシャノズル
24 縦水道
26 フィルタ部
28 対向壁
30 接続壁
32 横水道
32A 入口
40 噴射口
42 連通部位
44 間隙
50 ノズル成形用金型装置
52 金型
54 金型本体
64 縦ピン
70 フィルタ形成型部
72 横ピン
90 ノズル成形用金型装置
100 ウインドウ・ウォッシャノズル
102 ノズル成形用金型装置
104 フィルタ部
110 フィルタ形成型部
150 ウインドウ・ウォッシャノズル
152 ノズル成形用金型装置
154 フィルタ部
158 フィルタ形成型部
W 口径

Claims (7)

  1. 縦方向に略平行に設けられた縦水道と、前記縦水道に連通されると共に横方向に略平行に設けられた横水道と、前記横水道の出口に設けられた噴射口と、を備え、前記縦水道に供給された洗浄液を前記横水道を介して前記噴射口からウインドウガラスへ噴射することで前記ウインドウガラスを洗浄するウインドウ・ウォッシャノズルにおいて、
    前記縦水道と前記横水道との連通部位に設けられ、前記噴射口の口径より小さな寸法の間隙を有するフィルタ部を備えた、
    ことを特徴とするウインドウ・ウォッシャノズル。
  2. 送流方向が縦方向から横方向へ転換される部位で洗浄液が前記フィルタ部を通過する、ことを特徴とする請求項1記載のウインドウ・ウォッシャノズル。
  3. 前記フィルタ部は前記横水道の入口に対し所定の間隙を有して対向状態で設けられた対向壁を有し、前記間隙は、前記噴射口の口径よりも小さな寸法に設定されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のウインドウ・ウォッシャノズル。
  4. 前記対向壁の前記横水道入口との対向面以外の部位と前記縦水道の内周面とを接続する接続壁を備えた、ことを特徴とする請求項3記載のウインドウ・ウォッシャノズル。
  5. 縦方向に略平行に形成された縦水道と、前記縦水道に連通されると共に横方向に略平行に形成された横水道と、前記横水道の出口に取り付けられる噴射口と、前記縦水道と前記横水道との連通部位に一体に形成され前記噴射口の口径より小さな寸法の間隙を有するフィルタ部と、を備え、前記縦水道に供給されて前記フィルタ部を通過した液体を前記横水道を介して前記噴射口から噴射するノズルを金型に樹脂を射出して前記縦水道、横水道及びフィルタ部を形成しつつ成形するノズル成形用金型装置において、
    前記金型は、
    前記ノズルの外形を形成する金型本体と、
    前記金型本体内に配置され、前記縦水道を形成する縦ピンと、
    前記金型本体内に配置され、前記横水道を形成する横ピンと、
    前記縦ピン及び横ピンの何れか一方または両方の先端部に設けられると共に、前記縦ピン及び横ピンが互いに当接配置されてその当接部位に前記フィルタ部を形成するフィルタ形成型部と、
    を備えたことを特徴とするノズル成形用金型装置。
  6. 前記縦ピンの周面に複数の前記横ピンを当接配置した、ことを特徴とする請求項5記載のノズル成形用金型装置。
  7. 前記横ピンを前記縦ピンの周面に当接配置すると共に前記金型本体に対し進退可能とした、ことを特徴とする請求項5または請求項6記載のノズル成形用金型装置。
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