JP2003338078A - 光記録媒体及び記録方法 - Google Patents

光記録媒体及び記録方法

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JP2003338078A
JP2003338078A JP2002146375A JP2002146375A JP2003338078A JP 2003338078 A JP2003338078 A JP 2003338078A JP 2002146375 A JP2002146375 A JP 2002146375A JP 2002146375 A JP2002146375 A JP 2002146375A JP 2003338078 A JP2003338078 A JP 2003338078A
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JP
Japan
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recording
pulse
speed
standard
film
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Pending
Application number
JP2002146375A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kunieda
敏明 国枝
Katsuyuki Takahashi
克幸 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録速度を上げていくにつれて変調度が上昇
し、その結果、アドレス信号の入ったランド部のプリピ
ットがつぶれる傾向を示し、記録後アドレスが読み取り
できなくなるといった課題があった。 【解決手段】 標準速度でかつ標準記録パルスで記録し
た時の最適色素記録膜厚よりも薄くした記録膜を有し、
かつ、少なくとも標準速度記録時において一番長い記録
マークを記録するときに、その記録パルスのパワーを一
番短いマークを記録するときのパワーよりも大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体及び記
録方法に関し、さらに詳細にいえば、400〜800n
mの波長領域に吸収を持ち、半導体レーザーを用いて書
き込み、および読み出しを行うのに好適な記録媒体及び
記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度で低コストな光ディスクとして色
素材料を記録膜に用いた、一度だけ書き換えができるラ
イトイトワンス型光ディスク(いわゆるCD−Rディス
ク、DVD−Rディスク)が実用化されている。このデ
ィスクは、記録後はROMディスクと同じ特性を示し、
プレーヤーやROMドライブで再生できることから広く
普及している。
【0003】さらに、CD−Rにおいては高速記録用の
ディスクが開発され、実用化されている。
【0004】一方、DVD−Rに関しても昨今、ファー
ストステップとして4倍速程度の高速記録用のディスク
の検討が進められており、標準速度から4倍速までの電
気特性を満足するべく、その色素材料の高感度化をはじ
め、溝構造などの最適化などが進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、2倍、3倍、4倍と記録速度を上げていくにつれて
変調度が上昇し、その結果、アドレス信号が入っている
ランド部のプリピットがつぶれていく傾向があり、記録
後にアドレスが読み取りできなくなるという問題点を有
することがわかった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高速記録に適した光記録媒体及び記録方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、標準速度、標準記録パルスで記録した場
合における最適色素記録膜厚よりも記録膜の膜厚を薄く
し、かつ、少なくとも標準速度記録時において一番長い
記録マークを記録するときに、その記録パルスのパワー
を一番短いマークを記録するときの記録パルスのパワー
よりも大とすることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明を採用すれば、記録膜の膜厚を薄くする
ことによって、高速記録時における変調度を抑制するこ
とができ、記録パルスのパワーを大きくすることによっ
て、低速記録時における変調度を所定値以上にすること
ができ、ひいては、記録速度に拘わらず、一定した変調
度を得ることができ、LPPエラーの増加を抑えること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図8を用いて説明する。
【0010】図1は、本発明の光記録媒体の一実施形態
の概略構成図を示し、(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ全体外観図、断面図、基板部の斜視図である。
【0011】図1中(a)において1は光ディスクを示
し、図1中(b)、(c)において2〜9は光ディスク
1の構成要素であって、それぞれ、2は基板、3は色素
記録膜、4は反射膜、5は接着剤層、6は貼り合わせ基
板を示す。
【0012】基板2はポリカーボネイト樹脂やアクリル
樹脂などのプラスチック材料からなり、その表面にはグ
ルーブ7やウォブル8が形成されている。また、そのラ
ンド部にはアドレスデータの入ったプリピット9が形成
されている。
【0013】色素記録膜3はシアニン系やアゾ系などの
色素材料でスピンコート法や真空蒸着法などで形成され
る。
【0014】反射膜4は銀、金、アルミニュウムなどの
金属やそれらをベースとして、それらに添加物を混入さ
せたものなどから構成されている。これらは主にスパッ
タ法や真空蒸着法で形成される。
【0015】貼り合わせ基板6は基板2と同じ材質のも
のを使う、すなわちポリカーボネイトやアクリル樹脂な
どが用いられる。
【0016】接着剤層5はポリビニルアルコールやニト
ロセルロースなどでスピンコート法やスクリーン印刷法
などにより形成される。
【0017】図2は、本発明の光ディスク1にレーザー
で記録する状態を示す概略図である。
【0018】図2において10は光ピックアップであ
り、半導体レーザー、回折格子、ハーフミラー、対物レ
ンズ、光検出器などから構成されている。ここで絞られ
たレーザー光11により光ディスク1のグルーブ7のと
ころの色素材料が加熱分解されて記録マークが形成され
る。特に長い記録マークは隣接するプリピットの電気信
号に影響を与え、信号出力を低下させる。
【0019】図3は、記録をするときのレーザーパルス
波形図である。データ信号は、DVD−Rの場合、基準
クロック周期をTとすると、3T〜11Tと14Tの長
さのマークとスペースの混合から構成されているが、実
際の記録波形は3Tを除き、これらのデータ信号はトッ
プパルスと同じパターンが繰り返されるマルチパルスの
組み合わせに変換して記録される。その代表例として図
3中(a)には標準記録パルスにおける最も短い記録パ
ルスの3T信号と最も長い14T信号の場合を示してい
る。
【0020】図4は、記録後の再生波形を示す図であ
る。ここで変調度は(I14H−I14L)/I14H
で定義される値である。
【0021】次に、各種実験の結果から得られた記録速
度、色素記録膜厚そして記録パワーと変調度の関係を説
明し、本発明の色素記録膜厚と記録バルス波形に関して
説明する。
【0022】図5は、従来の標準膜厚と標準記録パルス
における記録速度と変調度との関係を示すグラフであ
る。ここで標準膜厚、あるいは最適記録層膜厚とは、変
調度が60%以上で、ジッターが最も低くなる膜厚をい
い、標準記録パルスとは、どのマーク長でも記録パルス
パワーが同じであるものをいっている。また、標準記録
速度とは、DVDの場合は3.49m/sである。
【0023】図6は、色素記録膜厚をパラメータとした
ときの記録速度と変調度との関係を示すグラフである。
図7は、色素記録膜厚をパラメータとしたときの記録パ
ワーと変調度との関係を示すグラフである。図8は、本
発明を導入したときの記録速度と変調度との関係を示す
グラフである。
【0024】色素記録膜厚は、図6で示しているよう
に、高速記録時の変調度が60〜70%となるよう標準
膜厚の70〜90%とする。次に、図3中(b)に示し
ているように、一番長い記録マーク、すなわち変調度を
規定している14Tの記録パルスパワーを一番短いマー
ク(3T)を記録する記録パルスパワーよりも高く設定
する。その設定値は、図7に示しているように、色素記
録膜厚に依存するため、アシンメトリーやジッターなど
のトータルバランスを考慮して決められる。
【0025】また、色素記録膜厚によっては2倍速時、
3倍速時においても一番長い記録マーク(14T)の記
録パルスパワーを一番短いマーク(3T)を記録する記
録パルスパワーより大きくしなければならない。その記
録パルスパワーを上げるパターンとしては図3中(b)
のようにトップパルスもマルチパルスも上げるもの、
(c)のようにマルチパルスのみを上げるもの、(d)
のようにトップパルスのみをあげるものなどがあり、ど
れも効果があることが確認されている。
【0026】色素記録膜厚を標準にして、3倍速時、4
倍速時に一番長い記録マークを記録する際に、記録パル
スパワーを下げることも考えられるが、この場合はジッ
ターが悪化する傾向があり、有効でないことが分かって
いる。
【0027】以上のように構成された光記録媒体及び記
録方法について、以下、その動作を述べる。
【0028】標準膜厚においては、図5に示すように、
記録速度とともに変調度が増加し、それにつれてランド
プリピットのアドレスエラー(以下LPPエラー)も増
加する。特に、3倍速ぐらいから変調度が70%を越
え、LPPエラーが目標値の5%以下というレベルを越
えてしまう。
【0029】一方、図6から分かるように、3倍速、4
倍速の高速記録時の変調度は色素記録膜厚を薄くするこ
とにより抑えることができる。ただこのとき、標準速度
あるいは2倍速における変調度が目標である60%をき
ってしまう。
【0030】これに対しては、図7から分かるように、
14Tの記録パワーを上げることにより変調度を60%
以上に改善できる。
【0031】その結果、図8中(a)、(b)に示すよ
うに、標準速度から4倍速まで60%〜70%の一定し
た変調度が得られ、LPPエラーの増加が抑えられる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、標準速度
から少なくとも4倍速の記録速度まで、変調度の規格を
満足し、アドレスエラーの劣化が少なく、かつジッター
が優れているという顕著な効果が得られる。従って、1
倍速から4倍速まで記録したディスクはDVDの規格を
満足し、DVDプレーヤーやDVD−ROMドライブで
再生できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光記録媒体の一実施形態の概略構成
図である。
【図2】 本発明の光記録媒体の一実施形態である光デ
ィスクにレーザーで記録する状態を示す概略図である。
【図3】 本発明の一実施形態における記録時のレーザ
ーパルス波形を示す図である。
【図4】 本発明の一実施形態における記録後の再生波
形を示す図である。
【図5】 従来の標準膜厚と標準記録パルスにおける記
録速度と変調度との関係を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態において色素記録膜厚を
パラメータとしたときの記録速度と変調度との関係を示
す図である。
【図7】 本発明の一実施形態において色素記録膜厚を
パラメータとしたときの記録パワーと変調度との関係を
示す図である。
【図8】 本発明の一実施形態における記録速度と変調
度との関係を示す図である。
【符号の説明】 1 光ディスク 2 基板 3 色素記録膜 4 反射膜 5 接着剤層 6 貼り合わせ基板 7 グルーブ 8 ウォブル 9 プリピット 10 光ピックアップ 11 レーザー光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 JB35 JB45 5D090 AA01 BB03 CC01 CC14 DD01 EE02 KK04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準速度で、かつ標準記録パルスで記録
    した時の最適記録層膜厚よりも薄くした記録膜を有し、
    かつ、少なくとも標準速度記録時に一番長い記録マーク
    を記録する記録パルスパワーを一番短いマークを記録す
    る記録パルスパワーよりも大きくして記録が行われてい
    ることを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 記録膜厚が最適記録層膜厚の70%〜9
    0%の範囲である請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録膜がライトワンス型記録膜である請
    求項1または請求項2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録膜が色素記録膜である請求項1から
    請求項3の何れかに記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 標準速度で、かつ標準記録パルスで記録
    した時の最適記録層膜厚よりも薄くした記録膜を有する
    光記録媒体に対して、少なくとも標準速度記録時に一番
    長い記録マークを記録する記録パルスパワーを一番短い
    マークを記録する記録パルスパワーよりも大きくして記
    録を行うことを特徴とする記録方法。
  6. 【請求項6】 一番長い記録マークを記録する記録パル
    スがトップパルスとマルチパルスから構成されている請
    求項5記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 トップパルスとマルチパルスのパワーレ
    ベルが互いに異なる請求項5または請求項6記載の記録
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005069287A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Sharp Kabushiki Kaisha ホログラム素子を備える光集積ユニットおよび光ピックアップ装置
CN100370532C (zh) * 2004-11-08 2008-02-20 太阳诱电株式会社 光信息记录介质

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WO2005069287A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Sharp Kabushiki Kaisha ホログラム素子を備える光集積ユニットおよび光ピックアップ装置
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