JP2003332657A - レーザーシステム - Google Patents

レーザーシステム

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JP2003332657A
JP2003332657A JP2002142604A JP2002142604A JP2003332657A JP 2003332657 A JP2003332657 A JP 2003332657A JP 2002142604 A JP2002142604 A JP 2002142604A JP 2002142604 A JP2002142604 A JP 2002142604A JP 2003332657 A JP2003332657 A JP 2003332657A
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貴代 小川
Hironori Hirato
平等  拓範
Ichiro Shoji
庄司  一郎
Yoichi Sato
佐藤  庸一
Rupei Boiku
ルペイ ボイク
Pavel Nicolai
パベル ニコライ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共振器周りの装置構成を小型化するとともに、
高効率化ならびにビームを高品質化することのできるレ
ーザーシステムを提供する。 【解決手段】電源と、上記電源により駆動されて発振波
長880±5nmのレーザー光を出射する半導体レーザ
ーとを有し、上記半導体レーザーから出射されたレーザ
ー光を外部へ出射する電源部と、共振器と、上記共振器
内に配置されたレーザー媒質とを有し、上記レーザー媒
質が励起光により励起されてレーザー発振することによ
り、外部へレーザー光を出射するレーザーヘッド部と、
上記電源部とレーザーヘッド部とを光学的に接続し、上
記電源部から外部へ出射されたレーザー光を上記レーザ
ーヘッド部の上記共振器内へ導光するファイバーとを有
し、上記レーザー媒質は、上記ファイバーにより上記共
振器内に導光された発振波長880±5nmのレーザー
光を励起光としてレーザー発振する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーシステム
に関し、さらに詳細には、励起光により励起されてレー
ザー発振するレーザー媒質を備えたレーザーシステムに
関する。
【0002】
【発明の背景】従来のレーザーシステムとして、ランプ
の発光を励起光として用いて、共振器内に配設されたレ
ーザー媒質を励起するようにしたものが知られている。
【0003】しかしながら、こうしたレーザーシステム
は、ランプの発光を励起光として用いてレーザー媒質を
励起するものであるので、レーザー発振の効率がよくな
いという問題点があった。
【0004】こうした問題点を解決するために、レーザ
ーダイオードなどの半導体レーザーから出射される所定
の波長のレーザー光を励起光として用いて、共振器内に
配設されたレーザー媒質を励起するレーザーシステムが
開発されている。
【0005】この半導体レーザーから出射される所定の
波長のレーザー光を励起光として用いてレーザー媒質を
励起するレーザーシステムは、レーザー媒質の吸収帯の
波長のレーザー光を出射する半導体レーザーを選択し
て、当該半導体レーザーのレーザー光を励起光として用
いてレーザー媒質を励起することができるので、レーザ
ー発振の効率が極めてよいものである。
【0006】ところで、従来の半導体レーザーを用いて
レーザー媒質を励起するレーザーシステムにおいては、
例えば、励起光によりレーザー媒質としてのロッド状レ
ーザー結晶の側面から励起する場合には、励起光として
のレーザー光を出射するレーザーダイオードなどの半導
体レーザーを、ロッド状レーザー結晶に近接させて配置
する必要があった。このため、従来の半導体レーザーを
用いてレーザー媒質を励起するレーザーシステムにおい
ては、一般に、内部にレーザー媒質を配置した共振器と
一体的に半導体レーザーが配置されていた。
【0007】しかしながら、こうした従来の半導体レー
ザーを用いてレーザー媒質を励起するレーザーシステム
によれば、内部にレーザー媒質を配置した共振器と一体
的に近接して半導体レーザーが配置されることになるた
め、共振器周りの装置構成が大型化してスペース的に不
利になるという問題点があった。
【0008】また、上記した従来の半導体レーザーを用
いてレーザー媒質を励起するレーザーシステムによれ
ば、内部にレーザー媒質を配置した共振器と一体的に近
接して半導体レーザーが配置されることになるため、半
導体レーザーから発生する熱によりレーザー媒質の安定
性の低下を招くという問題点があり、さらに、半導体レ
ーザーから発生する熱を冷却するための冷却機構が必要
になるので、共振器周りの装置構成が大型化してスペー
ス的に不利になるという問題点があった。
【0009】さらに、上記した従来の半導体レーザーを
用いてレーザー媒質を励起するレーザーシステムによれ
ば、半導体レーザーの故障や寿命による交換などの際
に、共振器の再調整が必要となるため、メンテナンスが
煩雑になるという問題点があった。
【0010】また、従来の波長808nmでの励起で
は、波長1063nmのレーザー光を発生させる場合
に、エネルギー変換効率は「808/1063」により
制限され、残りのエネルギーが熱としてレーザー媒質に
残されるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、共振器周りの装置構成
を小型化することのできるレーザーシステムを提供しよ
うとするものである。
【0012】また、本発明の目的とするところは、レー
ザー媒質が熱による影響を受けることがないようにし
て、ビームの高品質化を図ったレーザーシステムを提供
しようとするものである。
【0013】また、本発明の目的とするところは、励起
波長をレーザーの発振波長に近づけることにより、エネ
ルギーの変換効率を向上させて高効率化を図り、レーザ
ー媒質に残る熱を低減することができるようにしたレー
ザーシステムを提供しようとするものである。
【0014】また、本発明の目的とするところは、メン
テナンスを容易にしたレーザーシステムを提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、電源と、上
記電源により駆動されて発振波長880±5nmのレー
ザー光を出射する半導体レーザーとを有し、上記半導体
レーザーから出射されたレーザー光を外部へ出射する電
源部と、共振器と、上記共振器内に配置されたレーザー
媒質とを有し、上記レーザー媒質が励起光により励起さ
れてレーザー発振することにより、外部へレーザー光を
出射するレーザーヘッド部と、上記電源部とレーザーヘ
ッド部とを光学的に接続し、上記電源部から外部へ出射
されたレーザー光を上記レーザーヘッド部の上記共振器
内へ導光するファイバーとを有し、上記レーザー媒質
は、上記ファイバーにより上記共振器内に導光された発
振波長880±5nmのレーザー光を励起光としてレー
ザー発振するようにしたものである。
【0016】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、互いに分離された電源部とレーザーヘッド
部とをファイバーにより光学的に接続し、電源部から外
部へ出射されたレーザー光をレーザーヘッド部の共振器
内へ導光するようにしたため、共振器周りの装置構成を
小型化することができるようになるとともに、レーザー
媒質が熱による影響を受けることがなくなり、さらに
は、半導体レーザーの交換などの際におけるメンテナン
スが容易になる。
【0017】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記
半導体レーザーはパルス動作し、上記電源部は発振波長
880±5nmのパルスレーザー光を外部へ出射するよ
うにしたものである。
【0018】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、本発明のうち請求項1または請求項2のいずれか1
項に記載の発明において、さらに、上記レーザーヘッド
部が上記共振器内に配置されたQスイッチを有するよう
にしたものである。
【0019】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記
Qスイッチを受動Qスイッチとしたものである。
【0020】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、本発明のうち請求項4に記載の発明において、上記
受動QスイッチをCr:YAG結晶としたものである。
【0021】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記
QスイッチをEO−Qスイッチとしたものである。
【0022】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記
QスイッチをAO−Qスイッチとしたものである。
【0023】また、本発明のうち請求項8に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記
半導体レーザーは連続発振動作し、上記電源部は発振波
長880±5nmの連続レーザー光を外部へ出射するよ
うにしたものである。
【0024】また、本発明のうち請求項9に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8の
いずれか1項に記載の発明において、上記レーザー媒質
をネオジウム添加ガドリニウムバナデイト結晶としたも
のである。
【0025】また、本発明のうち請求項10に記載の発
明は、本発明のうち請求項9に記載の発明において、上
記ネオジウム添加ガドリニウムバナデイト結晶を、レー
ザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比率で15
%以下の濃度となるように添加されたガドリニウムバナ
デイト結晶としたものである。
【0026】また、本発明のうち請求項11に記載の発
明は、本発明のうち請求項10に記載の発明において、
上記レーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比
率で15%以下の濃度となるように添加されたガドリニ
ウムバナデイト結晶は、フローティングゾーン法により
生成されたものとしたものである。
【0027】また、本発明のうち請求項12に記載の発
明は、本発明のうち請求項9、請求項10または請求項
11のいずれか1項に記載の発明において、上記電源部
は波長880±5nmのレーザー光を外部へ出射し、上
記ネオジウム添加ガドリニウムバナデイト結晶は主吸収
帯である波長808nm帯とは異なる波長880nm帯
の励起光により励起されるようにしたものである。
【0028】また、本発明のうち請求項13に記載の発
明は、本発明のうち請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8
のいずれか1項に記載の発明において、上記レーザー媒
質をネオジウム添加イットリウムバナデイト結晶とした
ものである。
【0029】また、本発明のうち請求項14に記載の発
明は、本発明のうち請求項13に記載の発明において、
上記ネオジウム添加イットリウムバナデイト結晶を、レ
ーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比率で1
5%以下の濃度となるように添加されたイットリウムバ
ナデイト結晶としたものである。
【0030】また、本発明のうち請求項15に記載の発
明は、本発明のうち請求項14に記載の発明において、
上記レーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比
率で15%以下の濃度となるように添加されたイットリ
ウムバナデイト結晶は、フローティングゾーン法により
生成されたものとしたものである。
【0031】また、本発明のうち請求項16に記載の発
明は、本発明のうち請求項13、請求項14または請求
項15のいずれか1項に記載の発明において、上記電源
部は波長880±5nmのレーザー光を外部へ出射し、
上記ネオジウム添加イットリウムバナデイト結晶は主吸
収帯である波長808nm帯とは異なる波長880nm
帯の励起光により励起されるようにしたものである。
【0032】また、本発明のうち請求項17に記載の発
明は、本発明のうち請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請
求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項
13、請求項14、請求項15または請求項16のいず
れか1項に記載の発明において、上記電源部が上記半導
体レーザーを冷却する冷却装置を有するようにしたもの
である。
【0033】また、本発明のうち請求項18に記載の発
明は、本発明のうち請求項17に記載の発明おいて、上
記冷却装置が電子冷却により上記半導体レーザーを冷却
するようにしたものである。
【0034】また、本発明のうち請求項19に記載の発
明は、パルス電源と、上記パルス電源により駆動されて
発振波長880±5nmのパルスレーザー光を出射する
半導体レーザーとを有し、上記半導体レーザーから出射
されたパルスレーザー光を外部へ出射する電源部と、共
振器と、上記共振器内に配置されたレーザー活性イオン
としてネオジウムが原子数の比率で15%以下の濃度と
なるように添加されたガドリニウムバナデイト結晶と、
上記共振器内に配置された受動Qスイッチとを有し、上
記ガドリニウムバナデイト結晶が励起光により励起され
てレーザー発振することにより、外部へレーザー光を出
射するレーザーヘッド部と、上記電源部とレーザーヘッ
ド部とを光学的に接続し、上記電源部から外部へ出射さ
れたレーザー光を上記レーザーヘッド部の上記共振器内
へ導光するファイバーとを有し、上記ガドリニウムバナ
デイト結晶は、上記ファイバーにより上記共振器内に導
光された発振波長880±5nmのレーザー光を励起光
としてレーザー発振するようにしたものである。
【0035】また、本発明のうち請求項20に記載の発
明は、本発明のうち請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請
求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項
13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項1
7、請求項18または請求項19のいずれか1項に記載
のレーザーシステムにおいて、上記レーザーヘッド部
は、上記共振器内に高調波発生用の結晶を配置するよう
にしたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明によるレーザーシステムの実施の形態の一例
を詳細に説明する。
【0037】図1には、本発明の実施の形態の一例によ
るレーザーシステムの概略構成説明図が示されている。
【0038】このレーザーシステム10は、電源部12
と、レーザーヘッド部14と、電源部12とレーザーヘ
ッド部14とを光学的に接続するファイバー16と、電
源部12の動作を制御するためのコントローラー18と
により構成されている。なお、電源部12とコントロー
ラー18とは別体に構成され、電源部12とコントロー
ラー18とは電気配線20により電気的に接続されてい
る。
【0039】電源部12は、ケーシング12a内に、半
導体レーザー12c(後述する。)を駆動する電源12
bと、電源12bにより駆動されてレーザー媒質14e
(後述する。)を励起する励起光としてのレーザー光を
出射する半導体レーザー12cと、電源12bならびに
半導体レーザー12cを電子冷却などにより冷却する冷
却装置12dとを配設して構成されている。即ち、半導
体レーザー12cは、電源部12内においてその発振動
作を制御される。
【0040】なお、電源12bのオン/オフ制御、冷却
装置12dの温度制御ならびに半導体レーザー12cが
レーザー光としてパルスレーザー光を出射するパルス動
作をさせる際のパルスの繰り返し制御などは、コントロ
ーラー18によって制御される。
【0041】ここで、電源12bをオンすると、このレ
ーザーシステム10全体が駆動状態におかれ、電源12
bをオフすると、このレーザーシステム10全体が停止
状態となる。
【0042】電源12bとしては、例えば、パルス電源
や連続動作安定化電源を用いることができる。
【0043】即ち、このレーザーシステム10におい
て、半導体レーザー12cがレーザー光としてパルスレ
ーザー光を出射するパルス動作をさせる場合には、電源
12bとしてパルス電源を用いればよい。一方、半導体
レーザー12cがレーザー光としてパルスレーザー光を
出射するパルス動作をさせる必要がなく、半導体レーザ
ー12cがレーザー光として連続レーザー光を出射する
連続発振動作をさせる場合には、電源12bとして連続
動作安定化電源を用いればよい。
【0044】ここで、電源12bとしてのパルス電源と
は、半導体レーザー12cをパルス動作させるために、
電源12bから半導体レーザー12cに電流が流れる回
路の途中にスイッチ機構が設けられているものである。
このスイッチ機構を開けたり閉じたりすることにより、
当該回路を流れている電流を遮ったり通したりすること
ができ、その結果、半導体レーザー12cはパルス動作
して出力されるレーザー光はパルス、即ち、パルスレー
ザー光となるものである。そして、コントローラー18
は、このスイッチ機構のスイッチングの間隔を任意に設
定することができ、それにより半導体レーザー12cを
パルス動作させる際のパルスの繰り返し制御が実現され
る。
【0045】また、後述するように、電源部12内にお
いて半導体レーザー12cをパルス動作するように制御
すると、この半導体レーザー12cのパルス動作によ
り、受動Qスイッチ14fの繰り返しが制御される。
【0046】ここで、ケーシング12aは、例えば、ア
ルミニウムや鉄などの材料に構成することができる。
【0047】また、半導体レーザー12cとしては、例
えば、GaAsを用いたレーザーバーを用いることがで
きる。上記したように、冷却装置12dは半導体レーザ
ー12cを冷却して、半導体レーザー12cの温度制御
が行っている。こうした冷却装置12dによる半導体レ
ーザー12cの温度制御によって、半導体レーザー12
cの発振波長を微調整することが可能である。
【0048】冷却装置12dとしては、例えば、電子冷
却方式の冷却装置を用いることができる。なお、冷却装
置12dは電子冷却方式の冷却装置に限られるものでは
なく、水冷式の冷却装置や、空冷式の冷却装置などを用
いるようにしてもよい。
【0049】コントローラー18は、マイクロコンピュ
ーターにより構成されており、以下のような制御を行
う。
【0050】即ち、コントローラー18は、上記したよ
うに、例えば、電源12bのオン/オフ制御や冷却装置
12dの温度制御や半導体レーザー12cのパルス動作
の制御などを行う。
【0051】なお、後述するように、半導体レーザー1
2cのパルス動作に応じて、受動Qスイッチ14fの制
御が行われる。
【0052】レーザーヘッド部14は、図2にその詳細
な構成を示すように、ケーシング14a内に、ファイバ
ー16を接続するためのファイバーコネクタ14bと、
ファイバー16およびファイバーコネクタ14bを介し
て半導体レーザー12cから出射されたレーザー光(以
下、「半導体レーザー12cから出射されたレーザー
光」を「励起光」と称する。)を集光する集光レンズ1
4cと、集光レンズ14cから出射された励起光を透過
するとともにレーザー媒質14e(後述する。)から出
射されたレーザー光を高効率で反射する反射鏡14d
と、半導体レーザー12bから出射された所定の波長の
レーザー光の当該所定の波長に吸収帯があって当該所定
の波長のレーザー光を励起光としてレーザー発振するレ
ーザー結晶などのレーザー媒質14eと、パルス動作の
ためのQスイッチとしての受動Qスイッチ(Passi
ve Q−switch)14fと、反射鏡14dとレ
ーザー共振器を構成する出力カップラー14gと、出力
カップラー14gから出射されたレーザー光を外部へ透
過させるウインドウ14hとを配設して構成されてい
る。
【0053】即ち、このレーザーシステム10において
は、レーザーヘッド部14の反射鏡14dと出力カップ
ラー14gとにより共振器が構成されている。
【0054】ここで、ケーシング14aは、例えば、ア
ルミニウムやインバー(ニッケル合金の一種)などの材
料に構成することができる。
【0055】なお、ファイバーコネクタ14bとして
は、例えば、SMAコネクタやFCコネクタなどの各種
の市販のコネクタを用いることができる。
【0056】また、集光レンズ14cは、例えば、合成
石英の平凸レンズよりなり、その焦点距離は、例えば、
50mmである。
【0057】また、反射鏡14dは、例えば、合成石英
よりなり、その反射率は、例えば、波長1063mmに
対して99%以上である。
【0058】また、レーザー媒質14eとしては、例え
ば、レーザー活性イオンとしてネオジウム(Nd)が添
加(以下、「ドープ」と適宜に称する。)されたガドリ
ニウムバナデイト(GdVO)結晶であるネオジウム
添加ガドリニウムバナデイト(以下、「Nd:GdVO
」と適宜称する。)結晶や、レーザー活性イオンとし
てネオジウムがドープされたイットリウムバナデイト結
晶であるネオジウム添加イットリウムバナデイト(以
下、「Nd:YVO」と適宜称する。)結晶などを用
いることができる。
【0059】これらNd:GdVO結晶やNd:YV
結晶は、例えば、フローティングゾーン法を用いて
作成されたものが好ましい。また、Nd添加濃度として
は、レーザー活性イオンとしてNdが原子数の比率で1
5%以下の濃度となるものであることが好ましく、その
中でも2%以上の濃度であることが好ましく、例えば、
2%乃至15%の濃度であることが好ましい。
【0060】また、このレーザーシステム10におい
て、レーザー媒質14eとしてNd:GdVO結晶や
Nd:YVO結晶を用いる場合には、例えば、「縦3
mm×横3mm×厚さ1mm」ほどのサイズの長方体形
状のものを用いることができる。
【0061】また、受動Qスイッチ14fは、内部に蓄
えられた光エネルギーがある一定値を越えたとき、透過
率が80%〜90%になるという性質をもった結晶であ
る。この受動Qスイッチ14fとしては、例えば、クロ
ームYAG(Cr:YAG)結晶やCr:MgSiO
結晶などを用いることができる。
【0062】また、出力カップラー14gは、例えば、
部分反射鏡により構成することができる。より詳細に
は、出力カップラー14gは、例えば、表面に誘電多層
膜をコーディングした凹面鏡により構成することができ
る。こうした出力カップラー14gの波長1063nm
での反射率は、例えば、80%〜95%である。
【0063】また、ウインドウ14hとしては、例え
ば、合成石英やBK7ガラスを用いることができる。
【0064】さらに、ファイバー16としては、例え
ば、石英のバンドル型などのファイバーを用いることが
できる。
【0065】ここで、ファイバー16とレーザーヘッド
部14とは、ファイバーコネクタ14bを介して接続さ
れることになるが、ファイバー16と半導体レーザー1
2bとは、例えば、図5(a)(b)に示すようにして
接続される。
【0066】ここで、図5(a)にはバンドル方式が示
されており、半導体レーザー12bに近接して配置した
ファイバー16に光を入射させ、バンドル状に束ねて光
を伝送するようになされている。
【0067】また、図5(b)にはレンズ集光方式が示
されており、半導体レーザー12bから出射された光を
合成石英などの集光レンズで集光して、ファイバー16
に入射して伝送するようになされている。
【0068】以上の構成において、このレーザーシステ
ム10においては、電源部12とレーザーヘッド部14
とがファイバー16によって接続され、電源部12から
出射された励起光はファイバー16を介してファイバー
伝送され、レーザーヘッド部12へ入射される。
【0069】従って、電源部12とレーザーヘッド部1
4とは、ファイバー16を取り付けたり取り外したりす
ることにより、容易に接続や切り離しを行うことができ
る。
【0070】そして、レーザーヘッド部14へ入射した
励起光は、レーザー媒質14e内で焦点を結ぶように、
集光レンズ14cにより集光される。
【0071】上記したように、このレーザーシステム1
0の共振器は、反射鏡14dと出力カップラー14gと
により構成され、反射鏡14dと出力カップラー14g
との間にレーザー媒質14eが配置される。
【0072】レーザーヘッド部14における共振器によ
り発振されたレーザー光は、ウインドウ14hを透過し
て外部へと出射される。
【0073】上記したように、このレーザーシステム1
0においては、電源部12の半導体レーザー12bとレ
ーザーヘッド部14とをファイバー16によってファイ
バー結合し、励起光をファイバー16によってレーザー
ヘッド部14の共振器へ伝送するようにしている。これ
により、レーザーヘッド部14と励起源ならびに電気系
たる電源部12とを空間的に分離して配置することが可
能となされている。
【0074】即ち、このレーザーシステム10は、半導
体レーザー12bを電源部12内に組み込み、半導体レ
ーザー12bからの励起光をファイバー16によって伝
送させてレーザーヘッド部12内に入射させるようにし
て、レーザーヘッド部14内から熱源となる電機部品を
排除することを可能にし、レーザーヘッド部14の小型
化や安定化を実現している。
【0075】また、電源部12とレーザーヘッド部14
とを光学的に接続する接続手段として、脱着可能なファ
イバー16を用いるようにしたので、電源部12とレー
ザーヘッド部14とを容易に分離することができる。こ
のため、電源部12内の電源12bや半導体レーザーc
のメンテナンスの際に、レーザーヘッド部14内の共振
器の環境を変える必要がなく、容易にメンテナンスを行
うことができる。
【0076】このレーザーシステム10のレーザーヘッ
ド部14内に配置されたレーザー媒質14eとしてN
d:GdVO結晶を用いると、レーザー媒質14fた
るNd:GdVO結晶を880±5nm帯の励起光で
励起して、レーザー発振させることができる。つまり、
このレーザーシステム10においては、880nm帯で
の励起を行うことが可能となる。
【0077】即ち、Ndをレーザー活性イオンとするレ
ーザー結晶(レーザー媒質)の励起光をもっとも効率よ
く吸収する波長は808nmであり、それ以外の波長帯
では吸収が非常に小さく、効率が悪いために励起を行う
のは難しかった。
【0078】しかしながら、Nd添加濃度を上げること
で、図3に示すように、低濃度のときには励起が行えな
かった880nm帯での励起が可能となるものである。
なお、880nm帯での励起が可能となるNd添加濃度
は、好ましくは15%以下の濃度(ネオジウムの原子数
の比率が15%以下)であり、その中でも2%以上の濃
度(ネオジウムの原子数の比率が2%以上)であること
が好ましく、例えば、2%乃至15%の濃度(ネオジウ
ムの濃度が2%乃至15%)であることが好ましい。
【0079】そして、この880nm帯での励起を用い
ると、808nm帯での励起に比べエネルギー変換効率
の理論的限界として約10%ほど上昇させることがで
き、また、レーザー媒質14e内部の熱の影響を約30
%ほど低減させることができる。そして、こうした効果
により、レーザーシステム10全体の高効率化や、出射
されるレーザー光のビームの品質の向上などを図ること
ができる。
【0080】そして、レーザー媒質14eとして用いる
ことのできるNd:GdVO結晶やNd:YVO
晶は、ファイバー16による励起に適している。即ち、
高品質なレーザー光を高効率に得るためには、ファイバ
ーによる結晶の端面励起が適しており、その端面励起に
は、吸収係数が高いNd:GdVO結晶やNd:YV
結晶が大変有効である。
【0081】さらに、このレーザーシステム10におい
ては、レーザーヘッド部14から出射されるレーザー光
をパルス動作させるために、受動Qスイッチ14fを用
いている。従って、レーザーヘッド部14からパルス動
作させるための電気系を除去することができ、レーザー
ヘッド部14を小型化することができるとともに、制御
性が向上される。
【0082】即ち、受動Qスイッチ14fは、内部に蓄
えられた光エネルギーがある一定値を越えたとき、透過
率が80%〜90%になるというシャッター動作を行う
ものである。従って、反射鏡14dと出力カップラー1
4gとにより構成される共振器内に配置された受動Qス
イッチ14fは、レーザー媒質14eからの自然放出光
によりシャッター動作を制御されることになる。
【0083】ここで、反射鏡14dと出力カップラー1
4gとにより構成される共振器内を往復するレーザー光
の生成の制御は、電源部12によって行われる励起光の
生成の制御に基づくものであるので、ひいてはレーザー
ヘッド部14から出射されるレーザー光のパルス動作の
制御は、電源部12によって行われることになる。
【0084】上記したように、受動Qスイッチ14fを
用いることにより、レーザーヘッド部14から出射され
るレーザー光のパルス動作の制御を、励起光を生成する
半導体レーザー12cの電源部12によって行うことが
できるので、当該レーザー光のパルス動作の安定化を図
ることができるとともに、レーザーヘッド部14の小型
化を図ることができる。
【0085】即ち、従来のレーザーシステムにおいて
は、AO−QスイッチやEO−Qスイッチなどが使用さ
れていた。これら従来において用いられていたQスイッ
チは、音響波や電気によってスイッチングを行っていた
ため、共振器内にQスイッチを挿入した場合には、電気
部品の組み込みが不可欠となり、レーザーヘッドの大型
化が避けられず、また、熱の発生によるレーザー発振の
不安定さの原因にもなっていた。また、電気配線、発振
器などの必要性により、装置全体の大型化も免れなかっ
た。
【0086】しかしながら、このレーザーシステム10
においては、パルス動作のために受動Qスイッチを用い
ることで、Qスイッチから電気部品を一切排除するよう
にしたものである。そのため、レーザーヘッド部14も
極めて簡潔な構造として小型化することが可能となり、
また、レーザーヘッド部14から出射されるレーザー光
のパルス動作の制御を、半導体レーザー12cのパルス
動作の制御によって行うことができるため、Qスイッチ
用の電源も不要になった。受動Qスイッチ14fに入射
するレーザー光のパルス動作を制御することにより、任
意の繰り返しをもつQスイッチの機能を果たすことがで
きる。
【0087】特に、この受動Qスイッチ14fは、自然
放出断面積が大きなレーザー媒質に適しているため、大
きな自然放出断面積をもつNd:GdVOやNd:Y
VO との適性が極めて好ましいものである。
【0088】ここで、受動Qスイッチ14fについてさ
らに説明すると、受動Qスイッチ14fを使う場合に
は、パルス動作の半導体レーザー12cと組み合わせて
用いることが重要である。即ち、受動Qスイッチは、内
部に蓄えられた光エネルギーがある一定値を越えたと
き、透過率が80〜90%になるという性質を持った結
晶である。そのため、受動Qスイッチそのものはパルス
を発生させることはできても、その繰り返しを制御する
機能は持っておらず、ある一定の光エネルギーが溜まっ
た時点でレーザー光を放出し、また光エネルギーを溜め
て放出するということしかできない。そこで、受動Qス
イッチ14fに入射した光エネルギーが溜まっていくま
での間隔は、励起用レーザー、即ち、半導体レーザー1
2cから発生される光の量を調節することによって制御
することが可能となる。このため、励起用レーザー、即
ち、半導体レーザー12cをパルス動作させれば、半導
体レーザー12cからのパルスレーザー光が入射してい
るときだけレーザー媒質14eが励起され、光エネルギ
ーが放出されて受動Qスイッチ14fに蓄えられるの
で、半導体レーザー12cの電流の印加時間によって、
受動Qスイッチ14fの繰り返しも制御できることにな
る。
【0089】また、このレーザーシステム10がパルス
動作を必要としない場合には、受動Qスイッチ14fを
設ける必要はなく、半導体レーザー12cの電源12b
としてもスイッチング機構を持たない連続動作する連続
安定化電源などを用いればよく、半導体レーザー12c
としても連続発振を行うことができるものを用いればよ
い。
【0090】なお、上記した実施の形態は、以下に説明
する(1)乃至(8)に示すように変形してもよい。
【0091】(1)上記した実施の形態においては、レ
ーザーヘッド部14の反射鏡14dと出力カップラー1
4gとにより共振器を構成するようにしたが、これに限
られるものではないことは勿論であり、図4(a)に示
すように、レーザー媒質14eの励起光の入射側の面、
即ち、ファイバーコネクタ14bが位置する側の面を全
反射膜40でコーティングすることにより、反射鏡14
dを省略するようにしてもよい。
【0092】なお、全反射膜40は、例えば、誘電体多
層膜よりなるものであり、反射率は、例えば、99%以
上である。
【0093】(2)上記した実施の形態においては、レ
ーザーヘッド部14の反射鏡14dと出力カップラー1
4gとにより共振器を構成するようにしたが、これに限
られるものではないことは勿論であり、図4(b)に示
すように、レーザー媒質14eの励起光の入射側の面、
即ち、ファイバーコネクタ14bが位置する側の面を全
反射膜40でコーティングするとともに、他方の面を受
動Qスイッチ14fと接合させることにより、反射鏡1
4dを省略し、かつ、レーザー媒質14eと受動Qスイ
ッチ14fとを一体化するようにしてもよい。
【0094】(3)上記した実施の形態においては、レ
ーザーヘッド部14の反射鏡14dと出力カップラー1
4gとにより共振器を構成するようにしたが、これに限
られるものではないことは勿論であり、図4(c)に示
すように、レーザー媒質14eの励起光の入射側の面、
即ち、ファイバーコネクタ14bが位置する側の面を全
反射膜40でコーティングするとともに、他方の面を受
動Qスイッチ14fと接合させ、さらに受動Qスイッチ
14fに出力カップラー14gを接合することにより、
反射鏡14dを省略し、かつ、レーザー媒質14eと受
動Qスイッチ14fと出力カップラー14gとを一体化
するようにしてもよい。
【0095】(4)上記した実施の形態においては、レ
ーザーヘッド部14の反射鏡14dと出力カップラー1
4gとにより共振器を構成するようにしたが、これに限
られるものではないことは勿論であり、図4(d)に示
すように、レーザー媒質14eの励起光の入射側の面、
即ち、ファイバーコネクタ14bが位置する側の面を全
反射膜40でコーティングするとともに、他方の面を受
動Qスイッチ14fと接合させ、さらに受動Qスイッチ
14fのレーザー光の出射側の面に部分反射膜42をコ
ーティングすることにより、反射鏡14dおよび出力カ
ップラー14gを省略し、レーザー媒質14eと受動Q
スイッチ14fとを一体化するようにしてもよい。
【0096】なお、部分反射膜42は、例えば、誘電体
多層膜よりなるものであり、反射率葉、例えば、80〜
95%である。
【0097】(5)上記した実施の形態においては、Q
スイッチとして受動Qスイッチ14fを用いたが、これ
に限られるものではないことは勿論である。Qスイッチ
として受動QスイッチでないAO−QスイッチやEO−
Qスイッチを用いた場合には、これらのQスイッチのド
ライバーを電源部12に組み込み、コントローラー18
で制御するようにしてもよい。
【0098】なお、レーザーシステム10にパルス動作
を行わせる必要がない場合には、共振器内にQスイッチ
を配置する必要はない。
【0099】(6)上記した実施の形態においては、レ
ーザーヘッド部14にレーザー光を透過するウインドウ
hを設けたが、必ずしもウインドウ14hを使用しなく
てもよいものであり、その場合にはウインドウ14hを
配設しなければよい。
【0100】(7)上記した実施の形態において、レー
ザーシステム10の共振器内に高調波発生用の結晶を配
置して、この高調波発生用の結晶にレーザーシステム1
0のレーザー媒質14fによって発振されたレーザー光
を入射するようにして、当該入射したレーザー光の波長
とは異なった波長のレーザー光をレーザーシステム10
から取り出すようにしてもよい。高調波発生用の結晶と
しては、例えば、LBO結晶やKTP結晶などの非線形
光学結晶がある。こうしたLBO結晶やKTP結晶など
の非線形光学結晶のサイズは、例えば、「縦4mm×横
4mm×厚さ5mm」程度であり、こうした非線形光学
結晶にレーザー媒質14fによって発振されたレーザー
光を入射させることにより、当該入射されたレーザー光
の波長とは異なった波長のレーザー光を取り出すことが
できる。例えば、入射されたレーザー光の波長が106
3nmであるならば、約531.5nmの波長のレーザ
ー光を取り出すことができる。
【0101】(8)上記した実施の形態ならびに上記し
た(1)乃至(7)に示す変形例は、適宜に組み合わせ
て用いるようにしてもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、共振器周りの装置構成を小型化することが
できるという優れた効果を奏する。
【0103】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、レーザー媒質が熱による影響を受ける
ことがなく、ビームの高品質化を図ることができるとい
う優れた効果を奏する。
【0104】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、励起波長をレーザーの発振波長に近づ
けることにより、エネルギーの変換効率を向上させて高
効率化を図ることができ、結晶に残る熱を低減すること
ができるようになるという優れた効果を奏する。
【0105】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、メンテナンスが容易になるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例によるレーザーシス
テムの概略構成説明図である。
【図2】レーザーヘッド部の詳細な構成を示す概略構成
説明図である。
【図3】本願発明者による実験結果を示すグラフであ
り、Nd:GdVO結晶のうちで、ネオジウムの濃度
が2%、即ち、ネオジウムの原子数の比率が2%のもの
について、その吸収スペクトルの測定結果を示すグラフ
である。なお、横軸は[nm]単位で波長(Wavel
ength)を示し、縦軸は[cm−1]単位で吸収係
数(Absorption coefficient)
を示している。
【図4】(a)、(b)、(c)ならびに(d)は、本
発明の実施の形態の一例によるレーザーシステムの変形
例の概略構成説明図である。
【図5】ファイバーと半導体レーザーとの接続の手法を
示す説明図であり、(a)はバンドル方式を示し、
(b)はレンズ集光方式を示している。
【符号の説明】
10 レーザーシステム 12 電源部 12a ケーシング 12b 電源 12c 半導体レーザー 12d 冷却装置 14 レーザーヘッド部 14a ケーシング 14b ファイバーコネクタ 14c 集光レンズ 14d 反射鏡 14e レーザー媒質 14f 受動Qスイッチ(Passive Q
−switch) 14g 出力カップラー 14h ウインドウ 16 ファイバー 18 コントローラー 20 電気配線 40 全反射膜 42 部分反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 一郎 愛知県岡崎市東明大寺町11−10 リーベン ハイム21 107号 (72)発明者 佐藤 庸一 愛知県岡崎市明大寺町栗林42−1 メゾン 栗林203号 (72)発明者 ボイク ルペイ ルーマニア、ブカレスト、アール−76900、 イルフォヴ カウンティ、アトミスチロル ストリート、マグレレ、オー5 ビルデ ィング、サード フロアー、15 フラット (72)発明者 ニコライ パベル ルーマニア、ブカレスト、アール−76900、 イルフォヴ カウンティ、アトミスチロル ストリート、マグレレ、ジー2 ビルデ ィング、セカンド フロアー、22 フラッ ト Fターム(参考) 2H037 BA03 BA32 CA16 DA03 DA04 DA05 DA38 5F072 AB02 AB20 FF09 HH07 JJ01 JJ02 PP07 RR01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、前記電源により駆動されて発振
    波長880±5nmのレーザー光を出射する半導体レー
    ザーとを有し、前記半導体レーザーから出射されたレー
    ザー光を外部へ出射する電源部と、 共振器と、前記共振器内に配置されたレーザー媒質とを
    有し、前記レーザー媒質が励起光により励起されてレー
    ザー発振することにより、外部へレーザー光を出射する
    レーザーヘッド部と、 前記電源部とレーザーヘッド部とを光学的に接続し、前
    記電源部から外部へ出射されたレーザー光を前記レーザ
    ーヘッド部の前記共振器内へ導光するファイバーとを有
    し、 前記レーザー媒質は、前記ファイバーにより前記共振器
    内に導光された発振波長880±5nmのレーザー光を
    励起光としてレーザー発振するものであるレーザーシス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザーシステムにお
    いて、 前記半導体レーザーはパルス動作し、前記電源部は発振
    波長880±5nmのパルスレーザー光を外部へ出射す
    るものであるレーザーシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1項
    に記載のレーザーシステムにおいて、さらに、 前記レーザーヘッド部は、前記共振器内に配置されたQ
    スイッチを有するものであるレーザーシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレーザーシステムにお
    いて、 前記Qスイッチは、受動Qスイッチであるレーザーシス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレーザーシステムにお
    いて、 前記受動Qスイッチは、Cr:YAG結晶であるレーザ
    ーシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のレーザーシステムにお
    いて、 前記Qスイッチは、EO−Qスイッチであるレーザーシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のレーザーシステムにお
    いて、 前記Qスイッチは、AO−Qスイッチであるレーザーシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のレーザーシステムにお
    いて、 前記半導体レーザーは連続発振動作し、前記電源部は発
    振波長880±5nmの連続レーザー光を外部へ出射す
    るものであるレーザーシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8のい
    ずれか1項に記載のレーザーシステムにおいて、 前記レーザー媒質は、ネオジウム添加ガドリニウムバナ
    デイト結晶であるレーザーシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のレーザーシステムに
    おいて、 前記ネオジウム添加ガドリニウムバナデイト結晶は、レ
    ーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比率で1
    5%以下の濃度となるように添加されたガドリニウムバ
    ナデイト結晶であるレーザーシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のレーザーシステム
    において、 前記レーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比
    率で15%以下の濃度となるように添加されたガドリニ
    ウムバナデイト結晶は、フローティングゾーン法により
    生成されたものであるレーザーシステム。
  12. 【請求項12】 請求項9、請求項10または請求項1
    1のいずれか1項に記載のレーザーシステムにおいて、 前記電源部は波長880±5nmのレーザー光を外部へ
    出射し、 前記ネオジウム添加ガドリニウムバナデイト結晶は主吸
    収帯である波長808nm帯とは異なる波長880nm
    帯の励起光により励起されるものであるレーザーシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8の
    いずれか1項に記載のレーザーシステムにおいて、 前記レーザー媒質は、ネオジウム添加イットリウムバナ
    デイト結晶であるレーザーシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のレーザーシステム
    において、 前記ネオジウム添加イットリウムバナデイト結晶は、レ
    ーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比率で1
    5%以下の濃度となるように添加されたイットリウムバ
    ナデイト結晶であるレーザーシステム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のレーザーシステム
    において、 前記レーザー活性イオンとしてネオジウムが原子数の比
    率で15%以下の濃度となるように添加されたイットリ
    ウムバナデイト結晶は、フローティングゾーン法により
    生成されたものであるレーザーシステム。
  16. 【請求項16】 請求項13、請求項14または請求項
    15のいずれか1項に記載のレーザーシステムにおい
    て、 前記電源部は波長880±5nmのレーザー光を外部へ
    出射し、 前記ネオジウム添加イットリウムバナデイト結晶は主吸
    収帯である波長808nm帯とは異なる波長880nm
    帯の励起光により励起されるものであるレーザーシステ
    ム。
  17. 【請求項17】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
    3、請求項14、請求項15または請求項16のいずれ
    か1項に記載のレーザーシステムにおいて、 前記電源部は、前記半導体レーザーを冷却する冷却装置
    を有するものであるレーザーシステム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のレーザーシステム
    において、 前記冷却装置は、電子冷却により前記半導体レーザーを
    冷却するものであるレーザーシステム。
  19. 【請求項19】 パルス電源と、前記パルス電源により
    駆動されて発振波長880±5nmのパルスレーザー光
    を出射する半導体レーザーとを有し、前記半導体レーザ
    ーから出射されたパルスレーザー光を外部へ出射する電
    源部と、 共振器と、前記共振器内に配置されたレーザー活性イオ
    ンとしてネオジウムが原子数の比率で15%以下の濃度
    となるように添加されたガドリニウムバナデイト結晶
    と、前記共振器内に配置された受動Qスイッチとを有
    し、前記ガドリニウムバナデイト結晶が励起光により励
    起されてレーザー発振することにより、外部へレーザー
    光を出射するレーザーヘッド部と、 前記電源部とレーザーヘッド部とを光学的に接続し、前
    記電源部から外部へ出射されたレーザー光を前記レーザ
    ーヘッド部の前記共振器内へ導光するファイバーとを有
    し、 前記ガドリニウムバナデイト結晶は、前記ファイバーに
    より前記共振器内に導光された発振波長880±5nm
    のレーザー光を励起光としてレーザー発振するものであ
    るレーザーシステム。
  20. 【請求項20】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
    3、請求項14、請求項15、請求項16、請求項1
    7、請求項18または請求項19のいずれか1項に記載
    のレーザーシステムにおいて、 前記レーザーヘッド部は、前記共振器内に高調波発生用
    の結晶を配置したものであるレーザーシステム。
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