JP2003334661A - 接合システムヘッド、接合システム、及び要素を供給して接合する方法 - Google Patents

接合システムヘッド、接合システム、及び要素を供給して接合する方法

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JP2003334661A
JP2003334661A JP2003138514A JP2003138514A JP2003334661A JP 2003334661 A JP2003334661 A JP 2003334661A JP 2003138514 A JP2003138514 A JP 2003138514A JP 2003138514 A JP2003138514 A JP 2003138514A JP 2003334661 A JP2003334661 A JP 2003334661A
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welding
joining system
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ミューラー マンフレッド
Wolfgang Obermann
オーベルマン ヴォルフガング
Michael Krengel
クレンゲル ミヒャエル
Klaus Gisbert Schmitt
ギスベルト シュミット クラウス
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    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/20Stud welding
    • B23K9/206Stud welding with automatic stud supply
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  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合ツールの寸法、特に軸線方向長さを小さ
くすることができる接合システムヘッド等を提供する。 【解決手段】 本発明は、ロボットに固定される接合シ
ステムヘッド、接合システム、要素接合方法に係わる。
本発明の接合システムヘッド(22)は、部品(38)に接合す
べき要素(36)用の保持装置(66)と、それを接合方向(40)
に移動させるリニアモータ(64)と、要素(36)を接合シス
テムヘッド(22)に供給する供給装置(44)とを有する。リ
ニアモータ(64)を制御する制御装置(42)が、保持装置(6
6)及びリニアモータ(64)から距離を置いて接合システム
ヘッド(22)に配置される。保持装置(66)及びリニアモー
タ(64)は、接合ツール(32)を構成する。接合システムヘ
ッド(22)は、供給装置(44)の移送ステーション(46)に供
給された要素(36)を供給のたびに前方から保持装置(6
6)に渡すようにする装置(68)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動フレーム、特
にロボットに固定される接合システムヘッドであって、
部品に接合される要素用の保持手段と、接合のために、
保持手段を接合方向に沿って移動させる接合用駆動手段
と、要素を接合システムヘッドに供給する供給手段とを
有する接合システムヘッドに関する。本発明は、更に、
少なくとも2本の座標軸線上で動くことができるロボッ
ト及びこのロボットに取り付けられた接合システムヘッ
ドを有する接合システムに関する。最後に、本発明は、
要素を定置のユニットから可動の接合システムヘッドに
供給し、要素を接合システムヘッドによって部品に接合
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上述の
ような接合システムヘッド、接合システム及び要素を供
給して接合システムヘッドによって接合する方法が一般
的に知られている。本明細書で用いる「接合」という用
語は、要素を部品に連結するあらゆるやり方、特に、例
えば接着、成形、例えばリベット止め、又は結合、例え
ば、溶接(短時間アーク溶接を含む)による金属部品へ
の金属要素の連結を意味している。
【0003】短時間アーク溶接は、溶接されるものがボ
ルトに限られるわけではないが、ボルト溶接と呼ばれる
ことが多い。ロボットと組み合わせて利用される当該技
術分野におけるボルト溶接の現行システムは、エムハー
ト・タッカー(Emhart TUCKER)の小冊子(題名:Neue
TUCKER Technologie. BolzenschweiBen System)Emhart
TUCKER 9/99)で知られている。ボルト溶接は、主とし
て、車両技術に利用されているが、これに限られない。
ねじ、アイ、ナット等が付いた又は付いていない金属要
素、例えば金属ボルトが、車体構造の板金に溶接され
る。すると、金属要素は、例えば内部装備品(内装)、
ライン等を車体の板金に固定するアンカー、又は締結要
素として役立つ。上述のエムハート・タッカー刊行物に
開示された接合システムヘッドのところで、接合用駆動
手段は、リニア電気モータ又はリフティングマグネット
とスプリングの組合せとして構成されている。
【0004】保持手段は、半径方向に弾性的に拡張可能
な一体形トングによって構成される。
【0005】要素は、一般に、ボルトのシャンク部より
も幾分直径の大きなヘッド部を有する溶接ボルトであ
る。公知のシステムでは、ボルトは、適当な供給導管に
より圧縮空気を用いて溶接ヘッドに供給される。かくし
て、ボルトは、「ヘッド部を先にして」後方からトング
内へ送り込まれる。通常、ボルトは、内部からトングに
当たるが、これを通り抜けることはない。次に、トング
と同軸に設けられたローディングピンを作動させてボル
トを推進させ、かくしてトングの中に送り込む。トング
は、ボルトのヘッド部が通過するとき、弾性的に半径方
向に拡張する。次に、トングは、ボルトのシャンク部の
周りに弾性的にスナップ動作で密着し、これをピンの動
程で定まる位置にしっかりと保持する。
【0006】リニアモータ(又は、リフティングマグネ
ット/スプリングの組合せ)の形態をした接合用駆動手
段は、数ミリメートルのストロークを有している。ま
た、溶接ヘッドは、通常、空気圧又は油圧キャリジによ
ってロボットのアームの端部に固定される。すなわち、
溶接ヘッド全体は、キャリジによって溶接軸線に平行な
方向に動くことができ、このキャリジは、リニアモータ
よりもかなり長いストロークを有している。溶接ヘッド
は、それから空間的に離れたところ、具体的には、静止
又は定置の供給装置内に設けられており且つリニアモー
タ及びローディングピンを制御する制御手段を更に有し
ている。
【0007】溶接作業を行うため、最初に、ロボットの
プログラムミングをして、ロボットを、キャリジ及びリ
ニアモータの軸線が溶接すべきボルトの載っている板金
と垂直になるような所定の位置に移動させる。ボルト
は、支持フートと向かい合った状態で突出するようにあ
らかじめ応力が加えられている。次に、キャリジを、フ
ートが板金に当たるまで作動させる。すると、保持手段
内に保持されたボルトは、板金と接触したままである。
次に、板金に対する保持手段のゼロライン(零線)を定
める。しかしながら、変形例として、支持フート無しで
済ますゼロライン決定法が存在する。次に、支持フート
方式の溶接の場合、予備電流源をオンに切り換え、ボル
ト及び部品に流す。次に、ボルトをリニアモータ(リフ
ティング手段)によって部品に対して持ち上げる。電気
アークを発生させる。
【0008】次に、溶接電流に切り換える。高溶接電流
により、対向しているボルト及び部品のフェースが溶け
始める。次に、ボルトを再び部品上に下降させ、それぞ
れのメルト又は溶融部が混じり合うようにする。アーク
の短絡の達成時、又はその直前に、溶接電流をオフに切
り換える。溶融部全体が固化し、溶接連結部の形成が完
了する。次に、キャリジを用いて、溶接ヘッドを溶着状
態のボルトから引き抜く。とりわけ、離脱動作を溶着状
態のボルトの中心線上で正確に行われなければならない
ので、キャリジは必要である。さもなければ、一体形ト
ングにより、ボルト及び/又はトングの損傷の恐れがあ
る。ロボットアームそれ自体は、空間の任意の方向に上
記の正確な直線運動を行うことができない。この目的に
必要とされるロボットアームの動作の幾つかの部品の同
時調整の重ね合わせのため、ロボットによる上記の直線
運動を、或る量のぶれを伴わなければ行うことができな
い。
【0009】公知の溶接ヘッドは、比較的大きな軸方向
の広がりを有している。さらに、溶接ヘッドを軸方向に
ボルトから離脱させなければならないので、接近の困難
な場所では溶接ヘッドを用いることは或る限度内でのみ
可能である。
【0010】ボルトを供給するロボット技術を用いる方
式が開発された。別個のピックアップが、あらかじめ類
別されたボルトを取り、これらを溶接場所に持って行
く。これは、“BolzenschweiBen. Grundlagen und Anwe
ndung ”by Trillmich, Welz,Fachbuchreihe Schweiste
chnik, DVS Verlag, 1997, Chapter 9.3 に開示されて
いる。ここでは、この技術が寸法形状のためにホースを
通って送り込むことができないヘッド付きボルトに特に
向いていることが説明されている。この種の方式は「ピ
ックアップシステム」と呼ばれている。
【0011】さらに、昇降装置が側方に突出したキャリ
ヤをアームのように上下に動かすネルソン社製の溶接ヘ
ッドが開発された。トング付きの保持手段が、キャリヤ
の終端部分に剛性的に取り付けられている。ボルトは、
上述のタッカー溶接ヘッドの場合のように、キャリヤを
通って延びる圧縮空気ホースにより後方からトングに供
給される。保持装置が固定されたキャリヤの端部は、接
近不可能な場所に容易に配置される。突出アーム及び適
切な制御手段を移動させる昇降装置は、キャリヤの始ま
りの部分に配置されている。
【0012】この技術背景を考慮して、本発明の目的
は、改良された接合システムヘッド、接合システム及び
要素を供給して供給した要素を接合する方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は、上述の接合
システムヘッドに関し、接合用駆動手段を制御する制御
手段が、保持手段及び接合用駆動手段から空間的に分離
された状態で接合システムヘッドのところに設けられて
いて、保持手段及び接合用駆動手段が小さな寸法の接合
ツールを形成するようになっていること及び供給手段の
移送ステーションに供給された要素を供給の度ごとに前
方から保持手段に渡すようにする手段が設けられている
ことによって達成される。
【0014】本発明の接合システムヘッドは、完全に新
規な技術的思想を示している。これは、2つの基本的な
着想に基づいている。これら着想のうちの1つは、制御
手段を接合システムヘッドのところに設けるが、これを
保持手段及び接合用駆動手段から空間的に距離を置いた
状態で設けることにある。その結果、保持手段及び接合
用駆動手段は、寸法が小さく、しかも関連したエッジに
よる妨害が殆ど無い接合ツールを構成することができ
る。もう1つの着想は、要素を供給手段によって、保持
手段まで直接ではなく、接合ツールから同様に距離を置
いて位置する移送ステーションまで供給することにあ
る。加うるに、移送ステーションに供給された要素の各
々を前方から保持手段に渡すようにする手段が設けられ
ている。このようにすると、接合ツールの軸方向長さ全
体を小さく保つことができる。というのは、要素を後方
から保持手段中に位置決めするローディングピンが不要
だからである。
【0015】接合用駆動手段及び保持手段が接合ツール
内に組み込まれているので、長い距離にわたって昇降運
動を伝達する手段(片持ちアーム等)は不要である。そ
の結果、位置決め及び実際の接合又は溶接は、高精度で
局所的に行われる。
【0016】本発明の接合システムでは、上記目的は、
本発明の接合システムヘッドがロボットアームに固定さ
れていることによって達成される。
【0017】本発明による、要素を定置のユニットから
可動の接合システムユニットに供給し、供給した要素を
接合システムヘッドによって部品に接合する方法は、既
に供給されている要素を接合システムヘッドが部品に接
合している間、別の要素を定置のユニットから可動の接
合システムヘッドに供給する工程を有する。
【0018】本発明によれば、要素は、従来技術の場合
のように1つの工程で定置のユニットから保持手段まで
は運ばれない。これとは異なり、要素は、まず最初、定
置のユニットから移送手段に送られる。したがって、こ
の供給工程は、接合溶接ヘッド自体がすでに供給されて
いる要素を部品に接合している間に行われる。この部分
的な処理方式により、短いサイクル時間を全体にわたっ
て達成できる。
【0019】かくして、本発明の目的が完全に達成され
る。
【0020】接合ツールを突出した細長いキャリヤの端
部に取り付けることが特に有利である。したがって、接
合ツールと制御手段との間の空間的な距離は、細長いキ
ャリヤによって達成される。これにより、接合ツールを
開口を通して接近可能な場所に配置することができる。
この場合、接合ツールがキャリヤの端部に可動的に取り
付けられると共にローディング用駆動手段が、接合ツー
ルを移送ステーションにまで移動させて要素を保持手段
に渡すように設計されていれば特に好ましい。
【0021】この実施形態では、接合ツールの可動取付
けにより、接合ツールを位置決めする上での追加の自由
度が得られるので特に有利である。例えば、接合ツール
が既にキャリヤによりキャビティ内に導入されていて
も、接合ツールを依然として移動させることができる。
これにより、融通性のある「取扱い」が可能になる。さ
らに、接合ツールの可動取付けにより、要素を移送ステ
ーションから渡すようにする手段が接合ツールの移動性
によって実現できる。したがって、接合ツールは接合す
べき要素を要素ごとに移送ステーションから「取って来
る」。
【0022】さらに、この実施形態では、接合ツールが
キャリヤの端部に回転自在に取り付けられると共にロー
ディング用駆動手段が接合ツールを移送ステーションま
で回転させるように設計されていることが好ましい。キ
ャリヤの端部に対する接合ツールの回転性は、設計上の
選択事項として達成するのが比較的簡単である。単一の
自由度としての回転性は、多くの用途に十分である。キ
ャリヤそれ自体も又一般にロボットによりその長手方向
軸線の回りに回転自在であり、空間中に任意に位置決め
可能であると考えられる場合、接近の非常に困難な場所
であっても接合作業を行うことができる。接合ツールの
妨害エッジの輪郭は、必要な揺動半径によって定められ
る。
【0023】ローディング用駆動手段は、一般的には、
第1の場所において、1度に1つの要素を移送ステーシ
ョンから取ってきて、第2の場所において、接合ツール
をキャリヤに対し溶接位置に位置決めするのに役立つ。
可変性が大きければ大きいほど、溶接位置をローディン
グ用駆動手段によって配置できる角度範囲が一層広くな
ることが理解されよう。
【0024】変形実施形態によれば、ローディング用駆
動手段は、キャリヤの端部のところに配置されたモータ
を有する。この実施形態では、接合ツールの高精度制御
を良好な応答挙動で達成できる。
【0025】変形実施形態では、ローディング用駆動手
段は、制御手段の隣りに配置されたモータ及びモータの
運動を接合ツールに伝える伝動装置から成っている。こ
の実施形態では、結果として妨害エッジに関するクリア
ランス又は間隙の状態が改善される。というのは、キャ
リヤの妨害エッジに関連した端部は、接合ツールそれ自
体を移動させるためのモータを備えていないからであ
る。これに対して、比較的に嵩の大きいモータが、制御
手段の近くに配置されていて、その運動を伝動装置によ
り接合ツールに伝達する。この場合、モータは回転モー
タ、特に、電気モータであり、伝動装置がテンション手
段を備えた伝動装置であれば特に好ましい。回転モータ
の場合、運動を正確に且つ高い応答性を持って実行する
ことができる。テンション手段付き伝動装置の場合、一
方における制御手段の隣り部と他方におけるキャリヤの
端部との間の比較的大きな距離は、比較的単純な設計に
よって達成できる。
【0026】全体として、接合用駆動手段がリニア電気
モータから成っていると有利である。この実施形態で
は、接合用駆動手段は、昇降手段として構成される。直
線電気モータは、これをトリガさせるのに比較的数の少
ないラインしか必要とせず、上下両方の方向において調
整できる。この場合、接合用駆動手段の長手方向軸線と
保持手段の長手方向軸線が互いに平行に距離を置いた状
態で位置していれば特に有利である。この実施形態で
は、同一高さにおいてエッジに近接した溶接位置を達成
できるように保持手段を位置決めすることが可能にな
る。上記長手方向軸線相互間の距離は、数センチメート
ルの範囲内にあり、これは保持手段を接合方向において
接合用駆動手段の投影像からシフトさせるのに十分であ
る。
【0027】別の好ましい実施形態によれば、保持手段
は、複数のジョーを有し、複数のジョーは、保持手段の
長手方向軸線の周りに分かれて配置されていて、要素を
保持するように互いに近づいたり、要素を放すように互
いに遠ざかったりすることができる。この場合、保持手
段が2つのジョーから成っていることが特に好ましい。
【0028】本明細書で用いられる「ジョー」という用
語は、広義に理解されるべきである。ジョーは例えば、
細長いフィンガであってもよい。2つのフィンガを用い
ると、特に回転対称又はほぼ回転対称の部品を比較的楽
に掴んでしっかりと保持できる。
【0029】ジョーは、保持手段を要素から接合方向に
対して斜めに引き抜くことによって要素を放すことがで
きるに十分遠くに、互いに遠ざかることができることが
好ましい。この実施形態により、ロボットだけを用い
て、接合システムヘッドを部品に接合された要素から
「引き抜く」作業を実施することができる。この場合、
完全に直線状の戻り運動を案内するキャリジは不要であ
る。その意味においては、この実施形態も又、溶接ヘッ
ドの軸方向の広がりを小さくすることに寄与する。
【0030】しかしながら、ジョーは、保持手段を接合
方向に対し横断方向に差し向けられた回転軸線の回りに
揺動させて要素から遠ざけることによって要素を放すこ
とができるに十分遠くに、互いに遠ざかることができる
ことが特に好ましい。この実施形態では、接合ツールを
接合方向に引き抜く必要がないほど十分、ジョーを互い
に遠ざけることができる。これに対し、接合作業後にお
いては、接合ツールを接合方向に対して横断方向に、特
に直角に引き抜くことが可能であり、要素は、保持手段
のジョー相互間に通される。したがって、この実施形態
では、軸方向運動は不要である。
【0031】このようにすると、キャリヤをその前方端
部のところに設けられた接合ツールを用いて極めて小さ
な開口の中に通し、キャビティの内側で接合作業を実行
することができる。キャリヤは、接合位置に達した後、
変わることなくほぼそのまま位置決めされた状態を保つ
ことができる。接合作業後、接合ツールを接合方向に対
して横断方向に動かし、特に揺動させ、次に、キャリヤ
をこの場合も又その長手方向軸線に沿ってキャビティか
ら引き抜くことができる。
【0032】さらに、この実施形態により、要素を特に
簡単な方法で移送ステーションによって掴むことができ
る。この実施形態では、接合ツールは、解除された状態
のジョーを備えた保持手段を移送ステーションのところ
で要素と整列させるように動かし、特に揺動させる。次
に、要素をジョーで掴んで運動により、特に、揺動運動
により移送ステーションから取り出す。
【0033】一般に、ジョー用のアクチュエータが設け
られ、ジョーを能動的に開き且つ/又は閉じることが好
ましい。この実施形態では、一般的には、ジョーは剛性
フィンガとして構成される。ジョー用のアクチュエータ
は、ジョーが能動的に開かれて要素を放し、又は、能動
的に閉じられて要素を保持するようにする。
【0034】この変形例として、ジョーを弾性的に構成
し又は取り付けて、ジョーが受動的に互いに近づき且つ
/又は遠ざかるようにすることができる。この実施形態
では、ジョーは、弾性材料で作られ(この場合、他の弾
性手段は一般に不必要である)又はジョーを剛性要素と
して構成して弾性的に取り付けてもよい。また、この実
施形態の範囲内において、ジョーに保持方向又は放し方
向において弾性的に予め応力を加えてもよい。その場
合、一般的には、ジョーをそれぞれ別の方向に能動的に
移動させるアクチュエータが設けられる。
【0035】一般に、特に好ましい実施形態では、移送
ステーションは、長手方向キャリヤに取り付けられる。
このようにすると、接合ツールに対する移送ステーショ
ンの固定された相対位置を達成できる。その他、キャリ
ヤの断面が一般に、接合ツールの断面よりも小さく、従
って、空間が移送ステーションに使えるようにすると有
利である。
【0036】さらに、供給手段が要素のためのマガジン
から成ることが一般に有利である。このようにすると、
要素を移送ステーションのところで「把持」準備状態に
配置することが常に可能である。
【0037】本発明の接合システムでは、定置の個別化
手段が、個別化された要素を接合システムヘッドの供給
手段まで運搬することが有利である。この実施形態は一
般に、自動化の度合いを高めるのに役立つ。かかる定置
の個別化及び供給手段それ自体は、従来技術において知
られている。しかしながら、これらは、個別化された要
素を一工程で保持手段に運ぶが、これに対し本発明の接
合システムでは、運搬は、供給手段(移送ステーショ
ン)まで行われるに過ぎない。ここから、保持手段は、
そちらの方へ運搬された要素を「取って来る」。
【0038】上述の特徴及び以下に示す特徴は、それぞ
れの場合に特定された組合せの状態だけでなく、本発明
の範囲から逸脱することなく他の組合せ又はこれら自体
の状態で用いることができることは理解されよう。本発
明の実施形態は、例示として図面に記載されており、以
下の説明において詳細に説明する。
【0039】
【発明の実施の形態】図1において、本発明による接合
システムを全体的に符号10で示す。接合システム10
は、ロボット12を有している。ロボット12は、静止
又は定置ベース14を有し、2本のアーム16,18が
互いに関節連結された状態で定置ベース14から延びて
いる。アーム18の端部には、フランジ20が設けられ
ている。
【0040】図1において、全体的に符号22で示す接
合システムヘッドがフランジ20に取り付けられてい
る。接合システムヘッド22は、フランジ20に取り付
けられたベースプレート24を有している。細長いキャ
リヤ26がベースプレート24から延びている。細長い
キャリヤ26は、第1の短い運搬セグメント28及びこ
れに隣接した第2の細長い運搬セグメント30を有して
いる。第2の運搬セグメント30は、第1の運搬セグメ
ント28から120゜の角度αだけ折り曲げられてい
る。この角度αは、好ましくは、60゜〜80゜又は1
00゜〜120゜である。しかしながら、一般的には、
第1の運搬セグメント28及び第2の運搬セグメント3
0を互いに1つの軸線上に配向させてもよいことが理解
されよう。第2の運搬セグメント30の軸線を、図1に
おいて符号27で示す。
【0041】接合ツール32が、軸線34の回りに回転
自在に第2の運搬セグメント30の端部に取り付けられ
ている。回転軸線34は、第2の運搬セグメント30の
軸線27に対して垂直に延び、図示の実施形態では、ベ
ースプレート24とほぼ平行の向きに配置されている。
接合ツール32は、要素、特に溶接ボルト36を、部
品、特に板金部品38に溶接するのに役立つ。
【0042】接合システムを設計上の選択事項として多
くの種類の接合方式に用いることができるが、ボルト溶
接システムとしての接合システム、即ち、昇降点火方式
の短時間アーク溶接システムの構成例が特に好ましい。
したがって、以下において、一般性を失わないで、接合
システムをボルト溶接システムとし、接合システムヘッ
ド22をボルト溶接ヘッドとする。接合ツール32を溶
接ツール32と称する。溶接ツール32は、ボルト36
を板金部品38に直線動作(接合方向40)で溶接する。
【0043】溶接ヘッド22は、制御手段42を更に有
している。制御手段42は、細長いキャリヤ26の始ま
り部分のところに設けられ、図示の実施形態では、ベー
スプレート24の隣りに位置するように第1の運搬セグ
メント28上に取り付けられている。制御手段42は、
接合ツール32を駆動するのに役立つと共に、包括的制
御装置との交信手段としての役目を果たす。
【0044】溶接ヘッド22は、供給手段44を更に有
している。供給手段44は、前もってボルトをそのシャ
ンク部のところで供給ホースからピックアップして、こ
れらを移送ステーション46のところに準備が整った状
態で配置する。したがって、供給手段44は、本質的に
は、管又はホースとして構成され、細長いキャリヤ26
に沿って延びている。移送ステーション46は、第2の
運搬セグメント30の中間部分に配置されている。移送
ステーション46の中に、一度に1つの要素が、溶接ツ
ール32への移送準備が整った状態で配置される。この
要素は、図1では符号36″で示されている。
【0045】溶接システム10は、静止又は定置のベー
スステーション50を更に有している。ベースステーシ
ョン50は、溶接のためのエネルギを溶接ヘッド22に
提供するのに役立つと共に包括的制御装置としての役目
を果たす。
【0046】ベースステーション50は、個別化装置5
2に連結されている。個別化装置52は、一般的には、
一まとめの状態で供給されたボルトを個別化し、即ち、
1本1本に分け、これらをホース54を介して供給手段
44に運搬するのに役立つ。この目的のため、個別化装
置52は、一般的には、要素36を空気圧で運搬する圧
縮空気ユニットを有している。
【0047】さらに、図1は、ベースステーション50
を溶接ヘッド22に接続するライン56を示している。
ライン56は、一般的には、ラインシステムとして具体
化され、溶接電流が流れるライン、制御ライン等を含
む。さらに、図1は、溶接ヘッド22をロボット12の
定置ベース14に接続するライン58を示している。ラ
イン58は、任意的に設けられ、このライン58は、1
以上の制御ラインを含む。制御ライン58により、ロボ
ット12の動作を溶接ツール32の動作とマッチングさ
せることができる。
【0048】変形例として又は追加例として、ロボット
12の定置ベース14は、ライン60によってベースス
テーション50に接続されている。また、ライン60,
56により、ロボット12と溶接ヘッド22との間のマ
ッチングが起こるようにすることができる。
【0049】ライン56,58は、制御手段42に接続
され、次いで、(ユニットへのエネルギ供給のために)
溶接ツール32に対してループ状にされているものがい
くつかあり、その他のものは、直接利用される。
【0050】溶接ツール32は、軸線34上に回転自在
に設けられたハウジング62を有している。リニアモー
タ64の形態をした接合用駆動手段64がハウジング6
2のところに設けられている。リニアモータ64は、回
転軸線34に対して垂直にハウジング62から突き出て
いて、一度に1本のボルト36を保持する保持手段66
を移動させるのに役立つ。したがって、リニアモータ6
4は、本明細書の導入部分に説明したように、ボルト溶
接作業中、昇降運動を行わせる昇降手段を構成してい
る。
【0051】さらに、回転駆動装置68が第2の運搬セ
グメント30の端部のところに設けられており、この回
転駆動装置68は、制御の下、溶接ツール32を第2の
運搬セグメント30に対する任意の角度位置に回転させ
るのに役立つ。回転範囲は、代表的には、少なくとも2
70゜であり、一般的には、360゜である。回転駆動
装置68は、第1に、溶接ツール32を各場合に適当な
溶接位置に回転させるのに役立ち、溶接位置のうちの1
つを、図1に実線で示す。別の溶接位置を、符号32′
のところに一点鎖線で示す。更に別の溶接位置では、溶
接ツール32′は、明示していない部品にボルト36′
を溶接するように溶接方向40′に沿って用いられる。
さらに、回転駆動装置68は、ローディング用駆動手段
として働く。この目的のため、溶接ツール32を図1に
おいて点線で示す位置に回転させる。この位置では、保
持手段66″は、移送ステーション46と真正面の向き
に配置され、この位置では、保持手段66″は、ボルト
36″を把持して準備ができた状態に保持し、これを次
に行う溶接作業のために渡すことができる。
【0052】図示の実施形態では、ローディング用駆動
手段は回転駆動装置68だけ、例えば、電気モータで構
成されているが、この変形例を想到しても良い。かくし
て、ローディング用駆動手段は、一例を挙げると、回転
不能な溶接ツール32がキャリヤ26上でその長手方向
にずらされるような方式で構成されてもよい。この場
合、移送ステーション46はこれに対応して別の場所に
配置されなければならないということは理解されよう。
【0053】溶接ツール32を非常に小さな寸法で構成
しても良いことが容易に理解されよう。第1の場所で
は、溶接ツール32は空間的に制御手段42から分離さ
れている。第2の場所では、溶接ツール32は、空気圧
式ボルト供給手段から切り離されている。したがって、
空気圧又は油圧ラインを溶接ツール32にフランジ連結
する必要はない。リニアモータ64及び/又は回転駆動
装置68に電気を供給するように構成することは比較的
容易である。これと同じことが、保持手段66の作動に
も当てはまる。ただし、これが電気的に能動的に作動さ
れることを条件とする。
【0054】ボルト36は、後方からではなく、前方か
ら保持手段66内に配置されるので、従来技術の場合と
は異なりローディングピンは不要である。したがって、
溶接ツール32を、軸線方向にコンパクトにすることが
できる。
【0055】変形例として、接合用駆動手段64として
リニアモータを用いる代わりに、スプリングとソレノイ
ドの組合せを用いてもよいことが理解されよう。さら
に、回転駆動装置68を、精度が1゜未満、好ましく
は、0.5゜未満の電気ステッピングモータとして構成
してもよいことが理解されよう。
【0056】回転運動に割り当てられるパラメータは、
第1には、溶接プログラムと関連し、第2には、ロボッ
ト動作のプログラムに関連している。各溶接位置は、そ
れ自体の溶接プログラム及びそれ自体のロボット動作プ
ログラムを有している。パラメータデータを幾つかの溶
接及びロボット動作プログラムに参照させることによ
り、第1には、ボルト36は、板金部品38の表面に対
して常に垂直であり、第2に、溶接ツール32が溶接位
置への途中でロボットについて最大の運動の自由度を与
えるロボット動作中の位置にあるようにする。溶接ツー
ル32の回転運動の制御をベースステーション50及び
/又はロボット12の定置ベース14によって行うのが
よい。
【0057】第2の運搬セグメント30が第1の運搬セ
グメント28に対して斜めに角度をなしていることによ
り、第1には、妨害エッジに対するクリアランスが改善
される。第2には、ボルトが図示のように、重力及び/
又は吹込み空気で移送ステーション46のところに保持
されるので、供給手段44の構成が容易になる。
【0058】図1は、更に、板金部品38が比較的小さ
な孔70を備えた傾斜部分の構成を有していることを示
している。ロボット12から見て、所望の溶接位置は、
キャビティ72に位置している。
【0059】本発明のボルト溶接システム10がこの目
的を達成するのに極めて適していることが容易に理解さ
れる。第2の運搬セグメント70を開口部70の中に導
入するため、溶接ツール32を、これが全体として第2
の運搬セグメント30と面一をなす位置、例えば、図1
の位置32″に回転させるのがよい。キャビティ72へ
の導入後、溶接ツール32を実線で示す溶接位置に回転
させる。その前に、ボルト36を移送ステーション46
からピックアップし、ボルト36が保持手段66内に配
置されるようにする。次に、本明細書の冒頭の部分で説
明したように、ボルト溶接作業を行う。溶接作業自体
は、従来のやり方である。
【0060】以下に詳細に説明するように、保持手段6
6は、好ましくは、溶着したボルト36を溶接方向40
に対して横断する方向に離すことができるような構成の
ものである。その結果、溶接直後、接合ツール32を回
転させて面一位置32″に戻すことができ、第2の運搬
セグメント30が溶接方向40に運動を行う必要はな
い。面一位置32″に達するや否や、第2の運搬セグメ
ント30を開口部70から引き戻すのがよい。次いで、
ロボット12は、溶接ヘッド22を次の溶接位置に運搬
する。
【0061】回転軸線34は、ロボット12用の追加の
回転軸線を構成する。それ故、溶接位置への位置決めを
簡単な方法で達成することができる。これは、追加の回
転軸線が溶接位置の近くに位置していればいるほど一層
簡単である。
【0062】本発明の溶接システム10の別の利点は、
以下の通りである。従来技術においては、溶接ヘッド
は、全体として、妨害エッジとの関連性があった。した
がって、従来技術では、溶接ヘッドに空気圧弁が設けら
れていなかった。しかしながら、これにより、ベースス
テーション50と溶接ヘッド22との間には非常に複雑
なケーブルの引き回しが行われていた。
【0063】溶接ヘッド22のところにおける溶接ツー
ル32からの制御手段42の空間的な分離により、制御
手段42それ自体は、妨害エッジとの関連性がない。そ
の結果、弁を溶接ヘッド22のところで制御手段42に
組み込むことができ、したがって、供給ラインの数及び
複雑さを軽減することができるようになっている。制御
手段42が溶接ヘッド22のところに設けられているの
で、溶接ヘッド22とベースステーション50との間に
多大な費用をかけて電気的ケーブルを引き回す必要はな
い。例えば、ホースパック中の供給ライン56は、溶接
ケーブル、リニアモータのための2つの補助電圧供給
源、制御手段のための24ボルト供給源、測定及び制御
データの直列伝送のための2つの光導波路及び供給ホー
ス54だけを有していれば良い。変形例では、ホースパ
ックに保護ガス供給ライン及び/又はジェット吸引ライ
ン、例えば、カラーマーキングを付加してもよい。この
場合、ホースパックは、軽量化できしかも捩り剛性を低
くでき、したがって、一層堅固にすることができる。加
うるに、供給手段44と溶接ツール32とが結合されて
いないので、ボルト36をボルト溶接作業と並行して移
送ステーション46に供給することができる。
【0064】従来技術では、ボルト供給とボルト溶接は
厳密に一連のものである。したがって、1秒未満のサイ
クル期間を、やっとのことで、しかも、特定の境界条件
下で達成することができる。
【0065】本発明によれば、ボルトを移送ステーショ
ン46から取り出してボルト溶接作業を開始した直後
に、別のボルトを個別化装置52からホース54及び供
給手段44を介して移送ステーション46に運搬するこ
とができる。これを、溶接ツール32がボルト溶接作業
を実行している間に達成することができる。
【0066】また、キャリヤ26が1つの溶接位置から
次の溶接位置に動いているときに、溶接ツール32を移
送ステーション46に揺動させ、次いで、新たな溶接位
置のための正しいセッティングに揺動させることができ
る。この並行処理は又、一般的には、1秒よりもずっと
短い溶接サイクル期間が達成できるようにすることを確
保する。
【0067】溶接すべき要素は、基本的には、任意形状
のものであるけれども、圧縮空気によって供給可能な要
素、特に、回転対称要素が、本発明の接合システムによ
る加工に特に適している。
【0068】別の溶接位置32′は、例えば、図示の位
置32′と同様、オーバーヘッド位置にあってもよい。
これを、キャリヤ26を回転させる必要なく達成するこ
とができる。これにより、供給ケーブル及びホースに過
剰の応力が加わることが回避される。
【0069】以下の説明及び図1に示す接合システムの
細部及び変更例において、同一又は類似の要素は同一の
符号で示されている。同一の指示は、以下においてもし
別段の明示がなければ、概略的には、同一又は類似の動
作モードを意味している。接合システムの個々の要素を
説明する場合、その機能は、図1の接合システム10の
機能と同一の又は類似であると見なしてよい。さらに、
以下において溶接システム、ヘッド又はツールに言及す
る場合、これらが、一般的には、例えばリベット止め又
は接着プロセスを含む接合のためのかかる要素に言及し
ていることを理解すべきである。
【0070】図2は、溶接ヘッド22の変形実施形態を
示している。図1の溶接ヘッド22とは対照的に、溶接
ツール32を回転させるための回転駆動装置68′が、
第2の運搬セグメント30の端部にではなく、制御手段
42の領域内に設けられている。回転駆動装置68′の
回転運動は、ベルト駆動装置80によって溶接ツール3
2に伝達される。ベルト駆動装置80は、細長いキャリ
ヤ26に沿って延びている。細長いキャリヤ26は、図
2の概略図では、2本の互いに平行なアームによって形
成され、これらアームの端部間には、溶接ツール32が
回転自在に設けられている。
【0071】図3及び図4は、保持手段66の実施形態
を示している。保持手段66は、ハウジング84を有
し、このハウジング84は、接合方向下方に向いた開口
部86を有している。保持手段66は、2つのジョー8
8A,88Bを有し、ジョー88A,88Bは、その揺
動性を限定した状態でハウジング84に取り付けられ、
本質的には、非弾性材料で作られている。ジョー88
A,88Bは、トングを形成し、要素36が所定の力で
ジョー88A,88Bの端部の間に把持されている。
【0072】ジョー88A,88Bはそれぞれ、レバー
セグメント92A,92Bと一体に連結されている。レ
バーセグメント92A,92Bはそれぞれ、ジョー88
A,88Bが取り付けられている軸線90A,90Bに
対して別の方向に延びている。この場合、レバーセグメ
ント92A,92Bは、互いにオーバーラップするよう
に接合方向40に対して曲げられている。レバーセグメ
ント92A,92Bに加わる、図3の略図で見たときの
上からの圧力により、ジョー88A,88Bは結果的に
互いに遠ざけられ、ボルト36を離す。これを、図3の
ジョー88Aについて示す。ジョー88Aは、接合方向
40に対する横断方向(即ち、図3において紙面から離
れる方向)において、ボルト36を完全に離しているこ
とが分かる。その結果、ジョー88A,88Bが互いに
開いた状態の保持手段66を、ボルト36に触れること
なく、接合方向40に対して横断方向に且つジョー88
A,88Bの平面と垂直な方向に移動させることができ
る。図4では、この作業におけるジョー88A,88B
の運動方向を符号93で示す。
【0073】レバーセグメント92A,92Bを作動さ
せるため、好ましくは電気的にトリガされるアクチュエ
ータ94が設けられている。アクチュエータ94は、各
場合において、ジョー88A,88Bを能動的に開閉す
る。この目的のために、アクチュエータ94を二方向又
は複動駆動装置として構成しなければならないことが理
解されよう。ジョー88A,88Bの能動的な作動は、
ボルト36を規定された力(例えば、20ニュートン)で
保持できるという利点がある。従来技術のようにトング
の幾つかのフィンガの弾性から保持力を導き出すことを
しないで済ますことができる。その結果、或る一定の長
い寿命を達成することができる。図3において、アクチ
ュエータ94の作動方向を符号96で示す。
【0074】ジョー88A,88Bの端部は、問題にな
っているボルト36をしっかりと掴むことができるよう
な構成のものである。この目的のため、種々のボルト3
6に合うようにするための適当なアダプタをジョー88
A,88Bに取り付けるのが適切な場合がある。
【0075】図3に示すように、ハウジング94の下側
から位置決めピン98が延びている。位置決め即ち接触
ピン98は、ハウジング84にしっかりと連結されてい
る。これは、ボルト36を移送ステーション46からピ
ックアップするとき、ボルト36が保持手段66に対し
て特定の位置を占めるようにするのに役立ち、又、溶接
の際、軸線方向力を引き受ける停止部としての役目を果
たす。
【0076】二方向能動式アクチュエータは、空気圧又
は油圧駆動装置から構成されていても良い。しかしなが
ら、このアクチュエータは、2つの電磁石の組合せ又は
「ムービングコイル」又は「ムービング永久磁石」原理
に基づく非調整リニアモータから構成されていることが
好ましい。
【0077】さらに、アクチュエータ94を半能動式の
ものとして構成することが良い。この場合、ジョー88
A,88Bの開放は、例えば、電磁石によって行われ
る。これをオンに切り換えたとき、適当に配列されたス
プリングが、ボルト36を規定された力でジョー88
A,88Bによって掴むようにするのに役立つ。
【0078】溶接のため、ジョー88A及び/又は88
Bには、溶接電流が供給され、ボルト36に伝えられ
る。規定された力により、確実で低摩耗の電流通路を構
成する。この理由で、ジョー88A,88Bは、導電性
金属で作られることが理解されよう。しかしながら、位
置決めピン98は、非導電性であり又はハウジング84
から絶縁されていることが必要である。
【0079】能動又は半能動保持手段66の変形例とし
て、弾性構造のジョーを構成し、ボルト36をこれらジ
ョーの間に横方向(方向93)に導入することを可能に
し、溶着ボルト36に対して横断方向の運動時、ジョー
に実質的に力を及ぼさないでジョーを解放しても良い。
【0080】図3において、保持手段66の長手方向軸
線を符号100で示す。
【0081】図5及び図6に、溶接ツール32の別の変
形実施形態を示す。溶接ツール32は、ツールハウジン
グ102を有し、このツールハウジング102には、接
合駆動装置64のリニアモータ104が固定されてい
る。リニアモータ104の軸線即ち中心線を符号105
で示す。保持手段66の軸線100とリニアモータ10
4の軸線105とは、互いに距離d離れたところに位置
していることを示している。このように、保持手段66
は、接合方向へのリニアモータ104の投影像からずら
されている。これにより、保持手段66、したがって、
保持された状態のボルト86を、妨害壁又はエッジに近
接して配置することができる。その結果、溶接ヘッド2
2の融通性が高くなる。
【0082】リニアモータ104は、接合方向に対して
横断方向に延びる案内プレート108に連結されたアー
マチュアセグメント106を有している。2本の案内ロ
ッド110,112が、リニアモータ104に対して対
角線上又は斜めに配置された状態で、案内プレート10
8から延びている。案内ロッド110,112は、案内
プレート108が傾かないで案内されるようにすること
を確保する。
【0083】保持手段66は、案内プレート108の下
側から延びている。保持手段66を作動させるアクチュ
エータを、例えば、案内プレート108の上に構成して
も良いし、それに一体に構成しても良い。
【0084】図6では、キャリヤ26が、比較的大きい
運搬アーム116と、それと平行に延びた比較的小さい
引張りアーム118とで構成されていることが示されて
いる。溶接ツール32は、回転軸線34に沿って運搬ア
ーム116と引張りアーム118との間に設けられてい
る。図6には、ジョー88A,88Bに電流を供給する
電流ケーブル120も記載されている。
【0085】図7に、接合ツール32の別の変形例が示
されている。溶接ツール32は、リニアモータハウジン
グ122を有している。各場合において、案内ロッド1
10,112の頂部のところに、フランジが設けられて
いる。案内ロッド110,112の周りに設けられた圧
縮スプリング124が、フランジ123とリニアモータ
ハウジング122との間に配置されている。したがっ
て、リニアモータ104は、圧縮スプリング124によ
ってあらかじめ応力が加えられており、それにより動か
される案内プレート108が引っ込み、即ち、非伸長位
置に配置されている。圧縮スプリング124に加え、又
はこの変形例として、追加の圧縮スプリング126をリ
ニアモータハウジング122の内部に設けるのがよい。
【0086】さらに、ヒンジ止めされた磁石128が案
内プレート108の頂部に軸線130回りに関節連結さ
れていることが示されている。磁石128は、レバーセ
グメント92A,92Bを下方に押圧してジョー88を
開くのに役立つ。しかしながら、一般に、レバーセグメ
ント92は、テンションスプリング(引張ばね)132
によってジョー88の閉じ位置に向かってあらかじめ応
力が加えられている。
【0087】図8は、供給手段44の移送ステーション
46の第1の実施形態を示している。移送ステーション
46のところには、ボルト36が移送ステーション46
内にあるかどうかを検出する、2つの対向するセンサ1
36(例えば、光バリヤ)が設けられている。
【0088】供給手段44は本質的には、移送ステーシ
ョン46の領域内で内方に折り曲げられた管又はホース
138から成っている。ボルト36は、そのシャンク部
を先にして個別化装置52から供給手段44を通って供
給される。その結果、ボルト36の頭部は、管138の
巻締めエッジに当たり、移送ステーション46内でその
まま維持される。かくして、ボルト36のシャンク部
は、管138から突出する。
【0089】保持手段66は今や、ジョー88A,88
Bを開いた状態でボルト36まで進んでボルトを掴むこ
とができる。次に、保持手段66を図8の略図において
紙面から外れるように再び揺動して戻す。図8には明確
に示していないが、移送ステーション46において、管
138に適当な側方凹部を設けなければならないことが
理解されよう。
【0090】図9に、移送ステーション46′の別の実
施形態を示す。この実施形態では、供給手段44′の管
138′は、端部に向かって開口している。移送ハウジ
ング140のところには、2つのクランプジョー142
が回転自在に取り付けられている。クランプジョー14
2は、これらの内方側部が管138′からのボルト36
の引き出しを妨げる位置を取るように、2つのスプリン
グ144によってあらかじめ応力が加えられている。ボ
ルト36を制動し、その後、それを供給する。位置決め
レバー146を図9に示す場所から側方に揺動させて、
ボルト36を通す。次に、位置決めレバー146を、符
号147で示すように揺動させる。かくして、ボルト3
6は、ジョー142A,142Bが離れるようにそれを
押し、ボルト36の頭部が環状凹部148にスナップ動
作で嵌まるまで、ボルト36を管138′から遠ざかる
ように移動させるさせる。環状凹部148は、ジョー1
42A,142Bの内方側部によって形成されている。
この位置では、ボルト36は、或る特定の力で確実に保
持される。保持手段66は、図8の場合のように、ボル
ト36のシャンク部を掴んでこれを環状凹部148から
側方に引き出すことができる。
【0091】この実施形態は、ボルト36が移送ステー
ション46′内の規定された位置にあり、規定された力
で保持され、保持手段66によるボルト36に対する確
実な保持が確保されるようになっているという、図8の
実施形態よりも優れた利点を有する。また、ボルト36
が移送位置にあることを検出する適当なセンサを移送ス
テーション46′のところに更に設けるのがよいことが
理解されよう。
【0092】図10及び図11に、移送ステーション4
6″の第3の実施形態を示す。この実施形態では、ボル
ト36は、揺動可能な回転セグメント152のボルト受
け具154内に管138″を経て運ばれる。回転セグメ
ント152は、管138″の軸線に対して横断方向に且
つ移送位置にあるボルト36の向きに対して横断方向に
差し向けられた軸線153の回りに回転できる。図10
及び図11では、回転セグメント152は、移送位置に
ある。この位置では、空気圧シリンダ156が、ボルト
を2つの引張りジョー160間にプランジャー158に
よって押し込むのに役立ち、次に、これらのジョーの間
にボルト36を規定された仕方で保持する。次に、回転
セグメント152を後に回転させて、管138″と面一
の状態にある点線で示す受け取り位置の別のボルト36
をピックアップする。
【0093】この実施形態は、ボルト36を管138″
を通して高速で運搬できるという利点がある。それ故、
短いサイクル期間を達成できる。
【0094】図12において、本発明の溶接ヘッドの別
の実施形態を、全体を符号170で示す。溶接ヘッド1
70は、キャリヤ26に回転自在に取り付けられたハウ
ジングだけを有する溶接ツール171と、これに固定さ
れた保持手段172とをキャリヤ26の前方端部のとこ
ろに有する。溶接ツール171は、溶接駆動モータを備
えておらず、特に、リニアモータを備えていない。
【0095】保持手段172は、2つのジョー174を
有し、ボルト36はこれらのジョーの間に保持されて、
回転軸線34の回りに円周に対し接線方向に差し向けら
れるようになっている。換言すると、接合作業は、直線
動作に沿っては生じず、円形経路に沿って生じる。これ
に対応した案内方向が、部分円176として図12に示
されている。
【0096】この実施形態では、回転駆動装置175
が、制御手段42の付近に配置された接合駆動装置とし
ての役目を果たす。駆動装置175の回転運動は、ベル
ト駆動装置80によって溶接ツール171に伝達され
る。回転駆動装置175は、好ましくは、電気式高精度
ステッピングモータであり、かかるステッピングモータ
により、ボルト36の難しい運動をボルト溶接作業中に
実行することができる。回転駆動装置175はかくし
て、1本の新たなボルト36を一度に供給手段178の
移送ステーション180からピックアップするよう揺動
されるローディング駆動装置としての役目も同時に果た
す。
【0097】供給手段178内では、ボルト36は連続
的には供給されず、保持手段172がそれ自体の広がり
に対する横断方向にボルト36を掴むことができるよう
な仕方で、ボルトが並置状態で供給される。供給手段1
78は、個別化装置52からの長手方向運動を図12に
示す横方向に変換する適当な手段から成っていてもよ
く、又は変形例として、ボルト36を個別化装置52か
ら既に横方向の位置で供給できるようにしてもよい。
【0098】さらに、図12に概略的に示されているよ
うに、マガジン186がキャリヤ26に設けられてい
る。マガジン186は、適当な一体形個別化装置によ
り、供給手段178又は移送ステーション180に移送
される複数本のボルト36の供給マガジンとして役立つ
ことができる。かかるマガジンを静止又は定置の個別化
装置52に代えて、又はこれに加えて図1〜図11の実
施形態で用いてもよいことは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合システムの略図である。
【図2】本発明の接合システムの別の実施形態を示す図
である。
【図3】保持手段の実施形態の縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視断面図である。
【図5】接合ツールの変形実施形態を備えた本発明の接
合システムヘッドの端部を示す図である。
【図6】図5の接合システムヘッドの端部を下から見た
図である。
【図7】本発明の接合システムヘッドの接合ツールの別
の変形例を示す図である。
【図8】本発明の接合システムヘッドの移送ステーショ
ンの略図である。
【図9】本発明の接合システムヘッドの別の移送ステー
ションの略図である。
【図10】本発明の接合システムの移送ステーションの
更に別の変形例の略図である。
【図11】図10のXI−XI線矢視断面図である。
【図12】本発明の接合システムヘッドの変形実施形態
の概略側面図である。
【符号の説明】
10 接合システム 12 ロボット 22 溶接ヘッド 26 キャリヤ 32 接合ツール 34 回転軸線 36 要素 38 部品 40 接合方向 42 制御手段 44 供給手段 46 移送ステーション 52 個別化装置 64 リニアモータ 66 保持手段 68 回転駆動装置 80 ベルト駆動装置 88 ジョー 94 ジョー用アクチュエータ 100 長手方向軸線 105 長手方向軸線 186 マガジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング オーベルマン ドイツ連邦共和国 デー−35305 グリュ ンベルク エングガッセ 1 (72)発明者 ミヒャエル クレンゲル ドイツ連邦共和国 デー−35396 ギーセ ン ヴィーゼッカーヴェッヒ 40 (72)発明者 クラウス ギスベルト シュミット ドイツ連邦共和国 デー−35390 ギーセ ン アリセンシュトラーセ 22

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動フレーム(12)、特に、ロボットに
    固定された接合システムヘッド(22)であって、部品
    (38)に接合すべき要素(36)用の保持手段(66)と、
    接合のために、前記保持手段(66)を接合方向(40)に
    沿って移動させる接合用駆動手段(64)と、要素(36)
    を前記接合システムヘッド(22)に供給する供給手段
    (44)と、を有する接合システムヘッド(22)におい
    て、 前記接合用駆動手段(64)を制御する制御手段(42)が
    前記保持手段(66)及び前記接合用駆動手段(64)から
    空間的に距離をおいて接合システムヘッド(22)に配置
    され、その結果、前記保持手段(66)及び前記接合用駆
    動手段(64)は、小寸法の接合ツール(32)を形成し、
    更に、前記供給手段(44)の移送ステーション(46)に
    供給された要素(36)を供給のたびに前方から前記保持
    手段(66)に渡すようにする手段(68)が設けられてい
    ることを特徴とする接合システムヘッド。
  2. 【請求項2】 前記接合ツール(32)は、突出している
    細長いキャリヤ(26)の端部に取り付けられている、請
    求項1に記載の接合システムヘッド。
  3. 【請求項3】 前記接合ツール(32)は、前記キャリヤ
    (26)の端部に可動的に取り付けられており、ローディ
    ング用駆動手段(68)は、要素(36)を保持手段(66)
    に渡すために、前記接合ツール(32)を前記移送ステー
    ション(46)に移動させるように設計されている、請求
    項2に記載の接合システムヘッド。
  4. 【請求項4】 前記接合ツール(32)は、前記キャリヤ
    (26)の端部に回転自在に取り付けられており、前記ロ
    ーディング用駆動手段(68)は、前記接合ツール(32)
    を前記移送ステーション(46)まで回転させるように設
    計されている、請求項3に記載の接合システムヘッド。
  5. 【請求項5】 前記ローディング用駆動手段(68)は、
    前記キャリヤ(26)の端部に配置されたモータ(68)を
    有する、請求項3又は4に記載の接合システムヘッド。
  6. 【請求項6】 前記ローディング用駆動手段(68)は、
    制御手段(42)の近くに配置されたモータ(68′)と、
    このモータ(68′)の運動を前記接合ツール(32)に伝
    える伝動装置(80)とを有する、請求項3又は4に記載
    の接合システムヘッド。
  7. 【請求項7】 前記モータ(68′)は、回転モータ(6
    8′)であり、前記伝動装置(80)は、テンション手段
    を備えた伝動装置(80)である、請求項6に記載の接合
    システムヘッド。
  8. 【請求項8】 前記接合用駆動手段(64)は、リニア電
    気モータ(64)から成る、請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の接合システムヘッド。
  9. 【請求項9】 前記接合用駆動手段(64)の長手方向軸
    線(105 )と前記保持手段(66)の長手方向軸線(100
    )は、互いに平行な関係をなして距離を置いて位置し
    ている、請求項8に記載の接合システムヘッド。
  10. 【請求項10】 前記保持手段(66)は、その長手方向
    軸線(100)の周りに分かれて配置された複数のジョー
    (88)を有し、前記複数のジョー(88)は、要素(36)
    を保持したり放したりするように、互いに近づいたり遠
    ざかったりすることができる、請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の接合システムヘッド。
  11. 【請求項11】 前記保持手段(66)は、2つのジョー
    (88A,88B)を有する、請求項10に記載の接合シス
    テムヘッド。
  12. 【請求項12】 前記ジョー(88)は、前記保持手段
    (66)を要素(36)から接合方向(40)に対して斜めに
    引き抜くことによって前記保持手段(66)が要素(36)
    から離れることができるように十分遠くに、互いから離
    れるように移動可能である、請求項10又は11に記載
    の接合システムヘッド。
  13. 【請求項13】 前記ジョー(88)は、前記保持手段
    (66)を接合方向(40)に対して横断方向に向けられた
    回転軸線(34)の回りに揺動させて要素(36)から遠ざ
    けることによって前記保持手段(66)が要素(36)から
    離れることができるようにに十分遠くに、互いから離れ
    るように移動可能である、請求項12に記載の接合シス
    テムヘッド。
  14. 【請求項14】 前記ジョー(88)を能動的に開き且つ
    /又は閉じるジョー用アクチュエータ(94)が設けられ
    る、請求項10〜13のいずれか1項に記載の接合シス
    テムヘッド。
  15. 【請求項15】 前記ジョー(88)は、受動的に互いに
    近づき且つ/又は遠ざかることができるように弾性的に
    構成され又は弾性的に取り付けられている(132 )、請
    求項10〜14のいずれか1項に記載の接合システムヘ
    ッド。
  16. 【請求項16】 前記移送ステーション(46)は、細長
    いキャリヤ(26)に取り付けられている、請求項2〜1
    5のいずれか1項に記載の接合システムヘッド。
  17. 【請求項17】 前記供給手段(44)は、要素(36)用
    のマガジン(186 )を有している、請求項1〜16のい
    ずれか1項に記載の接合システムヘッド。
  18. 【請求項18】 少なくとも2本の座標軸上で動くこと
    ができるロボット(12)と前記ロボット(12)に固定さ
    れた接合システムヘッド(22)とを有する接合システム
    (10)において、 前記接合システムヘッド(22)は、請求項1〜17のい
    ずれか1項に記載された接合システムヘッド(22)であ
    ることを特徴とする接合システム。
  19. 【請求項19】 定置の個別化手段(52)が、個別化さ
    れた要素(36)を前記接合システムヘッド(22)の供給
    手段(44)に搬送する、請求項18に記載の接合システ
    ム。
  20. 【請求項20】 要素(36)を定置のユニット(52)か
    ら可動の接合システムヘッド(22)に供給し、供給され
    た要素(36)を前記接合システムヘッド(22)によって
    部品(38)に接合する方法であって、 既に供給されている要素(36)を前記接合システムヘッ
    ド(22)が部品(38)に接合している間、定置のユニッ
    ト(52)から別の要素(36″)を前記接合システムヘッ
    ド(22)に供給することを特徴とする方法。
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