JP2003335175A - 電動格納式ミラーの駆動装置 - Google Patents

電動格納式ミラーの駆動装置

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JP2003335175A
JP2003335175A JP2002144153A JP2002144153A JP2003335175A JP 2003335175 A JP2003335175 A JP 2003335175A JP 2002144153 A JP2002144153 A JP 2002144153A JP 2002144153 A JP2002144153 A JP 2002144153A JP 2003335175 A JP2003335175 A JP 2003335175A
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output shaft
mirror
drive
shaft
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Masayuki Fujii
雅之 藤井
Yasuyuki Kono
康之 河野
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Ishizaki Honten Co Ltd
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ISHIZAKI HONTEN KK
Ishizaki Honten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの出力軸のガタツキ及び異音を効果的
に防止できるようにすること。 【解決手段】 本装置は、車体側に固定されるミラーベ
ース1と、ミラーベース1に立設された支持軸2と、支
持軸2を支点にして回動自在に支持されたミラー本体3
と、ミラー本体3を支持軸2まわりに回転させる電気モ
ータ7とを備え、電気モータ7の本体ケース71に対し
て出力軸73が偏心する方向に、例えば本体ケース71
を押圧することによって、この本体ケース71に機械的
な負荷をかける負荷手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に装備さ
れるミラーを支持軸回りに回動変位させる電動格納式ミ
ラーの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体側に固定されるミラーベース
と、ミラーベースに植設したシャフトと、シャフトに回
動可能に支持したミラーアッセンブリと、ミラーアッセ
ンブリ内に内蔵した電気モータと、電気モータと上記シ
ャフトとの間に配設されたウォームギヤ等からなる減速
機構等とを備え、上記電気モータにより上記ミラーアッ
センブリを駆動して使用位置と格納位置との間を回動変
位させるように駆動する電動格納式ドアミラー装置が知
られている。
【0003】この電動格納式ドアミラー装置に使用され
る電気モータの正面断面形状を図5に示す。電気モータ
7は、一般に本体ケース71内に固定された永久磁石か
らなるステータ72と、出力軸73に固定されたロータ
74とが対向配置されている。そして、出力軸73の上
下両端は本体ケース71に固定された軸受75,76に
よって、それぞれ回転自在に支持されている。
【0004】そして、上記ミラーアッセンブリを駆動す
る際に、電気モータ7にはミラーベースからの反力(以
下、モータ負荷という。)がかかるが、その方向と大き
さは一定ではなく、ギアのバックラッシュ、回転ムラ、
トルクムラによって変動する。一方、電気モータ7の軸
受75,76と出力軸73との間には、通常出力軸73
のスムーズな回転を確保するためのクリアランス(隙
間)が介在する。したがって、上記モータ負荷の変動
は、このクリアランスに起因して、出力軸73のガタツ
キを生じさせ、異音を発生させることがあった。
【0005】かかる電気モータの異音対策として、例え
ば実開平5-048574号公報に、1組の比較的弱い永久磁石
(以下、弱磁石という。)と、1組の比較的強い磁力の
永久磁石(以下、強磁石という。)とを界磁用永久磁石
(ステータ)として具備し、一方の磁極として上記弱磁
石と上記強磁石とを軸方向に隣接配置するとともに、対
向する他方の磁極として弱磁石と強磁石とを上記配置順
序とは逆順序に隣接配置して構成された技術が開示され
ている。ここでは、強磁石と弱磁石との磁力差により、
出力軸の一端を軸直角方向に引き寄せ、出力軸の他端を
軸直角で上記一端とは逆の方向へ引き寄せるという電磁
気的手法によって、出力軸のガタツキ及び騒音を減少す
ることを図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気モータ
は、その原理上、強磁石により高いトルクが発生する
が、弱磁石では低いトルクしか発生しない。したがっ
て、強磁石のみを使用して高いトルクを発生させるのが
好ましい。しかし、上記開示技術では、強磁石と弱磁石
とを混在させて使用しているので、モータ全体としての
発生トルクが低くなってしまうという問題があった。ま
た、モータ回転時に、強磁石と弱磁石との磁力差をこえ
るモータ負荷が出力軸にかかったときには、この磁力差
により出力軸のガタツキを抑えることが困難となり、異
音が発生してしまうといった問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、モータの出力軸のガタツキ及び異音を効果的に
防止できる電動格納式ミラーの駆動装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体側に固定されるミラーベースと、このミラーベース
に立設された支持軸と、この支持軸を支点にして回動自
在に支持されたミラー本体と、このミラー本体を上記支
持軸まわりに回転させる回転伝達機構と、この回転伝達
機構の駆動源となる電気モータとを備えた電動格納式ミ
ラーの駆動装置であって、上記電気モータに対しその出
力軸を偏心させる方向に、電気モータ又は出力軸を押圧
する負荷手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、電気モータに対しその
出力軸を偏心させる方向に、電気モータ又は出力軸を押
圧する負荷手段が設けられたので、電気モータのステー
タを強磁石のみにより構成することが可能となり、これ
によりモータ全体としての発生トルクが高くなる。ま
た、上記押圧による機械的な負荷(モータ回転時に出力
軸にかかる上記モータ負荷とは異なる。)がかかった状
態では、電気モータに対してその出力軸が相対的に偏心
して部分的に接触した状態となるので、これによりモー
タ負荷の大きさのいかんにかかわらず、常に出力軸のガ
タツキを抑えることが可能となり、異音が発生するおそ
れがなくなる。
【0010】例えば図6に示すように、電気モータ7に
おける本体ケース71の支持部71aと、出力軸73の
軸支部73aとをそれぞれ固定した状態で、本体ケース
71のみに負荷をかけて、出力軸73に対して本体ケー
ス71を偏心させた状態とするか、あるいは、図7に示
すように、電気モータ7における本体ケース71と、そ
の支持部71aとをそれぞれ固定した状態で、出力軸7
3の軸支部73aのみに負荷をかけて、本体ケース71
に対して出力軸73を偏心させた状態とすることができ
る。これらの状態では、いずれも軸受75,76と出力
軸73とが部分的に接触してその間のクリアランスがな
くなる結果、ガタツキ及び騒音が解消される。
【0011】請求項2記載の発明のように、ミラー本体
は、回転駆動機構が配設される駆動ケースと、この駆動
ケースの上部を覆うように取り付けられるカバーとを有
し、負荷手段は、駆動ケースで電気モータの出力軸を回
転自在に軸支する一方、駆動ケースとカバーとの間に、
同電気モータを、上記出力軸の軸支方向に対して傾斜さ
せた状態で挟持するものであることとすれば、電気モー
タに対して、その出力軸が相対的に偏心して部分的に接
触するようになり、出力軸のガタツキ及び騒音が減少さ
れる。
【0012】請求項3記載の発明のように、負荷手段
は、電気モータの下面と駆動ケースとの間に介装される
プレートを有し、このプレートは、電気モータの下面に
当接した状態で出力軸を挿通させる挿通孔と、この挿入
孔の周辺の少なくとも1箇所から電気モータの下面を傾
斜させるように押し上げる突起部とを備えていることと
すれば、簡単な構成で、電気モータに対して、その出力
軸が相対的に偏心して接触するようになり、出力軸のガ
タツキ及び騒音が減少される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態にかか
る電動格納式ミラーの駆動装置の正面断面図、図2は上
記駆動装置の平面断面図、図3は上記駆動装置の分解斜
視図である。なお、説明の便宜上、各部は簡略化して図
示しており、電気モータの傾斜角度は誇張している。
【0014】これらの図に示すように、この実施形態に
かかる電動格納式ミラーの駆動装置は、車体側に設けら
れたミラーベース1と、このミラーベース1に立設され
た支持軸2と、この支持軸2を支点にして回動自在に支
持されたミラー本体3と、このミラー本体3を支持軸2
回りに回転させる回転駆動機構4とを備え、ミラー本体
3には、回転駆動機構4が配設される駆動ケース5と、
この駆動ケース5の上部を覆うように取り付けられるカ
バー6とが設けられている。
【0015】回転駆動機構4は、駆動ケース5とカバー
6との間に配設されこの回転駆動機構4の駆動源となる
電気モータ7と、この電気モータ7の出力軸73に固定
された第1ウォームギヤ9と、この第1ウォームギヤ9
に噛合する第1ウオームホイール10が一端部側に設け
られた回転軸11と、この回転軸11の他端部側に設け
られた第2ウォームギヤ12と、この第2ウォームギヤ
12に噛合するとともに、支持軸2に支持された第2ウ
ォームホイール13とを有している。
【0016】なお、電気モータ7は、上記図5に示した
通り、本体ケース71内に固定された永久磁石からなる
ステータ72と、出力軸73に固定されたロータ74と
が対向配置されるとともに、出力軸73の上下両端は本
体ケース71に固定された軸受75,76によって、そ
れぞれ回転自在に支持されており、スイッチONで所定
の駆動力を発生するようになっている。
【0017】そして、電気モータ7の駆動力が第1ウォ
ームギヤ9を介して第1ウォームホイール10に伝達さ
れ、回転軸11が回転駆動されてその駆動力が第2ウォ
ームギヤ12を介して第2ウォームホイール13に伝達
されることにより、この第2ウォームホイール13を中
心にして駆動ケース5が旋回し、ミラー本体3が車体の
側方に張り出した使用位置から車体に沿った格納位置に
変位するようになっている。
【0018】支持軸2には、第2ウォームホイール13
の上面に当接するアッパークラッチ14と、駆動ケース
5の下面に当接するワッシャ−15と、アッパークラッ
チ14を下方に押圧するコイルスプリング16と、この
コイルスプリング16の上端部を支持する支持プレート
17とが取り付けられている。
【0019】アッパークラッチ14は、その内周面に形
成された縦溝が、支持軸2の周面に設けられた突起に係
合されることにより、この支持軸2に回動不能に係合さ
れている。また、アッパークラッチ14の下面に形成さ
れた凹部に、第2ウォームホイール13の上面に設けら
れた突部が係合されることにより、通常時には第2ウォ
ームホイール13の回転がアッパークラッチ14によっ
て阻止され、ミラー本体3に外力が作用した場合には、
コイルスプリング16の付勢力に抗して第2ウォームホ
イール13の回転が許容されるようになっている。
【0020】また、ワッシャ−15の嵌合される支持軸
2の面には、駆動ケース5の下面に設けられた段部の側
面に当接することにより、ミラー本体3の回動範囲を規
制する突部が形成されている。そして、ミラー本体3に
外部入力が作用した場合には、コイルスプリング16の
付勢力に抗して駆動ケース5が押し上げられることによ
り、この駆動ケース5の段部が支持軸2の突部上に乗り
上げるように、上記段部及び突部の突出寸法及び形状が
設定されている。
【0021】駆動ケース5の底部には、電気モータ7の
一端部側に設けられたボス部19が挿入されて支持され
るモータ支持プレート(プレートに相当する。)20が
取り付けられるとともに、同底部には、電気モータ7の
出力軸73が挿入される凹孔21と、回転軸11の両端
部がそれぞれ焼結金属製の軸受22a,23aを介して
挿入される一対の凹部22,23とが設けられている。
【0022】カバー6には、図1に示すように、駆動ケ
ース5の上部外周に形成された係合用凹部に対応した係
合用突部が下部外周に形成され、この係合用突部が駆動
ケース5の係合用凹部に係合されることにより、駆動ケ
ース5の上端部に位置決めされた状態で3本のネジ24
を用いて取り付けられるようになっている。
【0023】また、カバー6には、支持軸2の先端部が
嵌入されて支持される支持部29が設けられるととも
に、電気モータ7の他端部側に設けられたボス部30が
嵌入されて支持される凹孔31が設けられている。な
お、34はモータ駆動用のスイッチであり、その電気配
線は図示していないが、カバー6の適所を貫通して外部
に導設されている。
【0024】図4はモータ支持プレートの構造を示す図
であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるX
−X線断面図である。モータ支持プレート20は、例え
ば合成樹脂等の軟質材料を射出成形したものであって、
図4(a),(b)に示すように、電気モータ7のボス
部19が挿入される鍔付丸孔(挿通孔に相当する。)2
01と、スイッチ24が本体ケース71に干渉しないよ
うにするための側壁202と、この本体ケースを上方へ
バネ付勢するために設けられた3つの突片部203と、
モータ支持プレート20を駆動ケース5に固定するため
に設けられた2つの上向き突出部204と、モータ支持
プレート20で軸受22a,23aを駆動ケース5に押
圧して固定するために設けられた2つの下向き突出部2
05と、本体ケース71の下面を傾斜させるように押し
上げるための円弧状の突起部206とを備えてなってい
る。3つの突片部203は容易に弾性変形するのに対
し、突起部206は極力弾性変形を抑えるように適当な
厚肉構造等とされており、その突出量は、組立て状態で
は、上記3つの突片部203の突出量よりも大きくなる
ように設定している。
【0025】この突起部206の位置は、丸孔201の
周辺の適所に設けられるが、モータ支持プレート20の
形成上の制限を受ける(図4(a)中では、丸孔201
に対して斜め下方となっている。)ので、その具体的な
位置は実験等によって決定される。また、この突起部2
06は、1つに限らず、電気モータ7の傾斜状態を確保
できる限り、複数のものであってもよいし、その形状も
任意に設定できる。
【0026】そして、電気モータ7のボス部19を丸孔
201に嵌め込んで、電気モータ7をモータ支持プレー
ト20上に位置決めし、その状態でカバー6を上部から
被せて、このカバー6を駆動ケース5にネジ24で螺合
することにより、電気モータ7が所定位置に固定され
る。
【0027】このとき、電気モータ7の本体ケース71
は、同電気モータ7の出力軸73に対して傾斜してお
り、その結果、図4(a)に示すように、本体ケース7
1の中心C1と出力軸73の中心C2とは一致せず、所
定量だけ偏心した状態となる。この偏心量によって、出
力軸73に対する機械的な負荷を本体ケース71にかけ
ることができる。すなわち、本実施形態は、上記図6に
示した方法を具体化したものであって、この場合には、
駆動ケース5とカバー6とモータ支持プレート20とに
より負荷手段が構成されている。
【0028】以下、本実施形態での動作等について説明
する。
【0029】上述した本駆動装置の組立て状態では、図
1及び図2に示すように、駆動ケース5とカバー6との
間に、電気モータ7の本体ケース71は傾斜状態で狭持
されるが、出力軸73の先端は駆動ケース5の底部に軸
支されているので、出力軸73を本体ケース71に対し
て相対的に傾斜させることとなり、この実施形態では、
本体ケース71に対して例えば図1中の左方向への負荷
(一定)がかかるようになる。
【0030】そして、スイッチ34がONされると、電
気モータ7は回転して回転駆動機構4を駆動するが、こ
のときミラーベース1からの反力としてのモータ負荷が
回転伝達機構4を介して例えば図1中の右方向にかかっ
ているとすると、モータ負荷と上記負荷とは略同じ向き
となる。これとは反対に、上記モータ負荷が例えば図1
中の左方向にかかっているとすると、このときにはモー
タ負荷と上記負荷とは逆向きとなる。これらの中間の状
態を含めて、いずれの場合にも、上記傾斜状態が保たれ
ている限り、この傾斜状態によって電気モータ2の本体
ケース71にかかる負荷は、モータ負荷を上回るものと
なるので、本体ケース71には負荷が常時かかった状態
となる。
【0031】すなわち本実施形態では、電気モータ7の
本体ケース71に対して、同電気モータ7の出力軸73
を偏心させる方向に、本体ケース71又は出力軸73を
押圧する負荷手段が設けられたので、電気モータ7を強
磁石のみにより構成することが可能となり、これにより
モータ全体としての発生トルクが高くなる。
【0032】また、上記押圧による機械的な負荷(モー
タ回転時に出力軸にかかる上記モータ負荷とは異な
る。)がかかった状態では、本体ケース71に対して出
力軸73が相対的に偏心して部分的に接触した状態とな
るので、これによりモータ負荷の大きさのいかんにかか
わらず、常に出力軸73のガタツキを抑えることが可能
となり、異音が発生するおそれがなくなる。
【0033】なお、上記実施形態では、左右サイドミラ
ーの一方について説明したが、他方についても、左右対
称配置となる以外、全く同様の構成となっている。
【0034】また、上記実施形態では、モータ支持プレ
ート20によって、図6に示したように、電気モータ7
の本体ケース71を出力軸73に対して偏心させて傾斜
状態とすることにより、本体ケース71に機械的な負荷
を加えるようにしているが、図7に示したように、電気
モータ7の出力軸73を本体ケース71に対して偏心さ
せて傾斜状態とすることにより、出力軸73に機械的な
負荷を加えるようにしてもよい。その場合にも、上記図
6に示す場合と全く同様の作用効果を得ることができ
る。
【0035】また、上記実施形態のように、電気モータ
7の本体ケース71を出力軸73に対して偏心させて傾
斜状態とするのではなく、電気モータ7の本体ケース7
1に対して出力軸73を平行移動させて偏心させて、両
者を部分的に接触させることとしてもよい。
【0036】また、上記実施形態では、電気モータ1の
ステータ73を永久磁石の強磁石のみで構成している
が、それを電磁コイルで構成してもよいのはもちろんで
ある。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、電気モータのステータ
を強磁石のみにより構成することが可能となり、これに
よりモータ全体としての発生トルクを高くすることがで
きる。また、上記押圧による機械的な負荷がかかった状
態では、電気モータに対してその出力軸が相対的に偏心
して部分的に接触した状態となるので、これによりモー
タ負荷の大きさのいかんにかかわらず、常に出力軸のガ
タツキを抑えることが可能となり、異音が発生するおそ
れをなくすことができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、電気モータ
に対して、その出力軸が相対的に偏心して部分的に接触
するようになり、出力軸のガタツキ及び騒音を減少させ
ることができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、簡単な構成
で、電気モータに対して、その出力軸が相対的に偏心し
て接触するようになり、出力軸のガタツキ及び騒音を減
少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電動格納式ミラー
の駆動装置を示す正面断面図である。
【図2】上記駆動装置の平面断面図である。
【図3】上記駆動装置の分解斜視図である。
【図4】モータ支持プレートの構造を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)におけるX−X線断面
図である。
【図5】モータの正面断面図である。
【図6】本発明の第一の概念を示す説明図である。
【図7】本発明の第二の概念を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ミラーベース 2 支持軸 3 ミラー本体 4 回転駆動機構 5 駆動ケース(負荷手段の一部に相当する。) 6 カバー(負荷手段の一部に相当する。) 7 電気モータ 71 本体ケース 73 出力軸 20 モータ支持プレート(プレート及び負荷手段の一
部に相当する。) 201 丸孔(挿通孔に相当する。) 206 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されるミラーベースと、こ
    のミラーベースに立設された支持軸と、この支持軸を支
    点にして回動自在に支持されたミラー本体と、このミラ
    ー本体を上記支持軸まわりに回転させる回転伝達機構
    と、この回転伝達機構の駆動源となる電気モータとを備
    えた電動格納式ミラーの駆動装置であって、 上記電気モータに対しその出力軸を偏心させる方向に、
    電気モータ又は出力軸を押圧する負荷手段を設けたこと
    を特徴とする電動格納式ミラーの駆動装置。
  2. 【請求項2】 ミラー本体は、回転駆動機構が配設され
    る駆動ケースと、この駆動ケースの上部を覆うように取
    り付けられるカバーとを有し、負荷手段は、駆動ケース
    で電気モータの出力軸を回転自在に軸支する一方、駆動
    ケースとカバーとの間に、同電気モータを、上記出力軸
    の軸支方向に対して傾斜させた状態で挟持するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電動格納式ミラーの
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 負荷手段は、電気モータの下面と駆動ケ
    ースとの間に介装されるプレートを有し、このプレート
    は、電気モータの下面に当接した状態で出力軸を挿通さ
    せる挿通孔と、この挿入孔の周辺の少なくとも1箇所か
    ら電気モータの下面を傾斜させるように押し上げる突起
    部とを備えていることを特徴とする請求項2記載の電動
    格納式ミラーの駆動装置。
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