JP2003501259A - 物品を被膜で被覆する方法と、この方法を実施する装置 - Google Patents

物品を被膜で被覆する方法と、この方法を実施する装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦帯電で形成した薄い粉末層の溶融によって得られる被膜で物品を被覆する方法。 【解決手段】 下記(a)〜(c)の段階を含む:(a) タンク6内および/またはタンク6外に配置された、タンク壁以外の摩擦帯電装置4(例えばタンクの底に垂直に配置したハニカム)によって粉末を帯電させ、静電帯電した粉末の流動床5をタンク中に形成し、(b) ゼロ電位または十分な電位に接続した物品をタンク中に浸漬して物品を粉末で被覆し、(c) 粉末で被覆された物品を十分に高温の炉中に入れて粉末を溶融させて被膜を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、物品上に予め堆積させた薄い粉末層を溶融させて得られるフィルム
によって物品を被覆する方法と、この方法を実施するための装置とに関するもの
である。本発明は特に、静電粉末被覆(poudrage electrostaticque)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】
物品を被覆する粉末を収容した流動床中で任意の物品を粉末被覆する方法は公
知である。粉末は粒径の小さな任意形状の固体粒子、例えば0.01〜1mmの粒子形
態をしており、空気、その他の任意の気体によって流動床内で流動化される。工
業規模での粉末被覆方法はいくつかある。 第1の方法は静電粉末被覆である。この方法では静電気で粉末を帯電させ、ゼ
ロ電位に接続された被被覆物品にこの粉末を接触させる。例えば、流動状態に維
持した粉末を静電スプレーガンに送り、スプレーガン中でコロナ作用、摩擦帯電
または両者を組合せた作用で粉末を帯電させ、こうして帯電した粉末をゼロ電位
に接続された被被覆物品上に噴霧する。しかし、被覆は電界線に沿って行われる
ため、ファラデー遮蔽を有する領域、例えば交差部や中空部分には十分な被覆は
できない。さらに、物品上に堆積しなかった多量の粉末を再循環しなければなら
ない。粉末で被覆された物品は次いで高温の炉中に入り、そこで粉末を溶融して
被膜にする。ポリアミド12粉末では例えば200℃に加熱する。
【0003】 第2の方法は被被覆物品を粉末の融点以上の温度に予熱し、高温になった物品
を流動床中に浸漬し、粉末を高温の物品に接触させて溶融してフィルムにする方
法である。この方法で密な被覆を確実に得ることができる。この方法では高温の
物品を低温の流動床に浸漬するため、熱損失を見越してフィルム成形に必要な温
度よりはるかに高い温度に炉を加熱する必要がある。そのためエネルギー消費量
が大きくなる。しかし、全ての粉末が流動床中に保持されるのでファラデー効果
を有する領域が被覆に影響することはない。フィルムの厚さは物品の形状に依存
し、完全に均一ではないこともある。
【0004】 静電流動床は既に存在している。 米国特許第4,381,728号には極めて高い電位の電極を配置した静電流動床が記
載されている。この静電流動床ではコロナ作用によって粒子を帯電させ、スパー
ク点の近傍で空気をイオン化し、この領域で粒子に静電帯電させる。この流動床
に被被覆物品を浸漬する。この静電流動床では良好な被覆が得られるが、高電位
の電極が存在するため被被覆物品との間で電気アークが生じる危険がある。
【0005】 ドイツ国特許第1,487,195号では電極と被被覆物品との間の電気アークを防ぐ
ために、電極を多孔板の下に配置している。 コロナ帯電による従来の静電流動床の1つの欠点は粉末の堆積が均一でない点
にある。特に、物品の中空部分に粉末を堆積させるのが難しい。 米国特許第4,689,241号には被被覆物品によって形成されるファラデー遮蔽部
では厚さが不十分になる等の制限があることが記載されている。また、帯電電極
から最も遠い部分と近い部分との間には粉末の堆積厚さに差ができる。コロナ作
用による従来の静電流動床に関する解説は「静電流動床、理論、設計、適用」(
米国塗料ジャーナル雑誌、1972年、第57(11)巻、53〜55、66、68、70〜72頁)お
よび「ANTEC会議会報、第2部」(プラスチック技術者、1994年、ブルックフィー
ルド、コネチカット州、アメリカ合衆国、2329、2331頁)に記載されている。こ
れらの問題に対する別の解決策も提案されている。
【0006】 国際特許第WO96 11601号にはコロナ作用ではない静電誘導によって帯電するシ
ステムが記載されている。しかし、この方法は電気固有抵抗が低い粉末にしか適
用することができない。 「流動床でのポリマー粉末の摩擦帯電」(電力工学、ソ連の科学協会の雑誌、
第19巻、第6号、75〜83頁)には摩擦帯電システムが記載されている。しかし、
このシステムでは高電圧に接続された電極を用いている。 「流動化中の摩擦帯電メカニズムによる粉末塗料の帯電」(ジャーナルLakokr
as、Mater. IKH Primen、1979年、第4巻、30〜32頁)には従来の流動床内でタン
ク壁上で摩擦帯電することが記載されている。しかし、流動化が開始されるとタ
ンク壁が粉末粒子によって直ちに被覆され、電荷が制限されることは明らかであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、タンクの壁以外の摩擦帯電装置(dispositif tribochargeir)を用い
、電気エネルギー源に接続された電極を用いない方法を提供する。
【0008】
【課題を解決する手段】
本発明は下記(a)〜(c)の段階を含むことを特徴とする、薄い粉末層の溶融によ
って得られる被膜で物品を被覆する方法を提供する: (a) タンク内および/またはタンク外に配置された、タンク壁以外の摩擦帯電
装置によって粉末を帯電させ、静電帯電した粉末の流動床をタンク中に形成し、 (b) ゼロ電位または十分な電位に接続した物品をタンク中に浸漬して物品を粉
末で被覆し、 (c) 粉末で被覆された物品を十分に高温の炉中に入れて粉末を溶融させて被膜
を得る。
【0009】
【実施の形態】
本発明の静電流動床ではタンクの壁以外の装置で摩擦帯電させる。粉末を摩擦
帯電させることによって流動床内に高い容積電荷密度が生じる。従って、粉末は
帯電および流動化される。ゼロまたは十分な電位に接続された被被覆物品をこの
帯電流動床中に浸漬すると、帯電された粉末によって電場が生じ、接地した物品
に良好に電着する。被被覆物品の電荷は正、負またはゼロにすることができる。 摩擦帯電装置はハニカムであるのが有利である。
【0010】 本発明では粉末は摩擦帯電すなわち接触するか摩擦されることによって帯電す
る。摩擦は流動用の空気または気体によって起こる。すなわち、空気または気体
は粉末粒子を輸送し且つ以下で説明する摩擦帯電装置と粉末粒子とを接触させる
。 本発明の帯電システムは自律的(autonome)なものであり、粉末を流動化する
気体に加えるエネルギー以外のエネルギーを供給する必要はない。
【0011】 本発明はさらに、上記方法を実施するための装置に関するものである。 被被覆物品は流動化タンクに浸漬でき、炉の温度に耐えることができる限り、
任意の物品にすることができ、例としてはアルミニウム、アルミニウム合金、鋼
および鋼合金の物品が挙げられる。本発明は特に金属製食器洗いカゴの被覆に適
用できる。 粉末に関しては、これらは加熱によって、物品を保護するフィルムを形成する
物質で構成される。例としては、ポリアミド、ポリオレフィン、エポキシドおよ
びポリエステルが挙げられる。
【0012】 ポリアミドとは下記(a)〜(c)の縮合生成物を意味する: (a) アミノカプロン酸、7-アミノヘプタン酸、11-アミノウンデカン酸および
12-アミノドデカン酸のような1種または複数のアミノ酸またはカプロラクタム
、エナントラクタムおよびラウリラクタム等の1種または複数のラクタム; (b) ヘキサメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジ
アミン、ビス(p-アミノシクロヘキシル)メタン、トリメチルヘキサメチレンジ
アミン等のジアミンと、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、アゼライン
酸、スベリン酸、セバシン酸およびドデカンジカルボキシル酸等のジアシッドと
の1種または複数の塩または混合物; (c) コポリアミドとなる上記モノマーの混合物。
【0013】 ポリオレフィンとは例えばエチレン、プロピレンおよび1-ブテン等のオレフィ
ン単位からなるポリマーを意味する。 例として下記(a)および(b)を挙げることができる: (a) ポリエチレン、ポリプロピレンおよびα−オレフィンとエチレンとのコ
ポリマー(これらのポリマーに無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸無水物また
はグリシジルメタクリレート等の不飽和エポキシドをグラフトすることもできる
) (b) エチレンと、(i)不飽和カルボン酸、その塩およびエステル、(ii)飽和カ
ルボン酸のビニルエステル、(iii)不飽和ジカルボン酸、その塩、エステル、半
エステルおよび無水物および(iv)不飽和エポキシドの中から選択される少なくと
も一種の化合物とのコポリマー(このコポリマーに不飽和ジカルボン酸無水物ま
たは不飽和エポキシドをグラフトすることもできる)
【0014】 特に好ましい物質はポリアミド11およびポリアミド12である。粉末の粒径は0.
01mm〜1mmであるのが有利である。 「薄い粉末層」とは厚さが2mm以下、好ましくは0.1〜0.6mmであることを意味
する。 流動床の寸法は被被覆物品が完全に浸漬するような寸法にする。必要な容積の
粉末が入り、かつ被被覆物品が完全に浸漬し、流動化が正確に行われる限り、流
動床の形状はほとんど重要ではない。
【0015】 粉末を正確に摩擦帯電する摩擦帯電材料(以下、単に材料という)の選択に当っ
て最初に考慮すべきことは粉末とその材料の仕事関数(fonction de travail)
の比較である。これは対象となる2つの物質つの電子ボルトで表した仕事関数値
の比較、実際に摩擦電気系列表における各物質の位置を比較することによって行
うことができる。すなわち、|粉末のWf−材料のWf|の差が大きければ大きい程
、粉末はより容易に帯電するようになる。この値は絶対項で0.5eV以上にするこ
とが勧められる。「Wf」は仕事関数を示し、この値は例えば静電学(J.A.CROSS
、IOP出版、1987年)等の摩擦電気系列表に記載されている。なお、摩擦帯電が
良好でなく、従って、被覆効果が悪くなることを承知の上でこの値を低くするこ
ともできる。
【0016】 しかし、上記の値は単なる理論値であり、材料と粉末との間に良好な摩擦帯電
が得られるか否かは、摩擦帯電材料からなる回転シリンダ中で粉末を摩擦帯電し
、得られた電荷を測定するI.I.Inculet達の米国特許第5,289,922号に記載の実験
を行うことによって証明できる。この試験では、粉末で得られた比Q/m(比電荷
)が絶対値で0.5×10-6C/kgより高い場合には流動床内で得られる電荷は被被覆
物品より大きくなり、電荷が十分に高くなる。なお、被覆が悪いことを承知の上
で低い値を有する材料を用いることも当然できる。摩擦帯電材料の例としてはPV
C、PTFEおよびステンレス鋼が挙げられる。
【0017】 粉末は摩擦帯電によってを帯電する。すなわち、粉末は良好な摩擦帯電材料と
の摩擦または接触によって帯電する。この摩擦帯電材料は上記定義の基準にした
がって選択される。摩擦帯電策としては下記を含む多く方法が考えられる: (1) 流動床の外側で、良好な摩擦帯電材料で作られた装置に粉末を循環(通す)
ことによって摩擦させる。粉末は流動床から出て再帯電されてから再注入される
。 (2) 流動床中に存在する粉末に対して良好な摩擦帯電材料となるビーズまたは
顆粒との摩擦によって帯電させる。ビーズまたは顆粒が粉末と接触する面積は極
めて広い。両者を確実に接触させるために両者の密度を合せるのが好ましい。ま
た、別のタイプの導体または半導体のビーズを同時に用いて、摩擦帯電材料から
なる絶縁ビーズに蓄積した反対の極性の電荷を放散さることもできる。
【0018】 (3) タンク内に「ハニカム」装置を配置し、それとの摩擦によって帯電させる
。この装置に関しては以下で詳細に説明する。なお、摩擦帯電材料をタンク壁面
上に配置しても本発明から逸脱するものではなく、それは主要な摩擦帯電装置の
付加物であると考える。 (4) 粉末と摩擦帯電材料との間の接触領域を大きくし、それによって帯電させ
る。例えば、円管や半円管を壁に固着させて表面粗さを変えて接触領域を大きく
することができる。流動床の底に振動装置を追加したり、流動化を妨げず且つ良
好な摩擦帯電を与える任意の物体を流動床の底に追加することもできる。
【0019】 上記の方法を複数組み合わせることができるということは重要である。また、
複数の材料を組合せることもできる。 「ハニカム」(図1、図2参照)を用いるのが有利である。ハニカムは断面形
状を任意の多角形(基本要素は各柱)から円(基本要素は円管)までの広範囲に
変えることができる幾何学要素からなる構造である。各要素は中空であり、厚さ
は1〜10mmであるのが好ましく、長さは例えば15〜25cmである。例えば円管を互
いに固着して均一な中実組立体を形成する。各円管の間の空隙はアルミニウム薄
板等の任意の手段によって塞ぐ。任意の多角形断面が考えられるが、流動化を均
一にするためには幾何形状は円筒形であるのが好ましい。エッジ効果はハニカム
を形成する円管の長さで制限される。換言すれば、円管の長さは15cm以上である
のが有利である。
【0020】 円管の外側を金属塗料またはその他の任意の導体で被覆し、ゼロまたは電荷を
除去するのに十分な電位に接続するのが有利である。この解決策によって得られ
る利点は連続的に粉末を摩擦帯電できる点にある。すなわち、粉末は摩擦帯電材
料上で摩擦し、所与の電荷を獲得し、一方、摩擦帯電材料は反対の極性に帯電す
る。連続的な帯電現象を得るためには、円管の内壁に蓄積された粉末と反対の極
性を有する電荷を除去しなければならない。上記のようにすることによってこの
電荷は円管から外の導体、好ましくは地面へ除去される。これによって摩擦帯電
領域が常に利用可能な状態になる。
【0021】 ハニカムの効果を高くするために円管に多数の小さい孔を直角に明け、導体の
内側から外側表面へ電荷を除去するための経路を増やすのが特に好ましい。これ
らの小さな孔の径は0.05〜2mmにすることができる。 別の解決策は、摩擦帯電管を構成する材料を厚さ方向に金属塗料と電気的に接
続するか、電気的に接地した導体要素を導体に電気的に接続することである。 「ハニカム」は流動床の底上に配置する(図3参照)。流動床の上部は十分に
高くして、物品を浸漬するのに十分な空間を開け、さらに、電着を確実に行うた
めの容積電荷密度が物品の周りに得られるようにしなければならない。
【0022】 流動化を妨害しないで円管との接触を最適化するために、「ハニカム」は流動
床のできるだけ低い所に配置される。接触領域を大きくするために円管の径はで
きるだけ狭くなるように選択するが、円管を塞がず、流動化を正確に行うのに十
分な広さを有するようにする必要がある。円管は長ければ長いほど粉末粒子に発
生する電荷は良好になるが、この長さは物品を浸漬するために開けておかなけれ
ばならない空間によって制限される。例としては、径が25mmで、長さが150mmの
円管を用いることができる。円管はPVCで作るのが有利である。
【0023】 図3から分かるように、空気またはその他の選択された流動気体を流動床の下
に配置した空気箱に導入する。この空気は多孔質板または格子または有孔金属板
を通る。この板の圧力低下は粉末が正確に流動化されるように選択される。空気
の速度は最低流動化速度Umfから最低発泡速度Umbの間にする。Umbよりも速い速
度で運転すると発泡が起こり、微細な帯電粒子が流動床から放り出されるため好
ましくない。一方、粉末中に被被覆物品を楽に挿入できるようにするためにはUm
f以上で運転する必要がある。
【0024】 一例として、出願人は径が2.5cm、標準厚さ、15cm長さのPVC管を並べて配置し
てハニカムを製造した。各管の外側を導電性塗料の被膜で被覆した。被覆に用い
る流動床と同じ断面を有するハニカムを配置した。流動床の寸法は40×40cm、高
さ60cmにした。「ハニカム」は流動空気分配器の上側から5cm離れた所に配置し
た。 このシステムの流動床で十分な電荷が得られ、工業的な流量で物品を被覆する
ことができる。
【0025】
【実施例】食器洗い機カゴを本出願人から商品名RILSAN(登録商標)で市販の粒径が200μm のポリアミド11で被覆する 「ハニカム」と地面との間に電流計を配置した。電流を測定することによって
流動床中で発生した電荷の量に関する情報が得られる。この実施例では流動床の
壁または「ハニカム」以外の表面での摩擦帯電は考慮に入れていない。食器洗い
機カゴに堆積させた粉末の重量は130gにした。流動床中の摩擦帯電によって得ら
れる電荷は0.5×10-6C/kgであった。従って、各カゴは0.065×10-6Cの電荷を必
要とする。工業用食器洗い機カゴの製造ラインでは10秒毎に1つのカゴまたは互
いに並べた1群のカゴが製造される。後者の場合のカゴの数はラインの形状およ
び流動化タンクの寸法に依存する。10秒毎に1つのカゴを被覆する場合には0.06
5×10-6Cすなわち6.5×10-9アンペアの電流が生じる。従って、供給する電流は
これに等しいか、これ以上にする必要がある。本発明の実施例では最大で10×10 -9 アンペアが測定された。
【0026】 本発明の一実施例では運転を低温で行った。放電動力は低温で最小になるので
、低温流体または流動床を冷却する他の任意の手段を含むケーシングで上記の流
動床を取り囲んだ。本発明の趣旨の範囲内では「低温」とは20℃以下の温度を意
味する。 低温(すなわち20℃以下)の空気または流動気体を用いることもできる。本発
明の別の実施例では空気または流動気体をパルス化することができる。すなわち
、空気の速度が速くなる程、粉末/材料の摩擦も大きくなり、それによって流動
床に供給される電荷の量も多くなる。逆に、物品を浸漬するときには最大限の電
着を得るためにより高い容積電荷密度が必要になり、流動化速度を遅くして流動
化状態を維持する必要がある。振動を加えることによってUmf以下の速度で流動
床を流動化させることができ、浸漬時に攪拌状態を生じさせ、次いで安定状態に
することができる。
【0027】 本発明の別の実施例では摩擦帯電で表面に付着して残った粉末粒子を除去する
ために振動機構を用いる。 本発明の別の実施例では摩擦帯電材料によって流動床に発生した電荷を流動空
気の湿度を下げるのに利用する。これは電着を向上させる単純かつ有効な手段で
ある。湿度の低下は空気乾燥器を用いたり、空気加圧を用いることによって達成
される。
【0028】 図4は本発明の工業用設備を示している。 本発明の別の実施例では物品を流動床へ入れる前に物品表面を前処理する。こ
の前処理はプラスチック被覆工業で用いられている一般的な前処理すなわちリン
酸めっき、脱脂、ショットピーニング、液体または粉末のプライマー塗布等にす
ることができる(これらが全てではない)。被被覆物品は接地したコンベヤーに
よって送られる。粉末が上記の摩擦帯電床中で帯電され、浸漬時に電着が起こる
。流動床の電荷レベルに応じて物品を継続的に攪拌することが重要である。この
攪拌はコンベヤー上にある小さなハンマー、その他の任意の装置によって行うこ
とができる。物品が流動床から出たときに余分な粉末を除去する装置を設けるこ
とができる。
【0029】 本発明のシステムおよび方法によって非金属の物品、例えば木またはプラスチ
ックを粉末被覆することもできる。 プライマーを必要とする被覆粉末の場合には、物品を流動粉末のタンクに浸漬
する前に予め物品に液体または粉末のプライマーを塗布することができる。
【0030】 固体のプライマーの場合は、静電被覆、コロナ式スプレーガン、摩擦被覆また
はこれらを組合せて塗布することができる。摩擦帯電床を用いて塗布することも
できる。プライマー粒子は粒径が極めて小さいため単独では流動化できない。し
かし、プライマーと物品を被覆する粉末とをプライマーの含有率(粉末重量に対
して)が少なくとも1重量%、好ましくは5〜10重量%になるように混合すると
、流動粉末の大きな粒子と一緒にプライマーの小さな粒子が流動化できる。この
プライマー用摩擦帯電床は上記の摩擦帯電床と同じものである。粒子が獲得する
電荷はその半径にほぼ反比例するので、電着する大部分の粒子は小さくてより電
荷の高いプライマー粒子になる。このようにして物品は固体プライマーで被覆さ
れるので、次いで、物品を被覆粉末のみを含む摩擦帯電床で第2回目の被覆を行
なう。プライマー操作で必要な場合にはプライマーの焼成(加熱)を行うことが
できる。この中間的な焼成を行わずに第2回目の被覆操作時に全体を焼成するこ
ともできる。
【0031】 物品は流動床で被覆した後、炉(図4参照)に送り、焼成(加熱)する。物品
の形状、粉末の特性および所望生産速度に応じて対流炉、赤外炉または誘導炉を
用いることができる。 本発明方法はポリアミド粉末に特に有用であり、極めて安全な方法である。本
発明の摩擦帯電床に対して爆発試験を行った。摩擦帯電ポリアミド床に高電位(
30kV)を印加し、高エネルギー(1ジュール)を放電したが粉末の点火エネルギ
ーはわずか数ミリジュールに過ぎなかった。摩擦帯電床中で空気のアークが観察
され、火花が生じたが爆発を起こすことはできなかった。 図1〜図4に示す被覆システムの要素には下記の1〜15の番号が付けてある。
1 金属被膜(必要に応じて接着剤と混合できる) 2 摩擦帯電材料からなる円管 3 アルミニウムフィルム 4 ハニカム構造 5 粉末粒子 6 所望の材料で作られた流動床 7 空気箱(材料は重要でない) 8 多孔板 9 被被覆物品 10 コンベヤー 11 被被覆物品の前処理部(被覆の品質を最適化するよううに規定される) 12 被覆を被膜(フィルム)に変える熱処理炉 13 給気口 14 地面に流動床を配置する絶縁脚 15 ハニカムに接続された電流計
【0032】 図1、図2は「ハニカム」構造を詳細に示している。この構造4は適当な摩擦
帯電材料の円管で作られている。円管2の外側表面および両端部は金属化または
導電性被膜1で被覆されている。図3、図4から分かるように、導電性被膜1は
接地される。円管2は金属塗料1または少量の接着剤によって互いに接着されて
いる。円管2と円管2との空隙はアルミニウムホイル3で塞がれている。
【0033】 図3は絶縁脚14によって支持され且つ地面から隔離された適当な材料で作られ
る流動床6を示している。冷却および/または乾燥された圧縮空気、その他任意
の流動気体がパイプ13を介して空気箱7へ導入される。次いで、空気は流動床に
水平方向に取付けられた多孔板8を通る。多孔板8は流動床6と空気箱7との間
に配置されている。多孔板8から上方の一定距離の所にハニカム構造4が水平方
向に配置される。流動床6中の粉末5の摩擦帯電の大部分がこのハニカム構造中
で行われる。ハニカム構造4は接地する。電荷レベルは電流計15でモニターする
【0034】 図4からわかるように、コンベヤー10を介して接地された被被覆物品9はコン
ベヤー10によって流動床6に送る前に前処理帯域11で前処理する。ここから出た
物品9はコンベヤー10によって摩擦帯電流動床6へ送られる。コンベヤー10が物
品9を流動床6中に入れ、物品9は摩擦帯電流動床中に完全に入る。良好な被覆
面積を保証するのに十分な量の粉末5が電着する。コンベヤー10が移動し続け、
物品9は流動床6から出て炉12へ送られ、そこで粉末は所望の被膜(フィルム)
になる。 本明細書で用いた用語および表現は単に説明のためであり、本発明はこれに限
定されるものではない。これらの用語は上記装置の均等物を除外するものではな
く、本発明の範囲を逸脱することなしに種々変更することが可能であるというこ
とは理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 「ハニカム」構造4の斜視図。
【図2】 この「ハニカム」構造の平面図。
【図3】 粉末が流動化され、摩擦帯電される流動床の詳細図。
【図4】 本発明で被覆を実施する被覆装置の全体図。
【符号の説明】
1 金属被膜 2 円管 3 アルミニウム紙 4 ハニカム構造 5 粉末粒子 6 流動床 7 空気箱 8 多孔板 9 被被覆物品 10 コンベヤー 11 被被覆物品の前処理部 12 熱処理炉 13 給気口 14 地面に流動床を配置する隔離基部 15 ハニカムに接続された電流計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/03 C09D 5/03 177/02 177/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 テドルディ,アルノー フランス国 76430 エテニュス ロティ スマン レ エトル 3 Fターム(参考) 4D075 AB08 AB09 AB33 AB35 AB36 AE12 AE15 BB26Y BB26Z BB29Y BB29Z CA47 DA21 DB02 DB07 DB21 DB31 DC38 EA02 EA41 EB13 EB20 EB22 EB33 EB35 EB39 4F034 AA01 BA17 CA11 CA22 DA07 DA14 4F042 AA20 AB03 EC01 EC02 EC05 4J038 CB021 CB031 CB041 CB081 CB121 DH011 DH021 MA02 PA03 PA14 PA19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)〜(c)の段階を含むことを特徴とする、薄い粉末層の溶
    融によって得られる被膜で物品を被覆する方法: (a) タンク内および/またはタンク外に配置された、タンク壁以外の摩擦帯電
    装置によって粉末を帯電させ、静電帯電した粉末の流動床をタンク中に形成し、 (b) ゼロ電位または十分な電位に接続した物品をタンク中に浸漬して物品を粉
    末で被覆し、 (c) 粉末で被覆された物品を十分に高温の炉中に入れて粉末を溶融させて被膜
    を得る。
  2. 【請求項2】 粉末がポリアミド11またはポリアミド12の粉末である請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 摩擦帯電装置が流動床中に配置された摩擦帯電材料からなるビ
    ーズまたは顆粒で構成される請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 流動床が導体または半導体のビーズまたは顆粒をさらに含む請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 摩擦帯電装置がタンク下部に配置された両端が開口された垂直
    な角柱または円管からなるハニカムである請求項1または2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ハニカムの外側が導体または金属の塗料で被覆されている請求
    項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ハニカムの壁に複数の小さな穴が開いている請求項6に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 ハニカムの壁が導電性要素からなる請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 被被覆物品を初めに粉末プライマーで被覆し、必要な場合には
    炉中でプライマーを加熱し、次いで、タンクに浸漬して粉末被覆する請求項1〜
    7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 粉末プライマーの被覆が少なくとも1%、好ましくは5〜10
    重量%のプライマーを含む粉末の静電流動床を用いて請求項1に記載の方法で行
    う請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 プライマーの被覆が、摩擦帯電装置で帯電させた粉末を入れ
    た静電流動粉末床で行う請求項9または10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 粉末流動タンクと、タンクの下部に配置されたハニカムとを
    含み、ハニカムを構成する角柱または円管が垂直に配置されている請求項5〜9
    のいずれか一項に記載の装置。
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