JP2003333891A - モータ駆動装置およびそれに用いられる電源装置、並びにモータ駆動装置の電源設備容量低減方法 - Google Patents

モータ駆動装置およびそれに用いられる電源装置、並びにモータ駆動装置の電源設備容量低減方法

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JP2003333891A
JP2003333891A JP2002134828A JP2002134828A JP2003333891A JP 2003333891 A JP2003333891 A JP 2003333891A JP 2002134828 A JP2002134828 A JP 2002134828A JP 2002134828 A JP2002134828 A JP 2002134828A JP 2003333891 A JP2003333891 A JP 2003333891A
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drive device
motor
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JP2002134828A
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Hiroshi Nagase
長瀬  博
Toshifumi Yoshikawa
敏文 吉川
Shunsuke Mitsune
三根  俊介
Hiromi Inaba
博美 稲葉
Sadao Hokari
定夫 保苅
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源設備容量を低減できるモータ駆動装置を提
供することにある。 【解決手段】交流電源から電力を受電して電力変換を施
してモータに供給するモータ駆動装置において、インバ
ータ回路に電池等のエネルギー蓄積装置から電力を供給
し、このエネルギー蓄積装置から供給される電力は、交
流電源からの電力またはその最大値が所定の値になるよ
うにあるいは所定の値を越えないように制御される。 【効果】契約電力容量が低減されるので、電力料金を節
約できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータなどに
好適な、モータ駆動装置およびそれに用いられる電源装
置並びにモータ駆動装置の電源設備容量低減方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、中低速のエレベータにおいては、
位置エネルギーが戻るときのモータからの回生電力は抵
抗で消費している。これに対し、省エネルギー化を図る
ため、電池を利用し、電池にエネルギーを充電して必要
時に電池から放電するエレベータ駆動装置が検討されて
いる。さらに、最近の電池の発展により、特開2001
−261246号公報に記載される交流エレベータの電
源装置や、平成13年電気学会産業応用部門大会講演論
文集No.31に記載されるエレベータ向け二次電池応
用省エネユニットのように、回生電力を利用するエレベ
ータ用のモータ駆動装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータ駆動装置
では、回生電力の有効利用はできるが、モータに電力を
供給する電源側の動作は、電池を設置していないときと
変わりがない。このため、電源設備容量は十分低減され
ない。
【0004】本発明は、前記の課題を考慮してなされた
ものであり、電源設備容量を低減でき、エレベータ用な
どに好適なモータ駆動装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】モータに交流電力を供給
する電力変換回路に、直流回路と、エネルギー蓄積装置
を備える電源装置とから、直流電力を供給する。モータ
の起動や停止などの動作状態によってモータの所要電力
は変化するが、それに応じて、エネルギー蓄積装置にお
ける電力の蓄積および放出を制御し、エネルギー蓄積装
置から供給される直流電力を調整する。このとき、エネ
ルギー蓄積装置は、モータの停止時などにおいて商用交
流電源のような電源から電力を十分蓄積できるので、モ
ータの起動時における比較的大きな所要電力を賄うのに
十分な電力を放出することができる。さらに、エネルギ
ー蓄積装置における電力の蓄積および放出は、電源から
モータ駆動装置に入力する電力または電流が所定の値に
なるように、あるいは電源からモータ駆動装置に入力す
る電力または電流のピーク値が所定の値を越えないよう
に制御される。これにより、モータの所要電力が変化し
ても、電源からモータ駆動装置が受電する電力の大きさ
を抑えることができる。例えば、モータ駆動装置が電源
から受電する電力を、モータの最大所要電力よりも小さ
な値のほぼ一定値にすること、すなわち電源から見た負
荷(モータ駆動装置)を小さな値に平準化することがで
きる。従って、モータ駆動装置の電源設備容量を低減で
きる。
【0006】上記の電源装置は、電力変換回路や直流回
路とは独立に制御できるので、既設のモータ駆動装置に
容易に接続することができ、既設のモータ駆動装置の電
源設備容量を低減したり、商用交流電源のような電源の
契約電力を低減することができる。
【0007】電力変換回路としてはインバータ回路など
が有る。直流回路としては、ダイオード整流器や位相整
流器などの順変換器が有る。モータとしては、交流電力
によって駆動される各種の誘導電動機,同期電動機など
が有る。エネルギー蓄積装置としては、各種の二次電池
のほか、コンデンサや電気二重層などがある。
【0008】なお、モータの用途としては、エレベータ
のように、起動および停止を繰り返す用途であることが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例であるエ
レベータ用のモータ駆動装置を示す。図において、交流
電源1からの交流電力は制御盤2に取り込まれる。制御
盤2は乗りかご5を昇降させる制御を行うもので、モー
タ3への供給電圧,周波数などを制御する。モータ3の
軸端にはシーブ4が取付けられ、シーブ4にはロープ7
が巻きつけられる。ロープ7の端部には乗りかご5,釣
り合い錘6が接続されている。制御盤2からモータ3に
供給する交流電圧や周波数を制御して、モータ3を回転
させ、乗りかご5を昇降させる。制御盤2は、交流電源
1からの交流電力を直流電力に変換する直流回路である
ダイオード整流器21,ダイオード整流器21で整流さ
れた直流電圧を平滑する平滑コンデンサ22,ダイオー
ド整流器21が出力する直流電圧を可変電圧,可変周波
数の交流電圧に変換することによってダイオード整流器
21から供給される直流電力を交流電力に変換するイン
バータ回路23,モータ3からの回生電力を消費する回
生ユニット24,モータ3の速度検出信号や乗りかご位
置信号,かごやホールからの信号などによりインバータ
回路23を制御する信号などを出力する制御回路25,
インバータ回路23のゲート回路や制御回路25,モー
タ3のブレーキなどに必要な電源を供給する電源26な
どから構成される。インバータ回路23は、モータ3に
交流電力を供給して、モータ3を駆動する。モータ3と
しては、交流電力で駆動される誘導電動機や同期電動機
が用いられる。制御盤2には、リレー回路や、かご,ホ
ールとの信号授受を行うインターフェース回路も含まれ
る。制御盤2内のこれらの要素は、図1の実施例では1
つの盤内に収められているが、複数の盤に分割して収納
してもよい。制御盤2の動作は、公知の中低速エレベー
タ用の駆動装置と同様である。
【0010】制御盤9には、電池を充放電する装置が収
納される。制御盤9は、充放電装置91を介して電池に
蓄積された直流電力をインバータ回路23に供給する電
源装置として動作する。ここでは、制御盤9の構成を省
エネ装置と呼ぶ。充放電装置91は制御盤2内の直流回
路すなわちダイオード整流器21の直流側に接続され、
さらに電池92に接続される。直流電流検出器94は電
池に流入する電流を検出し、直流電圧検出器95は充放
電装置91に接続される直流回路の出力電圧を検出す
る。交流電源1から流入する電流は交流電流検出器96
で検出される。制御回路93は、これら検出器からの検
出信号により、充放電装置91を制御し、電池92を充
放電する。DC−AC変換回路97は電池92に接続さ
れ、交流電源1が停電した場合に働き、電源26へ電力
を供給する。遮断器98は、DC−AC変換回路97が
動作したとき、交流電源1に接続されたエレベータ以外
の機器に電力が供給されるのを防止する遮断器である。
なお、図1の実施例では、電源26への電力供給は、電
池92の直流電圧をDC−AC変換させ、電源26の交
流側から供給するようにしたが、DC−DC変換させ
て、電源26の直流側から供給するようにしてもよい。
また、制御回路93への電源回路は省略している。な
お、図1の実施例では、電池92は制御盤内に収納した
が、制御盤の設置場所や電池サイズによっては、電池を
盤外に設置してもよい。また、本実施例においてはダイ
オード整流器21の直流出力電力によって電池92を充
電するが、これに限らず、交流電源の電力を直流電力に
変換するダイオード整流器21とは別の直流回路により
充電してもよい。この場合には、交流電流検出器96に
より、交流電源1からモータ駆動装置に入力する電流、
すなわちインバータ回路に電力を供給する直流回路と電
池に電力を供給する別の直流回路とに入力するトータル
の電流を検出する。
【0011】図2は充放電装置91と制御回路93の回
路構成と制御構成の例を示す。充放電装置91は、図示
のようにリアクトルや、トランジスタのような半導体ス
イッチング装置などで構成され、昇降圧チョッパとして
動作する。制御回路93は次のように構成される。電圧
目標演算931は後述する所定の電流目標値と交流電流
検出器96からの信号により直流電圧の目標値を演算す
る。直流電圧の目標値は電源からの交流電流が目標値に
なるよう設定される。電圧制御AVR932は電圧目標
演算931と直流電圧検出器95からの信号の偏差に応
じて動作し、その出力信号は電池92に流れる電流の直
流電流目標値となる。電池92に流すことができる最大
電流値は後述するように電池状態によって異なるので、
電池状態演算936により、直流電流目標値にリミッタ
933をかける。電流制御ACR934はリミッタ93
3と直流電流検出器94からの信号の偏差に応じて動作
する。PWM935は、電流制御ACR934の出力に
応じて充放電装置91のトランジスタをオンオフするP
WM信号を出力し、このPWM信号によってトランジス
タを駆動する。制御回路93の制御はハードウェアまた
はソフトウエアで実施できる。
【0012】以上に示した構成により、交流電源1から
ダイオード整流器21に流入する交流電流を交流電流検
出器96で検出し、交流電源1からダイオード整流器2
1に流入する交流電流がほぼ電流目標値になるように充
放電装置91を動作させ、電池92を充電する。次に、
モータ3が電動機動作をするときに必要な電力は、電池
92に貯えた電力から供給される。制御盤2における直
流回路の直流電圧の変化を直流電圧検出器95で検出
し、直流回路上でモータ3が必要とする所用電力に見合
う電力を供給するように制御回路93が動作し、充放電
装置91を動作させて、電池92からモータ3に電力を
供給する。さらに、モータ3が回生動作する場合、直流
回路の直流電圧の変化を直流電圧検出器95で検出し、
回生電力に見合う電力を吸収するように制御回路93が
動作し、充放電装置91を動作させて、モータ3からの
回生電力を電池92に吸収させる。
【0013】電池92の充電状態は直流電圧検出器95
や直流電流検出器94の情報をもとに制御回路93で演
算検出される。電池で吸収できる電力量や、放電できる
電力量は、電池92自体の特性,充放電状態で変わる。
放電可能な電力や、充電可能な電力は、電池の充電状
態,充放電量の履歴や回数,温度などによって演算さ
れ、これに基づいて、電池に充放電できる最大電力が決
められる。充電または放電電力は、最大電力以内になる
よう充放電装置91が制御される。モータ3からの回生
電力が電池92に吸収できないときは、回生ユニット2
4が動作し、吸収しきれなかった電力を吸収する。図
1,図2の実施例では、電池の充電状態の監視は充放電
装置91の直流回路側直流電圧と電池92への電流から
演算検出するが、電池自体の電圧もあわせて検出し演算
して充電状態を検出することもできる。さらに、電池9
2が単電池の組み合わせで構成される場合、単電池間の
充電や負荷バランスを図る装置を追加してもよい。
【0014】図3は、図1の実施例の動作例を示す。
(a)は省エネ装置がない場合、(b)は省エネ装置があ
る場合の動作波形を示す。(a)の省エネ装置がない場
合は(1)で示すモータ電力が必要なとき、電源からは
(2)のように、(1)とほぼ等しい電力(実際には損
失分が増加)が流れる。また、(1)の負方向で示す回
生電力が発生したときは、この電力は回生ユニット24
で電力が消費され、電源に電力が戻されない。このモー
ドでは損失が発生する。次に(b)の省エネ装置付きの
場合は、前記のように電源電流が常にほぼ一定になるよ
うに制御するので、(2)のように電源からの流入電
力、すなわち、電流は一定になり、その値は(a)の場
合より小さい。電池へは(1)の所用電力と(2)の流
入電力の差の電力が流れるように制御され、(3)に示
すように電力が充放電される。すなわち、運転休止中の
一定充電電力をベースとして、モータが電力を必要とす
るとき放電動作,モータが回生時は充電動作をする。
【0015】上述のように、本実施例で示す省エネ装置
を動作させることにより、モータからの回生電力を蓄積
するので、省エネ化を図ることができる。また、電源か
ら流入する電流値が、負荷すなわち電動機3を駆動する
ために必要な定格値より低減するので、電源設備を小さ
くすることができる。この結果、エレベータで使用する
電力量料金を低減することができ、さらに、契約電力を
下げ電源設備に支払う契約電力料金を下げることができ
る。さらにまた、電源設備容量が減るので、電力会社か
ら受電する設備容量、あるいは、受電点からエレベータ
設備までの電源設備容量を低減できる。なお、本実施例
においては、交流電源1から流入する電流の検出値が所
定の値になるようにしているが、電力の検出値が所定の
電力値になるようにしてもよい。この場合は、図1にお
いて、さらに交流電源1の電圧を検出する交流電圧検出
器を設け、交流電圧検出器と交流電流検出器96によっ
て、交流電力を検出する。また、本実施例では、交流電
源から流入する電流または電力が一定になるように制御
しているが、電流または電力の最大値が所定の値を越え
ないように制御してもよい。
【0016】電源から流入するほぼ一定の電流値は、そ
れぞれのエレベータのモータ容量から見た運転頻度,運
転計画、あるいは、使用用途,階床数などによって設定
する。エレベータは常時最大積載量で運転している訳で
はなく、また、運転休止もある。したがって、電源電流
値は省エネ装置を設けない場合よりも低減できる。省エ
ネ装置を設ける場合、エレベータの運転条件によるが、
電源容量は数分の1から、10分の1程度にまで低減で
き、それに見合って、受電する電流値を設定し、これに
基づいて契約電力を設定する。この場合、電力料金は電
力を消費する時間帯によって料金が違う場合がある。こ
のときは、時間帯によって、一定充電する割合を変更
し、時間毎に電源電流値を変更することもできる。例え
ば、ある時間帯だけ受電する電流を零にすることもでき
る。
【0017】電源から流入する電流値はさらに次のよう
に設定することもできる。エレベータが接続されている
受電電源は、エレベータだけに電力を供給するのではな
く、他の負荷にも電力を供給している。これを考慮し、
エレベータを含め、受電電源全体での電流変化が小さく
なるように充電動作させる。このため、受電電源全体で
の電流変動が小さくなるようにエレベータに流入する電
流値を設定する、あるいは受電電源全体の電流変化が小
さくなるように受電電源電流自体を目標に設定し、電池
への充放電を制御することができる。このようにする
と、受電電源全体での電流(電力)変動は先のエレベー
タ単体で実施するよりさらに小さくできるので、電源設
備をさらに低減することができる。この結果、契約電力
や電源設備容量をさらに低減することができる。
【0018】交流電源から流入する電力が所定の電力値
を越えないように制御する場合においても、制御する場
合でも、電力値の設定の仕方は上述した電流値を設定す
る場合と同様である。
【0019】図1の実施例においては、省エネ装置を搭
載した制御盤9を制御盤2とは別に設け、さらに、充放
電装置91の制御を行う制御回路93は、乗りかごを制
御する制御回路25との信号の授受はしない。このた
め、従来、省エネ装置を搭載していなかったエレベータ
についても、図示の構成で省エネ装置を追加することが
できる。このため、既設エレベータ設備にも、本実施例
の省エネ装置が適用できる。
【0020】上記のように、制御盤を別盤にすると、制
御盤2と制御盤9の設置場所が離れる場合がある。この
とき、電池92への充放電を円滑に行うため、制御盤2
の主回路と、制御盤9の充放電装置91とを結ぶ配線8
1は、バー配線化,平行配線化,ツイスト線化などによ
って、低インダクタンス化することが好ましい。
【0021】図1の実施例は、電池92が常に充電され
ているので、電源の停電の有無にかかわらず、エレベー
タは常に通常と同じ使用方法および速度での運転が可能
である。さらに、停電時自動着床装置のような停電対応
の特別な装置は不要である。なお、建物の使用上の都合
から、停電時には停電を検出し、乗りかごを特定階に運
転して停止させたり、停電直前の目的階までだけ運転
し、後は停電が復帰するまでエレベータの運転を停止さ
せることもできる。また、停電時には、電源から流入す
る電流は零にする。図1には記していないが、停電を検
出し、電源から流入する電源電流が零になるように制御
回路93は動作する。また、このとき、制御盤2の電源
26を動作させるので、DC−AC変換回路97を動作
させるとともに、遮断器98を開放する。
【0022】以上説明したように、本実施例によれば、
省エネ化を図ることができ、電源設備容量の低減、さら
に、既設エレベータへの適用,停電時のエレベータ運転
継続を図ることができる。なお、上記の実施例では、エ
ネルギー蓄積装置として電池の場合を示したが、電池以
外にコンデンサや電気二重層など、あるいは、これらの
組み合わせでもよい。
【0023】図4は本発明の他の実施例を示す。図1と
同一符号を付けたものは同一物あるいは相当物を表す。
本実施例においては、監視センター10と制御回路93
とをネットワーク110で結び、電池92の状態を監視
する。電池には寿命があるので、そのメンテナンスを行
うため、制御回路93に保持される電池の充電状態,充
放電電力量,充放電回数,温度など電池の状態を、ネッ
トワーク110を介して監視センター10で監視し、必
要に応じてメンテナンスや交換を行う指示を出す。
【0024】図4の実施例では、さらに次のような運用
が可能になる。すなわち、制御盤9はオプション化でき
るので、制御盤9など省エネ装置の設置,運用を監視セ
ンター10の運用者、または、そこから委託された者が
行い、レンタル形式とするものである。交流電源1の契
約電力容量の低減を実施するとともに、省エネ装置の運
転状態や節約した電力量、などをネットワーク110を
通して、監視センター10の監視装置120で管理す
る。省エネ装置の所有者、または、管理者は、省エネ装
置の設置条件、あるいは、節約した電力料金に応じて、
予め定めた方法で使用料金を計算し、エレベータを利用
する人やエレベータやビルの所有者あるいは管理者に通
知して課金する。
【0025】図5は、図4の実施例のレンタル形式での
課金までのデータ処理のフローの例を示す。制御回路9
3内の処理フロー931では、充放電電力量や電源電流
など動作状態を計測し(9311)、監視センター10
内の監視装置120にネットワーク110を通じて報知
する(9312)。監視装置120の処理フロー121で
は、報知があると充放電電力量や電源電流などの動作状
態から定められた計算方法により節約した電力量、さら
に節約した設備容量を計算し、これらから、定められた
方法により使用料金を計算する(1211)。そして、
各装置の定められた人、すなわち、エレベータを利用す
る人やエレベータやビルの所有者あるいは管理者に通知
し、課金する(1212)。なお、図5のフローは料金
管理に関するものだけを記したが、省エネ装置を管理,
運用するために必要な、機器の稼動状況,安全監視,故
障予知などの信号も制御回路93と監視装置120の間
ではやりとりされる。また、監視装置120を制御回路
25とを結びエレベータの監視をするのを兼ねることも
できる。
【0026】以上の実施例では、ロープ式エレベータに
ついて記したが、油圧エレベータにも本発明が適用でき
ることは言うまでもない。さらに、電源は交流電源の場
合について記したが、直流電源,燃料電池などの電源に
も適用できる。また、以上の実施例は、エレベータに限
らず、モータを利用する各種機器に適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源設備容量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエレベータ駆動装置を
示す。
【図2】充放電装置と制御回路の回路構成と制御構成の
例を示す。
【図3】図1の実施例の動作例を図3に示す。
【図4】本発明の他の実施例を示す。
【図5】図4の実施例のレンタル形式での課金までのデ
ータ処理のフローの例を示す。
【符号の説明】
1…交流電源、2,9…制御盤、3…モータ、5…乗り
かご、10…監視センター、21…ダイオード整流器、
23…インバータ回路、91…充放電装置、92…電
池、93…制御回路、94…直流電流検出器、95…直
流電圧検出器、96…交流電流検出器、110…ネット
ワーク、120…監視装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三根 俊介 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 保苅 定夫 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 Fターム(参考) 3F002 CA06 EA08 GA03 5H007 AA05 BB01 BB06 CA01 CC01 DA04 DB01 DC02 DC05 FA02 5H576 AA07 BB02 CC04 DD04 DD05 EE04 EE09 EE10 EE14 EE30 GG05 HA02 HB02 JJ24 JJ30 LL24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電力を交流電力に変換して、モータに
    前記交流電力を供給する電力変換回路と、 電源からの電力を前記直流電力として前記電力変換回路
    に供給する直流回路と、 前記電源からの電力をエネルギー蓄積装置に蓄積し、蓄
    積された電力を放出して前記直流電力として前記電力変
    換回路に供給する電源装置と、を備えるモータ駆動装置
    であって、 前記エネルギー蓄積装置における電力の蓄積および放出
    は、前記モータの所要電力に応じて、前記電源から前記
    モータ駆動装置に入力する電力または電流が所定の値に
    なるように、あるいは前記電源から前記モータ駆動装置
    に入力する電力または電流のピーク値が所定の値を越え
    ないように制御されるモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記所定の値は、前記
    電源装置が接続されない場合における、前記電源から前
    記モータ駆動装置に入力する電力または電流よりも小さ
    な値、あるいは前記電源から前記モータ駆動装置に入力
    する電力または電流のピーク値よりも小さな値であるモ
    ータ駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記エ
    ネルギー蓄積装置には、前記直流回路を介して電力が蓄
    積されるモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項において、前
    記所定の値は、前記モータの用途や運転状況に応じて設
    定されるモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項において、前
    記所定の値を時間帯によって変更するモータ駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれか1項において、前
    記所定の値は、前記モータが電力の供給を受ける受電点
    全体の電力に応じて設定されるモータ駆動装置。
  7. 【請求項7】直流電力を交流電力に変換して、モータに
    前記交流電力を供給する電力変換回路と、電源からの電
    力を前記直流電力として前記電力変換回路に供給する直
    流回路と、を備えるモータ駆動装置用電源装置であっ
    て、 前記電源からの電力をエネルギー蓄積装置に蓄積し、蓄
    積された電力を放出して前記直流電力として前記電力変
    換回路に供給し、 前記エネルギー蓄積装置における電力の蓄積および放出
    は、前記モータの所要電力に応じて、前記電源から前記
    モータ駆動装置に入力する電力または電流が所定の値に
    なるように、あるいは前記電源から前記モータ駆動装置
    に入力する電力または電流のピーク値が所定の値を越え
    ないように制御されるモータ駆動装置用電源装置。
  8. 【請求項8】直流電力を交流電力に変換して、モータに
    前記交流電力を供給する電力変換回路と、電源からの電
    力を前記直流電力として前記電力変換回路に供給する直
    流回路と、を備える、既設のモータ駆動装置に、 前記電源からの電力をエネルギー蓄積装置に蓄積し、蓄
    積された電力を放出して前記直流電力として前記電力変
    換回路に供給し、前記エネルギー蓄積装置における電力
    の蓄積および放出は、前記モータの所要電力に応じて、
    前記電源から前記モータ駆動装置に入力する電力または
    電流が所定の値になるように、あるいは前記電源から前
    記モータ駆動装置に入力する電力または電流のピーク値
    が所定の値を越えないように制御される電源装置を接続
    する第1のステップと、 前記電源装置の動作状態をネットワークを介して監視す
    る第2のステップと、を有するモータ駆動装置の電源設
    備容量低減方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記所定の値は、前記
    電源装置が接続されない場合における、前記電源から前
    記モータ駆動装置に入力する電力または電流よりも小さ
    な値、あるいは前記電源から前記モータ駆動装置に入力
    する電力または電流のピーク値よりも小さな値であるモ
    ータ駆動装置の電源設備容量低減方法。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9において、前記
    第2のステップでは、前記電源装置の前記動作状態に基
    づいて前記エネルギー蓄積装置の状態を監視するモータ
    駆動装置の電源設備容量低減方法。
  11. 【請求項11】請求項8または請求項9において、前記
    第2のステップでは、前記電源装置の前記動作状態に基
    づいて、前記電源装置接続後の電力料金の低減を求め、
    前記電力料金の前記低減に応じて、前記モータ駆動装置
    の所有者または使用者に対して課金するモータ駆動装置
    の電源設備容量低減方法。
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