JP2003346917A - パック電池 - Google Patents

パック電池

Info

Publication number
JP2003346917A
JP2003346917A JP2002156561A JP2002156561A JP2003346917A JP 2003346917 A JP2003346917 A JP 2003346917A JP 2002156561 A JP2002156561 A JP 2002156561A JP 2002156561 A JP2002156561 A JP 2002156561A JP 2003346917 A JP2003346917 A JP 2003346917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery pack
ptc
circuit board
battery
current detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002156561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4107881B2 (ja
Inventor
Atsushi Kawakado
篤史 川角
Shinichi Itagaki
真一 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002156561A priority Critical patent/JP4107881B2/ja
Publication of JP2003346917A publication Critical patent/JP2003346917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4107881B2 publication Critical patent/JP4107881B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】異常発生時においても、内部回路の保護が確実
に図られるパック電池を提供する。 【解決手段】回路基板40は、横長の矩形状を有してお
り、その一方の主表面上における長手方向に、IC4
1、電流検出抵抗42、PTC43の順で配置されてい
る。この内、回路基板40中における受動素子である電
流検出抵抗42と感熱素子であるPTC43とは、熱的
に接触状態となる間隔で配置されており、その間の隙間
に熱伝導性に優れるシリコーン樹脂層44が形成されて
いる。IC41と電流検出抵抗42とは、並列に接続さ
れ、電流検出抵抗42とPTC43とは、直列に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パック電池に関
し、特に、出力短絡などの異常発生時においても、素電
池を含む内部回路を確実に保護するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パック電池は、1または2以上の素電池
が種々の素子と組み合わされた状態で、ケース内に収納
されたものである。このようなパック電池は、携帯機器
の普及に伴い、一般にも広く用いられるようになってき
ている。パック電池の構成について、図6を一例として
説明する。
【0003】図6に示すように、パック電池は、ケース
130の内部に、12本の素電池110と、回路基板1
40とが収納された構成を有している。このパック電池
では、6本の素電池110が直列に接続されて1群を形
成し、この群と群とが並列に接続された、いわゆる6直
2並型の構成をとっている。一方、回路基板140上に
は、素電池110と外部回路との間の流通電力量を積算
するIC素子141、素電池110に対して入出力する
電流量の検出を行うための電流検出抵抗素子142、こ
の電流検出抵抗素子142をジュール熱による破壊から
保護するためのショットキーダイオード素子143など
が実装されている。
【0004】また、ケース130内には、出力短絡など
が生じた際の過大電流から素電池110を保護するため
のブレーカ素子150やPTC(Positive Temperature
Coefficient)素子160などが収納されている。これ
らのブレーカ素子150およびPTC素子160は、1
群をなす6本の素電池110に対して各1個ずつ、それ
ぞれの群における素電池110に近接する箇所に設けら
れており、自己発熱および素電池110からの熱によっ
て作動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
パック電池には、大電力化が求められており、内蔵する
素電池110の耐久性向上や、素電池110および回路
基板140上の回路などを含む内部回路の低抵抗化とい
った改良が進んでいる。しかしながら、上記のような構
造のパック電池では、出力短絡などの異常発生時におい
て、確実に内部回路の保護を図ることができない。これ
は、耐久性が向上された素電池110での発熱が小さく
なり、異常発生時において、素電池110の発熱に比べ
て、回路基板140上における電流検出抵抗素子142
などの受動素子の発熱が相対的に大きくなったためであ
る。つまり、耐久性が向上した素電池110を備えるパ
ック電池では、ブレーカ素子150やPTC素子160
などの感熱素子を素電池110の温度変化に応じて機能
させても、出力短絡などの異常発生時において、回路基
板140上の内部回路などが先に破壊されてしまう場合
がある。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであって、出力短絡などの異常発生時に
おいても、内部回路の保護が確実に図られるパック電池
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパック電池は、1または2以上の素電池か
らなる電力供給源と、この電力供給源からの電力の供給
路中に挿入されてなる受動素子と、この受動素子と熱的
に接触されてなる感熱素子とを備えることを特徴とす
る。
【0008】このパック電池では、感熱素子が受動素子
と熱的に接触しているので、受動素子で生じた熱が素早
く感熱素子に伝達され、受動素子の温度変化を高い感度
で検出される。従って、本発明のパック電池では、出力
短絡などの異常発生時において、受動素子を含む内部回
路の保護が確実に図られる。
【0009】上記パック電池において、具体的な受動素
子としては、素電池に対して入出力する電流量を検出す
るために設けられている抵抗素子があげられる。これ
は、上記パック電池において、電流検出用の抵抗素子が
電力の供給路中に直列に接続されており、異常発生時に
最も発熱が大きいためである。また、上記パック電池に
おいて、具体的な感熱素子としては、抵抗素子などの受
動素子の温度変化に応じて端子間の電気的な開閉動作を
行うブレーカ素子や、受動素子の温度変化に応じて端子
間の電気抵抗の増減動作を行うPTC素子などが上げら
れる。
【0010】上記パック電池における受動素子と感熱素
子とは、間に間隙をおいて配置されていても良いし、間
隙なく配置されていても良いが、間に間隙をおいて配置
の場合には、その間隙にシリコーン樹脂を充填しておけ
ば、受動素子と感熱素子との間の熱伝達性が向上される
ので、望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態に係るパック電
池1について、図1および図2を用いて説明する。図1
は、パック電池1の斜視図であり、図2は、その回路図
である。 (パック電池1の全体構成)図1に示すように、パック
電池1は、12本のニッケル水素(以下、「Ni−M
H」という)電池10と回路基板40、感熱素子として
の2つのブレーカ素子50などが上側カバー20と下側
カバー30とにより形成される内部空間に収納された構
成を有する。
【0012】なお、図1では、内部の構成を分かりやす
くするために、上側カバー20をはずした状態でパック
電池1を示している。Ni−MH電池10は、単三型
(φ14.2mm×h50.0mm)の外形寸法を有す
るものである。そして、12本のNi−MH電池は、6
本ずつの2群に分けられており、それぞれの群におい
て、6本が直列に接続されており、お互いの群が並列に
接続された構成、所謂、6直2並型の構成を採ってい
る。
【0013】回路基板40は、下側カバー30の一辺と
これに沿ったNi−MH電池10との隙間に配置されて
いる。回路基板40の構成については、後述する。ま
た、図1では示していないが、回路基板40には、外部
回路との接続のための外部接続部60(図2に示す)が
接続されている。ブレーカ素子50は、バイメタルを内
蔵し、Ni−MH電池10の温度が設定温度よりも高く
なった時点で端子間を開状態とし、通電電流を遮断し、
Ni−MH電池10の保護を図る、所謂、感熱素子とし
ての機能を有するものである。このブレーカ素子50
は、Ni−MH電池10の各群に対して1個ずつの計2
個が、Ni−MH電池10とNi−MH電池10との谷
間部分に設けられている。これにより、ブレーカ素子5
0には、Ni−MH電池10で生じた熱が素早く伝達さ
れるようになっている。 (パック電池1の内部回路の構成)次に、パック電池1
の回路について、図2の回路図を用いて説明する。
【0014】図2に示すように、パック電池1は、Ni
−MH電池10、回路基板40、外部接続部60の3つ
の主な部分から構成されている。Ni−MH電池10
は、上述のとおり、6本ずつの2群に分けられており、
6直2並型に構成されている。Ni−MH電池10の各
群には、ブレーカ素子50が1個ずつ直列に接続されて
いる。
【0015】回路基板40には、受動素子としてのIC
素子41および電流検出抵抗素子42と、感熱素子とし
てのPTC素子43などが実装されている。回路基板4
0は、Ni−MH電池10の負極と接続されている。P
TC素子43は、上記ブレーカ素子50と同様に、感熱
素子として機能するものであって、自己発熱あるいは環
境温度の変化に応じて、内部抵抗が増減する素子であ
る。このPTC素子43の抵抗値は、常温状態で低い。
PTC素子43の構造については、一般に広く用いられ
ている公知のものであるので、ここでの詳しい説明は省
略する。
【0016】なお、電流検出抵抗素子42は、出力短絡
などが生じた場合にパック電池1の内部で最も温度上昇
の激しい部分となる。回路基板40内において、電流検
出抵抗素子42とPTC素子43とは、直列に接続され
ている。電流検出抵抗素子42のもう一方の端子は、N
i−MH電池10の負極に接続されている。
【0017】また、PTC素子43のもう一方の端子
は、外部接続部60の負極外部端子61に接続されてい
る。IC素子41は、電流検出抵抗素子42で検出され
る電流量を積算するために設けられているものであっ
て、電流検出抵抗素子42と並列に接続されている。ま
た、IC素子41は、外部接続部60の信号出力端子6
2とも接続されている。
【0018】IC素子41で算出された積算値は、信号
出力端子62を介して、接続機器に出力される。積算値
の入力を受けた接続機器では、この値を基にパック電池
1の残存容量の推定が可能となる。なお、外部接続部6
0の正極外部端子63には、Ni−MH電池10の正極
が直接接続されている。 (回路基板40上における素子の配置)上記回路基板4
0上における素子配置について、図3を用いて説明す
る。図3(a)では、回路基板40の手前側が下側カバ
ー30の側であり、向こう側がNi−MH電池10側と
なる。
【0019】図3(a)に示すように、回路基板40
は、横長の矩形状を有しており、その一方の主表面上の
長手方向にIC素子41、電流検出抵抗素子42、PT
C素子43が順に配置されている。この内、電流検出抵
抗素子42とPTC素子43とは、熱伝導性に優れるシ
リコーン樹脂層44で全体が覆われている。つまり、電
流検出抵抗素子42とPTC素子43との間には、シリ
コーン樹脂層44が形成された状態となっている。シリ
コーン樹脂層44は、耐熱性に優れ、且つ熱伝導性、熱
伝達性も比較的優れているので、電流検出抵抗素子42
で生じた熱は、シリコーン樹脂層44を通って、素早く
PTC素子43に伝達される。
【0020】Ni−MH電池10の負極からのリード線
401は、回路基板40内でリード線402とリード線
403とに分岐されている。その内の一方のリード線4
02は、電流検出抵抗素子42に接続されており、もう
一方のリード線403は、IC素子41に接続されてい
る。電流検出抵抗素子42のもう一方の端子は、リード
線404およびリード線405により、それぞれIC素
子41のもう一方の端子およびPTC素子43に接続さ
れている。この配線により、IC素子41と電流検出抵
抗素子42とは、並列に接続され、電流検出抵抗素子4
2とPTC素子43とは、直列に接続されることにな
る。
【0021】PTC素子43のもう一方の端子には、リ
ード線406が接続されており、その先に外部接続部6
0の負極外部端子61(図3では、不図示)が接続され
ている。そして、IC素子41のもう一つの端子には、
リード線407が接続されており、外部接続部60の信
号出力端子62(図3では、不図示)に接続されてい
る。
【0022】電流検出抵抗素子42とPTC素子43と
の詳細な配置関係について、図3(b)を用いて説明す
る。図3(b)に示すように、電流検出抵抗素子42と
PTC素子43とは、回路基板40上において、間に間
隔をおいて近接して配置されており、隙間を含む両素子
全体がシリコーン樹脂層44で覆われている。
【0023】このシリコーン樹脂層44は、熱硬化型の
シリコーン樹脂を用いて形成しても良いし、紫外線硬化
型のシリコーン樹脂を用いて形成しても良いが、熱伝導
性に優れるものを用いることが必要である。ただし、熱
硬化型のシリコーン樹脂を用いてシリコーン樹脂層44
を形成する場合には、PTC素子43の素子本体を破壊
しない温度で硬化するものを選択することが必要であ
る。
【0024】PTC素子43は、電流検出抵抗素子42
に近接して配置されるとともに、その間にシリコーン樹
脂層44が形成されているので、電流検出抵抗42で生
じた熱を素早く、且つ高い感度で検出することができ
る。よって、パック電池1では、出力短絡などの異常発
生時において、PTC素子43が電流検出抵抗素子42
の温度変化を高い感度で検出し、確実に内部回路の保護
が図られる。
【0025】上記パック電池1に用いたPTC素子43
が有する温度−抵抗の特性について、図4を用いて説明
する。図4は、PTC素子43における温度−抵抗値の
関係を示す特性図である。図4に示すように、高抵抗型
PTC素子は、全温度域でPTC素子43よりも高い抵
抗値を有するとともに、比較的低い温度である60℃あ
たりから抵抗値が急激に増加している。このようなPT
C素子は、大電力放電化が進む前のパック電池で用いら
れていたものであり、所謂、高抵抗型と呼ばれるもので
ある。
【0026】高抵抗型PTC素子は、上述の特性を有し
ていることから、温度に対する反応性に優れる反面、全
温度域で高抵抗であり、大電力放電化が求められるパッ
ク電池には不向きである。それに対して、図4に示すよ
うに、パック電池1に内蔵するPTC素子43は、全温
度域で上記高抵抗型PTC素子よりも低い抵抗値を有す
るとともに、比較的高い温度である105℃あたりから
急激に抵抗値が大きくなるという特性を有する。このよ
うな特性を有するPTC素子43は、所謂、低抵抗型と
呼ばれるものであり、105℃以下の温度域で低い抵抗
値を有するので、大電力放電化が求められるパック電池
に適するものである。
【0027】しかし、その反面、PTC素子43は、6
0〜105℃の間の温度域において、上記高抵抗型PT
C素子よりも温度に対する反応性という点で劣ってい
る。以上のような特性を有するPTC素子43ではある
が、本実施の形態では、上記図3に示すようにPTC素
子43を電流検出抵抗素子42に近接させて配置し、且
つその隙間にシリコーン樹脂層44を形成しているの
で、高抵抗型PTC素子に対して劣る温度変化に対する
感度という面を補うことができる。
【0028】従って、パック電池1は、出力短絡などの
異常発生時においても、受動素子を含む内部回路の保護
が確実に図られるといった優位性を有する。さらに、パ
ック電池1では、上記図6の従来のパック電池において
2つ備えていたPTC素子を1つにすることができると
ともに、ショットキーダイオード素子を備えなくても良
いので、コストの面からも優れる。これは、回路基板4
0内の電流検出抵抗素子42と外部接続部60との間に
PTC素子43を実装することにより実現されるもので
ある。
【0029】なお、上記実施の形態では、PTC素子4
3と電流検出抵抗素子42とを、間に隙間を空けて回路
基板40上に配置したが、隙間がないように配置しても
かまわない。また、上記パック電池1では、電流検出抵
抗素子42に近接させてPTC素子43を配置したが、
電流検出抵抗素子42に熱的に接触させるのは、ブレー
カ素子50であってもよい。この場合にも、上述と同様
の効果を得ることができる。
【0030】また、上記パック電池1では、電流検出抵
抗素子42とPTC素子43との間にシリコーン樹脂層
44を形成して電流検出抵抗素子42とPTC素子43
との間における熱伝達性をより良好なものとしたが、シ
リコーン樹脂層44を形成しない場合にも、PTC素子
43が受動素子(電流検出抵抗素子42など)の生じる
熱に対して上記図6に示す従来のパック電池よりも優れ
た反応性を示すことは言うまでもない。
【0031】また、上記実施の形態では、素電池として
Ni−MH電池10を12本備えるパック電池を一例と
したが、素電池の種類、員数、構成形態は、これに限定
されるものではない。ただし、素電池としてリチウムイ
オン電池やリチウムポリマー電池などを備え、電流遮断
素子を備えるようなパック電池では、上記課題を生じな
い。これは、上記リチウムイオン電池やリチウムポリマ
ー電池は、過充電・過放電などに対して非常に弱いの
で、一般的に、これらの素電池を内蔵するパック電池で
は、素電池を含む内部回路を保護するために、FET素
子などの電流遮断素子が内蔵されているためである。
【0032】従って、上記構成により最も効果が得られ
るのは、素電池にNi−MH電池やNi−Cd電池など
を備え、FETなどの電流遮断素子を内蔵していないも
のの場合である。さらに、パック電池1では、Ni−M
H電池10に近接してPTC素子43を配していない
が、最近のNi−MH電池などは技術改良により、非常
に高い耐久性を有するに至っており、Ni−MH電池が
破壊されるという事態を実際上生じることがない。つま
り、パック電池1では、電流検出抵抗素子42の温度変
化を検出し、Ni−MH電池10が破壊されるよりも前
の状態で、実質的に内部回路が開状態となり、Ni−M
H電池10も保護される。 (変形例)変形例に係るパック電池について、図5を用
いて説明する。図5では、上記実施の形態に係るパック
電池1との相違点である、回路基板40上における電流
検出抵抗素子42とPTC素子43との配置を示してい
る。他の部分については、上記パック電池1と同一の構
成であるので、ここでの説明は省略する。
【0033】また、電流検出抵抗素子42およびPTC
素子43の機能自体は、上記実施の形態と変わらないの
で、符号についても同一のものを用いている。図5に示
すように、本変形例に係るパック電池におけるPTC素
子43は、上記パック電池1のように回路基板40上に
電流検出抵抗素子42と平面的に並んで配置されている
のではなく、電流検出抵抗素子42上に積層されてい
る。
【0034】PTC素子43は、シリコーン樹脂層44
によって電流検出抵抗素子42に取り付けら、電流検出
抵抗素子42と熱的に接触した状態にある。このように
実装されたPTC素子43は、電流検出抵抗素子42と
の対向面積が大きく、電流検出抵抗素子42で生じた熱
がより素早く伝達されるので、電流検出抵抗素子42の
温度変化を感度良く検出することができる。
【0035】従って、このパック電池では、出力短絡な
どの異常発生時において、内部回路の保護が上記パック
電池1にも増して確実に図られる。なお、本変形例につ
いても、上記実施の形態と同様に、本質的な部分である
感熱素子(PTC素子43)と受動素子(電流検出抵抗
素子42)との配置関係以外の部分については、上記に
限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】以上で説明してきたように、本発明のパ
ック電池では、感熱素子(PTC素子など)が受動素子
(電流検出抵抗素子など)と熱的に接触しているので、
受動素子で生じた熱が素早く感熱素子に伝達され、受動
素子の温度変化を感熱素子が高い感度で検出する。
【0037】従って、本発明のパック電池では、出力短
絡などの異常発生時において、内部回路の保護が確実に
図られる。特に、本発明は、耐久性に優れた素電池を備
えるパック電池において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパック電池1の展開
斜視図である。
【図2】パック電池1の回路図である。
【図3】パック電池1における回路基板40の斜視図お
よび断面図である。
【図4】PTC素子の特性図である。
【図5】変形例に係る回路基板40の断面図である。
【図6】従来のパック電池の内部構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1. パック電池 10. ニッケル水素電池 20. 上側カバー 30. 下側カバー 40. 回路基板 41. IC素子 42. 電流検出抵抗素子 43. PTC素子 44. シリコーン樹脂層 50. ブレーカ素子 60. 外部接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H022 AA19 CC09 CC12 KK01 5H030 AA06 AS06 BB01 BB21 5H040 AA40 AS12 DD07 DD10 DD15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または2以上の素電池からなる電力供
    給源と、前記電力供給源からの電力の供給路中に挿入さ
    れてなる受動素子と、前記受動素子と熱的に接触されて
    なる感熱素子とを備えることを特徴とするパック電池。
  2. 【請求項2】 前記受動素子は、前記素電池に対して入
    出力する電流量を検出するために設けられている抵抗素
    子であることを特徴とする請求項1に記載のパック電
    池。
  3. 【請求項3】 前記感熱素子は、前記受動素子の温度変
    化に応じて端子間の電気的な開閉動作をするブレーカ素
    子、および前記受動素子の温度変化に応じて端子間の電
    気抵抗の増減動作をするPTC素子の少なくとも一方の
    素子であることを特徴とする請求項1に記載のパック電
    池。
  4. 【請求項4】 前記受動素子と感熱素子とは、間に間隙
    をおいて配置されており、前記間隙にシリコーン樹脂が
    充填されていることを特徴とする請求項1に記載のパッ
    ク電池。
JP2002156561A 2002-05-30 2002-05-30 パック電池 Expired - Fee Related JP4107881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156561A JP4107881B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 パック電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156561A JP4107881B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 パック電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003346917A true JP2003346917A (ja) 2003-12-05
JP4107881B2 JP4107881B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=29772730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002156561A Expired - Fee Related JP4107881B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 パック電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4107881B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006210120A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Mitsumi Electric Co Ltd 電池保護icチップ
KR100760784B1 (ko) 2006-07-04 2007-09-20 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지용 보호회로모듈 및 이를 이용한 전지 팩
EP2099085A2 (en) 2008-03-07 2009-09-09 SANYO Electric Co., Ltd. Battery pack
WO2010005024A1 (ja) 2008-07-10 2010-01-14 タイコ エレクトロニクス レイケム株式会社 Ptcデバイスおよびそれを有する電気装置
WO2024025367A1 (ko) * 2022-07-27 2024-02-01 주식회사 엘지에너지솔루션 써미스터를 포함하는 전지셀 어셈블리 및 이의 제조방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657050U (ja) * 1993-01-12 1994-08-05 三洋電機株式会社 電池の充電システム
JPH09115503A (ja) * 1979-01-26 1997-05-02 Raychem Corp バッテリー再充電方法
JPH09261883A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Sanyo Electric Co Ltd 二次電池の充電制御方法
JPH10172616A (ja) * 1996-12-17 1998-06-26 Sanyo Electric Co Ltd 充電装置
JPH11206025A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池管理装置及びそれを用いた電池パック

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09115503A (ja) * 1979-01-26 1997-05-02 Raychem Corp バッテリー再充電方法
JPH0657050U (ja) * 1993-01-12 1994-08-05 三洋電機株式会社 電池の充電システム
JPH09261883A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Sanyo Electric Co Ltd 二次電池の充電制御方法
JPH10172616A (ja) * 1996-12-17 1998-06-26 Sanyo Electric Co Ltd 充電装置
JPH11206025A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池管理装置及びそれを用いた電池パック

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006210120A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Mitsumi Electric Co Ltd 電池保護icチップ
KR100760784B1 (ko) 2006-07-04 2007-09-20 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지용 보호회로모듈 및 이를 이용한 전지 팩
US8568910B2 (en) 2006-07-04 2013-10-29 Samsung Sdi Co., Ltd. Protective circuit module for secondary battery and battery pack using the same
US9496709B2 (en) 2006-07-04 2016-11-15 Samsung Sdi Co., Ltd. Protective circuit module for secondary battery and battery pack using the same
EP2099085A2 (en) 2008-03-07 2009-09-09 SANYO Electric Co., Ltd. Battery pack
EP2413396A2 (en) 2008-03-07 2012-02-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery pack
WO2010005024A1 (ja) 2008-07-10 2010-01-14 タイコ エレクトロニクス レイケム株式会社 Ptcデバイスおよびそれを有する電気装置
KR20110027844A (ko) 2008-07-10 2011-03-16 타이코 일렉트로닉스 저팬 지.케이. Ptc 디바이스 및 그것을 갖는 전기 장치
WO2024025367A1 (ko) * 2022-07-27 2024-02-01 주식회사 엘지에너지솔루션 써미스터를 포함하는 전지셀 어셈블리 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4107881B2 (ja) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8691408B2 (en) Secondary battery including protective circuit module to protect battery when swelling occurs
KR100729106B1 (ko) 과충전 방지용 안전 소자 및 그 안전 소자가 결합된이차전지
JP4537355B2 (ja) Ptc素子を備えた二次電池
EP2131412B1 (en) Battery pack
JP4024660B2 (ja) 電池パック
KR100782101B1 (ko) 보호회로 및 이를 포함하는 전지 팩
KR101084900B1 (ko) 이차 전지 및 그에 사용되는 회로기판 어셈블리
JP5504193B2 (ja) 二次電池パック及び二次電池パック用保護回路モジュール
JP5977119B2 (ja) 充放電保護機能を有する二次電池パック
JPH1154110A (ja) 正特性温度素子を備えた電池保護装置
EP2413400A2 (en) Secondary battery
JP2011138647A (ja) 二次電池の保護回路
KR100890092B1 (ko) 회로 보호 장치
KR20170101604A (ko) 배터리 팩
JP3658877B2 (ja) バッテリーパック
JP3705079B2 (ja) 二次電池パックの温度検知装置及び二次電池パック
JP4107881B2 (ja) パック電池
JP3690728B2 (ja) 簡易保護式電池パック
JP2004265722A (ja) 二次電池
JP3634128B2 (ja) 電池パック
KR20040037547A (ko) 이차 전지팩
CN212725525U (zh) 极耳结构和电池
JP2004228044A (ja) パック電池
JP2004087851A (ja) 回路基板およびパック電池
JP2003346920A (ja) 電池の過熱検出装置及びそれを含むバッテリパック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees