JP2003307948A - 転写制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

転写制御方法及び画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成動作中に転写速度を変化させても、該
転写速度変化に伴うユーザーの待ち時間をなくすこと。 【解決手段】像担持体と、バイアスを印加し被転写体に
前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、制御
手段と、を有する画像形成装置の転写制御方法におい
て、前記転写手段にバイアスを印加する際の電流値及び
電圧値を検知する検知手段を有し、前記像担持体から前
記トナー像を前記被転写体に転写する転写速度を複数設
定可能な構成で、前記制御手段は、所定の転写速度にお
ける前記電流値及び前記電圧値を前記検知手段により検
知し、該検知手段の検知結果に基づいて、その他の転写
速度において用いる前記バイアスの値を設定することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ等
の画像形成装置に係り、詳しくはトナー像の被転写体へ
の転写時に、最適な転写バイアスの設定を行う転写制御
方法、及びこの方法により転写を行う制御手段を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた画像形成装
置においては、主に接触帯電方式を用いた転写手段に対
して、ATVC(Active Transfer Voltage Control)とよ
ばれる、画像を転写する時以外に転写部に電流を流し、
このときの電流電圧値から最適な転写バイアスを設定す
る方法が提案されている。この制御方法について、図1
0を用いて説明する。図10は従来の画像形成装置の説
明図である。
【0003】本図において、像担持体としての101は感
光体ドラム、102は一次帯電手段、103は露光手段、104
は現像装置、105は転写手段、106はクリーナーである。
一次帯電装置102により、感光体ドラム101が一様に帯電
された後、画像信号に応じた露光が露光手段103によっ
てなされることにより、感光体ドラム101上に静電潜像
が形成される。その後、現像装置104によってトナー像
が現像され、感光体ドラム101上のトナー像は転写手段1
05によって転写材Pに転写される。感光体ドラム101上
に残った転写残トナーはクリーナー106によって回収さ
れる。
【0004】本図において、転写手段105は弾性ローラ
ーを用いた接触帯電方式であり、オゾンレス、低コスト
などの利点から、電子写真画像形成装置に従来からよく
用いられている。しかしながら、上記のような転写手段
としての弾性ローラー(以下「転写ローラー」と呼ぶ)
は、製造時の抵抗ばらつきを抑えることが難しいうえ、
雰囲気環境の温湿度変化や耐久劣化などにより抵抗が変
化してしまう。
【0005】このため、転写高圧電源に定電流制御と定
電圧制御の出来る制御手段、及びこのときの電圧、電流
を検知する検知手段をもち、画像形成の前回転時に転写
バイアスを定電流制御を行い、このときの感光体ドラム
101の帯電電位と転写ローラ105の抵抗値に対する最適な
転写電圧とを検知し、画像を転写する際には先に検知し
た転写電圧で定電圧制御を行う方法が知られている。こ
の方式によれば、一度決めた電圧値で、転写材Pのサイ
ズによらず最適な転写を行うことが出来る。
【0006】また一方で、転写部における像担持体と被
転写体の速度について、複数の設定を持つ画像形成装置
についていくつか提案されている。
【0007】特開平09−325625号公報において
は、レーザービームプリンターの高解像度化を実現する
ために、感光体ドラムの周速度を落とすことで、レーザ
ーをスキャンさせるポリゴンミラーの回転速度を高める
ことなく、感光体ドラムへのレーザースキャンの密度を
高めるという方法が示されている。このとき、感光体ド
ラムの回転を落とすのに伴い、転写部の速度も落とすこ
とになる。
【0008】また、特開平08−286528号公報に
よれば、転写材として厚紙やOHTを用いた場合に、画
像の十分なグロスや混色性を確保するために、定着速度
を下げるのが有効であり、これに伴って転写部の速度を
落とす方法が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように転写速度を下げた場合に、転写バイアスが最適値
からずれてしまい、画像の不良が生じるという課題が発
生する。これに対し、上述の特開平09−325625
公報及び特開平08−286528号公報においては、
異なる複数の転写速度の各々においてATVCを実施す
ることで、それぞれの転写速度で最適な転写バイアスが
設定されるとしている。
【0010】しかしながら、画像形成動作の前回転時に
ATVCを行うことは、画像形成時間を長くする原因で
あり、転写速度が変わる際、各々の転写速度に対してA
TVCを行うこの方法では、遅い転写速度の際の画像形
成時間はより長くなるという課題を有していた。また、
画像形成時間を短縮するために、毎回の画像形成動作中
ではなく、所定印字枚数ごとや所定経過時間ごとなど、
特定の時のみにATVCを行う画像形成装置において
も、その都度、転写速度を変えながらATVC動作を行
う必要があり、これらの間にユーザーを長く待たせてし
まうという課題があった。
【0011】そこで本発明の目的は、画像形成動作中に
転写速度を変化させても、該転写速度変化に伴うユーザ
ーの待ち時間をなくすことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の代表的な構成は、像担持体と、バイアスを
印加し被転写体に前記像担持体上のトナー像を転写する
転写手段と、制御手段と、を有する画像形成装置の転写
制御方法において、前記転写手段にバイアスを印加する
際の電流値及び電圧値を検知する検知手段を有し、前記
像担持体から前記トナー像を前記被転写体に転写する転
写速度を複数設定可能な構成で、前記制御手段は、所定
の転写速度における前記電流値及び前記電圧値を前記検
知手段により検知し、該検知手段の検知結果に基づい
て、その他の転写速度において用いる前記バイアスの値
を設定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を図面を用いて説明する。図1は第1実施形態の
画像形成装置における像担持体周辺の概略図である。
【0014】図1は、本発明に係る画像形成装置の概略
を示している。この画像形成装置100は、4つの感光
体ドラム1a〜1dを持ち、中間転写体を用いたフルカ
ラー電子写真画像形成装置であり、各感光体ドラム1a
〜1dの周囲に、帯電ローラー2a〜2d、露光装置3
a〜3d、現像装置4a〜4d、クリーナー6a〜6d
等を有するプロセスユニットPa,Pb,Pc,Pdが
設けられている。これらの各プロセスユニットPa〜P
dにより、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各
色の画像が形成されると共に、各感光体ドラム1a〜1
dは図の矢印方向に回転自在となっている。
【0015】各感光体ドラム1a〜1d上に形成された
画像は、一次転写ローラー53a,53b,53c,5
3dを有する一次転写部において、感光体ドラム1a〜
1dに隣接して移動通過する中間転写ベルト(ベルト状
の像担持体)51上に順次転写され、該中間転写ベルト
51上に転写された画像は、更に二次転写ローラー5
6,57を有する第2の転写部において、紙等の転写材
へ転写される構成となっている。
【0016】以下、図2に基づき、前述したプロセスユ
ニットについて説明するが、4つのプロセスユニットP
a〜Pdは同一の構成となっているので、ここでは、プ
ロセスユニットPaについて説明する。
【0017】本プロセスユニットPaは、図示しない装
置本体によって回動自在に支持された感光体ドラム1a
を備えていて、該感光体ドラム1aは、アルミニウム等
の導電性基体11と、その外周に形成された光導電層1
2を基本構成とする一般的な有機感光体ドラムである。
その中心には支軸13を有し、この支軸13を中心とし
て矢印R1方向に、不図示の駆動手段によって回転駆動
されるようになっている。
【0018】感光体ドラム1aの上方には、帯電ローラ
ー2aが配置されていて、該帯電ローラー2aは、感光
体ドラム1a表面に接してこの表面を所定の極性、電位
に均一に帯電するものであり、ローラー状に構成されて
いる。この帯電ローラー2aは、中心に配置された導電
性の芯金21と、その外周に形成された低抵抗導電層2
2と中抵抗導電層23からなり、芯金21の長手方向の
両端部が不図示の軸受部材によって回転自在に支持され
ていると共に、感光体ドラム1aに対して略平行に配置
されている。
【0019】前記芯金21の軸受部材は、不図示の押圧
手段によって感光体ドラム1aの中心に向けて付勢され
ており、これにより、帯電ローラー2aは、感光体ドラ
ム1a表面に所定の押圧力を持って圧接されている。帯
電ローラー2aは、感光体ドラム1aの矢印R1方向の
回転に伴って矢印R2方向に従動回転する。帯電ローラ
ー2aは、電源24によってバイアス電圧が印加され、
これにより、感光体ドラム1aの表面が均一に接触帯電
されるようになっている。
【0020】感光体ドラム1aの回転方向に沿う帯電ロ
ーラー2aの下流側には、露光装置3aが配設されてい
る。該露光装置3aは、例えば画像情報に基づいてレー
ザー光をOFF/ONしながら走査して感光体ドラム1
a上を露光するもので、画像情報に応じた静電潜像を形
成するものである。
【0021】更に、露光装置3aの下流側に配置された
現像装置4aは、二成分現像剤を収容した現像容器41
を有し、その容器41の感光体ドラム1aに面した開口
部内に現像スリーブ42が回転自在に設置されている。
この現像スリーブ42内には、該現像スリーブ42上に
現像剤を担持させるマグネットローラ43が、現像スリ
ーブ42の回転に対して非回転に固定配置されている。
また、現像容器41における現像スリーブ42の下方位
置には、現像スリーブ42上に担持された現像剤を規制
して薄層の現像剤層に形成する規制ブレード44が設置
されている。更に、現像容器41内には、区画された現
像室45及び撹拌室46が設けられ、その上方には補給
用のトナーを収容した補給室47が設けられている。
【0022】薄層の現像剤層に形成された現像剤は、感
光体ドラム1aと対向した現像領域へ搬送されると、マ
グネットローラ43の現像領域に位置された現像主極の
磁気力によって穂立ちし、現像剤の磁気ブラシが形成さ
れる。この磁気ブラシで感光体ドラム1aの面上を擦る
と共に、現像スリーブ42に、電源48によって現像バ
イアス電圧を印加することにより、磁気ブラシの穂を構
成するキャリアに付着しているトナーが、静電潜像の露
光部に付着して現像し、感光体ドラム1a上にトナー像
が形成される。
【0023】現像装置4aの下流側の感光体ドラム1a
の下方には、中間転写ベルト51を挟んで、転写ローラ
ー53aが配設されている。この転写ローラー53a
は、接地されている芯金531と、その外周面に円筒状
に形成された導電層532によって構成されている。ま
た、該転写ローラー53aは、長手方向の両端部が不図
示のスプリング等の押圧部材によって感光体ドラム1a
の中心に向けて付勢されている。
【0024】これにより、転写ローラー53aの導電層
532は、所定の押圧力で中間転写ベルト51を介して
感光体ドラム1a表面に圧接され、感光体ドラム1aと
転写ローラー53aとの間には転写ニップ部が形成され
る。この転写ニップ部には、中間転写ベルト51が挟ま
れており、感光体ドラム1a表面と転写ローラー53a
間の電位差によって、マイナスに帯電したトナーは、感
光体ドラム1a表面から中間転写ベルト51表面に転写
される。
【0025】像転写後の感光体ドラム1aは、クリーナ
ー6aによって残留トナー等の付着物が除去される。ク
リーナー6aは、クリーナーブレード61および搬送ス
クリュー62を有し、クリーナーブレード62は、感光
体ドラム1aに対して、所定の角度および圧力で不図示
の加圧手段により当接されており、感光体ドラム1a表
面に残留したトナー等を回収する。回収された残留トナ
ー等は搬送スクリュー62によって搬送排出される。
【0026】次いで、図1において、各感光体ドラム1
a〜1dの下方には、中間転写ユニット5が配設されて
いる。この中間転写ユニット5は、中間転写ベルト51
と、転写ローラー53a〜53d、中間転写ベルト駆動
ローラー55、二次転写ローラー56,57、テンショ
ンローラー58、さらに中間転写ベルトクリーナー60
を有している。
【0027】中間転写ベルト51は、PC、PET、P
VDFのような誘電体樹脂によって構成されるが、本実
施形態では、体積抵抗率10Ω・cm(JIS−K6
911法準拠プローブを使用、印加電圧100V、印加
時間60sec、23℃60%RH)、厚みt=90μ
mのPI樹脂を採用した。
【0028】また、転写ローラー53aは、φ8mmの
芯金と、厚さ4mmの導電性ウレタンスポンジ層からな
り、抵抗値は、該転写ローラー53aを、接地された対
向ローラーに500g重の荷重で加圧して、50mm/
secの周速で回転させながら、芯金に100Vの電圧
を印加して測定された電流の関係から求められ、その値
は約10Ω(23℃60%RH)であった。
【0029】感光体ドラム1a〜1d上に形成された各
色のトナー像は、上述のように順次中間転写ベルト51
上に転写された後、該ベルトの回転とともに二次転写部
まで搬送される。一方、このときまでに、給送カセット
8から取り出された転写材Pは、ピックアップローラ8
1を経て搬送ローラー82に供給され、二次転写部にお
いて、二次転写ローラー56,57間に印加される二次
転写バイアスによって上述のトナー像が転写材P上に転
写される。なお、中間転写ベルト51上の転写残トナー
等は、中間転写ベルトクリーナー60によって除去、回
収される。
【0030】さらに、二次転写内ローラー56は、φ1
6mmの芯金と、厚さ7mmの導電性ウレタンソリッド
層からなり、抵抗値は、500g重の荷重の下で接地に
対して該二次転写内ローラー56を50mm/secの
周速で回転させ、芯金に100Vの電圧を印加して測定
された電流の関係から求められ、その値は約105Ω
(23℃50%RH)であった。
【0031】二次転写外ローラー57は、φ16mmの
芯金と、厚さ7mmの導電性EPDMスポンジ層からな
り、抵抗値は、500g重の荷重の下で接地に対して該
二次転写外ローラー57を50mm/secの周速で回
転させ、芯金に2000Vの電圧を印加して測定された
電流の関係から求められ、その値は約108Ω(23℃
50%RH)であった。
【0032】定着装置7は、回転自在に配設された定着
ローラー71と、該定着ローラー71に圧接しながら回
転する加圧ローラー72とを有している。そして、定着
ローラー71の内部には、ハロゲンランプ等のヒーター
73が配設されており、ヒーター73への電圧等を制御
することにより定着ローラー71の表面の温度調節を行
っている。この状態において、転写材が搬送されてくる
と、定着ローラー71と加圧ローラー72は一定速度で
回転し、転写材Pが定着ローラー71と加圧ローラー7
2の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温
度で加圧、加熱される。これにより、転写材表面上の未
定着トナー像は溶融して定着され、転写材P上にフルカ
ラー画像が形成される。
【0033】以下、本発明の特徴的な部分である、通常
速度でのATVC動作で得られた転写電圧と転写電流の
関係から、1/2速における転写電圧を設定する方法に
ついて、前述の構成の画像形成装置の一次転写を例に説
明していく。
【0034】図3は、感光体ドラム1から中間転写ベル
ト51へトナー像を転写するときの、転写電流Iと感光
体ドラム1から中間転写ベルト51への転写効率の関係
を示す。
【0035】本発明者の検討によれば、図3で示される
ように、転写電流Iを上げていくと、感光体ドラム1か
ら中間転写ベルト51への転写効率は高くなっていき、
所定電流Ib近傍において最大の転写効率となる。そし
て、この電流Ibを境に強抜けと呼ばれる画像不良が発
生し始め、転写効率は下がり始める。このときには、感
光体ドラム1と転写ローラー5の間で放電が発生してい
ると考えられる。このように、トナーの転写効率は転写
電流Iによって決まるため、転写ローラー5の抵抗値が
耐久で変動した際にも、つねに所望の所定電流Ibが流
れるように、ATVCで転写電圧を決定する。
【0036】ATVCについては、いくつかの方法がこ
れまで提案されているが、ここでは定電圧制御の出来る
転写高圧電源と、このときの電圧、電流を検知する不図
示の検知手段とをもち、ATVC動作時には、感光体ド
ラム1を所定の帯電電位に帯電しながら、2段階の電圧
Vy、Vzをそれぞれ転写ローラー5が1周する間印加
し、このときのそれぞれの転写電流Iy、Izを求め、
これらの関係から最適な所定電流Ibを流すのに必要な
所定電圧Vbを線形補間から求め(図4)、画像を転写
する際には電圧Vbで定電圧制御を行う方法を用いる。
【0037】さらに、本実施形態における画像形成装置
は、転写材Pによって定着の速度を可変としている。す
なわち、定着に対してより熱量の必要な厚紙やOHTに
対しては、通常の1/2速で定着するモードを持つ。こ
のとき、転写材Pの搬送速度は1/2速となるため、中
間転写ベルト51から転写材Pへの二次転写部における
転写速度、および、感光体ドラム1a〜1dから中間転
写ベルト51への一次転写部における転写速度も1/2
速となる。仮に、二次転写部における転写速度を通常速
度で行おうとすると、二次転写後に、転写材Pの搬送速
度を減速させるための広い空間が必要となるため機械が
大型化してしまう。また、一次転写部における転写速度
を通常速度とし、二次転写部にいたるまでに減速すると
すると、同じく一次転写部と二次転写部の間の距離を大
きくとる必要がある。また、一次転写部における転写速
度を通常速度とし、二次転写部で画像を転写させずに通
過させて、再度二次転写部にいたるまでに減速させる、
減速回転を設けるとすると、中間転写ベルトクリーナー
60を着脱する機構が必要となるなど、機械が複雑化し
てしまう。
【0038】また、本発明者は、本実施形態の画像形成
装置における所定電流(最適転写電流)Ibは、転写速
度が120mm/sec時では12μAであり、転写速
度が60mm/sec時では6μAであることを、先に
図3を用いて示した方法から求めた。すなわち、最適転
写電流は転写速度に比例しているわけである。
【0039】よって、本実施形態における画像形成装置
では、通常速度における最適転写電流Ib1が流れるた
めの転写電圧V1と、転写速度が1/2速時における最
適転写電流Ib2(=1/2×Ib1)が流れるための
転写電圧V2の両方をATVCによって求める必要があ
る。本実施例では、通常速度における転写電圧V1と、
1/2速時の転写電圧V2の関係をあらかじめ求めてお
くことで、V2の値を、V1をもとに計算によって導
く。
【0040】図5は、本実施形態における画像形成装置
の一次転写部における、転写電圧Vとそのときに流れる
転写電流Iとの関係を、転写速度が異なる場合につい
て、実験により求めたものである。直線は、転写速度
がS1のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係であり、
最適転写電流Ib1が流れるときの電圧をV1とする
と、 V1=k×Ib1+Vdc − 式1 (kは係数、V
dcは放電開始電圧)、 で表される。このときに、転写速度がS2(ただし、S
1>S2)のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係は直
線で表され、最適転写電流Ib2が流れるときの電圧
をV2とすると、 V2=A×k×Ib2+Vdc − 式2 (A、kは
係数、Vdcは放電開始電圧)、 で表される。ここでの傾きを表す係数kは式1、式2と
もに共通のものであり、また、実験結果から放電開始電
圧Vdcも式1と式2で同じ値をとる。また係数Aは、
転写速度が異なる時の、転写電圧Vと転写電流Iの傾き
の違いを表す係数であり、通常は、 A=S1/S2 − 式3、 で表される。すなわち式3は、転写電圧Vと転写電流I
の関係を表す直線の傾きが、転写速度に反比例するこ
とを示している。このような転写電圧と転写電流の関係
は、いわゆるコンデンサー的な挙動であり、一次転写部
においては、転写ローラー53の対向にあたる感光体ド
ラム1の塗工層が絶縁層(誘電層)であるためと考えら
れる。
【0041】一方、先に述べたように、最適転写電流は
転写速度に比例しているから、 Ib2=(S2/S1)×Ib1 − 式4、 で表される。
【0042】以上、式1から式4を計算すると、 V1=V2 − 式5、 が導かれ、転写速度がS2の時の最適転写電圧は、転写
速度がS1の時の最適転写電圧と同じであることが分か
る。すなわち、転写速度S1において、一度ATVCを
行って最適転写電圧V1を求めれば、転写速度S2の時
のときの最適転写電圧V2は、ATVCを行うことな
く、V2=V1から求めることが出来る。
【0043】ところが、本発明者がさらに検討を進めた
結果、式3で示される、転写速度が異なる時の、転写電
圧Vと転写電流Iの傾きの違いを表す係数Aは、雰囲気
環境の絶対水分量によって変化するものであり、通常の
温湿度であれば式3で表されるとおりであるが、低湿環
境(低水分量環境)においては、この値が小さくなって
いくことが判明した。ここで、改めて係数Aを示す式3
を用いずに、式1、式2、式4を計算すると、 V2=A×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式6、 の関係が得られる。
【0044】このときに係数Aを、新たに環境の水分量
による値として環境係数Hと定義すると、式6および係
数Hが取り得る範囲は、以下のように示される。
【0045】 V2=H×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式7、 1≦H≦S1/S2 (S1>S2)、 この式は、通常温湿度環境においては、H=S1/S2
であり、転写電圧Vと転写電流Iの関係を表す直線の傾
きは転写速度に反比例するが、低水分量環境になるにつ
れて、環境係数Hは小さくなり、転写速度S2の時の直
線の傾きは、転写速度1のときの直線の傾きに近づ
いていくことを表している。(図6)このときに、転写
速度S2の時の最適転写電圧V2はV1よりも小さい値
をとる。
【0046】本発明者は、通常転写速度S1に対し、S
2が通常の1/2速であるとき、すなわちS1/S2=
2であるときの、環境係数Hのとる値を、環境水分量と
の関係において求めた。図7は、横軸に環境水分量、縦
軸に環境係数Hの値を示すグラフであり、環境水分量が
10g/kg以下になると、環境係数Hが小さくなるこ
とがわかる。このとき図6の直線の傾きが小さくなっ
ていく。
【0047】以上の関係から、環境水分量が変動した際
についても、本発明によれば、一つの転写速度における
ATVCだけを行い、このときの結果をもとに、他の転
写速度における最適転写バイアスを計算によって求める
ことで、ATVCによる時間のロスをなくすことができ
る。
【0048】また、三つ以上の転写速度の設定を持つ場
合は、もっとも早い転写速度においてATVCを行うこ
とで、ATVCに要する時間を最短にすることが可能で
ある。
【0049】尚、環境係数Hを制御手段に入力するため
には、図7に示す絶対水分量から求められる環境係数H
を、ユーザーが実際の雰囲気環境から絶対水分量を測定
して不図示の入力手段により前記制御手段に対して入力
する構成としてもよいし、センサ等を装置に付帯し、該
センサにより検知した絶対水分量を自動的に前記制御手
段に対して入力する構成としてもよい。
【0050】また、ATVCを行うタイミングについて
は、定着器をウォームアップしている前多回転の最中
や、画像形成動作の前回転中、さらには所定印字枚数ご
とや所定経過時間ごとなどに強制的に行うなどが挙げら
れる。また、ATVCの詳細な方法についても、上記に
限定されるものではない。
【0051】(第2実施形態)本発明の第2実施形態に
ついて説明をする。前述した実施形態と同様の構成につ
いては同符号を付し、説明を省略する。本実施形態で
は、前述の画像形成装置の二次転写部におけるATVC
動作において、第1実施形態と同様に、異なる転写速度
における最適転写電圧を計算により求めるものである。
【0052】本発明者は、第1実施形態に示す画像形成
装置における二次転写部、すなわち二次転写ローラー5
6、57間に印加される転写電圧と転写電流の関係を、
転写速度が異なる場合について、実験により求めた。図
8に示されているように、直線は、転写速度がS1の
ときの転写電圧Vと転写電流Iの関係であり、最適転写
電流Ib1が流れるときの電圧をV1とすると、 V1=k×Ib1+Vdc − 式8 (kは係数、V
dcは放電開始電圧)、 で表される。このときに、転写速度がS2(ただし、S
1>S2)のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係は直
線(破線)のようになり、最適転写電流Ib2が流れ
るときの電圧をV2とすると、 V2=A×k×Ib2+Vdc − 式9 (A、kは
係数、Vdcは放電開始電圧)、 で表される。ここでの傾きを表す係数kは式1、式2と
もに共通のものである。また、実験結果から放電開始電
圧Vdcは、環境水分量により変化するものの、転写速
度にはよらない、すなわち式8と式9で同じ値をとるこ
とが分かっている。また係数Aは、第1実施形態と同様
に、転写速度が異なる時の、転写電圧Vと転写電流Iの
傾きの変化を表す係数でありる。しかしながら、本実施
形態の二次転写部においては、 A=1 − 式10、 で表される。すなわち、本二次転写部においては、転写
速度によらず、転写電圧と転写電流の関係が一定である
ことを示している。この転写電圧と転写電流の関係はい
わゆるオーミックな挙動であり、二次転写部において、
二次転写内ローラー56は低抵抗であり、二次転写外ロ
ーラーの抵抗が中抵抗であるために、感光体ドラム1に
絶縁層(誘電層)をもつ一次転写部とは挙動を異にする
もの考えられる。
【0053】以上から、本構成の二次転写部における転
写電圧と転写電流の関係は、 V1=k×Ib1+Vdc − 式11 (kは係数、
Vdcは放電開始電圧)、 V2=k×Ib2+Vdc − 式12 (kは係数、
Vdcは放電開始電圧)、 一方、第1実施形態において述べたように、最適転写電
流は転写速度に比例しているから、 Ib2=(S2/S1)×Ib1 − 式4、 これらを計算すると、 V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式13、 と表され、これは、式6において係数AがA=1の場合
であることに他ならない。また、図8においてこの式の
解釈すれば、放電開始電圧Vdcを除けば、最適転写電
圧と転写速度は比例していると言うことができる。
【0054】以上のように、転写電圧と転写電流の関係
が転写速度によらないという、第1実施形態とは異なる
挙動をする系においても、本発明によれば、一つの転写
速度におけるATVCだけを行い、このときの結果をも
とに、他の転写速度における最適転写バイアスを計算に
よって求めることで、ATVCによる時間のロスをなく
すことができる。
【0055】(第3実施形態)本発明の第3実施形態に
ついて説明をする。本実施形態では、前述の画像形成装
置の二次転写部におけるATVC動作において、転写部
材が耐久により物性変化した際にも、これを加味して、
異なる転写速度における最適転写電圧を計算により求め
るものである。
【0056】本発明者は、第1実施形態に示す画像形成
装置における二次転写部の二次転写外ローラー57が、
通電耐久により、抵抗値が上昇した場合において、第2
実施形態と同様に、転写電圧と転写電流の関係を、転写
速度が異なる場合について、実験により求めた。図9に
示されているように、直線は、転写速度がS1のとき
の転写電圧Vと転写電流Iの関係であり、最適転写電流
Ib1が流れるときの電圧をV1とすると、 V1=k×Ib1+Vdc − 式14 (kは係数、
Vdcは放電開始電圧)、 で表される。このときに、転写速度がS2(ただし、S
1>S2)のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係は直
線(破線)で表され、最適転写電流Ib2が流れると
きの電圧をV2とすると、 V2=k×Ib2+B×Vdc − 式15 (k、B
は係数、Vdcは放電開始電圧)、 で表される。実験結果によれば、転写速度が異なる時に
は、転写電圧Vと転写電流Iの傾きは同じであるが、放
電開始電圧が異なっていた。したがって、転写速度がS
2であるときの放電開始電圧をB×Vdcとして式15
に示した。
【0057】一方、第1実施形態において述べたよう
に、最適転写電流は転写速度に比例しているから、 Ib2=(S2/S1)×Ib1 − 式4、 これらを計算すると、 V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc − 式16 (B> 0)、 で表される。Bは、ここでは通電耐久による抵抗上昇に
よる係数であるから、耐久係数Lと定義しなおせば、 V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+L×Vdc − 式17 (L> 0)、 と表すことができる。
【0058】以上のように、耐久により転写部を構成す
る部材の物性が変わって、転写電圧と転写電流の関係が
転写速度によって異なる場合においても、本発明によれ
ば、一つの転写速度におけるATVCだけを行い、この
ときの結果をもとに、他の転写速度における最適転写バ
イアスを計算によって求めることで、ATVCによる時
間のロスをなくすことができる。
【0059】尚、以上の実施例で導き出した V2=A×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式6、 1≦A≦S1/S2 (S1>S2)、 V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc − 式16 (B> 0)、 をまとめると、転写速度の異なる最適転写電圧の関係
は、 V2=A×(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc − 式17 ただし、 S1>S2 、 1≦A≦S1/S2 、 B>0、 という一般式で表すことができる。
【0060】ここで、係数Aは、環境水分量などの諸条
件により決まる係数であり、係数Bは、部材の耐久劣化
などの諸条件により決まる係数である。
【0061】(他の実施形態)前述した実施形態におい
ては、中間転写体を用いた画像形成装置における例を述
べたが、直接転写方式を用いた画像形成装置において
も、同様の方法で、転写速度が異なるときの最適転写電
圧を計算により求めることができる。
【0062】また、前述した実施形態においては、画像
形成装置としてプリンタを例示して説明したが、これに
限るものではなく、ファクシミリ装置や複写機等の画像
形成装置に適用してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、転写
手段にバイアスを印加する際の電流値及び電圧値を検知
する検知手段を有し、像担持体からトナー像を被転写体
に転写する転写速度を複数設定可能な構成で、制御手段
は、所定の転写速度における前記電流値及び前記電圧値
を前記検知手段により検知し、該検知手段の検知結果に
基づいて、その他の転写速度において用いる電流値及び
電圧値を設定するため、異なる転写速度で作像する場合
においても、該転写速度切り替えに伴うユーザーの待ち
時間をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の画像形成装置の概略図である。
【図2】第1実施形態の画像形成装置におけるプロセス
ユニットの概略図である。
【図3】転写電流と感光体ドラムから被転写体への転写
効率の関係を示す図である。
【図4】最適な所定電流を流すのに必要な所定電圧を線
形補間から求める様子の説明図である。
【図5】第1実施形態の一次転写部における転写電圧と
転写電流の関係を示す線図である。
【図6】第1実施形態の一次転写部における、環境水分
量が低いときの転写電圧と転写電流の関係を示す線図で
ある。
【図7】第1実施形態の一次転写部における、環境水分
量と環境係数Hの関係を示す線図である。
【図8】第2実施形態の二次転写部における転写電圧と
転写電流の関係を示す線図である。
【図9】第2実施形態の二次転写部における、転写部材
が耐久劣化したときの転写電圧と転写電流の関係を示す
線図である。
【図10】従来の画像形成装置の説明図である。
【符号の説明】
H …環境係数 L …耐久係数 P …記録材 Pa …プロセスユニット Pb …プロセスユニット Pc …プロセスユニット Pd …プロセスユニット 1 …感光体ドラム 11 …導電性基体 12 …光導電層 13 …支軸 2 …帯電ローラー 21 …芯金 22 …低抵抗導電層 23 …中抵抗導電層 24 …電源 3 …露光装置 4 …現像装置 41 …現像容器 42 …現像スリーブ 43 …マグネットローラ 44 …規制ブレード 45 …現像室 46 …撹拌室 48 …電源 5 …転写ローラー 51 …中間転写ベルト 53 …一次転写ローラー 531 …芯金 532 …導電層 55 …中間転写ベルト駆動ローラー 56 …二次転写内ローラー 57 …二次転写外ローラー 58 …テンションローラー 6 …クリーナー 60 …中間転写ベルトクリーナー 61 …クリーナーブレード 62 …搬送スクリュー 7 …定着装置 71 …定着ローラー 72 …加圧ローラー 73 …ヒーター 8 …給送カセット 81 …ピックアップローラ 82 …搬送ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA03 DA11 DA14 DC02 EA03 EB04 EC06 EC19 ED02 ED24 EE03 EE08 FA05 FA35 2H200 FA18 GA04 GA06 GA12 GA23 GA29 GA44 GA47 GB12 GB25 HA02 HB12 HB22 HB45 HB46 HB48 JA02 JA25 JA26 JA28 JA29 JA30 JB10 JC03 MA03 MA08 MA20 MB06 NA02 NA08 PA02 PA11 PA26 PB02 PB05 PB27 PB28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、バイアスを印加し被転写体
    に前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、制
    御手段と、を有する画像形成装置の転写制御方法におい
    て、 前記転写手段にバイアスを印加する際の電流値及び電圧
    値を検知する検知手段を有し、 前記像担持体から前記トナー像を前記被転写体に転写す
    る転写速度を複数設定可能な構成で、 前記制御手段は、所定の転写速度における前記電流値及
    び前記電圧値を前記検知手段により検知し、該検知手段
    の検知結果に基づいて、その他の転写速度において用い
    る前記バイアスの値を設定することを特徴とする転写制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転写制御方法において、 転写速度s1において設定される電圧がV1であるとき
    に、 転写速度s2において設定される電圧V2が以下の式 V2=A×(s2/s1)×(V1−Vdc)+B×Vdc (s1>s2、Vdc:転写手段における放電開始電圧、
    A:温度や湿度等の雰囲気環境によって決まる環境係数
    H、B:転写手段等の耐久度合いによって決まる耐久係
    数L)で表されることを特徴とする転写制御方法。
  3. 【請求項3】 像担持体と、バイアスを印加し被転写体
    に前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、制
    御手段と、を有する画像形成装置において、 前記制御手段は、請求項1又は請求項2記載の転写制御
    方法により、前記像担持体上のトナー像を前記被転写体
    に転写することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、 前記所定の転写速度として最も速い転写速度を利用する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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