JP2003325422A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2003325422A
JP2003325422A JP2002143030A JP2002143030A JP2003325422A JP 2003325422 A JP2003325422 A JP 2003325422A JP 2002143030 A JP2002143030 A JP 2002143030A JP 2002143030 A JP2002143030 A JP 2002143030A JP 2003325422 A JP2003325422 A JP 2003325422A
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electrolyzed
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芳紀 若月
Katsuhiko Ishii
勝彦 石井
Teruo Nakamura
輝男 中村
Rumi Okajima
るみ 岡島
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食塩を添加することなく、水道水を電気分
解して、洗浄等をすることを可能にした食器洗浄機を提
供する。 【解決手段】 洗浄槽2の下部に配置され、洗浄槽2の
底部に貯留した水を汚れが付着した食器類14に噴射し
て水に不純物を含ませる回転ノズル20と、洗浄槽2の
底部に貯留し不純物を含んだ水を、電気分解して洗浄槽
2に供給する電気分解装置9aと、電気分解装置9aに
より電気分解された水を加熱し、蒸気化するボイラー2
9と、蒸気化した電気分解水を食器類14に噴射するジ
ェットノズル30と、洗浄槽2に形成された貯水タンク
16の底部に設けられたろ過フィルター45とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気分解水による
洗浄、漂白、殺菌等の機能を備えた食器洗浄機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の食器洗浄機には例えば特開
平5−329088号公報、特開平8−47473号公
報等に提案されているものがある。特開平5−3290
88号公報に開示されているものは、電気分解装置を設
けて次亜塩素酸ソーダを生成して食器類の漂白、殺菌を
行っている。また、特開平8−47473号公報に開示
されているものは、創水装置(電気分解装置)を設けて
アルカリ水と酸性水とを生成して、食器類の洗浄、殺菌
等を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平5−32
9088号公報、特開平8−47473号公報等におい
ては、いずれも、電気分解装置を設けて電気分解水を生
成しており、電気分解の生成効率を高めるために食塩を
添加することを必要としている。しかしながら、食塩の
添加を忘れて洗浄、殺菌等ができなかったり、或いは食
塩を添加することが煩わしい、という問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、食塩を添加することなく、水
道水を電気分解して洗浄等をすることを可能にした食器
洗浄機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の請求項1
に係る食器洗浄機は、洗浄槽の下部に配置され、洗浄槽
の底部に貯留した水を、汚れが付着した食器類に噴射し
て前記水に不純物を含ませるノズルと、洗浄槽の底部に
貯留し不純物を含んだ水を、電気分解して洗浄槽に供給
する電気分解装置と、電気分解装置により電気分解さ
れ、洗浄槽の底部に貯留した電気分解水を加熱し、蒸気
化して食器類にかける手段とを備えたものである。
【0006】(2)本発明の請求項2に係る食器洗浄機
は、電気分解装置の上流側に設けられたろ過フィルター
を備えたものである。
【0007】(3)本発明の請求項3に係る食器洗浄機
において、ろ過フィルターは、洗浄槽の底部に形成され
た貯水タンクに設けられる。
【0008】(4)本発明の請求項4に係る食器洗浄機
において、ろ過フィルターは、そのメッシュの大きさが
電気分解装置の電極間の距離よりも小さいものである。
【0009】(5)本発明の請求項5に係る食器洗浄機
において、ろ過フィルターは、そのメッシュの大きさが
電気分解装置の電極と隔膜との距離よりも小さいもので
ある。
【0010】(6)本発明の請求項6に係る食器洗浄機
において、ろ過フィルターは、イオン交換膜から構成さ
れるものである。
【0011】(7)本発明の請求項7に係る食器洗浄機
は、ろ過フィルターの上流側に設けられた残さいフィル
ターを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1に係る食器洗浄機の構成を示した断面図である。
同図において、1は食器洗浄機の本体、2は本体1内に
設けられた洗浄槽である。3は本体1の前面に開閉自在
に設けられた扉である。4は本体1の前面下部に設けら
れた操作部であり、この操作部4には制御部等が内蔵さ
れている(後述の図3参照)。8は洗浄槽2の背部に設
けられた直流電気発生装置であり、交流電圧を変換して
直流電圧を発生する。9aは電気分解装置(アルカリ水
・酸性水混合タイプ)であり、直流電気発生装置8から
の直流電圧が印加されて電気分解を行い、生成されたア
ルカリ水と酸性水とが混合した電気分解水を排出する。
11は加熱手段(ヒータ)であり、後述のボイラー内に
設けられている。13は洗浄槽2の側壁内面に設けられ
たリブ(図示せず)に支持され、洗浄槽2内に出し入れ
可能に収納された食器かご、14は食器かご13に載置
された食器類である。15は水位センサーであり、洗浄
槽2内の水位(流量)が既定値に達したかどうかを検出
する。なお、水位センサー15は洗浄槽2の底部に連通
した配管に配置される(詳細は図示せず)。
【0013】16は洗浄槽2の底部に設けられた貯水タ
ンク、17は取水管であり、貯水タンク16に接続され
ている。18は取水管17に接続された洗浄用ポンプ、
19は洗浄用ポンプ18に接続された導水管であり、2
0は導水管19に接続された回転ノズルである。洗浄用
ポンプ18の正転駆動により、貯水タンク16の水が取
水管17を介して洗浄用ポンプ18に取り込まれ、洗浄
用ポンプ18から導水管19を介して回転ノズル20に
供給されると、回転ノズル20は回転しながら水を噴出
する。21は加熱手段(ヒータ)であり、貯水タンク1
6内に設けられ、すすぎ工程時に通電される。22は貯
水タンク16内に取り出し自在に設けられた残さいフィ
ルターであり、洗浄等により食器類14から落ちた残滓
をろ過するものである。
【0014】23は洗浄槽2に水道水を給水するための
給水ホース、29は洗浄槽2の上部に配置されたボイラ
−(高速噴射型ボイラー)、30はボイラ−29に接続
され、ボイラ−29からの蒸気を噴射する微孔を備えた
ジェットノズルである。38は洗浄用ポンプ18に接続
された排水ホースであり、洗浄用ポンプ18の逆転駆動
により洗浄槽2の水を排水する。39は給水ポンプ、4
0は貯水タンク16と給水ポンプ39とに接続されてい
る取水管である。41は給水ポンプ39に接続された導
水管、42は給水ホース23に接続され、洗浄槽2内に
給水するための給水装置である。43は導水管41に接
続され、導水管41からの水を電気分解装置9a及びボ
イラー29の何れかに切り換えて供給する水路2方切換
装置、45はろ過フィルターである。このろ過フィルタ
ー45は貯水タンク16の底部に着脱自在に設けられ
(残さいフィルター22の下側)、メッシュ状の部材か
ら構成されており、そのメッシュの目の大きさは後述の
電気分解装置9aの第1の電極25と第2の電極26と
の距離よりも小さなものにする。46は導水管であり、
電気分解装置9aに接続され、洗浄槽2内に電気分解水
を供給する。
【0015】図2は図1の電気分解装置9aの詳細を示
した断面図である。図において、25は第1の電極、2
6は第2の電極であり、これらは対向して配置され、例
えば第1の電極25には直流電気発生装置8から正の電
圧が印加され、第2の電極26には直流電気発生装置8
から負の電圧が印加される。27はスペーサーであり、
第1の電極25及び第2の電極26はこのスペーサー2
7の外側に配置される。電気分解装置9aに供給された
水はここで電気分解される。このとき、電気分解水に
は、洗浄、殺菌に効果のある次亜塩素酸が生成される。
電気分解水は導水管46を経由して洗浄槽2に供給され
る。
【0016】図3は図1の操作部4の制御系を示したブ
ロック図である。同図において、5はマイクロコンピュ
ータ等から構成された制御部であり、後述の各種の演算
処理を行う。図3の例においては、制御部5には水位セ
ンサー15の出力が供給され、また、制御部5は、直流
電気発生装置8、第2の加熱手段11、洗浄用ポンプ1
8、給水ポンプ39、給水装置42及び水路2方切換装
置43をそれぞれ制御する。
【0017】図4は本実施形態1の食器洗浄機の動作
(電気分解水の生成過程)を概念的に示した説明図であ
る。食器洗浄機には、洗浄工程、すすぎ工程及び乾燥工
程があるが、まず、洗浄工程について説明する。
【0018】(A1)制御部5は給水装置42の弁を開
く。これにより、給水ホース23からの水道水は、給水
装置42を経て洗浄槽2に供給されてその底部に貯めら
れ、水位センサー15によって規定水位が検知される
と、制御部5が給水装置42の弁を閉じることで給水が
停止する。
【0019】(A2)制御部5は、その後、短時間、洗
浄用ポンプ18を正転駆動させる。この洗浄用ポンプ1
8の正転駆動により、洗浄槽2の底部に貯められていた
水が、貯水タンク16及び取水管17を介して洗浄用ポ
ンプ18に取り込まれ、洗浄用ポンプ18から導水管1
9を介して回転ノズル20に供給される。回転ノズル2
0は導水管19から水が供給されると、回転しながら水
を食器類14に噴射する。この噴射によって食器類14
から離れやすい汚れが洗浄槽2に貯められている水の中
に落下する。この汚れ分は塩分等を含んでおり、電気分
解を行うための食塩の代替物となるので、食塩を別途添
加する必要がなくなる。
【0020】(A3)制御部5は給水ポンプ39を駆動
する。汚れ分が混ざった水は貯水タンク16の上部に取
り付けられた残さいフィルター22を通り、着脱自在の
ろ過フィルター45を通過し、取水管40を通り、給水
ポンプ39により導水管41を経て、電気分解装置9a
側に水路が切り換わっている水路2方切換装置43を通
って電気分解装置9aに送られる。電気分解装置9aに
送られた水は電気分解されて電気分解水となるが、この
とき、アルカリ水と酸性水とに分離されないので、電気
分解水中に次亜塩素酸が生成される。なお、汚れ分が含
んだ水が第1電極25と第2の電極26との間を直接通
過すると、電極25,26に汚れが付着し、電気分解水
の生成性能が低下するおそれがあるが、大きな汚れは残
さいフィルター22で除去され、更に、それを通過した
小さな汚れ分はろ過フィルター45にて除去される。こ
のため、固形の汚れは成分はろ過されて、電極25,2
6に付着することはなく、また、目詰まりするようなこ
ともない。電気分解装置9aにより電気分解された電気
分解水は導水管46を介して洗浄槽2に戻され、この循
環を一定時間繰り返す。電気分解の時に生成される次亜
塩素酸は、この循環により更にその濃度を高めることが
できる。
【0021】(A4)制御部5は、次に、水路2方切換
装置43を切り換えるとともに、加熱手段11に通電さ
せる。水路2方切換装置43の切り換えによって、電気
分解装置9a側からボイラー29側に水路が切換えら
れ、洗浄槽2の底部に貯められた電気分解水がボイラー
29へ送られる。ボイラー29に入った電気分解水は、
第2の加熱手段11によって蒸気化され、ジェットノズ
ル30により蒸気と水滴の混合体となった状態で、洗浄
槽2内の食器かご13に載置された食器類14に対し高
速噴射される。この時の噴射は、規定の時間で連続噴射
でも良いが、複数回の間欠噴射にすることで、より効果
的となる。ジェットノズル30の噴射力と次亜塩素酸の
効果により、食器類14の汚れが除去される。一定時間
の噴射後、制御部5は給水ポンプ39の動作を停止させ
るとともに、加熱手段11の通電を停止させる。
【0022】(A5)制御部5は、その後、洗浄用ポン
プ18を正転駆動させる。これにより、洗浄槽2の底部
に貯められた電気分解水は、貯水タンク16及び取水管
17を介して洗浄用ポンプ18に取り込まれ、洗浄用ポ
ンプ18から導水管19を介して回転ノズル20に供給
される。回転ノズル20は導水管19から水(電気分解
水)が供給されると、回転しながら水(電気分解水)を
食器類14に噴射し、食器類14に付着している汚れを
落とす。
【0023】(A6)制御部5は、その後、洗浄用ポン
プ18を逆転駆動させる。洗浄用ポンプ18を逆転駆動
させると、洗浄槽2内に貯まっていた、汚れや電気分解
水などが混ざっている洗浄用水が、貯水タンク16及び
取水管17を通り、洗浄用ポンプ18に取り込まれ、排
水ホース38を通り本体1の外へ排水される。このと
き、洗浄用ポンプ18の逆転駆動は一定時間(通常1分
以内)連続又は断続的に行われる。
【0024】以上の処理により洗浄工程が終了し、すす
ぎ工程に移行する。すすぎ工程の概要は次のとおりであ
る。
【0025】(B1)制御部5は、洗浄用水の排水が終
わると、給水装置42の弁を開にする。給水装置42の
弁の開により、給水ホース23から給水された水道水が
給水装置42を通り、洗浄槽2に供給される。
【0026】(B2)制御部5は、水位センサー15の
出力を入力して規定の水量(水位)に達すると、給水装
置42の弁を閉じてすすぎを開始する。即ち、制御部5
は、洗浄用ポンプ18を正転駆動させる。洗浄用ポンプ
18の正転駆動により、すすぎ用水が貯水タンク16か
ら取水管17を通り、洗浄用ポンプ18に入り、導水管
19を通り回転ノズル20へと導かれ、食器類14に噴
射される。
【0027】(B3)制御部5は、一定時間(1,2分
から数10分)の噴射後、洗浄用ポンプ18を逆転駆動
させる。この洗浄用ポンプ18の逆転駆動により、洗浄
槽2内に貯まっていたすすぎ用水が貯水タンク16か
ら、取水管17を通り洗浄用ポンプ18に取り込まれ、
排水ホース38を通り本体1の外へ排水される。このと
き、洗浄用ポンプ18は一定時間(通常1分以内)逆転
駆動を連続又は断続的に行う。
【0028】(B4)制御部5は、上記の処理(B1〜
B3)を複数回繰り返す。通常の場合には例えば4回繰
り返し、4回目には、加熱手段21を通電し、すすぎ用
水を温水にしてすすぎを行う。
【0029】なお、上記の例においてはすすぎ用水に通
常水を使った例について説明したが、電気分解水を使っ
てもよい。
【0030】以上のようにしてすすぎ工程が終了する
と、乾燥工程に移行する。この乾燥工程においては、送
風ファン(図示せず)を回転させて、すすぎが終わった
後の食器類14を乾燥させる。
【0031】本実施形態1においては、電気分解水を高
温蒸気の状態にしてジェットノズル30から食器類14
に噴射するため、電気分解水の生成は少量で済み、従来
のように電気分解水の生成に長時間を要することはな
い。更に、ジェットノズル30によって高温蒸気を食器
類14に対して上から噴射することにより、食器類14
に付着した汚れの分解、浮かしができ、その後、洗浄用
ポンプ18を正転駆動して回転ノズル20によって電気
分解水を食器類14に対して下から噴射して洗浄を繰り
返すようにしたので、食器類14の汚れがまんべんなく
除去され、洗浄能力がアップする。
【0032】実施形態2.図5は本発明の実施形態2に
係る食器洗浄機の構成を示した断面図である。本実施形
態2においては、図1の実施形態1のボイラー29及び
ジェットノズル30の代わりに、蒸気発生装置(ボイラ
ー)10が設けられており、この蒸気発生装置10には
図示のように複数の蒸気噴射口12が設けられている。
【0033】本実施形態2の動作は、上記の本実施形態
1の動作と基本的には同じであるが、電気分解水が蒸気
発生装置10に送られると、蒸気発生装置10に入った
電気分解水は、加熱手段11によって加熱されて蒸気化
し、蒸気噴射口12を通り洗浄槽2内の食器類14に噴
射される。次亜塩素酸の効果により食器類14の汚れが
落ち易くなる。
【0034】実施形態3.図6は本発明の実施形態3に
係る食器洗浄機の構成を示した断面図である。本実施形
態3においては、図1の実施形態1のジェットノズル3
0の代わりに、拡散ノズル31が設けられている。
【0035】本実施形態3の動作は、上記の本実施形態
1の動作と基本的には同じであるが、電気分解水がボイ
ラー29に送られると、ボイラー29に入った電気分解
水は、加熱手段11によって加熱されて蒸気化し、拡散
ノズル31を通り洗浄槽2内の食器類14に噴射され
る。拡散ノズル31の噴射と次亜塩素酸の効果により、
食器類14の汚れが落ち易くなる。
【0036】実施形態4.図7は本発明の実施形態4に
係る食器洗浄機の断面構成図である。本実施形態4にお
いては、図1の実施形態1の電気分解装置9aの代わり
に、電気分解装置9bを設けている。この電気分解装置
9bは、アルカリ水・酸性水分離型であり、図8に示さ
れるように、第1の電極25と第2の電極26との間に
隔膜28が設けられており、アルカリ水は導水管46を
介して洗浄槽2に供給されて洗浄槽2の底部に貯蔵さ
れ、酸性水は酸性水(アルカリ)一時貯蔵タンク70に
一時的に貯蔵される。なお、本実施形態4のろ過フィル
ター45は、そのメッシュの目の大きさは電気分解装置
9Bの第1の電極25(又は第2の電極26)と隔膜2
8との距離よりも小さなものにして、目詰まり等が起こ
らないようにしている。このことは、電気分解装置9b
を用いる後述の実施形態においても同様である。
【0037】本実施形態4の動作は、上記の本実施形態
1の動作と基本的には同じであるが、アルカリ水が生成
されてボイラー29に送られると、ボイラー29に入っ
たアルカリ水は、加熱手段11によって蒸気化されて、
ジェットノズル30を通り洗浄槽2内の食器類14に噴
射される。ジェットノズル30の噴射とアルカリ水の効
果により、食器類14の汚れが除去される。なお、酸性
水(アルカリ)一時貯蔵タンク70に一時的に貯蔵され
た酸性水は、適当なタイミングで(例えば洗浄工程の終
了後)、そのタンク70に内蔵されているバルブ(図示
せず)を制御部5により開いて導水管71を介して洗浄
槽2に供給する。
【0038】実施形態5.図9は本発明の実施形態5に
係る食器洗浄機の構成を示した断面図である。本実施形
態5においては、図7の実施形態4のボイラー29及び
ジェットノズル30の代わりに、蒸気発生装置(ボイラ
ー)10が設けられており、この蒸気発生装置10には
図示のように複数の蒸気噴射口12が設けられている。
【0039】本実施形態5の動作は、上記の本実施形態
4の動作と基本的には同じであるが、アルカリ水が蒸気
発生装置10に送られると、蒸気発生装置10に入った
アルカリ水は、加熱手段11によって蒸気化されて、蒸
気噴射口12を通り洗浄槽2内の食器類14に噴射され
る。アルカリ水の効果により食器類14の汚れが落ち易
くなる。
【0040】実施形態6.図10は本発明の実施形態6
に係る食器洗浄機の構成を示した断面図であり、図11
は図10の電気分解水収納タンクの詳細を示した断面図
である。本実施形態6においては、図7の実施形態4の
酸性水(アルカリ水)一時貯蔵タンク70の代わりに、
本体1の外側に電気分解水収納タンク32を設けたもの
である。この電気分解水収納タンク32は電気分解装置
9bに導水管47を介して接続されている。導水管47
の先端部分は電気分解水収納タンク32に対してパッキ
ン33を介して接続されてシールされている。また、電
気分解水収納タンク32にはドレインキャップ34が設
けられている。更に、電気分解水収納タンク32の底部
には固定部35が設けられており、本体1に着脱自在に
固定されている。電気分解水収納タンク32に酸性水が
溜まったところで、電気分解水収納タンク32を導水管
47及び本体1から取り外して、酸性水を使うことがで
きる。この酸性水は例えば殺菌、漂白剤等の用途に利用
することができる。
【0041】実施形態7.図12は本発明の実施形態7
に係る食器洗浄機の構成を示した断面図である。本実施
形態7においては、図9の実施形態4の酸性水(アルカ
リ水)一時貯蔵タンク70の代わりに、本体1の外側に
電気分解水収納タンク32を設けたものである。
【0042】実施形態8.図13は本発明の実施形態8
に係る食器洗浄機の構成を示した断面図である。本実施
形態8においては、図10の実施形態6のジェットノズ
ル30の代わりに、拡散ノズル31を設けたものであ
る。
【0043】実施形態9.図14は本発明の実施形態9
に係る食器洗浄機の操作部4の説明図である。この操作
部4は、上述の実施形態1〜8に共通のものであり、従
来の操作ボタンの他に、洗剤レス洗浄キー58及び電気
分解完了LED65が設けられている。洗剤レス洗浄キ
ー58を操作することにより、上述の電気分解水(次亜
塩素酸)又はアルカリ水を生成して、食塩、洗剤を必要
としないで洗浄を行う。また、上述の電気分解水(次亜
塩素酸)又はアルカリ水の生成が完了すると、制御部5
は電気分解完了LED65を点灯して、その完了を知ら
せる。
【0044】実施形態10.図15は本発明の実施形態
10に係る食器洗浄機の操作部4の説明図である。この
操作部4には、図14のキー等の他に、アルカリ/酸性
水質切換キー65が設けられている。アルカリ/酸性水
質切換キー65を操作することにより、例えば直流電気
発生装置8が出力する直流電圧の極性を、切換回路(図
示せず)により反転させて、電気分解装置9bの第1の
電極25と第2の電極26とに印加する直流電圧の極性
を反転させ、洗浄槽2には酸性水を供給し、酸性水(ア
ルカリ水)一時貯蔵タンク70又は電気分解水収納タン
ク32にアルカリ水を供給する。このようにすることに
より、酸性水を殺菌、漂白用に食器類14に噴射するこ
とが可能になっている。また、酸性水(アルカリ水)一
時貯蔵タンク70又は電気分解水収納タンク32に貯蔵
されたアルカリ水は化粧水等の別用途に使用できる。
【0045】実施形態11.なお、アルカリ水と酸性水
との切換は、一定時間をおいて自動的に連続反転させて
もよく、アルカリ水と酸性水を交互に生成して、ボイラ
ー29等へ送ることでアルカリ水と酸性水とを交互に食
器類14に対し高速噴射させるようにしてもよい。
【0046】実施形態12.なお、上述の実施形態にお
いては、ろ過フィルター45を貯水タンクの底部に設け
た例について説明したが、電気分解装置9a,9bの上
流側であれば他の部位に設けてもよい。また、ろ過フィ
ルター45としてメッシュ状のものについて説明した
が、ろ過フィルター45はイオン交換膜によって構成し
ても良い。
【0047】
【発明の効果】(1)本発明の請求項1に係る食器洗浄
機によれば、下部ノズルにより洗浄槽の底部に貯留した
水を汚れが付着した食器類に噴射して水に不純物を含ま
せ、その不純物を含んだ水を電気分解装置により電気分
解し、電気分解された水を加熱し、蒸気化して食器類に
かけるようにしたので、不純物が食塩の代替物として、
電気分解の助成剤として機能し、その結果、食塩を添加
しなくとも、電気分解水を効率良く生成することが可能
になっている。そして、電気分解された水による洗浄効
果等とともに蒸気化したことにより食器類の汚れが落ち
易くなっている。
【0048】(2)本発明の請求項2に係る食器洗浄機
によれば、ろ過フィルターを電気分解装置の上流側に設
けたので、電気分解装置に入る水がろ過フィルターによ
りろ過され、電気分解装置に大きな不純物が入らず、電
気分解装置が目詰まりするような事態が避けられる。
【0049】(3)本発明の請求項3に係る食器洗浄機
によれば、ろ過フィルターを洗浄槽の下部に形成された
貯水タンクに設けたので、ろ過フィルターを取り出して
洗浄するのが容易になっている。
【0050】(4)本発明の請求項4に係る食器洗浄機
によれば、ろ過フィルターのメッシュの大きさを電気分
解装置の電極間よりも小さくしたので、電気分解装置が
アルカリ水・酸性水混合タイプのものについて、内部で
の目詰まりが避けられる。
【0051】(5)本発明の請求項5に係る食器洗浄機
によれば、ろ過フィルターのメッシュの大きさを電気分
解装置の電極と隔膜との距離よりも小さくしたので、電
気分解装置がアルカリ水・酸性水分離タイプのものにつ
いて、内部での目詰まりが避けられる。
【0052】(6)本発明の請求項6に係る食器洗浄機
によれば、ろ過フィルターをイオン交換膜から構成した
ので、通過するものがイオン水に限定され、電気分解装
置の内部での目詰まりが避けられる。
【0053】(7)本発明の請求項7に係る食器洗浄機
は、残さいフィルターをろ過フィルターの上流側に設け
たので、大きな汚れを残さいフィルターによりろ過し
て、それを通過したものをろ過フィルターで除去するの
で、ろ過フィルターの汚れが軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る食器洗浄機の構成
を示した断面図である。
【図2】 図1の電気分解装置の詳細を示した断面図で
ある。
【図3】 図1の操作部の制御系を示したブロック図で
ある。
【図4】 図1の実施形態1の食器洗浄機の動作を概念
的に示した説明図である。
【図5】 本発明の実施形態2に係る食器洗浄機の構成
を示した断面図である。
【図6】 本発明の実施形態3に係る食器洗浄機の構成
を示した断面図である。
【図7】 本発明の実施形態4に係る食器洗浄機の構成
を示した断面図である。
【図8】 図7の電気分解装置の詳細を示した断面図で
ある。
【図9】 本発明の実施形態5に係る食器洗浄機の構成
を示した断面図である。
【図10】 本発明の実施形態6に係る食器洗浄機の構
成を示した断面図である。
【図11】 図10の電気分解水収納タンクの詳細を示
した断面図である。
【図12】 本発明の実施形態7に係る食器洗浄機の構
成を示した断面図である。
【図13】 本発明の実施形態8に係る食器洗浄機の構
成を示した断面図である。
【図14】 本発明の実施形態10に係る食器洗浄機の
操作部の説明図である。
【図15】 本発明の実施形態11に係る食器洗浄機の
操作部の説明図である。
【符号の説明】
1 本体、2 洗浄槽、3 扉、4 操作部、5 制御
部、8 直流電気発生装置、9a 電気分解装置、9b
電気分解装置、10 蒸気発生装置、11加熱手段、
12 蒸気噴射口、13 食器かご、14 食器類、1
5 水位センサー、16 貯水タンク、17 取水管、
18 洗浄用ポンプ、19 導水管、20 回転ノズ
ル、21 加熱手段、22 残さいフィルター、23
給水ホース、25,26 電極、27 スペーサー、2
8 隔膜、29 ボイラー、30ジェットノズル、31
拡散ノズル、32 電気分解水収納タンク、33 パ
ッキン、34 ドレインキャップ、35 固定部、38
排水ホース、39 給水ポンプ、41 導水管、42
給水装置、43 水路2方切換装置、45 ろ過フィ
ルター、46,47 導水管、58 洗剤レス洗浄キ
ー、65 アルカリ/酸性水質切換キー、70 酸性水
(アルカリ水)一時貯蔵タンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 勝彦 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 中村 輝男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岡島 るみ 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD01 BG01 CC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽の下部に配置され、洗浄槽の底部
    に貯留した水を、汚れが付着した食器類に噴射して前記
    水に不純物を含ませるノズルと、 前記洗浄槽の底部に貯留し不純物を含んだ水を、電気分
    解して前記洗浄槽に供給する電気分解装置と、 前記電気分解装置により電気分解され、前記洗浄槽の底
    部に貯留した電気分解水を加熱し、蒸気化して食器類に
    かける手段とを備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記電気分解装置の上流側に設けられた
    ろ過フィルターを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記ろ過フィルターは、洗浄槽の底部に
    形成された貯水タンクに設けられたことを特徴とする請
    求項2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記ろ過フィルターは、そのメッシュの
    大きさが前記電気分解装置の電極間の距離よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の記載の食器洗浄
    機。
  5. 【請求項5】 前記ろ過フィルターは、そのメッシュの
    大きさが前記電気分解装置の電極と隔膜との距離よりも
    小さいことを特徴とする請求項2又は3記載の食器洗浄
    機。
  6. 【請求項6】 前記ろ過フィルターは、イオン交換膜か
    ら構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の食
    器洗浄機。
  7. 【請求項7】 前記ろ過フィルターの上流側に設けられ
    た残さいフィルターを備えたことを特徴とする請求項2
    乃至6の何れかに記載の食器洗浄機。
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KR101561302B1 (ko) 2008-11-27 2015-10-19 코웨이 주식회사 정수 및 연수 기능을 구비한 식기 세척기

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