JP2003347184A - 露光方法及び露光装置、デバイス製造方法 - Google Patents

露光方法及び露光装置、デバイス製造方法

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JP2003347184A JP2002148301A JP2002148301A JP2003347184A JP 2003347184 A JP2003347184 A JP 2003347184A JP 2002148301 A JP2002148301 A JP 2002148301A JP 2002148301 A JP2002148301 A JP 2002148301A JP 2003347184 A JP2003347184 A JP 2003347184A
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度を維持しつつアライメント処理時間を短
縮し、生産性が向上される露光方法及び露光装置、並び
にデバイス製造方法を提供する。 【解決手段】 露光装置EXは、マスクMと感光基板P
とをX軸方向に同期移動しつつ、感光基板Pに対してマ
スクMのパターンを露光する走査型露光装置である。こ
の露光装置EXは、感光基板P上の複数位置に設けられ
たアライメントマークm1〜m6のそれぞれを検出する
複数のアライメント系ALを備え、アライメント系AL
1〜AL6は、非走査方向であるY軸方向に少なくとも
3つ並んで配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクと基板とを
同期移動しつつマスクのパターンを基板に露光する露光
方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示デバイスや半導体デバイスは、
マスク上に形成されたパターンを感光基板上に転写す
る、いわゆるフォトリソグラフィの手法により製造され
る。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置
は、感光基板を載置して2次元移動する基板ステージと
パターンを有するマスクを載置して2次元移動するマス
クステージとを有し、マスク上に形成されたパターンを
マスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながら投
影光学系を介して感光基板に転写するものである。露光
装置としては、感光基板上にマスクのパターン全体を同
時に転写する一括型露光装置と、マスクステージと基板
ステージとを同期走査しつつマスクのパターンを連続的
に感光基板上に転写する走査型露光装置との2種類が主
に知られている。このうち、液晶表示デバイスを製造す
る際には、表示領域の大型化の要求から走査型露光装置
が主に用いられている。
【0003】走査型露光装置には、複数の投影光学系
を、隣り合う投影領域が走査方向で所定量変位するよう
に、且つ隣り合う投影領域の端部(継ぎ部)どうしが走
査方向と直交する方向に重複するように配置した、いわ
ゆるマルチレンズ方式の走査型露光装置(マルチレンズ
スキャン型露光装置)がある。マルチレンズ方式の走査
型露光装置は、良好な結像特性を維持しつつ、装置を大
型化せずに大きな露光領域(パターン形成領域)を得る
ことができる。上記走査型露光装置における各投影光学
系の視野絞りは、例えば台形形状で、走査方向の視野絞
りの開口幅の合計は常に等しくなるように設定されてい
る。そのため、隣り合う投影光学系の継ぎ部が重複して
露光されるので、上記走査型露光装置は、投影光学系の
光学収差や露光照度が滑らかに変化するという利点を有
している。
【0004】図21は、従来のマルチレンズスキャン型
露光装置の一例を示す図である。図21に示すように、
露光装置EXJは、マスクMを支持するマスクステージ
MSTと、感光基板Pを支持する基板ステージPST
と、マスクステージMSTに支持されているマスクMを
露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで
照明されたマスクMのパターンの像を基板ステージPS
Tに支持されている感光基板Pに投影する複数の投影光
学系PLa〜PLgとを備えている。投影光学系PL
a、PLc、PLd、PLgと投影光学系PLb、PL
d、PLfとは2列に千鳥状に配列されており、投影光
学系PLa〜PLgのうち隣り合う投影光学系どうし
(例えば投影光学系PLaとPLb、PLbとPLc)
がX軸方向に所定量変位して配置されている。そして、
投影光学系Pa〜PLgのそれぞれに対応する台形状の
投影領域の継ぎ部が感光基板P上で重複する。マスクス
テージMSTの上方には、マスクMと感光基板Pとのア
ライメントを行うアライメント光学系500A、500
Bが設けられている。アライメント光学系500A、5
00Bは、不図示の駆動機構によりY軸方向に移動可能
となっており、アライメント処理時には照明光学系IL
とマスクMとの間に進入するとともに、走査露光時には
照明領域から退避するようになっている。アライメント
光学系500A、500Bは、マスクMに形成されてい
るマスクアライメントマークを検出するとともに、感光
基板Pに形成されている基板アライメントマークを投影
光学系PLa及びPLgを介して検出する。
【0005】図22〜図24は、露光装置EXJを用い
たアライメント処理手順及び露光処理手順を説明するた
めの図である。ここでは、感光基板P上に4つのデバイ
ス(パターン形成領域)PA1〜PA4を形成する場合
について説明する。図22に示すように、感光基板P上
のパターン形成領域PA1〜PA4のそれぞれの4隅に
はアライメントマークが形成されている。露光装置EX
Jは、まず、図22(a)に示すように、感光基板P上
の第1のパターン形成領域PA1の−X側の2つの基板
アライメントマークm1、m2を、アライメント光学系
500A、500Bにより投影光学系PLa及びPLg
を介して検出する。ここで、アライメント光学系500
A、500Bは、基板アライメントマークm1、m2に
対応したマスクアライメントマーク(図22では不図
示)も同時に検出する。次いで、図22(b)に示すよ
うに、感光基板Pが基板ステージPSTにより−X側に
移動し、アライメント光学系500A、500Bがパタ
ーン形成領域PA1の+X側の2つの基板アライメント
マークm3、m4を投影光学系PLa及びPLgを介し
て検出する。このとき、マスクMもマスクステージMS
Tにより移動し、感光基板Pの基板アライメントマーク
m3、m4に対応したマスクアライメントマークが基板
アライメントマークm3、m4とともに検出される。次
いで、図22(c)に示すように、感光基板Pが基板ス
テージPSTにより−X側に移動し、アライメント光学
系500A、500Bが感光基板Pの第2のパターン形
成領域PA2の基板アライメントマークm1、m2、及
びこれに対応するマスクアライメントマークを検出す
る。次いで、図22(d)に示すように、感光基板Pが
−X側に移動し、アライメント光学系500A、500
Bがパターン形成領域PA2の基板アライメントマーク
m3、m4、及びこれに対応するマスクアライメントマ
ークを検出する。次いで、図23(a)に示すように、
感光基板Pが基板ステージPSTにより−Y側にステッ
プ移動し、アライメント光学系500A、500Bが第
3のパターン形成領域PA3の基板アライメントマーク
m3、m4、及びこれに対応するマスクアライメントマ
ークを検出する。次いで、図23(b)に示すように、
感光基板Pが+X側に移動し、アライメント光学系50
0A、500Bがパターン形成領域PA3の基板アライ
メントマークm1、m2、及びこれに対応するマスクア
ライメントマークを検出する。次いで、図23(c)に
示すように、感光基板Pが+X側に移動し、アライメン
ト光学系500A、500Bが第4のパターン形成領域
PA4の基板アライメントマークm3、m4、及びこれ
に対応するマスクアライメントマークを検出する。次い
で、図23(d)に示すように、感光基板Pが+X側に
移動し、アライメント光学系500A、500Bがパタ
ーン形成領域PA4の基板アライメントマークm1、m
2、及びこれに対応するマスクアライメントマークを検
出する。
【0006】以上のようにして、マスクMと感光基板P
とのステップ移動を繰り返しながら、2つのアライメン
ト光学系500A、500Bが各パターン形成領域PA
1〜PA4のそれぞれの基板アライメントマークm1〜
m4の位置情報、及びマスクアライメントマークの位置
情報を検出する。そして、露光装置EXJでは、アライ
メント光学系500A、500Bの検出結果に基づい
て、各パターン形成領域毎のマスクMと感光基板Pとの
位置誤差、及びシフト、ローテーション、スケーリング
等の像特性を求め、この求めた誤差情報から補正値を算
出し、この補正値に基づいて露光処理が行われる。露光
処理を行う際には、まず、図24(a)に示すように、
最後にアライメント処理を行ったパターン形成領域PA
4に対する露光処理が行われる。すなわち、感光基板P
を支持した基板ステージPSTとマスクMを支持したマ
スクステージMST(図24では不図示)とを−X方向
に同期移動しつつ、マスクMを露光光で照明することに
より、感光基板Pのパターン形成領域PA4に対する露
光処理が行われる。パターン形成領域PA4に対する露
光処理が終了したら、図24(b)に示すように、パタ
ーン形成領域PA3に対する走査露光処理を行うため
に、マスクMと感光基板Pとの位置が設定される。すな
わち、感光基板Pが−X方向に移動するとともに、マス
クM(図24では不図示)が初期位置に戻るために+X
方向に大きく移動する。そして、パターン形成領域PA
3に対する走査露光処理が行われる。パターン形成領域
PA3に対する露光処理が終了したら、図24(c)に
示すように、パターン形成領域PA1に対する走査露光
処理を行うために、マスクMと感光基板Pとの位置が設
定される。すなわち、感光基板Pは基板ステージPST
により+X方向に大きく移動するとともに+Y方向にも
移動し、マスクMは初期位置に戻るために+X側に大き
く移動する。そして、パターン形成領域PA1に対する
走査露光処理が行われる。パターン形成領域PA1に対
する露光処理が終了したら、図24(d)に示すよう
に、パターン形成領域PA2に対する走査露光処理を行
うために、マスクMと感光基板Pとの位置が設定され
る。すなわち、感光基板Pが−X方向に移動するととも
に、マスクMが初期位置に戻るために+X方向に大きく
移動する。そして、パターン形成領域PA2に対する走
査露光処理が行われる。こうして、各パターン形成領域
PA1〜PA4のそれぞれに対する露光処理が終了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の露光装置及び露光方法には以下に述べる問題が
生じるようになった。上述した従来の方法では、4つの
パターン形成領域(デバイス)PA1〜PA4を露光処
理するために、マスクMと感光基板Pとをステップ移動
しつつアライメントマーク検出動作を8回も行う必要が
あり、アライメント処理に要する時間が長かった。1枚
の感光基板Pから製造するデバイスを更に多くしようと
すると、アライメント処理時間は更に長くなる。アライ
メント処理時間が長くなると、露光装置全体の生産性が
低下する。一方、アライメント処理時間を短くするため
に、検出するアライメントマークの数を減らすことも考
えられ、1つのパターン形成領域で検出するアライメン
トマークの数を上記4つから例えば2つに減らしてアラ
イメント処理することも考えれるが、検出するアライメ
ントマークの数を減らすと、スケーリング、ローテーシ
ョン、あるいは直交度等の像特性が精度良く検出され
ず、アライメント精度の低下を招くことになる。アライ
メント精度が低下すると、製造するデバイスのパターン
精度が低下する。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、精度を維持しつつアライメント処理時間を短縮
し、生産性が向上される露光方法及び露光装置、並びに
デバイス製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、実施の形態に示す図1〜図20に対応付け
した以下の構成を採用している。本発明の露光方法は、
マスク(M)と基板(P)とを第1の方向(X)に同期
移動しつつ、基板(P)に対してマスク(M)のパター
ンを露光する露光方法において、基板(P)上に設けら
れた複数のアライメントマーク(m1〜m6)のそれぞ
れに対向するとともに第1の方向(X)と交差する第2
の方向(Y)に少なくとも3つ並んで配置された複数の
アライメント系(AL1〜AL6)が複数のアライメン
トマーク(m1〜m6)を検出し、該検出結果に基づい
てマスク(M)と基板(P)との位置合わせをすること
を特徴とする。また、本発明の露光装置(EX)は、マ
スク(M)と基板(P)とを第1の方向(X)に同期移
動しつつ、基板(P)に対してマスク(M)のパターン
を露光する露光装置において、基板(P)上の複数位置
に設けられたアライメントマーク(m1〜m6)のそれ
ぞれを検出する複数のアライメント系(AL1〜AL
6)を備え、アライメント系(AL1〜AL6)は、第
1の方向(X)と交差する第2の方向(Y)に少なくと
も3つ並んで配置されていることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、マスクと基板との走査方
向である第1の方向に対して交差する非走査方向である
第2の方向にアライメント系を少なくとも3つ並べて配
置したので、検出すべきアライメントマークの数を減ら
すことなく、従来に比べてアライメントマークの検出動
作回数を低減できる。したがって、アライメント精度を
維持しつつアライメント処理時間を短縮できる。
【0011】本発明のデバイス製造方法は、上記記載の
露光方法、あるいは上記記載の露光装置(EX)を用い
て、マスク(M)に描いたデバイスパターンを基板
(P)に露光する工程(204)と、該露光した基板
(P)を現像する工程(204)とを含むことを特徴と
する。
【0012】本発明によれば、高精度でアライメント処
理してから露光処理することにより、製造されるデバイ
スパターン精度を向上できる。更に、アライメント処理
時間が短縮されているので、デバイス製造の際の生産性
を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の露光装置について
図1〜図7を参照しながら説明する。図1は本発明の露
光装置の一実施形態を示す概略斜視図、図2は概略構成
図である。図1及び図2において、露光装置EXは、パ
ターンが形成されたマスクMを支持するマスクステージ
MSTと、感光基板Pを支持する基板ステージPST
と、マスクステージMSTに支持されたマスクMを露光
光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明
されたマスクMのパターンの像を基板ステージPSTに
支持されている感光基板Pに投影する投影光学系PL
と、感光基板Pに設けられているアライメントマークを
検出するアライメント系ALとを備えている。マスクス
テージMSTに支持されているマスクMと、基板ステー
ジPSTに支持されている感光基板Pとは、投影光学系
PLを介して共役な位置関係に配置される。照明光学系
ILは複数、本実施形態では7つの照明系モジュールI
M(IMa〜IMg)を有している。また、投影光学系
PLも、照明系モジュールIMの数に対応して複数、本
実施形態では7つの投影光学系PLa〜PLgを有して
いる。投影光学系PLa〜PLgのそれぞれは、照明系
モジュールIMa〜IMgのそれぞれに対応して配置さ
れている。感光基板Pはガラスプレート(ガラス基板)
に感光剤(フォトレジスト)を塗布したものである。
【0014】ここで、本実施形態に係る露光装置EX
は、露光光ELに対してマスクMと感光基板Pとを同期
移動して走査露光する走査型露光装置であり、以下の説
明において、投影光学系PLの光軸方向をZ軸方向、Z
軸方向に垂直な方向でマスクM及び感光基板Pの同期移
動方向をX軸方向(第1の方向、走査方向)、Z軸方向
及びX軸方向(走査方向)と直交する方向をY軸方向
(第2の方向、非走査方向)とする。また、X軸まわ
り、Y軸まわり、Z軸まわりのそれぞれの方向をθX方
向、θY方向、θZ方向とする。
【0015】図2に示すように、照明光学系ILは、超
高圧水銀ランプ等からなる光源1と、光源1から射出さ
れた光束を集光する楕円鏡1aと、この楕円鏡1aによ
って集光された光束のうち露光に必要な波長の光束を反
射し、その他の波長の光束を透過させるダイクロイック
ミラー2と、ダイクロイックミラー2で反射した光束の
うち更に露光に必要な波長(通常は、g、h、i線のう
ち少なくとも1つの帯域)のみを通過させる波長選択フ
ィルタ3と、波長選択フィルタ3からの光束を複数本、
本実施形態では7本に分岐して、反射ミラー5を介して
各照明系モジュールIMa〜IMgに入射させるライト
ガイド4とを備えている。
【0016】照明系モジュールIMは複数、本実施形態
ではIMa〜IMgの7つ設けられており(但し、図2
においては、便宜上照明系モジュールIMgに対応する
もののみ示している)、照明光学系IMa〜IMgのそ
れぞれは、X軸方向とY軸方向とに一定の間隔を持って
配置されている。そして、これら複数の照明系モジュー
ルIMa〜IMgのそれぞれから射出した露光光EL
は、マスクM上の異なる小領域(照明光学系の照明領
域)をそれぞれ照明する。
【0017】照明系モジュールIMa〜IMgのそれぞ
れは、照明シャッタ6と、リレーレンズ7と、オプティ
カルインテグレータとしてのフライアイレンズ8と、コ
ンデンサレンズ9とを備えている。照明シャッタ6は、
ライトガイド4の光路下流側に、光路に対して進退自在
に配置されている。照明シャッタ6は、光路を遮蔽した
ときにこの光路からの光束を遮光して、光路を解放した
ときに光束への遮光を解除する。照明シャッタ6には、
この照明シャッタ6を光束の光路に対して進退移動させ
るシャッタ駆動部6aが接続されている。シャッタ駆動
部6aは制御装置CONTにより制御される。
【0018】また、照明系モジュールIMa〜IMgの
それぞれには光量調整機構10が設けられている。この
光量調整機構10は、光路毎に光束の照度を設定するこ
とにより各光路の露光量を調整するものであって、ハー
フミラー11と、ディテクタ12と、フィルタ13と、
フィルタ駆動部14とを備えている。ハーフミラー11
は、フィルタ13とリレーレンズ7との間の光路中に配
置され、フィルタ13を透過した光束の一部をディテク
タ12へ入射する。ディテクタ12のそれぞれは、常
時、入射した光束の照度を独立して検出し、検出した照
度信号を制御装置CONTへ出力する。
【0019】図3に示すように、フィルタ13は、ガラ
ス板13a上にCr等ですだれ状にパターンニングされ
たものであって、透過率がX軸方向に沿ってある範囲で
線形に漸次変化するように形成されており、各光路中の
照明シャッタ6とハーフミラー11との間に配置されて
いる。
【0020】これらハーフミラー11、ディテクタ1
2、及びフィルタ13は、複数の光路毎にそれぞれ配設
されている。フィルタ駆動部14は制御装置CONTの
指示に基づいてフィルタ13をX軸方向に移動する。そ
して、フィルタ13をフィルタ駆動部14により移動す
ることで各光路毎の光量が調整される。
【0021】光量調整機構10を透過した光束はリレー
レンズ7を介してフライアイレンズ8に達する。フライ
アイレンズ8は射出面側に二次光源を形成し、コンデン
サレンズ9を介してマスクMの照明領域を均一な照度で
照射することができる。そして、コンデンサレンズ9を
通過した露光光ELは、照明系モジュールのうち、直角
プリズム16と、レンズ系17と、凹面鏡18とを備え
た反射屈折型光学系15を通過した後、マスクMを所定
の照明領域で照明する。マスクMは、照明系モジュール
IMa〜IMgを透過した各露光光ELにより異なる照
明領域でそれぞれ照明される。
【0022】マスクMを支持するマスクステージMST
は、一次元の走査露光を行うべくX軸方向に長いストロ
ークと、走査方向と直交するY軸方向に所定距離のスト
ロークとを有している。図2に示すように、マスクステ
ージMSTは、このマスクステージMSTをX軸方向及
びY軸方向に移動するマスクステージ駆動部MSTDを
備えている。マスクステージ駆動部MSTDは制御装置
CONTにより制御される。
【0023】図1に示すように、マスクステージMST
上のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの端縁には、直交
する方向に移動鏡32a、32bがそれぞれ設けられて
いる。移動鏡32aには、複数、本実施形態では2つの
レーザー干渉計Mx1、Mx2が対向して配置されてい
る。また、移動鏡32bにはレーザー干渉計My1が対
向して配置されている。レーザー干渉計Mx1、Mx2
のそれぞれは移動鏡32aにレーザー光を照射し、移動
鏡32aとの距離を検出する。レーザー干渉計Mx1、
Mx2の検出結果は制御装置CONTに出力され、制御
装置CONTはレーザー干渉計Mx1、Mx2の検出結
果に基づいて、マスクステージMSTのX軸方向におけ
る位置、及びZ軸まわりの回転量を求める。また、レー
ザー干渉計My1は移動鏡32bにレーザー光を照射
し、移動鏡32bとの距離を検出する。レーザー干渉計
My1の検出結果は制御装置CONTに出力され、制御
装置CONTはレーザー干渉計My1の検出結果に基づ
いて、マスクステージMSTのY軸方向における位置を
求める。そして、制御装置CONTは、レーザー干渉計
Mx1、Mx2、及びMy1の出力からマスクステージ
MSTの位置(姿勢)をモニタし、マスクステージ駆動
部MSTDを制御することでマスクステージMSTを所
望の位置(姿勢)に設定する。
【0024】マスクMを透過した露光光ELは、投影光
学系PLa〜PLgのそれぞれに入射する。投影光学系
PLa〜PLgは、マスクMの照明領域に存在するパタ
ーン像を感光基板Pに結像し、感光基板Pの特定領域
(投影領域)にパターン像を投影露光するものであり、
各照明系モジュールIMa〜IMgに対応して設けられ
ている。
【0025】図1に示すように、複数の投影光学系PL
a〜PLgのうち、投影光学系PLa、PLc、PL
e、PLgと投影光学系PLb、PLd、PLfとが2
列に千鳥状に配列されている。すなわち、千鳥状に配置
されている各投影光学系PLa〜PLgは、隣合う投影
光学系どうし(例えば投影光学系PLaとPLb、PL
bとPLc)をY軸方向に所定量変位させて配置されて
いる。これら各投影光学系PLa〜PLgは照明系モジ
ュールIMa〜IMgから射出しマスクMを透過した複
数の露光光ELを透過させ、基板ステージPSTに載置
されている感光基板PにマスクMのパターン像を投影す
る。すなわち、各投影光学系PLa〜PLgを透過した
露光光ELは、感光基板P上の異なる投影領域にマスク
Mの照明領域に対応したパターン像を所定の結像特性で
結像する。
【0026】図2に示すように、投影光学系PLa〜P
Lgのそれぞれは、像シフト機構19と、2組の反射屈
折型光学系21、22と、視野絞り20と、倍率調整機
構23とを備えている。像シフト機構19は、例えば、
2枚の平行平面板ガラスがそれぞれX軸まわりもしくは
Y軸まわりに回転することで、マスクMのパターン像を
Y軸方向もしくはX軸方向にシフトする。マスクMを透
過した露光光ELは像シフト機構19を透過した後、1
組目の反射屈折型光学系21に入射する。
【0027】反射屈折型光学系21は、マスクMのパタ
ーンの中間像を形成するものであって、直角プリズム2
4とレンズ系25と凹面鏡26とを備えている。直角プ
リズム24はZ軸まわりに回転自在となっており、マス
クMのパターン像を回転可能となっている。
【0028】この中間像位置には、視野絞り20が配置
されている。視野絞り20は、感光基板P上での投影領
域を設定するものであり、投影光学系PLにおいてマス
クMと感光基板Pとに対してほぼ共役な位置に配置され
ている。視野絞り20を透過した光束は、2組目の反射
屈折型光学系22に入射する。反射屈折型光学系22
は、反射屈折型光学系21と同様、直角プリズム27と
レンズ系28と凹面鏡29とを備えている。直角プリズ
ム27もZ軸まわりに回転自在となっており、マスクM
のパターン像を回転可能となっている。
【0029】反射屈折型光学系22から射出した露光光
ELは、倍率調整機構23を通過し、感光基板P上にマ
スクMのパターン像を正立等倍で結像する。倍率調整機
構23は、例えば、平凸レンズ、両凸レンズ、平凸レン
ズの3枚のレンズから構成され、平凸レンズと平凹レン
ズとの間に位置する両凸レンズをZ方向に移動させて相
対位置を変化させることにより、マスクMのパターン像
の倍率を変化させる。
【0030】感光基板Pを支持する基板ステージPST
は基板ホルダを有しており、基板ホルダを介して感光基
板Pを保持する。基板ステージPSTは、マスクステー
ジMSTと同様に、一次元の走査露光を行うべくX軸方
向に長いストロークと、走査方向と直交するY軸方向に
ステップ移動するための長いストロークとを有してお
り、図2に示すように、この基板ステージPSTをX軸
方向及びY軸方向に移動する基板ステージ駆動部PST
Dを備えている。基板ステージ駆動部PSTDは制御装
置CONTにより制御される。更に、基板ステージPS
TはZ軸方向、及びθX、θY、θZ方向にも移動可能
となっている。
【0031】図1に示すように、基板ステージPST上
のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの端縁には、直交す
る方向に移動鏡34a、34bがそれぞれ設置されてい
る。Y軸方向に延在する移動鏡34aには、複数、本実
施形態では2つのレーザー干渉計Px1、Px2が対向
して配置されている。また、X軸方向に延在する移動鏡
34bには、複数、本実施形態では3つのレーザー干渉
計Py1、Py2、Py3が対向して配置されている。
ここで、複数のレーザー干渉計Py1〜Py3のそれぞ
れは、X軸方向に沿って等間隔に並んで設けられてい
る。レーザー干渉計Px1、Px2のそれぞれは移動鏡
34aにレーザー光を照射し、移動鏡34aとの距離を
検出する。レーザー干渉計Px1、Px2の検出結果は
制御装置CONTに出力され、制御装置CONTはレー
ザー干渉計Px1、Px2の検出結果に基づいて、基板
ステージPSTのX軸方向における位置、及びZ軸まわ
りの回転量を求める。また、レーザー干渉計Py1〜P
y3は移動鏡34bにレーザー光を照射し、移動鏡34
bとの距離を検出する。レーザー干渉計Py1〜Py3
の検出結果は制御装置CONTに出力され、制御装置C
ONTはレーザー干渉計Py1〜Py3それぞれの検出
結果に基づいて、基板ステージPSTのY軸方向におけ
る位置を求める。そして、制御装置CONTは、レーザ
ー干渉計Px1、Px2、及びPy1〜Py3の出力か
ら基板ステージPSTの位置(姿勢)をモニタし、基板
ステージ駆動部PSTDを制御することで基板ステージ
PSTを所望の位置(姿勢)に設定する。
【0032】マスクステージ駆動部MSTD及び基板ス
テージ駆動部PSTDは制御装置CONTによりそれぞ
れ独立して制御され、マスクステージMST及び基板ス
テージPSTは、マスクステージ駆動部MSTD及び基
板ステージ駆動部PSTDのそれぞれの駆動のもとで、
それぞれ独立して移動可能となっている。そして、制御
装置CONTは、マスクステージMST及び基板ステー
ジPSTの位置をモニターしながら、両駆動部PST
D、MSTDを制御することにより、マスクMと感光基
板Pとを投影光学系PLに対して、任意の走査速度(同
期移動速度)でX軸方向に同期移動するようになってい
る。
【0033】感光基板P上での投影光学系PLa〜PL
gの投影領域50a〜50gのそれぞれは、所定形状、
本実施形態では台形形状に設定される。図1に示すよう
に、投影領域50a、50c、50e、50gと、投影
領域50b、50d、50fとは、X軸方向に対向して
配置されている。さらに、投影領域50a〜50gは、
隣り合う投影領域の端部(境界部、継ぎ部)どうしがY
軸方向に重なり合うように並列配置される。、そして、
投影領域50a〜50gの境界部どうしをY軸方向に重
なり合うように並列配置することにより、X軸方向の投
影領域の幅の総計がほぼ等しくなるように設定されてい
る。こうすることにより、X軸方向に走査露光したとき
の露光量が等しくなるようになっている。このように、
各投影光学系PLa〜PLgによる投影領域50a〜5
0gのそれぞれが重なり合う重複領域(継ぎ部)を設け
ることにより、継ぎ部における光学収差の変化や照度変
化を滑らかにすることができる。
【0034】次に、アライメント系ALについて説明す
る。アライメント系ALは、感光基板Pに設けられてい
るアライメントマーク(基板アライメントマーク)を検
出するものであって、図1及び図2に示すように、2列
に配置されている投影光学系PLa、PLc、PLe、
PLgと、投影光学系PLb、PLd、PLfとの間で
感光基板Pに対向するように設けられている。アライメ
ント系ALは、Y軸方向(第2の方向)に複数並んで配
置されており、感光基板P上に設けられた複数の基板ア
ライメントマークを検出する。また、2列に配置されて
いる投影光学系PLa、PLc、PLe、PLgと、投
影光学系PLb、PLd、PLfとの間には、感光基板
Pに対向し、この感光基板PのZ軸方向における位置を
検出する基板側オートフォーカス検出系(AF検出系)
60と、マスクMに対向し、このマスクMのZ軸方向に
おける位置を検出するマスク側オートフォーカス検出系
70とが設けられている。基板側AF検出系60及びマ
スク側AF検出系70のそれぞれも、Y軸方向に複数並
んで配置されている。ここで、複数のアライメント系A
L、基板側AF検出系60、及びマスク側AF検出系7
0は、図1に示すようにハウジングHに支持されてユニ
ット化されている。以下の説明において、ハウジングH
に支持されたAF検出系60、70、及びアライメント
系ALを、適宜「アライメントユニット」と称する。
【0035】図4は、アライメントユニットUの斜視図
である。また、図5は、アライメントユニットUのうち
アライメント系AL、基板側AF検出系60、及びマス
ク側AF検出系70と、マスクM及び感光基板Pとの位
置関係を説明するための図である。ここで、図5(a)
はマスクMとマスク側AF検出系70との位置関係を示
す図であり、図5(b)は図4のアライメントユニット
UのA−A矢視断面図であり、図5(c)は感光基板P
を支持する基板ステージPSTを上側(+Z側)から見
た平面図である。そして、図5(a)に示すマスク側A
F検出系70は、図4のB−B断面矢視図に相当する。
図4及び図5(b)に示すように、アライメント系AL
(AL1〜AL6)は、非走査方向であるY軸方向に複
数、本実施形態では6つ並んで配置されている。アライ
メント系AL1〜AL6は、2列に配置されている投影
光学系PLa、PLc、PLe、PLgと、投影光学系
PLb、PLd、PLfとの間において、この投影光学
系PLa〜PLgの投影領域50a〜50gの並び方向
に沿うように配置されている。
【0036】図5(b)に示すように、Y軸方向に複数
並んだアライメント系AL1〜AL6のうち、Y軸方向
中央のアライメント系AL2〜AL5は投影光学系PL
(PLa〜PLg)の内側に設けられ、Y軸方向両側の
アライメント系AL1、AL6は投影光学系PLの外側
に設けられている。ここで、図5(b)及び(c)に示
すように、複数のアライメント系AL1〜AL6のう
ち、外側2つのアライメント系AL1とAL6との間隔
は、感光基板PのY軸方向の長さとほぼ等しく設定され
ている。また、図5(a)及び(b)に示すように、外
側2つのアライメント系AL1とAL6との間隔は、マ
スクMのY軸方向の長さよりも長く(マスクMのY軸方
向の長さ以上に)設定されている。
【0037】一方、感光基板Pには、図5(c)に示す
ように、アライメント処理に用いられる複数のアライメ
ントマーク(基板アライメントマーク)m1〜m6が設
けられている。本実施形態において、感光基板P上には
Y軸方向に6つ並んだアライメントマークm1〜m6が
X軸方向の6箇所に間隔をおいて形成されており、全部
で36個のアライメントマークが形成されている。な
お、図ではアライメントマークは「●」として示されて
いるが、例えば十字状「+」でもボックスマーク「□」
でもよい。
【0038】本実施形態では、感光基板P上においてY
軸方向に6つ並んだアライメントマークm1〜m6に対
応してアライメント系AL1〜AL6が設けられてい
る。そして、これら6つのアライメント系AL1〜AL
6のそれぞれとアライメントマークm1〜m6のそれぞ
れとが対向するように設定され、アライメント系AL1
〜AL6はアライメントマークm1〜m6のそれぞれに
対向した状態で、これらアライメントマークm1〜m6
のそれぞれを同時に検出可能である。すなわち、本実施
形態では、感光基板Pに形成されているアライメントマ
ークm1〜m6の配置(間隔)に基づいてアライメント
系AL1〜AL6の配置(間隔)が設定される。
【0039】図4及び図5(b)に示すように、アライ
メント系AL1〜AL6のX軸方向両側には、複数の基
板側AF検出系60(60a〜60g)が設けられてい
る。本実施形態において、基板側AF検出系は60a〜
60gの7つ設けられている。基板側AF検出系60a
〜60gは、基板ステージPSTに支持された感光基板
Pに対向する位置に設けられており、感光基板Pの露光
面に直交する方向、すなわちZ軸方向における位置をそ
れぞれ検出する。複数の基板側AF検出系60a〜60
gのうち、AF検出系60a、60b、60d、60
f、60gがY軸方向に並んで配置されているととも
に、AF検出系60c、60eがY軸方向に並んで配置
されている。そして、これら2列のAF検出系60a、
60b、60d、60f、60gとAF検出系60c、
60eとがアライメント系AL(AL1〜AL6)を挟
むように配置されている。
【0040】複数の基板側AF検出系60a〜60gの
うち、Y軸方向中央の基板側AF検出系60b〜60f
は投影光学系PL(PLa〜PLg)の内側に設けら
れ、Y軸方向両側の基板側AF検出系60a、60gは
投影光学系PL(PLa〜PLg)の外側に設けられて
いる。ここで、外側の基板側AF検出系60a、60g
のそれぞれは、複数のアライメント系AL1〜AL6の
うち外側2つのアライメント系AL1、AL6のそれぞ
れに隣接して設けられている。外側2つの基板側AF検
出系60a、60gの間隔も、感光基板PのY軸方向の
長さとほぼ等しく設定されている。また、投影光学系P
Lの内側に設けられている基板側AF検出系60b〜6
0fは2列に千鳥状に配列されており、Y軸方向におい
てほぼ等間隔に設けられている。
【0041】基板側AF検出系60a〜60gのそれぞ
れの検出結果は制御装置CONTに出力され、制御装置
CONTは基板側AF検出系60a〜60gの検出結果
に基づいて、感光基板PのZ軸方向における位置を求め
る。更に、基板側AF検出系60a〜60gはX軸方向
及びY軸方向のそれぞれにおいて2次元的に配置されて
いるので、制御装置CONTは複数の基板側AF検出系
60a〜60gの検出結果に基づいて、感光基板PのX
軸まわり方向及びY軸まわり方向における姿勢を求める
ことができる。制御装置CONTは、求めたZ軸方向に
おける位置、及びX軸、Y軸まわり方向における姿勢に
基づいて、基板ステージ駆動部PSTDを駆動し、感光
基板PのZ軸方向における位置の調整、及びX軸、Y軸
まわり方向における姿勢の調整、すなわちレベリング調
整を行う。
【0042】図4及び図5(a)に示すように、アライ
メントユニットUには、複数のマスク側AF検出系70
(70a〜70d)が設けられている。本実施形態にお
いて、マスク側AF検出系は70a〜70dの4つ設け
られている。マスク側AF検出系70a〜70dは、マ
スクステージMSTに支持されたマスクMに対向する位
置に設けられており、マスクMのパターン形成面に直交
する方向、すなわちZ軸方向における位置をそれぞれ検
出する。複数のマスク側AF検出系70a〜70dのそ
れぞれはY軸方向に等間隔で並んで配置されている。こ
こで、図5(a)に示すように、マスク側AF検出系7
0a〜70dは投影光学系PL(PLa〜PLg)の内
側に設けられ、外側2つのマスク側AF検出系70a、
70dの間隔は、マスクMのY軸方向の長さとほぼ等し
く設定されている。
【0043】図6はアライメント系AL1の概略構成図
である。なお、他のアライメント系AL2〜AL6も、
アライメント系AL1と同等の構成である。図6に示す
ように、アライメント系AL1は、アライメント用検出
光を射出するハロゲンランプからなるアライメント用光
源81と、光源81から射出した検出光をリレーレンズ
83に導く光ファイバからなるライトガイド82と、リ
レーレンズ83の光路下流側に設けられたハーフミラー
84と、ハーフミラー84と検出対象である感光基板P
(アライメントマークm1〜m6)との間に設けられ、
ハーフミラー84を通過した検出光を感光基板P上に照
射する対物レンズ85と、検出光の照射により感光基板
P(アライメントマーク)で発生した反射光がハーフミ
ラー84を介して導かれる偏向ミラー86と、偏向ミラ
ー86からの反射光を分岐するビームスプリッタ(分岐
装置)87と、ビームスプリッタ87で分岐された2つ
の光束のうち一方の光束が入射する低倍率アライメント
受光系88と、他方の光束が入射する高倍率アライメン
ト受光系89とを備えている。低倍率アライメント受光
系88は、低倍用レンズ系88Aと、低倍用撮像素子
(CCD)88Bとを有しており、感光基板P上の広い
領域を所定の精度で計測可能である。高倍率アライメン
ト受光系89は、高倍用レンズ系89Aと、高倍用撮像
素子(CCD)89Bとを有しており、感光基板Pの狭
い領域を高精度で計測可能である。これら低倍率アライ
メント受光系88Aと高倍率アライメント受光系88B
とは同軸に配置されている。そして、アライメント用検
出光の感光基板P(基板アライメントマーク)に対する
照射により発生した光(反射光)は、低倍率アライメン
ト受光系88と高倍率アライメント受光系89とのそれ
ぞれに受光される。
【0044】低倍率アライメント受光系88は、アライ
メント用検出光により照射された感光基板Pの広い領域
からの光情報に基づいて、アライメントマークm1(m
2〜m6)の位置情報をラフな精度で検出するサーチア
ライメント処理を行う。一方、高倍率アライメント受光
系89は、アライメント用検出光により照射された感光
基板Pの狭い領域からの光情報に基づいて、アライメン
トマークm1(m2〜m6)の位置情報を高い精度で検
出するファインアライメント処理を行う。低倍率アライ
メント受光系88及び高倍率アライメント受光系89の
それぞれは受光信号を制御装置CONTに出力し、制御
装置CONTはアライメント受光系88、89それぞれ
の受光信号に基づいて画像処理を行い、マーク位置情報
を求める。ここで、制御装置CONTでは、低倍率アラ
イメント受光系88によるサーチアライメント処理結果
を参照し、高倍率アライメント受光系89によるファイ
ンアライメント処理を行う。
【0045】アライメント系ALによりマーク位置情報
を求める際、画像処理によりマークのエッジ情報からマ
ーク位置を求める。なお、マーク位置を求める方法とし
てパターンマッチング法を用いるようにしてもよい。す
なわち、制御装置CONTは、テンプレート画像を記憶
した記憶装置(不図示)を接続しており、パターンマッ
チングによってテンプレートに一致するパターンの座標
(ステージの移動座標系での位置)を求める。制御装置
CONTは、この座標値を用いてつなぎ露光時や重ね合
わせ露光時に生じたずれ量を求め、次回以降の露光の際
には基板ステージ駆動部PSTDに補正パラメータを与
えることにより、位置合わせ精度を高める。
【0046】上記アライメント系AL1(AL2〜AL
6)では、光源81、ライトガイド82、及びリレーレ
ンズ系83がアライメント系の送光系を構成しており、
ビームスプリッタ87、低倍率アライメント受光系8
8、及び高倍率アライメント受光系89がアライメント
系の受光系を構成している。なお、光源81は複数のア
ライメント系AL1〜AL6のそれぞれに設ける構成で
もよいし、1つの光源81から射出された光を複数のラ
イドガイド(光ファイバ)82で分岐し、この分岐した
複数の光をアライメント系AL1〜AL6のそれぞれに
供給する構成としてもよい。また、アライメント用検出
光は感光基板Pのレジストに対して非感光性であること
が望ましく、ハロゲンランプからなる光源81より射出
された光(白色光)のうち、特定の波長の光をカットす
るフィルタを、光源81と感光基板Pとの間の光路上に
設ける構成としてもよい。
【0047】図7は基板側AF検出系60aを示す概略
構成図である。なお、他の基板側AF検出系60b〜6
0g、及びマスク側AF検出系70a〜70dも、AF
検出系60aと同等の構成である。図7に示すように、
AF検出系60aは、AF用検出光を射出するLEDか
らなるAF用光源61と、光源61から射出した検出光
が入射される送光レンズ系62と、送光レンズ系62を
通過した光を、検出対象である感光基板P(あるいはマ
スクM)に傾斜方向から導くミラー63と、ミラー63
を介して照射された検出光に基づき感光基板P(あるい
はマスクM)で発生した反射光を受光レンズ系65に導
くミラー64と、受光レンズ系65を通過した光を受光
する撮像素子(CCD)66とを備えている。送光レン
ズ系62は、検出光を例えばスリット状に整形してから
感光基板Pに照射する。ここで、図7に示すように、検
出対象である感光基板PのZ軸方向における位置がΔZ
変位すると、傾斜方向から照射されたスリット状の検出
光は、撮像素子66におけるX軸方向における結像位置
をΔX変位させる。撮像素子66の撮像信号は制御装置
CONTに出力され、制御装置CONTは撮像素子66
による撮像位置の基準位置に対する変位量ΔXに基づい
て、感光基板PのZ軸方向における変位量ΔZを求め
る。ここで、受光レンズ系65の入射面から射出面側へ
の倍率がN倍(例えば10倍)に設定されていると、撮
像素子66は、感光基板Pの変位ΔZに対してN倍(1
0倍)の感度で検出可能となる。
【0048】上記AF検出系60a(60b〜60g、
70a〜70d)では、光源61、送光レンズ系62、
及びミラー63がAF検出系の送光系を構成しており、
ミラー64、受光レンズ系65、及び撮像素子66がA
F検出系の受光系を構成している。なお、光源61は複
数のAF検出系60a〜60g(70a〜70d)のそ
れぞれに設ける構成でもよいし、1つの光源61から射
出された光を複数のライドガイド(光ファイバ)で分岐
し、この分岐した複数の光を複数のAF検出系のそれぞ
れに供給する構成としてもよい。また、AF用検出光も
感光基板Pのレジストに対して非感光性であることが望
ましく、光源61より射出された光のうち、特定の波長
の光をカットするフィルタを、光源61と感光基板Pと
の間の光路上に設ける構成としてもよい。
【0049】ところで、本実施形態におけるアライメン
ト系ALはオフアクシス方式であり、アライメント処理
を行うに際し、マスクMと基板アライメント系ALとの
相対位置であるベースライン量が計測される。以下、ベ
ースライン計測方法について説明する。図1、図2及び
図5に示すように、マスクMにはベースライン計測用の
マーク(マスク側AISマーク)90が設けられてお
り、基板ステージPSTにはベースライン計測用のマー
ク(基板側AISマーク)91を有する基準部材92が
設けられている。基板側AISマーク91のZ軸方向に
おける形成位置(高さ)は、感光基板Pの表面(露光
面)と略一致するように設定されている。また、マスク
側AISマーク90は、マスクMの特定位置(例えば中
心位置)に対して所定の位置関係で設けられている。マ
スク側AISマーク90と基板側AISマーク91とは
対応しており、それぞれY軸方向に複数並んで設けられ
ている。また、図2に示すように、基準部材92の下方
には、基準部材92を通過した光を受光可能なAIS受
光系94が基板ステージPSTに埋設されている。AI
S受光系94は、レンズ系95と、レンズ系95を介し
た光を受光する撮像素子(CCD)96とを備えてい
る。
【0050】次に、図8を参照しながらベースライン計
測手順を説明する。図8(a)に示すように、基板側A
F検出系60が基板ステージPSTに設けられている基
板側AISマーク91を有する基準部材92との距離を
検出するとともに、マスク側AF検出系70がマスク側
AISマーク90を有するマスクMとの距離を検出す
る。制御装置CONTは、基板側AF検出系60及びマ
スク側AF検出系70それぞれの検出結果に基づいて、
マスクMと基準部材92との距離を求める(ステップS
A1)。このとき、マスクMを支持しているマスクステ
ージMSTの位置はレーザ干渉計Mx1、Mx2、My
1により検出され、基板ステージPSTの位置はレーザ
干渉計Px1、Px2、Py1により検出されている。
つまり、マスクM(マスクステージMST)はレーザ干
渉計My1、基板ステージPSTはレーザ干渉計Py
1、Py2、Py3のいずれかでY軸方向座標も検出す
る。
【0051】次いで、図8(b)に示すように、制御装
置CONTは、いわゆるスルー・ザ・レンズ(TTL)
方式により、撮像素子96でマスクMのAISマーク9
0と基板ステージPST上のAISマーク91とを検出
し、この検出結果に基づいてマスクMと基板ステージP
STとの相対位置を求める(ステップSA2)。具体的
には、制御装置CONTは、撮像素子96でマスク側A
ISマーク90の像と基板側AISマーク91の像とが
一致するようにマスクステージMST及び基板ステージ
PSTを移動し、照明光学系ILでマスクMのマスク側
AISマーク90を照明する。マスクMを通過した照明
光(露光光)は投影光学系PLを通過するとともに基板
側AISマーク91を通過し撮像素子96に導かれる。
ここで、制御装置CONTは、ステップSA1で求めた
マスクMと基準部材92との距離に基づいて、基板ステ
ージPSTのZ軸方向における位置や投影光学系PLの
像特性を調整し、マスク側AISマーク90及び基板側
AISマーク91のそれぞれの像を撮像素子96で結像
させる(ピントを合わせる)。このとき、マスクMを支
持しているマスクステージMSTの位置はレーザ干渉計
Mx1、Mx2、My1により検出され、基板ステージ
PSTの位置はレーザ干渉計Px1、Px2、Py1に
より検出されている。なお、露光光を用いて撮像素子9
6でAISマーク90、91を撮像する際、撮像素子9
6上で最適な光量(照度)が得られるように、例えば、
照明光学系IL内のフィルタ13を駆動することができ
る。
【0052】次に、図8(c)に示すように、制御装置
CONTは基板ステージPSTを移動し、アライメント
系ALの計測領域中心(具体的には計測領域に設けられ
ている指標マーク)に基板ステージPSTのAISマー
ク91を一致させ、このときの基板ステージPSTの位
置をレーザ干渉計Px1、Px2、Py1で検出する
(ステップSA3)。ステップSA2及びステップSA
3で求めたレーザ干渉計によるステージ位置検出結果か
ら、マスクMとアライメント系ALとの相対位置である
ベースライン量が求められる。そして、求めたベースラ
イン量に基づいて、制御装置CONTは、基板ステージ
PST上に載置された感光基板Pをアライメント系AL
によりマスクMに対して位置合わせ(アライメント)す
る。
【0053】なお、ベースライン計測は、露光処理開始
毎に行ってもよいし、所定時間間隔毎(例えば10時間
毎、1日毎など)、及び予め設定した所定ロット数毎に
行うようにしてもよい。また、上記AISマーク90、
91の像を撮像素子96で撮像しつつ、投影光学系PL
(PLa〜PLg)の像シフト機構19、倍率調整機構
23、及びローテーション調整機構としての直角プリズ
ム24、27を駆動し、投影光学系PLa〜PLgそれ
ぞれのシフト、スケーリング、及びローテーションとい
った像特性を調整することができる。
【0054】次に、上述したアライメント系ALを有す
る露光装置EXにより、マスクMと感光基板Pとをアラ
イメントする方法、及びマスクMのパターンを感光基板
Pに露光する方法について説明する。本実施形態では、
図9に示すように、感光基板P上に9つのパターン形成
領域(露光領域)PA1〜PA9を設定し、これらパタ
ーン形成領域PA1〜PA9のそれぞれに対して露光処
理し、デバイスを形成するものとする。ここで、複数の
パターン形成領域PA1〜PA9のうち、パターン形成
領域PA1〜PA3がY軸方向(第2の方向)に3つ並
んで設定され、パターン形成領域PA4〜PA6がY軸
方向に3つ並んで設定され、パターン形成領域PA7〜
PA9がY軸方向に3つ並んで設定されている。これら
パターン形成領域PA1〜PA9のそれぞれは、X軸方
向における大きさのほうがY軸方向より大きく設定され
ている。そして、Y軸方向に並んだ複数のアライメント
マークm1〜m6のうち、アライメントマークm1、m
2がパターン形成領域PA3、PA6、PA9に配置さ
れ、アライメントマークm3、m4がパターン形成領域
PA2、PA5、PA8に配置され、アライメントマー
クm5、m6がパターン形成領域PA1、PA4、PA
7に配置されるように、アライメントマークm1〜m6
のそれぞれの間隔が予め設定されている。そして、Y軸
方向に並んだアライメントマークm1〜m6が、X軸方
向に予め設定された間隔をおいて配置されていることに
より、パターン形成領域PA3、PA6、PA9のそれ
ぞれの4隅にアライメントm1、m2が配置され、パタ
ーン形成領域PA2、PA5、PA8のそれぞれの4隅
にアライメントm3、m4が配置され、パターン形成領
域PA1、PA4、PA7のそれぞれの4隅にアライメ
ントm5、m6が配置される。
【0055】以下、図10〜図15、及び図16、図1
7のフローチャート図を参照しながらアライメント処理
手順及び露光処理手順について説明する。図8を用いて
説明したようにベースライン計測が行われた後、図10
(a)に示すように、制御装置CONTは、基板ステー
ジPSTを移動し、感光基板Pに設けられている−X側
から1列目のアライメントマークm1〜m6のそれぞれ
とアライメント系AL1〜AL6のそれぞれとを対向さ
せる。前述したように、本実施形態では、感光基板Pに
形成されているアライメントマークm1〜m6の配置
(間隔)に基づいてアライメント系AL1〜AL6の配
置(間隔)が設定されているため、アライメント系AL
1〜AL6は−X側から1列目のアライメントマークm
1〜m6のそれぞれに対向した状態で、Y軸方向に複数
並んだパターン形成領域(露光領域)PA1〜PA3の
それぞれに対応するアライメントマークm1〜m6を同
時に検出する(ステップSB1)。このとき、パターン
形成領域PA1には2つのアライメントマークm5、m
6が配置され、パターン形成領域PA2には2つのアラ
イメントマークm3、m4が配置され、パターン形成領
域PA3には2つのアライメントマークm5、m6が配
置されており、これらアライメントマークに対応するよ
うに、パターン形成領域PA1に対して2つのアライメ
ント系AL5、AL6が配置され、パターン形成領域P
A2に対して2つのアライメント系AL3、AL4が配
置され、パターン形成領域PA3に対して2つのアライ
メント系AL1、AL2が配置されている。すなわち、
複数のアライメント系AL1〜AL6は、Y軸方向に並
ぶパターン形成領域(露光領域)PA1〜PA3(PA
4〜PA6、PA7〜PA9)のそれぞれに対応して2
つずつ配置されている構成となっている。
【0056】次いで、図10(b)に示すように、制御
装置CONTは、基板ステージPSTを−X方向に移動
し、感光基板Pに設けられている−X側から2列目のア
ライメントマークm1〜m6のそれぞれとアライメント
系AL1〜AL6のそれぞれとを対向させ、これらアラ
イメントマークm1〜m6のそれぞれを同時に検出する
(ステップSB2)。
【0057】制御装置CONTは、パターン形成領域P
A1〜PA3のそれぞれに対してX軸方向に所定距離離
れた2箇所で1列目のアライメントマーク及び2列目の
アライメントマークの位置検出を行い、これら検出結果
に基づいて、各パターン形成領域PA1〜PA3に関す
るシフト、スケーリング、及びローテーション等の像特
性を補正する補正パラメータを求める(ステップSB
3)。
【0058】ここで、1列目のアライメントマーク検出
後、2列目のアライメントマークを検出するために、感
光基板PがアライメントユニットUに対して走査するこ
とになるが、このとき、アライメントユニットUのうち
Y軸方向に並んだ複数の基板AF検出系60a〜60g
のそれぞれが感光基板Pの表面の高さ位置をX軸方向に
おいて所定距離間隔で検出する。すなわち、感光基板P
の表面の高さ位置が碁盤目状の複数位置で検出される。
これら基板AF検出系60a〜60gそれぞれの検出結
果は制御装置CONTに出力され、制御装置CONTは
基板AF検出系60a〜60gの検出結果に基づいて、
感光基板Pのパターン形成領域PA1〜PA3それぞれ
の表面形状を求める(ステップSB4)。
【0059】ところで、前述したように、複数のアライ
メント系AL1〜AL6のうち外側2つのアライメント
系AL1及びAL6には、基板AF検出系60a及び6
0gが近接して設けられている。したがって、基板AF
検出系60a及び60gによる感光基板PのZ軸方向に
おける位置情報をモニタしつつ、アライメント系による
アライメント処理(アライメントマーク検出)を行うこ
とにより、アライメント処理時において感光基板Pが投
影光学系の結像面からZ軸方向に大きくずれた状態でア
ライメント処理してしまうといった不都合を抑えること
ができる。
【0060】また、アライメント系AL1〜AL6に
は、図6を用いて説明したように、サーチアライメント
用の低倍率アライメント受光系88と、ファインアライ
メント用の高倍率アライメント受光系89とが設けられ
ている。したがって、例えば、高倍率アライメント受光
系89を用いたアライメントマーク検出が不能である場
合、低倍率アライメント受光系88に切り替えてアライ
メントマーク検出を行うことによりアライメントマーク
検出が可能となる。このように、低倍率及び高倍率アラ
イメント受光系を切り替えてアライメントマーク検出を
行うことにより、アライメント処理を円滑に行うことが
できる。なお、低倍率及び高倍率アライメント受光系は
全てのアライメント系AL1〜AL6に設ける必要はな
く、少なくとも外側2つのアライメント系AL1及びA
L6に設けられていればよい。もちろん、全てのアライ
メント系AL1〜AL6に設けられていても構わない。
【0061】次いで、制御装置CONTは、ステップS
B3で求めた補正パラメータに基づいて像特性を補正し
た後、パターン形成領域PA1に対する露光処理を行う
(ステップSB5)。すなわち、図10(c)に示すよ
うに、制御装置CONTは、投影光学系PLとパターン
形成領域PA1の+X側端部とが対向するように基板ス
テージPSTを移動する。同時に、制御装置CONT
は、図10では不図示のマスクMを支持したマスクステ
ージMSTも−X側に移動し、感光基板Pに対してマス
クMを位置合わせする。そして、マスクMと感光基板P
とを投影光学系PLに対して+X方向に同期移動しつつ
マスクMを露光光ELで照明することにより、パターン
形成領域PA1に対して露光処理が行われる。図10
(d)には、パターン形成領域PA1に対する走査露光
が終了した後の状態が示されている。ここで、ステップ
SB4で求めた感光基板P(パターン形成領域PA1)
の表面形状データに基づいて、投影光学系の結像面と感
光基板Pの表面とが一致するように、基板ステージPS
TをZ軸方向、あるいはθX、θY方向に移動して感光
基板Pの姿勢を制御しつつ走査露光が行われる。なお、
複数の投影光学系PLa〜PLgのうち、使用しない投
影光学系(例えばパターン形成領域PA1からはみ出る
投影光学系PLa、PLg等)は、その光路を照明シャ
ッタ6により遮蔽される。
【0062】次いで、制御装置CONTは、補正パラメ
ータに基づいて像特性を補正した後、パターン形成領域
PA2に対する露光処理を行う(ステップSB6)。す
なわち、図11(a)に示すように、制御装置CONT
は、投影光学系PLとパターン形成領域PA2の−X側
端部とが対向するように基板ステージPSTを−Y方向
にステップ移動する。このとき、マスクステージMST
はマスクMと感光基板Pとの位置合わせをするために微
動するだけで、ほとんど移動しなくてよい。そして、マ
スクMと感光基板Pとを投影光学系PLに対して−X方
向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明するこ
とにより、パターン形成領域PA2に対して露光処理が
行われる。図11(b)には、パターン形成領域PA2
に対する走査露光が終了した後の状態が示されている。
パターン形成領域PA2に対する走査露光時において
も、ステップSB4で求めたパターン形成領域PA2の
表面形状データに基づいて、感光基板PのZ軸方向の位
置制御、及びレベリング制御を行いつつ走査露光が行わ
れる。
【0063】ここで、パターン形成領域PA1に対する
走査露光処理の際、感光基板Pは+X方向に走査し、こ
のパターン形成領域PA1に隣接するパターン形成領域
PA2に対する走査露光処理の際、感光基板Pは−X方
向に走査する。すなわち、Y軸方向に並んだパターン形
成領域PA1〜PA3のそれぞれに対応するX軸方向の
2箇所でアライメントマークを検出した後、隣接する複
数のパターン形成領域PA1、PA2において互いに逆
方向の同期移動により感光基板Pを露光する構成であ
る。こうすることにより、露光装置全体のスループット
を向上できる。つまり、従来では、1つのパターン形成
領域に対する露光処理終了後、次のパターン形成領域に
対する露光処理を行うために、マスク(マスクステー
ジ)を初期状態に戻すために走査方向に大きく移動しな
ければならなかったが、本実施形態では、1つのパター
ン形成領域に対する露光処理終了後、次のパターン形成
領域に対する露光処理を行う際にもマスク(マスクステ
ージ)を大きく移動する必要がないため、このマスクの
移動時間を低減できるので、スループットを向上でき
る。そして、本実施形態では、パターン形成領域の非走
査方向(Y軸方向)における大きさは、走査方向(X軸
方向)より小さいので、マスクを走査方向に大きく移動
するよりも、図10(d)〜図11(a)に示すように
感光基板PをY軸方向にステップ移動するほうが移動距
離が短くてすみ効果的である。
【0064】次いで、制御装置CONTは、補正パラメ
ータに基づいて像特性を補正した後、パターン形成領域
PA3に対する露光処理を行う(ステップSB7)。す
なわち、図11(c)に示すように、制御装置CONT
は、投影光学系PLとパターン形成領域PA3の+X側
端部とが対向するように基板ステージPSTを−Y方向
にステップ移動する。このときも、マスクステージMS
TはマスクMと感光基板Pとの位置合わせをするために
微動するだけで、ほとんど移動しなくてよい。そして、
マスクMと感光基板Pとを投影光学系PLに対して+X
方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明する
ことにより、パターン形成領域PA3に対して露光処理
が行われる。図11(d)には、パターン形成領域PA
3に対する走査露光が終了した後の状態が示されてい
る。パターン形成領域PA3に対する走査露光時におい
ても、ステップSB4で求めたパターン形成領域PA2
の表面形状データに基づいて、感光基板PのZ軸方向の
位置制御、及びレベリング制御を行いつつ走査露光が行
われる。この場合も、パターン形成領域PA3に対する
露光処理時における走査方向は、隣接するパターン形成
領域PA2に対する露光処理時における走査方向と逆方
向に設定された構成である。
【0065】上記ステップSB1〜SB7における基板
ステージPSTのX軸方向における位置検出は、図10
及び図11に示すように、レーザ干渉計Px1、Px2
により行われ、Y軸方向における位置検出は、レーザ干
渉計Py1により行われる。そして、制御装置CONT
は用いるレーザ干渉計をPy1からPy2に切り替える
(ステップSB8)。
【0066】次いで、図12(a)に示すように、制御
装置CONTは、基板ステージPSTを移動し、感光基
板Pに設けられている−X側から3列目のアライメント
マークm1〜m6のそれぞれとアライメント系AL1〜
AL6のそれぞれとを対向させる。ライメント系AL1
〜AL6は−X側から3列目のアライメントマークm1
〜m6のそれぞれに対向した状態で、Y軸方向に複数並
んだパターン形成領域(露光領域)PA4〜PA6のそ
れぞれに対応するアライメントマークm1〜m6を同時
に検出する(ステップSB9)。このとき、レーザ干渉
計Py2を動作させ、レーザ干渉計Py1とPy2との
差分を計測してオフセット1として記憶する。以後、基
板ステージPSTのY座標はレーザ干渉計Py2の計測
値とオフセット1とにより求める。
【0067】次いで、図12(b)に示すように、制御
装置CONTは、基板ステージPSTを−X方向に移動
し、感光基板Pに設けられている−X側から4列目のア
ライメントマークm1〜m6のそれぞれとアライメント
系AL1〜AL6のそれぞれとを対向させ、これらアラ
イメントマークm1〜m6のそれぞれを同時に検出する
(ステップSB10)。
【0068】制御装置CONTは、パターン形成領域P
A4〜PA6のそれぞれに対してX軸方向に所定距離離
れた2箇所で1列目のアライメントマーク及び2列目の
アライメントマークの位置検出を行い、これら検出結果
に基づいて、各パターン形成領域PA4〜PA6に関す
るシフト、スケーリング、及びローテーション等の像特
性を補正する補正パラメータを求める(ステップSB1
1)。
【0069】ここで、3列目のアライメントマーク検出
後、4列目のアライメントマークを検出するために、感
光基板PがアライメントユニットUに対して走査するこ
とになり、このとき、アライメントユニットUのうちY
軸方向に並んだ複数の基板AF検出系60a〜60gの
それぞれが感光基板Pの表面の高さ位置をX軸方向にお
いて所定距離間隔で検出する。これら基板AF検出系6
0a〜60gそれぞれの検出結果は制御装置CONTに
出力され、制御装置CONTは基板AF検出系60a〜
60gの検出結果に基づいて、感光基板Pのパターン形
成領域PA4〜PA6それぞれの表面形状を求める(ス
テップSB12)。
【0070】次いで、制御装置CONTは、ステップS
B11で求めた補正パラメータに基づいて像特性を補正
した後、パターン形成領域PA4に対する露光処理を行
う(ステップSB13)。すなわち、図12(c)に示
すように、制御装置CONTは、投影光学系PLとパタ
ーン形成領域PA4の+X側端部とが対向するように基
板ステージPSTを移動する。そして、マスクMと感光
基板Pとを投影光学系PLに対して+X方向に同期移動
しつつマスクMを露光光ELで照明することにより、パ
ターン形成領域PA4に対して露光処理が行われる。図
12(d)には、パターン形成領域PA4に対する走査
露光が終了した後の状態が示されている。ここで、ステ
ップSB12で求めた感光基板P(パターン形成領域P
A4)の表面形状データに基づいて、投影光学系の結像
面と感光基板Pの表面とが一致するように、基板ステー
ジPSTをZ軸方向、あるいはθX、θY方向に移動し
て感光基板Pの姿勢を制御しつつ走査露光が行われる。
【0071】次いで、制御装置CONTは、補正パラメ
ータに基づいて像特性を補正した後、パターン形成領域
PA5に対する露光処理を行う(ステップSB14)。
すなわち、図13(a)に示すように、制御装置CON
Tは、投影光学系PLとパターン形成領域PA5の−X
側端部とが対向するように基板ステージPSTを−Y方
向にステップ移動する。このとき、マスクステージMS
TはマスクMと感光基板Pとの位置合わせをするために
微動するだけで、ほとんど移動しなくてよい。そして、
マスクMと感光基板Pとを投影光学系PLに対して−X
方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明する
ことにより、パターン形成領域PA5に対して露光処理
が行われる。図13(b)には、パターン形成領域PA
5に対する走査露光が終了した後の状態が示されてい
る。
【0072】次いで、制御装置CONTは、補正パラメ
ータに基づいて像特性を補正した後、パターン形成領域
PA6に対する露光処理を行う(ステップSB15)。
すなわち、図13(c)に示すように、制御装置CON
Tは、投影光学系PLとパターン形成領域PA6の+X
側端部とが対向するように基板ステージPSTを−Y方
向にステップ移動する。このときも、マスクステージM
STはマスクMと感光基板Pとの位置合わせをするため
に微動するだけで、ほとんど移動しなくてよい。そし
て、マスクMと感光基板Pとを投影光学系PLに対して
+X方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明
することにより、パターン形成領域PA6に対して露光
処理が行われる。図13(d)には、パターン形成領域
PA6に対する走査露光が終了した後の状態が示されて
いる。
【0073】上記ステップSB9〜SB15における基
板ステージPSTのX軸方向における位置検出はレーザ
干渉計Px1、Px2により行われ、Y軸方向における
位置検出は、レーザ干渉計Py2により行われる。そし
て、制御装置CONTは用いるレーザ干渉計をPy2か
らPy3に切り替える(ステップSB16)。
【0074】次いで、図14(a)に示すように、制御
装置CONTは、基板ステージPSTを移動し、感光基
板Pに設けられている−X側から5列目のアライメント
マークm1〜m6のそれぞれとアライメント系AL1〜
AL6のそれぞれとを対向させる。ライメント系AL1
〜AL6は−X側から5列目のアライメントマークm1
〜m6のそれぞれに対向した状態で、Y軸方向に複数並
んだパターン形成領域(露光領域)PA7〜PA9のそ
れぞれに対応するアライメントマークm1〜m6を同時
に検出する(ステップSB17)。このとき、レーザ干
渉計Py3を動作させ、レーザ干渉計Py2とPy3と
の差分をオフセット2として記憶する。以後、基板ステ
ージPST座標はレーザ干渉計Py3の計測値とオフセ
ット1とオフセット2とにより求める。
【0075】次いで、図14(b)に示すように、制御
装置CONTは、基板ステージPSTを−X方向に移動
し、感光基板Pに設けられている−X側から6列目のア
ライメントマークm1〜m6のそれぞれとアライメント
系AL1〜AL6のそれぞれとを対向させ、これらアラ
イメントマークm1〜m6のそれぞれを同時に検出する
(ステップSB18)。
【0076】制御装置CONTは、パターン形成領域P
A7〜PA9のそれぞれに対してX軸方向に所定距離離
れた2箇所で5列目のアライメントマーク及び6列目の
アライメントマークの位置検出を行い、これら検出結果
に基づいて、各パターン形成領域PA7〜PA9に関す
るシフト、スケーリング、及びローテーション等の像特
性を補正する補正パラメータを求める(ステップSB1
9)。
【0077】ここで、5列目のアライメントマーク検出
後、6列目のアライメントマークを検出するために、感
光基板PがアライメントユニットUに対して走査する
際、Y軸方向に並んだ複数の基板AF検出系60a〜6
0gのそれぞれが感光基板Pの表面の高さ位置をX軸方
向において所定距離間隔で検出する。これら基板AF検
出系60a〜60gそれぞれの検出結果は制御装置CO
NTに出力され、制御装置CONTは基板AF検出系6
0a〜60gの検出結果に基づいて、感光基板Pのパタ
ーン形成領域PA7〜PA9それぞれの表面形状を求め
る(ステップSB20)。
【0078】次いで、制御装置CONTは、ステップS
B18で求めた補正パラメータに基づいて像特性を補正
した後、パターン形成領域PA7に対する露光処理を行
う(ステップSB21)。すなわち、図14(c)に示
すように、制御装置CONTは、投影光学系PLとパタ
ーン形成領域PA7の+X側端部とが対向するように基
板ステージPSTを移動する。そして、マスクMと感光
基板Pとを投影光学系PLに対して+X方向に同期移動
しつつマスクMを露光光ELで照明することにより、パ
ターン形成領域PA7に対して露光処理が行われる。図
14(d)には、パターン形成領域PA7に対する走査
露光が終了した後の状態が示されている。ここで、ステ
ップSB19で求めた感光基板P(パターン形成領域P
A7)の表面形状データに基づいて、投影光学系の結像
面と感光基板Pの表面とが一致するように、基板ステー
ジPSTをZ軸方向、あるいはθX、θY方向に移動し
て感光基板Pの姿勢を制御しつつ走査露光が行われる。
【0079】次いで、制御装置CONTは、補正パラメ
ータに基づいて像特性を補正した後、パターン形成領域
PA8に対する露光処理を行う(ステップSB22)。
すなわち、図15(a)に示すように、制御装置CON
Tは、投影光学系PLとパターン形成領域PA8の−X
側端部とが対向するように基板ステージPSTを−Y方
向にステップ移動する。このとき、マスクステージMS
TはマスクMと感光基板Pとの位置合わせをするために
微動するだけで、ほとんど移動しなくてよい。そして、
マスクMと感光基板Pとを投影光学系PLに対して−X
方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明する
ことにより、パターン形成領域PA8に対して露光処理
が行われる。図15(b)には、パターン形成領域PA
8に対する走査露光が終了した後の状態が示されてい
る。
【0080】次いで、制御装置CONTは、補正パラメ
ータに基づいて像特性を補正した後、パターン形成領域
PA9に対する露光処理を行う(ステップSB23)。
すなわち、図15(c)に示すように、制御装置CON
Tは、投影光学系PLとパターン形成領域PA9の+X
側端部とが対向するように基板ステージPSTを−Y方
向にステップ移動する。このときも、マスクステージM
STはマスクMと感光基板Pとの位置合わせをするため
に微動するだけで、ほとんど移動しなくてよい。そし
て、マスクMと感光基板Pとを投影光学系PLに対して
+X方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明
することにより、パターン形成領域PA9に対して露光
処理が行われる。図15(d)には、パターン形成領域
PA9に対する走査露光が終了した後の状態が示されて
いる。
【0081】上記ステップSB17〜SB23における
基板ステージPSTのX軸方向における位置検出はレー
ザ干渉計Px1、Px2により行われ、Y軸方向におけ
る位置検出は、レーザ干渉計Py3により行われる。
【0082】以上説明したように、マスクMと感光基板
Pとの走査方向であるY軸方向に対して交差する非走査
方向であるX軸方向にアライメント系ALを6つ並べて
配置したので、検出すべきアライメントマークm1〜m
6の数を減らすことなく、従来に比べてアライメントマ
ークm1〜m6の検出動作回数を低減できる。したがっ
て、アライメント精度を維持しつつアライメント処理時
間を短縮できる。
【0083】なお、本実施形態では、アライメント系は
AL1〜AL6の6つであるが、Y軸方向に少なくとも
3つ並べて配置されていればよく、これによりアライメ
ントマークの数を減らすことなく、アライメントマーク
の検出動作回数を低減することができる。そして、これ
ら複数並んだアライメント系を用いて、複数のパターン
形成領域のそれぞれのアライメントマークを同時に計測
するようにしたので、スループットを向上できる。
【0084】本実施形態におけるアライメント系ALは
オフアクシス方式のアライメント系である。したがっ
て、投影光学系PLを介してマスクアライメントマーク
と基板アライメントマークとを同時に計測するTTL方
式のアライメント系に比べてマスクアライメントマーク
を直接検出しない構成であるので、アライメント系AL
1〜AL6のうちの外側2つのアライメント系AL1、
AL6の間隔をマスクMの幅(Y軸方向における長さ)
より大きく設定できる。したがって、アライメント系A
L1〜AL6の配置は、マスクMの幅に関係無く自由に
設定できる。
【0085】アライメントマークの検出は、1つのパタ
ーン形成領域に対してX軸方向に所定距離離れた2箇所
で行う構成であるので、これらマーク検出結果に基づい
て、精度良いアライメント処理を行うことができる。な
お、アライメントマーク検出は、X軸方向に所定距離離
れた少なくとも2箇所で行えばよく、3箇所以上の任意
の複数箇所で行うようにしてもよい。アライメントマー
ク検出の検出箇所を多く設定することにより、アライメ
ント精度を向上できる。
【0086】Y軸方向に隣接するパターン形成領域のそ
れぞれを走査露光する際、互いに逆方向の同期移動によ
り走査露光処理することにより、第1のパターン形成領
域に対する露光処理終了後、第2のパターン形成領域に
対する露光処理を行う際にもマスク(マスクステージ)
を大きく移動する必要がないため、このマスクの移動時
間を低減できるので、スループットを向上できる。ま
た、実施例では、アライメントのタイミングでPy1→
Py2、Py2→Py3の干渉計切り替えを行ったが、
2つの干渉計が動作可能なX位置ならばどこでも良く、
露光途中や露光終了点でもよい。そうすることでアライ
メントが必要ではない1層目の露光でも配列精度のよい
露光が可能となる。また、オフセットの計測では、計測
を複数回繰り返し行い平均化することで精度を向上する
こともできる。なお、平均化は0.1〜0.2sec.
以上行うと効果が大きい。
【0087】ところで、上述したように、1つのパター
ン形成領域に対してアライメントマークは例えば4隅に
設けられていることが好ましい。アライメントマークが
1つのパターン形成領域に対して4つ設けられているこ
とにより、シフト、スケーリング、ローテーション、及
び直交度等の像特性を精度良く求め、アライメント処理
を高精度に行うことができる。そして、4隅に設けられ
たアライメントマークのうちY軸方向に並ぶ2つのアラ
イメントマークを同時に計測可能なようにパターン形成
領域のそれぞれに対してアライメント系がY軸方向に少
なくとも2つ配置されていることが好ましい。ところ
が、感光基板P上に設定されるパターン形成領域の大き
さ及び数は製造するデバイスに応じて適宜変更されるた
め、アライメント系の配置によっては、1つのパターン
形成領域に2つのアライメント系が配置されない場合が
生じる。しかしながら、感光基板Pの幅(Y軸方向の長
さ)Lをパラメータとしてアライメント系の間隔を最適
化することにより、パターン形成領域の大きさ及び数が
変更しても1つのパターン形成領域に対して2つのアラ
イメント系を配置することができる。
【0088】例えば、アライメント系ALがAL1〜A
L6の6つである場合、 ・アライメント系AL1とAL2との間隔 ≦ (2/7)×L …(1) ・アライメント系AL3とAL4との間隔 ≦ (1/5)×L …(2) ・アライメント系AL5とAL6との間隔 ≦ (2/7)×L …(3) ・アライメント系AL1とAL6との間隔 ≦ L …(4) の各条件を満足するようにアライメント系AL1〜AL
6の配置を設定することにより、パターン形成領域の大
きさ及び数が変更しても1つのパターン形成領域に対し
て2つのアライメント系を配置することができる。
【0089】このことについて、図18を参照しながら
説明する。図18(a1)は、Y軸方向の幅Lの感光基
板PをY軸方向に2分割、X軸方向に2分割し、合計4
つのパターン形成領域を設定し、これら4つのパターン
形成領域のそれぞれに画面(パターン)を形成する場合
を示す図である。ここで、図18(a2)に示すマスク
Mが露光処理に用いられる。マスクMには「No.1」
パターンが形成されている。図18(a1)中、白丸
「○」が使用されるアライメント系を示しており、この
例では、パターン形成領域PA2に対してアライメント
系AL1、AL3が使用され、パターン形成領域PA1
に対してアライメント系AL4、AL6が使用される。
ここで、感光基板Pにはアライメント系AL1〜AL6
に対応したアライメントマークが形成されている。アラ
イメント系AL1〜AL6は上記(1)〜(4)式を満
足するように配置されているので、1つのパターン形成
領域に対して少なくとも2つ、図18(a1)の例では
3つのアライメント系が配置される。ここで、各パター
ン形成領域のY軸方向における幅は同じである。
【0090】図18(b1)は、幅Lの感光基板PをY
軸方向に3分割、X軸方向に2分割し、合計6つのパタ
ーン形成領域を設定し、これら6つのパターン形成領域
のそれぞれに画面(パターン)を形成する場合を示す図
である。ここで、図18(b2)に示すマスクMが露光
処理に用いられる。マスクMには「No.1」パターン
が形成されている。図18(b1)に示す例では、パタ
ーン形成領域PA3に対してアライメント系AL1、A
L2が使用され、パターン形成領域PA2に対してアラ
イメント系AL3、AL4が使用され、パターン形成領
域PA1に対してアライメント系AL5、AL6が使用
される。この場合も、アライメント系AL1〜AL6は
上記(1)〜(4)式を満足するように配置されている
ので、1つのパターン形成領域に対して2つのアライメ
ント系が配置される。ここで、各パターン形成領域のY
軸方向における幅は同じである。
【0091】図18(c1)は、幅Lの感光基板PをY
軸方向に3分割、X軸方向に2分割し、合計6個のパタ
ーン形成領域を設定した場合を示す図である。ここで、
図18(c2)に示すマスクMが露光処理に用いられ
る。マスクMには、「No.1」パターンと「No.
2」パターンとが形成されている。そして、パターン形
成領域PA1〜PA6のそれぞれに対して「No.1」
パターンと「No.2」パターンとのそれぞれを適宜転
写し、Y軸方向に5つ、X軸方向に2つ、合計10個の
画面(パターン)が形成される。図18(c1)に示す
例では、パターン形成領域PA3に対して「No.1」
パターンと「No.2」パターンとが同時に形成され、
このときアライメント系AL1、AL2が使用される。
そして、パターン形成領域PA2に対して「No.1」
パターンが形成され、このときアライメント系AL3、
AL4が使用される。なお、パターン形成領域PA2に
「No.1」パターンを形成するに際し、照明光学系I
Lに設けたブラインド(照明領域設定装置)などにより
「No.2」パターンに対する露光光の照明が遮断さ
れ、マスクMの「No.1」パターンのみがパターン形
成領域PA3に形成される。ここで、アライメント系A
L3とAL4との間隔は、上記(2)式のように設定さ
れているため、これら2つのアライメント系AL3、A
L4がパターン形成領域PA2に対して配置可能であ
る。そして、パターン形成領域PA1に対して「No.
1」パターンと「No.2」パターンとが同時に形成さ
れ、このときアライメント系AL5、AL6が使用され
る。この場合も、アライメント系AL1〜AL6は上記
(1)〜(4)式を満足するように配置されているの
で、1つのパターン形成領域に対して2つのアライメン
ト系が配置される。
【0092】図18(d1)は、幅Lの感光基板PをY
軸方向に3分割、X軸方向に2分割し、合計6個のパタ
ーン形成領域を設定した場合を示す図である。ここで、
図18(d2)に示すマスクMが露光処理に用いられ
る。マスクMには、「No.1」パターンと「No.
2」パターンと「No.3」パターンとが形成されてい
る。そして、パターン形成領域PA1〜PA6のそれぞ
れに対して「No.1」パターンと「No.2」パター
ンと「No.3」パターンとのそれぞれを適宜転写し、
Y軸方向に7つ、X軸方向に2つ、合計14個の画面
(パターン)が形成される。図18(d1)に示す例で
は、パターン形成領域PA3に対して「No.2」パタ
ーンと「No.3」パターンとが同時に形成され、この
ときアライメント系AL1、AL2が使用される。な
お、パターン形成領域PA3に「No.2」、「No.
3」パターンを形成するに際し、ブラインドなどにより
「No.1」パターンに対する露光光の照明が遮断さ
れ、マスクMの「No.2」、「No.3」パターンの
みがパターン形成領域PA3に形成される。そして、パ
ターン形成領域PA2に対して「No.1」パターンと
「No.2」パターンと「No.3」パターンとが形成
され、このときアライメント系AL3、AL4が使用さ
れる。そして、パターン形成領域PA1に対して「N
o.1」パターンと「No.2」パターンとが同時に形
成され、このときアライメント系AL5、AL6が使用
される。なお、パターン形成領域PA1に「No.
1」、「No.2」パターンを形成するに際し、ブライ
ンドなどにより「No.3」パターンに対する露光光の
照明が遮断される。この場合も、アライメント系AL1
〜AL6は上記(1)〜(4)式を満足するように配置
されているので、1つのパターン形成領域に対して2つ
のアライメント系が配置される。
【0093】上記実施形態では、アライメントマークm
1〜m6はX軸方向に所定間隔毎に配置されている構成
であるが、図19に示すように、パターン形成領域PA
1に付随するアライメントマークm31、m41とパタ
ーン形成領域PA3に付随するアライメントマークm3
3、m43とをY軸方向に並ぶように配置してもよい。
同様に、パターン形成領域PA2に付随するアライメン
トマークm12、m22とパターン形成領域PA4に付
随するアライメントマークm14、m24とをY軸方向
に並ぶように配置してもよいし、パターン形成領域PA
3に付随するアライメントマークm33、m43とパタ
ーン形成領域PA5に付随するアライメントマークm3
5、m45とをY軸方向に並ぶように配置してもよい
し、パターン形成領域PA4に付随するアライメントマ
ークm14、m24とパターン形成領域PA6に付随す
るアライメントマークm16、m26とをY軸方向に並
ぶように配置してもよい。そして、これらY軸方向に並
んだ複数のアライメントマークのうち、隣接する2つの
アライメントマークを、1つのアライメント系AL1〜
AL4のそれぞれで同時に検出するようにしてもよい。
すなわち、アライメント系AL1がその計測領域でアラ
イメントマークm12とm14とを同時に検出し、アラ
イメント系AL2がその計測領域でアライメントマーク
m22とm24とを同時に検出し、アライメント系AL
3がその計測領域でアライメントマークm31とm33
とを同時に検出し、アライメント系AL4がその計測領
域でアライメントマークm41とm43とを同時に検出
する。こうすることにより、アライメントマーク検出動
作の回数を低減でき、スループットを向上できる。更に
この場合、パターン形成領域の幅を狭めるように設定し
てもよい。そして、露光処理するに際し、制御装置CO
NTは、まず、−X側から1列目のアライメントマーク
のそれぞれをアライメント系AL1〜AL4で検出した
後、2列目のアライメントマークのそれぞれをアライメ
ント系AL1〜AL4で検出する。そして、制御装置C
ONTは、感光基板Pを+X方向に走査しながらパター
ン形成領域PA1に対する露光処理を行い、次いで、感
光基板Pを−X方向に走査しながらパターン形成領域P
A2に対する露光処理を行う。以下、同様に、制御装置
CONTは、3列目、及び4列目のアライメントマーク
を検出した後、感光基板Pを+X方向に走査しながらパ
ターン形成領域PA3に対する露光処理を行い、次い
で、感光基板Pを−X方向に走査しながらパターン形成
領域PA4に対する露光処理を行う。更に、制御装置C
ONTは、5列目、及び6列目のアライメントマークを
検出した後、感光基板Pを+X方向に走査しながらパタ
ーン形成領域PA5に対する露光処理を行い、次いで、
感光基板Pを−X方向に走査しながらパターン形成領域
PA6に対する露光処理を行う。
【0094】なお、感光基板Pに形成されるアライメン
トマークm1〜m6の間隔は、アライメント系AL1〜
AL6の配置(間隔)に応じて設定されるが、アライメ
ント系をY軸方向に移動可能に設け、アライメント系ど
うしの間隔を変更することもできる。
【0095】なお、上記実施形態における露光装置EX
は、互いに隣接する複数の投影光学系を有する、いわゆ
るマルチレンズスキャン型露光装置であるが、投影光学
系が1つである走査型露光装置ついても、本発明を適用
することができる。
【0096】なお、露光装置EXの用途としては角型の
ガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶
用の露光装置に限定されることなく、例えば、半導体製
造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露
光装置にも広く適当できる。
【0097】本実施形態の露光装置EXの光源は、g線
(436nm)、h線(405nm)、i線(365n
m)のみならず、KrFエキシマレーザ(248n
m)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2レー
ザ(157nm)を用いることができる。
【0098】投影光学系PLの倍率は等倍系のみなら
ず、縮小系及び拡大系のいずれでもよい。
【0099】投影光学系PLとしては、エキシマレーザ
などの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石な
どの遠紫外線を透過する材料を用い、F2レーザを用い
る場合は反射屈折系または屈折系の光学系にする。
【0100】基板ステージPSTやマスクステージMS
Tにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用
いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス
力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、
ステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもいい
し、ガイドを設けないガイドレスタイプでもよい。
【0101】ステージの駆動装置として平面モ−タを用
いる場合、磁石ユニットと電機子ユニットのいずれか一
方をステージに接続し、磁石ユニットと電機子ユニット
の他方をステージの移動面側(ベース)に設ければよ
い。
【0102】基板ステージPSTの移動により発生する
反力は、特開平8−166475号公報に記載されてい
るように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に
逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた露
光装置においても適用可能である。
【0103】マスクステージMSTの移動により発生す
る反力は、特開平8−330224号公報に記載されて
いるように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)
に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた
露光装置においても適用可能である。
【0104】以上のように、本願実施形態の露光装置
は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む
各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、
光学的精度を保つように、組み立てることで製造され
る。これら各種精度を確保するために、この組み立ての
前後には、各種光学系については光学的精度を達成する
ための調整、各種機械系については機械的精度を達成す
るための調整、各種電気系については電気的精度を達成
するための調整が行われる。各種サブシステムから露光
装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機
械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等
が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光
装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行わ
れ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0105】半導体デバイスは、図20に示すように、
デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この
設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作する
ステップ202、デバイスの基材である基板(ウエハ、
ガラスプレート)を製造するステップ203、前述した
実施形態の露光装置によりレチクルのパターンを基板に
露光し、この露光した基板を現像する基板処理ステップ
204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、
ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検
査ステップ206等を経て製造される。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、所定方向に走査す
るマスクと基板に対して非走査方向にアライメント系を
少なくとも3つ並べて配置したので、検出すべきアライ
メントマークの数を減らすことなく、アライメントマー
クの検出動作回数を低減できる。したがって、アライメ
ント精度を維持しつつアライメント処理時間を短縮で
き、露光処理のスループットを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の一実施形態を示す概略斜視
図である。
【図2】図1の概略構成図である。
【図3】フィルタを示す図である。
【図4】アライメント系を備えたアライメントユニット
を示す概略斜視図である。
【図5】アライメント系及びAF検出系の配置を説明す
るための図である。
【図6】アライメント系の概略構成図である。
【図7】AF検出系の概略構成図である。
【図8】ベースライン計測手順を説明するための図であ
る。
【図9】本発明の露光方法を説明するための図である。
【図10】本発明の露光方法を説明するための図であ
る。
【図11】本発明の露光方法を説明するための図であ
る。
【図12】本発明の露光方法を説明するための図であ
る。
【図13】本発明の露光方法を説明するための図であ
る。
【図14】本発明の露光方法を説明するための図であ
る。
【図15】本発明の露光方法を説明するための図であ
る。
【図16】本発明の露光方法を説明するためのフローチ
ャート図である。
【図17】本発明の露光方法を説明するためのフローチ
ャート図である。
【図18】アライメント系の配置の例を示す図である。
【図19】本発明の露光方法の他の実施形態を示す図で
ある。
【図20】半導体デバイスの製造工程の一例を示すフロ
ーチャート図である。
【図21】従来の露光装置を示す斜視図である。
【図22】従来の露光方法を説明するための図である。
【図23】従来の露光方法を説明するための図である。
【図24】従来の露光方法を説明するための図である。
【符号の説明】
60(60a〜60g) 基板側AF検出系 70(70a〜70d) マスク側AF検出系 AL(AL1〜AL6) アライメント系 EX 露光装置 M マスク m1〜m6 アライメントマーク P 感光基板(基板) PA1〜PA9 パターン形成領域(露光領域) PL(PLa〜PLg) 投影光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA01 AA07 AA14 AA20 BB02 BB27 CC20 DD06 FF04 GG02 JJ03 JJ05 JJ26 LL00 LL01 LL12 LL26 LL33 LL37 MM03 PP12 QQ28 QQ31 TT08 5F046 BA05 CB12 CB25 EB07 FA05 FA10 FA17 FB10 FB12 FC06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクと基板とを第1の方向に同期移動
    しつつ、前記基板に対して前記マスクのパターンを露光
    する露光方法において、 前記基板上に設けられた複数のアライメントマークのそ
    れぞれに対向するとともに前記第1の方向と交差する第
    2の方向に少なくとも3つ並んで配置された複数のアラ
    イメント系が前記複数のアライメントマークを検出し、
    該検出結果に基づいて前記マスクと前記基板との位置合
    わせをすることを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 前記基板の位置合わせは、前記露光を行
    う露光領域に対して前記第1の方向に所定距離離れた少
    なくとも2箇所で前記検出することを特徴とする請求項
    1記載の露光方法。
  3. 【請求項3】 前記基板の露光を行う露光領域が前記第
    2の方向に複数並んであり、前記基板の位置合わせは、
    該複数の露光領域に対応するそれぞれのアライメントマ
    ークを同時に検出することを特徴とする請求項1又は2
    記載の露光方法。
  4. 【請求項4】 前記基板の露光を行う露光領域が前記第
    2の方向に複数並んであり、前記露光領域に対応する前
    記第1の方向の少なくとも2箇所で前記複数のアライメ
    ントマークを検出した後、隣接する複数の露光領域にお
    いて互いに逆方向の同期移動により前記基板を露光する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の露
    光方法。
  5. 【請求項5】 マスクと基板とを第1の方向に同期移動
    しつつ、前記基板に対して前記マスクのパターンを露光
    する露光装置において、 前記基板上の複数位置に設けられたアライメントマーク
    のそれぞれを検出する複数のアライメント系を備え、 前記アライメント系は、前記第1の方向と交差する第2
    の方向に少なくとも3つ並んで配置されていることを特
    徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のアライメント系の外側2つの
    間隔は、前記基板の前記第2の方向の長さとほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項5記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のアライメント系の外側2つの
    間隔は、前記マスクの前記第2の方向の長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のアライメント系の外側2つに
    は、前記基板の露光面に直交する方向の位置を検出する
    AF検出系がそれぞれ隣接して設けられていることを特
    徴とする請求項5〜7のいずれか一項記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記基板の露光を行う露光領域が前記第
    2の方向に複数並んで配置され、前記複数のアライメン
    ト系は、前記複数の露光領域のそれぞれに対応して少な
    くとも2つ配置されていることを特徴とする請求項5〜
    8のいずれか一項記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のアライメント系とは異な
    り、前記マスクのパターンを前記基板に投影する複数の
    投影光学系を備え、 前記複数のアライメント系のうち少なくとも1つは、前
    記複数の投影光学系どうしの間に配置されていることを
    特徴とする請求項5〜9のいずれか一項記載の露光装
    置。
  11. 【請求項11】 前記複数のアライメント系の隣り合っ
    た間隔は、前記基板の前記第2の方向の長さの2/7以
    下の長さであることを特徴とする請求項5記載の露光装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項4のいずれか一項記
    載の露光方法、あるいは請求項5〜請求項11のいずれ
    か一項記載の露光装置を用いて、前記マスクに描いたデ
    バイスパターンを前記基板に露光する工程と、該露光し
    た基板を現像する工程とを含むことを特徴とするデバイ
    ス製造方法。
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