JP2003307978A - シート検知装置、シート検知方法および画像形成装置 - Google Patents

シート検知装置、シート検知方法および画像形成装置

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JP2003307978A
JP2003307978A JP2002113773A JP2002113773A JP2003307978A JP 2003307978 A JP2003307978 A JP 2003307978A JP 2002113773 A JP2002113773 A JP 2002113773A JP 2002113773 A JP2002113773 A JP 2002113773A JP 2003307978 A JP2003307978 A JP 2003307978A
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cis
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Masahiro Kurahashi
昌裕 倉橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CIS動作クロック速度を上げることなく、
読み取り速度を向上でき、高速POD製品を実現可能で
あるシート検知装置を提供する。 【解決手段】 CIS204内の画像読取部205は、
受光素子群およびシフトレジスタが1チップ内に内蔵さ
れた複数のチップ1〜n、セレクタ215および出力部
216から構成される。外部から入力されるロード信号
をトリガとして、チップ1〜nまでの全データはシフト
レジスタ211b〜218bにロードされる。シフトレ
ジスタ211b〜218bは、セットされたデータを、
外部クロックに同期させて出力側にシフトさせる。セレ
クタ215によって出力すべき領域に相当するチップが
選択されると、そのデータは出力部216に出力され
る。1チップ分の検知時間は、動作クロック×1チップ
当たりの受光素子数であり、チップ数をnとすると、従
来と比べ、1/nの時間で検知動作が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
技術を用いたLBP(レーザビームプリンタ)や複写機
等の画像形成装置の印字位置調整機構において、搬送さ
れるシートの有無を検知するシート検知装置、シート検
知方法および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】始めに、従来の画像形成装置の印字位置
調整機構におけるシート検知方法を示す。図19は従来
の画像形成装置における印字位置調整機構を示す側面図
である。図20は図19の印字位置調整機構の一部を示
す平面図である。図において、1301は感光ドラムで
ある。1302は感光ドラム1301に潜像を形成する
レーザである。1303は用紙送りタイミングを決める
レジストクラッチ(レジストローラ)である。
【0003】1304は搬送される用紙の先端を検知す
る紙センサである。1305は用紙の送り方向に対して
垂直方向の横端のズレ量を検知するズレ量検知センサで
ある。また、1401は出力用紙である。1403は用
紙の送り方向を示す。
【0004】上記構成を有する従来の印字位置調整機構
(従来例1)では、CPU(図示せず)は、ズレ量検知
センサ1305によって検知される用紙の垂直方向位置
(横端位置)を取得し、ズレ量検知センサ1305によ
って検知された用紙の垂直方向位置と、理論上の用紙が
あるべき垂直方向位置との差分だけ、レーザ1302の
垂直方向(主走査方向)書き込みタイミングを調整す
る。ここで、ズレ量検知センサ1305には、搬送方向
に駆動するメカフラグや、CCD、CIS等のイメージ
センサが用いられる。さらに、CPUは紙センサ130
4によって検知される紙送り方向の用紙位置を取得し、
画像制御回路(図示せず)にデータ要求信号を出力す
る。
【0005】そして、画像制御回路は、データ要求信号
のタイミングにしたがって、レーザ1302を駆動する
レーザ制御回路(図示せず)に画像データを転送する。
レーザ1302は、用紙が図中、P位置に到達するタイ
ミングで、図中矢印方向に回転している感光ドラム13
01に画像を書き込む。この書き込み位置は、用紙先端
が、図中Q位置に搬送された時に形成される画像の先頭
と一致する。また、紙センサ1304の位置からP位置
までの距離は、レーザ制御回路への設定等の処理時間内
に用紙が進む距離に相当する。紙センサ1304には、
メカフラグや反射式の光学センサが用いられる。
【0006】図21は他の従来の画像形成装置における
印字位置調整機構を示す側面図である。この印字位置調
整機構(従来例2)では、図19の印字位置調整機構に
比べ、紙送り方向の用紙位置を検知する紙センサが設け
られていない。ズレ量検知センサなど、その他の構成は
図19と同じである。
【0007】この印字位置調整機構では、搬送されてく
る用紙は一旦、レジストクラッチ1303で待機する。
搬送制御部からのON信号により、レジストクラッチ1
303は連結し、用紙搬送を再開する。このON信号の
所定時間経過後、画像制御回路からレーザ1302を駆
動するレーザ制御回路に画像データが転送される。
【0008】用紙の搬送速度が一定である場合、用紙が
レジストクラッチ1303の位置からP位置まで搬送さ
れる時間Tregは固定であり、また、レーザ制御回路
への設定等の処理時間Talも固定であるので、レーザ
1302に対する画像データの転送タイミングはレジス
トクラッチ1303のON信号から(Treg+Ta
l)時間後となる。
【0009】図22は上記従来例1、2の印字位置調整
機構により用紙の所望位置に画像が形成される様子を示
す図である。図において、901は用紙1401の所望
位置を示し、902は画像を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印字位置調整機構におけるシート検知方法では、以
下に掲げる問題があり、その改善が要望された。すなわ
ち、近年の画像形成装置の高速化に伴い、用紙の搬送速
度も高速になっているので、搬送方向の用紙位置を検知
する紙センサの読み取り性能が問題となってきた。安価
な機械的センサでは、誤差が大きく、読み取り誤差がそ
のまま画像位置のズレとなって現れてしまう。
【0011】従来例1に示す紙センサ1304としての
光学式センサは、一般的に立ち上がり時間が数msec
オーダーであり、やはり高速の画像形成装置では、検知
精度に大きく影響してしまう。
【0012】一方、従来例2に示すように、レジストク
ラッチ1303のON信号によるタイミング制御を行う
場合、クラッチ部品の単品レベルでも素子のばらつきに
よる連結時間のばらつきが10msec以上あり、しか
も画像形成装置に組み込まれた際には、さらに取り付け
不良、紙粉等による負荷増加によるばらつきがそのまま
誤差として加わるので、検知精度が著しく低下してしま
う。
【0013】図23は検知誤差によって生じる印字精度
の低下を示す図である。搬送スピードが800mm/s
ec、用紙搬送方向の紙センサ1304の検知時間の誤
差が±2msecであるとすると、用紙の印字誤差は、
800mm/sec×(±2msec)=±1.6mm
となる。図24は(A)誤差無し、(B)誤差:+1.
6mm、(C)誤差:−1.6mmにおける各出力画像
を示す図である。高速POD(プリントオンデマンド)
市場では、印字精度は少なくとも±0.2mm以内に収
めることが要求されており、従来の印字位置調整機構に
おけるシート検知方法では、特に紙搬送方向の印字精度
が達成できなかった。さらに、機械式センサもしくは光
学式センサでは、チャタリングによるばたつきもあり、
その除去処理をソフトウェアで行う時間の余裕も高速機
では無いという問題があった。
【0014】上記理由からCCDやCISのイメージセ
ンサを用いて紙搬送方向の用紙位置を検知する方法も提
案されるが、CCDの場合、現段階では、搬送経路に光
学縮小系のCCDを構成することは物理的に困難であ
り、大幅なコストアップになる。
【0015】図25は従来のCISの構成を示すブロッ
ク図である。CISはエミッタフォロワ回路(出力部)
1316および複数のチップ(1〜n)1311〜13
14から構成される。各チップ1311〜1314に
は、それぞれ受光素子群1311a〜1314aおよび
シフトレジスタ1311b〜1314bが内蔵されてい
る。このCISでは、受光素子群1311a〜1314
aは受光した光エネルギーをアナログデータ(電位)に
変換し、外部から入力されるロード信号をトリガとして
チップ1〜nまでの全データをシフトレジスタ1311
b〜1314bにロードする。シフトレジスタ1311
b〜1314bは、セットされたデータを、外部クロッ
ク(CLK)に同期させて出力側にシフトしていく。チ
ップ1の出力値は、隣接するチップ2のシフトレジスタ
の入力信号となる。シフト動作は、通常、全データがエ
ミッタフォロワ回路からなる出力部1316に転送完了
となるまで継続される。
【0016】このCIS(コンタクトイメージセンサ)
の場合、センサ自体の動作クロック周波数が最大でも
5.5MHz程度であるので、読み取り速度も1mse
c/line程度と遅い。このため、印字誤差は800
mm/sec×(±1msec/line)=±0.8
mmとなり、高速POD市場の要求を満足させることが
できない。
【0017】最近、CISの読み取り速度を向上させる
ために、複数の内部チップを均等にN分割し、並列出力
させることで見かけ上の動作速度を高速化させている。
図26は内部チップがN分割されたCISの並列出力を
示す図である。8つの内部チップ(N=8)からなるC
ISを4:4に均等分割し、チップ1〜4までの読み取
り範囲を出力1、チップ5〜8までの読み取り範囲を出
力2として2チャンネルの並列出力を行うことで、チッ
プ1〜8の1チャンネル出力タイプに比べ、約2倍の読
み取り速度が可能なCISが出現している。
【0018】しかし、このCISの場合でも、読み取り
速度はmsecオーダーであり、最大でも600μse
c/line程度である。したがって、印字誤差は80
0mm/sec×(±600μsec)=±0.48m
mとなり、高速POD製品市場の要求を満足しきれな
い。尚、上記CISの解像度が600dpiであると想
定して計算している。
【0019】仮に、読み取り階調性を犠牲にしてでも、
動作クロック周波数が数十MHzのカスタムCISを開
発しようとすると、受光素子の蓄積時間、読み取り素子
の残留電荷などの観点からかなりの技術力を要すること
が推測され、長期間の開発、開発費のアップに繋がり、
さらにカスタム品のためコストアップになってしまう。
【0020】そこで、本発明は、CIS動作クロック速
度を上げるような困難または複雑な変更を行うことな
く、読み取り速度を向上でき、高速POD製品を実現可
能であるシート検知装置、シート検知方法および画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシート検知装置は、読み取り手段からの信
号を基に、搬送されるシートの有無を検知するシート検
知装置であって、前記読み取り手段は、複数の受光素子
からなり、外光に応じた信号を出力する受光素子群、お
よび該受光素子群から出力される信号を順次転送するシ
フトレジスタをそれぞれ内蔵する複数のチップと、前記
複数のチップを個別に選択する選択回路と、該選択され
たチップ内のシフトレジスタから転送される信号を外部
に出力する出力回路とを備えたことを特徴とする。
【0022】本発明の画像形成装置は、読み取り手段か
らの信号を基に、搬送されるシートの有無を検知するシ
ート検知手段と、前記シート検知手段からの検知信号に
したがって、印字開始タイミングを発生するタイミング
制御手段と、前記印字開始タイミングにしたがって、前
記搬送されるシートの所定位置に画像を形成する画像形
成手段とを備えた画像形成装置において、前記読み取り
手段は、複数の受光素子からなり、外光に応じた信号を
出力する受光素子群、および該受光素子群から出力され
る信号を順次転送するシフトレジスタをそれぞれ内蔵す
る複数のチップと、前記複数のチップを個別に選択する
選択回路と、該選択されたチップ内のシフトレジスタか
ら転送される信号を外部に出力する出力回路とを備えた
ことを特徴とする。
【0023】本発明のシート検知方法は、複数の受光素
子からなり、外光に応じた信号を出力する受光素子群、
および該受光素子群から出力される信号を順次転送する
シフトレジスタをそれぞれ内蔵する複数のチップと、前
記複数のチップを個別に選択する選択回路と、該選択さ
れたチップ内のシフトレジスタから転送される信号を外
部に出力する出力回路とを備えた読み取り手段を、シー
トの搬送方向に対して垂直方向に前記複数のチップが並
ぶように、シート搬送路上に設置しておき、前記搬送さ
れるシートの先端を検知することを特徴とする。
【0024】また、前記選択回路は、前記タブ位置以外
の位置に相当するチップを外し、前記タブ位置に相当す
るチップだけを選択することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のシート検知装置、シート
検知方法および画像形成装置の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。
【0026】[全体構成]図1は実施の形態における画
像形成装置の構成を示す図である。この画像形成装置
は、画像形成装置本体10、折り装置40およびフィニ
ッシャ50から構成される。また、画像形成装置本体1
0は、原稿画像を読み取るイメージリーダ11およびプ
リンタ13から構成される。
【0027】イメージリーダ11には、原稿給送装置1
2が搭載されている。原稿給送装置12は、原稿トレイ
12a上に上向きにセットされた原稿を、先頭頁から順
に1枚づつ図中左方向に給紙し、湾曲したパスを介して
プラテンガラス上に搬送して所定位置に停止させ、この
状態でスキャナユニット21を左側から右側へ走査させ
ることにより原稿を読み取る。読み取り後、外部の排紙
トレイ12bに向けて原稿を排出する。
【0028】原稿の読み取り面がスキャナユニット21
のランプからの光で照射され、その原稿からの反射光が
ミラー22、23、24を介してレンズ25に導かれ
る。このレンズ25を通過した光は、イメージセンサ2
6の撮像面に結像する。
【0029】そして、原稿の画像を主走査方向に1ライ
ン毎にイメージセンサ26で読み取りながら、スキャナ
ユニット21を副走査方向に搬送することによって原稿
の画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画
像は、イメージセンサ26によって画像データに変換さ
れて出力される。イメージセンサ26から出力された画
像データは、図示しない画像信号制御部(画像処理回
路)において所定の処理が施された後、プリンタ13の
図示しない露光制御部(レーザ制御回路)にビデオ信号
として入力する。
【0030】プリンタ13の露光制御部は、入力された
画像データに基づき、レーザ素子(図示せず)から出力
されるレーザ光を変調し、変調されたレーザ光は、ポリ
ゴンミラー27によって走査されながら、レンズ28、
29およびミラー30を介して感光ドラム31上に照射
される。
【0031】感光ドラム31には、走査されたレーザ光
に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム31上
の静電潜像は、現像器33から供給される現像剤によっ
て現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照
射開始と同期したタイミングで、各カセット34、3
5、36、37、手差給紙部38または両面搬送パスか
ら用紙が給紙され、レジストローラを介して画像形成部
に搬送される。
【0032】この用紙は感光ドラム31と転写ローラ3
9との間に搬送され、感光ドラム31に形成された現像
剤像は、転写ローラ39で給紙された用紙上に転写され
る。現像剤像が転写された用紙は、定着部32に搬送さ
れ、定着部32は用紙を熱圧することによって現像剤像
を用紙上に定着させる。定着部32を通過した用紙は、
フラッパおよび排出ローラを経てプリンタ13から外部
(折り装置40)に向けて排出される。
【0033】ここで、用紙をその画像形成面が下向きに
なる状態(フェイスダウン状態)で排出するときには、
定着部32を通過した用紙をフラッパの切換動作により
一旦、反転パス内に導き、その用紙の後端がフラッパを
通過した後、用紙をスイッチバックさせて排出ローラに
よりプリンタ13から排出する。
【0034】また、手差給紙部38からOHPシート等
の硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成する場
合、用紙を反転パスに導くことなく、画像形成面を上向
きにした状態(フェイスアップ状態)で排出ローラによ
り排出する。
【0035】さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面
記録が設定されている場合、フラッパの切換動作によ
り、用紙を反転パスに導いた後、両面搬送パスに搬送
し、両面搬送パスに導かれた用紙を、前述したタイミン
グで感光ドラム31と転写部との間に再度給紙する。
【0036】プリンタ13から排出された用紙は折り装
置40に送られる。この折り装置40は、用紙をZ形に
折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイ
ズのシートで、かつ折り処理が指定されて いる場合、
折り装置40で折り処理を行い、それ以外の場合、プリ
ンタ13から排出された用紙は折り装置40を通過して
フィニッシャ50に送られる。このフィニッシャ50に
は、画像が形成された用紙に挿入するための表紙、合紙
などの特殊用紙を給送するインサータ90が設けられて
いる。フィニッシャ50では、製本処理、綴じ処理、穴
あけ等の各処理が行われる。
【0037】ここで、画像形成装置の像担持体として感
光ドラムを用いたが、感光ベルトで有っても構わない。 [操作部による給紙カセットにおけるタブ紙設定]図2
7は図1における操作部を詳細に示す図である。図27
において、401はコピーの置数や画像移動量などを入
力するときに使用するテンキーである。402はスター
トキーであり、コピージョブをスタートさせるときなど
に使用する。403はストップキーであり、スタートし
たジョブを途中で停止させたいときなどに押下して、ジ
ョブをストップできる。
【0038】404はLCD表示・入力部であり、一般
にコピージョブのモードを設定したり、複写機の動作状
態を表示するために使用される。LCD表示・入力部4
04はタッチパネルディスプレイから構成される。40
5は複写機に関する標準モードに反映させる動作や表示
の設定などを行うユーザモードの各項目の設定を行うた
めのユーザモードキーである。406は節電モードキー
であり、ユーザがコピーなどのジョブ終了後、スタンバ
イ状態で複写機本体を節電する節電モードへ移行するた
めのキーである。
【0039】図28は図27のユーザモードキー405
を押下したときにLCD404に表示される画面を示す
図である。このユーザモードウインドウ500には、設
定されるべき項目が列挙されている。具体的に、コピー
機能、プリンタ機能など複写機のいずれの機能を利用す
るときにも機能全体に及ぶような共通のユーザ仕様を設
定する共通仕様設定キー501、コピー機能に特化した
ユーザ仕様を設定するコピー仕様設定キー502、節電
時間や複写機の電源オフ時間の設定を行なうタイマー設
定キー503、読み取った原稿画像を送信するためのユ
ーザ仕様設定を行う送信仕様設定キー504、複写機の
複写プロセス条件や読み取り濃度などの調整やADFの
ローラクリーニングなどを行う調整/クリーニングキー
505、読み取った原稿やプリント画像データを格納す
る機能であるボックス機能のユーザ仕様設定を行うボッ
クス仕様設定キー506、コピージョブ、プリントジョ
ブ、スキャンジョブなどのレポートの仕様設定を行うレ
ポート仕様設定キー507、プリンタ機能の仕様設定を
行うプリンタ仕様設定キー508、複写機本体の管理者
パスワードなどのシステム設定を行うシステム管理設定
キー509、読み取り画像の送信機能で使用される宛先
登録などを行う宛先表仕様設定キー510などのユーザ
モードにおける設定項目が設けられている。
【0040】図28の共通仕様設定キー501を押下す
ると、多数の設定に関するキーを表示し、この中で記録
紙タイプ登録キーを押下すると、図29のような画面に
遷移する。図29は記録紙タイプの設定画面を示す図で
ある。そこで、各給紙カセットにどのような種類(普通
紙、色紙、タブ紙など)の記録紙が挿入されているかを
LCD表示・入力部304上で明示的にするために、そ
の記録紙タイプを登録するためのキー521〜525を
押下して、カセットの用紙タイプを設定する。
【0041】図30は記録紙タイプをタブ紙と設定した
ときに表示される画面を示す図である。タブ紙と設定す
ると、タブ紙分割数入力サブウインドウ540が表示さ
れる。ここで、分割数とは、市販のタブ紙が、通常、異
なる位置に耳部(タブ部)を持つタブ紙を順番に1枚ず
つ重ねた構成を1セットとし、複数セットを1束とし市
販されており、このタブ紙1セット当たりの枚数を指
す。マイナスキー541とプラスキー542により、分
割数表示窓543に表示される分割数を設定する。タブ
紙は、5枚1セットになった5タブ紙が一般的である
が、本実施形態では1枚1セットの1タブ紙から20枚
1セットになった20タブ紙までを扱えるように設定で
きる。
【0042】このように1セット当たりの分割数を予め
登録しておくことにより、後述するように、タブ紙をコ
ピーする際、複写機本体に挿入されているタブ紙の給紙
部とその分割数を入力する手順を減らすだけでなく、ネ
ットワークを通してネットワーク上の機器から、どの給
紙部に何分割のタブ紙が挿入されているかの問い合わせ
があった場合、正確に応えることができる。
【0043】[紙送りタイミングと画像書き出しタイミ
ング]図2は感光ドラムに至る紙搬送パスに配置された
印字位置調整機構を示す図である。図において、205
は紙搬送パスである。31は前述した感光ドラムであ
る。202は感光ドラム31に潜像を形成するレーザ素
子である。尚、このレーザ素子202の配置は便宜的に
描かれており、実際の配置とは異なる。203は紙搬送
ローラ(レジストローラ)であり、紙搬送パス205に
沿って送られてくる用紙を一旦レジストローラ203に
突き当てて、滞留させた後、所定の紙送りタイミングに
合わせて感光ドラム31側に送り出す。204は用紙位
置を検出するために画像を読み取る画像読取センサ(イ
メージセンサ)であり、CCDやCIS等の光電変換素
子アレイから構成される。本実施形態ではCIS(コン
タクトイメージセンサ)が用いられる。このCIS20
4はレジストローラ203から距離L1(図3参照)だ
け離れた感光ドラム側に配置されている。
【0044】図3は紙送りタイミングと画像形成タイミ
ングとの関係を示す図である。画像形成動作を行う際、
前述したように、レジストローラ203から送り出され
た用紙は、紙搬送パス205に沿って感光ドラム31側
に搬送される。このとき、レジストローラ203から送
り出された用紙が、L1+L2だけ進んだ所でレーザを
感光ドラム31に照射するよう制御される。例えば、レ
ジストローラ203がオンしてから、シートがL1+L
2進む時間に相当する時間をタイマーでカウントし、そ
の時間の経過に応じてレーザを感光ドラム31に照射す
る。
【0045】そして、更に高精度に書き出し位置を調整
するために、用紙の紙送り方向(便宜上、副走査方向と
いう)のタイミング、およびこの紙送り方向に対して垂
直方向(便宜上、主走査方向という)のタイミングを検
知し、レーザ光による書き出しを制御する必要がある。
【0046】すなわち、CIS204で用紙の先端位置
が検知されてから画像形成の開始時期を決定して、用紙
が距離L2だけ進んだときにレーザによる書き出しを開
始することで、副走査方向の画像の書き出し位置を調整
することができる。従って、距離L2は、CISが、用
紙の先端を検出してから、用紙の送り方向とこの用紙の
送り方向に対して垂直方向のズレを検出して、それぞれ
の方向におけるレーザ光の書き出しのタイミングを設定
するまでの時間に相当する距離を少なくとも有している
ことが必要になる。
【0047】また、通常の画像形成装置はシートの搬送
スピードと感光ドラム31の回転速度は等しく設定され
ているので、CIS204から距離L2だけ進んだ位置
から転写ローラ39と感光ドラム31のニップ位置であ
るシートへの転写位置までの距離と、レーザの書き出し
位置からシートへの転写位置までの感光ドラム31上の
円周距離とが等しいことを意味する。
【0048】そして、CIS204で用紙の横端位置
(横レジ)が検知されると、ビームディテクタ(BD)
108からCIS204の下端までの距離L3に、CI
S204の下端から用紙の横端位置までの距離xを加え
た距離(x+L3)を算出し、ビームディテクタ108
によってレーザ光が検知されてから上記算出された距離
だけレーザ光が主走査方向に振られた後、レーザによる
書き出しを開始することで、主走査方向の画像の書き出
し位置を調整することができる。
【0049】このようなレーザ光による副走査方向およ
び主走査方向の画像の書き出し位置の調整は、後述する
タイミングコントロールユニット(TCU)105によ
って行われる。すなわち、TCU105は、レジストロ
ーラ203をオンにして用紙の搬送を開始させた後、C
IS204からの検知信号に基づき、書き出しタイミン
グをレーザ制御回路27に出力する。レーザ制御回路2
7は、TCU105から出力された書き出しタイミング
に同期して、画像処理回路(図示せず)から送られてき
た画像信号を基にレーザ素子202を駆動する。
【0050】[CISの構成]図4はCIS204の構
成を示す図である。このCIS204は、画像読取部2
05およびLED発光部206から構成される。画像読
取部205は、受光素子群およびシフトレジスタが1チ
ップ内に内蔵された複数のチップ(1〜n)211〜2
18、セレクタ215および出力部(エミッタフォロワ
回路)216から構成される。
【0051】このCIS204では、受光した光エネル
ギーをアナログデータ(電位)に変換し、外部(後述す
るTCU105)から入力されるロード信号をトリガと
して、チップ1〜nまでの全データはシフトレジスタ2
11b〜218bにロードされる。シフトレジスタ21
1b〜218bは、セットされたデータを、外部クロッ
ク(CLK)に同期させて出力側にシフトしていく。各
チップ1〜nの出力信号は、セレクタ215に接続され
ており、制御回路(TCU105)からのセレクタ信号
に応じて、出力すべき領域に相当するチップが選択さ
れ、そのデータは出力部216に出力される。尚、セレ
クタ信号の変更がない限り、出力されるデータは選択さ
れたチップのものとなり、繰り返し出力される。また、
2つのチップに跨る領域の検知を行う場合、セレクタ信
号の切り替え制御を行うことで容易に実行可能である。
【0052】本実施形態では、1チップ分の検知動作
で、1ライン分の検知動作と同等の効果を得ることがで
きる。その検知時間は、動作クロック(CLK)×1チ
ップ当たりの受光素子数である。したがって、チップ数
をnとすると、従来の図25に示したCISと比べ、1
/nの時間で検知動作が終了する。CISのチップ数を
「8」とした場合、その検知時間の目安は、1/8=
0.125msec/lineとなり、PS=800m
m/secの場合でも、800mm/sec×0.12
5msec=0.1mmとなり、POD市場の要求を十
分に満たすことが可能となる。
【0053】本実施形態では、チップ数は8個設けられ
ている(n=8)。各チップ内の受光素子群には、それ
ぞれ1000個の読み取り画素が設けられている。
【0054】CIS全体で有効画素数8000個の読み
取り画素のうち、副走査方向の読み取り(後述する先端
および斜行検知)には、先頭に位置するチップ(1)2
11内の1000個の読み取り画素が使用される。一
方、主走査方向の読み取り(後述する横端検知)には、
残りの7チップ(2〜8)212〜218内の7000
個の読み取り画素が使用される。尚、上記複数のチップ
の合計である有効画素数は一例であり、特に限定される
ものではなく、任意の数でよい。また、チップ分割も、
本実施形態の1:(n−1)に限らず、任意の分割数で
よい。
【0055】画像読取部205では、TCU105から
のセレクタ信号によってセレクタ215が特定のチッ
プ、例えば先端および斜行検知に使用されるチップ21
1だけを有効に選択すると、受光素子群211aで検知
された画像信号は、TCU105からのロード信号(C
IS−SH)によって一旦、シフトレジスタ211bに
読み出された後、TCU105からのクロック(CL
K)に従って順次、シフトレジスタ211bからセレク
タ215を介して出力部216に転送される。出力部2
16は転送されたシリアルの画像信号をパラレルデータ
に変換し、CISデータとして出力する。
【0056】また、TCU105からのセレクタ信号に
よってセレクタ215が横端検知に使用されるチップ2
12〜218を有効に選択すると、各受光素子群212
a〜218aで検知された画像信号は、TCU105か
らのロード信号によって一旦、シフトレジスタ212b
〜218bに読み出された後、TCU105からのクロ
ック(CLK)に従って順次、シフトレジスタ212b
〜218bからセレクタ215を介して出力部216に
転送される。出力部216は、転送されたシリアルの画
像信号をパラレルデータに変換し、CISデータとして
出力する。
【0057】一方、LED発光部206は、直列に接続
されたLED群が複数並列に接続されたLED部22
1、および各LED群のカソード側に接続され、各LE
D群に流れる電流を調節するLED電流調節回路222
から構成される。LED電流調節回路222は、TCU
105からの光量制御データにしたがって、LED部2
21の全体のLED発光量を調節する。
【0058】図5は先端検知、斜行検知および横端検知
を行う際のCIS204のクロック(CLK)、ロード
信号(CIS−SH)および画像信号の変化を示すタイ
ミングチャートである。先端検知および斜行検知の場合
(図中、A、C)、使用される受光素子群211aは1
チップ分であり、ロード信号によって繰り返し読み出さ
れる電荷蓄積時間は短くなる。この場合、TCU105
からの光量制御データによって、LED電流調節回路2
22によるLED電流値を高く設定し、LED発光量を
多くすることにより、読み取り画像のS/N比の低下を
防ぐ。一方、横端検知の場合(図中、B)、使用される
受光素子群212a〜218aは7つであり、ロード信
号によって繰り返し読み出される電荷蓄積時間は比較的
長くなる。この場合、TCU105からの光量制御デー
タによって、LED電流調節回路222によるLED電
流値を低く設定し、LED発光量を少なくしても、読み
取り画像のS/N比を維持できる。
【0059】図6は用紙の通過領域に対するCIS20
4の配置を示す図である。CIS204は、用紙107
の搬送方向に対して垂直方向に読み取り画素が並ぶよう
に配置される。しかも、CIS204の一端が通過する
用紙107の略中央の位置となり、他端が通過する用紙
107の横端を越えた位置となるように、CIS204
は配置される。CIS204の用紙107の略中央側に
は、チップ(1)211が位置し、横端を越えた側に
は、チップ(8)218が位置する。
【0060】図7はCIS204における先端検知領域
および横端検知領域を示す図である。先端(斜行)検知
領域は、前述したように、用紙107の略中央側に位置
するCIS204内の受光素子群211aに含まれる1
000画素分に相当し、先端(斜行)検知を行っている
間、残りのCIS内の読み取り画素は使用されない(図
中、×で表示)。一方、横端検知領域は、CIS204
内の残りの受光素子群212a〜218aに含まれる7
000画素分に相当し、横端検知を行っている間、先端
検知で使用される受光素子群211aの1000画素分
は使用されない(図中、×で表示)。
【0061】このように、先端検知や横端検知にそれぞ
れの検出に適したCIS204の読み取り画素の必要な
画素データのみを取り込むような処理を実施して、それ
ぞれの検知に不必要なデータをなるべく取り込まないよ
うにしている。
【0062】特に、セレクタ215により、先端検出す
る際の1000画素分のデータの取り込み位置を自由に
選択できるので、CISが用紙の主走査幅の中央よりも
比較的長い場合であっても、用紙の中央部分に相当する
1000画素という最小単位のデータの取り込みだけで
十分な用紙先端検出を可能とし、且つ不要なデータを取
り込まずに済み、先端検出の高速処理を可能にする。
【0063】[CISの使い方]図8は用紙を検知する
際に用いられるCISのチップ配置を示す図である。具
体的に、以下の(i)、(ii)、(iii)に示すように、
搬送されてくる用紙の種類によって、使用されるCIS
内のチップが異なる。
【0064】(i)搬送されてくる用紙が通常の用紙で
ある場合、つまり、紙先端の一部にCISで検知できな
い画像領域がある紙やタブ紙等の特別紙以外の紙である
場合、副走査方向のタイミング検知を行う際、搬送され
てくる紙のほぼ中央近辺に相当するチップを選択し、検
知領域を1チップに限定する(図中、C4もしくはC
5)。これにより、検知速度を上げることが可能であ
る。例えば、1ラインが8チップから構成されている場
合、検知速度は8倍となる。
【0065】(ii)図8に示すように、用紙がタブ付き
の出力用紙(タブ紙)であり、タブ位置を先頭として、
搬送されてくる場合、操作部から入力されるタブ位置の
情報を基に、予めタブ位置を予想し、その位置に相当す
るチップを選択する。図においては、C2もしくはC3
のチップで確実に検知可能である。この場合も検知速度
は8倍となる。また、タブの位置は、シートにより異な
るので、タブシート毎に、チップの選択を変える。タブ
位置を検出することにより、特にタブシートのタブ部分
の記録精度を上げることができる。また、設定されたタ
ブシートが実際に搬送されているかどうかの判断も可能
になる。さらに、タブ位置以外の位置に相当するチップ
を外し、タブ位置に相当するチップだけを選択すること
で、不要なデータを取り込まずに済み、先端検出を高速
に処理できる。
【0066】上記実施形態では、タブの位置そのものを
検出しているが、もともとタブの位置がわかっているな
らば、明らかにタブ部分とは重ならない部分のチップを
選択して先端検出してもよい。タブ部分の記録位置は、
タブ位置の情報に基づいて容易に算出されて、画像形成
可能であるが、タブ部分が非常に小さい場合、先端検出
が正確にできない場合がある。この場合は、タブ部分で
はないチップを選択して先端検出や斜行検出をすること
が効果的である。その先端検出・斜行検出の値と横レジ
検出の値を基にして、タブ部分への記録精度を容易に向
上させることが可能である。
【0067】(iii)用紙に予め印刷されている部分が
あり、CISで紙のエッジ部を検知できない用紙が搬送
されてくる場合、外部から入力される検知禁止領域の情
報を基に、紙のエッジ部が検知可能である領域を予想
し、その位置に相当するチップを選択する。この場合
も、同様に検知速度は8倍となる。
【0068】こうして紙先端の検知が完了した時点で、
次に用紙の主走査方向のズレ量を検出するために、主走
査方向の紙エッジ部(横端)の検知を行う。また、搬送
されてくる用紙は様々であるが、そのサイズはCIS2
04に用紙が搬送されてくるまでに既に決定されている
ので、ある程度、紙エッジ部の領域を予想することは可
能である。例えば、図8における最大用紙の場合、チッ
プ8(C8)で紙エッジ部を検知可能であり、最小用紙
の場合、チップ6(C6)で紙エッジ部を検知可能であ
る。そして、用紙がCIS204の上に存在している
間、所定のタイミングで検知を開始する。予想されたエ
ッジ部の領域に該当するチップを選択し、エッジ部が検
知された場合、検知の実行を終了する。一方、予想した
領域にエッジ部が検知されない場合、セレクタ215に
よりその隣接したチップを選択し、エッジ部の検知を実
行する。
【0069】図9はCIS204の最大検知幅を示す図
である。画像形成装置で使用される最大用紙幅をLma
xとし、最小用紙幅をLminとすると、最大検知幅X
は、ほぼ1/2(Lmax−Lmin)となり、このよ
うな最大検知幅Xを有するCIS204を用いればよい
ことがわかる。
【0070】ここで、CISを先端(斜行)検知に用い
た場合の有用性について示す。例えば、紙送り速度(P
S)を800mm/S、最大検知幅(X)を100m
m、主走査/副走査分解能Ph,Pvをそれぞれ0.0
5mmとした場合、センサ1ラインの読み取り周期=P
S/Pv=16KHz、センサ画素数=X/Ph=20
00ドットとなり、通常のセンサの使用方法では、VC
LK=16KHz*2000dot=32MHzとな
る。つまり、32MHzで動作可能なセンサが求められ
る。
【0071】しかし、本実施形態で示す方式では、仮に
副走査方向の読み取りに使用される画素数を1/10の
200ドットとすることにより、VCLK=16KHz
*200dot=3.2MHzとなる。つまり、3.2
MHzで動作可能なセンサを使用でき、安価なCISを
採用できる。また、主走査方向の読み取りでは、クロッ
クVCLKを3.2MHzに設定したので、10ライン
距離が進む間に1回しか検知できないことになるが、横
端検知であるので、遅くてもよい。
【0072】また、先端検知と斜行検知に利用される画
素データとして、主走査方向に複数画素を利用している
ので、従来の単一の光学式センサやメカニカルな紙検知
センサに比べて、先端検知用のセンサを必要しないた
め、部品点数の軽減により画像形成装置をよりコンパク
トにすることができる。
【0073】そして、先端検知と斜行検知の検知後に横
端検知を行うことにより、それぞれの検知方法として別
の手法を採用でき、それぞれの検知に適した検知方法の
採用により、検知精度を向上することが可能になる。
【0074】特に、先端検知において、主走査方向の一
部の複数画素のデータを利用することは、検出精度向上
に寄与する。何故なら、同一の読み取りクロックで複数
全画素を読み取る場合と比べて、読み取り周期が短くな
り、用紙搬送方向の画素データ密度が高くなるので、結
果として検出精度が向上する。
【0075】そして、シーケンス上、シートの先端が最
初にCISに検知されるのに、シートの先端検知を先に
処理せずに、先端検知と横端検知を同時に行うと、横端
検出をするためにはCISの複数の全画素を読み取らね
ばならず、先端検知の周期が長くなってしまうので精度
の高い先端検出ができない。従って、先端検知(斜行検
知)後に横端検知するといった順番で処理することは、
より正確な先端検知を可能にする。
【0076】更に、先端検知と横端検知を別々に実行す
ることによって、それぞれ最適な検知周期で検知処理を
最短時間に設定できるので、レジストローラと画像形成
部の間隔のL2に相当する搬送距離を短くでき、装置を
コンパクトにすることが可能になる。 [用紙検知処理の概略]ここでは、用紙検知処理の一例
を示す。副走査方向検知の場合、ロード信号(シフトパ
ルス)によりセレクタ215により選択されたチップ1
内の受光素子群211aからシフトレジスタ211bに
画像データが移され、出力部216を介してCISデー
タが出力される。一方、主走査方向検知の場合、セレク
タ215により選択されたチップ2〜8内の受光素子群
212a〜218aからシフトレジスタ212b〜21
8bに画像データが移され、チップ8、チップ7、…、
チップ2の順に出力部216を介してCISデータが出
力される。
【0077】図10はCISによる画像読み取りから用
紙検知を行うまでの処理回路の一例を示す図である。C
IS204で順次読み取られ、出力される画像データ
は、制御回路内のアナログプロセッサ701に順に転送
され、アナログプロセッサ701内部のサンプルホール
ド回路702によって画素毎にアナログレベルの画素デ
ータに変換される。さらに、画素データは、A/D変換
回路703によりデジタル値に変換されると、主走査方
向平均化回路704により主走査方向の平均化処理が行
われる。
【0078】図11は主走査方向平均化回路704にお
ける主走査方向の平均化処理を示す図である。図には、
A/D変換回路703から出力された1ライン分の画素
データの配列が示されている。ここで、1番目の画素値
をData(1)、2番目の画素値をData(2)、
x番目の画素値をData(x)で表す。例えば、x番
目から(x+Hn)番目までの画素範囲で画素値を平均
化することにより、各ライン毎の主走査方向の平均化処
理が行われる。さらに、主走査平均値HAveData
を、副走査方向平均化回路705により複数ラインVn
で平均化することにより、副走査平均値VAveDat
aを得る。そして、制御信号710にしたがって、セレ
クタ709は主走査平均値HAveData/副走査平
均値VAveDataのどちらかを選択する。本実施形
態では、制御信号710は検知機能モード信号である。
【0079】副走査方向の検知の場合、比較回路706
によって主走査平均値HAveDataと用紙の白レベ
ルであるしきい値Thとを比較する。一方、主走査方向
の検知の場合、同様に、比較回路706によって副走査
平均値VAveDataと用紙の白レベルであるしきい
値Thとを比較する。いずれにおいても、平均値Ave
Data>Thである場合、紙有りを検知し、AveD
ata<Thである場合、紙無しを検知する。
【0080】尚、上記平均化処理はノイズ、ゴミ画素の
除去を行い、検知信頼度を向上させる処理であるが、所
定時間の処理であるので、タイミング制御のばらつき要
因とはならず、本実施形態の用紙の検知に何ら制約を与
えるものではない。また、図10に示す処理回路は一例
であり、後述するように、その他の回路で構成されても
よいことは勿論である。
【0081】このように、本実施形態では、1つのCI
S204を用いて、非常に短い時間で副走査方向の紙先
端検知を行えるとともに、主走査方向の紙横端検知も行
うことができる。そして、制御回路内の各部に副走査タ
イミングおよび主走査位置情報を通知することにより、
出力用紙に画像を正確に記録することが可能となる。
【0082】[制御回路の構成]図12は制御回路の構
成を示すブロック図である。制御回路51は画像処理回
路52、レーザ制御回路(V−CNT)27およびタイ
ミングコントロールユニット(TCU)105を有す
る。画像処理回路52には、イメージセンサ26によっ
て読み取られた画像データが記憶される画像メモリ(P
−MEM)56、およびこの画像メモリ56に記憶され
た画像データを処理するCPU57が設けられている。
【0083】レーザ制御回路27は、画像処理回路52
から画像データに応じて出力される信号を基に、レーザ
素子202に駆動信号を出力する。レーザ素子202へ
の駆動信号の出力は、TCU105からのタイミング信
号に同期して行われる。TCU105は、CIS204
にCIS制御信号を出力するとともに、CIS204で
読み取られたCISデータを入力し、このCISデータ
を基にレーザ制御回路27に対してタイミング信号を出
力する。このタイミング信号には、垂直同期信号VSY
NC、クロックVCLK、水平同期信号HSYNCのレ
ーザ書き出し信号の他、レジストローラ203を駆動す
る信号(レジON信号)等が含まれる。
【0084】図13はTCU105の構成を示すブロッ
ク図である。TCU105は、カウンタ(counte
r)61、レジON部62、先端検知部63、横端検知
部64、CISコントローラ65、CIS先端検知用短
周期設定部66、先端エラー検知部67、CIS横端検
知用長周期設定部68、横端エラー検知部69およびシ
ーケンス終了設定部(SEQ END)70を有する。
【0085】カウンタ(counter)61は、シー
ケンススタート信号(SEQ START)により起動
し、一定周期のクロックを計数する。レジON部62
は、レジストローラ203の駆動をオン/オフにする。
先端検知部63は、CIS204から入力されたCIS
データを基に、用紙の先端位置を検知する。横端検知部
64は、同様にCIS204から入力されたCISデー
タを基に、用紙の横端位置を検知する。
【0086】CISコントローラ65は、CIS204
に対し、ロード信号(CIS−SH)、クロック(CI
S−CLK)、セレクタ信号、光量制御データ等のCI
S制御信号を出力する。CIS先端検知用短周期設定部
66には、用紙の先端検知を行う際、CIS204に入
力されるロード信号(CIS−SH)の短周期TSが設
定される。一方、CIS横端検知用長周期設定部68に
は、用紙の横端検知を行う際、CIS204に入力され
るロード信号(CIS−SH)の長周期TLが設定され
る。本実施形態では、この長周期TLは短周期TSの7
倍の時間である。
【0087】先端エラー検知部67は、先端検知部63
によって検知された用紙の先端位置が所定範囲から外れ
た場合、エラー信号(ERR)を生成する。同様に、横
端エラー検知部69は、横端検知部64によって検知さ
れた用紙の横端位置が所定範囲から外れた場合、エラー
信号(ERR)を生成する。シーケンス終了設定部70
には、用紙1枚の印刷を終了させるシーケンスのカウン
ト値が設定される。
【0088】図14は先端検知部63の構成を示すブロ
ック図である。先端検知部63は、複数のエッジ回路
(EDDGE)81、タイミング発生回路82、カウン
タ83および斜行量設定部84を有する。各エッジ回路
(EDDGE)81には、CIS204の受光素子群2
11a内の画素位置を指定するレジスタ信号(REG1
〜REGn)がCISデータとともに入力される。そし
て、カウンタ83からのカウント信号に同期して指定さ
れた画素位置で「紙無し→紙有り」が検知されると、そ
のエッジ回路(EDDGE)81はエッジ(EDDGE
1〜n)信号を発生させる。
【0089】タイミング発生回路(TIMING)82
は、上記発生した複数のエッジ(EDDGE1〜n)信
号の平均化処理を行って先端検知信号(VREQ)を出
力するとともに、上記発生した複数のエッジ(EDDG
E1〜n)信号を用いて斜行量を検知し、検知された斜
行量が斜行量設定部84に予め設定された斜行量(RE
G)に比べて大きい場合、斜行エラー信号(斜行ER
R)を出力する。尚、先端検知を行う場合、特定の画素
単体だけを用いてもよいが、本実施形態では、前述した
ように、複数の画素を用いることでノイズ等の影響を除
去している。また、先端検知では、複数の画素を用いて
いるので、従来の単一の光学センサやメカニカルなセン
サによるものと比べて、より先端検知精度が向上してい
る。
【0090】カウンタ83は、ロード信号(CIS−S
H)およびクロック(CIS−CLK)を基に、複数の
エッジ回路(EDDGE)81にカウント信号を出力す
る。
【0091】先端検知手段において複数の読取画素から
読み出されたシートの先端を表すデータを基に、シート
の斜行量を検知するので、シートの斜行量の計算とシー
トの先端位置検知を同時に実行でき、処理時間を短縮す
ることが可能になる。
【0092】従って、用紙に画像が形成される前に正確
に斜行を検知することができ、斜行によって印字品位の
低い画像が形成された用紙を出力しないで済む。
【0093】[紙送り/画像形成シーケンス]図15は
TCU105の動作を示すタイミングチャートである。
紙搬送パス205に沿って用紙107がレジストローラ
203まで搬送され、レジストローラ203で用紙10
7が滞留している状態で、本実施形態の紙送り/画像形
成シーケンスが開始する。シーケンススタート信号(S
EQ START)がカウンタ61に入力すると、カウ
ンタ61は一定周期のクロックの計測を開始する。カウ
ンタ61のカウント値がタイミングaになると、レジO
N部62はレジ信号をHレベルにしてレジストローラ2
03をオンに駆動する。
【0094】そして、カウント値がタイミングbになる
と、CIS204における先端検知モードの動作を開始
する。先端検知モードでは、TCU105はCIS先端
検知用短周期設定部66に設定された短周期TSでロー
ド信号(CIS−SH)をCIS204に出力する。こ
れにより、先端検知部63は、CIS204内の受光素
子群211aからのCISデータだけを読み取る。
【0095】カウント値がタイミングcになったときに
用紙の先端が検知されると、先端検知部63はCISコ
ントローラ65に先端検知信号VREQを出力するとと
もに、CIS204における横端検知モードの動作を開
始させる。CISコントローラ65が先端検知信号VR
EQに応じた垂直同期信号VSYNCをレーザ制御回路
27に出力すると、レーザ制御回路27は、CISコン
トローラ65からの垂直同期信号VSYNCを基に、垂
直余白を考慮してレーザによる副走査方向の書き出し位
置を調整する。図16はレーザによる書き出し位置調整
を示す図である。尚、カウント値がタイミングc'(c'
>c)に達しても、用紙の先端位置が検知されない場
合、CISコントローラ65は、先端エラー信号(先端
ERR)を出力する。
【0096】横端検知モードでは、TCU105はCI
S横端検知用短周期設定部68に設定された長周期TL
でロード信号(CIS−SH)を出力する。これによ
り、横端検知部64は、CIS204内の特定領域の受
光素子群212a〜218aからのCISデータだけを
読み取る。
【0097】カウント値がタイミングdになったときに
用紙の横端位置が検知されると、CISコントローラ6
5は、CIS204の動作を停止させ、水平同期信号H
SYNCおよびクロックVCLKをレーザ制御回路27
に出力する。レーザ制御回路27は、水平同期信号HS
YNCおよびクロックVCLKを基に、レーザによる主
走査方向の書き出し位置を設定する(図16参照)。
尚、カウント値がタイミングd'に達しても、横端位置
が検知されない場合、横端エラー信号(横端ERR)を
出力する。
【0098】[斜行検知]つぎに、CIS204によっ
て搬送されるシートの先端検知を行う際、同時に斜行量
検知を行う場合を示す。シートの斜行量検知では、シー
トの先端検知と同様、CIS204の1チップ内の受光
素子群211aだけが用いられる。すなわち、CIS2
04の全体検知領域に含まれる8000画素のうち、特
定領域の1000画素で先端検知とともに斜行量検知を
行う。以後、このような先端検知による斜行量を先端斜
行量という。
【0099】図17はCIS204の先端検知による読
み取り画像から得られる先端斜行量を示す図である。図
中、横軸は副走査方向の搬送距離を示し、縦軸は主走査
方向の画素の並びを示している。マス目に区切られた各
読み取り画像は、任意の画素数(例えば10〜100画
素)の読み取り画素から読み取られた画像の平均値を表
しており、図中、黒い画像の部分は用紙が読み取られて
いることを示す。黒い画像で示されるマス目の境界部分
の傾きは、後述するように、先端斜行量を示しており、
その値はdH/dVで表される。
【0100】ここで、用紙の搬送方向に対し、読み取り
画素が正確に垂直方向に並ぶように、CIS204が取
り付けられている場合、算出される先端斜行量は用紙の
斜行量に等しいものとなる。しかしながら、実際には、
CIS204は必ずしも正確に取り付けられているとは
限らず、読み取り画素の配列が前述した垂直方向から僅
かでもずれていると、その補正を行って先端斜行量を算
出する必要がある。そこで、本実施形態では、用紙の横
端検知を少なくとも2箇所で行い、これから算出される
横端検知による斜行量(横端斜行量)は正確な用紙の斜
行量であると想定し、その値を基に先端斜行量を補正す
る。そして、補正値が求まった後は、先端検知による先
端斜行量だけで用紙の正確な斜行量を算出することとす
る。
【0101】図18はCIS204の横端検知によって
得られる横端斜行量を示す図である。用紙の横端検知に
よって少なくとも2箇所の横端位置が検知されると、各
横端位置X1、X2と、横端検知間の搬送距離Lとを用
い、横端斜行量は(X1−X2)/Lで表される。
【0102】この横端斜行量を用いて、CISの取付角
度誤差による先端斜行量の補正値を算出し、算出された
取付角度誤差が所定値以上である場合、CISの取り付
けを再度調整する。このように、斜行量検知は、CIS
の取付角度調整時や調整モード時に行われる。
【0103】そして、CISの取付角度が調整された
後、用紙の先端検知によって得られる補正後の先端斜行
量が所定量以上である場合、操作者に警告を発し、それ
以降の画像形成動作を停止する。
【0104】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の
形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであっても適用可能である。
【0105】例えば、上記実施形態では、CISによる
用紙の先端検知によって副走査方向の画像形成タイミン
グを取得していたが、装置の構成よっては、先端検知の
代わりに、CISによる用紙の後端検知によって副走査
方向の画像形成タイミングを取得してもよい。
【0106】また、上記実施形態では、CISの全検知
領域を1:7に分割し、それぞれ先端(斜行)検知領
域、横端検知領域に使用していたが、この分割は任意で
あってよく、また、分割する代わりに、横端検知では、
全検知領域を使用し、先端(斜行)検知では、一部の検
知領域だけを使用するようにしてもよい。
【0107】さらに、上記紙送り/画像形成シーケンス
はハードウェア回路によって実現されていたが、ハード
ウェア回路の代わりに、CPUがプログラムを実行する
ことによるソフトウェア制御で実現してもよい。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、センサ読み取り範囲を
用途に合わせて設定しているので、シート搬送方向の検
知速度を高速化できる。すなわち、高速印字の画像形成
装置であっても高解像度の印字位置精度を確保できる。
また、選択回路は、タブ位置以外の位置に相当するチッ
プを外し、タブ位置に相当するチップだけを選択するの
で、不要なデータを取り込まずに済み、先端検出を高速
に処理できる。
【0109】また、同一のセンサで用紙の搬送方向に垂
直な方向の検知も行うので、部品を削減できる。さら
に、従来のCISの構成に対し、セレクタ機能を追加す
るたけで任意の内部チップを選択することが可能とな
り、最短の検知時間で用紙のエッジ部を精度良く検知で
きる。すなわち、汎用品のCISの内部制御基板の簡易
な変更で済むので、開発期間の長期化、コストアップ等
の支障を来さない。
【0110】このように、CIS動作クロック速度を上
げるような困難または複雑な変更を行うことなく、読み
取り速度を向上でき、高速POD製品を実現可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像形成装置の構成を示す
図である。
【図2】感光ドラムに至る紙搬送パスに配置された印字
位置調整機構を示す図である。
【図3】紙送りタイミングと画像形成タイミングとの関
係を示す図である。
【図4】CIS204の構成を示す図である。
【図5】先端検知、斜行検知および横端検知を行う際の
CIS204のクロック(CLK)、ロード信号(CI
S−SH)および画像信号の変化を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】用紙の通過領域に対するCIS204の配置を
示す図である。
【図7】CIS204における先端検知領域および横端
検知領域を示す図である。
【図8】用紙を検知する際に用いられるCISのチップ
配置を示す図である。
【図9】CIS204の最大検知幅を示す図である。
【図10】CISによる画像読み取りから用紙検知を行
うまでの処理回路の一例を示す図である。
【図11】平均化処理を示す図である。
【図12】制御回路の構成を示すブロック図である。
【図13】TCU105の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】先端検知部63の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】TCU105の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図16】レーザによる書き出し位置調整を示す図であ
る。
【図17】CIS204の先端検知による読み取り画像
から得られる先端斜行量を示す図である。
【図18】CIS204の横端検知によって得られる横
端斜行量を示す図である。
【図19】従来の画像形成装置における印字位置調整機
構を示す側面図である。
【図20】図19の印字位置調整機構の一部を示す平面
図である。
【図21】他の従来の画像形成装置における印字位置調
整機構を示す側面図である。
【図22】上記従来例1、2の印字位置調整機構により
用紙の所望位置に画像が形成される様子を示す図であ
る。
【図23】検知誤差によって生じる印字精度の低下を示
す図である。
【図24】(A)誤差無し、(B)誤差:+1.6m
m、(C)誤差:−1.6mmにおける各出力画像を示
す図である。
【図25】従来のCISの構成を示すブロック図であ
る。
【図26】内部チップがN分割されたCISの並列出力
を示す図である。
【図27】図1における操作部を詳細に示す図である。
【図28】図27のユーザモードキー405を押下した
ときにLCD404に表示される画面を示す図である。
【図29】記録紙タイプの設定画面を示す図である。
【図30】記録紙タイプをタブ紙と設定したときに表示
される画面を示す図である。
【符号の説明】
27 レーザ制御回路 31 感光ドラム 52 画像処理回路 62 レジON部 63 先端検知部 64 横端検知部 65 CISコントローラ 66 CIS先端検知用短周期設定部 68 CIS横端検知用長周期設定部 82 タイミング発生回路 105 タイミングコントロールユニット(TCU) 107 用紙 202 レーザ 203 レジストローラ(レジストクラッチ) 204 CIS(コンタクトイメージセンサ) 211〜218 チップ 211a〜218a 受光素子群 211b〜218b シフトレジスタ 215 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC04 DC10 DE02 DE07 DE09 DE10 ED16 EE02 EH08 3F048 AA01 AB01 BA05 BA21 CB03 CC03 CC17 DC12 5C062 AA02 AA05 AB22 AB32 AC66 BA04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り手段からの信号を基に、搬送さ
    れるシートの有無を検知するシート検知装置であって、 前記読み取り手段は、 複数の受光素子からなり、外光に応じた信号を出力する
    受光素子群、および該受光素子群から出力される信号を
    順次転送するシフトレジスタをそれぞれ内蔵する複数の
    チップと、 前記複数のチップを個別に選択する選択回路と、 該選択されたチップ内のシフトレジスタから転送される
    信号を外部に出力する出力回路とを備えたことを特徴と
    するシート検知装置。
  2. 【請求項2】 前記読み取り手段は、シートの搬送方向
    に対して垂直方向に前記複数のチップが並ぶように、シ
    ート搬送路上に設置され、前記搬送されるシートの先端
    を検知することを特徴とする請求項1記載のシート検知
    装置。
  3. 【請求項3】 前記選択回路は、前記搬送されるシート
    の中央付近に対応するチップを選択し、前記シートの先
    端を検知することを特徴とする請求項2記載のシート検
    知装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送されるシートはタブ紙であり、
    前記選択回路は、入力されたタブ位置情報を基にチップ
    を選択し、タブ位置のシート先端を検知することを特徴
    とする請求項2記載のシート検知装置。
  5. 【請求項5】 前記シートが先端として検知できない画
    像領域を含む場合、前記選択回路は、入力された前記検
    知できない画像領域の情報を基に、該画像領域以外で先
    端検知可能なチップを選択することを特徴とする請求項
    2記載のシート検知装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送されるシートの横端を検知する
    ことを特徴とする請求項2記載のシート検知装置。
  7. 【請求項7】 前記選択回路は、前記搬送されるシート
    が通過する間に、前記先端検知および前記横端検知に使
    用されるチップを切り替えることを特徴とする請求項6
    記載のシート検知装置。
  8. 【請求項8】 前記選択回路は、入力されたシートのサ
    イズ情報を基に、前記シートの横端を検知する際に使用
    されるチップを選択することを特徴とする請求項6記載
    のシート検知装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送されるシートに光を投射する投
    光手段を備え、前記シートからの反射光を受光するコン
    タクトイメージセンサであることを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれかに記載のシート検知装置。
  10. 【請求項10】 読み取り手段からの信号を基に、搬送
    されるシートの有無を検知するシート検知手段と、 前記シート検知手段からの検知信号にしたがって、印字
    開始タイミングを発生するタイミング制御手段と、 前記印字開始タイミングにしたがって、前記搬送される
    シートの所定位置に画像を形成する画像形成手段とを備
    えた画像形成装置において、 前記読み取り手段は、 複数の受光素子からなり、外光に応じた信号を出力する
    受光素子群、および該受光素子群から出力される信号を
    順次転送するシフトレジスタをそれぞれ内蔵する複数の
    チップと、 前記複数のチップを個別に選択する選択回路と、 該選択されたチップ内のシフトレジスタから転送される
    信号を外部に出力する出力回路とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記シート検知手段は、前記搬送され
    るシートの先端を検知する先端検知手段と、前記搬送さ
    れるシートの横端を検知する横端検知手段とを備え、 前記搬送されるシートが前記読み取り手段を通過する間
    に、前記先端検知および前記横端検知に使用されるチッ
    プを切り替えるように、前記選択回路を制御する選択回
    路制御手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 複数の受光素子からなり、外光に応じ
    た信号を出力する受光素子群、および該受光素子群から
    出力される信号を順次転送するシフトレジスタをそれぞ
    れ内蔵する複数のチップと、前記複数のチップを個別に
    選択する選択回路と、該選択されたチップ内のシフトレ
    ジスタから転送される信号を外部に出力する出力回路と
    を備えた読み取り手段を、シートの搬送方向に対して垂
    直方向に前記複数のチップが並ぶように、シート搬送路
    上に設置しておき、前記搬送されるシートの先端を検知
    することを特徴とするシート検知方法。
  13. 【請求項13】 前記選択回路は、前記搬送されるシー
    トの中央付近に対応するチップを選択し、前記シートの
    先端を検知することを特徴とする請求項12記載のシー
    ト検知方法。
  14. 【請求項14】 前記搬送されるシートはタブ紙であ
    り、前記選択回路は、入力されたタブ位置情報を基にチ
    ップを選択し、タブ位置のシート先端を検知することを
    特徴とする請求項12記載のシート検知方法。
  15. 【請求項15】 前記シートが先端として検知できない
    画像領域を含む場合、前記選択回路は、入力された前記
    検知できない画像領域の情報を基に、該画像領域以外で
    先端検知可能なチップを選択することを特徴とする請求
    項12記載のシート検知方法。
  16. 【請求項16】 前記搬送されるシートの横端を検知す
    ることを特徴とする請求項12記載のシート検知方法。
  17. 【請求項17】 前記選択回路は、前記搬送されるシー
    トが通過する間に、前記先端検知および前記横端検知に
    使用されるチップを切り替えることを特徴とする請求項
    16記載のシート検知方法。
  18. 【請求項18】 前記選択回路は、入力されたシートの
    サイズ情報を基に、前記シートの横端を検知する際に使
    用されるチップを選択することを特徴とする請求項16
    記載のシート検知方法。
  19. 【請求項19】 前記選択回路は、前記タブ位置以外の
    位置に相当するチップを外し、前記タブ位置に相当する
    チップだけを選択することを特徴とする請求項4記載の
    シート検知装置。
  20. 【請求項20】 前記選択回路は、前記タブ位置以外の
    位置に相当するチップを外し、前記タブ位置に相当する
    チップだけを選択することを特徴とする請求項14記載
    のシート検知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1794577A1 (en) * 2004-09-17 2007-06-13 De.Vice Scientific Incorporated Optical inspection of flat media using direct image technology
CN100407071C (zh) * 2003-10-31 2008-07-30 夏普株式会社 纸张检测装置和图像形成装置

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