JP2003338246A - プラズマ表示装置およびその製造方法 - Google Patents

プラズマ表示装置およびその製造方法

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JP2003338246A
JP2003338246A JP2002146538A JP2002146538A JP2003338246A JP 2003338246 A JP2003338246 A JP 2003338246A JP 2002146538 A JP2002146538 A JP 2002146538A JP 2002146538 A JP2002146538 A JP 2002146538A JP 2003338246 A JP2003338246 A JP 2003338246A
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plasma display
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electrode
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JP2002146538A
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Yoshio Suzuki
芳男 鈴木
Toshiharu Suzuki
俊治 鈴木
Hajime Inoue
肇 井上
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口率が高く、消費電力を低減させることが
可能なプラズマ表示装置およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 維持電極12(12X,12Y)は、放
電部12Aと配線部12Bからなる。放電部12Aは隔
壁13の側面に設けられ、対向放電を行う対向面を形成
する。配線部12Bは、隔壁13の内部に水平方向に延
在し、各放電部12Aに給電するようになっている。こ
の維持電極12X,12Yによる放電では、面放電型よ
りも放電開始電圧が低くなると共に、構造的に対向面間
の容量が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流プラズマ放電
を利用して表示を行うプラズマ表示装置、およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイ(PDP:Plasma
Display Panel) は、テレビジョン受像機やコンピュー
タ用ディスプレイにおいて、従来広く用いられてきた陰
極線管(CRT)では実現が難しいとされる薄型・大画
面化に対応し得るディスプレイとして注目されており、
既に40インチ以上の大型ディスプレイが製品化されて
いる。
【0003】図18は、従来のAC型プラズマ表示装置
の構成を表している。この表示装置は、前面ガラス基板
101と背面ガラス基板102とが対向配置された構造
を有し、前面ガラス基板101上には、一対の維持電極
107(107X,107Y)が放電ギャップを介して
複数並列するように設けられている。また、その上に
は、維持電極107を被覆するように誘電体層109,
保護層110が順に形成されている。一方、背面ガラス
基板102の上には、複数のアドレス電極103が維持
電極107と直交する方向に配列するように形成されて
いる。アドレス電極103の上には誘電体層104が形
成され、更にその上に、各アドレス電極103毎に空間
を仕切るための隔壁105が形成されている。隔壁10
5の間には、赤(R;Red),緑(G;Green)および青
(B;Blue )の3原色の蛍光体層106が周期的に塗布
形成されている。前面ガラス基板101と背面ガラス基
板102に挟まれた放電空間は、周縁部において気密封
止され、放電ガスで満たされている。
【0004】こうしたプラズマ表示装置では、維持電極
107X,107Yに電圧を印加し、その間で放電させ
ることで発光表示が行われる。すなわち、この放電によ
り放電ガスを励起させ、真空紫外線を発生させると、背
面ガラス基板102上の蛍光体106が真空紫外線の照
射を受けて各色に発光する。この可視光は、前面ガラス
基板101を透過して表示発光色となる。
【0005】このように、維持電極107X,107Y
が同じ基板に形成され、放電が生じる対向面が一平面上
に配置されている構造は、面放電型と呼ばれ、これまで
の装置の主流となってきた。その最大の理由は、面放電
型では、放電が前面ガラス基板101の側で起きるため
に、背面ガラス基板102側に設けた蛍光体106にプ
ラズマ中のイオンが直接衝撃を与えずに済み、劣化が大
幅に改善されることにあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、面放電
では、放電開始電圧が高く、また維持電極107X,1
07Y間の静電容量の充電に費やされる無効電力が大き
い。したがって、面放電を主放電に用いる従来の装置で
は、消費電力が大きいという問題があった。しかも、デ
ィスプレイの高精細化がますます希求されている昨今で
は、画素ピッチ共に電極ピッチも小さくなる傾向がある
が、これにより線間容量が大きくなるために、無効電力
は今後より増加する傾向にある。このように、無効電力
の低減は一層重要な課題となりつつあり、それを含めた
消費電力全体の低減が、発熱の低減などのためにも必要
とされてきていた。
【0007】また、面放電型では、表示面側の前面ガラ
ス基板101に維持電極107を設けるために開口率が
低くなるという問題があった。通常、維持電極107
X,107Yは、表示面側に位置することからITO
(Indium-Tin Oxide)等の透明電極材料で形成されてい
る。しかし、現在用いられている透明電極材料は、どれ
も比較的抵抗が高い。そこで、抵抗低減のため、維持電
極107X,107Yの側縁には良導性のバス電極10
8が付設されるようになっているのである。バス電極1
08は金属で形成するしかなく、これが開口率を低下さ
せる。そのうえ、透明電極といえども光吸収はあるの
で、光が維持電極107X,107Yを透過する際にい
くばくかの損失が生じ、さらに光取り出し効率を低下さ
せていた。
【0008】また、維持電極107に対してさらにバス
電極108を付設することは、製造工程が増加すること
であり、さらに両者が異質な材料であるために、その界
面で剥離が発生する可能性が高かった。このように従来
では、維持電極107に対しては、電極構造上また製造
工程上でも改善する余地があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、開口率が高く、消費電力を低減させ
ることが可能なプラズマ表示装置およびその製造方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ表示装
置は、一対の基板の間の領域に形成され、これらの基板
面に平行な方向に放電を生ずるための対向面を有してい
る一対の維持電極を備えているものである。
【0011】本発明のプラズマ表示装置の第1の製造方
法は、本発明のプラズマ表示装置を製造する方法であっ
て、基板の一方の基板面上に隔壁を形成し、隔壁の側面
に、維持電極の対向面を形成するものである。
【0012】本発明のプラズマ表示装置の第2の製造方
法は、本発明のプラズマ表示装置を製造する方法であっ
て、基板の一方の基板面上に隔壁を形成する工程と、隔
壁の上面に溝を形成する工程と、この溝に埋め込むよう
にして維持電極を形成する工程とを含むものである。
【0013】本発明のプラズマ表示装置およびその製造
方法では、一対の維持電極は、対向面が基板面に平行な
方向に放電を生ずるように形成される。特に、プラズマ
表示装置の第1の製造方法では、維持電極の対向面が隔
壁側面に形成され、第2の製造方法では、維持電極全体
が隔壁内部に形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るプラズマ表示装置の要部を示す構
成図であり、図2は、そのI−I断面図である。ただ
し、図1の方は背面ガラス基板21側の構造を示してい
る。このプラズマ表示装置は、背面ガラス基板11,前
面ガラス基板21(以下では単に基板と記す)が放電空
間を介して対向配置して構成されており、放電空間にH
e,Ne,Ar,Xe,Krの希ガスのうち1種類以上
からなる放電ガスを封入するように周縁部にて気密封止
されている。また、各画素に対応する放電セルは、維持
電極12X,12Yおよびアドレス電極16の3電極で
構成されている。
【0016】このプラズマ表示装置では、発光表示のた
めの放電を行う一対の維持電極12(12X,12Y)
が、互いの対向面を、背面ガラス基板11,前面ガラス
基板21(以下では、単に基板と記す)の間の領域に、
これらの基板面に平行な方向に放電を生ずるように設け
られている。すなわち、各維持電極12は、隔壁13の
側面に設けた放電部12Aによって放電対向面が形成さ
れている。
【0017】この放電用の対向面は、できるだけ広いほ
うが好ましい。従来の面放電型では、維持電極の放電対
向面の大きさには画素ピッチによる制限があるが、これ
に対し、本実施の形態では、放電部12Aは隔壁13の
側面に設けられることから、対向面の面積は大きくな
る。この放電部12Aの面積は、画素ピッチには関係な
く、隔壁13の高さに応じて拡大される。なお、放電部
12Aは、必ずしも隔壁13の側面全体に設けられずと
もよく、蛍光体17の形成位置などを考慮して所定部分
に適宜に設けられていてよい。維持電極12X,12Y
の放電部12Aがそれぞれ隔壁13の側面に設けられる
ことによる利点としては、その他に、放電ギャップがセ
ル寸法程度にまで広げられ、その静電容量が大幅に低減
されることが挙げられる。
【0018】また、これら放電部12Aにおける放電
は、基板11,21に平行方向の対向放電となる。すな
わち、対向面がほぼ平行に配置されていることから、こ
の維持電極12X,12Yによる放電では、面放電型よ
りも放電開始電圧が低くなると共に、構造的に対向面間
の容量が低減する。
【0019】ただし、ここでは、アドレス電極16もま
た隔壁13を利用して形成されるために、隔壁13は格
子状(いわゆるワッフル型)となっている。したがっ
て、放電部12Aは、隔壁13によって区画された放電
セルの一つ一つ、つまり各画素に独立に設けられてい
る。そこで、維持電極12には、各放電部12Aに給電
するための配線部12Bが必要となる。配線部12B
は、従来のストライプ状の維持電極と同様に水平方向に
画素を貫くように設けられると共に、その配線経路上に
配置されている放電部12Aと接合して電気的接続がな
されるように設けられる。ここでは、配線部12Bの位
置を隔壁13の内部としており、対をなす維持電極12
の対向面が互いに平坦となるようにしている。
【0020】なお、そのような構成とするには、配線部
12Bを放電部12A以外の領域に配し、かつ、両者が
接合されるように設けねばならないが、そのためには隔
壁13の内部のほか、例えば、配線部12Bを基板11
もしくは基板21の面上に設けることによっても実現で
きる。この配線部12Bは、側面にて放電部12Aと接
合されるため、側面の面積は大きいほうがよい。したが
って、ある程度の厚みでもって形成するものとし、流れ
る電流に応じて断面積を決めればよい。
【0021】このような維持電極12では、放電部12
Aが隔壁13の側面、配線部12Bが隔壁13の内部に
設けられているため、表示面側(基板21側)から見て
画素領域に占めるのは、せいぜい放電部12Aの厚み分
位しかない。そのため、この装置では、表示面側に発光
を遮るものがなく、光を効率よく外へ取り出すことがで
きる。また、この維持電極12は、放電部12A,配線
部12B共に表示面側から見えない位置に配されている
ので、金属で形成することが可能となる。よって、維持
電極12は、従来のようにバス電極を付設する必要がな
くなり、それに付随する製造上の問題を考慮することも
なくなる。なお、維持電極12のうち、放電セル内に露
出する放電部12Aは、放電時の電荷蓄積と劣化防止の
ために誘電体層14,保護層15により被覆される。
【0022】一方、アドレス電極16は、維持電極12
Yとの間でアドレス放電を行うことによって画素をアド
レスすることが可能なように、維持電極12Yの配線部
12Bと直交方向に配される。このアドレス電極16
は、従来のように基板11と隔壁13の間に延在するよ
うに設けることもできる。しかし、ここでは、アドレス
電極16は、隔壁13の上面に、隔壁13に沿って延在
するように設けられている。よって、アドレス電極16
もまた、維持電極12同様に表示面側から見えることは
ない。
【0023】さらに、このアドレス電極16は、一対の
維持電極12のうち維持電極12Yの方に向かって突出
するような分岐部16Aを有している。これにより、ア
ドレス電極16は、維持電極12のうち維持電極12Y
の方により近接することになり、維持電極12Yとの間
で選択的にアドレス放電を起こしやすくなる。分岐部1
6Aは、より維持電極12Yとの間で放電しやすいよう
に、できるだけ維持電極12Yとの対向面が広く、でき
るだけ維持電極12Yに近い方がよい。
【0024】蛍光体17は、基板11上、つまり各放電
セルの底部に設けられている。ここでは、蛍光体17
を、隔壁13の側面まで形成して維持電極12,アドレ
ス電極16の分岐部16Aに部分的に重なるようにした
が、放電による劣化を防ぐために電極12、16の放電
領域に重ならないように配置することも可能である。例
えば、蛍光体17を表示面側の基板21上に設けるよう
にするとよい。
【0025】なお、以上に説明した各構成要素は、ほぼ
従来と同様の材料を用いて形成される。基板11,21
には、高歪点ガラスやソーダライムガラス等が用いられ
る。維持電極12,アドレス電極16としては、例えば
金属のなかでも良導体であるAgが好適に用いられるほ
か、Al,Ni,Cu,MoまたはCrなども用いるこ
とができる。
【0026】また、隔壁13には、低融点ガラスを主成
分とするガラスペーストが用いられる。これは、低融点
ガラス粉末に、フィラー,バインダー樹脂および溶媒を
加えたもので、低融点ガラス粉末としては、軟化点が3
00〜600℃,粒径が20μm以下のもの、例えばP
bO−B2 O2 −SiO2 系ガラスなどを用いることが
できる。フィラーとしては、酸化クロム(Cr2 O3 )
やチタニア(TiO2),アルミナ(Al2 O3 ),酸
化銅(CuO)を用いることができる。バインダー樹脂
としては、主としてエチルセルロースやアクリル系の樹
脂等を用いることができる。誘電体層14には二酸化珪
素(SiO2 )が、保護層15には酸化マグネシウム
(MgO)がそれぞれ用いられる。蛍光体17には、公
知の材料を3原色の各色に応じて用いることができる。
【0027】次に、このプラズマ表示装置の製造方法に
ついて説明する。
【0028】まず、図3((A)は平面図、(B)はそ
のI−I断面図)に示したように、基板11を用意し、
その上に維持電極12の配線部12Bを形成する。配線
部12Bは、例えば、Agなどの電極材料を感光性銀ペ
ーストとフォトリソグラフィーによる方法や真空蒸着法
などによって成膜し、隔壁13の形成領域の外縁に展延
するようにパターニングすることで形成される。次い
で、配線部12Bの上から基板11の全面にガラスペー
ストを塗布し、リブペースト層31を形成する。
【0029】次に、図4(A),(B)に示したよう
に、リブペースト層31をサンドブラストあるいはエッ
チングなどの方法により格子状にパターニングし、焼成
して、隔壁13を形成する。
【0030】次に、図5(A),(B)に示したよう
に、隔壁13の上から基板11の全面に電極層32を形
成する。電極層32は、めっきあるいは表面反応による
CVD(Chemical Vapor Deposition )などにより、A
g等を下地様に成膜することで形成される。
【0031】次に、図6(A),(B)に示したよう
に、隔壁13の上面のうち、先に形成されている配線部
12Bと直交方向の領域のみをフォトレジスト層33で
覆い、例えばリアクティブイオンエッチング(RIE)
あるいはイオンミリングなどの異方性の高い方法で電極
層32にエッチングを施す。これにより、電極層32
は、隔壁13の側壁面、およびフォトレジスト層33で
覆われた隔壁13の上面にのみ選択的に残される。この
うち、隔壁13の上面にあるのが、アドレス電極16と
なる。
【0032】次に、図7(A),(B)に示したよう
に、さらにフォトレジスト層34,35により、隔壁1
3の側面のうち配線部12Bが形成されている側(図で
はセルの長辺に対応)と、アドレス電極16に接してい
る側(図ではセルの短辺の一方に対応)とを覆い、再度
エッチングを行う。ただし、この工程では、プラズマエ
ッチングなどの等方性エッチングを行う。なお、フォト
レジスト層35は、隣接する長辺側の隔壁13の所定の
一方により近い位置(図では左側)に付設する。
【0033】これにより、図8(A),(B)に示した
ように、配線部12Bが形成されている隔壁13の側面
には、フォトレジスト層34で覆われていた電極層32
が残され、放電部12Aとなる。放電部12Aは、配線
部12Bに接するように形成され、維持電極12の全体
が出来上がる。また同時に、アドレス電極16側の隔壁
13の側面には、フォトレジスト層35で覆われていた
電極層32が残され、分岐部16Aとなる。分岐部16
Aは、維持電極12のうち図の左側の方、すなわちアド
レス放電を行う維持電極12Yの方により近くなるよう
に形成される。
【0034】その後、例えば、基板11の全面にLPC
VDによりSiO2 からなる誘電体層14を形成し、こ
の誘電体層14の表面に、電子ビーム蒸着によりMgO
からなる保護層15を形成する。さらに、隔壁13の
間、各セルの底部に蛍光体スラリーを印刷することによ
り、蛍光体17を形成する。
【0035】次に、基板21を用意し、これを基板11
に貼り合わせる。例えば、スクリーン印刷により基板1
1の周縁部に低融点ガラスからなるシール層を形成して
おき、これに基板21を合わせ、焼成してシール層を硬
化させる。その際、各構成要素がすべて基板11上に形
成されているので、基板11と基板21の位置合わせは
簡単に行うことができる。
【0036】最後に、2つの基板11,21の間に設け
られ、隔壁13によって区切られた放電空間に対し、排
気と放電ガスの封入を行う。これにより、本実施の形態
のプラズマ表示装置が完成する。
【0037】このプラズマ表示装置は、例えば、通常の
3電極を用いる駆動法によって従来の装置と同様に動作
させることができる。データ消去方式の場合で説明する
と、まず、全ての維持電極12X、12Yに電圧を印加
し、互いの放電部12Aの間で予備放電を行い、全ての
セルの保護層15上に電荷(壁電荷)を一様に形成す
る。次に、発光させない画素に対応する維持電極12
Y,アドレス電極16に電圧を印加し、アドレス放電を
行う。ここでは、アドレス電極16の分岐部16Aは、
維持電極12Xの放電部12Aよりも維持電極12Yの
放電部12Aに近接しているため、アドレス放電が生じ
やすくなっている。このようにして、発光させない画素
のセルから選択的に壁電荷が消去され、結果的に、発光
させる画素位置にのみ壁電荷が残ることで表示画素の選
択が行われる。
【0038】次に、維持電極12X,12Yに交流パル
スを印加すると、壁電荷が残っているセルではパルス電
圧に壁電荷の電圧が重畳され、維持電極12X,12Y
の放電部12Aの間で放電開始電圧に達し、放電が生じ
る(維持放電)。この対となる放電部12Aは放電面が
対向しているため、従来よりも放電開始電圧が低く、放
電の効率もよい。よって、印加パルスの電圧を低くする
ことが可能である。また、放電部12Aの間の容量がよ
り小さくなっているので、その充電に費やす無効電力が
少なくなる。
【0039】この維持放電では、放電ガスが放つ紫外線
が蛍光体17に照射されると、蛍光体17が発光し、こ
のセルが点灯する。よって、所定の期間だけ放電状態を
持続させて、発光表示を行う。ここでは、維持電極12
の放電部12A,配線部12Bが共に表示面側から見え
ない位置に配されているので、表示面側に発光を遮るも
のがなく、光が効率よく外へ取り出される。
【0040】このように本実施の形態によれば、主放電
を発生させる一対の維持電極12が、放電部12Aによ
って放電対向面を隔壁13の側面に有するようにしたの
で、対向面の面積を大きくすることができ、放電効率の
向上が見込める。また、放電ギャップが拡がることで対
向面間の容量を小さくでき、無効電力を低減することが
できる。さらに、セルの開口率を向上させることができ
ると共に、遮光しない位置に設けられる維持電極12自
体は、高抵抗の透明電極とする必要がなくなり、金属で
形成することができるという効果がある。
【0041】また、この一対の維持電極12は対向放電
を行うようにしたので、従来の面放電と比べて、放電開
始電圧を低下させることができ、また構造的な理由で対
向面間の容量を小さくすることができる。よって、駆動
電圧を低くして電力消費を抑えると共に無効電力を低減
することができる。
【0042】〔変形例〕図9は、上記第1の実施の形態
の変形例に係るプラズマ表示装置の要部構成を示す表示
面側からみた平面図である。なお、ここでは、各構成要
素は第1の実施の形態に対応させて説明するようにし、
対応する構成要素と同一の符号を付している。
【0043】本変形例では、各放電セルは隔壁13によ
って三角形状に構成されている。各セルの隔壁13の3
面のうち2面には、その側面に維持電極12の放電部1
2Aがそれぞれ設けられている。これら放電部12A
は、位置や形状を調整することで最近接距離を最適化す
ることができ、放電電圧を制御することができる。ま
た、この場合の配線部12Bは、各放電部12Aに接合
されるように隔壁13の側縁に沿って蛇行するように設
けられている。また、アドレス電極16は、残された隔
壁13の1面に沿うように隔壁13の上部に設けられて
おり、維持電極12Yの方に近接する位置に分岐部16
Aが付設される。
【0044】なお、このプラズマ表示装置は、基本的に
第1の実施の形態と同様の3電極構造となっているため
に、各部を第1の実施の形態と同様に製造することがで
き、同様に、従来の方法で駆動することができる。よっ
て、本変形例は、放電部12Aを隔壁13の側面に設け
るようにした点では、第1の実施の形態と同様の効果を
奏する。また、各画素が三角形状となることで、見かけ
上の解像度が向上するという効果を有する。
【0045】〔第2の実施の形態〕図10は、第2の実
施の形態に係るプラズマ表示装置の要部構成を示す構成
図であり、図11は、そのII−II断面図である。こ
こでは、維持電極42は一方向に延在し、それ自体の側
面42Aが放電対向面となっている。また、維持電極4
2,アドレス電極46は共に、格子状の隔壁13の内部
に設けられている。これらの点を除けば、本実施の形態
は上記第1の実施の形態と同様であり、同一の構成要素
には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
【0046】ここでは、対をなす維持電極42(42
X,42Y)のそれぞれが、一セルの対向する隔壁13
の内に設けられている。これにより、放電ギャップがセ
ル寸法程度にまで広げられ、その静電容量が大幅に低減
される。また、維持電極42は、側面42によって基板
11、21に平行な方向に対向放電を生ずるようになっ
ている。よって、第1の実施の形態と同様に、放電開始
電圧が低減される。なお、その側面42は、第1の実施
の形態では放電部12Aに相当する部位であるから、で
きるだけ広くとれる方が望ましい。しかし、幅よりも厚
み方向の寸法が大きくなるほど維持電極42の作製は難
しくなるので、それらの兼ね合いによって実際の寸法を
決めればよい。
【0047】また、ここでは、隔壁13の内部において
アドレス電極46が維持電極42に高架するようになっ
ているので、維持電極42は隔壁13の下部に位置す
る。よって、蛍光体17は、基板11の底面に設けられ
ていてもよいが、放電による劣化を防止する意味では、
基板21側に設けて維持電極42から離して配置する方
がよい。このように、維持電極42,アドレス電極46
が共に隔壁13の内部に設けられているために、表示面
側(基板21側)から見て画素領域には遮光するものが
ない。そのため、この装置では、光取り出し効率が高く
なっている。
【0048】次に、このプラズマ表示装置の製造方法に
ついて説明する。
【0049】まず、図12(A)に示したように、基板
11の上にガラスペーストを塗布して第1の隔壁層51
を形成する。この第1の隔壁層51の厚みは、維持電極
42の高さに相当する。次に、図12(B)に示したよ
うに、第1の隔壁層51の維持電極42の形成位置に、
基板11に達する深さまでエッチングを行い、第1の溝
52を形成する。次に、図12(C)に示したように、
第1の溝52を埋めるようにAg等の金属からなる電極
材料53をペースト印刷やめっき、CVD等により成膜
し、第1の溝52の中だけに電極材料53が残されるよ
うにエッチバックを行う。これにより、維持電極42が
形成される。
【0050】次に、図12(D)に示したように、第1
の隔壁層51と維持電極42の上に、さらにガラスペー
ストを塗布して第2の隔壁層54を形成する。このと
き、第2の隔壁層54の厚みは、アドレス電極46の高
さよりも大きな値となるようにしておく。次に、図13
((A)は平面図、(B)はII−II断面図)に示し
たように、第2の隔壁層54のアドレス電極46の形成
位置に、その高さ分の深さでエッチングを行い、第2の
溝55を形成する。次に、図14に示したように、第2
の溝55を埋めるようにAg等の金属からなる電極材料
56をペースト印刷やめっき、CVD等により成膜し、
さらに、第2の溝55の中だけに電極材料56が残され
るようにエッチバックを行う。これにより、アドレス電
極46が形成される。
【0051】次に、図15(A),(B)に示したよう
に、隔壁13の形成領域にフォトレジスト層57を形成
し、その上からサンドブラスト等によりエッチングを施
す。そののち、フォトレジスト層57を除去する。これ
により、図10,図11のように維持電極42とアドレ
ス電極46を内部に有する格子状の隔壁13が形成され
る。
【0052】続いて、この隔壁13の側面に誘電体層1
4や保護層15を適宜に形成し、蛍光体17を各セルの
底部、もしくは基板21の各セルの表示領域に蛍光体ペ
ーストを塗布することで形成する。こうして各構成要素
が形成された基板11,21を貼り合わせ、本実施の形
態のプラズマ表示装置が出来上がる。
【0053】このように本実施の形態によれば、主放電
を発生させる一対の維持電極42を隔壁13の内部に設
けるようにしたので、放電ギャップが拡がることで対向
面間の容量を小さくでき、無効電力を低減することがで
きる。さらに、セルの開口率を向上させることができる
と共に、遮光しない位置に設けられる維持電極42自体
は、低抵抗の透明電極とする必要がなくなり、金属で形
成することができる。
【0054】また、この一対の維持電極42は対向放電
を行うようにしたので、第1の実施の形態と同様に、駆
動電圧を低くして電力消費を抑えると共に負荷容量を小
さくして無効電力を低減することができる。
【0055】〔第3の実施の形態〕図16は、第3の実
施の形態に係るプラズマ表示装置の要部構成を示す構成
図である。このプラズマ表示装置では、維持電極65が
ストライプ状の隔壁64の側面に設けられている。すな
わち、背面ガラス基板61の上に、並列するようにアド
レス電極62が設けられ、その上を誘電体層63が覆っ
ている。さらにその上には、隔壁64がアドレス電極6
2と直交するように設けられており、その側面に維持電
極65がストライプ状に展延するように付設されてい
る。また、この維持電極65の表面は誘電体層66,保
護層67により覆われており、隔壁64と隔壁64の間
には蛍光体68が設けられている。
【0056】ここでは、各セルの一対の維持電極65
は、隔壁64の側面に設けられることで、対向する基板
61,71の面に平行な方向に対向放電を生じるように
なっている。よって、本実施の形態におけるプラズマ表
示装置の作用・効果は、第1の実施の形態と同様であ
る。また、このプラズマ表示装置の電極もやはり3電極
構造となっているので、第1の実施の形態と同様、通常
の3電極を用いる駆動法によって従来の装置と同様に動
作させることができる。
【0057】なお、この装置は、隔壁64がストライプ
状であることから、上記第1および第2の実施の形態よ
りも簡素な構造であり、より容易に製造することができ
る。その製造は、例えば次のようにして行うことができ
る。
【0058】まず、図17(A)に示したように、基板
61を用意し、その上にAgなどの電極材料をCVDや
真空蒸着などによって成膜し、所定形状にパターニング
することでアドレス電極62を形成する。その上に、例
えばSiO2 をCVDまたは印刷により成膜し、誘電体
層63を形成する。さらにその上にガラスペーストをス
クリーン印刷したのちサンドブラストにより整形し、こ
れを焼成することによりストライプ状の隔壁64を形成
する。
【0059】次に、図17(B)に示したように、隔壁
64の上から基板61の全面に電極層81を形成する。
電極層78は、Agを用いるならばめっきで成膜し、A
l等を用いるのであれば、表面反応を利用したCVDに
より成膜することで、下地様に形成される。
【0060】次に、図17(C)に示したように、例え
ばRIEあるいはイオンミリングなどの異方性の高い方
法で電極層81にエッチングを施す。これにより、電極
層81は、隔壁64の側壁面にのみ選択的に残され、維
持電極65となる。
【0061】次に、図17(D)に示したように、基板
61の全面に、例えばCVDによりSiO2 からなる誘
電体層66を形成し、この誘電体層66の表面に、電子
ビーム蒸着によりMgOからなる保護層67を形成す
る。さらに、隔壁64の間、各セルの底部に蛍光体スラ
リーを印刷することにより、蛍光体68を形成する。
【0062】次に、基板71を用意し、これを基板61
に貼り合わせる。その際、各構成要素がすべて基板61
上に形成されているので、位置合わせを簡単に行うこと
ができる。最後に、基板61,71の間に放電ガスの封
入を行うと、プラズマ表示装置が完成する。
【0063】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず種々の変形実施が可能である。例えば、第1ないし
第3の実施の形態では、維持電極もアドレス電極もそれ
ぞれ実施の形態によって形状や配置が異なった構成とし
たが、可能な範囲で維持電極とアドレス電極の組み合わ
せを変更することが可能である。また、本発明では、主
放電を行う維持電極が、基板面に水平な方向に対向放電
を行うように配置されていればよいので、それ以外の構
成要素、例えば誘電体層,保護層または蛍光体などの位
置や形成領域は特に限定されない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプラズ
マ表示装置によれば、一対の基板の間の領域に形成さ
れ、これらの基板面に平行な方向に放電を生ずるための
対向面を有している一対の維持電極を備えるようにした
ので、維持電極の対向面間の容量を小さくすることがで
きる。よって、無効電力を低下させ、電力消費を低減す
ることが可能となる。
【0065】特に、請求項3または請求項4に記載のプ
ラズマ表示装置、および、本発明のプラズマ表示装置の
製造方法によれば、対向する維持電極を隔壁の側面また
は内部に設けるようにしたので、開口率を向上させるこ
とができ、高効率に発光表示を行うことが可能となる。
また、維持電極自体は、高抵抗の透明電極とする必要が
なくなり、金属で形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプラズマ表示
装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示したプラズマ表示装置の断面図であ
る。
【図3】図1に示したプラズマ表示装置の製造方法を説
明するための工程図である。
【図4】図3に続く製造工程を示す工程図である。
【図5】図4に続く製造工程を示す工程図である。
【図6】図5に続く製造工程を示す工程図である。
【図7】図6に続く製造工程を示す工程図である。
【図8】図7に続く製造工程を示す工程図である。
【図9】図1に示したプラズマ表示装置の変形例に係る
装置の要部構成図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るプラズマ表
示装置の構成を示す斜視図である。
【図11】図10に示したプラズマ表示装置の断面図で
ある。
【図12】図10に示したプラズマ表示装置の製造方法
を説明するための工程図である。
【図13】図12に続く製造工程を示す工程図である。
【図14】図13に続く製造工程を示す工程図である。
【図15】図14に続く製造工程を示す工程図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係るプラズマ表
示装置の構成を示す斜視図である。
【図17】図16に示したプラズマ表示装置の製造方法
を説明するための工程図である。
【図18】従来の面放電型プラズマ表示装置の構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
11,61…前面ガラス基板、12,42,65…維持
電極、12A…放電部、12B…配線部、13,64…
隔壁、14,63,66…誘電体層、15,67…保護
層、16,46,62…アドレス電極、16A…分岐
部、17,68…蛍光体、21、71…背面ガラス基
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 肇 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB06 GB12 GB20 GC02 GC13 GF03 GF12 LA05 MA03 MA10 MA12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を挟んで互いの基板面が対向す
    るように配置された一対の基板と、 前記放電空間を複数の発光領域に区画する隔壁と、 前記一対の基板の間の領域に形成され、これらの基板面
    に平行な方向に放電を生ずるための対向面を有している
    一対の維持電極とを備えたことを特徴とするプラズマ表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記維持電極の対向面は、前記隔壁の側
    面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプ
    ラズマ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記維持電極の対向面は、前記隔壁の内
    部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプ
    ラズマ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記維持電極は、前記対向面を有する放
    電部と、この放電部に給電するために前記隔壁の形成領
    域に延在するように設けられている配線部とから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記維持電極は金属からなることを特徴
    とする請求項1記載のプラズマ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記隔壁の形成領域に、隔壁に沿って延
    在するアドレス電極が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載のプラズマ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記アドレス電極は、前記発光領域のそ
    れぞれにおいて前記一対の維持電極のうちの一方に向け
    て突出する分岐部を有していることを特徴とする請求項
    6記載のプラズマ表示装置。
  8. 【請求項8】 前記発光領域は前記隔壁により三角形状
    に構成され、隔壁の3面のうち2面の側面または内部
    に、前記一対の維持電極の対向面がそれぞれ1つずつ設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ
    表示装置。
  9. 【請求項9】 放電空間を挟んで互いの基板面が対向す
    るように配置された一対の基板と、前記放電空間を複数
    の発光領域に区画する隔壁と、前記一対の基板の間の領
    域に形成され、これらの基板面に平行な方向に放電を生
    ずるための対向面を有している一対の維持電極とを備え
    たプラズマ表示装置の製造方法であって、 前記基板の一方の基板面上に隔壁を形成し、 前記放電空間を挟んで対向する隔壁それぞれの側面に、
    前記維持電極の対向面を有する放電部を形成することを
    特徴とするプラズマ表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記維持電極のうち前記放電部に給電
    するための配線部を、前記隔壁の形成領域に延在すると
    共に前記放電部に接するように形成することを特徴とす
    る請求項9記載のプラズマ表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記アドレス電極を、前記隔壁の形成
    領域に形成することを特徴とする請求項9記載のプラズ
    マ表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記隔壁を形成する前に、前記基板の
    上にアドレス電極を形成することを特徴とする請求項1
    1記載のプラズマ表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記アドレス電極を前記隔壁の上面に
    形成することを特徴とする請求項11記載のプラズマ表
    示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記隔壁の全面に電極層を形成し、こ
    れを所定形状に加工することにより、前記維持電極と前
    記アドレス電極を同時に形成することを特徴とする請求
    項11記載のプラズマ表示装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記アドレス電極に、前記発光領域の
    それぞれにおいて前記一対の維持電極のうちの一方に向
    けて突出する分岐部を付設することを特徴とする請求項
    11記載のプラズマ表示装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記分岐部を前記隔壁の側面に形成す
    ることを特徴とする請求項15記載のプラズマ表示装置
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記隔壁を三角形状に形成し、その3
    面のうち2面の側面に、前記維持電極の対向面をそれぞ
    れ1つずつ形成することを特徴とする請求項9記載のプ
    ラズマ表示装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 放電空間を挟んで互いの基板面が対向
    するように配置された一対の基板と、前記放電空間を複
    数の発光領域に区画する隔壁と、前記一対の基板の間の
    領域に形成され、これらの基板面に平行な方向に放電を
    生ずるための対向面を有している一対の維持電極とを備
    えたプラズマ表示装置の製造方法であって、 前記基板の一方の面上に第1の隔壁を形成する工程と、 前記第1の隔壁の上面に、第1の溝を形成する工程と、 前記第1の溝に埋め込むようにして維持電極を形成する
    工程とを含むことを特徴とするプラズマ表示装置の製造
    方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の隔壁を形成する前に、 前記基板面上にアドレス電極を形成することを特徴とす
    る請求項18記載のプラズマ表示装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記アドレス電極を前記第1の隔壁の
    形成領域に形成することを特徴とする請求項19記載の
    プラズマ表示装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記維持電極の形成ののち、 前記第1の隔壁の上面に、さらに第2の隔壁を形成する
    ことを特徴とする請求項18記載のプラズマ表示装置の
    製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第2の隔壁の上面に第2の溝を形
    成し、前記第2の溝に埋め込むようにしてアドレス電極
    を形成することを特徴とする請求項21記載のプラズマ
    表示装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の隔壁の上面にアドレス電極
    を形成することを特徴とする請求項21記載のプラズマ
    表示装置の製造方法。
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