JP2003337248A - ポリイミド被覆光ファイバの融着接続方法および融着ファイバ - Google Patents

ポリイミド被覆光ファイバの融着接続方法および融着ファイバ

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JP2003337248A
JP2003337248A JP2002147143A JP2002147143A JP2003337248A JP 2003337248 A JP2003337248 A JP 2003337248A JP 2002147143 A JP2002147143 A JP 2002147143A JP 2002147143 A JP2002147143 A JP 2002147143A JP 2003337248 A JP2003337248 A JP 2003337248A
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polyimide
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optical fiber
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Hidenori Iida
秀徳 飯田
Masanori Nonomura
雅徳 野々村
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Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリイミド被覆の除去の際に強力な剥離剤ま
たは機械的手段を用いる必要がなく、溶剤でワイピング
する必要がなく、光ファイバの強度が劣化せず、高強度
融着接続ができ、また融着接続の自動化ができるポリイ
ミド被覆光ファイバの融着接続方法および融着ファイバ
を提供する。 【解決手段】 コア、クラッドからなる裸ファイバ部の
外周にポリイミド被覆を施したポリイミド被覆光ファイ
バの被覆を除去せずにファイバを切断する光ファイバ切
断工程;と、切断部付近の被覆を放電により除去して裸
ファイバ部を露出させて2本の被覆除去光ファイバとす
る被覆除去工程;と、両裸ファイバ部の切断面を突き合
わせてから裸ファイバ部同士を放電により融着接続する
融着接続工程;と、融着接続部を保護する接続部保護工
程;と、により融着ファイバとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド被覆光
ファイバの融着接続方法および融着ファイバに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの保護および絶縁性等のため
に、被覆が施された光ファイバが多用されている。特に
高強度、耐熱性, 耐火性等の向上のために、図2に示す
ように、コア1、クラッド2からなる裸ファイバ(部)
3の外周にポリイミド被覆4を施したポリイミド被覆光
ファイバ5が用いられている。このポリイミド被覆光フ
ァイバ5同士を接続する必要がある場合、従来は以下の
ような方法によって融着接続していた。図4を参照して
説明する。 (1)ポリイミド被覆光ファイバ5の端部のポリイミド
被覆を強力な剥離剤または機械的手段を用いて除去して
被覆除去光ファイバ5a’とし、被覆除去部の裸ファイ
バ部3を溶剤でワイピングする。次いで裸ファイバ部3
をカッターcで所定長に切断する(図4(a))。 (2)裸ファイバ部を切断した被覆除去光ファイバ5
a’の2本を融着機(図示せず)に、被覆除去部の裸フ
ァイバ部3の切断面dが一直線上に向き合うように、か
つ隙間を設けてセットし、放電電極e,eより両切断面
d,d近辺に予備放電し、両切断面近辺の裸ファイバ部
3,3を加熱する(図4(b))。 (3)次いで、2本の光ファイバ5’,5’の両裸ファ
イバ部3の切断面d,dを突き合わせる(図4(c))。 (4)切断面を突き合わせた近辺に、放電電極e,eよ
り融着放電して突き合わせた裸ファイバ部3同士を加熱
融着して接続し、融着接続裸ファイバ部3aを設ける
(図4(d))。 (5)前記融着接続裸ファイバ部3aを補強スリーブf
で保護し、融着ファイバ30の完成品とする(図4
(e))。なお、前記融着接続裸ファイバ部3aの長さ
は、例えば約30mmである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のポリイ
ミド被覆光ファイバの融着接続方法では、以下のような
問題点があった。先ず、融着接続に先立ち、ポリイミド
被覆を除去しなければならないが、ポリイミド被覆は強
固であるため、強力な剥離剤または機械的手段を用いて
被覆を除去する必要があった。前記剥離剤の場合は、除
去に時間がかかるうえに強酸性なので危険性があり、ま
た機械的手段の場合は、被覆除去時に裸ファイバに傷を
付けてしまうので光ファイバの強度が劣化してしまっ
た。また溶剤でワイピングすることにより光ファイバの
強度が劣化してしまった。またポリイミド被覆光ファイ
バの被覆を除去する部分の長さは、例えば40mm長が
必要であり、また被覆を除去してから裸ファイバ部を所
定長、例えば15mm長に切断する必要があり、また融
着接続後の接続部裸ファイバ部の長さが、例えば約30
mm程度と長くなるため、破断確率が高かった。また、
裸ファイバ部を融着機にセットする際に傷がつき、光フ
ァイバの強度が劣化してしまった。ポリイミド被覆光フ
ァイバの融着接続では、接続部が高強度であり、且つ低
伝送損失特性を有すること、即ち高強度融着接続が要求
されているが、前記した理由から高強度融着接続は困難
であった。またポリイミド被覆の除去は人手で行ってお
り、また裸ファイバ部の切断、融着の各工程も独自に行
われており、工数がかかるのでコストアップとなってい
た。また、融着接続の自動化ができなかった。
【0004】本発明は、上記従来技術が有する各種問題
点を解決するためになされたものであり、ポリイミド被
覆の除去の際に強力な剥離剤または機械的手段を用いる
必要がなく、溶剤でワイピングする必要がなく、光ファ
イバの強度が劣化せず、高強度融着接続ができ、また融
着接続の自動化ができるポリイミド被覆光ファイバの融
着接続方法および融着ファイバを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点として本発明
は、コア、クラッドからなる裸ファイバ部の外周にポリ
イミド被覆を施したポリイミド被覆光ファイバの被覆を
除去せずにファイバを切断し、次いで切断部付近の被覆
を放電により除去して裸ファイバ部を露出させて2本の
被覆除去光ファイバとし、次いで該被覆除去光ファイバ
の両裸ファイバ部の切断面を突き合わせてから裸ファイ
バ部同士を放電により融着接続し、更に融着接続部を保
護して融着ファイバとすることを特徴とするポリイミド
被覆光ファイバの融着接続方法にある。上記第1観点の
融着接続方法では、ポリイミド被覆光ファイバ(以下、
ポリイミドファイバともいう)の被覆を除去せずにファ
イバを切断し、この切断ファイバの切断部付近の被覆を
放電により除去するので、被覆の除去が光ファイバの強
度を劣化させずに危険性なく、簡単に行えるようにな
る。また被覆の除去に続いて、切断部の裸ファイバ部同
士を放電により融着接続しているので、融着接続の自動
化ができるようになる。またポリイミド被覆除去時およ
び融着時に裸ファイバ部に治具が触れないため光ファイ
バの強度が劣化せず、高強度融着接続が可能になる。ま
た融着接続部の裸ファイバ部を短くすることができるた
め破断確率が低くなる。
【0006】第2の観点として本発明は、コア、クラッ
ドからなる裸ファイバ部の外周にポリイミド被覆を施し
たポリイミド被覆光ファイバの被覆を除去せずにファイ
バを切断し、次いで切断部付近の被覆を放電により除去
して裸ファイバ部を露出させて2本の被覆除去光ファイ
バとし、次いで該被覆除去光ファイバの両裸ファイバ部
の切断面を突き合わせてから裸ファイバ部同士を放電に
より融着接続し、更に融着接続部を保護して融着ファイ
バとするポリイミド被覆光ファイバの融着接続方法であ
って、前記ポリイミド被覆光ファイバの被覆を除去せず
に、ファイバに張力をかけた状態で、ファイバの長さ方
向に対して垂直にファイバを切断する光ファイバ切断工
程;と、前記切断された2本のポリイミド被覆光ファイ
バを、切断面が一直線上に向き合うように、かつ隙間を
設けて配置してから、両切断ファイバの切断部付近に予
備放電し、切断部付近の被覆を除去して裸ファイバ部を
露出させ、被覆除去光ファイバとする被覆除去工程;
と、前記被覆除去光ファイバの裸ファイバ部の切断面を
突き合わせてから、該突き合わせ部付近に融着放電し、
突き合わせ部の裸ファイバ部同士を融着接続する融着接
続工程;と、融着接続された裸ファイバ部を補強スリー
ブで保護する接続部保護工程;と、により融着ファイバ
とすることを特徴とするポリイミド被覆光ファイバの融
着接続方法にある。上記第2観点の融着接続方法では、
上記各工程を用いることにより、ポリイミドファイバの
融着接続を効率良く行うことができ、上記第1観点と同
様の作用・効果を有する。
【0007】第3の観点として本発明は、前記ポリイミ
ド被覆は硬化が十分に進んでいない半硬化ポリイミド被
覆であることを特徴とするポリイミド被覆光ファイバの
融着接続方法にある。上記第3観点の融着接続方法で
は、ポリイミド被覆を半硬化ポリイミド被覆とすること
によって、予備放電による被覆の除去を効率良く行うこ
とができる。
【0008】第4の観点として本発明は、前記融着接続
方法により得られたことを特徴とする融着ファイバにあ
る。上記第4観点の融着ファイバでは、前記融着接続方
法により得られているので、コストが安く、強度が向上
した融着ファイバとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を、図に示す
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は、本発明の
ポリイミド被覆光ファイバの融着接続方法を説明するた
めの略図である。同図(a)は、ポリイミドファイバを
カッターで垂直に切断する前の状態。同図(b)は、垂直
切断したポリイミドファイバの2本を融着機(図示せ
ず)に、切断面が一直線上に向き合うように、かつ隙間
を設けてセットし、放電電極より切断面近辺に予備放電
してポリイミド被覆を除去している状態。同図(c)は、
ポリイミド被覆を除去した裸ファイバ部の切断面を突き
合わせようとする状態。(図(d))は、裸ファイバ部の
切断面突き合わせ部近辺に放電電極より融着放電して突
き合わせ部の裸ファイバ同士を加熱融着している状態。
また(図(e))は、融着接続した裸ファイバ部からポリ
イミド被覆にかけて補強スリーブで保護し、融着ファイ
バの完成品とした状態である。図2は、ポリイミド被覆
光ファイバの構造の一例を示す断面図である。図3は、
本発明のポリイミド被覆光ファイバの融着接続方法を示
すチャートである。また図4は、従来の光ファイバの融
着接続方法を説明するための略図である。
【0010】これらの図において、1はコア1、2はク
ラッド、3は裸ファイバ(部)、3aは融着接続裸ファ
イバ(部)、4はポリイミド被覆、5はポリイミド被覆
光ファイバ、5aは被覆除去光ファイバ、5bは融着接
続光ファイバ、10は融着ファイバ、cはカッター、d
は切断面、d’は融着接続部(突き合わせ部)、eは放
電電極、fは補強スリーブ、gは鉄の棒である。
【0011】−第1の実施の形態(実施例1)− 本発明の融着接続方法の第1実施形態について図1、2
を用いて説明する。先ず、図2に示すように、例えばコ
ア1の径が50μm,クラッド2の径が125μmから
なる裸ファイバ(部)3の外周に,ポリイミド被覆4を
施し、外径が140μmのポリイミド被覆光ファイバ5
を線引きし製造する。なお製造の際、硬化炉の温度を調
整してポリイミド被覆が半硬化、即ち硬化が十分に進ん
でおらず未硬化の部分が多い状態とした。次いで、ポリ
イミドファイバ5に張力、例えば10gを加えた状態で
ファイバの切断も行うことができる融着機の保治具(図
示せず)に図1(a)のようにセットし、ファイバ5を
カッターcで垂直に切断する。次いで、図1(b)に示す
ように、垂直切断したポリイミドファイバの2本を、切
断面d,dが一直線上に向き合うように、かつ隙間を設
けてセットし、放電電極e,eより切断面近辺に予備放
電してポリイミド被覆を所定長、例えば約1mm除去す
る。前記放電電極e,eの直径は、例えば2.5mmであ
る。また放電電極e,e間の距離は、例えば6mmであ
る。また予備放電時間は、1回を1秒間として3回放電
した。次いで、図1(c)に示すように、被覆除去ポリイ
ミドファイバを矢印の方向に移動させ、裸ファイバ部3
の切断面d,dを突き合わせる。次いで、図1(d)に示
すように、切断面d,dの突き合わせ部近辺に放電電極
e,eより融着放電し、突き合わせ部の裸ファイバ同士
を加熱融着して融着接続部d’を設ける。なお、融着放
電に用いた放電電極は前記予備放電に用いた放電電極と
同じものである。また放電電極e,e間の距離も同じも
のである。なお融着放電時間は、1回を1秒間として2
回放電した。次いで、図1(e)に示すように、融着接続
した裸ファイバ部3aからポリイミド被覆4にかけて補
強スリーブfで保護し、融着ファイバ10の完成品とし
た。前記融着接続裸ファイバ部の長さは、例えば約2m
mである。また補強スリーブfは、例えばEVA(エチ
レン酢酸ビニルコポリマー)樹脂チューブからなり、内
部には補強用の鉄の棒gが埋め込まれており、内側には
接着剤(図示せず)が入っている。
【0012】本発明の融着接続方法と従来の通常融着接
続方法により得られた融着ファイバについて融着後の引
張り強度特性を比較した。その試験結果を下記表1に示
す。なお、従来の通常融着接続方法は、通常のファイバ
素線(250μmUV被覆ファイバ(裸ファイバ(部)125
μm))を用い、メカニカルストリップ,ワイピング,
切断,融着放電の順に行った。
【0013】
【表1】
【0014】上記表1の特性比較試験結果から明らかな
ように、本発明の融着接続方法により得られた融着ファ
イバは、従来の通常融着方法により得られた融着ファイ
バと比較して融着後の引張り強度が強かった。
【0015】−第2の実施の形態− 本発明の融着接続方法の第2実施形態について図3のチ
ャートを用いて説明する。本発明の融着接続方法は、前
記ポリイミド被覆光ファイバの被覆を除去せずに、ファ
イバに張力をかけた状態で、ファイバの長さ方向に対し
て垂直にファイバを切断する光ファイバ切断工程f1;
と、前記切断された2本のポリイミド被覆光ファイバ
を、切断面が一直線上に向き合うように、かつ隙間を設
けて配置してから、両切断ファイバの切断面付近に予備
放電し、切断面付近の被覆を除去して裸ファイバ部を露
出させる被覆除去工程f2;と、被覆を除去した両切断
ファイバの切断面を突き合わせてから、該突き合わせ部
付近に融着放電し、突き合わせ部の裸ファイバ部同士を
融着接続する融着接続工程f3;と、融着接続された裸
ファイバ部を補強スリーブで保護する接続部保護工程f
4;と、により融着ファイバとするポリイミド被覆光フ
ァイバの融着接続方法である。
【0016】
【発明の効果】本発明の融着接続方法によれば、簡単に
ポリイミドファイバの融着接続が行えるようになり、融
着の自動化ができるようになった。またポリイミド被覆
除去時および融着時に裸ファイバ部に治具が触れないた
め高強度融着接続が可能になった。また融着接続部の裸
ファイバ部の長さが、例えば約2mm程度に短くするこ
とができるため破断確率が低くなった。従って、本発明
の融着接続方法によって得られた融着ファイバは強度が
向上したものとなった。従って、本発明は産業上に寄与
する効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリイミド被覆光ファイバの融着接続
方法を説明するための略図である。(a)は、ポリイミ
ドファイバをカッターで垂直に切断する前の状態であ
る。(b)は、垂直切断したポリイミドファイバの2本
を融着機(図示せず)に、切断面が一直線上に向き合う
ように、かつ隙間を設けてセットし、放電電極より切断
面近辺に予備放電してポリイミド被覆を除去している状
態である。(c)は、ポリイミド被覆を除去した裸ファ
イバ部の切断面を突き合わせようとする状態である。
(d)は、裸ファイバ部の切断面突き合わせ部近辺に放
電電極より融着放電して突き合わせ部の裸ファイバ同士
を加熱融着している状態である。(e)は、融着接続し
た裸ファイバ部を補強スリーブで保護し、融着ファイバ
の完成品とした状態である。
【図2】ポリイミド被覆光ファイバの構造の一例を示す
断面図である。
【図3】本発明のポリイミド被覆光ファイバの融着接続
方法を示すチャートである。
【図4】従来の光ファイバの融着接続方法を説明するた
めの略図である。(a)は、被覆を除去した光ファイバを
カッターで垂直に切断する前の状態 である。(b)は、
垂直切断したポリイミドファイバの2本を融着機(図示
せず)に、切断面が一直線上に向き合うように、かつ隙
間を設けてセットし、放電電極より切断面近辺に予備放
電して加熱している状態である。(c)は、被覆を除去し
た裸ファイバ部の切断面を突き合わせた状態である。
(d)は、裸ファイバ部の突き合わせ部近辺に放電電極よ
り融着放電して突き合わせ部の裸ファイバ同士を加熱融
着してしている状態である。(e)は、融着接続した裸フ
ァイバ部を補強スリーブで保護し、融着ファイバの完成
品とした状態である。
【符号の説明】
1 コア 2 クラッド 3 裸ファイバ(部) 3a 融着接続裸ファイバ(部) 4 ポリイミド被覆 5 ポリイミド被覆光ファイバ 5a 被覆除去光ファイバ 5b 融着接続光ファイバ 10 融着ファイバ c カッター d 切断面 d’ 融着接続部(突き合わせ部) e 放電電極 f 補強スリーブ g 鉄の棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア、クラッドからなる裸ファイバ部の
    外周にポリイミド被覆を施したポリイミド被覆光ファイ
    バの被覆を除去せずにファイバを切断し、次いで切断部
    付近の被覆を放電により除去して裸ファイバ部を露出さ
    せて2本の被覆除去光ファイバとし、次いで該被覆除去
    光ファイバの両裸ファイバ部の切断面を突き合わせてか
    ら裸ファイバ部同士を放電により融着接続し、更に融着
    接続部を保護して融着ファイバとすることを特徴とする
    ポリイミド被覆光ファイバの融着接続方法。
  2. 【請求項2】 コア、クラッドからなる裸ファイバ部の
    外周にポリイミド被覆を施したポリイミド被覆光ファイ
    バの被覆を除去せずにファイバを切断し、次いで切断部
    付近の被覆を放電により除去して裸ファイバ部を露出さ
    せて2本の被覆除去光ファイバとし、次いで該被覆除去
    光ファイバの両裸ファイバ部の切断面を突き合わせてか
    ら裸ファイバ部同士を放電により融着接続し、更に融着
    接続部を保護して融着ファイバとするポリイミド被覆光
    ファイバの融着接続方法であって、前記ポリイミド被覆
    光ファイバの被覆を除去せずに、ファイバに張力をかけ
    た状態で、ファイバの長さ方向に対して垂直にファイバ
    を切断する光ファイバ切断工程;と、前記切断された2
    本のポリイミド被覆光ファイバを、切断面が一直線上に
    向き合うように、かつ隙間を設けて配置してから、両切
    断ファイバの切断部付近に予備放電し、切断部付近の被
    覆を除去して裸ファイバ部を露出させ、被覆除去光ファ
    イバとする被覆除去工程;と、前記被覆除去光ファイバ
    の裸ファイバ部の切断面を突き合わせてから、該突き合
    わせ部付近に融着放電し、突き合わせ部の裸ファイバ部
    同士を融着接続する融着接続工程;と、融着接続された
    裸ファイバ部を補強スリーブで保護する接続部保護工
    程;と、により融着ファイバとすることを特徴とするポ
    リイミド被覆光ファイバの融着接続方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリイミド被覆は硬化が十分に進ん
    でいない半硬化ポリイミド被覆であることを特徴とする
    請求項1または2記載のポリイミド被覆光ファイバの融
    着接続方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1、2または3記載の融着接
    続方法により得られたことを特徴とする融着ファイバ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI416183B (zh) * 2010-03-11 2013-11-21 Univ Nat Sun Yat Sen 晶體光纖熔接方法

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TWI416183B (zh) * 2010-03-11 2013-11-21 Univ Nat Sun Yat Sen 晶體光纖熔接方法

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