JP2003319422A - 送受信装置、受信装置 - Google Patents

送受信装置、受信装置

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JP2003319422A
JP2003319422A JP2002125253A JP2002125253A JP2003319422A JP 2003319422 A JP2003319422 A JP 2003319422A JP 2002125253 A JP2002125253 A JP 2002125253A JP 2002125253 A JP2002125253 A JP 2002125253A JP 2003319422 A JP2003319422 A JP 2003319422A
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Inventor
Takuji Kimura
琢二 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の視聴者がコマーシャル放送を自動的に
カットして録画したり、再生時に自動的にスキップした
りすることを防止するとともに、放送局からの自己申告
以外の方法でこれらを調査・確認したいという要望に答
えるようにする。 【解決手段】 コマーシャル放送中に、そのコマーシャ
ル固有の識別情報を、コマーシャル調査のための特別な
ICカードのみが検出できるように、ECM中に組み込
んで多重して放送するようにした。これにより、この識
別情報が一般の視聴者からコマーシャルスキップ等で利
用されることを防ぐとともに、放送局以外の第三者が効
率的にコマーシャル放送の調査・確認を行うことが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無料番組にスク
ランブルを掛けた放送の受信確認を行う送受信装置、受
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2002年6月以降、BSデジタル放送
では著作権保護の観点から、無料番組についてもスクラ
ンブルの導入が予定されている。このスクランブル放送
は、例えば、特開2001−169262号公報に示さ
れる限定受信と同様の方法により行われる。受信機は番
組のスクランブルを解くのに必要な鍵(Ks)を取得す
るために、放送信号の中から随時ECM(Entitle Cont
rol Message)を取り込み、このデータをコマンドとし
てセキュリティモジュールに送っている。ECMは暗号
化されているが、セキュリティモジュールには無料放送
のECMの暗号を解くための鍵(Kw)が予め設定され
ており、内部ではこのKwによりECMを復号して、K
sおよび番組に関する制御情報をレスポンスとして出力
する。受信機はこのKsを用いて番組のスクランブルを
解き、これをモニタに表示する。
【0003】一方、民放の無料放送においては、多数の
コマーシャル放送が行われており、このコマーシャル放
送については、通常、広告代理店などを介して放送局と
スポンサーとの間で、放送時刻や放送内容等に関する契
約が締結されている。
【0004】しかしながら、実際には放送内容が契約と
異なっていたり、放送事故や、いわゆるコマーシャルの
間引きなどによって、契約された期間あるいは日時に所
定の回数分の放送が行われない場合があり、放送局から
の自己申告以外の方法でこれらを調査・確認したいとい
う要望がある。
【0005】従来のコマーシャル放送の検出方法の例と
して、特開平10−224722号公報にあるように、
コマーシャル放送の多くが音声多重モードで行われてい
ることを利用したり、番組本編とコマーシャル放送の切
り替わり時に生じる無音部分を検出したり、あるいは映
像のシーンチェンジを検出してコマーシャル部分を絞り
込んでいく方法などが提案されているが、いずれの場合
も検出精度が高くない上に、特定のコマーシャル放送を
検出するためには多くの手間のかかる後処理が必要とな
る、という問題がある。
【0006】特定のコマーシャル放送を正確に且つ効率
的に行う方法の例として、特開平11−122203号
公報にあるように、放送局が予めコマーシャル放送に固
有の識別情報を付加して放送し、受信側でこれを検出す
ることで、コマーシャルの放送確認を行うものである。
【0007】この技術においては、少なくともコマーシ
ャルなのか番組本編なのかの判別は、誰でも容易に行う
ことができたり、一般に視聴者側には興味のないコマー
シャル放送はできれば見たくないという要望があること
から、例えば特開2001−309300号公報にある
ように、コマーシャル放送を自動的にカットして録画し
たり、再生時に自動的にスキップしたりする装置にも利
用されてしまう、という問題があった。
【0008】無料放送は、視聴者がコマーシャル放送も
見るという前提のもと、スポンサーから支払われる広告
料によって成り立っているため、正確かつ自動的にコマ
ーシャルスキップやコマーシャル放送のカットを行う機
器が製造されて普及することは放送局やスポンサーにと
って、重大な問題である。
【0009】この観点からも、今後無料番組にスクラン
ブルが導入された場合に、スクランブルの有無で容易に
コマーシャル放送と番組本編を識別されないよう、コマ
ーシャル放送にも番組本編と同様にスクランブルが施さ
れて放送されると予想されるが、コマーシャル放送番組
自体がスクランブルされているかどうかに関わらず、上
記した従来技術の問題は依然として残る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシステ
ムの場合、コマーシャル放送の識別法を利用して一般の
視聴者がコマーシャル放送を自動的にカットして録画し
たり、再生時に自動的にスキップしたりすることが可能
で放送局やスポンサーにとって重大な問題である。また
一方で、実際に放送されたコマーシャル放送の内容が契
約と異なっていたり、放送事故やいわゆるコマーシャル
放送の間引きなどによって、契約された期間あるいは日
時に所定の回数分の放送が行われない場合があり、放送
局からの自己申告以外の方法でこれらを調査・確認した
いという要望がある。
【0011】この発明は、一般の視聴者がコマーシャル
放送を自動的にカットして録画したり、再生時に自動的
にスキップすることに利用されないようにするととも
に、放送局からの自己申告以外の第3者によりこれら効
率的に調査・確認したいという要望に答えることを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明の送受信装置は、送信機側では、番組
本編あるいはコマーシャルをスクランブルする手段と、
前記番組本編あるいはコマーシャルのスクランブルを解
くのに必要な鍵情報を暗号化する手段と、前記鍵情報の
うち、コマーシャルに対応する鍵情報には、予め鍵情報
内に該コマーシャルの識別情報を付加する手段と、前記
鍵情報を番組本編およびコマーシャルの番組信号に適宜
多重し送信する手段と、具備し、受信機側では、前記送
信機により送信され信号の中から、前記暗号化された鍵
情報を取得する手段と、前記取得した暗号化された鍵情
報を復号して鍵を取得する手段と、前記鍵情報の中の前
記コマーシャルの識別情報を検出する手段と、前記番組
本編あるいは前記コマーシャルのスクランブルを解く手
段と、前記識別情報検出手段により前記コマーシャル識
別情報が検出された場合に、該コマーシャル識別情報を
コマーシャルの放送履歴として記録するための手段と、
を具備してなることを特徴とする。
【0013】また、受信装置は、番組本編あるいはコマ
ーシャルを所定の周期で鍵を変更しながらスクランブル
し、該スクランブルを解くのに必要な鍵情報を暗号化
し、前記コマーシャルに対応する鍵情報には、予め前記
コマーシャルの識別情報を付加して、前記鍵情報を前記
番組本編およびコマーシャルの番組信号に適宜多重し送
信された信号を受信するもので、前記暗号化された鍵情
報を取得する手段と、前記取得した暗号化された鍵情報
を復号して鍵を取得する手段と、前記鍵情報の中の前記
コマーシャルの識別情報を検出する手段と、前記番組本
編あるいは前記コマーシャルのスクランブルを解く手段
と、前記識別情報検出手段により前記コマーシャル識別
情報が検出された場合に、該コマーシャル識別情報をコ
マーシャルの放送履歴として記録するための手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0014】また受信装置は、番組本編あるいはコマー
シャルを、所定の周期で鍵を変更しながらスクランブル
し、該スクランブルを解くのに必要な鍵情報に現在時刻
情報を付加して暗号化し、前記コマーシャルに対応する
鍵情報には、予め前記コマーシャルの識別情報とこれを
検出する有効期限情報を付加して、前記鍵情報を前記番
組本編およびコマーシャルの番組信号に適宜多重し送信
された信号を受信するものにおいて、前記暗号化された
鍵情報を復号して鍵を取得する手段と、前記鍵情報の中
の前記コマーシャルの識別情報を検出する手段と、前記
鍵を取得する手段および前記識別情報を検出する手段を
収納し、前記受信装置に脱着可能なセキュリティモジュ
ールと、前記暗号化された鍵情報を前記セキュリティモ
ジュールに送り、前記セキュリティモジュールは、予め
記録されている前記有効期限情報と前記鍵情報に付加さ
れて送られてくる前記現在時刻とを比較して、有効期限
に達していない場合のみ、前記コマーシャルの識別情報
検出手段により前記コマーシャルの識別情報の有無を検
出する手段と、前記コマーシャルの識別情報が検出され
た場合は、この情報を鍵と一緒に前記スクランブルを解
く手段に出力する手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】上記した各手段でのコマーシャルの識別情
報は、鍵情報の中に暗号化された状態で送られ、この鍵
情報の暗号方式に関する情報は一般に開示されないた
め、そのままでは、それが番組本編の鍵情報なのか、コ
マーシャルの識別情報を含んだ鍵情報なのかを識別する
ことができない。このため、コマーシャル放送中にその
コマーシャル固有の識別情報を、一般の視聴者からコマ
ーシャル放送スキップ等で利用されることを防ぐととも
に、放送局以外の第三者が効率的にコマーシャル放送の
調査・確認を行うことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の一実施の形態について説明するためのスクラン
ブル放送のシステム構成図を示すものである。図1にお
いて、各種の番組やコマーシャルを放送する局として少
なくとも1つの衛星放送地上局100もしくは地上波放
送局200が存在し、衛星放送地上局100は衛星用送
信アンテナ101を介して衛星300にアップリンクの
電波を送信し、衛星300から全国に同一番組を提供す
るキー局である。地上波放送局200は各地方に設けら
れたローカル局であり、地上波送信アンテナ201を介
して衛星放送とは異なる周波数帯で放送を行う局であ
る。
【0017】視聴者の家には衛星放送受信アンテナ40
0あるいは地上波放送受信アンテナ500が設置され、
これらのアンテナにテレビ受信機600が接続され、さ
らにテレビ受信機600にはスクランブル解除に用いる
ICカード700と映像や音声を出力するモニタ800
が接続されている。
【0018】図2は、衛星放送地上局100の概略構成
を示した図であるが、この実施の形態の説明にかかる部
分は地上波放送局200の放送システムについてもこれ
と同様である。
【0019】111は、例えば図3に示すディスクリプ
タ形式の各コマーシャル固有の識別情報である。ECM
データ生成部112で生成されたECMデータを、EC
Mデータ暗号化部113に供給しここで暗号化する。暗
号化されたECMデータとSI/PSIデータ生成部1
14により生成されるSI(Service Information)、P
SI(Program Specific Information)データをパケット
生成部115に供給する。パケット化されたデータは、
トランスポートストリームとして多重する一方のデータ
としてパケット多重部116に供給する。
【0020】コマーシャルの映像音声データ117や番
組本編の映像音声データ118をパケット生成部119
に供給し、ここでパケット化されたデータを、トランス
ポートストリームとして多重する他方のデータとしてパ
ケット多重部116に供給する。
【0021】パケット多重部116では、パケット生成
部115,119に基づきそれぞれパケット化されたデ
ータを多重したトランスポートストリームとして出力す
る。パケット多重部116からの送られたストリームの
うち、番組本編の映像音声データパケットやコマーシャ
ルの映像音声データパケットについてスクランブル部1
19でストリーム中の対応するECMパケットに指定さ
れたスクランブル鍵でスクランブルを施す。これを変調
・送信部120に供給し、所定の変調方式で変調した
後、衛星用送信アンテナ101に出力する。
【0022】これらの一連の制御は、制御部121から
行われる。制御部121は、コマーシャルの映像音声デ
ータパケットに対応するECMデータを生成する際に
は、このコマーシャル放送に固有の識別情報111から
取得して、これをECMデータ生成部112に入力し、
ECMデータ生成部112はこれをECMの中に取り込
み、例えば図4に示す構成でECMとして出力する。
【0023】なお、ECMにはスクランブル部119で
スクランブルされた番組本編の映像音声データパケット
あるいはコマーシャルの映像音声データパケットをデス
クランブルするための鍵が含まれるが、これは予め決め
られた周期で更新される。そのため、ECMパケットは
少なくとも鍵が更新される毎に改めて多重されて送信さ
れることになる。図5に、スクランブル部119におい
てパケット化されたデータストリームの出力例を示す。
【0024】図6は、図1のテレビ受信機600の構成
例を示したもので、テレビ受信機600は衛星放送受信
アンテナ400あるいは地上波放送受信アンテナ500
で受けた放送信号を受信部61で受信して復調する。復
調された信号の中からECMデータをECMデータ分離
部62で分離する。63は、分離されたECMデータを
テレビ受信機600とICカード700間で信号のやり
取りを行うICカードインターフェース部である、IC
カードインターフェース部63を介してセキュリティモ
ジュールであるICカード700に入力する。ICカー
ド700では、ECMの暗号を解いて、番組あるいはコ
マーシャルの映像音声パケットのスクランブルを解くの
に必要な鍵を出力する。
【0025】ICカード700から出力された鍵は、デ
スクランブル部64に供給し、受信した番組あるいはコ
マーシャルの映像音声パケットのスクランブルを解く。
これにより得られた映像音声データを、記録・再生する
記録再生部65に供給するとともに、デコーダ/AV出
力部66でデコードしてモニター800に出力する。
【0026】以上の動作制御は、制御部67とユーザー
から入力を受付け、また動作状態を示すためのユーザー
インターフェース部68から行う。制御部67はECM
データ分離部62により更新されたECMが取り込まれ
る度に、そのデータをICカードインターフェース部6
3を介してコマンドとしてICカード700に送信す
る。
【0027】図7は、ICカード700の機能構成例を
示す図である。インターフェース部71は、テレビ受信
機600から送られたコマンドの受信ならびにコマンド
に対するレスポンスをテレビ受信機600に送信する部
分である。図8はISO/IEC 7816のT=1、
伝送プロトコルでのフォーマット例で、図8(a)にE
CMコマンドを、図8(b)にそれに対するICカード
700からのレスポンスの例を示す。
【0028】テレビ受信機600からICカード700
にECMコマンドが送られると、ECMデータ復号部7
2によりECMデータの暗号が解かれ、次にスクランブ
ル鍵解析部73により、デスクランブル鍵が取り出され
る。
【0029】さらに、制御部74は、ECMデータの中
にコマーシャルディスクリプタをコマーシャル識別情報
解析部75で解析してこれを見つけると、これをコマー
シャル視聴履歴記録部76に視聴履歴として記録すると
ともに、レスポンスとしてデスクランブル鍵の他に、コ
マーシャル放送を検出したことを示す情報を付加してテ
レビ受信機600に返す。ICカード700はその内部
データに対する不正なアクセスなどの耐タンパー性に優
れているため、確認結果をより安全に記録することがで
きる。
【0030】また、テレビ受信機600は、ICカード
700のレスポンスからコマーシャル放送を受信してい
るという情報が得られると、これをトリガーとして放送
信号をテレビ受信機600の記録再生部65に記録す
る。これによりコマーシャル放送を検出した期間だけ記
録することで、実際の放送内容を後で確認することが可
能である。
【0031】スクランブルを解くための鍵は、予め決め
られた周期でECMは周期的(1秒毎)に更新され、I
Cカード700に送られるため、ECMカウンタ77に
より、コマーシャル放送中であることことを検出したE
CMをカウントすることで、コマーシャルが実際に何秒
放送されたか(短く編集されていないかどうか)を知る
ことができる。
【0032】また、ICカード700の放送確認有効期
限情報部78に、コマーシャル確認を行う期限を指定す
ることで、ECM現在時刻解析部79は、ECMに含ま
れる現在時刻情報と放送確認有効期限情報部78内の有
効期限の比較を行い、有効期限を過ぎている場合には、
放送確認としてのコマーシャル確認処理一切を行わな
い。これにより、不正な流用などに対する安全性を高め
ることができる。
【0033】この実施の形態によれば、コマーシャルの
識別情報は、鍵情報の中に暗号化された状態で送られ、
この鍵情報の暗号方式に関する情報は一般に開示されな
いため、そのままでは、それが番組本編の鍵情報なの
か、コマーシャルの識別情報を含んだ鍵情報なのかを識
別することができない。このため、放送局からのコマー
シャルの識別情報が第三者によって本来の目的以外に利
用されることはなく、コマーシャル検出および放送確認
が行えるのは、正当な放送確認用テレビ受信機のみであ
る。
【0034】また、コマーシャルの放送確認機能をもた
ない通常のテレビ受信機も同様に、コマーシャルの識別
情報を含んだ鍵情報の暗号を解くが、コマーシャルの識
別情報について関知しないためこれを無視し、番組本編
の鍵情報の場合と同様な動作しか行わないため、その挙
動から番組本編を放送中であるのかコマーシャルを放送
中であるのかを判別することはできない。これらのこと
から安全にコマーシャルの放送確認を行うことができ
る。
【0035】この発明は、上記した実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、コマーシャルの識別情報が
検出されたことをトリガーとして放送番組を録画するこ
とで、実際のコマーシャルの放送部分のみを効率的に記
録し、後で内容を効率的に確認することができる。
【0036】さらに、スクランブルの鍵は、予め決めら
れた周期で更新され、鍵情報もこれに応じて更新されて
送られてくるため、コマーシャル放送中に更新されて送
られた鍵情報を数えることで、コマーシャルがおよそ何
秒間放送されたかを知ることができる。
【0037】また、有効期限情報と現在時刻を比較して
有効期限に達していない場合にのみ、受信した鍵情報の
中のコマーシャルの識別情報を検出するようにする。こ
れにより有効期限に到達した時点で、テレビ受信機のコ
マーシャル検出の機能が働かなくなるので、不正な流用
などに対する安全性を向上させることができる。
【0038】またさらに、有効期限情報と現在時刻を比
較して有効期限に達していない場合にのみ、コマーシャ
ルの識別情報の有無を検出し、検出された場合にコマー
シャル識別情報と鍵情報ともにスクランブルされた番組
本編とコマーシャルを解くようにする。これにより、有
効期限に到達した時点で、ICカードのコマーシャル検
出の機能を働かなくさせ、不正な流用などに対する安全
性を向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コマーシャル放送中にそのコマーシャル固有の識別
情報を、一般の視聴者からコマーシャル放送スキップ等
で利用されることを防ぐとともに、放送局以外の第三者
が効率的にコマーシャル放送の調査・確認を行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるスクランブル
放送のシステム構成図。
【図2】 図1の衛星放送地上局100について説明す
るためシステム構成図。
【図3】 コマーシャルディスクリプタのデータ構成例
について説明するための説明図。
【図4】 ECMの構成例について説明するための説明
図。
【図5】 パケット化されたコマーシャルと番組データ
のトランスポートストリームの構成例について説明する
ための説明図。
【図6】 図1のテレビ受信機の構成例について説明す
るためのシステム構成図。
【図7】 図1のICカードの構成例について説明する
ための構成図。
【図8】 ICカードのECMコマンドとそのレスポン
スについて説明するため説明図。
【符号の説明】
111…識別情報 112…ECMデータ生成部 113…ECMデータ暗号化部 114…SI/PSIデータ生成部 115…パケット生成部 116…パケット多重部 117…映像音声データ 118…映像音声データ 119…パケット生成部 120…変調・送信部 121…制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04L 9/08 H04L 9/00 601B 9/16 643

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機側では、 番組本編あるいはコマーシャルをスクランブルする手段
    と、 前記番組本編あるいはコマーシャルのスクランブルを解
    くのに必要な鍵情報を暗号化する手段と、 前記鍵情報のうち、コマーシャルに対応する鍵情報に
    は、予め鍵情報内に該コマーシャルの識別情報を付加す
    る手段と、 前記鍵情報を番組本編およびコマーシャルの番組信号に
    適宜多重し送信する手段と、を具備し、 受信機側では、 前記送信機により送信された信号の中から、前記暗号化
    された鍵情報を取得する手段と、 前記取得した暗号化された鍵情報を復号して鍵を取得す
    る手段と、 前記鍵情報の中の前記コマーシャルの識別情報を検出す
    る手段と、 前記番組本編あるいは前記コマーシャルのスクランブル
    を解く手段と、 前記識別情報検出手段により前記コマーシャル識別情報
    が検出された場合に、該コマーシャル識別情報をコマー
    シャルの放送履歴として記録するための手段と、を具備
    してなることを特徴とする送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信機で前記番組本編あるいはコマ
    ーシャルのスクランブルを解くのに必要な鍵情報に現在
    時刻情報付加して暗号化し、 前記受信機に予め前記鍵情報の中の前記コマーシャルの
    識別情報を検出する処理の有効期限情報を記録し、該有
    効期限情報と前記鍵情報に付加されて送られてくる前記
    現在時刻とを比較して、有効期限に達していない場合の
    み、前記鍵情報の中の前記コマーシャルの識別情報を検
    出することを特徴とする請求項1記載の送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記鍵を取得する手段および前記識別情
    報を検出する手段を、前記受信機本体と脱着可能なセキ
    ュリティモジュールに内に具備してなることを特徴とす
    る請求項1記載の送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記識別情報検出手段により前記コマー
    シャルの識別情報が検出された場合に、該コマーシャル
    番組を、前記記録手段に記録することを特徴とする請求
    項1記載の送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信機に、前記鍵情報の内容が更新
    され、且つ前記識別情報検出手段によりコマーシャルの
    識別情報が検出された回数を数える手段を具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の送受信装置。
  6. 【請求項6】 番組本編あるいはコマーシャルをスクラ
    ンブルし、該スクランブルを解くのに必要な鍵情報を暗
    号化し、前記コマーシャルに対応する鍵情報には、予め
    前記コマーシャルの識別情報を付加して、前記鍵情報を
    前記番組本編およびコマーシャルの番組信号に適宜多重
    して送信された信号を受信する受信装置において、 前記暗号化された鍵情報を取得する手段と、 前記取得した暗号化された鍵情報を復号して鍵を取得す
    る手段と、 前記鍵情報の中の前記コマーシャルの識別情報を検出す
    る手段と、 前記番組本編あるいは前記コマーシャルのスクランブル
    を解く手段と、 前記識別情報検出手段により前記コマーシャル識別情報
    が検出された場合に、該コマーシャル識別情報をコマー
    シャルの放送履歴として記録するための手段とを具備し
    てなることを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 番組本編あるいはコマーシャルをスクラ
    ンブルし、該スクランブルを解くのに必要な鍵情報に現
    在時刻情報を付加して暗号化し、前記コマーシャルに対
    応する鍵情報には、予め前記コマーシャルの識別情報と
    これを検出する有効期限情報を付加して、前記鍵情報を
    前記番組本編およびコマーシャルの番組信号に適宜多重
    し送信された信号を受信する受信装置において、 前記暗号化された鍵情報を復号して鍵を取得する手段
    と、 前記鍵情報の中の前記コマーシャルの識別情報を検出す
    る手段と、 前記鍵を取得する手段および前記識別情報を検出する手
    段と、 予め前記鍵情報の中の前記コマーシャルの識別情報を検
    出する処理の有効期限を記録し、該有効期限情報と前記
    鍵情報に付加されて送られてくる前記現在時刻とを比較
    して、有効期限に達していない場合のみ、前記コマーシ
    ャルの識別情報検出手段により前記コマーシャルの識別
    情報の有無を検出する手段と、 前記コマーシャルの識別情報が検出された場合は、この
    情報を鍵と一緒に前記スクランブルを解く手段に出力す
    る手段とを具備したことを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 前記鍵取得手段および前記識別情報検出
    手段を、前記受信機本体と脱着可能なセキュリティモジ
    ュールに内に具備してなることを特徴とする請求項6ま
    たは7記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 前記識別情報検出手段により前記コマー
    シャルの識別情報が検出された場合に、該コマーシャル
    番組を、前記記録手段に記録することを特徴とする請求
    項6または7記載の受信装置。
  10. 【請求項10】 前記鍵情報の内容が更新され、且つ前
    記識別情報検出手段によりコマーシャルの識別情報が検
    出された回数を数える手段を具備したことを特徴とする
    請求項6または7記載の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004114051A2 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 視聴制御装置、視聴制御プログラム、セキュアモジュール
JP2008537439A (ja) * 2005-04-22 2008-09-11 トムソン ライセンシング 先行して記録されたメディア・コンテンツの編集操作リストを作成する方法、装置及びシステム

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