JP2003526057A - ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体 - Google Patents

ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体

Info

Publication number
JP2003526057A
JP2003526057A JP2001565549A JP2001565549A JP2003526057A JP 2003526057 A JP2003526057 A JP 2003526057A JP 2001565549 A JP2001565549 A JP 2001565549A JP 2001565549 A JP2001565549 A JP 2001565549A JP 2003526057 A JP2003526057 A JP 2003526057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
threaded
assembly
fixture
washer according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001565549A
Other languages
English (en)
Inventor
スモラレク・ハンナ・マリア
Original Assignee
スモラレク・ハンナ・マリア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スモラレク・ハンナ・マリア filed Critical スモラレク・ハンナ・マリア
Publication of JP2003526057A publication Critical patent/JP2003526057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/24Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by means of washers, spring washers, or resilient plates that lock against the object
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/28Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by special members on, or shape of, the nut or bolt
    • F16B39/282Locking by means of special shape of work-engaging surfaces, e.g. notched or toothed nuts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ付固定具組立体の緩みを防止する。正確な締め付けを達成する。温度差やクリープによる緩みを防止する。トルクを小さくして手動操作を可能にしねじの破損を防止する。 【解決手段】 ワッシャ390とワッシャを備えたねじ付固定具組立体100を提供する。ワッシャ390は中央軸線を有する本体から成り、2つの対向側面391,392、外周側面393、2つの対向側面間を延伸する中央穴394を形成する内周表面を有する。本体はねじ付固定具組立体の要素又は工作物と摩擦係合する係合表面396を備える。傾斜構造340が内周表面と1つの対向側面392間を角度を付けて延伸し、ねじ付固定具組立体の他の構成要素と相互作用し、両者間に機械的連結を供給してねじ付固定具組立体のねじを緩めようとするのに抵抗する。係合表面396は他の対向面391と協働し、中央軸線の回りを円周方向に延伸する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作物をその位置に固定するためのねじ付固定具組立体のためのワ
ッシャに関する。また本発明はねじ付固定具組立体、特に意図しないうちにトル
クがオフされてしまうのを阻止するためのねじ付固定具組立体に関する。ここで
使用する「トルクがオフされる」とは、ねじ付固定具組立体に作用するトルクが
解除されたり、組立体のねじが緩められてしまうことを言う。本発明はまた、適
度に固定具にプレロード(予荷重)を負荷することや、このプレロードを維持す
る能力についても言及する。
【0002】 周知のねじ付固定具の失敗(緩み・破損)には4つの主要なファクターが劇的
に関与している。すなわち、不充分なプレロード、ねじ付固定具によって確立さ
れたジョイント部の全ての要素のクリープ、環境的な原因によって引き起こされ
るオフトルク、及び温度上昇と温度差である。
【0003】 これらの欠点を除去するために多くの設計が提案されてきたが、ねじ付ジョイ
ントの失敗は頑固に継続し、ほぼ全ての工業において、寿命の損失、装置の破損
、さらに製品の損失や生産の遅延及び環境災害などを含む他の特性にも損失を与
えてきた。
【0004】 オフトルクによって引き起こされる振動や衝撃を緩和するために、くさび形の
固定具が各種の形態で提案されてきた。代表的には、かかるくさび形固定具は、
ワッシャを用いて工作物の表面と摩擦が増大するようにして係合(engage)させ
ている。しかしながら、ワッシャの形状がそれと係合する工作物の表面を破損さ
せることがあり、さらにクリープを増大させたり、正確な予荷重を妨げたりする
ことがあった。米国特許第4793752号では、摩擦表面なしで作動する設計
が提案されている。しかしながら、これは動作のために拡大されたフランジを必
要とする。米国特許第4034788号には予荷重を容易にするためにラチェッ
ト歯を用いる設計が開示されている。しかしながら、これは自分自身が工作物内
へと進入するロック用の歯を使用する必要がある。
【0005】 米国特許第3241589号、3926237号、4283091号に開示さ
れた固定具では、セルフセンターリング(自動調心)の特徴が提案されている。
これら提案された固定具における荷重付与は、工作物に進入した歯を用いること
やワッシャとねじ付固定具との間が線接触であることなどから、きわめて不確か
なものである。
【0006】 ある種のアプリケーションにおいては、ジョイント内で所望の保持力が発揮さ
れることを確実にするため、固定具に特定のトルクで荷重を付与することが重要
となる。所定のトルクを達成するように固定具に正確に荷重を付与することは実
現が難しい。現在の実務で最も一般的な方法は、トルクレンチを用いる方法であ
り、25%の正確さといわれる。15%の正確さといわれる角度制御式の締め付
けでは、好適に締め付けるには優れた技能工を必要とする。かかる例は米国特許
第5165831号に開示されている。この方法はトルクレンチの欠点のいくつ
かを有しており、締め付けの最初の段階で空回り(snug)トルクをかける必要が
ある。米国特許第3851386号には「ねじのターン」方法が開示されており
、第1段階で指で締め付けて所定の位置「外見及び感触から正しい位置」に整合
させるが、正確ではない。米国特許第5411008号には、固定具にスケール
(目盛り)を備えて高い満足度で解決する方法が開示されているが、それを用い
ることができるアプリケーションに限定される。
【0007】 固定具が円周上に列状配置されているときは、正確な荷重付与が特に重要であ
る。ホイールを固定するときは、「4分の1ターン」方法が一般的に用いられ、
これは十字形に連続する工程を適用しながら一時に4分の1ずつ回転させていく
方法である。フランジについては、「4ポイントスター」形の複数パスの方法が
しばしば用いられる。さらに正確な荷重付与は、米国特許第5278775号に
開示されている方法によって達成することができる。
【0008】 モータ補助式のアプリケーションでは、パワーツールのスピンドル上に搭載さ
れたフランジナットが、高いトルクを受けたときに、そのねじのプロフィルが永
久変形してしまうという欠点がある。この結果は、カッティングディスクやグラ
インディングディスクのような大きな径の工具において特に厳しいものとなる。
この問題を修正するための手動操作ナットが、最近市場に登場した。米国特許第
5899648号に例示されるように、様々な設計が提案されたが、要素に番号
を付けると20を超過するのが常で、製造の複雑性からかかる手動操作ナットは
単独で販売するには経済性がなく、それらは常にパワーツールの部品として販売
されている。
【0009】 最近になり、円錐形のスプリングワッシャを固定具組立体に追加すると、クリ
ープを効果的に抑制できることが判明した。多くの設計が提案され、いくつかは
米国特許第5547326号、5597279号に見ることができる。しかしな
がら、これらの提案には、ある量のクリープが工作物から中央部分を引き上げた
後に、いかにしてワッシャがオフトルクを防止するかについての考慮がなされて
いない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来技術に対抗し、その問題点及びそれから派生す
る欠点を解決することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ねじ付固定具組立体のためのワッシャであり、当該ねじ付固定具組
立体はその1つの要素が摩擦係合させられる係合領域を有しているねじ付固定具
組立体のためのワッシャを提供する。このワッシャは中央軸線を有する本体部を
包含し、その本体部は2つの対向側面と、外周面と、前記2つの対向側面間を延
伸する中央穴を形成する内周面と、傾斜(ramp)構造とを有し、この傾斜構造は
前記ねじ付固定具組立体のさらなる要素と協働してそれら両者の間に当該ねじ付
固定具組立体のねじが緩められるのに抵抗するための機械的連結を提供しており
、前記係合領域と前記傾斜構造との相対的位置は使用時に前記係合領域を通じて
伝達されるトルクが前記傾斜構造を通じて作用するトルクよりも大きくなるよう
に設定されている。
【0012】 このワッシャを形成するには、傾斜構造を通じて伝達される固定具の力の合成
ベクトルが、係合領域を通じて作用する摩擦力の合成ベクトルよりも、中央軸線
により接近して配置されることが有利である。
【0013】 代表的には、これは傾斜構造を係合領域よりも中央軸線に対してより接近して
配置することで達成される。傾斜構造と係合領域は、相互から半径方向に間隔を
あけて配置したり、両者の間にオーバーラップ領域を設けることができる。 傾斜構造は、くさび状の傾斜あるいはラチェット歯を有する傾斜プロフィルと
して形成することができる。
【0014】 傾斜構造は複数の傾斜セクションで構成し、各セクションがスロープ状傾斜面
と衝合面とを有することができる。また、各スロープ面は前記中央軸線を横断す
る面に対して傾斜し、これにより自動調心作用を有することが望ましい。
【0015】 代表的には、ワッシャの本体上の傾斜構造は、使用中に、ねじ付固定具組立体
内の別の要素上のさらなる傾斜構造と相互作用することになる。ワッシャの本体
上の傾斜構造は以下において「ベース傾斜構造」として参照し、さらなる傾斜構
造は以下において「噛み合い傾斜構造」として参照する。
【0016】 ベース傾斜構造と噛み合い傾斜構造とは、ねじ付固定具組立体のねじが緩むの
に抵抗するように、それぞれ相互作用するのに適した傾斜プロフィルを有するこ
とができる。相互作用する傾斜プロフィルは、同一のあるいは類似した噛み合い
形状に作ることができる。
【0017】 使用中にベース傾斜構造が相互作用するねじ付固定具組立体のさらなる要素は
、噛み合い傾斜構造を有するねじ付固定具、例えばボルト、小ねじ、ナットなど
の頭部から成るか、あるいは本発明に基づいて作られたさらなるワッシャから構
成される。
【0018】 ワッシャは、対向側面の1つ上の係合面、あるいはその面の外側端縁で、固定
具組立体の係合領域内で作動するように作られた面を包含することができる。代
表的な位置では、ワッシャは工作物に対抗(当接)して配置され、この場合は係
合面が工作物と摩擦係合する。
【0019】 ワッシャは平面(平坦)ワッシャあるいは切頭円錐形スプリングワッシャとす
ることができる。平面ワッシャの場合は、対向側面の1つに中央穴を包囲する中
央凹所を設けて、環状係合面を形成させることができる。スプリングワッシャの
場合は、係合面はスプリングワッシャの外側端縁から成ることが望ましい。
【0020】 ワッシャは工具を用いて係合させるように構成することができる。その代わり
に、ワッシャはその手動操作を容易にするためのグリップ手段を備えることがで
きる。
【0021】 ワッシャは、ねじ付固定具組立体の別の要素と共に、ワッシャが組立体上にか
ぶさる量を視覚的に表示するための手段を備えることができる。かかる手段は、
スケール(目盛り)と協働して動作するポインターのようなインジケータで構成
することができる。
【0022】 代表的なアプリケーションでは、インジケータはねじ付固定具上に設けられる
。スケールは、例えば、工作物上あるいは要素(例えばワッシャ)上で、工作物
とねじ付固定具との間に位置決めされる。スケールは永久的にその位置に固定し
てもよいし、必要に応じて一時的に取り付けてもよい。
【0023】 ワッシャは、ねじ付固定具組立体内に用いられる単独ワッシャでもよいし、組
立体内に用いられる2つ又はそれ以上のワッシャでもよい。組立体内に複数のワ
ッシャがある場合は、ワッシャに2つの傾斜構造を設けて、各傾斜構造が対向側
面と協働し、組立体の他の部品のさらなる傾斜構造と相互作用するように位置決
めすることができる。固定具組立体内のかかる傾斜構造の位置は、使用中に、係
合領域を通じて伝達される荷重トルクが傾斜構造を通じて作用する荷重トルクよ
りも大きくなるようにする。
【0024】 かかる配置により、1つのワッシャの傾斜構造が他のワッシャの傾斜構造と相
互作用し、2つのワッシャの間での相互回転にくさび作用、ラチェット作用、抵
抗作用を及ぼし、2つのワッシャが取り付けられているねじ付固定具組立体を緩
めようとする方向に対抗することになる。組立体の中間に介在するワッシャは、
常にとは限らないが、係合面を有することができる。
【0025】 ねじ付固定具組立体内に2つ又はそれ以上のスプリングワッシャが用いられる
場合は、ワッシャは直列関係、並列関係あるいは複数の直列と並列が組み合わさ
れた関係に配置することができる。
【0026】 本発明はまた、上述したような本発明で構成されたワッシャを備えたねじ付固
定具組立体をも提供する。
【0027】 本発明はまた、ねじ付固定具組立体のためのワッシャであって、中央軸線を有
する本体部を包含し、その本体部は2つの対向側面と、外周面と、前記2つの対
向側面間を延伸する中央穴を形成する内周面と、工作物上でねじ付固定具組立体
の1つの要素と摩擦係合するための係合面と、前記内周面と前記対向側面の1つ
との間に配置された傾斜構造とを有し、この傾斜構造は前記ねじ付固定具組立体
のさらなる要素と協働してそれら両者の間に当該ねじ付固定具組立体のねじが緩
められるのに抵抗するための機械的連結を提供しており、前記係合面は前記対向
側面の他方と協働しかつ前記中央軸線のまわりを円周方向に延伸しており、前記
中央軸線に関する前記係合面と前記傾斜構造との相対的位置は使用時に前記係合
面を通じて伝達されるトルクが前記傾斜構造を通じて作用するトルクよりも大き
くなるように設定されているワッシャを提供する。
【0028】 かかる配置において、傾斜構造を通じて伝達される固定具の負荷力の合成ベク
トルが、係合面を通じて作用する摩擦力の合成ベクトルよりも、中央軸線により
接近して配置される。
【0029】 代表的には、これらの相対位置は、傾斜構造が係合面よりも中央軸線に対して
より接近して配置されるようになっている。傾斜構造と係合面は、相互から半径
方向に間隔をあけて配置したり、両者の間にオーバーラップ領域を設けることが
できる。 係合面は前記対向側面の他方上に設けるか、あるいはその側面の外側端縁に設
けることができる。 傾斜構造は、くさび状の傾斜あるいはラチェット歯を有する傾斜プロフィルと
して形成することができる。
【0030】 傾斜構造は複数の傾斜セクションで構成し、各セクションがスロープ状傾斜面
と衝合面とを有することができる。また、各スロープ面は前記中央軸線を横断す
る面に対して傾斜し、これにより自動調心作用を有することが望ましい。
【0031】 ワッシャは平面(平坦)ワッシャあるいは切頭円錐形スプリングワッシャとす
ることができる。平面ワッシャの場合は、前記他方の面に中央穴を包囲する中央
凹所を設けて、環状係合面を形成させることができる。スプリングワッシャの場
合は、係合面はスプリングワッシャの外側端縁から成ることが望ましい。
【0032】 ワッシャは工具を用いて係合させるように構成することができる。その代わり
に、ワッシャはその手動操作を容易にするためのグリップ手段を備えることがで
きる。
【0033】 ワッシャは、ねじ付固定具組立体の別の要素と共に、ワッシャが組立体上にか
ぶさる量を視覚的に表示するための手段を備えることができる。
【0034】 本発明に基づくワッシャは、ねじ付固定具組立体内に用いられる単独ワッシャ
でもよいし、組立体内に用いられる2つ又はそれ以上のワッシャでもよい。組立
体内に複数のワッシャがある場合は、ワッシャに2つの傾斜構造を設けて、各傾
斜構造が対向側面と協働し、組立体の他の部品のさらなる傾斜構造と相互作用す
るように位置決めすることができる。固定具組立体内のかかる傾斜構造の位置は
、使用中に、係合領域を通じて伝達される荷重トルクが傾斜構造を通じて作用す
る荷重トルクよりも大きくなるようにする。
【0035】 かかる配置により、1つのワッシャの傾斜構造が他のワッシャの傾斜構造と相
互作用し、2つのワッシャの間での相互回転にくさび作用、ラチェット作用、抵
抗作用を及ぼし、2つのワッシャが取り付けられているねじ付固定具組立体を緩
めようとする方向に対抗することになる。組立体の中間に介在するワッシャは、
常にとは限らないが、係合面を有することができる。
【0036】 ねじ付固定具組立体内に2つ又はそれ以上のスプリングワッシャが用いられる
場合は、ワッシャは直列関係、並列関係あるいは複数の直列と並列が組み合わさ
れた関係に配置することができる。
【0037】 ワッシャは対向側面の他方と協働するさらなる傾斜構造を有することができ、
この追加の傾斜構造は、本発明に基づきかつ平行な外形で組み合わされた第2の
ワッシャの傾斜構造と相互作用するように位置決めされている。かかる配置によ
り、2つのワッシャは平行な外形で組み合わされ、1つのワッシャの傾斜構造が
他方のワッシャのさらなる傾斜構造と相互作用し、2つのワッシャが取り付けら
れているねじ付固定具組立体のねじを緩めようとする方向に働く2つのワッシャ
間の相対回転を妨げるようになっている。実際、複数のワッシャが並列関係に配
置されている状況では追加の傾斜構造が必要となる。さもなければ係合ワッシャ
間に望ましくない移動が起こるからである。
【0038】 本発明はまた、上述したような本発明で構成されたワッシャを備えたねじ付固
定具組立体をも提供する。
【0039】 本発明はまた、工作物をその位置に解除可能に固定するためのねじ付固定具組
立体であって、このねじ付固定具組立体が、回転軸線を有するねじ付固定具と、
前記回転軸線と同心で工作物と摩擦係合するための環状係合面を提供しているワ
ッシャと、前記ねじ付固定具とワッシャとの間に機械的連結を提供しかつそのね
じ付固定具のねじが緩められるのに抵抗する手段とを備え、前記手段が前記ねじ
付固定具上にある傾斜構造を有し、この傾斜構造が前記ワッシャの環状係合面よ
りも前記ねじ付固定具の回転軸線により接近して配置されているねじ付固定具組
立体を提供する。
【0040】 かかる配置に基づき、ワッシャの係合面は、ねじ付固定具とワッシャとの間の
機械的連結よりも、ねじ付固定具の前記回転軸線からは半径方向にさらに遠い位
置にある。これにより、ねじ付固定具とワッシャ間の機械的連結では、ワッシャ
とワッシャにより摩擦係合させられる工作物との間に存在するトルクよりも小さ
な摩擦トルクが設定されることになる。
【0041】 ねじ付固定具は、限定するわけではないが、代表的にはナット、ボルト、ある
いは小ねじから成る。1つの配置では、ねじ付固定具とワッシャ間の機械的連結
は、別のねじ付固定具とワッシャ間の機械的連結に設定することができる。
【0042】 他の配置では、ねじ付固定具とワッシャ間に機械的連結を提供する手段は、ね
じ付固定具とワッシャ間に配置できるような中間部材を含むことができ、この中
間部材はねじ付固定具とワッシャの両方に機械的に連結される。
【0043】 本発明はさらに、工作物をその位置に解除可能に固定するためのねじ付固定具
組立体であって、このねじ付固定具組立体が、回転軸線を有するねじ付固定具と
、前記回転軸線と同心で工作物と摩擦係合するための環状係合面を提供している
ワッシャと、前記ねじ付固定具とワッシャとの間に機械的連結を提供しかつその
ねじ付固定具のねじが緩められるのに抵抗する手段とを備え、前記手段が前記回
転軸線に関して半径方向に延伸する平面に対して傾斜した協働面を有しているね
じ付固定具組立体を提供する。
【0044】 本発明に基づくねじ付固定具組立体は、さらに当該ねじ付組立体上にワッシャ
がかぶさる量を視覚的に表示するための手段を含むことができる。かかる手段は
スケールと協働して動作するポインターのようなインジケータから成ることがで
きる。代表的なアプリケーションでは、インジケータはねじ付固定具上に設けら
れる。スケールは、例えば、工作物上、あるいは工作物とねじ付固定具との間に
位置する要素(ワッシャなど)の上に設けられる。スケールは永久的にその位置
に固定されるか、あるいは必要に応じて取り付けられるジョイントのアタッチメ
ントとして分離して設けられることになる。同様に、スケールをねじ付固定具上
に取り付けて、ポインターをワッシャあるいは工作物上に取り付けることもでき
る。いったんワッシャが工作物に接触すると、インジケータはスケールの開始位
置に整合させられる。それから、トルク付与工具を用いて、スケールに従いなが
ら組立体に荷重を負荷することができる。
【0045】 本発明の多数のオプション的な特徴に基づき、多数の実施態様が構成される。
本発明は、多数のかかる実施態様を参照した以下の記載によりさらに良好に理解
されよう。添付図面を参照しながら、以下に説明を続ける。 図1は第1実施例によるワッシャの斜視図、図2はワッシャの下側の斜視図、
図3はワッシャの断面図、図4は第1実施例のワッシャを備えたねじ付固定具組
立体の斜視図、図5は図4のねじ付固定具組立体のナット形成部分の下側の斜視
図、図6は工作物と協働するねじ付固定具組立体の断面図、図7はねじ付固定具
組立体内のナットの代わりとしたボルトの斜視図、図8は第1実施例のワッシャ
の変形例の斜視図、図9は第1実施例のワッシャのさらなる変形例の斜視図、図
10は図9のワッシャと共に用いられるナットの下側の斜視図である。
【0046】 図11は第2実施例によるワッシャを備えたねじ付固定具組立体の一部破断断
面図、図12は第2実施例のワッシャの断面図、図13はワッシャの平面図、図
14は図11のねじ付固定具組立体のナット形成部分の断面図、図15は図14
に示されたナットの平面図、図16は第2実施例のワッシャを備えた他のねじ付
固定具組立体の一部破断断面図、図17は第3実施例のワッシャを収容したねじ
付固定具組立体の一部破断断面図、図18は図17のねじ付固定具組立体のボル
ト形成部分の頭部の底面図、図19は図17の組立体の拡大断面図、図20は図
19のねじ付固定具組立体をフル荷重状態で表した断面図である。
【0047】 図21は第3実施例によるワッシャを備えた他のねじ付固定具組立体の一部破
断断面図、図22は第4実施例によるワッシャを備えたねじ付固定具組立体の拡
大断面図、図23は図22のねじ付固定具組立体をフル荷重状態で表した断面図
、図24は第5実施例による2つのワッシャを備えた組立体の断面図、図25は
図24の組立体のナット形成部分の斜視図、図26は図24の組立体の中間ワッ
シャ形成部分の斜視図、図27は図24の組立体のリテーナワッシャ形成部分の
斜視図、図28は第6実施例の2つのワッシャを備えたねじ付固定具組立体の一
部破断断面図、図29は図28のねじ付固定具組立体のナット形成部分の斜視図
、図30は図28の組立体の中間ワッシャ形成部分の斜視図である。
【0048】 図31は図28の組立体のリテーナワッシャ形成部分の斜視図、図32は2つ
のワッシャを有するねじ付固定具組立体の斜視図、図33は図32のねじ付固定
具組立体のナット形成部分の斜視図、図34は図32のねじ付固定具組立体に用
いられるワッシャの斜視図、図35は図32のねじ付固定具組立体に用いられる
追加ワッシャの斜視図、図36は図32の組立体の断面図、図37は図32の組
立体のナットの代替例として用いられるボルトの斜視図、図38はサイズアダプ
タの斜視図、図39は中間ワッシャとリテーナワッシャを用いたねじ付固定具組
立体を第1の動作位置で示す斜視図、図40,41,42は図39のねじ付固定
具組立体をそれぞれ第2,第3,第4の動作位置で示す斜視図である。
【0049】 図43はさらに他の実施例によるワッシャを含むねじ付固定具組立体をその第
1位置で示す平面図、図44は図43の線44−44に沿う断面図、図45は第
1位置にあるねじ付固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図、図46は
図43のねじ付固定具組立体が第2位置にあるときの平面図、図47は図46の
線47−47に沿う断面図、図48は第2位置にあるねじ付固定具組立体内の傾
斜面の相対位置を示す概略図、図49は中間ワッシャとリテーナワッシャを用い
たねじ付固定具組立体を第1の動作位置で示す平面図、図50は図49の線50
−50に沿う断面図である。
【0050】 図51は第1位置にあるねじ付固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略
図、図52は図49のねじ付固定具組立体が第2位置にあるときの平面図、図5
3は図52の線53−53に沿う断面図、図54は第2位置にあるねじ付固定具
組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図、図55は図49のねじ付固定具組立
体が第3位置にあるときの平面図、図56は図55の線56−56に沿う断面図
、図57は第3動作位置にあるねじ付固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す
概略図、図58は図49のねじ付固定具組立体が第4動作位置にあるときの平面
図、図59は図58の線59−59に沿う断面図、図60は第4動作位置にある
ねじ付固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図、図61はねじ付固定具
組立体が円形列状に動作するように用いたときの荷重構造を示す平面図、図62
はねじ付固定具組立体が円形列状に動作するように用いたときの代替例の荷重構
造を示す平面図である。
【0051】
【発明の実施の形態】
添付図面の図1〜図6には、第1実施例によるワッシャ390を備えたねじ付
固定具組立体100が示されている。ワッシャ390は工作物400をその位置
に保持するように配置されているから「リテーナワッシャ」として参照する。
【0052】 ねじ付固定具組立体100は、ねじ付シャンク220を有するボルト、ナット
の形状をしたねじ付固定具210、及びリテーナワッシャ390から構成される
。ナット210は、ねじ230、内面211、外面212、及び六角形の外周面
213を有する。ねじ230は常用される右ねじとして図解してあるが、この代
わりに左ねじにしても使えることを理解されたい。ナット210の内面211に
は環状の傾斜構造240が設けられている。
【0053】 リテーナワッシャ390は平面(平坦)ワッシャの形状をしており、外側表面
392と内側表面391との間を延伸する外周面393を有する。外周面393
は、ナット210の六角形状に対応した形状及び寸法の六角形の外形を有してい
る。
【0054】 リテーナワッシャ390は、ナット210の材質の硬度よりもわずかに大きな
硬度の材質で形成されることが望ましい。リテーナワッシャ390は中央穴39
4を形成する内周面を有し、この中央穴を通じてボルトのシャンク(軸部)22
0が延伸することができる。
【0055】 環状の傾斜(ramp)構造340がリテーナワッシャ390内に角度を付けて形
成され、図3に最もよく示されるように、中央穴394と外側表面392の間を
延伸している。この配置により、傾斜構造340はいくらか皿のような形状をし
た切頭円錐形状をしている。ナット210の突起状の傾斜構造240は、図5に
最もよく示されるように、ワッシャ390上の傾斜構造340に対する補完形状
(凹凸係合形状)に作られている。
【0056】 皿状の傾斜構造340と突起状の係合傾斜構造240とは、それぞれ複数のく
さび状傾斜セクションを有し、図1に最もよく示されるように、各セクションは
スロープ状表面345と衝合表面346を有している。スロープ状表面345は
ナット210上のねじ230と概ね同じ方向に適当な角度で傾斜しており、ねじ
のリード角よりもわずかに小さな角度で傾斜して、ナットを緩める間にも実際の
荷重が負荷されるようにすることが望ましい。
【0057】 隣接する衝合表面346間のスロープに加えて、傾斜構造240と傾斜構造3
40との両方上にある傾斜セクションは、ボルトの回転軸線に関して半径方向に
傾斜している。この配置により、リテーナワッシャ390内に形成された傾斜構
造340の表面345は、外側表面392から離れて内側へと向かう半径に沿っ
てスロープ状になっており、図3に最もよく示すように、軸線と鋭角αをなして
いる。換言すれば、傾斜表面は、固定具組立体の中央軸線に関し、半径に沿って
延伸する平面に関して傾斜しているということである。
【0058】 スロープ状表面240,345の角度が付いた外形は、ナット210とリテー
ナワッシャ390との間にそれぞれ円錐状の接触表面242,341を供給し、
ナット210とリテーナワッシャ390との間に円錐状の力伝達表面を形成して
いる。この傾斜はねじ付固定具組立体に自動調心作用を供給し、かつ組立体がフ
ープ(hoop)状に拡張しようとするのを抑制する。このことは、いくつかの従来
技術による固定具で特に問題となっていることである。皿状及び突起状の傾斜構
造240,340は、ワッシャの外側表面上に位置する傾斜構造よりも中心に接
近して伝達される力の合力をシフト(変移)させることができ、それゆえ望まし
くない緩みに抵抗させるために差動トルクを用いる他の従来技術よりも、よりコ
ンパクトな設計を可能とする。
【0059】 リテーナワッシャ390の内側表面391にはアンダーカットセクションがあ
り、これは係合表面396により包囲される中央凹所397を供給し、工作物4
00に当接して係合するようになっている。凹所397が終了しかつ係合表面3
96が開始する半径は、ワッシャ390と工作物との衝合表面での摩擦係数や、
ワッシャ390とナット210が係合する噛み合い傾斜セクション上での両者間
の摩擦や、傾斜セクションの延伸方向に沿ったそのリード角や傾斜面などを考慮
して選定される。その結果、ナット210とリテーナワッシャ390との間の相
互係合位置には、工作物との係合表面396に存在するものより小さな摩擦トル
クが設定される。図4及び図6に示されるねじ付固定具組立体100を形成する
ためにボルトのシャンク220上に位置するリテーナワッシャ390により、ナ
ット210上の傾斜構造240はリテーナワッシャ390上の傾斜構造340と
相互作用し、各傾斜構造240,340の傾斜表面は噛み合い関係にある。ナッ
ト210とリテーナワッシャ390との間の係合は、傾斜構造240と340と
の間の相互作用によってのみ達成される。
【0060】 かかる配置により、ナット210がいったんボルトのシャンク220上にねじ
込まれかつ傾斜表面が係合状態になって締め付けられると、ナット210を緩め
ようとする方向へのいかなる回転も、係合している傾斜表面間の相対運動を引き
起こすことになり、この相対運動は、ナット210のねじ230をボルトのシャ
ンク220のねじの上に押し込むようなくさび作用を誘発することになる。この
作用はナット210が緩むのに抗してロックするように働くのみならず、自律締
め付け機能をも発揮することになる。
【0061】 係合表面396の存在が有利な点は、従来技術の固定具において一般的に用い
られている工作物内に着座する突起を必要とせずに、平坦な表面を通じて、工作
物と係合するくさび作用をもたらすことである。
【0062】 図4と図6に示されているねじ付固定具組立体100は、ナットの形状をした
ねじ付固定具210を利用している。ねじ付固定具210は、図7に示すように
、ボルトの頭部に傾斜構造240が設けられているボルト290の形状と均等な
形状に作ることもできる。
【0063】 図8は本発明の第1実施例のワッシャ390の変形例を表している。この変形
例は、フランジ部分391が工作物に当接して衝合するように延伸した係合表面
を供給している点を除けば、ワッシャ390と類似の構造をしている。
【0064】 図9は本発明の第1実施例のワッシャ390の他の変形例を表しており、図1
0はナット290に対応する変形例を表している。第1実施例では、ワッシャ3
90の傾斜構造340上の傾斜セクションと、ナット210上の補完的傾斜構造
240とが、円錐状の接触表面を提供していた。図9の変形例では、傾斜構造3
40により提供される接触表面341は、円弧状であるか、あるいはそれが球面
の一部に対応するという意味で球面状をしている。対応するナット210により
提供される接触表面242もまた円弧状あるいは球面状をしている。
【0065】 接触表面242,341は、第1実施例では円錐状で、その変形例では円弧状
あるいは球面状であったが、それらは円錐や球体の変形を含む他の適当な形状で
作られることも可能であることを理解されたい。
【0066】 図11〜図15には本発明の第2実施例によるワッシャ390を備えたねじ付
固定具組立体100が示されている。ワッシャ390は工作物900と係合して
いる。ねじ付固定具組立体はナットの形状をしたねじ付固定具210を利用して
いた。このナット210も、上述した実施例と同じく、ナットに一体形成された
係合傾斜構造240を備えている。リテーナワッシャ390は上述した実施例で
は平面ワッシャであったが、ここではむしろ切頭円錐形状のスプリングワッシャ
の形状をしている。スプリングワッシャ390は一般的なスプリング材料で作る
ことができる。スプリング材料は通常はボルトやナットよりもはるかに硬い材料
である。リテーナワッシャ390は傾斜構造340を備え、これは上述した実施
例に関連して説明した方法でナット210上に形成される傾斜構造240と相互
作用する。
【0067】 図12に最もよく示すように、傾斜構造340、及び特にそのスロープ面34
5は、外側表面392から離れて半径方向内側へと向かうに従い、傾斜している
。この実施例では、切頭円錐状スプリングワッシャは、それが完全に撓む程度ま
で負荷をかけられることがなく、むしろ所定の予荷重状態ではその撓みは完全に
撓む状態の約75%程度に達するようにすることが重要である。
【0068】 図13に最もよく示すように、この実施例のリテーナワッシャ390は、レン
チのような工具を用いて係合させられる形状をした半径方向への外周面392を
有している。
【0069】 図11に示すように、傾斜構造240,340は、当初は、ナット210がボ
ルト上にねじ込まれるときの位置(傾斜構造の半径方向内側端部に沿った位置)
で相互に係合している。ナット210が締め付けられ、リテーナワッシャ390
が荷重を受けて弾性変形すると、傾斜構造240,340間の係合は、外側の方
向へと漸進的に増加し、最後に完全な係合が達成される。
【0070】 図16は、ねじ付固定具組立体100の変形例を表しており、ここではねじ付
固定具210がボルトの形状をしている。
【0071】 図17〜図20には、本発明の第3実施例によるリテーナワッシャ390を備
えたねじ付固定具組立体100が示されている。この実施例によるリテーナワッ
シャ390は、いくらか上述した実施例に類似しており、同様に切頭円錐状のス
プリングを利用している。しかしながら、ボルト210とリテーナワッシャ39
0の間に供給される機械的連結は、上述した実施例におけるような相互作用のく
さび状傾斜面によるのではなく、むしろ相互作用するラチェット歯によって供給
される。特にこの実施例では、ねじ付固定具210は傾斜構造240を備えたボ
ルトの形状をしており、傾斜構造240は、ボルトの頭部210とボルトのシャ
ンク220との間の結合部に形成されたボス部249上のラチェット歯248で
構成されている。傾斜構造240は、リテーナワッシャ390上に設けられた補
完的傾斜構造340と相互作用するようになっており、傾斜構造340もまたラ
チェット歯348で構成されている。丸められた係合表面が、リテーナワッシャ
390の端縁上に形成され、そこで工作物400と接触し、工作物に損傷を与え
ないようになっている。
【0072】 皿状及び突起状の傾斜構造240,340の間の最初の係合は、それらの表面
の迅速な整合(alignment )をもたらす。傾斜構造240,340のラチェット
歯は、図19に示すように、2つの傾斜構造の半径方向内側端部に沿った位置で
、最初に相互に係合するように配置されている。ナット210が締め付けられ、
リテーナワッシャ390が荷重を受けて弾性的に撓むにつれて、傾斜構造240
,340間の係合は漸進的に増加し、図20に示すように、最後に完全な係合が
達成される。 この実施例のねじ付固定具組立体100では、ねじ付固定具210はボルトで
ある。図21に示す変形例では、ねじ付固定具210はナットである。
【0073】 図22と図23は、別の形状をしたラチェット歯340を有するリテーナワッ
シャ390を備えたねじ付固定具組立体100を示している。この実施例では、
傾斜構造340の歯は円弧状あるいは球状であり、ねじ付固定具210上の補完
的傾斜構造240の歯のような円錐形状とは異なる。しかしながら、ラチェット
歯は何か適当な補完形状にできることも理解されたい。
【0074】 図22から理解されるように、2つの傾斜構造240,340は、最初は、そ
れらの半径方向内側端部に隣接する位置で相互に係合する。ねじ付固定具210
が締め付けられ、リテーナワッシャ390が荷重を受けて弾性的に撓むにつれて
、傾斜構造240,340間の係合が漸進的に増加し、図23に示すように、最
後に完全な係合が達成される。
【0075】 上述の実施例でのワッシャはボルト締めされた組立体100内に組み込まれて
おり、そこでは2つの構成要素、すなわちねじ付固定具210(ボルト又はナッ
ト)及びその内部に組み込まれたリテーナワッシャ390、による傾斜構造相互
作用を利用していた。ある種のアプリケーションにおいては、第3の要素(ある
いは実際はもっと多くの要素)をねじ付固定具組立体内に導入することが有利な
場合がある。
【0076】 図24〜図27にそのような配置が示されており、ねじ付固定具組立体100
は、本発明の第5実施例に基づく2つのくさび状傾斜ワッシャ390,490を
備えている。図27では、2組の傾斜面(突起状及び皿状)が平行に隣接する内
側表面391と外側表面392として形成されている。ここに図示されているの
はくさび状傾斜面であるが、この設計はラチェット歯にもそのまま好適なもので
ある。ワッシャの1つはリテーナワッシャ390として機能し、ワッシャの他方
は中間ワッシャ490として機能する。この実施例のワッシャはスプリングワッ
シャに形成されており、直列に配置され、かつ通常のボルトとナット(傾斜構造
のないもの)と共に用いられる。組立体のスプリング撓みは、2つのスプリング
ワッシャの撓みの合計である。
【0077】 動作は上述した実施例と同様であり、異なるのは、中間ワッシャ490と追加
のねじ付固定具210が傾斜構造を備えたねじ付固定具に置き換えられている点
である。ワッシャ390,490はそれぞれ傾斜構造が2重の組(1つはワッシ
ャの各側面)で描かれているが、1つの傾斜構造だけを各ワッシャ上に設けるこ
とも上述したような直列係合のために用いることができる。
【0078】 図28〜図31には、2つの同一なスプリングくさび状傾斜ワッシャを備えた
ねじ付固定具210が示され、1つのワッシャ390はリテーナワッシャとして
機能し、他のワッシャ490は中間ワッシャとして機能する。この設計はラチェ
ット歯にも同様に適用できる。中間ワッシャ490とリテーナワッシャ390は
それぞれ2組の傾斜構造441,442と341,342を有している。傾斜構
造441は内側表面491に隣接して中央穴のまわりに配置され、一方傾斜構造
442は外側表面492に隣接して中央穴のまわりに配置されている。
【0079】 傾斜構造442はねじ付固定具210の対応するくさび状傾斜面と相互作用し
、一方リテーナワッシャ390の傾斜構造342と外側表面392とは中間ワッ
シャ490の傾斜構造441と内側表面491に具合良く適合し、中間ワッシャ
とリテーナワッシャの間での相対回転を阻止する。中間ワッシャとリテーナワッ
シャは、2つのスプリングワッシャが平行でたわみ力を2倍発揮するように効果
的に動作する。2つ又はそれ以上のスプリングワッシャを用いて、スプリングワ
ッシャが直列又は並列関係になるように組み合わせて配置することもできること
を理解されたい。
【0080】 図32〜図36には、ナットの形状をしたねじ付固定具210と中間ワッシャ
490とリテーナワッシャ390とを含むねじ付固定具組立体100が示されて
いる。この代わりに、図37に示すようなボルト290をナット210の代わり
に用いることができる。
【0081】 中間ワッシャ490は、2組の傾斜面442,441を有し、これらの傾斜面
はねじ付固定具210とリテーナワッシャ390上の対応する傾斜面240,3
40の組と相互作用する。
【0082】 中間ワッシャ490上のラチェット傾斜面441の組は、リテーナワッシャ3
90上のラチェット傾斜面340の皿状の組内へと突出する。リテーナワッシャ
390の他の側には、アンダーカットセクション397が設けられ、これは第1
実施例における環状係合表面396を形成する。ラチェット傾斜面340,44
1の相対的位置決めは、それら傾斜面が、くさび状傾斜面442,240のよう
に、ナット210の回転軸線から同じくらいの半径方向距離になるように設定さ
れる。代表的には、ラチェット傾斜面340,441は、ロック可能な形状にさ
れ、それは中間ワッシャ490とナット210上のくさび状の傾斜構造442と
240の形状と逆の形状である。リテーナワッシャ390の目的は、ねじ付固定
具を締め付けかつ工作物と接触した際に工作物の表面を保護することができるよ
うに、ナット210と中間ワッシャ490の円滑で技量を必要としない操作を可
能としながら、工作物と摩擦係合することにある。
【0083】 ラチェットには予荷重を受ける際にいくらか平坦にしようとする力が働くとい
う事実は、製造の際に考慮しなければならない。打ち抜き(punching)加工によ
ってワッシャが製造される場合は、打ち抜き加工の間に必要とされるような硬度
でラチェットを構成するように充分な材料が使われなければならない。予荷重の
間に追加の硬化を達成することもできる。ワッシャが切断加工により製造される
場合は、ラチェット形状が、予荷重の間に平坦化された後でも充分なラチェット
高さを保有して、ラチェットに抗して固定具が回転するのを阻止できるような設
計にしなければならない。設計では、荷重が最大になるときにラチェットの高さ
を固定具の軸線に向けて増加させることにより、改善することもできる。
【0084】 類似した中間ワッシャに皿状のラチェットの組や突起状くさびの組を設けて、
第1実施例のワッシャと第4実施例のナットとを組み合わせたときに、同様の動
作品質が実現されるように構成できることを理解されたい。 ねじ付固定具210と中間ワッシャ490との間の接触は、中間ワッシャ49
0とリテーナワッシャ390との間の接触と同様に、それぞれ相互作用する傾斜
面240,442と441,340とを通じてだけなされることに注目すべきで
ある。
【0085】 図39〜図42には、上述した実施例に用いられたタイプの中間ワッシャ49
0とリテーナワッシャ390とを備えたねじ付固定具組立体100が示されてい
る。組立体100は上述した実施例に類似しており、異なるのは、大きな直径の
中間ワッシャ490と、ねじ付固定具組立体がかぶさる量を視覚的に表示するも
のが設けられている点である。ねじ付固定具組立体100は4つの動作位置で示
され、最初のねじ込み係合の後から開始したシーケンスを4つの外観で示してい
る。第1位置は図39に示され、ねじ付固定具210がくさび状傾斜面を介して
中間ワッシャ490と係合し、中間ワッシャがラチェット傾斜面を介してリテー
ナワッシャ390と係合している。リテーナワッシャは工作物との間にちょうど
摩擦係合を達成している。固定具210がさらにねじ込まれ、中間ワッシャ49
0が中間ワッシャとリテーナワッシャとの間で相互作用するラチェット傾斜面に
乗り上げて、図40の第2位置で示す位置に達するまで所定の予荷重がかけられ
る。この予荷重は後述するスケール(目盛り)によって定められる。もしも荷重
のさらなる調整が必要な場合は、この位置で、中間ワッシャ490に係合するよ
うなレンチを軽く使って、それをさらにねじ込む方向に駆動すればよい。かくし
て、荷重負荷がくさび状傾斜面に実行されるが、ねじ上には負荷がかけられず、
一方ラチェット傾斜面による後戻りは阻止される。
【0086】 図41に示す第3位置は、この方法により達成される追加の荷重を表している
。図42は第4位置を表し、ここではねじ付固定具210が振動により生起され
る動的力のような影響を受けてねじを緩める方向に回され、ねじの緩みが、ねじ
付固定具上の傾斜構造と中間ワッシャ490上の相互作用する傾斜構造との間で
のさらなる締め付けによって、オフセットさせられている。かかる動的な環境の
下では、ナットは両方向に回転させられ、組立体内にいくらかの緩みが生じると
ラチェット歯上での走行によって緩みが自動的に除去されるようになる。ナット
210はポインタ260を有し、これは中間ワッシャ490上のスケール450
と協働して作用し、荷重を視覚的に指示する働きをする。同様に、中間ワッシャ
490はポインタ460を有し、これはリテーナワッシャ390上のスケール3
50と協働して作用する。ねじ付固定具組立体100の合計荷重は、いかなる位
置にあっても、スケール上に表示可能である。ねじ付固定具組立体100は、中
間ワッシャ490を反時計回りに回転させて、最初にくさび荷重を解除し続いて
ナットを緩めることにより、簡単に解除することができる。
【0087】 固定具を解除する目的で、組立体の2つの部品と係合する1つの工具が用いら
れ、図38にサイズアダプタ500が示されている。サイズアダプタ500は、
ナット210と係合して、工具がナットを回転させリテーナワッシャと一致させ
るように、配置されている。ナット210の外周表面のサイズをリテーナワッシ
ャ390の外周表面のサイズと異なるようにすれば、組立体の異なる部品ごとに
、工具が係合することになる。異なるサイズと形状の工具は、セキュリティの面
からも望ましいものである。そうでなけれは組立体の締め付けと解除の両方に用
いられるからである。
【0088】 図43〜図48には、ねじ付固定具210とリテーナワッシャ390を含むね
じ付固定具組立体100が示されている。ワッシャ390がくさび状傾斜を備え
スケールは上述した実施例の平坦なリテーナワッシャと同様であるが、後述する
ように手動操作のためにワッシャにグリップ(握り)が設けられている。
【0089】 図44〜図47に最もよく示されるように、ナット210とリテーナワッシャ
390との間に機械的連結を供給する手段が示されている。供給手段は、ナット
210と一体形成されたくさび状傾斜構造240と、リテーナワッシャ390と
一体形成されて相互作用するセクションである傾斜構造340とを包含している
。上述した実施例と同様に、リテーナワッシャは内側表面391を有し、これに
は環状係合表面396により包囲される中央凹所397を供給するアンダーカッ
トセクションが設けられている。環状係合表面396は、半径方向に沿って、ナ
ット210の回転軸線から離れており、その距離は相互作用する傾斜構造240
,340により供給される機械的連結までの距離よりも大きくなっている。ナッ
ト210とくさび状ワッシャ390は、ユニットとして組み合わされ、通常の平
坦ワッシャ890によりその状態で保持される。一方、ワッシャ890は、ナッ
ト210とリテーナワッシャ390を組み合わされた状態に保持し、限定された
軸線移動と自由な相互回転を許容するようになっている。
【0090】 スケール350は、相互作用する傾斜構造240,340のくさび作用を通じ
て、ねじ付固定具組立体100上に負荷される荷重の量を視覚的に表示するよう
になっている。
【0091】 ねじ付固定具組立体100は、プラスチックのグリップ形状をしたグリップ手
段270を備え、このグリップはナット210に連結されて、手動操作によりナ
ットを回転できるようになっている。同様に、プラスチックグリップの形状をし
たさらなるグリップ手段370がリテーナワッシャ390を操作するために設け
られている。これは特に、ねじ付固定具組立体を工具を用いることなく手動操作
で締め付けたり解除したりする場合に有利である。
【0092】 この実施例におけるねじ付固定具組立体100の特別のアプリケーションでは
、グラインディングディスクを、アングルグラインダのようなパワーツールの駆
動スピンドル上に固定するのに用いられる。グラインディングディスクは、パワ
ーツールのスピンドルと一体に結合されたバックフランジと、リテーナワッシャ
上の内側表面391との間にクランプされる。かかるアプリケーションでは、ス
ロープ状表面345の立上り角を、スピンドルねじのリード角よりも小さくする
ことができる。立上り角を好適に選定すれば、ナット210のねじよりも、傾斜
構造の相互作用を通じてねじ付固定具組立体をモータで締め付けることを可能に
できる。代表的な取り付けでは、ナット210は、スピンドルのねじ上にねじ込
まれ、グリップ270の手動操作を通じて堅固に固定される。2つの傾斜構造間
の傾斜セクションの衝合表面246,346は、締め付けトルクを伝達する。
【0093】 モータを作動させることにより、ナット上の傾斜構造240は、リテーナワッ
シャ390の傾斜面340上に乗り上げるようになる。図46〜図48に完全に
荷重がかけられた状態が示されている。モータが作動する前にねじ付固定具組立
体100が好適に締め付けられていれば、ねじ上でのさらなる締め付けは、ほと
んどあるいは全く生じない。モータが突然停止すると、ディスクのイナーシャ(
慣性)により、ナット210上の傾斜構造240は、リテーナワッシャ390上
の傾斜構造340を引きずり下ろして連結部の緊張を解除する。一方、モータが
ゆっくりと調節されながら停止させられると、連結部の緊張は解除されないが、
スピンドルに付いたナットを回して傾斜面を自由に下る方向に回すのに必要なト
ルクの量が、手動操作できる可能性の範囲内にある。その結果、リテーナワッシ
ャ390のグリップ370を、ねじを緩める方向に回せば、組み立てが解除され
るようになる。
【0094】 場合によっては、モータの突然停止の結果として、通常のロックナットがそれ
が係合しているシャフトから外れることがあり、このときディスクに対し、それ
が付いた駆動スピンドルから分離させようとする。図49〜図59のねじ付固定
具組立体100は、かかる引き離しを阻止することを意図している。組立体10
0は、手動操作のためのグリップ手段を備えた中間ワッシャ490と、リテーナ
ワッシャ390を利用している。図49〜図51では、組立体100は、その開
始位置で示されている。ナットの形状をしたねじ付固定具210、中間ワッシャ
490、リテーナワッシャ390は、上述した実施例と同様に、一緒に係合し、
ユニットとして保持されている。この組立体は、2ピースタイプよりもはるかに
容易に手動で固定することがでるる。なぜならば、ナットをラチェットに沿って
より小さな半径で回すのに必要なトルクは、わずかでよいからである。
【0095】 図52〜図60は、図39〜図42に関連して説明したものと同様の後続する
動作位置を示している。この組立体の安全な特性は特に図60に示されており、
パワーツールによる堅実なモータ動作の間の相対的な傾斜位置を図示している。
モータが急に停止すると、ディスクはリテーナワッシャと共にさらに回転しよう
とするが、ラチェット連結のため、ナット付きの中間部材にはねじを緩める方向
へのトルクが働かない。このような優れた操作性は、実施例の中間ワッシャが反
対の位置、すなわち中間ワッシャとナットの間にラチェット連結があるようなア
プリケーションでも同様に達成することができる。
【0096】 上述した実施例の全てにおいて、スケール(目盛り)を利用できることを理解
されたい。ラチェット歯を利用したいかなるねじ付固定具組立体も、予荷重の間
の視覚的指示を供給するために、スケールを取り付けるのに特に好適である。ラ
チェット歯の利用は2つの利点がある。それは組立体を努力せずに締め付け可能
とし、スケール350の開始位置にあるナット上にポインタ260を自動的に整
合させる。かくして、人間のエラーが除去され、角度で制御された締め付けが、
「指による締め付け」位置を達成するようになる。
【0097】 本発明によるねじ付固定具組立体の特別な利点は、一列状に配置することがで
きて、固定具を一致して操作するのに一般的な工具を用いることができることで
ある。かかる配置を円形の列状に配置した実施例が、図56及び図57に示され
ている。
【0098】 特に図61において、5つのボルトを用いて直列に配置された組立体100が
示され、それらは円形の列状に配置され、本発明によるワッシャを利用している
。ねじ付固定具210は、半径に沿った外周表面213を有し、ここには荷重構
造の内壁上に配置された係合手段680と噛み合う形状に作られた係合手段28
0が設けられている。荷重構造690は、列の周囲に適合している。荷重構造6
90は、レンチ工具(図示せず)を受け入れるための凹所687を有している。
凹所687内に係合するレンチ工具の助けにより、荷重構造を回転させると、各
種のねじ付固定具組立体100を一致して操作することができる。
【0099】 図62には同様の配置が示されており、異なるのは、荷重構造690に円周方
向に間隔をあけた係合表面280と680が形成され、これらが工具を回転させ
たときの上述したシーケンスにおいて一時に多数のねじ付固定具組立体100を
操作することである。
【0100】 一致して多数の固定具組立体に荷重を負荷することは、荷重構造690を用い
ることで可能になり、低い締め付けトルクでよい固定具組立体100は、多数の
固定具組立体の各組のための構造上にプリントされた所要予荷重の合計によって
、さらに強化される。各固定具上にスケールが付けられるのと同様に、かかるプ
リントは堅固なラベルとして付着させることができる。
【0101】 計算された予荷重の量は、荷重構造上に1回又は複数パスでプリントすること
ができ、ガスケットがある場合とない場合とで異なる量にすることができる。図
61と62の実施例では、固定具組立体は円形の列に配置されているが、本発明
は必ずしも円形の列に限定されるものではない。ここで用いられる列状の荷重テ
クニックは、増加する締め付けとバンキャンペン(Van Campen)のマトリックス
を包含して、本発明による装置と共に用いることができる。従って、本発明を用
いた列状の正確な荷重負荷は、危険の少ない取り付け方法を含むように拡大でき
ることになる。
【0102】 従来技術による多くの固定具装置と異なり、本発明によるワッシャを備えたね
じ付固定具組立体は、組立体上に予荷重として付与された締め付けトルクの大部
分を利用する。
【0103】 固定具組立体を傾斜構造上に負荷することにより、固定具組立体と工作物との
間の未知の摩擦を除去することができる。潤滑やその他の技巧を用いることで、
傾斜構造間の摩擦係数を低下させられることは有利である。本発明のワッシャの
特徴を備えた特別の幾何学的な配置により、従来技術の固定具と比較して、同じ
予荷重を達成するのにに必要とされるトルクはわずか20%程度でよい。締め付
けトルクがそれだけ減少することは、外部の工具を使わずにねじ付固定具組立体
を操作することを可能にし、あるいは上述した円形列状の固定具を同時に締め付
けることを可能にする。
【0104】 本発明の範囲は上述した特定の実施例に限定されるものではない。本発明の各
種の特徴について、特定の実施例の記述と図面を参照しながら紹介してきたが、
これらの特徴は特定の実施例に限定されてはならないことを理解されたい。本発
明の特徴は、本発明によるワッシャを用いたいかなるねじ付固定具組立体であっ
ても、それを好適に包含するいかなるコンビネーションであってもよい。
【0105】 本発明によるワッシャを用いるねじ付固定具組立体は、従来技術の欠点の少な
くともいくつかを解決することを意図している。本発明によるワッシャを備えた
ねじ付固定具組立体は、以下の利点を組み合わせることにより、安全性、信頼性
及びメンテナンス性に優れていると信じることができる。 (1)拡大された角度制御による締め付けを用いた予荷重により劇的に改良され
た正確性 (2)改良された円錐スプリングワッシャを用いて、温度上昇や温度差による効
果及びクリープを緩和し、かつ重要なことはそれを助長することがない (3)くさび作用によりオフトルクを阻止する (4)固定具の動的かつ弾性的特性により、ジョイントが置かれる環境的条件の
必要に応じて、自動的に予荷重を保持し、追加し、解除する充分な能力がある (5)スケールを備えることにより、正確な荷重負荷が容易になる (6)所要トルクの減少と摩擦低減テクニックにより、努力を必要としない荷重
付与ができる (7)大部分の衝合面間での摩擦損傷、サイズ変化、えぐられ損傷を減少させ、
あるいは除去する
【0106】 (8)自動調心特性により、上述した外的荷重に対抗するためのボルトサイズを
小さくすることができ、荷重負荷後の残留トルクを無視できるようにする (9)必要トルクが減少することにより、手動操作が可能になる (10)多数の固定具を組み合わせて一致した荷重を負荷することにより、トル
クを減少させることができる有利性がある (11)ねじに沿って均一な荷重を分配することにより、ねじ山がすり減るのを
阻止する (12)円錐力を伝達する表面により、フープ状(たが状)拡大を除去する (13)ねじ上よりもくさび上に荷重を負荷することにより、パワーツールのデ
ィスクの締め付け過ぎを阻止する (14)ラチェット作用により、パワーツールのモータが突然停止した場合でも
、パワーツールのディスクが意図しないうちに外れてしまうのを阻止する (15)くさび上に締め付けるとき及び解除するときの両方にモータ作用を利用
するので、パワーツールのディスクを手動鵜操作で取り付けたり取り外したりす
ることができる (16)平面ワッシャ及びスプリングワッシャの両方とも、一般的に使用される
材料で作ることができる (17)周知のワッシャを製造するために用いられる一般的な方法の全てを用い
ることができる
【0107】 本明細書を通じて用いられる「comprise(から成る、包含する)」という用語
及びその活用語は、文脈から限定される場合を除いて、その完全体(integer )
や完全体のグループを指示する場合のみならず、他の完全体やそのグループをも
包含するものであることを、理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるワッシャの斜視図。
【図2】 ワッシャの下側の斜視図。
【図3】 ワッシャの断面図。
【図4】 ワッシャを備えたねじ付固定具組立体の斜視図。
【図5】 固定具組立体のナット形成部分の下側の斜視図。
【図6】 工作物と協働するねじ付固定具組立体の断面図。
【図7】 固定具組立体内のナットの代わりとしたボルトの斜視図。
【図8】 第1実施例のワッシャの変形例の斜視図。
【図9】 第1実施例のワッシャのさらなる変形例の斜視図。
【図10】 図9のワッシャと共に用いられるナットの下側の斜視図。
【図11】 第2実施例のワッシャを含む固定具組立体の一部破断断面図。
【図12】 第2実施例のワッシャの断面図。
【図13】 ワッシャの平面図。
【図14】 図11の固定具組立体のナット形成部分の断面図。
【図15】 図14に示されたナットの平面図。
【図16】 第2実施例のワッシャを含む固定具組立体の一部破断断面図。
【図17】 第3実施例のワッシャを含む固定具組立体の一部破断断面図。
【図18】 図17の固定具組立体のボルト形成部分頭部の底面図。
【図19】 図17の組立体の拡大断面図。
【図20】 図19のねじ付固定具組立体をフル荷重状態で表した断面図。
【図21】 第3実施例のワッシャを含む固定具組立体の一部破断断面図。
【図22】 第4実施例のワッシャを含む固定具組立体の拡大断面図。
【図23】 図22のねじ付固定具組立体をフル荷重状態で表した断面図。
【図24】 第5実施例による2つのワッシャを備えた組立体の断面図。
【図25】 図24の組立体のナット形成部分の斜視図。
【図26】 図24の組立体の中間ワッシャ形成部分の斜視図。
【図27】 図24の組立体のリテーナワッシャ形成部分の斜視図。
【図28】 第6実施例の2つのワッシャを備えたねじ付固定具組立体の一部
破断断面図。
【図29】 図28のねじ付固定具組立体のナット形成部分の斜視図。
【図30】 図28の組立体の中間ワッシャ形成部分の斜視図。
【図31】 図28の組立体のリテーナワッシャ形成部分の斜視図。
【図32】 2つのワッシャを有するねじ付固定具組立体の斜視図。
【図33】 図32の固定具組立体のナット形成部分の斜視図。
【図34】 図32の固定具組立体に用いられるワッシャの斜視図。
【図35】 図32の固定具組立体に用いられる追加ワッシャの斜視図。
【図36】 図32の組立体の断面図。
【図37】 図32の組立体のナットの代替例ボルトの斜視図。
【図38】 サイズアダプタの斜視図。
【図39】 中間ワッシャとリテーナワッシャを用いた固定具組立体を第1の
動作位置で示す斜視図。
【図40】 図39の固定具組立体を第2の動作位置で示す斜視図。
【図41】 図39の固定具組立体を第3の動作位置で示す斜視図。
【図42】 図39の固定具組立体を第4の動作位置で示す斜視図。
【図43】 他の実施例によるワッシャを含むねじ付固定具組立体をその第1
位置で示す平面図。
【図44】 図43の線44−44に沿う断面図、
【図45】 第1位置の固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図。
【図46】 図43のねじ付固定具組立体が第2位置にあるときの平面図。
【図47】 図46の線47−47に沿う断面図。
【図48】 第2位置の固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図。
【図49】 中間ワッシャとリテーナワッシャを用いたねじ付固定具組立体を
第1の動作位置で示す平面図。
【図50】 図49の線50−50に沿う断面図。
【図51】 第1位置の固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図。
【図52】 図49のねじ付固定具組立体が第2位置にあるときの平面図。
【図53】 図52の線53−53に沿う断面図。
【図54】 第2位置の固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概略図。
【図55】 図49のねじ付固定具組立体が第3位置にあるときの平面図。
【図56】 図55の線56−56に沿う断面図。
【図57】 第3動作位置にある固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概
略図。
【図58】 図49の固定具組立体が第4動作位置にあるときの平面図。
【図59】 図58の線59−59に沿う断面図。
【図60】 第4動作位置にある固定具組立体内の傾斜面の相対位置を示す概
略図。
【図61】 固定具組立体を円形列状に配置した荷重構造を示す平面図。
【図62】 固定具組立体を円形列状に配置した荷重構造を示す平面図。
【符号の説明】
100 ねじ付固定具組立体 210 ねじ付固定具 211 内側表面 212 外側表面 213 外周表面 230 ねじ 240,340 傾斜構造 341 接触表面 345 スロープ面 346 衝合面 390 ワッシャ 391,392 対向側面 393 外周面 394 中央穴 396 係合表面 400 工作物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ付固定具組立体のためのワッシャであり、当該ねじ付固
    定具組立体はその1つの要素が摩擦係合させられる係合領域を有しているねじ付
    固定具組立体のためのワッシャであって、 該ワッシャは中央軸線を有する本体部を包含し、その本体部は2つの対向側面
    と、外周面と、前記2つの対向側面間を延伸する中央穴を形成する内周面と、傾
    斜構造とを有し、この傾斜構造は前記ねじ付固定具組立体のさらなる要素と協働
    してそれら両者の間に当該ねじ付固定具組立体のねじが緩められるのに抵抗する
    ための機械的連結を提供しており、前記係合領域と前記傾斜構造との相対的位置
    は使用時に前記係合領域を通じて伝達されるトルクが前記傾斜構造を通じて作用
    するトルクよりも大きくなるように設定されているワッシャ。
  2. 【請求項2】 前記傾斜構造は前記係合領域よりも前記中央軸線により接近
    して配置されている請求項1記載のワッシャ。
  3. 【請求項3】 前記傾斜構造は前記対向側面の1つと前記内周面との間に配
    置されている請求項1又は2記載のワッシャ。
  4. 【請求項4】 前記傾斜構造は概ね環状で、前記1つの対向側面と前記内周
    面との間を角度を付けて延伸している請求項3記載のワッシャ。
  5. 【請求項5】 前記傾斜構造は切頭円錐形状、円弧状、あるいは球状に作ら
    れている請求項4記載のワッシャ。
  6. 【請求項6】 前記傾斜構造は複数の傾斜セクションを包含し、各セクショ
    ンはスロープ状傾斜面と衝合面とを有している請求項1乃至5のいずれかに記載
    のワッシャ。
  7. 【請求項7】 前記各傾斜面は前記中央軸線を横断する面に対して傾斜して
    いる請求項6記載のワッシャ。
  8. 【請求項8】 前記傾斜構造はくさび状傾斜面から成っている請求項1乃至
    7のいずれかに記載のワッシャ。
  9. 【請求項9】 前記傾斜構造はラチェット歯から成っている請求項1乃至7
    のいずれかに記載のワッシャ。
  10. 【請求項10】 さらに前記対向側面の他方の上、あるいはその面の外側端
    縁上に係合面を有する請求項1乃至9のいずれかに記載のワッシャ。
  11. 【請求項11】 当該ワッシャが中央にアッダーカットを有する平面ワッシ
    ャとして形成されている請求項1乃至10のいずれかに記載のワッシャ。
  12. 【請求項12】 当該ワッシャがスプリングワッシャとして形成されている
    請求項1乃至10のいずれかに記載のワッシャ。
  13. 【請求項13】 当該ワッシャが工具を用いて係合させられるようになって
    いる請求項1乃至12のいずれかに記載のワッシャ。
  14. 【請求項14】 さらに当該ワッシャの手動操作を容易にするためのグリッ
    プ手段を有する請求項1乃至12のいずれかに記載のワッシャ。
  15. 【請求項15】 当該ワッシャがねじ付組立体上にかぶさる量を視覚的に表
    示するための固定手段を包含している請求項1乃至14のいずれかに記載のワッ
    シャ。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれかに記載のワッシャを包含する
    ねじ付固定具組立体。
  17. 【請求項17】 ねじ付固定具組立体のためのワッシャであって、中央軸線
    を有する本体部を包含し、その本体部は2つの対向側面と、外周面と、前記2つ
    の対向側面間を延伸する中央穴を形成する内周面と、工作物上でねじ付固定具組
    立体の1つの要素と摩擦係合するための係合面と、前記内周面と前記対向側面の
    1つとの間に配置された傾斜構造とを有し、この傾斜構造は前記ねじ付固定具組
    立体のさらなる要素と協働してそれら両者の間に当該ねじ付固定具組立体のねじ
    が緩められるのに抵抗するための機械的連結を提供しており、前記係合面は前記
    対向側面の他方と協働しかつ前記中央軸線のまわりを円周方向に延伸しており、
    前記中央軸線に関する前記係合面と前記傾斜構造との相対的位置は使用時に前記
    係合面を通じて伝達されるトルク荷重が前記傾斜構造を通じて作用するトルク荷
    重よりも大きくなるように設定されているワッシャ。
  18. 【請求項18】 前記傾斜構造は前記係合面よりも前記中央軸線により接近
    して配置されている請求項17記載のワッシャ。
  19. 【請求項19】 前記傾斜構造は前記対向側面の1つと前記内周面との間に
    配置されている請求項17又は18記載のワッシャ。
  20. 【請求項20】 前記傾斜構造は概ね環状で、前記対向側面の1つと前記内
    周面との間を環状に延伸している請求項19記載のワッシャ。
  21. 【請求項21】 前記傾斜構造は切頭円錐形状、円弧状、あるいは球状に作
    られている請求項20記載のワッシャ。
  22. 【請求項22】 前記傾斜構造は複数の傾斜セクションを包含し、各セクシ
    ョンはスロープ状傾斜面と衝合面とを有している請求項17乃至21のいずれか
    に記載のワッシャ。
  23. 【請求項23】 前記各傾斜面は前記中央軸線を横断する面に対して傾斜し
    ている請求項22記載のワッシャ。
  24. 【請求項24】 前記傾斜構造はくさび状傾斜面から成っている請求項17
    乃至23のいずれかに記載のワッシャ。
  25. 【請求項25】 前記傾斜構造はラチェット歯から成っている請求項17乃
    至23のいずれかに記載のワッシャ。
  26. 【請求項26】 当該ワッシャが中央にアッダーカットを有する平面ワッシ
    ャとして形成されている請求項17乃至25のいずれかに記載のワッシャ。
  27. 【請求項27】 当該ワッシャがスプリングワッシャとして形成されている
    請求項17乃至25のいずれかに記載のワッシャ。
  28. 【請求項28】 当該ワッシャが工具を用いて係合させられるようになって
    いる請求項17乃至27のいずれかに記載のワッシャ。
  29. 【請求項29】 さらに当該ワッシャの手動操作を容易にするためのグリッ
    プ手段を有する請求項17乃至28のいずれかに記載のワッシャ。
  30. 【請求項30】 当該ワッシャがねじ付組立体上にかぶさる量を視覚的に表
    示するための固定手段を包含している請求項17乃至29のいずれかに記載のワ
    ッシャ。
  31. 【請求項31】 請求項17乃至30のいずれかに記載のワッシャを包含す
    るねじ付固定具組立体。
  32. 【請求項32】 ねじ付固定具組立体のためのワッシャであって、中央軸線
    を有する本体部を包含し、その本体部は2つの対向側面と、外周面と、前記2つ
    の対向側面間を延伸する中央穴を形成する内周面と、前記内周面と前記対向側面
    の1つとの間に配置された第1の傾斜構造とを有し、この第1の傾斜構造は前記
    ねじ付固定具組立体のさらなる要素と協働してそれら両者の間に当該ねじ付固定
    具組立体のねじが緩められるのに抵抗するための機械的連結を提供しており、 第2の傾斜構造が前記対向側面の他方と協働し、かつこの第2の傾斜構造が、
    請求項17乃至30のいずれかに記載のワッシャの傾斜構造と協働するように配
    置されているワッシャ。
  33. 【請求項33】 工作物をその位置に解除可能に固定するためのねじ付固定
    具組立体であって、 このねじ付固定具組立体が、回転軸線を有するねじ付固定具と、前記回転軸線
    と同心で工作物と摩擦係合するための環状係合面を提供しているワッシャと、前
    記ねじ付固定具とワッシャとの間に機械的連結を提供しかつそのねじ付固定具の
    ねじが緩められるのに抵抗する手段とを備え、 前記手段が前記ねじ付固定具上にある傾斜構造を有し、 この傾斜構造が前記ワッシャの環状係合面よりも前記ねじ付固定具の回転軸線
    により接近して配置されているねじ付固定具組立体。
  34. 【請求項34】 工作物をその位置に解除可能に固定するためのねじ付固定
    具組立体であって、 このねじ付固定具組立体が、回転軸線を有するねじ付固定具と、前記回転軸線
    と同心で工作物と摩擦係合するための環状係合面を提供しているワッシャと、前
    記ねじ付固定具とワッシャとの間に機械的連結を提供しかつそのねじ付固定具の
    ねじが緩められるのに抵抗する手段とを備え、 前記手段が前記回転軸線に関して半径方向に延伸する平面に対して傾斜した協
    働面を有しているねじ付固定具組立体。
  35. 【請求項35】 さらに当該ねじ付組立体上にワッシャがかぶさる量を視覚
    的に表示するための手段を包含している請求項33又は34記載のねじ付固定具
    組立体。
  36. 【請求項36】 請求項1乃至35のいずれかに記載の複数のねじ付固定具
    組立体と係合するための工具。
JP2001565549A 2000-03-09 2001-03-09 ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体 Pending JP2003526057A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPQ6118A AUPQ611800A0 (en) 2000-03-09 2000-03-09 Washer and threaded fastener assembly incorporating same
AU6118 2000-03-09
PCT/AU2001/000255 WO2001066964A1 (en) 2000-03-09 2001-03-09 Washer and threaded fastener assembly incorporating same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003526057A true JP2003526057A (ja) 2003-09-02

Family

ID=3820221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001565549A Pending JP2003526057A (ja) 2000-03-09 2001-03-09 ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7261506B2 (ja)
EP (1) EP1292777A4 (ja)
JP (1) JP2003526057A (ja)
KR (1) KR20030007455A (ja)
CN (1) CN100404890C (ja)
AU (1) AUPQ611800A0 (ja)
CA (1) CA2439416A1 (ja)
WO (1) WO2001066964A1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524792A (ja) * 2003-07-01 2007-08-30 エズナット プロプライエタリー リミテッド 弾性継手要素およびそれを組み込む締結具アセンブリ
JP2009505023A (ja) * 2005-08-15 2009-02-05 アキュメント インテレクチュアル プロパティーズ エルエルシー ゼロクリアランス型ボルト締結ジョイント
JP2011220387A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Hamanaka Nut Kk ねじの弛み止め構造
JP2012125910A (ja) * 2010-04-27 2012-07-05 Yunitaito Kk 締結用ソケットとそれに使用する反力受け用ワッシャ及び締結構造
JP2013529761A (ja) * 2010-06-25 2013-07-22 ノード−ロック・インターナショナル・アーベー 二重ロックワッシャ
JP5336644B1 (ja) * 2012-11-28 2013-11-06 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造
JP2014084993A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Sus Corp 締結具
WO2015050043A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 Next Innovation合同会社 締結部の逆回転防止構造
JP2015078718A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造
WO2015178515A1 (ko) * 2014-05-20 2015-11-26 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 볼트 풀림방지용 와셔
JP2015224671A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 株式会社マルナカ 座金及び座金付き螺子類
JP2020133890A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 孝一 松永 スプリングワッシャ一体型ボルトナット
WO2020174790A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 ボルトエンジニア株式会社 ロックワッシャ、締結構造及びその締結構造の締結を解除する方法
WO2021225021A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 ボルトエンジニア株式会社 ワッシャ及び締結構造

Families Citing this family (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6749386B2 (en) * 2001-08-20 2004-06-15 Maclean-Fogg Company Locking fastener assembly
DE20204556U1 (de) * 2002-03-22 2002-07-04 Altenloh, Brinck & Co. Gmbh & Co. Kg Befestigungsanordnung
AU2003284058A1 (en) * 2002-10-09 2004-05-04 Sydney L. Terry Wedge cam lock washer for threaded fasteners
AT414346B (de) * 2003-09-05 2013-10-15 Best On Bolt Gmbh Sicherungselement zur sicherung von schraubenelementen
US6932044B1 (en) 2004-02-26 2005-08-23 General Fasteners Company Windage tray with improved captured nut
ES2258900B1 (es) * 2004-07-27 2008-03-01 Fominaya, S.A. Sistema para bloqueo de elementos de regulacion de una cisterna.
EP1815152B1 (en) * 2004-10-05 2018-08-08 BUCKNELL, John Wentworth Load-bearing ring for hydraulic fasteners
WO2007024144A1 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Jason Peter Van Gent Improvements to threaded fasteners
JP4780524B2 (ja) * 2006-02-22 2011-09-28 日立工機株式会社 携帯用切断機
SE532106C2 (sv) * 2006-09-01 2009-10-27 Nord Lock Ab Låssystem innefattande ett fästelement och en låsbrickenhet
JP4755071B2 (ja) * 2006-11-20 2011-08-24 三菱重工業株式会社 排気ターボ過給機
CN101434021B (zh) * 2007-11-12 2010-10-13 包明涛 用于锥形转子电动机锁紧螺母的加工方法
US8808339B2 (en) * 2008-10-15 2014-08-19 Us Spine, Inc. Interlocking bone screw and washer concepts
US8162580B2 (en) * 2009-05-05 2012-04-24 Antony Chen Anti-theft fastener
US8529609B2 (en) * 2009-12-01 2013-09-10 Osteomed Llc Polyaxial facet fixation screw system
US9078701B2 (en) * 2009-11-09 2015-07-14 Centinel Spine, Inc. System and method for stabilizing a posterior fusion over motion segments
US9078707B2 (en) 2009-12-01 2015-07-14 Osteomed Llc Polyaxial facet fixation screw system with cannula inserter
US8998966B2 (en) * 2009-12-01 2015-04-07 Osteomed, Llc Polyaxial facet fixation screw system with fixation augmentation
CN102233555B (zh) * 2010-04-27 2015-01-28 阿尼泰特株式会社 连接用套筒及其使用的反作用力承接用垫圈以及连接结构
KR101233322B1 (ko) * 2010-08-31 2013-02-14 로베르트 보쉬 게엠베하 이차 전지
WO2012051576A2 (en) * 2010-10-15 2012-04-19 Phygen, Llc Fixation screw assembly
US8616818B2 (en) 2011-02-17 2013-12-31 Raytheon Company Gripping washer having one or more deformable gripping tabs and method for reducing foreign object debris
CN102494005A (zh) * 2011-11-29 2012-06-13 上海航天科工电器研究院有限公司 紧固超薄板时螺栓用垫圈
CA2861460C (en) * 2012-01-24 2020-06-09 DePuy Synthes Products, LLC Compression screw system
GB201210331D0 (en) * 2012-06-12 2012-07-25 Airbus Operations Ltd Fastener removal
TWI646269B (zh) * 2013-02-01 2019-01-01 傑泰股份有限公司 用於鎖緊螺紋緊固件之設備
WO2017151991A1 (en) * 2016-03-02 2017-09-08 HYTORC Division Unex Corporation Threaded fastener with friction coefficient increasing treatments
US9090221B2 (en) * 2013-03-15 2015-07-28 Autoliv Asp, Inc. One-way locking linear pretensioner
US20140331568A1 (en) * 2013-05-09 2014-11-13 General Electric Company Bolt connection assembly for a wind turbine lattice tower structure
SE538991C2 (sv) * 2013-07-01 2017-03-14 Nord-Lock Ab Fästanordning innefattande fästelement och låsbricka
AU2014297237B2 (en) * 2013-08-01 2018-06-21 NejiLaw inc. Structure for preventing reverse rotation of threaded body
US10051773B2 (en) 2013-08-21 2018-08-21 Cnh Industrial America Llc Tillage implement with preset disk frame angle
PE20161186A1 (es) * 2013-12-17 2016-10-27 Hytorc Division Unex Corp Aparato para ajustar sujetadores roscados
DE102013226768A1 (de) * 2013-12-19 2015-06-25 Vega Grieshaber Kg Mutter
CN103742514A (zh) * 2013-12-20 2014-04-23 广西南宁德通网络有限公司 一种易安装型垫圈
CN103786361A (zh) * 2014-01-22 2014-05-14 中山市新山禾日用制品有限公司 一种易拆装的榨油机榨油机构
DE102014102839B4 (de) * 2014-03-04 2016-02-04 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Scheibenbremse für ein Nutzfahrzeug
US9425539B2 (en) * 2014-07-28 2016-08-23 Tyco Electronics Corporation Conical retention ring
KR101625007B1 (ko) * 2014-12-09 2016-05-30 주식회사 삼손 풀림방지 볼트조립체
SE540899C2 (en) * 2015-02-04 2018-12-18 Nord Lock Ab Wedge locking washer with increased corrosion resistance and method for its manufacture
DE102015004515A1 (de) * 2015-04-13 2016-10-13 A.RAYMOND et Cie. SCS Befestigungsvorrichtung
US9895169B2 (en) * 2015-08-21 2018-02-20 Globus Medical, Inc. Self in-fusing pedicle screw implant
US10107325B2 (en) * 2015-11-04 2018-10-23 The Reaction Washer Company Multifunction reaction washer and stack accessed by slim reaction socket
US10107326B2 (en) * 2015-11-12 2018-10-23 Maclean-Fogg Company Anti-loosening incremental tension fastener assembly
US9782687B2 (en) * 2016-01-12 2017-10-10 Gracewood Management, Inc. Magnetic construction block toy set
WO2018090427A1 (zh) * 2016-11-16 2018-05-24 孙愉后 紧固件
JP7014395B2 (ja) * 2017-03-27 2022-02-15 株式会社NejiLaw ねじ体の相対回転抑制構造、相対移動抑制構造、相対移動抑制体
CN109210067A (zh) * 2017-07-09 2019-01-15 高保华 含有棘轮机构的双进程螺栓结构
GB2566063B (en) * 2017-09-01 2021-12-22 Siemens Ag Cable connection and method
US10618555B2 (en) * 2017-10-19 2020-04-14 Fca Us Llc Self-locking cam washer
CN107939811A (zh) * 2017-11-16 2018-04-20 庞群 一种防脱反旋螺丝组
CN108799311A (zh) * 2018-06-29 2018-11-13 荆门创佳机械科技有限公司 可互锁的汽车轮胎防松螺母
CN109026967A (zh) * 2018-08-28 2018-12-18 宁波市镇海甬鼎紧固件制造有限公司 一种螺栓和槽形螺母的防松结构
CN109066471B (zh) * 2018-09-25 2019-12-13 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种用于电力***的临时保护装置
CN109681511B (zh) * 2019-02-19 2021-05-04 杨天啸 差额棘齿型防松双螺母
US11396902B2 (en) 2019-06-20 2022-07-26 The Reaction Washer Company, Llc Engaging washers
CN110259804B (zh) * 2019-07-13 2020-03-31 叶春林 不会松动的螺母
KR102256916B1 (ko) * 2019-09-27 2021-05-27 한국안전기술주식회사 티볼트 조립체
CN110654186B (zh) * 2019-10-15 2024-05-31 安徽拓扑思汽车零部件有限公司 一种汽车tpms气门嘴用垫片及气门嘴安装结构
CN111022477A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 广西玉柴机器股份有限公司 一种螺栓防松卡簧及其制造方法
KR102232854B1 (ko) * 2020-06-17 2021-03-26 단국대학교 산학협력단 다수의 확장슬리브를 포함하는 앵커
CN112051072B (zh) * 2020-08-25 2022-09-06 中国第一汽车股份有限公司 一种悬架及制动***底盘紧固件松动整车试验方法
DE102020126247A1 (de) * 2020-10-07 2022-04-07 Adolf Schnorr Gmbh & Co. Kg Sicherungsscheibe für eine Schraubverbindung sowie Schraubverbindung
CN112555265B (zh) * 2020-10-28 2021-07-27 浙江自紧王机械有限公司 一种旋升自紧螺母及自紧垫片的压制成型方法
KR20230088815A (ko) * 2020-11-11 2023-06-20 빅톨릭 컴패니 토크 흡수 표면
US11534894B2 (en) 2020-11-17 2022-12-27 The Reaction Washer Company Llc Socket devices and methods of use
CN113864316B (zh) * 2021-09-28 2022-06-07 拉萨誉致信科技有限公司 一种防松动紧固组件
CN114060391A (zh) * 2021-11-01 2022-02-18 河南航天精工制造有限公司 一种螺纹紧固件的预紧力控制装置及控制方法

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3241589A (en) * 1964-09-14 1966-03-22 Max L Enders Positive self-locking fastening means
JPS484142B1 (ja) * 1968-12-20 1973-02-06
US3926237A (en) * 1972-03-30 1975-12-16 Max L Enders Self-locking vibration-proof lock washer and cooperating threaded fastener
JPS5213356U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
JPS5290670U (ja) * 1975-12-19 1977-07-06
US4283091A (en) * 1975-10-20 1981-08-11 Enders Max L Shock proof fastener assembly for vehicle wheels and other applications
JPS5863416U (ja) * 1981-10-26 1983-04-28 セントラル通商株式会社 ボルト
JPS62165012A (ja) * 1986-10-09 1987-07-21 株式会社 冨士精密製作所 ゆるみ止めダブルナット
JPH0294081U (ja) * 1989-01-13 1990-07-26
JPH03163208A (ja) * 1989-10-06 1991-07-15 Cummins Engine Co Inc 締付け具及び締付け方法
JPH0514843Y2 (ja) * 1988-03-26 1993-04-20
JPH06147212A (ja) * 1992-11-04 1994-05-27 Aputo:Kk 回転角表示ネジ締結体
JPH0750784A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Canon Inc 光電変換装置
JPH07103222A (ja) * 1993-09-24 1995-04-18 Bai Corp 回転止めロック装置
JPH0738733U (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 株式会社アプト カム座金
US5547326A (en) * 1994-02-25 1996-08-20 Teckentrup Gmbh & Co. Kg Spring washer for the securing of screws, nuts, or the like
JP2000027837A (ja) * 1998-07-13 2000-01-25 Toshiaki Tsuji 緩み止めボルト(ナット)とワッシャ

Family Cites Families (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1303784A (en) * 1919-05-13 Butt-lock
US752628A (en) * 1904-02-16 Nut-lock
US487684A (en) * 1892-12-06 William d
US612490A (en) * 1898-10-18 David w
US292063A (en) * 1884-01-15 Lock-nut
US162167A (en) * 1875-04-20 Assig-nob of one
US301085A (en) * 1884-07-01 Nut-lock
US184040A (en) * 1876-11-07 Improvement in nut-locks
US860162A (en) * 1906-07-06 1907-07-16 Joseph A Townsend Nut-lock.
US866616A (en) * 1907-05-11 1907-09-24 William Bollwahn Nut-lock.
US924259A (en) * 1908-05-27 1909-06-08 Thomas M Mills Nut-lock.
US910712A (en) * 1908-07-23 1909-01-26 Mason C Mccoy Nut-lock.
US1031579A (en) * 1910-12-10 1912-07-02 Anatole Panalle Nut-lock.
US1047064A (en) * 1912-03-08 1912-12-10 Chris J Ivers Nut-lock.
US1181494A (en) * 1914-02-12 1916-05-02 James A Warren Nut-lock.
US1166736A (en) * 1914-05-02 1916-01-04 Layman W Bailey Nut-lock.
US1159131A (en) * 1914-07-17 1915-11-02 James M Thompson Lock-nut.
US1254726A (en) * 1917-06-06 1918-01-29 Arthur G Portee Nut-lock.
US1379473A (en) * 1920-07-29 1921-05-24 Orrin E G Olmsted Nut-lock
US1406423A (en) * 1920-09-13 1922-02-14 Frank H Smith Nut and washer
US1459818A (en) * 1922-03-30 1923-06-26 Joseph J Davis Nut lock
US1534427A (en) * 1924-03-08 1925-04-21 William H Tice Washer for nut locks
US1527915A (en) * 1924-08-05 1925-02-24 Thomas J Phelan Nut lock
US1784269A (en) * 1928-09-27 1930-12-09 Clegg Lock Washer Corp Lock washer
US2034494A (en) * 1934-12-04 1936-03-17 Clare L Brackett Washer
US2343067A (en) * 1941-02-18 1944-02-29 Richard W Luce Motion transmitting device
US2370912A (en) * 1944-01-12 1945-03-06 Pierce Verlin Lock washer
US2619146A (en) * 1949-07-22 1952-11-25 Illinois Tool Works Nonrotatively coupled nut and lock washer
US2681678A (en) * 1950-06-26 1954-06-22 Hage Albert Nut and resilient washer assembly
US3077218A (en) * 1958-09-02 1963-02-12 Schnorr Adolf Kg Dish-spring lock-washers
FR1300835A (fr) * 1961-06-26 1962-08-10 Nouvelle rondelle
US3221792A (en) * 1963-04-08 1965-12-07 Illinois Tool Works Lockwasher and fastener assembly
ZA725712B (en) * 1971-09-01 1974-10-30 Illinois Tool Works Screw fasteners
US3851386A (en) 1973-08-31 1974-12-03 L Ellzey Method of tensioning bolts
US4377361A (en) * 1980-08-22 1983-03-22 Frieberg Bengt O Reversible lock washer
US4433879A (en) * 1981-04-02 1984-02-28 Morris James C Adjustable extension-cam shim
DE3434850C2 (de) * 1984-09-22 1986-04-03 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Mehrfachschrauber
DE3624748A1 (de) * 1986-07-22 1988-02-04 Opel Adam Ag Schraubvorrichtung zur gleichzeitigen vormontage von mehreren schrauben bzw. muttern
US4793752A (en) * 1987-05-11 1988-12-27 Perma-Tite Ab Drive-head lock washer
CN1019408B (zh) * 1988-10-29 1992-12-09 彼尔玛·泰特Ab公司 旋拧头式锁紧垫圈
US5011351A (en) * 1990-03-19 1991-04-30 Terry Sydney L Wedge lock die washer
US5190423A (en) * 1991-02-15 1993-03-02 Ewing Paul E Locking fastener
US5203656A (en) * 1991-09-19 1993-04-20 Hong Kong Disc Lock Company, Limited Self-centering, self-tightening fastener
US5278775A (en) 1991-09-30 1994-01-11 The University Of Akron Method of tightening threaded fasteners
GB9202771D0 (en) * 1992-02-10 1992-03-25 Rotabolt Ltd Load indicating fasteners
US5474409A (en) * 1992-07-13 1995-12-12 Terry; Sydney L. Fastener assembly
US5409338A (en) * 1993-05-04 1995-04-25 Hong Kong Disc Lock Company, Limited Wedge-action lock washer assembly having coupled washers
US5411008A (en) 1993-12-29 1995-05-02 Micro Inventions Technology Inc. Indexed limb bolt assembly for a recurve bow
US5626449A (en) * 1995-09-15 1997-05-06 Hong Kong Disc Lock Company Limited Wedge-locking fastener assembly with a cammed flange
US5688091A (en) * 1995-09-15 1997-11-18 Hong-Kong Disc Lock Company, Ltd. Self-locking fastener with captive washer
DE19642446C2 (de) * 1996-10-15 2000-06-15 Ewald Witte Gmbh & Co Kg Vorrichtung zum Halten zweier Bauteile in einer Abstandslage zueinander
AU3530497A (en) 1996-12-05 1998-06-11 Power Tool Holders Incorporated Improved ball screw clamping device
US5934853A (en) * 1997-10-24 1999-08-10 Junkers; John K. Nut and device for tightening provided with the same
US5829933A (en) * 1997-12-02 1998-11-03 Kramer; Frederic P. Washer with a relief
US6227782B1 (en) * 1999-05-28 2001-05-08 Stephen Bowling Self-locking threaded fastener assembly

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3241589A (en) * 1964-09-14 1966-03-22 Max L Enders Positive self-locking fastening means
JPS484142B1 (ja) * 1968-12-20 1973-02-06
US3926237A (en) * 1972-03-30 1975-12-16 Max L Enders Self-locking vibration-proof lock washer and cooperating threaded fastener
JPS5213356U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
US4283091A (en) * 1975-10-20 1981-08-11 Enders Max L Shock proof fastener assembly for vehicle wheels and other applications
JPS5290670U (ja) * 1975-12-19 1977-07-06
JPS5863416U (ja) * 1981-10-26 1983-04-28 セントラル通商株式会社 ボルト
JPS62165012A (ja) * 1986-10-09 1987-07-21 株式会社 冨士精密製作所 ゆるみ止めダブルナット
JPH0514843Y2 (ja) * 1988-03-26 1993-04-20
JPH0294081U (ja) * 1989-01-13 1990-07-26
JPH03163208A (ja) * 1989-10-06 1991-07-15 Cummins Engine Co Inc 締付け具及び締付け方法
JPH06147212A (ja) * 1992-11-04 1994-05-27 Aputo:Kk 回転角表示ネジ締結体
JPH0750784A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Canon Inc 光電変換装置
JPH07103222A (ja) * 1993-09-24 1995-04-18 Bai Corp 回転止めロック装置
JPH0738733U (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 株式会社アプト カム座金
US5547326A (en) * 1994-02-25 1996-08-20 Teckentrup Gmbh & Co. Kg Spring washer for the securing of screws, nuts, or the like
JP2000027837A (ja) * 1998-07-13 2000-01-25 Toshiaki Tsuji 緩み止めボルト(ナット)とワッシャ

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524792A (ja) * 2003-07-01 2007-08-30 エズナット プロプライエタリー リミテッド 弾性継手要素およびそれを組み込む締結具アセンブリ
JP2009505023A (ja) * 2005-08-15 2009-02-05 アキュメント インテレクチュアル プロパティーズ エルエルシー ゼロクリアランス型ボルト締結ジョイント
JP2011220387A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Hamanaka Nut Kk ねじの弛み止め構造
JP2012125910A (ja) * 2010-04-27 2012-07-05 Yunitaito Kk 締結用ソケットとそれに使用する反力受け用ワッシャ及び締結構造
US9366284B2 (en) 2010-06-25 2016-06-14 Nord-Locke International AB Double-acting lockwasher
JP2013529761A (ja) * 2010-06-25 2013-07-22 ノード−ロック・インターナショナル・アーベー 二重ロックワッシャ
JP2014084993A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Sus Corp 締結具
JP5336644B1 (ja) * 2012-11-28 2013-11-06 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造
WO2015050043A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 Next Innovation合同会社 締結部の逆回転防止構造
JP2015072056A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 Next Innovation合同会社 締結部の逆回転防止構造
JP2015078718A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 Next Innovation合同会社 ねじ体の逆回転防止構造
WO2015178515A1 (ko) * 2014-05-20 2015-11-26 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 볼트 풀림방지용 와셔
JP2015224671A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 株式会社マルナカ 座金及び座金付き螺子類
JP2020133890A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 孝一 松永 スプリングワッシャ一体型ボルトナット
WO2020174790A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 ボルトエンジニア株式会社 ロックワッシャ、締結構造及びその締結構造の締結を解除する方法
JP2020143781A (ja) * 2019-02-28 2020-09-10 ボルトエンジニア株式会社 ロックワッシャ、締結構造及びその締結構造の締結を解除する方法
WO2021225021A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 ボルトエンジニア株式会社 ワッシャ及び締結構造

Also Published As

Publication number Publication date
CA2439416A1 (en) 2001-09-13
AUPQ611800A0 (en) 2000-03-30
CN100404890C (zh) 2008-07-23
CN1427927A (zh) 2003-07-02
WO2001066964A1 (en) 2001-09-13
EP1292777A4 (en) 2004-12-15
EP1292777A1 (en) 2003-03-19
US7261506B2 (en) 2007-08-28
US20030077143A1 (en) 2003-04-24
KR20030007455A (ko) 2003-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003526057A (ja) ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体
EP0889251B1 (en) Self-locking fastener with captive washer
US5203656A (en) Self-centering, self-tightening fastener
US20050079028A1 (en) Fastener
US5207543A (en) Connecting device with a nut and bolt to prevent loosening and losing the nut
JPH01158208A (ja) 緩み止め締結具組立体
US5011351A (en) Wedge lock die washer
US7220091B2 (en) Fastening nuts with loosening assist functions
JPH05506708A (ja) ロックねじ付き締付け具
KR20100134544A (ko) 풀림방지 볼트너트 결합체
JP2002115708A (ja) ボルト部分と支持リングを備えた弛めることができる車輪用連結要素
EP0060271B1 (en) Free spinning laminated nut with automatic lock
US20120070245A1 (en) Fastener
JP2002130240A (ja) ボルト部分及び安全リングを有する、構造部分のための解除可能な結合要素
JPS6249489B2 (ja)
US20210239151A1 (en) Lock washer and fastening structure
US11137015B2 (en) Precision torque control positive lock nut
CN111734729A (zh) 上紧***、上紧盘的应用和用于预上紧紧固元件的方法
JP2012251648A (ja) ねじ締結体
US11255368B2 (en) Lock tight bolt-nut
JPH07197925A (ja) 緩み止め付き固着具
AU2001240338A1 (en) Washer and threaded fastener assembly incorporating same
JP2002235723A (ja) ネジ類の共回り防止構造
EP1217232A1 (en) Lock nut
JPH06249222A (ja) 緩み止め付き固着具およびその固着具用工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110824

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122