JP2003500675A - 計測機器による移動制御 - Google Patents

計測機器による移動制御

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JP2003500675A JP2001500185A JP2001500185A JP2003500675A JP 2003500675 A JP2003500675 A JP 2003500675A JP 2001500185 A JP2001500185 A JP 2001500185A JP 2001500185 A JP2001500185 A JP 2001500185A JP 2003500675 A JP2003500675 A JP 2003500675A
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Abstract

(57)【要約】 測定プローブ(8)は第1方向(X)に移動可能なキャリッジ(7)によって支持され、支持体表面(4)に受容された対象の表面(RS)を横切る測定パスを測定プローブ(8)がトラバースすることで、第1方向とは異なる第2方向(Z)における表面特徴の変化を表わすデータが測定パスに沿って提供される。支持体表面4は第1および第2方向とは異なる第3方向(Y)に移動可能である。表面領域の測定は、支持体表面に取り付けられた対象の表面の領域に沿った複数の測定パスを測定プローブがトラバースするようキャリッジ(7)を制御するとともに、各測定パスのトラバース後に前記第3方向に移動するよう支持体表面(4)を制御することによって行われる。そして予め半径がわかっている基準球について得られた測定データを用いて、第1および第3方向の相対向きが決定される。次いで、測定プローブによって提供される測定データを、第1および第3方向の決定された相対向きのエラーに従って補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、計測機器に関し、特に、表面形状すなわち表面の全体的な形と、
表面のテクスチャないし粗さとの双方を測定可能な計測機器に関する。
【0002】 イングランド、LeicesterのTaylor Hobson Limitedにより製造された計測機器
のシリーズForm Talysurf Seriesは、3次元表面領域をマッピングし、およびデ
ータをユーザに対し表示することを可能として、その表面領域の形状およびテク
スチャを表示する。
【0003】 Form Talysurf Series(登録商標)の機器においては、これは、第1方向(概
してX方向)の測定経路に沿って測定されるべき表面領域を測定プローブにトラ
バースさせ、次に、その表面がマッピングされるべき対象物を搬送するステージ
を第2の直交方向(概してY方向)に移動させ、そしてマッピングされるべき全
体領域がカバーされて、多数の平行な測定パス上で収集されたデータからなる測
定データが得られるまで、これら2つのステップを繰り返すことによって達成さ
れる。
【0004】 そして、マッピングされた表面領域のグラフィカルな画像(representation)
を、ユーザのために表示またはプリントアウトすることができる。概して、この
表示は3次元的な表面の斜視図を含むものであろう。さらにこのグラフィカルな
画像によって、ユーザはマッピングされた表面の特性を判定することができる。
例えば、グラフィカル画像によって、ユーザは、鋼のシートなどのシート表面に
傷や亀裂があるかを判定することもできる。
【0005】 かかるグラフィカル画像により、公称上平坦な表面の表面特徴を研究し解釈す
ることがユーザにとって容易となるものの、例えば、表面が湾曲した表面から成
っていたりまたは含んでいる場合など、マッピングされる表面が有意(signific
ant)の形状を持つ場合には、かかるグラフィカル画像の解釈がより困難となる
ことが証明できる。測定される表面が有意形状を持つときにグラフィカル画像を
より視覚的に解釈できるようにするために、Taylor Hobson Limitedによって形
状フィッティングソフトウェアが開発され、供給されている。これは、多項式形
状フィッティング手順を用いて測定データから表面の形状を除去することを可能
にするもので、これによってユーザに対し、例えば表面の全体的な形状および表
面の表面テクスチャの独立したグラフィカル画像を提供することができるように
なる。
【0006】 これは、ユーザに所望表面の表面テクスチャおよび/または全体的表面形状を
良好に視覚的に示すことを可能にすることはできるが、測定される表面の3次元
形状を可視化することよりむしろ測定可能にすることが要望されている。
【0007】 本発明の目的は、3−D形状測定の精度および反復性の改善をもたらす計測機
器を提供することにある。
【0008】 本発明の一形態では、第1の方向において測定プローブと支持体表面との間の
相対移動を行わせることにより、測定プローブをトラバースさせて支持体表面に
取り付けられた対象物の表面内の変化に追従させるようにするための手段と、第
1の方向に直交する第2の方向において支持体表面と測定プローブとの間の相対
移動を行わせるための手段と、測定プローブが第1の方向における測定パスを完
了した後に、測定すべき表面に対して測定プローブを第2の方向に移動させるこ
とにより、測定プローブが複数の平行測定パスをトラバースするようにするため
の制御手段と、複数の平行測定パスをトラバースした結果測定プローブから受け
取った測定データを処理すべく動作可能な処理手段と、を有し、その処理手段が
、測定プローブが既知の3次元形状の表面領域をトラバースした結果受け取った
測定データを処理することによって、第1の方向に対する第2方向の向きを決定
し、相対的な向きを表わすデータを提供するべく動作可能な計測機器が具えられ
る。
【0009】 他の形態においては、本発明は、2つの公称上直交する方向において測定プロ
ーブと測定すべき表面との間の相対移動を行わせるための手段と、既知の3次元
形状の基準表面を測定することによって得られた測定データを用いることにより
、2つの公称上直交する方向の一方を他方に対して校正するための手段と、を有
する計測機器を提供する。
【0010】 図1は、Form Talysurf Seriesの計測機器1に基づく機器の模式的斜視図を示
している。この実施例においては、機器は作業表面すなわちデスク100上に支
持されるようになっている。機器1は作業ベンチすなわちデスク100上に載置
するべく設計されたベース2を有している。ワークピース支持体3がベース2に
取り付けられ、ワークピース支持プラットフォーム4を支持する。ワークピース
支持プラットフォーム4は、モータ付きのボールスクリュ装置(図1には示され
ていない)により、支持体3に対しY方向(すなわち図1において紙面内方)に
移動可能である。
【0011】 ベース2はまた、垂直すなわちZ軸基準をなすコラム5を支えている。コラム
キャリッジ6がコラム5に取り付けられ、Z方向に移動可能である(すなわちコ
ラムを昇降する)。この実施例においては、Z方向におけるコラムキャリッジ6
の移動はモータ付きのリードスクリュ装置(図1には示されていない)によって
行われる。
【0012】 コラムキャリッジ6は測定プローブキャリッジ7を支持し、測定プローブキャ
リッジ7はコラムキャリッジ6に対し図1におけるX方向に移動可能である。こ
の実施例においては、プローブキャリッジ7は、コラムキャリッジ6内に取り付
けられたX軸基準バーに沿って摺動可能となるよう取り付けられ、モータ付きプ
ーリ駆動装置によりX軸基準バーに沿って押し引きされる。
【0013】 測定プローブキャリッジ7は測定プローブ8を支持する。この実施例において
は、測定プローブ8は回動可能に取り付けられたスタイラスアーム8aを具え、
アームの自由端には測定すべき表面に接触するよう配置されたスタイラスチップ
8bが支持される。これにより、測定プローブ8が測定すべき表面を横切ってト
ラバースするとき、スタイラスアーム8aが回動して、表面のZ方向における変
化にスタイラスチップ8bが追従できるようになる。図2を参照して以下により
詳細に説明するように、測定プローブ8はまた、スタイラスアームの回動を示す
電気信号を提供する位置トランスジューサを有している。
【0014】 ベース2上に取り付けられた機器のコンポーネントは機器の測定システム1a
を形成する。機器はまた、データ取得、処理および制御システム(data acquisi
tion, processing and control system;DAPCS)1bを有し、これは測定
システム1aによる測定動作を制御するとともに、測定システム1aから受け取
ったデータの処理を行うものである。DAPCS1bは、図2を参照して以下に
より詳細に説明するように、マスタコントロールシステム20を介して測定シス
テム1aとインターフェースするパーソナルコンピュータないしワークステーシ
ョン10等から成る。
【0015】 図2に示され、かつ技術分野において知られているように、パーソナルコンピ
ュータないしワークステーション10は、本質的にプロセッサおよびこれに組み
合わされるROMおよびRAMなどのメモリから成る処理ユニット11、ハード
ディスクドライブ(HD)12、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−RO
M等のようなリムーバブルディスク(RD)14を受容するリムーバブルディス
クドライブ13、図1に示されたマウスなどのユーザ入力デバイス(PD)15
およびユーザに対し情報を表示するためのディスプレイ17を具える。パーソナ
ルコンピュータ10はまた、制御命令等のキー入力を可能とするためのキーボー
ド(KYBD)16等、および、ユーザに対してディスプレイ17上に表示され
る情報のプリントアウトを可能にするためのプリンタ18を有していてもよい。
処理ユニット11はまた、他のコンピューティングデバイスに対するリモートリ
ンク(RL)を有していてもよい。このリモートリンクは、例えば、インターネ
ット,イントラネットなどのネットワークに対するコネクション、WANまたは
LANコネクション、あるいは赤外線リンクとすることができる。
【0016】 コンピュータ10は、ユーザによる入力のために用いられるとともに、測定結
果の処理および表示のために用いられる。コンピュータ10は、一般にSDLC
シリアルインターフェースとされる適切なインターフェースを介して、測定シス
テム1aによる測定動作の実行を制御するマスタコントロールシステム20に接
続される。この実施例においては、マスタコントロールシステム20は、マイク
ロプロセッサ22、RAM23、ROM24(この例ではEPROMとして示さ
れる)を具え、ユーザ操作が可能なジョイスティック25に接続されている。ジ
ョイスティック25は、例えば、ユーザによる測定プローブの初期の位置決めお
よび/またはZ方向におけるコラムキャリッジ6の位置決めを行うために用いる
ことができる。
【0017】 マスタコントロールシステム20はX軸駆動回路30、Y軸駆動回路40、Z
軸駆動回路50および測定値トランスジューサ回路60に接続されている。
【0018】 X軸駆動回路30は、マイクロプロセッサ22から制御命令を受け取って、上
述したようにプローブキャリッジ7をX軸基準バー(図1または図2には示して
いない)に沿って移動させるべくモータ32を駆動するためのモータドライバ3
1を具える。X軸駆動回路はまた、X位置トランスジューサ33を含む。これは
、モータドライバ31に対する局部フィードバック制御の提供と、データログが
生じるX位置を決定するためのマイクロプロセッサ22に対するX位置情報の提
供との双方を行うことができる。X位値トランスジューサは、例えば、回折格子
光学干渉計として設けられていてもよい。
【0019】 この実施例におけるY軸駆動回路は、シリアルリンク45(SDLC)および
モーションコントローラ44を介してコンピュータ10により制御される。この
実施例におけるY軸駆動回路は、コンピュータ10から(モーションコントロー
ラ44を介して)駆動命令を受容するモータドライバ41を具える。モータドラ
イバ41は、コンピュータ10からの制御信号に従ってモータ42を駆動するこ
とでボールスクリュ装置のスクリュを駆動し、これによってボールないしボール
スクリュに組み合わされたプラットフォーム4をY方向に駆動する。Y軸駆動回
路はまた、モータドライバ41に対する局部フィードバック制御を提供するため
のY位置トランスジューサ43を含んでいてもよい。この実施例においては、Y
軸位置トランスジューサはコンピュータ10に戻す情報を提供しない。むしろ、
コンピュータ10は単純にモータドライバ41に制御信号を提供して、モータ4
0に要求距離の移動を行わせるものである。
【0020】 Z軸駆動回路50は、マイクロプロセッサ22から制御命令を受容してモータ
52を駆動するモータドライバ51と、モータドライバ51に対する局部フィー
ドバック情報を提供するためのZ軸位置トランスジューサ53を具える。
【0021】 モータ32、42および52は、例えば、リニアステッパモータであってもよ
い。
【0022】 この実施例において、測定値トランスジューサ回路60は光学干渉計61、光
学分析部(analysing optics)62および計数器/補間器63を具える。この実
施例において、用いられた測定値トランスジューサ回路は、本出願人による米国
特許第5517307号において示され、説明されたものである。同号では、プ
ローブアーム8aの回同軸に位置する曲率中心を有するよう、プローブアーム8
aに組み合わされる湾曲表面上に配置された回折格子を有する光学干渉計を用い
ている。他の形態の測定値トランスジューサ回路が用いられてもよい。よって、
例えば、異なる形態の光学干渉計、例えば本出願人のPCT出願の公開第WO9
7/16701号において説明されたものを用いることもできる。光学干渉計以
外の測定値トランスジューサを用いることもできる。よって、例えば、測定値ト
ランスジューサはLVDT(線形可変差動トランスジューサ;linear variable
differential transducer)を具えたものでもよい。これは、コイルおよびコア
の一方が回動アームの非スタイラス端によって支持され、スタイラスアームの回
動がコイル内のコアの位置を変えるものである。かかるLVDTは技術分野にお
いてよく知られている。本出願人のPCT出願の公開第WO95/08096号
は、LVDTトランスジューサを用いる計測機器を記載している。
【0023】 DAPCS1bは、マスタコントロールシステム20のメモリ(RAM23ま
たはEPROM24)および/またはコンピュータ10のメモリ内にストアされ
たプロセッサ実装可能な命令およびデータによってプログラムされ、ユーザの命
令およびその後の修正に従った測定動作の実行およびユーザの命令に従った測定
データの再処理が可能となっている。
【0024】 ここまで述べた機器1は商業的に入手可能な本出願人の計測機器のシリーズ「
Form Talysurf Series」の一つを使用することができる。図1および図2に示し
た機器は、しかし、付加的な、もしくは修正したプロセッサ実装可能な命令およ
び/またはデータによって、既存の機器のシリーズForm Talysurf Seriesとは異
なった態様で動作する新しい機械として構成されている。
【0025】 プロセッサ命令および/またはデータを用いた機器1の構成は、EPROM2
4のプリプログラミングと、リモートリンクRLを介した、またはコンピュータ
10のリムーバブルディスクドライブ13に挿入されたリムーバブルディスク(
RD)14からのプロセッサ実装可能な命令および/またはデータのダウンロー
ディンクとの、少なくとも一つによって行うことができる。
【0026】 図3は、本発明を実施する機器を形成すべく上述のように構成した場合の、図
1に示された計測機器1の動作を説明するためのトップレベルのフローチャート
を示す。
【0027】 機器1はまず支持プラットフォーム4に支持されたワークピースチャック(図
1には示されていない)にマウントされた基準表面RS(図1)についての測定
データを得る(図3のステップS1)ように構成されている。この実施例におい
ては、基準表面は正確な既知の半径を持つ金属球によって提供される。
【0028】 DAPCS1bが一旦基準表面についての測定データを得ると、DAPCS1
0は、図3のステップS2にて、コラムキャリッジ内のX軸基準バーによって定
められるXトラバース軸とコラム5によって定められるZ軸とに対する、支持プ
ラットフォーム4のYトラバース軸の相対的な向きを決定する。そしてDAPC
S1bは、図3のステップS3にて、この情報を用いてXおよびZ軸に対するY
軸のミスオリエンテーションを補正するのに何らかの補正が必要かを決定する。
【0029】 基準球について測定データを得るステップを、図4を参照してより詳細に説明
する。
【0030】 ユーザが支持プラットフォーム4に基準球をマウントし、ジョイスティック2
5を用いてスタイラスチップ位置の何らかの初期マニュアル粗調整を行ったとす
ると、続いてユーザは、概して初めにDAPCS1bに命令し、公知のクレステ
ィングルーチン(既存のForm Talysurf Seriesの機器とともに利用できる)を実
行させて基準球の頂部すなわち最上位点を決定させる(図4のステップS11)
であろう。このクレスティング手順は概して、測定プローブ8に幾つかの初期の
予備的な表面測定を行わせて、これから得られた最高のZ値のX,Y座標をDA
PCS1bが決定するためのDAPCS1bの命令を含む。
【0031】 そしてDAPCS1bはXおよびY軸駆動回路30および40に対し制御コマ
ンドを発行して測定プローブ8の位置決めを行わせ、スタイラス8bが第1測定
パスの所望のスタート位置Xi,Yiに位置づけられるようにする(ステップS
12)。
【0032】 DAPCS1bは次に、X軸駆動回路30に命令して、所望の表面領域を横切
るX方向における連続測定パスを測定プローブ8ないしスタイラス8bにトラバ
ースさせる。スタイラス8bが連続測定パスをトラバースしているとき、スタイ
ラスアーム8aは基準球の表面の特徴および湾曲に追従して回動し、連続測定パ
スに沿った表面にスタイラス8bが追従するので、そのZ位置における変化を表
わす信号を測定値トランスジューサ60がマスタコントロールシステム20に供
給することになろう。
【0033】 この実施例においては、X位置トランスジューサ33からマスタコントロール
システム20に受容された信号により決定され、マイクロプロセッサ22が測定
値トランスジューサ60の出力を記録する時間に対応したX方向上の所定のイン
ターバルで、マスタコントロールシステム20は測定値トランスジューサ60の
出力を記録(log)する。この例では、X変位すなわち測定データはX方向にお
いて0.25μmのインターバルで記録される(図4のステップS13)。
【0034】 測定パスの終端では、図4のステップS14にて、DAPCS1bはプローブ
をスタート位置Xiに復帰させ、測定データをハードディスクドライブ12上に
ストアする。次にDAPCSは、ステップS15にて、トラバースされるべき他
の測定パスがあるかを判定する。肯定回答であれば、続いてDAPCS1bは、
ステップS16にて、Y軸駆動回路40に制御信号を供給し、モータ42により
Yプラットフォームを移動させて測定プローブ8を次のYスタート位置に搬送し
てから、ステップ13から15を繰り返す。ステップ15において肯定回答であ
れば、測定サイクルを完了する(ステップS17)。
【0035】 この方法においては、一連の平行測定パスにおいて基準球の所望の表面領域が
測定プローブ8によりトラバースされ、DAPCS1bは各測定パスに沿った各
Xデータ点でスタイラス8bのZ位置の変化を表わす測定データをストアする。
一般に測定パスは、それぞれ球の中心を通って広がるX,Y平面に関して対称に
配置された弧を構成するよう選択されるであろう。また一般に測定パスは、球の
頂部を通って伸びる弧と、その中央弧両側の同数の測定パスとを含むであろう。
【0036】 Y軸の相対的な向きの決定(図3のステップS2)を行う方法について、図5
を参照して説明する。
【0037】 初めにステップS21において、各測定パスの開始および終了が決定される。
図6に示されるように、スタイラスアーム8aは回動軸PAに関して回動するの
で、スタイラス8bは、それが表面に追従してZ方向に変位するとき弧状パスに
追従する。これは、測定されるべき基準表面RSにスタイラスチップ8bが実際
に接触する点Xiが、X軸駆動回路30のX位置トランスジューサ33によって
決定されるX位置とは異なっているであろうことを意味する。
【0038】 図7は図6に示された弧状誤差に対する補正を説明するためのフローチャート
を示し、測定パスの実際の開始および終了を決定することを可能にするものであ
る。初めに、ステップ211にて、X位置トランスジューサ33によって測定さ
れた、各測定パスの開始XS点および終了XE点のX位置が決定される。次に、ス
テップS212にて、DAPCS1bは測定されたX開始位置XS+dX1に等し
くなるように実際のX開始位置XSAをセットする。ここで、dX1は弧状補正項
である。
【0039】 弧状補正項は本出願人の米国特許第5150314号に記載された方法を用い
て決定される。従って、Z方向の変位は次のようにセットされる: Z=Az+Bz2+Cz3 ここで、A、BおよびCは、米国特許第5150314号の図9に示された校正
球の表面を、スタイラスがその全体的な移動範囲を移動することになる中心位置
から最終位置まで、スタイラス8bにトラバースさせることによって予め決定し
た校正定数である。校正定数A、BおよびCを決定するための操作は、工場にお
いて機械のコントロールシステム20に予めストアされた校正定数により行われ
るものであってもよい。しかし、熱的な変動その他によって変化が生じ得るので
、これら校正定数は、ユーザによって少なくとも時々に決定されることが望まし
い。本例の場合、これら校正定数は現在の操作について用いられているのと同じ
基準球を用いて決定することができる。
【0040】 補正されたすなわち実際のX位置は、DAPCSにより次式に従って決定され
る: Xactual=X+DZactual+EZ2 actual ここで、DおよびEは校正球(再び、現在の基準球と同じであってもよい)を用
いて決定された校正定数である。この処理は本出願人の米国特許第515031
4号の第8欄第35行から第9欄第61行に詳細に記載されている。
【0041】 以上から、 dX1=X+DZactual+EZ2 actual であることが分かるであろう。
【0042】 図7のステップS212にて、実際の開始XSA位置が一旦決定されると、次に
実際のX終了XEA位置が次式: XEA=(N−1).P+dXN に等しくセットされる(図7のステップS213)。ここで、NはXデータ点の
個数、PはXデータ点間のピッチ、およびdXNは測定パスの終了点に対する弧
状補正項であり、これは、ZEactualが測定パスの終了点における実際のZ位置
である場合にDZEactualactual+EZ2 Eactualに等しいものとなるであろう。
図7のステップS211からステップS213は、各測定パスに対して繰り返さ
れ、各測定パスの実際の開始XSAおよび終了XEAは、図5のステップS21にて
、DAPCS1bによりストアされる。
【0043】 基準表面上の各測定パスが円弧であることが認められるであろう。2つの測定
パス弧MP1およびMP2を示す図8に概略的に示されるように、XおよびZ軸
に対してY軸が誤った方向に向いていれば、すなわち、Y軸がXおよびZ軸の双
方に正確に直交していなければ、測定弧に対応する円の中心C1,C2等は一致せ
ず、異なる座標X111およびX222をもって列となるであろう。従って、
XおよびZ軸に対してY軸にどれほどのミスオリエンテーションがあるかを決定
する目的で、DAPCS1bはまず第1に、図5のステップS22にて、各測定
パス弧について対応円の中心を決定する。図9はこのステップを詳細に説明する
フローチャートを示している。すなわち、図9のステップS221において、最
小平均2乗法のフィッティング手順など標準のフィッティング手順を用いて、最
良の円を各円弧測定パスにあてはめる。次に、ステップS222にて、最適合(
best fit)円のそれぞれの中心の相対的X,Y,Z座標を決定し(すなわち、例
えば図8に示した点C1,C2)、そして図9のステップS223において、円の
中心C1,C2等のそれぞれの相対座標をストアする。各円の中心が対応する測定
パスのY座標値に対応したY座標値と、最適合円により決定されるXおよびZ座
標値を有していることが認められるであろう。
【0044】 図5のステップS22にて弧の中心が一旦決定されると、DAPCS1bは、
ステップS23にてX軸に関しY軸にどれほどのミスオリエンテーションがある
かを決定しストアするとともに、ステップS24にてZ軸に関しY軸にどれほど
のミスオリエンテーションがあるかを決定しストアする。
【0045】 図10および図11は、この実施例においてステップS23およびS24がそ
れぞれいかに実行されるかを示している。図10に示すように、X軸に関しY軸
にどれほどのミスオリエンテーションがあるかを決定する目的で、DAPCS1
bは各中心点C1,C2等の相対的X,Y座標を取り、ステップS231にて、最
小平均2乗法のフィッティング手順など標準のフィッティング手順を用いてそれ
らの座標を通る最良の直線を決定する。次に、DAPCSはステップS232に
て、X,Y平面におけるその直線の傾きすなわち勾配を決定し、これをδX/δ
Yとしてストアする。
【0046】 同様に、ステップS24にて、DAPCSは各中心点C1,C2等のXおよびZ
座標を取り、ステップS231において用いたのと同様のフィッティング手順を
用い、X,Y平面においてそれらの座標を通る最良の直線をあてはめる(ステッ
プS241)。次に、ステップS242にて、DAPCSはX,Z平面における
その最良の直線の傾きを決定し、これをδZ/δYとしてストアする。
【0047】 続いて、図5のステップS25においてさらなる処理が行われてもよい。この
さらなる処理は、DAPCS1bがその後の未知の表面の測定データを自動的に
補正するのに用いられることになる補正値ないしキャリブレーションデータとし
て、値δX/δYおよびδZ/δYを単にストアするものでもよい。しかしなが
ら、それでは実行される校正手順に関して何らのフィードバックもユーザに提供
できない。図12は図5のステップS25にて実行し得るさらなる処理の詳細を
示す。
【0048】 図12のステップS251において、DAPCS10は、決定された値δX/
δYに従って個々の測定パスのそれぞれを転置し、次にステップS252におい
て、決定された値δZ/δYに従って個々の測定パスのそれぞれを転置する。続
いてステップS253にて、補正された測定データをストアし、ステップS25
4にてDAPCS1bは補正された測定データをユーザに対してコンピュータ1
0のディスプレイ17上に表示する。このデータはユーザに対して3次元マップ
ないしグラフとして表示されるものでもよい。
【0049】 この段階では、ユーザに対し表示されるデータには、基準体(本例では球)の
形状が必ず含まれており、ユーザが目視で結果を評価するのが難しくなる。従っ
て、ステップS255にてDAPCS1bは、公知のフィッティング手順(既存
のForm Talysurf Seriesの機械に対して利用できる)を用いて測定データに最良
の球の表面をあてはめた後、ステップS255にて、その最適合球の表面を測定
データから除去する。続いてDAPCS1bは、ステップS256にて、その形
状を除去した測定データをストアするとともに、ステップS257にて、ユーザ
に対しその形状を除去した測定データを表示することで、ユーザが視覚的にデー
タを検査できるようにしている。ステップS258にてさらなる処理が行われる
ようにしてもよい。
【0050】 上述した手順を例示するべく、図1に示した機器を用いて実行される実際の測
定の例を説明する。
【0051】 図18は図3のステップS1で得られた測定結果の3次元表面マップすなわち
グラフィカル画像を示す。公知のフィッティング手順を用いて基準球の3次元球
形状を除去した後、図3のステップS2およびS3で述べたようなY軸のミスオ
リエンテーションに対しては何らの補正も行われていない。この例においては、
基準球はキャリブレートされた既知の半径12.4987mm(ミリメートル)をもち
、最適合球は半径12.497mmであった。基準球の3次元形状がデータから除去さ
れることで、その結果としてのグラフィカル画像すなわち表面マップが公称上平
坦になること、すなわちいかなる形状ももたないものとなること、および、単に
表面のテクスチャないし粗さが示されるようになることが期待される。しかしな
がら、図18から明らかに示されるように、3次元グラフィカル画像は有意の形
状を示し実際はサドル形状を有している。これは、上述のように、XおよびZ軸
に対するY軸のミスオリエンテーションのために円弧測定パス中心C1,C2等が
一致せずに列を成している、という事実に起因する。図18からは、有意の残部
形状(significant residual form)のために特定表面の特徴ないし特性の決定
が困難となっていることが認められるであろう。
【0052】 図18と比較するに、図19は本発明を実施する方法を実行した結果を示し、
ここでは図3から図12を参照して説明した手法にて決定されたY軸のミスオリ
エンテーションについて測定データが補正されている。再び、この場合12.499m
mの半径を有する最適合球とともに、基準球の3次元形状が除去されている。図
18および図19の比較から、図19における3次元表面マップがいかなる有意
の形状も有していないことがわかる。このことについて、図18および図19間
でのZ軸スケールの差異に注意することが重要であり、図19においてはZスケ
ールが図18のそれに関してかなり拡大されている。図18におけるZ方向の偏
差(すなわちZ方向の最低および最高のZ点間の距離)が11μmを丁度越えてい
るのに対し、図19におけるZ方向の偏差は0.05μmより小さい。
【0053】 図18および図19の比較は、上述したXおよびZ相対移動軸に対するY相対
移動軸のミスオリエンテーションの補正によって、図18に示す3次元画像では
見えなかった表面テクスチャないし特性をユーザに明確に表示できるようになる
ことを示している。さらに、図20aおよび図20bにそれぞれ示すように、図
19に示した3次元表面を通して得られたXおよびY輪郭によって、表面テクス
チャの特徴が視覚的に認識可能となる。
【0054】 図19に示した例においては、基準球の実際のキャリブレート半径が12.4987
mmであるのに対し、測定データから除去される最適合球は12.499mmの半径を
有していた。図21は、図19と同様、同じ基準球を用いるとともに図3のステ
ップS2およびS2を実行して得られた測定データのグラフィカル画像を示す。
しかしながら、図21からわかるように、この測定データにはなお有意形状のエ
ラーが含まれている。また、図21からわかるように、実際のキャリブレート半
径が12.4987mmであるのに対し、データから除去される最適合球は12.539mm
の半径を有している。従って、最適合球の半径には+0.0403mmの誤差があり、
表面は1μmを越えるZ偏差を示している。しかし本発明者は、図21に存在す
る付加的な誤差は、マスタコントロールシステム20の制御の下、Y軸駆動回路
40によって制御されるYデータ点の間隔すなわちピッチが不正確である結果生
じたものと判定した。
【0055】 これらの誤差を排除する目的で、図12のステップS258にて、さらなる処
理を行うことができる。図13はこのさらなる処理の詳細を示す。これにより、
DAPCS1bはステップS30にて、測定データから除去される最適合球の半
径を、基準球の校正された半径と比較する。最適合の半径が基準の校正された半
径と一致していなければ、DAPCSはステップS31にて、最適合球の半径が
基準球の校正された半径に最も近くマッチングするまで、Yデータ記録ピッチす
なわち間隔を調整する。このマッチングプロセスは、ステップS31にて、Newt
on-Raphson法その他のいかなる公知の最小化技術を用いることによっても実行す
ることができる。ステップS32にてこれが実行されると、ステップS33にて
、基準球の実際の校正された半径に最も近くマッチングする半径を持つ最適合球
を与えるのに必要なだけ調整されたYデータピッチをもって、データが再表示さ
れる。この手法によるY間隔の調整は、表示された表面が最小形状である図19
に示したのと同様の3次元マップすなわちグラフィカル画像を提供する。
【0056】 従ってこの方法は、XおよびZ軸に対するY軸のミスオリエンテーションと、
補償すべきY軸駆動回路42によって決定されるY測定ステップにおける不正確
についての補正との双方を許容する。
【0057】 図22は異なるY軸ステージ3,4とともに他の機器で実行した場合の、図1
9と同様の3次元マップすなわちグラフィカル画像を示す。図23aおよび図2
3bは表面を通じた対応XおよびY輪郭を示す。これらの図から、表面画像がY
方向に有意の周期的形状を含んでいることがわかる。機器のユーザがこの情報を
入手することによって、ユーザは、Yステージ3,4における動きのエラーに起
因していると思われる、または温度サイクルに起因している可能性もある、機器
の付加的なエラーを見ることが可能となる。そこでユーザは、さらなる調査、例
えば機器をより精密に温度管理された環境に維持してこれらの付加的なエラーが
除去できるか、あるいはこれらのエラーを除去するためにYステージ3,4の調
整が必要であるかなどの決定を行うことができる。図22、図23aおよび図2
3bに示すエラーが測定ごとに繰り返され、周期的な温度変動、例えば温度管理
環境において19.5℃と20.5℃との間の変動などによるものと決定された場合、こ
れら付加的なエラーを除去すべく機器の校正を行うことが可能となる。
【0058】 図18、図19、図21および図22に示す例においては、被測定物である表
面領域は、矩形領域として表示され、これはほぼ4.8mm×4.9mmである。しか
し、測定動作の過程で測定パスによりトラバースされる表面領域は、測定パスの
停止および終了点が一致しないであろうから、矩形領域とはならないことが認め
られるであろう。図14はそれぞれの測定パスの弧A1およびA2が停止および
終了点を通る線を示す場合の測定領域MAの一例を示す。この形状で測定データ
をストアすることも可能であるが、これは各測定点に対してZ座標とともにXお
よびY座標をストアすることが必要になる。測定領域を矩形領域に変換すること
で、絶対的な(implicit)XおよびYの値に基づいてZすなわち高さデータをス
トアすることが可能となり、それによってデータをストアするのに必要なメモリ
空間を低減することができる。これは、5mm平方のオーダの測定についてデー
タ点の数を256×4096にまでできることを実現すれば、利点があることが
わかる。
【0059】 図15は、図5のステップS25にて測定データを処理し、図14の破線で仕
切られた矩形測定領域を形成するために、DAPCS1bによって実行すること
のできるさらなるルーチンを示す。このように、ステップS50にて、DAPC
S1bは、開始点のうちどれが最大X値XSMAXを持ち、終了点のうちどれが最小
X値XEMINを持つかを決定する。次にDAPCS1bはこのデータを用いて矩形
を定義することで、測定パスに直交しかつそれぞれ点XSMAXおよびXEMINを通る
破線によって矩形の端E1およびE2が限界されるようにする。またDAPCS
1bは、ステップS51にて、この矩形が図10および図11のステップS23
1およびS241でそれぞれ決定される最適合直線を含むことを確実にし、各測
定パスの開始および終了点がそれぞれ線E1およびE2のいずれかとなるかまた
は矩形の外になることを確実にして、限界された矩形領域内に各Xデータ点につ
いてのデータが存在するようにする。そしてDAPCS1bはステップS52に
て矩形内の測定データをストアする。上述したように、測定データは今形成され
た矩形内にあるので、高さすなわちZデータを絶対的なXおよびYの値を用いて
ストアすることができる。勿論、図15に示したステップが図12および図13
に示したさらなるステップの前に実行されてもよいことが認められるであろう。
【0060】 上述の方法によって校正データを得、DAPCS1bがXおよびZ軸に対する
Y軸の向きのミスオリエンテーションおよびYデータ記録ピッチの精密な決定で
の不正確さを補正することが可能となる。そしてこの校正データをDAPCS1
bが用いて、未知の3次元形状すなわち形を有するワークピースについてのその
後の測定過程で、これらのエラーを補償することもできる。図16および図17
は未知の表面についての測定を行うために実行されるステップを示す。ステップ
S11aからS17aは図4に示したステップS11からS17に対応するが、
この場合は、校正された基準球に対するのではなく未知の表面に対して実行され
るステップであることが異なっている。また、測定データを図15を参照して述
べたように処理し、測定データを矩形領域に限定することができる。
【0061】 ステップS17aにてすべての測定データが一旦格納されると、DAPCS1
bは、ステップS40にて、上述の手法で得られた校正データを呼び出し、次に
ステップS41にて、校正データに従って各測定パスを補正する。ステップS4
1は上述したストア値δZ/δYおよびδX/δYを用いてXおよびZ軸に対す
るY軸のミスオリエンテーションについて各測定パスを補正する処理を含んでい
てもよい。加えて、上述した校正プロセスがYデータ点間隔の不正確さを決定し
た場合には、ステップS41で実行される補正でデータをも補正し、ストアされ
た校正データに従ってYデータ点間隔を調整するであろう。そしてステップS4
2にてユーザに対し補正データを表示することができ、ユーザが望む場合には、
ステップS43にて続く処理を実行することができる。例えば、図17に示すよ
うに、このさらなる処理は、ステップS44での公知の多項式フィッティングプ
ロセスを用いた最良3次元形状の測定データへのあてはめ、ステップS45での
その形状の除去、およびその形状が除去された測定データのステップS46での
表示による、測定データからの3次元形状の除去を具えることができる。
【0062】 ステップS47にて、測定データにさらなる処理を行うことができる。例えば
、ユーザは、ステップS44で実行された最もよいあてはめの結果から表面の3
次元形状に関連した実際の測定量を得ることができる。これに代えて、もしくは
これとともに、ユーザは形状が除去された測定データを公知の手法において処理
し、表面粗さすなわち表面のテクスチャに関する特性を決定することができる。
【0063】 上述の実施例においては、用いられる基準物は球である。この理由は、球に対
してはプラットフォーム4上への精密なアラインメントを要さないことにある。
他の形の基準体を用いて上述の方法を実行してもよい。例えば、基準円筒を用い
ることもできる。しかしながら、これは、ユーザが円筒の長手方向軸を正確かつ
精密に機器のY軸に整列させる、もしくは軸の相対的アラインメントを補正する
ための付加的な演算を行う必要があることを意味することになる。
【0064】 上述の実施例においては、測定プローブは回動可能なスタイラスアームを用い
ている。しかしながら本発明を、回動可能な測定プローブというより軸方向に移
動可能な計測機器に適用し、連続する測定パスに沿った表面の変化に追従するよ
う回動する測定プローブの代わりに、測定プローブが連続する測定パスに沿って
移動されるようになして、測定プローブが全体としてZ方向に移動するようにす
ることもできる。その測定プローブは例えば、長手軸を前記軸に平行に配した延
伸されたスタイラスアームからなるものとし、ワークピースと測定プローブとの
相対移動が行われたときに、延伸スタイラスアーム端部のスタイラスチップが連
続測定パスに沿った表面の変化に追従することでスタイラスアームが全体として
Z方向、すなわちその長手軸に平行に移動するものとすることができる。軸方向
に移動可能な測定プローブを用いる計測機器に本発明を適用する場合には、上で
論じた弧状エラーは起こらないであろう。しかしながら、Zに関してのXまたは
Yにおけるいかなる変動をも決定できるようにするために、図7を参照して前述
したと同様の手順を用いて、測定プローブの移動がその範囲全体にわたって校正
されなければならないのは勿論である。
【0065】 また、上述の実施例においては、測定プローブは表面に接触する。しかしなが
ら、原子間力測定プローブのような非接触測定プローブを用いることもできる。
【0066】 上述の実施例においては、XおよびZ軸に対するY軸のミスオリエンテーショ
ンを決定するための測定データの処理は、各軸に関して分離して行われる。しか
しXおよびZ方向の双方におけるY軸のミスオリエンテーションの決定を同時に
行うようにしてもよい。
【0067】 上述の実施例においては、3軸X、YおよびZが直交している。しかしその場
合が必須であるのではない。例えば、XおよびZ軸に対してY軸が90度以外の
精密な角度をなしていてもよい。
【0068】 上述の実施例においては、コラム5およびコラムキャリッジ6によってZ方向
の移動が提供される。この主な理由は、種々のサイズの物体を収納するためであ
る。しかしながら、Z方向の寸法が非常に近い物体を測定するために機器が用い
られるのであれば、コラム5上の適切な位置にコラムキャリッジ6が固定されて
いてもよい。
【0069】 上述の実施例においては、DAPCSはコンピュータおよび付加的なマスタコ
ントロールシステム20を具えている。しかしながら、駆動およびトランスジュ
ーサ回路に対する適切なインターフェースと共に単一のプロセッサによって機器
のすべての動作が制御されるものでもよいことが認められるであろう。
【0070】 上述の実施例においては、機器においてY軸形成の精度が最低であるという理
由により、Y軸のミスオリエンテーションないしミスアライメントに対する補正
が行われている。他の2軸の一方の形成の精度が最低である場合には、上述の方
法を修正してその軸のミスオリエンテーションないしミスアライメントに対する
補正が行われるようにしてもよい。
【0071】 上述の実施例においては、YプラットフォームはY方向に移動し、プローブは
X方向に移動する。これらは逆でもよい。
【0072】 上述の実施例においては、計測機器は物体ないしワークピースの表面特性ない
し特徴を測定するために設計されたスタンドアローンの機器である。しかしなが
ら、工作機械(および、異なる軸に沿った移動が必要とされるその他の機械)に
本発明を適用して、工作機械軸の相対的な向きを決定できるようにすることもで
きる。例えば、測定目的で切削工具を測定プローブに置き換えることのできる旋
盤などの工作機械や、つや出し工具を測定プローブに置き換えることのできるつ
や出し盤などの工作機械に本発明を適用することができる。そして、一般には上
述したような球である基準物体の表面上の複数の測定パスに追従させるべく、測
定プローブが工作機械のモーションコントロールによって制御される。続いて測
定プローブの測定データが上述の方法によって記録され、処理されるが、この場
合は、測定方向(上例ではX方向)におけるデータ点ピッチおよび間隔、並びに
工作機械から決定される測定パス間のピッチ(上例ではY方向の移動量)に関す
る情報が用いられる。よって、ここで用いられたような「計測機器」と言う用語
は、物体の表面特性を測定するための特別なスタンドアローンの機器のみならず
、上述したような計測測定を行うのに適合した工作機械およびその他の機械にも
関連することが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明の実施例は、添付の図面を参照しつつ例として説明された。
【図1】 本発明を実施する計測機器の模式的斜視図を示す。
【図2】 図1に示された機器の機能を説明するための模式的ブロック図を示す。
【図3】 図1に示された計測機器の動作を説明するためのトップレベルのフローチャー
トであり、測定プローブと測定すべき表面との間の相対移動を行わせることので
きる軸の相対的な向きの決定を可能にするためのフローチャートを示す。
【図4】 基準表面についての測定データを取得する図3に示されたステップをより詳細
に示す。
【図5】 測定データから相対移動の軸の相対的向きを決定するための図3に示されたス
テップをより詳細に示す。
【図6】 測定データにおける弧状のエラーを説明するための線図を示す。
【図7】 測定パスの開始点および終了点を決定する図5に示されたステップをより詳細
に説明するためのフローチャートを示す。
【図8】 相対移動軸のミスオリエンテーションの影響をかなり模式的に説明するための
線図を示す。
【図9】 測定弧の中心を決定する図5に示されたステップをより詳細に説明するための
フローチャートを示す。
【図10】 XおよびZ軸に対するY軸の向きを決定する図5に示されたステップをより詳
細に説明するためのフローチャートを示す。
【図11】 XおよびZ軸に対するY軸の向きを決定する図5に示されたステップをより詳
細に説明するためのフローチャートを示す。
【図12】 図5に示されたさらなる処理ステップの一例を説明するためのフローチャート
を示す。
【図13】 図12に示された付加的な処理ステップで実行することのできる付加的な処理
の一例を説明するためのフローチャートを示す。
【図14】 図1に示された機器の使用を通じて測定プローブによってマッピングされた3
次元基準表面の表面領域を概略的に示す。
【図15】 図5に示されたさらなる処理ステップで実行することのできる付加的なさらな
る処理を説明するためのフローチャートを示す。
【図16】 ワークピースの表面領域をマッピングするための図1に示された機器の使用を
説明するためのフローチャートを示す。
【図17】 図16に示されたさらなる処理ステップで実行することのできるさらなる処理
を説明するためのフローチャートを示す。
【図18】 基準球の3次元形状を取り去った後であって、さらなる補正を行う前の、既知
の半径を持つ基準球に対して図1の機器を用いて得られた測定データの3次元マ
ップすなわちグラフィカル画像を示す。
【図19】 基準球の3次元球形状を取り去り、かつ相対移動軸の向きの補正を行った後の
、図18に示された測定データの3次元グラフィカル画像すなわちマップを示す
【図20a】 図19に示されたデータのX方向の輪郭を示す。
【図20b】 図19に示されたデータのY方向の輪郭を示す。
【図21】 図19と同様のグラフィカル画像を示す。
【図22】 図19に示したものと対応するが、測定プローブの測定パス間での相対移動を
行うために異なるステージを用いた異なる基準球に対するグラフィカル画像を示
す。
【図23a】 図22に示されたデータのX方向の輪郭を示す。
【図23b】 図22に示されたデータのY方向の輪郭を示す。

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定プローブを受容する手段、 物体を受容する支持体と前記測定プローブ受容手段との間の第1の方向におけ
    る相対移動を行わせることにより、前記支持体に受容された既知形状の基準物体
    の表面を横切る測定パスを測定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異
    なる第2の方向における前記測定のパスに沿った前記物体の変化を表わす測定デ
    ータを提供する第1移動手段、 物体を受容する支持体と測定プローブ受容手段との間の、前記第1および第2
    の方向とは異なる第3の方向における相対移動を行わせる第2移動手段、 前記第1の方向における前記相対移動を前記第1移動手段に複数回行わせると
    ともに、前記第1の方向における各移動後に前記第3の方向における前記相対移
    動を前記第2移動手段に行わせ、前記支持体表面に取り付けられた物体の表面の
    領域を横切る複数の測定パスを前記測定プローブがトラバースし、各測定パスに
    沿った前記表面における変化を示す測定データを提供するようにするための制御
    手段を具え、 前記測定プローブによって提供され、前記基準物体の表面領域にわたる変化を
    表わす測定データを用いて、前記第1および第3方向の相対向きを決定する決定
    手段を具備したプロセッサ手段を具えたことを特徴とする機器。
  2. 【請求項2】 前記受容手段は前記測定プローブまたは工作機械構成部品を
    受容すべく配置され、前記測定プローブが前記受容手段に受容された場合に前記
    機器が計測機器として動作可能であり、前記工作機械構成部品が前記受容手段に
    受容された場合に前記機器が工作機械として動作可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の機器。
  3. 【請求項3】 切削またはつや出しデバイスを具備する工作機械構成部品を
    さらに具えたことを特徴とする請求項2に記載の機器。
  4. 【請求項4】 表面形状およびテクスチャの少なくとも一方を含む表面特徴
    を決定するための計測機器であって、 物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向における相対移動を
    行わせることにより、前記支持体に受容された物体の表面を横切る測定パスを測
    定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異なる第2の方向における前記
    測定のパスに沿った前記物体の表面特徴の変化を表わす測定データを提供する第
    1移動手段、 物体を受容する支持体と測定プローブ受容手段との間の、前記第1および第2
    の方向とは異なる第3の方向における相対移動を行わせる第2移動手段、 前記第1の方向における前記相対移動を前記第1移動手段に複数回行わせると
    ともに、前記第1の方向における各移動後に前記第3の方向における前記相対移
    動を前記第2移動手段に行わせ、前記支持体に取り付けられた物体の表面の領域
    を横切る複数の測定パスを前記測定プローブがトラバースし、各測定パスに沿っ
    た前記表面における変化を示す測定データを提供するようにするための制御手段
    、および 前記測定プローブによって提供される前記測定データを処理し、前記表面の表
    面形状およびテクスチャの少なくとも一方の特徴を表わすデータを生成するプロ
    セッサ手段を具え、 該プロセッサ手段が、前記測定プローブによって提供され、既知形状の基準物
    体の表面領域にわたる変化を表わす測定データを用いて、前記第1および第3方
    向の相対向きを決定する決定手段を具備することを特徴とする機器。
  5. 【請求項5】 前記第1および第3方向の前記決定された相対向きのエラー
    に従って、前記測定プローブによって提供される前記測定データを補正するため
    の手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の機
    器。
  6. 【請求項6】 前記基準物体は各測定パスが弧をなすものであり、前記決定
    手段は、各弧の中心点または軸を決定するための第1決定手段と、当該決定され
    た中心点または軸を用いて前記第1および第3方向の前記相対向きを決定する第
    2決定手段とを具備すること特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の機
    器。
  7. 【請求項7】 前記第2決定手段は、前記弧の中心を通る線をあてはめて前
    記第1方向に対する前記第3方向の向きを決定すること特徴とする請求項6に記
    載の機器。
  8. 【請求項8】 前記第2決定手段は、前記第1および第3方向を含む平面に
    おいて前記弧の中心を通る線をあてはめて前記第1方向に対する前記第3方向の
    前記向きを決定する手段を具備すること特徴とする請求項6に記載の機器。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、前記測定プローブによって提供され、既知
    形状の前記基準物体の前記表面領域にわたる変化を表わす測定データを用いて、
    前記第1および第3方向の相対向きおよび前記第2および第3方向の相対向きを
    決定するべく配されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    の機器。
  10. 【請求項10】 前記補正手段は、前記第1および第3方向の前記相対向き
    のエラーおよび前記第2および第3方向の前記相対向きのエラーに従って、前記
    測定プローブによって提供される測定データを補正すべく動作可能であることを
    特徴とする、請求項5に従属する場合の請求項9に記載の機器。
  11. 【請求項11】 前記基準物体は各測定パスが弧をなすものであり、前記決
    定手段は、各弧の中心点または軸を決定するための第1決定手段と、当該決定さ
    れた中心点または軸を用いて前記第1および第3方向、および前記第2および第
    3方向の前記相対向きを決定する第2決定手段とを具備すること特徴とする請求
    項9または10に記載の機器。
  12. 【請求項12】 前記第2決定手段は、前記弧の中心を通る線をあてはめて
    前記第1および第3方向の前記向きを決定すること特徴とする請求項11に記載
    の機器。
  13. 【請求項13】 前記第2決定手段は、前記第1および第3方向を含む平面
    において前記弧の中心を通る第1の線をあてはめて前記第1方向に対する前記第
    3方向の向きを決定するとともに、前記第2および第3方向を含む平面において
    前記弧の中心を通る第2の線をあてはめて前記第2方向に対する前記第3方向の
    向きを決定する手段を具備すること特徴とする請求項11に記載の機器。
  14. 【請求項14】 前記測定プローブを回動可能に支持し、前記測定プローブ
    が表面変化に応答して回動軸の周りに回動するようにするための手段をさらに具
    えたことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の機器。
  15. 【請求項15】 前記測定プローブの移動のエラーについて各測定パスの開
    始および終了点を補正するための手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1
    ないし14のいずれかに記載の機器。
  16. 【請求項16】 前記測定プローブの移動の弧状エラーについて各測定パス
    の開始および終了点を補正するための手段をさらに具えたことを特徴とする、請
    求項6ないし13のいずれかに従属する場合の請求項14に記載の機器。
  17. 【請求項17】 前記プロセッサ手段は、前記基準物体測定データに3次元
    形状をあてはめるための手段と、当該あてはめた3次元形状の特性を対応する前
    記基準物体の特性と比較するための手段と、前記測定パス間の前記第3方向にお
    ける相対移動距離を示す値を調整して、前記あてはめた形状の特性が基準物体の
    特性に最も近くなるようにするための距離に対する値を決定する手段とをさらに
    具備することを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載の機器。
  18. 【請求項18】 前記決定された値に従って測定データを補正するための手
    段をさらに具えたことを特徴とする請求項17に記載の機器。
  19. 【請求項19】 前記補正手段によって作成された補正量に対応する校正デ
    ータをストアするための手段をさらに具えたことを特徴とする、請求項5、また
    は請求項5に従属する場合の請求項6ないし18のいずれかに記載の機器。
  20. 【請求項20】 前記測定プローブによって提供される測定データから表面
    形状データを除去するための手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1ない
    し19のいずれかに記載の機器。
  21. 【請求項21】 ユーザに対し測定データを出力するための手段をさらに具
    えたことを特徴とする請求項1ないし20のいずれかに記載の機器。
  22. 【請求項22】 前記出力手段は、前記測定された表面領域の形を示してい
    る、もしくは斜めから見た画像を提供すべく配されていることを特徴とする請求
    項21に記載の機器。
  23. 【請求項23】 補正および表面形状除去後にユーザに対し測定データを出
    力すべく配されていることを特徴とする請求項19に従属する場合の請求項21
    または22に記載の機器。
  24. 【請求項24】 前記出力手段はディスプレイを具備することを特徴とする
    請求項21、22または23に記載の機器。
  25. 【請求項25】 前記第1、第2および第3方向は互いに直交することを特
    徴とする請求項1ないし24のいずれかに記載の機器。
  26. 【請求項26】 表面形状およびテクスチャの少なくとも一方を含む表面特
    徴を決定するための計測機器であって、 物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向における相対移動を
    行わせることにより、前記支持体に受容された物体の表面を横切る測定パスを測
    定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異なる第2の方向における前記
    測定のパスに沿った表面特徴の変化を表わす測定データを提供する第1移動手段
    、 物体を受容する支持体と測定プローブ受容手段との間の、前記第1および第2
    の方向とは異なる第3の方向における相対移動を行わせる第2移動手段、 前記第1の方向における前記相対移動を前記第1移動手段に複数回行わせると
    ともに、前記第1の方向における各移動後に前記第3の方向における前記相対移
    動を前記第2移動手段に行わせ、前記支持体に取り付けられた物体の表面の領域
    を横切る複数の測定パスを前記測定プローブがトラバースし、各測定パスに沿っ
    た前記表面における変化を示す測定データを提供するようにするための制御手段
    、および 前記測定プローブによって提供される前記測定データを処理し、前記表面の表
    面形状およびテクスチャの少なくとも一方の特徴を表わすデータを生成するプロ
    セッサ手段を具え、 該プロセッサ手段が、前記測定プローブによって提供され、既知形状の基準物
    体の表面領域にわたる変化を表わす測定データを用いて、前記基準物体の形状を
    示す特性の測定値とその特性の実際の値との差を決定するための手段と、前記測
    定パス間で前記第3方向に移動した距離を示す値を調整して、前記特性の測定値
    が実際の値に最も整合するようにするための距離値を決定する手段と、当該決定
    された距離を用いて測定データを補正または調整するための手段とをさらに具備
    することを特徴とする機器。
  27. 【請求項27】 機器を制御するための制御装置であって、 第1移動手段に、物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向に
    おける相対移動を行わせることにより、前記支持体に受容された既知形状の基準
    物体の表面を横切る測定パスを測定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向
    と異なる第2の方向における前記測定のパスに沿った表面特徴の変化を表わす測
    定データを複数回提供させるようにするための手段、 第2移動手段に、前記第1方向における各移動後に前記支持体表面と測定プロ
    ーブ受容手段との間の前記第1および第2の方向とは異なる第3の方向における
    相対移動を行わせることにより、前記基準物体の前記表面の領域を横切る複数の
    測定パスを前記測定プローブにトラバースさせて、各測定パスに沿った前記表面
    における変化を示す測定データを提供させるようにするための手段、および 前記測定プローブによって提供され、前記基準物体の表面領域にわたる変化を
    表わす測定データを用いて、前記第1および第3方向の相対向きを決定する決定
    手段を具備したプロセッサ手段 を具えたことを特徴とする制御装置。
  28. 【請求項28】 機器を制御するための制御装置であって、 第1移動手段に、物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向に
    おける相対移動を行わせることにより、前記支持体に受容された物体の表面を横
    切る測定パスを測定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異なる第2の
    方向における前記測定のパスに沿った表面特徴の変化を表わす測定データを複数
    回提供させるようにするための手段、 第2移動手段に、前記第1方向における各移動後に前記支持体と測定プローブ
    受容手段との間の前記第1および第2の方向とは異なる第3の方向における相対
    移動を行わせることにより、前記支持体に取り付けられた物体の表面の領域を横
    切る複数の測定パスを前記測定プローブにトラバースさせて、各測定パスに沿っ
    た前記表面における変化を示す測定データを提供させるようにするための手段、
    および 前記測定プローブによって提供される測定データを処理し、、前記表面の表面
    形状およびテクスチャの少なくとも一方の特徴を表わすデータを生成するプロセ
    ッサ手段を具え、 該プロセッサ手段が、前記測定プローブによって提供され、既知形状の基準物
    体の表面領域にわたる変化を表わす測定データを用いて、前記第1および第3方
    向の相対向きを決定する決定手段をさらに具備することを特徴とする制御装置。
  29. 【請求項29】 前記第1および第3方向の前記相対向きのエラーに従って
    、前記測定プローブによって提供される前記測定データを補正するための手段を
    さらに具えたことを特徴とする請求項27または28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記基準物体は各測定パスが弧をなすものであり、前記決
    定手段は、各弧の中心点または軸を決定するための第1決定手段と、当該決定さ
    れた中心点または軸を用いて前記第1および第3方向の前記相対向きを決定する
    第2決定手段とを具備すること特徴とする請求項27、28または29に記載の
    装置。
  31. 【請求項31】 前記第2決定手段は、前記弧の中心を通る線をあてはめて
    前記第1方向に対する前記第3方向の向きを決定すること特徴とする請求項30
    に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記第2決定手段は、前記第1および第3方向を含む平面
    において前記弧の中心を通る線をあてはめて前記第1方向に対する前記第3方向
    の前記向きを決定する手段を具備すること特徴とする請求項30に記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記決定手段は、前記測定プローブによって提供され、既
    知形状の前記基準物体の前記表面領域にわたる変化を表わす測定データを用いて
    、前記第1および第3方向の相対向きおよび前記第2および第3方向の相対向き
    を決定するべく配されていることを特徴とする請求項27、28または29に記
    載の装置。
  34. 【請求項34】 前記補正手段は、前記第1および第3方向の前記相対向き
    のエラーおよび前記第2および第3方向の前記相対向きのエラーに従って、前記
    測定プローブによって提供される測定データを補正すべく動作可能であることを
    特徴とする、請求項29に従属する場合の請求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記基準物体は各測定パスが弧をなすものであり、前記決
    定手段は、各弧の中心点または軸を決定するための第1決定手段と、当該決定さ
    れた中心点または軸を用いて前記第1および第3方向、および前記第2および第
    3方向の前記相対向きを決定する第2決定手段とを具備すること特徴とする請求
    項33または34に記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記第2決定手段は、前記弧の中心を通る線をあてはめて
    前記第1および第3方向、および前記第2および第3方向の前記向きを決定する
    こと特徴とする請求項35に記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記第2決定手段は、前記第1および第3方向を含む平面
    において前記弧の中心を通る第1の線をあてはめて前記第1方向に対する前記第
    3方向の向きを決定するとともに、前記第2および第3方向を含む平面において
    前記弧の中心を通る第2の線をあてはめて前記第2方向に対する前記第3方向の
    向きを決定する手段を具備すること特徴とする請求項35に記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記測定プローブの移動のエラーについて各測定パスの開
    始および終了点を補正するための手段をさらに具えたことを特徴とする請求項2
    7ないし37のいずれかに記載の装置。
  39. 【請求項39】 前記測定プローブの移動の弧状エラーについて各測定パス
    の開始および終了点を補正するための手段をさらに具えたことを特徴とする請求
    項27ないし37のいずれかに記載の装置。
  40. 【請求項40】 前記プロセッサ手段は、前記基準物体測定データに3次元
    形状をあてはめるための手段と、当該あてはめた3次元形状の特性を対応する前
    記基準物体の特性と比較するための手段と、前記測定パス間の前記第3方向にお
    ける相対移動距離を示す値を調整して、前記あてはめた形状の特性が基準物体の
    特性に最も近くなるようにするための距離に対する値を決定する手段と、前記決
    定された値に従って測定データを補正するための手段とをさらに具備することを
    特徴とする請求項27ないし39のいずれかに記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記測定プローブによって提供される測定データから表面
    形状データを除去するための手段をさらに具えたことを特徴とする請求項27な
    いし40のいずれかに記載の装置。
  42. 【請求項42】 前記測定された表面領域の形を示している、もしくは斜め
    から見た画像を提供するための手段をさらに具えたことを特徴とする請求項27
    ないし41のいずれかに記載の装置。
  43. 【請求項43】 物体を受容する支持体と測定プローブを受容する手段との
    間の第1の方向における第1軸に沿った相対移動を行わせることにより、前記支
    持体に受容された物体の表面を横切る測定パスを測定プローブにトラバースさせ
    、前記第1の方向と異なる第2の方向における前記測定のパスに沿った前記表面
    特徴の変化を表わす測定データを提供する第1移動手段、および、前記支持体お
    よび前記測定プローブ受容手段間の、前記第1および第2の方向とは異なる第3
    の方向における他の軸に沿った相対移動を行わせる第2移動手段を有する機器の
    、軸の相対向きを決定する方法であって、 第1移動手段に前記第1の方向における相対移動を複数回行わせるとともに、
    前記第1方向における各移動後に前記第2移動手段に前記第3の方向における相
    対移動を行わせることにより、前記支持体に取り付けられた既知形状の基準物体
    の表面の領域を横切る複数の測定パスを測定プローブにトラバースさせて、各測
    定パスに沿った表面の変化を表わす測定データを提供させる工程、および 前記測定プローブによって提供され、前記基準物体の前記表面領域にわたる変
    化を表わす測定データを用いて、前記第1および第3方向の相対向きを決定する
    工程 を具えたことを特徴とする方法。
  44. 【請求項44】 物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向
    における相対移動を行わせることにより、前記支持体に受容された物体の表面を
    横切る測定パスを測定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異なる第2
    の方向における前記測定のパスに沿った表面特徴の変化を表わす測定データを提
    供する第1移動手段、および、前記支持体と前記測定プローブとの間の、前記第
    1および第2の方向とは異なる第3の方向における相対移動を行わせる第2移動
    手段を有する計測機器を用いて校正データを得る方法であって、 第1移動手段に前記第1の方向における相対移動を複数回行わせるとともに、
    前記第1方向における各移動後に前記第2移動手段に前記第3の方向における相
    対移動を行わせることにより、前記支持体に取り付けられた基準物体の表面の領
    域を横切る複数の測定パスを測定プローブにトラバースさせて、各測定パスに沿
    った既知形状の前記表面の変化を表わす測定データを提供させる工程、および 前記測定プローブによって提供され、前記基準物体の前記表面領域にわたる変
    化を表わす測定データを用いて、前記第1および第3方向の相対向きを決定する
    工程 を具えたことを特徴とする方法。
  45. 【請求項45】 前記第1および第3方向の前記相対向きのエラーに従って
    、前記測定プローブによって提供される前記測定データを補正する工程をさらに
    具えたことを特徴とする請求項43または44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記基準物体は各測定パスが弧をなすものであり、前記決
    定工程は、各弧の中心点または軸を決定する工程と、当該決定された中心点また
    は軸を用いて前記第1および第3方向の前記相対向きを決定する工程とを具備す
    ること特徴とする請求項43、44または45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記弧の中心を通る線をあてはめて前記第1方向に対する
    前記第3方向の向きを決定する工程を具備すること特徴とする請求項46に記載
    の方法。
  48. 【請求項48】 前記第1および第3方向を含む平面において前記弧の中心
    を通る線をあてはめて前記第1方向に対する前記第3方向の前記向きを決定する
    工程を具備すること特徴とする請求項46に記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記決定工程は、前記測定プローブによって提供され、既
    知形状の前記基準物体の前記表面領域にわたる変化を表わす測定データを用いて
    、前記第1および第3方向の相対向きおよび前記第2および第3方向の相対向き
    を決定する工程を具備することを特徴とする請求項43、44または45に記載
    の方法。
  50. 【請求項50】 前記補正手段は、前記第1および第3方向の前記相対向き
    のエラーおよび前記第2および第3方向の前記相対向きのエラーに従って、前記
    測定プローブによって提供される測定データを補正する工程をさらに具えたこと
    を特徴とする、請求項45に従属する場合の請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記基準物体は各測定パスが弧をなすものであり、前記決
    定工程は、各弧の中心点または軸を決定する工程と、当該決定された中心点また
    は軸を用いて前記第1および第3方向、および前記第2および第3方向の前記相
    対向きを決定する工程とを具備すること特徴とする請求項49または50に記載
    の方法。
  52. 【請求項52】 前記弧の中心を通る線をあてはめて前記第1および第3方
    向、および前記第2および第3方向の前記向きを決定する工程を具備すること特
    徴とする請求項51に記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記第1および第3方向を含む平面において前記弧の中心
    を通る第1の線をあてはめて前記第1方向に対する前記第3方向の向きを決定す
    る工程と、前記第2および第3方向を含む平面において前記弧の中心を通る第2
    の線をあてはめて前記第2方向に対する前記第3方向の向きを決定する工程を具
    備すること特徴とする請求項51に記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記測定プローブの移動のエラーについて各測定パスの開
    始および終了点を補正する工程をさらに具えたことを特徴とする請求項43ない
    し53のいずれかに記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記基準物体測定データに3次元形状をあてはめる工程と
    、当該あてはめた3次元形状の特性を対応する前記基準物体の特性と比較する工
    程と、前記測定パス間の前記第3方向における相対移動距離を示す値を調整して
    、前記あてはめた形状の特性が基準物体の特性に最も近くなるようにするための
    距離に対する値を決定する工程と、前記決定された値に従って測定データを補正
    する工程とをさらに具備することを特徴とする請求項43ないし54のいずれか
    に記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記測定プローブによって提供される測定データから表面
    形状データを除去する工程をさらに具えたことを特徴とする請求項43ないし5
    5のいずれかに記載の方法。
  57. 【請求項57】 ユーザに対し、測定データを、前記測定された表面領域の
    形を示している、もしくは斜めから見た画像として出力する工程をさらに具えた
    ことを特徴とする請求項43ないし56のいずれかに記載の方法。
  58. 【請求項58】 表面形状およびテクスチャの少なくとも一方を含む表面特
    徴を決定するための計測機器にして、 物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向における相対移動を
    行わせることにより、前記支持体に受容された物体の表面を横切る測定パスを測
    定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異なる第2の方向における前記
    測定のパスに沿った表面特徴の変化を表わす測定データを提供する第1移動手段
    、および 物体を受容する支持体と測定プローブ受容手段との間の、前記第1および第2
    の方向とは異なる第3の方向における相対移動を行わせる第2移動手段 を有する計測機器を校正する方法であって、 前記第1の方向における前記相対移動を前記第1移動手段に複数回行わせると
    ともに、前記第1の方向における各移動後に前記第3の方向における前記相対移
    動を前記第2移動手段に行わせ、前記支持体に取り付けられた既知形状の基準物
    体の表面の領域を横切る複数の測定パスを前記測定プローブにトラバースさせて
    、各測定パスに沿った前記表面における変化を示す測定データを提供させる工程
    、 前記測定プローブによって提供され、既知形状の前記基準物体の前記表面領域
    にわたる変化を表わす測定データを用いて、前記基準物体の形状を示す特性の測
    定値とその特性の実際の値との差を決定するための手段、 前記測定パス間で前記第3方向に移動した距離を示す値を調整して、前記特性
    の測定値が実際の値に最も整合するようにするための距離値を決定し、当該決定
    された距離を用いて測定データを補正または調整する工程 を具えたことを特徴とする方法。
  59. 【請求項59】 測定データ補正データを搬送する信号を供給する工程をさ
    らに具えたことを特徴とする請求項43ないし58のいずれかに記載の方法。
  60. 【請求項60】 測定データ補正データを校正データとして記憶媒体にスト
    アする工程をさらに具えたことを特徴とする請求項43ないし59のいずれかに
    記載の方法。
  61. 【請求項61】 物体を受容する支持体と測定プローブとの間の第1の方向
    における相対移動を行わせることにより、前記支持体に受容された物体の表面を
    横切る測定パスを測定プローブにトラバースさせ、前記第1の方向と異なる第2
    の方向における前記測定のパスに沿った表面特徴の変化を表わす測定データを提
    供する第1移動手段、および 物体を受容する支持体と測定プローブ受容手段との間の、前記第1および第2
    の方向とは異なる第3の方向における相対移動を行わせる第2移動手段 を有する計測機器を用い、表面形状およびテクスチャの少なくとも一方を含む表
    面特徴を表わすデータを得る方法であって、 前記第1の方向における前記相対移動を前記第1移動手段に複数回行わせると
    ともに、前記第1の方向における各移動後に前記第3の方向における前記相対移
    動を前記第2移動手段に行わせ、前記支持体表面に取り付けられた物体の前記表
    面の領域を横切る複数の測定パスを前記測定プローブにトラバースさせて、各測
    定パスに沿った前記表面における変化を示す測定データを提供させる工程、およ
    び 請求項43ないし60のいずれかに記載の方法を用いて得られた補正データを
    使用して前記測定データを補正する工程 を具えたことを特徴とする方法。
  62. 【請求項62】 計算装置を請求項1ないし42のいずれかに記載の前記プ
    ロセッサ手段として構成するためのプロセッサ実装可能な命令を記憶する記憶媒
    体。
  63. 【請求項63】 計算装置を請求項1ないし42のいずれかに記載の前記プ
    ロセッサ手段として構成するためのプロセッサ実装可能な命令を搬送する信号。
  64. 【請求項64】 請求項43ないし61のいずれかに記載の方法を処理手段
    に実行させるためのプロセッサ実装可能な命令を記憶する記憶媒体。
  65. 【請求項65】 請求項43ないし61のいずれかに記載の方法を処理手段
    に実行させるためのプロセッサ実装可能な命令を搬送する信号。
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