JP4607941B2 - 放送送受信方法、放送受信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、著作権保護方式に対応した放送送受信方法、放送受信方法に関する。
ARIB(社団法人電波産業会)等で規格化検討中の「著作権保護方式」では、番組提
供者の権利を保護する観点から、スクランブルを利用し、番組の権利保護が可能な受信機
のみが復調できるようにしたことにより、放送された番組の不正な複製を防止することを
可能にしている。
具体的には、デジタル放送用受信機等における番組の権利保護を、次の(1)〜(3)
に記載したように実現している。
(1)番組の複製可能な回数等の番組の利用条件を、番組とともに放送波で伝送する。
(2)放送の送り手側は番組等をスクランブルする鍵を管理し、権利保護情報に示す利
用条件に従って動作をする受信機に対してその鍵を付与する。
(3)受信機から外部接続機器に番組を出力できるのは、その外部接続機器も権利保護
情報に示す番組の使用条件に従う動作をするものである場合に限る。
その際、権利保護情報も付加して出力する。
ここで、番組の複製可能な回数等の番組の利用条件は、デジタル放送に使用される番組
配列情報(SI(Service Information)、PSI(Program Specific Information))の一
部として既に定義もしくは追加定義されるもので、以下の2つの記述子がそれである。
(1)デジタルコピー制御記述子
既に有料放送のための権利保護情報としてARIB標準規格ARIB STD-B10「デジタル放
送に使用する番組配列情報」に定められている。制約条件なしにコピー可、1世代のみコ
ピー可(受信した放送信号を1回のみ記録できる)、コピー禁止の3状態を指定可能であ
る。
(2)コンテント利用記述子
番組配列情報に新たに導入された権利保護情報であり、コピー禁止の番組に対し、一時
的な蓄積の可/不可の指定と、一時的な蓄積時間の指定(1.5時間、3時間、・・・・
・・、1週間、制限無し)が可能となっているほか、受信機からデジタルで信号を出力す
る場合に、暗号化等により出力データを保護するかどうか指定するという「出力保護ビッ
ト」の指定も可能となっている。
しかしながら、規格化検討中の「著作権保護方式」におけるデジタルコピー制御記述子
とコンテント利用記述子は、非暗号状態で伝送することを前提として規格化が進んでいる
。受信機に入力される前段で上記2つの記述子が改ざんされた場合には、権利保護情報に
示す利用条件に従って動作する正規の受信機であっても、改ざんされた記述子の内容に従
って動作してしまう。このように今の規格では、不正に対し弱いという欠点がある。
上記したように、規格化検討中の「著作権保護方式」では、改ざんされた記述子の内容
に従って動作してしまうことから、このように今の規格では不正に対し弱い、という問題
がある。
この発明の目的は、著作権保護情報に改ざんがあったかどうかで視聴不可の制御を行い
著作権保護を図ることにある。
記した課題を解決するために、この発明の放送送受信方法では、デジタル放送に使用される番組配列情報の一部とされる著作権保護方式の保護情報であって暗号化していないデジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子をスクランブルされた番組とともに放送送信装置で送信し、この送信された信号を放送受信装置で受信する放送送受信システムにおける放送送受信方法において、前記放送送信装置が、送信される前記2つの記述子が伝送路における改ざんの有無を受信装置側で検出するために前記2つの記述子から改ざん検出データであるメッセージダイジェストをそれぞれ生成するステップと、番組をスクランブル鍵にてスクランブルしてスクランブルされた番組を得るステップと、前記スクランブル鍵を含むECM(Entitlement Control Message)の中に、前記メッセージダイジェストを多重化するステップと、前記多重化したECMを暗号化するステップと、前記暗号化したECMと、前記2つの記述子と、前記スクランブルされた番組とを多重して送信するステップとを実行し、前記放送受信装置が、前記暗号化したECMと、前記2つの記述子と、前記スクランブルされた番組とを多重した信号を受信するステップと、この受信信号に含まれる暗号化されず送信された前記2つの記述子から改ざん検出データであるメッセージダイジェストをそれぞれ生成するステップと、前記受信信号に含まれるECMを暗号復号することにより前記メッセージダイジェストを得るステップと、前記受信信号に含まれる前記2つの記述子からそれぞれ生成したメッセージダイジェストと、前記ECMを暗号復号することにより得たメッセージダイジェストとをそれぞれ比較することにより前記伝送路における前記2つの記述子の改ざんをそれぞれ判定するステップと、この判定結果に応じた受信処理を実行するステップと、前記判定結果によらず、前記受信信号に含まれる前記スクランブルされた番組を、前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルして蓄積装置に出力するステップと、を実行することを特徴とする
上記した手段によれば、著作権保護用の情報であるデジタルコピー制御記述子、コンテ
ント利用記述子に改ざんがあるかどうかを検出し、改ざんがあった場合は視聴不可等の制
御を行い、改ざんの抑止することで著作権保護が可能となる。
この発明によれば、著作権保護用の情報であるデジタルコピー制御記述子、コンテント
利用記述子に改ざんがあるかを検出し、改ざんが検出された場合は視聴不可等の制御を行
い、改ざんを抑止することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明に係る放送側について説明するためのブロック図であり、個別の視聴
契約情報であるEMM(Entitlement Management Message)の生成と多重ブロックやこの
発明に直接に関係のないブロックは省略してある。
図1において、番組情報配列SI,SPIの情報の一部として位置付けされる著作権保
護方式用の情報であるデジタルコピー制御記述子および/またはコンテント利用記述子は
、これ以外の番組配列情報SI、PSIとともに多重部106にて放送信号に多重され放
送されるほか、デジタルコピー制御記述子はメッセージダイジェスト計算部101にて、
コンテント利用記述子はメッセージダイジェスト計算部102にて改ざん検出データであ
るメッセージダイジェストの計算をそれぞれ行い、全受信装置共通のECM(Entitlemen
t Control Message)とともにECM多重部103へ入力される。
ここで、ECMは、放送が有料か無料かを表す属性情報のほか、有料放送である場合に
は各受信機が予め放送局から送信され受信し保持しているEMMと比較し、視聴が可能か
どうかを判定するために使用する情報であり、すなわち番組の視聴条件を示す番組情報で
ある。
また、改ざん検出データであるメッセージダイジェストの具体例としては、送信側でM
AC(Message Authentication Code)を計算し、ECMに入れて伝送する。
メッセージダイジェストの他の具体例としては、CRC(Cyclic Redundancy Check)、
パリティー、BCH符号、リード・ソロモン符号などの秘密情報を使用しない誤り検出可
能な符号や、鍵を使用しないハッシュ関数を利用し生成したものである。例えば、放送側
で演算したCRCをECMに入れて伝送する。
メッセージダイジェストのもう一つの他の具体例としては、鍵を使用したハッシュ関数
やブロック暗号を利用し生成したものである。使用する鍵は放送局と受信機が予め秘密裏
に共有化しているものとし、例えばECMを暗号化する際に使用するワーク鍵は予め秘密
裏に共有化しており、また受信機内でもICカードなどのブロック内に安全に管理されて
おり最適である。ワーク鍵以外にも、放送局と受信機が共有化できている鍵であれば良い
。ここで利用するメッセージダイジェストは秘密の鍵を利用して生成しているものであり
、鍵を知らない者が生成する危険性は低いため、放送側で演算したメッセージダイジェス
トを暗号化して伝送する必要は必ずしも無く、ECM以外の情報として伝送してもよいし
、ECMに入れて伝送してもよい。
図1はメッセージダイジェストの計算に際し鍵を使用しない場合の例であり、鍵を使用
する場合には図示しない鍵の管理部からメッセージダイジェスト計算部101,102に
それぞれ鍵が入力されるものである。この場合の鍵としてECMの暗号化に使用されるワ
ーク鍵を使用する場合には、暗号部105へ与えられる鍵がメッセージダイジェスト計算
部101,102にもそれぞれ入力される。
ECM多重部103には、前記メッセージダイジェストの他に、映像音声データなどの
番組のスクランブルに使用されるECMが多重される。ECM多重部103から出力され
たECMは、暗号化部105にて暗号化され、多重部106に出力される。
なお、暗号化部105で暗号化に使用する鍵をワーク鍵と呼び、図示しないEMMの生
成および管理部で生成保持し、暗号化部105へ供給されるものである。このワーク鍵は
セキュリティーの低下を防ぐという目的から、定期的に例えば1ヶ月に1度という更新周
期で更新することがあり、更新時には事前に全ての視聴契約者に向けて更新予定の新しい
ワーク鍵をEMMに入れ送付するようになっている。放送局では新しいワーク鍵の入った
EMMをほぼすべての受信機が受信した頃を見計らってワーク鍵を更新するものである。
また、スクランブル部104では映像音声データなどの番組がスクランクブルされ、多
重部106に出力される。このスクランブルに使用される鍵は、ECMに多重されるスク
ランブル鍵である。
以上説明したように、デジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子のメッセ
ージダイジェストは、ECMに多重された後、暗号化されて受信機まで改ざんされること
なく伝送可能となる。
図2は、この発明の放送受信装置の一実施の形態について説明するためのブロック図で
ある。なお、この図2ではEMMの受信部および暗号復号部や、番組配列情報SI,PS
Iを使用しての番組表生成部や番組表の表示部、リモコン入力部などユーザーインターフ
ェース部、などこの発明の説明に直接関係のないブロックは省略してある。
分離部201では、受信した放送信号から番組データ、番組配列情報(SI,PSI)
、ECM、図示しないEMMを分離する。分離された番組配列情報SI,PSIは、さら
に分離部203にて番組情報配列SI,SPIの情報の一部であるデジタルコピー制御記
述子およびコンテント利用記述子、それにこれ以外の番組配列情報SI,PSIに分離さ
れる。ここで他の番組配列情報SI,PSIは図示しない番組表生成部で番組表に加工さ
れ、オンスクリーン表示などでユーザーに提示したり、選局時の情報として受信機の制御
に使用するものである。
デジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子は著作権保護処理部214に与
えられ、著作権保護処理部214では2つの記述子に従い著作権保護がなされるように、
受信機の出力信号を制御したり、図示しない蓄積装置において一時的な蓄積が指定時間の
間だけできるように制御したりするものである。また、デジタルコピー制御記述子および
コンテント利用記述子はメッセージダイジェスト計算部206,207にも与えられ、そ
れぞれのメッセージダイジェストを計算する。
なお、図2はメッセージダイジェストの計算に際し鍵を使用しない場合の例であり、鍵
を使用する場合には図示しない鍵の管理部からメッセージダイジェスト計算部206,2
07に鍵がそれぞれ入力されるものである。この場合の鍵としてECMの復号化に使用さ
れEMMメモリ205に記憶されているワーク鍵を使用する場合には、このワーク鍵がメ
ッセージダイジェスト計算部206,207にもそれぞれ与えられる。
次に、分離部201で分離されたECMは、復号部202で暗号の復号を行い、分離部
204でメッセージダイジェスト、スクランブル鍵、番組に関する視聴条件情報に分けら
れる。
分離部204で分離された2つの記述子のメッセージダイジェストはそれぞれ比較部2
09,210に与えられ、メッセージダイジェスト計算部206,207でそれぞれ計算
されたメッセージダイジェストと比較判定する。判定の結果はそれぞれ著作権保護処理部
214に与えられる。
分離部204で分離されたスクランブル鍵は、スイッチ211、スイッチ212を経由
して復号部213に与え、番組の復号が行われる。復号された番組は、図示しないMPE
G(Moving Picture Coding Experts Group)でコード処理等をされた後、著作権保護部2
14を経由して視聴者に提供される。
分離部204で分離された番組に関する視聴条件情報は、視聴可否判定部208でEM
Mメモリ205内の個別契約情報と比較判定処理され、視聴可能かどうかの判定を行う。
視聴可と判定された場合には、スイッチ211をONし、スクランブル鍵の通過を許可す
る。
著作権保護処理部214では比較部209,210からデジタルコピー制御記述子およ
びコンテント利用記述子の改ざんの有無が通知され、改ざんがあった場合にスイッチ21
2をOFFし、スクランブルされた番組の暗号を解くスクランブル鍵をデスクランブル部
213に供給しないこととする。従って、出力信号はスクランブルされたままの番組、も
しくは出力信号はミュート状態となる。
ここで、送信側でMACを計算してECMに入れて伝送した場合は、受信側で受信した
デジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子からMACを計算してECM内の
MACと比較し改ざんを判定するためのものである。
また、放送側で演算したCRCをECMに入れて伝送した場合、受信側ではECMから
取り出したCRCと受信した記述子から計算したCRCとを比較し、両者が一致すれば改
ざん無し、不一致なら改ざん有りと判断する。なお放送側で演算したCRCは、暗号で保
護されたECMに入れて伝送されるため、このCRC自体が改ざんされる危険性は低い。
さらに、鍵を使用したハッシュ関数やブロック暗号を利用して生成したものをECMに
入れて伝送した場合、受信機では、伝送された改ざん検出データを利用して、デジタルコ
ピー制御記述子およびコンテント利用記述子の改ざんの検出を行う。もし改ざん有りと検
出した場合には、ECMを使用した視聴可否判定処理によりデスクランブル可(視聴可)
であっても、デスクランブル不可とする。
図3は、この発明の放送側の他の実施の形態について説明するためのブロック図である
。この実施の形態は、図1と比較して改ざん検出時の制御モード情報をECM多重部13
に入力し、ECM情報の一部として伝送するところが異なっているのみであるため、以下
の説明では、同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
改ざん検出時の制御モード情報とは、受信機でデジタルコピー制御記述子またはコンテ
ント利用記述子の改ざん有りと検出した場合に、受信機が動作すべき制御方法を規定した
ものである。図4に示すように、改ざん検出時の制御モード情報として3ビットをA〜C
で定義し、ビット1をA、ビット2をB、ビット3をCに対応させて指定する。
すなわち、Aに“1”がたった場合はデスクランブル不可、Bに“1”がたった場合は
改ざんのあった記述子の無効化(コピー禁止、または一時蓄積不可)、C“1”がたった
場合は、警告のメッセージ表示、A〜Cのいずれにも“1”がたたない場合は、何もしな
い、を切り換えるものである。また、AからCに関しては併用可とするように、改ざん検
出時の制御モード情報は、例えばビットマップ指定方式とする。
図5を用いてこの発明の放送受信装置の他の実施の形態について説明する。この実施の
形態は、図2と比較して図3の送信方法で送信される他の信号とともに多重された改ざん
検出時の制御モード情報を、分離部204で分離して著作権保護処理部214に入力する
部分、警告メッセージを表示するためのオンスクリーン表示部206の追加した部分が異
なっている。また、説明の都合上、MPEGデコード処理部205も追加している。以下
、図2と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
図5において、分離部201では、受信した放送信号から番組データ、番組配列情報(
SI,PSI)、ECM、図示しないEMMを分離する。分離された番組配列情報SI,
PSIは、さらに分離部203にて番組情報配列SI,SPIの情報の一部であるデジタ
ルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子、それにこれ以外の番組配列情報SI,
PSIに分離される。ここで他の番組配列情報SI,PSIは図示しない番組表生成部で
番組表に加工され、オンスクリーン表示などでユーザーに提示されたり、選局時の情報と
して受信機の制御に使用するものである。
デジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子は著作権保護処理部214に与
えられ、著作権保護処理部214では2つの記述子に従い著作権保護がなされるように、
受信機の出力信号を制御したり、図示しない蓄積装置において一時的な蓄積が指定時間の
間だけできるように制御したりするものである。またデジタルコピー制御記述子およびコ
ンテント利用記述子はメッセージダイジェスト計算部206,207にも与えられ、それ
ぞれのメッセージダイジェストを計算する。
なお、図5はメッセージダイジェストの計算に際し鍵を使用しない場合の例であり、鍵
を使用する場合には図示しない鍵の管理部からメッセージダイジェスト計算部206,2
07に鍵がそれぞれ入力されるものである。この場合の鍵としてECMの復号化に使用さ
れEMMメモリ25に記憶しているワーク鍵を使用する場合には、このワーク鍵がメッセ
ージダイジェスト計算部206,207にもそれぞれ与えられる。
次に、分離部201で分離されたECMは復号部202で復号され、分離部204でメ
ッセージダイジェスト、改ざん検出時の制御モード情報、スクランブル鍵、番組に関する
視聴条件情報に分けられる。分離部204で分離された2つの記述子のメッセージダイジ
ェストは、比較部209,210にそれぞれ与えられ、メッセージダイジェスト計算部2
06,207でそれぞれ計算されたメッセージダイジェストと比較判定する。判定の結果
はそれぞれ著作権保護処理部214に与えられる。
分離部204で分離されたスクランブル鍵は、スイッチ211,212を経由して番組
のデスクランブル部213に与えられ、デスクランブルされた番組は、MPEGデコード
処理部215でデコード処理等をされた後、オンスクリーン表示部216および著作権保
護部214を経由して視聴者に提供される。
分離部204で分離された番組に関する視聴条件情報は、視聴可否判定部208でEM
Mメモリ205内の個別契約情報と比較判定処理され、視聴可能かどうかの判定を行う。
判定の結果視聴可と判定した場合には、スイッチ211をONし、スクランブル鍵の通過
を許可する。
著作権保護処理部214では比較部209,210からデジタルコピー制御記述子およ
びコンテント利用記述子の改ざんの有無が通知され、改ざんがあった場合には、分離部2
04から入力される改ざん検出時の制御モード情報に従い受信機を制御する。
なお、改ざん検出時の制御モード情報は、図4に示すように、改ざん検出時の制御モー
ド情報として3ビットをA〜Cで定義し、ビット1をA、ビット2をB、ビット3をCに
対応させて指定する。
すなわち、デスクランブル不可の場合には、著作権保護処理部214はスイッチ212
をOFFし、スクランブル鍵を番組のデスクランブル部213に供給しないこととする。
従って、出力信号はスクランブルされたままの番組となる。
警告のメッセージ表示の場合には、著作権保護処理部214はオンスクリーン表示部2
16に対し警告のメッセージ表示を行うように制御する。なお、警告メッセージは固定的
なメッセージとして著作権保護処理部214で予め製造時等に記憶しておき、著作権保護
処理部214に対しデータ提示しても良いし、番組配列情報SI,PSIの一部として放
送側から提供されたものを、分離部203で分離し使用しても良いものとする。
改ざんのあった記述子の無効化の場合には、著作権保護処理部214は改ざんのあった
記述子の無効化を行うように動作する。すなわち、デジタルコピー制御記述子に改ざんが
あった場合には出力信号をコピー禁止の制御をした上で出力するものである。また、コン
テント利用記述子に改ざんがあった場合には、図示しない蓄積装置に対し番組の一時蓄積
を不可とする制御を行うものである。
以上説明した例では、メッセージダイジェストをECM内で伝送する例であったが、メ
ッセージダイジェストをワーク鍵等の暗号鍵を使用し計算するものとすればECM内で伝
送する必要はない。その場合には、暗号鍵を管理している管理部、例えば受信機に使用さ
れるICカードなどでデジタルコピー制御記述子もしくはコンテント利用記述子からメッ
セージダイジェストの計算を行うこととし、暗号鍵が公開されないようにするものとする
そしてICカードにはECMを処理し、契約がある場合にはスクランブル鍵が出力され
る処理とともに、前記メッセージダイジェストの計算結果と、伝送されたメッセージダイ
ジェストの比較を行い、改ざんがあった場合にはICカードから前記スクランブル鍵の出
力を行わない等の処理をするものである。
以上説明したように、著作権保護方式に関わるデジタルコピー制御記述子またはコンテ
ント利用記述子の改ざん検出をすることにより、両記述子の改ざんを検出することができ
、改ざんがあった場合には視聴不可等の制御をすることで改ざんの抑止することができる
また、改ざん検出用のメッセージダイジェストは、スクランブル鍵とともにECM内で
暗号化され伝送されるため、メッセージダイジェスト自体の改ざんがされることなく安全
に受信機に伝送されるほか、スクランブル鍵の管理と平行して改ざんの有無を検出するた
め、改ざんがあった場合には視聴不可等の制御をすることも可能となる。
さらには改ざんが検出された場合の受信機制御の方法を複数種類設け、放送波で制御可
能とすることにより、改ざんがあった場合のペナルティーのレベルを切り換えることが可
能となる。
この発明の送信側の一実施の形態について説明するためのブロック図。 この発明の受信側の一実施の形態について説明するためのブロック図。 この発明の送信側の他の実施の形態について説明するためのブロック図。 この発明の改ざん検出時の制御内容について説明するための説明図。 この発明の受信側の他の実施の形態について説明するためのブロック図。
符号の説明
101,102,206,207…メッセージダイジェスト計算部
103…ECM多重部
104…スクランブル部
105…暗号化部
106…多重部
201,203,204…分離部
202…復号部
213…デスクランブル部
205…EMMメモリ
208…視聴可否判定部
209,210…比較部
211,212…スイッチ
214…著作権保護処理部
215…MPEGデコード処理部
216…オンスクリーン表示部

Claims (2)

  1. デジタル放送に使用される番組配列情報の一部とされる著作権保護方式の保護情報であって暗号化していないデジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子をスクランブルされた番組とともに放送送信装置で送信し、この送信された信号を放送受信装置で受信する放送送受信システムにおける放送送受信方法において、
    前記放送送信装置が、
    送信される前記2つの記述子が伝送路における改ざんの有無を受信装置側で検出するために前記2つの記述子から改ざん検出データであるメッセージダイジェストをそれぞれ生成するステップと、
    番組をスクランブル鍵にてスクランブルしてスクランブルされた番組を得るステップと、
    前記スクランブル鍵を含むECM(Entitlement Control Message)の中に、前記メッセージダイジェストを多重化するステップと、
    前記多重化したECMを暗号化するステップと、
    前記暗号化したECMと、前記2つの記述子と、前記スクランブルされた番組とを多重して送信するステップとを実行し、
    前記放送受信装置が、
    前記暗号化したECMと、前記2つの記述子と、前記スクランブルされた番組とを多重した信号を受信するステップと、
    この受信信号に含まれる暗号化されず送信された前記2つの記述子から改ざん検出データであるメッセージダイジェストをそれぞれ生成するステップと、
    前記受信信号に含まれるECMを暗号復号することにより前記メッセージダイジェストを得るステップと、
    前記受信信号に含まれる前記2つの記述子からそれぞれ生成したメッセージダイジェストと、前記ECMを暗号復号することにより得たメッセージダイジェストとをそれぞれ比較することにより前記伝送路における前記2つの記述子の改ざんをそれぞれ判定するステップと、
    この判定結果に応じた受信処理を実行するステップと、
    前記判定結果によらず、前記受信信号に含まれる前記スクランブルされた番組を、前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルして蓄積装置に出力するステップと、
    を実行することを特徴とする放送送受信方法。
  2. デジタル放送に使用される番組配列情報の一部とされる著作権保護方式の保護情報であって暗号化していないデジタルコピー制御記述子およびコンテント利用記述子をスクランブルされた番組とともに送信する放送送信装置による放送送信方法において、
    前記放送送信装置が、
    送信される前記2つの記述子が伝送路における改ざんの有無を受信装置側で検出するために前記2つの記述子から改ざん検出データであるメッセージダイジェストをそれぞれ生成するステップと、
    番組をスクランブル鍵にてスクランブルしてスクランブルされた番組を得るステップと、
    前記スクランブル鍵を含むECM(Entitlement Control Message)の中に、前記メッセージダイジェストを多重化するステップと、
    前記多重化したECMを暗号化するステップと、
    前記暗号化したECMと、前記2つの記述子と、前記スクランブルされた番組とを多重して送信するステップと、
    を実行することを特徴とする放送送信方法に基づいて多重して送信される信号を受信する放送受信方法において、
    前記放送受信装置が、
    前記暗号化したECMと、前記2つの記述子と、前記スクランブルされた番組とを多重した信号を受信するステップと、
    この受信信号に含まれる暗号化されず送信された前記2つの記述子から改ざん検出データであるメッセージダイジェストをそれぞれ生成するステップと、
    前記受信信号に含まれるECMを暗号復号することにより前記メッセージダイジェストを得るステップと、
    前記受信信号に含まれる前記2つの記述子からそれぞれ生成したメッセージダイジェストと、前記ECMを暗号復号することにより得たメッセージダイジェストとをそれぞれ比較することにより前記伝送路における前記2つの記述子の改ざんをそれぞれ判定するステップと、
    この判定結果に応じた受信処理を実行するステップと、
    前記判定結果によらず、前記受信信号に含まれる前記スクランブルされた番組を、前記スクランブル鍵を用いてデスクランブルして蓄積装置に出力するステップと、
    を実行することを特徴とする放送受信方法。
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