JP2003519684A - Mcp−1レセプターアンタゴニストとしてのインドール誘導体 - Google Patents

Mcp−1レセプターアンタゴニストとしてのインドール誘導体

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Abstract

(57)【要約】 式(I): 【化1】 (I)〔式中:Rは水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり;Rは水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり;Rはハロ基、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、C(O)R、またはS(O)であり、ここでnは0、1または2であり、そしてRはアルキル基であり;Rはハロ、トリフルオロメチル、メチルチオ、メトキシ、トリフルオロメトキシまたは低級アルキル、低級アルキニルまたは低級アルキニルであり;Rは水素、ハロ、シアノ、低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルまたはCORであり、ここでRは低級アルキルであり;Rは水素、ハロ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニルまたはCORであり、ここでRは低級アルキルであり;ただし、Rが水素、ハロまたはメトキシであり、Rが水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり、RおよびRがともに水素であり、そしてRまたはRの一方が塩素、フッ素、またはトリフルオロメチルであるとき、RまたはRの他方はハロまたはトリフルオロメチルではない〕の化合物、または薬学的に許容されるその塩またはプロドラッグ。これらの化合物は、とりわけヒトのような温血動物におけるMCP−1介在性効果の拮抗において炎症性疾患の処置のための有用な活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、CCR2レセプター(MCP−1レセプターとしても知られる)の拮
抗(その結果、とりわけ単球化学誘引物質プロテイン(MCP−1)が阻害される)
を介して作用する抗炎症化合物に関する。これらの化合物はインドール部分を含
む。本発明はさらに、それらを含む医薬組成物、それらの製造方法、それらの製
造に有用な中間体、および治療薬としてのそれらの使用に関する。
【0002】 MCP−1は白血球のケモタキシスおよび活性化を介在するプロ炎症性タンパ
ク質のケモカインファミリーのメンバーである。MCP−1は、既知の、最も強
力かつ選択的なT細胞および単球の化学誘引および活性化物質の1つであるC−
Cケモカインである。MCP−1は、リウマチ様関節炎、糸球体腎炎、肺線維症
、再狭窄(国際特許出願第WO94/09128号)、肺胞炎(Jones et al., 199
2, J. Immunol., 149, 2147)および喘息を含む多数の炎症性疾患の病態生理学に
関わっている。MCP−1がそれらの病理学において関与すると考えられる他の
疾患領域は、アテローム性動脈硬化症(例えば、Koch et al., 1992, J. Clin. I
nvest., 90, 772-779)、乾癬(Deleuran et al., 1996, J. Dermatological Scie
nce, 13,. 228-236)、皮膚の遅延型過敏症、炎症性腸疾患(Grimm et al., 1996,
J. Leukocyte Biol., 59, 804-812)、多発性硬化症および脳損傷(Berman et al
, 1996, J. Immunol., 156, 3017-3023)である。MCP−1阻害剤は、また、卒
中、再潅流障害、虚血、心筋梗塞および移植の拒絶反応の処置にも有用であり得
る。
【0003】 MCP−1はCCR2レセプターを介して作用する。MCP−2およびMCP
−3もまた、少なくとも部分的には、このレセプターを介して作用する。したが
って、本明細書において、“MCP−1の阻害または拮抗”または“MCP−1
介在効果”と言及する場合には、MCP−2および/またはMCP−3がCCR
2レセプターを介して作用しているときのMCP−2および/またはMCP−3
介在効果の阻害または拮抗を含む。
【0004】 出願人は、MCP−1に対する有用な阻害活性を有するインドール部分を含む
化合物のクラスを見出した。国際特許出願公開第WO99/07351号は、M
CP−1阻害活性を有するインドールのクラスを開示している。この出願は、特
定の置換5−ヒドロキシインドールが有効性および/または血中レベルおよび/
またはバイオアベイラビリティーおよび/または溶解度に関して予期せぬおよび
有益な特性を有するMCP−1阻害剤であるという、驚くべき知見に基づいてい
る。
【0005】 よって本発明は式(I)の化合物:
【化5】 (I)
【0006】 [式中: Rは、水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり; Rは、水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり; Rは、ハロ基,低級アルキル,低級アルケニル,低級アルキニル、アルコキシ
、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、C(O)R 、またはS(O)であり、ここで、nは、0、1または2であり、そして
は、アルキル基であり; Rは、ハロ、トリフルオロメチル、メチルチオ、メトキシ、トリフルオロメト
キシまたは低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルであり; R は、水素、ハロ、シアノ、低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アル
キニルまたはCORであり、ここで、Rは、低級アルキルであり; Rは、水素、ハロ、低級アルキル、,低級アルケニル、低級アルキニルまたは
CORであり、ここで、Rは、低級アルキルであり; ただし、Rが、水素、ハロまたはメトキシであり、Rが、水素、ハロ、メチ
ル、エチルまたはメトキシであり、RおよびRが両方とも水素であり、そし
てRまたはRの一方が、クロロ、フルオロ、またはトリフルオロメチルであ
るとき、そのときRまたはRの他方はハロまたはトリフルオロメチルではな
い] または薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグを提供する。
【0007】 本明細書では用語"アルキル"は直鎖および分枝鎖アルキル基の両方を含むが、
個々のアルキル基、例えば"プロピル"への言及は、直鎖バージョンのみについて
特定的である。同様に、用語"アルケニル"および"アルキニル"は、直鎖または分
枝鎖不飽和部分を意味する。特に述べない限り、アルキル基は好適には、1ない
し10炭素原子、このましくは1ないし6炭素原子そして最も好ましくは1ない
し4炭素原子を含む。アルケニルおよびアルキニル基は好適には、2ないし10
炭素原子、好ましくは2ないし6炭素原子そして最も好ましくは2ないし4炭素
原子を含む。接頭辞"低級"は、6までそして好ましくは4までの炭素原子を有す
ることを指摘する。用語"ハロ"はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを意味
する。
【0008】 好ましくは、Rは、水素またはハロ、例えば、クロロまたはフルオロ、そし
て最も好ましくは水素である。 Rの好適な例は、ハロ、例えばクロロ、ニトロまたはアルコキシ、例えば、 メトキシを含む。 ある実施態様では、Rは、トリフルオロメチルであり、そしてRは、メチ
ルチオ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、アルキル、特に、メチルまたはアル
キニル、特に、エチニルである。 Rの特定の例はハロ、例えば、クロロ、アルキル、例えば、メチル、アルコ
キシ、例えば、メトキシまたはトリフルオロメトキシである。
【0009】 別の好ましい実施態様では、Rは、ハロ、例えば、クロロまたはトリフルオ
ロメチルであり、Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ニ
トロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、C(O)R、またはS(O)
あり、ここで、Rおよびnは前記と同じ意味であり、そして特にRは、メチ
ルまたはエチルである。 好ましくは、Rは、水素である。 好ましくは、Rは、水素である。
【0010】 本発明の好ましい態様では、式(IA)の化合物:
【化6】 (IA) または薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグを提供し、式中、R 、Rは、前記と同じ意味であり; R3'は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、C(O)R,またはS(O)であり、ここで、Rは、アルキル基であり; R4'は、ハロ、メチルチオ、メトキシ、トリフルオロメトキシまたはメチル基
でり; ただし、R3’はトリフルオロメチルであるとき、R4'は、トリフルオロメチ
ルまたはハロではない。
【0011】 好ましくは、RおよびRは水素である。 好ましくは、R3'は、メトキシ、クロロまたはニトロより選択される。 好ましくは、R4'は、クロロ、メチル、メトキシまたはトリフルオロメトキ
シより選択される。 本発明の好ましい化合物は、表1に示す例のいずれかを含み得る。 表1
【化7】
【表1】
【0012】 本発明は、さらに、式(I)化合物のすべての互変異性体に関する。
【0013】 式(I)のある種の化合物が溶媒和の形態ならびに、例えば水和物のような溶媒
和物でない形態で存在し得ることも理解される。本発明にはすべてのこのような
溶媒和の形態が含まれることが理解される。
【0014】 式(I)化合物は、単球化学誘引物質プロテイン−1の阻害剤である。そのほか
、それらはRANTES誘導ケモタキシスを阻害するようである。RANTES
(Regulated upon Activation、Normal T−cell Expressed and Secreted)はMC
P−1と同じファミリー由来のもう1つのケモカインであり、同様の生物学的プ
ロフィールを示すが、CCR1レセプターを介して作用する。結果的に、これら
の化合物はこれらの物質により介在される疾患、特に炎症性疾患を処置するため
に使用され得る。
【0015】 式(I)化合物の適当な薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、たとえばナ
トリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウムまたはマグネシウム塩、有
機アミン塩、例えばトリエチルアミン、モルホリン、N−メチルピペリジン、N
−エチルピペリジン、プロカイン、ジベンジルアミン、N,N−ジベンジルエチ
ルアミンまたはアミノ酸、例えばリジンである。他の観点において、化合物が十
分に塩基性である場合には、適当な塩には、メタンスルホン酸塩、フマル酸塩、
塩酸塩、臭化水素酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩およびリン酸および硫酸で形
成される塩のような酸付加塩が含まれる。カチオンまたはアニオンの荷電官能基
および結合価の数に依存した1以上のカチオンまたはアニオンが存在し得る。好
適な薬学的に許容される塩はナトリウム塩である。
【0016】 さまざまな形態のプロドラッグが当分野において既知である。このようなプロ
ドラッグ誘導体の例のために: a) Design of Prodrugs、edited by H. Bundgaard, (Elsevier、1985) and Meth
ods in Enzymology, Vol. 42, p. 309-396, edited by K. Widder et al. (Acad
emic Press, 1985); b) A Textbook of Drug Design and Development, edited by Krogsgaard-Larse
n and H. Bundgaard, Chapter 5 “Design and Application of Prodrugs”, by
H. Bundgaard p. 113-191 (1991); c) H. Bundgaard, Advanced Drug Delivery Reviews, 8, 1-38 (1992); d) H. Bundgaard et al., JouRNAl of Pharmaceutical Sciences, 77, 285 (
1988);and e) N. Kakeya et al., Chem Pharm Bull, 32, 692 (1984). を参照。
【0017】 このようなプロドラッグの例は、本発明化合物のインビボで分解可能なエステ
ルである。カルボキシ基を含む本発明化合物のインビボで分解可能なエステルは
、例えば、ヒトまたは動物の体内で分解されてもとの酸(parent acid)を生成す
る薬学的に許容されるエステルである。カルボキシの適当な薬学的に許容される
エステルは、C1−6アルキルエステル、例えばメチルまたはエチルエステル;
1−6アルコキシメチル、例えばメトキシメチルエステル;C1−6アルカノ
イルオキシメチルエステル、例えばピバロイルオキシメチル;フタリジルエステ
ル;C3−8シクロアルコキシカルボニルオキシC1−6アルキルエステル、例
えば1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチルエステル;1,3−ジオキソラ
ン−2−イルメチルエステル、例えば5−メチル−1,3−ジオキソラン−2−
イルメチルエステル;C1−6アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例
えば1−メトキシカルボニルオキシエチルエステル;アミノカルボニルメチルエ
ステルおよびそのモノ−またはジ−N−(C1−6アルキル)のエステル、例えば
N,N−ジメチルアミノカルボニルメチルエステルおよびN−エチルアミノカル
ボニルメチルエステルを含み;そして本発明化合物中のカルボキシ基で形成され
得る。ヒドロキシ基を含む本発明化合物のインビボで分解可能なエステルは、例
えば、ヒトまたは動物の体内で分解してもとのヒドロキシ基を生成する薬学的に
許容されるエステルである。
【0018】 ヒドロキシの適当な薬学的に許容されるエステルは、C1−6アルカノイルエ
ステル、例えばアセチルエステル;およびフェニル基がアミノメチルまたはN置
換モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノメチルで置換されていてもよいベン
ゾイルエステル、例えば4−アミノメチルベンゾイルエステルおよび4−N,N
−ジメチルアミノメチルベンゾイルエステルを含む。
【0019】 本発明のもう1つの観点により、式(I)化合物または薬学的に許容されるその
塩またはプロドラッグの製造方法であって: a)式(II):
【化8】 〔式中、 R、R、RおよびRは、式(I)に関して定義されたものであり、R
カルボキシまたはその保護された形態であり、そしてRは水素または適当なヒ
ドロキシ保護基である〕 の化合物を、式(III):
【化9】 〔式中、RおよびRは式(I)に関して定義されたものであり、そしてLは脱
離基である〕 の化合物と反応させること; および必要であればその後: i)式(I)化合物を他の式(I)化合物に変換すること; ii)任意の保護基を除去すること;または iii)薬学的に許容されるその塩またはプロドラッグを形成させること を含む方法が提供される。
【0020】 Lの適当なもの(value)は、例えば、ハロゲンまたはスルホニルオキシ基、例
えば塩素、臭素、メタンスルホニルオキシまたはトルエン−4−スルホニルオキ
シ基である。
【0021】 式(II)の化合物および式(III)の化合物を、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
クロロメタンまたはアセトニトリルのような不活性溶媒中、水酸化ナトリウム、
水素化ナトリウムまたは炭酸カリウムのような塩基の存在下で適当に反応させる
。適当には、該反応は硫酸水素テトラ−n−ブチルアンモニウムのような相間移
動触媒の存在下で行われる。反応時間は1〜6時間、好ましくは1〜3時間の範
囲であり得る。例えば15〜30℃、好ましくは20〜25℃の適度な温度が使
用される。
【0022】 式(II)の化合物は商品として入手可能であり得るか、または商品として入手可
能な式(II)化合物の既知の方法を用いる修飾により製造され得る。特に、それら
は式(IV):
【化10】 〔式中、R、R、RおよびRは上で定義のものである。〕 の化合物を、式(V)
【化11】 〔式中、RおよびRc'は、C1−4アルキルから独立に選択される。〕 の化合物と反応させることにより製造され得る。
【0023】 式(IV)の化合物および式(V)の化合物を、適当には、例えば(テトラヒドロフラ
ンのような)不活性溶媒中、(カリウムエトキシドのような)塩基の存在下、15
〜30℃、好ましくは20〜25℃の温度の範囲で、10〜20時間、好ましく
は15〜17時間、ライセルト(Reissert)反応の条件下で反応させる。得られる
化合物を単離し、エタノールのようなアルコールおよび(酢酸のような)有機酸お
よび(10%Pd/Cのような)遷移金属触媒中に溶解させ、シクロヘキセンを加
える。
【0024】 次いで、混合物を60〜120℃、好ましくは70〜90℃の温度で、15〜
25時間、好ましくは16〜20時間加熱すると、Rが−COである式
(II)[ここでRは−CO1−4アルキルである]の化合物を与える。
【0025】 代わりに、式(II)の化合物は式(VI):
【化12】 〔式中、R、R、RおよびRは上で定義されたものである。〕 の化合物を、式(VII):
【0026】
【化13】 〔式中、RはC1−4アルキルである。〕 の化合物と反応させることにより製造され得る。
【0027】 式(VI)の化合物および式(VII)の化合物を、フィッシャーの条件下で、例えば(
酢酸のような)有機酸と60〜90℃、好ましくは75〜85℃の温度で1〜5
時間、好ましくは1〜3時間(エタノールのような)アルコール中で適当に反応さ
せる。得られる化合物を(ポリリン酸のような)強酸と混合し、90〜150℃、
好ましくは100〜120℃で、0.5〜4時間、好ましくは0.5〜2時間加熱
すると、Rが水素である式(II)の化合物を与える。次いで所望により、R
、文献既知の方法を用いて式(I)において定義されたようなRの他のもの(valu
e)に変換され得る。
【0028】 好適な代替法において、式(II)の化合物は式(VIII)
【化14】 〔式中、R、R、RおよびRは上で定義されたものである。〕 の化合物の環化反応により得られる。
【0029】 環化反応は、キシレンのような有機溶媒中で該化合物を加熱還流することによ
り実施され得る。式(VIII)の化合物は、実質的に、式(IX)
【化15】 〔式中、R、RおよびRは上で定義されたものである。〕 の化合物を、式(X)
【化16】 〔式中、Rは上で定義されたものである。〕 の化合物と反応させることにより製造され得る。該反応は、適当には、アルコー
ル、特にメタノールのような有機溶媒中、アルカリ金属アルコキシド、特にナト
リウムメトキシドのような塩基の存在下で行われる。−30〜20℃の適度な温
度が、適当には使用される。
【0030】 式(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)および(X)の化合物は既知で
あるか、または商品として入手可能であるか、または商品として入手可能である
か既知である物質の通常の操作により当分野において既知の方法により製造され
る。RおよびRは、C1−4アルキルである。 好ましくはRおよびRはメチルまたはエチルである。
【0031】 本明細書に記載したいくつかの反応において、化合物中の任意の反応基を保護
することが必要/望ましいことも理解される。保護が必要または望ましい場合の
例および保護の適当な方法は当業者に既知である。したがって、反応物がカルボ
キシまたはヒドロキシのような基を含む場合には、本明細書に記載したいくつか
の反応においてその基を保護することが望ましいことがある。
【0032】 ヒドロキシ基の適当な保護基は、例えば、アシル基、例えばアセチルのような
アルカノイル基、アロイル基、例えばベンゾイル基、またはアリールメチル基、
例えばベンジル基である。上記の保護基の脱保護の条件は、保護基の選択に応じ
て必然的に変動する。したがって、例えば、アルカノイルまたはアロイル基のよ
うなアシル基は、例えば、水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムのようなアル
カリ金属ヒドロキシドのような適当な塩基を用いる加水分解により除去され得る
。代わりに、ベンジル基のようなアリールメチル基は、例えば、パラジウム−炭
素のような触媒上での水素化により除去され得る。
【0033】 カルボキシ基の適当な保護基は、例えばエステル化基(esterifying group)、
例えば水酸化ナトリウムのような塩基を用いる加水分解により除去され得る(例
えば)メチルまたはエチル基であるか、または例えば酸、例えばトリフルオロ酢
酸のような有機酸を用いる処理により除去され得る(例えば)t−ブチル基である
か、または例えばパラジウム−炭素のような触媒上での水素化により除去され得
る(例えば)ベンジル基である。
【0034】 保護基は、化学分野における周知の通常の技術を用いて、合成における任意の
都合のよい段階で除去され得る。
【0035】 本明細書に記載されたいくつかの中間体、例えば式(II)の中間体は、新規であ
り得、それ自体、本発明のさらなる特徴として提供される。
【0036】 式(I)化合物の薬学的に許容される塩が必要な場合には、それは該化合物を、
例えば(生理学的に許容されるアニオンを与える)適切な酸と、または(生理学的
に許容されるカチオンを与える)適切な塩基と反応させることにより、または他
の任意の通常の塩形成手順により得られる。
【0037】 本発明のさらなる観点にしたがって、薬学的に許容される賦形剤または担体と
ともに、前で定義した式(I)化合物あるいは薬学的に許容されるその塩またはプ
ロドラッグを含む医薬組成物が提供される。
【0038】 本発明の組成物は、経口的使用のため(例えば錠剤、ロゼンジ、硬または軟カ
プセル剤、水性または油性懸濁剤、エマルジョン、分散可能な散剤または顆粒剤
、シロップ剤またはエリキシル剤)、局所的使用のため(例えばクリーム剤、軟膏
剤、ゲル剤、あるいは水性または油性溶液または懸濁液)、吸入による投与のた
め(例えば微粉末または液体のエアロゾルとして)、吹送法(insulfflation)によ
る投与のため(例えば微粉末)、または非経腸的投与のため(例えば静脈内、皮下
、筋肉内または筋肉内投与のための水性または油性滅菌溶液、または直腸内投与
のための坐剤)に適した形態であり得る。
【0039】 本発明の組成物は、当分野において周知の、通常の医薬賦形剤を用いる通常の
手順により得られ得る。したがって、経口的使用を意図した組成物は、例えば、
1以上の着色剤、甘味料、香料、保存剤を含み得る。
【0040】 錠剤の製剤化のための適当な薬学的に許容される賦形剤は、例えば乳糖、炭酸
ナトリウム、リン酸カルシウムまたは炭酸カルシウムのような不活性希釈剤、ト
ウモロコシデンプンまたはアルギン酸(algenic acid)のような顆粒化剤および崩
壊剤;デンプンのような結合剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸また
はタルクのような滑沢剤;エチルまたはプロピルp−ヒドロキシベンゾエートの
ような保存剤、およびアスコルビン酸のような抗酸化剤を含む。錠剤の製剤化は
、通常の被覆剤および当分野において周知の手順を用いて、それらの崩壊および
つづく胃腸管内での活性成分の吸収を修飾するため、またはそれらの安定性およ
び/または外観を改善するために、どちらの場合においても、非被覆または被覆
であり得る。
【0041】 経口的使用のための組成物は、活性成分を不活性固体希釈剤、例えば炭酸カル
シウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合した硬ゼラチンカプセルの形態
であるか、または活性成分を水またはピーナッツ油、液体パラフィンまたはオリ
ーブ油と混合した軟ゼラチンカプセルの形態であり得る。
【0042】 水性の懸濁剤は、一般に、1以上の懸濁化剤、例えばカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ア
ルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアラビア
ゴム;レシチンまたはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物(例えばステ
アリン酸ポリオキシエチレンエチレン)、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコ
ールとの縮合生成物(例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、エチレンオ
キシドとモノオレイン酸ポリオキシエチレンエチレンソルビトールのような脂肪
酸およびヘキシトール由来の部分エステルとの縮合生成物、エチレンオキシドと
長鎖脂肪族アルコール、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノールとの縮合生
成物、エチレンオキシドとモノオレイン酸ポリオキシエチレンエチレンソルビト
ールのような脂肪酸およびヘキシトール由来の部分エステルとの縮合生成物、も
しくはモノオレイン酸ポリエチレンソルビタンのような脂肪酸およびヘキシトー
ル無水物由来の部分エステルとの縮合生成物のような分散剤または湿潤剤をとも
に含む、微粉末の形態の活性成分を含む。水性の懸濁剤は、また、1以上の保存
剤(例えばエチルまたはプロピルp−ヒドロキシベンゾエート)、抗酸化剤(例え
ばアスコルビン酸)、着色剤、香料および/または甘味料(例えばスクロース、サ
ッカリンまたはアスパルテーム)も含み得る。
【0043】 油性懸濁液は、(ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油またはココヤシ油のよう
な)植物油または(液体パラフィンのような)鉱物油中で活性成分を懸濁させるこ
とにより製剤化され得る。油性懸濁液は、また、ミツロウ、固体パラフィンまた
はセチルアルコールのような増粘剤を含み得る。上で述べたような甘味料、およ
び香料は口に合う経口製剤を提供するために加えられ得る。これらの組成物は、
アスコルビン酸のような抗酸化剤を添加することにより保存され得る。
【0044】 水の添加により水性懸濁液を製造するのに適した分散可能な散剤および顆粒剤
は、一般に、分散剤または湿潤剤、懸濁化剤および1以上の保存剤を含む。適当
な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤は、既に上で述べた物質により例示される
。甘味料、香料および着色料のようなさらなる賦形剤もまた存在し得る。
【0045】 本発明の医薬組成物は、また、水中油型(oil-in-water)のエマルジョンの形態
であり得る。油相は植物油(例えばオリーブ油またはラッカセイ油)または鉱物油
(例えば液体パラフィン)またはこれらの任意の混合物であり得る。適当な乳化剤
は、例えば、アラビアゴムまたはトラガカントゴムのような天然ゴム、大豆、レ
シチンのような天然リン脂質、脂肪酸とヘキシトール無水物由来のエステルまた
は部分エステル(例えばモノオレイン酸ソルビタン)、およびモノオレイン酸ポリ
オキシエチレンソルビタンのようなエチレンオキシドと該部分エステルとの縮合
生成物であり得る。エマルジョンは、また、甘味料、香料および保存料を含み得
る。
【0046】 シロップ剤およびエリキシル剤は、グリセロール、プロピレングリコール、ソ
ルビトール、アスパルテームまたはスクロースとともに製剤化され得、そして粘
滑剤、保存剤、香料および/または着色料も含み得る。
【0047】 医薬組成物は滅菌された注射可能な水性または油性懸濁液の形態であり得、こ
れは上記の1以上の適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を用いる既知の手
順にしたがって製剤化され得る。滅菌された注射可能な製剤は、また、非毒性の
非経腸的に許容される希釈剤または溶媒、例えば1,3−ブタンジオール中の滅
菌された注射可能な溶液または懸濁液であり得る。
【0048】 坐剤用の製剤は活性成分を、常温では固体であるが直腸の温度では液体であり
、そしてその結果直腸内で融解して薬物を放出する非刺激性の賦形剤と混合する
ことにより製造される。適当な賦形剤には、例えば、ココア脂およびポリエチレ
ングリコール類が含まれる。
【0049】 クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤および水性または油性の溶液または懸濁液のよう
な局所用の製剤は、一般に、当分野において周知の通常の手順を用いて、通常の
、局所に適用可能なビヒクルまたは希釈剤とともに活性成分を製剤化することに
より得られ得る。
【0050】 吹送法による投与のための組成物は、例えば30μまたはそれ未満の平均直径
の粒子を含む微粉末の形態であり得、該粉末自体は活性成分のみを含むかまたは
乳糖のような生理学的に許容される1以上の担体で希釈されている。それから、
吹送法のための粉末は、簡便には、例えばターボ・インヘラー・デバイス(turbo
-inhaler device)を用いる使用のための1〜50mgの活性成分を含むカプセル
内に保持され、例えば既知の薬剤であるクロモグリク酸ナトリウムの吹送法に使
用される。
【0051】 吸入による投与のための組成物は、細かく分割された固体または液滴としての
活性成分を分配するよう準備された、通常の加圧されたエアロゾルの形態であり
得る。揮発性のフッ素化された炭化水素または炭化水素のような通常のエアロゾ
ル高圧ガスが使用され得、該エアロゾル装置は、簡便には、一定量の活性成分を
分配するように準備されている。
【0052】 製剤化に関するさらなる情報のため、読者は、Comprehensive Medicinal Chem
istry (Corwin Hansch;Chairman of Editorial Board)、Pergamon Press 1990
の第5巻の25.2章を参照していただきたい。
【0053】 単回投与形態を製造するための1以上の賦形剤と組み合わせた活性成分の量は
、処置される宿主(host)および投与される特定の経路に必然的に依存する。例え
ば、ヒトへの経口投与を意図した製剤は、一般に、例えば、組成物全体の約5か
ら約98重量%まで変動し得る適当かつ都合のよい量の賦形剤と混合された0.
5mg〜2gの活性剤を含む。投薬単位形態は、一般に約1mg〜約500mg
の活性成分を含む。投与経路および薬物療法(Dosage Regimes)に関するさらなる
情報のため、読者は、Comprehensive Medicinal Chemistry (Corwin Hansch;Ch
airman of Editorial Board), Pergamon Press 1990の第5巻の25.3章を参照
していただきたい。
【0054】 式I化合物の治療または予防のための投与量は、医学の周知の原則にしたがっ
て、動物または患者の状態、年齢および性別の性質および重症度ならびに投与経
路にしたがって、当然変動し得る。上記のように、式Iの化合物は、単独で、ま
たは部分的にMCP−1および/またはRANTESの効果に帰すべきものであ
る疾患または医学的状態、例えば、リウマチ様関節炎の処置において有用である
【0055】 治療または予防目的の式(I)の化合物の使用において、もし分割投与が必要
とされるのであれば、例えば体重1kgあたり0.5mg〜75mgの範囲の1
日投与量が受け入れられる(receive)ように、それは一般に投与される。一般的
に、非経腸的経路が使用される場合、より少ない投与量が投与される。したがっ
て、例えば、静脈投与に関し、体重1kgあたり例えば0.5mg〜30mgの
範囲の投与量が使用される。同様に、吸入投与に関し、体重1kgあたり例えば
0.5mg〜25mgの範囲の投与量が使用される。しかしながら、経口投与が
好ましい。
【0056】 本発明のさらなる観点にしたがって、治療によるヒトまたは動物の処置方法に
おける使用のための前記の式(I)化合物あるいは薬学的に許容されるその塩また
はプロドラッグが提供される。簡便には、本発明は上記の式(I)化合物または薬
学的に許容されるその塩またはプロドラッグまたは医薬組成物を投与することに
より炎症性疾患を処置する方法を提供する。
【0057】 本発明のさらなる特徴は、医薬としての使用のための式(I)化合物および薬学
的に許容されるその塩またはプロドラッグである。
【0058】 簡便には、これは、ヒトのような温血動物におけるMCP−1(および/また
はRANTES)介在効果に拮抗するための医薬としての使用のための、式(I)の
化合物、または薬学的に許容されるその塩またはプロドラッグである。
【0059】 こうして、本発明のさらなる観点にしたがって、ヒトのような温血動物におけ
るMCP−1(および/またはRANTES)介在効果への拮抗における使用の
ための医薬の製造における式(I)化合物、または薬学的に許容されるその塩また
はプロドラッグの使用が提供される。
【0060】 本発明のさらなる特徴にしたがって、ヒトのような温血動物におけるMCP−
1(及び/またはPANTES)介在効果に拮抗する方法であって、有効量の前
記の式(I)化合物または薬学的に許容されるその塩またはプロドラッグをこのよ
うな処置を必要とする該動物に投与することを含む方法が提供される。
【0061】生物学的試験 以下の生物学的テスト方法、データおよび実施例は、本発明を例証するために
供される。 略語:
【表2】
【0062】 AmpliTaQTM(Perkin-Elmer Cetusから入手可能)は、熱安定性DNAポリメラ
ーゼの供給源として使用される。 結合用緩衝液は50mM HEPES、1mM CaCl、5mM MgCl
、0.5%ウシ胎児血清であり、1M NaOHでpH7.2に調節した。 非必須アミノ酸(100倍濃縮物)は: L−アラニン、890mg/l; L−アスパラギン、1320mg/l; L−アスパラギン酸、1330mg/l; L−グルタミン酸、1470mg/l; グリシン、750mg/l; L−プロリン、1150mg/lおよび; L−セリン、1050mg/l である。
【0063】 ヒポキサンチンおよびチミジンの補給物(50倍濃縮物)は: ヒポキサンチン、680mg/l;および チミジン、194mg/l である。 ペニシリン−ストレプトマイシンは: ペニシリンG(ナトリウム塩)、5000単位/ml; 硫酸ストレプトマイシン、5000μg/ml である。 ヒト単球細胞系のTHP−1細胞はATCCから入手可能であり、受入番号は
ATCC TIB−202である。
【0064】 ハンクス平衡塩溶液(HBSS)はGibcoから入手した;Proc. Soc. Exp. Biol.
Med., 1949, 71, 196参照。 合成細胞培養培地であるRPMI 1640はGibcoから入手した;これには無
機塩[Ca(NO)・4HO 100mg/l;KCl 400mg/l;Mg
SO・7HO 100mg/l;NaCl 6000mg/l;NaHCO
2000mg/l & NaHPO(無水物) 800mg/l]、D−グルコー
ス 2000mg/l、還元型グルタチオン 1mg/l、アミノ酸およびビタミン
を含む。
【0065】 FURA−2/AMは1−[2−(5−カルボキシオキサゾール−2−イル)−
6−アミノベンゾフラン−5−オキシ]−2−(2'−アミノ−5'−メチルフェノ
キシ)−エタン−N,N,N',N'−四酢酸 ペンタアセトキシメチルエステルであ
り、そしてMolecular Probes, Eugene, Oregon, USAから入手可能である。 血液沈降用緩衝液は8.5g/l NaClおよび10g/l ヒドロキシエチル
セルロースを含む。 溶解用緩衝液は0.15M NHCl、10mM KHCO、1mM ED
TAである。
【0066】 細胞結合用緩衝液の全体は50mM HEPES、1mM CaCl、5mM MgCl、0.5% BSA、0.01% NaNであり、1M NaOHでp
H7.2に調節した。 洗浄用緩衝液は50mM HEPES、1mM CaCl、5mM MgCl
、0.5%熱不活性化FCS、0.5M NaClであり、1M NaOHでpH
7.2に調節した。 一般的な分子生物学的手順は、“Molecular Cloning - A Laboratory Manual
” Second Edition, Sambrook, Fritsch and Maniatis (Cold Spring Harbor La
boratory, 1989)に記載された任意の方法により従い得る。
【0067】i)hMCP−1レセプターのクローニングおよび発現 MCP−1レセプターB(CCR2B)のcDNAは、公表されたMCP−1レ
セプター配列に基づいた適当なオリゴヌクレオチドプライマーを用いるTHP−
1細胞RNAからのPCRによりクローニングした(Charo et al., 1994, Proc.
Natl. Acad. Sci. USA, 91, 2752)。得られたPCR産物をベクターPCR−II TM (InVitrogen, San Diego, CA.)中にクローニングした。エラーフリーのCC
R2BのcDNAを真核生物の発現ベクターpCDNA3(InVitrogen)中にHind
III−Not I フラグメントとしてサブクローン化し、それぞれ、pCDNA3/
CC−CKR2AおよびpCDNA3/CCR2Bを作成した。
【0068】 直鎖状pCDNA3/CCR2B DNAをリン酸カルシウム共沈法によりC
HO−K1細胞にトランスフェクトした(Wigler et al., 1979, Cell, 16, 777)
。トランスフェクトされた細胞を、該細胞がトランスフェクトされた24時間後
に、硫酸ジェネティシン(G418, Gibco BRL)1mg/mlの添加により選別した
。RNAの調製およびノーザンブロッテイングを前記のように行った(Needham e
t al., 1995, Prot. Express. Purific., 6, 134)。CHO−K1クローン7(C
HO−CCR2B)を最もMCP−1レセプターBを発現しているものとして同
定した。
【0069】ii)膜フラグメントの調製 CHO−CCR2B細胞を10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン、1x非必
須アミノ酸、1xヒポキサンチンおよびチミジンの補給物ならびにペニシリン−
ストレプトマイシン(50μgストレプトマイシン/ml、Gibco BRL)を補給し
たDMEM中で成長させた。膜フラグメントを細胞溶解物/差異遠心法を用いて
前記のように製造した(Siciliano et al., 1990, J. Biol. Chem., 265, 19658)
。タンパク質の濃度は、製造者の指示にしたがってBCAタンパク質アッセイ(P
ierce, Rockford, Illinois)により評価した。
【0070】iii)アッセイ 125 I MCP−1をBoltonおよびHunterの結合法を用いて調製した(Bolton et
al., 1973, Biochem. J., 133, 529;Amersham International plc)。平衡結合
アッセイ(Equilibrium binding assays)をErnst et al., 1994, J. Immunol., 1
52, 3541の方法を用いて行った。簡単には、さまざまな量の125I−標識MC
P−1を100μlの結合用緩衝液中の7μgの精製CHO−CCR2B細胞膜
に加えた。室温で1時間インキュベーション後、結合反応混合物をろ過し、氷冷
した結合用緩衝液を用いてプレートウオッシャー(Brandel MLR−96T Cell Harve
ster)を通して5回洗浄した。フィルターマット(Brandel GF/B)を使用前に0.
3%ポリエチレンイミン中で60分間前もって浸した。続いてろ過し、個々のフ
ィルターを3.5mlのチューブ(Sarstedt No. 55.484)に分離し、結合した12 I−標識MCP−1を測定した(LKB 1277 Gammamaster)。冷却競合実験をさま
ざまな濃度の非標識MCP−1の存在下で100pMの125I−標識MCP−
1を用いて上記のように実施した。非特異的結合を、反応中に200倍のモル過
剰量の非標識MCP−1を入れることにより測定した。
【0071】 CHO−CCR2B細胞から調製した膜フラグメントでのリガンド結合実験に
より、CCR2Bレセプターは0.2pmoles/mgの膜タンパク質の濃度で存在
し、MCP−1に選択的かつ高い親和性で結合する(IC50=110pM、K
=120pM)ことが示された。これらの膜への結合は完全に可逆的であり、
室温で45分後に平衡に達し、100pM〜500pMの間の濃度のMCP−1
を用いる場合、MCP−1結合とCHO−CCR2B細胞膜濃度の間に直線的関
係が存在していた。
【0072】 DMSO(5μl)に溶解した試験化合物を、8点用量作用曲線を用いてデュプ
リケートで、濃度範囲(0.01〜50μM)で100pM標識MCP−1と競合
試験し、IC50濃度を計算した。 本発明の試験化合物は、本明細書に記載したhMCP−1レセプター結合アッ
セイにおいて50μM以下のIC50値を有する。
【0073】 b)THP−1細胞におけるMCP−1介在性カルシウム流入 ヒト単球細胞系THP−1を10%ウシ胎児血清、6mMグルタミンおよびペ
ニシリン−ストレプトマイシン(50μgストレプトマイシン/ml、Gibco BRL
)を補給した合成細胞培養培地RPMI 1640中で増殖させた。THP−1細
胞をHBSS(Ca2+およびMg2+が欠如している)+1mg/ml BSA
で洗浄し、3x10細胞/mlの密度で同一の緩衝液に再懸濁させた。次いで
、細胞に37℃で30分間、1mM FURA−2/AMを負荷し、HBSS中
で2回洗浄し、1x10細胞/mlで再懸濁させた。THP−1細胞の懸濁液
(0.9ml)をマグネチック・スターラー・バーならびに1mg/ml BSA、
1mM MgClおよび2mM CaClを含む2.1mlの予め暖めた(37
℃)HBSSを含む5mlの使い捨てキュベットに加えた。キュベットを蛍光光
度分光器(Perkin Elmer、Norwalk、CT)中に置き、撹拌しながら37℃で4分間
プレインキュベートした。蛍光を70秒間にわたって記録し、細胞を10秒後に
キュベットにhMCP−1を加えることにより刺激した。[Ca2+]iを340
nmおよび380nmのいずれかで励起し、続いて510nmでの蛍光発光の強
度を測定した。340nmおよび380nmでの励起に続く蛍光発光強度の比率
(R)を計算すると、式
【数1】 〔式中、37℃でのFURA−2 Ca2+複合体のKを224nmで測定し
た。Rmaxは10mMイノマイシンの添加後に測定された最大の蛍光比率であ
り、Rminは、続いて5mM EGTAを含むCa2+フリーの溶液の添加に
より測定された最小の比率であり、Sf2/Sb2はそれぞれ、Rminおよび
Rmaxで測定された380nmの励起での蛍光の値の比率である。〕 にしたがって、細胞質の[Ca2+]を得て評価した。
【0074】 hMCP−1によるTHP−1細胞の刺激は、特異的かつ用量依存性の、急性
かつ一過性の[Ca2+]iの上昇を引き起こす。用量作用曲線により2nmのお
およそのEC50が示される。DMSO(10μl)に溶解した試験化合物をリガ
ンド添加の10秒前に細胞懸濁液にそれらを加えることおよび[Ca2+]iの一
過性の上昇の減少を測定することによりカルシウム放出の減少をアッセイする。
試験化合物は、また、hMCP−1を代わりに添加することによりアゴニスト活
性の欠如が調べられた。
【0075】 c)hMCP−1およびRANTES介在性ケモタキシス インビトロ・ケモタキシスアッセイをヒト単球細胞系THP−1を用いて行っ
た。ポリカーボネート膜を通過する細胞移動をCoulter計数器により直接的に、
またはミトコンドリア性呼吸鎖によるテトラゾリウム塩の分解を測定する比色生
存アッセイを使用することにより間接的に、通過する細胞を数えることにより測
定した(Scudiero D.A. et al. 1988, Cancer Res., 48, 4827-4833)。
【0076】 化学誘引物質を、製造者の指示にしたがって、PVPフリーの孔径5μmの粘
着性フレームのフィルター膜に適合させた下側のケモタキシスチャンバーを形成
する96ウェルのマイクロタイタープレートに導入した(NeuroProbe MB series,
Cabin John, MD 20818, USA)。化学誘引物質を、適当に、合成細胞培養培地R
PMI 1640(Gibco)または2mMグルタミンおよび0.5%BSA補給物、
または代わりにCa2+およびMg2+含有かつフェノールレッド(Gibco)不含
有かつ0.1%BSA含有のHBSS中で希釈した。それぞれの希釈は真空中で
30分間脱気し、該チャンバーの下側のウェル(400μl)内に置き、THP−
1細胞(100μl RPMI 1640+0.5%BSA中5x10個)を上側の
チャンバーの各ウェル内でインキュベートした。ケモタキシスの阻害のため、化
学誘引物質を前に決定した一定の準最大濃度(1nM MCP−1)に維持し、さ
まざまな濃度でDMSO(最終的なDMSO濃度<0.05%v/v)に溶解させた
試験化合物とともに下側のウェルに加えた。該チャンバーを5%CO下で、3
7℃で2時間インキュベートした。培地を200μlの生理食塩水で洗浄した上
側のウェルから取り除き、次いでチャンバーを開け、膜表面をふき取り、600
gで5分間96ウェルプレートを遠心分離して、細胞を採集した。上清(150
μl)を吸引し、10μlの細胞増殖試薬、WST−1、{4−[3−(4−ヨードフ
ェニル)−2−(4−ニトロフェニル)−2H−5−テトラゾリオ]−1,3−フェ
ニル ジスルホネート}および電子カップリング試薬(Boehringer Mannheim, Cat.
no. 1644 807)をウェルに加えた。プレートを37℃で3時間インキュベートし
、可溶性ホルマザン生成物の吸収を450nmでマイクロタイタープレートリー
ダーで読み取った。データをスプレッドシートに入力し、化学誘引物質の不存在
下での任意の遊走を訂正し、そして平均吸収値、標準誤差、および有意性試験を
計算した。hMCP−1は最大0.5〜1.0nmの、特徴的な2相性の応答を伴
う濃度依存性の細胞遊走を引き起こす。
【0077】 上記アッセイの別の形態において、蛍光的に標識した細胞は、終点検出のため
に使用される。この場合において、使用されたTHP−1細胞を、暗中45分間
、5mMのCalcein AM(グリシン、N,N'−[[3',6'−ビス(アセチルオキシ)−
3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9'−[9H]キサンテン]−2',
7'−ジイル]ビス(メチレン)] ビス[N−[2−[(アセチルオキシ)メトキシ]−2
−オキソエチル]]−ビス[(アセチルオキシ)メチル] エステル;Molecular Probe
s)の存在下でのインキュベーションにより蛍光的に標識した。細胞を遠心分離に
より採集し、Ca2+、Mg2+および0.1%BSAとともにHBSS(フェノ
ールレッド不含有)中に再懸濁させた。50μl(2x105個の細胞)の細胞懸濁
液を上記のように各ウェルの上のフィルターに置き、該ユニットを5%CO
で、37℃2時間インキュベートした。インキュベーションの終わりに、細胞を
リン酸緩衝性生理食塩水フィルターの上面から洗い流し、該フィルターをプレー
トから取り除き、そしてフィルターの下面または下側のウェルに付着した細胞の
数を485nm励起、538nm放出波長(fmax, Molecular Devices)での蛍光
を読み取ることにより評価した。データをスプレッドシートに入力し、化学誘引
物質の不存在下での任意の遊走を修正し、そして試験化合物の平均蛍光値、標準
誤差およびIC50および有意差試験を計算し得る。MCP−1誘導化学遊走性
に加えて、アッセイのこのもう一つの形態は、また、RANTES(2nM)誘導
化学遊走性の阻害を測定するために使用された。
【0078】 d)ヒト末梢血単核細胞(PBMCs)への結合i)ヒトPBMCsの調製 ヒト新鮮血(200ml)をボランティア・ドナーから入手し、抗凝固剤クエン
酸ナトリウム中に回収すると、最終濃度が0.38%となった。該血液を沈降用
緩衝液と混合し、37℃で20分間インキュベートした。上清を回収し、170
0rpmで5分間遠心分離した(Sorvall RT6000D)。得られたペレットを20m
lのRPMI/BSA(1mg/ml)中に再懸濁させ、4x5mlの細胞を15
ml遠心管中の4x5mlのLymphoprepaeTM(Nycomed)上に注意深く層状に積
み重ねた。管を1700rpmで30分間回転させ(Sorvall RT6000D)、得られ
た層状の細胞を取り除き、50mlファルコンチューブに移した。残りの赤血球
細胞を取り除くため溶解用緩衝液で細胞を2回洗浄し、次いでRPMI/BSA
で2回洗浄した。細胞を5mlの結合用緩衝液に再懸濁させた。細胞数をCoulte
r計数器で測定し、さらなる結合用緩衝液を加えると最終濃度が1.25x10 PBMCs/mlとなった。
【0079】ii)アッセイ [125I]MCP−1をBoltonおよびHunterの結合法を用いて調製した(Bolton
et al., 1973, Biochem. J., 133, 529;Amersham International plc)。平衡
結合アッセイをErnst et al., 1994, J. Immunol., 152, 3541の方法を用いて行
った。簡単には、50μlの125I−標識MCP−1(最終濃度100pM)を9
6ウェルプレート中の40μl(5x10個の細胞)の細胞懸濁液に加えた。D
MSO中の10mMストック溶液由来の全細胞結合用緩衝液中に希釈した化合物
を、最終的な体積が5μlになるように加え、アッセイ中定常的なDMSO濃度
を保った。全体的な結合を化合物の不存在下で決定した。非特異的結合を5μl
の冷MCP−1の添加により定義すると、最終的なアッセイ濃度は100nMで
あった。アッセイのウェルを全細胞結合用緩衝液で、最終的な体積を100μl
にし、該プレートをシールした。37℃で60分間インキュベート後、結合用反
応混合液をろ過し、氷冷した洗浄用緩衝液およびプレートウオッシャー(Brandel
MLR−96T Cell Harvester)を用いて10秒間洗浄した。フィルターマット(Bran
del GF/B)を、使用前に0.3%ポリエチレンイミンおよび0.2%BSA中に6
0分間予め浸した。ろ過後、個々のフィルターを3.5mlチューブ(Sarstedt N
o. 55.484)中に分離し、125I−標識が結合したMCP−1を測定した(LKB 12
77 Gammamaster)。
【0080】 試験化合物の有効性を、6点用量作用曲線を用いてデュプリケートのアッセイ
により測定し、IC50濃度を測定した。 生理学的に許容されない毒性は、本発明の試験化合物の有効量では全く観察さ
れなかった。
【0081】 本発明は下記の実施例によりさらに例示されるが、これらに限定されない。実
施例において、そうではないと述べない限り、下記の一般的手順を使用した。 i)N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を4Åモレキュラーシーブスで乾燥し
た。無水テトラヒドロフラン(THF)はAldrich SURESEALTMボトルから入手し
た。そうではないと述べない限り、他の商品として入手可能な試薬および溶媒を
さらに精製することなく使用した。有機溶媒抽出物を無水MgSOで乾燥した
。 ii)H, 13Cおよび19F NMRを、そうではないと述べない限り、適当な内部標
準としてMeSiまたはCClFを含むDMSO−dを用いてBruker WM200、WM25
0、WM300またはWM400装置で記録した。化学シフトはd(ppm)を引用し、ピークの
多重度は次のように表される:s、一重線;d、二重線;dd、二重線の二重線;t
、三重線;dt、三重線の二重線;q、四重線;m、多重線;br、ブロード。 iii)質量分析を四重極VG 12-12、VG 70-250 SE、VG ZAB 2-SEまたはVG修正AEI/
Kratos MS9分析計で測定した。 iv)TLC分析に関して、メルク(Merck)社のプレコートTLC板(silica gel 60
F254、d=0.25 mm)を使用した。 v)フラッシュクロマトグラフィーはシリカ(Merck Kieselgel: Art.9385)で行っ
た。
【0082】実施例1 N−(3−メトキシ−4−クロロベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2− カルボン酸 水酸化ナトリウム(2M、1.9ml)を、メタノール(3ml)およびTH
F(3ml)中のエチルN−(3−メトキシ−4−クロロベンジル)−5−アセ
トキシインドール−2−カルボキシレート(305mg)の撹拌される溶液に添
加した。反応物を室温で18時間撹拌する。反応混合物を減圧濃縮し、それから
水(5ml)で希釈した。溶液を塩酸水溶液(2M)で酸性化し、酢酸エチルで
抽出し、乾燥および蒸発させた。残渣を20%−100%酢酸エチルで溶出させ
るカラムクロマトグラフィーで精製し、所望の産物を固形物として得た(177
mg、70%) NMR (CD3SOCD3): d 3.95 (s, 3H), 5.95 (s, 2H), 6.35 (d, 1H
), 6.8 (dd, 1H), 6.9 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 7.1 (s, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.
3 (d, 1H), 9.0 (s, 1H); m/z 332 (M+H+)。 上記実施例を、出発材料として適当なインドールエステルを使用して反復した
。こうして以下に記載の化合物を得た。
【0083】実施例2 N−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2− カルボン酸 88%収率. NMR (CD3SOCD3): d 3.75 (s, 3H), 5.7 (s, 2H), 6.8 (dd, 1H), 6.9-
7.1 (m, 5H), 7.4 (d, 1H), 9.0 (bs, 1H); m/z 330 (M-H+).
【0084】実施例3 N−(3−クロロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−カ ルボン酸 63 %収率; m/z 314 (M-H+).
【0085】実施例4 N−(3−ニトロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−カ ルボン酸 5%収率; m/z 326 (M-H+).
【0086】実施例5 N−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシベンジル)−5−ヒドロキシイン ドール−2−カルボン酸 82%収率. NMR (CD3SOCD3): d 5.8 (s, 2H), 6.8 (m, 1H), 6.98 (m, 2H), 7.15
(s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.45 (m, 1H), 9.0 (s, 1H), 12.82 (s, 1H); m/z 384 (M-H+).
【0087】実施例6 N−(3−ニトロ−4−クロロベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−カ ルボン酸 56 %収率. NMR (CD3SOCD3): d 5.85 (s, 2H), 6.85 (dd, 1H), 6.95 (d, 1H), 7
.15 (m, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.8 (d, 1H), 9.0 (s, 1H).
【0088】実施例7 N−(3−フルオロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2− カルボン酸 18%収率. NMR (CD3SOCD3): d 5.7 (s, 2H), 6.7 (m, 3H), 6.9 (s, 1H), 7.1 (m
, 3H), 7.3 (m, 1H), 9.0 (s, 1H), 12.8 (s, 1H); m/z 298 (M-H+).
【0089】実施例8 N−[(4−クロロ−3−エチニルフェニル)メチル]−5−ヒドロキシインド ール−2−カルボン酸 水酸化ナトリウム(2M,1.8ml)を、メタノール(5ml)中のエチル
N−[(4−クロロ−3−トリメチルシリルエチニルフェニル)メチル]−5−
アセトキシインドール−2−カルボキシレート(0.14g)の溶液に添加し、
そして混合物を3時間撹拌した。メタノールを除去しそして得られた残渣を水(
20ml)で希釈し、そして酢酸エチル(20ml、それぞれのとき)で2回抽
出した。水性層を塩酸水溶液(2M)で酸性化し、そして酢酸エチル(3x25
ml)で抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物を、水(30ml)および塩水(
30ml)で洗浄し、そして(MgSO)乾燥した。溶媒を除去して得られた
残さを、酢酸エチルおよびイソ−ヘキサン(1:1)の混合物に溶解し、そして
酢酸エチルとイソ−ヘキサン混合物(1:1)で溶出させる5gシリカ単離カラ
ムを通過させ、表題化合物(65mg)を得た。NMR (CD3SOCD3): d 4.5 (s, 1H
)5.7 (s, 2H), 6.8 (m, 1H), 6.9 (m, 2H), 7.1 (m, 1H), 7.2 (s, 1H), 7.35 (
m, 1H), 7.4 (m, 2H), 9.0 (s, 1H); m/z 324.4 (M-H).
【0090】出発材料の製造 上記実施例のための出発材料は、商業的に入手可能であり、または既知の材料
から標準的方法によって容易に製造する。例のために、以下の反応(方法A−D
)は例示であり、上記反応で使用する出発材料の製造の限定ではない。
【0091】方法A エチル 5−アセトキシ−N−(3−メトキシ−4−クロロベンジル)インドー ル−2−カルボキシレート i)エチル5−ヒドロキシインドール−2−カルボキシレート 三臭化ホウ素(64.58g)を、アルゴン雰囲気下で−78℃でジクロロメ
タン(1000ml)中の撹拌されているエチル5−メトキシインドール−2−
カルボキシレート(20g)の溶液に滴状に添加した。反応物を室温に暖め、そ
してさらに2時間撹拌した。反応物を氷/飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に撹拌
しながら注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、そして乾燥し
た。溶液を、減圧で濃縮し、そして残さを0−60%ジエチルエーテル、イソ−
ヘキサンを溶離剤として使用するカラムクロマトグラフィーによって精製し、白
色固形物として産物を得た(9.02g、48%).NMR: 1.31 (t, 3H), 4.29
(q, 2H), 6.79 (dd, 1H), 6.90 (dd, 1H), 7.22 (d, 1H), 8.84 (s, 1H), 11.52
(brs, 1H); m/z 206 (M+H+).
【0092】ii)エチル5−アセトキシインドール−2カルボキシレート 無水酢酸(80ml)中のエチル5−ヒドロキシインドール−2−カルボキシ
レート(7.79g)および4−ジメチルアミノピリジン(20mg)の撹拌さ
れる溶液を、4時間、80℃で加熱する。反応物を減圧濃縮しそして残さを酢酸
エチルに溶解した。あわせた有機抽出物を、塩酸(2M),飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液,水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、そして乾燥した。溶液を
減圧濃縮し、黄色固形物として産物を得た(9.39g,100%). NMR: 1.2
0 (t, 3H), 2.10 (s, 3H), 4.19 (q, 2H), 6.86 (dd, 1H), 6.97 (d, 1H), 7.20
(s, 1H), 7.29 (d, 1H); m/z 248 (M+H+).
【0093】iii)エチル5−アセトキシ−N−(3−メトキシ−4−クロロベンジル)イ ンドール−2−カルボキシレート DMF(6ml)中のエチル5−アセトキシインドール−2−カルボキシレー
ト(283mg)の溶液に、水素化ナトリウム(54mg、60%オイル中の分
散物)を添加した。混合物を30分撹拌し、触媒量のヨウ化カリウムおよび3−
メトキシ−4−クロロベンジルブロミド(345mg)のDMF(2ml)中の
溶液を添加した。混合物を2時間撹拌し水でクエンチし、および酢酸エチルで抽
出した。有機抽出物を乾燥し、蒸発させそして得られるガムを、20% 酢酸エ
チル / イソへキサンで溶出させるカラムクロマトグラフィーで精製し、オイ
ルとして所望の産物を得て、静置して(on standing)固形化した(310mg
、63%)。 NMR (CDCl3): d 1.4 (t, 3H), 2.3 (s, 3H), 3.8 (s, 3H), 4.35
(q, 2H), 5.8 (s, 2H), 6.5 (dd, 1H), 6.7 (d, 1H), 7.05 (dd, 1H), 7.2-7.4
(m, 4H); m/z 402 (M+H+) 方法A i) - iii)に記載の適当な手法を、ベンジルハライドを使用して反復し
た。こうして以下に記載の化合物得た。
【0094】エチルN−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−5−ヒドロキシインドール −2−カルボキシレート 58%収率; m/z 402 (MH+).エチルN−(3−クロロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール− 2−カルボキシレート 73 %収率;.m/z 386 (MH+).エチルN−(3−ニトロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール− 2−カルボキシレート 41%収率; m/z 396 (MH+).エチルN−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシベンジル)−5−ヒドロキ シインドール−2−カルボキシレート 86%収率. NMR (CD3SOCD3): d 1.25 (t, 3H), 2.25 (s, 3H), 4.25 (q, 2H), 5.8
5 (s, 2H), 6.95 (m, 1H), 7.1 (m, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.45 (m, 2H), 7.6 (m
, 1H); m/z 456 (MH+).
【0095】エチルN−(3−ニトロ−4−クロロベンジル)−5−ヒドロキシインドール− 2−カルボキシレート 55%収率. NMR (CD3SOCD3): d 1.39 (t, 3H), 2.31 (s, 3H), 4.32 (q, 2H), 5.8
1 (s, 2H), 7.04-7.15 (m, 2H), 7.21-7.3 (m, 1H), 7.36-7.44 (m, 3H), 7.62
(s, 1H).
【0096】方法B 3−メトキシ−4−クロロベンジル ブロミド (i)3−メトキシ−4−クロロトルエン アセトン(200ml)中の2−クロロ−5−メチルフェノール(15.95
g)の溶液に、炭酸カリウム(38g)およびジメチル硫酸(11.7ml)を
添加した。混合物を3時間環流し、それから濾過し所望の産物を得て、これをさ
らなる精製なくして使用した(16.95g、98%). NMR (CDCl3): d 2.35
(s, 3H), 3.9 (s, 3H), 6.7-6.8 (m, 2H), 7.15-7.3 (m, 1H).
【0097】 (ii)3−メトキシ−4−クロロベンジルブロミド 3−メトキシ−4−クロロトルエン(9.62g)およびN−ブロモスクシン
イミド(12.05g)の混合物を、2時間、フラッドランプを使用して照明し
つつ還流した。混合物を冷却し、濾過し、そして蒸発させオイルを得て、これを
ジエチルエーテルで溶出させるカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望
の産物をオイルとして得た(14.67g、95%). NMR (CDCl3): d 3.9 (s,
3H), 4.45 (s, 2H), 6.9-7.0 (m, 2H), 7.3-7.4 (m, 1H). 同様の態様で、しかし2-クロロ-4-メチル フェノールから出発して、3−クロ ロ−4−メトキシベンジルブロミド を製造した。 96%収率. NMR (CDCl3): d 3.9 (s, 3H), 4.45 (s, 2H), 6.9 (d, 1H), 7.25 (dd
, 1H), 7.4 (d, 1H).
【0098】方法C 3−ニトロ−4−クロロベンジルブロミド アルゴン雰囲気下で5℃に冷却した、ジクロロメタン(150ml)中の3−
ニトロ−4−クロロベンジルアルコール(4.67g)およびトリフェニルフォ
スフィン(6.53g)の溶液に、四臭化炭素(8.27g)を添加した。得ら
れる混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濃縮し、20%酢酸エチル/イ
ソヘキサンですすぎながらイソ−ヘキサンで溶出させるカラムクロマトグラフィ
ーによって精製し、所望の産物を黄色オイルとして得た(5.39g、86%)
. NMR (CDCl3): d 4.5 (s, 2H), 7.5 (s, 2H), 7.9 (s, 1H).
【0099】方法D エチルN−[(4−クロロ−3−トリメチルシリルエチニルフェニル)メチル] −5−アセトキシインドール−2カルボキシレート (i)4−クロロ−3−ヨードベンジルアルコール ボラン−THF錯体(10ml)を、4−クロロ−3−インド安息香酸(1.
4g)のTHF(25ml)中の溶液に20分にわたり滴状に添加した。反応混
合物を2時間撹拌し、それから冷却し(アイスバス)そしてメタノール(20m
l)を注意深く添加した。溶媒を除去しそして残渣をメタノール(10ml)中
に溶解し、そして撹拌し水性2M水酸化ナトリウム(10ml)と2時間撹拌し
た。酢酸エチル(50ml)を添加し、そして混合物を飽和重炭酸ナトリウム水
溶液(50ml)で洗浄した。水性抽出物を酢酸エチル(2x50ml)で洗浄
し、そして合わせた酢酸エチル抽出物を水(50ml)および塩水(50ml)
で洗浄し、そして乾燥した。溶媒の除去により、4−クロロ−3−インドベンジ
ルアルコール(1.15g)を得た. NMR (CD3SOCD3): d 4.45 (d, 2H), 5.3 (
t, 1H), 7.3 (m, 1H), 7.5 (m, 1H), 7.8 (s, 1H).
【0100】 (ii)4−クロロ−3−ヨードベンジルブロミド トリフェニルフォスフィン(1.1g)を一度に4-クロロ-3-ヨードベンジルアルコ
ール(1.1g)のジクロロメタン(40ml)中の溶液に0o Cで添加し、そして撹拌し10分
間継続した。四臭化炭素(1.5g)をついで一度に2分間にわたり添加し、反応混合
物を環境温度に暖め、そして15時間撹拌した。溶液をシリカ負荷したクロマトグ
ラフィーカラムに直接的に添加し、そしてジクロロメタンで溶出させ、4-クロロ
-3-インドベンジルブロミド(1.9g)を得た。NMR (CD3SOCD3): d 4.6 (s, 2H), 7.
5 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 8.0 (m, 1H).
【0101】 (iii)エチルN−[(4−クロロ−3−ヨードフェニル)メチル]−5−ア セトキシインドール−2カルボキシレート 水素化ナトリウム(60%オイル中の分散物の0.23g)を、エチル 5−
アセトキシインドール−2−カルボキシレート(1.29g)およびテトラ−n
−ブチルアンモニウムイオジド(10mg)の無水DMF(25ml)中の溶液
に、アルゴン流下で添加する。反応混合物を15分間撹拌し、そして4−クロロ
−3−ヨードベンジルブロミド(1.9g)のDMF(5ML)中の溶液添加し
た。混合物を15時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を
添加した。溶媒の除去で得た残渣を、飽和塩化アンモニウム水溶液(50ml)
で希釈し、そして酢酸エチル(3x30ml)で抽出した。合わせた酢酸エチル
抽出物を塩水(100ml)で洗浄し、そして乾燥した。溶媒の除去で得た残さ
を、酢酸エチル及びイソヘキサン(1:9)の混合物で溶出させるシリカのクロ
マトグラフィーによって精製し、表題化合物(0.21g)を得た。NMR (CD3SO
CD3): d 1.1 (t, 3H), 2.2 (s, 3H), 4.3 (m, 2H), 5.8 (s, 2H), 6.9 (m, 1H),
7.1 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 7.4 (m, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.7 (m, 2H); m/z 4
97.5 (M+H).
【0102】 (iv)エチルN−[(4−クロロ−3−トリメチルシリルエチニルフェニル )メチル]−5−アセトキシインドール−2カルボキシレート トリメチルシリルアセチレン(114il)を、エチルN−[(4−クロロ−
3−ヨードフェニル)メチル]−5−アセトキシインドール−2−カルボキシレ
ート(0.2g)、ビス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(II)クロ
リド(2mg)、トリエチルアミン(56il)および銅(I)イオジド(1m
g)のアセトニトリル中の脱気溶液に添加し、そして混合物をアルゴン雰囲気下
で12時間撹拌する。さらなる等量物のビス(トリフェニルフォスフィン)パラ
ジウム(II)クロリド(2mg)およびトリメチルシリルアセチレン(114
il)を添加し、そして撹拌を2時間継続した。さらなる等量物のトリメチルシ
リルアセチレン(114il)を添加し、そして撹拌を12時間継続した。小量
のシリカを反応混合物に添加し、そして溶媒を蒸発させた。残渣を5g シリカ
Isoluteカラムに添加し、そして酢酸エチル イソ−ヘキサン混合物(1
:4)で溶出させ、表題化合物を無色オイル(0.15g)として得た. NMR (
CD3SOCD3): d 0.0 (s, 9H), 1.1 (t, 3H), 2.1 (s, 3H), 4.1 (m, 2H), 5.6 (s,
2H), 6.7 (m, 2H), 6.9 (m, 2H), 7.1 (m, 1H), 7.2 (m, 2H), 7.3 (m, 1H), 7
.4 (m, 1H); m/z 468.5 (M+H).
【0103】実施例9 医薬組成物 この実施例は、ヒトでの治療的または予防的使用のための、ここで定義したよ
うな本発明の代表的医薬投与形態を例示するが、限定することを意図しない(活
性成分を「化合物X」と称する)。:
【0104】実施例A
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】 注: 上記製剤中の化合物Xは、本明細書の実施例において例示された化合物を含み
得る。 上記の製剤は、医薬の分野において周知の通常の手順により入手され得る。錠
剤(a)−(c)は、通常の手段、例えばセルロースアセテートフタレートのコーティ
ングを施すことにより、腸溶性の被覆をされ得る。エアロゾル製剤(h)−(k)は、
標準的な、定量エアロゾル・ディスペンサーとともに使用され得、そして懸濁化
剤トリオレイン酸ソルビタンおよび大豆レシチンは、モノオレイン酸ソルビタン
、セスキオレイン酸ソルビタン、ポリソルベート80、オレイン酸ポリグリセロ
ールまたはオレイン酸のような別の懸濁化剤により置換され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BC13 MA01 MA04 NA14 ZB11 ZC02 4C204 AB04 BB01 CB03 DB25 EB02 FB17 GB26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)の化合物; 【化1】 (I) [式中: Rは、水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり; Rは、水素、ハロ、メチル、エチルまたはメトキシであり; Rは、ハロ基、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アルコキシ
    、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、C(O)R 、またはS(O)であり、ここで、nは、0、1または2であり、そして
    は、アルキル基であり; Rは、ハロ、トリフルオロメチル、メチルチオ、メトキシ、トリフルオロメト
    キシまたは低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルであり; Rは、水素、ハロ、シアノ、低級アルキル,低級アルケニルまたは低級アルキ
    ニルまたはCORであり、ここで、Rは、低級アルキルであり; Rは、水素、ハロ,低級アルキル,低級アルケニル,低級アルキニルまたはC
    ORであり、ここで、Rは、低級アルキルであり; ただし、Rが水素、ハロまたはメトキシであり、Rが水素、ハロ、メチル、
    エチルまたはメトキシであり、RおよびRの両方が水素であり、そしてR またはRの一方がクロロ、フルオロ、またはトリフルオロメチルであるとき、
    そのとき他方は、ハロまたはトリフルオロメチルではない] または薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化合物であって、ここで式(I)中、 Rは、水素またはハロ基であり; Rは、水素またはハロ基であり; Rは、ハロ基、ニトロまたはアルコキシであり; Rは、ハロ基、アルキル、アルコキシであり; RおよびRは水素である、化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の化合物であって、ここで式(1)中、 Rは、水素またはハロ基であり; Rは、水素またはハロ基であり; Rは、トリフルオロメチルであり; Rは、メチルチオ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、アルキルまたはアルキ
    ニルであり; RおよびRは水素である、化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の化合物であって、ここで式(I)中、 Rは、水素またはハロ基であり; Rは、水素またはハロ基であり; Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ト
    リフルオロメトキシ、C(O)R、またはS(O)であり、ここで、R およびnは、請求項1で定義の意味であり; Rは、ハロ基またはトリフルオロメチルであり; RおよびRは水素である、化合物。
  5. 【請求項5】 下記式(IA)の化合物である、請求項1に記載の化合物; 【化2】 (IA) [式中、: R、Rは請求項1で定義の意味であり; R3'は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、C(O)R、またはS(O)であり、ここで、Rは、アルキル基であり; R4'は、ハロ基、メチルチオ、メトキシ、トリフルオロメトキシまたはメチル
    であり; ただしR3'がトリフルオロメチルであるとき、R4'は、トリフルオロメチルま
    たはハロではない] または薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の化合物であって、ここで式(IA)中: RおよびRは水素であり; R3'は、メトキシ、クロロまたはニトロであり; R4'は、クロロ、メチル、メトキシまたはトリフルオロメトキシである、化合
    物。
  7. 【請求項7】 以下のいずれかである請求項1に記載の化合物: N−(3−メトキシ−4−クロロベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−
    カルボン酸; N−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−
    カルボン酸; N−(3−クロロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−カ
    ルボン酸; N−(3−ニトロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−カ
    ルボン酸; N−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシベンジル)−5−ヒドロキシイン
    ドール−2−カルボン酸; N−(3−ニトロ−4−クロロベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−カ
    ルボン酸; N−(3−フルオロ−4−メチルベンジル)−5−ヒドロキシインドール−2−
    カルボン酸; N−[(4−クロロ−3−エチニルフェニル)メチル]−5−ヒドロキシインド
    ール−2−カルボン酸。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩ま
    たはそのプロドラッグの製造方法であって: (a)式(II) 【化3】 (II) [式中、R、R、RおよびRは請求項1の定義と同じ意味であり、そし
    てRは、カルボキシまたはその保護された形態であり、そしてRは、水素ま
    たは好適なヒドロキシ保護基である] の化合物を、 式(III) 【化4】 (III) [式中、RおよびRは請求項1の定義と同じ意味であり、そしてLは脱離基
    である] の化合物と反応させる段階;およびその後所望により、 (b)(i)式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換し; (ii)保護基を除去し;または (iii)薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグを形成させ
    る段階; を含む方法。
  9. 【請求項9】 治療によるヒトまたは動物体の処置の方法における使用のた
    めの、請求項1ないし7のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容されるそ
    の塩またはそのプロドラッグ。
  10. 【請求項10】 医薬としての使用のための、請求項1ないし7のいずれか
    に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグ。
  11. 【請求項11】 温血動物でのMCP−1介在性効果に拮抗するための医薬
    としての使用のためのものである、請求項10に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 薬学的に許容される賦形剤または担体と組み合わせて、請
    求項1ないし7のいずれかのに記載の化合物または薬学的に許容されるその塩ま
    たはそのプロドラッグを含む医薬組成物。
  13. 【請求項13】 温血動物でのMCP−1介在性効果に拮抗することでの使
    用のための医薬の製造での、請求項1ないし7のいずれかに記載の化合物、また
    は薬学的に許容されるその塩またはそのプロドラッグの使用。
  14. 【請求項14】 炎症性疾患を処置する方法であって、そのような処置が必
    要である宿主に、請求項1ないし7のいずれかに記載の化合物または薬学的に許
    容されるその塩またはそのプロドラッグ、または請求項12に記載の医薬組成物
    を投与することを含む、方法。
  15. 【請求項15】 MCP−1介在性効果に拮抗する処置の必要がある温血動
    物でMCP−1介在性効果に拮抗する方法であって、当該動物に有効な量の請求
    項1ないし7のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容されるその塩または
    そのプロドラッグ、または請求項12に記載の医薬組成物を投与することを含む
    、方法。
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