JP2003308871A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. 燃料電池の負極に燃料を供給するための燃料供給口を有する燃料室と、
   この燃料室に付設され、燃料室内の燃料を加圧する燃料加圧手段と
   を備えてなることを特徴とする燃料電池の燃料供給用カートリッジ。
2. 燃料加圧手段が、燃料室内に面する弾性壁部と、この弾性壁部を介して燃料室に隣接して設けられた第１区画室と、この第１区画室内に収納され、吸水により体積膨張する吸水性樹脂体と、この吸水性樹脂体に水を供給するための水供給手段とからなることを特徴とする請求項１に記載のカートリッジ。
3. 燃料がメタノールであることを特徴とする請求項１または２に記載のカートリッジ。
4. 燃料を発生させるための固体物質を収納することができる空間と燃料電池の負極に燃料を供給するための燃料供給口とを有する燃料室と、
   この燃料室に付設され、前記固体物質と反応すると燃料を発生する反応物質を燃料室内に供給する反応物質供給手段と
   を備えてなることを特徴とする燃料電池の燃料供給用カートリッジ。
5. 反応物質供給手段が、燃料室内に面し、逆止弁を有する区画壁部と、反応物質を収納する反応物質タンク室と、この反応物質タンク室内に面する弾性壁部と、この弾性壁部を介して反応物質タンク室に隣接して設けられた第１区画室と、この第１区画室内に収納され、吸水により体積膨張する吸水性樹脂体と、この吸水性樹脂体に水を供給するための水供給手段とからなることを特徴とする請求項４に記載のカートリッジ。
6. 水供給手段が、吸水性樹脂体に水を供給するために、第１区画室の室壁に形成され、水の通過を可能とするが吸水性樹脂体の通過は阻止するスクリーン部と、このスクリーン部を介して第１区画室に隣接して設けられた第２区画室と、第２区画室に形成された通気孔と、この通気孔を密閉する密閉手段とからなることを特徴とする請求項２または５に記載のカートリッジ。
7. 密閉手段が、通気孔を燃料必要時に開放駆動させる駆動手段からなることを特徴とする請求項６に記載のカートリッジ。
8. 駆動手段が、燃料電池により発電された電気を蓄える蓄電部と、この蓄電部に蓄えられた電気を利用して通気孔を開閉する開閉機構と、この開閉機構を作動させるための作動部とからなることを特徴とする請求項７に記載のカートリッジ。
9. 吸水性樹脂体が、粉末状、粒状あるいは繊維状のデンプン系吸水性樹脂体、セルロース系吸水性樹脂体あるいは合成ポリマー系吸水性樹脂体からなることを特徴とする請求項２、３、５〜８のいずれか１つに記載のカートリッジ。
10. 合成ポリマー系吸水性樹脂体が、ポリアクリル酸系樹脂体からなることを特徴とする請求項９に記載のカートリッジ。
11. 燃料が水素であることを特徴とする請求項４〜１０のいずれか１つに記載のカートリッジ。
12. 固体物質/反応物質が、水素化金属/水もしくは水蒸気、亜鉛を含む金属の粉体/希硫酸もしくは希塩酸を含む酸溶液、または水素生成酵素/当該酵素を水素生成源とする物質であることを特徴とする請求項１１に記載のカートリッジ。
13. 水素化金属が、水素化ホウ素ナトリウムであることを特徴とする請求項１２に記載のカートリッジ。
14. 負極、正極、およびこれら両極の間に設けられた電解質を有する電池本体と、
    請求項１または２に記載のカートリッジを着脱可能に収納するカートリッジ収納部とを備えてなり、
    カートリッジ収納部が、前記カートリッジの燃料供給口に解除可能に係合し、供給される燃料を電池本体の負極に導く燃料導入口を有していることを特徴とする燃料電池。
15. 燃料がメタノールであることを特徴とする請求項１４に記載の燃料電池。
16. 負極、正極、およびこれら両極の間に設けられた電解質を有する電池本体と、
    請求項４〜１３のいずれか１つに記載のカートリッジを着脱可能に収納するカートリッジ収納部とを備えてなり、
    カートリッジ収納部が、前記カートリッジの燃料供給口に解除可能に係合し、供給される燃料を電池本体の負極に導く燃料導入口を有していることを特徴とする燃料電池。
17. 燃料電池が、電解質を固体高分子電解質とし、燃料を水素とする高分子電解質型燃料電池であることを特徴とする請求項１６に記載の燃料電池。