JP2003297007A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2003297007A
JP2003297007A JP2002099584A JP2002099584A JP2003297007A JP 2003297007 A JP2003297007 A JP 2003297007A JP 2002099584 A JP2002099584 A JP 2002099584A JP 2002099584 A JP2002099584 A JP 2002099584A JP 2003297007 A JP2003297007 A JP 2003297007A
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disc
speed
rotation speed
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reading
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JP2002099584A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Suzuki
和明 鈴木
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キズや汚れのあるディスクを再生する場合に再
生までの時間を短縮できるディスク再生装置を提供す
る。 【解決手段】再生時に、ディスクを最低の回転速度(た
とえば1倍速)からスタートさせ、読み取りが正常に行
われている間、回転速度を段階的に増加してゆく。そし
て、たとえば8倍速で読み取りエラーが発生した場合
は、ディスクの回転速度をエラー直前の速度である4倍
速に下げて再度読み取りを行う。回転速度を最低速度か
ら徐々に上げてゆくことで、キズや汚れの程度が大きい
ディスクであっても読み取ることができ、また、最高速
度から減速して読み取ってゆく場合に比べて読取可能な
最大速度に早く到達できるので、再生までの時間が短縮
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、C
D−R、CD−RW等のディスクに記録されている情報
を読み取って再生するディスク再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ディスクを再生する場合、ディスクの記
録面にキズや汚れがあると、ディスクに記録されている
情報を正確に読み取ることができず、一般に読み取りエ
ラーが発生するが、ディスクの回転数を低くすれば、あ
る程度のキズや汚れのあるディスクであっても、読み取
ることができる場合がある。そこで、従来のディスク再
生装置では、ディスクを高速で回転して再生を開始した
後、読み取りエラーが発生した場合は、読み取りが正常
に行われるまでディスクの回転速度を下げることによ
り、キズ等のあるディスクであっても再生が行われるよ
うにしている。
【0003】図12は、従来のディスク再生装置におけ
るディスクの回転速度制御を説明する図である。ここで
は、ディスクの回転速度が1倍速(1×)から40倍速
(40×)まで9段階の速度に制御される場合を例に挙
げている。再生開始時には、ディスクは40倍速の最高
速度で回転し、ディスクに記録されている情報が読み取
られるが、キズや汚れのあるディスクの場合は、このよ
うな高速回転では情報を読み取ることができず、読み取
りエラーが発生する。そこで、エラーが発生すると、デ
ィスクの回転速度を1段階下げて32倍速とし、この速
度で再度ディスクの記録情報を読み取る。32倍速でも
読み取りエラーが発生した場合は、ディスクの回転速度
をさらに1段階下げて24倍速とする。24倍速でも読
み取りエラーが発生した場合は、速度をさらに1段階下
げて16倍速とする。以下同様にして、ディスクの記録
情報が正常に読み取られるまで、ディスクの回転速度を
段階的に下げてゆく。この例では、回転速度が4倍速に
なったときに正常な読み取りが行われたことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにおいては、ディスクの回転速度を最高速度から徐
々に下げてゆくため、キズや汚れのひどいディスクの場
合は、正常に読み取りができるまでに時間がかかり、再
生までの時間が長くなるという問題がある。
【0005】一方、特開平11−306696号公報に
は、読み取りエラーが発生した場合に、エラーが解消す
るまでディスクの回転速度を減速し、エラーが解消すれ
ば回転速度を上げてゆくようにしたディスク再生装置が
記載されている。また、特開2000−231765号
公報には、通常の回転速度でディスクを読み取れなかっ
た場合にリトライ動作を行ない、それでも読み取れなか
った場合は通常以下の回転速度でディスクを駆動して、
正常に読み取れた場合は、次回からは最初からその回転
速度で読み出しを行うようにしたディスク再生装置が記
載されている。しかしながら、上記各公報のものは再生
後に読み取りエラーが発生した以降の処理に関する技術
であって、再生までの時間短縮に関する技術ではない。
【0006】そこで、本発明の課題は、キズや汚れのあ
るディスクを再生する場合に、再生までの時間を短縮す
ることができるディスク再生装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク再
生装置では、再生時にディスクを低速の回転速度からス
タートさせ、読み取りが正常に行われている間は、ディ
スクの回転速度を徐々に増加させ、ある回転速度におい
て読み取りエラーが発生した場合は、ディスクの回転速
度をエラー発生直前の速度に減速して、この減速された
回転速度で再度ディスクの記録情報を読み取るようにし
ている。
【0008】本発明においては、再生時のディスクの回
転速度を高速から下げてゆくのではなく、逆に低速から
徐々に上げてゆき、読み取りエラーが発生すれば、ディ
スクの回転速度をエラー直前の速度に戻すことで、キズ
や汚れのあるディスクであっても読み取ることが可能と
なり、また、読取可能な最大速度に早く到達して再生ま
での時間を短縮することができる。
【0009】本発明の第1の実施形態では、再生時にデ
ィスクを最低の回転速度からスタートさせ、読み取りが
正常に行われている間は、ディスクの回転速度を段階的
に増加させてゆく。そして、ある回転速度において読み
取りエラーが発生した場合は、ディスクの回転速度をエ
ラー発生直前の速度に減速して、この減速された回転速
度で再度ディスクの記録情報を読み取る。ディスクを最
低の回転速度(たとえば1倍速)からスタートさせるこ
とで、キズや汚れの程度が大きいディスクであっても、
最初の段階から読み取ることができる。
【0010】本発明の第2の実施形態では、再生開始時
のディスクの回転速度が最高速度か最低速度かを前回再
生時の設定結果に基づいて判別し、最高速度と判別され
たときは、再生時にディスクを最高の回転速度からスタ
ートさせ、当該回転速度において読み取りエラーが発生
した場合は、読み取りが正常に行われるまでディスクの
回転速度を段階的に減少させる。また、最低速度と判別
されたときは、ディスクを最低の回転速度からスタート
させ、読み取りが正常に行われている間は、ディスクの
回転速度を段階的に増加させ、ある回転速度において読
み取りエラーが発生した場合は、ディスクの回転速度を
エラー発生直前の速度に減速して、この減速された回転
速度で再度ディスクの記録情報を読み取らせる。このよ
うにすることで、キズ等がなく高速回転で読取可能なデ
ィスクの場合は、最高速度からスタートすることで再生
までの時間を短縮することができ、一方、キズ等があっ
て低速回転でした読み取れないディスクの場合は、最低
速度からスタートすることで再生までの時間を短縮する
ことができる。
【0011】また、この第2の実施形態では、読み取り
エラー時のディスクの回転速度を閾値と比較し、回転速
度が所定の閾値を超えているときは、次回再生開始時の
ディスクの回転速度が最高速度に設定され、回転速度が
所定の閾値を超えていないときは、次回再生開始時のデ
ィスクの回転速度が最低速度に設定される。
【0012】本発明の第3の実施形態では、挿入された
ディスクについて再生開始時の回転速度が記録されてい
るか否かを判別し、回転速度が記録されている場合は、
再生時にディスクを当該回転速度からスタートさせる。
一方、回転速度が記録されていない場合は、再生時にデ
ィスクを最低の回転速度からスタートさせる。そして、
読み取りが正常に行われている間は、ディスクの回転速
度を段階的に増加させ、ある回転速度において読み取り
エラーが発生した場合は、ディスクの回転速度をエラー
発生直前の速度に減速して、この減速された回転速度で
再度ディスクの記録情報を読み取る。このようにするこ
とで、再生時に個々のディスクに応じた最適の回転速度
でスタートさせることができるので、ディスクの読み取
りを確実に行うことができるとともに、再生までの時間
を最短とすることができる。
【0013】本発明の第4の実施形態では、読み取りエ
ラーの回数をディスクの回転速度と対応させて記録して
おき、このエラー回数に基づいて正常読み取りが可能な
ディスクの回転速度を算出する。そして、この算出され
た回転速度でディスクの再生をスタートさせ、読み取り
が正常に行われている間は、ディスクの回転速度を段階
的に増加させ、ある回転速度において読み取りエラーが
発生した場合は、ディスクの回転速度をエラー発生直前
の速度に減速して、この減速された回転速度で再度ディ
スクの記録情報を読み取る。このように読み取りエラー
の回数からスタート時のディスクの回転速度を算出する
ことで、それぞれのディスクのエラー状況に応じた最適
の回転速度を設定することが可能となり、ディスクの読
み取りを確実に行うことができるとともに、再生までの
時間を最短とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るディスク再
生装置Aの電気的構成を示したブロック図である。図に
おいて、1はCD−ROM等の光ディスク(以下、単に
ディスクという)、2はディスク1を回転させるディス
クモータ、3はディスクモータ2を駆動するディスク駆
動部である。4はディスク1にレーザ光を照射してその
反射光からディスク1の記録情報を読み取る光ピックア
ップで、この光ピックアップ4は本発明における読取手
段を構成する。5は光ピックアップ4を電気的および機
械的に駆動するピックアップ駆動部、6は光ピックアッ
プ4で受光して得られた信号を処理する信号処理部、7
は処理された信号に基づいて光ディスク1の記録情報を
再生するディスク再生部である。信号処理部6およびデ
ィスク再生部7によって、本発明における再生手段が構
成される。8は各部の制御を行うCPUを含む制御部
で、この制御部8によって、本発明における制御手段、
判別手段および演算手段が構成される。9はROMやR
AMから構成されるメモリ、10はディスク1の再生や
停止等の操作を行う操作部、11は各種メッセージ等が
表示される表示部、12は外部装置との間で信号やデー
タを授受するインターフェイスである。
【0015】次に、上記ディスク再生装置Aにおけるデ
ィスクの回転速度制御について説明する。図2は、第1
の実施形態に係る回転速度制御を説明する図である。本
実施形態では、図2(a)に示すように、キズや汚れの
あるディスク1に対し、最低の回転速度である1倍速か
ら再生を開始する。1倍速でディスク1の記録情報を正
常に読み取ることができれば、次に、ディスク1の回転
速度を2倍速に上げ、2倍速でディスク1を正常に読み
取ることができれば、回転速度を4倍速に上げる、とい
うように、読み取りが正常に行われている間は、ディス
ク1の回転速度を段階的に増加してゆく。そして、8倍
速まで上げたときにディスク1の読み取りエラーが発生
した場合、ディスク1の回転速度をエラー発生直前の4
倍速まで下げる。そして、以降はこの4倍速の回転速度
でディスク1の記録情報を読み取り、再生を行ってゆ
く。また、図2(b)に示すように、4倍速での再生中
にエラーが発生した場合は、ディスク1の回転速度をも
う1段階下げて2倍速とする。
【0016】このように、ディスクの回転速度を最低速
度からスタートして段階的に上げてゆき、読み取りエラ
ーが発生したときに、ディスクの回転速度をエラー直前
の速度まで下げることで、キズや汚れの程度が大きいデ
ィスクであっても、読取可能な最大速度(図2(a)で
は4倍速)で再生を行うことができる。また、図12と
の対比でわかるように、同じ4倍速で再生を行う場合で
も、本実施形態のほうが早く4倍速に到達するため、再
生までの時間が短縮される。
【0017】図3は、上記第1の実施形態における回転
速度制御の手順を表したフローチャートであって、制御
部8により実行される手順を示している。以下、このフ
ローチャートを参照しながら、回転速度制御の詳細につ
いて説明する。
【0018】操作部10の操作によって再生動作が開始
されると、まずディスク1の回転速度が最低速度、すな
わち1倍速に設定される(ステップS1)。そして、デ
ィスク駆動部3によりディスクモータ2を最低速度で駆
動し、1倍速で回転しているディスク1の記録情報を光
ピックアップ4で読み取る(ステップS2)。続いて、
読み取りエラーが発生したか否かを判定する(ステップ
S3)。読み取りエラーが発生せず、ディスク1の記録
情報が正常に読み取れた場合は(ステップS3:N
O)、ステップS7へ移行して、ディスク1の回転速度
が最高速度か否かを判定する。最高速度でなければ(ス
テップS7:NO)、ディスク1の速度を1段階上げて
(ステップS8)、ステップS2へ戻り、再びディスク
1の情報を読み取る。続いて、読み取りエラーが発生し
たか否かを判定し(ステップS3)、読み取りエラーが
発生しなければ(ステップS3:NO)、ディスク1の
回転速度が最高速度か否かを判定し(ステップS7)、
最高速度でなければ(ステップS7:NO)、ディスク
1の速度をさらに1段階上げて(ステップS8)、ステ
ップS2へ戻りディスク1の情報を読み取る。また、デ
ィスク1の回転速度が最高速度になれば(ステップS
7:YES)、その速度でステップS2へ戻りディスク
1の情報を読み取る。以下同様にして、読み取りエラー
が発生しない間は、上述した処理を反復する。
【0019】一方、ステップS3において読み取りエラ
ーが発生し、ディスク1の記録情報が正常に読み取れな
かった場合は(ステップS3:YES)、ステップS4
へ移行して、ディスク1の回転速度が最低速度か否かを
判定する。最低速度でなければ(ステップS4:N
O)、ディスク1の速度を1段階下げて(ステップS
5)、再読取りのための処理を行った後(ステップS
6)、ステップS2へ戻り、再びディスク1の情報を読
み取る。続いて、読み取りエラーが発生したか否かを判
定し(ステップS3)、読み取りエラーが発生しなけれ
ば(ステップS3:NO)、ステップS7へ移行して前
述の処理を行う。また、再び読み取りエラーが発生すれ
ば(ステップS3:YES)、ディスク1の回転速度が
最低速度か否かを判定し(ステップS4)、最低速度で
あれば(ステップS4:YES)、それ以上速度を下げ
ることはできないので、表示部11にエラーメッセージ
を表示して処理を終了する。このとき、される。また、
最低速度でなければ(ステップS4:NO)、ディスク
1の速度をさらに1段階下げて(ステップS5)、再読
取りのための処理を行った後(ステップS6)、ステッ
プS2へ戻り、再びディスク1の情報を読み取る。以下
同様にして、読み取りエラーが発生すれば上述した処理
を反復する。
【0020】図4および図5は、第2の実施形態に係る
回転速度制御を説明する図である。本実施形態では、デ
ィスクの回転速度に閾値を設定し、読み取りエラーが発
生した時のディスクの回転速度を閾値と比較して、回転
速度が所定の閾値を超えているときは、次回再生開始時
のディスクの回転速度を最高速度(40倍速)に設定す
る。また、回転速度が所定の閾値を超えていないとき
は、次回再生開始時のディスクの回転速度を最低速度
(1倍速)に設定する。これらの設定値は、ディスクを
特定するためのディスク情報(たとえばTOC情報)と
対応させてメモリ9に記憶される。そして、再生時に
は、挿入されたディスク1に対応する回転速度をメモリ
9から読み出し、最高速度であれば、図4に示すように
40倍速からディスク1の再生を開始して、読み取りが
正常に行われるまでディスク1の回転速度を段階的に減
少させる。一方、回転速度が最低速度であれば、図5に
示すように1倍速からディスク1の再生を開始して、読
み取りエラーが発生すれば、ディスク1の回転速度をエ
ラー発生直前の速度まで下げる。
【0021】図4および図5においては、回転速度の閾
値は16倍速に設定されており、この閾値はユーザが操
作部10で任意に設定することができる。図4(a)の
場合は、最後のエラー発生時におけるディスク1の回転
速度は32倍速であり、この値は閾値の16倍速を超え
ている。この場合は、次回再生開始時のディスク1の回
転速度は最高速度に設定され、次回も40倍速から再生
が行われる。一方、図4(b)の場合は、最後のエラー
発生時におけるディスク1の回転速度は12倍速であ
り、この値は閾値の16倍速を下回っている。この場合
は、次回再生開始時のディスク1の回転速度は最低速度
に設定され、次回は1倍速から再生が行われる。なお、
図4(b)のように最高速度からスタートしたにもかか
わらず、読み取りエラーが続いて低速でしか再生できな
い要因としては、前回の再生終了時から今回の再生開始
時までの間に、ディスク1にキズや汚れが生じたこと等
が考えられる。
【0022】また、図5(a)の場合は、エラー発生時
におけるディスク1の回転速度は12倍速であり、この
値は閾値の16倍速を下回っている。この場合は、次回
再生開始時のディスク1の回転速度は最低速度に設定さ
れ、次回も1倍速から再生が行われる。一方、図5
(b)の場合は、エラー発生時におけるディスク1の回
転速度は32倍速であり、この値は閾値の16倍速を超
えている。この場合は、次回再生開始時のディスク1の
回転速度は最高速度に設定され、次回は40倍速から再
生が行われる。なお、図5(b)のように最低速度から
スタートしたにもかかわらず、正常読取りが続いて高速
で再生できる要因としては、前回の再生終了時から今回
の再生開始時までの間に、ディスク1に付着した汚れが
除去されたこと等が考えられる。
【0023】キズや汚れのないディスクの場合は、高速
で読み取りが可能であり、読み取りエラーが発生したと
しても、そのときの回転速度は図4(a)のように閾値
を超えるのが普通であるから、次回再生開始時の速度は
最高速度に設定される。したがって、最高速度から読み
取りを開始することで、再生までの時間を短縮すること
ができる。また、キズや汚れのあるディスクの場合は、
低速でのみ読み取りが可能であり、読み取りエラーが発
生した場合の回転速度は図5(a)のように閾値を超え
ないのが普通であるから、次回再生開始時の速度は最低
速度に設定される。したがって、最低速度から読み取り
を開始することで、再生までの時間を短縮することがで
きる。
【0024】図6は、上記第2の実施形態における回転
速度制御の手順を表したフローチャートであって、制御
部8により実行される手順を示している。以下、このフ
ローチャートを参照しながら、回転速度制御の詳細につ
いて説明する。
【0025】操作部10の操作によって再生動作が開始
されると、挿入されたディスク1につき設定されている
再生開始時の回転速度が最高速度か否かをメモリ9を参
照して判定する(ステップS11)。判定の結果、回転
速度が最高速度である場合は(ステップS11:YE
S)、ディスク1の回転速度が最高速度、すなわち40
倍速に設定される(ステップS12)。また、回転速度
が最低速度である場合は(ステップS11:NO)、デ
ィスク1の回転速度が最低速度、すなわち1倍速に設定
される(ステップS13)。次に、ディスク駆動部3に
よりディスクモータ2を駆動し、回転しているディスク
1の記録情報を光ピックアップ4で読み取る(ステップ
S14)。続いて、読み取りエラーが発生したか否かを
判定する(ステップS15)。読み取りエラーが発生せ
ず、ディスク1の記録情報が正常に読み取れた場合は
(ステップS15:NO)、ステップS22へ移行す
る。ステップS22以降については後述する。
【0026】ステップS15において読み取りエラーが
発生し、ディスク1の記録情報が正常に読み取れなかっ
た場合は(ステップS15:YES)、次にエラー発生
時のディスク1の回転速度が閾値を超えているか否かを
判定する(ステップS16)。回転速度が閾値を超えて
いる場合は(ステップS16:YES)ディスク1の速
度を1段階下げて(ステップS20)、再読取りのため
の処理を行った後(ステップS21)、ステップS14
へ戻り、再びディスク1の情報を読み取る。続いて、読
み取りエラーが発生したか否かを判定し(ステップS1
5)、読み取りエラーが発生しなければ(ステップS1
5:NO)、ステップS22へ移行する。また、再び読
み取りエラーが発生すれば(ステップS15:YE
S)、そのときのディスク1の回転速度が閾値を超えて
いるか否かを判定し(ステップS16)、回転速度が閾
値を超えている場合は(ステップS16:YES)ディ
スク1の速度をさらに1段階下げて(ステップS2
0)、再読取りのための処理を行った後(ステップS2
1)、ステップS14へ戻り、再びディスク1の情報を
読み取る。
【0027】ステップS16において、ディスク1の回
転速度が閾値を超えない場合は(ステップS16:N
O)、メモリ9においてエラー発生フラグをONとした
後(ステップS17)、次回再生開始時のディスク1の
回転速度を最低速度に設定する(ステップS18)。続
いて、エラー発生時のディスク1の回転速度が最低速度
か否かを判定し(ステップS19)、最低速度であれば
(ステップS19:YES)、それ以上速度を下げるこ
とはできないので、表示部11にエラーメッセージを表
示して処理を終了する。また、最低速度でなければ(ス
テップS19:NO)、ディスク1の速度を1段階下げ
て(ステップS20)、再読取りのための処理を行った
後(ステップS21)、ステップS14へ戻り、再びデ
ィスク1の情報を読み取る。以下同様にして、読み取り
エラーが発生すれば上述した処理を反復する。
【0028】ステップS15において、読み取りエラー
が発生しなければ、ステップS22へ移行して、ディス
ク1の回転速度が最高速度か否かを判定する。最高速度
であれば(ステップS22:YES)、そのままステッ
プS14へ戻って、ディスク情報の読み取りを行う。最
高速度でなければ(ステップS22:NO)、ディスク
1の速度を1段階上げた後(ステップS23)、その回
転速度で以前に読み取りエラーが発生したか否かを判定
する(ステップS24)。この判定は、メモリ9におけ
るエラー発生フラグ(ステップS17)を参照すること
によって行われる。エラー発生フラグがONの場合、す
なわちエラーが発生している場合は(ステップS24:
YES)、そのままステップS14へ戻ってディスク1
の読み取りを行う。また、エラー発生フラグがOFFの
場合、すなわちエラーが発生していない場合は(ステッ
プS24:NO)、次に、ディスク1の回転速度が閾値
を超えているか否かを判定する(ステップS25)。回
転速度が閾値を超えていなければ(ステップS25:N
O)、そのままステップS14へ戻ってディスク1の読
み取りを行う。また、回転速度が閾値を超えている場合
は(ステップS25:YES)、次回再生開始時のディ
スク1の回転速度を最高速度に設定した後(ステップS
26)、ステップS14へ戻ってディスク1の読み取り
を行う。以下同様にして、読み取りエラーが発生しない
場合は、上述した処理を反復する。
【0029】図7は、第3の実施形態に係る回転速度制
御を説明する図である。本実施形態では、ディスクごと
に再生開始時の回転速度を設定するようにしている。す
なわち、挿入されたディスクについて再生開始時の回転
速度が記録されているか否かを判別し、回転速度が記録
されている場合は、再生時にディスクを当該回転速度か
らスタートさせる。図7の例では、ディスクAに関して
は回転速度として24倍速が記録されており、24倍速
から回転をスタートさせる。また、ディスクBに関して
は回転速度として8倍速が記録されており、8倍速から
回転をスタートさせる。一方、回転速度が記録されてい
ない場合は、再生時にディスクを最低の回転速度からス
タートさせる。ディスクCがこの場合に該当し、回転速
度が記録されていないディスクCは1倍速から回転をス
タートさせる。回転速度に関する情報は、ディスクを特
定するためのディスク情報(たとえばTOC情報)と対
応させてメモリ9に記録しておけばよい。
【0030】図7において、各ディスクの再生後の動作
は図2の場合と同様であり、読み取りが正常に行われて
いる間は、ディスクの回転速度を段階的に増加させてゆ
き、読み取りエラーが発生した場合は、回転速度を1段
階減速してエラー発生直前の速度とし、この減速された
回転速度で再度ディスクの記録情報を読み取る。このと
き再度エラーが発生すれば、回転速度をさらに1段階減
速して読み取りを行う。このようにして、ディスクごと
に個別に回転速度を設定しておくことで、再生時には各
ディスクに応じた最適の回転速度で再生を開始すること
ができ、これによって、ディスクの読み取りを確実に行
うことができるとともに、再生までの時間を最短とする
ことができる。
【0031】図8は、上記第3の実施形態における回転
速度制御の手順を表したフローチャートであって、制御
部8により実行される手順を示している。以下、このフ
ローチャートを参照しながら、回転速度制御の詳細につ
いて説明する。
【0032】操作部10の操作によって再生動作が開始
されると、挿入されたディスク1につき回転速度の情報
があるか否かをメモリ9を参照して判定する(ステップ
S31)。判定の結果、回転速度の情報がある場合は
(ステップS31:YES)、ディスク1の回転速度と
してメモリ9に記憶されている所定の回転速度が設定さ
れる(ステップS32)。また、回転速度の情報がない
場合は(ステップS31:NO)、ディスク1の回転速
度が最低速度、すなわち1倍速に設定される(ステップ
S33)。次に、ディスク駆動部3によりディスクモー
タ2を駆動し、回転しているディスク1の記録情報を光
ピックアップ4で読み取る(ステップS34)。続い
て、読み取りエラーが発生したか否かを判定する(ステ
ップS35)。読み取りエラーが発生せず、ディスク1
の記録情報が正常に読み取れた場合は(ステップS3
5:NO)、ステップS41へ移行する。ステップS4
1以降については後述する。
【0033】ステップS35において読み取りエラーが
発生し、ディスク1の記録情報が正常に読み取れなかっ
た場合は(ステップS35:YES)、メモリ9におい
てエラー発生フラグをONとした後(ステップS3
6)、挿入されているディスクのディスク情報と、読取
可能な回転速度とを対にしてメモリ9に記憶する(ステ
ップS37)。読取可能な回転速度としては、エラーが
発生する直前のディスクの回転速度が記憶され、この回
転速度が次回再生時にステップS31で参照される。続
いて、ディスク1の回転速度が最低速度か否かを判定し
(ステップS38)、最低速度であれば(ステップS3
8:YES)、それ以上速度を下げることはできないの
で、表示部11にエラーメッセージを表示して処理を終
了する。また、最低速度でなければ(ステップS38:
NO)、ディスク1の速度を1段階下げて(ステップS
39)、再読取りのための処理を行った後(ステップS
40)、ステップS34へ戻り、再びディスク1の情報
を読み取る。以下同様にして、読み取りエラーが発生す
れば上述した処理を反復する。
【0034】ステップS35において、読み取りエラー
が発生しなければ、ステップS41へ移行して、ディス
ク1の回転速度が最高速度か否かを判定する。最高速度
であれば(ステップS41:YES)、そのままステッ
プS34へ戻って、ディスク情報の読み取りを行う。ま
た、最高速度でなければ(ステップS41:NO)、デ
ィスク1の速度を1段階上げた後(ステップS42)、
その回転速度で以前に読み取りエラーが発生したか否か
を判定する(ステップS43)。この判定は、メモリ9
におけるエラー発生フラグ(ステップS36)を参照す
ることによって行われる。エラー発生フラグがONの場
合、すなわちエラーが発生している場合は(ステップS
43:YES)、そのままステップS34へ戻ってディ
スク1の読み取りを行う。また、エラー発生フラグがO
FFの場合、すなわちエラーが発生していない場合は
(ステップS43:NO)、次に、挿入されているディ
スクのディスク情報と、読取可能な回転速度とを対にし
てメモリ9に記憶する(ステップS44)。読取可能な
回転速度としては、ステップS42で設定された回転速
度が記憶され、この回転速度が次回再生時にステップS
31で参照される。その後、ステップS34へ戻って、
ディスク情報の読み取りを行う。以下同様にして、読み
取りエラーが発生しない場合は、上述した処理を反復す
る。
【0035】図9は、第4の実施形態に係る回転速度制
御を説明する図である。本実施形態では、読み取りエラ
ーの回数に基づいて読取可能なディスクの回転速度を算
出し、この回転速度で再生を開始する。したがって、発
生したエラーの状況により再生開始時の回転速度は2倍
速、8倍速、16倍速というように異なっている。この
回転速度の算出方法の一例を以下に説明する。図10
は、エラー記録テーブル20に記録されたエラーデータ
の例であり、ディスクの回転速度(倍速)と対応して、
エラー回数とエラー累計とが記録されている。このエラ
ー記録テーブル20はメモリ9に設けられ、本発明にお
ける記録手段を構成する。ここで、回転速度を上げてい
った場合のエラーの割合を表す指標として、 α=(n倍速までのエラー累計/総読取回数)×閾値 を設定し、このαの値に応じて次回の再生開始時におけ
る回転速度(倍速)を決定する。なお、閾値はユーザに
おいて任意に設定することができる。
【0036】たとえば、上式の閾値を10%とし、24
倍速のディスクドライブで25回読取処理を行った場合
のエラー発生状況が図10の通りであったとすると、8
倍速で読み取る場合はα=(2/25)×0.1=8%
となり、12倍速で読み取る場合はα=(4/25)×
0.1=16%となる。これらの値を閾値の10%と比
較した場合、8倍速の場合はαが閾値より小さいのでエ
ラーの発生する割合は小さく、12倍速の場合はαが閾
値より大きいのでエラーの発生する割合は大きくなる。
よって、本例の場合、次回再生開始時には8倍速からデ
ィスクの読み取りを開始する。再生後の動作は図2の場
合と同様であり、読み取りが正常に行われている間は、
ディスクの回転速度を段階的に増加させ、ある回転速度
において読み取りエラーが発生した場合は、ディスクの
回転速度をエラー発生直前の速度に減速して、この減速
された回転速度で再度ディスクの記録情報を読み取る。
【0037】こうして、エラー回数に基づいて各倍速に
対応するαの値を算出し、これを閾値と比較して再生開
始時の倍速を決定することにより、各ディスクごとのエ
ラー発生状況に応じた最適の回転速度を設定することが
できるので、ディスクの読み取りを確実に行うことがで
きるとともに、再生までの時間を最短とすることができ
る。
【0038】図11は、上記第4の実施形態における回
転速度制御の手順を表したフローチャートであって、制
御部8により実行される手順を示している。以下、この
フローチャートを参照しながら、回転速度制御の詳細に
ついて説明する。
【0039】操作部10の操作によって再生動作が開始
されると、上述した原理に従って再生開始時のディスク
速度を算出し(ステップS51)、ディスクの回転速度
を算出された速度に設定する(ステップS52)。そし
て、ディスク駆動部3によりディスクモータ2を設定速
度で駆動し、ディスク1の記録情報を光ピックアップ4
で読み取る(ステップS53)。続いて、読み取りエラ
ーが発生したか否かを判定する(ステップS54)。読
み取りエラーが発生せず、ディスク1の記録情報が正常
に読み取れた場合は(ステップS54:NO)、ステッ
プS59へ移行して、ディスク1の回転速度が最高速度
か否かを判定する。最高速度でなければ(ステップS5
9:NO)、ディスク1の速度を1段階上げて(ステッ
プS60)、ステップS53へ戻り、再びディスク1の
情報を読み取る。続いて、読み取りエラーが発生したか
否かを判定し(ステップS54)、読み取りエラーが発
生しなければ(ステップS54:NO)、ディスク1の
回転速度が最高速度か否かを判定し(ステップS5
9)、最高速度でなければ(ステップS59:NO)、
ディスク1の速度をさらに1段階上げて(ステップS6
0)、ステップS53へ戻りディスク1の情報を読み取
る。また、ディスク1の回転速度が最高速度になれば
(ステップS59:YES)、その速度でステップS5
3へ戻りディスク1の情報を読み取る。以下同様にし
て、読み取りエラーが発生しない間は、上述した処理を
反復する。
【0040】一方、ステップS54において読み取りエ
ラーが発生し、ディスク1の記録情報が正常に読み取れ
なかった場合は(ステップS54:YES)、メモリ9
のエラー記録テーブル20(図10)にエラー回数を現
在の倍速と対応させて記録する(ステップS55)。こ
のとき、テーブル20のエラー累計の値は自動的に更新
される。続いて、ディスク1の回転速度が最低速度か否
かを判定する(ステップS56)。最低速度でなければ
(ステップS56:NO)、ディスク1の速度を1段階
下げて(ステップS57)、再読取りのための処理を行
った後(ステップS58)、ステップS53へ戻り、再
びディスク1の情報を読み取る。続いて、読み取りエラ
ーが発生したか否かを判定し(ステップS54)、読み
取りエラーが発生しなければ(ステップS54:N
O)、ステップS59へ移行して前述の処理を行う。ま
た、再び読み取りエラーが発生すれば(ステップS5
4:YES)、エラー記録テーブル20にエラー回数を
現在の倍速と対応させて記録する(ステップS55)。
そして、ディスク1の回転速度が最低速度か否かを判定
し(ステップS56)、最低速度であれば(ステップS
56:YES)、それ以上速度を下げることはできない
ので、表示部11にエラーメッセージを表示して処理を
終了する。また、最低速度でなければ(ステップS5
6:NO)、ディスク1の速度をさらに1段階下げて
(ステップS57)、再読取りのための処理を行った後
(ステップS58)、ステップS53へ戻り、再びディ
スク1の情報を読み取る。以下同様にして、読み取りエ
ラーが発生すれば上述した処理を反復する。
【0041】上記各実施形態では、ディスク1の再生開
始時の回転速度を装置側で自動的に設定するようにした
が、これをユーザにおいて任意に設定できるようにして
もよい。また、キズや汚れのあるディスクについては最
低速度からスタートさせ、キズ等のないディスクについ
ては最高速度からスタートさせるような選択スイッチを
操作部10に設けてもよい。
【0042】本発明は、パーソナルコンピュータに搭載
されるディスクドライブのほか、音楽や映像を再生する
CDプレーヤ、DVDプレーヤなどにも適用することが
できる。また、本発明に係るディスク再生装置は、再生
専用の装置であってもよいし、再生と記録の両方の機能
を備えた装置であってもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、再生開始時に回転速度
を低速から徐々に上げながらディスクを読み取ってゆく
ため、キズや汚れのあるディスクでも読み取ることがで
き、また、読取可能な最大速度に早く到達して再生まで
の時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク装置の電気的構成を示し
たブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係る回転速度制御を説明する
図である。
【図3】第1の実施形態における回転速度制御の手順を
表したフローチャートである。
【図4】第2の実施形態に係る回転速度制御を説明する
図である。
【図5】第2の実施形態に係る回転速度制御を説明する
図である。
【図6】第2の実施形態における回転速度制御の手順を
表したフローチャートである。
【図7】第3の実施形態に係る回転速度制御を説明する
図である。
【図8】第3の実施形態における回転速度制御の手順を
表したフローチャートである。
【図9】第4の実施形態に係る回転速度制御を説明する
図である。
【図10】エラー記録テーブルに記録されたエラーデー
タの例である。
【図11】第4の実施形態における回転速度制御の手順
を表したフローチャートである。
【図12】従来のディスク再生装置におけるディスクの
回転速度制御を説明する図である。
【符号の説明】
A ディスク再生装置 1 ディスク 2 ディスクモータ 3 ディスク駆動部 4 光ピックアップ 5 ピックアップ駆動部 6 信号処理部 7 ディスク再生部 8 制御部 9 メモリ 10 操作部 11 表示部 12 インターフェイス 20 エラー記録テーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクに記録されている情報を読み取る
    読取手段と、この読取手段が読み取った情報を再生する
    再生手段と、前記ディスクの回転速度を制御する制御手
    段とを有するディスク再生装置において、 前記制御手段は、再生時にディスクを最低の回転速度か
    らスタートさせ、読み取りが正常に行われている間は、
    ディスクの回転速度を段階的に増加させ、ある回転速度
    において読み取りエラーが発生した場合は、ディスクの
    回転速度をエラー発生直前の速度に減速して、この減速
    された回転速度で再度ディスクの記録情報を読み取らせ
    ることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスクに記録されている情報を読み取る
    読取手段と、この読取手段が読み取った情報を再生する
    再生手段と、前記ディスクの回転速度を制御する制御手
    段とを有するディスク再生装置において、 再生開始時のディスクの回転速度が最高速度か最低速度
    かを前回再生時の設定結果に基づいて判別する判別手段
    を備え、 前記制御手段は、前記判別手段により最高速度と判別さ
    れたときは、再生時にディスクを最高の回転速度からス
    タートさせ、当該回転速度において読み取りエラーが発
    生した場合は、読み取りが正常に行われるまでディスク
    の回転速度を段階的に減少させ、前記判別手段により最
    低速度と判別されたときは、ディスクを最低の回転速度
    からスタートさせ、読み取りが正常に行われている間
    は、ディスクの回転速度を段階的に増加させ、ある回転
    速度において読み取りエラーが発生した場合は、ディス
    クの回転速度をエラー発生直前の速度に減速して、この
    減速された回転速度で再度ディスクの記録情報を読み取
    らせることを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のディスク再生装置におい
    て、 前記制御手段は、読み取りエラーが発生した場合に、デ
    ィスクの回転速度が所定の閾値を超えているときは、次
    回再生開始時のディスクの回転速度を最高速度に設定
    し、ディスクの回転速度が所定の閾値を超えていないと
    きは、次回再生開始時のディスクの回転速度を最低速度
    に設定することを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】ディスクに記録されている情報を読み取る
    読取手段と、この読取手段が読み取った情報を再生する
    再生手段と、前記ディスクの回転速度を制御する制御手
    段とを有するディスク再生装置において、 挿入されたディスクについて再生開始時の回転速度が記
    録されているか否かを判別する判別手段を備え、 前記制御手段は、前記判別手段により回転速度が記録さ
    れていると判別された場合は、再生時にディスクを当該
    回転速度からスタートさせ、前記判別手段により回転速
    度が記録されていないと判別された場合は、再生時にデ
    ィスクを最低の回転速度からスタートさせ、読み取りが
    正常に行われている間は、ディスクの回転速度を段階的
    に増加させ、ある回転速度において読み取りエラーが発
    生した場合は、ディスクの回転速度をエラー発生直前の
    速度に減速して、この減速された回転速度で再度ディス
    クの記録情報を読み取らせることを特徴とするディスク
    再生装置。
  5. 【請求項5】ディスクに記録されている情報を読み取る
    読取手段と、この読取手段が読み取った情報を再生する
    再生手段と、前記ディスクの回転速度を制御する制御手
    段とを有するディスク再生装置において、 読み取りエラーが発生した場合に、エラーの回数をディ
    スクの回転速度と対応させて記録する記録手段と、 前記記録手段に記憶されているエラー回数に基づいて、
    正常読み取りが可能なディスクの回転速度を算出する演
    算手段と、を備え、 前記制御手段は、再生時にディスクを前記演算手段で算
    出された回転速度からスタートさせ、読み取りが正常に
    行われている間は、ディスクの回転速度を段階的に増加
    させ、ある回転速度において読み取りエラーが発生した
    場合は、ディスクの回転速度をエラー発生直前の速度に
    減速して、この減速された回転速度で再度ディスクの記
    録情報を読み取らせることを特徴とするディスク再生装
    置。
  6. 【請求項6】ディスクに記録されている情報を読み取っ
    て再生するディスク再生装置において、 再生時にディスクを低速の回転速度からスタートさせ、
    読み取りが正常に行われている間は、ディスクの回転速
    度を徐々に増加させ、ある回転速度において読み取りエ
    ラーが発生した場合は、ディスクの回転速度をエラー発
    生直前の速度に減速して、この減速された回転速度で再
    度ディスクの記録情報を読み取ることを特徴とするディ
    スク再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8050161B2 (en) 2007-05-16 2011-11-01 Teac Corporation Optical disk drive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7944788B2 (en) 2007-05-16 2011-05-17 Teac Corporation Optical disk drive
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