JP2003280278A - カラートナー及びフルカラー画像形成方法 - Google Patents
カラートナー及びフルカラー画像形成方法Info
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Abstract
ナー、及びブラックトナーを用い、プロセスインキの色
調(色再現範囲)を確保できるようなカラートナーキッ
トを提供するものである。 【解決手段】 該カラートナーキットにおいて、縦軸を
反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分布図に
おいて、粉体状態のままのトナーとして求めた反射率
が、波長500nmで15乃至20%の範囲であり、か
つ波長600nmで75乃至80%の範囲であることを
特徴とするイエロートナーであり、同様に求めた反射率
が、波長450nmで30乃至35%の範囲であり、か
つ波長475nmで35乃至40%の範囲であることを
特徴とするシアントナーであり、同様に求めた反射率
が、波長425nmで5乃至10%の範囲であり、かつ
波長675nmで65乃至70%の範囲であることを特
徴とするマゼンタトナーであることを特徴とする。
Description
ナージェット方式のカラートナーに関し、高温オフセッ
トを防止するためのオイルを使用しないか、又は、オイ
ルの使用量を少なくした加熱加圧定着手段を用いても高
い彩度、透明度の高いオーバーヘッドプロジェクター
(OHP)投影性及びプロセスインキの色調にマッチし
た色再現域を発現するシアントナー、マゼンタトナー、
イエロートナー及びそれらのトナーを使用したフルカラ
ー画像形成方法に関する。
においては、4つの感光体とベルト状転写体を用い、各
感光体上にそれぞれ形成された静電荷像をシアントナ
ー,マゼンタトナー,イエロートナー及びブラックトナ
ーを用い現像後、感光体とベルト転写体間に転写材を搬
送しストレートパス間で転写後、フルカラー画像を形成
せしめる方法や、感光体に対向せしめた転写体表面に静
電気力やグリッパーの如き機械的作用により転写材を巻
き付け、現像−転写工程を4回実施することでフルカラ
ー画像を得る方法が一般的に利用されている。
ナーとしては、色再現性の向上やオーバーヘッドプロジ
ェクター(OHP)画像の透明性を損なうことなく加熱
加圧定着工程で各トナーが十分混色することが必要であ
る。一般の白黒複写機用黒トナーと較べフルカラー画像
用トナーは、シャープメルト性を有する低分子量結着樹
脂が好ましい。しかしながら、通常、シャープメルト性
結着樹脂を用いると加熱加圧定着工程でトナーが溶融し
た際、結着樹脂の自己凝集力が低いため耐高温オフセッ
ト性に問題を生じ易い。一般の白黒複写機用黒トナーで
は、定着時の耐高温オフセット性を向上させるためポリ
エチレンワックスやポリプロピレンワックスに代表され
る比較的高結晶性のワックスが離型剤として用いられて
いる。例えば特許文献1〜3に提案されている。フルカ
ラー画像用トナーにおいては、この離型剤自身の高結晶
性やOHP用シートの材質との屈折率の違いのためOH
Pで透映した際、透明性が阻害され、投影像は彩度や明
度が低くなる。
蔵弾性率を有するトナーについて提案されている。
80℃または170℃において特定の貯蔵弾性率を有す
るトナーが提案されている。しかし、低温定着と耐高温
オフセットの両立、高温オフセット防止のためのオイル
を使用しないか、又は、オイルの使用量を少なくした加
熱加圧定着手段での良好な定着性、十分な混色特性が必
要とされるカラートナーとしては、トナーの粘度が低す
ぎるうえ、高温環境下での保存性について、満足できる
ものではなかった。
の貯蔵弾性率を有するトナーが提案されている。しかし
ながら、カラートナーとしての理想的な定着特性、保存
性、OHP透明性を得るためには、改良の余地があっ
た。
スと併用することでワックスの結晶性を低下させる方法
が、特許文献13や特許文献14に提案されている。更
に結晶化度の低いワックスを用いる方法が特許文献15
や特許文献16に提案されている。比較的透明性が良く
融点の低いワックスとしてモンタン系ワックスがあり、
モンタン系ワックスの使用が、特許文献17〜21に提
案されている。しかしながら、これらのワックスは、O
HPでの透明性と加熱加圧定着時の低温定着性及び耐高
温オフセット性の全てが十分満足されるものではない。
を極力添加せずに加熱定着ローラーへシリコーンオイル
やフッ素オイルの如きオイルを塗布せしめ耐高温オフセ
ット性の向上とOHPでの透明性を図っている。しかし
ながら、このようにして得られた定着画像は、その表面
に余分のオイルが付着している。オイルが感光体に付着
して汚染したりオイルが定着ローラーを膨潤し、定着ロ
ーラーの寿命を短かくする場合がある。定着画像上への
オイルスジを発生させないため、オイルを均一に且つ定
量的に定着ローラー表面上に供給する必要性があり、定
着装置が大型化する傾向にある。
オイルの使用量を少なくした加熱加圧定着手段におい
て、オフセットの発生が抑制されているトナーであり、
さらに、定着画像の透明性に優れているトナーが待望さ
れている。
介してコンピューターと接続され、高品位カラープリン
ターとして使われるケースが増加するにつれて、システ
ム全体を色管理するカラーマネージメントシステムが提
案される様になってきた。その結果特定のユーザーにお
いては、電子写真方式のカラー複写機で出力される出力
画像がプロセスインキをベースとした印刷の出力画像と
色味の点で一致することを強く望む様になり、プロセス
インキと同様の色調を有するシアントナー、マゼンタト
ナー、イエロートナー及びそれらを使用した画像形成方
法が要求される様になってきた。
つか提案されているが、C.I.ピグメントブルー1
5:3、同15:4、C.I.ソルベントブルー25、
同35、同68、同70、同111などのシアン有彩色
を示す公知の各種染料、顔料が多く使用されている。
3原色であるイエロートナー,マゼンタトナー,シアン
トナーの3色の有彩色トナー又はそれに黒色トナーを加
えた4色のトナーで色再現するものであり、目的とする
色調の画像を得るためには、他色とのバランスが重要で
あり、シアントナーの色調を若干変えることを目的とし
て、同色顔料・染料との併用、他色顔料・染料との併用
なども提案されている。例えば、特許文献22にはシア
ン系顔料とイエロー系顔料の併用、特許文献23にはシ
アン系顔料と同系染料の併用、特許文献24にはシアン
系顔料とマゼンタ系顔料の併用等が提案されている。
ントブルー15:3と、C.I.ピグメントグリーン7
の併用が開示されているが、両顔料の比には言及されて
いない。また、特許文献26ではC.I.ピグメントブ
ルー15:3と、C.I.ピグメントグリーン36の併
用が開示されているが、C.I.ピグメントグリーン3
6はBrで置換されており、帯電維持性及び環境安定性
が思わしくなかった。また、定着性能に関しても、さら
なる改善が必要であることがわかった。さらに、特許文
献27ではC.I.ピグメントブルー15:3と、C.
I.ピグメントグリーン7の併用が開示されている。し
かし、荷電制御剤としてベンジル酸誘導体の金属塩に限
定されており、本発明に規定される芳香族オキシカルボ
ン酸及び芳香族アルコキシカルボン酸から選択される芳
香族カルボン酸誘導体、該芳香族カルボン酸誘導体の金
属化合物に比べると、帯電安定性及び定着性に難がある
ことがわかった。
つか提案されているが、これまで、色の鮮明性と透明性
に優れ、かつ耐光性にも優れるという点でキナクリドン
系の顔料が広く用いられてきた。
−ジメチルキナクリドンを単独で含有したトナーを開示
している。このトナーは、確かに耐光性には優れている
ものの、十分に鮮やかなマゼンタトナーとは言い難かっ
た。特許文献31は、キナクリドン系顔料とキサンテン
系染料またはキサンテン系染料をレーキ化した顔料とを
組み合わせ、トナーの鮮やかさを向上させようとしたこ
とを開示している。このトナーは、まだ充分な鮮やかさ
が得られていなかったし、色が変化し、画像を長時間放
置すると変色してしまうという問題点があった。
を向上させようとして、平均粒径が0.5μm以下のキ
ナクリドン系顔料を用いることを開示している。トナー
の透明性は顔料と樹脂、そして樹脂への分散方法とその
程度によって決まるものであって、必ずしも透明性の高
いマゼンタトナーは得られていなかった。
3原色であるイエロートナー,マゼンタトナー,シアン
トナーの3色の有彩色トナー又はそれに黒色トナーを加
えた4色のトナーで色再現するものであり、目的とする
色調の画像を得るためには、他色とのバランスが重要で
あり、マゼンタトナーの色調を若干変えようという試み
もなされてきた。
クリドン2種を含有する化合物の混合物を開示してお
り、特許文献34は、2,9−ジメチルキナクリドン
と、無置換のキナクリドンとの混晶をマゼンタ用着色剤
として用いることを記載しており、目的とする色相を有
し、かつトナーの摩擦帯電性の改善をも目的とした着色
剤として提案されている。
ドンを単独で用いた時よりも全体として黄味の方向へ色
味はシフトしているものの、オフセット印刷用のマゼン
タインキの色相と比較すると青味が強く、まだ改善すべ
き点が多く残されていた。
トナー用着色剤として数多くのものが知られている。例
えば、特許文献35にはソルベントイエロー112、特
許文献36にはソルベントイエロー160、特許文献3
7にはソルベントイエロー162等々の染料が記載され
ているし、特許文献38にはベンジジン系イエロー顔料
が、特許文献39にはモノアゾ系イエロートナーが、さ
らには、特許文献40にはピグメントイエロー120、
151、154、156等の顔料が記載されている。
トナー用の着色剤は種々の問題も多くかかえていた。例
えば、一般に染料系の着色剤は透明性に優れるものの、
耐光性に劣り、画像の保存安定性に問題がある。
光性に優れるものの、マゼンタトナー用として使われて
いる例えばキナクリドン系の顔料や、シアントナー用と
して使われている銅フタロシアニン系の顔料と比較する
と、まだまだ耐光性に問題があり、長時間の光の暴露試
験においては、耐色してしまう或いは色相の変化が目立
つといった問題も生じていた。
顔料は、上述の顔料以外にもあるものの、逆に隠蔽性が
強すぎてしまい透明性が極端に低下してしまい、フルカ
ラー用としては不向きであった。
ゾ系の化合物及びその製法が紹介されている。これはピ
グメントイエロー180に代表される化合物群であり、
耐光性,耐熱性に優れるばかりか、生態学的要求にも合
うアゾ顔料の一つである。
イエロートナーは、特許文献42〜44に記載されてい
るが、上記顔料を用いるトナーは、着色力に乏しく、加
えて透明性も決して良好とは言えず、フルカラー用とし
ては、更なる改善が急務であった。
決すべく、顔料を微粒子化し顔料の比表面積を向上さ
せ、透明性と着色力をアップさせた電子写真用トナーが
記載されている。しかしながら、ピグメントイエロー1
80に分類される顔料を微細化すると、それ自体の自己
凝集性がどうしても強いために、トナーを構成する結着
樹脂中での分散性が不十分であり、我々の検討では、着
色剤の分散性の悪いトナーでは、帯電の安定化が達成さ
れづらく、カブリやトナー飛散といった問題も生じてい
た。
黄色顔料を樹脂中に混練分散したトナーの記載がある。
子径0.2μm以下に混練分散せしめることによって、
色相の鮮明性と冴え、さらには透明性向上を達成したも
のであるが、高精細フルカラーイエロートナーとして見
た場合、顔料分散性のレベルがまだまだ目標とするレベ
ルには至らず、さらには、我々の検討においては、帯電
の安定化が難しく、耐久で濃度薄や、カブリといった問
題も生じていた。
3原色であるイエロートナー,マゼンタトナー,シアン
トナーの3色の有彩色トナー又はそれに黒色トナーを加
えた4色のトナーで色再現するものであり、電子写真方
式及びトナージェット方式においてプロセスインキの色
調を忠実に再現した画像を得るためには、他色とのバラ
ンスを考慮することが非常に重要である。現在市場にお
いて流通しているカラートナーの中では、イエロートナ
ーが最もプロセスインキの色調と乖離しているのが現実
であり、従来のイエロー顔料よりも、より黄赤傾向の顔
料・染料との併用などが提案されてしかるべきである
が、これまでにこのような目的の発明はほとんど見当た
らない。また、その際、シアンとのバランスを考慮する
と、緑の再現が弱くなるため、それを補う意味で従来の
シアン顔料よりも若干緑傾向の顔料・染料との併用など
が提案されてしかるべきであるが、これまでにこのよう
な目的の発明はほとんど見当たらない。また、その際、
マゼンタの色調を一定にすると、確かに赤色の再現性は
大幅に向上するが、逆に青色の再現性が劣ることになる
ため、マゼンタ顔料の微妙な色調調整が必要となってく
るが、そのような目的を達する顔料・染料との併用など
が提案されてしかるべきであるが、これまでにこのよう
な目的の発明はほとんど見当たらない。
の如き問題点を解決したイエロートナーを提供するもの
である。
併用することにより、プロセスインキにおけるイエロー
の色調をカバーできるイエロートナーを提供し、低濃度
から高濃度までの広いダイナミックレンジをカバーする
高着色力を有し、彩度及び明度が高く、OHP透明性に
優れ、高耐光性を有するイエロートナーを提供するもの
である。
るためのオイルを使用しないか、又は、オイルの使用量
を少なくした加熱加圧定着手段を用いても幅広い定着温
度領域を確保でき、かつ低温定着性に優れたイエロート
ナーを提供するものである。
ブロッキング性に優れたイエロートナーを提供するもの
である。
を示し、充分な摩擦帯電性を有し、画像品質を高める光
沢性が高く、高温オフセットが十分に防止され、定着可
能温度が広く、現像器内、すなわち、スリーブ,ブレー
ド,塗布ローラーなどの部品へのトナー融着がなく、さ
らにクリーニング性が良好であり、感光体へのフィルミ
ングをしないイエロートナーを提供するものである。
性に優れ、耐久安定性に優れたイエロートナーを提供す
るものである。
とにより、プロセスインキにおけるシアンの色調をカバ
ーできるシアントナーを提供し、低濃度から高濃度まで
の広いダイナミックレンジをカバーする高着色力を有
し、彩度及び明度が高く、OHP透明性に優れ、高耐光
性を有するシアントナーを提供するものである。
るためのオイルを使用しないか、又は、オイルの使用量
を少なくした加熱加圧定着手段を用いても幅広い定着温
度領域を確保でき、かつ低温定着性に優れたシアントナ
ーを提供するものである。
ブロッキング性に優れたシアントナーを提供するもので
ある。
を示し、充分な摩擦帯電性を有し、画像品質を高める光
沢性が高く、高温オフセットが十分に防止され、定着可
能温度が広く、現像器内、すなわち、スリーブ,ブレー
ド,塗布ローラーなどの部品へのトナー融着がなく、さ
らにクリーニング性が良好であり、感光体へのフィルミ
ングをしないシアントナーを提供するものである。
性に優れ、耐久安定性に優れたシアントナーを提供する
ものである。
とにより、プロセスインキにおけるマゼンタの色調をカ
バーできるマゼンタトナーを提供し、低濃度から高濃度
までの広いダイナミックレンジをカバーする高着色力を
有し、彩度及び明度が高く、OHP透明性に優れ、高耐
光性を有するマゼンタトナーを提供するものである。
るためのオイルを使用しないか、又は、オイルの使用量
を少なくした加熱加圧定着手段を用いても幅広い定着温
度領域を確保でき、かつ低温定着性に優れたマゼンタト
ナーを提供するものである。
ブロッキング性に優れたマゼンタトナーを提供するもの
である。
を示し、充分な摩擦帯電性を有し、画像品質を高める光
沢性が高く、高温オフセットが十分に防止され、定着可
能温度が広く、現像器内、すなわち、スリーブ,ブレー
ド,塗布ローラーなどの部品へのトナー融着がなく、さ
らにクリーニング性が良好であり、感光体へのフィルミ
ングをしないマゼンタトナーを提供するものである。
性に優れ、耐久安定性に優れたマゼンタトナーを提供す
るものである。
トナー、マゼンタトナー、及びブラックトナーを用い、
プロセスインキの色調(色再現範囲)を確保できるよう
なカラートナーキット及び電子写真フルカラー画像形成
方法を提供するものである。
くとも結着樹脂及び着色剤を含有するイエロートナーに
おいて、縦軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)とし
た分光分布図において、粉体状態のままのトナーとして
求めた反射率が、波長500nmで15乃至20%の範
囲であり、かつ波長600nmで75乃至80%の範囲
であることを特徴とするイエロートナーに関する。
着色剤を含有するシアントナーにおいて、縦軸を反射率
(%)、横軸を波長(nm)とした分光分布図におい
て、粉体状態のままのトナーとして求めた反射率が、波
長450nmで30乃至35%の範囲であり、かつ波長
475nmで35乃至40%の範囲であることを特徴と
するシアントナーに関する。
着色剤を含有するマゼンタトナーにおいて、縦軸を反射
率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分布図におい
て、粉体状態のままのトナーとして求めた反射率が、波
長425nmで5乃至10%の範囲であり、かつ波長6
75nmで65乃至70%の範囲であることを特徴とす
るマゼンタトナーに関する。
トナー、マゼンタトナーを有するフルカラー画像形成方
法に用いられるカラートナーキットにおいて、縦軸を反
射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分布図にお
いて、粉体状態のままのトナーとして求めた反射率が、
波長500nmで15乃至20%の範囲であり、かつ波
長600nmで75乃至80%の範囲であることを特徴
とするイエロートナーであり、縦軸を反射率(%)、横
軸を波長(nm)とした分光分布図において、粉体状態
のままのトナーとして求めた反射率が、波長450nm
で30乃至35%の範囲であり、かつ波長475nmで
35乃至40%の範囲であることを特徴とするシアント
ナーであり、縦軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)
とした分光分布図において、粉体状態のままのトナーと
して求めた反射率が、波長425nmで5乃至10%の
範囲であり、かつ波長675nmで65乃至70%の範
囲であることを特徴とするマゼンタトナーであることを
特徴とするカラートナーキットに関する。
シアントナー画像及びマゼンタトナー画像を少なくとも
有する転写材を加熱加圧定着手段を通して、イエロート
ナー画像、シアントナー画像、及びマゼンタトナー画像
を転写材に加熱加圧定着して転写材にフルカラー画像を
形成する工程を有するフルカラー画像形成方法であり、
イエロートナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波長
(nm)とした分光分布図において、粉体状態のままの
トナーとして求めた反射率が、波長500nmで15乃
至20%の範囲であり、かつ波長600nmで75乃至
80%の範囲であることを特徴とするイエロートナーで
あり、シアントナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波
長(nm)とした分光分布図において、粉体状態のまま
のトナーとして求めた反射率が、波長450nmで30
乃至35%の範囲であり、かつ波長475nmで35乃
至40%の範囲であることを特徴とするシアントナーで
あり、マゼンタトナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を
波長(nm)とした分光分布図において、粉体状態のま
まのトナーとして求めた反射率が、波長425nmで5
乃至10%の範囲であり、かつ波長675nmで65乃
至70%の範囲であることを特徴とするマゼンタトナー
であることを特徴とするフルカラー画像形成方法に関す
る。
(1),(3)〜(5)群の構造式を示す。
はClを示し、RK 2はH、CH3、OCH3又はClを示
し、RK 4はH、CH3、Cl、OCH3又はOC2H5を示
し、RK 5はH又はOCH3又はClを示す。)
し、RD 4はCH3、Cl、H、OCH3又はNO2を示
し、RD 5はH又はOCH3を示し、RK 2はH、CH3、C
l又はOCH3を示し、RK 4はH、CH3、Cl、OC2
H5又はNHCOCH3を示し、RK 5はHOCH3又はC
lを示す。)
はOCH3を示し、MはCa又はSrを示す。)
ONH2を示し、RD 5はH、SO2N(C2H5)2、CO
NHC6H5、CONHC6H5、CONH2又はCONH
C6H4−(p)CONH2を示し、RK 2は、H、OC
H3、CH3又はOC2H 5を示し、RK 4はH、OCH3又
はClを示し、RK 5は、H、OCH3、Cl又はNO2を
示す。)
はCH3を示し、RD 5はH、Cl、CH3、C2H5又はS
O3を示し、MはBa、Ca、Sr、Mn又はMgを示
す。但し、RD 2又はRD 5の一方はSO3である。)
H3)2を示し、R”はCH3又はC2H5を示す。)
トナー、マゼンタトナーに用いられる顔料に関して説明
する。
剤としては、化合物(1)群の化合物とC.I.ピグメ
ント110、139又は147から選ばれる化合物
(2)群とが70:30乃至99:1の質量比で混合さ
れており、該化合物(1)群と化合物(2)群から選ば
れる化合物の合計は結着樹脂100質量部に対して、5
乃至15質量部含有されており、該イエロートナーは、
縦軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分
布図において、粉体状態のままのトナーとして求めた反
射率が、波長500nmで15乃至20%の範囲であ
り、かつ波長600nmで75乃至80%の範囲である
ことが好ましい。
り小さい、或いは、波長600nmにおける反射率が7
5%より小さい場合、出力画像における赤味傾向が強す
ぎる(a*がプラス方向に振れる)ために、赤の再現は
良好になるが、逆に緑の再現性が損なわれる。
0%より大きい、或いは、波長600nmにおける反射
率が80%より大きい場合、出力画像における赤味傾向
が強すぎる(a*がプラス方向に振れる)ために、赤の
再現は良好になるが、逆に緑の再現性が損なわれる。
ーとして求めた反射率が、波長500nmで15乃至2
0%の範囲であり、かつ波長600nmで75乃至80
%の範囲にあると、プロセスインキの平均的な色調(通
称ジャパンカラー)を忠実に再現することができる。
は、C.I.ピグメントイエロー155、17、74、
97、93、62及び168から選ばれ、化合物(2)
群に示される化合物は、C.I.ピグメントイエロー1
10、139及び147からなる郡より選ばれた着色剤
であることが好ましい。鋭意検討の結果、より好ましい
組み合わせとしては、C.I.ピグメントイエロー15
5とC.I.ピグメントイエロー147の2種顔料併用
系である。
れる化合物の合計の含有量は結着樹脂100質量部に対
して、5乃至15質量部含有されるのが好ましい。合計
の含有量が5質量部より少ない場合には、トナーの着色
力が低下してしまい、これではいくら顔料の分散性を向
上しても高画像濃度の高品位画像が得られ難く、15質
量部より多い場合には、トナーの透明性が低下してしま
い、トランスペアレンシー透明性が低下してしまう。加
えて、人間の肌色に代表される様な、中間色の再現性も
低下してしまう。更にはトナーの帯電性も不安定になり
低温低湿環境下でのカブリ、高温高湿環境下でのトナー
飛散といった問題も引き起こす。
れる化合物は、ともに優れた分散性を示し、トナー表面
からの脱離も見られず、カブリ,ドラム汚染,クリーニ
ング不良といった種々の問題を引き起こすこともない。
さらに該トナーを二成分系現像剤として用いるときに
も、キャリア汚染といった問題を引き起こすこともな
く、長期の耐久において安定した帯電特性を示す。ま
た、化合物(1)群と化合物(2)群から選ばれる化合
物を併用したことによるトランスペアレンシーの低下や
帯電量分布の不均一といった問題も生じない。
れる着色剤として、化合物(3)群と化合物(4)群か
ら選ばれる化合物とが90:10乃至99:1の質量比
で混合されており、該化合物(3)群から選ばれる化合
物と該化合物(4)群から選ばれる化合物の合計は結着
樹脂100質量部に対して、3乃至8質量部含有されて
おり、該シアントナーは、縦軸を反射率(%)、横軸を
波長(nm)とした分光分布図において、粉体状態のま
まのトナーとして求めた反射率が、波長450nmで3
0乃至35%の範囲であり、かつ波長475nmで35
乃至40%の範囲であることが好ましい。
は、C.I.ピグメントブルー15:3及び15:4か
ら選ばれ、化合物(4)群に示される化合物は、C.
I.ピグメントグリーン7であることが好ましい。
り小さく、かつ、波長475nmにおける反射率が30
%より小さい場合、出力画像における緑味傾向が強すぎ
る(a*がマイナス方向に振れる)ために、緑の再現は
良好になるが、逆に青の再現性が損なわれる。
5%より大きく、かつ、波長475nmにおける反射率
が40%より大きい場合、出力画像における青味傾向が
強すぎる(a*がプラス方向に振れる)ために、青の再
現は良好になるが、逆に緑の再現性が損なわれる。
ーとして求めた反射率が、波長450nmで30乃至3
5%の範囲であり、かつ波長475nmで35乃至40
%の範囲にあると、プロセスインキの平均的な色調(通
称ジャパンカラー)を忠実に再現することができる。
は、C.I.ピグメントブルー15:3及び15:4か
ら選ばれ、化合物(4)群に示される化合物は、C.
I.ピグメントグリーン7からなる着色剤であることが
好ましい。鋭意検討の結果、より好ましい組み合わせと
しては、C.I.ピグメントブルー15:3とC.I.
ピグメントグリーン7の2種顔料併用系である。
ぞれ選ばれる化合物の合計の含有量は結着樹脂100質
量部に対して、3乃至8質量部含有されるのが好まし
い。合計の含有量が3質量部より少ない場合には、トナ
ーの着色力が低下してしまい、これではいくら顔料の分
散性を向上しても高画像濃度の高品位画像が得られ難
く、8質量部より多い場合には、トナーの透明性が低下
してしまい、トランスペアレンシー透明性が低下してし
まう。加えて、中間色の再現性も低下してしまう。更に
はトナーの帯電性も不安定になり低温低湿環境下でのカ
ブリ、高温高湿環境下でのトナー飛散といった問題も引
き起こす。
れる化合物は、ともに優れた分散性を示し、トナー表面
からの脱離も見られず、カブリ,ドラム汚染,クリーニ
ング不良といった種々の問題を引き起こすこともない。
さらに該トナーを二成分系現像剤として用いるときに
も、キャリア汚染といった問題を引き起こすこともな
く、長期の耐久において安定した帯電特性を示す。ま
た、化合物(3)群から選ばれると化合物(4)群から
選ばれる化合物を併用したことによるトランスペアレン
シーの低下や帯電量分布の不均一といった問題も生じな
い。
られる着色剤として、化合物(5)群とC.I.ピグメ
ント122とが70:30乃至99:1の質量比で混合
されており、該化合物(5)群とC.I.ピグメント1
22の合計は結着樹脂100質量部に対して、4乃至1
0質量部含有されており、該マゼンタトナーは、縦軸を
反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分布図に
おいて、粉体状態のままのトナーとして求めた反射率
が、波長425nm5乃至10%の範囲であり、かつ波
長675nmで65乃至70%の範囲であることが好ま
しい。
物は、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.
ピグメントレッド5、146、238、57:1、及び
254であることが好ましい。
としては、C.I.ピグメントレッド57:1とC.
I.ピグメントレッド122の2種顔料併用系である。
I.ピグメント122の合計の含有量は結着樹脂100
質量部に対して、4乃至10質量部含有されるのが好ま
しい。合計の含有量が4質量部より少ない場合には、ト
ナーの着色力が低下してしまい、これではいくら顔料の
分散性を向上しても高画像濃度の高品位画像が得られ難
く、10質量部より多い場合には、トナーの透明性が低
下してしまい、トランスペアレンシー透明性が低下して
しまう。加えて、人間の肌色に代表される様な、中間色
の再現性も低下してしまう。更にはトナーの帯電性も不
安定になり低温低湿環境下でのカブリ、高温高湿環境下
でのトナー飛散といった問題も引き起こす。
I.ピグメント122はともに優れた分散性を示し、ト
ナー表面からの脱離も見られず、カブリ,ドラム汚染,
クリーニング不良といった種々の問題を引き起こすこと
もない。さらに該トナーを二成分系現像剤として用いる
ときにも、キャリア汚染といった問題を引き起こすこと
もなく、長期の耐久において安定した帯電特性を示す。
また、化合物(5)群から選ばれる化合物とC.I.ピ
グメント122を併用したことによるトランスペアレン
シーの低下や帯電量分布の不均一といった問題も生じな
い。
ー、マゼンタトナーはいずれも耐光性にも優れ、画像サ
ンプルを市販のウェザーメーターで、JISK7102
にほぼ準じて、長期の暴露テストを行った際も、ほとん
ど色彩の変化は見られない。
ナー、マゼンタトナーに共通の項目について、詳細に説
明する。
(G’80)は、トナーの高温環境下における保存性、耐
熱性、耐ブロッキング性を良好にするために、1×10
6〜1×108[dN/m2]であり、好ましくは1×1
06〜5×107[dN/m2]である。貯蔵弾性率
(G’80)が1×106[dN/m2]よりも小さい場合
には、高温環境下における保存性、耐熱性、耐ブロッキ
ング性が悪く、トナー粒子同士が合一し、大きなトナー
の凝集体を形成するため好ましくない。近年、複写機、
プリンターの出力スピードの高速化や本体の小型化が進
んでいるため、マシン機内の温度が高くなる傾向にあ
り、高精細・高画質の画像を安定して得るためには、ト
ナーが高温環境下における十分な保存性、耐熱性、耐ブ
ロッキング性を有することは重要である。また、貯蔵弾
性率(G’80)が1×108[dN/m2]より大きい場
合には、保存性、耐熱性、耐ブロッキング性は十分であ
るものの、低い温度での十分な定着性が得られないため
好ましくない。
anδ)は、十分な定着性と耐高温オフセット性と両立
させるために、さらには均一なグロスを有する画像を得
るために、0.3〜1.5[−]であり、好ましくは
0.3〜1.0[−]である。損失切片(tanδ)が
1.5[−]よりも大きい場合には、トナーの十分な耐
高温オフセット性を得ることができないため好ましくな
い。また損失切片(tanδ)が0.3[−]よりも小
さい場合には、トナーを十分に定着せしめることが出来
ず、トナーの発色性は著しく低下してしまう。
樹脂は、(a)ポリエステルユニットとビニル系共重合
体ユニットを有しているハイブリッド樹脂、もしくは
(b)ハイブリッド樹脂とビニル系共重合体との混合
物、(c)ハイブリッド樹脂とポリエステル樹脂との混
合物のいずれかから選択される樹脂が好ましいが、樹脂
成分のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)により測定される分子量分布が、メインピークを分
子量3,500乃至10,000の領域に有しており、
好ましくは、分子量4,000乃至9,000の領域に
有しており、Mw/Mnが5.0以上であることが好ま
しい。メインピークが分子量3,500未満の領域にあ
る場合には、トナーの耐ホットオフセット性が不十分で
ある。一方、メインピークが分子量10,000超の領
域にある場合には、十分なトナーの低温定着性が得られ
ないうえ、OHPの透過性が不十分となるため好ましく
ない。また、Mw/Mnが5.0未満である場合には良
好な耐オフセット性を得ることが不可能となる。
いる場合は、アルコールとカルボン酸、もしくはカルボ
ン酸無水物、カルボン酸エステル等が原料モノマーとし
て使用できる。具体的には、例えば2価アルコール成分
としては、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシ
プロピレン(3.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(2.0)−ポリオキシエチレン
(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノー
ルAのアルキレンオキシド付加物、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコール、ビスフェノールA、水素添加
ビスフェノールA等が挙げられる。
ばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロー
ル、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,
2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリ
オール、グリセロール、2−メチルプロパントリオー
ル、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,
5−トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。
及びテレフタル酸の如き芳香族ジカルボン酸類又はその
無水物;琥珀酸、アジピン酸、セバシン酸及びアゼライ
ン酸の如きアルキルジカルボン酸類又はその無水物;炭
素数6〜12のアルキル基で置換された琥珀酸もしくは
その無水物;フマル酸、マレイン酸及びシトラコン酸の
如き不飽和ジカルボン酸類又はその無水物;が挙げられ
る。
で代表されるビスフェノール誘導体をジオール成分と
し、2価以上のカルボン酸又はその酸無水物、又はその
低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分(例え
ば、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル
酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸
等)を酸成分として、これらを縮重合したポリエステル
樹脂が、カラートナーとして、良好な帯電特性を有する
ので好ましい。
はそれぞれ1以上の整数であり、かつx+yの平均値は
2〜10である。)
トとビニル系共重合体ユニットを有しているハイブリッ
ド樹脂を用いる場合、さらに良好なワックス分散性と、
低温定着性,耐オフセット性の向上が期待できる。本発
明に用いられる「ハイブリッド樹脂成分」とは、ビニル
系重合体ユニットとポリエステルユニットが化学的に結
合された樹脂を意味する。具体的には、ポリエステルユ
ニットと(メタ)アクリル酸エステルの如きカルボン酸
エステル基を有するモノマーを重合したビニル系重合体
ユニットとがエステル交換反応によって形成されるもの
であり、好ましくはビニル系重合体を幹重合体、ポリエ
ステルユニットを枝重合体としたグラフト共重合体(あ
るいはブロック共重合体)を形成するものである。
ノマーとしては、次のようなものが挙げられる。スチレ
ン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチ
レン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルス
チレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチル
スチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルス
チレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレ
ン、m−ニトロスチレン、o−ニトロスチレン、p−ニ
トロスチレンの如きスチレン及びその誘導体;エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、イソブチレンの如きスチレ
ン不飽和モノオレフィン類;ブタジエン、イソプレンの
如き不飽和ポリエン類;塩化ビニル、塩化ビニルデン、
臭化ビニル、フッ化ビニルの如きハロゲン化ビニル類;
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニルの
如きビニルエステル類;メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オ
クチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリ
ル酸ジエチルアミノエチルの如きα−メチレン脂肪族モ
ノカルボン酸エステル類;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、
アクリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル類;ビニ
ルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソ
ブチルエーテルの如きビニルエーテル類;ビニルメチル
ケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニル
ケトンの如きビニルケトン類;N−ビニルピロール、N
−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビ
ニルピロリドンの如きN−ビニル化合物;ビニルナフタ
リン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アク
リルアミドの如きアクリル酸もしくはメタクリル酸誘導
体等が挙げられる。
コン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸の
如き不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸
無水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物
の如き不飽和二塩基酸無水物;マレイン酸メチルハーフ
エステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン
酸ブチルハーフエステル、シトラコン酸メチルハーフエ
ステル、シトラコン酸エチルハーフエステル、シトラコ
ン酸ブチルハーフエステル、イタコン酸メチルハーフエ
ステル、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル、フ
マル酸メチルハーフエステル、メサコン酸メチルハーフ
エステルの如き不飽和二塩基酸のハーフエステル;ジメ
チルマレイン酸、ジメチルフマル酸の如き不飽和二塩基
酸エステル;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
ケイヒ酸の如きα,β−不飽和酸;クロトン酸無水物、
ケイヒ酸無水物の如きα,β−不飽和酸無水物、該α,
β−不飽和酸と低級脂肪酸との無水物;アルケニルマロ
ン酸、アルケニルグルタル酸、アルケニルアジピン酸、
これらの酸無水物及びこれらのモノエステルの如きカル
ボキシル基を有するモノマーが挙げられる。
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレートなどのアクリル酸またはメ
タクリル酸エステル類;4−(1−ヒドロキシ−1−メ
チルブチル)スチレン、4−(1−ヒドロキシ−1−メ
チルヘキシル)スチレンの如きヒドロキシ基を有するモ
ノマーが挙げられる。
ル系重合体ユニットは、ビニル基を2個以上有する架橋
剤で架橋された架橋構造を有していてもよいが、この場
合に用いられる架橋剤は、芳香族ジビニル化合物として
例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンが挙げ
られ;アルキル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類と
して例えば、エチレングリコールジアクリレート、1,
3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタ
ンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオール
ジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート及び以上の
化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたものが
挙げられ;エーテル結合を含むアルキル鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類としては、例えば、ジエチレング
リコールジアクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート、
ポリエチレングリコール#600ジアクリレート、ジプ
ロピレングリコールジアクリレート及び以上の化合物の
アクリレートをメタクリレートに代えたものが挙げら
れ;芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジア
クリレート化合物類として例えば、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリ
レート及び以上の化合物のアクリレートをメタクリレー
トに代えたものが挙げられる。
トールトリアクリレート、トリメチロールエタントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリ
ゴエステルアクリレート及び以上の化合物のアクリレー
トをメタクリレートに代えたもの;トリアリルシアヌレ
ート、トリアリルトリメリテートが挙げられる。
はポリエステル樹脂成分中に、両樹脂成分と反応し得る
モノマー成分を含むことが好ましい。ポリエステル樹脂
成分を構成するモノマーのうちビニル系共重合体と反応
し得るものとしては、例えば、フタル酸、マレイン酸、
シトラコン酸、イタコン酸の如き不飽和ジカルボン酸又
はその無水物などが挙げられる。ビニル系共重合体成分
を構成するモノマーのうちポリエステル樹脂成分と反応
し得るものとしては、カルボキシル基又はヒドロキシ基
を有するものや、アクリル酸もしくはメタクリル酸エス
テル類が挙げられる。
成物を得る方法としては、先に挙げたビニル系樹脂及び
ポリエステル樹脂のそれぞれと反応しうるモノマー成分
を含むポリマーが存在しているところで、どちらか一方
もしくは両方の樹脂の重合反応をさせることにより得る
方法が好ましい。
に用いられる重合開始剤としては、例えば、2,2’−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(4
−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,
2’−アゾビス(−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(−2メチルブチロニトリ
ル)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、
1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリ
ル)、2−(カーバモイルアゾ)−イソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペン
タン)、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−4−メ
トキシバレロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチ
ル−プロパン)、メチルエチルケトンパーオキサイド、
アセチルアセトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパ
ーオキサイドの如きケトンパーオキサイド類、2,2−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、
1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキ
サイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルク
ミルパーオキサイド、ジ−クミルパーオキサイド、α,
α’−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベン
ゼン、イソブチルパーオキサイド、オクタノイルパーオ
キサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパー
オキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、m−トリオイ
ルパーオキサイド、ジ−イソプロピルパーオキシジカー
ボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボ
ネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、
ジ−2−エトキシエチルパーオキシカーボネート、ジ−
メトキシイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ
(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシカーボ
ネート、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパ
ーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシネオデ
カノエイト、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エイト、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチル
パーオキシベンゾエイト、t−ブチルパーオキシイソプ
ロピルカーボネート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフ
タレート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネート、
t−アミルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、ジ−
t−ブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレート,
ジ−t−ブチルパーオキシアゼレートがあげられる。
脂を調製できる製造方法としては、例えば、以下の
(1)〜(6)に示す製造方法を挙げることができる。
びハイブリッド樹脂成分をそれぞれ製造後にブレンドす
る方法であり、ブレンドは有機溶剤(例えば、キシレ
ン)に溶解・膨潤した後に有機溶剤を留去して製造され
る。尚、ハイブリッド樹脂成分は、ビニル系重合体とポ
リエステル樹脂を別々に製造後、少量の有機溶剤に溶解
・膨潤させ、エステル化触媒及びアルコールを添加し、
加熱することによりエステル交換反応を行なって合成さ
れるエステル化合物を用いることができる。
これの存在下にポリエステルユニット及びハイブリッド
樹脂成分を製造する方法である。ハイブリッド樹脂成分
はビニル系重合体ユニット(必要に応じてビニル系モノ
マーも添加できる)とポリエステルモノマー(アルコー
ル、カルボン酸)及び/またはポリエステルとの反応に
より製造される。この場合も適宜、有機溶剤を使用する
ことができる。
れの存在下にビニル系重合体ユニット及びハイブリッド
樹脂成分を製造する方法である。ハイブリッド樹脂成分
はポリエステルユニット(必要に応じてポリエステルモ
ノマーも添加できる)とビニル系モノマー及び/または
ビニル系重合体ユニットとの反応により製造される。
ステルユニット製造後に、これらの重合体ユニット存在
下にビニル系モノマー及び/またはポリエステルモノマ
ー(アルコール、カルボン酸)を添加することによりハ
イブリッド樹脂成分が製造される。この場合も適宜、有
機溶剤を使用することができる。
ニル系モノマー及び/またはポリエステルモノマー(ア
ルコール、カルボン酸)を添加して付加重合及び/又は
縮重合反応を行うことによりビニル系重合体ユニット及
びポリエステルユニットが製造される。この場合、ハイ
ブリッド樹脂成分は上記(2)乃至(4)の製造方法に
より製造されるものを使用することもでき、必要に応じ
て公知の製造方法により製造されたものを使用すること
もできる。さらに、適宜、有機溶剤を使用することがで
きる。
モノマー(アルコール、カルボン酸等)を混合して付加
重合及び縮重合反応を連続して行うことによりビニル系
重合体ユニット、ポリエステルユニット及びハイブリッ
ド樹脂成分が製造される。さらに、適宜、有機溶剤を使
用することができる。
て、ビニル系重合体ユニット及び/またはポリエステル
ユニットは複数の異なる分子量、架橋度を有する重合体
ユニットを使用することができる。
脂は、上記ポリエステルとビニル系共重合体との混合
物、上記ハイブリッド樹脂とビニル系共重合体との混合
物、上記ポリエステル樹脂と上記ハイブリッド樹脂に加
えてビニル系共重合体の混合物を使用しても良い。
ラス転移温度は40〜90℃が好ましく、より好ましく
は45〜85℃である。樹脂の酸価は1〜40mgKO
H/gであることが好ましい。
説明する。
ワックスを含有しているこのが望ましい。
耐ブロッキング性を両立するという観点から、示差熱分
析(DSC)測定における吸熱曲線において、温度30
〜200℃の範囲に1個又は複数の吸熱ピークを有し、
該吸熱ピーク中の最大吸熱ピークのピーク温度が60〜
110℃の範囲にあることが望ましい。より好ましくは
65〜100℃の範囲に吸熱曲線の最大ピークがあるこ
とが望ましい。最大吸熱ピークのピーク温度が60℃未
満である場合はトナーの耐ブロッキング性が悪くなり、
逆に最大吸熱ピークのピーク温度が110℃超の場合は
定着性が低下してしまう。
は、次のものが挙げられる。低分子量ポリエチレン、低
分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワック
ス、パラフィンワックスなどの脂肪族炭化水素系ワック
ス、また酸化ポリエチレンワックスなどの脂肪族炭化水
素系ワックスの酸化物、またはそれらのブロック共重合
物;カルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸
エステルワックスなどの脂肪酸エステルを主成分とする
ワックス類、及び脱酸カルナバワックスなどの脂肪酸エ
ステル類を一部または全部を脱酸化したものなどが挙げ
られる。さらに、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタ
ン酸などの飽和直鎖脂肪酸類;ブラシジン酸、エレオス
テアリン酸、バリナリン酸などの不飽和脂肪酸類;ステ
アリルアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルア
ルコール、カルナウビルアルコール、セリルアルコー
ル、メリシルアルコールなどの飽和アルコール類;ソル
ビトールなどの多価アルコール類;リノール酸アミド、
オレイン酸アミド、ラウリン酸アミドなどの脂肪酸アミ
ド類;メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビス
カプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘ
キサメチレンビスステアリン酸アミドなどの飽和脂肪酸
ビスアミド類;エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサ
メチレンビスオレイン酸アミド、N,N'ジオレイルア
ジピン酸アミド、N,N'ジオレイルセバシン酸アミド
などの不飽和脂肪酸アミド類;m−キシレンビスステア
リン酸アミド、N,N'ジステアリルイソフタル酸アミ
ドなどの芳香族系ビスアミド類;ステアリン酸カルシウ
ム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸マグネシウムなどの脂肪族金属塩(一般に金属石
けんといわれているもの);脂肪族炭化水素系ワックス
にスチレンやアクリル酸などのビニル系モノマーを用い
てグラフト化させたワックス類;ベヘニン酸モノグリセ
リドなどの脂肪酸と多価アルコールの部分エステル化
物;植物性油脂の水素添加などによって得られるヒドロ
キシル基を有するメチルエステル化合物などが挙げられ
る。
ックスとしては、脂肪族炭化水素系ワックスが挙げられ
る。例えば、アルキレンを高圧下でラジカル重合あるい
は低圧下でチーグラー触媒で重合した低分子量のアルキ
レンポリマー;高分子量のアルキレンポリマーを熱分解
して得られるアルキレンポリマー;一酸化炭素及び水素
を含む合成ガスからアーゲ法により得られる炭化水素の
蒸留残分から、あるいはこれらを水素添加して得られる
合成炭化水素ワックスがよい。さらにプレス発汗法、溶
剤法、真空蒸留の利用や分別結晶方式により炭化水素ワ
ックスの分別を行なったものが、より好ましく用いられ
る。母体としての炭化水素は、金属酸化物系触媒(多く
は2種以上の多元系)を使用した一酸化炭素と水素の反
応によって合成されるもの[例えばジントール法、ヒド
ロコール法(流動触媒床を使用)によって合成された炭
化水素化合物];ワックス状炭化水素が多く得られるア
ーゲ法(同定触媒床を使用)により得られる炭素数が数
百ぐらいまでの炭化水素;エチレンなどのアルキレンを
チーグラー触媒により重合した炭化水素が、分岐が少な
くて小さく、飽和の長い直鎖状炭化水素であるので好ま
しい。特にアルキレンの重合によらない方法により合成
されたワックスがその分子量分布からも好ましいもので
ある。
が分子量400〜2400の領域にあることが好まし
く、430〜2000の領域にあることがより好まし
い。このような分子量分布をもたせることによりトナー
に好ましい熱特性を付与することができる。
せるために、上記ワックスの融点は、60〜110℃に
あることが好ましく、65〜100℃にあることがより
好ましい。
0.5〜10質量部、好ましくは2〜8質量部使用する
のが良い。
溶液温度を上げ、撹拌しながら添加混合する方法や、混
練時に混合する方法で結着樹脂に含有される。
は、芳香族オキシカルボン酸及び芳国ーアルコキシカル
ボン酸から選択される芳香族カルボン酸誘導体、該芳香
族カルボン酸誘導体の金属化合物であることが好まし
く、その金属としては、2価以上の金属原子が好まし
い。2価の金属としてMg2+,Ca2+,Sr2+,P
b2+,Fe2+,Co2+,Ni2+,Zn2+,Cu2+,が挙
げられる。2価の金属としては、Zn2+,Ca2+,Mg
2+,Sr2+が好ましい。3価以上の金属としてはA
l3+,Cr3+,Fe3+,Ni3+,があげられる。これら
の金属の中で好ましいのはAl 3+,Cr3+であり、特に
好ましいのはAl3+である。
て、ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミニウム化
合物が特に好ましい。
キシカルボン酸から選択される芳国ーカルボン酸誘導
体、該芳香族カルボン酸誘導体の金属化合物は、例え
ば、オキシカルボン酸及びアルコキシカルボン酸を水酸
化ナトリウム水溶液に溶解させ、2価以上の金属原子を
溶融している水溶液を水酸化ナトリウム水溶液に滴下
し、加熱撹拌し、次に水溶液のpHを調整し、室温まで
冷却した後、ろ過・水洗することにより芳香族オキシカ
ルボン酸及び芳香族アルコキシカルボン酸の金属化合物
を合成し得る。ただし、上記の合成方法だけに限定され
るものではない。
0.1〜10質量%使用すると、トナーの帯電量の初期
変動が少なく、現像時に必要な絶対帯電量が得られやす
く、結果的に「カブリ」や画像濃度ダウンの如き画像品
質の低下がなく好ましい。
基準として0.1%未満(全く加えない)と、耐久時に
おける帯電量が不安定となり、結果的に画像濃度の維持
性に劣ることとなる。
基準として10%を超えると、逆に耐久時にチャージア
ップが発生するために、画像濃度の低下を招くこととな
る。
するには、結着樹脂及び着色剤としての顔料、ワック
ス、さらに必要に応じて荷電制御剤、その他の添加剤等
をボールミルの如き混合機により充分混合してから加熱
ロール、ニーダー、エクストルーダーの如き熱混練機を
用いて溶融・捏和及び練肉して樹脂類を互いに相溶せし
めた中に顔料を分散せしめ、冷却固化後粉砕及び厳密な
分級を行ってカラートナー粒子を得ることができる。
を向上させるには、第1の結着樹脂と、分散媒に対して
不溶性の顔料粒子5〜50質量%を含有するペースト顔
料とを、混練機または混合機に仕込み、非加圧下で混合
しながら加熱して第1の結着樹脂を溶融させ、ペースト
顔料(すなわち液相中の顔料)を、加熱されている第1
の結着樹脂の溶融樹脂相に移行させた後、第1の結着樹
脂及び顔料粒子を溶融混練し、液体分を除去蒸発させて
乾燥し、第1の結着樹脂及び顔料粒子を有する第1の混
練物を得、次いで第1の混練物に第2の結着樹脂、さら
に必要に応じて電荷制御剤の如き添加物等を加えた混合
物を、加熱溶融混練して第2の混練物を得、得られた第
2の混練物を冷却後粉砕及び分級してトナー化すること
が好ましい。ここで、第1の結着樹脂と第2の結着樹脂
は、同じであっても異なる樹脂であっても構わない。
おいて該顔料粒子がただの一度も乾燥工程を経ずに存在
している状態が望ましい。換言すれば、顔料粒子がほぼ
一次粒子の状態で全ペースト顔料に対して5〜50質量
%存在している状態である。ペースト顔料中の残りの約
50〜95質量%は若干の分散剤及び助剤などと共に大
部分の揮発性の液体が占めている。該揮発性の液体は、
一般の加熱によって蒸発する液体であれば特に何ら限定
するものではないが、エコロジー的にも好ましく用いら
れる液体は水である。
し出し機,二軸押し出し機,ニーダーなどが挙げられ、
特に好ましくは加熱ニーダーが挙げられる。
向上剤が外添されていることが画質向上、高温環境下で
の保存性の点で好ましい。流動性向上剤としては、シリ
カ,酸化チタン,酸化アルミニウム等の無機微粉体が好
ましい。該無機微粉体は、シランカップリング剤,シリ
コーンオイル又はそれらの混合物の如き疎水化剤で疎水
化されていることが好ましい。
剤、チタネートカップリング剤、アルミニウムカップリ
ング剤、ジルコアルミネートカツプリング剤の如きカッ
プリング剤が挙げられる。
ては、一般式 RmSiYn 〔式中、Rはアルコキシ基を示し、mは1〜3の整数を
示し、Yはアルキル基、ビニル基、フェニル基、メタア
クリル基、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基又はこ
れらの誘導体を示し、nは1〜3の整数を示す。〕で表
されるものが好ましい。例えばビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキ
シシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエト
キシシラン、トリメチルメトキシシラン、ヒドロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、n−ヘキサデシルトリメトキシシラン、n−オクタ
デシルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
対して、好ましくは1〜60質量部、より好ましくは3
〜50質量部である。
(7)で示される化合物であり、
を示す。〕で示されるアルキルアルコキシシランカップ
リング剤である。該アルキルアルコキシシランカップリ
ング剤において、nが4より小さいと、処理は容易とな
るが疎水化度が低く、好ましくない。nが12より大き
いと、疎水性が十分になるが、酸化チタン微粒子同士の
合一が多くなり、流動性付与能が低下しやすい。mは3
より大きいと、該アルキルアルコキシシランカップリン
グ剤の反応性が低下して疎水化を良好に行いにくくな
る。より好ましくはアルキルアルコキシシランカップリ
ング剤はnが4〜8であり、mが1〜2であるのが良
い。
の処理量も、無機微粉体100質量部に対して、好まし
くは1〜60質量部、より好ましくは3〜50質量部が
良い。
ても良いし、2種類以上の疎水化剤を使用しても良い。
例えば1種類のカップリング剤単独で疎水化処理を行っ
ても良いし、2種類のカップリング剤で同時に、または
カップリング剤での疎水化処理を行った後、別のカップ
リング剤で更に疎水化処理を行っても良い。
して0.01〜5質量部添加することが好ましく、0.
05〜3質量部添加することがより好ましい。
及び二成分系現像剤に適用できるものであり、特に何ら
これを限定するものではないが、本発明のカラートナー
を二成分系現像剤に用いる場合に、併用されるキャリア
としては、例えば表面酸化又は未酸化の鉄、ニッケル、
銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロム、希土類等の金
属及びそれらの合金または酸化物及びフェライトなどが
使用できる。
を主成分として形成されるMn−Mg−Feの3元素の
磁性フェライト粒子がキャリア粒子として好ましい。磁
性キャリア粒子は、樹脂で被覆されていることが好まし
く、樹脂としてはシリコーン樹脂が好ましい。特に、含
窒素シリコーン樹脂または、含窒素シランカップリング
剤とシリコーン樹脂とが反応することにより生成した変
性シリコーン樹脂が、本発明のカラートナーへのマイナ
スの摩擦電荷の付与性、環境安定性、キャリアの表面の
汚染に対する抑制の点で好ましい。
μm(より好ましくは、25乃至50μm)がカラート
ナーの重量平均粒径との関係で好ましい。磁性粒子を上
記の平均粒径及び特定の粒度分布を有するように調整す
る方法としては、例えば、篩を用いることによる分級に
よって行うことが可能である。特に、精度良く分級を行
うために、適当な目開きの篩を用いて複数回くり返して
ふるうことが好ましい。また、メッシュの開口の形状を
メッキ等によって制御したものを使うことも有効な手段
である。
率は現像剤中のトナー濃度として、2〜15質量%、好
ましくは4〜13質量%にすると通常良好な結果が得ら
れる。トナー濃度が2質量%未満では画像濃度が低くな
りやすく、15質量%を超える場合ではカブリや機内飛
散が増加しやすい。
成方法の一例をより具体的に説明する。
な画像形成装置の例を示す概略構成図である。
構成されている。フルカラー複写機は、図1に示すよう
に、上部にデジタルカラー画像リーダ部35、下部にデ
ジタルカラー画像プリンタ部36を有する。
ガラス31上の載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像
信号を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(図示
せず)を経てビデオ処理ユニット(図示せず)にて処理
を施され、デジタル画像プリンタ部に送出される。
る感光ドラム1は、たとえば有機光導電体のような感光
体であり、矢印方向に回転自在に担持されている。感光
ドラム1の回りには、前露光ランプ11、1次帯電部材
としてのコロナ帯電器2、潜像形成手段としてのレーザ
露光光学系3、電位センサ12、色の異なる4個の現像
器4Y、4C、4M、4K、ドラム上光量検知手段1
3、転写装置5Aおよびクリーニング器6が配置されて
いる。
らの画像信号は、レーザ出力部(図示せず)にてイメー
ジスキャン露光の光信号に変換され、変換されたレーザ
光がポリゴンミラー3aで反射され、レンズ3bおよび
ミラー3cを介して、感光ドラム1の面上に投影され
る。
を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後
に感光ドラム1を帯電器2により一様にマイナス帯電さ
せて、各分解色ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1上
に潜像を形成する。
ム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂を基体と
したネガトナーによる可視像、すなわち、トナー像を形
成する。現像器4Y、4C、4M、4Kは、それぞれの
偏心カム24Y、24C、24M、24Kの動作によ
り、各分解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近し
て、現像を行う。
器5b、記録材を静電吸着するための吸着帯電器5cお
よびこれと対向する吸着ローラ5g、そして内側帯電器
5d、外側帯電器5e、分離帯電器5hを有している。
転写ドラム5は、回転駆動可能に軸支され、その周囲の
開口域に記録材を担持する記録材担持体である転写シー
ト5fが、円筒上に一体的に調節されている。転写シー
ト5fにはポリカーボネートフィルムなどが使用され
る。
は7cから記録材搬送系を通って転写ドラム5に搬送さ
れ、その転写シート5f上に担持される。転写ドラム5
上に担持された記録材は、転写ドラム5の回転にともな
い感光ドラム1と対向した転写位置に繰り返し搬送さ
れ、転写位置を通過する過程で転写帯電器5bの作用に
より、記録材上に感光ドラム1上のトナー像が転写され
る。
マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)に
ついて繰り返し、転写ドラム5上の記録材上に4色のト
ナー像を重ねて転写したカラー画像が得られる。
4色のトナー像を転写された記録材が、分離爪8a、分
離押上げコロ8bおよび分離帯電器5hの作用により、
転写ドラム5から分離して加熱定着装置9に送られる。
この加熱定着装置9は、内部に加熱手段を有する加熱定
着ローラ9aと加圧ローラ9bによって構成されてい
る。加熱部材としてのこの加熱定着ローラ9aと加圧ロ
ーラ9bの圧接部を記録材が通過することにより記録材
上に担持されているフルカラー画像が記録材に定着され
る。すなわち、この定着工程によりトナーの混色、発色
および記録材への固定が行われて、フルカラーの永久像
とされたのちトレイ10に排紙され、1枚のフルカラー
複写が終了する。他方、感光ドラム1は、表面の残留ト
ナーをクリーニング器6で清掃して除去された後、再
度、画像形成工程に供せられる。
する。
JIS Z−8722に準拠する分光式色差計「SE−
2000」(日本電色工業社製)を用い、光源はC光源
2度視野で測定する。測定は付属の取り扱い説明書に沿
って行うが、標準板の標準合わせには、オプションの粉
体測定用セル内に2mm厚でΦ30mmのガラスを介し
た状態で行うのが良い。より詳しくは、前記分光式色差
計の粉体試料用試料台(アタッチメント)上に、試料粉
体を充填したセルを設置した状態で測定を行う。尚、セ
ルを粉体試料用試料台に設置する以前に、セル内の内容
積に対して80%以上粉体試料を充填し、振動台上で1
回/秒の振動を30秒間加えた上で測定する。
料に加圧成形する。次にパラレルプレートにセットし、
50〜200℃の温度範囲内で徐々に昇温させ、温度分
散測定を行う。昇温速度は2℃/minとし、角周波数
(ω)は6.28rad/secに固定し、歪率は自動
とする。横軸に温度、縦軸に貯蔵弾性率(G’)を取
り、各温度における値を読み取る。測定にあたっては、
RDA−II(レオメトリックス社製)を用いる。
キンエルマー社製)を用いてASTMD3418−82
に準じて測定する。
gを精密に秤量する。これをアルミパン中に入れ、リフ
ァレンスとして空のアルミパンを用い、測定温度範囲3
0〜200℃の間で、昇温速度10℃/minで常温常
湿下で測定を行う。この昇温過程で、温度30〜200
℃の範囲におけるDSC曲線のメインピークの吸熱ピー
クが得られる。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
共重合体として、スチレン1.9mol、2−エチルヘ
キシルアクリレート0.21mol、フマル酸0.15
mol、α−メチルスチレンの2量体0.03mol、
ジクミルパーオキサイド0.05molを滴下ロートに
入れる。また、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン7.0m
ol、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン3.0mol、テ
レフタル酸3.0mol、無水トリメリット酸2.0m
ol、フマル酸5.0mol及び酸化ジブチル錫0.2
gをガラス製4リットルの4つ口フラスコに入れ、温度
計,撹拌棒,コンデンサー及び窒素導入管を取りつけマ
ントルヒーター内においた。
撹拌しながら徐々に昇温し、145℃の温度で撹拌しつ
つ、先の滴下ロートよりビニル系樹脂の単量体、架橋剤
及び重合開始剤を4時間かけて滴下した。次いで200
℃に昇温を行い、4時間反応せしめてハイブリッド樹脂
(1)を得た。GPCによる分子量測定の結果を表1に
示す。
3.8mol、α−メチルスチレンの2量体0.07m
ol、ジクミルパーオキサイド0.1molを使用する
こと以外は、ハイブリッド樹脂の製造例1と同様に反応
させ、ハイブリッド樹脂(2)を得た。GPCによる分
子量測定の結果を表1に示す。
5.0molに代えてマレイン酸4.0molとイタコ
ン酸3.5molを使用すること、ジクミルパーオキサ
イド0.05molに代えてイソブチルパーオキサイド
0.1molを使用すること以外は、ハイブリッド樹脂
の製造例1と同様に反応させ、ハイブリッド樹脂(3)
を得た。GPCによる分子量測定の結果を表1に示す。
ル酸3.0mol、無水トリメリット酸2.0mol、
の替わりに無水トリメリット酸5.2molにしてハイ
ブリッド樹脂の製造例1と同様に反応させ、ハイブリッ
ド樹脂(4)を得た。GPCによる分子量測定の結果を
表1に示す。
シプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン3.6mol、ポリオキシエチレ
ン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン1.6mol、テレフタル酸1.7mo
l、無水トリメリット酸1.1mol、フマル酸2.4
mol及び酸化ジブチル錫0.1gをガラス製4リット
ルの4つ口フラスコに入れ、温度計,撹拌棒,コンデン
サー及び窒素導入管を取りつけマントルヒーター内にお
いた。窒素雰囲気下で、215℃で5時間反応させ、ポ
リエステル樹脂(5)を得た。GPCによる分子量測定
の結果を表1に示す。
シプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン1.6mol、ポリオキシエチレ
ン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン3.3mol、テレフタル酸1.6mo
l、無水トリメリット酸0.3mol、フマル酸3.2
molのモノマー構成で上記と同様に反応させ、ポリエ
ステル樹脂(6)を得た。GPCによる分子量測定の結
果を表1に示す。
2mol、2−エチルヘキシルアクリレート0.23m
ol、ジクミルパーオキサイド0.08mol、酸化ジ
ブチル錫3.2gを、温度計,ステンレス製撹拌棒,流
下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した3リットル
の4つ口フラスコに入れ、マントルヒーター中で、窒素
雰囲気にて225℃の温度で撹拌しつつ反応させ、ビニ
ル系樹脂(7)を得た。GPCによる分子量測定の結果
を表1に示す。
た。
1を調製した。
仕込み、混合しながら非加圧下で昇温させる。最高温度
(ペースト中の溶媒の沸点により必然的に決定される。
この場合は90〜100℃程度)に達した時点で水相中
の顔料が、溶融樹脂相に分配もしくは移行し、これを確
認した後、さらに30分間加熱溶融混練させ、ペースト
中の顔料を充分に移行させる。その後、一旦、ミキサー
を停止させ、熱水を排出した後、さらに130℃まで昇
温させ、約30分間加熱溶融混練を行ない、顔料を分散
させるとともに水分を留去し、該工程を終了した後、冷
却させ、混練物を取り出し第1の混練物を得た。この第
1の混練物の含水量は0.5質量%程度であった。
行い、二軸押出し混練機で温度を100℃に設定し溶融
混練し、冷却後ハンマーミルを用いて約1〜2mm程度
に粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕機
で20μm以下の粒径に微粉砕した。さらに得られた微
粉砕物を分級して、粒度分布における体積平均径が7.
2μmになるように選択してイエロートナー粒子(分級
品)を得た。
て、i−C4H9Si(OCH3)3:25質量部で処理し
た疎水性酸化アルミニウム(BET170m2/g)
を、上記イエロー系樹脂粒子100質量部に対して、
1.0質量部を合せてイエロートナー1とした。
樹脂で表面被覆した磁性フェライトキャリア粒子(平均
粒径45μm)とを、トナー濃度が7質量%になるよう
に混合し、二成分系イエロー現像剤1とした。イエロー
トナー1の処方一覧を表3に示す。
LC−800(キヤノン製)の定着ユニットのオイル塗
布機構を取り外した改造機を用い、単色モードで常温低
湿環境下(23℃/5%)、高温高湿環境下(30℃/
80%)で画像面積比率20%のオリジナル原稿を用い
て、1万枚の耐刷試験と常温常湿度環境下(23℃/6
0%)で定着試験を行った。さらに定着可能領域の評価
については、定着ユニットを手動で定着温度が設定でき
るように改造した。
ルを忠実に再現するイエロー色画像が得られ、色再現性
に優れていた。複写機内での搬送、現像剤濃度検知も良
好で安定した画像濃度が得られた。定着温度設定170
℃にして1万枚の繰り返し複写でも定着ローラーへのオ
フセットはまったく生じなかった。なお、定着ローラー
へのオフセットの発生状況は、繰り返し複写後の定着ロ
ーラーの表面を目視により観察することによって行っ
た。
は、常温低湿環境下(23℃/5%)の1万枚耐久後の
画像を以下の評価基準に基づいて評価した。その結果を
表4に示す。
(日本電色工業社製)を用いて、イエロートナー1を粉
体状態のまま求めた反射率は、波長500nmでは1
7.2%であり、かつ波長600nmでは77.4%で
あった。その結果を表4に示す。
ロー現像剤1をカラー複写機CLC−800(キヤノン
製)の定着ユニットのオイル塗布機構を取り外した改造
機を用い、単色モードで常温低湿環境下(23℃/5
%)で画像を出力した。そのイエロートナー1の色調を
1976年に国際照明委員会(CIE)で規格された表
色系の定義に基づき、定量的に測定した。その際、画像
濃度は1.70に固定し、a*,b*(a*,b*は色
相と彩度を示す色度),L*(明度)を測定した。測定
器にはX−Rite社製分光測色計タイプ938を用
い、観察用光源はC光源、視野角は2°とした。
*=85.7,a*=−6.5,b*=90.1であ
り、プロセスインキの平均的な色調(通称ジャパンカラ
ー)にほぼ一致し(Δ=1.3)、目標とするものが得
られた。得られた色度とジャパンカラー標準チャートと
のΔEを算出し、以下の評価基準に基づいて評価した。
その結果を表4に示す。
成したカラー画像をオーバーヘッドプロジェクター(O
HP)に投影したOHT画像の透明性も良好なものであ
った。
については、市販のオーバーヘッドプロジェクターを用
いて、トランスペアレンシーフィルムに形成したカラー
画像を投影して、以下の評価基準に基づいて評価した。
その結果を表4に示す。
る。(良) B:若干明暗ムラがあるものの、実用上問題ない。
(可) C:明暗ムラがあり、色再現性に乏しい。(不可)
耐光性をJISK7102にほぼ準じて確認したとこ
ろ、400時間光照射後の画像もほぼ初期と同様の画像
濃度(1.66)を示し、色相変化もほとんど見られな
かった(ΔE=2.8)。なお光源にはカーボンアーク
ランプを使用した。耐光性の評価基準は、光照射前後の
画像よりΔE値を求め定量的に評価した。その結果を表
4に示す。
果、良好なデータを示した。すなわち、サンプルトナー
の耐ブロッキング性に関しては、50℃のオーブン内に
て2週間放置することにより評価した。評価としては目
視による凝集性のレベルより判定した。その結果を表4
に示す。
(2)を使用し、化合物(2)群の顔料をC.I.ピグ
メントイエロー110(0.5質量部)に変更したこと
以外は実施例1とほぼ同様にして、イエロートナー2を
作製し、同様にしてイエロー現像剤2を得た。トナーの
処方を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4
に示す。
えて、ハイブリッド樹脂(3)を使用し、化合物(2)
群の顔料をC.I.ピグメントイエロー139(1.0
質量部)に変更したこと以外は実施例1とほぼ同様にし
て、イエロートナー3を作製し、同様にしてイエロー現
像剤3を得た。トナーの処方を表3に、物性測定結果及
び評価結果の一覧を表4に示す。
えて、ポリエステル樹脂(5)を使用し、化合物(1)
群の顔料を10.0質量部に変更し、化合物(2)群の
顔料をC.I.ピグメントイエロー110(0.2質量
部)に変更したこと以外は実施例1とほぼ同様にして、
イエロートナー4を作製し、同様にしてイエロー現像剤
4を得た。トナーの処方を表3に、物性測定結果及び評
価結果の一覧を表4に示す。
えて、ビニル樹脂(7)を使用し、化合物(2)群の部
数を3.0質量部に変更したこと以外は実施例1とほぼ
同様にして、イエロートナー5を作製し、同様にしてイ
エロー現像剤5を得た。トナーの処方を表3に、物性測
定結果及び評価結果の一覧を表4に示す。
I.ピグメントイエロー17(7.0質量部)に変更
し、化合物(2)群の部数を1.3質量部に変更し、使
用するワックスを(A)から(B)に変更したこと以外
は実施例1とほぼ同様にして、イエロートナー6を作製
し、同様にしてイエロー現像剤6を得た。トナーの処方
を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示
す。
I.ピグメントイエロー62(12.0質量部)に変更
し、化合物(2)群の部数を1.0質量部に変更し、使
用するワックスを(A)から(D)に変更したこと以外
は実施例1とほぼ同様にして、イエロートナー7を作製
し、同様にしてイエロー現像剤7を得た。トナーの処方
を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示
す。
I.ピグメントイエロー74(7.0質量部)に変更
し、化合物(2)群の部数を0.7質量部に変更し、使
用するワックスを(A)から(C)に変更したこと以外
は実施例1とほぼ同様にして、イエロートナー8を作製
し、同様にしてイエロー現像剤8を得た。トナーの処方
を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示
す。
I.ピグメントイエロー93に変更し、化合物(2)群
の部数を0.8質量部に変更したこと以外は実施例1と
ほぼ同様にして、イエロートナー9を作製し、同様にし
てイエロー現像剤9を得た。トナーの処方を表3に、物
性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示す。
C.I.ピグメントイエロー97に変更し、化合物
(2)群の部数を0.7質量部に変更したこと以外は実
施例1とほぼ同様にして、イエロートナー10を作製
し、同様にしてイエロー現像剤10を得た。トナーの処
方を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に
示す。
C.I.ピグメントイエロー168(11.0質量部)
に変更し、化合物(2)群の部数を1.2質量部に変更
したこと以外は実施例1とほぼ同様にして、イエロート
ナー11を作製し、同様にしてイエロー現像剤11を得
た。トナーの処方を表3に、物性測定結果及び評価結果
の一覧を表4に示す。
えてハイブリッド樹脂(4)を使用し、化合物(2)群
を全く使用しない顔料単独系であること以外は、実施例
1とほぼ同様にしてイエロートナー12を作製し、同様
にしてイエロー現像剤13を得た。トナーの処方を表3
に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示す。
な樹脂からなり、その結果80℃におけるG’も大きく
なり非常に硬いトナーとなった。また、化合物(2)群
の顔料を併用していないため、トナーの粉体状態での色
度も緑味に寄り、結果として出力画像もプロセスインキ
の色調から大幅に外れた。また、本トナーではOHPの
透過性が悪く、低温定着性も著しく悪化した。
えてポリエステル樹脂(6)を使用し、化合物(1)群
を全く使用せず、化合物(2)群のC.I.ピグメント
イエロー147を単独で6.0質量部使用したこと以外
は、実施例1とほぼ同様にしてイエロートナー13を作
製し、同様にしてイエロー現像剤13を得た。トナーの
処方を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4
に示す。
な樹脂からなり、その結果80℃におけるG’も小さい
値を示し、定着試験において、低い温度(140℃)で
上ローラーへ巻きついてしまった。また、化合物(1)
群の顔料を単独で使用しているため、トナーの粉体状態
での色度も赤味に寄り、結果として出力画像もプロセス
インキの色調から大幅に外れた。
5質量部に変更し、化合物(2)群の顔料を3.5質量
部に変更したこと以外は、実施例1とほぼ同様にしてイ
エロートナー14を作製し、同様にしてイエロー現像剤
14を得た。トナーの処方を表3に、物性測定結果及び
評価結果の一覧を表4に示す。
顔料に対する化合物(2)群の顔料比が大きいため、相
対的にトナーの粉体状態での色度も赤味に寄り、結果と
して出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外れ
た。
5質量部に変更し、化合物(2)群の顔料をC.I.ピ
グメントイエロー110(4.0質量部)に変更したこ
と以外は、実施例1とほぼ同様にしてイエロートナー1
5を作製し、同様にしてイエロー現像剤15を得た。ト
ナーの処方を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧
を表4に示す。
顔料に対する化合物(2)群の顔料比が大きいため、相
対的にトナーの粉体状態での色度も赤味に寄り、結果と
して出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外れ
た。
I.ピグメントイエロー139(3.5質量部)に変更
したこと以外は、実施例1とほぼ同様にしてイエロート
ナー16を作製し、同様にしてイエロー現像剤16を得
た。トナーの処方を表3に、物性測定結果及び評価結果
の一覧を表4に示す。
顔料に対する化合物(2)群の顔料比が大きいため、相
対的にトナーの粉体状態での色度も赤味に寄り、結果と
して出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外れ
た。
部に変更し、化合物(2)群を1.8質量部に変更し、
ワックスを全く添加しなかったこと以外は、実施例1と
ほぼ同様にしてイエロートナー17を作製し、同様にし
てイエロー現像剤17を得た。トナーの処方を表3に、
物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示す。
(2)の顔料合計含有量が少ないため、濃度が薄いとい
う問題が生じた。また、ワックスを使用していないた
め、定着温度領域も大幅に縮小した。
部に変更し、化合物(2)群を1.0質量部に変更し、
ワックスを(A)から(E)に変更したこと以外は、実
施例1とほぼ同様にしてイエロートナー18を作製し、
同様にしてイエロー現像剤18を得た。トナーの処方を
表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示
す。
(2)群の顔料合計含有量が少ないため、濃度が薄いと
いう問題が生じた。また、ワックス(E)は融点が高
く、定着ローラニップ部にワックスが有効に染み出して
こないため、定着温度領域も大幅に縮小した。
部に変更し、化合物(2)群をC.I.ピグメントイエ
ロー110(0.5質量部)に変更したこと以外は、実
施例1とほぼ同様にしてイエロートナー19を作製し、
同様にしてイエロー現像剤19を得た。トナーの処方を
表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に示
す。
量部に変更し、化合物(2)群を3.5質量部に変更し
たこと以外は、実施例1とほぼ同様にしてイエロートナ
ー20を作製し、同様にしてイエロー現像剤20を得
た。トナーの処方を表3に、物性測定結果及び評価結果
の一覧を表4に示す。イエロートナー20は、化合物
(1)群と(2)群の顔料合計含有量が多いため、濃度
は十分であるが彩度が悪くなり、濃度が高い領域で赤味
にシフトしてしまうため、結果として出力画像もプロセ
スインキの色調から大幅に外れた。
グメントイエロー17(16質量部)に変更し、化合物
(2)群をC.I.ピグメントイエロー110(1.0
質量部)に変更したこと以外は、実施例1とほぼ同様に
してイエロートナー21を作製し、同様にしてイエロー
現像剤21を得た。トナーの処方を表3に、物性測定結
果及び評価結果の一覧を表4に示す。
合物(3)群としてC.I.ピグメントブルー15:3
(4.0質量部)を使用し、化合物(2)群に代えて化
合物(4)群としてC.I.ピグメントグリーン7
(0.25質量部)に変更したこと以外は実施例1とほ
ぼ同様にして、シアントナー1を作製し、同様にしてシ
アン現像剤1を得た。トナーの処方を表5に、物性測定
結果及び評価結果の一覧を表6に示す。
替えて、ハイブリッド樹脂(2)を使用し、化合物
(4)群の顔料を0.4質量部に変更したこと以外は実
施例12とほぼ同様にして、シアントナー2を作製し、
同様にしてシアンー現像剤2を得た。トナーの処方を表
5に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表6に示す。
替えて、ハイブリッド樹脂(3)を使用し、化合物
(4)群の顔料0.1質量部に変更したこと以外は実施
例12とほぼ同様にして、シアントナー3を作製し、同
様にしてシアン現像剤3を得た。トナーの処方を表5
に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表6に示す。
替えて、ポリエステル樹脂(5)を使用し、化合物
(3)群の顔料を5.0質量部に変更し、化合物(4)
群の顔料を0.5質量部に変更したこと以外は実施例1
2とほぼ同様にして、シアントナー4を作製し、同様に
してシアン現像剤4を得た。トナーの処方を表5に、物
性測定結果及び評価結果の一覧を表6に示す。
替えて、ビニル樹脂(7)を使用し、化合物(3)群の
部数を6.0質量部に変更し、化合物(4)群の部数を
0.2質量部に変更したこと以外は実施例12とほぼ同
様にして、シアントナー5を作製し、同様にしてシアン
現像剤5を得た。トナーの処方を表5に、物性測定結果
及び評価結果の一覧を表6に示す。
C.I.ピグメントブルー15:4(4.0質量部)に
変更し、使用するワックスを(A)から(B)に変更し
たこと以外は実施例12とほぼ同様にして、シアントナ
ー6を作製し、同様にしてシアン現像剤6を得た。トナ
ーの処方を表5に、物性測定結果及び評価結果の一覧を
表6に示す。
から(D)に変更したこと以外は実施例12とほぼ同様
にして、シアントナー7を作製し、同様にしてシアン現
像剤7を得た。トナーの処方を表5に、物性測定結果及
び評価結果の一覧を表6に示す。
から(C)に変更したこと以外は実施例12とほぼ同様
にして、シアントナー8を作製し、同様にしてシアン現
像剤8を得た。トナーの処方を表5に、物性測定結果及
び評価結果の一覧を表6に示す。
ない顔料単独系であること以外は、実施例12とほぼ同
様にしてシアントナー9を作製し、同様にしてシアン現
像剤9を得た。トナーの処方を表5に、物性測定結果及
び評価結果の一覧を表6に示す。
脂からなり、その結果80℃におけるG’も大きくなり
非常に硬いトナーとなった。また、化合物(4)群の顔
料を併用していない単独系のため、トナーの粉体状態で
の色度も青味に寄り過ぎ、結果として出力画像もプロセ
スインキの色調から大幅に外れた。
えてポリエステル樹脂(6)を使用し、化合物(3)群
を全く使用せず、化合物(4)群のC.I.ピグメント
グリーン7を単独で4.0質量部使用したこと以外は、
実施例12とほぼ同様にしてシアントナー10を作製
し、同様にしてシアン現像剤10を得た。トナーの処方
を表5に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表6に示
す。
樹脂からなり、その結果80℃におけるG’も小さい値
を示し、定着試験において、低い温度(140℃)で上
ローラーへ巻きついてしまった。また、化合物(4)群
の顔料を単独で使用しているため、トナーの粉体状態で
の色度も緑味に寄り、結果として出力画像もプロセスイ
ンキの色調から大幅に外れた。
I.ピグメントグリーン36に変更したこと以外は、実
施例12とほぼ同様にしてシアントナー11を作製し、
同様にしてシアン現像剤11を得た。トナーの処方を表
5に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表6に示す。
I.ピグメントグリーン36を使用しているため、帯電
維持性が不安定であり、耐久時における濃度が大幅に低
下した。また、結果として出力画像もプロセスインキの
色調から大幅に外れた。
5質量部に変更したこと以外は、実施例12とほぼ同様
にしてシアントナー12を作製し、同様にしてシアン現
像剤12を得た。トナーの処方を表5に、物性測定結果
及び評価結果の一覧を表6に示す。
料に対する化合物(4)群の顔料比が大きいため、相対
的にトナーの粉体状態での色度も緑味に寄り過ぎ、結果
として出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外れ
た。
C.I.ピグメントイエロー15:4(3.5質量部)
に変更し、化合物(4)群の顔料を0.5質量部に変更
し、ワックスを全く添加しなかったこと以外は、実施例
12とほぼ同様にしてシアントナー13を作製し、同様
にしてシアン現像剤13を得た。トナーの処方を表5
に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表6に示す。
料に対する化合物(4)群の顔料比が大きいため、相対
的にトナーの粉体状態での色度も緑味に寄り過ぎ、結果
として出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外れ
た。
部に変更し、化合物(4)群を0.4質量部に変更し、
ワックス(A)をワックス(E)に変更したこと以外
は、実施例12とほぼ同様にしてシアントナー14を作
製し、同様にしてシアン現像剤14を得た。トナーの処
方を表3に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表4に
示す。
(4)群の顔料合計含有量が多いため、濃度は十分であ
るが彩度が悪くなり、濃度が高い領域で青味にシフトし
てしまうため、結果として出力画像もプロセスインキの
色調から大幅に外れた。また、ワックス(E)は融点が
高く、定着ローラニップ部にワックスが有効に染み出し
てこないため、定着温度領域も大幅に縮小した。
部に変更し、化合物(4)群を0.2質量部に変更した
こと以外は、実施例12とほぼ同様にしてシアントナー
15を作製し、同様にしてシアン現像剤15を得た。ト
ナーの処方を表5に、物性測定結果及び評価結果の一覧
を表6に示す。
(4)群の顔料合計含有量が少ないため、濃度が薄いと
いう問題が生じた。
合物(5)群としてC.I.ピグメントレッド57:1
(6.0質量部)を使用し、化合物(2)群に代えて化
合物(6)群としてC.I.ピグメントレッド122
(1.5質量部)に変更したこと以外は実施例1とほぼ
同様にして、マゼンタトナー1を作製し、同様にしてマ
ゼンタ現像剤1を得た。トナーの処方を表7に、物性測
定結果及び評価結果の一覧を表8に示す。
替えて、ハイブリッド樹脂(2)を使用し、化合物
(5)群の顔料を5.0質量部に変更し、化合物(6)
群の顔料を1.0質量部に変更したこと以外は実施例2
0とほぼ同様にして、マゼンタトナー2を作製し、同様
にしてマゼンタ現像剤2を得た。トナーの処方を表7
に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表8に示す。
替えて、ハイブリッド樹脂(3)を使用し、化合物
(5)群の顔料5.0質量部に変更し、化合物(6)群
の顔料を2.0質量部に変更したことたこと以外は実施
例20とほぼ同様にして、マゼンタトナー3を作製し、
同様にしてマゼンタ現像剤3を得た。トナーの処方を表
7に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表8に示す。
替えて、ポリエステル樹脂(5)を使用し、化合物
(5)群の顔料をC.I.ピグメントレッド5(7.0
質量部)に変更し、化合物(6)群の部数を3.0質量
部に変更したこと以外は実施例20とほぼ同様にして、
マゼンタトナー4を作製し、同様にしてマゼンタ現像剤
4を得た。トナーの処方を表7に、物性測定結果及び評
価結果の一覧を表8に示す。
替えて、ビニル樹脂(7)を使用し、化合物(5)群の
顔料をC.I.ピグメントレッド146(5.0質量
部)に変更したこと以外は実施例20とほぼ同様にし
て、マゼンタトナー5を作製し、同様にしてマゼンタ現
像剤5を得た。トナーの処方を表7に、物性測定結果及
び評価結果の一覧を表8に示す。
C.I.ピグメントレッド238(6.0質量部)に変
更し、化合物(6)群の部数を0.5質量部に変更し、
使用するワックスを(A)から(B)に変更したこと以
外は実施例20とほぼ同様にして、マゼンタトナー6を
作製し、同様にしてマゼンタ現像剤6を得た。トナーの
処方を表7に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表8
に示す。
C.I.ピグメントレッド254(6.0質量部)に変
更し、化合物(6)群の部数を2.5質量部に変更し、
使用するワックスを(A)から(D)に変更したこと以
外は実施例20とほぼ同様にして、マゼンタトナー7を
作製し、同様にしてマゼンタ現像剤7を得た。トナーの
処方を表7に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表8
に示す。
C.I.ピグメントバイオレット19(6.0質量部)
に変更し、化合物(6)群の部数を2.0質量部に変更
し、使用するワックスを(A)から(C)に変更したこ
と以外は実施例20とほぼ同様にして、マゼンタトナー
8を作製し、同様にしてマゼンタ現像剤8を得た。トナ
ーの処方を表7に、物性測定結果及び評価結果の一覧を
表8に示す。
しない顔料単独系であること以外は、実施例20とほぼ
同様にしてマゼンタトナー9を作製し、同様にしてマゼ
ンタ現像剤9を得た。トナーの処方を表7に、物性測定
結果及び評価結果の一覧を表8に示す。
な樹脂からなり、その結果80℃におけるG’も大きく
なり非常に硬いトナーとなった。また、化合物(6)群
の顔料を併用していない単独系のため、トナーの粉体状
態での色度も赤味に寄り過ぎ、結果として出力画像もプ
ロセスインキの色調から大幅に外れた。
替えてポリエステル樹脂(6)を使用し、化合物(5)
群を全く使用せず、化合物(6)群のC.I.ピグメン
トレッド122を単独で6.0質量部使用したこと以外
は、実施例20とほぼ同様にしてマゼンタトナー10を
作製し、同様にしてマゼンタ現像剤10を得た。トナー
の処方を表7に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表
8に示す。
な樹脂からなり、その結果120〜180℃における
G’も小さい値を示し、定着試験において、低い温度
(140℃)で上ローラーへ巻きついてしまった。ま
た、化合物(6)群の顔料を単独で使用しているため、
トナーの粉体状態での色度も青味に寄り、結果として出
力画像もプロセスインキの色調から大幅に外れた。
5.5質量部に変更し、化合物(6)群の顔料を5.5
質量部に変更したこと以外は、実施例20とほぼ同様に
してマゼンタトナー11を作製し、同様にしてマゼンタ
現像剤11を得た。トナーの処方を表7に、物性測定結
果及び評価結果の一覧を表8に示す。
顔料に対する化合物(6)群の顔料比が大きいため、相
対的にトナーの粉体状態での色度も青味に寄り過ぎ、結
果として出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外
れた。
C.I.ピグメントレッド5(5.0質量部)に変更
し、化合物(6)群の顔料を3.0質量部に変更したこ
と以外は、実施例20とほぼ同様にしてマゼンタトナー
12を作製し、同様にしてマゼンタ現像剤12を得た。
トナーの処方を表7に、物性測定結果及び評価結果の一
覧を表8に示す。
顔料に対する化合物(6)群の顔料比が大きいため、相
対的にトナーの粉体状態での色度も青味に寄り過ぎ、結
果として出力画像もプロセスインキの色調から大幅に外
れた。
部に変更し、化合物(6)群を0.5質量部に変更した
こと以外は、実施例20とほぼ同様にしてマゼンタトナ
ー13を作製し、同様にしてマゼンタ現像剤13を得
た。トナーの処方を表7に、物性測定結果及び評価結果
の一覧を表8に示す。マゼンタトナー13は、化合物
(5)群と(6)群の顔料合計含有量が少ないため、濃
度が薄いという問題が生じた。また、彩度のない陳腐な
出力画像であった。
量部に変更し、化合物(6)群を1.0質量部に変更
し、ワックスを(A)から(E)に変更したこと以外
は、実施例20とほぼ同様にしてマゼンタトナー14を
作製し、同様にしてマゼンタ現像剤14を得た。トナー
の処方を表7に、物性測定結果及び評価結果の一覧を表
8に示す。マゼンタトナー14は、化合物(5)群と
(6)群の顔料合計含有量が少ないため、濃度が薄いと
いう問題が生じた。また、彩度のない陳腐な出力画像で
あった。
部に変更し、化合物(6)群を2.5質量部に変更した
こと以外は、実施例20とほぼ同様にしてマゼンタトナ
ー15を作製し、同様にしてマゼンタ現像剤15を得
た。トナーの処方を表7に、物性測定結果及び評価結果
の一覧を表8に示す。マゼンタトナー15は、化合物
(5)群と(6)群の顔料合計含有量が多いため、濃度
は十分であるが彩度が悪くなり、濃度が高い領域で赤味
にシフトしてしまうため、結果として出力画像もプロセ
スインキの色調から大幅に外れた。
量部に変更し、化合物(6)群を1.5質量部に変更し
たこと以外は、実施例20とほぼ同様にしてマゼンタト
ナー16を作製し、同様にしてマゼンタ現像剤16を得
た。トナーの処方を表7に、物性測定結果及び評価結果
の一覧を表8に示す。マゼンタトナー16は、化合物
(5)群と(6)群の顔料合計含有量が多いため、濃度
は十分であるが彩度が悪くなり、濃度が高い領域で赤味
にシフトしてしまうため、結果として出力画像もプロセ
スインキの色調から大幅に外れた。
トナー1を用い、2次色の出力画像である緑の色度を測
定した。その結果、a*=−70.5,b*=22.9
であり、プロセスインキの緑の色相とほぼ一致し、彩
度、画像濃度、OHT透過性ともに満足できる画像が得
られた。
タトナー1を用い、2次色の出力画像である赤の色度を
測定した。その結果、a*=67.5,b=45.0で
あり、プロセスインキの赤の色相とほぼ一致し、彩度、
画像濃度、OHT透過性ともに満足できる画像が得られ
た。
トナー1を用い、2次色の出力画像である青の色度を測
定した。その結果、a*=22.3,b=−49.3で
あり、プロセスインキの青の色相とほぼ一致し、彩度、
画像濃度、OHT透過性ともに満足できる画像が得られ
た。
トナー9を用い、2次色の出力画像である緑の色度を測
定した。その結果、a*=−60.9,b*=23.6
であり、プロセスインキの緑の色相から大きく外れた。
タトナー10を用い、2次色の出力画像である赤の色度
を測定した。その結果、a*=72.1,b*=36.
3であり、プロセスインキの赤の色相から大きく外れ
た。
タトナー1を用い、2次色の出力画像である青の色度を
測定した。その結果、a*=−6.2,b=−50.1
であり、プロセスインキの青の色相から大きく外れた。
トナー11を用いると、2次色の出力画像である緑の再
現性は充分確保することができるが、そのシアントナー
11に最も青味の強いマゼンタトナー4を組み合わせて
も、青の彩度はプロセスインキの青に遠くおよばず、そ
のときのa*=22.3,b=−39.9であった。
タトナー11を用いると、2次色の出力画像である赤の
再現性は充分確保することができるが、そのマゼンタト
ナー11に最も青味の強いシアントナー3を組み合わせ
ても、青の彩度はプロセスインキの青に遠くおよばず、
そのときのa*=24.2,b=−38.2であった。
トナー1及びマゼンタトナー1を用いて未定着のフルカ
ラー画像の形成を行い、実施例1で用いたカラー複写機
を用いて、フルカラー定着画像を得た。その結果、淡い
色の色再現性も優れ、良好な結果が得られた。
か、又は、オイルの使用量を少なくした加熱加圧定着手
段においても耐高温オフセット性に優れ、かつ、高温環
境下における長期保存安定性と低温定着性の両立を達成
し、プロセスインキの色調(色再現範囲)をカバーする
ことができるイエロートナー、シアントナー、マゼンタ
トナーを使用したカラートナーキット及び電子写真フル
カラー画像形成方法を提供することができる。
置の一例を示す概略図である。
Claims (32)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有す
るイエロートナーにおいて、 縦軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分
布図において、粉体状態のままのトナーとして求めた反
射率が、波長500nmで15乃至20%の範囲であ
り、かつ波長600nmで75乃至80%の範囲である
ことを特徴とするイエロートナー。 - 【請求項2】 イエロー着色剤としては、C.I.ピグ
メントイエロー155、下記一般式(1−1)、(1−
2)、(1−3)又は(1−4)で表される化合物
(1)群から選ばれる化合物と、C.I.ピグメントイ
エロー110、139又は147から選ばれる化合物
(2)群とが、70:30乃至99:1の質量比で、か
つ、該化合物(1)群と化合物(2)群から選ばれる化
合物の合計が結着樹脂100質量部に対して、5乃至1
5質量部含有されていることを特徴とする請求項1に記
載のイエロートナー。 【化1】 (式中、XはCl、CH3又はOCH3を示し、YはH又
はClを示し、RK 2はH、CH3、OCH3又はClを示
し、RK 4はH、CH3、Cl、OCH3又はOC2H5を示
し、RK 5はH又はOCH3又はClを示す。) 【化2】 (式中、RD 2はNO2、CH3、OCH3又はClを示
し、RD 4はCH3、Cl、H、OCH3又はNO2を示
し、RD 5はH又はOCH3を示し、RK 2はH、CH3、C
l又はOCH3を示し、RK 4はH、CH3、Cl、OC2
H5又はNHCOCH3を示し、RK 5はHOCH3又はC
lを示す。) 【化3】 【化4】 (式中、RK 2はH、CH3又はClを示し、RK 4はH又
はOCH3を示し、MはCa又はSrを示す。) - 【請求項3】 化合物(1)群の化合物は、C.I.ピ
グメントイエロー155、17、74、97、93、6
2、168から選ばれた着色剤であることを特徴とする
請求項1又は2に記載のイエロートナー。 - 【請求項4】 該イエロートナーは炭化水素系ワックス
を含有し、該イエロートナー中にトナーの質量を基準と
して0.5〜10質量%含有されている請求項1乃至3
のいずれかに記載のイエロートナー。 - 【請求項5】 該イエロートナーは、示差熱分析(DS
C)測定における吸熱曲線において、温度30〜200
℃の範囲に1個又は複数の吸熱ピークを有し、該吸熱ピ
ーク中の最大吸熱ピークのピーク温度が60〜110℃
の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のイエロートナー。 - 【請求項6】 該イエロートナーの80℃における貯蔵
弾性率(G’80)が1×106〜1×108[dN/
m2]の範囲にあり、140℃における損失切片(ta
nδ)が0.2〜1.5の範囲にあることを特徴とする
請求項1乃至5のいずれかに記載のイエロートナー。 - 【請求項7】 該イエロートナーは、有機金属化合物を
含有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
記載のイエロートナー。 - 【請求項8】 該有機金属化合物は芳香族カルボン酸誘
導体の金属化合物であることを特徴とする請求項7に記
載のイエロートナー。 - 【請求項9】 該芳香族カルボン酸誘導体の金属化合物
が、該芳香族カルボン酸誘導体のアルミニウム化合物で
あることを特徴とする請求項8に記載のイエロートナ
ー。 - 【請求項10】 該結着樹脂は、(a)ポリエステル樹
脂、又は(b)ポリエステルユニットとビニル系共重合
体ユニットを有しているハイブリッド樹脂、又は(c)
ハイブリッド樹脂とビニル系共重合体との混合物、もし
くは、(d)ハイブリッド樹脂とポリエステル樹脂との
混合物のいずれかから選択される樹脂であることを特徴
とする請求項1乃至9のいずれかに記載のイエロートナ
ー。 - 【請求項11】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有
するシアントナーにおいて、 縦軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分
布図において、粉体状態のままのトナーとして求めた反
射率が、波長450nmで30乃至35%の範囲であ
り、かつ波長475nmで35乃至40%の範囲である
ことを特徴とするシアントナー。 - 【請求項12】 シアン着色剤としては下記一般式(3
−1)で表される化合物(3)群と、下記一般式(4−
1)で表される化合物(4)群とが、90:10乃至9
9:1の質量比で、化合物(3)と(4)の合計は結着
樹脂100質量部に対して、3乃至8質量部含有されて
いることを特徴とする請求項11に記載のシアントナ
ー。 【化5】 【化6】 (式中、XはCl又はBrを示す。) - 【請求項13】 化合物(3)群の化合物は、C.I.
ピグメントブルー15:3又は15:4から選ばれ、化
合物(4)群に示される化合物は、C.I.ピグメント
グリーン7であることを特徴とする請求項11又は12
に記載のシアントナー。 - 【請求項14】 該シアントナーは炭化水素系ワックス
を含有し、該シアントナー中にトナーの質量を基準とし
て0.5〜10質量%含有されている請求項11乃至1
3のいずれかに記載のシアントナー。 - 【請求項15】 該シアントナーは、示差熱分析(DS
C)測定における吸熱曲線において、温度30〜200
℃の範囲に1個又は複数の吸熱ピークを有し、該吸熱ピ
ーク中の最大吸熱ピークのピーク温度が60〜110℃
の範囲にあることを特徴とする請求項11乃至14のい
ずれかに記載のシアントナー。 - 【請求項16】 該シアントナーの80℃における貯蔵
弾性率(G’80)が1×106〜1×108[dN/
m2]の範囲にあり、140℃における損失切片(ta
nδ)が0.2〜1.5の範囲にあることを特徴とする
請求項11乃至15のいずれかに記載のシアントナー。 - 【請求項17】 該シアントナーは、有機金属化合物を
含有することを特徴とする請求項11乃至16のいずれ
かに記載のシアントナー。 - 【請求項18】 該有機金属化合物は芳香族カルボン酸
誘導体の金属化合物であることを特徴とする請求項17
に記載のシアントナー。 - 【請求項19】 該芳香族カルボン酸誘導体の金属化合
物が、該芳香族カルボン酸誘導体のアルミニウム化合物
であることを特徴とする請求項18に記載のシアントナ
ー。 - 【請求項20】 該結着樹脂は、(a)ポリエステル樹
脂、又は(b)ポリエステルユニットとビニル系共重合
体ユニットを有しているハイブリッド樹脂、又は(c)
ハイブリッド樹脂とビニル系共重合体との混合物、もし
くは、(d)ハイブリッド樹脂とポリエステル樹脂との
混合物のいずれかから選択される樹脂であることを特徴
とする請求項11乃至19のいずれかに記載のシアント
ナー。 - 【請求項21】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有
するマゼンタトナーにおいて、 縦軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分
布図において、粉体状態のままのトナーとして求めた反
射率が、波長425nmで5乃至10%の範囲であり、
かつ波長675nmで65乃至70%の範囲であること
を特徴とするマゼンタトナー。 - 【請求項22】 マゼンタ着色剤としては、C.I.ピ
グメントバイオレット19、下記一般式(5−1)、
(5−2)又は(5−3)で表される化合物(5)群か
ら選ばれる化合物と、C.I.ピグメントレッド122
とが70:30乃至99:1の質量比で混合されてお
り、 該化合物(5)群とC.I.ピグメントレッド122の
合計は結着樹脂100質量部に対して、4乃至10質量
部含有されていることを特徴とする請求項21に記載の
マゼンタトナー。 【化7】 (式中、RD 2はH又はOCH3を示し、RD 4はH又はC
ONH2を示し、RD 5はH、SO2N(C2H5)2、CO
NHC6H5、CONHC6H5、CONH2又はCONH
C6H4−(p)CONH2を示し、RK 2は、H、OC
H3、CH3又はOC2H 5を示し、RK 4はH、OCH3又
はClを示し、RK 5は、H、OCH3、Cl又はNO2を
示す。) 【化8】 (式中、RD 2はH又はSO3を示し、RD 4はH、Cl又
はCH3を示し、RD 5はH、Cl、CH3、C2H5又はS
O3を示し、MはBa、Ca、Sr、Mn又はMgを示
す。但し、RD 2又はRD 5の一方はSO3である。) 【化9】 (式中、R’はH、CH3、CF3、Cl、Br,N(C
H3)2を示し、R”はCH3又はC2H5を示す。) - 【請求項23】 化合物(5)群の化合物は、C.I.
ピグメントバイオレット19の他にC.I.ピグメント
レッド5、146、238、57:1、254から選ば
れた着色剤であることを特徴とする請求項21又は22
に記載のマゼンタトナー。 - 【請求項24】 該マゼンタトナーは炭化水素系ワック
スを含有し、該マゼンタトナー中にトナーの質量を基準
として0.5〜10質量%含有されている請求項21乃
至23のいずれかに記載のマゼンタトナー。 - 【請求項25】 該マゼンタトナーは、示差熱分析(D
SC)測定における吸熱曲線において、温度30〜20
0℃の範囲に1個又は複数の吸熱ピークを有し、該吸熱
ピーク中の最大吸熱ピークのピーク温度が60〜110
℃の範囲にあることを特徴とする請求項21乃至24の
いずれかに記載のマゼンタトナー。 - 【請求項26】 該マゼンタトナーの80℃における貯
蔵弾性率(G’80)が1×106〜1×108[dN/m
2]の範囲にあり、140℃における損失切片(tan
δ)が0.2〜1.5の範囲にあることを特徴とする請
求項21乃至25のいずれかに記載のマゼンタトナー。 - 【請求項27】 該マゼンタ−トナーは、芳香族カルボ
ン酸誘導体の金属化合物を含有していることを特徴とす
る請求項21乃至26のいずれかに記載のマゼンタトナ
ー。 - 【請求項28】 該有機金属化合物は芳香族カルボン酸
誘導体の金属化合物であることを特徴とする請求項27
に記載のマゼンタトナー。 - 【請求項29】 該芳香族カルボン酸誘導体の金属化合
物が、該芳香族カルボン酸誘導体のアルミニウム化合物
であることを特徴とする請求項28に記載のマゼンタト
ナー。 - 【請求項30】 該結着樹脂は、(a)ポリエステル樹
脂、又は(b)ポリエステルユニットとビニル系共重合
体ユニットを有しているハイブリッド樹脂、又は(c)
ハイブリッド樹脂とビニル系共重合体との混合物、もし
くは、(d)ハイブリッド樹脂とポリエステル樹脂との
混合物のいずれかから選択される樹脂であることを特徴
とする請求項21乃至29のいずれかに記載のマゼンタ
トナー。 - 【請求項31】 イエロートナー、シアントナー、マゼ
ンタトナーを有するフルカラー画像形成方法に用いられ
るカラートナーキットにおいて、イエロートナーが、縦
軸を反射率(%)、横軸を波長(nm)とした分光分布
図において、粉体状態のままのトナーとして求めた反射
率が、波長500nmで15乃至20%の範囲であり、
かつ波長600nmで75乃至80%の範囲であること
を特徴とするイエロートナーであり、 シアントナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波長(n
m)とした分光分布図において、粉体状態のままのトナ
ーとして求めた反射率が、波長450nmで30乃至3
5%の範囲であり、かつ波長475nmで35乃至40
%の範囲であることを特徴とするシアントナーであり、 マゼンタトナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波長
(nm)とした分光分布図において、粉体状態のままの
トナーとして求めた反射率が、波長425nmで5乃至
10%の範囲であり、かつ波長675nmで65乃至7
0%の範囲であることを特徴とするマゼンタトナーであ
ることを特徴とするカラートナーキット。 - 【請求項32】 イエロートナー画像、シアントナー画
像及びマゼンタトナー画像を少なくとも有する転写材を
加熱加圧定着手段を通して、イエロートナー画像、シア
ントナー画像、及びマゼンタトナー画像を転写材に加熱
加圧定着して転写材にフルカラー画像を形成する工程を
有するフルカラー画像形成方法であり、 イエロートナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波長
(nm)とした分光分布図において、粉体状態のままの
トナーとして求めた反射率が、波長500nmで15乃
至20%の範囲であり、かつ波長600nmで75乃至
80%の範囲であることを特徴とするイエロートナーで
あり、 シアントナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波長(n
m)とした分光分布図において、粉体状態のままのトナ
ーとして求めた反射率が、波長450nmで30乃至3
5%の範囲であり、かつ波長475nmで35乃至40
%の範囲であることを特徴とするシアントナーであり、 マゼンタトナーが、縦軸を反射率(%)、横軸を波長
(nm)とした分光分布図において、粉体状態のままの
トナーとして求めた反射率が、波長425nmで5乃至
10%の範囲であり、かつ波長675nmで65乃至7
0%の範囲であることを特徴とするマゼンタトナーであ
ることを特徴とするフルカラー画像形成方法。
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