JP2003303987A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2003303987A JP2002108189A JP2002108189A JP2003303987A JP 2003303987 A JP2003303987 A JP 2003303987A JP 2002108189 A JP2002108189 A JP 2002108189A JP 2002108189 A JP2002108189 A JP 2002108189A JP 2003303987 A JP2003303987 A JP 2003303987A
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Tomonori Inokoshi
友典 猪腰
Yoko Nachi
洋子 名知
Kenichi Sugizaki
健一 杉崎
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト及び簡略な構成で、使用環境の影響
を受けることなく定格容量を維持できる太陽電池モジュ
ールを提供する。 【解決手段】 太陽電池モジュール本体2は、一般に用
いられている表板1枚構造によるものであり、温度調節
装置3は、縞鋼板7の凹凸面側に、第1の平滑鋼板8が
重なるように配置されており、両者の間には、空隙部9
が形成されるが、第1の平滑鋼板8と縞鋼板7は、4辺
を溶接等の固着手段を介して固着されるため、空隙部9
は密封される。温度調節装置3は、縞鋼板7の平滑面が
太陽電池モジュール本体2を構成する封止樹脂部6と面
どうしで接するようにして固着されて、太陽電池モジュ
ール1が構成される。ところで、温度調節装置3には、
一対の向かい合う端面3a、3bの各々に、温度調節装
置3の空隙部9と外方とを連通する複数の給排水管13
が所定の間隔をもって離間配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用環境の影響を
受けることなく定格容量を維持できる太陽電池モジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】構造物等に設けられる太陽電池モジュー
ルは、例えば、太陽光を受けやすい屋根の上面に設置さ
れる、または建材一体型に形成されて、建築物の外装材
として用いられている。このような環境下では、太陽電
池モジュールの表面ガラス近傍における温度変化が激し
く、夏場には太陽熱及び電池の内部抵抗により70℃以
上、冬場では地域によっては凍結状態となる。このよう
な中、前記太陽電池モジュールは、一般に標準状態25
℃で定格容量が得られるように設計されているだけでな
く、温度保証機能がないため、地域や季節により変化す
る外気温に応じて、容量を低減させた低電力状態で使用
していることが多い。
【0003】また、前記太陽電池モジュールは、外気温
の影響を受けて変換効率が低減しやすく、例えば太陽電
池モジュールが65℃を越えると、電力の低減率は20
%と大きく低減することが一般に知られている。このよ
うに、太陽電池モジュールを単体で建築物に取り付ける
と、本来の性能を十分に活かすことができないため、太
陽電池モジュールの持つ定格容量に応じた電力を得るこ
とを目的に、太陽電池モジュールの裏面に標準温度を保
持するための冷却装置が設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、太陽電池モジ
ュールに設ける冷却装置は、屋根本体にかかる重量を増
大させるとともに、装置自身や施工費等に膨大な費用を
要することとなる。また、ニーズの高い建材一体型太陽
モジュールへの応用を考慮すると、冷却装置の装着が困
難である等の課題を生じている。
【0005】上記事情に鑑み、本発明は、低コスト及び
簡略な構成で、使用環境の影響を受けることなく定格容
量を維持できるとともに、建材一体型としても適用でき
る太陽電池モジュールを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の太陽電
池モジュールは、ガラス基板、該ガラス基板の下面に敷
設される太陽電池部、及び該太陽電池部を保護する封止
樹脂部とにより形成される太陽電池モジュール本体と、
太陽電池モジュール本体と同様の平面形状を有し、一方
の面に凹凸面を有する縞鋼板、及び該縞鋼板の凹凸面側
に重なるように配され、4辺を縞鋼板に固着手段を介し
て固着される表裏面が滑らかな第1の平滑鋼板により形
成される温度調整装置とにより構成され、前記温度調整
装置の一対の向かい合う端面には、第1の平滑鋼板と縞
鋼板との間に形成された空隙部に端部を挿入されるよう
にして、複数の給排水管が各々設けられるとともに、前
記温度調整装置を構成する縞鋼板の平滑面と、前記太陽
電池モジュールの封止樹脂部が面どうしで接するように
して固着されることを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の太陽電池モジュールは、
前記太陽電池モジュールの封止樹脂部が、前記温度調整
装置を構成する縞鋼板の平滑面に代わり、第1の平滑鋼
板と面どうしで接するようにして固着されることを特徴
としている。
【0008】請求項3に記載の太陽電池モジュールは、
前記温度調整装置には、縞鋼板に代わり、第2の平滑鋼
板の表面に織網が重ねられた凹凸板が用いられて、該凹
凸板の織網側に第1の平滑鋼板が重ねられることを特徴
としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る太陽電池モジュール
は、温度調整装置を一体的に設けることにより、周縁環
境によることなく定格容量を得るに最適な温度を維持で
きる太陽電池モジュールを実現するものである。
【0010】(第1の実施の形態)図1に示すように、
太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール本体2
と、温度調節装置3とにより構成されている。前記太陽
電池モジュール本体2は、一般に用いられている表板1
枚構造(Superstrate構造)によるもので、受光面側に
ガラス基板4を配置し、ガラス基板4の裏面に封止樹脂
部6を設けて、その内方に複数の太陽電池セル5aによ
りなる太陽電池部5を封入したものである。前記封止樹
脂部6は、太陽電池部5を水分やほこり、雹、小石等の
衝突、及び風圧等より保護することを目的に用いられる
もので、ガラス基板4との密着性が高く、透過性を有す
る透明樹脂により構成されている。
【0011】一方、前記温度調節装置3は、縞鋼板7
と、第1の平滑鋼板8と、給排水管13とにより構成さ
れている。前記縞鋼板7は、前記太陽電池モジュール本
体2と同様の平面形状を有しており、一般に建材として
用いられているものである。一方の面は平滑だが、他方
の面には長軸が20〜30mm、短軸が5〜10mm、高さが1〜
2mm程度に形成された平面視楕円形状の凸部が、隣り合
う凸部の長軸と直交するように、約25〜30mm程度の間隔
をもって複数配置されて、凹凸面を形成している。な
お、本実施の形態では、一般に市販されているステンレ
スよりなるステンレス縞鋼板を用いている。
【0012】該縞鋼板7の凹凸面側には、前記第1の平
滑鋼板8が重なるように配置されている。該第1の平滑
鋼板8は、前記太陽電池モジュール本体2と同様の平面
形状を有するとともに、表裏面ともに平滑面を形成して
おり、本実施の形態では、ステンレス鋼板を用いてい
る。該第1の平滑鋼板8は、縞鋼板7の凹凸面側に重ね
られているため、両者の間には、空隙部9が形成されて
いるが、第1の平滑鋼板8と縞鋼板7は、4辺を溶接等
の固着手段を介して固着されるため、空隙部9は密封さ
れた状態となっている。
【0013】上述する構成による温度調節装置3は、縞
鋼板7の平滑面が前記太陽電池モジュール本体2を構成
する封止樹脂部6と面どうしで接するようにして、固着
手段を介して固着されており、これにより温度調節装置
3と太陽電池モジュール本体2が一体となって太陽電池
モジュール1が構成されている。
【0014】なお、温度調節装置3と太陽電池モジュー
ル本体2との固着方法は、これに限るものではなく、図
2に示すように、温度調節装置3の第1の平滑鋼板8と
前記太陽電池モジュール本体2を構成する封止樹脂部6
とが面どうしで接するようにして、固着手段を介して固
着し、温度調節装置3と太陽電池モジュール本体2を一
体とする構成としても良い。
【0015】ところで、温度調節装置3には、一対の向
かい合う端面3a、3bの各々に、温度調節装置3の空
隙部9と外方とを連通する複数の給排水管13が所定の
間隔をもって離間配置されている。この給排水管13を
介して縞鋼板7と平滑鋼板8の空隙部9に、温度調整水
を通過させることにより、温度調整水、及び温度調整水
により所定温度に設定された縞鋼板7及び第1の平滑鋼
板8と、前記太陽電池モジュール本体2との間で熱交換
が行われて、温度調整が図られるものである。
【0016】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、温度調節装置3に縞鋼板7と第1の平滑鋼板8を用
いたが、第2の実施の形態では、縞鋼板7に代わり、凹
凸板12を用いた構成を示す。
【0017】図3に示すように、前記温度調節装置3
は、前記凹凸板12、及び第1の平滑鋼板8により構成
されている。前記凹凸板12は、前記織網10と第2の
平滑鋼板11とを面どうしで重ね合わせたもので、何れ
も前記太陽電池モジュール本体2と同様の平面形状を有
している。前記織網10は、硬鋼線を平織り、もしくは
フラットトップ織りしてシート状に形成したステンレス
製のものであり、一方、第2の平滑鋼板11は、表裏面
が平滑に面を有する第1の平滑鋼板8と同様のステンレ
ス鋼板である。これらが重ね合わされることにより、一
方の面に凹凸を有する凹凸板12が形成される。
【0018】該凹凸板12の織網10が配された凹凸面
側には、前記第1の平滑鋼板8が重ね合わされて、両者
の間には空隙部9が形成される。しかし、凹凸板12と
第1の平滑鋼板8は、これらを一体化するように、4辺
全面を溶接等の固着手段を介して固着されるため、空隙
部9は密封される。このような温度調節装置3は、第1
の実施の形態と同様に、一方の対をなして向かい合う端
面3a、3bの各々に、温度調節装置3の空隙部9と外
方とを連通する複数の給排水管13が所定の間隔をもっ
て離間配置されている。この給排水管13を介して凹凸
板12と第1の平滑鋼板8の空隙部9に、温度調整水を
通過させることにより、温度調整水、及び温度調整水に
より所定温度に設定された凹凸板12及び第1の平滑鋼
板8と、前記太陽電池モジュール本体2との間で熱交換
が行われて、温度調整が図られるものである。
【0019】上述する構成による温度調節装置3は、前
記第1の平滑鋼板8、もしくは凹凸板12を構成する第
2の平滑鋼板11のいずれかが、前記太陽電池モジュー
ル本体2を構成する封止樹脂部6と面どうしで接するよ
うにして、固着手段を介して固着されており、これによ
り温度調節装置3と太陽電池モジュール本体2が一体と
なって太陽電池モジュール1を構成する。
【0020】なお、第1、及び第2の実施の形態におい
て前記給排水管13は、温度調節装置3の一対の向かい
合う端面3a、3bに各々3箇所ずつ設けられている
が、これにこだわるものではない。例えば、端面3a、
3bに各々1箇所ずつ給排水管13を千鳥配置状に設け
る構成や、3箇所以上の多数の給排水管13を設ける構
成を用いても良く、前記空隙部9へ温度調整水を給排水
可能で、かつ空隙部9全体の広い範囲で温度調整水が通
過する構成であれば、配置位置や数は何れを用いても良
い。
【0021】これら第1、及び第2の実施の形態に示し
た太陽電池モジュール1は、図4に示すように、その外
周端面を囲うようにあるアルミ材等による枠体14が設
けられており、建築物15の屋根の棟側15aから軒先
側15bに向けて直列に複数連接されるとともに、連接
された複数の太陽電池モジュール1が並列方向にも複数
配置される。このとき、太陽電池モジュール1は、給排
水管13が設けられた温度調節装置3の一対の向かい合
う端面3a、3bを、各々棟側15a及び軒先側15b
に向くように配置している。
【0022】さらに、直列に配される複数の太陽電池モ
ジュール1は、例えば棟側15aに配された太陽電池モ
ジュール1aの軒先側15bの端面3bに設けられた給
排水管13bが、軒先側15bに配された太陽電池モジ
ュール1bの棟側15aの端面3aにも挿通されて、太
陽電池モジュール1a、1bの各々の温度調整装置3
は、給排水管13bにより連通される。このように直列
に配された複数の太陽電池モジュール1は、最も棟側1
5aに配された太陽電池モジュール1aの棟側15aの
端面3aに設けられた給排水管13aから、温度調整水
を供給すると、温度調整水は、太陽電池モジュール1
a、1b、1cの順に各々の温度調整装置3を給排水管
13b、13cを介して通過し、給排水管13dより排
水されることとなる。
【0023】例えば、夏等の高温時期には、温度調整水
として冷却水を用いれば、冷却水、冷却水により冷却さ
れた縞鋼板7、または凹凸板12、及び第1の平滑鋼板
8と、前記太陽電池モジュール本体2の熱が、封止樹脂
部6を介して熱交換されて、太陽電池モジュール1は所
望の温度まで冷却する。また、冬等の低温時期には、温
度調整水として温水を用いると、太陽電池モジュール1
a、1b、1cの各々の温度調整装置3を通過して、太
陽熱及び太陽電池モジュール本体2の熱により温度調整
水は一層高温となり、給排水管13dより排水される。
この高温排水となった温度調整水を再循環させる、もし
くは太陽電池モジュール1のガラス基板4の表面等に流
下させることにより、太陽電池モジュール1は所望の温
度に保温される。なお、太陽電池モジュール1の温度調
整装置3内を循環した温度調整水は、生活温水として有
効利用しても良い。
【0024】このように、太陽電池モジュール1は、環
境に応じて適した温度を調整しながら、温度調整装置3
に温度調整水を供給することにより、太陽電池モジュー
ル本体2の温度を、常に適温に保温するものである。な
お、供給される温度調整水は、従来の太陽電池モジュー
ルの冷却システムに用いられているものと同様のもので
あり、供給方法もポンプ16による圧送等、従来と同様
の方法を用いている。
【0025】なお、本実施の形態において、前記太陽電
池モジュール1は、給排水管13から供給される温度調
整水が、太陽電池モジュール1の温度調整装置3の空隙
部9内を広い範囲で流下する構成とすれば、何れの取り
付け方法によるものでもかまわない。また、屋根の上面
に設けるのみでなく、建築物15の壁面に設ける等、何
れの場所に設置してもよい。
【0026】上述する構成によれば、前記太陽電池モジ
ュール1は、太陽電池モジュール本体2と、温度調節装
置3とが一体的に備えられた構成を有していることか
ら、図5に示すように、何れの使用環境においても発電
出力低減率を大幅に抑制することができ、地域特性や季
節等の環境変化によることなく、常に定格容量に見合う
電力を享受することが可能になるとともに、太陽電池モ
ジュール1の設置計画の際に、使用環境による損失を考
慮する必要がないため、設計の自由度が増すことが可能
となる。
【0027】また、冷却装置を別途設ける従来の太陽電
池モジュール1に比べて、外観がスリムで施工性が良い
とともに、汎用性が高くデザイン性を有する建材一体型
の太陽モジュールとして適用することが可能となる。
【0028】さらに、前記温度調節装置3に用いられる
温度調整水を生活温水として有効利用を図ることがで
き、資源を循環利用できる環境に配慮した構成とするこ
とが可能となる。
【0029】一方で、前記温度調節装置3に用いた縞鋼
板7、または織網10と第2の平滑鋼板11とを面どう
しで重ね合わせた凹凸板12、及び第1の平滑鋼板8
は、何れも一般に市販されているものを適用し、固着手
段を介して固着したのみの構成なため、簡略な構成で施
工性がよいとともに、低コストで構築することが可能と
なる。
【0030】また、前記温度調節装置3の縞鋼板7と、
太陽電池モジュール本体2を構成する封止樹脂部6とが
面どうしで接する構成とすることから、縞鋼板7は温度
調整水との接地面積が大きいために熱交換がスムーズに
行われることとなり、太陽電池モジュール本体2を適温
に保持する保温効果をより高めることが可能となる。
【0031】さらに、前記温度調節装置3の凹凸板1
2、または第1の平滑鋼板8と、太陽電池モジュール本
体2を構成する封止樹脂部6とが面どうしで接する構成
とすることから、温度調節装置3に対して太陽電池モジ
ュール本体2が安定した状態で固定されることとなり、
太陽電池モジュール1の安全性を保持することが可能と
なる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の太陽電池モジュール
は、ガラス基板、該ガラス基板の下面に敷設される太陽
電池部、及び該太陽電池部を保護する封止樹脂部とによ
り形成される太陽電池モジュール本体と、太陽電池モジ
ュール本体と同様の平面形状を有し、一方の面に凹凸面
を有する縞鋼板、及び該縞鋼板の凹凸面側に重なるよう
に配され、4辺を縞鋼板に固着手段を介して固着される
表裏面が滑らかな第1の平滑鋼板により形成される温度
調整装置とにより構成され、前記温度調整装置の一対の
向かい合う端面には、第1の平滑鋼板と縞鋼板との間に
形成された空隙部に端部を挿入されるようにして、複数
の給排水管が各々設けられるとともに、前記温度調整装
置を構成する縞鋼板の平滑面と、前記太陽電池モジュー
ルの封止樹脂部が面どうしで接するようにして固着され
ることから、何れの使用環境においても発電出力低減率
を大幅に抑制することができ、地域特性や季節等の環境
変化によることなく、常に定格容量に見合う電力を享受
することが可能になるとともに、太陽電池モジュールの
設置計画の際に、使用環境による損失を考慮する必要が
ないため、設計の自由度が増すことが可能となる。
【0033】また、冷却装置を別途設ける従来の太陽電
池モジュールに比べて、外観がスリムで施工性が良いと
ともに、汎用性が高くデザイン性を有する建材一体型の
太陽モジュールとして適用することが可能となる。
【0034】さらに、前記温度調節装置に用いられる温
度調整水を生活温水として有効利用を図ることができ、
資源を循環利用できる環境に配慮した構成とすることが
可能となる。
【0035】また、前記温度調節装置の縞鋼板と、太陽
電池モジュール本体を構成する封止樹脂部とが面どうし
で接する構成とすることから、縞鋼板は温度調整水との
接地面積が大きいために熱交換がスムーズに行われるこ
ととなり、太陽電池モジュール本体を適温に保持する保
温効果をより高めることが可能となる。
【0036】請求項2、3に記載の太陽電池モジュール
は、前記太陽電池モジュールの封止樹脂部が、前記温度
調整装置を構成する縞鋼板の平滑面に代わり、第1の平
滑鋼板と面どうしで接するようにして固着される。また
は、前記温度調整装置には、縞鋼板に代わり、第2の平
滑鋼板の表面に織網が重ねられた凹凸板が用いられて、
該凹凸板の織網側に第1の平滑鋼板が重ねられることか
ら、温度調節装置に対して太陽電池モジュール本体が安
定した状態で固定されることとなり、太陽電池モジュー
ルの安全性を保持することが可能となる。
【0037】さらに、前記温度調節装置に用いた縞鋼
板、または織網と第2の平滑鋼板とを面どうしで重ね合
わせた凹凸板、及び第1の平滑鋼板は、何れも一般に市
販されているものを適用し、固着手段を介して固着した
のみの構成なため、簡略な構成で施工性がよいととも
に、低コストで構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る太陽電池モジュールの概略を示
す図である。
【図2】 本発明に係る太陽電池モジュールの温度調節
装置の事例を示す図である。
【図3】 本発明に係る太陽電池モジュールの温度調節
装置の他の事例を示す図である。
【図4】 本発明に係る太陽電池モジュールの建物の取
り付け状況を示す図である。
【図5】 本発明に係る太陽電池モジュールと従来型の
の発電曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 2 太陽電池モジュール本体 3 温度調整装置 3a 端面 3b 端面 4 ガラス基板 5 太陽電池部 5a 太陽電池セル 6 封止樹脂部 7 縞鋼板材 8 第1の平滑鋼板 9 空隙部 10 織網 11 第2の平滑鋼板 12 凹凸板 13 給排水管 14 枠体 15 建築物 15a 棟 15b 軒 16 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉崎 健一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA03 BA17 JA02 JA03 JA04 JA08 JA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板、該ガラス基板の下面に敷設
    される太陽電池部、及び該太陽電池部を保護する封止樹
    脂部とにより形成される太陽電池モジュール本体と、 太陽電池モジュール本体と同様の平面形状を有し、一方
    の面に凹凸面を有する縞鋼板、及び該縞鋼板の凹凸面側
    に重なるように配され、4辺を縞鋼板に固着手段を介し
    て固着される表裏面が滑らかな第1の平滑鋼板により形
    成される温度調整装置とにより構成され、 前記温度調整装置の一対の向かい合う端面には、第1の
    平滑鋼板と縞鋼板との間に形成された空隙部に端部を挿
    入されるようにして、複数の給排水管が各々設けられる
    とともに、 前記温度調整装置を構成する縞鋼板の平滑面と、前記太
    陽電池モジュールの封止樹脂部が面どうしで接するよう
    にして固着されることを特徴とする太陽電池モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の太陽電池モジュールで
    あって、 前記太陽電池モジュールの封止樹脂部が、前記温度調整
    装置を構成する縞鋼板の平滑面に代わり、第1の平滑鋼
    板と面どうしで接するようにして固着されることを特徴
    とする太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の太陽電池モジ
    ュールであって、 前記温度調整装置には、縞鋼板に代わり、第2の平滑鋼
    板の表面に織網が重ねられた凹凸板が用いられて、該凹
    凸板の織網側に第1の平滑鋼板が重ねられることを特徴
    とする太陽電池モジュール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102350582A (zh) * 2011-10-13 2012-02-15 苏州日和科技有限公司 一种电磁非接触式加热装置
JP2014501900A (ja) * 2010-11-22 2014-01-23 ソレール ドゥジェ ハイブリッドソーラーパネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014501900A (ja) * 2010-11-22 2014-01-23 ソレール ドゥジェ ハイブリッドソーラーパネル
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