JP2003526755A - 液冷ピストン - Google Patents
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02F3/16—Pistons having cooling means
- F02F3/20—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston
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Abstract
Description
レスにさらされる。このため、特にディーゼルエンジンおよび過給機関において
は、ピストンのキャビティ内に冷却剤を導入することによってピストンを確実に
冷却することが勧められる。
ら知られている。このピストンは環状のダクトを有しており、それに、クランク
スペースへと伸びる開口孔が隣接しており、それを通して冷却オイルを流入させ
ることができる。オイルは、(上から見たときに)ピストンのほぼ中央部に位置
するアウトレット孔を通って、この公知のピストンから流出する。流れ出る冷却
剤を流入の完全に反対の位置に位置させることも可能である。この公知のピスト
ンにおいては、環状ダクト全体がピストンのある特定の高さに位置している。こ
れによって、燃焼チャンバの下の領域だけでなくファイヤランド(fire land)
領域、すなわちピストンリングの後ろの領域の有用な冷却が得られる。しかしな
がら、ピストン−ピン孔は、特に高速ディーゼルエンジンおよびこれらを囲む領
域においては多大なストレスにさらされるが、実質的には冷却されない。
ある。これにおいて、ピストンリングの後ろの領域の冷却は、実質的にピストン
の軸の方向に伸びている孔によって達成される。
状に配置されており、燃焼チャンバ領域だけでなく、特にリングの後ろの領域を
冷却するように構成されている。ピストン−ピンボス領域の満足のいく冷却は、
完成したピストンから多大な労力によって取り除くことができるのみである複雑
なキャスティングコアを設けることによってのみ確実とすることができる。
単に構成されている。しかしながら、ピストン−ピンボス領域から、適切な冷却
がピストン−ピンボス領域では達成され得ないほど離れて配置される。
しており、底部が円周方向にずれているトラフを有しているピストンが、DE
198 10 937 C1から知られている。これは、先に公開されていなか
った。これによって、冷却ダクトを通じてのオイルの効率的な搬送が達成される
と思われる。
のピストンがDE−PS 17 51 342から知られている。これにおいて
は、傾いているピストンにおいても冷却ダクトの信頼性のあるデリバリーおよび
流れを達成するように、互いに対してずれている段差が冷却ダクトの内壁上に配
置されている。しかしながら、冷却ダクトは、このケースにおいてもピストン−
ピンボス領域から遠く離れすぎており、近代の高速ディーゼルエンジンでのこの
ゾーンにおける十分な冷却を確実にすることができない。さらに、この冷却ダク
トの複雑な内部設計が複雑なキャスティングコアを必要とする。
ク領域も効果的に冷却する液冷ピストンであって、ピストン上に要求される強度
の要求を満たし続けるピストンを生成することである。
きに、環状の形状を有し、あるいは、ピストンの軸方向において波打つように設
計されたいくつかの環状のセグメントからなる。ここで、冷却ダクトは、冷却ダ
クトの全長にわたって基本的に同じままであり、例えば、DE−PS 17 5
1 342によるピストンとは対照的に、冷却ダクト設計の不必要な複雑さは必
要なくなる。
波打つように伸びており、ピストンリングの後ろの領域から、公知のピストンの
場合におけるより、ある部分においてピストン−ピンボスにより近く伸びる。こ
のようにして、これらの両方の領域の信頼することのできる冷却が達成され得る
。さらに、波打つような設計は、冷却ダクトがトータルでより長くなり、したが
って従来の冷却ダクトとは対照的に、より大きな冷却面積を有し、冷却性能を増
加させることができるというさらなる利点を与える。また、冷却ダクトの波打つ
ような形状によって、冷却ダクトおよび環状サポートの間のより小さい距離が可
能となる。これは、波の谷間のそれぞれにおける環状のサポートの後ろに十分な
材料が残っており、したがって強度への要求は全体として満たされるからである
。
ダクトとは対照的に、冷却オイルがまっすぐに流れず、より長いドウェル時間冷
却ダクト内にとどまり、したがってより多くの熱を吸収することができることを
確実にする。最後に、従来の冷却ダクトとは対照的に、冷却ダクトを囲む領域の
冷却は、一方の側でのみ起こるのではない。ある程度、冷却ダクトがそれを取り
囲む領域を冷却するだけでなく、波の谷間に関して、冷却は波の谷間からだけで
なく、その波の谷間の方向における両側の波の山からも起こる。このモードのア
クションも冷却性能を向上させる。
5倍大きいという冷却ダクトの一つの設計が特に有利であることがわかった。言
い換えると、波の谷間の最低点と波の山の最高点との間の軸ピストンの方向に伸
びる計測された距離が、波の谷間における冷却ダクトの最高点と波の谷間の最低
点との間の距離の少なくとも1.5倍であり、これは冷却ダクトの断面に相当す
る。
〜10mmまで、好ましくは0〜5mmまで、特に0〜2mmまで減らすことが
可能である。冷却を向上させるために、冷却ダクトは、これによって、環状サポ
ートに特に近づいたり、環状サポートの内側表面が冷却ダクトに断続的に接触す
るように環状サポートに接触さえする。適切な安定性を与えるのに十分な壁の厚
さは、ここでは、波の谷間における波状の前進のせいで残っている。
分において、奇数個の完全な波を有する。言い換えると、奇数個の波の山は、波
の山がピストン−ピン孔の上方に位置するように冷却ダクトを通して仮想的な断
面図で見ることができる。奇数個があれば、波の谷間は、ある状況では波の谷間
とピストン−ピン孔との間に不十分な材料厚があるように、ここに配置される。
ピストンにおけるこのような望ましくない弱さは、波の山がピストン−ピン孔の
上方に位置するように波の数が奇数であれば確実に避けることができる。これは
、形状の観点から、ピストン−ピン孔の上半分の構成に特によく適合する。
円形の設計が特に有利であることがわかっている。言い換えると、断面図におい
て、長円形状の冷却ダクトの上側の部分は、下側の部分よりもピストンの外壁に
近づいている。
ストンによれば、環状の形状を有する、あるいはいくつかの環状のセグメントか
らなる冷却ダクトを有しており、前記ダクトはその伸びに沿って実質的に一定の
断面を有しており、
打つように伸びていることを特徴とする、液冷ピストンを用いることを特徴とす
る。
記冷却ダクトの寸法の1.5倍より大きいことを特徴としてもよい。
れており、好ましくは0〜5mmであり、特に0〜2mmであることが好ましい
。
一方の半分には奇数個の完全な波があってもよい。
って傾いていてもよい。
ける側面図で示されている。図示されているピストン10は、その上側のセクシ
ョンにおいて環状サポート14を有している。環状サポート14領域およびピス
トン−ピンボス12を取り囲む領域の冷却は特に信頼性を有していなければなら
ない。実質的に環状(上から見たときに)の冷却ダクト16は、ピストンの円周
に平行に走っているが、この目的のために設けられている。
きる冷却を組み合わせるために、本発明による冷却ダクト16は、これらの領域
の間を伸びるように波打つようにピストン軸18に向けて走っている。図示され
ている実施形態では、波の山20がピストン−ピンボス12の上方に特に有利に
配置されており、さらなる波の山と一緒に、環状サポート14領域の信頼性のあ
る冷却を確実にする。波の山20と環状サポート14との間の壁の厚さは比較的
薄いが、環状サポート14の後ろの壁の厚さは波の谷間22領域におけるほど劇
的に減少しないので、強度は全体に維持されている。
トン−ピンボス12に特に近づいて、ピストン−ピンボスを取り囲む領域も適切
に冷却され得るように走っている。図1に示されている好ましい手段によれば冷
却ダクトの一方の半分において奇数個の完全な波の山があるが、これのおかげで
、図1に示されている例からわかるように、波の山はピストン−ピンボス12の
上方に位置することができ、その結果この領域においてもまだ十分な壁の厚みが
ある。
ながら、この実施形態においては、波打ち状の冷却ダクト16の実用的な設計の
おかげで、ピストン−ピン孔12の上方の領域において十分な材料の厚さが得ら
れる。波の山領域において比較的冷却ダクト16が近づいている環状サポート1
4は、図2の左側の部分で詳しく見ることができる。図2の部分からも見ること
ができるように、与えられた例における冷却ダクト16は、軸ピストン18の方
向に伸び、外側にわずかに傾いている長円形の形状に設計されている。また、図
2は、波の谷間22の最低点から波の山20の最高点までの距離が、図2の側面
図からわかるように冷却ダクトの断面のほぼ2倍であることを示している。
10のキャスティングに導入されるキャスティングコアは、ある程度、図3に示
されている設計にほぼ相当する。図示から、この示されている例における冷却ダ
クト16は互いに全く反対に置かれている2つのインレット/アウトレット領域
26を有しており、断面は冷却ダクト16の断面積のサイズのほぼ2倍であるこ
とがわかる。それぞれのインレット/アウトレット領域26から始まって、冷却
ダクト16は全体として、頂部から見たときにそれぞれが大まかには半円形状で
ある2つのセグメントによって構成されている。冷却ダクト16の実質的に環状
の設計は、これによって、インレット/アウトレット領域26と一緒に見ること
ができる。それぞれのインレット/アウトレット領域26から始まって、冷却ダ
クトはまずピストンヘッドの方向において第1の波の山20aに伸びている。冷
却ダクトが波の山20eを介して反対のインレット/アウトレット領域26に向
けて開く前に、波の谷間22aおよび3つの完全な波の山20b、20cおよび
20dがこの第1の波の山20aに続く。環状の冷却ダクト16の他の半分は同
様に設計される。
奇数個の、この場合では5つの完全な波は、図示においては20cで示されてい
る波の山となり、これがピストン−ピン孔の上方に位置する。これによって、既
に述べたように、壁の必要な厚さが確保され、それによりピストン−ピン孔を取
り囲む領域の信頼できる冷却が、特に隣りの波の谷間22bおよび22cによっ
て達成される。
ングサポートも信頼性高く冷却されるように、特にリングサポートに近づいて走
っている。さらに、冷却性能が増えるように、常に同じレベルのままである冷却
ダクトの形状と比べて、冷却オイルのドウェル時間の長さだけでなく冷却ダクト
のより大きな内面積が生じる。図3からもわかるように、冷却ダクト16の内部
の設計は全体として「冠状の」構成となる。
実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に種々の変更を加えて、
特許請求の範囲に記載の発明を実施することができる。そのような発明が本出願
に係る発明の技術的範囲に属することもまた、特許請求の範囲の記載から明らか
である。
サポート、16 冷却ダクト、18 ピストン軸、22 谷間。
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関用の液冷ピストン(10)であって、環状の形状
を有する、あるいはいくつかの環状のセグメントからなる冷却ダクト(16)を
有しており、前記ダクトはその伸びに沿って実質的に一定の断面を有しており、 前記ダクト(16)は、軸ピストン(18)の方向における少なくともあるセ
クションにいて波打つように伸びていることを特徴とする、液冷ピストン。 - 【請求項2】 波の谷間(22)と波の山との間の距離は平均で前記軸ピス
トン(18)の方向に伸びている前記冷却ダクトの寸法の1.5倍より大きいこ
とを特徴とする、請求項1に記載のピストン。 - 【請求項3】 前記冷却ダクト(16)と環状サポート(14)との間の壁
の厚さは、0〜10mmまで減らされており、好ましくは0〜5mmであり、特
に0〜2mmであることを特徴とする、請求項1または2に記載のピストン。 - 【請求項4】 波の山(20c)がピストン−ピン孔(12)の上方に設け
られるように前記冷却ダクト(16)の一方の半分には奇数個の完全な波がある
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載のピストン。 - 【請求項5】 前記冷却ダクト(16)の断面は基本的に長円形であり、好
ましくは外に向かって傾いていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか
1つに記載のピストン。
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