JP2003305830A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP2003305830A
JP2003305830A JP2002115227A JP2002115227A JP2003305830A JP 2003305830 A JP2003305830 A JP 2003305830A JP 2002115227 A JP2002115227 A JP 2002115227A JP 2002115227 A JP2002115227 A JP 2002115227A JP 2003305830 A JP2003305830 A JP 2003305830A
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Yoshihiro Takahashi
良裕 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置において、マルチパス記録と解像度
補完記録とを併せて実行する場合に、記録領域のうち記
録紙搬送に関して搬送精度が劣る領域に移行する直前の
後端領域において、通常の記録領域と同様に適切な解像
度補完記録とマルチパス記録を実行する。 【解決手段】 後端領域では、それまでの通常の記録領
域における紙送り量より少ない紙送り量(1画素ピッチ
分)とするとともに、用いるノズルをずらすことによ
り、みかけ上の紙送り量と記録データのずれ量を通常記
録領域のものと異ならないようにする。これにより、通
常記録領域と同じマルチパス記録と解像度補完記録を行
なうことができ、また、そのために特別の記録データ生
成処理を行なわずに済むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置および記
録方法に関し、詳しくは搬送される記録用紙の記録領域
の後端領域に対する記録に関するものである。
【0002】
【従来の技術】<記録領域の後端領域の処理>複数の記
録素子を用いて記録媒体に画像、文字等を出力する記録
装置には、様々な形式があるが、現在では小型で安価に
実現できるシリアルスキャン型のものが主流となってい
る。シリアルスキャン型の記録装置は、複数の記録素子
が用紙搬送方向にほぼ平行となるように記録ヘッドを用
い、これと異なる方向に記録ヘッドを走査して記録を行
なう主走査(以下、この1回の走査で記録される所定幅
の帯状の記録された領域を「バンド」ともいう)と、各主
走査の間の所定量の用紙搬送(副走査)を交互に行って、
記録画像を完成させるものである。
【0003】ここで、説明の簡略化のため、例えば記録
ヘッドが一度の走査で5センチ幅のバンドを記録するも
のであるとすると、記録すべき画像は5センチ幅のバン
ドが複数連続したものとして記録される。画像などを記
録する領域のサイズがA4サイズである場合、その縦サ
イズは約29センチであるから、記録ヘッドは6回の主
走査を行ない、その間に記録用紙は1回当り5センチで
5回の副走査を行う。そして、最後の6回目の主走査で
は、記録領域の後端領域である約4センチ分に対して5
センチ幅の記録ヘッドで記録することになる。
【0004】このように記録領域の後端領域では、記録
ヘッド(における各記録素子)と記録用紙との副走査方向
における位置関係が通常の領域とは異なることがあり、
それに応じてこの領域の記録処理も通常の領域とは異な
ることが多い。その記録処理として、主に次の三つの記
録処理が知られている。
【0005】記録ヘッドの5走査目の記録後、5走査
目までと同様に5センチ分の副走査を行う。そして、次
の主走査で記録ヘッドは上端部約4センチの領域を使っ
て記録を行う。ここで、上端部とは用紙搬送の上流側を
指す。この場合、記録ヘッドの下端は1センチだけ記録
領域からはみ出すことになる。
【0006】5走査目の記録後、それまでより副走査
量を小さくし、記録ヘッドの下端4センチを用いて記録
を行なう。この場合、上記のように記録ヘッドが記録
領域からはみ出すことはないが、5走査目の走査領域と
一部が重複することになる。
【0007】6走査目では記録ヘッドは、上記の通り
記録領域をはみ出すが、この場合は記録を行なわない。
従って、5走査目で記録を終了することになる。
【0008】ところで、以上説明した記録処理における
記録用紙上の「記録領域」は、種々の要因によって設定さ
れるものであるが、多くは記録用紙搬送における精度を
保つことができる最大の領域として設定される。例え
ば、通常、用紙搬送は、記録ヘッドによる走査領域を挟
んだ搬送の上流側と下流側にそれぞれ設けられた搬送ロ
ーラ(と、それに押圧力を作用して搬送力を生じさせる
ためのピンチローラや拍車)によって行なわれる。この
場合に、記録領域は、用紙搬送において、例えば、用紙
が上流側の搬送ローラから外れるまでに記録可能な領域
として設定される。これは、上流側の搬送ローラを外れ
た後は、下流側の搬送ローラのみで用紙搬送(副走査)が
行なわれることになり、搬送精度が低下し最終的に記録
品位の低下をもたらすからである。
【0009】このような「記録領域」を考慮するとき、上
記で説明した記録処理方法では、5走査目の記録後の
副走査によって記録ヘッドは相対的に記録領域から外れ
る(実際は、副走査方向における記録ヘッドと用紙の記
録領域との位置関係は記録用紙が移動して変化するが、
本明細書および添付の図面では、記録ヘッドが移動して
変化するようにも表す。)。すなわち、この副走査は途
中から下流側の搬送ローラのみによって行なわれる。従
って、その分の搬送が精度の低いものとなり、また、そ
の後の6走査目は、上、下流側それぞれの搬送ローラに
よって用紙に適切な張力が作用しない状態で行なわれる
ため、記録品位の低下をもたらすことがある。
【0010】また、上記で説明した処理方法では、記
録ヘッドが記録領域を外れることはないため、上記で
説明したような弊害は生じない。ただし、上記のとおり
走査領域が重複する部分があり、その部分では、例えば
インクジェット記録で吐出されるインク量が多く、定着
が不充分の場合には用紙の、いわゆるコックリングを生
じて重複する部分での記録ヘッドと用紙との干渉を生じ
る虞がある。
【0011】さらに上記の処理方法では、記録ヘッド
が記録領域を外れる前の走査で記録を行ない正常な記録
を行なおうとする場合には、用紙上において記録できる
領域は、常に記録領域より小さいものとなる。特に、記
録速度の向上などのため比較的多くの記録素子を配列し
た大きな幅の記録ヘッドを用いる場合、上述の記録でき
る領域のサイズの縮小は顕著となる。
【0012】以上の点から、上述した処理方法のうち、
上記で説明した記録方法がとられることが多い。この
方法によれば、記録領域の最後の走査まで用紙の搬送精
度や適切な張力を保持して記録を行なうことができる。
【0013】<マルチパス記録>主に紙送りの制御とし
て、上述したように記録領域の後端領域に対して通常の
領域とは異なる特別の制御を行なうことがあるが、通常
の記録領域を含めて、記録品位の向上などのために行な
う制御である、いわゆるマルチパス記録を行なうことも
知られている。
【0014】記録ヘッドが持つ個々の記録素子、例えば
インクを吐出するノズルやインパクトピンには、その記
録特性にある程度のばらつきが存在し、記録される画像
などにおいて濃度ムラ等の画像弊害が現れることがあ
る。この弊害を防止すべく、一つのバンドを例えば二回
の走査で記録しそれぞれの走査で用いる記録素子を異な
らせる方式である。より具体的には、用紙の搬送を1/
2バンド分づつ行ない、これによってこの搬送に対応し
た1/2バンドそれぞれの記録に用いる記録素子が1/
2バンド分ずれたものとなるようにするものである。
【0015】この方式によれば、記録素子の特性のばら
つきを二回の走査に分散でき、これにより、各記録素子
の特性が偏ることによって生ずるスジなどの濃度ムラを
低減することができる。以下では、一般化して、n回の
走査で記録を完成する場合をnパス記録と称する。
【0016】<解像度補完記録>さらに、紙送りの制御
として、解像度補完記録もしくはインターレース記録も
知られている。この記録方式は、記録ヘッドに配列する
記録素子の配列密度より高い密度(解像度)の記録を行う
ための方式である。
【0017】例えば、記録素子の解像度が300dpi
(約85μmの配列ピッチ)の記録ヘッドを使用して、
600dpi(約42μmのドットピッチ)の解像度の
記録をする場合、各走査の間に行われる紙送りの量を6
00dpi相当のピッチ(42μm)の奇数倍に設定す
る。これにより、各記録素子によって一回の走査で形成
され得るドットの列に対応したラスターについて、それ
以前の走査で記録されたラスターとラスターとの間のち
ょうど中間位置を埋めるようにラスターの記録がなされ
ることになる。さらに、解像度の高い画像(例えば90
0dpiや1200dpi)を記録する場合も同様であ
り、紙送り量(副走査量)を、実現しようとする解像度に
相当するピッチの奇数倍とすることにより、各走査では
それ以前の走査で記録されたラスターとラスターとの間
を埋めるようにラスターの記録がなされる。
【0018】また、この解像度補完記録と前述したマル
チパス記録を併せて行なうこともできる。この場合、紙
送り量を、上述したように解像度補完記録の条件であ
る、実現しようとする解像度に相当するピッチの奇数倍
とするとともに、各ラインに複数の異なる記録素子が対
応してこれを形成するという条件を満たす量とする必要
がある。
【0019】このようにマルチパス記録と解像度補完記
録を併せて実行する記録方式で前述の記録領域の後端領
域を記録する場合も、基本的に前述のに説明した後端
領域の記録方式を採用することが多い。すなわち、走査
後の紙送りでそれまでと同じ量の紙送りを行なうと記録
用紙が上流側の搬送ローラから外れることとなる時点以
降の記録である、後端領域記録では、それまでより少な
い量ではあるが、用紙が搬送ローラを外れる寸前までの
紙送りを一度に行ない、この記録領域の端までの記録
を、複数回の走査を行なうとともに、各走査でマルチパ
スおよび解像度補完の条件を満たすように記録に用いる
記録素子を選択する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の記録領域における後端領域の記録では、第一
に解像度記録が適切に行なわれないという問題がある。
上述のように後端領域の記録では最初に記録領域の端ま
で紙送りを行なった後は紙送りを行なわないため、それ
以前の走査で記録されたラスターとラスターの間にラス
ターを記録することができず、適切なインターレースを
行なうことができないからである。
【0021】第二に、マルチパス記録を行なう上で記録
素子に対する記録データの振り分けの制御が複雑とな
る。すなわち、紙送りが後端領域以外の通常の領域にお
けるそれまでのものと異なるため、それぞれのラインに
ついて記録素子の対応の仕方も異なることになり、それ
に応じた記録データの振分制御が必要となる。また、仮
に、第一の問題に関して後端領域の記録で適切なインタ
ーレースがなされるような紙送りの方式が採用されたと
しても、その紙送りとマルチパスを適切に行なう紙送り
とが適合するとは限らず、その場合にも上記の記録デー
タ振り分け制御は比較的複雑なものとなる。
【0022】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、マルチ
パス記録と解像度補完記録とを併せて実行する記録方式
において、記録領域の後端領域において通常の記録領域
と同様に適切な解像度補完記録とマルチパス記録を実行
できる記録装置および記録方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、複数の記録素子を配列した記録ヘッドを用い、記録
媒体に記録を行なう記録装置において、記録媒体に対
し、記録ヘッドを当該記録素子の配列方向とは異なる方
向に走査する走査手段と、記録へッドに対し当該走査方
向とは異なる方向に記録媒体を搬送する搬送手段と、前
記走査手段による記録ヘッドの走査と前記搬送手段によ
る記録媒体の搬送を制御するとともに記録素子に対応す
る記録データの処理を行なうことにより、記録ヘッドの
走査により記録素子のそれぞれに対応して記録されるラ
スターについて、異なる複数の記録素子を対応させて記
録を行なうとともに、記録へッドにおける記録素子の配
列密度より高い密度で記録する記録制御手段と、を具
え、記録媒体の搬送に伴って後に記録が行なわれる領域
であって、前記搬送手段によって先に記録が行なわれる
領域と同じ搬送量の搬送を行なうと、当該搬送の態様が
変化する搬送の後の走査およびそれ以降の走査で記録が
行なわれる後端領域について、前記搬送手段による搬送
量を前記先に記録が行なわれる領域より少ない搬送量と
するとともに、記録データの記録素子への対応付けを変
更して、記録素子に関するみかけ上の搬送量を前記先に
記録が行なわれる領域と同じ量とすることを特徴とす
る。
【0024】また、複数の記録素子を配列した記録ヘッ
ドを用い、記録媒体に記録を行なう記録方法において、
記録媒体に対し、記録ヘッドを当該記録素子の配列方向
とは異なる方向に走査する走査主段と、記録へッドに対
し当該走査方向とは異なる方向に記録媒体を搬送する搬
送手段と、を用意し、前記走査手段による記録ヘッドの
走査と前記搬送手段による記録媒体の搬送を制御すると
ともに記録素子に対応する記録データの処理を行なうこ
とにより、記録ヘッドの走査により記録素子のそれぞれ
に対応して記録されるラスターについて、異なる複数の
記録素子を対応させて記録を行なうとともに、記録へッ
ドにおける記録素子の配列密度より高い密度で記録す
る、工程を有し、記録媒体の搬送に伴って後に記録が行
なわれる領域であって、前記搬送手段によって先に記録
が行なわれる領域と同じ搬送量の搬送を行なうと、当該
搬送の態様が変化する搬送の後の走査およびそれ以降の
走査で記録が行なわれる後端領域について、前記搬送手
段による搬送量を前記先に記録が行なわれる領域より少
ない搬送量とするとともに、記録データの記録素子への
対応付けを変更して、記録素子に関するみかけ上の搬送
量を前記先に記録が行なわれる領域と同じ量とすること
を特徴とする。
【0025】以上の構成によれば、後端領域について、
搬送手段による搬送量を先に記録が行なわれる領域より
少ない搬送量とするとともに、記録データの記録素子へ
の対応付けを変更して、記録素子に関するみかけ上の搬
送量を上記先に記録が行なわれる領域と同じ量とするの
で、いわゆるマルチパス記録と解像度補完記録とを併せ
て実行する場合に、後端領域についてもこれらのマルチ
パス記録と解像度補完記録を通常の先の記録領域と同じ
ように、特別のデータ処理を必要とせずに実行すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を説明す
る。
【0027】図1は、本発明の一実施形態にかかるイン
クジェト記録装置における、主に、以下で説明する記録
領域の後端領域における記録を制御するための構成を示
すブロック図であり、特に示す以外CPUなどを有した
マイクロコンピュータ形態の制御構成からなるものであ
る。
【0028】図において、装置制御部21は、記録へッ
ドの走査を行なうためのキャリッジモータや記録用紙の
搬送(紙送り)を行なうための紙送りモータを有した記録
位置移動部22を制御して図4および図5にて後述され
る記録ヘッド24の走査および記録媒体としての記録用
紙25の紙送りを実行する。
【0029】この際、記録領域の後端領域の記録開始条
件となる所定の記録紙後端部は検出センサ26によって
検出される。記録制御部21は、また、ホストコンピュ
ータなど外部の画像処理装置から転送されて来る画像デ
ータについて所定の処理を行ない、記録ヘッドの一回の
走査で用いる記録データを生成する。すなわち、記録ヘ
ッドの一回の走査にかかるそれぞれの記録素子ごとの記
録データであるラスターデータを生成し、RAMなどの
メモリ23に格納する。詳しくは、記録制御部21は記
録データ設定処理12を介して、紙送り量に対応して各
記録素子ごとのラスターデータをずらして設定する処理
を行なうとともに、マルチパス記録により各ラスターデ
ータが複数回の走査で記録されるため、各走査ではその
走査で記録しないラスターデータをマスクする処理を行
なう。さらに記録領域の後端領域では、後述のように用
いない記録素子が発生することから、上記の処理に加
え、ヘッドマスク処理11を介して記録素子をマスクす
る処理を行なう。例えば、マスクする記録素子に対応す
るデータをインクを吐出しない旨のデータとしてラスタ
ーデータに加える処理を行なう。このようにして得られ
た記録データはメモリ23に格納された後、記録ヘッド
24の走査のタイミングに同期して記録ヘッド24に転
送される。
【0030】図2は、上述した記録装置の主要な機械的
構成を模式的に示す図である。
【0031】図において、装置制御部21は、上述した
ように、キャリッジモータ31、紙送りモータ30それ
ぞれの駆動を制御することにより、記録ヘッド24の記
録用紙25に対する走査とこの走査の間の紙送りローラ
27による用紙搬送(紙送り;図中矢印A方向)を実行す
る。本実施形態では紙押さえ部材28が設けられ、これ
が記録用紙25を紙送りローラ27に押圧することによ
り紙送りローラ27の搬送力を生じさせている。なお、
図に示される紙送りモータ27は上流側の搬送ローラで
あり、下流側には不図示の搬送ローラおよび拍車ローラ
が設けられる。これにより、記録用紙25に適切な張力
を作用させながら、正確な量の紙送りを行なうことがで
きる。
【0032】記録ヘッド24は、本実施形態ではインク
タンクとともにキャリッジ(不図示)に搭載されることに
よりその走査などのための移動が可能となり、また、こ
の記録ヘッド24の走査範囲には記録用紙25を平坦に
維持するためのプラテン27が設けられる。本実施形態
の記録ヘッドは記録用紙25にインクを吐出して記録を
行なう方式であり、その吐出方式は、熱エネルギーを利
用してインクに気泡を生じさせその圧力によってインク
を吐出するものである。
【0033】装置制御部21は、検出センサ27が記録
用紙25の後端を検出すると、その検出時点を基準と
し、予め設定されている記録用紙のサイズなどに基づい
て、記録用紙25が上流側の紙送りローラ27と紙押さ
え部材28から外れる直前の走査における記録ヘッドの
記録用紙に対する位置(以下、「ヘッド移動可能最下端」
ともいう)を求め、また、通常の量の紙送りを行なう
と、その後の走査における記録ヘッドの位置がこのヘッ
ド移動可能最下端を越える記録ヘッドの位置(以下、「後
端領域の処理開始位置」ともいう)を求める。そしてこれ
らの位置に基づいて、図4および図5にて後述される後
端領域の記録処理を行なう。
【0034】以上説明した本実施形態の記録装置におけ
る記録処理を説明する前に、まず、比較のため図3を参
照して従来の記録処理、特に後端領域の処理について具
体的に説明する。
【0035】図3は従来の記録処理の、特に後端領域の
処理を説明する図である。ここでは、説明の簡略化のた
め、記録素子としてのノズル(吐出口)を600dpi
(1/600inch)の密度で6個配列した記録ヘッ
ドを用いた場合について説明する。図中の左側に示す白
丸は、記録用紙に記録されるべき1200dpiの画像
データを、ラスター単位で示したものであり、それらの
間隔が1200dpi相当の画素ピッチを表わしてい
る。また、その右側に示した301〜312は、各記録
走査ごとの記録ヘッド24の位置、すなわち、記録用紙
に対する相対的な記録ヘッドの位置を示している。前述
のとおり実際は記録用紙が図中矢印A方向に搬送される
が、説明の便宜上記録ヘッドが移動するように表されて
いる。
【0036】301〜304は、記録領域のうち通常の
領域に対する最後の4回の走査におけるヘッド位置を示
す。これらの位置から分かるように、本実施形態では、
走査ごとに行なわれる一回の紙送り量は1200dpi
の解像度に相当する画素ピッチの3倍に設定される。こ
れにより、600dpiの解像度でノズルを配列した記
録ヘッドの相互に連続したそれぞれの走査では他方の走
査で記録した(する)各ラスターの間を埋めるように各ラ
スターの記録が行なわれる。つまり、インターレース記
録が行なわれる。また、各ラスターは、それぞれ異なる
二回の走査で異なる二つのノズルが対応して記録される
ことがわかる。すなわち、2パスのマルチパス記録が行
なわれる。
【0037】4回の走査におけるヘッド位置305〜3
08は、上記の量の紙送りをそのまま続ける場合の次の
4回の走査のヘッド位置を示し、実際には実行されない
処理を後端領域の場合との比較のために示したものであ
る。これらの位置のうち、ヘッド位置305は、それま
での紙送りと同じ量の紙送りをした場合にはヘッド移動
可能最下端越えること、すなわち、記録用紙が上流側の
紙送りローラから外れてしまうことを示している。
【0038】このヘッド位置となる走査では、それまで
の量の走査は行なわないようにすべく、後端領域の記録
処理が開始される。すなわち、ヘッド位置309、31
0で示される紙送りおよび記録データの設定が行われ
る。具体的には、ヘッド移動可能最下端まで一度に紙送
りを行なう。その量は、図示の例では2画素ピッチ分と
なる。そして、ヘッド位置309の走査では、ヘッド位
置304のときの走査に対し、6画素分だけずらした記
録データを対応するノズルに転送する。さらに次のヘッ
ド位置310については紙送りは行なわず、記録データ
のみ6画素分ずれて対応するノズルに転送する。以上の
紙送りおよび記録データの振り分けを行なうことによ
り、後端領域における2パスのマルチパス記録を行なう
ことができる。
【0039】しかしながら、以上の説明および図3から
明らかなように、後端領域では解像度補完は実現されな
い。また、通常の記録領域のでは紙送り量とデータのず
らし量は対応するものの、後端領域では最初の紙送り量
が2画素ピッチ分であるのに対し記録データのずれ量は
6画素分であるため記録データの各ノズルへの対応付
け、すなわち記録データの生成処理が複雑になる。例え
ば、通常領域の最後の走査であるヘッド位置304の走
査と後端領域のヘッド位置309の走査ではマルチパス
記録に関して同じラスターに対応するそれぞれのノズル
に記録データの振り分けが行なわれ、そのため記録デー
タのマスク処理を行なうが、そのマスクデータは紙送り
量に応じた使用ノズルと記録データとの対応の違いによ
ってそれまでのものと異ならせる必要がある。
【0040】図4は、本発明の一実施形態による特に後
端領域の記録処理を説明する図であり、従来例に関する
図3と同様の図である。図3に示す例と同じく1200
dpiの解像度の画像を同じ記録ヘッドを用いて記録す
る場合を示し、また、同じ符号を付したヘッド位置は図
3に示したヘッド位置およびその走査と同じである。
【0041】本実施形態でも通常の記録領域では、各走
査ごとに3画素ピッチ分の紙送りを行い、インターレー
ス記録および2パスのマルチパス記録を行なう。
【0042】そして、後端領域では、ヘッド位置40
9、410に示すように、それまでの通常の記録領域に
おける紙送り量より少ない紙送り量(1画素ピッチ分)と
するとともに、用いるノズルをずらすことにより、みか
け上の紙送り量と記録データのずれ量を通常記録領域の
ものと異ならないようにする。これにより、通常記録領
域と同じマルチパス記録と解像度補完記録を行なうこと
ができ、また、そのために特別の記録データ生成処理を
行なわずに済むことができる。
【0043】なお、図4に示す例では、ヘッド位置40
9の下から2番目のノズルに対応するラスターは1パス
記録となるが、これは本質的なものではない。すなわ
ち、ヘッド移動可能最下端の位置を適切に定めれば、後
端領域の記録で用いられる全てのノズルについてマルチ
パスとすることができるからである。例えば、ヘッド位
置410にさらに1画素ピッチ分の紙送りをしたヘッド
位置の下端の位置(ヘッド位置305と同じ下端位置)が
ヘッド移動可能最下端となるよう、記録ヘッドと記録用
紙の搬送位置との関係を設計すれば、全てのノズルにつ
いてマルチパスとすることが可能となる。
【0044】図5は、本実施形態の後端領域の記録処理
を示すフローチャートである。以下、図4および図5を
参照して本実施形態の後端領域の具体的な記録処理を説
明する。
【0045】用紙端を検出センサ26が検出すると、本
処理が起動され、まずステップS1でヘッド移動可能最
下端に対応する走査を求めそれを基に後端領域の記録に
必要な走査(スキャン)の回数を求める。次に、ステップ
S2で上記ヘッド移動可能最下端に対応する走査に基づ
き、記録可能最下端および後端領域の記録処理開始の走
査(スキャン)を決定する。そして、後端領域の記録開始
の走査、すなわち、ヘッド位置409による走査の前の
走査までは通常の記録を行なう(ステップS3)。なお、
この通常記録の各走査(ヘッド位置303、304の走
査)では、マルチパス記録に関して後端領域での走査と
相互に同じラスターを記録する部分があるが、上述のと
おり、後端領域の各走査でもみかけ上の紙送り量と記録
データのずれ量は変わらないので、特別の処理をする必
要はない。
【0046】通常領域の最後の走査(ヘッド位置304
の走査)を終了すると、ステップS4で後端領域の記録
を行なう。後端領域の紙送り量は、図に示す例では、通
常領域の3画素ピッチ分より少ない1画素ピッチ分、す
なわち、1/1200インチの紙送りをするとともに、
用いるノズルの範囲を1回の走査で1つ減らす処理、従
って本実施形態のように600dpiの配列密度のノズ
ルでは2/1200インチずらす処理を行なう。この結
果、みかけ上、通常領域の記録の場合と同様、3画素ピ
ッチ分の紙送りと記録データのずらしをしたことにな
る。
【0047】また、後端領域の記録処理では、ヘッド位
置409、410それぞれの際下端ノズルに対応するラ
スターのように、マルチパスを適切に行なうことはでき
ないラスターが生じ、このため、ヘッド可能最下端まで
はマルチパス記録を行なうことができない。このため、
データ上このノズルをマスクする処理を行なう。このよ
うにマルチパス記録を適切に行なうことができる最後の
走査にかかるヘッド位置を、本実施形態では「記録可能
最下端」という。
【0048】なお、この記録可能最下端とヘッド移動可
能最下端との間の各ラスターには必ず一つのノズルが対
応することから、1パスの記録は可能であり、また、こ
の領域は記録領域の端部で、かつマルチパスのパス数に
よるが比較的狭い領域であるので、マルチパスを行なわ
ないで1パス記録を行なうことによる濃度むらなどはそ
れほど目立つことはない。
【0049】なお、上記の実施形態では、主走査方向は
ヘッドの移動によって行い、副走査方向は記録用紙を送
ることによって行っているが、両者は記録用紙と記録ヘ
ッドとの相対的な移動に関するものであるので、主走査
方向、副走査方向の双方が記録ヘッド側の移動であって
も良く、また、双方が記録媒体の移動であっても、記録
ヘッド、記録媒体の両方の移動であってもよい。
【0050】また、図4を用いた上記説明では、後端領
域での副走査量を、画像解像度(1200dpi)の最
小単位(1/1200inch)としたが、本発明はこ
れに限るものではない。一般に微少量を精度よく搬送す
ることは難しい。よって、必ずしも最小単位でなくとも
よい。ただし、後端処理での副走査量が増加すると、後
端処理で消滅されるデータ範囲が広がるため、その観点
からは、副走査量は少ない方が好ましい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
後端領域について、搬送手段による搬送量を先に記録が
行なわれる領域より少ない搬送量とするとともに、記録
データの記録素子への対応付けを変更して、記録素子に
関するみかけ上の搬送量を上記先に記録が行なわれる領
域と同じ量とするので、いわゆるマルチパス記録と解像
度補完記録とを併せて実行する場合に、後端領域につい
てもこれらのマルチパス記録と解像度補完記録を通常の
先の記録領域と同じように、特別のデータ処理を必要と
せずに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるインクジェト記録
装置における、記録領域の後端領域における記録を制御
するための構成を示すブロック図である。
【図2】上記記録装置の主要な機械的構成を模式的に示
す図である。
【図3】従来の記録処理の、特に後端領域の処理を説明
する図である。
【図4】本発明の一実施形態による特に後端領域の記録
処理を説明する図である。
【図5】本実施形態の後端領域の記録処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
11 ヘッドマスク処理 12 記録データ設定処理 21 装置制御部 22 記録位置移動部 23 メモリ 24 記録ヘッド 25 記録媒体(記録用紙) 26 検出センサ 27 紙送りローラ 28 紙押さえ部材 29 プラテン 30 紙送りモータ 31 キャリジモータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列した記録ヘッドを
    用い、記録媒体に記録を行なう記録装置において、 記録媒体に対し、記録ヘッドを当該記録素子の配列方向
    とは異なる方向に走査する走査手段と、 記録へッドに対し当該走査方向とは異なる方向に記録媒
    体を搬送する搬送手段と、 前記走査手段による記録ヘッドの走査と前記搬送手段に
    よる記録媒体の搬送を制御するとともに記録素子に対応
    する記録データの処理を行なうことにより、記録ヘッド
    の走査により記録素子のそれぞれに対応して記録される
    ラスターについて、異なる複数の記録素子を対応させて
    記録を行なうとともに、記録へッドにおける記録素子の
    配列密度より高い密度で記録する記録制御手段と、を具
    え、記録媒体の搬送に伴って後に記録が行なわれる領域
    であって、前記搬送手段によって先に記録が行なわれる
    領域と同じ搬送量の搬送を行なうと、当該搬送の態様が
    変化する搬送の後の走査およびそれ以降の走査で記録が
    行なわれる後端領域について、前記搬送手段による搬送
    量を前記先に記録が行なわれる領域より少ない搬送量と
    するとともに、記録データの記録素子への対応付けを変
    更して、記録素子に関するみかけ上の搬送量を前記先に
    記録が行なわれる領域と同じ量とすることを特徴とする
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記後端領域は、前記搬送の態様が変化
    する搬送の後の走査から、前記先に記録が行なわれる領
    域より少ない搬送量によって前記搬送の態様が変化する
    搬送となる前の走査までの走査によって記録されること
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送の態様が変化する搬送は、記録
    媒体の搬送方向に配置される二組の搬送ローラおよびそ
    の押さえ部材による記録媒体の挟持が、一方の組の搬送
    ローラおよびその押さえ部材から外れた状態の搬送であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクに気泡を生じさせ、該気泡の圧力によってイン
    クを吐出する記録素子を具えたことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 複数の記録素子を配列した記録ヘッドを
    用い、記録媒体に記録を行なう記録方法において、 記録媒体に対し、記録ヘッドを当該記録素子の配列方向
    とは異なる方向に走査する走査主段と、記録へッドに対
    し当該走査方向とは異なる方向に記録媒体を搬送する搬
    送手段と、を用意し、 前記走査手段による記録ヘッドの走査と前記搬送手段に
    よる記録媒体の搬送を制御するとともに記録素子に対応
    する記録データの処理を行なうことにより、記録ヘッド
    の走査により記録素子のそれぞれに対応して記録される
    ラスターについて、異なる複数の記録素子を対応させて
    記録を行なうとともに、記録へッドにおける記録素子の
    配列密度より高い密度で記録する、工程を有し、記録媒
    体の搬送に伴って後に記録が行なわれる領域であって、
    前記搬送手段によって先に記録が行なわれる領域と同じ
    搬送量の搬送を行なうと、当該搬送の態様が変化する搬
    送の後の走査およびそれ以降の走査で記録が行なわれる
    後端領域について、前記搬送手段による搬送量を前記先
    に記録が行なわれる領域より少ない搬送量とするととも
    に、記録データの記録素子への対応付けを変更して、記
    録素子に関するみかけ上の搬送量を前記先に記録が行な
    われる領域と同じ量とすることを特徴とする記録方法。
  6. 【請求項6】 前記後端領域は、前記搬送の態様が変化
    する搬送の後の走査から、前記先に記録が行なわれる領
    域より少ない搬送量によって前記搬送の態様が変化する
    搬送となる前の走査までの走査によって記録されること
    を特徴とする請求項5に記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 前記搬送の態様が変化する搬送は、記録
    媒体の搬送方向に配置される二組の搬送ローラおよびそ
    の押さえ部材による記録媒体の挟持が、一方の組の搬送
    ローラおよびその押さえ部材から外れた状態の搬送であ
    ることを特徴とする請求項5または6に記載の記録方
    法。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクに気泡を生じさせ、該気泡の圧力によってイン
    クを吐出する記録素子を具えたことを特徴とする請求項
    5ないし7のいずれかに記載の記録方法。
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