JP2003512831A - ポリエステルをベースとする包装内に含まれた飲料中のアセトアルデヒド及び酸素を減少させる方法。 - Google Patents

ポリエステルをベースとする包装内に含まれた飲料中のアセトアルデヒド及び酸素を減少させる方法。

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JP2003512831A
JP2003512831A JP2001533890A JP2001533890A JP2003512831A JP 2003512831 A JP2003512831 A JP 2003512831A JP 2001533890 A JP2001533890 A JP 2001533890A JP 2001533890 A JP2001533890 A JP 2001533890A JP 2003512831 A JP2003512831 A JP 2003512831A
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Abstract

(57)【要約】 ポリエステルをベースとする包装内に入れられた飲料中のアセトアルデヒド濃度を減少させる方法であって、容器への酸素透過を減少させるか又は除去する方法。ポリエステルはアセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活性な酸化触媒を含有する。ポリエステルと該酸化触媒を含んでなる組成物。該酸化触媒を含んでなるポリエステルをベースとする容器及び、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するための活性な酸化触媒を含んでなるポリエステルをベースとする容器を有するボトルに詰められた飲料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、ポリエステル容器から飲料中へのアセトアルデヒドの移行を減少さ
せるか又は排除する方法に関する。本発明は、ポリエステル容器に入れられた飲
料中への酸素の移行を減少させるか又は排除する方法にも関する。
【0002】
【発明の背景】
ポリエステルが多方面にわたる包装材料であることは包装の分野で周知されて
いる。特に、ポリエチレンテレフタレート(PET)は強く、強靭で、透明で、
リサイクル可能でありそして安価である。それはその機械的性質のためのみなら
ず、CO2移行に対する良好なバリヤを有するという理由によっても使用される
【0003】 これらの多数の利点にもかかわらず、PETの如きポリエステルが適当ではな
い包装用途がある。これらの用途は2つの大きな範疇に入る。即ち、食品又は飲
料の酸素感受性が高くそしてPETが十分な酸素バリヤ性を与えない分野、及び
例えば水の場合の如き、アセトアルデヒドによる好ましくない味(off−ta
ste)が問題となる分野である。
【0004】 多数の食品及び飲料は酸素に感受性である。ビールの如きあるものは1ppm
という少ない酸素にさらされると好ましくない味を発生する。柑橘製品の如き他
のものは酸素とアスコルビン酸との反応によりそれらのビタミンCの効能を失う
。過去においては、プラスチック容器への酸素の進入はバリヤ層又はスカベンジ
ャー層を含む多層容器の使用により対処されてきた。しかしながら、この方法は
高価でありそしてプラスチック容器の透明性及びリサイクル可能性を犠牲にする
【0005】 アセトアルデヒドはエチレングリコール結合を含むポリエステルの加工期間中
自然に生成する。この化合物は2段階反応により生成する。即ち、第1段階はビ
ニル末端基及びカルボン酸末端基を発生するポリマー鎖の開裂である。第2段階
は、ポリマー鎖を改質しそしてアセトアルデヒドを放出するビニル末端基とヒド
ロキシエチル末端基との反応である。一度生成すると、アセトアルデヒドは時間
とともに、容器側壁から飲料中に移行するであろう。
【0006】 典型的なPET容器の寿命期間中、数百ppbのアセトアルデヒドが容器側壁
から飲料中に移行することがある。水の如き鋭敏な製品では、アセトアルデヒド
のこれらの量は味覚限界値(taste threshold)を著しく越えて
いる。この問題に対処するためのアプローチは、ポリマーの熱履歴を最小にする
ため、従ってポリマーのアセトアルデヒド発生を最小限にするために低分子量P
ETの使用及びアミンをベースとするアセトアルデヒドスカベンジャーの使用を
含んでいた。これらのアプローチは部分的にしか有効ではなかった。低分子量樹
脂の使用はポリエステルの機械的強度及び性能を犠牲にする。アセトアルデヒド
スカベンジャーの使用は、ポリマーの透明性(clarity)及び色を犠牲に
し、更に、必要なアセトアルデヒドスカベンジャーの量は問題となり、そしてポ
リエステル容器のコストをかなり増加させる。
【0007】 それ故、ポリエステル容器から飲料へのアセトアルデヒドの移行を減少させる
か又は除去する改良された方法を確認する必要がある。ポリエステル容器への酸
素の進入(ingress)を減少させるか又は除去する方法を確認する必要も
ある。
【0008】
【発明の要約】
本発明の目的は、ポリエステル容器へのアセトアルデヒドの移行を減少させる
か又は除去しそして同時にポリエステル容器への酸素の移行を減少させるか又は
除去する方法を提供することである。
【0009】 本発明の更なる目的は、低コストのこれらの目的を達成する方法を提供しそし
て完全にリサイクル可能であり且つ製造するのが容易な容器を提供することであ
る。
【0010】 本発明は、ポリエステルをベースとする容器への低い濃度の活性酸化触媒の配
合(incorporation)に基づいている。我々は、適切な酸化触媒を
ポリエステル中に分散させると、アセトアルデヒドの酢酸への酸化が起こること
を見いだした。酢酸はアセトアルデヒドよりはるかに高い味覚限界値を有するの
で、ポリエステルからの望ましくない味の可能性は除去される。更に、酸化は容
器側壁に進入する酸素の消費により起こるので、酸素の透過は、容器側壁中にア
セトアルデヒドが存在するかぎり減少するか又は除去される。
【0011】 更に特定的には、本発明は、酸化触媒がアセトアルデヒドの酢酸ヘの酸化に対
して活性である、ポリエステルをベースとする容器内の飲料中のアセトアルデヒ
ドの量を減少させる方法を包含する。ポリエステルをベースとする容器は、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)容器であることができ、そして酸化触媒は可
変原子価金属、好ましくはコバルト又はマンガン塩である。
【0012】 なお更に特定的には、酸化触媒は、アミン、ホスフィン又はアルコールと錯体
化した可変原子価金属を含んでなる化合物であり、そして射出成形又は押出成形
プロセス中にポリエステルに加えられる。
【0013】 本発明は、ポリエステル内に配置されたアセトアルデヒドを酢酸に酸化するの
に活性な酸化触媒を含んでなる、ポリエステルをベースとする容器にも関する。
【0014】 本発明は又、ポリエステルをベースとする容器と、該容器内の飲料と、該ポリ
エステル中に配置されたアセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活性な酸化触媒
とを含んでなるボトルに詰められた飲料にも関する。
【0015】 本発明は、更に、ポリエステルと、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活
性な酸化触媒とを含んでなる組成物に関する。ポリエステルはポリエチレンテレ
フタレート又はポリエチレンナフタレートであることができる。
【0016】 コバルト及びマンガン塩はポリエステル中にトーナー及びエステル交換反応触
媒として広く使用されるけれども、それらは常に不活性化された形態で最終ポリ
エステル中に存在している。この不活性化は意図的であり、そして金属塩と反応
して不活性な粒状金属ホスフエートを生成するホスフェートの添加により達成さ
れる。それ故、先行技術に記載のこのようなポリエステル組成物は本発明の範囲
外にある。
【0017】 他の発明は、ポリエステル容器中への酸素の進入を防止するための酸化触媒の
使用を記載している。しかしながら、これらの先行発明はポリエステル容器中に
配合された容易に酸化可能なポリマーを酸化するための酸化触媒の使用に基づい
ている。このような酸化可能なポリマーはPETとポリブテンのブレンド及びP
ETと部分的に芳香族のナイロンとのブレンドを包含する。これらの2つのポリ
マーはコバルト塩の存在下に空気により容易に酸化される。しかしながら、これ
らのポリマーの使用は、コスト、加工の困難性及び望ましくない反応副生物の生
成の故に不利である。飲料中への未知の酸化生成物の移行の可能性の故に、この
酸化可能なポリマーは飲料と直接接触しないように保たれなければならない。こ
れは、高価な多層容器の使用を必要とし、そしてこのような容器の食品接触用途
にリサイクルできる能力を犠牲にする。
【0018】 対照的に、本発明は、酢酸が唯一の反応生成物であるアセトアルデヒドの酸化
にのみ依存する。結果として、触媒は容器側壁全体にわたって分散することがで
き、そして単層構造及び直接食品接触が許容できる。更に、PETは使用条件下
に耐酸化性であるので、ポリマーの劣化、未知の酸化生成物の移行等に関する問
題はない。
【0019】 本発明の他の目的、特徴及び利点は上記の詳細な記述及び添付図面を理解すれ
ば当業者に明らかとなるであろう。
【0020】
【詳細な記述】
上記に要約した如く、本発明の方法は、ポリエステルをベースとする容器から
飲料中へのアセトアルデヒドの移行を減少させるか又は除去すると共に、容器中
への酸素の移行を減少させるか又は除去する方法を提供する。飲料中のアセトア
ルデヒドの量を減少させることにより、ポリエステルからの望ましくない味の可
能性は減少する。
【0021】 一般に、本発明は、ポリエステルをベースとする容器に、アセトアルデヒドを
酢酸に酸化するのに活性な酸化触媒を配合する方法を包含する。酸化は、容器側
壁に進入する酸素の消費により起こり、従ってポリエステルをベースとする容器
への酸素の透過は減少するか又は除去される。本発明は又、ポリエステル内に配
置された、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活性な酸化触媒を含んでなる
、ポリエステルをベースとする容器も包含する。更に、本発明は、前記したポリ
エステルをベースとする容器と該容器中の飲料とを含んでなるボトルに詰められ
た飲料に関する。本発明は、更に、ポリエステルと、アセトアルデヒドを酢酸に
酸化するのに活性な酸化触媒とを含んでなる組成物に関する。
【0022】 アセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活性なすべての酸化触媒が本発明にお
いて包含されるけれども、特に有用な触媒は、コバルト又はマンガン塩の如き可
変原子価金属を含んでなる化合物を包含する。これらの触媒は、単塩、又はアミ
ン、ホスフインもしくはアルコールとの錯体として存在することができる。好ま
しい錯体は、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)の如きアミン、グリシン
等を包含する。単塩は、酢酸コバルト、オクタン酸コバルト、ナフテン酸コバル
ト、酢酸マンガン、オクタン酸マンガン、ナフテン酸マンガンを包含することが
できる。有効でありうる他の触媒は、ニッケル、バナジウム、クロム、白金、パ
ラジウム、ロジウム、銀及び銅を包含するが、これらに限定はされない。
【0023】 ポリエステルに加えられる酸化触媒の量は、使用されるポリエステルのタイプ
、使用される酸化触媒のタイプ及び製造される物品のタイプに依存する。一般に
、酸化触媒は約1〜500ppmの量で存在する。好ましくは、ポリエステルは
約5〜50ppmの量で存在する。より少ない量の酸化触媒は酸素及びアセトア
ルデヒドの消費の速度を減少させ、そしてより高い量は増加した数の望ましくな
い副反応をもたらす。酸化触媒の量はいかなる所望の結果をも達成するように選
ぶことができるが、しかしながら、実際には50ppmより少ない量が有効であ
ることが証明された。
【0024】 酸化は容器側壁に進入する酸素の消費により起こるので、アセトアルデヒドが
容器側壁に存在する限り、酸素の透過は減少するか又は除去される。更に、酸素
の透過速度はPETにおいては相対的に低く(典型的には3ppm/月)且つア
セトアルデヒド含有率は著しい(典型的には>7ppm)ので、アセトアルデヒ
ドの消費は数カ月間酸素の進入を阻止するであろう。増加した寿命が必要な場合
には、加工期間中にポリエステルの熱履歴を増加させることによりアセトアルデ
ヒド濃度を増加させるのが簡単である。
【0025】 酸化触媒は、ポリ(エチレンテレフタレート)(「PET」)、ポリ(エチレ
ンナフタレート)(「PEN」)、PET/PENブレンド、PETコポリマー
等を包含するがそれらに限定はされないポリエステルに加えることができる。最
も好ましいポリエステルはPET及びその誘導体である。PETは高分子量縮合
ポリマーである。PETは、現在3つの主要マーケット、即ち、繊維、ボトル樹
脂及びフイルムのために大量に製造されている。PETは3つのすべての市場で
事実上同じポリマーであるけれども、その性質のいくらかは添加剤により変性す
ることができ、そしてそして分子量において変化し、そしてPETのすべての製
造者はそれらの製品を実際的である限りにおいて下流での加工及び特定の用途の
ための最終性能を最適化するように要求に合わせて製造する。
【0026】 本発明において開示されたアセトアルデヒドを除去する方法は、飲料を輸送又
は貯蔵するためのいかなるタイプのポリエステルをベースとする容器にも適用可
能である。適当な容器はボトル、ドラム缶、水差し(carafes)、クーラ
ー等を包含するが、これらに限定はされない。
【0027】 酸化触媒は、活性な触媒をもたらすいかなる方式においてもポリエステルに加
えることができるが、射出成形又は押出成形期間中に触媒を加えるのが特に好ま
しい。これは、触媒の配合における最大の融通性を許容し、そしてポリエステル
の他の成分、特にホスフェートとの反応による触媒の不活性化の可能性を減少さ
せる。
【0028】 酸化触媒は、UV放射にさらすこと、過酸化物にさらすこと及びオゾンにさら
すことにより活性化される。過酸化物にさらすことは、ポリマーのジエチレング
リコール単位と酸素との相互作用により生成した少量のペルオキシ酸化生成物の
存在によりPETを加工する過程で自然に起こる。一旦活性になると、反応プロ
セスは触媒を連続的に再活性化する。
【0029】 本発明は、飲料の望ましくない味が生じるのを防止するために、いかなるタイ
プの飲料へのポリエステル容器からのアセトアルデヒドの移行も阻止するのに有
用である。使用される飲料のタイプに依存して、アセトアルデヒドの味覚限界値
は変化し得る。しかしながら、飲料中のアセトアルデヒドの濃度を約40ppb
未満に減少させることが好ましい。更に好ましくは、飲料中のアセトアルデヒド
の濃度を20ppb未満に減少させる。
【0030】 酢酸はアセトアルデヒドよりはるかに高い味覚限界値を有しており、そしてア
セトアルデヒドの検出可能な濃度よりほぼ1000倍高い濃度レベルで味覚によ
り検出可能であるにすぎない。従って、酢酸は約40ppm以下の量で飲料中に
存在しても良い。好ましくは酢酸の飲料中の濃度は20ppm未満である。
【0031】 上記したとおり、本発明は、水、コーラ、ソーダ、アルコール性飲料、ジュー
ス等を包含するがそれらに限定はされないいかなるタイプの飲料の味も改善する
のに使用することができる。しかしながら、水の如き鋭敏な製品の望ましくない
味を防止するのに特に有用である。
【0032】 本発明の他の態様では、ボトルに詰められた飲料が、アセトアルデヒドを酢酸
に酸化するのに活性な酸化触媒を含んでなるポリエステルをベースとする容器に
おいて提供される。
【0033】 本発明は、ポリエステルと、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活性な酸
化触媒とを含んでなる組成物にも関する。
【0034】 本発明は上記に説明され、そして実施例により更に以下に説明されるが、これ
らの実施例はいかなる方法でも本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきで
はない。反対に、本明細書の記載を読めば、本発明の精神及び/又は特許請求の
範囲の範囲から逸脱することなく当業者にそれ自体示唆することができる、種々
の他の態様、改変及びそれらの均等物に頼ることができることが明らかに理解さ
れるべきである。
【0035】
【実施例】
実施例1 オクタン酸コバルト(コバルト12重量%)100グラムを合成鉱油100グ
ラムと混合した。この混合物20グラムを乾燥PETペレット24kg上にコー
ティングした。次いで、コーティングされたペレットを520°Fで運転されて
いるアルブルグ(Arburg)ユニットキャビティ射出成形機に供給した。3
0秒のサイクル時間で27グラムの予備成形物(preform)を製造した。予備成形
物を、Sidel SBO−2ブロー成形機を使用して、20オンス容器にブロ
ー成形した。得られるボトルは50ppmのコバルト(オクタン酸コバルトとし
て)を有していた。
【0036】 実施例2〜6は、酸化触媒を含んでなるPET容器中への酸素の吸収を指向す
る。実施例2のPET容器は、対照でありそして酸化触媒を含んでいなかった。
実施例3は酢酸コバルトとしてコバルト50ppmを含んでなっていた。実施例
4はオクタン酸コバルトとしてコバルト50ppmを含有していた。実施例5の
容器はオクタン酸マンガンとしてマンガン50ppmを含んでなっており、そし
て実施例6は酢酸マンガンとしてマンガン50ppmを含有していた。
【0037】 各実施例において、酸素の透過速度をMocon OX−TRAN透過測定機
器を利用することにより決定した。酸素の進入を測定するために、各PET容器
をOX−TRANに取り付けた。容器の外側表面を周囲の温度及び湿度の空気に
さらし、容器の内側を10〜20cc/分の速度で酸素を含まない窒素で連続的
に掃引した。次いで掃引ガスをクーロメトリックセンサ(coulometri
c sensor)に通し、該クーロメトリックセンサは掃引ガス中に存在する
酸素の量を電気化学的に測定した。検出器の応答から、酸素の進入速度を計算し
た。
【0038】 実施例2〜6で行った分析の結果を図1のグラフに示す。
【0039】 図1のデータが示すとおり、酸化触媒を含むボトル中への酸素の透過は、酸化
触媒を含まないボトル中への酸素の透過より著しく低かった。
【0040】 実施例7〜9はPET容器から水へのアセトアルデヒドの移行に関する。
【0041】 実施例7 種々の量の酸化触媒を含んでなる予備成形物におけるアセトアルデヒドの濃度
を決定した。特に、オクタン酸コバルト10ppm、25ppm及び50ppm
を含んでなる予備成形物及びナフテン酸コバルト10ppm、25ppm及び5
0ppmを含んでなる予備成形物を試験した。酸化触媒を含まない予備成形物も
対照として試験した。各予備成形物中のアセトアルデヒド含有量を測定するため
に、予備成形物の一部を取り出しそして液体窒素中で冷却した。次いで予備成形
物サンプルを粉砕して2mmスクリーンに通した。0.100グラムの細粒(g
ranules)を20ml広口バイアルに重量を計って入れ、そしてバイアル
をテフロン(登録商標)ライニングされたクリンプシール(teflon−li
ned crimp seal)でシールした。次いでサンプルを150℃に4
5分間加熱してポリマー細粒に含まれたアセトアルデヒドを揮発させた。既知の
量のバイアルヘッドスペースをフレームイオン化検出器を備えたガスクロマトグ
ラフに注入することにより、揮発したアセトアルデヒドの量を定量的に測定した
。検出器の応答をアセトアルデヒドの既知の濃度に対して較正した。
【0042】 実施例8 下記の手順を使用してPET容器のヘッドスペースにおけるアセトアルデヒド
濃度を決定した。試験したボトルは種々の濃度の酸化触媒を含んでなっていた。
特定的には、オクタン酸コバルト10ppm、25ppm及び50ppmを含ん
でなるボトル並びにナフテン酸コバルト10ppm、25ppm及び50ppm
を含んでなるボトルを試験した。酸化触媒を含まない対照ボトルも試験した。P
ET予備成形物を標準加工条件を使用してブロー成形した。各容器が室温に冷却
された後、ボトルの内容物を、空気の流れでフラッシュし、そしてボトルを標準
のライニングされたふた(closure)で固くふたをした。次いでボトルを
22℃で24時間貯蔵した。次いで、ボトルの内側の空気の一定量を採取しそし
て標準GC分析を行うことにより、側壁からボトルの内部に移行したアセトアル
デヒドの量を測定した。
【0043】 実施例9 この実施例では、PETボトルに入れられた水中のアセトアルデヒドの量を測
定した。オクタン酸コバルト10ppm、25ppm及び50ppm並びにナフ
テン酸コバルト10ppm、25ppm及び50ppmを含んでなる種々のボト
ルを分析した。酸化触媒を含まないボトルも対照として試験した。各ボトルに炭
酸水を充填しそしてそれを標準のライニングされたふたでふたをすることにより
、アセトアルデヒド濃度を決定した。次いで容器を22℃で貯蔵した。周期的に
、典型的には1〜4週間毎に、種々の量の酸化触媒の各々を含んでなるボトルを
試験した。ボトルは1回より多くは試験しなかった。試験したボトルを4℃に冷
却し、開口しそして約5mlの炭酸水をピペットで取り出した。次いで、ピペッ
トで取り出したサンプルを約1グラムの塩化ナトリウムの入っている20mlの
バイアルに入れ、そして加えた水の量を秤量して決定した。次いでバイアルをシ
ールしそして75℃に30分間加熱した。水の上のヘッドスペースにおける一定
量の空気を取り出しそしてガスクロマトグラフィーにより分析した。
【0044】 実施例7〜9で行われた分析の結果を図2の表に示す。
【0045】
【表1】
【0046】 図2に従えば、25ppm以上の濃度のPET容器中の酸化触媒の存在は、水
へのアセトアルデヒドの移行を著しく抑制した。オクタン酸コバルトは、25p
pmの濃度で、アセトアルデヒド濃度の36%の減少を伴い、アセトアルデヒド
移行を阻止するのに最も有効であった。ナフテン酸コバルトも25ppmで、ア
セトアルデヒド濃度の32%の減少を伴い、最も有効であった。
【0047】 前記は本発明の特定の態様に関するものであること及び特許請求の範囲に記載
の本発明の範囲から逸脱することなく多数の変更がそれらにおいてなされうるこ
とは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 種々のPET容器についての酸素透過速度を説明するグラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月21日(2001.11.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/00 A23L 2/00 W 4J002 C08L 67/02 ZAB B65D 1/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 3E033 AA01 AA05 AA06 BA17 BA18 BB04 CA20 FA02 FA03 GA02 3E035 AA03 BA04 BA06 BC02 BD02 BD10 3E067 AA03 AB26 BA03A BA07A BB14A BB22A CA06 EE32 FA01 FC01 GB06 GD02 4B017 LC10 LE10 LP15 4F071 AA45 AA46 AC05 AC09 AC18 AE22 AH04 AH05 BA01 BB05 BB06 BC01 BC04 4J002 CF061 CF071 CF081 EG046 EG086 EN116 EW136 EZ006 FD206 GG01 GG02

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルに、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するための
    活性な酸化触媒を配合することを含んでなる、ポリエステルをベースとする容器
    内の飲料中のアセトアルデヒドの量を減少させる方法。
  2. 【請求項2】 ポリエステルをベースとする容器への酸素の透過を減少させ
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ポリエステルをベースとする容器がポリエチレンテレフタレ
    ート容器である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸化触媒がコバルト又はマンガン塩である請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 酸化触媒が種々の原子価金属と錯体化されたアミン、ホスフ
    ィン又はアルコールを含んでなる化合物である請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 酸化触媒を容器の射出成形又は押出成形期間中にポリエステ
    ルに加える請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 酸化触媒が1〜500ppmの量でポリエステル中に存在す
    る請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸化触媒が5〜50ppmの量でポリエステル中に存在する
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法により製造されたボトルに詰められた
    飲料。
  10. 【請求項10】 飲料が水である請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 飲料中のアセトアルデヒドの濃度が40ppbより少ない
    請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 飲料中のアセトアルデヒドの濃度が25ppbより少ない
    請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 飲料中の酢酸の濃度が40ppmより少ない請求項9に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 飲料中の酢酸の濃度が25ppmより少ない請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 ポリエステルをベースとする容器と、 該ポリエステルをベースとする容器中の飲料と、 該ポリエステル内に配置され、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに活性な
    酸化触媒、 とを含んでなるボトルに詰められた飲料。
  16. 【請求項16】 ポリエステルをベースとする容器中への酸素の透過が減少
    している請求項15に記載のボトルに詰められた飲料。
  17. 【請求項17】 ポリエステルをベースとする容器がポリエチレンテレフタ
    レート容器である請求項15に記載のボトルに詰められた飲料。
  18. 【請求項18】 酸化触媒がコバルト又はマンガン塩である請求項15に記
    載のボトルに詰められた飲料。
  19. 【請求項19】 酸化触媒がアミン、ホスフィン又はアルコールを含んでな
    る化合物である請求項15に記載のボトルに詰められた飲料。
  20. 【請求項20】 酸化触媒を容器の射出成形又は押出成形期間中にポリエス
    テルに加える請求項15に記載のボトルに詰められた飲料。
  21. 【請求項21】 酸化触媒が1〜500ppmの量でポリエステル中に存在
    する請求項15に記載のボトルに詰められた飲料。
  22. 【請求項22】 酸化触媒が5〜50ppmの量でポリエステル中に存在す
    る請求項21に記載のボトルに詰められた飲料。
  23. 【請求項23】 飲料が水である請求項15に記載のボトルに詰められた飲
    料。
  24. 【請求項24】 飲料中のアセトアルデヒドの濃度が40ppbより少ない
    請求項15に記載のボトルに詰められた飲料。
  25. 【請求項25】 飲料中のアセトアルデヒドの濃度が25ppbより少ない
    請求項24に記載のボトルに詰められた飲料。
  26. 【請求項26】 飲料中の酢酸の濃度が40ppmより少ない請求項15に
    記載のボトルに詰められた飲料。
  27. 【請求項27】 飲料中の酢酸の濃度が25ppmより少ない請求項26に
    記載のボトルに詰められた飲料。
  28. 【請求項28】 ポリエステル内に配置されたアセトアルデヒドを酢酸に酸
    化するのに活性な酸化触媒を含んでなる、ポリエステルをベースとする容器。
  29. 【請求項29】 ポリエステルをベースとする容器中への酸素の透過を減少
    させる請求項28に記載のポリエステルをベースとする容器。
  30. 【請求項30】 ポリエステルがポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
    ンナフタレート又はPET/PENブレンドである請求項28に記載のポリエス
    テルをベースとする容器。
  31. 【請求項31】 容器がボトル、ドラム缶、水差し又はクーラーである請求
    項28に記載のポリエステルをベースとする容器。
  32. 【請求項32】 酸化触媒がコバルト又はマンガン塩である請求項28に記
    載のポリエステルをベースとする容器。
  33. 【請求項33】 酸化触媒が種々の原子価の金属と錯体化したアミン、ホス
    フィン又はアルコールを含んでなる化合物である請求項28に記載のポリエステ
    ルをベースとする容器。
  34. 【請求項34】 該容器を射出成形又は押出成形により製造し、そして酸化
    触媒を容器の射出成形又は押出成形期間中にポリエステルに加える請求項28に
    記載のポリエステルをベースとする容器。
  35. 【請求項35】 酸化触媒が1〜500ppmの量で存在する請求項28に
    記載のポリエステルをベースとする容器。
  36. 【請求項36】 酸化触媒が5〜50ppmの量で存在する請求項35に記
    載のポリエステルをベースとする容器。
  37. 【請求項37】 飲料中のアセトアルデヒドの濃度が40ppbより少ない
    請求項28に記載のポリエステルをベースとする容器。
  38. 【請求項38】 飲料中のアセトアルデヒドの濃度が25ppmより少ない
    請求項37に記載のポリエステルをベースとする容器。
  39. 【請求項39】 飲料中の酢酸の濃度が40ppmより少ない請求項28に
    記載のポリエステルをベースとする容器。
  40. 【請求項40】 飲料中の酢酸の濃度が25ppmより少ない請求項39に
    記載のポリエステルをベースとする容器。
  41. 【請求項41】 ポリエステルと、アセトアルデヒドを酢酸に酸化するのに
    活性な酸化触媒とを含んでなる組成物。
  42. 【請求項42】 ポリエステルがポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
    ンナフタレート又はPET/PENブレンドである請求項41に記載の組成物。
  43. 【請求項43】 酸化触媒がコバルト又はマンガン塩である請求項41に記
    載の組成物。
  44. 【請求項44】 酸化触媒がアミン、ホスフィン又はアルコールを含んでな
    る化合物である請求項41に記載の組成物。
  45. 【請求項45】 酸化触媒が1〜500ppmの量で存在する請求項41に
    記載の組成物。
  46. 【請求項46】 酸化触媒が5〜50ppmの量で存在する請求項45に記
    載の組成物。
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