JP2003333706A - 車両用バッテリ充電装置およびバッテリ充電システム - Google Patents

車両用バッテリ充電装置およびバッテリ充電システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用バッテリの充電装置において、電源設
備に繋がる負荷の状態を使用者が確認しなくてもブレー
カを飛ばすことなく充電できるようにすることを目的と
する。 【解決手段】 通信手段は、他の充電装置との間で情報
を送受信し、情報入手手段は、他の充電装置の充電状態
の情報を取得し、使用電流設定手段は、外部電源から当
該充電装置および他の充電装置が供給を受ける電流の合
計であるトータル電流の上限を表す、トータル電流制限
値と、他の充電装置の充電状態の情報とに基づき、当該
充電装置が外部電源から供給を受け得る電流である使用
電流値を、トータル電流がトータル電流制限値を越える
ことの無いように設定し、充電制御手段は、外部電源か
ら供給を受けている電流の検出結果が、使用電流設定手
段にて設定された使用電流値を越えることの無いよう
に、バッテリに供給する充電電流を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを動力源
とする電動式の車両において、その動力源となるバッテ
リを充電するのに使用される車両用バッテリ充電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バッテリ式フォークリフト等
の産業車両や電気自動車のように、バッテリから電源供
給を受けて動作する電動式の車両が知られている。そし
て、この種の車両には、通常、バッテリを充電するため
の充電装置が搭載されている。
【0003】この充電装置には、一定電流でバッテリを
充電する定電流方式のものや、充電開始時には充電電流
が高く、充電途中から充電電流が低くなるように、充電
電流を2段階に切り換えてバッテリを充電する二段定電
流方式のもの、あるいは、充電開始時にはバッテリへの
充電電流を一定電流に制御し、その後、バッテリ電圧が
設定電圧に達すると、バッテリへの充電電圧を設定電圧
に制御することによりバッテリを充電する定電流定電圧
方式のもの等、様々な充電方式のものが知られている
が、いずれの充電方式の充電装置でも、外部から商用電
源を取り込むための電源コードが設けられており、この
電源コードを、商用電源が供給された電源コンセントに
接続することによって、バッテリへの充電を行うように
されている。
【0004】また、いずれの充電方式においても、バッ
テリへの充電を一定電流で充電する場合、その電流量
は、できるだけ安全に、最短の時間で充電するような電
流量で充電するよう設定されており、その途中の電流量
で充電するような状態は考えられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした車
両用バッテリの充電装置では、バッテリへの充電電流が
数十A〜百数十Aとなり、充電時の消費電力が大きいこ
とから、充電装置を接続可能な電源コンセントが設置さ
れた施設(所謂電気スタンドや産業車両が使用される工
場等)において、その施設の電源設備に他の充電装置が
接続されていたり、あるいは、その施設にあらかじめ設
置されている充電装置以外の電気負荷が動作している
と、電源コンセントに充電装置を接続した際に、その電
源設備の負荷容量が許容範囲を超えてしまい、ブレーカ
が飛んでしまう、といったことがあった。この時、充電
装置が使用しようとした電流量には及ばないまでも、電
源設備の負荷容量には余力があることが多い。その余力
の分だけでも充電できれば充電動作として効果があるに
も拘わらず、充電装置として使用電流量が一つに設定さ
れているため新たな充電装置を追加接続しようとすると
許容量を越えてしまい新たな充電装置は接続できず、電
源設備は能力を余したまま使用される状態であった。
このため、従来の充電装置では、電源設備の能力をフル
に活用できないという問題があった。
【0006】また、新たな充電装置を充電しようとする
とブレーカが飛んでしまう場合は、既に充電中の他の充
電装置での充電が完了した時点、若しくは他の充電装置
または充電装置以外の電気負荷での使用電流が明らかに
減った状態となった時点に、新たな充電装置を電源設備
に接続し、充電を開始するようにしていた。よって、夜
間に、充電中の充電装置の充電が完了する場合など、充
電装置を電源に接続する人がいない時は、朝まで充電を
開始することができなかった。
【0007】このため、従来の充電装置では、就業時間
中にバッテリを充電することとなり、使用できない車両
も多く、車両の利用効率が落ちるという問題があった。
尚、こうした問題を防止するには、充電装置が接続され
る電源設備の電源容量を大きくすればよいが、電源容量
を大きくするには電源設備の増設工事が必要になり、多
額の出費を招くことになってしまう。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、車両用バッテリの充電装置において、この充
電装置に電源供給を行う電源設備の電源容量が小さい場
合であっても、電源設備の増設工事を行うことなく、既
存の電源設備をそのまま利用でき、電源設備に繋がる負
荷の状態を使用者が確認しなくてもブレーカを飛ばすこ
となく充電できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の車両用バッテリ充電装置に
おいて、通信手段は、外部電源に接続される他の充電装
置、若しくは他の装置との間で情報を送受信し、情報入
手手段は、通信手段を利用し、他の充電装置へ充電状態
の情報を問い合わせ、この充電状態の情報を取得する。
そして、使用電流設定手段は、外部電源から当該充電装
置および他の充電装置が供給を受ける電流の合計である
トータル電流の上限を表す、あらかじめ設定されたトー
タル電流制限値と、情報入手手段で得た他の充電装置の
充電状態の情報とに基づき、当該充電装置が前記外部電
源から供給を受け得る電流である使用電流値を、トータ
ル電流がトータル電流制限値を越えることの無いように
設定し、充電制御手段は、外部電源から供給を受けてい
る電流の検出結果が、使用電流設定手段にて設定された
使用電流値を越えることの無いように、外部電源から電
源供給を受けてバッテリに供給する充電電流を制御す
る。
【0010】即ち、従来の車両用バッテリ充電装置にお
いては、バッテリへの充電電流を制御する際の外部電源
から供給を受ける電流量は、充電対象となるバッテリの
容量や充電方式に応じてあらかじめ設定されており、充
電装置での使用電流を変化させることができなかった。
これに対し、本発明では、他の充電装置との通信手段を
もたせ、同じ外部電源で充電中の充電装置の充電状態の
情報を受けることができるようにし、他の充電装置の使
用電流値に基づき、トータル電流が、あらかじめ設定さ
れたトータル電流制限値を越えることの無いよう、使用
電流値を設定し、この使用電流値を基に、充電電流制御
手段がバッテリへの充電電流を制御する。
【0011】これにより、当該充電装置で消費される電
力を増・減させて、外部電源に接続された充電装置全体
で、外部電源の負荷容量を越えないようにしている。こ
の結果、本発明の車両用バッテリ充電装置によれば、当
該充電装置が充電を行うために使用する外部電源のブレ
ーカを飛ばすことなく、バッテリへの充電を良好に行う
ことができる。
【0012】尚、通信手段により送受信する充電状態の
情報としては、通信相手である充電装置が用いているト
ータル電流制限値、外部電源から供給を受け使用する使
用電流値や、バッテリへの供給電流及び電圧など状況に
応じ種々の情報があり、充電に関する状態量を示す直接
的な情報の他、通信相手の充電装置で設定した、充電完
了時間を予測した充電完了予定時間、充電時間の目標値
を設定した充電完了制限時間、充電状態の変更可否を表
す充電条件可変可否フラグなど間接的な情報であっても
良い。
【0013】ところで、充電装置の充電は、できるだけ
早く充電が完了することが望ましく、そのためには外部
電源から供給される電流量をできるだけ多くして充電す
ればよい。但し、安全に充電するための電流量の上限
は、バッテリの特性から決まっており、これを越えない
範囲で充電する必要がある。
【0014】これに対し、請求項2記載の車両用バッテ
リ充電装置においては、使用電流設定手段が、トータル
電流制限値から、他の充電装置が使用する電流の合計を
差し引いた電流値が、当該充電装置のバッテリから決ま
る使用電流の最大値より大きいときは、使用電流の最大
値を使用電流値として設定し、これ以外のときは、トー
タル電流がトータル電流制限値を越えることの無い範囲
でできるだけ大きく当該充電装置の使用電流値を設定す
る。
【0015】この結果、本発明の車両用バッテリ充電装
置によれば、外部電源から供給を受けることができる電
流量の範囲内で、充電装置として充電可能な電流の最大
で充電でき、早期に充電完了となるようにできる。ま
た、前述の発明(請求項1または請求項2に記載)のよ
うに、充電装置を外部電源に接続し、トータル電流制限
値に対するトータル電流の差分から使用電流を設定する
場合、後に接続した充電装置は割り当てることができる
使用電流値が小さく充電時間が長くなってしまう場合が
多い。これに対し充電時間を短縮するには、同じ外部電
源に接続し充電中の他の充電装置に使用電流を下げても
らい、その分当該充電装置で充電する電流を増やすよう
にすればよい。
【0016】これに対し、請求項3記載の車両用バッテ
リ充電装置においては、使用電流設定手段は、トータル
電流制限値から、他の充電装置が使用する電流の合計を
差し引いた電流値が、当該充電装置のバッテリから決ま
る使用電流の最大値よりも小さいとき、情報入手手段に
よって得た情報から、充電状態を変更可能な状態の他の
充電装置があるかを否かを判断して、充電状態を変更可
能な他の充電装置があれば、この他の充電装置の使用電
流を所定量減らすように通信手段を介して他の充電装置
へ連絡し、この連絡により連絡相手の充電装置の使用電
流が低減することによるトータル電流の変化をふまえ
て、トータル電流がトータル電流制限値を越えることの
無い範囲でできるだけ大きく当該充電装置の使用電流値
を設定するよう構成されている。
【0017】この結果、本発明(請求項3)の車両用バ
ッテリ充電装置によれば、充電装置を外部電源に接続し
た時点で、電源容量の空きが非常に小さい場合でも、他
の充電装置で使用電流を減らして問題無い充電装置を探
し、その充電装置の使用電流を減らして、当該充電装置
の充電のための使用電流を大きくすることができ、充電
時間を短くできる。このように、同じ外部電源に接続さ
れる充電装置において、余裕のある充電装置から余裕の
無い充電装置へ使用電流を配分して、適切な値となるよ
うに使用電流値を設定するため、外部電源につながれる
充電装置全体の充電効率を上げることができる。
【0018】尚、充電状態を変更可能な他の充電装置が
あるか否かの判断には種々の方法がある。例えば、充電
が完了するまでの時間が規定されていない充電装置は、
充電時間が延びても問題無いため変更可能と判断する
(若しくは、逆に充電時間の延長が許容されないとし
て、変更不可と判断する。)方法や、充電完了時間が規
定されていても、充電状態から予想される充電完了の時
間が規定に対し十分余裕がある場合なども、充電状態の
変更が可能と判断できる。その他、他の充電装置自身
が、充電状態を変更しても良いか判断して、充電状態の
変更可否の情報を持っている場合、その情報を確認する
ことにより判定するようにしても良い。
【0019】また、充電状態を変更可能な充電装置の使
用電流の低減量を設定する法則は種々考えられ、トータ
ル電流制限値を接続中の充電装置の台数で当分した電流
値に設定する法則や、バッテリの容量に比例して電流値
を配分し設定する法則や、外部電源に接続した順番に応
じて使用する電流を配分する法則等にしてもよい。
【0020】一方、既に充電中の充電装置が外部電源の
電源容量のほとんどを使用していて、当該充電装置の充
電に必要な電流を確保できない状況のときもある。それ
にも拘わらず、充電を実施しようとするのは無駄である
ので、この場合充電装置は充電動作を行わないようにし
たい。
【0021】これに対し、請求項4に記載の車両用バッ
テリ充電装置によれば、使用電流設定手段が、使用電流
値として充電のために有効な値以上の使用電流値を設定
できないとき、充電を行わないように充電制御手段を設
定するため、充電に十分な使用電流を確保できない時
に、充電手段が動作を行わないようにできる。
【0022】また、充電のための電流が確保できず、充
電を開始できない状況でも、とりあえず充電動作の設定
を行っておいて、外部電源の電源容量に余裕が出て、充
電ができるようになると、自動的に充電が開始されるの
が望ましい。これに対し、請求項5記載の車両用バッテ
リ充電装置においては、情報入手手段により、定期的に
他の充電装置の充電状態の情報を入手し、トータル電流
の状態を監視する監視手段を備え、使用電流設定手段
は、この監視手段によって、トータル電流の低減が確認
されたとき、トータル電流がトータル電流制限値を越え
ることのない範囲でできるだけ大きく当該充電装置の使
用電流値を再設定する、この結果、本発明(請求項5)
の車両用バッテリ充電装置によれば、充電のための電流
が確保できず、充電を開始しない場合に、監視手段が動
作するようにしておくと、時間とともに他の充電装置の
使用電流が減っていくと、当該充電装置の使用電流値が
充電に有効なレベル以上に設定されるため、自動的に充
電が開始されるようになる。また、充電装置が充電中で
あっても、使用電流値が設定できる最大値では無い場合
などに監視手段を動作させると、時間とともに他の充電
装置の使用電流が減っていき、外部電源の電流量に余裕
が出たぶん、当該充電装置の使用電流値を逐次増やし、
充電時間を短縮することができる。このように、監視手
段を実行中の充電装置は、常にトータル電流制限値いっ
ぱいの電流を使用しようとするため、外部電源の電流供
給の能力を有効に利用できる。
【0023】ところで、本発明を適切に実現するために
は、当該充電装置だけが使用電流を制限するのでは無
く、他の充電装置でも使用電流を制御するのが望まし
い。このためには、他の充電装置で、本発明と同様の機
能を実現するために、当該充電装置の充電状態を他の充
電装置に教える必要がある。
【0024】これに対し、請求項6記載の車両用バッテ
リ充電装置においては、通信手段を利用し、他の充電装
置が当該充電装置の充電状態について問い合わせてきた
とき、この充電状態の情報を問い合わせてきた充電装置
に送る情報連絡手段を備える。
【0025】この結果、本発明(請求項6)の車両用バ
ッテリ充電装置によれば、他の充電装置においても本発
明と同様の機能を実施することができる。そして、他の
充電装置と合わせて外部電源の使用電流を制限すること
により、より適切な外部電源の電流使用ができる。
【0026】また、適切な外部電源の使用のためには、
他の充電装置が実現した請求項3に関わる機能に対し、
当該充電装置も対応できることが望ましい。これに対
し、請求項7記載の車両用バッテリ充電装置において
は、使用電流設定手段が、他の充電装置から当該充電装
置の使用電流を所定量減らすよう連絡を受けたとき、使
用電流値をこの連絡の内容に応じて変更する。
【0027】この結果、本発明(請求項7)の車両用バ
ッテリ充電装置によれば、請求項3に関わる機能をもっ
た他の充電装置の動作を有効にでき、さらに、適切な外
部電源の電流使用ができる。また、充電動作を開始する
際や、充電動作中、当該充電装置の使用者が、充電装置
の操作及び管理のために、当該充電装置の状態を確認で
きることが望ましい。
【0028】これに対し、請求項8記載の車両用バッテ
リ充電装置は、当該充電装置の充電状態を、当該充電装
置の使用者が視認できる表示板に表示する表示手段を備
える。この結果、本発明(請求項8)の車両用バッテリ
充電装置によれば、充電装置の状態を確認して操作、管
理できるようになるため、作業性が向上する。
【0029】一方、前述の発明(請求項8)で表示する
情報は、充電装置の充電状態の直接的な情報だけでもよ
いが、より好ましくは、充電状態から予測される充電が
完了する時間が分かると、当該充電装置の次の使用予定
を立てることができるため、なお良い。
【0030】これに対し、請求項9記載の車両用バッテ
リ充電装置は、予測手段が、当該充電装置のバッテリの
状態と、使用電流値とに基づき、バッテリへの充電が完
了するのに必要な時間を予測し、その予測結果を表示手
段に表示する。この結果、本発明(請求項9)の車両用
バッテリ充電装置では、充電を開始してからの充電完了
予定時間を知ることができ、本充電装置で充電中のバッ
テリを搭載した車両を利用した次の作業計画を立てるこ
とが可能となり、作業性が向上する。
【0031】尚、この場合、表示手段に表示する予測結
果としては、バッテリへの充電を開始してから充電が完
了するまでの時間であってもよく、バッテリへの充電を
現在時刻若しくは別途設定された開始時刻から開始した
際に開始が完了する時刻(日時)であってもよい。
【0032】また、前述の発明(請求項9)での予測手
段において、充電装置が、充電開始待ちとなる場合や、
監視手段を実行して他の充電装置での使用電流低下に対
し、当該充電装置の使用電流を増加させている場合は、
他の充電装置の状態により充電が完了する時間が変わる
ため、当該充電装置の状態だけでの充電完了時間の予測
は不正確になる。このため、他の充電装置の充電状態の
情報から、充電開始できる時間や、使用電流の増加傾向
などからの充電完了時間の変化を予測し、これらの要素
を含めて充電が完了する時間を予測するのが望ましい。
【0033】これに対し、請求項10記載の車両用バッ
テリ充電装置は、監視手段が動作中のとき、他の充電装
置の充電状態の情報を、充電が完了するのに必要な時間
の予測をするときの条件に含めて予測手段が予測する。
この結果、本発明(請求項10)の車両用バッテリ充電
装置によれば、使用者が知る充電完了予定時間がより正
確なものとなり、本充電装置で充電中のバッテリを搭載
した車両を利用した次の作業計画が、より正確なものと
なり、作業性が向上できる。
【0034】一方、充電装置は、充電するために接続す
る外部電源を、一つ箇所の外部電源に限定するのではな
く、いくつかの場所の外部電源で充電を行う場合があ
る。このとき外部電源の電源容量は設備によって変わる
ため、接続する外部電源により、トータル電流制限値を
変更する必要がある。
【0035】これに対し、請求項11記載の車両用バッ
テリ充電装置は、トータル電流制限値を、外部からの入
力指令に従い設定するトータル電流設定手段を備える。
この結果、本発明(請求項11)の車両用バッテリ充電
装置によれば、種々の電源容量の外部電源に接続する場
合でも、その外部電源にあったトータル電流制限値を外
部入力により設定することにより、ブレーカを落とすこ
となく充電することができる。
【0036】また、通信手段を持たない装置が外部電源
に接続されている場合などでは、通信手段を持たない装
置が使用する電流量をあらかじめ差し引いた値を、トー
タル電流制限値として設定することにより外部電源のブ
レーカを落とすことなく充電することができる。
【0037】ところで、本発明の車両用バッテリ充電装
置において、設定したトータル電流制限値に対し、これ
を越えないように使用電流を制限しようとしても、他の
充電装置が別のトータル電流制限値を基に使用電流を設
定し、使用電流を制限していてはブレーカを飛ばさない
ようにはできない場合がある。このため、他の充電装置
でも当該充電装置と同じトータル電流制限値で使用電流
を制限することが望ましい。また、他の装置でトータル
電流制限値が設定されると、当該充電装置もそれに合わ
せてトータル電流制限値を変更する方が良い。これに対
し、使用者が、充電装置毎にトータル電流制限値を設定
するようにしても良いが、より望ましくは一度の設定で
他の充電装置もトータル電流制限値が設定されるように
構成した請求項12に記載のようにすると良い。
【0038】即ち、請求項12記載の車両用バッテリ充
電装置においては、トータル電流設定手段にて設定した
値を、通信手段により、他の充電装置に連絡するトータ
ル電流連絡手段を備え、トータル電流設定手段が、他の
装置から、通信手段により他の装置で設定したトータル
電流制限値の連絡を受けたときは、当該充電装置のトー
タル電流制限値をこの連絡の内容に応じて設定する。
【0039】この車両用バッテリ充電装置によれば、各
々の充電装置に対して同じ値のトータル電流制限値を一
度に設定することができる。これにより、各充電装置が
もつトータル電流制限値が同じとなるため、より確実に
外部電源のブレーカを飛ばさず、外部電源の電源容量を
有効に活用して充電することができる。
【0040】一方、上記充電装置(請求項1から請求項
12記載のいずれか)では、各充電装置に対する充電開
始や充電条件の設定などの操作を各充電装置で行ってい
るが、各充電装置を操作するには、いちいち各充電装置
の所まで行き操作する必要があり、外部電源に接続され
る充電装置の台数が多くなった場合、作業性が良くな
い。 これに対して作業性を向上させた請求項13記載
の車両用バッテリ充電システムを構成する。
【0041】即ち、請求項13記載の車両用バッテリ充
電システムは、充電の時に共通の外部電源に接続される
複数の車両用バッテリ充電装置と、この充電装置の各々
の充電条件を設定するための操作装置と、からなる車両
用バッテリ充電システムである。そして、充電装置各々
は、請求項1から請求項10記載の充電装置からなり、
操作装置は、充電装置との間で情報を送受信する通信手
段と、充電装置の動作を指示するための動作指令を通信
手段により充電装置に連絡する動作指令手段を備え、さ
らに、充電装置は、操作装置からの動作指令に応じた動
作する。
【0042】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、通信手段を介して繋がる充電装置全てに対し、一カ
所の操作装置で各充電装置の充電開始及び停止の操作が
可能となる。このため、使用者が各充電装置の場所へ行
って、操作していたものが一カ所で済むようになるた
め、作業の効率を上げることができる。
【0043】尚、操作装置が出す動作指令としては、種
々の指令を設定してよく、充電を開始させる指令や、充
電を停止させる指令、充電パターンを変更させる指令な
どを設定しても良い。また、各充電装置共通の充電条件
となる、トータル電流制限値に関しては、各充電装置が
接続する操作装置で設定するようにした方が、管理しや
すい。これに対し請求項14の充電システムとすると良
い。
【0044】即ち、請求項14の車両用バッテリ充電シ
ステムにおける、操作装置は、外部電源から充電装置各
々が供給を受け得る電流の合計であるトータル電流の上
限を表すトータル電流制限値について、外部からの入力
指令に従い設定する電流情報設定手段と、通信手段を利
用し、電流情報設定手段にて設定した値を、充電装置各
々に連絡するトータル電流連絡手段とを備え、充電装置
は、操作装置からトータル電流連絡手段によりトータル
電流制限値の連絡を受けたとき、当該充電装置のトータ
ル電流制限値を連絡の内容に応じて設定する。
【0045】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、充電装置の操作を共通の場所でできるようになるた
め、作業性が向上する。また、操作装置を、種々の電源
容量の外部電源に接続して使用することが可能となる。
この他、通信手段を持たない装置が外部電源に接続され
ている場合などでは、通信手段を持たない装置が使用す
る電流量をあらかじめ差し引いた値を、トータル電流制
限値として設定することにより外部電源のブレーカを落
とすことなく充電することができる。
【0046】ところで、本発明(請求項1から請求項1
4記載のいずれか)の充電装置が、使用電流設定手段を
実行するためには、充電装置毎に、当該充電装置以外の
充電装置の充電状態の情報を入手する必要があり、外部
電源に繋がれる充電装置の台数が多くなった場合、各充
電装置が他の充電装置の状態の情報を入手しようとする
ため、通信線上のデータの量は膨大なものとなる(デー
タ量は台数の2乗倍で増える)。
【0047】このため通信手段として、LANなどで用
いられているパケット通信を用いた場合、データ量が増
えるほど、データ転送の信頼性が低いものとなってしま
う。また、通信手段としてパラレル通信を用いようとす
ると、データの分だけ通信線が必要となり、データ量が
多くなると、膨大な量の通信線となってしまう。
【0048】これに対し、情報を一カ所に集約し処理す
ることにより、通信による情報伝送量を減らすよう構成
したのが請求項15の車両用バッテリ充電システムであ
る。即ち、請求項15記載の車両用バッテリ充電システ
ムは、車両の動力源となるバッテリを充電するのに使用
され、充電の時に共通の外部電源に接続される複数の車
両用バッテリ充電装置と、この充電装置各々の充電条件
を設定するための操作装置とからなる。
【0049】そして、操作装置は、通信手段により充電
装置との間で情報を送受信し、情報入手手段により、通
信手段を利用して、充電装置各々へ充電状態の情報を問
い合わせ、充電状態の情報を取得し、トータル電流設定
手段は、外部電源から充電装置各々が供給を受ける得る
電流の合計であるトータル電流の上限を表すトータル電
流制限値について、操作装置が持つ情報を、外部からの
入力指令に従い設定し、充電装置各々に対して、トータ
ル電流制限値と、通信手段を利用して充電装置各々から
得た充電状態の情報とに基づき、充電装置各々が外部電
源から供給を受け得る電流である使用電流値を、トータ
ル電流がトータル電流制限値を越えることの無いように
選定し、通信手段を利用して、選定した使用電流値を充
電装置各々に連絡する。また動作指令手段により充電装
置の動作を指示するための動作指令を充電装置に連絡す
る。
【0050】そして、充電装置は、外部電源から電源供
給を受けてバッテリに充電電流を供給する充電手段と、
通信手段により、操作装置との間で情報を送受信し、情
報連絡手段により、通信手段を利用し、操作装置が当該
充電装置の充電状態について問い合わせてきたとき、該
充電状態の情報を操作装置に送り、操作装置から、使用
電流連絡手段による連絡を受けたとき、使用電流設定手
段により、当該充電装置のもつ使用電流値を連絡の内容
で設定し、検出手段にて検出の外部電源から供給を受け
る電流が、使用電流設定手段で設定された使用電流値を
越えないように充電手段を制御する。また、充電装置は
操作装置からの動作指令に応じた動作をする。
【0051】この結果、本発明(請求項15)の車両用
バッテリ充電システムによれば、前記の充電システム
(請求項13または請求項14)では充電装置各々でも
っていた使用電流設定手段を、操作装置にもたせること
により、使用電流設定手段を実行するために必要な充電
装置各々の充電状態の情報は、操作装置にだけ送れば良
いため、各充電装置の通信先は操作装置だけで良くな
り、通信線で送受するデータ量は格段に減り、通信回数
も減る。このため通信の信頼性が向上する。また、充電
装置の動作内容が減り、充電装置の構成を簡易なものと
できる。
【0052】一方、前記の充電システム(請求項15)
は、請求項2記載の車両用バッテリ充電装置と同様の目
的のために、請求項16のようにすると良い。即ち、請
求項16記載の車両用バッテリ充電システムにおいて
は、操作装置の使用電流選定手段が、新たな充電装置が
バッテリの充電のために外部電源に接続されたとき、ト
ータル電流制限値から、トータル電流を差し引いた電流
値が、新たな充電装置の前記バッテリから決まる使用電
流の最大値より大きいときは、使用電流の最大値を新た
な充電装置の前記使用電流値として選定する。
【0053】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、外部電源から供給を受けることができる電流量の範
囲内で、充電装置として充電可能な電流の最大で充電で
き、早期に充電完了となるようにできる。また、本発明
(請求項15または請求項16)の車両用バッテリ充電
システムは、請求項3記載の車両用バッテリ充電装置と
同様の目的のために請求項17のようにすると良い。
【0054】即ち、請求項17記載の車両用バッテリ充
電システムにおいて、操作装置の使用電流選定手段が、
新たな充電装置がバッテリの充電のために外部電源に接
続されたとき、トータル電流制限値から、トータル電流
を差し引いた電流値が、新たな充電装置のバッテリから
決まる使用電流の最大値よりも小さいとき、情報入手手
段にて得た充電装置各々の充電状態の情報から充電状態
を変更可能な他の充電装置があるか否かを判断して、充
電状態を変更可能な充電装置があれば、該当充電装置の
使用電流を所定量減らすよう使用電流値の選定結果を変
更し、この変更により、使用電流を変更した充電装置の
使用電流が低減することによりトータル電流が低下する
ことをふまえて、トータル電流が前記トータル電流制限
値を越えることの無い範囲でできるだけ大きく前記新た
な充電装置の使用電流値を選定する。
【0055】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、新たな充電装置を外部電源に接続した時点で、電源
容量の空きが非常に小さい場合でも、他の充電装置の使
用電流を減らしても問題無い充電装置があればその充電
装置の使用電流を減らし、新たな充電装置の充電のため
の使用電流を大きくでき充電時間を短くできる。このよ
うに、同じ外部電源に接続される充電装置において、余
裕のある充電装置から余裕の無い充電装置へ使用電流を
配分して、適切な値となるように使用電流値を設定する
ため、外部電源につながれる充電装置全体の充電効率を
上げることができる。
【0056】また、本発明(請求項15から請求項17
記載のいずれか)の車両用バッテリ充電システムは、請
求項4記載の車両用バッテリ充電装置と同様の目的のた
めに、請求項18のようにすると良い。即ち、請求項1
6に記載の車両用バッテリ充電システムは、新たな充電
装置が外部電源に接続されたとき、使用電流選定手段
は、使用電流値に充電のために有効な値以上を設定でき
ない場合、新たな充電装置の充電手段を行わないように
充電制御手段を設定する。
【0057】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、使用電流値が小さく、ほとんど充電できないのに、
充電手段が動作するという無駄な動作を行わないように
できる。また、本発明(請求項15から請求項18記載
のいずれか)の充電システムは、請求項5記載の車両用
バッテリ充電装置と同様の目的のために、請求項19の
ようにすれば良い。
【0058】即ち、請求項19記載の車両用バッテリ充
電システムは、定期的に充電装置各々の充電状態の情報
を入手し、トータル電流の状態を監視する監視手段を備
え、使用電流選定手段は、監視手段によって、トータル
電流の低減が確認されたとき、監視手段の実施条件とな
っている充電装置の使用電流値を、トータル電流がトー
タル電流制限値を越えることの無い範囲でできるだけ大
きく使用電流値の選定結果を変更する。
【0059】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、充電のための電流が確保できず、充電開始待ちの充
電装置を対象として監視手段を実行させ、時間とともに
他の充電装置の使用電流が減っていくと、充電開始待ち
の充電装置の使用電流値が充電に有効なレベル以上に設
定されるため、充電開始待ちの充電装置が自動的に充電
が開始されるようになる。また、充電中の充電装置に対
してでも、使用電流値が設定できる最大値では無い場合
などを対象として監視手段を働かせると、時間とともに
他の充電装置の使用電流が減っていき、外部電源の電流
量に余裕が出た分、当該充電装置の使用電流値を逐次増
やし、充電時間を短縮することができる。
【0060】これにより監視手段を実行中の充電装置
は、常にトータル電流制限値いっぱいの電流を使用しよ
うとするため、外部電源の電流供給の能力を有効に利用
できる。また、本発明(請求項15から請求項20記載
のいずれか)の車両用バッテリ充電システムは請求項8
記載の車両用バッテリ充電装置と同様の目的のために、
請求項20のようにすれば良い。
【0061】即ち、請求項20の車両用バッテリ充電シ
ステムは、操作装置において、通信手段を利用して入手
した、充電装置各々の充電状態を、当該充電システムの
使用者が視認できる表示板に表示する表示手段を備え
る。この車両用バッテリ充電システムによれば、充電装
置の状態を確認して操作、管理できるようになり、か
つ、操作装置一カ所で各々の充電装置の状態を確認でき
るため、作業性をより向上することができる。
【0062】また、本発明(請求項13から請求項20
記載のいずれか)の車両用バッテリ充電システムは、請
求項9記載の車両用バッテリ充電装置と同様の目的のた
めに、請求項21のようにすれば良い。即ち、請求項2
1記載の車両用バッテリ充電システムは、操作装置にお
いて、充電装置各々の、バッテリの状態と、使用電流値
とに基づき、バッテリへの充電が完了するのに必要な時
間を充電装置各々について予測する予測手段を備え、表
示手段は、予測結果を表示する。
【0063】この車両用バッテリ充電システムによれ
ば、充電完了予定時間を知ることができ、本充電装置で
充電中のバッテリを搭載した車両を利用した次の作業計
画を立てることが可能となり、作業性が向上する。ま
た、本発明(請求項14から請求項21記載のいずれ
か)の車両用バッテリ充電システムは、請求項11記載
の車両用バッテリ充電装置と同様の目的のために、請求
項22のようにすればよい。
【0064】即ち、請求項22記載の車両用バッテリ充
電システムは、操作装置において、トータル電流制限値
を、外部からの入力指令に従い設定するトータル電流設
定手段を備える。この車両用バッテリ充電システムによ
れば、操作装置を種々の電源容量の外部電源に接続して
使用することができる。また、通信手段を持たない装置
が外部電源に接続されている場合などでは、通信手段を
持たない装置が使用する電流量をあらかじめ差し引いた
値を、トータル電流制限値として設定することにより外
部電源のブレーカを落とすことなく充電することができ
る。
【0065】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て説明する。 [第1実施例]図1は、本発明が適用された第1実施例の
車両用バッテリ充電装置(以下、単に充電装置という)
2の全体構成を表すブロック図である。
【0066】本実施例の充電装置2は、バッテリ式フォ
ークリフトに搭載されて、フォークリフトの駆動源とな
る車載装置(モータ等)4に電源供給を行うバッテリ6
を充電するためのものであり、図示しない電源コード
を、バッテリ式フォークリフトが使用される工場内の設
備電源30の、過電流が流れたとき電源供給を遮断する
ブレーカ31を経由した電源コンセントに接続すること
により使用される。また、通信のハブ装置32に接続し
た通信線27により、設備電源30に接続する他の充電
装置(例えば、本発明と同様の機能を持った第2充電装
置50及び第3充電装置60)との間で、充電状態に関
する情報を送受する通信が可能である。
【0067】また、図1に示すように、本実施例の充電
装置2は、電源コードを介して、工場内の設備電源30
から供給される交流電源(商用電源)を充電に適した直
流電圧及び電流に変換してバッテリ6に供給する電力供
給部12と、この電力供給部12に設備電源30から供
給されている電流を検出する電源電流検出部25(以
下、単に電流検出部25と呼ぶ)と、そして電力供給部
12からバッテリ6に供給される電流及び電圧を各々検
出するバッテリ電流検出部14及びバッテリ電圧検出部
16と、周囲温度を検出する温度センサ18と、バッテ
リ電流検出部14及びバッテリ電圧検出部16からの検
出信号に基づき電力供給部12を制御することによりバ
ッテリ6を充電させる充電制御部20と、この充電制御
部20に対して充電開始・停止等の各種指令を入力する
ための操作部22と、充電装置2の各種状態を表示する
ための表示部24と、設備電源30につながる通信用の
シリアルケーブルからなる通信線27を用い、設備電源
30に接続される他の充電装置と通信を行う通信部26
とを備える。
【0068】ここで、電力供給部12は、本発明の充電
手段に相当するものであり、電源コードを介して工場内
の設備電源30から供給される交流電源(商用電源)を
整流素子にて整流して、直流電圧を生成する整流回路1
2aと、この整流回路にて生成された直流電圧を電力制
御用の半導体素子を介してバッテリ6に供給する出力回
路12bとから構成されている。
【0069】一方、充電制御部20は、CPU、RO
M、RAM等からなるマイクロコンピュータにて構成さ
れており、操作部22からバッテリ6への充電開始指令
が入力されると、上記各検出部14、16および25か
らの検出信号に基づき、電力供給部12内の出力回路1
2b(詳しくは電力制御用半導体素子)を制御する。
【0070】そして、通信部26は、LAN(ローカル
エリアネットワーク)として多用されている、パケット
通信によるネットワーク通信を実現するものである。こ
の通信によって、設備電源30に繋がれた第2充電装置
50及び第3充電装置60の充電状態についての情報で
ある、使用電流制限値IDS、トータル電流制限値IDTS、
充電完了予定時間TK、充電完了制限時間TKSを状況に応
じて入手する。また、本充電装置における、これらの情
報に対して第2充電装置50若しくは第3充電装置60
から当該充電装置の充電状態に対する問い合わせがあっ
た場合、問い合わせに対応する情報を送信する。
【0071】尚、インタロック装置8は、バッテリ6へ
の充電時に車載装置4が動作することのないよう、電力
供給部12に交流電源が供給されると(換言すれば、電
源電圧検出部29で電圧が検知されると)、バッテリ6
から車載装置4への給電経路上に設けられたインタロッ
ク装置8の内部にある給電経路の開閉器を開状態に制御
して、バッテリ6から車載装置4への電源供給を遮断
し、充電制御終了後、電力供給部12への交流電源の供
給が遮断されると(換言すれば、電源コードが工場内の
電源コンセントから外され、電源電圧検出部29で電圧
が検知されなくなると)、開閉器を閉状態に復帰させ
て、バッテリ6から車載装置4への電源供給を再開させ
る。
【0072】ここで、本実施例の説明において出てく
る、主要な状態量および設定値の名称の意味について説
明しておく。 (1)トータル電流IDT:設備電源30から各充電装置が供
給を受ける電流の合計。(各充電装置の使用電流制限値
IDSの合計) (2)トータル電流制限値IDTS:トータル電流の上限を制
限するための設定値。 (3)使用電流ID:充電装置における外部電源から供給を
受け使用している電流。 (4)使用電流制限値IDS:使用電流の上限を制限するため
の設定値 (5)使用電流制限最大値IDSmax:使用電流制限値の設定
の上限値。バッテリ電流最大値IBSmaxにより決まる。 (6)バッテリ電流IB:バッテリに流している電流。バッ
テリ電流検出部14の出力。 (7)バッテリ電流制御値IBS:バッテリに流す電流を制御
するための設定値。 (8)バッテリ電流最大値IBSmax:安全に充電するために
バッテリに流すことができるバッテリ電流制御値の上限
値。 (9)バッテリ電圧VB:バッテリの電圧。バッテリ電圧検
出部16の出力。 (10)転極電圧VBT:バッテリ6からガスが発生し始める
バッテリ電圧。初期電流制御の完了の判断となる電圧。 (11)充電完了予定時間TK:充電状態より充電が完了時期
を予測した時間。 (12)充電完了制限時間TKS:充電が完了する時間の希望
時間の設定値。
【0073】次に、充電装置2における、充電制御部2
0の充電時の基本動作について、図2のタイムチャート
に基づき説明する。充電制御部20は、図2に示すよう
に、操作部22からバッテリ6の充電開始指令が入力さ
れた直後(充電初期)には、バッテリ電流検出部14に
て検出されるバッテリ電流IBが、使用電流制限値IDSか
ら設定される第1制御電流(以下バッテリ電流制御値IB
Sと呼ぶ。)となるように出力回路12bを制御する電
流制御を行い、この電流制御によって、バッテリ電圧検
出部16にて検出される充電電圧(バッテリ電圧VB)
が、あらかじめ設定された制御電圧(例えば、バッテリ
6からガスが発生し始める転極電圧VBT:所謂ガッシン
グ電圧)に達すると、その後、バッテリ電流IBがあらか
じめ設定された第2制御電流I2に低下する迄の間(充
電中期)、バッテリ電圧検出部16にて検出される充電
電圧がこの制御電圧となるように出力回路12bを制御
する電圧制御を行い、この電圧制御によって充電電流が
第2制御電流I2迄低下すると、あらかじめ設定された
一定時間の間(充電末期)、充電電流が第2制御電流I
2となるように出力回路12bを制御する第2の電流制
御を実行する、といった手順で、バッテリ6の充電制御
を行う。
【0074】つまり、充電制御部20は、本発明の充電
制御手段として機能し、本実施例では、通常、定電流定
電圧定電流駆動方式でバッテリ6の充電制御を行うよう
にされている。尚、充電初期にバッテリ電流IBの制御目
標として用いられるバッテリ電流制御値IBSは、使用者
が入力した、若しくは初期値として充電制御部20に記
憶しているトータル電流制限値IDTSを越えないように、
詳細は後述する図5のフローチャートの手順で自動的に
使用電流制限値IDSが設定され、使用電流制限値IDSを基
にこれも詳細は後述する図6のフローチャートの手順に
より設定されるバッテリ電流制御値IBSであって、設備
電源30に繋がれる充電装置台数や充電状態により変わ
る値である。尚、図2は、設備電源30の電源容量に十
分の余裕があり、バッテリ制御電流最大IBSmaxで充電し
た場合を表したものである。
【0075】そして、使用電流制限値IDSからバッテリ
電流制御値IBSを求めるには、使用電流IDとバッテリ電
流IBの間に成り立つ次の関係を利用する。 使用電流ID=(バッテリ電圧VB×バッテリ電流IB)/
{電源電圧×力率×効率×(3相の場合√3)} 上式の分母は、ほぼ一定のため、 バッテリ電流制御値IBS=α×使用電流制限値IDS/バッ
テリ電圧VB (αは定数)となる。
【0076】また、充電開始時のトータル電流制限値ID
TSの設定は、既に充電中の充電装置がある場合は、その
充電装置で設定されているのトータル電流制限値IDTSを
通信により入手し、その値を当該充電装置のトータル電
流制限値の初期値とし、他の充電装置が無い場合は、充
電制御部20の記憶装置に記憶されている、以前充電動
作実施時に用いた値を初期値とする。
【0077】次に、複数台の充電装置を充電開始してい
った場合の、充電制御部20の充電時の動作について、
図3のタイムチャートにより説明する。今回は、本発明
の機能を持った車両用バッテリ充電装置を3台、順次設
備電源30に接続して充電しようとする場合を考える。
便宜上、充電装置2を充電装置A、第2充電装置50を
充電装置B、第3充電装置60を充電装置Cとして図3
の説明をする。
【0078】尚、充電する際の運用の前提として、就業
時間の終わりに充電動作を始め、翌朝の就業開始時間
(例えばAM8:00)までに充電が完了しているのが望まし
く、この時間までに、できるだけ多くの充電装置に対し
充電完了となるような手順としたものである。
【0079】また、各名称の後の記号の最後にA、B、C
の文字が付くものは、それぞれ充電装置A、充電装置
B、充電装置Cにおける状態量及び設定値を表す。ま
ず、充電装置Aが充電開始の時点(t0)では、充電装
置B、Cは設備電源30につながれておらず十分な使用
電流を確保できるため、充電装置Aは、先に説明したバ
ッテリへの電流を、バッテリ電流制御最大値IBSmaxとし
た図2の基本充電パターンで充電をはじめる。
【0080】次に充電装置Bを設備電源30に接続し、
充電を開始する時点(t1)では、設備電源30におけ
るトータル電流IDTがトータル電流制限値IDTSに対しま
だ余裕があるが、充電装置Bの使用電流制限最大値IDSm
axを確保できない状態である。そこで、充電装置Bは、
充電装置Aの使用電流を減らしても充電装置Aの充電完
了予定時間TKAが充電完了制限時間TKSAを越えないか確
認する。その結果、充電装置Aの充電完了予定時間TKA
が充電完了制限時間TKSAに対し、十分余裕があるため、
充電装置Bが、充電装置Aへ使用電流制限値IDSAを低減
するよう更新依頼を連絡する(この場合、トータル電流
制限値IDTSの半分ずつ電流を使用するように連絡す
る。)。そして、充電装置Aは、充電装置Bからの更新
依頼により、トータル電流制限値IDTSの2分の1の値を
使用電流制限値IDSAとして設定を更新し、充電を続け
る。充電装置Bも使用電流制限値IDSBをトータル電流の
2分の1に設定し、充電を開始する。
【0081】充電装置A,B共、使用電流IDが、使用電
流制限値IDSを越えないように、バッテリ電流制御値IBS
を演算して設定し、バッテリに流れる電流IBがバッテリ
電流制御値IBSとなるよう、出力回路12bを制御に用
いる制御をする。このとき、充電が進むと、バッテリ電
圧VBが上昇し、使用電流IDも上昇してしまうため、使用
電流IDが使用電流制限値IDSを越えないように、バッテ
リ電流制御値IBSは、一定期間毎に見直す。
【0082】次に、充電装置Cを設備電源30に接続し
た時点(t2)では、設備電源30のトータル電流IDT
が、トータル電流制限値IDTSに対しいっぱいで余分な電
流は無く、充電装置A及びBの充電完了予定時間TKも充
電完了制限時間TKSに対し余裕が無いため、充電装置
A、Bに対し、使用電流制限値IDSの低下見直しでき
ず、充電装置Cは、充電に有効な電流を確保できないた
め、充電を開始しない。
【0083】そして、充電装置Cは、充電装置A、Bの
充電状態の情報を定期的に入手しトータル電流IDTの状
態を監視する、充電待ちの状態となる。尚、充電装置
A、Bは充電完了制限時間を満足しているので、トータ
ル電流IDTに対して監視は行わない。
【0084】その後、時間が経過し、充電装置Aのバッ
テリ電圧VBAが転極電圧VBTに達し、中期の電圧制御モー
ドに入った時点(t3)では、充電装置Aの使用電流ID
Aが減少し、トータル電流IDTに余裕が出てくる。この
時、充電装置Cは、トータル電流IDTに余裕が出てきた
ので、低下したトータル電流IDTの分で使用電流制限値I
DSCを設定して充電を始める。
【0085】尚、充電装置Cは初期充電の間、充電完了
予定時間が充電完了制限時間を満足するようになるま
で、充電装置A、Bの充電状態を監視し、トータル電流
IDTに余裕がでたぶん使用電流量IDSCを増加していく。
このように、3台の充電装置の使用電流IDを合わせた値
がトータル電流制限値IDTSになるよう推移してゆくよう
になっている。
【0086】以下、こうした充電装置に対する操作及び
充電制御のために充電制御部20にて実行される制御処
理について、図4から図7に示すフローチャートを用い
て説明する。図4の処理は、充電装置2の電源コードが
工場内の電源コンセントに接続されているときに充電制
御部20にて繰り返し実行されるものであり、この処理
が起動されると、充電装置2は、まずS101(Sはス
テップを表す)にて、表示部24に、使用者が操作部2
2を操作して各種指令を入力するためのメニュー画面を
表示する。
【0087】このメニュー画面は、上述したトータル電
流制限値IDTSの変更指令を含む各種指令を使用者に選択
させるためのものであり、例えば、図8(a)に示す如
く、各種指令内容を順番に列挙したものとなっている。
そして、充電制御部20は、メニュー画面の表示中に、
操作部22に設けられたメニュー選択用の「>」キー又
は「<」キーが押下されると、そのキー操作に応じて、
メニュー画面上で下線等により識別表示する指令内容を
変更し、指令内容確定用の「M」キーが押下されると、
そのとき識別表示している指令内容を使用者が選択した
と判断する。
【0088】つまり、充電制御部20は、S101にて
表示部24にメニュー画面を表示した後は、操作部22
のキー操作がなされる度に、S102にて、操作された
キーが「M」キーであるか否かを判断し、「M」キーで
なければ、再度S101に移行して、使用者のキー操作
(「>」キー又は「<」キーの押下)に応じて、メニュ
ー画面上で識別表示する指令内容を変更し(「>」キー
で上方へ移動、「<」キーで下方へ移動)、「M」キー
であれば、メニュー画面上で何らかの指令内容が選択さ
れたと判断して、S103に移行する。
【0089】次に、S103では、「M」キーの操作に
よって選択された指令内容はトータル電流制限値の変更
指令であるか否かを判断し、指令内容がトータル電流制
限値の変更指令であれば、S104に移行して、現在、
バッテリ6の充電中であるか否かを判断する。そして、
現在、バッテリ6の充電中であれば、S105以降の充
電電流の変更制御は禁止されているものとして、再度S
101に移行し、逆に、バッテリ6の充電中でなけれ
ば、続くS105に移行して、通信部26により設備電
源30に接続される第2充電装置50及び第3充電装置
60に問い合わせ、トータル電流制限値の情報を入手
し、トータル電流制限値の初期値として設定する。もし
他の充電装置が設備電源30に接続されていなければ充
電制御部20の不揮発性のメモリ領域から、前回充電時
に記憶したトータル電流制限値IDTSを初期値として用い
る。
【0090】次にS106により表示部24に、トータ
ル電流制限値変更画面を表示する。このトータル電流制
限値変更画面は、例えば、図8(b)に示すように、現
在設定されているトータル電源電流と、充電完了希望時
間との2つの情報から構成されており、表示画面上のト
ータル電源電流表示領域にS105で設定した電流値を
数値表示すると共に、充電制御部20に内蔵されている
時計から現在日時を読み込み表示し、充電制御部20の
記憶領域に記憶してある、前回充電したときに用いた充
電完了制限時間TKSを、充電完了希望時間の領域に表示
する。
【0091】こうして、表示部24に、トータル電流変
更画面が表示されると、今度は、S107に移行して、
使用者が操作した「>」キー又は「<」キーに応じて、
表示部24のトータル電源電流表示領域に表示されてい
るトータル電流制限値IDTSを所定の電流値(例えば1
A)単位で増・減し(「>」キーで1A増、「<」キー
で1A減)、S108で「M」項が押されると、続くS
109に移行する。
【0092】次に、S109では、充電完了制限時間TK
Sの変更操作を実施する。S107での操作と同様に
「>」キー又は「<」キーに応じて、表示部24の充電
完了希望日時表示領域に表示されている充電完了制限時
間を所定の時間(例えば30分)単位で表示時間を増・
減表示し、S110で「M」が押されるとS111に移
行する。
【0093】そして、S111で、現在表示部24に表
示中のトータル電源電流領域の値を最新のトータル電流
制限値IDTSとして不揮発性のメモリ領域に記憶し、充電
完了希望領域に表示されている時間を、充電完了制限時
間TKSとして、不揮発性のメモリ領域に記憶する。
【0094】次にS112に移行して、更新したトータ
ル電流制限値IDTSを、通信部26を用いて他の充電装置
に連絡する。そして、S101に戻る。次に、S103
にて、「M」キーの操作によって選択された指令内容は
トータル電流制限値の変更指令ではないと判断された場
合には、S121に移行して、「M」キーの操作によっ
て選択された指令内容は充電開始指令であるか否かを判
断する。そして、指令内容が充電開始指令であれば、S
123に移行して、不揮発性のメモリ領域に記憶されて
いる最新の充電条件(トータル電流制限値IDTS及び充電
完了制限時間TKS)を読み出し、続くS123に移行
し、図5に示すフローチャート(詳細は後述する。)の
手順により、通信部26により設備電源30に接続する
他の充電装置の状態の情報を入手して、充電制御に使用
する使用電流制限値IDSを設定し、充電完了予定時間TK
を予測する。
【0095】次に、S124にて、S122で読み出し
た充電条件であるトータル電流制限値IDTSおよび、S1
23で予測の充電完了予定時間TKに対応した、充電条件
画面を例えば図9(a)に示すように、充電中か否か、
現在日時、トータル電流、充電の完了日時からなる充電
条件画面を表示部24に表示する。また、充電開始待ち
となる場合は、図9(b)に示すように、充電の完了日
時に併せ、充電の開始日時も表示する。
【0096】次に、S125に移行し、バッテリ6への
充電制御を開始する。S125での処理は、図6に示す
フローチャートの手順(詳細は後述する。)による処理
となる。また、この充電制御の実行時には、表示部24
に表示中の充電条件画面における現在日時を逐次更新す
る現在日時更新処理も併せて実行される。
【0097】充電が完了してS125の処理が完了する
と、S126に移行して、充電が完了した旨を表すメッ
セージ(充電完了画面)を表示部24に表示する。次
に、S126にて、充電完了の確認として「M」キーが
押されるまで待ち、「M」キーが押されると、再度S1
01に移行する。
【0098】また次に、S121にて、「M」キーの操
作によって選択された指令内容は充電開始指令ではない
と判断されると、S131に移行して、使用者が「M」
キーの操作によって選択した指令内容(トータル電流制
限変更指令、充電開始指令とは異なる指令)に対応した
制御処理を実行し、再度S101に移行する。
【0099】尚、S131にて実行される制御処理とし
ては、例えば、充電を意図的に遅らせた時間に開始する
開始予約処理が挙げられる。つまり、バッテリ6への予
約充電を行うために、使用者が選択した開始予約指令に
従い、使用者が充電開始日時を設定するための画像を表
示部24に表示して、使用者の操作部22の操作に従っ
て充電開始日時を受け付ける開始予約処理である。
【0100】次に、充電制御部20で行う処理のうち、
S124での使用電流制限値の設定の処理内容の詳細を
図5に示し説明する。まず、S201において、他の充
電装置から充電状態の情報として、各充電装置における
使用電流制限値IDS、バッテリ電流IB、バッテリ電圧V
B、充電完了予定時間TK、充電完了制限時間TKSの情報を
入手し、各充電装置の使用電流制限値IDSを加算し、ト
ータル電流IDTを算出する。
【0101】次にS202で、最短で充電可能な充電電
流となる使用電流制限最大値IDSmaxを確保できるか否か
を、トータル電流制限値IDTSからトータル電流値IDTを
差し引いた値が、使用電流値IDSmaxより大きいかで判断
する。使用電流制限最大値IDSmaxを確保できる場合、S
203に移行し、使用電流制限値IDSとして、バッテリ
に供給する電流の最大電流を流せる使用電流制限最大値
IDSmaxを設定する。
【0102】その後、S204に移行して、充電が完了
する時間を予測する。充電完了時間の予測は、まず、バ
ッテリに蓄積されている電流量はバッテリ電圧VBに対応
する関係を利用し、バッテリ電圧検出部16で検出した
バッテリ電圧VBから現在バッテリに蓄積されている電流
量を推測し、バッテリの充電に必要な電流量を予測す
る。次に、バッテリ電圧VBが転極電圧以下の初期充電状
態の時は、先に求めた電流量に対し、使用電流制限値ID
Sから得られるバッテリ電流制御値IBSでバッテリを充電
したときの所用時間を算出する。これに温度センサ18
で検出した温度条件で補正して、初期電流制御の間の充
電時間を予測する。また、バッテリ電圧VBが転極電圧VB
Tより大きくなった、中期電圧制御以降の充電は所定時
間充電を行う処理であり、所要時間は所定の時間を充電
時間として用いる。これら初期、及び中期以降の充電時
間を合わせて充電完了予定時間とする。
【0103】また、充電時の使用電流IDSに、最大使用
電流制限値IDSmaxを確保できない場合、使用電流IDを一
定量以下に保つように充電しようとすると、バッテリ電
圧VBの上昇に伴いバッテリ電流IBSは低くく設定し直し
充電する。このバッテリ電流IBSの低下傾向も考慮して
充電時間を予測する。
【0104】また、充電待ちの状態時は、他の充電装置
の充電状態から、充電開始可能時間を予測して、先に予
測した充電開始から完了までの時間に加えたものを充電
完了予定時間とする。そして、S204が完了すると本
処理を終了する。
【0105】次に、S202で、使用電流制限最大値ID
Smaxを確保できない場合、即ちバッテリ充電のための電
流の最大値を確保できない場合、S205に移行して、
他の充電装置の充電状態を変更可能かを判定する。ここ
で、判定は、各充電装置の充電完了制限時間TKSに対
し、充電完了予定時間TKが一定時間(例えば1時間)以
上余裕があるかを判定条件とする。尚、この理由は一定
時間以上余裕がある場合、使用電流制限値の値の変更に
より、充電時間が長くなっても、充電完了制限時間TKS
までには充電を完了でき、問題ないためである。充電状
態を変更可能な充電装置があるとS206に移行して、
充電状態を変更可能な充電装置に対し、使用電流制限値
IDSをトータル電流制限値IDTS/接続台数に変更するよ
う指令を送る。
【0106】そしてS207で、当該充電装置の使用電
流制限値IDSをトータル電流制限値IDTS/接続台数に設
定し、S204にて充電完了予定時間を予測し、処理を
終了する。また、S205において、充電状態を変更で
きる充電装置がなかった場合、S209に移行して、ト
ータル電流制限値IDTSに対し、トータル電流IDTを差し
引いた値が、充電に有効な値以上であれば、使用電流制
限値にその値を設定し、「0」に近く充電しても有効で
無い値(例えば0.1A以下)の場合、使用電流制限値
IDSの値を「0」として電力供給部12の動作は行われ
ないようにする。そして、S204に移行して、充電完
了予定時間TKを予測し、処理を終了する。
【0107】次に、充電制御部20での処理のうちS1
24における充電制御の手順の詳細を図6のフローチャ
ートにより説明する。まず、S301において充電完了
予定時間TKより、充電完了制限時間TKSの方が大きい場
合、つまり充電が充電完了制限時間TKSに、間に合う場
合、S302、S303の処理は行わず、S304に移
行する。
【0108】また、充電完了予定時間TKより充電完了制
限時間TKSの方が大きく無い場合、つまり充電が充電完
了制限時間TKSに間に合わない場合、S302に移行
し、通信部26から他の充電装置の状態を情報を入手
し、トータル電流IDTがトータル電流制限値IDTSを下回
る状態に変化していたら、この下回っている分で使用電
流制限値IDSを更新する。但し、使用電流制限値IDSが充
電に有効で無い値(0.1A以下)であれば、使用電流
制限値IDSは「0」のままとする。
【0109】そして、S303に移行して、使用電流制
限値IDSが「0」の場合、つまり充電開始待ちの場合、
S302に戻り、使用電流IDSが増加するのを待つ。ま
た、S303で、使用電流IDSが「0」で無い場合、つ
まり、充電開始可能の場合、S304に移行し、バッテ
リの充電状態を確認として、使用電流ID、バッテリ電圧
VB、バッテリ電流IBを各検出部14,16及び25から
読み取る。
【0110】次に、S305において、バッテリ電圧VB
が、転極電圧VBT以下の場合、初期電流制御による充電
実施のため、S306に移行する。S306で使用電流
制限値IDSより、使用電流IDが大きい場合、S307に
て使用電流IDが使用電流制限値IDSとなるように、バッ
テリ電流制御値IBSをIBS=IDS/VB*α(αは補正計
数)で更新する。S306で、使用電流制限値IDSより
使用電流IDが小さい場合、バッテリ電流IBをできるだけ
上げるように、バッテリ電流制限値IBSをIBSmaxとす
る。S309では、バッテリ電流IBが、S307もしく
はS308にて設定されたバッテリ電流制御値IBSとな
るよう電力供給部12に指令を出し、バッテリに電流を
供給する。
【0111】S305にて、バッテリ電圧VBが転極電圧
VBTを越えている場合、初期電流制御が完了したとし
て、S310へ移行し中期電圧制御を行う。中期電圧制
御とは、バッテリ電圧VBを所定の値(例えば転極電圧VB
T)で保つよう電力供給部12で電圧制御を行い充電す
るものである。この充電の過程において、バッテリ電流
IBは低下してゆく。そして、バッテリ電流IBが第2制御
電流I2となるとS320に移行する。
【0112】次にS320では末期電流制御を行う。末
期電流制御とは、バッテリ電流IBが、所定の値(例え
ば、第2制御電流I2)となるよう電力供給部12で電
流制御を行い充電するものである。S310の中期電流
制御に移行してから、所定時間経過すると、充電は完了
として、本処理を終了する。
【0113】次に、上述の処理において、他の充電装置
に対し、トータル電流制限値の変更依頼(S110)、
充電状態の情報を問い合わせ(S105、201他)、
使用電流制限値IDSの変更を依頼(S206)している
が、他の充電装置から当該充電装置に対して、同じ依頼
があったとき、充電制御部20は割込処理として処理す
る。そこで、この割込処理の手順について、図7に示す
フローチャートで説明する。
【0114】まず、S401にて割込の内容が充電状態
の問い合わせであれば、S402に進み、問い合わせて
きた充電装置に対し、当該充電装置の使用電流制限値ID
S、バッテリ電圧VB、バッテリ電流IB、充電完了予定時
間TK、充電完了制限時間TKSを送信して、割込処理を終
了する。そして、S401に該当しない場合は、S40
3に移行する。
【0115】次に、S403にて割込の内容が、トータ
ル電流制限値の更新依頼の場合、S404に移行し、ト
ータル電流制限値IDTSを送られてきた情報で更新し、S
405で、更新したトータル電流制限値IDTSを基に使用
電流制限値IDSを更新し、S406にて充電完了予定時
間についても更新し、割込処理を終了する。そして、S
403に該当しない場合は、S407に移行する。
【0116】次に、S407にて割込の内容が、使用電
流制限値の変更依頼の場合、S408に移行し、使用電
流制限値IDSを送られてきた値で更新する。これに伴
い、S409で充電完了予定時間を更新して、割込処理
を終了する。そしてS407にも該当しない場合は、そ
のまま処理を終了する。
【0117】以上説明したように、第1実施例の充電装
置2においては、操作部22を操作することにより、設
備電源30に繋がれる充電装置全体で用いることが可能
な電流値であるトータル電流制限値を任意の電流値に設
定し、この値を基に各充電装置で使用する電流は各々の
充電装置が自動的に、他の充電装置の充電状況を確認し
たうえで設定するようになっている。このため、使用者
は、バッテリ6の充電時に充電装置2で消費される電力
を、充電装置2に電源供給を行う設備電源30の電源容
量を考慮することなく、適切に、設定されるため、本実
施例の充電装置2を用いれば、設備電源の電源容量を増
設することなく、また電源に繋がれる充電装置で使用中
の電流量を気にすることなく、バッテリ6への充電を良
好に行うことが可能となる。
【0118】また、本実施例の充電装置2では、充電制
御実行時に、バッテリ6への充電が完了する日時を予測
して、表示部24に表示することから、次に車両を使用
する時間の計画が立てやすい。また、とりあえずコンセ
ントを差し込んで充電開始の設定をしておけば、充電可
能な状態になると、自動で充電開始するため、無人での
充電動作が可能となる。これにより、作業が終わった夕
方に充電設定しておけば、翌朝まで設備電源の能力をフ
ルに使った充電ができる。
【0119】よって、本実施例によれば、使用者に対し
て使い勝手のよい充電装置2を提供できる。 [第2実施例]次に、第2実施例の車両用バッテリ充電シ
ステムについて説明する。
【0120】第2実施例は、図10の全体構成に示すよ
うに、第1実施例において充電装置2内にあった操作部
22を省略した充電装置3と、複数の充電装置に対して
操作および状態の確認をできるようにした操作装置80
とで構成される車両用バッテリ充電システム(以下、単
に充電システムと呼ぶ)であり、第1実施例と同じ充電
動作を実現するものである。
【0121】第2実施例の充電システムでは、通信部2
6からの通信線27に、操作装置80を接続し、充電装
置3と操作装置80との間で通信ができるよう構成され
ている。そして、操作装置80は、他の充電装置(第2
充電装置50及び第3充電装置60)とも同様に通信で
きるようになっている。また、操作装置80は、各充電
装置に対し、充電開始や充電条件の変更指示等の各種指
令を入力するための操作部82と、操作部82での操作
の内容や、充電装置2、50及び60の各種状態を表示
するための表示部81とを備え、充電装置の充電条件で
あるトータル電流制限値IDTSを設定し、各充電装置に対
し設定した値を連絡する機能をもつ。
【0122】そして、その他の構成は、第1実施例と同
じである。次に、第2実施例において、バッテリの充電
動作を実施する際の操作装置80及び充電装置3の充電
制御部20での処理について、図11と図12のフロー
チャートを用いて説明する。
【0123】図11の処理は、操作装置80において実
施される処理であり、この処理が起動されると、操作装
置80は、まずS501にて、表示部81に、使用者が
操作装置80を操作して各種指令を入力するためのメニ
ュー画面を表示する。このメニュー画面は、上述したト
ータル電流制限値IDTSの変更指令を含む各種指令を使用
者に選択させるためのものであり、例えば、図8(a)
に示す如く、各種指令内容を順番に列挙したものとなっ
ている。そして、充電制御部20は、メニュー画面の表
示中に、操作部22に設けられたメニュー選択用の
「>」キー又は「<」キーが押下されると、そのキー操
作に応じて、メニュー画面上で下線等により識別表示す
る指令内容を変更し、指令内容確定用の「M」キーが押
下されると、そのとき識別表示している指令内容を使用
者が選択したと判断する。
【0124】つまり、操作装置80は、S501にて表
示部81にメニュー画面を表示した後は、操作部82の
キー操作がなされる度に、S502にて、操作されたキ
ーが「M」キーであるか否かを判断し、「M」キーでな
ければ、再度S501に移行して、使用者のキー操作
(「>」キー又は「<」キーの押下)に応じて、メニュ
ー画面上で識別表示する指令内容を変更し(「>」キー
で上方へ移動、「<」キーで下方へ移動)、「M」キー
であれば、メニュー画面上で何らかの指令内容が選択さ
れたと判断して、S503に移行する。
【0125】次に、S503では、「M」キーの操作に
よって選択された指令内容はトータル電流制限値の変更
指令であるか否かを判断し、指令内容がトータル電流制
限値の変更指令であれば、S504に移行して、操作装
置80に接続されているの充電装置の名称を表示部81
に表示して、操作対象とする充電装置を操作部82で使
用者が選択する。
【0126】次に、S505で、S504で選択した充
電装置に対し、使用電流制限値IDSを問い合わせ、充電
中であるか否かを判断する。(使用電流制限値IDSが
「0」であれば、充電未。)そして、現在、充電中であ
れば、S506以降の充電電流の変更制御は禁止されて
いるものとして、再度S501に移行し、逆に、選択し
た充電装置が充電中でなければ、続くS506に移行し
て、操作装置80の不揮発性のメモリ領域から、前回ト
ータル電流制限値の変更指令実行時に記憶したトータル
電流制限値IDTSを読み出す。
【0127】次にS507により表示部81に、トータ
ル電流制限値変更画面を表示する。このトータル電流制
限値変更画面は、例えば、図8(b)に示すように、現
在設定されているトータル電源電流と、充電完了希望時
間との2つの情報から構成されており、表示画面上のト
ータル電流表示領域にS506で読み出した電流値を数
値表示すると共に、操作装置80に内蔵されている時計
から現在日時を読み込み表示し、操作装置80の不揮発
性のメモリ領域に記憶してある、前回充電したときに用
いた充電完了制限時間TKSを、充電完了希望時間の領域
に表示する。
【0128】こうして、表示部81に、トータル電流変
更画面が表示されると、今度は、S508に移行して、
使用者が操作した「>」キー又は「<」キーに応じて、
表示部81のトータル電流表示領域に表示されているト
ータル電流制限値を所定の電流値(例えば1A)単位で
増・減し(「>」キーで1A増、「<」キーで1A
減)、S509で「M」項が押されると、続くS510
に移行する。
【0129】次に、S510では、充電完了制限時間TK
Sの変更操作を実施する。S508での操作と同様に
「>」キー又は「<」キーに応じて、表示部81の充電
完了希望日時表示領域に表示されている充電完了制限時
間を所定の時間(例えば30分)単位で表示時間を増・
減表示し、S511で「M」が押されるとS512に移
行する。
【0130】そして、S512で、現在表示部81に表
示中のトータル電流を最新のトータル電流制限値IDTSと
して不揮発性のメモリ領域に記憶し、充電完了希望領域
に表示されている時間を、充電完了制限時間として、選
択された充電装置に対応する不揮発性メモリ領域に記憶
する。
【0131】次にS513に移行して、更新したトータ
ル電流制限値IDTSを、通信部26を用いて操作装置80
に繋がる全ての充電装置に連絡する。そして、S501
に戻る。次に、S503にて、「M」キーの操作によっ
て選択された指令内容は充電電流の変更指令ではないと
判断された場合には、S521に移行して、「M」キー
の操作によって選択された指令内容は充電開始指令であ
るか否かを判断する。そして、指令内容が充電開始指令
であれば、S522に移行して、表示部81に操作装置
80に接続されている充電装置を表示して、操作部82
で充電を開始する充電装置を使用者が選択する。
【0132】次に、S523で、不揮発性のメモリ領域
に記憶されている最新の充電条件(トータル電流制限値
IDTS及び充電完了制限時間TKS)を読み出し、続くS5
24にて、その読み出した充電条件に対応し、充電条件
画面を表示する。次に、S525に移行し、S522で
選択された充電装置に対し、充電開始指令を送り、S5
01に戻る。
【0133】また次に、S521にて、「M」キーの操
作によって選択された指令内容は充電開始指令ではない
と判断されると、S531に移行して、使用者が「M」
キーの操作によって選択された指令内容は充電状態の確
認であるか否かを判断する。そして、指令内容が充電状
態の確認であれば、S532に移行して、操作装置80
に接続される全ての充電装置について、充電状態の情報
を取得する。
【0134】次に、S533で各充電装置の状態につい
て、主要な項目を表示部81に表示する。例えば図13
(a)に示す様に、操作装置80に内蔵する時計から読
み出した現在の時刻と、トータル電流、操作装置80に
接続中の充電装置の充電中か否か。(ここでは充電装置
の名称を「CHG」に番号を付して表している。)そし
て、S534で、操作部82で詳細情報を表示させる充
電装置を「M」キーで選択し、S535で、S534選
択された充電装置の充電状態について、表示部81に表
示する。例えば、図13(b)に示す様に、現在の時刻
と、表示中の充電装置の識別名称、充電中か否か、充電
開始予定の時間、充電が完了する予定の時間が表示され
る。
【0135】次に、S536で「M」キーが押されるま
で、S535に戻り、選択された充電装置の情報を表示
し続け、「M」キーが押されると、S537に移行す
る。次に、S537では、「M」キーが押されるまで、
S523に戻り、表示する情報を更新し、表示する。
「M」キーが押されると、充電状態確認は終了としてS
501に戻る。
【0136】また、S531にて、「M」キーの操作に
よって選択された指令内容は充電状態の確認ではないと
判断されると、S541に移行して、使用者が「M」キ
ーの操作によって選択した指令内容(トータル電流変更
指令、充電開始指令、充電状態確認とは異なる指令)に
対応した制御処理を実行し、再度S501に移行する。
【0137】尚、S541にて実行される制御処理とし
ては、例えば、充電を意図的に遅らせた時間に開始する
開始予約処理が挙げられる。つまり、バッテリ6への予
約充電を行うために、使用者が選択した開始予約指令に
従い、使用者が充電開始日時を設定するための画像を表
示部24に表示して、使用者の操作部22の操作に従っ
て充電開始日時を受け付ける開始予約処理である。
【0138】次に、充電装置3の充電制御部20にて実
行される制御処理について、図12に示すフローチャー
トを用いて説明する。充電装置3は、設備電源30に接
続され、充電制御部20が起動すると、操作装置80か
らの指令待ちの状態となり、操作装置80からの指令に
対し、図12のフローチャートによる割込処理として処
理を実施する。
【0139】まず、S601で割込の内容が、充電開始
指令であれば、S602に移行し、S602で、使用電
流制限値IDSを設定する。本処理の内容は、第1実施例
における図5に示す処理と同じである。そしてS603
で、電力供給部12を用いて、、バッテリの充電制御を
行う。本処理は、第1実施例における図6に示す処理と
同じである。S603の処理が完了すると、S604に
移行して、操作装置80に対して、充電完了の信号を送
り、割込処理を終了する。そして、S601に該当しな
い場合は、S611に移行する。
【0140】次に、S611で、割込の内容が充電状態
の問い合わせであれば、S612に進み、問い合わせて
きた充電装置に対し、当該充電装置の使用電流制限値ID
S、バッテリ電圧VB、バッテリ電流IB、充電完了予定時
間TK、充電完了制限時間TKSを送信し、割込処理を終了
する。そして、S611に該当しない場合は、S621
に移行する。
【0141】次に、S621で、割込の内容が、トータ
ル電流制限値の更新依頼の場合、S622に移行し、ト
ータル電流制限値IDTSを送られてきた情報で更新し、S
623で、更新したトータル電流制限値IDTSを基に使用
電流制限値IDSを更新し、S624にて充電完了予定時
間についても更新し、割込処理を終了する。そして、S
621に該当しない場合は、S631に移行する。
【0142】次に、S631で、割込の内容が、使用電
流制限値の変更依頼の場合、S632に移行し、使用電
流制限値IDSを送られてきた値で更新する。これに伴
い、S623で充電完了予定時間を更新して、割込処理
を終了する。S631にも該当しない場合は、そのまま
処理を終了する。
【0143】以上説明したように、第2実施例の車両用
バッテリ充電システムによれば、操作装置80に通信線
27を介して繋がる充電装置全てに対し、一カ所の操作
装置80で各充電装置の充電状態を確認可能となり、ま
た充電条件であるトータル電流制限値IDTSの設定操作が
可能となる。このため、使用者が各充電装置の場所へ行
って、操作及び充電状態の確認をしていたものが一カ所
で済むようになるため、作業の効率を上げることができ
る。 [第3実施例]第3実施例の車両用バッテリ充電システム
について説明する。
【0144】第3実施例は、第2実施例と構成は全く同
じ充電システムであって、充電装置3の充電制御部20
と、操作装置80における処理内容を変更したものであ
り、第1実施例と同じ充電動作を実現するものである。
処理内容の相違点は、第2実施例では充電装置3にて実
施していた、使用電流制限値の設定の処理を操作装置8
0にて実施するようにしたことである。
【0145】操作装置80での処理を説明する。操作装
置80で処理する手順は、図11に示すフローチャート
と同じ処理手順であるが、S525の処理において、充
電装置3へ充電開始指令を送るとともに、操作装置80
において、タイマ割込により一定時間毎に実施される図
14に示す使用電流選定処理を起動する。この処理は、
充電開始指令が出された充電装置毎に対応する処理が起
動される。
【0146】次に、図14に示す操作装置80で行う使
用電流制限値の設定処理について説明する。まず、S7
01で、操作装置80がもっている充電装置の充電条件
(使用電流制限値IDS、充電完了制限時間TKS)の情報を
読み出し、各充電装置における使用電流制限値IDS、バ
ッテリ電流IB、バッテリ電圧VB、充電完了予定時間TK、
充電完了制限時間TKSの情報を各充電装置に問い合わせ
入手する。但し、各充電装置の充電状態の情報は、各処
理共通の情報として、取得時間とともに操作装置80の
不揮発性メモリにキャッシュし、取得時間が古く無い場
合は、キャッシュされている情報を読み出したものを用
いる。そして、各充電装置の使用電流制限値IDSを加算
し、トータル電流制限値IDTを算出する。
【0147】次に、S702で本処理の実施が1回目か
確認する。(フラグを設定しておく。)1回目の場合
は、S703に移行し、使用電流制限値IDSの初期値と
して「0」を設定する。次にS704で、最短で充電可
能な充電電流となる使用電流制限最大値IDSmaxを確保で
きるか否かを、トータル電流制限値IDTSからトータル電
流値IDTを差し引いた値が、使用電流値IDSmaxより大き
いかで判断する。使用電流制限最大値IDSmaxを確保でき
る場合、S705に移行し、使用電流制限値IDSとし
て、使用電流制限最大値IDSmaxを設定する。
【0148】その後、S705に移行して、充電が完了
する時間を予測する。充電完了時間の予測は、まず、バ
ッテリに蓄積されている電流量はバッテリ電圧VBに対応
する関係を利用し、バッテリ電圧検出部16で検出した
バッテリ電圧VBから現在バッテリに蓄積されている電流
量を推測し、バッテリの充電に必要な電流量を予測す
る。次に、バッテリ電圧VBが転極電圧以下の初期充電状
態の時は、先に求めた電流量に対し、使用電流制限値ID
Sから得られるバッテリ電流制限値IBSでバッテリを充電
したときの所用時間を算出する。これに温度センサ18
で検出した温度条件で補正して、初期電流制御の間の充
電時間を予測する。また、バッテリ電圧VBが転極電圧VB
Tより大きくなった、中期電圧制御以降の充電は所定時
間の充電動作を実施するものであり、この所定時間を充
電時間として用いる。これら初期、中期以降の充電時間
を合わせて充電完了予定時間とする。
【0149】また、充電時の使用電流制限値IDSに、最
大使用電流制限値IDSmaxを設定できない場合は、使用電
流IDを一定量以下に保つように、充電の進行に伴うバッ
テリ電圧VBの上昇に対し、定期的にバッテリ電流制御値
IBSは、低下するように設定し直される。このバッテリ
電流制御値IBSの低下傾向も考慮して充電時間を予測す
る。
【0150】また、充電待ちの状態時では、他の充電装
置の充電状態から、充電開始可能時間を予測して、先に
予測した充電開始から完了までの時間に加えたものを充
電完了予定時間とする。次に、S707で、設定した使
用電流制限値IDTSを対応する充電装置に連絡し、本処理
を終了する。
【0151】次に、S704で、トータル電流制限値ID
TSからトータル電流IDTを差し引いた値が、バッテリ電
流制限値IDSmaxより小さい場合、即ちバッテリ充電のた
めの電流の最大値を確保できない場合、S711に移行
して、他の充電装置の充電状態を変更可能かを判定す
る。ここで、この判定は、各充電装置の充電完了制限時
間TKSに対し、充電完了予定時間TKが一定時間(例えば
1時間)以上余裕があるかを判定条件とする。尚、この
理由は一定時間以上余裕がある場合、使用電流制限値の
値の変更により、充電時間が長くなっても、充電完了制
限時間までには充電を完了でき、問題ないためである。
充電状態を変更可能な充電装置があるとS712に移行
して、充電状態を変更可能な充電装置の、使用電流制限
値IDSをトータル電流制限値IDTS/接続台数に変更する
よう判定した充電装置に連絡する。
【0152】そしてS713で、当該充電装置の使用電
流制限値IDSをトータル電流制限値IDTS/接続台数nに
設定し、S706にて充電完了予定時間TKを予測し、S
707で、設定した使用電流制限値IDTSを対応する充電
装置に連絡し、処理を終了する。
【0153】また、S711において、充電状態を変更
できる充電装置がなかった場合、S721に移行して、
トータル電流制限値IDTSに対し、トータル電流IDTを差
し引いた値が、充電に有効な値以上(例えば0.1A以
上)であれば、S722で使用電流制限値IDSは、その
値を、前回設定の使用電流制限値IDS_OLDに加算したも
ので設定し、充電に有効な値より小さい値の場合、使用
電流制限値IDSの値を前回設定の使用電流制限値IDS_OLD
のまま(初期値の「0」の場合、電力供給部12の動作
は行われない。)にする。そして、S706に移行し
て、充電完了予定時間TKを予測し、S707で、設定し
た使用電流制限値IDSを対応する充電装置に連絡し、本
処理を終了する。
【0154】次に、使用電流制限値IDSの設定が2回目
以降の場合、S702で、S731に移行する。S73
1では、充電完了予定時間TKが充電完了制限時間TKSよ
り小さい場合、もしくは使用電流制限値IDSが使用電流
最大値IDSmaxに設定されている場合は、使用電流制限値
を見直す必要が無いため、使用電流制限値IDSは、前回
設定のままで、本処理を終了する。
【0155】また、S731の条件を満足しない場合
は、S721以下の処理を実施して、トータル電流IDT
の状態によって使用電流制限値IDSを見直す。一方、第
3実施例における充電装置3の充電制御部20での処理
は、第2実施例と同様に、充電装置3が、設備電源30
に接続され、充電制御部20が起動すると、操作装置8
0からの指令待ちの状態となる。そして、第3実施例で
は、操作装置80からの指令に対し、図15のフローチ
ャートによる割込処理として処理を実施する。ここで、
図15に示すフローチャートの処理について説明する。
【0156】まず、S801で、割込の内容が、充電開
始指令であれば、S802に移行し、S802で、後述
のS822で設定されている使用電流制限値IDSを読み
出す。そしてS803で、詳細は後述する図16に示す
電流制御の処理により、電力供給部12を用いて、バッ
テリの充電制御を行う。
【0157】次に、S803の処理が完了すると、S8
04に移行して、操作装置80に対して、充電完了の信
号を送り、割込処理を終了する。そして、S801に該
当しない場合は、S811に移行する。次に、S811
で、割込の内容が充電状態の問い合わせであれば、S8
12に進み、問い合わせてきた充電装置に対し、当該充
電装置の使用電流制限値IDS、バッテリ電圧VB、バッテ
リ電流IB、充電完了予定時間TK、充電完了制限時間TKS
を送信する。そして、S811に該当しない場合は、S
821に移行する。
【0158】次に、S821で、割込の内容が、使用電
流制限値IDSの更新の場合、S822に移行し、使用電
流制限値IDSを送られてきた値で更新して、割込処理を
終了する。S821にも該当しない場合は、そのまま処
理を終了する。
【0159】次に上記割込処置のうち、S803での充
電制御の処理手順について、図16により説明する。ま
ず、S901で、バッテリの充電条件として、使用電流
制限値IDSを読み出し、S902で、当該充電装置の充
電状態として、バッテリ電圧VB、バッテリ電流IBを読み
取る。
【0160】次に、S903において、バッテリ電圧VB
が、転極電圧VBT以下の場合、初期電流制御による充電
実施のため、S904に移行する。S904で使用電流
制限値IDSより、使用電流IDが大きい場合、S905に
て使用電流IDが使用電流制限値IDSとなるように、バッ
テリ電流制御値IBSをIBS=IDS/VB*α(αは補正計
数)で更新する。使用電流制限値IDSより使用電流IDが
小さい場合、S906で、バッテリ電流IBをできるだけ
上げるように、バッテリ電流制限値IBSをIBSmaxとす
る。S907では、バッテリ電流IBが、S905もしく
はS906にて設定されたバッテリ電流制限値IBSとな
るよう電力供給部12に指令を出し、バッテリに電流を
供給する。
【0161】S903にて、バッテリ電圧VBが転極電圧
VBTを越えている場合、初期電流制御が完了したとし
て、S910へ移行し中期電圧制御を行う。中期電圧制
御とは、バッテリ電圧VBを所定の値(例えば転極電圧VB
T)で保つよう電力供給部12で電圧制御を行い充電す
るものである。この充電の過程において、バッテリ電流
IBは低下してゆく。そしてバッテリ電流IBが第2制御電
流I2となるとS920に移行する。
【0162】次にS920では末期電流制御を行う。末
期電流制御とは、バッテリ電流IBが、所定の値(例え
ば、第2制御電流I2)となるよう電力供給部12で電
流制御を行う。S910の中期電圧制御に移行してか
ら、所定時間が経過すると充電が完了し、本処理を終了
する。
【0163】以上説明したように、第3実施例の車両用
バッテリ充電システムによれば、第1、第2実施例で
は、充電装置各々で行っていた使用電流制限値IDSの設
定を操作装置80にて実施することにより、使用電流制
限値IDSを設定するために必要な充電装置各々の充電状
態の情報は、操作装置80にだけ送れば良いため、各充
電装置の通信先は操作装置80だけで良くなり、通信線
27で送受するデータ量は格段に減り、通信回数も減
る。このため通信の信頼性が向上する。また、充電装置
3の充電制御部20での動作内容が減り、充電装置3の
構成を簡易なものとできる。
【0164】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を取ることができる。例えば、上記実施例で
は、表示部24でのトータル電流の表示は、電流値の数
値表示にて行うものとして説明したが、例えば、電流
値、若しくは、バッテリ6の定格電流に対する充電電流
の割合を、アナログ的にバー表示するようにしてもよ
い。
【0165】また、上記実施例では、供給電流の配分を
当分しているが、バッテリの電力量による比例配分や、
接続順番による優先的分配にする等使用状況に適した分
配方法にしても良い。またこれらの各モードをメニュー
画面で選択できるようにしてもよい。
【0166】また、上記実施例では、車載された充電装
置として説明したが、車両とは別置きの充電装置であっ
ても良いし、第2及び第3実施例では、操作装置80を
充電装置3と別体としたが、設備電源30に繋がる充電
装置中の一台が代表して操作装置80の機能を実施する
ようにしても良い。また、操作装置80は、汎用のパソ
コンに専用ソフトを入れた端末などでも良く、専用の装
置で無くても良い。
【0167】また、上記実施例では、バッテリ6への充
電を図2に示した手順で行う定電流定電圧定電流方式の
充電装置2について説明したが、本発明は、充電電流を
常時一定電流(目標電流)に制御する定電流方式の充電
装置であっても、あるいは、充電電流を二段階に切り換
える二段定電流方式の充電装置であっても、上記実施例
と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
【0168】また、上記実施例では、電流制御の方法と
して、バッテリ電流制御電流IBSを設定して、バッテリ
電流IBを電力供給部12で制御することにより、使用電
流IDを制限しているが、電力供給部12を制御して直
接、使用電流IDを制御するようにしても良い。
【0169】また、上記実施例では、表示部24に充電
完了日時を表示する際には、バッテリ電流制限値IBS
と、充電開始時のバッテリ電圧VBと、周囲温度とを用い
て、バッテリ6への充電に要する時間を予測するものと
して説明したが、この充電時間は、周囲温度やバッテリ
6の放電状態を表すバッテリ電圧だけでなく、バッテリ
6の経年変化によっても変化することから、より好まし
くは、バッテリ6への充電時に実際に要した充電時間を
計時し、その計時結果からバッテリ6の経年変化に伴う
充電時間の予測誤差を学習し、その学習結果を用いて、
上記手順で予測した充電時間を補正するようにするとよ
い。
【0170】また更に、上記実施例では、充電制御実行
時に、表示部24に充電完了日時を表示するものとして
説明したが、上記のように予測した充電時間(バッテリ
6の充電に要する時間)をそのまま表示するようにして
もよい。尚、この場合、充電制御実行時には、充電の経
過に連動して表示部24に表示する充電時間を逐次減少
させて、充電が完了するまでの残り時間を表示するよう
にすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の充電装置の全体構成を表すブロッ
ク図である。
【図2】第1実施例の充電装置の充電動作を説明するタ
イムチャートである。
【図3】第1実施例の充電装置3台での充電動作を説明
するタイムチャートである。
【図4】第1実施例の充電装置の充電制御部にて実行さ
れるの制御処理を表すフローチャートである。
【図5】第1実施例の充電装置の充電制御部での使用電
流制限値の設定の処理を表すフローチャートである。
【図6】第1実施例の充電装置の充電制御の処理を示す
フローチャートである。
【図7】第1実施例の他の充電装置からの割込に対する
処理を示すフローチャートである。
【図8】トータル電流及び充電完了希望時間を設定時に
表示部の画面に表示される情報を表す説明図である。
【図9】充電条件の表示時に表示部の画面に表示される
情報を表す説明図である。
【図10】第2実施例の充電装置の全体構成を示すブロ
ック図でる。
【図11】第2実施例の操作装置にて実行されるの制御
処理を表すフローチャートである。
【図12】第2実施例の充電装置の充電制御部での操作
装置からの割込に対する処理を表すフローチャートであ
る。
【図13】充電状態の表示時に表示部に表示される情報
を表す説明図である。
【図14】第3実施例の操作装置にて実行されるの制御
処理を表すフローチャートである。
【図15】第3実施例の充電装置の充電制御部での操作
装置からの割込に対する処理を表すフローチャートであ
る。
【図16】第3実施例の充電装置の充電制御の処理を表
すフローチャートである。
【符号の説明】
2…充電装置、4…車載装置、6…バッテリ、8…イン
タロック装置、12…電力供給部、14…バッテリ電流
検出部、16…バッテリ電圧検出部、18…温度セン
サ、20…充電制御部、22…操作部、24…表示部、
25…電源電流検出部、26…通信部、27…通信線、
29…電源電圧検出部、30…設備電源、31…ブレー
カ、80…操作装置、81…表示部、82…操作部、
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA02 CA04 CA12 CA14 CB06 GC05 5H030 AA03 AS08 BB01 FF42 FF43 5H115 PA13 PG04 PI16 PO01 PO14 PO15 SE06 TI02 TI05 TI06 TU01 TZ07 TZ09 UB20

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の動力源となるバッテリを充電する
    のに使用される車両用バッテリ充電装置であって、 外部電源から電源供給を受けて前記バッテリに充電電流
    を供給する充電手段と、 前記外部電源に接続される他の充電装置、若しくは他の
    装置との間で情報を送受信する通信手段と、 前記外部電源から供給を受けている電流を検出する検出
    手段と、 前記通信手段を利用し、前記他の充電装置へ充電状態の
    情報を問い合わせ、該充電状態の情報を得る情報入手手
    段と、 前記外部電源から当該充電装置および前記他の充電装置
    が供給を受ける電流の合計であるトータル電流の上限を
    表す、あらかじめ設定されたトータル電流制限値と、前
    記情報入手手段で得た前記他の充電装置の充電状態の情
    報とに基づき、当該充電装置が前記外部電源から供給を
    受け得る電流である使用電流値を、前記トータル電流が
    前記トータル電流制限値を越えることの無いように設定
    する使用電流設定手段と、 前記検出手段にて検出された電流が、該使用電流設定手
    段にて設定された使用電流値を越えることの無いように
    前記充電手段を制御する充電制御手段と、 を備えることを特徴とする車両用バッテリ充電装置。
  2. 【請求項2】 前記使用電流設定手段は、 前記トータル電流制限値から、前記他の充電装置が使用
    する電流の合計を差し引いた電流値が、当該充電装置の
    前記バッテリから決まる前記使用電流の最大値より大き
    いときは、前記使用電流の最大値を前記使用電流値とし
    て設定し、 これ以外のときは、前記トータル電流が前記トータル電
    流制限値を越えることの無い範囲でできるだけ大きく当
    該充電装置の使用電流値を設定する、 ことを特徴とした請求項1のバッテリ充電装置。
  3. 【請求項3】 前記使用電流設定手段は、 前記トータル電流制限値から、前記他の充電装置が使用
    する電流の合計を差し引いた電流値が、当該充電装置の
    前記バッテリから決まる前記使用電流の最大値よりも小
    さいとき、前記情報入手手段によって得た情報から、充
    電状態を変更可能な状態の他の充電装置があるかを否か
    を判断して、充電状態を変更可能な他の充電装置があれ
    ば、該他の充電装置の使用電流を所定量減らすように前
    記通信手段を介して他の充電装置へ連絡する使用電流連
    絡手段を備え、 前記使用電流連絡手段による連絡により連絡相手の充電
    装置の使用電流が低減することによる前記トータル電流
    の変化をふまえて、前記トータル電流が前記トータル電
    流制限値を越えることの無い範囲でできるだけ大きく当
    該充電装置の前記使用電流値を設定する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用
    バッテリ充電装置。
  4. 【請求項4】 前記使用電流設定手段は、前記使用電流
    値として充電のために有効な値以上の前記使用電流値を
    設定できないとき、前記充電を行わないように前記充電
    制御手段を設定する、 ことを特徴とする請求項1から請求項3記載のいずれか
    のバッテリ充電装置。
  5. 【請求項5】 前記情報入手手段により、定期的に前記
    他の充電装置の充電状態の情報を入手し、前記トータル
    電流の状態を監視する監視手段を備え、 前記使用電流設定手段は、該監視手段によって、前記ト
    ータル電流の低減が確認されたとき、前記トータル電流
    が前記トータル電流制限値を越えることの無い範囲でで
    きるだけ大きく当該充電装置の使用電流値を再設定す
    る、 ことを特徴とする請求項1から請求項4記載のいずれか
    のバッテリ充電装置。
  6. 【請求項6】 前記通信手段を利用し、前記他の充電装
    置が当該充電装置の充電状態について問い合わせてきた
    とき、該充電状態の情報を該他の充電装置に送る情報連
    絡手段、 を備えることを特徴とする請求項1から請求項5記載の
    いずれかの車両用バッテリ充電装置。
  7. 【請求項7】 前記使用電流設定手段は、 前記他の充電装置から当該充電装置の前記使用電流を所
    定量減らすよう連絡を受けたとき、該使用電流値を該連
    絡の内容に応じて変更する変更手段、 を備えることを特徴とする請求項1から請求項6記載の
    いずれかの車両用バッテリ充電装置。
  8. 【請求項8】 前記当該充電装置の充電状態を、当該充
    電装置の使用者が視認できる表示板に表示する表示手
    段、 を備えることを特徴とする請求項1から請求項7記載の
    いずれかの車両用バッテリ充電装置。
  9. 【請求項9】 当該充電装置の前記バッテリの状態と、
    前記使用電流値とに基づき、前記バッテリへの充電が完
    了するのに必要な時間を予測する予測手段を備え、 前記表示手段は、該予測結果を表示する、 ことを特徴とする請求項8記載の車両用バッテリ充電装
    置。
  10. 【請求項10】 前記予測手段は、前記監視手段が動作
    中のとき、前記他の充電装置の充電状態の情報を、前記
    充電が完了するのに必要な時間の予測をするときの条件
    に含めて予測する、 ことを特徴とする請求項9記載の車両用バッテリ装置。
  11. 【請求項11】 前記トータル電流制限値を、外部から
    の入力指令に従い設定するトータル電流設定手段、 を備えることを特徴とする請求項1から請求項10記載
    のいずれかの車両用バッテリ充電装置。
  12. 【請求項12】前記トータル電流設定手段にて設定した
    値を、前記通信手段により、前記他の充電装置に連絡す
    るトータル電流連絡手段を備え、 前記トータル電流設定手段は、前記通信手段をもつ他の
    装置から、前記通信手段により前記トータル電流制限値
    の連絡を受けたとき、当該充電装置の前記トータル電流
    制限値を該連絡の内容に応じて設定する、 ことを特徴とする請求項11記載の車両用バッテリ充電
    装置。
  13. 【請求項13】 充電の時に共通の外部電源に接続され
    る複数の車両用バッテリ充電装置と、 該充電装置の各々の充電条件を設定するための操作装置
    と、 からなる車両用バッテリ充電システムであって、 前記充電装置各々は、請求項1から請求項10記載のい
    ずれかの充電装置からなり、 前記操作装置は、 前記充電装置との間で情報を送受信する通信手段と、 前記充電装置の動作を指示するための動作指令を前記通
    信手段により前記充電装置に連絡する動作指令手段を備
    え、 さらに、前記充電装置は、前記操作装置からの動作指令
    に応じて動作する、 ことを特徴とした車両用バッテリ充電システム。
  14. 【請求項14】 前記操作装置は、 前記外部電源から前記充電装置各々が供給を受け得る電
    流の合計であるトータル電流の上限を表すトータル電流
    制限値について、外部からの入力指令に従い設定する電
    流情報設定手段と、 前記通信手段を利用し、該電流情報設定手段にて設定し
    た値を、前記充電装置各々に連絡するトータル電流連絡
    手段と、 を備え、 前記充電装置は、前記操作装置から、前記トータル電流
    連絡手段により前記トータル電流制限値の連絡を受けた
    とき、当該充電装置の前記トータル電流制限値を該連絡
    の内容に応じて設定する、 ことを特徴とした請求項13記載の車両用バッテリ充電
    システム。
  15. 【請求項15】車両の動力源となるバッテリを充電する
    のに使用され、充電の時に共通の外部電源に接続される
    複数の車両用バッテリ充電装置と、 該充電装置の各々の充電条件を設定するための操作装置
    と、 からなる車両用バッテリ充電システムであって、 前記操作装置は、 前記充電装置との間で情報を送受信する通信手段と、 前記通信手段を利用し、前記充電装置各々へ充電状態の
    情報を問い合わせ、該充電状態の情報を得る情報入手手
    段と、 前記充電装置各々に対して、前記外部電源から前記充電
    装置各々が供給を受ける得る電流の合計であるトータル
    電流の上限を表す、あらかじめ設定されたトータル電流
    制限値と、前記通信手段を利用して前記充電装置各々か
    ら得た充電状態の情報とに基づき、前記充電装置各々が
    前記外部電源から供給を受け得る電流である使用電流値
    を、前記トータル電流が前記トータル電流制限値を越え
    ることの無いように選定する使用電流選定手段と、 該使用電流選定手段によって該使用電流値が選定される
    と、前記通信手段を利用して、該使用電流値を前記充電
    装置各々に連絡する使用電流連絡手段と、 前記充電装置の動作を指示するための動作指令を前記充
    電装置に連絡する動作指令手段と、 を備え、 前記充電装置は、 外部電源から電源供給を受けて前記バッテリに充電電流
    を供給する充電手段と、 前記操作装置との間で情報を送受信する通信手段と、 前記外部電源から供給を受けている電流を検出する検出
    手段と、 前記通信手段を利用し、前記操作装置が当該充電装置の
    充電状態について問い合わせてきたとき、該充電状態の
    情報を前記操作装置に送る情報連絡手段と、 前記操作装置から、前記使用電流連絡手段による連絡を
    受けたとき、当該充電装置のもつ前記使用電流値を前記
    連絡の内容で設定する使用電流設定手段と、 前記検出手段にて検出の外部電源から供給を受ける電流
    が、前記使用電流設定手段で設定された使用電流値を越
    えることの無いように前記充電手段を制御する充電制御
    手段と、 を備え、 前記充電装置は、前記操作装置からの動作指令に応じて
    動作する、 ことを特徴とする車両用バッテリ充電システム。
  16. 【請求項16】前記操作装置の前記使用電流選定手段
    は、 新たな充電装置が前記バッテリの充電のために前記外部
    電源に接続されたとき、前記トータル電流制限値から、
    前記トータル電流を差し引いた電流値が、該新たな充電
    装置の前記バッテリから決まる使用電流の最大値より大
    きいときは、前記使用電流の最大値を前記新たな充電装
    置の前記使用電流値として選定する、 ことを特徴とした請求項15記載の車両用バッテリ充電
    システム。
  17. 【請求項17】前記操作装置の前記使用電流選定手段
    は、 前記新たな充電装置が前記バッテリの充電のために前記
    外部電源に接続されたとき、前記トータル電流制限値か
    ら、前記トータル電流を差し引いた電流値が、該新たな
    充電装置の前記バッテリから決まる使用電流の最大値よ
    りも小さいとき、前記情報入手手段にて得た前記充電装
    置各々の充電状態の情報から充電状態を変更可能な他の
    充電装置があるか否かを判断して、充電状態を変更可能
    な前記充電装置があれば、該当する充電装置の使用電流
    を所定量減らすよう使用電流値の選定結果を変更し、 該変更により、使用電流値を変更した充電装置の使用電
    流が低減することによる前記トータル電流が低下するこ
    とをふまえて、前記トータル電流が前記トータル電流制
    限値を越えることの無い範囲でできるだけ大きく前記新
    たな充電装置の使用電流値を選定するよう構成する、 ことを特徴とする、請求項15または請求項16記載の
    車両用バッテリ充電システム。
  18. 【請求項18】 前記新たな充電装置が前記外部電源に
    接続されたとき、前記使用電流選定手段は、前記使用電
    流値に充電のために有効な値以上を設定できない場合、
    前記新たな充電装置の前記充電手段を行わないように前
    記充電制御手段を設定する、 ことを特徴とする請求項15から請求項17記載のいず
    れかのバッテリ充電システム。
  19. 【請求項19】 定期的に前記充電装置各々の充電状態
    の情報を入手し、前記トータル電流の状態を監視する監
    視手段を備え、 前記使用電流選定手段は、該監視手段によって、前記ト
    ータル電流の低減が確認されたとき、前記監視手段の実
    施条件となっている前記充電装置の使用電流値を、前記
    トータル電流が前記トータル電流制限値を越えることの
    無い範囲でできるだけ大きく使用電流値の選定結果を変
    更する、 ことを特徴とする請求項15から請求項18記載のいず
    れかの車両用バッテリ充電システム。
  20. 【請求項20】 前記操作装置において、 前記通信手段を利用して入手した、前記充電装置各々の
    充電状態を、当該充電システムの使用者が視認できる表
    示板に表示する表示手段、 を備えることを特徴とする請求項13から請求項19記
    載のいずれかの車両用バッテリ充電システム。
  21. 【請求項21】 前記操作装置において、 前記充電装置各々の、前記バッテリの状態と、前記使用
    電流値とに基づき、前記バッテリへの充電が完了するの
    に必要な時間を前記充電装置各々について予測する予測
    手段を備え、 前記表示手段は、該予測結果を表示する、 ことを特徴とする請求項20記載の車両用バッテリ充電
    システム。
  22. 【請求項22】 前記操作装置において、 前記トータル電流制限値を、外部からの入力指令に従い
    設定するトータル電流設定手段、 を備えることを特徴とする請求項15から請求項21記
    載のいずれかの車両用バッテリ充電装置。
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