JP2003509146A - 防水性かつ透湿性の靴及びその製造方法 - Google Patents

防水性かつ透湿性の靴及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 外方へ折り曲げられた下方縁部(18,20)を有している透湿性かつ防水性の甲革集成体(11〜15)、この甲革集成体における外方へ折り曲げられたその下方縁部が外周で接合されている外側周辺構成要素(22)を有している中底(16)、甲革集成体における外方へ折り曲げられたその下方縁部をこの中底の外側周辺構成要素に外周で接合する複数の縫い糸目(17)、中底の下方に接合された防水性外底(19)、及び不透湿性封止材料から作られかつ甲革集成体における外方へ折り曲げられたその下方縁部を中底の外側周辺構成要素に少なくとも1つの封止領域で接合してその少なくとも1つの封止領域に防水性封止をもたらす防水性封止接合用要素を含んでなる、防水性かつ透湿性の靴。その防水性封止接合用要素の不透湿性封止材料は、流動状態で射出されて、好ましくはその外底(19)の一部として硬化した材料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 この発明は、防水性かつ透湿性の靴に関するものであり、また、防水性かつ透
湿性の靴を製造するための方法に関するものである。この明細書中で用いられた
ように、「防水性の」(あるいは「不透水性の」)という用語は、とりわけ靴の
構成要素に関し、そのような構成要素を通して水が通過するのを阻止する特性、
特に、靴の外側から靴の内側へ水が侵入するのを阻止する特性を意味するもので
あり、また、「透湿性の」という用語は、とりわけ靴の構成要素に関し、湿気が
そのような構成要素を通過することができる特性、特に、湿気が靴の内側から靴
の外側へ通ることができる特性を意味するものである。
【0002】背景技術 一般に「アイデアル」(IDEAL)と名付けられた製造方法が、靴製造の分
野ですでに知られており、甲革の下方外周縁部をこれに対応する内張りといっし
ょに外方へ折り曲げることと、水平にされるのが都合がよい集成体としての中底
におけるそのような縁部をそのように折り曲げられた縁部に外周で縫い合わせる
こととが必要とされている。
【0003】 次に、底革が、接着剤によってあるいは型の中での直接射出によって接合され
る。この種の製造方法によれば、目に見える縫い合わせ糸目が外側縁部にあるの
で、可撓性に優れるとともに品質特性の高い靴がもたらされる。
【0004】 これに反して、甲革の内部内張りに透湿性防水膜が備わっているときには、水
が、縫い合わせ糸目を通して内側へ浸透するおそれがあるため、また、甲革のオ
ープンカットを介するのと同様に中底を介して移動するおそれがあるため、防水
性はほとんどまったくない。
【0005】 このような欠点を克服するとともに、アイデアル法で作られた靴を不透水性の
ものにするために、現在では、透湿性かつ防水性の膜が設けられた内張りが、外
方向への代わりに防水性中底の内側へ向けて折り曲げられる。
【0006】 それ自体の上における甲革は、普通、底革にあるいは、内張りのためのシーラ
ントとしても作用する防水材料からなる間底に、縫い合わされる。
【0007】 しかしながら、この製造方法は、きわめて複雑なものであり、また、それゆえ
費用のかかるものである。
【0008】 別法の1つは、袋状の内張りを用いるとともに、その袋の底へ、甲革が外方へ
折り曲げられて外周で縫い合わされる中底を当てがうというものである。
【0009】 この製造方法もまた、きわめて複雑でありかつ扱いにくいものである。
【0010】発明の開示 この発明の1つの目標は、少なくとも甲革が不透水性かつ透湿性であって、製
造上、簡単でかつ費用がかからなく、同時に、縫い合わせ縁部領域の封止の問題
を解決するやり方によって、アイデアル法で作られる靴を提供することである。
【0011】 この発明の別の目的は、単に防水性の底革であっても、あるいは防水性かつ透
湿性の底革であっても、同じように都合よく製造することのできる靴を提供する
ことである。
【0012】 この発明の別の目的は、そのコストが従来におけるアイデアル型の靴のコスト
について競争することのできる靴を提供することである。
【0013】 この発明における好ましい1つの観点によれば、外方へ折り曲げられた下方縁
部を有している透湿性かつ防水性の甲革集成体、この甲革集成体における外方へ
折り曲げられたその下方縁部が外周で接合されている外側周辺構成要素を有して
いる中底、甲革集成体における外方へ折り曲げられたその下方縁部をこの中底の
外側周辺構成要素に外周で接合する複数の縫い糸目、中底の下方に接合された防
水性外底、及び不透湿性封止材料から作られかつ甲革集成体における外方へ折り
曲げられたその下方縁部を中底の外側周辺構成要素に少なくとも1つの封止領域
で接合してその少なくとも1つの封止領域に防水性封止をもたらす防水性封止接
合用要素を含んでなる、防水性かつ透湿性の靴が提供されている。好ましい実施
態様では、その防水性封止接合用要素の不透湿性封止材料は、流動状態で射出さ
れて、好ましくはその外底の一部として硬化した材料である。
【0014】 この発明の別の観点によれば、外方へ折り曲げられた下方縁部を有している透
湿性かつ防水性の甲革集成体、この甲革集成体における外方へ折り曲げられたそ
の下方縁部が外周で接合されている外側周辺構成要素を有している中底、甲革集
成体における外方へ折り曲げられたその下方縁部をこの中底の外側周辺構成要素
に外周で接合する複数の縫い糸目、及び不透湿性封止材料から作られかつ甲革集
成体における外方へ折り曲げられたその下方縁部を中底の外側周辺構成要素に少
なくとも1つの封止領域で接合してその少なくとも1つの封止領域に防水性封止
をもたらす防水性封止接合用要素を含んでなる、防水性かつ透湿性の靴に使用す
るための甲革/中底集成体が提供されている。
【0015】 この発明のさらに別の観点によれば、靴の内側から外方へ延びて外方へ折り曲
げられた下方縁部を有している透湿性かつ防水性の甲革集成体を設けるステップ
、外側周辺構成要素を有している中底を設けるステップ、甲革集成体における外
方へ折り曲げられたその下方縁部をこの中底の外側周辺構成要素に複数の縫い糸
目で縫うことによって外周で接合するステップ、防水性外底を設けるとともにそ
の防水性外底を中底の下方に接合するステップ、及び透湿性封止材料から作られ
ている防水性封止接合用要素によって、甲革集成体における外方へ折り曲げられ
たその下方縁部を中底の外側周辺構成要素に少なくとも1つの封止領域で接合し
てその少なくとも1つの封止領域に防水性封止をもたらすステップを含んでなる
、防水性かつ透湿性の靴を製造するための方法が提供されている。
【0016】 この発明の特別な技術特性及び利点は、添付図面において非限定的な例として
だけ図示された、この発明におけるいくつかの好ましい実施態様における、次の
詳細な説明からいっそう明らかになる。
【0017】この発明を実施するための方法 図1〜図4によれば、この発明に係る防水性かつ透湿性の靴が、第1実施態様
において参照符号10で表されている。
【0018】 この靴10は、例えば隠蔽顔料のない天然皮革から作られた透湿性甲革11で
形成された、透湿性かつ防水性の複合甲革構造体を備えてなり、この甲革には内
張り12が結合され、この内張りは、甲革11に隣接して配置された透湿性かつ
防水性の膜13、透湿性の連続気泡発泡ポリマーあるいは他の適切な材料(フェ
ルトなど)から作られた層14、及び内側透湿性織地15によって次々に構成さ
れている。
【0019】 他の場合には、この内張りは、層14・15の少なくとも1つがないように設
けることができるのはもちろんであり、かつ/または、これらの層とは異なった
材料からなるいくつかの層を備えることもできるが、これは、どんな場合でも、
全体的に見て透湿性かつ防水性の内張りを設けることができるようなものである
【0020】 内張り12のさまざまな部分は、例えば接着剤及び/またはシーラントによっ
て、あるいは適切な熱接合処理によって封止されると都合がよい、選ばれたいく
つかの縫い目領域において縫い付けることで、互いに接合することができ、その
結果、内張り12の防水性及び透湿性が損なわれるのを防止することができる。
【0021】 内張り12は、スポット接着により、すなわち、選ばれた領域でだけ甲革11
に結合され、その結果、膜13を介する湿気の透過を防止し、それによって、互
いに接合された甲革11及び内張り12で形成され、かつ、それ自体もまた透湿
性かつ防水性である甲革集成体が作られる。
【0022】 この靴10には、靴の内側に関して外方へ折り曲げられた甲革11の下方縁部
18に縫い合わせ糸目17によって外周で接合された中底16がさらに備わって
いる。
【0023】 この靴10には、参照符号19によって全体が表され、防水性かつ透湿性であ
って下向き領域で中底16に接合された底革、すなわち複合外底構造体がさらに
備わっている。
【0024】 この発明の好ましい1つの観点によれば、内張り12の下方縁部20は(図2
及び図4に見られるように)、前記の複合甲革構造体が形成された後に織地15
の除去によってはぎ取るために剥き出しにされた膜13と、甲革11の縁部18
といっしょに、外方へ折り曲げられている。
【0025】 このようにする代わりに、膜13は、織地15の大きさが膜13の大きさより
も小さいという事実のために、複合甲革構造体の集成前(及び集成後)に剥き出
しにしてもよい。
【0026】 さらにまた、中底16は、2つの構成要素、すなわち、内側構成要素21と外
側周縁構成要素22とから作られている(図3)。内側構成要素21は、構造支
持体を構成するものであり、織地、皮革、フェルト、セルロース材料などのよう
な透湿性材料、あるいは、湿気がそれを通して充分に通過することのできる穴開
き材料から作ることができる。外側周縁構成要素22は、内側構成要素21を取
り囲む外側リングによって構成されており、流動状態にあるプラスチック材料、
とりわけポリウレタンが通ることができ、以下で明らかになるようにシーラント
として作用する織地から作られている。
【0027】 中底のこれらの構成要素21・22は、縫い合わせ糸目21aによって互いに
接合されている。
【0028】 また、この発明によれば、底革19は、少なくとも、縫い合わせ糸目17と膜
13が取り付けられた内張り12の縁部との領域で、射出成形されたプラスチッ
ク材料、とりわけポリウレタンから少なくとも一部が作られ、その結果、糸目1
7及び内張り12の中への射出成形作業の際に、流動性プラスチック材料、すな
わちポリウレタンの浸透によって封止がもたらされ、靴の内側がこれらの臨界領
域において外側から充分に分離されるとともに防水処理される。
【0029】 特に、この流動性材料は、縫い合わせ糸目17に関し外側構成要素22を通し
て浸透することが可能であり、また、内張り12の外方折り曲げ縁部20及び/
または甲革11の外方折り曲げ縁部18に接合することが可能である。それゆえ
、このような目的のために、内張り12(特に膜13を含んでいる)の構成要素
13・14・15のうち少なくとも1つ以上、及び/または甲革11の外方折り
曲げ縁部18、及び/または縫い合わせ糸目17自体は、流動状態にあるプラス
チック材料、とりわけポリウレタンが透過することのできる材料から構成するこ
とができる。
【0030】 底革19は、複合体であり、中底16の下方に、フェルトあるいは穴開き材料
のような透湿性材料から作られた充填層23、防水性及び透湿性を示す膜24、
この膜24に連結され、かつ、加水分解抵抗性、撥水性、透湿性の材料あるいは
穴開き材料から作られた保護層25及び、この保護層25と地面に接する領域と
の間に延びるいくつかの貫通孔27がある設置部26が、次々に設けられている
。それによって、複合底革19は、防水性かつ透湿性のものである。
【0031】 膜24の外周縁部と保護層25の外周縁部とは、設置部26を甲革11に接合
するとともに縫い合わせ糸目17で前記封止をももたらすポリウレタン塊によっ
て封止されると都合がよい。
【0032】 この靴は、例えば皮革から作られた、穴開きの、かつ/または透湿性の中敷す
なわちインサート28を挿入することによって、仕上げられる。
【0033】 さて、図5及び図6によれば、第2実施態様では、図1〜図4の第1実施態様
におけるのと同様な製造技術が再び用いられるが、しかし、異なった中底が備わ
っており、これは、参照符号116によって表されている。この中底116は、
先の場合におけるのと同様に、織地、皮革、フェルト、セルロース材料などから
、かつ/または穴開き材料から作られ、それによって、湿気が内側構成要素12
1を通過することを可能にする内側透湿性構成要素121と、縫い合わせ糸目1
21aによってこの構成要素121に外周で接合された薄いメッシュ生地から作
られた外側リング122とで、構成されている。したがって、この外側リング1
22は、流動状態にあるプラスチック材料、とりわけポリウレタンが透過するこ
とのできるものである。
【0034】 用いられた接合方法は、先の場合と同じである。すなわち、内張り112に接
合された甲革111の縁部は、外方へ折り曲げられるとともに、縫い合わせ糸目
117によって中底116の環122に接合され、そして、底革119は、その
後に射出成形されて、甲革111の縁部118の下方にある領域が、膜113の
備わった内張り112の縁部120に封止される。特に、この流動性材料は、縫
い合わせ糸目117に関し外側リング122を通して浸透することが可能であり
、また、内張り112の外方折り曲げ縁部120及び/または甲革111の外方
折り曲げ縁部118に接合することが可能である。それゆえ、このような目的の
ために、内張り112(特に膜113を含んでいる)の構成要素のうち少なくと
も1つ以上、及び/または甲革111の外方折り曲げ縁部118、及び/または
縫い合わせ糸目117自体は、流動状態にあるプラスチック材料、とりわけポリ
ウレタンが透過することのできる材料から構成することができる。
【0035】 さて、図7及び図8によれば、第3実施態様では、ここでは参照符号216で
表された中底は、皮革、フェルト、セルロース材料など、及び/または穴開き材
料のような透湿性材料の単一片から作られて、湿気がその単一片の中底を透過す
ることができるようになっている。この中底には、外側縁部から所定距離の箇所
に、その全外周に沿った少なくとも1列の穴221がさらに備わっており、その
結果、中底216は、これらの穴221を通して、縫い合わせ糸目217により
、縁部220と膜213の備わった内張り212とに接合された甲革211の折
り曲げ縁部218に接合されている。
【0036】 残部に関しては、その製造過程は先行する実施態様と同じであり、ポリウレタ
ンの底革219の射出成形で、縫い合わせ糸目217とその隣接領域とが封止さ
れる。とりわけ、流動材料は、穴221を通して縫い合わせ糸目217のまわり
に浸透することができるとともに、内張り212の外方折り曲げ縁部220を、
かつ/または、甲革211の外方折り曲げ縁部218を接合することができる。
従って、この目的のために、複合内張り212(とりわけ、膜213を含んでい
る)の少なくとも1以上の構成要素、及び/または甲革211の外方折り曲げ縁
部218、及び/または縫い合わせ糸目217それ自体、及び/または中底21
6それ自体は、流動状態においてプラスチック材料、とりわけポリウレタンが透
過することのできる材料から作ることができる。
【0037】 図9〜図12によれば、この発明に係る防水性かつ透湿性の靴が、第4実施態
様において参照符号310で表わされている。
【0038】 この靴310は、例えば隠蔽顔料のない天然皮革から作られた透湿性甲革31
1で形成された、透湿性かつ防水性の複合甲革構造体を備えてなり、この甲革に
は内張り312が結合され、この内張りは、甲革311に隣接して配置された防
水性かつ透湿性の膜313、透湿性の連続気泡発泡ポリマーから作られた層31
4、及び内側透湿性織地315によって次々に構成されている。
【0039】 別の場合には、この内張りは、層314・315の少なくとも1つがないよう
に設けることができるのはもちろんであり、かつ/または、これらの層とは異な
った材料からなるいくつかの層を備えることもできるが、これは、どんな場合で
も、全体的に見て透湿性かつ防水性の内張りを設けることができるようなもので
ある。
【0040】 内張り312のさまざまな部分は、接着剤及び/またはシーラントによって、
あるいは適切な熱接合処理によって封止されると都合がよい、選ばれたいくつか
の縫い目領域において縫い付けることで、互いに接合することができ、その結果
、内張り312の防水性及び透湿性が損なわれるのを防止することができる。
【0041】 内張り312は、スポット接着により、すなわち、選ばれた領域でだけ甲革3
11に結合され、その結果、膜313を介する湿気の透過を防止し、それによっ
て、互いに接合された甲革311及び内張り312で形成され、かつ、それ自体
もまた透湿性かつ防水性である甲革集成体が作られる。
【0042】 この靴310には、靴の内側に関して外方へ折り曲げられた甲革311の下縁
部318に縫い合わせ糸目317によって外周で接合された中底316もまた備
わっている。
【0043】 この靴310には、参照符号319によって全体が表され、防水性かつ透湿性
であって中底316の下方に接合された底革、すなわち複合外底構造体がさらに
備わっている。
【0044】 この発明の好ましい1つの観点によれば、内張り312の下方縁部320は(
特に図10及び図12に見られるように)、前記の複合甲革構造体が形成された
後に織地315の除去によってはぎ取るために剥き出しにされた膜313と、甲
革311の縁部318といっしょに、外方へ折り曲げられている。このようにす
る代わりに、膜313は、織地315の大きさが膜313の大きさよりも小さい
という事実のために、複合甲革構造体の集成前(及び集成後)に剥き出しにして
もよい。
【0045】 中底316は、2つの構成要素、すなわち、内側構成要素321と外側構成要
素322とから作られている(図11)。内側構成要素321は、構造支持体を
構成するものであり、織地、皮革、フェルト、セルロース材料などのような透湿
性材料、あるいは、湿気がそれを通して充分に通過することのできる穴開き材料
から作ることができる。外側周縁構成要素322は、内側構成要素321を取り
囲む外側リングによって構成されており、シリコーン、水性分散系におけるポリ
マー、溶剤溶液におけるポリマー、熱可塑性プラスチック製品、あるいはこれと
同等の製品のようなシーラントが通ることができる織地から作られている。
【0046】 中底のこれらの構成要素321・322は、縫い合わせ糸目321aによって
互いに接合されている。構成要素322は、甲革311への縫い合わせの後に、
このようなシーラント(シリコーン、水性分散系におけるポリマー、溶剤溶液に
おけるポリマー、熱可塑性プラスチック製品、あるいはこれと同等の製品。いく
つかの図の参照符号322aを参照のこと)で含浸される。
【0047】 特に、このシーラント322aは、縫い合わせ糸目317に関し外側構成要素
322を通して浸透することが可能であり、また、内張り312の外方折り曲げ
縁部320及び/または甲革311の外方折り曲げ縁部318に接合することが
可能である。それゆえ、このような目的のために、内張り312(特に膜313
を含んでいる)の構成要素313・314・315のうち少なくとも1つ以上、
及び/または甲革311の外方折り曲げ縁部318、及び/または縫い合わせ糸
目317自体は、全体的に見て封止された形状構成をもたらして湿気がこのよう
に封止された領域を通過するのを防止するように、そのようなシーラントが通過
することのできる材料から構成することができる。
【0048】 この発明におけるこのような特別の実施態様によれば、底革319は、この場
合、例えばポリウレタンを用いて、初めは甲革/中底複合集成体とは別に作られ
、次いで、少なくとも、縫い合わせ糸目317の箇所と膜313が備わった内張
り312の縁部の箇所とにおいて、接着剤319aにより靴のその残部に接合さ
れ、それによって、これらの臨界領域で靴の内側を外側から完全に隔離するとと
もに防水処理するための封止を形成する。この接着剤319aは、シーラント3
22aと、これに関係のある甲革集成体の部分とに接触するその面、及びシーラ
ント322aと、これに対応する底革319の部分とに接触するその面の双方に
、防湿性封止がもたらされるように選ぶことができる。
【0049】 接着剤による接合は、封止のために用いられたのと同じ材料で、また、構成要
素322の含浸の後にそのシーラント322aがまだ活性状態にある段階で、行
うことができる。
【0050】 底革319は、複合体であり、中底316の下方に、フェルトあるいは穴開き
材料のような透湿性材料から作られた充填層323、防水性及び透湿性を示す膜
324、この膜324に連結され、かつ、加水分解抵抗性、撥水性、透湿性の材
料あるいは穴開き材料から作られた保護層325及び、この保護層325と地面
に接する領域との間に延びるいくつかの貫通孔327がある設置部326が、次
々に設けられている。それによって、複合底革319は、防水性かつ透湿性のも
のである。
【0051】 膜324の外周縁部と保護層325の外周縁部とは、膜324と保護層325
とに関して、例えば底革319のポリウレタン塊によって封止されると都合がよ
い。
【0052】 この靴は、例えば皮革から作られた、穴開きであり、かつ/または透湿性の中
敷すなわちインサート28を挿入することによって、仕上げられる。
【0053】 さて、図13及び図14によれば、第5実施態様では、図9〜図12の先行実
施態様におけるのと同様な製造技術が再び用いられるが、しかし、異なった中底
が備わっており、これは、参照符号416によって表されている。この中底41
6は、先の場合におけるのと同様に、織地、皮革、フェルト、セルロース材料な
どから、かつ/または穴開き材料から作られ、それによって、湿気が内側構成要
素421を透過することを可能にするとともに、縫い合わせ糸目421aによっ
てこの構成要素421に外周で接合された薄いメッシュ生地から作られた外側リ
ング422で、構成されている。したがって、この外側リング422は、上記シ
ーラント(シリコーン、水性分散系におけるポリマー、溶剤溶液におけるポリマ
ー、熱可塑性プラスチック製品、あるいはこれと同等の製品)が透過することの
できるものである。
【0054】 用いられた接合方法は、図9〜図12の先の場合と同じである。すなわち、内
張り412に接合された甲革111の縁部は、外方へ折り曲げられるとともに、
縫い合わせ糸目417によって中底416の環422に接合される。次いで、シ
ーラント422aで含浸が行われ、また、底革419を接合するために接着剤4
19が用いられ、甲革411の縁部418の下方にある領域が、膜413の備わ
った内張り412の縁部420に封止される。
【0055】 特に、このシーラント422aは、縫い合わせ糸目417に関し外側構成要素
422を通して浸透することが可能であり、また、内張り412の外方折り曲げ
縁部420及び/または甲革411の外方折り曲げ縁部418に接合することが
可能である。それゆえ、このような目的のために、内張り412(特に、図13
に認められるように、膜413と中間充填層414とを含んでいる)の構成要素
413・414・415のうち少なくとも1つ以上、及び/または甲革411の
外方折り曲げ縁部418、及び/または縫い合わせ糸目417自体は、全体的に
見て封止された形状構成をもたらして湿気がこのように封止された領域を通過す
るのを防止するように、そのようなシーラントが透過することのできる材料から
構成することができる。甲革/中底複合集成体は、初めは複合外底集成体とは別
に作られ、次いで、靴を形成するために、これら別々の2つの複合集成体を例え
ば接着剤419aにより互いに接合することができる。この接着剤419aは、
シーラント422aと、これに関係のある甲革集成体の部分とに接触するその面
、及びシーラント422aと、これに対応する底革419の部分とに接触するそ
の面の双方に、防湿性封止がもたらされるように選ぶことができる。
【0056】 さて、図15及び図16によれば、第6実施態様では、参照符号516によっ
て表わされた中底が、皮革、フェルト、セルロース材料などのような透湿性材料
の、かつ/または穴開き材料の単一片から作られ、それによって、湿気がこの単
一片の中底を通過することができるようにされているとともに、この中底には、
外側縁部から所定距離の箇所に、その全外周に沿った少なくとも1列の穴521
がさらに備わっており、その結果、中底516は、これらの穴521を通して、
縫い合わせ糸目517により、膜513の備わった内張り512の縁部520に
連結された甲革511の折り曲げ縁部518に接合されている。
【0057】 残部に関しては、その製造過程は先行する実施態様と同じであり、縫い合わせ
糸目517の備わった領域の封止剤522aと、接着剤519aによるポリウレ
タン製底革519の接合とで、その縫い合わせ糸目517とその隣接領域とが封
止される。
【0058】 とりわけ、シーラント522aは、穴521を通して縫い合わせ糸目517の
まわりに浸透することができるとともに、内張り512の外方折り曲げ縁部52
0を、かつ/または、甲革511の外方折り曲げ縁部518を接合することがで
きる。従って、この目的のために、内張り512(とりわけ、図15に認められ
るように、膜513及び中間充填層514を含んでいる)の少なくとも1以上の
構成要素513,514,515、及び/または甲革511の外方折り曲げ縁部
518、及び/または縫い合わせ糸目517それ自体は、全体的に見て封止され
た形状構成をもたらして湿気がこのように封止された領域を通過するのを防止す
るように、そのようなシーラントが透過することのできる材料から構成すること
ができる。甲革/中底複合集成体は、初めは複合外底集成体とは別に作られ、次
いで、靴を形成するために、これら別々の2つの複合集成体を例えば接着剤51
9aにより互いに接合することができる。この接着剤519aは、シーラント5
22aと、これに関係のある甲革集成体の部分とに接触するその面、及びシーラ
ント522aと、これに対応する底革519の部分とに接触するその面の双方に
、防湿性封止がもたらされるように選ぶことができる。
【0059】 図17及び図18によれば、この発明の好ましい別の観点に係る防水性かつ透
湿性の靴が、第7実施態様において参照符号610によって表わされている。
【0060】 この靴610は、例えば隠蔽顔料のない天然皮革から作られた透湿性甲革61
1で形成された、透湿性かつ防水性の複合甲革構造体を備えてなり、この甲革に
は内張り612が結合され、この内張りは、甲革611に隣接して配置された透
湿性かつ防水性の膜613、透湿性の連続気泡発泡ポリマーから作られた層61
4、及び内側透湿性織地615によって次々に構成されている。
【0061】 他の場合には、この内張りは、層614・615の少なくとも1つがないよう
に設けることができるのはもちろんであり、かつ/または、これらの層とは異な
った材料からなるいくつかの層を備えることもできるが、これは、どんな場合で
も、全体的に見て透湿性かつ防水性の内張りを設けることができるようなもので
ある。
【0062】 内張り612のさまざまな部分は、例えば接着剤及び/またはシーラントによ
って、あるいは適切な熱接合処理によって封止されると都合がよい、選ばれたい
くつかの縫い目領域において縫い付けることで、互いに接合することができ、そ
の結果、内張り612の防水性及び透湿性が損なわれるのを防止することができ
る。
【0063】 内張り612は、スポット接着により、すなわち、選ばれた領域でだけ甲革6
11に結合され、その結果、膜613を介する湿気の透過を防止し、それによっ
て、互いに接合された甲革611及び内張り612で形成され、かつ、それ自体
もまた透湿性かつ防水性である甲革集成体が作られる。
【0064】 この靴610には、甲革611の外方折り曲げ下方縁部618に縫い合わせ糸
目617によって外周で接合された中底616がさらに備わっている。
【0065】 この靴610には、防水材料から作られ、かつ、好ましい1つの実施態様にお
いて中底616の下方で射出成形されてなる間底619がさらに備わっている。
【0066】 この間底619の内部すなわち中心部に穴が開けられている場合には、充填層
619aが設けられる。
【0067】 内張り612の下方縁部620は、好ましい1つの実施態様において、織地6
15の除去によってはぎ取るために剥き出しにされた膜613と、甲革611の
縁部618といっしょに、外方へ折り曲げられている。このようにする代わりに
、膜613は、織地615の大きさがこのような膜613の大きさよりも小さい
という事実のために、複合甲革構造体の集成前及び集成後に剥き出しにしてもよ
い。
【0068】 中底616はさらに、3つの構成要素、すなわち、内側構成要素621aと外
側周辺構成要素621bと外側構成要素622とから作られている。内側構成要
素621aと外側周辺構成要素621bとは、織地、皮革、フェルト、セルロー
ス材料などのような透湿性材料、あるいは穴開き材料から作ることができる。ま
た、外側構成要素622は、先の2つの構成要素が接着剤で接合されたメッシュ
によって構成され、これら2つの構成要素621a・621bの間に介在された
外周帯域のない状態にされ、従って、流動状態にあるプラスチック、とりわけポ
リウレタンが通ることができる。
【0069】 中底616のこれらの構成要素621a・621b・622は、縫い合わせ糸
目によって互いに接合することもできる。
【0070】 また、この発明によれば、この場合の間底619は、射出成形されたポリウレ
タン、あるいは適合された他のシーラント材料から作られ、その結果、縫い合わ
せ糸目617の領域と、膜613の備わった内張り612の縁部の領域とに、流
動状態にあるポリエチレンの浸透によって封止がもたらされ、靴の内側がこれら
の臨界領域において外側から完全に分離されるとともに防水処理される。
【0071】 シーラント材料、とりわけ流動性プラスチック材料あるいは射出成形された間
底619のポリウレタンの形態にあるシーラント材料は、中底616の内側構成
要素621aと外側構成要素621bとの間の帯域で外側構成要素622を通し
て浸透するとともに、甲革集成体の外方折り曲げ縁部、とりわけ縫い糸目617
の周りの領域において、また、とりわけ剥き出しにされた膜613に含浸されて
、これらの臨界領域において防水封止がもたらされる。
【0072】 このような場合を考えると、間底619は、下向き領域において、接着剤によ
りあるいは過成形により外底623へ接合される。
【0073】 この靴は、例えば皮革から作られた、穴開きの、かつ/または透湿性の中底6
58によって、仕上げられる。
【0074】 この発明における他の実施態様について上で述べたような方法のいずれか1つ
で、中底616を、甲革複合集成体に、かつ/または外底623と間底619と
によって形成された下方複合底革構造体に接合することができる、ということは
予想される。さらにまた、中敷628、中底616、間底619及び外底623
によって形成されたいくつかの層は、とりわけ、先の実施態様について上で述べ
たような方法で、防水性かつ透湿性の膜が間底619及び/または外底623の
中に組み入れられたときに、互いに相まって、この靴について全体として防水性
かつ透湿性の構造体を形成する、ということは予想される。このようにする代わ
りに、外底623は、靴の透湿性が複合甲革集成体のためだけに確保されるよう
に、中実の防水性材料から作ってもよい。同様に、先に説明したいくつかの実施
態様について、底革構造体は、全体として、靴の透湿性が複合甲革集成体のため
だけに確保され、防水性封止が甲革集成体の外方折り曲げ縁部における領域、と
りわけこのような外方折り曲げ縁部をその複合底革構造体に接合する縫い糸目に
おける領域にもたらされる排他的防水性を示すように作ることができる、という
ことは予想される。
【0075】 図19及び図20によれば、この発明に係る透湿性の靴が、第8実施態様にお
いて参照符号710で表されている。
【0076】 この靴710は、例えば隠蔽顔料のない天然皮革から作られた透湿性甲革71
1で形成された、透湿性かつ防水性の複合甲革構造体を備えてなり、この甲革に
は内張り712が結合され、この内張りは、甲革711に隣接して配置された透
湿性かつ防水性の膜713、透湿性の連続気泡発泡ポリマーから作られた層71
4、及び内側透湿性織地715によって次々に構成されている。
【0077】 他の場合には、この内張りは、層714・715の少なくとも1つがないよう
に設けることができるのはもちろんであり、かつ/または、これらの層とは異な
った材料からなるいくつかの層を備えることもできるが、これは、どんな場合で
も、全体的に見て透湿性かつ防水性の内張りを設けることができるようなもので
ある。
【0078】 内張り712のさまざまな部分は、例えば接着剤及び/またはシーラントによ
って、あるいは適切な熱接合処理によって封止されると都合がよい、選ばれたい
くつかの縫い目領域において縫い付けることで、互いに接合することができ、そ
の結果、内張り712の防水性及び透湿性が損なわれるのを防止することができ
る。
【0079】 内張り712は、スポット接着により、すなわち、選ばれた領域でだけ甲革7
11に結合され、その結果、膜713を介する湿気の透過を防止し、それによっ
て、互いに接合された甲革711及び内張り712で形成され、かつ、それ自体
もまた透湿性かつ防水性である甲革集成体が作られる。
【0080】 この膜713は、剥き出しの部分を備える代わりに、その縁部に、防水性が連
続して得られるように封止される、例えばポリウレタンのような高分子材料から
作られた端部分713aによって取り換えられる点で、先に説明した膜613と
は異なっている。
【0081】 この靴710には、甲革711における外方へ折り曲げられた下方縁部718
に縫い合わせ糸目717によって外周で接合された中底716がさらに備わって
いる。
【0082】 この靴710には、防水材料から作られ、かつ、好ましい1つの実施態様にお
いて中底716の下方で射出成形されてなる間底719がさらに備わっている。
【0083】 この間底719は、その内部すなわち中心部に穴が開けられている場合には、
先の実施態様におけるのと同様に、充填層719aが設けられる。
【0084】 内張り712の下方縁部720は、剥き出しにされた端部分713aと、甲革
711の縁部718といっしょに、外方へ折り曲げられている。
【0085】 中底716はさらに、先の実施態様とちょうど同じように、3つの構成要素、
すなわち、内側構成要素721aと外周構成要素721bと外側構成要素622
とから作られている。内側構成要素721aと外周構成要素721bとは、織地
、皮革、フェルト、セルロース材料などのような透湿性材料、あるいは穴開き材
料から作ることができる。また、外側構成要素722は、先の2つの構成要素が
接着剤で接合されたメッシュによって構成され、これら2つの構成要素721a
・721bの間に介在された外周帯域のない状態にされ、従って、流動状態にあ
るプラスチック材料、とりわけポリウレタンが通ることができる。
【0086】 中底716のこれらの構成要素721a・721b・722は、縫い合わせ糸
目によって互いに接合することもできる。
【0087】 また、この発明によれば、この場合の間底719は、射出成形されたポリウレ
タン、あるいは適合された他のシーラント材料から作られ、その結果、縫い合わ
せ糸目717の領域と、端部分713aの備わった内張り712の縁部の領域と
に、流動状態にあるポリエチレンの浸透によって封止がもたらされ、靴の内側が
これらの臨界領域において外側から充分に分離されるとともに防水処理される。
【0088】 シーラント材料、とりわけ流動性プラスチック材料あるいは射出成形された間
底719のポリウレタンの形態にあるシーラント材料は、中底716の内側構成
要素721aと外側構成要素721bとの間の帯域で外側構成要素722を通し
て浸透するとともに、剥き出しにされた端部分713aを接合して、防水封止が
もたらされる。
【0089】 このような場合を考えると、間底719は、下向き領域において、接着剤によ
りあるいは過成形により外底723へ接合される。
【0090】 この靴は、例えば皮革から作られた、穴開きの、かつ/または透湿性の中底7
28によって、仕上げられる。
【0091】 図20に認められるように、いくつかの構成要素を含んでいる複合甲革は、上
で説明したいくつかの実施態様のいずれか1つあるいはそれ以上の場合に、それ
ぞれの複合甲革に置き換えることができる、ということは予想される。
【0092】 実際に、この発明の意図した目標及び目的が達成されたことは認められた。
【0093】 アイデアル型の靴は実際に得られたが、その構造体は、製造に際して、現在の
靴よりもよりいっそう簡単にかつよりいっそう速く製造することができ、それに
伴って時間とコストの減少がもたらされた。
【0094】 この靴は、この場合には、甲革の領域と接地部の領域とにおいて、完全に防水
性であるともに透湿性であるが、他の場合において、その接地部について単なる
防水性(すなわち、透湿性のないもの)が好ましいときには、その接地部を、ポ
リウレタンあるいは適合された他の材料によって設けることができる。
【0095】 このように思い描かれたこの発明は、非常に多くの改造及び変形を受け入れる
ことができるが、これらはすべて、この発明の概念の範囲内にある。
【0096】 従って、例えば、中底には、ポリウレタンの流れが横切るように適合された材
料であればどのようなものからでも作られた外側リングを設けることができる。
【0097】 この外側リングは、それがメッシュの帯によって構成されているときには、縫
い合わせ、接着剤による接合、高周波熱接合、その中底への直接射出のようなさ
まざまな方式によって、中底の残部に固定することができる。
【0098】 1つの別法として、その環は、どちらも剛性材料から作られるとともに同一の
あるいは相異なる諸特性が備わっている、中底の内側部分と外側縁部との間に挿
入することができる。
【0099】 もう1つの別法では、縫い合わせ操作を促進するとともに、靴にいっそう品の
よい外観を与えるために、接着剤による接合、縫い合わせ、高周波熱接合によっ
て、付加的でいっそう剛性の外側リングを施すことができる。
【0100】 実際に、不測の使用に互換性のある限り用いられた材料は、その寸法と同様に
、要求に従ったどのようなものでもよい。
【0101】 この出願が優先権を主張しているイタリア特許出願PD99A000207号
及びPD99A000263号におけるいくつかの開示は、引用によって、この
明細書に組み入れられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、破線で示された底革が備わっている、この発明の第1実施態様におけ
る靴の斜視図である。
【図2】 図2は、図1の靴の拡大横断面図である。
【図3】 図3は、図1及び図2における靴の諸構成要素の範囲内で構成されている集成
体としての中底の斜視図である。
【図4】 図4は、図2における断面の細部の拡大図である。
【図5】 図5は、この靴の第2実施態様における細部の拡大断面図である。
【図6】 図6は、図5における靴の諸構成要素の範囲内で使われた集成体としての中底の
図である。
【図7】 図7は、この靴の第3実施態様における細部の拡大断面図である。
【図8】 図8は、図7における靴の諸構成要素の中に使われた集成体としての中底の図
である。
【図9】 図9は、この発明の第4実施態様における靴の分解斜視図である。
【図10】 図10は、図9の靴の拡大された分解横断面図である。
【図11】 図11は、図9及び図10における靴の諸構成要素の範囲内で構成された集成
体としての中底の斜視図である。
【図12】 図12は、集成された状態にある、図10における靴の細部の拡大断面図であ
る。
【図13】 図13は、この靴の第5実施態様における細部の拡大断面図である。
【図14】 図14は、図13における靴の諸構成要素の範囲内で使われた集成体として
の中底の図である。
【図15】 図15は、この靴の第6実施態様における細部の拡大断面図である。
【図16】 図16は、図15における靴の諸構成要素の範囲内で使われた集成体としての
中底の図である。
【図17】 図17は、この靴の第7実施態様における細部の拡大断面図である。
【図18】 図18は、図17における靴の諸構成要素の範囲内で使われた集成体としての
中底における細部の図である。
【図19】 図19は、この靴の第8実施態様における細部の拡大断面図である。
【図20】 図20は、図19における靴の諸構成要素の範囲内で使われた甲革の細部の断
面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ポレガート モレッティ,マリオ イタリア、クロセッタ デル モンテッロ アイ−31035、ヴィア アントニーニ、 7 Fターム(参考) 4F050 CA03 CA06 HA56

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴の内部から外方へ延びて外方へ折り曲げられた下方縁部(
    18,20;118,120;218,220;318,320;418,42
    0;518,520;618,620;713a,718)を有している透湿性
    かつ防水性の甲革集成体(11〜15;111〜112;211〜213;31
    1〜315;411〜412;511〜513)、 前記甲革集成体における外方へ折り曲げられた前記下方縁部が外周で接合され
    ている外側周辺構成要素(22;122;221;322;422;521;6
    21b;721b)を有している中底(16;116;216;316;416
    ;516;616;716)、 前記甲革集成体における外方へ折り曲げられた前記下方縁部を前記中底の前記
    外側周辺構成要素に外周で接合する複数の縫い糸目(17;117;217;3
    17;417;517;617;717)、 前記中底の下方に接合された防水性外底(19;119;219;319;4
    19;519;623;723)、及び 不透湿性封止材料から作られかつ前記甲革集成体における外方へ折り曲げられ
    た前記下方縁部を前記中底の前記外側周辺構成要素に少なくとも1つの封止領域
    で接合して前記の少なくとも1つの封止領域に防水性封止をもたらす防水性封止
    接合用要素(322a;422a;522a;619;719)を備えてなる 防水性かつ透湿性の靴。
  2. 【請求項2】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522a
    ;619;719)の前記不透湿性封止材料が、前記中底(16;116;21
    6;316;416;516;616;716)の前記外側周辺構成要素(22
    ;122;221;322;422;521;621b;721b)を通って延
    びているとともに、前記外側周辺構成要素の中に含浸されており、さらに、前記
    甲革集成体(11〜15;111〜112;211〜213;311〜315;
    411〜412;511〜513)における、外方へ折り曲げられた前記下方縁
    部(18,20;118,120;218,220;318,320;418,
    420;518,520;618,620;713a,718)の少なくとも一
    部に防湿封止状に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の防水性かつ
    透湿性の靴。
  3. 【請求項3】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522a
    ;619;719)の前記不透湿性封止材料が、流動状態で射出されて硬化した
    材料であることを特徴とする先行請求項のいずれか1つ以上に記載の防水性かつ
    透湿性の靴。
  4. 【請求項4】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522a
    ;619;719)における、流動状態で射出されて硬化した前記材料が、熱可
    塑性材料、ポリウレタン、シリコーン及びポリマーからなる群から選ばれたもの
    であることを特徴とする請求項3に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  5. 【請求項5】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522a
    )が、前記外底(19;119;219;319;419;519)の一部から
    形成されていることを特徴とする請求項3に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  6. 【請求項6】 前記防水性封止接合用要素が、前記中底(616;716)
    と前記外底(623;723)との間に配置された間底(619;719)の一
    部から形成されていることを特徴とする請求項3に記載の防水性かつ透湿性の靴
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの前記封止領域が、複数の前記縫い糸目(1
    7;117;217;317;417;517;617;717)の周りに延び
    ている封止領域を含んでいることを特徴とする先行請求項のいずれか1つ以上に
    記載の防水性かつ透湿性の靴。
  8. 【請求項8】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522a
    ;619;719)の前記不透湿性封止材料が、流動状態で射出されて硬化した
    材料であるとともに、複数の前記縫い糸目(17;117;217;317;4
    17;517;617;717)の周りに延びていることを特徴とする請求項7
    に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  9. 【請求項9】 前記甲革集成体(11〜15;111〜112;211〜2
    13;311〜315;411〜412;511〜513)が、透湿性かつ防水
    性の膜(13;113;213;313;413;513;613;713)を
    備えていることを特徴とする先行請求項のいずれか1つ以上に記載の防水性かつ
    透湿性の靴。
  10. 【請求項10】 透湿性かつ防水性の前記膜(13;113;213;31
    3;413;513;613;713)が、前記甲革集成体(11〜15;11
    1〜112;211〜213;311〜315;411〜412;511〜51
    3)における外方へ折り曲げられた前記下方縁部(18,20;118,120
    ;218,220;318,320;418,420;518,520;618
    ,620;713a,718)に延びており、かつ、前記防水性封止接合用要素
    (322a;422a;522a;619;719)の前記不透湿性封止材料が
    、前記中底(16;116;216;316;416;516;616;716
    )の前記外側周辺構成要素(22;122;221;322;422;521;
    621b;721b)の中に含浸されており、さらに、前記甲革集成体における
    、外方へ折り曲げられた前記下方縁部に防湿封止状に接合されていることを特徴
    とする請求項9に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  11. 【請求項11】 前記甲革集成体における、外方へ折り曲げられた前記下方
    縁部が、高分子材料から作られた端部分(713a)を含んでおり、前記防水性
    封止接合用要素(719)が、高分子材料から作られた前記端部分(713a)
    に接合されていることを特徴とする先行請求項のいずれか1つ以上に記載の防水
    性かつ透湿性の靴。
  12. 【請求項12】 前記中底(16;316)の前記外側周辺構成要素が、流
    動状態にあるプラスチック材料が透過することのできる織地から作られた外側リ
    ング(22;322)からなることを特徴とする先行請求項のいずれか1つ以上
    に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  13. 【請求項13】 前記中底(116;416)の前記外側周辺構成要素が、
    流動状態にあるプラスチック材料が透過することのできる目の細かいメッシュ(
    122;422)からなることを特徴とする先行請求項1〜12のいずれか1つ
    以上に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  14. 【請求項14】 前記中底(216;516)の前記外側周辺構成要素が、
    前記中底の外側外周縁部からある距離の箇所に、前記中底の全外周に延びている
    1連の外周穴(221;521)からなることを特徴とする先行請求項1〜12
    のいずれか1つ以上に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  15. 【請求項15】 前記中底(616;716)の前記外側周辺構成要素が、
    前記中底の内側構成要素(621a;721a)と外側構成要素(621b;7
    21b)との間に配置されたメッシュの間隙(621b;721b)からなり、
    これら両構成要素がそのメッシュに取り付けられていることを特徴とする先行請
    求項1〜12のいずれか1つ以上に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  16. 【請求項16】 前記中底の少なくとも内側構成要素(21;121;32
    1;421;621a;721a)が、使用者の足のための構造支持体を形成す
    ることを特徴とする先行請求項のいずれか1つ以上に記載の防水性かつ透湿性の
    靴。
  17. 【請求項17】 前記外底(19;119;219;319;419;51
    9)が、これまた透湿性のものであることを特徴とする先行請求項のいずれか1
    つ以上に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  18. 【請求項18】 防水性かつ透湿性の靴に使用するための甲革/中底集成体
    であって、この甲革/中底集成体が、 この甲革/中底集成体の内側から外方へ延びて外方へ折り曲げられた下方縁部
    (18,20;118,120;218,220;318,320;418,4
    20;518,520;618,620;713a,718)を有している透湿
    性かつ防水性の甲革集成体(11〜15;111〜112;211〜213;3
    11〜315;411〜412;511〜513)、 前記甲革集成体における外方へ折り曲げられた前記下方縁部が外周で接合され
    ている外側周辺構成要素(22;122;221;322;422;521;6
    21b;721b)を有している中底(16;116;216;316;416
    ;516;616;716)を有している中底、 前記甲革集成体における外方へ折り曲げられた前記下方縁部を前記中底の前記
    外側周辺構成要素に外周で接合する複数の縫い糸目(17;117;217;3
    17;417;517;617;717)、及び 不透湿性封止材料から作られかつ前記甲革集成体における外方へ折り曲げられ
    た前記下方縁部を前記中底の前記外側周辺構成要素に少なくとも1つの封止領域
    で接合して前記の少なくとも1つの封止領域に防水性封止をもたらす防水性封止
    接合用要素(322a;422a;522a;619;719)を備えてなる 防水性かつ透湿性の靴に使用するための甲革/中底集成体。
  19. 【請求項19】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522
    a;619;719)の前記不透湿性封止材料が、前記中底(16;116;2
    16;316;416;516;616;716)の前記外側周辺構成要素(2
    2;122;221;322;422;521;621b;721b)を通って
    延びているとともに、前記外側周辺構成要素の中に含浸されており、さらに、前
    記甲革集成体(11〜15;111〜112;211〜213;311〜315
    ;411〜412;511〜513)における、外方へ折り曲げられた前記下方
    縁部(18,20;118,120;218,220;318,320;418
    ,420;518,520;618,620;713a,718)の少なくとも
    一部に防湿封止状に接合されていることを特徴とする請求項18に記載の防水性
    かつ透湿性の靴。
  20. 【請求項20】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522
    a;619;719)の前記不透湿性封止材料が、流動状態で射出されて硬化し
    た材料であることを特徴とする先行請求項18〜19のいずれか1つ以上に記載
    の防水性かつ透湿性の靴。
  21. 【請求項21】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522
    a;619;719)における、流動状態で射出されて硬化した前記材料が、熱
    可塑性材料、ポリウレタン、シリコーン及びポリマーからなる群から選ばれたも
    のであることを特徴とする請求項20に記載の防水性かつ透湿性の靴。
  22. 【請求項22】 靴の内側から外方へ延びて外方へ折り曲げられた下方縁部
    (18,20;118,120;218,220;318,320;418,4
    20;518,520;618,620;713a,718)を有している透湿
    性かつ防水性の甲革集成体11〜15;111〜112;211〜213;31
    1〜315;411〜412;511〜513)を設けるステップ、 外側周辺構成要素(22;122;221;322;422;521;621
    b;721b)を有している中底(16;116;216;316;416;5
    16;616;716)を設けるステップ、 前記甲革集成体における外方へ折り曲げられた前記下方縁部を前記中底の前記
    外側周辺構成要素に複数の縫い糸目(17;117;217;317;417;
    517;617;717)で縫うことによって外周で接合するステップ、 防水性外底(19;119;219;319;419;519;623;72
    3)を設けるとともに前記防水性外底を前記中底の下方に接合するステップ、及
    び 透湿性封止材料から作られている防水性封止接合用要素(322a;422a
    ;522a;619;719)によって、前記甲革集成体における外方へ折り曲
    げられた前記下方縁部を前記中底の前記外側周辺構成要素に少なくとも1つの封
    止領域で接合して前記の少なくとも1つの封止領域に防水性封止をもたらすステ
    ップ を含んでなる、防水性かつ透湿性の靴を製造するための方法。
  23. 【請求項23】 前記防水性封止接合用要素(322a;422a;522
    a;619;719)の前記不透湿性封止材料を、前記中底(16;116;2
    16;316;416;516;616;716)の前記外側周辺構成要素(2
    2;122;221;322;422;521;621b;721b)を通して
    含浸させるとともに延ばし、それによって、前記甲革集成体(11〜15;11
    1〜112;211〜213;311〜315;411〜412;511〜51
    3)における、外方へ折り曲げられた前記下方縁部(18,20;118,12
    0;218,220;318,320;418,420;518,520;61
    8,620;713a,718)の少なくとも一部に前記不透湿性封止材料を防
    湿封止状に接合するステップをさらに備えていることを特徴とする請求項22に
    記載の方法。
  24. 【請求項24】 流動状態にある前記防水性封止接合用要素(322a;4
    22a;522a;619;719)の前記不透湿性封止材料を射出し、それに
    よって前記不透湿性封止材料を硬化させることを特徴とする先行請求項のいずれ
    か1つ以上に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記防水性封止接合用要素における、流動状態で射出され
    て硬化した前記材料を、熱可塑性材料、ポリウレタン、シリコーン及びポリマー
    からなる群から選ぶことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記外底を射出成形して、前記外底(19;119;21
    9;319;419;519)から前記前記防水性封止接合用要素(322a;
    422a;522a)を形成することを特徴とする請求項24に記載の方法。
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