JP2003331481A - 光学記録媒体の製造方法 - Google Patents

光学記録媒体の製造方法

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JP2003331481A
JP2003331481A JP2002137372A JP2002137372A JP2003331481A JP 2003331481 A JP2003331481 A JP 2003331481A JP 2002137372 A JP2002137372 A JP 2002137372A JP 2002137372 A JP2002137372 A JP 2002137372A JP 2003331481 A JP2003331481 A JP 2003331481A
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JP2002137372A
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Eijiro Kikuno
英二郎 菊野
Yuji Akiyama
雄治 秋山
Ken Minemura
憲 峯村
Hideaki Yoshimura
英昭 吉村
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Sony Music Solutions Inc
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Sony Disc Technology Inc
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】転写用部材からなる中間層とスタンパとの界面
において精度良くかつ簡易に剥離することができる光学
記録媒体の製造方法を提供する。 【解決手段】中心にセンタホールが設けられた略円盤形
状であり、一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が設け
られ、凹凸形状の形成面と上記センタホールの内壁面と
の角部に階段状あるいはテーパ形状の切欠部10aが設
けられているスタンパ10を形成し、スタンパ10の凹
凸形状の形成面に、転写用部材からなる中間層15およ
びディスク基材11を積層し、この積層した状態で中間
層15を固化させる。次に、段差状あるいはテーパ状の
切欠部10aの表面を内壁の一部とする空隙Vに1気圧
以上の圧力のガスGを供給し、ガスGの作用によりスタ
ンパ10と中間層15の界面で剥離する。次に、スタン
パ10からの転写により得られた中間層15の凹凸形状
(15d)の形成面に光学記録層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学記録媒体の製
造方法に関し、特に大容量化に適した光学記録媒体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録の分野においては、光学
情報記録方式に関する研究が各所で進められている。こ
の光学情報記録方式は、非接触で記録・再生が行えるこ
と、再生専用型、追記型、書換可能型のそれぞれのメモ
リ形態に対応できるなどの数々の利点を有し、安価な大
容量ファイルの実現を可能とする方式として産業用から
民生用まで幅広い用途が考えられている。
【0003】上記の各種光学情報記録方式用の光学記録
媒体(以下、光ディスクともいう)の大容量化は、主
に、光学情報記録方式に用いる光源となるレーザ光の短
波長化と、高開口数の対物レンズを採用することによ
り、焦点面でのスポットサイズを小さくすることで達成
してきた。
【0004】例えば、次世代の光ディスクシステムにお
いては、ディスク基材の表面にグルーブやピットなどの
光学記録層用の凹凸形状が形成され、この凹凸形状の形
成面に光学記録層が形成され、この光学記録層上に例え
ば0.1mm程度の光透過性の保護膜が設けられてなる
光ディスクに、開口数が0.78以上の対物レンズで波
長が450nm以下の記録または再生用のレーザ光を保
護層側から照射することで大容量化を図っている。
【0005】このような光ディスクシステムでは、レー
ザ光を短波長とし、かつ、対物レンズを高開口数とした
ことから、レーザ光の焦点面でのスポットにおいて球面
収差が発生しやすく、かつ焦点深度が浅くなる。このた
め、光学記録層上に設けられる光透過性の保護層の厚さ
や、2層以上の光学記録層を有する光ディスクの場合で
は各光学記録層の間の中間層の厚さを均一に制御するこ
とが重要となり、これらの保護層や中間層を構成するよ
うな凹凸形状の転写用部材として、膜厚が精度良く形成
されているドライフォトポリマシートなどが広く用いら
れている。
【0006】上記のような光ディスクの製造方法につい
て説明する。例えば、中心にセンターホールCHが設け
られた略円盤形状であり、グルーブやピットなどの光学
記録層転写用の凸部100pを含む凹凸形状が一表面に
設けられたニッケルなどの金属製のスタンパ100を作
成する。次に、図15(a)の断面図に示すように、ス
タンパ100の凹凸形状の形成面に、ドライフォトポリ
マシートあるいは紫外線硬化樹脂などの転写用部材から
なる中間層101と、射出成形などにより形成した厚さ
1.1mm程度のディスク基材102とを積層させ、紫
外線照射などにより中間層101を固化させる。次に、
スタンパ100と中間層101の界面で剥離し、スタン
パ100からの転写により得られた中間層101の凹凸
形状の形成面に光学記録層を形成し、さらにその上層に
保護層を形成して所望の光ディスクとする。
【0007】また、以下のような方法で形成することも
できる。例えば、凹凸形状形成面が射出成形用金型のキ
ャビティ内側を臨むように上記の金属製のスタンパを設
置し、アクリル樹脂あるいは環状ポリオレフィンなどの
樹脂を射出することにより、中心にセンターホールCH
が設けられた略円盤形状であり、グルーブやピットなど
の光学記録層転写用の凹部110dを含む凹凸形状が一
表面に設けられた樹脂製スタンパ110を作成する。次
に、図15(b)の断面図に示すように、スタンパ11
0の凹凸形状の形成面に、ドライフォトポリマシートあ
るいは紫外線硬化樹脂などの転写用部材からなる中間層
111と、厚さ0.1mm程度のシート状の基材112
とを積層させ、紫外線照射などにより中間層111を固
化させる。次に、スタンパ110と中間層111の界面
で剥離し、スタンパ110からの転写により得られた中
間層111の凹凸形状の形成面に光学記録層を形成し、
例えば厚さ1.1mm程度のディスク基材を貼り合わせ
て所望の光ディスクとする。また、上述のような方法に
より、貼り合わせようとするディスク基材側にも予め別
の凹凸形状および光学記録層を設けておくことで、多層
の光学記録層を有する光ディスクを製造することもでき
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
製造方法において、図15(a)の断面図に示す状態か
らスタンパ100と中間層101の界面で剥離する、あ
るいは、図15(b)の断面図に示す状態からスタンパ
110と中間層111の界面で剥離する工程において、
精度良くかつ簡易に剥離するのは非常に困難であった。
【0009】例えば、特開2001−52378号公報
には、信号転写用の中間層を介して転写基材とディスク
基材を貼り合わせ、それぞれの基材の間にセンターホー
ル側から機械的予備剥離をしたまま圧縮空気を供給して
剥離する方法が開示されている。この方法によると、製
造プロセス上、予備剥離のための機構を追加しなければ
ならず、製造装置が煩雑となり、ディスク1枚あたりの
製造サイクルタイムが延びてしまうという問題がある。
【0010】上記の方法において、予備剥離を行わず
に、転写基材とディスク基材に挟まれた信号転写用の中
間層の厚さ分だけの空隙に圧縮空気を供給した場合に
は、信号転写用の中間層の厚さが数10μm程度であっ
て空隙入り口の幅が十分ではなく、空隙を介しての圧縮
空気の圧力を剥離したい界面に十分に伝達できない。
【0011】信号転写用の中間層を介して厚さ0.1m
mのシート状基材を転写基材と貼り合わせ、剥離して転
写する際には、シート状基材の剥離のきっかけを得る方
法や剛性のないシート状基材をハンドリングして剥離す
る方法が困難であった。シート状基材の一端を持ち上げ
て一方向に剥離した場合には、剥離時のストレスによる
シート状基材の変形、剥離ムラなどが起こる問題があっ
た。
【0012】また、同様な方法により、予め転写基材へ
1層あるいは多層の反射膜を形成しておき、貼り合わせ
および剥離により1層あるいは多層の反射膜をシート状
基材に転写する際には、シート状基材の一端を持ち上げ
て一方向に剥離すると剥離時のストレスにより反射膜に
ひび割れやしわが生じて、記録信号の破壊が起こる問題
があった。
【0013】本発明は上記の状況に鑑みてなされたもの
であり、従って本発明の目的は、光学記録層用の凹凸形
状を転写する際に、転写用部材からなる中間層とスタン
パとの界面において精度良くかつ簡易に剥離することが
できる光学記録媒体の製造方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光学記録媒体の製造方法は、基材上に少
なくとも1層の光学記録層を有する光学記録媒体の製造
方法であって、中心にセンターホールが設けられた略円
盤形状であり、一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が
設けられ、上記凹凸形状の形成面と上記センターホール
の内壁面との角部に階段状あるいはテーパ形状の切欠部
が設けられているスタンパを形成する工程と、上記スタ
ンパの上記凹凸形状の形成面に、転写用部材からなる中
間層および上記基材を積層する工程と、上記スタンパ、
上記中間層および上記基材を積層した状態で上記中間層
を固化させる工程と、上記段差状あるいはテーパ状の切
欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧以上の圧力
のガスを供給し、上記ガスの作用により上記スタンパと
上記中間層の界面で剥離する工程と、上記スタンパから
の転写により得られた上記中間層の凹凸形状の形成面に
光学記録層を形成する工程とを有する。
【0015】上記の本発明の光学記録媒体の製造方法
は、中心にセンターホールが設けられた略円盤形状であ
り、一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が設けられ、
凹凸形状の形成面と上記センターホールの内壁面との角
部に階段状あるいはテーパ形状の切欠部が設けられてい
るスタンパを形成する。次に、スタンパの凹凸形状の形
成面に、転写用部材からなる中間層および基材を積層
し、この積層した状態で中間層を固化させる。次に、段
差状あるいはテーパ状の切欠部の表面を内壁の一部とす
る空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給し、ガスの作用
によりスタンパと中間層の界面で剥離する。次に、スタ
ンパからの転写により得られた中間層の凹凸形状の形成
面に光学記録層を形成する。
【0016】上記の本発明の光学記録媒体の製造方法
は、好適には、上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に
中間層および基材を積層する工程においては、上記空隙
に連通する位置にガス供給口を有するセンターピンによ
り位置合わせをしながら積層し、上記段差状あるいはテ
ーパ状の切欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧
以上の圧力のガスを供給する工程においては、上記ガス
供給口から上記空隙に上記ガスを供給する。また、好適
には、上記基材としてシート状の基材を用いる。
【0017】また、上記の目的を達成するために、本発
明の光学記録媒体の製造方法は、基材上に少なくとも1
層の光学記録層を有する光学記録媒体の製造方法であっ
て、中心にセンターホールが設けられた略円盤形状であ
り、一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が設けられて
いるスタンパを形成する工程と、中心にセンターホール
が設けられた略円盤形状であり、光学記録層の形成面と
上記センターホールの内壁面との角部に階段状あるいは
テーパ形状の切欠部が設けられている基材を形成する工
程と、上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に、転写用
部材からなる中間層を介して上記基材を光学記録層形成
面側から積層する工程と、上記スタンパ、上記中間層お
よび上記基材を積層した状態で上記中間層を固化させる
工程と、上記段差状あるいはテーパ状の切欠部の表面を
内壁の一部とする空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給
し、上記ガスの作用により上記スタンパと上記中間層の
界面で剥離する工程と、上記スタンパからの転写により
得られた上記中間層の凹凸形状の形成面に光学記録層を
形成する工程とを有する。
【0018】上記の本発明の光学記録媒体の製造方法
は、中心にセンターホールが設けられた略円盤形状であ
り、一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が設けられて
いるスタンパを形成する。一方で、中心にセンターホー
ルが設けられた略円盤形状であり、光学記録層の形成面
と上記センターホールの内壁面との角部に階段状あるい
はテーパ形状の切欠部が設けられている基材を形成す
る。次に、スタンパの凹凸形状の形成面に、転写用部材
からなる中間層を介して基材を光学記録層形成面側から
積層する。次に、スタンパ、中間層および基材を積層し
た状態で中間層を固化させ、段差状あるいはテーパ状の
切欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧以上の圧
力のガスを供給し、ガスの作用によりスタンパと中間層
の界面で剥離する。次に、スタンパからの転写により得
られた中間層の凹凸形状の形成面に光学記録層を形成す
る。
【0019】上記の本発明の光学記録媒体の製造方法
は、好適には、上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に
中間層を介して基材を積層する工程においては、上記空
隙に連通する位置にガス供給口を有するセンターピンに
より位置合わせをしながら積層し、上記段差状あるいは
テーパ状の切欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気
圧以上の圧力のガスを供給する工程においては、上記ガ
ス供給口から上記空隙に上記ガスを供給する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る光学記
録媒体(光ディスク)の製造方法の実施の形態につい
て、図面を用いて詳しく説明する。
【0021】第1実施形態 本実施形態に係る光ディスクの製造方法は、光学記録層
用の凹凸形状を転写するためのスタンパとして、転写用
の凹凸形状の形成面とセンターホールの内壁面との角部
に階段状の切欠部が設けられているスタンパを用い、こ
の凹凸形状を転写しようとする中間層とスタンパとの界
面で剥離する時に、切欠部の表面を内壁の一部とする空
隙に1気圧以上の圧力のガスを供給し、ガスの作用によ
り剥離するものである。上記のように剥離することで、
転写用部材からなる中間層とスタンパとの界面において
精度良くかつ簡易に剥離することができる。ここで用い
られるスタンパとしては、ニッケルなどの金属製、アク
リル樹脂や環状ポリオレフィンなどの樹脂製、あるいは
ガラス製のものなど、種々の材料からなるスタンパを用
いることができる。
【0022】以下、金属製のスタンパを用いる場合の上
記の製造方法により製造される本実施形態に係る光ディ
スクについて説明する。図1(a)は、本実施形態の光
ディスクの光の照射の様子を示す模式斜視図である。光
ディスクDCは、中心部にセンターホールCHが開口さ
れた略円盤形状をしており、ドライブ方向DRに回転駆
動される。情報を記録または再生するときには、例え
ば、光ディスクDC中の光学記録層に対して、例えば開
口数が0.8以上の対物レンズOLにより、青〜青紫色
の領域のレーザ光などの光LTが照射される。
【0023】図1(b)は図1(a)中のA−A’にけ
る模式的な断面図である。厚さが約1.1mmのポリカ
ーボネートなどからなるディスク基材11の一方の表面
に、凹部11dを含む光学記録層用の凹凸形状が形成さ
れており、この凹凸形状に沿って第1光学記録層12が
形成されている。第1光学記録層12は、例えば、上層
側から例えば誘電体膜、相変化膜あるいは光磁気膜など
の記録膜、誘電体膜および反射膜などがこの順番で積層
された構成であり、層構成や層数は、記録材料の種類や
設計によって異なる。第1光学記録層12の上層に転写
用部材からなる中間層15が設けられており、この表面
に凹部15dを含む光学記録層用の凹凸形状が形成され
ている。中間層15の表面に形成された凹凸形状に沿っ
て第2光学記録層16が形成されている。第2光学記録
層16は、例えば、上層側から例えば誘電体膜、相変化
膜あるいは光磁気膜などの記録膜、誘電体膜および反射
膜などがこの順番で積層された構成であり、層構成や層
数は、記録材料の種類や設計によって異なる。第2光学
記録層16の上層に、例えば0.1mmの膜厚の光透過
性の保護層17が形成されている。
【0024】上記の光ディスクにおいて、ディスク基材
11の表面に形成された凹部11dを含む凹凸形状に起
因して第1光学記録層12も凹凸形状を有している。ま
た、中間層15の表面に形成された凹部15dを含む凹
凸形状に起因して第2光学記録層16も凹凸形状を有し
ている。ディスク基材11および中間層15に設けられ
た凹部(11d,15d)を含む凹凸形状は、例えば所
定のトラックピッチでスパイラル状に形成された連続溝
となっており、この凹部(11d,13d)を含む凹凸
形状によって、ランドおよびグルーブと呼ばれるトラッ
ク領域に区分されている。ランドとグルーブの両者に情
報を記録するランド・グルーブ記録方式を適用すること
で大容量化が可能である。また、ランドとグルーブのい
ずれか一方のみを記録領域とすることも可能である。
【0025】あるいは、ディスク基材11および中間層
15に形成された凹凸形状を記録データに対応する長さ
を有するピットとして、第1光学記録層12および第2
光学記録層16をアルミニウム膜などの反射膜で構成す
ることにより、再生専用(ROM)型の光ディスクとす
ることもできる。
【0026】上記の光ディスクを記録あるいは再生する
場合には、対物レンズOLにより、レーザ光などの光L
Tを保護層17側から第1光学記録層12あるいは第2
光学記録層16に合焦するように照射する。対物レンズ
OLの光ディスクからの距離を調整して第1光学記録層
12と第2光学記録層16のいずれかに焦点を合わせる
かにより、第1光学記録層12と第2光学記録層16の
いずれかを選択的に記録または再生する。第1光学記録
層12を記録再生するためには、光LTを第1光学記録
層12に照射するため、第2光学記録層16は所定の透
過率を有する半透過性として、光LTを第2光学記録層
16を透過させて行う。光ディスクの再生時において
は、第1および第2光学記録層(12,16)のいずれ
かで反射された戻り光が受光素子で受光され、信号処理
回路により所定の信号を生成して、再生信号が取り出さ
れる。
【0027】上記の光ディスクの製造方法について説明
する。まず、図2(a)に示すように、例えば、中心に
センターホールCHが設けられた略円盤形状であり、グ
ルーブやピットなどの光学記録層転写用の凸部10pを
含む凹凸形状が一表面に設けられたニッケルなどの金属
製のスタンパ10を作成する。ここで、凸部10pを含
む凹凸形状の形成面とセンターホールCHの内壁面との
角部には、階段状の切欠部10aを設ける。切欠部10
aは、センターホールCHの直径15mmに対して直径
22mm以内の領域にて凹凸形状形成面から深さが0.
1mm程度のサイズとなっている。金属製スタンパ10
の外周サイズは、製造する光ディスクの外周径と同じで
もよいし、必要に応じて大きくあるいは小さくしてもよ
い。上記のスタンパ10は、例えばガラス基材上にレジ
スト膜を成膜し、凹凸形状のパターンに露光および現像
して、光学記録層転写用の凹凸形状を有する原盤を形成
し、原盤の凹凸形状形成面にニッケルなどの金属をメッ
キ処理して得ることができる。あるいは、この原盤から
マスタスタンパやマザースタンパなどの中間スタンパを
複製して、これらから最終的なスタンパを得てもよい。
凸部10pを含む凹凸形状の形成面とセンターホールC
Hの内壁面との角部の階段状の切欠部は、上記のように
スタンパ本体を形成した後に切欠部を加工するか、予め
切欠部となる形状を原盤に設けておくことで得られる。
【0028】一方で、別工程において、上記と同様のス
タンパの凹凸形状形成面が射出成形用金型のキャビティ
内側を臨むように、上記と同様の金属製スタンパを設置
し、ポリカーボネートなどの樹脂を射出して、一方の表
面に凹部11dを含む光学記録層用の凹凸形状が形成さ
れた厚さ1.1mm程度のディスク基材11を形成す
る。次に、図2(b)に示すように、ディスク基材11
の光学記録層用の凹凸形状の形成面に、例えばスパッタ
リング法などにより、反射膜、誘電体膜、記録膜、誘電
体膜の積層体である第1光学記録層12をこの成膜順序
で成膜する。上記の記録膜は、例えば、相変化型の光学
記録層、光磁気記録膜あるいは有機色素を含む記録膜を
用いることができる。あるいは、ROM型光ディスクの
場合には、光学記録層をアルミニウム膜などの反射膜に
より形成する。この後、例えば記録膜として相変化膜を
成膜した場合には、所定の初期化光を照射して第1光学
記録層12の記録膜を結晶化させ、初期化する。
【0029】次に、図2(c)に示すように、マグネッ
トステージ13上において、センターピン14によりセ
ンターホール用の開口位置で位置合わせをして、凹凸形
状の信号部とセンターホールの偏芯の精度を得ながら、
スタンパ10の凹凸形状の形成面に、ドライフォトポリ
マシートあるいは紫外線硬化樹脂などの転写用部材から
なる中間層15を積層し、その上層に上記で形成したデ
ィスク基材11を第1光学記録層12側から積層させ
る。この積層においては、気泡が混入するのを防止する
ため、真空中で積層させるか、あるいは大気中で積層さ
せた後に脱泡処理を行うとよい。また、後工程での剥離
を簡易に行うために、中間層15の材料として、第1光
学記録層12との接着力が強く、スタンパ10との接着
力が弱いものを選択するとよい。ここで、段差状の切欠
部10aを設けた部分に、切欠部10aの表面を内壁の
一部とする空隙Vが得られる。位置合わせ用のセンター
ピン14としては、空隙Vに連通する位置にガス供給口
14aが設けられており、ガス供給口14aには外部よ
り1気圧以上の圧力の空気などのガスを供給することが
できる構成とする。ガス供給口14aの幅は、例えば切
欠部10aの深さと同じ0.1mm程度とするとよい。
次に、上記のように積層させた状態で、紫外線照射など
により中間層15を固化させる。
【0030】次に、図3(a)に示すように、段差状の
切欠部10aの表面を内壁の一部とする空隙Vに1気圧
以上、例えば5kg/cm2 の圧力の空気などのガスG
を供給する。上記のガスGの圧力がセンターホールCH
に対して同心円状の空隙Vから均等に空気圧が作用し
て、図3(b)に示すようにスタンパ10と中間層15
の界面で均一な剥離がなされる。中間層15の材料とし
て、第1光学記録層12との接着力が強く、スタンパ1
0との接着力が弱いものを選択するとさらに簡易に剥離
を行うことができる。この剥離により、スタンパ10か
ら中間層15の表面に凹部15dを含む凹凸形状が転写
される。剥離した後に中間層15の凹凸形状形成面が再
びスタンパ10と接触して傷が付くのを防止するため、
ディスク基材11に不図示の真空吸着機構を設けておく
とよい。
【0031】次に、図4(a)に示すように、中間層1
5の光学記録層用の凹凸形状の形成面に、例えばスパッ
タリング法などにより、反射膜、誘電体膜、記録膜、誘
電体膜の積層体である第2光学記録層16をこの成膜順
序で成膜する。上記の記録膜は、例えば、相変化型の光
学記録層、光磁気記録膜あるいは有機色素を含む記録膜
を用いることができる。あるいは、ROM型光ディスク
の場合には、光学記録層をアルミニウム膜などの反射膜
により形成する。この後、例えば記録膜として相変化膜
を成膜した場合には、所定の初期化光を照射して第2光
学記録層16の記録膜を結晶化させ、初期化する。
【0032】次に、図4(b)に示すように、第2光学
記録層16上に紫外線硬化樹脂などの接着層を塗布など
により供給して固化させる、あるいは、光透過性樹脂フ
イルムを貼り合わせ、光透過性の保護層17を形成す
る。以上で、図1に示す構成の光ディスクを製造するこ
とができる。
【0033】本実施形態に係る光ディスクの製造方法に
よれば、光学記録層用の凹凸形状を転写するためのスタ
ンパとして、転写用の凹凸形状の形成面とセンターホー
ルの内壁面との角部に階段状の切欠部が設けられている
スタンパを用い、この凹凸形状を転写しようとする中間
層とスタンパとの界面で剥離する時に、切欠部の表面を
内壁の一部とする空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給
し、ガスの作用により剥離しており、空隙を設けたこと
でガスの圧力が十分に伝達され、転写用部材からなる中
間層とスタンパとの界面において精度良くかつ簡易に剥
離することができる。
【0034】第2実施形態 本実施形態に係る光ディスクは、第1実施形態に係る光
ディスクと実質的に同様の構成となっている。図5
(a)は、本実施形態に係る光ディスクの光の照射の様
子を示す模式斜視図であり、図5(b)は図5(a)中
のA−A’における模式断面図である。厚さが約1.1
mmのポリカーボネートなどからなるディスク基材29
の一方の表面に、凹部29dを含む光学記録層用の凹凸
形状が形成されている。ディスク基材29の表面に形成
された凹凸形状に沿って第1光学記録層30が形成され
ている。第1光学記録層30は、例えば、上層側から例
えば誘電体膜、相変化膜あるいは光磁気膜などの記録
膜、誘電体膜および反射膜などがこの順番で積層された
構成であり、層構成や層数は、記録材料の種類や設計に
よって異なる。第1光学記録層30の上層には、中間層
31を介して、第2光学記録層28、転写用部材からな
る中間層27、厚さが約0.1mmのシート状基材26
が設けられている。ここで、中間層27の第2光学記録
層28側の表面に凸部27pを含む光学記録層用の凹凸
形状が形成されており、第2光学記録層28は中間層2
7の凹凸形状に沿って形成されている。第2光学記録層
28は、例えば、上層側から例えば誘電体膜、相変化膜
あるいは光磁気膜などの記録膜、誘電体膜および反射膜
などがこの順番で積層された構成であり、層構成や層数
は、記録材料の種類や設計によって異なる。
【0035】上記の光ディスクにおいて、第1光学記録
層30および第2光学記録層28は、ディスク基材29
および中間層27に形成された凹凸形状によりトラック
領域がランドおよびグルーブ区分されている。あるい
は、ディスク基材29および中間層27に形成された凹
凸形状を記録データに対応する長さを有するピットとし
て、第1光学記録層30および第2光学記録層28をア
ルミニウム膜などの反射膜で構成することにより、再生
専用(ROM)型の光ディスクとすることもできる。
【0036】上記の光ディスクを記録あるいは再生する
には、第1実施形態と同様に、対物レンズOLによりレ
ーザ光などの光LTをシート状基材26側から第1光学
記録層30と第2光学記録層28のいずれかに焦点を合
わせて照射する。第1光学記録層30を記録再生するた
めに、第2光学記録層28は所定の透過率を有する半透
過性とする。光ディスクの再生時においては、第1およ
び第2光学記録層(30,28)のいずれかで反射され
た戻り光が受光素子で受光され、信号処理回路により所
定の信号を生成して、再生信号が取り出される。
【0037】上記の光ディスクの製造方法について説明
する。まず、図6(a)に示すように、例えば、グルー
ブやピットなどの光学記録層転写用の凸部20pを含む
凹凸形状が一表面に設けられたニッケルなどの金属製ス
タンパ20を作成する。金属製スタンパ20は、第1実
施形態で説明したように作成することができる。金属製
スタンパ20の中心に形成するセンターホールCHは、
次工程で作成する樹脂製スタンパの切欠部の径に相当す
る径となるようにする。
【0038】次に、図6(b)に示すように、凹凸形状
形成面が射出成形用金型(21、22)のキャビティ内
側を臨むように、金属製スタンパ20を設置し、アクリ
ル樹脂あるいは環状ポリオレフィンなどの樹脂23rを
射出する。
【0039】冷却後離型し、中心にセンターホールCH
を打ち抜くことにより、図7(a)に示す構成のグルー
ブやピットなどの光学記録層転写用の凹部23dを含む
凹凸形状が一表面に設けられた樹脂製スタンパ23とす
る。ここで、射出成形工程における金属製スタンパ20
が設置される側の金型21には、樹脂製スタンパの切欠
部の径に相当する径の凸部21aを設けておく。この凸
部21aに沿って射出されることで、凹部23dを含む
凹凸形状の形成面とセンターホールCHの内壁面との角
部に凸部21aの形状が転写され、階段状の切欠部23
aとなる。切欠部23aは、センターホールCHの直径
15mmに対して直径22mm以内の領域にて凹凸形状
形成面から深さが0.1mm程度のサイズとなってい
る。
【0040】次に、図7(b)に示すように、真空吸着
ステージ24上において、センターピン25によりセン
ターホール用の開口位置で位置合わせをして、凹凸形状
の信号部とセンターホールの偏芯の精度を得ながら、厚
さ0.1mm程度のシート状基材26上にドライフォト
ポリマシートあるいは紫外線硬化樹脂などの転写用部材
からなる中間層27を形成し、中間層27の上面に樹脂
製スタンパ23の凹凸形状の形成面を押し当てて積層さ
せる。上記のシート状基材26および中間層27は光透
過層として用いられるため、それぞれ光透過性の材料を
用いる。この積層においては、気泡が混入するのを防止
するため、真空中で積層させるか、あるいは大気中で積
層させた後に脱泡処理を行うとよい。また、後工程での
剥離を簡易に行うために、中間層27の材料として、シ
ート状基材26との接着力が強く、樹脂製スタンパ23
との接着力が弱いものを選択するとよい。シート状基材
26は、予め直径15mmのセンターホールを開口して
おく。外周径は、製造する光ディスクの外周径と同じで
もよいし、必要に応じて大きくあるいは小さくしてもよ
い。ここで、段差状の切欠部23aを設けた部分に、切
欠部23aの表面を内壁の一部とする空隙Vが得られ
る。位置合わせ用のセンターピン25としては、空隙V
に連通する位置にガス供給口25aが設けられており、
ガス供給口25aには外部より1気圧以上の圧力の空気
などのガスを供給することができる構成とする。ガス供
給口25aの幅は、例えば切欠部23aの深さと同じ
0.1mm程度とするとよい。次に、上記のように積層
させた状態で、紫外線照射などにより中間層27を固化
させる。
【0041】次に、図8(a)に示すように、段差状の
切欠部23aの表面を内壁の一部とする空隙Vに1気圧
以上、例えば5kg/cm2 の圧力の空気などのガスG
を供給する。上記のガスGの圧力がセンターホールCH
に対して同心円状の空隙Vから均等に空気圧が作用し
て、図8(b)に示すように樹脂製スタンパ23と中間
層27の界面で均一な剥離がなされる。中間層27の材
料として、シート状基材26との接着力が強く、樹脂製
スタンパ23との接着力が弱いものを選択するとさらに
簡易に剥離を行うことができる。この剥離により、樹脂
製スタンパ23から中間層27の表面に凸部27pを含
む凹凸形状が転写される。剥離した後に中間層27の凹
凸形状形成面が再び樹脂製スタンパ23と接触して傷が
付くのを防止するため、樹脂製スタンパ23に不図示の
真空吸着機構を設けておくとよい。
【0042】次に、図9(a)に示すように、中間層2
7の光学記録層用の凹凸形状の形成面に、例えばスパッ
タリング法などにより、誘電体膜、記録膜、誘電体膜、
反射膜の積層体である第2光学記録層28をこの成膜順
序で成膜する。上記の記録膜は、例えば、相変化型の光
学記録層、光磁気記録膜あるいは有機色素を含む記録膜
を用いることができる。あるいは、ROM型光ディスク
の場合には、光学記録層をアルミニウム膜などの反射膜
により形成する。この後、例えば記録膜として相変化膜
を成膜した場合には、所定の初期化光を照射して第2光
学記録層28の記録膜を結晶化させ、初期化する。この
初期化工程は、次に説明する第1光学記録層31が設け
られたディスク基材29と貼り合わせた後に行ってもよ
い。
【0043】一方で、図9(b)に示すように、別工程
において、一方の表面に凹部29dを含む光学記録層用
の凹凸形状が形成された厚さが約1.1mmのポリカー
ボネートなどからなるディスク基材29を形成し、ディ
スク基材29の表面に形成された凹凸形状に沿って第1
光学記録層30を形成する。これは、例えば、第1実施
形態の図2(b)に示す工程と同様に行うことができ
る。
【0044】次に、図9(c)に示すように、図9
(a)に示す状態のシート状基材26上に設けられた中
間層27の凹凸形状に沿って形成された第2光学記録層
28と、図9(b)に示す状態のディスク基材29の凹
凸形状に沿って形成された第1光学記録層30とを、中
間層31により貼り合わせる。中間層31としては、ド
ライフォトポリマシートや紫外線硬化樹脂などを用いる
ことができる。上記の中間層31は光透過層として用い
られるため、光透過性の材料を用いる。以上で、図5に
示す構成の光ディスクを製造することができる。
【0045】本実施形態に係る光ディスクの製造方法に
よれば、第2光学記録層用の凹凸形状を転写するための
樹脂製スタンパとして、転写用の凹凸形状の形成面とセ
ンターホールの内壁面との角部に階段状の切欠部が設け
られているスタンパを用い、この凹凸形状を転写しよう
とする中間層とスタンパとの界面で剥離する時に、切欠
部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧以上の圧力の
ガスを供給し、ガスの作用により剥離しており、空隙を
設けたことでガスの圧力が十分に伝達され、転写用部材
からなる中間層とスタンパとの界面において精度良くか
つ簡易に剥離することができる。
【0046】本実施形態に係る光ディスクの製造方法に
おいて、第2光学記録層用の凹凸形状を転写するために
用いる樹脂製スタンパの転写用の凹凸形状の形成面とセ
ンターホールの内壁面との角部に設けられる切欠部とし
ては、図10(a)の断面図に示すような凹凸形成面に
近いほど開口径が広がる順テーパ状の形状の切欠部23
bとしてもよい。さらに、図10(b)の断面図に示す
ような丸みを持たせた順テーパ状の切欠部23cとして
もよい。上記のようなテーパ状の形状は、これら樹脂製
スタンパを形成する工程における射出成形用金型のキャ
ビティ内面に、これらに対応する形状の凸部を設けてお
くことで容易に形成することができる。このように、樹
脂製スタンパの場合には、金型のキャビティ形状を変更
するだけで、容易にスタンパの切欠部形状を変更するこ
とができる。切欠部の形状を上記のようにしても、凹凸
形状を転写しようとする中間層とスタンパとの界面で剥
離する時に、切欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1
気圧以上の圧力のガスを供給することで、精度良くかつ
簡易に剥離することができる。さらに、切欠部の形状を
上記のようにすると、ガスの圧力が剥離しようとする界
面に伝達されやすくなり、さらに簡易に剥離することも
できる。
【0047】第3実施形態 本実施形態に係る光ディスクは、第1実施形態に係る光
ディスクと実質的に同様の構成となっている。図11
(a)は、本実施形態に係る光ディスクの光の照射の様
子を示す模式斜視図であり、図11(b)は図11
(a)中のA−A’における模式断面図である。厚さが
約1.1mmのポリカーボネートなどからなるディスク
基材40の一方の表面に、凹部40dを含む光学記録層
用の凹凸形状が形成されており、この凹凸形状に沿って
第1光学記録層41が形成されている。ディスク基材4
0には、光学記録層の形成面となる凹部40dを含む凹
凸形状の形成面とセンターホールCHの内壁面との角部
に階段状の切欠部40aが設けられている。第1光学記
録層41は、例えば、上層側から例えば誘電体膜、相変
化膜あるいは光磁気膜などの記録膜、誘電体膜および反
射膜などがこの順番で積層された構成であり、層構成や
層数は、記録材料の種類や設計によって異なる。第1光
学記録層41の上層に転写用部材からなる中間層45が
設けられており、この表面に凹部45dを含む光学記録
層用の凹凸形状が形成されている。中間層45の表面に
形成された凹凸形状に沿って第2光学記録層46が形成
されている。第2光学記録層46は、例えば、上層側か
ら例えば誘電体膜、相変化膜あるいは光磁気膜などの記
録膜、誘電体膜および反射膜などがこの順番で積層され
た構成であり、層構成や層数は、記録材料の種類や設計
によって異なる。第2光学記録層46の上層に、例えば
0.1mmの膜厚の光透過性の保護層47が形成されて
いる。
【0048】上記の光ディスクにおいて、第1光学記録
層41および第2光学記録層46は、ディスク基材40
および中間層45に形成された凹凸形状によりトラック
領域がランドおよびグルーブ区分されている。あるい
は、ディスク基材40および中間層45に形成された凹
凸形状を記録データに対応する長さを有するピットとし
て、第1光学記録層40および第2光学記録層46をア
ルミニウム膜などの反射膜で構成することにより、再生
専用(ROM)型の光ディスクとすることもできる。
【0049】上記の光ディスクを記録あるいは再生する
には、第1実施形態と同様に、対物レンズOLによりレ
ーザ光などの光LTを保護層47側から第1光学記録層
41と第2光学記録層46のいずれかに焦点を合わせて
照射する。第1光学記録層41を記録再生するために、
第2光学記録層46は所定の透過率を有する半透過性と
する。光ディスクの再生時においては、第1および第2
光学記録層(41,46)のいずれかで反射された戻り
光が受光素子で受光され、信号処理回路により所定の信
号を生成して、再生信号が取り出される。
【0050】上記の光ディスクの製造方法について説明
する。まず、第2実施形態における樹脂製スタンパの製
造工程と同様の工程により、図12(a)に示すよう
に、ポリカーボネートなどからなり、一方の表面に凹部
40dを含む光学記録層用の凹凸形状が形成され、光学
記録層の形成面となる凹部40dを含む凹凸形状の形成
面とセンターホールCHの内壁面との角部に階段状の切
欠部40aが設けられた厚さ1.1mm程度のディスク
基材40を形成する。切欠部40aは、センターホール
CHの直径15mmに対して直径22mm以内の領域に
て凹凸形状形成面から深さが0.1mm程度のサイズと
なっている。次に、ディスク基材40の光学記録層用の
凹凸形状の形成面に、例えばスパッタリング法などによ
り、反射膜、誘電体膜、記録膜、誘電体膜の積層体であ
る第1光学記録層41をこの成膜順序で成膜する。上記
の記録膜は、例えば、相変化型の光学記録層、光磁気記
録膜あるいは有機色素を含む記録膜を用いることができ
る。あるいは、ROM型光ディスクの場合には、光学記
録層をアルミニウム膜などの反射膜により形成する。こ
の後、例えば記録膜として相変化膜を成膜した場合に
は、所定の初期化光を照射して第1光学記録層41の記
録膜を結晶化させ、初期化する。
【0051】一方で、別工程においてグルーブやピット
などの凸部44pを含む凹凸形状が一表面に設けられた
ニッケルなどの金属製のスタンパ44を作成しておき、
次に、図12(b)に示すように、マグネットステージ
42上において、センターピン43によりセンターホー
ル用の開口位置で位置合わせをして、凹凸形状の信号部
とセンターホールの偏芯の精度を得ながら、スタンパ4
4の凹凸形状の形成面に、ドライフォトポリマシートあ
るいは紫外線硬化樹脂などの転写用部材からなる中間層
45を積層し、その上層に上記で形成したディスク基材
40を第1光学記録層41側から積層させる。この積層
においては、気泡が混入するのを防止するため、真空中
で積層させるか、あるいは大気中で積層させた後に脱泡
処理を行うとよい。また、後工程での剥離を簡易に行う
ために、中間層45の材料として、第1光学記録層41
との接着力が強く、スタンパ44との接着力が弱いもの
を選択するとよい。ここで、段差状の切欠部40aを設
けた部分に、切欠部40aの表面を内壁の一部とする空
隙Vが得られる。位置合わせ用のセンターピン43とし
ては、空隙Vに連通する位置にガス供給口43aが設け
られており、ガス供給口43aには外部より1気圧以上
の圧力の空気などのガスを供給することができる構成と
する。ガス供給口43aの幅は、例えば切欠部40aの
深さと同じ0.1mm程度とするとよい。次に、上記の
ように積層させた状態で、紫外線照射などにより中間層
45を固化させる。
【0052】次に、図13(a)に示すように、段差状
の切欠部40aの表面を内壁の一部とする空隙Vに1気
圧以上、例えば5kg/cm2 の圧力の空気などのガス
Gを供給する。上記のガスGの圧力がセンターホールC
Hに対して同心円状の空隙Vから均等に空気圧が作用し
て、図13(b)に示すようにスタンパ44と中間層4
5の界面で均一な剥離がなされる。中間層45の材料と
して、第1光学記録層41との接着力が強く、スタンパ
44との接着力が弱いものを選択するとさらに簡易に剥
離を行うことができる。この剥離により、スタンパ44
から中間層45の表面に凹部45dを含む凹凸形状が転
写される。剥離した後に中間層45の凹凸形状形成面が
再びスタンパ44と接触して傷が付くのを防止するた
め、ディスク基材40に不図示の真空吸着機構を設けて
おくとよい。
【0053】以降は第1実施形態と同様に、図14
(a)に示すように中間層45の光学記録層用の凹凸形
状の形成面に第2光学記録層46を成膜し、図14
(b)に示すように、第2光学記録層46上に光透過性
の保護層47を形成する。以上で、図11に示す構成の
光ディスクを製造することができる。
【0054】本実施形態に係る光ディスクの製造方法に
よれば、光ディスクを構成するディスク基材として、光
学記録層の形成面となる凹凸形状の形成面とセンターホ
ールの内壁面との角部に階段状の切欠部を設けておき、
光学記録層の形成面上に形成した中間層に凹凸形状を転
写するために中間層とスタンパとの界面で剥離する時
に、切欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧以上
の圧力のガスを供給し、ガスの作用により剥離してお
り、空隙を設けたことでガスの圧力が十分に伝達され、
転写用部材からなる中間層とスタンパとの界面において
精度良くかつ簡易に剥離することができる。
【0055】本発明は、上記の実施の形態に限定されな
い。例えば、本発明の光ディスクの製造方法において、
製造する光ディスクの光学記録層の層構成は、実施形態
で説明した構成に限らず、記録膜の材料などに応じて種
々の構造とすることができる。光学記録層は単層構成と
することもでき、さらには3層以上としてもよい。相変
化型の光学記録媒体の他、光磁気記録媒体や、有機色素
材料を用いた光ディスク媒体にも適用可能であり、これ
らの記録層の成膜方法は、スパッタリングの他、蒸着法
やスピンコート法を用いることも可能である。また、情
報ピットとなる凹凸形状上にアルミニウムなどの反射膜
を設けたROM型光ディスクにも適用できる。さらに、
再生や記録用の光を保護層側から照射するタイプの他、
CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタル多用途
ディスク)などのディスク基材を透過させて光を照射す
るタイプの光ディスクにも適用できる。第1実施形態に
おいて用いる金属製スタンパの切欠部の形状は段差状と
しているが、第2実施形態で説明した樹脂製スタンパと
同様に、テーパ状の形状としてもよい。また、ガラス製
のスタンパを用いる場合においても、切欠部の形状は段
差状あるいはテーパ状としてよい。また、第3実施形態
におけるディスク基材の切欠部の形状も同様にテーパ状
の形状としてもよい。その他、本発明の要旨を変更しな
い範囲で種々の変更をすることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の光学記録媒体の製造方法によれ
ば、光学記録層用の凹凸形状を転写するためのスタンパ
として、転写用の凹凸形状の形成面とセンターホールの
内壁面との角部に階段状あるいはテーパ状の切欠部が設
けられているスタンパを用い、この凹凸形状を転写しよ
うとする中間層とスタンパとの界面で剥離する時に、切
欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧以上の圧力
のガスを供給し、ガスの作用により剥離しており、空隙
を設けたことでガスの圧力が十分に伝達され、転写用部
材からなる中間層とスタンパとの界面において精度良く
かつ簡易に剥離することができる。
【0057】また、本発明の光学記録媒体の製造方法に
よれば、光ディスクを構成するディスク基材として、光
学記録層の形成面となる凹凸形状の形成面とセンターホ
ールの内壁面との角部に階段状の切欠部を設けておき、
光学記録層の形成面上に形成した中間層に凹凸形状を転
写するために中間層とスタンパとの界面で剥離する時
に、切欠部の表面を内壁の一部とする空隙に1気圧以上
の圧力のガスを供給し、ガスの作用により剥離してお
り、空隙を設けたことでガスの圧力が十分に伝達され、
転写用部材からなる中間層とスタンパとの界面において
精度良くかつ簡易に剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1実施形態に係る光デ
ィスクの光の照射の様子を示す模式斜視図であり、図1
(b)は図1(a)中のA−A’における模式的な断面
図である。
【図2】図2(a)〜(c)は第1実施形態に係る光デ
ィスクの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図3】図3(a)および(b)は図2の続きの工程を
示す断面図である。
【図4】図4(a)および(b)は図3の続きの工程を
示す断面図である。
【図5】図5(a)は本発明の第2実施形態に係る光デ
ィスクの光の照射の様子を示す模式斜視図であり、図5
(b)は図5(a)中のA−A’における模式的な断面
図である。
【図6】図6(a)および(b)は第2実施形態に係る
光ディスクの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図7】図7(a)および(b)は図6の続きの工程を
示す断面図である。
【図8】図8(a)および(b)は図7の続きの工程を
示す断面図である。
【図9】図9(a)〜(c)は図8の続きの工程を示す
断面図である。
【図10】図10(a)および(b)は第2実施形態に
おいて用いられる樹脂製スタンパの形状の例を示す断面
図である。
【図11】図11(a)は本発明の第3実施形態に係る
光ディスクの光の照射の様子を示す模式斜視図であり、
図11(b)は図11(a)中のA−A’における模式
的な断面図である。
【図12】図12(a)および(b)は第3実施形態に
係る光ディスクの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図13】図13(a)および(b)は図12の続きの
工程を示す断面図である。
【図14】図14(a)および(b)は図13の続きの
工程を示す断面図である。
【図15】図15(a)および(b)は従来例の光ディ
スクの製造方法における問題点を説明するための断面図
である。
【符号の説明】
10…スタンパ、10a…切欠部、10p…凸部、11
…ディスク基材、11d…凹部、12…第1光学記録
層、13…マグネットステージ、14…センターピン、
14a…ガス供給口、15…中間層、15d…凹部、1
6…第2光学記録層、17…保護層、20…金属製スタ
ンパ、20p…凸部、21…金型、21a…凸部、22
…金型、23r…樹脂、23d…凹部、23…樹脂製ス
タンパ、23a,23b,23c…切欠部、24…真空
吸着ステージ、25…センターピン、25a…ガス供給
口、26…シート状基材、27…中間層、27p…凸
部、28…第2光学記録層、29…ディスク基材、29
d…凹部、30…第1光学記録層、31…中間層、40
…ディスク基材、40a…切欠部、40d…凹部、41
…第1光学記録層、42…マグネットステージ、43…
センターピン、43a…ガス供給口、44…スタンパ、
45…中間層、45d…凹部、46…第2光学記録層、
47…保護層、100…スタンパ、100p…凸部、1
01…中間層、102…ディスク基材、110…スタン
パ、110d…凹部、111…中間層、112…シート
状の基材、V…空隙、G…ガス、CH…センターホー
ル、DC…光ディスク、DR…ドライブ方向、LT…
光、OL…対物レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 雄治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 峯村 憲 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉村 英昭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 株式 会社ソニー・ディスクテクノロジー内 Fターム(参考) 5D121 AA06 DD02 DD07 EE23 EE26 EE28 GG30 JJ01 JJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に少なくとも1層の光学記録層を有
    する光学記録媒体の製造方法であって、 中心にセンターホールが設けられた略円盤形状であり、
    一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が設けられ、上記
    凹凸形状の形成面と上記センターホールの内壁面との角
    部に階段状あるいはテーパ形状の切欠部が設けられてい
    るスタンパを形成する工程と、 上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に、転写用部材か
    らなる中間層および上記基材を積層する工程と、 上記スタンパ、上記中間層および上記基材を積層した状
    態で上記中間層を固化させる工程と、 上記段差状あるいはテーパ状の切欠部の表面を内壁の一
    部とする空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給し、上記
    ガスの作用により上記スタンパと上記中間層の界面で剥
    離する工程と、 上記スタンパからの転写により得られた上記中間層の凹
    凸形状の形成面に光学記録層を形成する工程とを有する
    光学記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に中
    間層および基材を積層する工程においては、上記空隙に
    連通する位置にガス供給口を有するセンターピンにより
    位置合わせをしながら積層し、 上記段差状あるいはテーパ状の切欠部の表面を内壁の一
    部とする空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給する工程
    においては、上記ガス供給口から上記空隙に上記ガスを
    供給する請求項1に記載の光学記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】上記基材としてシート状の基材を用いる請
    求項1に記載の光学記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】基材上に少なくとも1層の光学記録層を有
    する光学記録媒体の製造方法であって、 中心にセンターホールが設けられた略円盤形状であり、
    一表面に光学記録層転写用の凹凸形状が設けられている
    スタンパを形成する工程と、 中心にセンターホールが設けられた略円盤形状であり、
    光学記録層の形成面と上記センターホールの内壁面との
    角部に階段状あるいはテーパ形状の切欠部が設けられて
    いる基材を形成する工程と、 上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に、転写用部材か
    らなる中間層を介して上記基材を光学記録層形成面側か
    ら積層する工程と、 上記スタンパ、上記中間層および上記基材を積層した状
    態で上記中間層を固化させる工程と、 上記段差状あるいはテーパ状の切欠部の表面を内壁の一
    部とする空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給し、上記
    ガスの作用により上記スタンパと上記中間層の界面で剥
    離する工程と、 上記スタンパからの転写により得られた上記中間層の凹
    凸形状の形成面に光学記録層を形成する工程とを有する
    光学記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】上記スタンパの上記凹凸形状の形成面に中
    間層を介して基材を積層する工程においては、上記空隙
    に連通する位置にガス供給口を有するセンターピンによ
    り位置合わせをしながら積層し、 上記段差状あるいはテーパ状の切欠部の表面を内壁の一
    部とする空隙に1気圧以上の圧力のガスを供給する工程
    においては、上記ガス供給口から上記空隙に上記ガスを
    供給する請求項4に記載の光学記録媒体の製造方法。
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