JP2003319417A - 立体画像作成装置、立体画像表示装置およびそれらの方法 - Google Patents

立体画像作成装置、立体画像表示装置およびそれらの方法

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JP2003319417A JP2002123952A JP2002123952A JP2003319417A JP 2003319417 A JP2003319417 A JP 2003319417A JP 2002123952 A JP2002123952 A JP 2002123952A JP 2002123952 A JP2002123952 A JP 2002123952A JP 2003319417 A JP2003319417 A JP 2003319417A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い立体画像用データを作成すること
が可能な立体画像作成装置および立体画像用データを表
示する立体画像表示装置を提供すること。 【解決手段】 左眼用画像作成部102および右眼用画
像作成部103は、カメラ101aおよび101bによ
って撮影された画像を水平方向に間引きながら画素をサ
ンプリングし、サンプリングされた画素の位置に応じて
色情報の計算方法を変更し、当該画素の色情報を計算し
て所定フォーマットの画像を作成する。したがって、精
度の高い立体画像用データを作成することが可能とな
る。また、多重化部105は、復号化された左眼用画像
および右眼用画像と、色情報の計算方法に関する情報と
を多重化するので、立体画像用データ表示部112に立
体画像を表示させることによって、ユーザはどの計算方
法で色情報が作成された立体画像が立体に見えやすいか
等を容易に判断することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体画像用の左眼
用画像および右眼用画像を作成して表示する技術に関
し、特に、左眼用画像および右眼用画像のフォーマット
変換を行なって符号化を行なう立体画像作成装置、符号
化データを復号してフォーマット変換を行った後に立体
画像を表示する立体画像表示装置およびそれらの方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、立体画像を表示する技術が盛んに
研究されている。その1つとして、ユーザの左眼と右眼
との視差を利用して立体画像を作成し、表示する立体画
像装置を挙げることができる。
【0003】図6は、従来の立体画像装置における画像
データの作成方法を説明するための図である。この立体
画像装置は、立体画像を作成する立体画像作成装置と、
立体画像作成装置によって作成された立体画像を表示す
る立体画像表示装置とに分けられる。
【0004】立体画像作成装置は、画像データ作成時に
2台のカメラで左眼用と右眼用との画像を各々撮影す
る。そして、図6(a)に示すように、1画素毎に画素
を間引いて、左眼用画像および右眼用画像の水平方向の
サイズを各々1/2にする。次に、水平方向に半分のサ
イズになった左眼用画像と右眼用画像とを各々符号化
し、これらの符号化データを多重化し、多重化データを
伝送、または記録媒体に記録する。
【0005】立体画像表示装置は、立体画像作成装置に
よって作成された多重化データを受信または記録媒体か
ら読出し、左眼用画像と右眼用画像とを各々再生する。
そして、図6(b)に示すように、左眼用画像(L)と
右眼用画像(R)とを1画素ずつ水平方向に交互に並べ
たり、図6(c)に示すように、1ライン毎に垂直方向
に交互に並べたりして、立体表示用の画像を作成する。
立体画像表示装置は、レンチキュラ方式、パララクスバ
リア方式、シャッタ(時分割)方式等を用いて、ユーザ
の左眼には左眼用の画像だけが見え、ユーザの右眼には
右眼用の画像だけが見えるようにすることで、ユーザに
画像を立体として見せることができる。
【0006】このような立体画像装置の一例としては、
特開平11−18111号公報に開示された立体映像伝
送装置を挙げることができる。この特開平11−181
11号公報に開示された立体映像伝送装置においては、
圧縮回路が左眼用画像および右眼用画像をそれぞれ1画
素毎に間引き処理を行なって、画像を水平走査線方向に
圧縮する。
【0007】たとえば、図6(d)に示すように、撮影
した画像の左から偶数番目のRGB画素値のみを抽出し
て、左眼用画像と右眼用画像とを作成する。また、図6
(e)に示すように、左眼用画像と右眼用画像とのRG
Bのうち、画素のG値をRB値に対して1画素分ずらし
て間引くことによって、左眼用画像と右眼用画像とを作
成している。ここで、図6(d)および図6(e)に示
すR、G、Bの後に付加されている数字は、1ライン上
でのR、G、Bの各座標を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像、特に動
画像を伝送、または記録媒体に記録する場合には、画像
のデータ量が非常に大きいため符号化処理を施すのが一
般的である。一般的な符号化アルゴリズムであるMPE
G(Moving Picture Experts Group)−1、MPEG−
2、MPEG−4、およびデジタルビデオカメラで使わ
れるDV方式の圧縮は、全て入力画像データとしてYU
Vデータが用いられる。
【0009】また、カメラで撮影された画像もRGBデ
ータであるとは限らず、YUVデータであることが多
い。さらには、YUVデータのフォーマットは、4:
4:4、4:2:2、4:2:0、4:1:1等のよう
に1種類ではないため、入力画像がYUVデータであっ
てもフォーマットが異なり、従来の立体画像表示装置が
正しく立体画像を表示するためには適切なフォーマット
変換が必要な場合があるといった問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、精度の高い立体画像
用データを作成することが可能な立体画像作成装置およ
びその方法を提供することである。
【0011】第2の目的は、色情報が最適となるように
立体画像用データを補間して表示することが可能な立体
画像表示装置およびその方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従え
ば、輝度情報と色情報とが分離された入力画像から立体
画像用データを作成する立体画像作成装置であって、左
眼用画像を作成するための左眼用画像作成手段と、右眼
用画像を作成するための右眼用画像作成手段と、左眼用
画像作成手段によって作成された左眼用画像および右眼
用画像作成手段によって作成された右眼用画像を符号化
するための符号化手段と、符号化手段によって符号化さ
れた左眼用画像および右眼用画像を多重化するための多
重化手段とを含み、左眼用画像作成手段および右眼用画
像作成手段は、入力画像を水平方向に間引きながら画素
をサンプリングし、サンプリングされた画素の位置に応
じて色情報の計算方法を変更し、当該画素の色情報を計
算して所定フォーマットの画像を作成する。
【0013】サンプリングされた画素の位置に応じて色
情報の計算方法を変更し、画素の色情報が計算されるの
で、精度の高い立体画像用データを作成することが可能
となる。
【0014】好ましくは、多重化手段は、符号化手段に
よって符号化された左眼用画像および右眼用画像と、所
定フォーマットに関する情報とを多重化する。
【0015】したがって、立体画像表示装置に立体画像
を表示させることによって、ユーザはどのフォーマット
で作成された立体画像が立体に見えやすいか等を容易に
判断することが可能となる。
【0016】好ましくは、多重化手段は、符号化手段に
よって符号化された左眼用画像および右眼用画像と、色
情報の計算方法に関する情報とを多重化する。
【0017】したがって、立体画像表示装置に立体画像
を表示させることによって、ユーザはどの計算方法で色
情報が作成された立体画像が立体に見えやすいか等を容
易に判断することが可能となる。
【0018】好ましくは、多重化手段は、符号化手段に
よって符号化された左眼用画像および右眼用画像と、左
眼用画像および右眼用画像の色情報の補間方法に関する
情報とを多重化する。
【0019】したがって、立体画像表示装置が色情報の
補間方法に関する情報を抽出することによって、色情報
が最適となるように立体画像用データを補間して、より
立体として見えやすい画像を表示することが可能とな
る。
【0020】好ましくは、多重化手段は、符号化手段に
よって符号化された左眼用画像および右眼用画像と、サ
ンプリングした画素の位置に関する情報とを多重化す
る。
【0021】したがって、立体画像表示装置がサンプリ
ングした画素に関する情報を抽出することによって、色
情報が最適となるように立体画像用データを補間して表
示することや、どの左眼用画像と右眼用画像との組合せ
が立体に見えやすいか等をユーザが決定する際の利便性
を向上させることが可能となる。
【0022】本発明の別の局面に従えば、輝度情報と色
情報とが分離された左眼用画像および右眼用画像を合成
して表示する立体画像表示装置であって、多重化された
データを逆多重化して、符号化された左眼用画像と、符
号化された右眼用画像と、左眼用画像および右眼用画像
の色情報の補間方法とを抽出するための逆多重化手段
と、逆多重化手段によって抽出された符号化された左眼
用画像および符号化された右眼用画像を復号するための
復号手段と、逆多重化手段によって抽出された左眼用画
像および右眼用画像の色情報の補間方法を参照して、復
号手段によって復号された左眼用画像および右眼用画像
の色情報を補間して所定フォーマットの画像に変換する
ためのフォーマット変換手段と、フォーマット変換手段
によって変換された左眼用画像および右眼用画像を合成
するための合成手段と、合成手段によって合成された画
像に応じて立体画像を表示するための表示手段とを含
む。
【0023】フォーマット変換手段は、色情報の補間方
法を参照して、左眼用画像および右眼用画像の色情報を
補間して所定フォーマットの画像に変換するので、色情
報が最適となるように立体画像用データを補間して表示
することが可能となる。
【0024】本発明のさらに別の局面に従えば、立体画
像表示装置は、輝度情報と色情報とが分離された左眼用
画像および右眼用画像を合成して表示する立体画像表示
装置であって、多重化されたデータを逆多重化して、符
号化された左眼用画像と、符号化された右眼用画像と、
左眼用画像および右眼用画像のサンプリングした画素の
位置に関する情報とを抽出するための逆多重化手段と、
逆多重化手段によって抽出された符号化された左眼用画
像および符号化された右眼用画像を復号するための復号
手段と、逆多重化手段によって抽出された左眼用画像お
よび右眼用画像のサンプリングした画素の位置に関する
情報を参照して、復号手段によって復号された左眼用画
像および右眼用画像を水平方向に拡大して所定フォーマ
ットの画像に変換するためのフォーマット変換手段と、
フォーマット変換手段によって変換された左眼用画像お
よび右眼用画像を合成するための合成手段と、合成手段
によって合成された画像に応じて立体画像を表示するた
めの表示手段とを含む。
【0025】フォーマット変換手段は、サンプリングし
た画素の位置に関する情報を参照して、左眼用画像およ
び右眼用画像を水平方向に拡大して所定フォーマットの
画像に変換し画素データを配置するため、立体画像作成
装置と立体画像表示装置とで生じる位相のずれを防ぐこ
とが可能となる。
【0026】本発明のさらに別の局面に従えば、輝度情
報と色情報とが分離された入力画像から立体画像用デー
タを作成する立体画像作成方法であって、左眼用画像を
作成するステップと、右眼用画像を作成するステップ
と、作成された左眼用画像および右眼用画像を符号化す
るステップと、符号化された左眼用画像および右眼用画
像を多重化するステップとを含み、左眼用画像を作成す
るステップおよび右眼用画像を作成するステップは、入
力画像を水平方向に間引きながら画素をサンプリング
し、サンプリングされた画素の位置に応じて色情報の計
算方法を変更し、当該画素の色情報を計算して所定フォ
ーマットの画像を作成するステップを含む。
【0027】サンプリングされた画素の位置に応じて色
情報の計算方法を変更し、画素の色情報が計算されるの
で、精度の高い立体画像用データを作成することが可能
となる。
【0028】本発明のさらに別の局面に従えば、輝度情
報と色情報とが分離された左眼用画像および右眼用画像
を合成して表示する立体画像表示方法であって、多重化
されたデータを逆多重化して、符号化された左眼用画像
と、符号化された右眼用画像と、左眼用画像および右眼
用画像の色情報の補間方法とを抽出するステップと、抽
出された符号化された左眼用画像および符号化された右
眼用画像を復号するステップと、抽出された左眼用画像
および右眼用画像の色情報の補間方法を参照して、復号
された左眼用画像および右眼用画像の色情報を補間して
所定フォーマットの画像に変換するステップと、所定フ
ォーマットに変換された左眼用画像および右眼用画像を
合成するステップと、合成された画像に応じて立体画像
を表示するステップとを含む。
【0029】色情報の補間方法を参照して、左眼用画像
および右眼用画像の色情報を補間して所定フォーマット
の画像に変換するので、色情報が最適となるように立体
画像用データを補間して表示することが可能となる。
【0030】本発明のさらに別の局面に従えば、輝度情
報と色情報とが分離された左眼用画像および右眼用画像
を合成して表示する立体画像表示方法であって、多重化
されたデータを逆多重化して、符号化された左眼用画像
と、符号化された右眼用画像と、左眼用画像および右眼
用画像のサンプリングした画素の位置に関する情報とを
抽出するステップと、抽出された符号化された左眼用画
像および符号化された右眼用画像を復号するステップ
と、抽出された左眼用画像および右眼用画像のサンプリ
ングした画素の位置に関する情報を参照して、復号され
た左眼用画像および右眼用画像を水平方向に拡大して所
定フォーマットの画像に変換するステップと、所定フォ
ーマットに変換された左眼用画像および右眼用画像を合
成するステップと、合成された画像に応じて立体画像を
表示するステップとを含む。
【0031】サンプリングした画素の位置に関する情報
を参照して、左眼用画像および右眼用画像を水平方向に
拡大して所定フォーマットの画像に変換し画素データを
配置するため、立体画像作成装置と立体画像表示装置と
で生じる位相のずれを防ぐことが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態における立体画像装置の概略構
成を示すブロック図である。この立体画像装置は、立体
画像作成装置(以下、立体画像用データ作成部と呼
ぶ。)111と、立体画像表示装置(以下、立体画像用
データ表示部と呼ぶ。)112とを含む。
【0033】立体画像用データ作成部111は、カメラ
101aおよび101bと、左眼用画像作成部102
と、右眼用画像作成部103と、エンコーダ104aお
よび104bと、多重化部105とを含む。カメラ10
1aは、左眼用の画像を撮影する。また、カメラ101
bは、右眼用の画像を撮影する。
【0034】左眼用画像作成部102は、カメラ101
aによって撮影された左眼用の画像データを、エンコー
ダ104aがエンコード可能なフォーマットに変換す
る。同様にして、右眼用画像作成部103は、カメラ1
01bによって撮影された右眼用の画像データを、エン
コーダ104bがエンコード可能なフォーマットに変換
する。
【0035】エンコーダ104aは、MPEG−1、M
PEG−2、MPEG−4、DV圧縮方式等のアルゴリ
ズムを利用して、カメラ101aによって撮影された画
像をエンコードする。エンコーダ104bは、エンコー
ダ104aと同様のアルゴリズムを利用して、カメラ1
01bによって撮影された画像をエンコードする。
【0036】多重化部105は、エンコーダ104aに
よってエンコードされた左眼用画像の符号化データ、エ
ンコーダ104bによってエンコードされた右眼用画像
の符号化データ、および各種制御情報を多重化する。多
重化部105によって多重化されたデータは、立体画像
用データ表示部112に送信されたり、記録メディアに
記録されたりする。
【0037】また、立体画像用データ表示部112は、
逆多重化部106と、デコーダ107aおよび107b
と、フォーマット変換部108aおよび108bと、合
成部109と、表示部110とを含む。
【0038】逆多重化部106は、立体画像用データ作
成部111から受信した多重化データや、記録メディア
から読出した多重化データを逆多重化し、左眼用画像の
符号化データ、右眼用画像の符号化データおよび各種制
御情報を抽出する。抽出された左眼用画像の符号化デー
タはデコーダ107aに転送され、右眼用画像の符号化
データはデコーダ107bに転送され、制御情報はフォ
ーマット変換部108aおよび108bに転送される。
【0039】デコーダ107aは、エンコーダ104a
に対応しており、MPEG−1、MPEG−2、MPE
G−4、DV圧縮方式等のアルゴリズムを利用して、逆
多重化部106から受けた左眼用画像の符号化データを
復号する。デコーダ107bは、エンコーダ104bに
対応しており、デコーダ107aと同様のアルゴリズム
を利用して、逆多重化部106から受けた右眼用画像の
符号化データを復号する。
【0040】フォーマット変換部108aは、逆多重化
部106から受けた制御情報を参照して、デコーダ10
7aによって復号された左眼用画像を、表示部110が
表示可能なフォーマットに変換する。同様に、フォーマ
ット変換部108bは、逆多重化部106から受けた制
御情報を参照して、デコーダ107bによって復号され
た右眼用画像を、表示部110が表示可能なフォーマッ
トに変換する。
【0041】合成部109は、フォーマット変換部10
8aによってフォーマット変換された左眼用画像と、フ
ォーマット変換部108bによってフォーマット変換さ
れた右眼用画像とを合成し、立体画像用データを作成す
る。
【0042】表示部110は、LCD(Liquid Crystal
Display)モジュールなどによって構成され、レンチキ
ュラ方式、パララクスバリア方式、シャッタ(時分割)
方式などを用いて、立体画像を表示する。
【0043】図2および図3は、各種画像フォーマット
の一例を示す図である。各画素の上の数値はその画素の
左端からの座標を表しており、本明細書では画素の位置
を画像の左端からの座標で表すことにする。また、特に
断らない限り、U成分とV成分とをまとめてC(クロマ
成分)と表すことにする。なお、図2においては、Yと
Cとの関係が全てのラインで同じなので、1ラインのみ
を記載している。
【0044】図2(a)は、YUV4:2:2フォーマ
ットを示す図であり、Yに対してCを水平方向に1/2
に削減したものである。図2(d)は、YUV4:1:
1フォーマットを示す図であり、Yに対してCを水平方
向に1/4に削減したものである。図3(a)はYUV
4:2:0(MPEG−2用)フォーマットを示す図で
あり、Yに対してCを水平方向に1/2、垂直方向に1
/2に削減したものである。
【0045】図2(a)および図2(d)に示すよう
に、YUV4:2:2フォーマットやYUV4:1:1
フォーマットにおいては、各ライン上でYとCとが同じ
位置でサンプリングされている。しかし、図3(a)に
示すように、YUV4:2:0(MPEG−2用)フォ
ーマットにおいては、Cを垂直方向にも間引くために、
YとCとの垂直方向のサンプリング位置は異なってい
る。ここで、図3(a)の左端の数値は、その画素の画
像の上端からの座標を示す数値である。
【0046】図2(a)と図3(a)とを比較すればわ
かるように、水平方向のYとCとの関係では、YUV
4:2:2フォーマットとYUV4:2:0(MPEG
−2用)フォーマットとが同じである。本発明において
は水平方向の処理しか関係しないため、以下の説明では
YUV4:2:2フォーマットの中にYUV4:2:0
(MPEG−2用)フォーマットを含めることにする。
【0047】本実施の形態においては、カメラ101a
および101bが、YUV4:2:2フォーマットのデ
ータを出力する場合のものである。左眼用画像作成部1
02および右眼用画像作成部103は、図2(a)に示
す画像データが入力されると、この画像データに対して
水平方向に1/2の間引きを行なう。間引きを行なった
後の画像データもYUV4:2:2フォーマットである
場合には、図2(b)または図2(c)に示すものとな
る。また、間引きを行なった後の画像データがYUV
4:1:1フォーマットである場合には、図2(e)ま
たは図2(f)に示すものとなる。
【0048】ここで、間引き処理をする前の座標iの画
素のYをY(i)、座標iの画素のCをC(i)と表す
ことにする。図2(b)においては、Y(0)、Y
(2)、Y(4)、Y(6)、Y(8)…が存在すると
共に、C(0)、C(4)、C(8)…が存在する。ま
た、図2(c)においては、Y(1)、Y(3)、Y
(5)、Y(7)、Y(9)…が存在すると共に、C
(1)、C(5)、C(9)…が存在する。
【0049】図2(b)と図2(c)との違いは、偶数
番目の画素をサンプリングするか、奇数番目の画素をサ
ンプリングするかの違いである。左眼用画像と右眼用画
像との組合わせにおいて、左眼用画像として図2(b)
に示す画像を使い、右眼用画像として図2(c)に示す
画像を使うようにしてもよい。また、左眼用画像として
図2(c)に示す画像を使い、右眼用画像として図2
(b)に示す画像を使うようにしてもよい。
【0050】また、左眼用画像および右眼用画像の双方
とも図2(b)に示す画像を使ってもよいし、双方とも
図2(c)に示す画像を使ってもよい。左眼用画像と右
眼用画像との組み合わせの選択は自由である。本発明の
実施の形態2以降についても同様である。
【0051】また、間引いた後の画像として、図2
(b)に示す画像を使う場合には、YおよびCともサン
プリング前の同じ位置のデータをそのまま使えばよい。
間引いた後の画像として、図2(c)に示す画像を使う
場合にも、Yはサンプリング前の同じ位置のデータをそ
のまま使えばよい。しかし、間引いた後の画像として、
図2(c)に示す画像を使う場合には、Cに関してはサ
ンプリング前後で位置が異なり、サンプリング前の同じ
位置のデータが存在しない。したがって、図2(c)に
示す画像のCは、サンプリング前のC(0)、C
(2)、C(4)、C(6)、C(8)…からC
(1)、C(5)、C(9)…を計算する必要がある。
【0052】たとえば、図2(a)に示す画像のCをC
aと表し、図2(c)に示す画像のCをCcと表すと、
CaとCcとの関係は次に示す式(1)〜(3)のいず
れかとなる。
【0053】 Cc(i*4+1)=Ca(i*4) …(1) Cc(i*4+1)=Ca(i*4+2) …(2) Cc(i*4+1)=(Ca(i*4)+Ca(i*4+2))/2 …(3) ここで、Ca(i)は図2(a)に示す画像の座標iの
画素のC、Cc(i)は図2(c)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。式(1)、式(2)または式
(3)のように、図2(c)に示す画像のCの位置に対
応する画素の、サンプリング前の近傍の画素値を使って
計算することになる。すなわち、式(1)は左隣のCの
画素値を用いる場合、式(2)は右隣のCの画素値を用
いる場合、式(3)は両隣のCの平均画素値を用いる場
合を示している。
【0054】同様に、左眼用画像作成部102および右
眼用画像作成部103がYUV4:1:1フォーマット
で画像を作成する場合も、左眼用画像と右眼用画像との
組み合わせの選択は自由である。間引いた後の画像とし
て、図2(e)に示す画像を使う場合には、YおよびC
ともサンプリング前の同じ位置のデータをそのまま使え
ばよい。間引いた後の画像として、図2(f)に示す画
像を使う場合にも、Yはサンプリング前の同じ位置のデ
ータをそのまま使えばよい。しかし、間引いた後の画像
として、図2(f)に示す画像を使う場合には、画素の
Cに関してはサンプリング前後で位置が異なるため、サ
ンプリング前の同じ位置のデータが存在しない。従っ
て、図2(f)に示す画像のCについては、サンプリン
グ前のC(0)、C(2)、C(4)、C(6)、C
(8)…から、C(1)、C(9)…を計算する必要が
ある。
【0055】たとえば、図2(a)に示す画像のCをC
aと表し、図2(f)に示す画像のCをCfと表すと、
CaとCfとの関係は次に示す式(4)〜(6)のいず
れかとなる。
【0056】 Cf(i*8+1)=Ca(i*8) …(4) Cf(i*8+1)=Ca(i*8+2) …(5) Cf(i*8+1)=(Ca(i*8)+Ca(i*8+2))/2 …(6) ここで、Ca(i)は図2(a)に示す画像の座標iの
画素のC、Cf(i)は図2(f)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。式(4)、式(5)または式
(6)に示すように、図2(f)のCの位置に対応する
画素の、サンプリング前の近傍の画素値を使って計算す
ることになる。すなわち、式(4)は左隣のCの画素値
を用いる場合、式(5)は右隣のCの画素値を用いる場
合、式(6)は両隣のCの平均画素値を用いる場合を示
している。
【0057】2台のカメラ101aおよび101bで撮
影した画像を、各々左眼用画像と右眼用画像とに変換す
るために、図2(b)および図2(c)に示す画像(Y
UV4:1:1フォーマットの場合には、図2(e)お
よび図2(f)に示す画像)のいずれを選択するかにつ
いては、ユーザが状況に応じて選択する。そして、いず
れを選択したかを示すフラグが多重化部105に出力さ
れる。多重化部105は、このフラグを制御情報として
左眼用画像の符号化データおよび右眼用画像の符号化デ
ータに多重化する。
【0058】光軸を並行にして撮影する場合には、左眼
用画像として図2(b)に示す画像(YUV4:1:1
フォーマットの場合には、図2(e)に示す画像)、右
眼用画像として図2(c)に示す画像(YUVフォーマ
ット4:1:1の場合には、図2(f)に示す画像)を
選択すると、高い精度の画像が得られる。
【0059】また、左眼用画像および右眼用画像とも、
図2(b)に示す画像(YUV4:1:1フォーマット
の場合には、図2(e)に示す画像)を選択すると、処
理が簡単である。このように、ユーザがその都度、状況
にあった画像を選択するようにすればよい。
【0060】以上説明したように、本実施の形態におけ
る立体画像装置においては、カメラ101aおよび10
1bが撮影した画像がYUV4:2:2フォーマットの
場合に、左眼用画像作成部102および右眼用画像作成
部103が左眼用画像および右眼用画像を作成するとき
に、間引き処理を行なって作成される画像の色情報の位
置に合わせて色情報を計算するようにしたので、精度の
高い立体画像を作成することが可能となった。
【0061】また、画像がどのYUVフォーマットに相
当するかを示す情報およびどの位置の画素を符号化した
かを示す情報を含んだ制御情報を、左眼用画像の符号化
データおよび右眼用画像の符号化データに多重化するよ
うにしたので、立体画像用データ表示部112が立体画
像を表示するときに、どの組合わせの画像が立体に見え
やすいか等をユーザが決定する際の利便性を向上させる
ことが可能となった。また、どの組合せが立体に見えや
すいかの情報を立体画像用データ作成部111にフィー
ドバックすることによって、左眼用画像作成部102お
よび右眼用画像作成部103における左眼用画像および
右眼用画像の選択を容易に行なうことが可能となる。
【0062】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態における立体画像装置の概略構成は、図1に示す
第1の実施の形態における立体画像装置の概略構成と同
様である。したがって、重複する構成および機能の詳細
な説明は繰返さない。
【0063】本実施の形態においては、カメラ101a
および101bが、YUV4:1:1フォーマットの画
像データを出力する場合のものである。左眼用画像作成
部102および右眼用画像作成部103は、図2(d)
に示す画像データが入力されると、この画像データに対
して水平方向に1/2の間引きを行なう。間引きを行な
った後の画像データもYUV4:1:1フォーマットで
ある場合には、図2(e)または図2(f)に示すもの
となる。
【0064】間引いた後の画像として、図2(e)に示
す画像を使う場合には、YおよびCともサンプリング前
の同じ位置のデータをそのまま使えばよい。間引いた後
の画像として、図2(f)に示す画像を使う場合にも、
Yはサンプリング前の同じ位置のデータをそのまま使え
ばよい。しかし、間引いた後の画像として、図2(f)
に示す画像を使う場合には、Cに関してはサンプリング
前後で位置が異なり、サンプリング前の同じ位置のデー
タが存在しない。したがって、図2(f)に示す画像の
Cは、サンプリング前のC(0)、C(4)、C(8)
…からC(1)、C(9)…を計算する必要がある。
【0065】たとえば、図2(d)に示す画像のCをC
dと表し、図2(f)に示す画像のCをCfと表すと、
CdとCfとの関係は次に示す式(7)〜式(9)のい
ずれかとなる。
【0066】 Cf(i*8+1)=Cd(i*8) …(7) Cf(i*8+1)=Cd(i*8+4) …(8) Cf(i*8+1)=Cd(i*8)*W1+Cd(i*8+4)*W2 …(9) ここで、Cd(i)は図2(d)に示す画像の座標iの
画素のC、Cf(i)は図2(f)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。また、W1およびW2は重み
係数であり、W1+W2=1である。式(7)、式
(8)または式(9)のように、図2(f)に示す画像
のCの位置に対応する画素の、サンプリング前の近傍の
画素値を使って計算することになる。すなわち、式
(7)は左隣のCの画素値を用いる場合、式(8)は右
隣のCの画素値を用いる場合、式(9)は両隣のCの平
均画素値を用いる場合である。
【0067】YUV4:1:1フォーマットの場合はも
ともとCの情報が少なく、水平方向に1/2に間引くと
情報量がさらに少なくなるので、間引いた後の画像が図
2(e)に示す画像の場合でも、Cに関してはサンプリ
ング前の近傍画素の重み付和等を計算した方が画質はよ
くなる。
【0068】2台のカメラ101aおよび101bで撮
影した画像を、各々左眼用画像と右眼用画像とに変換す
るために、図2(e)および図2(f)に示す画像のい
ずれを選択するかについては、ユーザが状況に応じて選
択する。そして、いずれを選択したかを示すフラグが多
重化部105に出力される。多重化部105は、このフ
ラグを制御情報として左眼用画像の符号化データおよび
右眼用画像の符号化データに多重化する。
【0069】光軸を並行にして撮影する場合には、左眼
用画像として図2(e)に示す画像、右眼用画像として
図2(f)に示す画像を選択すると、高い精度の画像が
得られる。また、左眼用画像および右眼用画像とも、図
2(e)に示す画像を選択すると、処理が簡単である。
このように、ユーザがその都度、状況にあった画像を選
択するようにすればよい。
【0070】以上説明したように、本実施の形態におけ
る立体画像装置においては、カメラ101aおよび10
1bが撮影した画像がYUV4:1:1フォーマットの
場合に、左眼用画像作成部102および右眼用画像作成
部103が左眼用画像および右眼用画像を作成するとき
に、間引き処理を行なって作成される画像の色情報の位
置に合わせて色情報を計算するようにしたので、精度の
高い立体画像を作成することが可能となった。
【0071】また、画像がどのYUVフォーマットに相
当するかを示す情報およびどの位置の画素を符号化した
かを示す情報を含んだ制御情報を、左眼用画像の符号化
データおよび右眼用画像の符号化データに多重化するよ
うにしたので、立体画像用データ表示部112が立体画
像を表示するときに、どの組合わせの画像が立体に見え
やすいか等をユーザが決定する際の利便性を向上させる
ことが可能となった。また、どの組合せが立体に見えや
すいかの情報を立体画像用データ作成部111にフィー
ドバックすることによって、左眼用画像作成部102お
よび右眼用画像作成部103における左眼用画像および
右眼用画像の選択を容易に行なうことが可能となる等、
第1の実施の形態において説明した効果と同様の効果を
得ることが可能となった。
【0072】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態における立体画像装置の概略構成は、図1に示す
第1の実施の形態における立体画像装置の概略構成と同
様である。したがって、重複する構成および機能の詳細
な説明は繰返さない。
【0073】本実施の形態において、カメラ101aお
よび101bが、YUV4:2:0(MPEG−1用)
フォーマットのデータを出力する場合のものである。左
眼用画像作成部102および右眼用画像作成部103
は、図3(b)に示す画像データが入力されると、この
画像データに対して水平方向に1/2の間引きを行な
う。間引きを行なった後の画像データもYUV4:2:
0フォーマットである場合には、図3(c)または図3
(d)に示すものとなる。
【0074】また、間引いた後の画像として、図3
(c)および図3(d)のいずれに示す画像を使う場合
にも、Yはサンプリング前の同じ位置のデータをそのま
ま使えばよい。しかし、Cに関してはサンプリング前後
で位置が異なり、サンプリング前の同じ位置のデータが
存在しない。
【0075】したがって、図3(c)に示す画像のC
は、サンプリング前のC(0_1)、C(2_3)、C
(4_5)、C(6_7)、C(8_9)…からC
(1)、C(5)、C(9)…を計算する必要がある。
ここで、C(i_(i+1))は座標iと座標(i+
1)の中間位置を意味する。
【0076】たとえば、図3(b)に示す画像のCをC
bと表し、図3(c)に示す画像のCをCcと表すと、
CbとCcとの関係は次に示す式(10)〜(12)の
いずれかとなる。
【0077】 Cc(i*4+1)=Cb((i*4)_(i*4+1))…(10) Cc(i*4+1)=Cb((i*4+2)_(i*4+3))…(11) Cc(i*4+1)=Cb((i*4)_(i*4+1))*W1+Cb( (i*4+2)_(i*4+3))*W2 …(12) ここで、Cc(i)は図3(c)の座標iのCを表して
いる。また、W1およびW2は重み係数であり、W1+
W2=1である。
【0078】また、図3(d)に示す画像のCは、サン
プリング前のC(0_1)、C(2_3)、C(4_
5)、C(6_7)、C(8_9)…からC(2)、C
(6)、C(10)…を計算する必要がある。
【0079】たとえば、図3(b)に示す画像のCをC
bと表し、図3(d)に示す画像のCをCdと表すと、
CbとCdとの関係は次に示す式(13)〜(15)の
いずれかとなる。
【0080】 Cd(i*4+2)=Cb((i*4)_(i*4+1)) …(13) Cd(i*4+2)=Cb((i*4+2)_(i*4+3))…(14) Cd(i*4+2)=Cb((i*4)_(i*4+1))*W1+Cb( (i*4+2)_(i*4+3))*W2 …(15) ここで、Cd(i)は図3(d)の座標iのCを表して
いる。W1およびW2は重み係数であり、W1+W2=
1である。
【0081】式(10)〜(15)に示すように、図3
(b)のCの位置に対応する画素の、サンプリング前の
近傍の画素値を使って計算することになる。すなわち、
式(10)および式(13)は左隣のCの画素値を用い
る場合、式(11)および式(14)は右隣のCの画素
値を用いる場合、式(12)および式(15)は両隣の
Cの平均画素値を用いる場合である。
【0082】2台のカメラ101aおよび101bで撮
影した画像を、各々左眼用画像と右眼用画像とに変換す
るために、図3(c)および図3(d)に示す画像のい
ずれを選択するかについては、ユーザが状況に応じて選
択する。そして、いずれを選択したかを示すフラグが多
重化部105に出力される。多重化部105は、このフ
ラグを制御情報として左眼用画像の符号化データおよび
右眼用画像の符号化データに多重化する。
【0083】光軸を並行にして撮影する場合には、左眼
用画像として図3(c)に示す画像、右眼用画像として
図3(d)に示す画像を選択すると、高い精度の画像が
得られる。また、左眼用画像および右眼用画像とも、図
3(c)を選択すると、処理が簡単である。このよう
に、ユーザがその都度、状況にあった画像を選択するよ
うにすればよい。
【0084】以上説明したように、本実施の形態におけ
る立体画像装置においては、カメラ101aおよび10
1bが撮影した画像がYUV4:2:0(MPEG−1
用)フォーマットの場合に、左眼用画像作成部102お
よび右眼用画像作成部103が左眼用画像および右眼用
画像を作成するときに、間引き処理を行なって作成され
る画像の色情報の位置に合わせて色情報を計算するよう
にしたので、精度の高い立体画像を作成することが可能
となった。
【0085】また、画像がどのYUVフォーマットに相
当するかを示す情報およびどの位置の画素を符号化した
かを示す情報を含んだ制御情報を、左眼用画像の符号化
データおよび右眼用画像の符号化データに多重化するよ
うにしたので、立体画像用データ表示部112が立体画
像を表示するときに、どの組合わせの画像が立体に見え
やすいか等をユーザが決定する際の利便性を向上させる
ことが可能となった。また、どの組合せが立体に見えや
すいかの情報を立体画像用データ作成部111にフィー
ドバックすることによって、左眼用画像作成部102お
よび右眼用画像作成部103における左眼用画像および
右眼用画像の選択を容易に行なうことが可能となる等、
第1の実施の形態において説明した効果と同様の効果を
得ることが可能となった。
【0086】なお、本発明の第1の実施の形態から第3
の実施の形態を通じて、立体画像用データ作成部111
と立体画像用データ表示部112とで通信をする場合
は、左眼用画像と右眼用画像との組合せを立体画像用デ
ータ作成部111で変更して、立体画像用データ表示部
112で最も立体に見えやすい組合せがわかった時点
で、その組合わせを立体画像用データ表示部112から
フィードバックしてもらい、いずれを選択したかを示す
フラグを多重化部105で多重化してもよい。
【0087】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態における立体画像装置の概略構成は、図1に示す
第1の実施の形態における立体画像装置の概略構成と同
様である。したがって、重複する構成および機能の詳細
な説明は繰返さない。
【0088】本実施の形態においては、表示部110が
レンチキュラ方式やパララクスバリア方式に対応してい
る場合のものである。デコーダ107aおよび107b
から図2(b)に示すYUV4:2:2フォーマットの
画像データが出力され、フォーマット変換部108aお
よび108bがその画像データを、YUV4:4:4フ
ォーマットの画像データに拡張する。
【0089】図4は、第4の実施の形態におけるフォー
マット変換部108aおよび108bの補間処理を説明
するための図である。図4(a)に示すように、デコー
ダ107aおよび107bからの出力データは、座標
2、座標6…における画素のCを含まない。図4(c)
は、この画素のCを補間した一例を示している。
【0090】たとえば、図4(c)に示す画像のCをC
cと表し、図4(a)に示す画像のCをCaと表すと、
CcとCaとの関係は次に示す式(16)〜(18)の
いずれかとなる。なお、式(16)および式(17)は
近傍の画素値をそのままコピーする場合を示しており、
式(18)は複数の画素値の重み付和を計算する場合を
示している。
【0091】 Cc(4*i+2)=Ca(4*i) …(16) Cc(4*i+2)=Ca(4*i+4) …(17) Cc(4*i+2)=W1*Ca(4*i)+W2*Ca(4*i+4) …(18) ここで、Cc(i)は図4(c)に示す画像の座標iの
画素のC、Ca(i)は図4(a)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。また、W1およびW2は重み
係数であり、W1+W2=1である。
【0092】また、デコーダ107aおよび107bか
ら図2(c)に示すYUV4:2:2フォーマットの画
像データが出力される場合、式(16)〜式(18)は
以下のようになる。
【0093】 Cd(4*i+3)=Cc(4*i+1) …(19) Cd(4*i+3)=Cc(4*i+5) …(20) Cd(4*i+3)=W1*Cc(4*i+1)+W2*Cc(4*i+5) …(21) ここで、Cd(i)は図4(d)に示す画像の座標iの
画素のC、Cc(i)は図2(c)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。また、W1およびW2は重み
係数であり、W1+W2=1である。式(16)および
式(19)は左隣のCの画素値を用いる場合、式(1
7)および式(20)は右隣のCの画素値を用いる場
合、式(18)および式(21)は両隣のCの平均画素
値を用いる場合を示している。
【0094】次に、デコーダ107aおよび107bか
ら図2(e)に示すYUV4:1:1フォーマットの画
像データが出力され、フォーマット変換部108aおよ
び108bがYUV4:4:4フォーマットの画像デー
タに拡張する場合について説明する。
【0095】図4(b)に示すように、デコーダ107
aおよび107bの出力データは座標2、座標4、座標
6…における画素のCを含まない。図4(c)は、この
画素のCを補間した一例を示している。
【0096】たとえば、図4(c)に示す画像のCをC
cと表し、図4(b)に示す画像のCをCbと表すと、
CcとCbとの関係は次に示す式(22)〜式(24)
のいずれかとなる。なお、式(22)および式(23)
は近傍の画素値をそのままコピーする場合を示してお
り、式(24)は複数の画素値の重み付和を計算する場
合を示している。
【0097】 Cc(8*i+2*k)=Cb(8*i) …(22) Cc(8*i+2*k)=Cb(8*i+8) …(23) Cc(8*i+2*k)=W1*Cb(8*i)+W2*Cb(8*i+8) …(24) ここで、Cc(i)は図4(c)に示す画像の座標iの
画素のC、Cb(i)は図4(b)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。また、W1およびW2は重み
係数であり、W1+W2=1、k=1、2、3である。
【0098】また、デコーダ107aおよび107bか
ら図2(f)に示すYUV4:1:1フォーマットの画
像データが出力される場合、式(22)〜式(24)は
以下のようになる。
【0099】 Cd(8*i+2*k+1)=Cf(8*i+1) …(25) Cd(8*i+2*k+1)=Cf(8*i+9) …(26) Cd(8*i+2*k+1)=W1*Cf(8*i+1)+W2*Cf( 8*i+9) …(27) ここで、Cd(i)は図4(d)に示す画像の座標iの
画素のC、Cf(i)は図2(f)に示す画像の座標i
の画素のCを表している。また、W1およびW2は重み
係数であり、W1+W2=1、k=1、2、3である。
【0100】補間画素の計算方法の選び方は、どの計算
方法を選択した時に立体として見えやすいかが判断基準
となる。図1の表示部110の特性に大きく依存する場
合には、立体画像用データ表示部112で一意に決まっ
ていればよい。また、ユーザの個人差に大きく依存する
場合は、立体画像用データ表示部112内でユーザが補
間方法を選択するようにしてもよい。
【0101】また、最適な補間方法が、立体画像用デー
タ作成部111が作成するデータに依存する場合には、
最適な補間方法を示す情報を多重化部105であらかじ
め多重化しておく。そして、立体画像用データ表示部1
12内の逆多重化部106でこの情報を取り出し、これ
に従ってフォーマット変換部108aおよび108bが
補間方法を選択するようにしてもよい。
【0102】合成部109は、YUV4:4:4フォー
マットに変換した画像データを、図4(e)に示すよう
に、左眼用画像と右眼用画像とを1画素列ずつ水平方向
に交互に並べて、表示用の画像を作成する。この表示用
画像を表示部110に表示することで、ユーザは立体画
像を見ることができる。
【0103】以上説明したように、本実施の形態におけ
る立体画像装置においては、フォーマット変換部108
aおよび108bがYUV4:2:2フォーマットの画
像データまたはYUV4:1:1フォーマットの画像デ
ータを補間して、YUV4:4:4フォーマットの画像
データを生成するようにしたので、表示部110がレン
チキュラ方式やパララクスバリア方式に対応している場
合に、精度の高い立体画像を表示することが可能となっ
た。
【0104】また、どのように色情報を補間するかを示
す制御情報を、左眼用画像の符号化データおよび右眼用
画像の符号化データに多重化するようにしたので、立体
画像用データ表示部112が立体画像を表示するとき
に、色情報が最適となるように画像を補間することが可
能となった。
【0105】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態における立体画像装置の概略構成は、図1に示す
第1の実施の形態における立体画像装置の概略構成と同
様である。したがって、重複する構成および機能の詳細
な説明は繰返さない。
【0106】本実施の形態においては、表示部110が
シャッタ(時分割)方式に対応している場合のものであ
る。
【0107】図5は、第5の実施の形態におけるフォー
マット変換部108aおよび108bの補間処理を説明
するための図である。図5(d)に示すように、垂直方
向に1ラインずつ左眼用画像と右眼用画像とを交互に並
べるため、デコーダ107aおよび107bの出力デー
タを垂直方向に1/2に間引き、水平方向には2倍に拡
大する(左眼用画像および右眼用画像を作成する前のサ
イズに戻す)ことが必要である。
【0108】したがって、フォーマット変換部108a
および108bは、第4の実施の形態において説明した
のと同様の方法で、YUV4:4:4フォーマットの画
像データとなるようにCを補間する以外に、YUVとも
に垂直方向に1/2に間引き、さらに水平方向に2倍に
拡大する処理が新たに必要である。
【0109】図5(a)は、図2(b)または図2
(e)に示す画像データを第4の実施の形態と同様の方
法でYUV4:4:4フォーマットの画像データに変換
した場合を示しており、図4(c)に対応している。ま
た、図5(b)は、図2(c)または図2(f)に示す
画像データを第4の実施の形態と同様の方法でYUV
4:4:4フォーマットの画像データに変換した場合を
示しており、図4(d)に対応している。
【0110】ここで、図2(b)および図2(e)は、
左眼用画像作成部102および右眼用画像作成部103
が、偶数番目の画素をサンプリングして作成されたもの
である。また、図2(c)および図2(f)は、左眼用
画像作成部102および右眼用画像作成部103が奇数
番目の画素をサンプリングして作成されたものである。
このいずれのサンプリング方法を選択したかを示すフラ
グが、多重化部105で符号化データの中に多重化され
る。
【0111】そのため、第4の実施の形態においてCが
補間された画素を、フォーマット変換部108aおよび
108bがこのフラグにしたがって配置する。すなわ
ち、図4(c)の場合には図5(a)に示すように各画
素を配置し、図4(d)の場合には図5(b)に示すよ
うに各画素を配置することによって、YおよびCともに
水平方向に補間する画素を計算する。これによって、立
体画像データ作成部111と立体画像データ表示部11
2とで位相がずれるのを防ぐことができる。
【0112】以上は、YUV4:2:2フォーマットま
たはYUV4:1:1フォーマットについての説明であ
ったが、図3(c)および図3(d)に示すようなYU
V4:2:0(MPEG−1用)フォーマットの場合も
同様である。
【0113】なお、以上の説明において、まず画像デー
タをYUV4:4:4フォーマットに変換した後、垂直
方向に間引き、水平方向に拡大して左眼用画像および右
眼用画像を作成したが、処理の順番はこれに限らず、例
えば、水平方向に拡大した後、垂直方向の間引きをする
ような順序であってもよい。
【0114】合成部110は、このようにして作成され
た画像を図5(d)に示すように、左眼用画像(L)と
右眼用画像(R)とを垂直方向に1ラインずつ交互に配
置して、立体表示用画像を作成する。
【0115】以上説明したように、本実施の形態におけ
る立体画像装置においては、フォーマット変換部108
aおよび108bがYUV4:4:4フォーマットの画
像データとなるように補間した後、YUVを垂直方向に
1/2に間引き、さらに水平方向に2倍に拡大するよう
にしたので、表示部110がシャッタ(時分割)方式に
対応している場合に、精度の高い立体画像を表示するこ
とが可能となった。
【0116】また、サンプリングした画素の位置を示す
制御情報を、左眼用画像の符号化データおよび右眼用画
像の符号化データに多重化するようにしたので、立体画
像用データ表示部112が立体画像を表示するときに、
色情報が最適となるように画像を補間することができる
とともに、立体画像データ作成部111と立体画像デー
タ表示部112とで位相がずれるのを防止することが可
能となった。
【0117】なお、以上の実施の形態においては、2眼
視の場合について説明したが、これに限らずN眼視(N
≧2)の場合にも同様である。
【0118】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【0119】
【発明の効果】本発明のある局面によれば、サンプリン
グされた画素の位置に応じて色情報の計算方法を変更
し、画素の色情報が計算されるので、精度の高い立体画
像用データを作成することが可能となった。
【0120】また、符号化された左眼用画像および右眼
用画像と、所定フォーマットに関する情報とが多重化さ
れるので、立体画像表示装置に立体画像を表示させるこ
とによって、ユーザはどのフォーマットで作成された立
体画像が立体に見えやすいか等を容易に判断することが
可能となった。
【0121】また、符号化された左眼用画像および右眼
用画像と、色情報の計算方法に関する情報とが多重化さ
れるので、立体画像表示装置に立体画像を表示させるこ
とによって、ユーザはどの計算方法で色情報が作成され
た立体画像が立体に見えやすいか等を容易に判断するこ
とが可能となった。
【0122】また、符号化された左眼用画像および右眼
用画像と、左眼用画像および右眼用画像の色情報の補間
方法に関する情報とが多重化されるので、立体画像表示
装置が色情報の補間方法に関する情報を抽出することに
よって、色情報が最適となるように立体画像用データを
補間してより立体に見えやすい画像を表示することが可
能となった。
【0123】また、符号化された左眼用画像および右眼
用画像と、サンプリングした画素の位置に関する情報と
が多重化されるので、立体画像表示装置が画素のサンプ
リングした位置を示す情報に従って画素を配置でき、立
体画像作成装置と立体画像表示装置とで位相のずれを防
ぐことが可能となった。
【0124】本発明の別の局面によれば、フォーマット
変換手段が、色情報の補間方法を参照して、左眼用画像
および右眼用画像の色情報を補間して所定フォーマット
の画像に変換するので、色情報が最適となるように立体
画像用データを補間してより立体に見えやすい画像を表
示することが可能となった。
【0125】本発明のさらに別の局面によれば、フォー
マット変換手段が、サンプリングした画素の位置に関す
る情報を参照して、左眼用画像および右眼用画像を水平
方向に拡大して所定フォーマットの画像に変換するの
で、立体画像作成装置と立体画像表示装置とで位相のず
れを防ぐことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における立体画像
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 YUV4:2:2フォーマットおよびYUV
4:1:1フォーマットの一例を示す図である。
【図3】 YUV4:2:0フォーマットの一例を示す
図である。
【図4】 第4の実施の形態におけるフォーマット変換
部108aおよび108bの補間処理を説明するための
図である。
【図5】 第5の実施の形態におけるフォーマット変換
部108aおよび108bの補間処理を説明するための
図である。
【図6】 従来の立体画像装置における画像データの作
成方法を説明するための図である。
【符号の説明】
101a,101b カメラ、102 左眼用画像作成
部、103 右眼用画像作成部、104a,104b
エンコーダ、105 多重化部、106 逆多重化部、
107a,107b デコーダ、108a,108b
フォーマット変換部、109 合成部、110 表示
部、111 立体画像用データ作成部、112 立体画
像用データ表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堅田 裕之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H059 AA07 AA18 AA35 AA38 5C061 AB04 AB08 AB12 AB17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度情報と色情報とが分離された入力画
    像から立体画像用データを作成する立体画像作成装置で
    あって、 左眼用画像を作成するための左眼用画像作成手段と、 右眼用画像を作成するための右眼用画像作成手段と、 前記左眼用画像作成手段によって作成された左眼用画像
    および前記右眼用画像作成手段によって作成された右眼
    用画像を符号化するための符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された左眼用画像および
    右眼用画像を多重化するための多重化手段とを含み、 前記左眼用画像作成手段および前記右眼用画像作成手段
    は、入力画像を水平方向に間引きながら画素をサンプリ
    ングし、該サンプリングされた画素の位置に応じて色情
    報の計算方法を変更し、当該画素の色情報を計算して所
    定フォーマットの画像を作成する、立体画像作成装置。
  2. 【請求項2】 前記多重化手段は、前記符号化手段によ
    って符号化された左眼用画像および右眼用画像と、前記
    所定フォーマットに関する情報とを多重化する、請求項
    1記載の立体画像作成装置。
  3. 【請求項3】 前記多重化手段は、前記符号化手段によ
    って符号化された左眼用画像および右眼用画像と、前記
    色情報の計算方法に関する情報とを多重化する、請求項
    1または2記載の立体画像作成装置。
  4. 【請求項4】 前記多重化手段は、前記符号化手段によ
    って符号化された左眼用画像および右眼用画像と、前記
    左眼用画像および前記右眼用画像の色情報の補間方法に
    関する情報とを多重化する、請求項1記載の立体画像作
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記多重化手段は、前記符号化手段によ
    って符号化された左眼用画像および右眼用画像と、前記
    サンプリングした画素の位置に関する情報とを多重化す
    る、請求項1記載の立体画像作成装置。
  6. 【請求項6】 輝度情報と色情報とが分離された左眼用
    画像および右眼用画像を合成して表示する立体画像表示
    装置であって、 多重化されたデータを逆多重化して、符号化された左眼
    用画像と、符号化された右眼用画像と、左眼用画像およ
    び右眼用画像の色情報の補間方法とを抽出するための逆
    多重化手段と、 前記逆多重化手段によって抽出された符号化された左眼
    用画像および符号化された右眼用画像を復号するための
    復号手段と、 前記逆多重化手段によって抽出された前記左眼用画像お
    よび前記右眼用画像の色情報の補間方法を参照して、前
    記復号手段によって復号された左眼用画像および右眼用
    画像の色情報を補間して所定フォーマットの画像に変換
    するためのフォーマット変換手段と、 前記フォーマット変換手段によって変換された左眼用画
    像および右眼用画像を合成するための合成手段と、 前記合成手段によって合成された画像に応じて立体画像
    を表示するための表示手段とを含む、立体画像表示装
    置。
  7. 【請求項7】 輝度情報と色情報とが分離された左眼用
    画像および右眼用画像を合成して表示する立体画像表示
    装置であって、 多重化されたデータを逆多重化して、符号化された左眼
    用画像と、符号化された右眼用画像と、左眼用画像およ
    び右眼用画像のサンプリングした画素の位置に関する情
    報とを抽出するための逆多重化手段と、 前記逆多重化手段によって抽出された符号化された左眼
    用画像および符号化された右眼用画像を復号するための
    復号手段と、 前記逆多重化手段によって抽出された前記左眼用画像お
    よび前記右眼用画像のサンプリングした画素の位置に関
    する情報を参照して、前記復号手段によって復号された
    左眼用画像および右眼用画像を水平方向に拡大して所定
    フォーマットの画像に変換するためのフォーマット変換
    手段と、 前記フォーマット変換手段によって変換された左眼用画
    像および右眼用画像を合成するための合成手段と、 前記合成手段によって合成された画像に応じて立体画像
    を表示するための表示手段とを含む、立体画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 輝度情報と色情報とが分離された入力画
    像から立体画像用データを作成する立体画像作成方法で
    あって、 左眼用画像を作成するステップと、 右眼用画像を作成するステップと、 前記作成された左眼用画像および右眼用画像を符号化す
    るステップと、 前記符号化された左眼用画像および右眼用画像を多重化
    するステップとを含み、 前記左眼用画像を作成するステップおよび前記右眼用画
    像を作成するステップは、入力画像を水平方向に間引き
    ながら画素をサンプリングし、該サンプリングされた画
    素の位置に応じて色情報の計算方法を変更し、当該画素
    の色情報を計算して所定フォーマットの画像を作成する
    ステップを含む、立体画像作成方法。
  9. 【請求項9】 輝度情報と色情報とが分離された左眼用
    画像および右眼用画像を合成して表示する立体画像表示
    方法であって、 多重化されたデータを逆多重化して、符号化された左眼
    用画像と、符号化された右眼用画像と、前記左眼用画像
    および前記右眼用画像の色情報の補間方法とを抽出する
    ステップと、 前記抽出された符号化された左眼用画像および符号化さ
    れた右眼用画像を復号するステップと、 前記抽出された左眼用画像および右眼用画像の色情報の
    補間方法を参照して、前記復号された左眼用画像および
    右眼用画像の色情報を補間して所定フォーマットの画像
    に変換するステップと、 前記所定フォーマットに変換された左眼用画像および右
    眼用画像を合成するステップと、 前記合成された画像に応じて立体画像を表示するステッ
    プとを含む、立体画像表示方法。
  10. 【請求項10】 輝度情報と色情報とが分離された左眼
    用画像および右眼用画像を合成して表示する立体画像表
    示方法であって、 多重化されたデータを逆多重化して、符号化された左眼
    用画像と、符号化された右眼用画像と、左眼用画像およ
    び右眼用画像のサンプリングした画素の位置に関する情
    報とを抽出するステップと、 前記抽出された符号化された左眼用画像および符号化さ
    れた右眼用画像を復号するステップと、 前記抽出された左眼用画像および右眼用画像のサンプリ
    ングした画素の位置に関する情報を参照して、前記復号
    された左眼用画像および右眼用画像を水平方向に拡大し
    て所定フォーマットの画像に変換するステップと、 前記所定フォーマットに変換された左眼用画像および右
    眼用画像を合成するステップと、 前記合成された画像に応じて立体画像を表示するステッ
    プとを含む、立体画像表示方法。
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