JP2003346426A - 光ディスク装置、光ディスクの記録方法、光ディスクの記録方法のプログラム及び光ディスクの記録方法を記録した記録媒体 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスクの記録方法、光ディスクの記録方法のプログラム及び光ディスクの記録方法を記録した記録媒体

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JP2003346426A
JP2003346426A JP2002153508A JP2002153508A JP2003346426A JP 2003346426 A JP2003346426 A JP 2003346426A JP 2002153508 A JP2002153508 A JP 2002153508A JP 2002153508 A JP2002153508 A JP 2002153508A JP 2003346426 A JP2003346426 A JP 2003346426A
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recording
optical disk
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JP2002153508A
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English (en)
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Shingo Yoshioka
新吾 吉岡
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク装置、光ディスクの記
録方法、光ディスクの記録方法のプログラム及び光ディ
スクの記録方法を記録した記録媒体に関し、例えばファ
イナライズまでの間、管理システムにより光ディスクの
情報記録面を管理する場合に、光ディスクを確実に再生
し、また追記することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、固定した領域に記録した管理
情報TVより管理システムKAを辿ることができるよう
に管理システムKAを記録し、この管理システムKAが
再生困難になると、この管理システムKA1を別の領域
に記録し直すと共に、これと対応するように管理情報T
Vの記録を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
光ディスクの記録方法、光ディスクの記録方法のプログ
ラム及び光ディスクの記録方法を記録した記録媒体に関
し、例えばDVD(Digital Versatile Disk)装置に適
用することができる。本発明は、固定した領域に記録し
た管理情報より管理システムを辿ることができるように
管理システムを記録し、この管理システムが再生困難に
なると、この管理システムを別の領域に記録し直すと共
に、これと対応するように管理情報の記録を更新するこ
とにより、例えばファイナライズまでの間、管理システ
ムにより光ディスクの情報記録面を管理する場合に、光
ディスクを確実に再生し、また追記することができるよ
うにする。
【0002】
【従来の技術】従来、大容量の光ディスクであるDVD
において、書き込み可能な光ディスクは、1回のみ書き
込み可能なDVD−R(DVD−Recordable)、追記可
能なDVD−RW(DVD−Rewritanle)、DVD−R
AM(DVD−Random AccessMemory)が提供されるよ
うになされている。これらの光ディスクのうち、DVD
−R、DVD−RWは、DVDビデオフォーマットに準
拠したフォーマットでビデオデータを記録することによ
り、再生専用のDVDプレイヤー、コンピュータでも再
生できるようになされている。
【0003】図8は、このDVDビデオフォーマットに
よる光ディスクの論理フォーマットを示す図表である。
このフォーマットによる光ディスクは、情報記録面が、
先頭側である最内側よりリードイン(Lead in )、デー
タゾーン(Data Zone )、リードアウト(Lead out)に
区切られ(図8(A))、データゾーンに所望のビデオ
データ等が記録される。
【0004】ここでデータゾーンは、リードイン側よ
り、UDF(Universal Disk Format)領域(ファイル
システムエリア)A1、VMG(Video Manager )領域
(DVD管理用情報エリア)A2、リアルタイムデータ
記録エリアA3に区分される。UDF領域及びVMG領
域は、この光ディスクに記録されたビデオデータによる
ファイルを管理する管理用情報記録領域である。これら
のUDF領域及びVMG領域のうち、VMG領域は、D
VDプレイヤーに対応する領域であり、リアルタイムデ
ータ記録エリアA3に記録されたビデオデータ全体を管
理する管理用情報であるTOCの情報が記録される。こ
れに対してUDF領域A1は、コンピュータによるファ
イル管理システムに対応する領域であり、コンピュータ
におけるファイルシステムとの互換を図るフォーマット
によりリアルタイムデータ記録エリアA3に記録したビ
デオデータ全体を管理する管理用情報が記録される。
【0005】リアルタイムデータ記録エリアA3は、実
データを記録するプログラムエリアであり、VTS(Vi
deo Title Set )(以下、適宜、タイトルと呼ぶ)を単
位にして、ビデオデータが記録される(図8(B))。
ここでVTSは、先頭側より、VTSI(Video Title
Set Information )、VTSM VOBS(Video Obje
ct Set for the VTSM )、VTSTT VOBS(Video
Object SetFor Titles in a VTS) 、VTSI BU
P(Backup of VTSI)により構成される(図8
(C))。VTSTT VOBSには、実データである
MPEG(Moving Picture Experts Group)2のフォー
マットによるビデオデータが記録され、VTSIには、
この実データによるビデオデータを管理する管理用情報
である記録位置情報等が、VTSM VOBSには、ビ
デオデータのタイトルメニューが記録される。なおVT
SM VOBSは、オプションである。VTSI BU
Pは、VTSIのバックアップである。
【0006】これらによりこの種の光ディスクにおいて
は、コンピュータによりアクセスする場合は、UDFに
より所望するファイルを検索して再生することができる
ようになされ、DVDプレイヤーによりアクセスする場
合には、VMGにより所望するファイルを検索して再生
することができるようになされている。これによりUD
Fは、コンピュータのファイル管理システムに対応して
光ディスクに記録されたビデオデータの管理用情報を構
成するのに対し、VMGは、DVDプレイヤーに対応し
て光ディスクに記録されたビデオデータの管理用情報を
構成するようになされている。
【0007】このような光ディスクにビデオデータを書
き込む方式としては、IncrementalRecording 方式(以
下、INC方式と呼ぶ)、Restricted Over Write 方式
(以下、ROW方式と呼ぶ)が使用されるようになされ
ている。ここでINC方式は、シーケンシャルにビデオ
データを記録する方式であり、ROW方式は、上書き可
能な光ディスクに適用される方式である。但し、ROW
方式においても、未記録領域にデータを記録する場合に
は、シーケンシャルにビデオデータを記録する。これら
INC方式及びROW方式においては、リードインの内
周側に設けられたRMA(Recording Management Area
)により、後述するパディング等による領域が管理さ
れるようになされている。
【0008】図9は、ROW方式による記録手順を示す
図表である。ROW方式においては、リードイン、UD
F、VMG、先頭タイトルのVTSI、VTSM VO
BSの記録領域をパディングにより事前に確保する(図
9(A))。ここでパディングは、NULL等のダミー
データを記録して領域を確保する処理である。
【0009】このようにしてこれらの領域を確保する
と、ROW方式においては、順次ビデオデータを記録す
ることにより、実データによるVTSTT VOBSを
形成し(図9(B))、1つのタイトルについて実デー
タの記録が完了すると、続いてVTSI BUPを記録
し、さらに続くタイトルのVTSI、VTSM VOB
Sの記録領域の確保のために、パディングの処理を実行
する(図9(B))。また続いて先頭側に戻ってこの実
データの記録に対応するVTSI、VTSM VOBS
を形成する(図9(C))。これによりROW方式にお
いては、1つのVTSを光ディスクに記録する。
【0010】また続けて次のタイトルを記録する場合、
ROW方式においては、直前のVTSにより形成したパ
ディングの領域に続いて、実データの記録によりVTS
TTVOBS、VTSI BUPを形成し、続くタイト
ルのVTSI、VTSMVOBSの領域確保のために、
パディングの処理を実行する(図9(D))。また続い
てVTSI、VTSM VOBSを形成し(図9
(E))、これにより続くVTSを光ディスクに記録す
る(図9(F))。ROW方式においては、引き続きタ
イトルを記録する場合には、同様にパディング等の処理
を実行して順次VTSを記録する。
【0011】これに対してこのようにVTSを順次記録
してリアルタイムデータ記録エリアが形成されてなる光
ディスクについて、ROW方式においては、ファイナラ
イズの処理によりUDF領域、VMG領域を形成し、さ
らにリードイン、リードアウトを形成し(図9
(G))、これにより再生専用の光ディスクとの互換性
が図られるようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように順
次タイトルを記録してファイナライズする場合、メモリ
にVTSI、VTSM VOBSの記録位置情報を保持
し、このメモリの記録によりUDF、VMGを作成する
ことが考えられる。しかしながら光ディスク装置におい
ては、電源が立ち下げられてこのようにメモリに保持し
た情報が消去されてしまう場合も考えられ、この場合に
は、各タイトルを再生することが困難になり、さらには
追記することも困難になる。またファイナライズする前
に光ディスクを取り出して他の光ディスク装置で再生、
追記することも望まれ、この場合にも再生、追記するこ
とが困難になる。
【0013】この問題を解決する1つの方法として、例
えば図9との対比により図10に示すように、光ディス
クの特定領域に、少なくともファイナライズまでの間、
UDF、VMGの代替えの管理システムを記録し、この
管理システムにより光ディスクの情報記録検出を管理す
ることが考えられる。
【0014】しかしながらこのような管理システムにお
いては、タイトルを追記、書き換える毎に、更新するこ
とが必要になる。これに対して光ディスクにおいては、
繰り返し書き換えられると、信頼性が低下し、遂にはデ
ータを再生できなくなる。また光ディスクにおいては、
傷、汚れ等により記録されたデータを再生できなくなる
場合もある。
【0015】これによりこのように特定領域に管理シス
テムを記録して、情報記録面を管理する場合、この管理
システム自体を再生できなくなる場合もあり、このよう
な場合には、光ディスクに記録された貴重なファイル自
体、再生できなくなり、さらには追記すらできなくなる
問題がある。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、例えばファイナライズまでの間、管理システムによ
り光ディスクの情報記録面を管理する場合に、光ディス
クを確実に再生し、また追記することができる光ディス
ク装置、光ディスクの処理方法、光ディスクの処理方法
のプログラム及び光ディスクの処理方法を記録した記録
媒体を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、光ディスク装置に適用し
て、光ディスクに、光ディスクに記録したファイルの再
生に必要な情報による管理システムを記録し、光ディス
クに共通の記録位置であって、事前に設定された記録位
置に、少なくとも管理システムの記録位置を示すアドレ
スによる管理情報を記録し、光ディスクへのファイルの
記録に対応して、管理システムの記録を更新し、管理シ
ステムを正しく再生できない場合、他の領域に、管理シ
ステムを記録し直すと共に、該管理システムに対応する
ように管理情報を更新する。
【0018】また請求項9の発明においては、光ディス
クの記録方法に適用して、光ディスクに、光ディスクに
記録したファイルの再生に必要な情報による管理システ
ムを記録するステップと、光ディスクに共通な記録位置
であって、事前に設定された記録位置に、少なくとも管
理システムの記録位置を示すアドレスによる管理情報を
記録するステップと、光ディスクへのファイルの記録に
対応して、管理システムの記録を更新するステップと、
管理システムを正しく再生できない場合、他の領域に、
管理システムを記録し直すと共に、該管理システムに対
応するように管理情報を更新するステップとを有するよ
うにする。
【0019】また請求項10の発明においては、光ディ
スクの記録方法のプログラムに適用して、光ディスク
に、光ディスクに記録したファイルの再生に必要な情報
による管理システムを記録するステップと、光ディスク
に共通な記録位置であって、事前に設定された記録位置
に、少なくとも管理システムの記録位置を示すアドレス
による管理情報を記録するステップと、光ディスクへの
ファイルの記録に対応して、管理システムの記録を更新
するステップと、管理システムを正しく再生できない場
合、他の領域に、管理システムを記録し直すと共に、該
管理システムに対応するように管理情報を更新するステ
ップとを有するようにする。
【0020】また請求項11の発明においては、光ディ
スクの記録方法のプログラムを記録した記録媒体に適用
して、この光ディスクの記録方法のプログラムは、光デ
ィスクに、光ディスクに記録したファイルの再生に必要
な情報による管理システムを記録するステップと、光デ
ィスクに共通な記録位置であって、事前に設定された記
録位置に、少なくとも管理システムの記録位置を示すア
ドレスによる管理情報を記録するステップと、光ディス
クへのファイルの記録に対応して、管理システムの記録
を更新するステップと、管理システムを正しく再生でき
ない場合、他の領域に、管理システムを記録し直すと共
に、該管理システムに対応するように管理情報を更新す
るステップとを有するようにする。
【0021】請求項1の構成によれば、光ディスク装置
に適用して、光ディスクに、光ディスクに記録したファ
イルの再生に必要な情報による管理システムを記録し、
光ディスクに共通の記録位置であって、事前に設定され
た記録位置に、少なくとも管理システムの記録位置を示
すアドレスによる管理情報を記録し、光ディスクへのフ
ァイルの記録に対応して、管理システムの記録を更新
し、管理システムを正しく再生できない場合、他の領域
に、管理システムを記録し直すと共に、該管理システム
に対応するように管理情報を更新することにより、管理
システムにより光ディスクの情報記録面を管理するよう
にして、この管理システムを正しく再生できなくなる
と、改めて記録し直し、また管理情報の更新によりこの
記録し直した管理システムを辿ることができるように設
定することができる。これにより例えばファイナライズ
までの間、管理システムにより光ディスクの情報記録面
を管理する場合に、光ディスクを確実に再生し、また追
記することができる。
【0022】これにより請求項9、請求項10、請求項
11の構成によれば、管理システムにより光ディスクの
情報記録面を管理する場合に、管理システムの情報を有
効に保護することができる光ディスクの記録方法、光デ
ィスクの記録方法のプログラム、光ディスクの記録方法
のプログラムを記録した記録媒体を提供することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0024】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置を示すブロック図である。この光ディスク装置1は、
ビデオレコーダであり、DVDである光ディスク2にビ
デオデータ、オーディオデータを記録できるようになさ
れている。
【0025】すなわちこの光ディスク装置1において、
映像入力部3は、図示しない撮像手段より得られる撮像
結果である映像信号、外部機器から入力される映像信号
をアナログディジタル変換処理し、ビデオデータを出力
する。オーディオ入力部5は、マイクで取得される音声
信号、映像信号に対応する外部入力による音声信号をア
ナログディジタル変換処理し、オーディオデータを出力
する。
【0026】圧縮/伸長処理部6は、マイコン4の制御
により、動作を切り換え、記録再生に供するデータを処
理する。すなわち圧縮/伸長処理部6は、映像入力部
3、オーディオ入力部5から入力されるビデオデータ、
オーディオデータの記録時、ランダムアクセスメモリ
(RAM)9を用いて、これらビデオデータ及びオーデ
ィオデータをデータ圧縮して多重化処理し、ヘッダー情
報処理部7に出力する。またこれとは逆に、再生時、同
様にランダムアクセスメモリ9を用いて、ヘッダー情報
処理部7より得られるデータをビデオデータ及びオーデ
ィオデータに分離した後、それぞれデータ伸長して出力
する。
【0027】すなわち圧縮/伸長処理部6において、ビ
デオ処理部8は、マイコン4の制御により、記録時、映
像入力部3から出力されるビデオデータをMPEG2の
フォーマットによりデータ圧縮して出力する。またビデ
オ処理部8は、再生時、多重化処理部10から出力され
るビデオデータを、このビデオデータのデータ圧縮フォ
ーマットに対応してデータ伸長して出力する。
【0028】オーディオ処理部11は、記録時、オーデ
ィオ入力部5から出力されるオーディオデータをMPE
G、ドルビーオーディオ、またはリニアPCM等のフォ
ーマットによりデータ圧縮して出力する。またこれとは
逆に、再生時、多重化処理部10から得られるオーディ
オデータをデータ伸長して出力する。
【0029】多重化処理部10は、記録時、ビデオ処理
部8から出力されるビデオデータ、オーディオ処理部1
1から出力されるオーディオデータを時分割多重化して
ヘッダー情報処理部7に出力する。またこれとは逆に、
再生時、ヘッダー情報処理部7から出力される時分割多
重化データよりビデオデータ及びオーディオデータを分
離し、それぞれビデオ処理部8、オーディオ処理部11
に出力する。
【0030】ビデオ/オーディオエンコーダ13は、オ
ーディオ入力部5から入力されるビデオデータ及びオー
ディオデータ、又は圧縮/伸長処理部6から出力される
ビデオデータ及びオーディオデータを所定フォーマット
によりデータ圧縮して外部機器に出力する。これにより
この光ディスク装置1では、撮像結果、再生結果を外部
機器でモニタできるようになされている。
【0031】ヘッダー情報処理部7は、記録時、圧縮/
伸長処理部6から出力される時分割多重化データを受
け、マイコン4の制御により、DVDに固有のヘッダー
情報等を付加して出力する。またマイコン4からの情報
により、UDF、VMG、VTSI等のデータを生成し
てDVD信号処理部14に出力する。また再生時等にお
いて、DVD信号処理部14の出力データから、記録時
に付加したヘッダー情報を分離して圧縮/伸長処理部6
に出力する。またこの分離したヘッダー情報をマイコン
4に通知する。
【0032】DVD信号処理部14は、記録時、ランダ
ムアクセスメモリ15を用いて、ヘッダー情報処理部7
の出力データよりエラー訂正符号を生成し、このエラー
訂正符号をこの出力データに付加する。またスクランブ
ル処理、8/16変調等の処理を実行し、その処理結果
によるデータ列をシリアルデータ列によりアナログフロ
ントエンド部16に出力する。
【0033】これに対して再生時、DVD信号処理部1
4は、記録時とは逆に、アナログフロントエンド部16
の出力データを復号処理、デスクランブル処理、エラー
訂正処理し、処理結果をヘッダー情報処理部7に出力す
る。またDVD信号処理部14は、マイコン4から出力
されるスピンドル制御用、トラッキング制御用、フォー
カス制御用、スレッド制御用の各種駆動情報をディジタ
ルアナログ変換処理してこれらの駆動信号を生成し、こ
れら駆動信号をモーターアンプ部18に出力する。
【0034】アナログフロントエンド部16は、光学ヘ
ッド19から光ディスク2に照射するレーザービームに
ついて、光量制御信号を生成して出力する。アナログフ
ロントエンド部16は、再生時、この光量制御信号によ
り光学ヘッド19から光ディスク2に照射するレーザー
ビームの光量を再生用の一定光量に保持するのに対し、
記録時、DVD信号処理部14からの出力データに応じ
てこの光量制御信号の信号レベルを変化させ、これによ
りこのDVD信号処理部14からの出力データに応じて
レーザービームの光量を再生時の光量から記録の光量に
間欠的に立ち上げる。
【0035】またアナログフロントエンド部16は、光
学ヘッド19から得られる戻り光の受光結果を増幅して
演算処理することにより、光ディスク2に形成されたピ
ット列に対応して信号レベルが変化する再生信号を生成
し、この再生信号の信号処理によりこの再生信号の2値
識別結果である再生データをDVD信号処理部14に出
力する。またこの演算処理により、トラッキングエラー
量、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化する
トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生
成し、これらの信号をディジタル信号によりマイコン4
に出力する。
【0036】モーターアンプ部18は、DVD信号処理
部14から出力される各種駆動信号により、それぞれ対
応する機構を駆動する。すなわちモーターアンプ部18
は、これらの駆動信号のうち、スピンドル制御用の駆動
信号、スレッド制御用の駆動信号によりスピンドルモー
タ20、スレッドモータ21を回転駆動する。またトラ
ッキング制御用の駆動信号、フォーカス制御用の駆動信
号により光学ヘッド19に搭載のアクチュエータを駆動
する。
【0037】スピンドルモータ20は、光ディスク2を
チャッキングして所定の回転速度により回転駆動する。
スレッドモータ21は、光学ヘッド19を光ディスク2
の半径方向に可動させる。
【0038】光学ヘッド19は、アナログフロントエン
ド部16から出力される光量制御信号により内蔵の半導
体レーザーからレーザービームを出射し、対物レンズを
介してこのレーザービームを光ディスク2の情報記録面
に集光する。またこのレーザービームの照射により光デ
ィスク2から得られる戻り光をこの対物レンズを介して
所定の受光素子に導き、この受光素子の受光結果をアナ
ログフロントエンド部16に出力する。光学ヘッド19
は、この対物レンズがトラッキング制御用の駆動信号、
フォーカス制御用の駆動信号により駆動されるアクチュ
エータにより可動するようになされ、これによりトラッ
キング制御、フォーカス制御できるようになされてい
る。またレーザービームの光量が光量制御信号により間
欠的に立ち上げられ、これにより光ディスク2の情報記
録面を局所的に温度上昇させて所望のデータを記録する
ようになされている。
【0039】マイコン4は、この光ディスク装置1全体
の動作を制御するコンピュータであり、この光ディスク
装置1に事前にインストールされた処理プログラムを実
行することにより図示しない操作部を介して得られるユ
ーザーの操作により、さらにはアナログフロントエンド
部16で検出される各種信号等により、各部の動作を制
御する。すなわちマイコン4は、アナログフロントエン
ド部16で検出されるトラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号により、トラッキング制御用、フォーカ
ス制御用の駆動情報を生成し、DVD信号処理部14で
アナログ信号に変換してモーターアンプ部18に出力
し、これによりトラッキング制御、フォーカス制御の処
理を実行する。またヘッダー情報処理部7で検出される
ヘッダー情報等によりレーザービーム照射位置を検出
し、この検出結果よりスレッド制御用の駆動情報を生成
してDVD信号処理部14に出力し、これによりシーク
等の処理を実行する。また同様にしてスピンドル制御の
処理を実行する。
【0040】またマイコン4は、これらの光ディスク2
に関する処理を前提として、所定の処理手順の実行によ
り、未だファイナライズ処理されていない光ディスク2
については、ユーザーの操作により順次タイトルを記録
する。
【0041】すなわち図3は、何らファイルを記録して
いないいわゆるバージンディスクの場合を例にとって、
ROW方式による動画ファイルの記録処理の説明に供す
る図表である。マイコン4は、光ディスク2より取得し
てメモリに保持したRMAの情報を更新することによ
り、パディングの処理を実行し、UDF、VMGの領
域、続くタイトルのVTSI、VTSM VOBSの領
域を確保する(図3(A))。
【0042】またユーザーにより記録の開始が指示され
ると、動画ファイルによる実データを順次記録してVT
STT VOBSを生成した後、記録開始位置のアドレ
ス情報、ファイルサイズ、記録日時等により管理用情報
を生成し、この管理用情報を記録してVTSI BUP
を生成する。また続くタイトルの記録のために、パディ
ングによりVTSI、VTSM VOBSの領域を確保
し、VTSTT VOBSの記録開始位置より所定領域
分だけ戻った位置より、順次管理用情報を記録し、これ
により1つのタイトルの記録を完了する(図3
(B))。
【0043】この実施の形態において、マイコン4は、
このようにして1つのタイトルを記録すると、管理シス
テムKAにこのタイトルに係る情報を記録し、また必要
に応じてこの中間管理用情報DKの記録位置を示すテー
ブルTVを更新する(図3(C))。
【0044】ここで図1に示すように、この管理システ
ムKAは、ファイナライズまでの間、光ディスク2の情
報記録面を管理する管理用情報であり、光ディスクに記
録されたファイルの再生に必要な情報が記録される。こ
れにより光ディスク装置1では、この管理システムKA
を再生して光ディスク2を再生し、さらにはUDF、V
MGの情報を生成できるようになされている。具体的に
管理システムKAは、光ディスク2に記録された全タイ
トルの記録開始位置のアドレス、ファイル長、ファイル
名、記録日時等の情報により形成される。
【0045】管理システムKAは、光ディスク2に1つ
のタイトルが初めて記録されると、その時点で有効なデ
ータの最後尾に続いて、すなわちこのタイトルに続いて
記録される。またこのようにして先頭タイトルに続い
て、タイトルを追記し、さらには更新すると、これらの
処理に対応して更新される。またこのような更新時にお
けるライトベリファイにより正しく再生困難と判断され
ると、その時点で、光ディスク2に記録された有効なデ
ータの最後尾に続いて、すなわち最後に記録されたタイ
トルに続いて、新たに記録し直される。なお、図1にお
いては、管理システムKAを中間動画管理システムと称
して示し、このように始めに記録された管理システムか
ら記録し直した管理システムまでを順次符号KA1、K
A2、……、KANにより示す。
【0046】また管理システムKAは、この光ディスク
における誤り訂正処理単位であるECCブロックの整数
倍を単位にして作成される。なおこの実施の形態におい
ては、このECCブロックが16セクタの大きさにより
構成される。これによりこの光ディスク装置1では、こ
の管理システムKAを簡易に書き換えることができるよ
うになされている。
【0047】これに対して管理テーブルTVは、この管
理システムKAの記録開始位置を示す管理情報である。
管理テーブルTVは、テーブルに記録されたポインタに
より管理システムKAの記録位置を示すようになされて
いる。ここで管理テーブルTVは、複数個用意され、先
頭側の管理テーブルより順次使用される。管理テーブル
TVは、先頭側の管理テーブルで指し示される管理シス
テムKAが上述したように正しく再生困難と判断され、
新たに管理システムKAが記録し直されると、それまで
の管理システムKAを指し示していた管理テーブルTV
に、使用禁止を示すフラグがセットNG Flagさ
れ、続く管理テーブルTVに記録し直した管理システム
KAの先頭アドレスが記録されるようになされている。
なお図1においては、このように順次有効とされる管理
テーブルを符号TV1、TV2、……、TVNにより示
す。
【0048】上述したように管理システムKAが、タイ
トルの長さ等により種々に変化する記録位置に記録され
るのに対し、管理テーブルTVは、全ての光ディスクで
共通の固定された記録位置に記録されるようになされ、
これによりこの実施の形態では、管理テーブルTVを基
準にして管理システムKAを再生することができるよう
になされ、この再生した管理システムKAを基準にして
光ディスク2に記録された全ファイルを再生し、さらに
は追記できるようになされている。また管理システムK
Aが再生困難となると、管理システムKAを記録し直
し、これに対応するように管理テーブルTVを更新する
ことにより、管理システムの情報を有効に保護して確実
に光ディスク2をアクセスすることができるようになさ
れている。なおここで固定された記録位置とは、光ディ
スクに共通の記録位置であって、事前に設定された記録
位置の意であり、この実施の形態においては、この記録
位置が、UDFとVMGとの間の空き領域に設定される
ようになされている。
【0049】マイコン4においては、これにより図3
(B)に示すように、先頭1タイトルを記録すると、こ
のタイトルに続いて管理システムKAを記録し、パディ
ングの処理により続くタイトルの先頭記録領域を確保す
る(図3(C))。また光ディスク2の内周側に光学ヘ
ッド19をシークさせ、管理テーブルTVを記録する。
【0050】これによりマイコン4は、続いて動画を記
録する場合、同様にしてタイトルを記録してパディング
の処理を実行した後、このタイトルの記録に対応するよ
うに管理システムKAの内容を更新する(図3
(D))。また同様の処理の繰り返しにより、順次タイ
トルを追記し、さらには追記の都度、管理システムKA
を更新する(図3(E1))。
【0051】またこのようにして順次タイトルを記録し
て、管理システムKAを更新する際のライトベリファイ
により管理システムKAを正しく再生できなくなると、
その時点で、最後に記録されているタイトルに続いて、
管理システムKA1を新たに記録し直し、続いてパディ
ングの処理を実行する(図3(E2))。またこの管理
システムKA1の記録に対応して、管理テーブルTVを
上述したように更新する。マイコン4においては、この
ようにして管理システムKA1を記録し直すと、以降、
記録の都度、それまで管理システムKAに代えて、この
新たに記録した管理システムKA1をタイトルの記録に
対応するように更新する。またユーザーによりファィナ
ライズが指示されると、このようにして記録した最新の
管理システムKA1によりUDF、VMG、リードイ
ン、リードアウトを作成するようになされている(図3
(F))。
【0052】図4は、光ディスク2がDVD−RWの場
合に、これらの処理に係るマイコンの処理手順を示すフ
ローチャートである。マイコン4は、電源が立ち上げら
れると、ステップSP1からステップSP2に移り、図
示しない光ディスク2の検出機構による検出結果より光
ディスク2の有無を判断する。ここで否定結果が得られ
ると、マイコン4は、ステップSP2を繰り返す。なお
マイコン4は、光ディスク2が検出されないでこのステ
ップSP2を繰り返す場合、所定の表示手段に「No
DISK」等のメッセージを表示する。
【0053】ステップSP2で肯定結果が得られると、
マイコン4は、ステップSP3に移り、光ディスク2の
排出が指示されたか否か判断し、ここで肯定結果が得ら
れると、光ディスク2の排出を排出機構に指示した後、
ステップSP2に戻る。これに対してステップSP3で
否定結果が得られると、マイコン4は、ステップSP4
に移り、光ディスクの種類を判別する。
【0054】続いてマイコン4は、ステップSP5に移
り、ここで既に光ディスク2に管理テーブルが記録され
ている場合には、この管理テーブルのデータを読み込
み、続くステップSP6において、この管理テーブルの
記録より管理システムを読み込んだ後、ステップSP7
に移る。なおいわゆるバージンディスクの場合、マイコ
ン4は、ステップSP5の処理において、何ら管理テー
ブルを再生できないことにより、ステップSP6の処理
を省略してステップSP7に移る。
【0055】ここでマイコン4は、ユーザーによる操作
を待機し、ユーザーによる操作が得られると、この操作
が記録を指示する操作か(RECにより示す)、再生を
指示する操作か(PBにより示す)、電源の立ち下げを
指示する操作が(PowerOFFにより示す)か判断
する。ここでユーザーによる操作が再生を指示する操作
の場合、マイコン4は、ステップSP7からステップS
P8に移り、光ディスク2に記録されたファイルを再生
する再生処理手順を実行してステップSP3に戻る。
【0056】これに対してユーザーによる操作が記録を
指示する操作の場合、マイコン4は、ステップSP6か
らステップSP9に移り、所定の記録処理手順を実行し
てステップSP3に戻る。これに対してユーザーによる
操作が電源を立ち下げる操作の場合、マイコン4は、ス
テップSP7からステップSP10に移り、電源立ち下
げの処理を実行し、ステップSP11に移ってこの処理
手順を終了する。
【0057】図5は、図4について上述した記録処理手
順を示すフローチャートである。マイコン4は、この記
録処理手順を開始すると、ステップSP21からステッ
プSP22に移り、ユーザーによる記録の指示が動画の
記録に係るものか、ファイナライズの処理に係るものか
判断する。
【0058】ここでユーザーによる記録の指示が動画の
記録に係るものの場合、マイコン4は、ステップSP1
2からステップSP13に移り、ユーザーにより記録の
開始が指示されたか否か判断する。ここで否定結果が得
られると、マイコン4は、ステップSP23を繰り返す
のに対し、肯定結果が得られると、ステップSP23か
らステップSP24に移り、図3について説明したよう
に、実データを記録する。さらにステップSP25に移
り、ユーザーにより記録の停止が指示されたか否か判断
し、ここで否定結果が得られると、ステップSP24に
戻る。これによりマイコン4は、ステップSP24−S
P25−SP24の処理手順を繰り返し、順次、実デー
タを記録し、ステップSP25で肯定結果が得られる
と、実データの記録を終了してVTSTT VOBSの
記録を完了する。さらにマイコン4は、続いてVTSI
BUPを記録し、パディングの処理を実行した後、先
頭側に戻ってVTSI、VTSM VOBSを順次形成
し、これにより1つのVTSを記録する。
【0059】マイコン4は、このようにして1つのタイ
トルを記録すると、ステップSP26に移り、この1つ
のタイトルの記録に対応するように管理システムKAを
記録する。すなわちバージンディスクに初めて1つのタ
イトルを記録した場合には、光ディスク2に記録された
有効データの末尾であるタイトルの末尾より、管理シス
テムを記録した後、パディングにより続くタイトルの先
頭領域を確保する。これに対して既に光ディスク2に管
理システムKAが記録されている場合には、ステップS
P6で再生した管理システムKAのデータに、この新た
に記録した1タイトル分の記録位置情報、ファイル長、
ファイル名等のデータを付加して管理システムKAのデ
ータを更新し、この更新したデータにより管理システム
KAを書き換える。
【0060】続いてマイコン4は、ステップSP27に
移り、ここでこの管理システムKAを再生し、これによ
りライトベリファイにより正しく再生できるか否か判断
する。ここで否定結果が得られると、マイコン4は、ス
テップSP28に移り、図3について上述したように管
理テーブルTVを更新し、またステップSP26に移っ
て、この時点で、光ディスク2に記録された有効データ
の末尾に続いて管理システムKAを記録する。なおマイ
コン4は、ライトベリファイにより正しく再生すること
が困難と判断された管理システムが、この時点で、光デ
ィスク2に記録された有効データの末尾に続いて記録さ
れている場合、この管理システムが記録された領域に続
く領域に新たに管理システムを記録するようになされて
いる。
【0061】これに対してステップSP27で肯定結果
が得られると、マイコン4は、ステップSP27からス
テップSP29に移り、元の処理手順に戻る。
【0062】これに対してユーザーによる記録の指示が
ファイナライズの処理に係るものの記録の場合、マイコ
ン4は、ステップSP22からステップSP30に移
り、ユーザーにより記録の開始が指示されたか否か判断
する。ここで否定結果が得られると、マイコン4は、ス
テップSP30を繰り返すのに対し、肯定結果が得られ
ると、ステップSP30からステップSP31に移り、
管理システムのデータより、UDF、VMGのデータを
作成して光ディスク2に記録し、リードイン、リードア
ウトを形成する。これによりマイコン4は、再生専用の
DVDプレイヤー、コンピュータでも再生可能に光ディ
スク2の内周側、管理情報記録領域に、コンピュータ用
のファイル管理システムと、DVDプレイヤーのファイ
ル管理システムとを形成した後、ステップSP29に移
って元の処理に戻る。なおマイコン4は、光ディスク2
に記録した管理システムと同一のデータをメモリに保持
し、ファイナライズの処理等においては、このメモリに
保持したデータにより適宜UDF等を作成するようにな
されている。
【0063】これに対して図6は、図3について上述し
た再生処理手順を示すフローチャートである。マイコン
4は、この再生処理手順を開始すると、ステップSP4
1からステップSP42に移り、ユーザーにより再生の
開始が指示されたか否か判断する。ここで否定結果が得
られると、ステップSP42を繰り返すのに対し、肯定
結果が得られると、ステップSP42からステップSP
43に移る。ここでマイコン4は、メモリに記録して保
持した管理システムKAのデータを基準にして、ユーザ
ーにより指示された動画のファイルを再生するように全
体の動作を制御し、続くステップSP44において、ユ
ーザーにより再生の停止が指示されたか否か判断する。
【0064】ここで否定結果が得られると、マイコン4
は、ステップSP43に戻り、これによりステップSP
43−SP44−SP43の処理手順を繰り返し、順
次、ユーザーにより指示された動画のファイルを再生す
る。これに対してステップSP44で肯定結果が得られ
ると、再生の動作を終了し、ステップSP45に移って
元の処理手順に戻る。
【0065】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、この光ディスク装置1では(図
2)、電源が立ち上げられた状態でユーザーにより光デ
ィスクが装填されると、また光ディスクが装填された状
態で電源が立ち上げられると、マイコン4によるDVD
信号処理部14、モーターアンプ部18を介したスレッ
ドモータ21の駆動により、光学ヘッド19が光ディス
ク2の内周側に移動する。さらに光学ヘッド19により
光ディスク2にレーザービームを照射し、戻り光の光学
ヘッド19による受光結果がアナログフロントエンド部
16、マイコン4で順次処理され、このマイコン4の処
理によるDVD信号処理部14、モーターアンプ部18
を介した光学ヘッド19の制御により、トラッキング制
御、フォーカス制御の処理が実行される。また受光結果
のDVD信号処理部14による処理により、光ディスク
2に記録されたデータが再生される。光ディスク装置1
では、この一連の処理により、光ディスク2の内周側に
記録された各種情報がマイコン4で取得され、マイコン
4に内蔵のメモリに保持される。
【0066】この光ディスク2がスタンパにより作成さ
れた再生専用の光ディスクの場合、さらには光ディスク
2がファイナライズ処理されてなる光ディスクの場合、
この一連の処理により、マイコン4には、光ディスク2
の内周側に記録されたDVDプレイヤー用の管理用情報
であるVMGのデータが取得される。これにより光ディ
スク装置1では、ユーザーにより光ディスク2の再生が
指示されると、このVMGのデータに従って、DVD信
号処理部14、モーターアンプ部18を介したスレッド
モータ21の駆動により、ユーザーの所望するタイトル
の記録位置まで光学ヘッド19がシークし、さらには光
学ヘッド19の受光結果によりトラッキング制御、フォ
ーカス制御した状態で、光学ヘッド19の受光結果がD
VD信号処理部14、ヘッダー情報処理部7、圧縮/伸
長処理部6で順次処理されて動画によるビデオデータが
再生される。すなわち受光結果である光ディスク2のピ
ット列に応じて信号レベルが変化する再生信号がアナロ
グフロントエンド部16で処理されて再生データが生成
され、この再生データがDVD信号処理部14で復号、
デインターリーブ、誤り訂正処理される。またこの誤り
訂正処理された再生データがヘッダー情報処理部7に入
力され、ここでヘッダーが除去され、このヘッダーの情
報がマイコン4に通知される。また続いて圧縮/伸長処
理部6に入力され、多重化処理部10でビデオデータ及
びオーディオデータに分離され、ビデオデータについて
は、ビデオ処理部8によりMPEGによるデータ圧縮が
解かれ、ビデオ/エンコーダ13より外部機器に出力さ
れる。これに対してオーディオデータは、オーディオ処
理部11でデータ伸長された後、ビデオ/エンコーダ1
3より外部機器に出力される。
【0067】これに対して光ディスク2が書き換え可能
なバージンディスクの場合、光ディスク2の装填時、電
源の立ち上げ時における光ディスク2のアクセスによ
り、光ディスク2のRMAのデータがマイコン4で取得
される。光ディスク装置1では、ユーザーにより動画の
記録が選択されると、マイコン4において(図2)、メ
モリに保持したRMAの更新により、さらにはパディン
グにより、UDF、VMGを形成する領域、VSTのV
TSI等を記録する領域が確保される。
【0068】この状態でユーザーにより録画の開始が指
示されると、映像入力部3、オーディオ入力部5から順
次ビデオデータ、オーディオデータが入力され、ビデオ
データについてはMPEGによるビデオ処理部8でデー
タ圧縮の処理が実行され、オーディオデータについては
オーディオ処理部11でデータ圧縮の処理が実行され
る。さらにこれらデータ圧縮されたビデオデータ及びオ
ーディオデータが、多重化処理部10により多重化処理
され、その処理結果のデータにヘッダー情報処理部7に
よりヘッダーが付加される。さらに続くDVD信号処理
部14において、誤り訂正符号が付加された後、インタ
ーリーブ処理、符号化処理され、この処理結果のデータ
に従って光学ヘッド19から光ディスク2に照射するレ
ーザービームの光量がアナログフロントエンド部16に
より立ち上げられ、これにより光ディスク2に順次ピッ
ト列が形成されて動画によるビデオデータが順次記録さ
れる。
【0069】光ディスク装置1では、ユーザーにより記
録が停止指示されると、圧縮/伸長処理部6等における
一連の処理がマイコン4により停止制御されてビデオデ
ータの記録が中止され、VTSI BUPが記録された
後、パディングにより続くタイトル先頭の領域が確保さ
れた後、先頭側に戻ってVTSI、VTSM VOBS
が記録され、これにより1つのタイトルが記録される。
【0070】光ディスク装置1では、またこのようにし
て記録したタイトルについて、このファイルの記録位置
情報、ファイルサイズの情報、ファイル名、記録日時等
の情報より、このタイトルの管理用情報が生成される。
光ディスク装置1では、この場合、光ディスク2に未だ
管理システムKAが記録されていないことにより、この
ようにして生成した管理用情報よりマイコン4で管理シ
ステムKAのデータが生成され、このデータがDVD信
号処理部14に出力されて、この時点における有効デー
タの末尾に続くように、管理システムKAが生成され、
続いてパディングにより、続くタイトルのVTSI、V
TSM VOBSを生成する領域が確保される。
【0071】またこのようにして管理システムKAを記
録すると、この管理システムKAの先頭アドレスが固定
したアドレスによる管理テーブルTVにセットされる。
これにより光ディスク装置1では、この光ディスク2を
途中で排出して他の光ディスク装置で再生、追記する場
合でも、また電源を遮断してメモリの記録が消去された
後に、この光ディスク2をアクセスする場合でも、固定
した記録位置である管理テーブルTVを再生し、この管
理テーブルTVの記録から管理システムKAを再生する
ことができ、またこの管理システムKA1の記録から光
ディスク2に記録されたファイルの記録位置等を検出す
ることができ、これによりこのような場合でも、光ディ
スク2を確実に再生し、さらには追記することができ
る。
【0072】すなわちこのような光ディスク2が装填さ
れた場合、光ディスク装置1では、ファイナライズされ
た光ディスク2が装填された場合と同様に、管理テーブ
ルTVを再生し、この管理テーブルTVの記録から管理
システムKAを再生して内蔵のメモリに記録し、このメ
モリの記録に従って光ディスク2に所望のデータを記録
し、また光ディスク2に記録されたファイルを再生す
る。またバージンディスクにファイルを初めて記録した
場合にも、光ディスク2に記録した管理テーブルTVの
データ、管理システムKAのデータをメモリに保持し、
このメモリの記録に従って光ディスク2をアクセスす
る。
【0073】このような光ディスク2のアクセスにおい
て、ユーザーによりファイルの記録が指示されると、光
ディスク装置1では、同様にしてタイトルが記録され、
この記録したタイトルの記録位置情報、ファイル長、フ
ァイル名等により新たな管理用情報がマイコン4により
作成され、メモリに保持した管理システムにこの管理用
データが追加される。さらにこのデータを追加した管理
システムのデータにより、光ディスク2に記録された管
理システムKAが更新される。
【0074】これにより光ディスク装置1では、改めて
この光ディスク2が他の光ディスク装置で再生される場
合、電源が立ち下げられた後に光ディスク2をアクセス
する場合でも、この光ディスク2に記録されたファイル
を再生し、また追記することができるようになされてい
る。
【0075】光ディスク装置1では、このように管理シ
ステムKAを記録し、さらには更新する場合、ライトベ
リファイにより管理システムKAを正しく再生できるか
検出され、正しく再生できない場合には、この時点にお
ける有効データの末尾に続くように、管理システムKA
が改めて生成され、続いてパディングにより、続くVT
SのVTSI、VTSM VOBSを生成する領域が確
保される。またこのような新規に係る管理システムKA
のみをアクセスし、古い管理システムKAをアクセスし
ないように、古い管理テーブルTVに無効を示すフラグ
NG Flagがセットされ、続く管理テーブルTVに
新規な管理システムKAのアドレスが記録される。
【0076】これにより光ディスク装置1では、タイト
ルの記録、更新の都度、管理システムKAを更新して、
管理システムKAを正しく再生することが困難になった
場合、さらには傷、汚れ等により管理システムKAを正
しく再生することが困難になった場合であっても、新規
な管理システムKAにより光ディスク2に記録されたフ
ァイルを再生し、また光ディスク2に所望のファイルを
追記することができる。これにより光ディスク装置1で
は、ファイナライズまでの間、管理システムにより光デ
ィスクの情報記録面を管理する場合に、光ディスクを確
実に再生し、また追記することができるようになされて
いる。
【0077】かくするにつき、光ディスク装置1では、
このようにして光ディスクにファイルを記録してユーザ
ーによりファイナライズが指示されると、このようにし
て光ディスクに記録した管理システムKAのデータよ
り、UDF、VMGによるファイル管理システムが生成
され、このファイル管理システムが順次光ディスク2の
内周側に記録され、これによりスタンパにより作成され
た光ディスク2との間で互換性が図られる。
【0078】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、固定した領域に記録した管理情報
である管理テーブルより管理システムを辿ることができ
るように管理システムを記録し、この管理システムが再
生困難になると、この管理システムを別の領域に記録し
直すと共に、これと対応するように管理情報の記録を更
新することにより、ファイナライズまでの間、管理シス
テムにより光ディスクの情報記録面を管理する場合に、
光ディスクを確実に再生し、また追記することができ
る。
【0079】このとき管理情報を複数のテーブルにより
形成し、このテーブルを、管理システムの記録位置を示
すアドレスと、テーブルの有効、無効を示すフラグによ
り形成し、管理システムを正しく再生できない場合、対
応するテーブルに無効を示すフラグを設定すると共に、
続くテーブルに、記録し直した管理システムの記録位置
を示すアドレスを設定することにより、簡易な管理テー
ブルの管理により、光ディスクを確実に再生し、また追
記することができる。またこのようにしてテーブルを更
新すれば、例えばコンピュータの対応するアプリケーシ
ョンプログラムにより光ディスク2を再生して、古い管
理システムを順次再生することができ、これにより光デ
ィスク2に記録した個々のファイルの修復処理等に役立
てることができる。すなわち最新の管理システムによっ
ては、削除されたものとして管理用情報が記録されてい
るファイルであっても、光ディスク2によっては、光デ
ィスクに未だ記録されており、実際には続くファイルの
記録による上書きにより消去されるものがある。このよ
うな場合に、古い管理システムによれば、記録位置情報
等を取得することができ、このように新しい管理システ
ムでは削除されたものとされて、未だ光ディスク2に記
録されているファイルを再生することができる。
【0080】またこのような管理システムの記録位置
が、管理システムの記録時において光ディスクに記録さ
れた有効なデータの最後尾に続く領域であることによ
り、簡易なアドレスの管理により、管理システムを記録
することができる。
【0081】また管理システムを、光ディスクに記録す
るデータの誤り訂正処理単位の整数倍を単位にして生成
することによっても、管理システムの書き換え処理を簡
略化することができる。
【0082】またこの管理システムを、少なくとも光デ
ィスクに記録したファイルの記録位置情報と、ファイル
サイズの情報と、ファイル名の情報とにより形成するこ
とにより、必要最少限度で、光ディスクに記録したファ
イルの再生に必要な情報を記録することができる。
【0083】また管理情報の再生結果に基づいて、管理
システムを再生し、この管理システムの再生結果に基づ
いて、光ディスクに記録されたファイルを再生すること
により、他の光ディスクでファイルが記録されて未だフ
ァイナライズされていない光ディスク、電源を遮断した
後にこのような光ディスクをアクセスする場合等にあっ
ても、光ディスクに記録されたファイルを確実に再生す
ることができる。
【0084】またこの管理システムに基づいて、光ディ
スクの内周側に、コンピュータによるファイル管理シス
テムであるUDFと、DVDプレイヤーのファイル管理
システムであるVMGとを形成することにより、DVD
プレイヤー、コンピュータにより再生可能とすることが
できる。
【0085】(2)第2の実施の形態 この実施の形態において、光ディスク装置は、パーソナ
ルコンピュータとのインターフェースを有し、このパー
ソナルコンピュータの制御により、動画ファイル、静止
画等による動画以外のファイル(以下拡張ファイルと呼
ぶ)を光ディスクに記録する。
【0086】この処理において、動画ファイルについて
は、第1の実施の形態について上述したと同様の管理テ
ーブルTV、管理システムKAにより光ディスク2に記
録されたファイルを管理する。これに対して拡張ファイ
ルについては、図7に示すように、管理テーブルTVに
記録したアドレスにより記録位置を特定して、拡張ファ
イルの案内情報TEを記録し、この拡張ファイルの案内
情報TEにより記録位置を特定して、各拡張ファイルの
記録位置を指し示す中間管理用情報DKを記録する。
【0087】ここで中間管理用情報DKは、拡張ファイ
ルの再生に必要な管理用情報であり、管理情報CIと個
別情報EXF1〜EXF3とにより構成される。ここで
個別情報EXFは、拡張ファイル毎に作成される拡張フ
ァイル毎の管理用情報であり、対応するファイルのファ
イル名、記録開始位置のアドレス等により形成される。
これに対して管理情報CIは、続く個別情報EXF1〜
EXF3により管理するファイルのカテゴリを示す識別
情報、ディレクトリの情報等が記録されるようになさ
れ、これによりコンピュータにおけるファイル管理シス
テムと互換性を維持できるようになされている。
【0088】中間管理用情報DKは、連続して光ディス
ク2に記録した拡張ファイルEF1〜EF3の管理用情
報をまとめて作成され、一旦光ディスク2に作成された
後において、光ディスク2に改めて拡張ファイルEF4
〜EF6を記録すると、それまでに記録した中間管理用
情報DKにこれら新たに記録した拡張ファイルEF4〜
EF6の管理用情報をまとめて、新たに中間管理用情報
DK1が記録されるようになされている。
【0089】拡張ファイルの案内情報TEは、この最新
の中間管理用情報DK1の記録位置情報を有する拡張フ
ァイルの案内情報であり、識別コード、中間管理用情報
DK1における管理情報CIの記録開始位置を示すポイ
ンタによるアドレス等が記録されるようになされてい
る。
【0090】これによりこの実施の形態においては、こ
のようにして中間管理用情報DKを記録する毎に、拡張
ファイルの案内情報TEを更新するようになされ、この
拡張ファイルの案内情報TEにより最新の中間管理用情
報DK1を再生できるようになされている。
【0091】この実施の形態において、管理テーブルT
Vは、第1の実施の形態と同様に、複数のテーブルによ
り構成され、各テーブルは、拡張ファイルの案内情報T
Eの先頭記録位置を示すアドレスと、管理システムKA
の先頭記録位置を示すアドレスと、有効無効を示すフラ
グとにより構成されるようになされている。
【0092】この実施の形態に係る光ディスク装置で
は、第1の実施の形態ついて上述したと同様に、ライト
ベリファイにより管理システムKAを正しく再生できな
かった場合、管理システムKAを新たに光ディスクに記
録し、この記録に対応するように管理テーブルTVを更
新する。またこれに加えて、ライトベリファイにより中
間管理用情報DK、DK1を正しく再生できなかった場
合、中間管理用情報DK、DK1を記録し直し、これに
対応するように拡張ファイルの案内情報TEを更新す
る。またライトベリファイにより拡張ファイルの案内情
報TEを正しく再生できなかった場合、拡張ファイルの
案内情報TEを新たに光ディスクに記録し、これに対応
するように管理テーブルTVを更新する。
【0093】またファイナライズの処理により、これら
中間管理用情報DK、管理システムKAに基づいて、U
DFには拡張ファイルを含めて光ディスクに記録された
全てのファイルの管理情報を記録する。これに対してV
MGには、管理システムに基づいて、動画ファイルにつ
いてのみ管理用情報を記録する。
【0094】これによりこの実施の形態においては、管
理情報である管理テーブルにより特定される管理システ
ムである拡張ファイルの案内情報TEが、他の管理情報
である中間管理用情報DK、DK1を特定する情報であ
る場合でも、光ディスクを確実に再生し、また追記する
ことができるようになされている。
【0095】(4)他の実施の形態 なお上述の第2の実施の形態においては、最新の中間管
理用情報により光ディスクに記録された拡張ファイルを
まとめて管理する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、拡張ファイルをグループ化してそれぞれ中間
管理用情報を割り当て、拡張ファイルの案内情報TEに
よりこれら複数の中間管理用情報を管理する場合等にも
広く適用することができる。
【0096】また上述の第2の実施の形態においては、
個々の管理テーブルにより拡張ファイルと動画のファイ
ルとを管理する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、管理テーブルで個別に管理する場合にも広く適
用することができる。
【0097】また上述の実施の形態においては、UDF
とVMGとの間に管理テーブルを記録する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばVMGに続く
領域等、固定された領域であれば種々の領域に記録する
ことができる。
【0098】また上述の実施の形態においては、管理シ
ステムを、有効データの末尾に続けて記録する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばUDF、
VMG等を形成する領域等、ファイナライズまでの間で
記録しない領域であれば、種々の領域を広く適用するこ
とができる。
【0099】また上述の実施の形態においては、フラグ
の設定によりテーブルを切り換えて管理情報を更新する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、管理情
報自体を実際に書き換えることにより更新する場合等、
種々の更新方法を広く適用することができる。
【0100】また上述の実施の形態においては、管理シ
ステムをファイナライズまでの一時的な情報として使用
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フ
ァイナライズ以降においても利用するようにしてもよ
い。
【0101】また上述の実施の形態においては、光ディ
スク装置に事前にインストールされた処理プログラムに
より一連の処理を実行する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、インターネット等のネットワークを
介してダウンロードしたプログラムのインストールによ
りこの種の処理手順を実行する場合、さらには各種の記
録媒体により提供されるプログラムのインストールによ
りこの種の処理手順を実行する場合等にも広く適用する
ことができる。なおこのような記録媒体としては、磁気
ディスク、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体を適用
することができる。
【0102】また上述の実施の形態においては、光ディ
スク装置、コンピュータの外部記憶装置である光ディス
ク装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、コンピュータのアプリケーションプ
ログラムによりこの種の処理を実行する場合等にも広く
適用することができる。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定した
領域に記録した管理情報より管理システムを辿ることが
できるように管理システムを記録し、この管理システム
が再生困難になると、この管理システムを別の領域に記
録し直すと共に、これと対応するように管理情報の記録
を更新することにより、例えばファイナライズまでの
間、管理システムにより光ディスクの情報記録面を管理
する場合に、光ディスクを確実に再生し、また追記する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置における管理システムの説明に供する図表である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置を示すブロック図である。
【図3】図2の光ディスク装置におけるファイルの記録
の説明に供する図表である。
【図4】図2の光ディスク装置における処理手順の説明
に供するフローチャートである。
【図5】図4の記録処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】図4の処理手順における再生処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク装
置における管理用情報の処理の説明に供する図表であ
る。
【図8】DVDビデオフォーマットの説明に供する図表
である。
【図9】ROW方式による記録の説明に供する図表であ
る。
【図10】管理システムにより光ディスクに記録したフ
ァイルを管理する場合の例を示す図表である。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……光ディスク、4……マイ
コン、6……圧縮/伸長処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA04 AB03 AB04 AB05 AB08 CC11 DD04 DD06 5C053 FA24 GA11 GB06 GB21 HA30 5D044 BC04 DE03 DE38 DE48 DE57 DE64 5D110 AA17 BB06 CA04 CA07 CA12 CA15 CC02 CE09 CJ01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに所望のファイルを記録する光
    ディスク装置において、 前記光ディスクに、前記光ディスクに記録したファイル
    の再生に必要な情報による管理システムを記録し、 前記光ディスクに共通の記録位置であって、事前に設定
    された記録位置に、少なくとも前記管理システムの記録
    位置を示すアドレスによる管理情報を記録し、 前記光ディスクへのファイルの記録に対応して、前記管
    理システムの記録を更新し、 前記管理システムを正しく再生できない場合、他の領域
    に、前記管理システムを記録し直すと共に、該管理シス
    テムに対応するように前記管理情報を更新することを特
    徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記管理情報は、 複数のテーブルにより形成され、 前記テーブルは、 前記管理システムの記録位置を示すアドレスと、テーブ
    ルの有効、無効を示すフラグにより形成され、 前記光ディスク装置は、 前記管理システムを正しく再生できない場合、 対応するテーブルに無効を示すフラグを設定すると共
    に、続くテーブルに、前記記録し直した前記管理システ
    ムの記録位置を示すアドレスを設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記管理システムの記録位置が、 前記管理システムの記録時において前記光ディスクに記
    録された有効なデータの最後尾に続く領域であることを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記管理システムを、 前記光ディスクに記録するデータの誤り訂正処理単位の
    整数倍を単位にして生成することを特徴とする請求項1
    に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記管理システムを、 少なくとも前記光ディスクに記録したファイルの記録位
    置情報と、ファイルサイズの情報と、ファイル名の情報
    とにより形成することを特徴とする請求項1に記載の光
    ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記管理システムを、 他の管理情報の記録位置を示すアドレスにより形成し、 前記他の管理情報を、 前記光ディスクに記録した複数ファイルについて、少な
    くとも各ファイルの記録位置を示すアドレスと、ファイ
    ルサイズの情報と、ファイル名との情報とにより形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記管理情報の再生結果に基づいて、前記
    管理システムを再生し、 該管理システムの再生結果に基づいて、前記光ディスク
    に記録されたファイルを再生することを特徴とする請求
    項1に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】前記管理システムに基づいて、 前記光ディスクの内周側に、 コンピュータによるファイル管理システムと、DVDプ
    レイヤーのファイル管理システムとを形成することを特
    徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】光ディスクに所望のファイルを記録する光
    ディスクの記録方法において、 前記光ディスクに、前記光ディスクに記録したファイル
    の再生に必要な情報による管理システムを記録するステ
    ップと、 前記光ディスクに共通な記録位置であって、事前に設定
    された記録位置に、少なくとも前記管理システムの記録
    位置を示すアドレスによる管理情報を記録するステップ
    と、 前記光ディスクへのファイルの記録に対応して、前記管
    理システムの記録を更新するステップと、 前記管理システムを正しく再生できない場合、他の領域
    に、前記管理システムを記録し直すと共に、該管理シス
    テムに対応するように前記管理情報を更新するステップ
    とを有することを特徴とする光ディスクの記録方法。
  10. 【請求項10】光ディスクに所望のファイルを記録する
    光ディスクの記録方法のプログラムにおいて、 前記光ディスクに、前記光ディスクに記録したファイル
    の再生に必要な情報による管理システムを記録するステ
    ップと、 前記光ディスクに共通な記録位置であって、事前に設定
    された記録位置に、少なくとも前記管理システムの記録
    位置を示すアドレスによる管理情報を記録するステップ
    と、 前記光ディスクへのファイルの記録に対応して、前記管
    理システムの記録を更新するステップと、 前記管理システムを正しく再生できない場合、他の領域
    に、前記管理システムを記録し直すと共に、該管理シス
    テムに対応するように前記管理情報を更新するステップ
    とを有することを特徴とする光ディスクの記録方法のプ
    ログラム。
  11. 【請求項11】光ディスクに所望のファイルを記録する
    光ディスクの記録方法のプログラムを記録した記録媒体
    において、 前記光ディスクの記録方法のプログラムは、 前記光ディスクに、前記光ディスクに記録したファイル
    の再生に必要な情報による管理システムを記録するステ
    ップと、 前記光ディスクに共通な記録位置であって、事前に設定
    された記録位置に、少なくとも前記管理システムの記録
    位置を示すアドレスによる管理情報を記録するステップ
    と、 前記光ディスクへのファイルの記録に対応して、前記管
    理システムの記録を更新するステップと、 前記管理システムを正しく再生できない場合、他の領域
    に、前記管理システムを記録し直すと共に、該管理シス
    テムに対応するように前記管理情報を更新するステップ
    とを有することを特徴とする光ディスクの記録方法のプ
    ログラムを記録した記録媒体。
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