JP2003339124A - 車両用電源装置 - Google Patents

車両用電源装置

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JP2003339124A
JP2003339124A JP2002145104A JP2002145104A JP2003339124A JP 2003339124 A JP2003339124 A JP 2003339124A JP 2002145104 A JP2002145104 A JP 2002145104A JP 2002145104 A JP2002145104 A JP 2002145104A JP 2003339124 A JP2003339124 A JP 2003339124A
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charging
circuit
power supply
voltage
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JP2002145104A
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Toshiyuki Sakamoto
俊之 坂本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく太陽電池でバッテリの過放電を防止
することができる車両用電源装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 ソーラ・バッテリ・モジュール1の発電
した電力は、モータ駆動用バッテリを所定電圧毎に分割
した複数のバッテリブロックを充電するために、複数の
バッテリブロック毎に設けられたバッテリブロック充電
回路3に供給される。また、一般負荷用バッテリを充電
するために、一般負荷用バッテリ充電回路4に供給され
る。バッテリブロック充電回路3と一般負荷用バッテリ
充電回路4とによるバッテリの充電動作は、検出された
充電電流、発電電圧、充電電圧、及びバッテリ温度等に
基づいて充電動作を制御する制御回路5により制御され
る。この時、制御回路5は、タイマの計時した所定時間
毎に、複数のバッテリブロック充電回路3と、一般負荷
用バッテリ充電回路4とを切り替えて充電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の各部に電
力を供給する車両用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EV(Electric Vehicles)やH
EV(Hybrid Electric Vehicles )等の車両は、走行
駆動用のメインバッテリが長時間放置される場合、過放
電を防止するために、次のような方法にて対応してい
る。すなわち、技術的手段としては長時間放置に対する
耐久性を向上させたり、長時間放置による自己放電持ち
出し容量を見込んだバッテリ容量の設定を行うことによ
り対応する。また、非技術的手段としては、利用者に対
する長時間放置前のバッテリ充電励行のお願いや、定期
的な走行によるバッテリ充電のお願いをすることによ
り、バッテリの過放電を防止する。また、特開平8−2
51711号公報には、HEV用のバッテリ装置におい
て、電動機制御手段の直流回路入力側に太陽電池を並列
接続し、電動機を駆動するバッテリの充電電圧が所定電
圧より低い時には、太陽電池から充電電流を供給してバ
ッテリの充電電圧を使用可能な状態とするように制御す
る技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
長時間放置に対する耐久性を向上させたり、長時間放置
による自己放電持ち出し容量を見込んだバッテリ容量の
設定を行うだけでは、それ以上の長時間において放置さ
れた場合、結局はバッテリは過放電領域に達してしま
う。従って、非技術的手段として、利用者に対する長時
間放置前のバッテリ充電励行のお願いや、定期的な走行
によるバッテリ充電のお願いをすることに頼る以外にバ
ッテリの過放電を防止する方法がないという問題があっ
た。また、車両が長期間放置された後でも問題なく運転
できるようにするためには、電動機を駆動する走行駆動
用のメインバッテリに限らず、一般負荷用のサブバッテ
リも正常に機能する状態に保持する必要もある。
【0004】更に、特開平8−251711号公報に開
示された技術では、充電電圧が所定電圧より低い場合
に、太陽電池によってバッテリを充電するものの、HE
V等の走行駆動用のメインバッテリは電圧が高く、太陽
電池で一度に必要な電圧を得ようとすると、シリーズに
太陽電池のセルを接続する数が非常に多くなり、現実的
ではないという問題があった。なお、新たな技術的手段
においてバッテリの過放電防止を行う場合は、信頼性が
高く、かつコストがかからない制御素子構成を取る必要
がある。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、効率よく太陽電池でバッテリの過放電を防止するこ
とができる車両用電源装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る車両用電源装置は、車両の走
行駆動モータ(例えば実施の形態のモータ7)に電力を
供給する主バッテリ(例えば実施の形態のモータ駆動用
バッテリ16)を備えた車両用電源装置において、所定
電圧毎に複数のバッテリブロックに分割された前記主バ
ッテリを充電するために、前記複数のバッテリブロック
(例えば実施の形態のバッテリブロック16a〜16
d)毎に設けられた充電回路(例えば実施の形態のバッ
テリブロック充電回路3)と、前記充電回路と並列に接
続されると共に、光を受けて発電する太陽電池(例えば
実施の形態のソーラ・バッテリ・モジュール1、ソーラ
・バッテリ11)と、設定時間毎に動作させる前記充電
回路を順次切り替えて、前記複数のバッテリブロックを
充電する制御装置(例えば実施の形態の制御回路5)と
を備えたことを特徴とする。
【0007】以上の構成を備えた車両用電源装置は、所
定電圧毎に複数のバッテリブロックに分割された主バッ
テリを充電するために、複数のバッテリブロック毎に設
けられると共に1個の太陽電池に接続された複数の充電
回路を、制御装置が所定時間毎に切り替えて作動させ、
1個の太陽電池の電力を順に各充電回路に供給し、複数
のバッテリブロックを順に充電することで、低電圧を発
生する太陽電池によって、高電圧の主バッテリを充電す
ることができる。
【0008】請求項2の発明に係る車両用電源装置は、
請求項1に記載の車両用電源装置において、前記車両の
補機類に電力を供給する補助バッテリ(例えば実施の形
態の一般負荷用バッテリ17)と、前記補助バッテリを
充電するために設けられた補助バッテリ充電回路(例え
ば実施の形態の一般負荷用バッテリ充電回路4)とを備
え、前記制御装置が、設定時間毎に動作させる前記充電
回路及び前記補助バッテリ充電回路を順次切り替えて、
前記複数のバッテリブロックと前記補助バッテリを充電
することを特徴とする。以上の構成を備えた車両用電源
装置は、主バッテリを充電すると同時に、補助バッテリ
も充電することができる。
【0009】請求項3の発明に係る車両用電源装置は、
請求項1、または請求項2に記載の車両用電源装置にお
いて、前記制御装置が、前記太陽電池の発電容量または
端子電圧が所定値以上の時のみ前記充電回路の充電動作
を許可することを特徴とする。以上の構成を備えた車両
用電源装置は、太陽電池がバッテリの充電に必要な電力
を発生している時のみバッテリを充電することができ
る。
【0010】請求項4の発明に係る車両用電源装置は、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用電源装
置において、前記制御装置が、前記主バッテリあるいは
前記補助バッテリに設けた温度センサ(例えば実施の形
態の温度センサ24)による検出温度が所定範囲内の時
のみ前記充電回路の充電動作を許可することを特徴とす
る。以上の構成を備えた車両用電源装置は、主バッテリ
あるいは補助バッテリが充電可能な温度時のみ充電する
ことができる。
【0011】請求項5の発明に係る車両用電源装置は、
請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用電源装
置において、前記バッテリブロックの充電電圧は、前記
補助バッテリの端子電圧と略同一とすることを特徴とす
る。以上の構成を備えた車両用電源装置は、太陽電池を
共通に利用して、太陽電池からの供給電圧を大きく変更
せずに、主バッテリ及び補助バッテリを充電することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)まず、図面を参照して、本発明の
第1の実施の形態における車両用電源装置のシステム構
成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態における車両用電源装置のシステム構成を示すブロッ
ク図である。本実施の形態における車両用電源装置は、
車両に備えられる電源装置であって、光を受けて発電す
るソーラ・バッテリ(後述するソーラ・バッテリ11)
を備えたソーラ・バッテリ・モジュール1に、ソーラ・
バッテリ・モジュール1の発電する電力の供給を監視、
及び制御する発電回路2を接続すると共に、発電回路2
を介して取得した電力を、モータ駆動用バッテリや一般
負荷用バッテリを充電するために利用する。
【0013】この場合、ソーラ・バッテリ・モジュール
1の発電した電力は、モータ駆動用バッテリを所定電圧
毎に分割した複数のバッテリブロックを充電するため
に、発電回路2を介して、充電回路及びバッテリブロッ
クを含む複数のバッテリブロック毎に設けられたバッテ
リブロック充電回路3に供給され、モータ駆動用バッテ
リが充電される。また、同様に、一般負荷用バッテリを
充電するために、発電回路2を介して、充電回路及び一
般負荷用バッテリを含む一般負荷用バッテリ充電回路4
に供給され、一般負荷用バッテリが充電される。なお、
モータ駆動用バッテリを分割したバッテリブロックの電
圧が、一般負荷用バッテリと同一であること、すなわ
ち、例えば一般負荷用バッテリが36[V]であるとす
ると、144[V]のモータ駆動用バッテリを、4分割
して36[V]毎のバッテリブロックに分割するのが好
ましいが、本実施の形態では、モータ駆動用バッテリを
分割したバッテリブロックの電圧は、一般負荷用バッテ
リと略同一であれば良い。
【0014】また、バッテリブロック充電回路3と一般
負荷用バッテリ充電回路4とによるモータ駆動用バッテ
リあるいは一般負荷用バッテリの充電動作は、所定時間
を計時するタイマを備えると共に、発電回路2で監視し
ている充電電流Ischgや発電電圧V1、更にバッテ
リブロック充電回路3と一般負荷用バッテリ充電回路4
とで監視している充電電圧V2やバッテリ温度Tbに基
づいて充電動作を制御する制御回路5により制御され
る。この時、制御回路5は、タイマの計時した所定時間
毎に、複数のバッテリブロック充電回路3と、一般負荷
用バッテリ充電回路4とを切り替えて充電を行う。
【0015】なお、バッテリブロック充電回路3で監視
している充電電圧V2やバッテリ温度Tbは、モータ駆
動用バッテリを所定電圧毎に分割した複数のバッテリブ
ロック毎に計測される。また、モータ駆動用バッテリの
電力は、例えば直流電力を3相交流電力に変換するイン
バータ回路等を備えたPDU(Power Drive Unit)6に
供給され、3相交流モータ等のモータ7を駆動する電力
として利用される。また、一般負荷用バッテリの電力
は、車両のその他の補機類を作動させるための電力とし
て利用される。
【0016】次に、図面を参照して、本実施の形態にお
ける車両用電源装置の制御について説明する。図2は、
本実施の形態における車両用電源装置の制御フローを示
すフローチャートである。まず、本実施の形態における
車両用電源装置は、ソーラ・バッテリ・モジュール1の
発電した電力を、発電回路2において発電電圧V1と充
電電流Ischgとして検出する。更に、制御回路5に
よりタイマを基準に選択された充電対象のバッテリブロ
ック充電回路3あるいは一般負荷用バッテリ充電回路4
において、充電電圧V2とバッテリ温度Tbとを検出す
る。なお、検出タイミングは、充電対象のバッテリブロ
ック充電回路3あるいは一般負荷用バッテリ充電回路4
毎にタイマで計時した所定時間TM毎に切り替える(ス
テップS1:「検出」)。次に、制御回路5により、タ
イマで計時した所定時間TM毎に、充電対象のバッテリ
ブロック充電回路3あるいは一般負荷用バッテリ充電回
路4を選択して、発電回路2により制御されたソーラ・
バッテリ・モジュール1の発電した電力を供給し、一般
負荷用バッテリを含むバッテリブロック毎に充電を行う
(ステップS2:「制御」)。
【0017】そして、モータ駆動用バッテリ及び一般負
荷用バッテリ毎に、現在のバッテリ容量を求める。この
場合、放置前のバッテリ残存容量を、モータ駆動用バッ
テリ及び一般負荷用バッテリ毎に記憶させて、ソーラ・
バッテリ・モジュール1からの発電量をそれぞれのバッ
テリ容量へ積算させて現在のバッテリ容量とする(ステ
ップS3:「算出」)。また、モータ駆動用バッテリ及
び一般負荷用バッテリの充電は、後述する制御回路5の
制御フローにより、充電ブロックを切り替えながら一般
負荷用バッテリを含むバッテリブロック毎に充電を行
う。この時、充電は、モータ駆動用バッテリ及び一般負
荷用バッテリ毎に設定された充電完了バッテリ容量の設
定値に到達するまで実施される(ステップS4:「動
作」)。
【0018】次に、図面を参照して、本実施の形態にお
ける車両用電源装置の主回路について説明する。図3
は、本実施の形態における車両用電源装置の主回路を示
す回路図である。本実施の形態における車両用電源装置
の主回路は、ソーラ・バッテリ11の出力に、電流の逆
流を防止する逆流防止用ダイオード12と、過電圧防止
用の定電圧ダイオード13とを接続する。そして、逆流
防止用ダイオード12を介して得られたソーラ・バッテ
リ11の発電電力を、それぞれ並列に接続されたIGB
T( Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート
型バイポーラ・トランジスタ)等に代表される素子を用
いた充電用プラス側制御素子14a〜14eと、ダイオ
ード、パワートランジスタ、IGBT等に代表される素
子を用いた充電用マイナス側制御素子15a〜15eと
介して、例えば36[V]電圧のバッテリブロック16
a〜16dと一般負荷用バッテリ17へ供給する。
【0019】なお、この時、充電用プラス側制御素子1
4a〜14eは、上述の制御回路5による制御によっ
て、バッテリブロック16a〜16dと一般負荷用バッ
テリ17のいずれに、逆流防止用ダイオード12を介し
て得られたソーラ・バッテリ11の発電電力を供給する
かを決定する。また、バッテリブロック16a〜16d
は、モータ駆動用バッテリ16を所定電圧毎に分割した
複数のバッテリブロックのことを示す。また、本実施の
形態における車両用電源装置の主回路は、ソーラ・バッ
テリ11からの発電/充電回路により構成されている
が、モータ駆動用バッテリ16からは、車両の走行駆動
モータに電力を供給するモータ駆動システム18へ、例
えば36[V]×4=144[V]電圧の電力を供給す
ると共に、モータの回生時にはモータから充電電力を取
得する。同様に、一般負荷用バッテリ17からは、車両
用一般電気負荷19へ、36[V]電圧の電力が供給さ
れる。
【0020】次に、図面を参照して、制御回路5の回路
構成について説明する。本実施の形態では、上述の制御
回路5が各種センサの他、CPUやメモリ、更には各種
センサの検出値(測定値)をA/D変換して取得するA
/D変換器等から構成されるマイコンユニットを含み、
マイコンユニットの出力により充電用プラス側制御素子
を制御する場合を説明する。図4は、本実施の形態にお
ける車両用電源装置の制御回路5を、本実施における形
態の車両用電源装置の主回路と共に示す回路図であっ
て、主回路は、説明のために、例えば充電対象である充
電用プラス側制御素子14aと、充電用マイナス側制御
素子15aと、バッテリブロック16aを抜き出して記
載する。
【0021】図4に示すように、本実施の形態における
車両用電源装置の制御回路5は、ソーラ・バッテリ11
の出力に接続された逆流防止用ダイオード12とソーラ
・バッテリ11との間に、充電電流計測用の電流センサ
21が備えられ、更に、ソーラ・バッテリ11の出力に
接続された定電圧ダイオード13と並列に、発電電圧計
測用の発電・1次側電圧センサ22が備えられている。
また、バッテリブロック16aの両端には、充電電圧計
測用の充電・2次側電圧センサ23が備えられ、更に、
バッテリブロック16aには、バッテリ温度計測用の温
度センサ24が備えられている。なお、実際には充電・
2次側電圧センサ23と、温度センサ24は、バッテリ
ブロック16a〜16d毎に用意されたバッテリブロッ
ク充電回路3、あるいは一般負荷用バッテリ17に用意
された一般負荷用バッテリ充電回路4のそれぞれに設け
られる。
【0022】また、電流センサ21と、発電・1次側電
圧センサ22の検出値、及びバッテリブロック16a〜
16d毎に用意されたバッテリブロック充電回路3、あ
るいは一般負荷用バッテリ17に用意された一般負荷用
バッテリ充電回路4のそれぞれに設けられた充電・2次
側電圧センサ23と、温度センサ24の検出値は、マイ
コンユニット40に備えられたA/D変換器によりディ
ジタル信号に変換され、各センサの検出値はマイコンユ
ニット40に備えられたCPUへ入力されて充電制御に
利用される。また、制御回路5からは、いつソーラ・バ
ッテリ11の発電電力をバッテリへ供給するかを示す制
御信号が、例えば充電用プラス側制御素子14aのベー
ス端子に供給されている。
【0023】次に、図面を参照して、制御回路5による
充電制御について説明する。図5は、本実施の形態にお
ける車両用電源装置の制御回路5の充電制御を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートでは、上述のバ
ッテリブロック16a〜16d及び一般負荷用バッテリ
17を順に充電していく場合を一例として示す。まず、
制御回路5のマイコンユニット40は、ソーラ・バッテ
リ11の端子電圧V1を発電・1次側電圧センサ22で
検出し、電圧値が規定値に達しているか否かにより、ソ
ーラ・バッテリ11が発電しているか否かを判定すると
共に、該当するバッテリブロック充電回路3の充電・2
次側電圧センサ23で検出されたバッテリの両端電圧V
2と比較して、バッテリが充電可能か否かが判定される
(ステップS11)。ステップS11において、ソーラ
・バッテリ11が発電しており、バッテリが充電可能な
場合(ステップS11のYES)、次に、該当するバッ
テリブロック充電回路3の温度センサ24により得られ
たバッテリ温度Tbから、例えば、最初の充電対象のバ
ッテリブロック16aの温度が、充電できうる範囲にあ
るか否かを判定する(ステップS12)。
【0024】ステップS12において、充電対象のバッ
テリブロック16aの温度が充電できうる範囲にある場
合(ステップS12のYES)、放置前のバッテリ残容
量に電流センサ21で検出した充電電流Ischgの積
算値による充電状態(SOC:State Of Charge )を加
味して現在のバッテリ残容量(放電深度DOD:Depth
Of Discharge)を求め、該バッテリブロック16aのバ
ッテリ残容量が十分に充電された状態を判別する閾値と
なる充電完了バッテリ容量に達しているか否かを計算す
ることにより、該バッテリブロック16aの充電が必要
か否かを判定する(ステップS13)。ステップS13
において、バッテリブロック16aの充電が必要である
と判定された場合(ステップS13のYES)、バッテ
リブロック充電回路3の充電用プラス側制御素子14a
を制御して、ソーラ・バッテリ11の発電電力をバッテ
リブロック16aに供給して充電を行う(ステップS1
4)。
【0025】次に、タイマからの所定時間毎の割り込み
が発生したか否かを判定し(ステップS15)、所定時
間毎の割り込みが発生していない場合(ステップS15
のNO)、ステップS14へ戻り、このバッテリブロッ
ク16aに対するソーラ・バッテリ11の発電電力の供
給を持続して充電を続行する。一方、ステップS15に
おいて、タイマからの所定時間毎の割り込みが発生して
いた場合(ステップS15のYES)、モータ駆動用バ
ッテリ16に対する充電が完了したか否かを判定する
(ステップS16)。ここで、モータ駆動用バッテリ1
6に対する充電が完了したか否かは、バッテリブロック
16a〜16dのバッテリ残容量が充電完了バッテリ容
量に達しているか否かにより判定される。
【0026】そして、ステップS16において、モータ
駆動用バッテリ16に対する充電が完了していない場合
(ステップS16のNO)、次のバッテリブロック16
bを充電するように、バッテリブロック充電回路3の充
電用プラス側制御素子14aを制御して、バッテリブロ
ック16aに対するソーラ・バッテリ11の発電電力の
供給を停止すると共に、充電用プラス側制御素子14b
を制御して、バッテリブロック16bに対するソーラ・
バッテリ11の発電電力の供給を開始する(ステップS
17)。そして、ステップS14へ戻り、このバッテリ
ブロック16bに対するソーラ・バッテリ11の発電電
力の供給を持続して充電を続行する。
【0027】また、ステップS16において、モータ駆
動用バッテリ16に対する充電が完了していた場合(ス
テップS16のYES)、一般負荷用バッテリ充電回路
4の温度センサ24により得られたバッテリ温度Tbか
ら、一般負荷用バッテリ17の温度が、充電できうる範
囲にあるか否かを判定する(ステップS18)。なお、
ステップS12において、充電対象のバッテリブロック
16aの温度が充電できうる範囲にない場合(ステップ
S12のNO)、またはステップS13において、バッ
テリブロック16aの充電が必要でないと判定された場
合(ステップS13のNO)のいずれかの場合は、ステ
ップS18へ進み、一般負荷用バッテリ充電回路4の温
度センサ24により得られたバッテリ温度Tbから、一
般負荷用バッテリ17の温度が、充電できうる範囲にあ
るか否かを判定する(ステップS18)。
【0028】そして、ステップS18において、一般負
荷用バッテリ17の温度が、充電できうる範囲にある場
合(ステップS18のYES)、放置前のバッテリ容量
に電流センサ21で検出した充電電流Ischgの積算
値による充電状態(SOC)を加味して現在のバッテリ
残容量(DOD)を求め、一般負荷用バッテリ17のバ
ッテリ残容量が充電完了バッテリ容量に達しているか否
かを計算することにより、該一般負荷用バッテリ17の
充電が必要か否かを判定する(ステップS19)。ステ
ップS19において、一般負荷用バッテリ17の充電が
必要であると判定された場合(ステップS19のYE
S)、一般負荷用バッテリ17を充電するように、バッ
テリブロック充電回路3の充電用プラス側制御素子14
dを制御して、バッテリブロック16dに対するソーラ
・バッテリ11の発電電力の供給を停止する(ステップ
S20)と共に、一般負荷用バッテリ充電回路4の充電
用プラス側制御素子14eを制御して、ソーラ・バッテ
リ11の発電電力を一般負荷用バッテリ17に供給して
充電を行う(ステップS21)。
【0029】そして最後に、ソーラ・バッテリ11によ
る充電を終了するか否かの判定を行う(ステップS2
2)。ここで、ソーラ・バッテリ11による充電を終了
するか否かの判定は、バッテリブロック16a〜16d
及び一般負荷用バッテリ17のバッテリ残容量が充電完
了バッテリ容量に達しているか否かにより判定される。
ステップS22において、バッテリブロック16a〜1
6d及び一般負荷用バッテリ17のバッテリ残容量が充
電完了バッテリ容量に達しておらず、ソーラ・バッテリ
11による充電を終了しないと判定された場合、ステッ
プS11へ戻り、上述の動作を繰り返す。ステップS2
2において、バッテリブロック16a〜16d及び一般
負荷用バッテリ17のバッテリ残容量が充電完了バッテ
リ容量に達している場合、ソーラ・バッテリ11による
充電を終了する(ステップS22のYES)。
【0030】また、ステップS11において、ソーラ・
バッテリ11が発電しておらず、バッテリが充電不可能
な場合(ステップS11のNO)、またはステップS1
8において、一般負荷用バッテリ17の温度が充電でき
うる範囲にない場合(ステップS18のNO)、更にス
テップS19において、一般負荷用バッテリ17の充電
が必要でないと判定された場合(ステップS19のN
O)のいずれかの場合は、ステップS22へ進み、ソー
ラ・バッテリ11による充電を終了するか否かの判定を
行う(ステップS22)。
【0031】以上、第1の実施の形態として、制御回路
5が各種センサの他、CPUやメモリ、更には各種セン
サの検出値をA/D変換して取得するA/D変換器等か
ら構成されるマイコンユニット40を含み、マイコンユ
ニット40の出力により充電用プラス側制御素子を制御
する場合を説明した。このように、第1の実施の形態の
車両用電源装置では、マイコンユニット40を利用して
制御信号を生成することで、各種センサの検出値から、
細かくかつ高精度にバッテリの充電を制御することがで
きる。
【0032】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本発明の第1の実施の
形態では、制御回路5がマイコンユニット40により構
成され、マイコンユニット40の出力により充電用プラ
ス側制御素子を制御する場合を説明したが、本発明の第
2の実施の形態では、上述の制御回路5が各種センサか
ら得られた検出値に基づいて、ロジック回路の組み合わ
せにより制御制御信号を生成し、充電用プラス側制御素
子を制御する場合を説明する。なお、第2の実施の形態
における制御回路5以外の構成要素については、第1の
実施の形態の構成要素と同様であるので、ここでは説明
を省略する。
【0033】図6は、本実施の形態における車両用電源
装置の制御回路5を、本実施における形態の車両用電源
装置の主回路と共に示す回路図であって、主回路は、第
1の実施の形態と同様に、説明のために、例えば充電対
象である充電用プラス側制御素子14aと、充電用マイ
ナス側制御素子15aと、バッテリブロック16aを抜
き出して記載する。
【0034】図6に示すように、本実施の形態における
車両用電源装置の制御回路5は、ソーラ・バッテリ11
の出力に接続された逆流防止用ダイオード12とソーラ
・バッテリ11との間に、充電電流計測用の電流センサ
21が備えられ、更に、ソーラ・バッテリ11の出力に
接続された定電圧ダイオード13と並列に、発電電圧計
測用の発電・1次側電圧センサ22が備えられている。
また、バッテリブロック16aの両端には、充電電圧計
測用の充電・2次側電圧センサ23が備えられ、更に、
バッテリブロック16aには、バッテリ温度計測用の温
度センサ24が備えられている。なお、実際には充電・
2次側電圧センサ23と、温度センサ24は、バッテリ
ブロック16a〜16d毎に用意されたバッテリブロッ
ク充電回路3、あるいは一般負荷用バッテリ17に用意
された一般負荷用バッテリ充電回路4のそれぞれに設け
られる。
【0035】また、発電・1次側電圧センサ22で検出
されたソーラ・バッテリ11の端子電圧V1と、バッテ
リブロック充電回路3または一般負荷用バッテリ充電回
路4の充電・2次側電圧センサ23で検出されたバッテ
リの両端電圧V2は、バッテリブロック充電回路3また
は一般負荷用バッテリ充電回路4毎に設けられた信号比
較器28に入力され、また、発電・1次側電圧センサ2
2で検出されたソーラ・バッテリ11の端子電圧V1
が、充電・2次側電圧センサ23で検出されたバッテリ
の両端電圧V2より大きい場合に、ソーラバッテリ11
は充電可能として、信号比較器28は充電を許可する制
御信号(この場合は”HIGH” で示される信号)
を、同様にバッテリブロック充電回路3または一般負荷
用バッテリ充電回路4毎に設けられたAND回路素子3
2へ出力する。
【0036】また、バッテリブロック充電回路3または
一般負荷用バッテリ充電回路4の温度センサ24により
得られたバッテリ温度Tbは、バッテリブロック充電回
路3または一般負荷用バッテリ充電回路4毎に設けられ
た信号比較器29に入力され、バッテリ温度Tbが規定
温度設定器31の設定する規定温度以内の場合(バッテ
リブロック16a〜16d、または一般用負荷バッテリ
17の温度が、充電できうる範囲にある場合)のみ、信
号比較器29は充電を許可する制御信号(この場合は”
HIGH” で示される信号)を上述のAND回路素子
32へ出力する。
【0037】更に、電流センサ21で検出した充電電流
Ischgは、バッテリブロック充電回路3または一般
負荷用バッテリ充電回路4毎に設けられた充電量積算器
25へ入力され、電流センサ21で検出した充電電流I
schgの積算値による充電状態(SOC:State Of C
harge )が求められると共に、サンプルホールドされた
放置前のバッテリ残容量にこれを加味して現在のバッテ
リ残容量(放電深度DOD:Depth Of Discharge)が求
められる。また、充電量積算器25の出力は、バッテリ
ブロック充電回路3または一般負荷用バッテリ充電回路
4毎に設けられた信号比較器30に入力され、現在のバ
ッテリ残容量が充電完了値設定器26の設定する規定充
電量(充電完了バッテリ容量)以下の場合のみ、信号比
較器30は充電を許可する制御信号(この場合は”HI
GH” で示される信号)を上述のAND回路素子32
へ出力する。
【0038】そして、最後に、タイマ27から出力され
る充電サイクル時期を示す制御信号(この場合は充電サ
イクル時期が”HIGH”で示される信号)が、バッテ
リブロック充電回路3または一般負荷用バッテリ充電回
路4毎に設けられたAND回路素子32のいずれかへ入
力されることにより、当該ブロックが充電サイクルパー
トであることを検知して、該当するAND回路素子32
がいつソーラ・バッテリ11の発電電力をバッテリへ供
給するかを示す制御信号(この場合は発電電力をバッテ
リへ供給する場合が”HIGH” で示される信号)を
充電用プラス側制御素子のベース端子に出力する。
【0039】以上、第2の実施の形態として、制御回路
5が各種センサから得られた検出値に基づいて、ロジッ
ク回路の組み合わせにより制御信号を生成し、充電用プ
ラス側制御素子を制御する場合を説明した。このよう
に、第2の実施の形態の車両用電源装置では、制御回路
5がロジック回路の組み合わせにより制御信号を生成す
ることで、簡単な回路構成により少ない電力でバッテリ
の充電を制御することができる。
【0040】以上説明したように、第1、第2の実施の
形態の車両用電源装置では、ソーラ・バッテリ11を含
むソーラ・バッテリ・モジュール1により、モータ駆動
用バッテリ16あるいは一般負荷用バッテリ17の長期
間放置による自己放電持ち出し容量分を補充することが
できる。すなわち、一例を挙げて説明すると、例えば公
称容量が6.0Ahのモータ駆動用バッテリ16を充電
する場合を考える。この時、通常考えられる放置前の最
低残容量は、公称容量の20[%]である。また、モー
タ駆動用バッテリ16は、自己放電により約1ヶ月(=
700[時間])でバッテリ残容量がゼロに至ると考え
ている。
【0041】従って、モータ駆動用バッテリ16の公称
容量を6[Ah]とすると、時間当たりの放電電流I
700及び放電容量W700は、 I700=6[Ah]×0.2÷700[時間]=1.7
1[mA]、 W700=1.71[mA]×1.4[V/Cell]×
120[Cell]≒288[mW] となり、放電時の自己放電分を補うにはモータ駆動用バ
ッテリ16に288[mW]を充電し続ける必要があ
る。
【0042】次に、ソーラ・バッテリ11に、品質、取
り扱い、価格、コストパフォーマンスから見た変換効率
等の面から、発電能力Pmが8〜10[mW/c
2]、開放電圧VOCが0.83〜0.88[V/Ce
ll]、最適動作電圧Vdが0.66〜0.70[V/
Cell]のアモルファス・ソーラ・バッテリを使用す
る場合を例にとって説明する。また、一般負荷用バッテ
リ17は42[V]を想定して、モータ駆動用バッテリ
16も4分割(30[Cell]毎に分割)して、一般
負荷用バッテリ17も含めてバッテリブロック毎に充電
することを考える。
【0043】この時、必要な太陽エネルギーが利用出来
る時間は、一日当たり6時間とし、また、一般負荷用バ
ッテリ17の必要充電量は、モータ駆動用バッテリ16
の1ブロック分(=72[mW])と考える。従って、
全必要充電量WSO1は、 WSO1=W700×(1+1/4)÷(6[時間]/24
[時間])=288[mW]×5/4×4=1440
[mW]、 この電力を賄うために必要なソーラ・バッテリ11の大
きさSSO1は、 SSO1=WSO1÷Pm=1440[mW]÷8〜10[m
W/cm2]=180〜144[cm2]、 これは、134[mm]×134[mm]〜120[m
m]×120[mm]のコンパクトなモジュール寸法で
良いことになる。
【0044】更に、充電ブロック電圧VSO1から、ソー
ラ・バッテリ11のセルのシリーズ数NSO1は、VSO1
1.4[V/Cell]×30[Cell]=42
[V]、 NSO1=VSO1÷Vd=42[V]÷0.66〜0.70
[V/Cell]=64〜60[Cell] と求められる。従って、主回路でのダイオードドロップ
等の電圧降下を考慮すると、ソーラ・バッテリ11のセ
ルのシリーズ数NSO1は、70〜65[Cell]程度
あれば良い。
【0045】本発明では、70〜65程度のセルでシリ
ーズ構成された134[mm]〜120[mm]四方の
コンパクトなソーラ・バッテリ・モジュール1を、図7
(a)のように車両50の後方のコンソール上や、図7
(b)のように車両50の前方のコンソール上に配置し
ておくだけで、車両50を長期間放置してもモータ駆動
用バッテリ16及び一般負荷用バッテリ17の過放電を
防止することができる。
【0046】このように、第1、第2の実施の形態の車
両用電源装置では、低電圧のソーラ・バッテリ11を用
いて、効率的にモータ駆動用バッテリ16と一般負荷用
バッテリ17の両方を充電することにより、車両を長期
間放置した場合でも、いつでも車両を使用することがで
きる。また、モータ駆動用バッテリ16を分割すること
により、一般負荷用バッテリ17と略同一な電圧で充電
することができるので、電圧変換を行う回路構成が必要
なく、簡易な回路構成でモータ駆動用バッテリ16と一
般負荷用バッテリ17を効率的に充電することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の車両用電
源装置によれば、1個の太陽電池に接続された複数の充
電回路を、制御装置が所定時間毎に切り替えて作動さ
せ、1個の太陽電池の電力を順に各充電回路に供給し、
複数のバッテリブロックを順に充電することで、低電圧
を発生する太陽電池によって、高電圧の主バッテリを充
電することができる。従って、太陽電池により主バッテ
リの自己放電分の電力を補充することで、主バッテリの
過放電を防止し、長期間放置したあとでも、いつでも車
両を利用することができるようになるという効果が得ら
れる。
【0048】請求項2に記載の車両用電源装置によれ
ば、主バッテリと補助バッテリを同時に充電することが
できる。従って、太陽電池により主バッテリと補助バッ
テリの両方の過放電を防止し、車両が動作するための全
ての電力を確保することにより、長期間放置したあとで
も、いつでも車両を利用することができるようになると
いう効果が得られる。請求項3に記載の車両用電源装置
によれば、太陽電池がバッテリの充電に必要な電力を発
生している時のみバッテリを充電することができる。従
って、太陽電池に逆電圧が印加されることにより、太陽
電池が劣化することを防止し、装置の信頼性を高めるこ
とができるという効果が得られる。
【0049】また、請求項4に記載の車両用電源装置に
よれば、主バッテリあるいは補助バッテリが充電可能な
温度時のみ充電することができる。従って、主バッテリ
または補助バッテリが劣化することを防止し、装置の信
頼性を高めることができるという効果が得られる。請求
項5に記載の車両用電源装置によれば、太陽電池を共通
に利用して、太陽電池からの供給電圧を大きく変更せず
に、主バッテリ及び補助バッテリを充電することができ
る。従って、簡易な回路構成で効率よく主バッテリ及び
補助バッテリを充電することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における車両用電
源装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態における車両用電源装置の制御
フローを示すフローチャートである。
【図3】 同実施の形態における車両用電源装置の主回
路を示す回路図である。
【図4】 同実施の形態における車両用電源装置の制御
回路を、車両用電源装置の主回路と共に示す回路図であ
る。
【図5】 同実施の形態における車両用電源装置の制御
回路の充電制御を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施の形態における車両用電
源装置の制御回路を、車両用電源装置の主回路と共に示
す回路図である。
【図7】 本発明における車両用電源装置のソーラ・バ
ッテリ・モジュールの設置例を示す図である。
【符号の説明】
1 ソーラ・バッテリ・モジュール 2 発電回路 3 バッテリブロック充電回路 4 一般負荷用バッテリ充電回路 5 制御回路 6 PDU 7 モータ 11 ソーラ・バッテリ 12 逆流素子ダイオード 13 定電圧ダイオード 14a〜14e 充電用プラス側制御素子 15a〜15e 充電用マイナス側制御素子 16 モータ駆動用バッテリ 16a〜16d バッテリブロック 17 一般負荷用バッテリ 18 モータ駆動システム 19 車両用一般電気負荷 21 電流センサ 22 発電・1次側電圧センサ 23 充電・2次側電圧センサ 24 温度センサ 25 充電量積算器 26 充電完了値設定器 27 タイマ 28、29、30 信号比較器 31 規定温度設定器 32 AND回路素子 40 マイコンユニット 50 車両

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行駆動モータに電力を供給する
    主バッテリを備えた車両用電源装置において、 所定電圧毎に複数のバッテリブロックに分割された前記
    主バッテリを充電するために、前記複数のバッテリブロ
    ック毎に設けられた充電回路と、 前記充電回路と並列に接続されると共に、光を受けて発
    電する太陽電池と、 設定時間毎に動作させる前記充電回路を順次切り替え
    て、前記複数のバッテリブロックを充電する制御装置と
    を備えたことを特徴とする車両用電源装置。
  2. 【請求項2】 前記車両の補機類に電力を供給する補助
    バッテリと、 前記補助バッテリを充電するために設けられた補助バッ
    テリ充電回路とを備え、 前記制御装置が、設定時間毎に動作させる前記充電回路
    及び前記補助バッテリ充電回路を順次切り替えて、前記
    複数のバッテリブロックと前記補助バッテリを充電する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置が、前記太陽電池の発電容
    量または端子電圧が所定値以上の時のみ前記充電回路の
    充電動作を許可することを特徴とする請求項1、または
    請求項2に記載の車両用電源装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置が、前記主バッテリあるい
    は前記補助バッテリに設けた温度センサによる検出温度
    が所定範囲内の時のみ前記充電回路の充電動作を許可す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の車両用電源装置。
  5. 【請求項5】 前記バッテリブロックの充電電圧は、前
    記補助バッテリの端子電圧と略同一とすることを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用電
    源装置。
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