JP2003300816A - 油性固形化粧料 - Google Patents

油性固形化粧料

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JP2003300816A JP2002103119A JP2002103119A JP2003300816A JP 2003300816 A JP2003300816 A JP 2003300816A JP 2002103119 A JP2002103119 A JP 2002103119A JP 2002103119 A JP2002103119 A JP 2002103119A JP 2003300816 A JP2003300816 A JP 2003300816A
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Seiji Kawai
誠司 川合
Mikako Ichinohe
美加子 一戸
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Tokiwa Corp
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Tokiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油性固形化粧料製造時の形状の保持性、充填
成型性がよく、また化粧料の使用感に優れ、さらに化粧
持ちのよい油性固形化粧料を提供すること。 【解決手段】 固形油分を1〜15質量%と、液状油分
を15〜65質量%と、粉末を30〜70質量%と、デ
キストリン脂肪酸エステルを0.01〜8質量%とを含
有する油性固形化粧料であって、前記粉末として合成マ
イカを油性固形化粧料全量中1〜50質量%配合してな
る油性固形化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形油分、液状油
分、粉末を中心に構成された油性固形化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油性固形化粧料は固形油分、液状
油分、粉末を中心に構成されているが、形状保持性、充
填成型性のために配合する油分の欠点としては、配合量
が多くなるに従い油性感、べたつき感等の使用感の悪さ
や、特に液状油分に由来するにじみや衣服への転写等に
よる化粧持ち等の悪さ等がでてくることである。粉末の
配合がその欠点を低減させてくれるが、粉末の配合量が
多くなると、前記形状保持性、充填成型性という油分の
機能が充分発揮できないばかりか、塗布時ののびの悪化
によって均一に塗布できなくなり、いわゆる「だま」が
生じたりするという使用感の悪さがでてくる。したがっ
て、優れた形状保持性、充填成型性、使用感、化粧持ち
を併せ持つ油性固形化粧料の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、製造時の形状保持
性、充填成型性がよく、化粧料の使用感に優れ、化粧持
ちのよい油性固形化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、固形油分、液状
油分、粉末を中心に構成された油性固形化粧料におい
て、粉末として合成マイカを配合し、さらにデキストリ
ン脂肪酸エステルを配合することにより、上記課題が解
決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、固形油分1〜15質
量%、液状油分15〜65質量%、粉末30〜70質量
%、デキストリン脂肪酸エステル0.01〜8質量%含
有する油性固形化粧料であって、前記粉末として合成マ
イカを油性固形化粧料全量中1〜50質量%配合してな
る油性固形化粧料である。
【0006】本発明においては、さらに、シリカを配合
することができ、その配合量は油性固形化粧料全量中1
0〜40質量%であることが好ましい。シリカの配合に
より塗布時の化粧料ののびがさらによくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。
【0008】本発明において用いられる固形油分として
は、常温で固形の油分で通常化粧品で使用されるもので
あれば特に限定されず、炭化水素、ロウ類、油脂類、高
級脂肪酸、高級アルコール、エステル類等が使用でき
る。具体的には、例えば、硬化油、モクロウ等の油脂、
固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワッ
クス、ポリエチレンワックス等の炭化水素、ミツロウ、
ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロ
ウ等のロウ、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン
酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸等の高級
脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール等の高級アルコール、パルミチン酸セ
チル、トリミリスチン酸グリセリル等の固体エステル等
が挙げられる。固形油分は1種又は2種以上が選択され
て用いられる。
【0009】固形油分の含有量は、油性固形化粧料全量
中1〜15質量%であり、好ましくは3〜10質量%で
ある。含有量が1質量%未満では固化力が弱くなり、成
型性が悪くなる。また、15質量%を越えると取れが悪
く、塗布時の伸びが重くなる。
【00010】本発明において用いられる液状油分とし
ては、常温で液状の油分で通常化粧品で使用されるもの
であれば特に限定されず、油脂類、ロウ類、炭化水素、
エステル類、脂肪酸類、アルコール類、シリコーン類等
が使用できる。具体的には、例えば、オリーブ油、ヒマ
シ油、マカデミアナッツ油等の油脂類、ホホバ油、液状
ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、スクワラン、ポ
リブテン、揮発性炭化水素等の炭化水素類、また、エス
テル類として、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン
酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリス
チン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、パル
ミチン酸オクチル等の脂肪酸モノエステル、アジピン酸
ジイソプロピル、セバチン酸ジ2−エチルヘキシル等の
二塩基酸ジエステル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リル、トリイソステアリン酸グリセリル等のグリセリン
エステル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソ
ステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステ
ル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、
ジオクタン酸ペンタエリトリット等のペンタエリトリッ
トエステル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロール
プロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン等のトリメチロールプロパンエステル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル等のリンゴ酸エステル等である。
【0011】さらに、イソステアリン酸、オレイン酸等
の脂肪酸類、イソステアリルアルコール、オレイルアル
コール、オクチルドデカノール等の高級アルコール類、
市販品エルデュウ(エルデュウCL−202等;味の素
株式会社製)等のアミノ酸エステル等が挙げられる。ま
た、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサ
シロキサン等環状シリコーン、アミノ変性ポリシロキサ
ン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロ
キサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油、パー
フロロポリエーテル等が挙げられる。液状油分は1種又
は2種以上が選択されて用いられる。
【0012】液状油分の含有量は、油性固形化粧料全量
中15〜65質量%であり、好ましくは30〜55質量
%である。含有量が15質量%未満では取れが悪く、塗
布時の伸びが重くなる。また、65質量%を越えると固
化力が弱くなり、成型性が悪くなる。
【0013】本発明においては、粉末として合成マイカ
(合成雲母)が含有される。合成マイカは化粧品原料と
して公知のものであり、例えば、フッ素金雲母、合成金
雲母、カリウム金雲母、カリ四ケイ素雲母、ナトリウム
金雲母、ナトリウム四ケイ素雲母等があるが、本発明に
おいてはいずれの合成マイカを用いることもできる。ま
た、前記合成マイカ上に金属酸化物を被覆したパール光
沢顔料を用いることもできる。
【0014】本発明において用いられる合成マイカは面
方向の径が3〜300μm、好ましくは5〜150μ
m、さらに好ましくは20〜80μmの板状粒子が好ま
しい。
【0015】本発明においては、合成マイカが1種また
は2種以上から任意に選択されて配合される。また、合
成マイカは、市販品を用いることが可能であり、市販品
の例としては、例えば合成マイカPDM−20L、同P
DM−40L、同PDM−60L、プロミネンスSD、
同SH(以上、トピー工業(株)製)等が挙げられる。
【0016】合成マイカの含有量は、油性固形化粧料全
量中1〜50質量%であり、好ましくは2〜30質量%
である。さらに好ましくは3〜15質量%である。含有
量が1質量%未満では、塗布時ののびの悪化によって均
一に塗布できなくなり、いわゆる「だま」が生じたりす
るという使用感の悪さが改善されず、また、50質量%
を越えると充填成型性が悪くなる。
【0017】本発明においては、合成マイカ以外の粉末
が含有される。本発明に用いられる合成マイカ以外の粉
末(以下、他の粉末という。)としては、通常化粧品で
使用されるものであれば特に限定されない。他の粉末の
例を挙げれば、例えば、マイカ、タルク、カオリン、シ
リカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミ
ニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化
鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜
鉛、パール顔料(雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビス
マス等)、窒化ホウ素、有機顔料(赤色228号、赤色
226号、青色404号等)、ポリエチレン末、ポリメ
タクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキ
サンエラストマー等が挙げられる。他の粉末は1種また
は2種以上が任意に選択されて用いられる。
【0018】本発明においては、これらの粉末のうち、
シリカを合成マイカと併用して配合すると、本発明の油
性固形化粧料を塗布部に塗布する際の化粧料ののびをさ
らによくすることができる。
【0019】シリカは別名無水ケイ酸であり化粧品汎用
原料である。本発明においては、通常化粧品で使用され
るものであれば特に限定されないが、粒子径が平均粒子
径で0.001〜30μmのものが好ましい。さらに好
ましくは0.1〜20μmのものである。また、形状と
しては、球状、板状、不定形粒子いずれでもいいが、好
ましくは球状であり、特に多孔質球状シリカが好まし
い。
【0020】シリカを配合する場合の配合量は、油性固
形化粧料全量中10〜40質量%が好ましい。
【0021】本発明において、他の粉末と合成マイカを
併せた全粉末類の含有量は、油性固形化粧料全量中30
〜70質量%であり、好ましくは、40〜65質量%で
ある。含有量が、30質量%未満では油性感が強く、べ
たついた使用感となり、化粧持ちも悪くなる。また、7
0質量%を越えると、充填時の流動性がなくなり、容器
に流し込み成型することが難しい。
【0022】本発明において用いられるデキストリン脂
肪酸エステルとしては、化粧料に配合できるデキストリ
ン脂肪酸エステルであれば特に限定されない。デキスト
リン脂肪酸エステルを構成するデキストリンは、特に限
定されないが、平均重合度3〜150、特に10〜10
0のデキストリンが好ましい。
【0023】デキストリン脂肪酸エステルを構成する脂
肪酸としては、炭素数8〜22の脂肪酸が好ましい。脂
肪酸は飽和でも、不飽和でも、また直鎖でも、分岐鎖で
もいずれでも構わないが、直鎖の飽和脂肪酸が好まし
い。具体的な脂肪酸の例としては、オクタン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イ
ソパルミチン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ヤシ油
脂肪酸、オレイン酸等が挙げられる。
【0024】デキストリン脂肪酸エステルの具体例を挙
げれば、例えば、ラウリン酸デキストリン、ミリスチン
酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ステアリ
ン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イ
ソステアリン酸デキストリン、ベヘン酸デキストリン、
ヤシ油脂肪酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、
パルミチン酸・ステアリン酸混合脂肪酸デキストリン
(以下、混合脂肪酸を脂肪酸/脂肪酸と表す。)、パル
ミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン、パルミ
チン酸/オクタン酸デキストリン等が挙げられる。本発
明におけるデキストリン脂肪酸エステルは、1種又は2
種以上が任意に選択されて配合される。前記デキストリ
ン脂肪酸エステルのうちでは、パルミチン酸デキストリ
ン、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリ
ン、パルミチン酸/オクタン酸デキストリンが好まし
い。特に、パルミチン酸デキストリンが好ましい。
【0025】デキストリン脂肪酸エステルは市販品を用
いることができる。市販品の例としては、例えばレオパ
ールKL、同TT、同KS、同TL、同KE、同MK
(以上、千葉製粉株式会社製)を挙げることができる。
【0026】本発明におけるデキストリン脂肪酸エステ
ルの含有量は、固型粉末化粧料全量中0.01〜8質量
%であり、好ましくは0.1〜6質量%である。含有量
が、前記範囲を外れると製造時の形状保持性、充填成型
性が悪くなる。
【0027】本発明の油性固形化粧料には、上記した必
須構成成分の他に、通常化粧品に用いられる他の成分、
例えば、界面活性剤、保湿剤、高分子類、低級アルコー
ル、多価アルコール、紫外線吸収剤、薬剤、香料等を必
要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合
することができる。
【0028】本発明の油性固形化粧料は前記成分を配合
して常法にしたがって処理することにより得ることがで
きる。本発明の油性固形化粧料は、例えば、ファンデー
ション、下地用ファンデーション、アイシャドウ、アイ
ブロウ、アイカラー、チーク、口紅等に特に適している
が、これに限定されるものではない。
【0029】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち本発
明で用いた効果試験方法について説明する。
【0030】(1)製造時の形状保持性 型に流し込み充填を行い冷却したものの、離型性を目視
にて判定した。離型性が良く十分な形状保持性を有する
ののから、離型時にはがれ、折れが発生し成型困難なも
のまでを◎〜×の4段階で評価した。
【0031】(2)製造時の充填成型性 型に流し込み充填を行い冷却して成型したものの、充填
のムラ、気泡の混入を目視にて判定した。良好な充填成
型性を有するものから、充填のムラ、気泡の混入が多く
発生しているものまでを◎〜×の4段階で評価した。
【0032】(3)使用テスト 使用感(べたつき感、塗布の均一さ、塗布時の化粧料の
のび)、化粧持ちの評価項目それぞれについて、10人
の専門パネルによる使用テストを行い、下記評価基準に
基づいて判定した。
【0033】[評価基準] (べたつき感) ◎:10人中8人以上がべたつき感がなく使用感が良好
と判定。 ○:10人中5〜7人がべたつき感がなく使用感が良好
と判定。 △:10人中2〜4人がべたつき感がなく使用感が良好
と判定。 ×:10人中0〜1人がべたつき感がなく使用感が良好
と判定。
【0034】(塗布の均一さ) ◎:10人中8人以上が、均一に塗布できなくなり、い
わゆる「だま」が生じたりすることがないと判定。 ○:10人中5〜7人が、均一に塗布できなくなり、い
わゆる「だま」が生じたりすることがないと判定。 △:10人中2〜4人が、均一に塗布できなくなり、い
わゆる「だま」が生じたりすることがないと判定。 ×:10人中0〜1人が、均一に塗布できなくなり、い
わゆる「だま」が生じたりすることがないと判定。
【0035】(塗布時ののび) ◎:10人中8人以上が塗布時ののびが重くなく使用感
が良好と判定。 ○:10人中5〜7人が塗布時ののびが重くなく使用感
が良好と判定。 △:10人中2〜4人が塗布時ののびが重くなく使用感
が良好と判定。 ×:10人中0〜1人が塗布時ののびが重くなく使用感
が良好と判定。
【0036】(化粧持ち) ◎:10人中8人以上がにじみや衣服への転写等がなく
化粧持ちが良好と判定。 ○:10人中5〜7人がにじみや衣服への転写等がなく
化粧持ちが良好と判定。 △:10人中2〜4人がにじみや衣服への転写等がなく
化粧持ちが良好と判定。 ×:10人中0〜1人がにじみや衣服への転写等がなく
化粧持ちが良好と判定。
【0037】(実施例1〜9)表1に示す処方のアイカ
ラーを以下の方法で調製した。(1)〜(9)を加熱溶
解し、(10)〜(18)を添加し混合撹拌した。次い
で、これを脱泡後、オジーブ容器に直接充填、冷却し成
型した。
【0038】
【表1】
【0039】(注1)合成マイカPDM−40L(トピ
ー工業(株)製)
【0040】上記実施例1〜9の評価結果を表2に示
す。
【0041】
【表2】
【0042】表2から分かるように、適正量の固形油
分、液状油分、合成マイカを含む粉末、デキストリン脂
肪酸エステルを配合した実施例1〜9のアイカラーは、
いずれも優れた効果が得られた。また、シリカをさらに
配合した実施例9は塗布時ののびがさらに優れたものに
なることが分かる。
【0043】(比較例1〜8)表3に示す処方のアイカ
ラーを表1における方法と同様の方法で調製した。
【0044】
【表3】
【0045】(注1)合成マイカPDM−40L(トピ
ー工業(株)製)
【0046】上記比較例1〜8の評価結果を表4に示
す。
【0047】
【表4】
【0048】表4から明かなように、固形油分の配合量
が適正量から外れた比較例1及び2、また液状油分の配
合量が適正量から外れた比較例3及び4、また合成マイ
カ及び合成マイカを含む粉末の配合量が適正量から外れ
た比較例5及び6、さらにデキストリン脂肪酸エステル
の配合量が適正量から外れた比較例7及び8のアイカラ
ーは、いずれも本発明の効果を発揮し得ないことが分か
る。
【0049】以下、種々の処方の本発明油性固形化粧料
を実施例として示す。なお、上記の効果試験をこれらに
おいて行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
【0050】 〔実施例10〕 クリームファンデーション 成分 配合量(質量%) セレシン 5.0 ポリエチレンワックス 1.0 パルミチン酸オクチル 19.8 ジカプリル酸プロピレングリコール 15.0 セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 天然ビタミンE 0.05 パルミチン酸デキストリン 6.0 球状無水ケイ酸 15.0 ポリアクリル酸メチル 5.0 合成マイカ(PDM−40L) 15.0 微粒子酸化チタン 4.0 微粒子酸化亜鉛 2.0 酸化チタン 7.0 ベンガラ 0.8 黄酸化鉄 3.2 黒酸化鉄 0.15
【0051】 〔実施例11〕 アイカラー 成分 配合量(質量%) 飽和脂肪酸グリセリル 5.0 パルミチン酸デキストリン 6.5 パルミチン酸オクチル 17.0 ジカプリル酸プロピレングリコール 15.0 セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 多孔質球状無水ケイ酸 20.0 合成マイカ(PDM−20L) 20.0 セリサイト 9.1 赤色201号 0.3 黄色4号Al 1.5 酸化チタン 4.0 ベンガラ 0.6
【0052】 〔実施例12〕 アイカラー 成分 配合量(質量%) ポリエチレン 1.0 マイクロクリスタリンワックス 2.0 セレシン 7.0 ポリブテン 1.0 ヒドロキシステアリン酸コレステリル 2.0 ジイソステアリン酸ジグリセリル 6.55 ステアリン酸オクチル 15.0 メチルポリシロキサン(6cs) 15.0 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5 天然ビタミンE 0.05 (ハ゜ルミチン酸/2-エチルヘキサン酸)テ゛キストリン 0.3 多孔質球状無水ケイ酸 15.0 合成マイカ(PDM−40L) 10.0 軽質炭酸カルシウム 10.0 ベンガラ 0.1 酸化チタン 0.5 雲母チタン 14.0
【0053】 〔実施例13〕 チークカラー 成分 配合量(質量%) ポリエチレンワックス 6.5 マイクロクリスタリンワックス 2.0 トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 22.0トリ (カフ゜リル・カフ゜リン酸)ク゛リセリル 8.0 ジメチルポリシロキサン 10.0 セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 パルミチン酸デキストリン 1.0 多孔質球状無水ケイ酸 20.0 合成マイカ(PDM−40L) 10.0 セリサイト 9.2 酸化チタン 4.0 赤色226号 0.2 群青 0.05 ベンガラ 0.05 雲母チタン 6.0
【0054】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
製造時の形状保持性、充填成型性がよく、べたつき感等
がなく、使用時の化粧料が均一に塗布できるという優れ
た使用感を有し、さらに、特に液状油分に由来するにじ
みや衣服への転写等によって化粧持ちが悪くなることの
ない優れた油性固形化粧料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 7/035 7/035 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB171 AB172 AB212 AB232 AB242 AB322 AB431 AB432 AC012 AC352 AC372 AC392 AC422 AC442 AC792 AC852 AC862 AD022 AD092 AD152 AD241 AD242 AD492 AD662 BB12 BB13 BB21 BB23 BB24 BB51 CC01 CC02 CC11 CC12 CC14 DD17 DD21 DD30 EE03 EE06 EE07 EE11 FF05 FF06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形油分1〜15質量%、液状油分15
    〜65質量%、粉末30〜70質量%、デキストリン脂
    肪酸エステル0.01〜8質量%含有する油性固形化粧
    料であって、前記粉末として合成マイカを油性固形化粧
    料全量中1〜50質量%配合してなる油性固形化粧料。
  2. 【請求項2】 さらに、シリカを配合してなる請求項1
    記載の油性固形化粧料。
  3. 【請求項3】 シリカの配合量が油性固形化粧料全量中
    10〜40質量%である請求項2記載の油性固形化粧
    料。
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