JP2003315776A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003315776A
JP2003315776A JP2002118137A JP2002118137A JP2003315776A JP 2003315776 A JP2003315776 A JP 2003315776A JP 2002118137 A JP2002118137 A JP 2002118137A JP 2002118137 A JP2002118137 A JP 2002118137A JP 2003315776 A JP2003315776 A JP 2003315776A
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liquid crystal
layer
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crystal display
display device
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Application number
JP2002118137A
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English (en)
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Kazuyuki Haruhara
一之 春原
Yasushi Kawada
靖 川田
Yuzo Hisatake
雄三 久武
Kisako Ninomiya
希佐子 二ノ宮
Natsuko Fujiyama
奈津子 藤山
Akio Murayama
昭夫 村山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチドメイン型VANモードを採用した場合
により広い視野角を実現可能な液晶表示装置を提供する
こと。 【解決手段】本発明の液晶表示装置1は、画素電極10
の何れかと共通電極16との間に電圧を印加した場合に
電圧を印加した画素電極10と共通電極16とに挟まれ
た液晶層4の領域である画素領域内に電界の強さが互い
に異なる第1及び第2領域を形成し、第1及び第2領域
はそれぞれ液晶層4を含む面内の一方向に延びた形状を
有し且つその面内の上記方向と交差する方向に交互に及
び繰り返し配列し、画素電極10のそれぞれはカラーフ
ィルタ層9の着色層9B,9G,9Rの何れかに対向
し、青色着色層9Bに対向した画素領域と緑色着色層9
Gに対向した画素領域と赤色着色層9Rに対向した画素
領域との1種と他の2種とでは第1または第2領域の長
手方向が互いに異なっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電
力である等の様々な特徴を有しており、OA機器、情報
端末、時計、及びテレビ等の様々な用途に応用されてい
る。特に、薄膜トランジスタ(以下、TFTという)を
有する液晶表示装置は、その高い応答性から、携帯テレ
ビやコンピュータなどのように多量の情報を表示するモ
ニタとして用いられている。
【0003】近年、情報量の増加に伴い、画像の高精細
化や表示速度の高速化に対する要求が高まっている。こ
れら要求のうち画像の高精細化は、例えば、上述したT
FTが形成するアレイ構造を微細化することによって実
現されている。
【0004】一方、表示速度の高速化に関しては、従来
の表示モードの代わりに、ネマチック液晶を用いたIP
Sモード、HANモード、OCBモード、π配列モー
ド、及びマルチドメイン型VAN(Vertical Aligned N
ematic)モードや、スメクチック液晶を用いた界面安定
型強誘電性液晶(Surface Stabilized Ferroelectric L
iquid Crystal)モード及び反強誘電性液晶モードを採
用することが検討されている。
【0005】これら表示モードのうち、マルチドメイン
型VANモードでは、従来のTN(Twisted Nematic)
モードよりも速い応答速度を得ることができる。また、
垂直配向のため、静電気破壊などの不良を発生させるラ
ビング処理が不要である。さらに、マルチドメイン型V
ANモードでは、視野角の補償設計が比較的容易であ
る。
【0006】しかしながら、マルチドメイン型VANモ
ードではIPSモードに比べて視野角が狭い。そのた
め、マルチドメイン型VANモードでさらに広い視野角
を実現することが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、マルチドメイン型VAN
モードを採用した場合により広い視野角を実現可能な液
晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、一方の主面に複数の画素電極を備えたア
レイ基板と、前記アレイ基板の前記複数の画素電極が設
けられた面に対向して配置され且つ前記アレイ基板との
対向面に共通電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板
と前記対向基板との間に挟持された液晶層と、前記アレ
イ基板及び前記対向基板の何れか一方の対向面に設けら
れ且つ青色着色層と緑色着色層と赤色着色層とを備えた
カラーフィルタ層とを具備し、前記複数の画素電極の何
れかと前記共通電極との間に電圧を印加した場合に前記
電圧を印加した前記画素電極と前記共通電極とに挟まれ
た前記液晶層の領域である画素領域内に電界の強さが互
いに異なる第1及び第2領域を形成し、前記第1及び第
2領域はそれぞれ前記液晶層を含む面内の一方向に延び
た形状を有し且つ前記面内の前記方向と交差する方向に
交互に及び繰り返し配列し、複数の画素電極のそれぞれ
は前記青色着色層と前記緑色着色層と前記赤色着色層と
の何れかに対向し、前記青色着色層に対向した前記画素
領域と前記緑色着色層に対向した前記画素領域と前記赤
色着色層に対向した前記画素領域との何れか1種と他の
2種とでは前記第1または第2領域の長手方向が互いに
異なっていることを特徴とする液晶表示装置を提供す
る。
【0009】本発明において、第1の領域と第2の領域
とは、液晶層に対して光源側及び観察者側に偏光板を配
置した状態で画素電極と共通電極との間に電圧を印加し
た場合、透過率または反射率が互いに異なる領域として
観察することができる。すなわち、上記第1及び第2領
域は、実際に電界の強さを測定すること、及び/また
は、透過率または反射率を調べることにより確認するこ
とができる。
【0010】本発明において、第1の領域と第2の領域
とは必ずしも明確な境界を有していなくてもよい。すな
わち、電界の強さや透過率または反射率の大きさは第1
の領域と第2の領域との配列方向に連続的に変化しても
よい。
【0011】なお、第1の領域と第2の領域とが明確な
境界を有していない場合、第1の領域の幅と第2の領域
の幅との和はそれらの境界値には殆ど依存しないが、第
1及び第2の領域の個々の幅はそれらの境界値をどこに
設定するかに応じて変化する。したがって、第1の領域
と第2の領域との間の境界を求める必要がある場合は、
それらの境界値として、例えば、電界の強さや透過率ま
たは反射率の平均値などのような適当な値を使用すれば
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図に
おいて、同様または類似する構成要素には同一の参照符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表
示装置を概略的に示す断面図である。図1に示す液晶表
示装置1は、マルチドメイン型VANモードの液晶表示
装置であって、アクティブマトリクス基板(或いは、ア
レイ基板)2と対向基板3との間に液晶層4を挟持させ
た構造を有している。これらアクティブマトリクス基板
2と対向基板3との間隔は図示しないスペーサによって
一定に維持されている。また、この液晶表示装置1の両
面には、偏光フィルム(或いは、偏光板)5が貼り付け
られている。
【0014】アクティブマトリクス基板2は、ガラス基
板のような透明基板7を有している。透明基板7の一方
の主面上には配線及びスイッチング素子8が形成されて
いる。また、それらの上には、カラーフィルタ層9、画
素電極10、及び配向膜11が順次形成されている。
【0015】透明基板7上に形成する配線は、アルミニ
ウム、モリブデン、及び銅などからなる走査線及び信号
線などである。また、スイッチング素子8は、例えば、
アモルファスシリコンやポリシリコンを半導体層とし、
アルミニウム、モリブデン、クロム、銅、及びタンタル
などをメタル層としたTFTであり、走査線及び信号線
などの配線並びに画素電極10と接続されている。アク
ティブマトリクス基板2では、このような構成により、
所望の画素電極10に対して選択的に電圧を印加するこ
とを可能としている。
【0016】透明基板7と画素電極10との間に介在す
るカラーフィルタ層9は、青、緑、赤色の着色層9B,
9G,9Rで構成されている。カラーフィルタ層9に
は、コンタクトホールが設けられており、画素電極10
は、このコンタクトホールを介してスイッチング素子と
接続されている。
【0017】画素電極10は、ITO(Indium Tin Oxi
de)のような透明導電材料で構成され得る。画素電極1
0は、例えばスパッタリング法などにより薄膜を形成し
た後、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用
いてその薄膜をパターニングすることにより形成するこ
とができる。
【0018】配向膜11は、ポリイミドなどの透明樹脂
からなる薄膜で構成されている。なお、本実施形態で
は、この配向膜11には、ラビング処理は施さずに垂直
配向性を付与している。
【0019】対向基板3は、ガラス基板のような透明基
板15上に、共通電極16及び配向膜17を順次形成し
た構造を有している。これら共通電極16及び配向膜1
7は、画素電極10及び配向膜11と同様の材料で形成
され得る。なお、本実施形態では、共通電極16は平坦
な連続膜として形成されている。
【0020】図2は、図1に示す液晶表示装置で利用可
能な構造の一例を概略的に示す平面図である。図2に示
す構造では、1つの画素電極10は4つの部分10a〜
10dで構成されている。画素電極10を構成する各部
分10a〜10dには、複数のスリット20が一定の周
期で及び互いに平行に設けられている。また、スリット
20の長手方向は各部分10a〜10d間で互いに異な
っている。すなわち、画素電極10は、スリット20の
長手方向が互いに異なる4つの櫛形部分10a〜10d
で構成されている。図1に示す液晶表示装置1では、こ
のような構成を採用することにより、画素領域を、画素
電極10を構成する部分10a〜10dに対応して、液
晶分子のチルト方向が互いに異なる4つのドメインへと
分割することができる。これについては、図3(a)〜
(d)を参照しながら説明する。
【0021】図3(a)〜(d)は、図1に示す液晶表
示装置に図2に示す構造を採用した場合に生じる液晶分
子の配向変化を概略的に示す図である。なお、図3
(a),(c)は平面図であり、図3(b),(d)は
図3(a),(c)に示す構造を図中下側から見た側面
図である。また、図3(a)〜(d)では、簡略化のた
め、幾つかの構成要素を省略している。
【0022】画素電極10と共通電極16との間に電圧
を印加していない場合、配向膜11,17は、液晶層4
を構成する液晶分子25,具体的には誘電率異方性が負
の液晶分子,にそれらを垂直配向させるように作用す
る。そのため、液晶分子2は、それらの長軸が配向膜1
1の膜面に対してほぼ垂直となるように配向する。
【0023】画素電極10と共通電極16との間に比較
的低い第1電圧を印加すると、画素電極10に設けたス
リット20の上方には漏れ電界が生じる。そのため、そ
こでは、電気力線は図3(b)に示すように傾く。
【0024】画素電極10と共通電極16との間に電圧
を印加することによって生じる電界はその電気力線に垂
直な方向に液晶分子25を配向させるように作用する。
したがって、液晶分子25は、配向膜11,17及び電
界からの作用によって、図3(a)に示すように配向し
ようとする。
【0025】しかしながら、図3(a)に示す状態で
は、右側の液晶分子25の配向状態と左側の液晶分子2
5の配向状態とが干渉し合う。そのため、液晶分子25
は、図中、上向きまたは下向きにチルト方向を変化させ
て、より安定な配向状態をとろうとする。
【0026】ここで、図3(a)に示すように、画素電
極10の一対のスリット20に挟まれた部分及びその近
傍が、図中、上下方向に関して対称的な(或いは、等方
的な)形状を有しているとする。この場合、液晶分子2
5が、矢印31で示すように上向きにチルト方向を変化
させる確率と、矢印32で示すように下向きにチルト方
向を変化させる確率とは等しくなる。
【0027】これに対し、図3(c)に示すように、画
素電極10の一対のスリット20に挟まれた部分及びそ
の近傍が、図中、上下方向に関して非対称な(或いは、
異方的な)形状を有している場合、画素電極10の両端
部間で電気力線が非対称となり、同様に、スリット20
の両端部間でも電気力線が非対称になる。そのため、液
晶分子25が矢印32で示す方向に配向した配向状態
は、液晶分子25が矢印31で示す方向に配向した配向
状態に比べてより安定となる。その結果、液晶分子25
の平均的なチルト方向(ディレクタ)は、図3(c)に
矢印32で示すように下向きとなる。
【0028】画素電極10と共通電極16との間に印加
する電圧を第1電圧よりも高い第2電圧にまで高める
と、配向膜11,17が液晶分子25を垂直配向させよ
うとする作用に対して、電界が液晶分子25をその電気
力線に垂直な方向に配向させようとする作用がより大き
くなる。したがって、液晶分子25は、水平配向に近づ
く方向にチルト角を変化させる。
【0029】ここで、電極10,16間に印加する電圧
を第2電圧とした場合でも、電極10,16間に印加す
る電圧を第1電圧とした場合と同様に、液晶分子25が
矢印32で示す方向に配向した配向状態は、液晶分子2
5が矢印31で示す方向に配向した配向状態に比べてよ
り安定である。そのため、電極10,16間に印加する
電圧を第1及び第2電圧間で変化させた場合、液晶分子
25のディレクタはスリット20の配列方向に垂直な面
内で変化することとなる。すなわち、電極10,16間
に印加する電圧を第1及び第2電圧間で変化させた場
合、液晶分子25は、その平均的なチルト方向をスリッ
ト20の配列方向に垂直な面内に維持したままチルト角
を変化させる。
【0030】したがって、画素電極10を構成する4つ
の部分10a〜10d間でスリット20の長手方向を異
ならしめることにより、液晶分子25のチルト方向を図
2に示すように維持したまま、そのチルト角を変化させ
ることができる。すなわち、アクティブマトリクス基板
2に設けた構造のみで、1つの画素領域内に液晶分子2
5のチルト方向が互いに異なる4つのドメインを形成す
ることができる。また、本実施形態では、液晶分子25
の平均的なチルト方向をスリット20の配列方向に垂直
な面内に維持したままチルト角を変化させることができ
るため、より速い応答速度を実現することができるのに
加え、配向不良が発生し難く、良好な配向分割が可能で
ある。
【0031】さて、本実施形態では、青色着色層9Bに
対向した画素電極10と緑色着色層9Gに対向した画素
電極10と赤色着色層9Rに対向した画素電極10との
何れか1種と他の2種とではスリット20の長手方向が
互いに異なっている。このような構造を採用すると、以
下に説明するように、広視野角を実現することができ
る。
【0032】図4は、図1に示す液晶表示装置で利用可
能な画素電極の一例を概略的に示す平面図である。な
お、図4では、液晶表示装置1をその主面に垂直な方向
から見たときに観察される構造のうち着色層9B,9
G,9R及び画素電極10のみを描いていており、着色
層9B,9G,9Rに対応した画素電極10をそれぞれ
参照番号10B、10G、10Rで示している。
【0033】液晶層4は、例えば、電極10,16間に
第2電圧を印加した場合にλ/2波長板と同様の役割を
果たす。したがって、広視野角を実現するうえでは、液
晶層4が一対の直線偏光間に与える位相差の観察角度依
存性を全ての波長の光についてほぼ一定とし、それによ
り、表示色が観察する角度に応じて変化するのを抑制す
ることが望まれる。
【0034】液晶層4が一対の直線偏光間に与える位相
差は、液晶材料の屈折率異方性Δnや光路長dに比例
し、波長λに反比例する。光路長dを波長λに応じて変
化させることはできない。そのため、液晶層4が一対の
直線偏光間に与える位相差の観察角度依存性を全ての波
長の光についてほぼ一定とするには、液晶材料として波
長λに対する屈折率異方性Δnの比が一定であるものを
使用しなければならない。しかしながら、そのような液
晶材料は非現実的である。
【0035】これに対し、図4に示す構造では、画素電
極10Gと画素電極10B,10Rとで、スリット20
の長手方向を異ならしめている。このように、着色層9
B,9G,9Rに対応した画素電極10B,10G,1
0Rの少なくとも2種の間でスリット20の長手方向を
異ならしめた場合、画素電極10B,10G,10Rに
対応した画素領域間で液晶分子は互いに異なる方向にチ
ルトする。そのため、液晶層4の遅相軸は画素電極10
B,10G,10Rに対応した画素領域間で互いに異な
ることとなる。
【0036】一対の直線偏光が液晶層4を透過すること
により生じる位相差及びその観察角度依存性は、液晶層
4に入射する直線偏光の振動方向と液晶層4の遅相軸と
が為す角度に応じて変化する。また、画素電極10B,
10G,10Rに対応した画素領域は、互いに異なる波
長の光を変調する役割を担っている。したがって、画素
電極10B,10G,10Rの少なくとも2種の間でス
リット20の長手方向が為す角度や偏光フィルム5の透
過容易軸に対してスリット20の長手方向が為す角度を
適宜設定することにより、表示色が観察角度に応じて変
化するのを抑制することができる。すなわち、広視野角
を実現することが可能となる。
【0037】本実施形態において、上述した効果は、画
素電極10B,10G,10Rの少なくとも2種の間で
スリット20の長手方向を異ならしめれば得ることがで
きるが、通常、それら画素電極10B,10G,10R
の少なくとも2種の間でスリット20の長手方向が5°
以上の角度を為している場合に顕著である。
【0038】本実施形態では、画素電極10B,10
G,10Rの1種と他の2種との間でスリット20の長
手方向が互いに異なっていればよいが、それら3種の間
でスリット20の長手方向を互いに異ならしめてもよ
い。
【0039】本実施形態では、画素電極10B,10
G,10Rの1種に設けたスリット20の長手方向と一
方の偏光フィルム5の透過容易軸とが為す角度を約45
°に設定することが好ましい。この場合、高い透過率を
実現するうえで有利である。
【0040】例えば、一方の偏光フィルム5の透過容易
軸に対して、画素電極10Rのスリット20の長手方向
が為す角度を約45°に設定した場合、画素電極10B
のスリット20の長手方向が為す角度を45°からずら
し、画素電極10Gのスリット20の長手方向が為す角
度の45°のずれをより小さくしてもよい。
【0041】また、一方の偏光フィルム5の透過容易軸
に対して、画素電極10Gのスリット20の長手方向が
為す角度を約45°に設定した場合、画素電極10B,
10Gのスリット20の長手方向が為す角度の45°の
ずれを互いにほぼ等しくしてもよい。
【0042】さらに、一方の偏光フィルム5の透過容易
軸に対して、画素電極10Bのスリット20の長手方向
が為す角度を約45°に設定した場合、画素電極10R
のスリット20の長手方向が為す角度を45°からずら
し、画素電極10Gのスリット20の長手方向が為す角
度の45°のずれをより小さくしてもよい。
【0043】なお、これらの中でも、一方の偏光フィル
ム5の透過容易軸に対して画素電極10Gのスリット2
0の長手方向が為す角度を約45°に設定することがよ
り好ましい。この場合、表示色が観察角度に応じて変化
するのを抑制する効果が最も大きい。
【0044】以上説明したように、本実施形態では、画
素領域内に平面波状の電界の強さの分布を形成するとと
もにその強さを変化させて液晶層4の光学特性を制御す
ることにより表示を行う。そのような電界の強さの分布
が形成されていることは、例えば、アクティブマトリク
ス基板2から対向基板3を取り除いた状態で画素電極1
0に電圧を印加するなどの方法により実際に確認するこ
とができる。また、以下の方法でも確認することが可能
である。
【0045】上述したような制御を行う場合、液晶層4
中の画素電極10上の部分には、スリット20上の部分
に比べてより強い電界が形成される。そのため、画素電
極10上の部分では、スリット20上の部分に比べて、
液晶分子25はより大きく倒れる。すなわち、液晶層4
の画素電極10上の部分とスリット20上の部分とで
は、液晶分子25の平均的なチルト角は互いに異なる。
このようなチルト角の違いは、光学的な違いとして観察
可能である。
【0046】図5は、図1に示す液晶表示装置で図2に
示す構造を採用した場合に観察される透過率分布の一例
を示す図である。なお、図5は、液晶層4に対して光源
側及び観察者側のそれぞれに偏光板(或いは、偏光フィ
ルム)を配置した状態で、電極10,16間に第1電圧
乃至第2電圧の範囲内の第3電圧を印加した場合に観察
される平面波状の透過率分布を示している。このよう
に、本実施形態によると、図1乃至図4を参照して説明
した特徴は、光学的特徴として観察することも可能であ
る。
【0047】図2乃至図5を参照して説明した構造で
は、スリット20の幅を一定としたが、スリット20の
幅をその長手方向に沿って変化させてもよい。
【0048】図6は、図1に示す液晶表示装置で利用可
能な構造の他の例を概略的に示す平面図である。また、
図7は、図1に示す液晶表示装置に図6に示す構造を採
用した場合に生じる液晶分子の配向変化を概略的に示す
図である。なお、図6では、画素電極10を構成する4
つの部分10a〜10dのうち部分10aのみが描かれ
ており、図7では、図5に示す部分10aの一部のみが
描かれている。
【0049】図6及び図7に示す構造では、スリット2
0の幅は画素電極10の中央部から周縁部に向けて連続
的に増加している。このような構造によると、図7に示
すように、スリット20の下端における液晶配向及び画
素電極10のスリット20に挟まれた部分の上端におけ
る液晶配向に加え、スリット20の両側端における液晶
配向も、ディレクタの方向が矢印32で示す方向となる
ように作用する。したがって、図6及び図7に示す構造
によると、透過率や応答速度をさらに向上させることが
できる。
【0050】上記の説明では、画素電極10にスリット
20を設けることにより、各ドメイン内に、電界の強さ
が弱い領域と電界の強さが強い領域とを交互に及び周期
的に配列した電界分布を生じさせた。このようにスリッ
ト20を利用した場合、比較的高い自由度で設計を行う
ことが可能である。しかしながら、そのような電界分布
は他の方法で生じさせることもできる。これについて
は、図8(a),(b)を参照しながら説明する。
【0051】図8(a),(b)は、それぞれ、図1に
示す液晶表示装置で利用可能な構造のさらに他の例を概
略的に示す断面図である。図8(a)に示す構造では、
画素電極10にスリット20を設ける代わりに、画素電
極10上にスリット20と同様のパターンで誘電体層2
1が設けられている。この場合、アクリル系樹脂、エポ
キシ系樹脂、ノボラック系樹脂などのように誘電体層2
1の誘電率が液晶材料の誘電率よりも低ければ、誘電体
層21の上方に電界の強さがより弱い領域を形成するこ
とができる。したがって、スリット20を形成した場合
と同様の効果を得ることができる。
【0052】図8(b)に示す構造では、画素電極10
にスリット20を設ける代わりに、画素電極10上に透
明絶縁体層22を介して配線23が設けられている。配
線23は、例えば、信号線、ゲート線、補助容量配線な
どであり、スリット20と同様のパターンで配列してい
る。このような構造によると、配線23の上方に電界の
強さがより強い領域を形成することができる。したがっ
て、この場合も、スリット20を形成した場合と同様の
効果を得ることができる。
【0053】なお、液晶表示装置1が透過型である場
合、誘電体層21及び配線23の材料は、透過率の観点
から、透明な材料であることが好ましい。また、液晶表
示装置1が反射型である場合、誘電体層21及び配線2
3の材料として、透明な材料に加え、金属材料のように
不透明な材料を用いてもよい。
【0054】以上説明した実施形態において、液晶層4
中の電界の強さがより強い領域の幅W1と電界の強さが
より弱い領域の幅W2との和W12は20μm以下である
ことが好ましい。通常、和W12が20μm以下であれ
ば、液晶分子の配向を上述したように制御することがで
き、十分な透過率を実現することができる。また、和W
12は6μm以上であることが好ましい。一般に、和W12
が6μm以上であれば、液晶層4中に電界の強さがより
強い領域とより弱い領域とを生じさせるための構造を十
分に高い精度で形成することができるのに加え、上述し
た液晶配向を安定に生じさせることができる。
【0055】なお、和W12は、画素電極10のスリット
20に挟まれた部分の幅とスリット20の幅との和、画
素電極10上の誘電体層21に挟まれた領域の幅と誘電
体層21の幅との和、画素電極10上に設けた配線23
の幅と配線23に挟まれた領域の幅との和、第3電圧印
加時にチルト角がより大きな領域の幅とより小さな領域
の幅との和、第3電圧印加時に透過率がより高い領域の
幅とより低い領域の幅との和などとほぼ等しい。したが
って、これら幅も20μm以下であること及び6μm以
上であることが好ましい。
【0056】本実施形態において、幅W1及び幅W2は、
それぞれ、8μm以下であることが好ましい。また、幅
1及び幅W2は、それぞれ、4μm以上であることが好
ましい。この範囲においては、応答速度及び透過率に関
して実用上十分な性能を期待することができる。
【0057】なお、幅W1と幅W2とは、画素電極10の
スリット20に挟まれた部分の幅とスリット20の幅、
画素電極10上の誘電体層21に挟まれた領域の幅と誘
電体層21の幅、画素電極10上に設けた配線23の幅
と配線23に挟まれた領域の幅、第3電圧印加時にチル
ト角がより大きな領域の幅とより小さな領域の幅、第3
電圧印加時に透過率がより高い領域の幅とより低い領域
の幅などに対応している。したがって、これら幅も8μ
m以下であること及び4μm以上であることが好まし
い。
【0058】本実施形態において、液晶層4中の電界の
強さがより強い領域の長さ及び電界の強さがより弱い領
域の長さは、それぞれ、幅W1及び幅W2よりも長ければ
よいが、それらの和である幅W12に対して2倍以上であ
ることが好ましい。この場合、より多くの液晶分子をそ
れら領域の長さ方向に配向させることができる。
【0059】上記実施形態では、液晶層4中の電界の強
さがより強い領域及びより弱い領域の双方を、図3
(c)に示すように上下方向に関して非対称としたが、
図3(a)に示すように上下方向に関して対称としても
よい。但し、前者の場合、応答速度などの点で有利であ
る。
【0060】本実施形態では、誘電率異方性が負のネマ
チック液晶を垂直配向させたVANモードを採用した
が、誘電率異方性が正のネマチック液晶を用いることも
可能である。特に、高いコントラストが望まれる場合
は、VANモードを採用し且つノーマリブラックとする
ことにより、例えば、400:1以上の高いコントラス
トと高透過率設計による明るい画面設計とが可能であ
る。
【0061】本実施形態において、画素電極10を構成
する各部分10a〜10dの形状に特に制限はない。例
えば、画素電極10を構成する各部分10a〜10dの
形状を矩形や扇形とすることができる。
【0062】また、本実施形態では、画素電極10を複
数の部分10a〜10dで構成したが、1つの画素領域
をチルト方向が互いに異なる複数のドメインへと分割し
ない場合には、画素電極を1つの部分のみで構成するこ
とができる。なお、本実施形態において、1つの画素領
域が電界の強さがより強い領域と電界の強さがより弱い
領域との組み合わせを2組以上含む場合、それら組み合
わせ間で電界の強さがより強い領域または電界の強さが
より弱い領域互いに平行及び/または垂直であり且つ電
圧印加時にそれら組み合わせ間で液晶層4に含まれる液
晶分子のディレクタが互いに異なることが好ましい。
【0063】本実施形態では、第3電圧印加時に液晶層
中に電界の強さがより強い領域とより弱い領域とを生じ
させる構造を、アクティブマトリクス基板2のみに設け
たが、アクティブマトリクス基板2及び対向基板3の双
方に設けてもよい。但し、前者の場合、アクティブマト
リクス基板2と対向基板3とを貼り合わせてセルを形成
する際にアライメントマークなどを利用した高精度な位
置合わせが不要となる。
【0064】また、本実施形態では、カラーフィルタ層
9をアクティブマトリクス基板2に設けた構造を採用し
たが、カラーフィルタ層9は対向基板3に設けてもよ
い。但し、前者の場合、アクティブマトリクス基板2と
対向基板3とを貼り合わせてセルを形成する際にアライ
メントマークなどを利用した高精度な位置合わせが不要
となる。
【0065】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0066】(実施例)本例では、以下に説明する方法
により図1に示す液晶表示装置1を作製した。なお、本
例では、画素電極10として図4に示す平面形状の画素
電極10B,10G,10Rを形成した。
【0067】まず、通常のTFT形成プロセスと同様に
成膜とパターニングとを繰返し、ガラス基板7上に走査
線及び信号線等の配線並びにTFT8を形成した。次
に、ガラス基板7のTFT8等を形成した面に、常法に
よりカラーフィルタ層9を形成した。
【0068】次いで、ガラス基板7の透明絶縁膜9を形
成した面に対し、所定のパターンのマスクを介してIT
Oをスパッタリングした。その後、このITO膜上にレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをマス
クとして用いてITO膜の露出部をエッチングした。以
上のようにして、画素電極10として、図4に示す画素
電極10B,10G,10Rを形成した。なお、ここで
は、スリット20の幅及び画素電極10のスリット20
に挟まれた部分の幅はいずれも5μmとした。
【0069】その後、ガラス基板7の画素電極10を形
成した面の全面に熱硬化性樹脂を塗布し、この塗膜を焼
成することにより、垂直配向性を示す厚さ70nmの配
向膜11を形成した。以上のようにして、アクティブマ
トリクス基板2を作製した。
【0070】次に、別途用意したガラス基板15の一方
の主面上に、共通電極16として、スパッタリング法を
用いてITO膜を形成した。続いて、この共通電極16
の全面に、アクティブマトリクス基板2に関して説明し
たのと同様の方法により配向膜17を形成した。以上の
ようにして、対向基板3を作製した。
【0071】次いで、アクティブマトリクス基板2と対
向基板3の対向面周縁部とを、それらの配向膜11,1
7が形成された面が対向するように及び液晶材料を注入
するための注入口が残されるように接着剤を介して貼り
合わせることにより液晶セルを形成した。なお、この液
晶セルのセルギャップは、アクティブマトリクス基板2
と対向基板3との間に高さ4μmのスペーサを介在させ
ることにより一定に維持した。また、それら基板2,3
を貼り合わせる際、基板2,3の位置合わせはそれらの
端面位置を揃えることにより行い、アライメントマーク
などを利用する高精度な位置合わせは行わなかった。
【0072】次いで、この液晶セル中に誘電率異方性が
負である液晶材料を通常の方法により注入して液晶層4
を形成した。次いで、液晶注入口を紫外線硬化樹脂で封
止し、液晶セルの両面に偏光フィルム5を貼り付けるこ
とにより図1に示す液晶表示装置1を得た。
【0073】なお、ここでは、偏光フィルム5の透過容
易軸は互いに垂直とした。また、それら透過容易軸に対
して画素電極10Gに設けたスリット20の長手方向が
為す角度は45°及び135°に設定した。さらに、偏
光フィルム5の透過容易軸に対して画素電極10Bに設
けたスリット20の長手方向が為す角度は45°及び1
35°から12°ずらし、透過容易軸に対して画素電極
10Rに設けたスリット20の長手方向が為す角度は4
5°及び135°から10°ずらした。
【0074】この液晶表示装置1は、例えば、画素電極
10と共通電極16との間に印加する電圧を約1Vと約
4Vとの間で変化させることにより駆動することができ
た。また、この液晶表示装置1を、画素電極10と共通
電極16との間に3.5Vの電圧を印加した状態で観察
した。その結果、画素電極10の形状に対応した透過率
分布が見られた。さらに、この条件のもとで上記液晶表
示装置1の視野角特性について調べたところ、液晶表示
装置1の主面の法線に対して80°の角度から観察した
場合でも表示色の観察角度依存性は殆ど見られなかっ
た。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、画素
電極と共通電極との間に所定の電圧を印加した際に、液
晶層中の画素領域内に、電界の強さが互いに異なるとと
もにそれぞれ一方向に延びた形状を有し且つその方向と
交差する方向に交互に及び繰り返し配列した第1及び第
2領域を形成する。また、本発明では、青色着色層に対
向した画素領域と緑色着色層に対向した画素領域と赤色
着色層に対向した画素領域との1種と他の2種とで第1
または第2領域の長手方向を互いに異ならしめる。これ
により、表示色が視野角に応じて変化するのを抑制する
ことができ、広視野角を実現することが可能となる。す
なわち、本発明によると、マルチドメイン型VANモー
ドを採用した場合により広い視野角を実現可能な液晶表
示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を概略
的に示す断面図。
【図2】図1に示す液晶表示装置で利用可能な構造の一
例を概略的に示す平面図。
【図3】(a)〜(d)は、図1に示す液晶表示装置に
図2に示す構造を採用した場合に生じる液晶分子の配向
変化を概略的に示す図。
【図4】図1に示す液晶表示装置で利用可能な画素電極
の一例を概略的に示す平面図。
【図5】図1に示す液晶表示装置で図2に示す構造を採
用した場合に観察される透過率分布の一例を示す図。
【図6】図1に示す液晶表示装置で利用可能な構造の他
の例を概略的に示す平面図。
【図7】図1に示す液晶表示装置に図6に示す構造を採
用した場合に生じる液晶分子の配向変化を概略的に示す
図。
【図8】(a),(b)は、それぞれ、図1に示す液晶
表示装置で利用可能な構造のさらに他の例を概略的に示
す断面図。
【符号の説明】
1…液晶表示装置 2…アクティブマトリクス基板 3…対向基板 4…液晶層 5…偏光フィルム 7…透明基板 8…スイッチング素子 9…カラーフィルタ層 9B,9G,9R…着色層 10,10B,10G,10R…画素電極 10a〜10d…部分 11…配向膜 15…透明基板 16…共通電極 17…配向膜 20…スリット 21…誘電体層 22…透明絶縁体層 23…配線 25…液晶分子 31,32…矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久武 雄三 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 二ノ宮 希佐子 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 藤山 奈津子 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 村山 昭夫 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 Fターム(参考) 2H048 BA02 BB02 BB07 BB42 2H090 HB08Y JB02 KA05 LA04 LA09 LA15 MA01 MA10 MB01 2H091 FA02Y FA08X FA08Z GA01 GA13 HA07 LA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の主面に複数の画素電極を備えたア
    レイ基板と、前記アレイ基板の前記複数の画素電極が設
    けられた面に対向して配置され且つ前記アレイ基板との
    対向面に共通電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板
    と前記対向基板との間に挟持された液晶層と、前記アレ
    イ基板及び前記対向基板の何れか一方の対向面に設けら
    れ且つ青色着色層と緑色着色層と赤色着色層とを備えた
    カラーフィルタ層とを具備し、 前記複数の画素電極の何れかと前記共通電極との間に電
    圧を印加した場合に前記電圧を印加した前記画素電極と
    前記共通電極とに挟まれた前記液晶層の領域である画素
    領域内に電界の強さが互いに異なる第1及び第2領域を
    形成し、前記第1及び第2領域はそれぞれ前記液晶層を
    含む面内の一方向に延びた形状を有し且つ前記面内の前
    記方向と交差する方向に交互に及び繰り返し配列し、 複数の画素電極のそれぞれは前記青色着色層と前記緑色
    着色層と前記赤色着色層との何れかに対向し、前記青色
    着色層に対向した前記画素領域と前記緑色着色層に対向
    した前記画素領域と前記赤色着色層に対向した前記画素
    領域との1種と他の2種とでは前記第1または第2領域
    の長手方向が互いに異なっていることを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画素領域のそれぞれは前記第
    1領域と前記第2領域との組み合わせを2組以上含み、
    それら組み合わせ間で前記第1または第2領域の長手方
    向は互いに平行及び/または垂直であり、前記電圧の印
    加時にそれら組み合わせ間で前記液晶層に含まれる液晶
    分子のディレクタが互いに異なることを特徴とする請求
    項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の画素電極には前記第2領域に
    対応した位置にスリットが設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記アレイ基板及び前記対向基板の外面
    に一対の偏光板をさらに具備し、前記青色着色層に対向
    した前記画素領域と前記緑色着色層に対向した前記画素
    領域と前記赤色着色層に対向した前記画素領域との何れ
    か1種で前記第1または第2領域の長手方向は前記一対
    の偏光板の一方の透過容易軸に対して45°の角度を為
    していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記緑色着色層に対向した前記画素領域
    で前記第1または第2領域の長手方向は前記一対の偏光
    板の一方の透過容易軸に対して45°の角度を為してい
    ることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画素電極及び前記共通電極のそれぞ
    れの上に垂直配向性を有する配向膜をさらに具備し、前
    記液晶層は誘電率異方性が負の液晶材料を含有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記共通電極は平坦な連続膜であること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記カラーフィルタ層は前記アレイ基板
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
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