JP2003506515A - 耐環境応力亀裂性向上三元ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂ブレンド - Google Patents

耐環境応力亀裂性向上三元ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂ブレンド

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JP2003506515A JP2001514045A JP2001514045A JP2003506515A JP 2003506515 A JP2003506515 A JP 2003506515A JP 2001514045 A JP2001514045 A JP 2001514045A JP 2001514045 A JP2001514045 A JP 2001514045A JP 2003506515 A JP2003506515 A JP 2003506515A
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エム.エルヒブリ ジャマール
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ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
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    • C08L81/06Polysulfones; Polyethersulfones
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Abstract

(57)【要約】 成形された時に、優れた機械的特性と非常に魅力的な耐熱性及び耐環境性を示す、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エーテルスルホン)及びポリスルホンを含む三元樹脂ブレンド。そのような三元ブレンドを含む成形品は、応力亀裂を起こすことなく繰返し蒸気滅菌させることが可能で、モルホリン等の腐食低減添加剤の影響を受けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂ブレンドを含んだ成形用
配合物に関する。特に、本発明は、50wt%までのポリ(ビフェニルエーテル
スルホン)樹脂、ポリスルホン樹脂及びポリエーテルスルホン樹脂からなる三元
ブレンドを含んだ改良型成形用樹脂配合物に関する。本発明の三元ブレンド、特
に、その好ましい配合物は、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂の非常に
魅力的な耐熱特性及び耐環境特性を実現するとともに、優れた機械的特性を示す
【0002】 本発明の三元ブレンドから製造された製品は、応力亀裂を発生させることなく
繰返し蒸気滅菌することが可能である。また、それらは、例えばモルホリン等の
腐食低減添加剤の影響を受けず、一般的に利用される病院の洗浄剤と接触しても
良好な耐薬品性を示す。
【0003】 ポリ(アリルエーテルスルホン)は30年近くの間知られている。このものは
、優れた高温耐性、良好な電気的特性、非常に優れた加水分解安定性等、いくつ
かの魅力的な特徴を有する強靭な線状ポリマーである。例えば、カナダ特許84
7,963号に記載され、当分野でポリ(エーテルスルホン)(PES)樹脂と
して公知である4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホンと4,4'−ジクロロジフェ
ニルスルホンとの重縮合物、米国特許4,108,837号に記載され、当分野
でポリスルホン(PSF)樹脂として広く知られているビスフェノール−Aと4,
4'−ジクロロジフェニルスルホンとからなるポリマー等、様々なポリ(アリルエ
ーテルスルホン)が市販されている。
【0004】 もう一つの工業用ポリ(アリルエーテルスルホン)は、ビーピー・アモコ・ポ
リマーズ・インコーポレーテッド(BP Amoco Polymers, Inc.)からRadel R(登録
商標)樹脂の商品名で入手可能なポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂であ
る。この樹脂は、ビフェニルと4,4'−ジクロロジフェニルスルホンとの重縮合物
であると言うこともでき、当分野でよく知られているとともに、例えば、カナダ
特許847,963号に記載されている。
【0005】 その際だった加水分解安定度と相俟って、優れた機械的及び熱的特性のゆえに
、ポリ(アリルエーテルスルホン)は、特に、厳しい環境にさらされることが予
想される場合に使用される押出し成形品や型成形品を製造する際に広く利用され
ている。ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂から型成形された成形品は、
PESやポリスルホン樹脂等のその他容易に入手可能なポリ(アリルエーテルス
ルホン)樹脂から成形されたものよりもかなり優れた機械的特性を有していると
ともに、概して耐薬品性がより高い。
【0006】 ポリ(アリルエーテルスルホン)樹脂は、鉱酸や塩溶液に対しても高い耐性を
有しているが、極性有機溶剤にさらされたときに応力亀裂を起こしやすい。高い
耐環境応力亀裂性が望ましい場合、ポリ(アリルエーテル)樹脂とのブレンドを
使用することにより、その機械的または電気的特性にほとんど影響を及ぼすこと
なく溶媒環境内でより使用されやすくなっている。ポリエーテルイミド樹脂とポ
リ(アリルエーテルスルホン)樹脂を含むブレンドは、米国特許4,293,6
70号に、大幅に向上した耐環境応力亀裂性と良好な衝撃強度を有するものとし
て開示されている。米国特許5,086,130号には、ポリ(ビフェニルエー
テルスルホン)樹脂とポリ(エーテルスルホン)樹脂を含む耐環境性ブレンドが
記載されており、例えば、ポリ(アリルエーテルスルホン)のポリアミドイミド
とのブレンドやポリ(アリルエーテルケトン)とのブレンド等、このような目的
の他の様々なブレンドも当分野で述べられている。例えば、米国特許5,164
,166号に開示され記載されているようなビスフェノールAを含むコポリ(ビ
スフェノールエーテルスルホン)樹脂等、耐応力亀裂性を向上させたコポリマー
も知られている。
【0007】 ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂は、その高温での良好な機械的特性
のために知られており、優れた高温安定性を有している。この樹脂は、米国特許
5,204,400号に開示するように、適切な難燃性添加剤と混合することに
より、航空機内装用等の非常に好ましい耐薬品性難燃性低放熱性材料を実現する
ことができ、ポリ(アリルエーテルケトン)とのブレンドの状態で使用した場合
にこれらの目的にとって特に有用である。
【0008】 その際だった加水分解安定度と相俟って、優れた機械的かつ熱的特性のゆえに
、ポリ(アリルエーテルスルホン)樹脂は、医療分野において少なくとも10年
間様々な医療装置用に利用されてきた。そのような装置において使用される材料
の主要な要件の一つは、その特性を損なうことなく、蒸気による加圧滅菌が繰返
して可能であることである。蒸気加圧滅菌は、高温安定性と加水分解安定性の両
方を要求するとともに湿潤と乾燥、温と冷の循環作用を含む非常に厳しい試験で
ある。PESとして知られるポリ(アリルエーテルスルホン)及びPSFは、こ
の点に関していくつかの大きな欠陥を示す。これらの材料から型成形された成形
品は、例えば、500psi以上の応力下で蒸気滅菌された場合、特に、蒸気発
生系内での腐食を低減するためにモルホリン等のボイラー添加剤が過剰な濃度で
使用された場合や一般的に使用される病院洗浄剤と接触した場合に、応力亀裂を
発生させる。
【0009】 ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂及びそれから型成形された成形品は
、この点に関してPES樹脂やPSF樹脂よりもかなり優れた特性を有するもの
として広く認識されている。しかしながら、これらの樹脂は、高価なビフェノー
ルのせいでPES樹脂やPSF樹脂よりもかなり高価になっている。化学的攻撃
及び環境的攻撃に対してポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂と同等の耐性
を有するより安価な医療用材料を開発するのに多くの努力が注がれてきた。米国
特許5,164,466号には、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂とポ
リスルホン樹脂とのブレンドが、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)成分が高
濃度の場合にのみ蒸気滅菌に対してかなりの耐性を有すると開示されている。同
様に、米国特許5,086,130号には、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン
)とPES樹脂を含むブレンドが、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)成分が
約40wt%より低い場合には、必要な耐環境応力亀裂性をもたないと開示され
ている。したがって、医療用途で現在入手可能なブレンドは、必ず、より高価な
ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂を大きな割合で含有するよう調製され
ることになっている。医療用途に適した蒸気滅菌可能製品の製造用に機械的特性
と耐薬品性の所望の組合せを有する改良型材料を開発すれば、樹脂業界にとって
大きな進歩になる。
【0010】 (発明の簡単な概略) 本発明は、ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂、ポリスルホン樹脂(P
SF)及びポリ(エーテルスルホン)樹脂(PES)を含み、繰返しの蒸気滅菌
に対する耐性等の優れた耐環境性を有する三元ブレンドと、容易に入手可能なP
SF樹脂及びPES樹脂を一定の濃度のポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹
脂と混合してブレンドを形成することによって、耐蒸気滅菌性を有し、型成形可
能な配合物を製造する方法を対象とする。そのようなブレンドを含んだ成形品は
、一般にポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂単独の特性であると考えられ
ている蒸気滅菌に対する耐性とともに、優れた機械的特性を有しており、より低
価格で製造される。
【0011】 (発明の詳細な説明) 要約すれば、本発明の三元ブレンドは、ポリスルホン樹脂(PSF)及びポリ
(エーテルスルホン)樹脂(PES)とともに、50wt%までのポリ(ビフェ
ニルエーテルスルホン)樹脂(PPSF)を含む。
【0012】 本発明を実施するのに有用なポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、すなわち
、PPSF樹脂成分は、以下のビスフェニルエーテルスルホン構造単位
【化6】 を含む。
【0013】 ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)はホモポリマーであってもよいし、50
モル%まで、好ましくは約25モル%まで、より好ましくは多くて約10モル%
のアリレンスルホン単位をさらに含み、以下の構造
【化7】 を有するコポリマーであってもよい。但し、Arはp−フェニレン、m−フェニレ
ン等のモノアリレン成分、あるいは、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノー
ルSまたは同様のビスフェノールから誘導された成分等、ビスフェニル以外のジ
アリレン成分である。これらのアリレンスルホン単位がさらに存在していると、
特性全体のバランスに有害な影響を及ぼす恐れがあり、したがって、実質的にビ
スフェニルエーテルスルホン構造単位のみを含んだポリマーが一般的に好ましい
【0014】 本発明を実施するのに有用なポリ(エーテルスルホン)、すなわちPES樹脂
成分は、以下のフェニルエーテルスルホン構造単位
【化8】 を含んでいる。
【0015】 PES樹脂は、以下の構造単位
【化9】 を含むホモポリマーであってもよいし、あるいは、50モル%を超える上記構造
単位を、以下の構造
【化10】 を有する50モル%までの、好ましくは約30モル%までの、さらに好ましくは
約5ないし25モル%のアリレンスルホン単位とともに含んだコポリマーであっ
てもよい。但し、Arはp−フェニレン、m−フェニレン等のモノアリレン成分、
あるいは、例えば、ビスフェノールAのジアリレン成分、ビフェニル成分等、ビ
スフェノールSのフェニルエーテルスルホン成分以外のジアリレン成分である。
これらのジアリレンスルホン単位がさらに存在していると、特性全体のバランス
に有害な影響を及ぼす恐れがあり、したがって、Arがp−フェニレン等のモノア
リレン基である場合には、フェニルエーテルスルホン構造単位と0ないし約30
モル%のアリレンスルホン単位を含んだポリマーが一般的に好ましい。
【0016】 本発明を実施するのに有用なポリスルホン(PSF)樹脂成分は、以下の構造
単位
【化11】 を備えている。
【0017】 ポリスルホンは、50モル%を超える上記構造単位を、以下の構造
【化12】 を有する50モル%までの、好ましくは約25モル%までの、さらに好ましくは
多くて約10モル%のアリレンスルホン単位とともに含んだコポリマーであって
もよい。但し、Arはp−フェニレン、m−フェニレン等のモノアリレン成分、あ
るいは、例えば、ビフェニル成分、ジフェニルエーテル成分、ビスフェノールS
のフェニルエーテルスルホン成分等、ビスフェノールAの2,2'−ジフェニルプロ
パン成分以外のジアリレン成分である。
【0018】 本発明の目的に適したポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、PSF及びPE
Sホモポリマー樹脂及びコポリマー樹脂は、当業界で広く知られており、そのよ
うな樹脂は様々な市販の供給源から容易に入手することができる。あるいは、ポ
リ(ビフェニルエーテルスルホン)、PSF及びPES樹脂成分は、ポリ(アリ
ルエーテル)樹脂を調製するための当分野でよく知られた様々な方法によって調
製してもよい。この目的のため、炭酸塩方法とアルカリ金属水酸化物方法という
2つの方法が広く知られ、また利用されている。例えば、米国特許4,108,
837号及び4,175,175号に開示されているアルカリ金属水酸化物方法
では、二価フェノールの複アルカリ金属塩が、ほぼ無水条件の下での双極中性溶
媒の存在中にジハロベンゼノイド化合物と接触させられる。炭酸塩方法は、少な
くとも1種類の二価フェノールと少なくとも1種類のジハロベンゼノイド化合物
が、例えば、炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムとさらにもう1つの炭酸ア
ルカリ金属または重炭酸アルカリ金属とともに加熱される方法であって、この方
法も従来技術、例えば、米国特許4,176,222号に広く開示されている。
【0019】 塩化メチレン、クロロホルム、N−メチルピロリドン等の適正な溶媒中で測定
され、本発明を実施するのに有用なポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂、
PSF樹脂及びPES樹脂の低い粘度は、少なくとも0.3dl/g、好ましく
は少なくとも0.4dl/gであり、被膜形成用である。一般に、約0.3ない
し約1.0dl/gの範囲内の低い粘度を有する樹脂は、熱加工しやすく、これ
らの目的にとって有用である。非常に高い分子量の樹脂、代表的には、約1.0
dl/gを超える低粘度のものも有用であることが分かるが、しかしながら、そ
のような樹脂は高溶融粘度を有し、加工が困難であり、好ましくない。
【0020】 本発明のブレンドは、上記3種類の樹脂成分の全重量を基準にして約50ない
し約5wt%のポリ(ビフェニルエーテルスルホン)を含んでいる。好ましくは
、上記ブレンドは、多くとも約40wt%のポリ(ビフェニルエーテルスルホン
)成分を含んでいる。より高濃度のポリ(ビフェニルエーテルスルホン)を含む
ブレンドは、優れた耐薬品的環境的特性を示すことが分かるが、より低濃度のポ
リ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂を含むブレンドからなる成形品のほうが
一般に製造するのにより低コストであり、したがって、高濃度のポリ(ビフェニ
ルエーテルスルホン)樹脂は好ましくない。
【0021】 三元ブレンドの残りは、上記3種の樹脂成分の全重量を基準にして約50ない
し約95wt%のPES及びPSF樹脂成分からなっている。一般に、上記ブレ
ンド中のPES対PSFの重量比は、約1:2ないし約3:1、好ましくは約1
:1ないし約2:1、さらに好ましくは約1.5:1ないし約2:1の範囲内で
ある。蒸気滅菌適性等、これらブレンドの耐薬品性及び耐環境性は、PES:P
SF比の広範囲にわたって優れているが、機械的特性のバランス、特に、HDT
値に反映されるような耐熱性は、HDT値が低いほうの成分、すなわち、ポリス
ルホン成分の濃度に大きな影響を受ける。約1:1.5より低いPES:PSF
比の場合、ブレンドのHDT値は多くの用途にとって望ましくないほど低くなる
。PES:PSF比が1:2ほど、あるいはそれより高い三元ブレンドは、耐熱
性が主要な考慮事項でない場合に利用してもよいが、しかしながら、そのような
ブレンドは医療用装置や同様の用途で使用するための成形品を製造するのには好
ましくない。
【0022】 本発明のブレンド配合物は、樹脂配合技術で一般的に採用されている従来のど
のような混合方法によっても調製することができる。例えば、ポリ(ビフェニル
エーテルスルホン)樹脂、PES樹脂及びPSF樹脂は、粉末状あるいは顆粒状
に混合されてもよいし、押出し成形機に供給されてストランド状に押出し成形さ
れてもよい。その後、ストランドを細断して、次の成形加工用にペレットにして
もよい。
【0023】 発明にかかる配合物が、可塑剤、顔料、難燃添加剤、補強充填剤、ガラス、炭
素繊維等の他の補強剤、熱酸化安定剤、紫外光安定剤、加工助剤、耐衝撃性改良
剤等、樹脂技術分野で従来より実用されている他の添加剤とさらに配合されても
よい。本発明のブレンドは、例えば、米国特許5,204,400号に開示され
ているように、ホウ酸亜鉛を含有する難燃剤をフッ化炭素ポリマーと、場合によ
っては、二酸化チタンとの混合状態で含んでいる難燃性樹脂配合物を提供する際
に使用する場合に魅力的である。
【0024】 本発明は、以下の実施例を考察することによってより深く理解することができ
るであろう。これらの実施例は、本発明の様々な実施形態を説明するために供さ
れているが、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0025】 (実施例) 以下の実施例で採用される成分材料とその省略形は、以下のとおりである。
【0026】 PPSF:アモコ・ポリマーズ・インコーポレーテッド(Amoco Polymers, Inc
.)からRADEL-R(登録商標)ポリスルホン樹脂として入手される次の化学式
【化13】 からなる単位を含むポリ(ビフェニルエーテルスルホン)。以下の実施例用に採
用される品種はR-5100とR-5700である。
【0027】 PES:次の化学式
【化14】 からなる構造単位を含むポリ(アリルエーテルスルホン)ホモポリマー。
【0028】 PES−A:次の化学式
【化15】 からなる構造単位と、アモコ・ポリマーズ・インコーポレーテッド(Amoco Polym
ers, Inc.)からRADEL-A(登録商標)ポリスルホン樹脂として入手される次の化
学式
【化16】 からなる約25モル%の構造単位とを含むポリ(アリルエーテルスルホン)コポ
リマー。
【0029】 PSF:アモコ・ポリマーズ・インコーポレーテッド(Amoco Polymers, Inc.)
からUDEL(登録商標)ポリスルホン樹脂として入手される次の化学式
【化17】 からなる構造単位を含むポリスルホン。
【0030】 ブレンド調製、成形及び試験 全ての材料は、まず機械的ブレンダーを使用して成分をドライブレンドし、華
氏300度の減湿エアオーブン内で約16時間(一晩中)乾燥させた後、二重線
状型を取り付けたベルストーフ(Berstorff)ZE−25型の25mm同時回転二
軸スクリュー二重ベント式押出し機を使用して配合することにより調製された。
ポリマー押出し品は、冷却用の水槽を通過した後、ペレット化された。加工条件
は、配合される材料に応じて変えた。すなわち、押出し機のバレル温度は290
℃から365℃の範囲内であり、型温度は335℃から355℃の範囲内であり
、溶融温度は350℃から395℃の範囲内であった。スクリューの速度は17
0rpmから250rpmの範囲内であった。
【0031】 再度一晩中乾燥された配合材料のそれぞれの標準ASTM試験片が、3オンス
の射出能力を有するバッテンフェルト(Battenfeld)またはアーブルグ(Arburg)射
出成形機で射出成形された。
【0032】 ASTM−D638に従って引張試験が行われた。ASTM−D648に従っ
て加熱撓み温度(HDT)が測定された。ASTM−D256に従ってアイゾッ
ド衝撃強度が測定された。ASTM−D790の手順に従って曲げ強度と曲げ弾
性率が測定され、ASTM−D1822に従って衝撃引張強度が測定された。
【0033】 実施例1〜3 実施例1ないし3では、PPSFポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂と
PES−A及びPSF樹脂とを75対25ないし25対75の範囲にわたる比率
で含むブレンドが、比較例AないしC及び原樹脂を含む対照例D−1及びD−2
とともに調製及び成形され、耐薬品性と機械的特性の試験にかけられた。
【0034】 ブレンド配合物と上記試験の結果を表1に要約する。
【0035】
【表1】
【0036】 比較例AないしCのブレンドは、医療装置用の成形品を製造するのに工業的に
有用であることが分かっている二元樹脂ブレンドの代表例である。機械的特性の
比較から、実施例1ないし3の三元ブレンドからなる型成形品の全体的な強度、
剛性及び曲げ特性が比較例の二元ブレンドからなるものとほぼ同等であることが
わかる。
【0037】 本発明のブレンドの延性と靭性は幅広い用途によく適合する。ポリマーのノッ
チなし靭性の判別試験である衝撃引張強度は、全ての配合物に対して類似してい
る。ノッチ付アイゾッド衝撃強度はノッチ感度の試験であり、本発明の三元ブレ
ンドはPPSF(対照例D−1)や高濃度のPPSFを含む二元ブレンド(比較
例A)よりもノッチに対してより敏感であるが、本発明のブレンドはその点に関
して残る二元ブレンド比較試験片に匹敵している。
【0038】 本発明のブレンドからなる成形品及び比較例ブレンドからなる成形品は、蒸気
滅菌試験にかけられ、比較された。
【0039】 本発明のブレンド配合物の耐蒸気滅菌性を評価するため、以下の試験が採用さ
れた。すなわち、厚さ1/8インチの5インチ×1/2インチの成形ASTM試
験片を一端から水平方向に張り出し状に固定するようにして取り付け、その自由
端に重みを吊るした。試験片に取り付けられる重みは、試験片の固定端表面で約
100psiの最大曲げ応力が発生するようにした。その後、ステンレス鋼製引
出し内に並行に取り付けられた試料を蒸気加圧釜内に置いた。加圧釜を蒸気圧2
7psig、温度華氏270度で動作させ、加圧釜チャンバ内を50ppmのモ
ルホリンを含む水で満たした。各加圧釜サイクルは、5分間の加熱加圧工程と、
続く30分間の硬化状態での保持と、その後の加圧釜のガス抜き及び10分間の
冷却とから構成された。試料は、通常、15サイクルないし25サイクルが終了
した時点で検査され、全ての試料が2度試験された。
【0040】 表2は蒸気滅菌性能の調査結果の要約である。
【0041】
【表2】
【0042】 予想外にも、PPSFがわずか25pbwの三元ブレンド(実施例3)が、蒸
気滅菌試験において、50pbw及び70pbwのPPSFを含んだ比較例Aな
いしCの二元ブレンドと同様の働きをしている。上述したように、1000サイ
クルの蒸気滅菌の後に応力亀裂の形跡は何も示されなかった。
【0043】 わずか25pbwのPPSFを含む2元ブレンド(PEFも含んだ比較例E及
びPSFも含んだ比較例Fを参照)は、それぞれわずか166サイクルと250
サイクルの後に破断した。純ポリ(アリルエーテルスルホン)樹脂は、45サイ
クル(PES、D−2参照)と、275サイクル(PES−A、D−4参照)の
後にはねられ、ポリスルホン樹脂は、150サイクル(PSF、D−3参照)の
後にはねられた。
【0044】 したがって、約5ないし約50重量%のPPSF樹脂と、約50ないし約80
重量%のPES樹脂とPSF樹脂とのブレンドとを含むブレンド配合物は、アミ
ン安定剤を含む蒸気に対する耐性を向上させる。本発明のブレンドに関して観察
された蒸気滅菌サイクルに対する優れた耐性は、低濃度のPPSF樹脂を含有し
たポリ(アリルエーテルスルホン)樹脂またはPSF樹脂2元ブレンドの蒸気滅
菌サイクルに対する貧弱さを考えれば、とりわけ驚異であり、意外なことである
【0045】 このように、本発明は、3種類の樹脂成分の全重量を基準にして、約50ない
し約5wt%のポリ(ビフェニルエーテルスルホン)樹脂成分を約50ないし約
95wt%のPES及びPSF樹脂成分とともに含む成形用配合物であることが
わかる。一般に、ブレンド中のPES対PSFの重量比は、約1:2ないし約3
:1の範囲内にある。より好ましくは、本発明にかかるブレンドは、約5ないし
約40wt%のポリ(ビフェニルエーテルスルホン)成分を、約1:1.5ない
し約2:1、さらに好ましくは約1.5:1ないし約2:1の重量比の約60な
いし約95wt%のPES及びPSF樹脂とともに含んでいる。
【0046】 本発明を本明細書中で述べた特定の実施形態によって説明してきたが、それを
さらに改良した物や変形した物も樹脂配合及び複合材料製造分野の技術者にとっ
て容易に理解できるものであり、そのような変形物や改良物は、特許請求の範囲
に規定した発明の範囲内にあると解される。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月26日(2001.7.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 からなる構造単位を含むポリ(ビフェニルエーテルスルホン)と、 以下の化学式
【化2】 からなる構造単位を含むポリ(エーテルスルホン)と、 以下の化学式
【化3】 からなる構造単位を含むポリスルホンとを備え、 上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エーテルスルホン)及びポ
リスルホンの全重量を基準にして約50wt%までの上記ポリ(ビフェニルエー
テルスルホン)を含んでいる成形用配合物。
【化4】 からなる構造単位と、以下の化学式
【化5】 からなる構造単位とを含んでいる先の請求項のいずれかに記載の成形用配合物。
【化6】 からなる構造単位を含むポリ(ビフェニルエーテルスルホン)と、以下の化学式
【化7】 からなる構造単位を含むポリ(エーテルスルホン)と、以下の化学式
【化8】 からなる構造単位を含むポリスルホンからなる三元樹脂ブレンドからなり、 上記成形用配合物が、上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エー
テルスルホン)及びポリスルホンの全重量を基準にして約50wt%までの上記
ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)を含んでいる成形品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エーテルスル
    ホン)及びポリスルホンを含む成形用配合物。
  2. 【請求項2】 上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エーテル
    スルホン)及びポリスルホンの全重量を基準にして約50wt%までの上記ポリ
    (ビフェニルエーテルスルホン)を含んでいる請求項1記載の成形用配合物。
  3. 【請求項3】 上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エーテル
    スルホン)及びポリスルホンの全重量を基準にして約5ないし約50wt%の上
    記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)を含んでいる請求項1記載の成形用配合
    物。
  4. 【請求項4】 上記ポリ(エーテルスルホン)対上記ポリスルホンの重量比
    が約1:2ないし約3:1の範囲内にある請求項1記載の成形用配合物。
  5. 【請求項5】 約40wt%までの上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン
    )を含んでいる請求項1記載の成形用配合物。
  6. 【請求項6】 上記重量比は、約1:1.5ないし約2:1の範囲内にある
    請求項4記載の成形用配合物。
  7. 【請求項7】 以下の構造単位 【化1】 を含む50wt%までの上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)と、 以下の構造単位 【化2】 を含むポリ(エーテルスルホン)と、 以下の構造単位 【化3】 を含むポリスルホンとを備え、 上記ポリ(エーテルスルホン)対上記ポリスルホンの重量比が約1:2ないし
    約3:1の範囲内にある成形用配合物。
  8. 【請求項8】 上記ポリ(エーテルスルホン)は、以下の化学式 【化4】 からなる構造単位と、以下の化学式 【化5】 からなる構造単位とを含んでいる請求項7記載の成形用配合物。
  9. 【請求項9】 約5ないし約50wt%の上記ポリ(ビフェニルエーテルス
    ルホン)を含んでいる請求項7記載の成形用配合物。
  10. 【請求項10】 約40wt%までの上記ポリ(ビフェニルエーテルスルホ
    ン)を含んでいる請求項7記載の成形用配合物。
  11. 【請求項11】 上記ポリ(エーテルスルホン)対上記ポリスルホンの重量
    比が約1:1.5ないし約2:1の範囲内にある請求項7記載の成形用配合物。
  12. 【請求項12】 ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)、ポリ(エーテルス
    ルホン)及びポリスルホンからなる三元樹脂ブレンドを含み、該ブレンドが上記
    ポリ(ビフェニルエーテルスルホン)を約50wt%まで含んでいる成形品。
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